JP2023031674A - 冷凍板 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍板内の蓄冷材が体積膨張しても変形を抑制することができる冷凍板を提供する。【解決手段】冷凍板20は、蓄冷材38が充填されて密閉された容器24と、容器24内に設けられ、ブラインを流して蓄冷材38を冷却するブライン配管31と、を備える。また、冷凍板20は、ブライン配管31の入口に設けられ、外部よりブラインを導入する入口ソケット35と、ブライン配管31の出口に設けられ、外部にブラインを排出する出口ソケット36と、を備える。ブライン配管31は、入口ソケット35に接続され、容器24の外周部を周回するように配置される外周配管部32と、外周配管部32と出口ソケット36との間に接続され、容器24の外周部の内側にある中央部に複数回折り返して往復するように配置される中央配管部33と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、冷凍板に関する。
航空輸送用の保冷コンテナは、輸送中のコンテナ内を低温に保つため、ドライアイスでコンテナ内を低温に保つ方式のものや、蓄冷材を内蔵する冷凍板を地上で蓄冷して輸送時に放冷させる方式のもの等が実用化されている。特許文献1には、冷凍板をコンテナ内に配置し、低温のブラインを外部の冷凍装置により循環させ、冷凍板を蓄冷する方式のもの(蓄冷式冷凍板)が記載されている。
特開2020-200976号公報
前述の特許文献1に記載の蓄冷式冷凍板は、ブラインを冷凍装置において冷却して送出し、冷凍板内の蓄冷材を冷却し凝固させ、輸送時は蓄冷材が融解して放冷するものである。特に、蓄冷材が水を成分として含むものは、凝固時に体積膨張を起こす。蓄冷材が膨張すると、冷凍板の外板が耐えきれず変形するという問題がある。
前述の特許文献1に記載の蓄冷式冷凍板では、ブラインの入口及び冷凍板の中央部分において温度が低く、これらの部位から蓄冷材の凝固が始まる。そして主に、冷凍板の中央部分から周端部へ凝固が広がり、最後に冷凍板の周端部(ブライン配管から遠い箇所)が凝固して、蓄冷が完了する。すなわち、蓄冷の完了直前では、冷凍板の周端部の蓄冷材が凝固するとき、体積膨張により、冷凍板の外板の表裏の接合部分を剥がす方向に応力が働き、外板の接合部分が剥がれたり、外板に亀裂が生じ得る。
そこで、本発明は、冷凍板内の蓄冷材が体積膨張しても変形を抑制することができる冷凍板を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る冷凍板は、蓄冷材が充填されて密閉された容器と、容器内に設けられ、ブラインを流して蓄冷材を冷却するブライン配管と、を備える。また、冷凍板は、ブライン配管の入口に設けられ、外部よりブラインを導入する入口ソケットと、ブライン配管の出口に設けられ、外部にブラインを排出する出口ソケットと、を備える。ブライン配管は、入口ソケットに接続され、容器の外周部を周回するように配置される外周配管部と、外周配管部と出口ソケットとの間に接続され、容器の外周部の内側にある中央部に複数回折り返して往復するように配置される中央配管部と、を有する。
本発明の一態様に係る冷凍板によれば、冷凍板内の蓄冷材が体積膨張しても変形を抑制することができる冷凍板を提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷凍板が搭載された保冷コンテナの斜視図である。 図1に示した保冷コンテナの縦断面図である。 図2に示したA-A断面図である。 本発明の実施形態に係る冷凍板の斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷凍板の内部構造を示す平面図である。 図5に示したB-B断面図である。 本発明の実施形態に係る保冷コンテナ、及び冷却装置のフロー図である。
以下、本実施形態に係る冷凍板、及びこの冷凍板を用いた保冷コンテナを、図面を参照して説明する。
[保冷コンテナの構成]
図1は、本実施形態に係る保冷コンテナ100の構成を示す斜視図、図2は図1における縦断面図、図3は図2におけるA-A断面図である。本実施形態に係る保冷コンテナ100は例えば航空輸送用のコンテナであり、航空機の胴体内に収容されて輸送される。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る保冷コンテナ100は、一部が裁断された直方体形状に形成されている。すなわち、図2に示すように、保冷コンテナ100は側面視で五角形状に形成されている。
保冷コンテナ100は、ポリスチレンフォーム等の断熱材で形成された天板11、側板12a,12b、底板13、裏側板14a、表側板14b、斜面板15により、全体が閉塞した密閉構造の筐体として形成されている。したがって、保冷コンテナ100の内部と外部との間で熱が遮断され、輸送時における外部からの熱の侵入を防止して保冷コンテナ100内の収容物を低温に維持することが可能とされている。また、表側板14bには扉16が設けられており、この扉16を開閉することにより、保冷コンテナ100内に保冷の対象となる収容物(例えば、冷蔵食品)を出し入れすることが可能となっている。
