JP2023031776A - 車両用表示灯の制御装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

車両用表示灯の制御装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Yuichiro Washi
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Abstract

【課題】車両において生成される種々の信号の中で警笛信号が車両用灯具の点灯制御のために未活用である。【解決手段】制御部91は、車両用灯具4,9の発光部5,6,7,8の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させるものであり、車両用灯具4,9が搭載された車両1側から伝送される警笛信号に応じて所定の点灯モードで発光部5,6,7,8を点灯させるように構成される。【選択図】図6

Description

本開示は、車両用表示灯の制御装置、その制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、自車両の速度低下を周囲の車両の運転者に報知する技術が開示されている。同文献の図1乃至図3に示すように、集合化された点灯要素は、収束的又は発散的に点灯し得る。
特表2020-526455号公報
本願発明者らは、車両において生成される種々の信号の中で警笛信号が車両用灯具の点灯制御のために未活用であることを新たに見出した。
本開示の一態様に係る制御装置は、車両用灯具の発光部の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させる制御装置であって、前記車両用灯具が搭載された車両側から伝送される警笛信号に応じて所定の点灯モードで前記発光部を点灯させるように構成される。
幾つかの実施形態においては、制御装置は、前記警笛信号の継続時間に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成される。
幾つかの実施形態においては、制御装置は、前記警笛信号の継続時間が閾値を超えることを示す切換信号に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成される。
幾つかの実施形態においては、制御装置は、前記車両が停止中であることを示す停止信号を受信している最中に前記警笛信号を受信する時、前記所定の点灯モードで前記発光部を点灯させるように構成される。
幾つかの実施形態においては、制御装置は、前記警笛信号を受信すると、先行信号に基づく先行点灯モードでの前記発光部の点灯制御から前記所定の点灯モードでの前記発光部の点灯制御に切り替えるように構成される。
幾つかの実施形態においては、前記先行信号は、ターン信号、自動運転信号、又はヒト又は周囲物検知信号の少なくとも一つである。
幾つかの実施形態においては、制御装置は、前記警笛信号の回数に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成される。前記警笛信号の回数は、一つ目の警笛信号の入力時点から所定時間が経過した時点の判定タイミングで判定され得る。
幾つかの実施形態においては、前記警笛信号は、前記車両の運転手が警笛を鳴らすために警笛スイッチを押すことにより生成されたものである。幾つかの実施形態においては、前記警笛信号は、衝撃検出信号に応じて(例えば、車両システムにより)生成されたものである。
幾つかの実施形態においては、前記所定の点灯モードにおいて、前記発光部が所定の色で点灯し、又は、前記発光部が点滅し、又は、前記発光部における複数の発光領域が所定の順番で点灯し、又は、前記発光部における発光素子のマトリクスがアニメーション表示のために点灯する。発光部は、単一又は異なる色で点灯することができる複数の発光領域を含み得る。
本開示の別態様に係る車両用表示灯の制御方法は、車両用灯具の発光部の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させる制御方法であって、前記車両用灯具が搭載された車両における警笛信号の生成に同期して所定の点灯モードで前記発光部を点灯させる。上述の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムも開示されている。なお、コンピュータプログラムは、非一時的な記録媒体(半導体メモリ、光学ディスク、磁気テープ等)に記憶され得る。
本開示の一態様によれば、警笛信号に応じた車両用灯具の点灯制御を実現することができる。
