JP5860110B1 - アクセスポイント、位置情報取得方法、コンピュータプログラム及び位置情報取得システム - Google Patents
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Abstract
Description
一方で、公衆無線LAN(Local Area Network)の普及が進んでいる。従来の携帯電話回線網により通信する端末に加えて、公衆無線LANにより通信を行う端末からも位置情報を取得することにより、より多くの利用者に上記サービスを提供することが可能となる。特許文献1には、端末の位置情報を、端末付近に位置する他の装置から取得する技術が提案されている。
図1は、第1実施形態の位置情報取得システム1のシステム構成を示すシステム構成図である。
位置情報取得システム1は、端末2、アクセスポイント3、サーバ4及びネットワーク5を備える。
端末2は、位置情報取得システム1が位置情報を取得する対象の無線通信端末である。端末2は、アクセスポイント3に無線LANで接続する。
アクセスポイント3は、端末2を自装置のネットワークに収容するアクセスポイントである。アクセスポイント3は、収容する端末2の通信を上位ネットワークに中継する。
サーバ4(位置情報取得装置)は、端末2の位置情報を管理するサーバである。サーバ4はネットワーク5を介してアクセスポイント3と通信する。
ネットワーク5は、アクセスポイント3とサーバ4との間のネットワークである。例えば、ネットワーク5は、LANやWAN(Wide Area Network)、インターネット、NGN(Next Generation Network)等のネットワークである。
アクセスポイント3は、自装置の無線ネットワークの存在を通知するビーコン信号を自装置周辺の端末に対して定期的に送信している(ステップS101)。端末2は、ビーコン信号を受信すると、送信元のアクセスポイント3にプローブリクエストを送信する(ステップS102)。このプローブリクエストにより、端末2はアクセスポイント3に対し、アクセスポイント3のネットワークが自装置に設定されたESS−ID(Extended Service Set Identifier)が示すネットワークであるか否かを問い合わせる。アクセスポイント3は、プローブリクエストにより通知されたESS−IDが自装置のネットワークを示す場合、端末2にプローブレスポンスを送信する(ステップS103)。このとき、アクセスポイント3は、プローブリクエストにより通知されたESS−IDが自装置のネットワークを示すものでない場合、端末2にプローブレスポンスを送信しない。
端末2は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、端末プログラムを実行する。端末2は、端末プログラムの実行によって通信部21及び制御部22を備える装置として機能する。なお、端末2の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御部22は、端末2のアクセスポイント3への接続動作を制御する。具体的には、制御部22は、図2に示したシーケンスを実行する。制御部22は、プローブリクエストに自装置の識別情報を含めて送信する。本実施形態では、端末2の識別情報の一例として、制御部22は、通信部21のMAC(Media Access Control)アドレスをプローブリクエストに含める。
図4は、『IEEE802.11(2012)8.3.3.9 Probe Request frame format Table 8-26−Probe Request frame body』にて規定されたプローブリクエストのフレームフォーマットを示す。図4において、項目はプローブリクエストを構成する各データの内容を表す。項目番号は、各項目の説明のために付与した番号である。プローブリクエストは、項目番号1〜15が示す各項目のデータで構成される。項目1〜14の各項目は、上記規定により標準化された内容が設定されるべき項目である。項目15は、各ベンダーが任意のデータを含めることが許された項目である。端末2の制御部22は、MACアドレスを項目15のデータに含めてプローブリクエストを送信する。