さらに、図1に示すように、側板12aにはブラインを循環させるための導入配管25(図3参照)を連結する接続ソケット17a,17bが設けられている。なお、ブラインとは、塩化カルシウム水溶液、塩化ナトリウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液、エチレングリコール、プロピレングリコール等の熱媒体を指す。
図2、図3に示すように、保冷コンテナ100の天井部11a(天板11の内側の面)には、2つの冷凍板(蓄冷式冷凍板)20a,20bが設けられている。各冷凍板20a,20bは、平面視で略矩形状に形成されており、それぞれ4個のブラケット18により天井部11aに対して一定の間隔を持って固定されている。すなわち、冷凍板20a,20bは天井部11a(筐体の壁面)に近接して配置されており、直接的に接していない。
さらに、各冷凍板20a,20bには、ブラインを循環させるための導入配管25が接続されている。導入配管25は保冷コンテナ100内部の壁面に沿って設けられており、図1に示した接続ソケット17a,17bに接続されている。
したがって、接続ソケット17a,17bを冷却装置40(図7参照)に接続し、冷却装置40により冷却されたブラインを送出すると、送出されたブラインは、接続ソケット17a、導入配管25を経由して各冷凍板20a,20bに供給される。また、各冷凍板20a,20bより排出されたブラインは、導入配管25、接続ソケット17bを経由して冷却装置40に戻される。各冷凍板20a,20bに、冷却されたブラインを供給して循環させることにより、各冷凍板20a,20bを蓄冷することが可能である。
なお、本実施形態に係る保冷コンテナ100は、コンテナ内の空気を強制的に循環させるファンを備えず、冷凍板20a,20bからの冷熱が自然循環する方式を採用する例を示す。
[冷凍板の構成]
次に、冷凍板20a,20bの構成について説明する。なお、以下では2つの冷凍板20a,20bを総称して、冷凍板20として示す。図4は、本実施形態に係る冷凍板20を示す斜視図、図5は冷凍板20の内部構成を示す平面図、図6は図5におけるB-B断面図である。
図4、図5に示すように、冷凍板20は、周囲がフランジ部とされ全体がフランジ部に対して浅く窪んだ形状(トレイ形状と称することもある)を有する2枚の外板22,23を付き合わせて接合した容器24を有している。各外板22,23は、例えばアルミニウムの板をプレス成形して形成することができる。各外板22,23の外周にはフランジ部22a,23aが形成されている。
図6に示すように、容器24は、2つの外板22,23の各フランジ部22a,23aの面同士を付き合わせ、シーム溶接により全周溶接することで密閉構造に形成している。また、図4、図5に示すように、冷凍板20の容器24は平面視で略矩形状に形成されている。各冷凍板20の平面部21aには、外板22,23の外側に向かって凸となるエンボス部21bが形成されている。各冷凍板20の平面部21aとエンボス部21bが、冷凍板20が蓄冷された際に保冷コンテナ100内に放冷する熱の貫流面となる。
また、図5に示すように、容器24の一つの辺(図5では、上辺)には、容器24内にブラインを供給する入口ソケット35、及び容器24内からブラインを排出するための出口ソケット36が設けられている。入口ソケット35は、後述するブライン配管31の入口に設けられて外部よりブラインを導入する。出口ソケット36は、ブライン配管31の出口に設けられて外部にブラインを排出する。
以下では、前記矩形状の長手方向をX軸方向とし、短手方向(矩形平面上でX軸方向と直交する方向)をY軸方向とし、矩形平面(X-Y平面)に直交する方向(垂直方向)をZ軸方向として説明する。
容器24内には、ブライン配管31が配置されている。ブライン配管31は、例えばアルミニウムで構成されている。また、容器24内には蓄冷材38が蓄冷材封入口27(図4参照)より充填されている。蓄冷材38は、特定の凝固温度を持ち、ブラインにより冷却されると凝固し、そのとき凝固熱を奪われる。保冷コンテナ100の輸送時には、蓄冷材38は融解し、その融解熱(冷熱)によりコンテナ内を一定温度に保つことができる。
本実施形態のブライン配管31は、冷凍板20の外板接合部の近傍を一周する外周配管部32と、冷凍板20の外板接合部から一定の距離を隔てた内側をほぼ一定の間隔を保ちながら複数回往復する中央配管部33と、の2つに分類される。すなわち、ブライン配管31は、容器24の外周部を周回するように配置される外周配管部32と、容器24の外周部の内側にある中央部に複数回折り返して往復するように配置される中央配管部33とを有している。
