JP2023031241A - 市場分析システム、市場分析プログラムおよび市場分析方法 - Google Patents

市場分析システム、市場分析プログラムおよび市場分析方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023031241000001
【課題】売場のランク付けに応じた詳細なマーケティングを支援するための、新規な市場分析システム、市場分析プログラム及び市場分析方法を提供する。
【解決手段】マーケティングを支援する市場分析システムにおいて、端末装置は、顧客毎の製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶手段に格納する売上取得手段と、売上データに基づいて、全顧客での製品群の売上に占める、特定の顧客での製品群の売上の割合を示す需要規模を算出する需要規模算出手段と、売上データに基づいて、特定の顧客での製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、需要規模と顧客内シェアそれぞれについて、特定の顧客のランクを決定するランク付手段と、一方の軸に顧客内シェア、他方の軸に需要規模を持つランク表内のランクに属する欄に、ランクに属する顧客の合計数を表示する表示手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、市場分析システム、市場分析プログラムおよび市場分析方法に関する。
近年、どのような業界においてもマーケティングが重要視されてきている。ある商品の卸先である取引先(以下、顧客という)の売上に対する自社製品の市場占有率や、当顧客の需要規模に応じて、当該自社製品の今後の販売活動を改善もしくは維持していく必要がある。このような状況に鑑みマーケティングを支援するシステムがいくつか存在している。
例えば、特許文献1には、売場を商品種類の規模(大・中・小)と、売上ランク(A・B・C)の3×3=9のクラス分けを行い、売上ランクがAでかつ、商品種類規模が中・小のもの及び、売上ランクがBでかつ、商品種類規模が小のものについて、重点的な販売施策がなされるようになっていることが記載されている。
また特許文献2には、ある製品についての、自社の市場占有率と、市場成長率(全客先計画金額合計の伸び率)と、を所定の割合を境にランク付けし、そのランクごとに最適な販売計画を策定することが記載されている。
特開2003-248861号公報 特開2003-271803号公報
しかし上記の技術では、マーケティング戦略において重要視される、競合他社を考慮した競争優位性に基づいた分析を行うことができなかった。
以上の現状に鑑みて、本発明では、売場のランク付けに応じた詳細なマーケティングを支援するための、新規な市場分析システムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、マーケティングを支援する市場分析システムであって、顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納する売上取得手段と、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出する需要規模算出手段と、前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、
前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するランク付手段と、一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示する、表示手段と、を備える。
このような構成にすることで、ランチェスタ戦略に基づいてランク付けされた顧客の合計数をランクごとに可視化することが可能になる。
本発明の好ましい形態では、前記表示手段は更に、前記需要規模と前記顧客内シェアのランクの組み合わせに応じて前記欄を区別して表示する。
このような構成にすることで、欄をグループ化することが可能になる。
前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、選択された欄に属する顧客での売上の割合を示す市場金額構成比を算出する、市場金額構成比算出手段を備え、前記表示手段は、前記ランク表と、前記市場金額構成比と、を同時に表示する、表示手段を備える。
このような構成にすることで、ランク表とそのランク表内の欄ごとの市場全体における売上占有率を同時に視覚化することが可能になる。
本発明の好ましい形態では、前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客での自社製品売上に占める、選択された欄に属する顧客での自社製品売上の割合を示す、売上金額構成比を算出する、売上金額構成比算出手段を備え、前記表示手段は、前記ランク表と、前記売上金額構成比と、を同時に表示する。
このような構成にすることで、ランク表とそのランク表内の欄ごとの自社製品における売上占有率を同時に視覚化することが可能になる。
発明の好ましい形態では、前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客数に占める、選択された欄に属する顧客の数の割合を示す、カバー率を算出する、カバー率算出手段を備え、前記表示手段は、前記ランク表と、前記カバー率と、を同時に表示する。