アクセスポイント3は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、アクセスポイントプログラムを実行する。アクセスポイント3は、アクセスポイントプログラムの実行によって第1通信部31、第2通信部32、位置情報記憶部33及び制御部34を備える装置として機能する。なお、アクセスポイント3の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。アクセスポイントプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。アクセスポイントプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
第2通信部32は、LAN等の通信インターフェースを用いて構成される。第2通信部32は、上位ネットワークとの間で通信する。図1の例では、サーバ4及びネットワーク5が上位ネットワークに当たり、これらに接続される装置やネットワークも上位ネットワークに含まれる。
位置情報記憶部33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。位置情報記憶部33は、位置情報テーブル331を記憶する。位置情報テーブル331は、自装置の位置情報を保持するテーブルである。
位置情報テーブル331は、1つの位置情報レコードを有する。位置情報レコードは、APID及び位置情報の値を有する。APIDは、アクセスポイント3の識別情報である。例えば、APIDは、MACアドレスで表されてもよい。位置情報は、アクセスポイント3の位置を示す情報である。例えば、位置情報は緯度及び経度によって表されてもよい。位置情報レコードは、予め管理者によって位置情報テーブル331に登録される。
制御部34は、端末2の自装置への収容を制御する。また、制御部34は、自装置の位置情報を端末2の識別情報とともにサーバ4に送信する。具体的には、制御部34は、端末2のプローブリクエスト(受信データ)から端末2のMACアドレスを取得する。制御部34は、端末2のMACアドレスを識別情報として、自装置の位置情報とともにサーバ4に送信する。
サーバ4は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、サーバプログラムを実行する。サーバ4は、サーバプログラムの実行によって通信部41、端末情報記憶部42、ユーザ位置情報記憶部43及び位置情報取得部44を備える装置として機能する。なお、サーバ4の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。サーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。サーバプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
端末情報記憶部42は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。端末情報記憶部42は、端末情報テーブル421を記憶する。端末情報テーブル421は、端末2と端末2のユーザとの対応を保持するテーブルである。
ユーザ位置情報記憶部43は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。ユーザ位置情報記憶部43は、ユーザ位置情報テーブル431を記憶する。ユーザ位置情報テーブル431は、端末2の位置情報を時刻とともに保持するテーブルである。
端末情報テーブル421は、端末IDごとに端末情報レコードを有する。端末情報レコードは、端末ID及びユーザIDの各値を有する。端末IDは、端末2の識別情報である。ユーザIDは、端末2のユーザの識別情報である。端末情報レコードは、予め管理者によって端末情報テーブル421に登録される。
ユーザ位置情報テーブル431は、ユーザIDごとにユーザ位置情報レコードを有する。ユーザ位置情報レコードは、ユーザID、時刻情報及び端末位置情報の各値を有する。ユーザIDは、端末2のユーザの識別情報である。時刻情報は、端末2の位置情報が取得された時刻を表す。端末位置情報は、時刻情報が示す時刻における端末2の位置を示す情報である。ユーザ位置情報レコードは、位置情報取得部44によってユーザ位置情報テーブル431に登録される。ユーザ位置情報テーブル431は、端末2のユーザごとに保持される。図9の例は、ユーザ位置情報テーブル431が“ユーザA”に関して登録されたテーブルであることを表している。
位置情報取得部44は、アクセスポイント3から端末2の位置情報を取得する。位置情報取得部44は、取得した端末2の位置情報を時刻情報とともにユーザ位置情報テーブル431に登録する。
なお、図10において図2と同様の処理には、図2と同様の符号を付すことによって説明を省略する。また、図10の処理の開始時点において端末2はアクセスポイント3に帰属していない。