本開示の一態様に係る車両の前部を示す概略的な前面図である。 本開示の一態様に係る車両の後部を示す概略的な後面図である。 発光部が発光素子のマトリクスとして設けられる例を示す概略図である。 本開示の一態様に係る表示灯の概略的なシステム図である。 点灯制御部の概略的なシステム図である。 制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なタイムチャートである。 制御部によって発光部の色が制御される点灯制御を示す概略的なタイムチャートである。 制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なフローチャートである。 別態様に係る点灯制御部の概略的なシステム図である。 ターン信号と警笛信号を続けて受信する時の制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なタイムチャートである。 自動運転信号と警笛信号を続けて受信する時の制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なタイムチャートである。 ヒト又は周囲物検知信号と警笛信号を続けて受信する時の制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なタイムチャートである。 制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なフローチャートである。 更なる別態様に係る点灯制御部の概略的なシステム図である。 警笛信号の回数に応じて点灯モードが切り替えられることを示す概略的なタイムチャートである。 制御部による発光部の点灯制御を示す概略的なフローチャートである。 衝撃検出信号に応じて警笛信号が生成され、制御部により発光部が点灯制御されることを示す概略的なタイムチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態及び特徴について説明する。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている。各特徴は、本明細書に開示された制御装置にのみ有効であるものではなく、本明細書に開示されていない他の様々な制御装置にも通用する普遍的な特徴として理解される。
図1及び図2に示すように、車両1には車両用灯具として、その前部に左右の前照灯2と、その後部に左右の灯具3が設けられる。更には、前照灯2の追加として一対の表示灯4が設けられる。同様の左右の灯具3の追加として一対の表示灯9が設けられる。前照灯2は、ロービーム及びハイビームを投射可能であり、またターン信号に応じて点滅するターンランプを含む(更に他の種類のランプも含むこともできる)。前照灯2の構成について本分野において公知であり詳細な説明は省略する。
表示灯4は、車両1のグリル部に設けられ、従って、グリル灯と呼ぶこともできる。車両1は、ガソリン車に限らず、電気自動車であっても良く、従って、グリル部は、通風性を有する必要はない。グリル部及びグリル灯の位置及び範囲は図1に示すものに限られない。
灯具3は、車両1のターン信号に同期して点滅するターンランプ、車両1のブレーキ装置に同期して点滅するブレーキランプ、及び他の種類のランプを含むことができる。表示灯9は、その一部が車両1の後部のドア(例えば、ハッチバックドア)に設けられた可動灯と、その残部が車両1のドアに隣接するボディーに設けられた固定灯を含み得る。表示灯4,9の位置及び範囲は、図1及び図2に示すものに限られない。
車両1の前部の表示灯4は、複数の発光領域を含む1以上の発光部5,6を有する。発光部5の発光領域5a,5b,5c,5dと発光部6の発光領域6a,6b,6c,6dが、車幅方向に沿って設けられている。同様、車両1の後部の表示灯9は、1以上の発光領域を含む1以上の発光部7,8を有する。発光部7の発光領域7a,7b,7c,7dと発光部8の発光領域8a,8b,8c,8dが、車幅方向に沿って設けられている。
各発光領域5a,5b,5c,5d,6a,6b,6c,6dには複数の発光素子が上下方向に沿って配置されている。各発光領域7a,7b,7c,7d,8a,8b,8c,8dには複数の発光素子が車幅方向に沿って配置されている。発光領域に設けられる発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)又はLD(Laser Diode)といった半導体発光素子又は他の種類の発光素子である。なお、各発光領域又は発光部は、発光素子に加えて、レンズ、透過窓、リフレクタ等といった光学素子を含むことができる。発光素子からの放射光は、光学素子を介して車両外方に放射される。
発光部5,6,7,8は、発光領域又は発光素子のリニア配列に限られず、図3から理解されるように発光素子のマトリクスを含むことができる。発光素子の個数の増加によって、より複雑又はより高度な点灯表示が可能になる。例えば、アニメーション表示(簡単な例では、所定の点灯模様(例えば、矢印の点灯模様)が車幅方向において車幅中心から外側に移動するようなアニメーション)も可能である。なお、アニメーションの方向性については適宜変更可能である。