このような構成にすることで、ランク表とそのランク表内の欄ごとの自社製品の市場進出度を同時に視覚化することが可能になる。
本発明の好ましい形態では、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、全顧客での特定の製品の売上の割合を示す、市場占拠率を算出する、市場占拠率算出手段を備え、前記表示手段は、前記市場占拠率と、所定の値が設定されている市場占拠率目標値と、を同時に表示する。
このような構成にすることで、特定製品の競合地位を可視化することが可能になる。
本発明は、マーケティングを支援する市場分析プログラムであって、コンピュータを、顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納する売上取得手段と、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出する需要規模算出手段と、前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するランク付手段と、一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示する、表示手段と、として機能させる。
マーケティングを支援する市場分析方法であって、顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納するステップと、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出するステップと、前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するステップと、一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示するステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、売場のランク付けに応じた詳細なマーケティングを支援するための、新規な市場分析システムを提供する
本発明の実施形態における市場分析システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態における市場分析システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態における入力する売上データの一例である。 本発明の実施形態における市場分析システムのランク表を表示するまでの処理フローチャートである。 本発明の実施形態におけるランク表と市場金額構成比、売上金額構成比。及びカバー率を表示したランク表示画面の一例である。 本発明の実施形態における売上データの売上値をシェア値に換算して表示した表の一例である。 本発明の実施形態における市場占拠率画面を表示した一例である。 本発明の実施形態における構造シェアシミュレーション画面の一例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施例に限定するものではなく、様々な実施形態を採用することも可能である。
例えば、本実施形態では市場分析システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
<定義>
本発明において製品群とは、売上データに含まれる自社及び競合他社が提供する複数の製品を総称したものである。本実施形態では、製品群に含まれる製品の数と種類は売上データごとに異なっていても良い。
本実施形態の市場分析システムにおいて、後述の各手段は、ユーザによって製品の指定を受け付けた上で処理を実行し、指定された製品に関する顧客の分析を行うものとする。
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態の市場分析システムを構成する、端末装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態の市場分析システムは、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を端末装置100として扱い構成されている。また、端末装置100は、ハードウェア構成として、入出力部1と、処理部2と、記憶部3と、を備える。本実施形態では、端末装置100として、PC(Personal Computer)のような任意のコンピュータ装置を想定するが、この他にもスマートフォンやタブレット端末等のような装置を用いても良い。
入出力部1は、入力部として、マウス及びキーボードを、出力部として、ディスプレイを含んでいる。また、入出力部1は、外部からの売上データの入力やその他の市場分析システムを動作させるために必要な入力、処理結果の出力及び、動作結果に係る出力を行う。
処理部2は、CPU等の1又は2以上のプロセッサを含み、記憶部3に記憶された本発明に係る市場分析プログラムにしたがって、後述の各手段の処理を実行する。