まず、アクセスポイント3の制御部34は、図2のステップS101と同様に自装置周辺の端末にビーコン信号(図中のBeacon信号)を定期的に送信している(ステップS101−1〜S101−4)。そして、端末2は、アクセスポイント3の無線通信範囲に移動し、ビーコン信号を受信する(ステップS101−4)。端末2の制御部22は、ビーコン信号を受信すると、プローブリクエストに自装置のMACアドレスを含めてアクセスポイント3に送信する(ステップS201)。
図11において符号3−1〜3−5は複数のアクセスポイント3を表す。符号7−1は、アクセスポイント3−1の通信範囲である。符号7−2は、アクセスポイント3−2の通信範囲である。同様に、符号7−3〜7−5は、それぞれアクセスポイント3−3〜3−5の通信範囲である。符号2−1−1〜2−1−3は、通信範囲7−1の範囲内に位置する端末2である。符号2−2−1及び2−2−2は、通信範囲7−2の範囲内に位置する端末2である。同様に、符号2−3、2−4及び2−5は、それぞれ通信範囲7−3、7−4及び7−5の範囲内に位置する端末2である。
図12は、第2実施形態の位置情報取得システム1aのシステム構成を示すシステム構成図である。
位置情報取得システム1aは、端末2に代えて端末2aを備える点、アクセスポイント3に代えてアクセスポイント3aを備える点、サーバ4に代えてサーバ4aを備える点、認証サーバ6をさらに備える点で第1の実施形態の位置情報取得システム1と異なる。認証サーバ6は、端末2aの認証を行うサーバである。認証サーバ6は、ネットワーク5を介して、アクセスポイント3a及びサーバ4aと通信する。認証サーバ6による端末2aの認証はどのような目的に用いられるものであってもよい。例えば、認証サーバ6は、所定のWebサイトにアクセスする端末を認証するサーバであってもよいし、公衆無線LANサービスを利用する端末を認証するサーバであってもよい。本実施形態では、認証サーバ6は、公衆無線LANサービス(以下、「サービス」という。)を利用する端末を認証するサーバであると仮定して説明する。この場合、アクセスポイント3aは、新たに収容した端末2aに対して、サービスの利用を認証するためにユーザ情報を要求する。
端末2aは、制御部22に代えて制御部22aを備える点、ユーザ認証情報記憶部23をさらに備える点で第1実施形態の端末2と異なる。
制御部22aは、制御部22と同様に端末2aのアクセスポイント3aへの接続動作を制御する。さらに制御部22aは、ユーザ情報記憶部23からユーザ情報を取得する。制御部22aは、アクセスポイント3aの要求に応じてユーザ情報を送信する。
ユーザ情報記憶部23は、ユーザ情報テーブル231を記憶する。ユーザ情報テーブル231はユーザ情報を保持するテーブルである。
ユーザ情報テーブル231は、1つのユーザ情報レコードを有する。ユーザ情報レコードはユーザID及び資格情報の値を有する。ユーザIDは、サービスにおいて割り当てられた利用者の識別情報である。資格情報は、利用者がサービスを利用する際の認証において、ユーザIDとともに認証に用いられる情報である。具体的には、資格情報はユーザIDに対応づけられたパスワードである。端末2aは、このユーザID及び資格情報をユーザ情報としてアクセスポイント3aに送信する。ユーザ情報レコードは、利用者によって予めユーザ情報テーブル231に登録される。
アクセスポイント3aは、制御部34に代えて制御部34aを備える点で第1実施形態のアクセスポイント3と異なる。
制御部34aは、制御部34と同様に端末2aの自装置への収容を制御する。制御部34aは、新たな端末2aを収容すると、収容した端末2aに対してユーザ情報の送信を要求する。制御部34aは、端末2aから取得したユーザ情報を認証サーバ6に送信し、利用者の認証を依頼する。制御部34aは、利用者が認証されると位置情報記憶部33から位置情報を取得する。制御部34aは、取得した自装置の位置情報を端末2aの位置情報として、端末2aのユーザ情報とともにサーバ4に送信する。
サーバ4aは、端末情報記憶部42を備えない点、位置情報取得部44に代えて位置情報取得部44aを備える点で第1実施形態のサーバ4と異なる。
位置情報取得部44aは、アクセスポイント3aから端末2aの位置情報を取得する。位置情報取得部44aは、取得した端末2aの位置情報を時刻情報とともにユーザ位置情報テーブル431に登録する。
認証サーバ6は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、認証サーバプログラムを実行する。認証サーバ6は、認証サーバプログラムの実行によって、通信部61、認証情報記憶部62及び認証部63を備える装置として機能する。