本実施形態では、後述の説明から分かるように、車両用灯具が搭載された車両側(例えば、車両システム)から伝送される警笛信号に応じて所定の点灯モードで発光部5,6,7,8が点灯制御される。車両で生成される警笛信号を車両用灯具の制御のために活用することができる。なお、制御対象の灯具は、車両1の前部又は後部又は側面といった任意の位置に設けることができ、図示の位置及び範囲に限られるべきではない。車両側から車両用灯具への警笛信号の伝送のために車両システム、そのサブシステム、又は伝送路を活用することができる。車両システム及びそのサブシステムは、警笛スイッチで生成される警笛信号を車両用灯具の制御部に伝送する。伝送路は、警笛スイッチで生成される警笛信号を車両用灯具の制御部に伝送する。伝送路は、有線又は無線の伝送路のいずれか又はこの組み合わせである。車両システムは、車両1における様々な制御を担うECU(Electronic Control Unit)を含むものである。また、車両システム及びそのサブシステムは、1以上のCPU(Central Processing Unit)を含むものである。
図4を参照して表示灯9の詳細について説明するが、表示灯4も同様に構成可能である。図4に示すように左右一対の表示灯9が設けられる。各表示灯9は、発光部7(又は8)、制御部91、及びオプションのフィルタ切換部94を有する。発光部7の発光素子7e,7f,7g,7hが電源電位とグランド電位の間に並列に接続される。各発光素子は、スイッチSWのオン時に電流が流れて光束を放射する。発光素子からの放射光は、他の光学素子(例えば、リフレクタ)を介して又は介することなく車両1の後方に伝播し、車両1の後続車両の運転手の目に到達可能である。発光部8の発光素子8e,8f,8g,8hについても同様である。
制御部91は、発光部7(又は8)の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させるものであり、具体的には、上述の警笛信号に応じて所定の点灯モードで発光部7(又は8)を点灯させるように構成される。これにより、警笛音の追加として自車両の周囲の他車両の運転手又は歩行者等に視認可能な点灯表示を提示することができ、注意喚起やコミュニケーションの促進が図られる。なお、制御部91は、表示灯に内蔵される必要はなく、表示灯から独立した制御装置として設けることもできる。
警笛信号は、車両1に設けられた警笛ボタンの出力信号又はこれに基づいて生成された信号であり、警音器(ホーン装置と呼んでも良い)の作動を指示する。例えば、運転手の手によって警笛ボタンが押されると、Hレベルの警笛信号が直接又は他の要素(例えば、ECU,CPU等)を介して警音器に伝達されて警音器が作動して警笛が鳴る。運転手が警笛ボタンから手を離すと、警笛信号がLレベルになり、警音器の作動が停止する。幾つかの場合、制御部91は、車両システムから警笛信号を受信する。警笛信号は、車両システムと表示灯の制御部91を通信可能に接続する通信バスを介して伝送される。
オプションとして、制御部91は、速度信号、ターン信号、自動運転信号、ヒト又は周囲物検知信号、及び衝撃検出信号を受信する。速度信号は、車両1の速度を示す信号であり、例えば、車両1又は表示灯9に設けられた速度センサー又は速度算出部から発信される。速度算出部は、車両1の前輪又は後輪の回転速度に基づいて自車両の走行速度を算出して出力する。ターン信号は、車両1の方向指示器から発信される。自動運転信号は、例えば、自動運転スイッチ又は車両1のECUから発信され、車両1が自動運転モードで作動していることを示す。ヒト又は周囲物検知信号は、例えば、ヒト又は周囲物検出装置から発信され、自車両の周囲にヒトが居るか又は物があることを示す。周囲物検出装置としてヒト認識カメラを用いることができる。カメラの取得画像にヒトが写される時、ヒトが認識されて検知信号が出力される。衝撃検出信号は、例えば、車両1の衝撃検出装置から発信され、車両1に衝撃が与えられていることを示す。ヒト又は周囲物検知信号及び/又は衝撃検出信号は、車両のECUを介して又は介することなく制御部91に伝達され得る。
警笛は、様々な状況下で様々な目的のために鳴らされる。例えば、他車両との衝突や接触の回避のために他車両の運転手に対して注意喚起する目的で鳴らされる。見通しの悪い山間部の道路において道路標識に従って警笛が鳴らされる。法令により制限されているか否かを問わず、他車両の運転手とのコミュニケーション(挨拶又は感謝の提示)のためにも鳴らされこともある。従って、警笛は、車両1が走行中であるか停車中であるかに関わらず鳴らされる。更には、警笛の回数及び長さについても様々であり、一回のみ鳴らされる場合、複数回連続して鳴らされる場合、短く鳴らされる場合、及び長く鳴らされる場合が想定される。このような警笛の性質を踏まえて制御部91を構成すると良く、この点は、後述の説明からより具体的になる。