記憶部3は、HDD、ROM、RAM等であって、処理部2がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。処理部2が、記憶部3に記憶されている市場分析プログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する機能構成が実現される。
<機能構成>
図2は、本実施形態の市場分析システムの機能ブロック図である。このように、本実施形態の市場分析システムを構成する端末装置100は、売上取得手段101と、顧客内シェア算出手段102と、需要規模算出手段103と、ランク付手段104と、カバー率算出手段105と、市場金額構成比算出手段106と、売上金額構成比算出手段107と、表示手段108と、市場占拠率算出手段109と、ランク率算出手段110と、市場カバー率算出手段111と、構造シェア算出手段112と、記憶手段113と、を備える。なお本実施形態では端末装置100が全ての手段を備えるが、これらの手段は複数のコンピュータに分散して備えられ、複数のコンピュータが協働することによって端末装置100を構成してもよい。
以下、本発明の実施形態の説明を行う。本実施形態では、Excel(登録商標)などのデータ解析ソフトを用いて処理が行われるが、利用するソフトウェアは限定されず、任意の方法で本発明の市場分析システムを実現してよい。
売上取得手段101は、売上データの入力を受け付ける。本実施形態では、売上取得手段101は、売上データの入力を受け付け、記憶手段113に格納する。ここで、売上データとは、少なくとも顧客名と、各顧客での自社及び競合他社における製品の売上が含まれていれば良く、他の項目が記載されていても良い。
ここで、売上データについては図3を用いて説明する。図3は、本発明において入力される売上データW201の一例を示した図である。本実施形態において、売上データW201は、顧客ごとの自社製品及び競合他社における製品の売上の情報を含む。ここで、売上データW201内の「ALL Mkt.」とは、各顧客での、自社製品及び競合製品の売上の総額を表している。また、売上データW201内の各列の「集計」の行には、各列におけるすべての行に記載された数字の合計が記載されている。また更に、売上データW201内に記載されている、「施設」は「顧客」と同等であり置き換えが可能である。
顧客内シェア算出手段102は、売上データに基づいて、特定の顧客での製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する。本実施形態では、顧客内シェア算出手段102は、特定の顧客での製品群の売上総額に占める、当該顧客に提供された製品群内の特定の製品の売上の割合を計算することで顧客内シェアを算出する。また、本実施形態では、全顧客の製品群内のすべての製品に対して顧客内シェアが算出されるように構成されている。
需要規模算出手段103は、売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での製品群の売上の割合を示す、市場占有率を算出し、当該市場占有率に基づいて需要規模を算出する。本実施形態では、需要規模算出手段103は、すべての顧客に対して市場占有率を算出する。そして、需要規模算出手段103は、市場占有率が高い顧客から順に市場占有率を累積し、各累積値を各顧客の需要規模として算出する。
具体的な例として、X、Y、Z、W、Vの5つの顧客の市場占有率がそれぞれ、17%、22%、10%、37%、14%であるとき、顧客X、Y、Z、W、Vの需要規模はそれぞれ自身以上の順位の市場占有率を合計して、76%、59%、100%、37%、90%となる。ここで例えば、顧客Xの需要規模(76%)は、顧客Xの市場占有率が3番目に大きいので、1位の市場占有率(W:37%)と2位の市場占有率(Y:22%)と顧客Xの市場占有率を累計し算出する(37%+22%+17%=76%)。
ランク付手段104は、売上データに基づいて、指定された製品に関する需要規模と顧客内シェアのそれぞれに基づいて、顧客のランク付けを行う。本実施形態では、ランク付手段104は、需要規模算出手段103によって算出された需要規模を、所定の割合を境界に、需要規模のランク付けを行う。具体的な例として、ランク付手段104は、需要規模算出手段103が算出した需要規模が70%以下の顧客をA、需要規模が70%以上95%以下の顧客をB、需要規模が95%以上の顧客をCとして、需要規模に関する顧客のランク付けを行う。
具体的な例として、X、Y、Z、W、Vの5つの顧客の需要規模として上述の例を用いると、顧客X、Y、Z、W、Vの需要規模のランクは、それぞれ、B、A、C、A、Bとなる。ここで、ランク付けの閾値として、70%、95%を用いたが、当業者が任意の数を選択可能に構成されている。また、ランク付けの記号として、A、B、Cを用いたが別の記号であっても良い。
また本実施形態では、ランク付手段104は、特定の顧客において、顧客内シェアが最も大きい製品と2番目に大きい製品の顧客内シェアの差の大小に基づいて顧客のランク付けを行う。
具体的な例として、ランク付手段104は、対象の製品の顧客内シェアが最も大きい場合、2番目に顧客内シェアが大きい製品との顧客内シェアの差が、√3倍以上であればa、√3倍未満であればbとして、顧客のランク付けを行う。また、ランク付手段104は、対象の製品の顧客内シェアが1番目以外の場合、顧客内シェアが5%以上であればc、5%未満であればdとして、顧客のランク付けを行う。ここで、ランク付けにa、b、c、dを用いたが、別の記号を用いて構成されていても良い。