なお、認証サーバ6の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。認証サーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。認証サーバプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
認証情報記憶部62は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。認証情報記憶部62は、認証情報テーブル621を記憶する。認証情報テーブル621は、サービスの利用者の認証情報を保持するテーブルである。認証情報は、サービスの利用者を認証するために必要な情報である。
認証情報テーブル621は、ユーザIDごとに認証情報レコードを有する。認証情報レコードは、ユーザID及び資格情報の各値を有する。ユーザIDは、サービスにおける利用者の識別情報である。資格情報は、利用者の認証においてユーザIDとともに用いられる情報である。認証情報レコードは、認証サーバ6の管理者によって予め認証情報テーブル621に登録される。本実施形態では、認証サーバ6の管理者は、公衆無線LANサービスを提供する事業者である。
なお、図19において図10と同様の処理には、図10と同様の符号を付すことによって説明を省略する。また、図10と同様に図19の処理の開始時点において端末2aはアクセスポイント3aに帰属していない。
端末2aはビーコン信号を受信する(ステップS101−4)と、アクセスポイント3aとの間で図2と同様の処理を行って、アクセスポイント3aに帰属する(ステップS102〜S106)。アクセスポイント3aの制御部34aは、端末2aを自装置に収容すると、端末2aに対してユーザ情報の送信を要求する(ステップS201)。端末2aの制御部22aは、ユーザ情報の送信要求を受けると、ユーザ情報記憶部23を参照しユーザ情報を取得する。制御部22aは、取得したユーザ情報をアクセスポイント3aに送信する(ステップS202)。
Claims (4)
- 自装置から発信されるビーコン信号を受信した端末との間で所定の手順を実行することにより前記端末を自装置のネットワークに収容するアクセスポイントであって、
前記ビーコン信号を受信した前記端末から前記端末が自装置への帰属を要求する帰属要求信号が受信された場合、前記手順を完了する前の段階において、自装置の位置情報を、前記端末の位置情報として、前記端末の位置情報を取得する位置情報取得装置に送信する制御部を備える、
アクセスポイント。 - 自装置から発信されるビーコン信号を受信した端末との間で所定の手順を実行することにより前記端末を自装置のネットワークに収容するアクセスポイントが行う位置情報取得方法であって、
前記ビーコン信号を受信した前記端末から前記端末が自装置への帰属を要求する帰属要求信号が受信された場合、前記手順を完了する前の段階において、自装置の位置情報を、前記端末の位置情報として、前記端末の位置情報を取得する位置情報取得装置に送信する制御ステップを有する、
位置情報取得方法。 - 自装置から発信されるビーコン信号を受信した端末との間で所定の手順を実行することにより前記端末を自装置のネットワークに収容するアクセスポイントが行う位置情報取得方法において、
前記ビーコン信号を受信した前記端末から前記端末が自装置への帰属を要求する帰属要求信号が受信された場合、前記手順を完了する前の段階において、自装置の位置情報を、前記端末の位置情報として、前記端末の位置情報を取得する位置情報取得装置に送信する制御ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。 - 自装置から発信されるビーコン信号を受信した端末との間で所定の手順を実行することにより前記端末を自装置のネットワークに収容し、前記端末の位置情報を位置情報取得装置に送信するアクセスポイントと、前記端末の位置情報を取得する位置情報取得装置とを備える位置情報取得システムであって、
前記アクセスポイントは、前記ビーコン信号を受信した前記端末から前記端末が自装置への帰属を要求する帰属要求信号が受信された場合、前記手順を完了する前の段階において、自装置の位置情報を、前記端末の位置情報として前記位置情報取得装置に送信する制御部を備え、
前記位置情報取得装置は、前記アクセスポイントの位置情報を前記端末の位置情報として取得する位置情報取得部を備える、位置情報取得システム。
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