制御部91は、点灯制御部92と駆動部93を含むことができる。点灯制御部92は、CPUとメモリーを含むことができる。メモリーに記憶されたプログラムがCPUで実行されて所望の制御が実現される。換言すれば、点灯制御部92は、プログラムがCPUにより実行されて具現化する機能部である。駆動部93は、デジタル回路、アナログ回路、又はこれらの組み合わせにより構成され、発光素子の点灯のためにスイッチSWに駆動信号(例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号)を供給する。
駆動部93は、点灯制御部92から入力する指令に基づいて、その指令により指定された発光素子が点灯するようにスイッチSWをオンさせ、又は、その指令により指定された順番で発光素子が点灯するようにスイッチSWをオンさせることができる。駆動部93は、スイッチSWに駆動信号を供給してオンさせ、そのスイッチSWに関連付けられた発光素子がオンする。なお、回路構成によってはスイッチSWのオフに同期してLEDをオンさせることも可能である。スイッチSWがオンの時、LEDから光束が放射されて発光領域が点灯する。駆動部93は、PWM信号をスイッチSWに供給することができ、これにより発光領域の明るさも調整可能である。
発光部の発色を変える場合、発光素子の放射光が透過するカラーフィルタを切り替えるフィルタ切換部94を設けることができる。フィルタ切換部94は、例えば、青色のカラーフィルタと赤色のカラーフィルタが設けられたフィルタ板を有し、制御部91の指令に応じてフィルタ板がスライド移動される。これにより赤色光又は青色光を選択的に投光することができる。この方法の他、各発光領域に異なる色の発光素子を設けて選択的に駆動することができる。例えば、各発光部又は発光領域は、お互いに並列接続された白色LEDと特定色LED(例えば、赤色LEDと青色LED)を含み、LEDの点灯状態がスイッチSWのオン・オフにより制御可能である。例えば、発光領域を赤色で点灯させる場合、制御部91は、赤色LEDを選択的に駆動する。発光領域を青色で点灯させる場合、制御部91は、青色LEDを選択的に駆動する。
発光部における点灯パターン(発光領域又は発光素子の点灯順)を変える場合、メモリーのテーブルに事前に記憶させた設定情報を活用することができる。例えば、点灯制御部92(例えば、そのCPU)は、メモリーのテーブルの設定情報にアクセスし、これに基づく指令を駆動部93に提供する。設定情報は、発光素子の発光順を指定する情報を含む。従って、駆動部93は、その設定情報に基づいて所定の点灯パターンが得られるように発光素子を点灯させることができる。この目的のため、駆動部93は、点灯順に配列された発光素子の識別番号を一時的に保持するバッファメモリを含むことができる。
図5に示す場合、点灯制御部92は、モード制御部51、計時部52、及び比較部53を含む。モード制御部51は、警笛信号に応じてモード信号(第1モード信号)を生成すると共に、警笛信号の継続時間に応じてそのモード信号を別のモード信号(第2モード信号)に切り替える。計時部52は、警笛信号の継続時間の決定のために警笛信号の立ち上がりからの経過時間を計測する。比較部53は、計時部の(計測時間を示す)出力値と閾値を比較する。警笛信号の継続時間が長いことは、挨拶や感謝のためのコミュニケーション以外を目的として警笛が鳴らされている可能性が高いことを意味する。従って、そのような場合、第1モード信号を第2モード信号に切り替えることで、警笛が鳴らされている状況により適合した発光部の点灯表示が可能になる。なお、モード制御部、計時部は、プログラムがCPUにより実行されて具現化する機能部であり得る。
図6を参照すると、モード制御部51は、時刻t1で警笛信号の立ち上がりに応じて第1モード信号を出力する。同時に、モード制御部51は、計時部52に計測開始を指示する。時刻t2の時、比較部53は、計時部の(計測時間を示す)出力値が閾値を超えたことを示す(即ち、警笛信号の継続時間が閾値を超えることを示す)切替信号を出力する。モード制御部51は、この切換信号に応じて第1モード信号から第2モード信号に切り替える。時刻t3の時、モード制御部51は、警笛信号の立ち下がりに応じてモード信号の出力を停止する。
発光部7,8は、第1及び第2モード信号に応じて第1及び第2点灯モードで点灯する。第1及び第2点灯モードは、点灯色、点灯パターン、点滅速度、及び点灯方向の一つ以上に関して視認可能な差異を有し、第1点灯モードから第2点灯モードへの切換によって警笛が長く鳴らされている状況により適合した発光部の点灯表示が可能になる。参考までに示すと、図7では、発光部7,8は、時刻t2においてその点灯色が青色から赤色に変わる。黄色から赤色又は緑色から赤色といったように色を異ならせることも可能である。発光素子のマトリクスを用いて第1点灯モードと第2点灯モードで異なるアニメーションを表示することもできる。