外周配管部32は、容器24の一つの辺である第1の辺L1に沿ってY軸方向(図5の下方向)に向けて延在する第1の外周配管32aと、第1の外周配管32aの下流側端部から第2の辺L2に沿ってX軸方向(図5の左方向)に向けて延在する第2の外周配管32bと、第2の外周配管32bの下流側端部から第3の辺L3に沿ってY軸方向(図5の上方向)に向けて延在する第3の外周配管32cと、第3の外周配管32cの下流側端部から第4の辺L4に沿ってX軸方向(図5の右方向)に向けて延在する第4の外周配管32dとを有して構成されている。このため、冷却されたブラインは、図5の向かって右側の入口ソケット35より冷凍板20内の外周配管部32に導入され、冷凍板20の外板接合部(フランジ部22a,23a)の近傍を外板接合部に沿って一周(図5では右回り)する。この外周配管部32と外板接合部(フランジ部22a,23a)との間隔は、外周配管部32の内径の約3分の1であり、外板接合部の形状に沿ってほぼ一定に保たれている。
図5に示される外周配管部32の構成は、飽くまで一例であり、冷凍板20の形状及び内部構造等に応じて適宜に変更することが可能である。
中央配管部33は、少なくとも、Y軸方向(図5の上下方向)に向けて延在する中央直線配管33aと、U字形状に折り曲げられている(すなわち、向きが反転している)中央折曲配管33bと、を適宜に組み合わせて構成されている。このため、冷凍板20の外板接合部(フランジ部22a,23a)に沿って一周したブラインは、冷凍板20の中央部を冷却するために中央配管部33に導入され、最後に冷却装置40に戻るために、図5の向かって左側の出口ソケット36より外部に排出される。
図5に示される中央配管部33の構成は、飽くまで一例であり、冷凍板20の形状及び内部構造等に応じて適宜に変更することが可能である。
外周配管部32及び中央配管部33は、内径が互いに同等となるように構成されている。また、冷凍板20の断面図である図6から分かるように、外周配管部32及び中央配管部33は共に2枚の外板22,23の中間に配置されている。
また、容器24内のX軸方向に向く長尺状の伝熱板37が、複数(図示例では4個)設けられている。伝熱板37は、例えばアルミニウム等の熱伝導率が高く且つ軽量の材料で形成されている。
複数の伝熱板37によりブライン配管31の隣接する配管部分(中央直線配管33a)同士が固定されている。この伝熱板37によるブライン配管31の固定は、伝熱性の向上と振動対策とを兼ねている。特に、冷凍板20の中央部において往復する中央配管部33を交差する方向(X軸方向)に伝熱板37で固定し、各配管(中央直線配管33a)の温度差を平均化させ、冷凍板20の中央部における温度ムラ(温度差)を低減することができる。
図5、図6に示すように、伝熱板37は、本体部37a及び側部37b,37cからなる長尺形状に形成されている。本体部37aには、複数の挟持部hが形成されており、この挟持部hにはブライン配管31が挟持されて固定されている。
また、図6に示すように、伝熱板37の側部37b,37cは、外板22,23の内面に対して平行に配置されており、且つこの内面に対して接触しておらず若干の距離を有して配置されている。側部37b,37cが外板22,23の内面と少なくとも固着していないことにより、蓄冷材38の凝固、融解の相変化時の体積変化により発生する冷凍板20の応力集中を回避することができる。
また、入口ソケット35及び出口ソケット36は、図3に示したように保冷コンテナ100内に設けられた導入配管25に接続され、導入配管25を経由して接続ソケット17a,17bに接続されている。
したがって、接続ソケット17a,17bを冷却装置40(図7参照)に接続し、接続ソケット17aより冷却されたブラインを導入すると、このブラインは、導入配管25、入口ソケット35を経由してブライン配管31に導入される。また、ブライン配管31より排出されるブラインは、出口ソケット36、導入配管25、接続ソケット17bを経由して冷却装置40に戻されることになる。
さらに、前述のように容器24内には蓄冷材38が蓄冷材封入口27(図4参照)より充填されている。したがって、ブライン配管31にブラインが流れると、ブライン配管31及び伝熱板37がブラインにより冷却され、ひいては、蓄冷材38を冷却することができる。
なお、前述の例では、保冷コンテナ100の天井部11aの近傍に冷凍板20を配置する例について説明したが、例えば、保冷コンテナ100の側壁の近傍に配置する構成とすることも可能である。
[冷却装置の構成]
前述の冷凍板20を蓄冷するために、冷却装置40を用いることができる。図7は、保冷コンテナ100、及び該保冷コンテナ100に連結する冷却装置40におけるブライン及び冷媒の流れを示すフロー図である。
図7に示すように、冷却装置40は、例えば、圧縮機41と、凝縮器44と、膨張弁43と、蒸発器42と、ポンプ46と、ブラインタンク47とを備えている。