以下では、ランク付手段104によってランク付けされた顧客をこれらのランクの組み合わせとして分類し、例えばAa等の表記を用いる。これは、需要規模のランクがAで、顧客内シェアのランクがaであることを意味している。
カバー率算出手段105は、売上データに基づいて、全顧客数に占める、特定のランクに属する顧客の数の割合をカバー率として算出する。本実施形態では、カバー率算出手段105は、ユーザから後述するランク表内の欄の選択を受け付け、全顧客数に占める、選択された欄に対応するランクに属する顧客の数の割合を計算し、当該選択された欄におけるカバー率を算出する。また、本実施形態においては、Aa及びAb及びBaの欄に属する顧客のカバー率は常に表示されている。ここで、選択された欄が1つでも複数であっても、選択された欄に属する顧客に対するカバー率を算出しても良い。
市場金額構成比算出手段106は、売上データに基づいて、全顧客での製品群の売上に占める、特定の顧客での製品群の売上の割合を示す市場金額構成比を算出する。本実施形態では、市場金額構成比算出手段106は、全顧客での製品群の売上に占める、ランク表内の選択された欄に対応するランクに属する顧客での製品群の売上の割合を計算し、当該選択された欄における市場金額構成比を算出する。また、本実施形態においては、Aa及びAb及びBaの欄に属する顧客の市場金額構成比は常に表示されている。ここで、選択された欄が1つでも複数であっても、選択された欄に属する顧客に対する市場金額構成比を算出しても良い。
売上金額構成比算出手段107は、売上データに基づいて、全顧客での指定された製品における売上に占める、特定の顧客での指定された製品における売上の割合を示す売上金額構成比を算出する。本実施形態では、売上金額構成比算出手段107は、全顧客での自社製品売上総額に占める、ランク表内の選択された欄に対応するランクに属する顧客での自社製品売上総額の割合を計算し、当該選択された欄における売上金額構成比を算出する。また、本実施形態においては、Aa及びAb及びBaの欄に属する顧客の売上金額構成比は常に表示されている。ここで、選択された欄が1つでも複数であっても、選択された欄に属する顧客に対する売上金額構成比を算出しても良い。
表示手段108は、ランク表を表示する。本実施形態では、表示手段108は、ランク付手段104によって決定されたランクに基づいて一方の軸を顧客内シェアのランク、他方の軸を需要規模のランクとしてランク表を作成し、画面に表示する。ここで、本実施形態においてランク表は、需要規模のランクの軸として、A、B、CもしくはC,B,Aを採用し、顧客内シェアのランクの軸として、a、b、c、dもしくはd、c、b、aを採用する。
また、表示手段108は、需要規模のランクと顧客内シェアのランクの組み合わせに応じて、ランク表の欄の区別がつくように表示する。本実施形態では、表示手段108は、Aa及びAbの欄、Ba及びBbの欄、Ac及びCbもしくはCaの欄についてそれぞれ異なる色を呈色することで欄の区別がつくようにランク表を表示する。ここで、同色で呈色されるランクはユーザによって任意に選択可能に構成されていても良い。
また、本実施形態において、ランクごとに異なるマーケティング戦略を設定することにより、効率的なマーケティングを行うことができる。具体的には、Aa及びBaの欄に属する顧客に対しては、競合他社の差別化戦略を無効化する非差別化戦略、Ab及びBbの欄に属する顧客に対しては、競合他社との差別化を図る差別化戦略、Ca及びBc及びAcの欄に属する顧客に対しては、特定の市場に市場を優先する集中化戦略、上記以外の欄に属する顧客に対しては、市場全体の占有を優先するニッチ戦略、を設定することによって、顧客ごとに適切なマーケティングを行うことができる。さらに本実施形態においては、ランク表の欄は戦略ごとに色分けされている。
また、表示手段108は、特定のランクに属する顧客での、カバー率、市場金額構成比、売上金額構成比を表示する。本実施形態では、表示手段108は、選択された欄のランクに属する1又は複数の顧客におけるカバー率、市場金額構成比、売上金額構成比を表示する。ここで、ここで、選択された欄が1つでも複数であっても、選択された欄に属する顧客に対するカバー率、市場金額構成比、売上金額構成比を表示しても良い。
また更に表示手段108は、後述するシェア値一覧表を表示する。本実施形態では、シェア値一覧表は、顧客ごとに、顧客内シェア算出手段102によって算出された顧客内シェア及び、ランク付手段104によって決定されるランクもしくは、需要規模算出手段103によって算出される需要規模等の項目を含む。本実施形態では、表示手段108は、一の顧客において顧客内シェアが最も大きい製品の欄が呈色され、また、2番目に大きい製品の欄が1番目に大きい製品の欄とは異なる色で呈色されている、シェア値一覧表を画面上に表示する。また、本実施形態では、表示手段108は、顧客内シェア及び需要規模のランクにおいて、ランクごとに異なる色が呈色されたシェア値一覧表を画面上に表示する。
また更に表示手段108は、特定のランクに属する顧客に対応するシェア値一覧表を画面上に表示する。本実施形態において、表示手段108は、ランク表内のランクがユーザによって選択されると、選択されたランクに属する顧客に対応するシェア値一覧表を画面上に表示する。具体的な例として、ランク表内のAaに属する顧客数が3の場合、その欄が選択されると、Aaに属する3つの顧客に対応するシェア値一覧表が表示される。