なお、図6では、警笛信号が入力していない時、発光部7,8が消灯しているが、必ずしもこの限りではない。また、図6では、自車両が停止中であることを示す停止信号(速度ゼロを示す上述の速度信号)を受信している最中に警笛信号を受信する時、警笛信号に応じて所定の点灯モードで発光部を点灯させているが、停止信号の受信は必須条件としなくても良く、自車両が走行中にも同様の点灯制御を行うことができる。自車両の走行速度に応じて異なる点灯制御を行うこともできる。
発光部の発色の変更に関して補足すれば、フィルタ切換部94は、モード制御部51から第1モード信号が入力する時、発光素子の放射光が青色フィルタを介して車両外方に放射されるように青色フィルタを所定位置にセットする。フィルタ切換部94は、モード制御部51から第2モード信号が入力する時、発光素子の放射光が赤色フィルタを介して車両外方に放射されるように赤色フィルタを所定位置にセットする。青色フィルタと赤色フィルタが同一のフィルタ板に設けられるならば、このフィルタ板のスライド移動により発光部7,8の発光色の切換が可能である。
フィルタを用いない場合、駆動部93は、モード制御部51からの第1及び第2モード信号に応じて選択的に異なる発光素子を駆動し得る。例えば、駆動部93は、第1モード信号の入力時、青色のLED(例えば、白色LEDと青色フィルタの組み合わせ)を選択的に駆動する。駆動部93は、第2モード信号の入力時、赤色のLED(例えば、白色LEDと赤色フィルタの組み合わせ)を選択的に駆動する。
発光部の点灯パターンに関しては、例えば、第1モード信号に応じた第1点灯パターンが常時点灯(点灯継続)であり、第2モード信号に応じた第2点灯パターンが点滅である。警笛が長くなるに応じて発光部の点滅の点滅速度が増加する形態も想定される。警笛が長くなるに応じてシーケンシャル点灯の方向が変わる形態も想定される。第1及び第2モード信号に応じて発光素子のマトリクスで異なるアニメーションを表示することもできる。異なるアニメーションは、同一模様のレンダリング速度が異なることを包含する。
図8は、上述の制御に関するフローチャートである。まず、制御部91は、警笛信号を受信すると(S1)、第1モード信号を出力して発光部7,8が第1点灯モードで点灯する(S2)。警笛信号の継続時間が閾値よりも長くなると(S3)、制御部91は、第2モード信号を出力して発光部7,8が第2点灯モードで点灯する(S4)。警笛信号の継続時間が閾値未満の期間では、制御部91は、第1モード信号を出力して発光部7,8が第1点灯モードで点灯することを継続する(S6)。
図9に示すように、点灯制御部92(端的には、モード制御部51)には警笛信号に加えて先行信号が入力していることも想定される。先行信号及び警笛信号の順で入力する時、点灯制御部92は、先行信号に基づく先行点灯モード(以下、先行点灯モードと呼ぶ)での発光部の点灯制御から警笛信号に応じた点灯モード(以下、警笛点灯モード)での発光部の点灯制御に切り替える。警笛点灯モードが先行点灯モードに優先し、警笛と同期して発光部を点灯させることが可能になる。先行信号は、ターン信号、自動運転信号、或いはヒト又は周囲物検知信号の少なくとも一つであり、以下、各信号に関して場合分けして説明する。勿論、2以上の先行信号が入力する場合にも同様の切換制御が可能である。
図10は、先行信号がターン信号である場合のタイムチャートを示す。時刻t1の時、制御部91は、車両システムからのターン信号の入力に応じて発光部7(及び/又は発光部8)をシーケンシャルに点灯開始させる。具体的には、モード制御部51は、ターン信号に応じてターン点灯モード信号を出力する。ターン点灯モード信号は、例えば、シーケンシャル点灯モード信号であり、駆動部93が発光領域7a~7d(発光素子7e~7h)を順に点灯開始させる。時刻t5の時、制御部91は、警笛信号の立ち上がりに応じて発光部7(及び/又は発光部8)を異なる点灯モードで点灯させる。具体的には、モード制御部51は、警笛信号の立ち上がりに応じて、ターン点灯モード信号から警笛点灯モード信号に切り替える。この警笛点灯モード信号に応じて、駆動部93が発光領域7a~7d(発光素子7e~7h)を点滅させる。なお、シーケンシャル点灯から点滅への切換は、単なる非限定の一例である。発光素子のマトリクス(例えば、LEDマトリクス)を用いて第1アニメーション表示から第2アニメーション表示に切り替えることもできる。