圧縮機41は冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを吐出して凝縮器44に供給する。冷媒は圧力が高くなるとそれに伴って温度も高くなる。そのため、圧縮機41より出力される圧縮後の冷媒ガスは高温、高圧の状態となっている。
凝縮器44にはファン45が設けられており、ファン45を回転駆動させることにより、凝縮器44で圧縮された冷媒ガスの温度を低下させる。凝縮器44より出力された冷媒ガスは膨張弁43に供給される。膨張弁43は冷媒の圧力を減圧させ、冷媒を膨張させる。
膨張弁43より出力される冷媒ガスは、例えばプレート式熱交換器等の蒸発器42の冷媒側流路に供給され、該蒸発器42のブライン側流路を流れるブラインと熱交換する。すなわち、冷媒によりブラインを冷却する。
蒸発器42を通過した冷媒は、ブラインと熱交換することにより温度が上昇する。その後、圧縮機41に戻される。
その一方、ブラインタンク47にはブラインが蓄積されており、ポンプ46により蒸発器42のブライン側流路に供給される。蒸発器42に供給されたブラインは、冷媒側流路を流れる冷媒との間で熱交換して温度が低下する。温度が低下したブラインは、接続ソケット48aを経由して冷凍板20の入口ソケット35から冷凍板20の内部に供給される。また、冷凍板20の出口ソケット36より排出されたブラインは、接続ソケット48bを介してブラインタンク47に戻される。
そして、前述の構成を有する冷却装置40を用いることにより、冷却したブラインを冷凍板20内に供給することが可能となる。
[作用効果等]
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係る冷凍板20は、蓄冷材38が充填されて密閉された容器24と、容器24内に設けられ、ブラインを流して蓄冷材38を冷却するブライン配管31と、を備える。また、冷凍板20は、ブライン配管31の入口に設けられ、外部よりブラインを導入する入口ソケット35と、ブライン配管31の出口に設けられ、外部にブラインを排出する出口ソケット36と、を備える。ブライン配管は、入口ソケット35に接続され、容器24の外周部を周回するように配置される外周配管部32と、外周配管部32と出口ソケット36との間に接続され、容器24の外周部の内側にある中央部に複数回折り返して往復するように配置される中央配管部33と、を有する。
本実施形態の冷凍板20では、ブラインを冷却装置40により導入し、先ず冷凍板20の周端部のフランジ部22a,23aの近傍を一周し、次に冷凍板20の中央部分を通過するようにブライン配管31を配置している。このため、温度の低いブラインにより、先ず冷凍板20の周端部が冷却され、この周端部より蓄冷材38の凝固が始まる。最後に冷凍板20の周端部の内側にある中央部分が冷却され、この中央部分の蓄冷材38が凝固することになる。このため、凝固時の蓄冷材38の膨張歪みが冷凍板20の周端部に集中することを抑制することができ、冷凍板20の外板22,23の変形を抑制することができる。
(2)冷凍板20は、容器24内に設けられ、ブライン配管31の隣接する配管部分同士を固定し、ブライン配管31の冷熱を蓄冷材38に伝達する伝熱板37を備える。
冷凍板20の中央部分では、ブライン配管31を往復するように配置し、ブラインの流れ方向と交差する方向の伝熱板37によりブライン配管31の隣接する配管部分(中央直線配管33a)同士を固定している。このため、ブラインの部分的な温度差に影響されず、ほぼ同じ温度にて蓄冷材38を凝固させることができる。また、蓄冷材38の膨張歪みを最後に冷凍板20の中央部分に集中させるようにすることができ、冷凍板20の外板22,23の変形を抑制することができる。
ところで、本発明の冷凍板は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
20 冷凍板(蓄冷式冷凍板)
24 容器
31 ブライン配管
32 外周配管部
33 中央配管部
35 入口ソケット
36 出口ソケット
37 伝熱板
38 蓄冷材

Claims (2)

  1. 蓄冷材が充填されて密閉された容器と、
    前記容器内に設けられ、ブラインを流して前記蓄冷材を冷却するブライン配管と、
    前記ブライン配管の入口に設けられ、外部よりブラインを導入する入口ソケットと、
    前記ブライン配管の出口に設けられ、外部にブラインを排出する出口ソケットと、を備え、
    前記ブライン配管は、
    前記入口ソケットに接続され、前記容器の外周部を周回するように配置される外周配管部と、
    前記外周配管部と前記出口ソケットとの間に接続され、前記容器の外周部の内側にある中央部に複数回折り返して往復するように配置される中央配管部と、を有する、
    冷凍板。
  2. 前記容器内に設けられ、前記ブライン配管の隣接する配管部分同士を固定し、前記ブライン配管の冷熱を前記蓄冷材に伝達する伝熱板を備える、
    請求項1に記載の冷凍板。
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