図11は、先行信号が自動運転信号である場合のタイムチャートを示す。時刻t1の時、制御部91は、車両システムからの自動運転信号の入力に応じて発光部7(及び/又は発光部8)の弱点灯を開始させる。具体的には、モード制御部51は、自動運転信号に応じて自動運転点灯モード信号を出力する。この自動運転点灯モード信号に応じて、駆動部93が低デューティー比の駆動信号を出力し、これに応じて発光領域7a~7d(発光素子7e~7h)が弱点灯する。時刻t2の時、制御部91は、警笛信号の立ち上がりに応じて発光部7(及び/又は発光部8)を異なる点灯モードで点灯させる。具体的には、モード制御部51は、警笛信号の立ち上がりに応じて、自動運転点灯モード信号から警笛点灯モード信号に切り替える。この警笛点灯モード信号に応じて、駆動部93が発光領域7a~7d(発光素子7e~7h)を点滅させる。なお、警笛点灯モードでは、駆動部93からより高いデューティー比の駆動信号が出力される。
図12は、先行信号がヒト又は周囲物検知信号である場合のタイムチャートを示す。なお、ここでは発光部7が点灯制御の対象であり、かつLEDマトリクスを有するものとする。時刻t1の時、制御部91は、周囲物検出装置からのヒト又は周囲物検知信号の入力に応じて発光部7をアニメーションモードで点灯させる。具体的には、モード制御部51は、ヒト又は周囲物検知信号に応じてアニメーションモード信号を出力する。このアニメーションモード信号に応じて、駆動部93がアニメーション表示のためにLEDマトリクスを駆動する。時刻t2の時、制御部91は、警笛信号の立ち上がりに応じて発光部7を異なる点灯モードで点灯させる。具体的には、モード制御部51は、警笛信号の立ち上がりに応じて、アニメーションモード信号から警笛点灯モード信号に切り替える。この警笛点灯モード信号に応じて、駆動部93がLEDマトリクスを点滅させる。勿論、警笛点灯モード信号に応じて異なるアニメーションを表示することも可能である。
図13は、上述の制御に関するフローチャートである。図8と異なる点は、警笛信号の受信よりも先に先行信号を受信し(S1)、先行点灯モードで発光部を点灯させ(S2)、警笛信号の受信に応じて(S3)、先行点灯モードから第1点灯モードに切り替える(S4)ことである。
図14乃至図16を参照して更なる別形態について説明する。本形態では、制御部91は、警笛信号の回数(例えば、警笛信号の回数に関する又は回数を示す信号)に応じて所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成される。これにより警笛信号の回数に応じて異なる点灯モードで発光部を点灯させることができる。具体例を挙げれば、一回短く警笛が鳴らされる場合には挨拶又は感謝といったポジティブな意味合いを持つ軽警笛モードで発光部が点灯し、三回以上の回数の短い警笛が鳴らされる場合には警告の意味合いを持つ重警笛モードで発光部が点灯する。警笛信号の回数は、一つ目の警笛信号の入力時点から所定時間が経過した時点の判定タイミングで判定され得るが、これに限られず、警笛信号の回数増に応じて点灯モードを変更することもできる。
図14に示すように、点灯制御部92は、警笛信号の回数を決定するカウント部54を有する。モード制御部51は、一つ目の警笛信号の入力時点から所定時間が経過した判定タイミングにおけるカウント部54のカウント値に応じたモード信号を出力する。判定タイミングは、モード制御部51又はカウント部54がタイマーの参照又は基準クロックのカウントによって決定することができる。
図15(a)に示す場合、時刻t1と時刻t2の間の所定期間において警笛信号が3回生成される。モード制御部51は、時刻t1にて一つ目の警笛信号の入力に応じて開始モード信号を出力し、時刻t2にてカウント部54のカウント値に応じて重警笛モード信号を出力する。所定時間の経過後、モード制御部は、重警笛モード信号の出力を停止する。図15(b)に示す場合、時刻t1と時刻t2の間の所定期間(例えば、図15(a)の時刻t1と時刻t2の間の時間期間と同一)において警笛信号が1回生成される。モード制御部51は、時刻t1にて一つ目の警笛信号の入力に応じて開始モード信号を出力し、時刻t2にてカウント部54のカウント値に応じて軽警笛モード信号を出力する。所定時間の経過後、モード制御部は、軽警笛モード信号の出力を停止する。
図16は、上述の制御に関するフローチャートである。まず、制御部91は、警笛信号を受信すると(S1)、開始モード信号を出力して発光部が開始モードで点灯する(S2)。所定期間における警笛信号の回数が閾値以上になると(S3)、制御部91は、重警笛モード信号を出力して発光部が重警笛モードで点灯する(S4)。所定期間における警笛信号の回数が閾値未満であれば、制御部91は、軽警笛モード信号を出力して発光部が軽警笛モード点灯する(S6)。軽警笛モードでの点灯は、開始モードでの点灯と同一であっても良い。
開始モードでの発光部の点灯は、例えば、車幅方向において車両中心から車両外方に向かう発散的なシーケンシャル点灯である。重警笛モードでの発光部の点灯は、例えば、点滅である。軽警笛モードでの点灯は、例えば、車幅方向において車両外方から車両中心に向かう収束的なシーケンシャル点灯である。
上述の説明では、警笛信号は、車両1の運転手が警音器で警笛を鳴らすために警笛スイッチを押すことにより生成されることを前提としているが、必ずしもこの限りではない。図17に示す場合、車両1のシステム(例えば、CPU又はECU)が、衝撃検出信号に同期して警笛信号を生成して警笛が鳴らされる。即ち、警笛信号は、車両1の運転手が警笛を鳴らすために警笛スイッチを押すことにより生成されたものではなく、車両1のシステムにより衝撃検出信号に応じて生成される。このような場合においても、制御部91は、警笛信号に応じて所定モードで発光部を点灯させて視覚的な警告を生成することができる。
上述の開示を踏まえ、当業者は、各実施形態及び各特徴に対して様々な変更を加えることができる。制御部91は、警笛信号に応じて発光部5,6,7,8のいずれか又は全てを点滅させる論理回路で構成することもできる。制御部91により点灯制御される発光部の数は一つに限られない。制御部91は、車両の異なる位置に設けられた異なる発光部の点灯を(例えば、同一又は異なる又は連続した態様で)制御することもできる。
1 :車両
3 :灯具
4 :表示灯
5 :発光部
6 :発光部
7 :発光部
8 :発光部
9 :表示灯

Claims (14)

  1. 車両用灯具の発光部の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させる制御装置であって、前記車両用灯具が搭載された車両側から伝送される警笛信号に応じて所定の点灯モードで前記発光部を点灯させるように構成される、車両用表示灯の制御装置。
  2. 前記警笛信号の継続時間に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記警笛信号の継続時間が閾値を超えることを示す切換信号に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成されることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記車両が停止中であることを示す停止信号を受信している最中に前記警笛信号を受信する時、前記所定の点灯モードで前記発光部を点灯させるように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記警笛信号を受信すると、先行信号に基づく先行点灯モードでの前記発光部の点灯制御から前記所定の点灯モードでの前記発光部の点灯制御に切り替えるように構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記先行信号は、ターン信号、自動運転信号、又はヒト又は周囲物検知信号の少なくとも一つであることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記警笛信号の回数に応じて前記所定の点灯モードを別の点灯モードに切り替えるように構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記警笛信号の回数は、一つ目の警笛信号の入力時点から所定時間が経過した時点の判定タイミングで判定されることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記警笛信号は、前記車両の運転手が警笛を鳴らすために警笛スイッチを押すことにより生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記警笛信号は、衝撃検出信号に応じて生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 前記所定の点灯モードにおいて、前記発光部が所定の色で点灯し、又は、前記発光部が点滅し、又は、前記発光部における複数の発光領域が所定の順番で点灯し、又は、前記発光部における発光素子のマトリクスがアニメーション表示のために点灯することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. 前記発光部は、単一又は異なる色で点灯することができる複数の発光領域を含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置。
  13. 車両用灯具の発光部の点灯を制御して少なくとも一つの点灯表示を実現させる制御方法であって、前記車両用灯具が搭載された車両における警笛信号の生成に同期して所定の点灯モードで前記発光部を点灯させる、車両用表示灯の制御方法。
  14. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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