市場占拠率算出手段109は、各製品の売上がどの程度市場を占めているのかを表す市場占拠率を算出する。ここで市場占拠率とは、全顧客での製品群の総売上に占める、全顧客での各製品の総売上の割合を示す値である。より具体的には、図3に示す売上データから例えば競合製品5の市場占拠率を算出する場合、本実施形態における市場占拠率算出手段109は、売上データW201における、全顧客での製品群の総売上¥125,552,378と、競合製品5の全顧客での総売上¥4,133,420と、を用いて、競合製品5についての市場占拠率38,459,495/125,552,378=0.31(割合)を算出する。
ランク率算出手段110は、ランク付手段104によってランク付けされた特定のランクに属する顧客が特定の数になった場合の、ランク率を算出する。ここでランク率とは、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模のランクが特定のランクに属する顧客数に占める、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模のランクと顧客内シェアのランクとの特定の組み合わせのランクに属する顧客数の割合を示す値である。即ちランク率とは、需要規模のランクが特定のランクに属する顧客のうち、更に顧客内シェアのランクが特定のランクに属する顧客の割合を示す値である。
本実施形態におけるランク率算出手段110は、売上データW201に基づいて、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模の特定のランクに属する顧客数に占める、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模及び顧客内シェアが特定のランクに属する顧客数の割合をランク率として算出する。
また本実施形態におけるランク率算出手段110は、ユーザから需要規模及び顧客内シェアが特定の組み合わせのランクに属する顧客数として任意の値の入力を受け付け、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模のランクが特定のランクに属する顧客数で、ユーザから受け付けた値を割って算出される数をランク率として算出する。
より具体的には、本実施形態におけるランク率算出手段110は、例えばユーザによってAa(需要規模のランクと顧客内シェアのランクとの特定の組み合わせのランク)に属する顧客数として、任意の自然数の入力を受け付ける。ユーザは、例えば目標とするAaに属する顧客数等を入力して、Aaに属する顧客数が現状から変動した場合のシミュレーションを確認することができる。ランク率算出手段110は、ユーザから受け付けた値をAaに属する顧客数であると仮定して、ランク付手段104によってランク付けされた需要規模ランクがAに属する顧客数に占める、Aaに属する顧客数(ユーザから受け付けた値)の割合を示すランク率(以下、Aa率という)を算出する。
具体的な例として、ランク率算出手段110は、需要規模ランクがAに属する顧客数が5であり、ユーザからAaに属する顧客数として1という入力を受け付けた場合、Aa率(1/5=0.2(割合))を算出する。このように本実施形態のランク率算出手段110は、分母については売上データをもとに決定する一方、分子については、売上データに基づき特定されるAaに属する実際の顧客数は考慮せず、ユーザが入力した値をAaに属する顧客数であると仮定した場合のランク率を算出する。
市場カバー率算出手段111は、全顧客数に占める特定の製品を売り上げている顧客数の割合を示す市場カバー率を算出する。本実施形態においては、特定の製品としてユーザから製品の指定を受け付け、当該製品を売り上げている顧客の割合を市場カバー率として算出する。具体的な例として、全顧客数が15で指定製品を売り上げている顧客数が8である場合、カバー率は8/15=0.5333(割合)となる。
また別の実施形態において、市場カバー率算出手段111は、前記全顧客数に占める特定の製品を所定値以上売り上げている顧客数の割合を示す市場カバー率を算出する。所定値としては、例えば顧客内シェアを用いて、売上データに含まれる顧客のうち、指定された製品の顧客内シェアが5%以上の顧客の割合を市場カバー率として算出してもよい。具体的な例として、全顧客数が15で指定製品の顧客内シェアが5%以上の顧客数が8である場合、カバー率は8/15=0.5333(割合)となる。なおここでの所定値には、顧客内シェア以外にも、特定の製品の売上金額や販売数等、任意の指標を用いてよい。
構造シェア算出手段112は、売上データW201に基づいて、特定の製品が市場をどの程度占有するかを示す構造シェアと市場占拠率算出手段109によって算出される市場占拠率と、が同じ値になるようにランク率の重みを示すr(パラメータ)の値(以下、r値という)を算出する。本実施形態において、構造シェア算出手段112は、売上データW201に基づいて、ランク率算出手段110によって算出されるランク率と市場カバー率算出手段111によって算出される市場カバー率と、r値と、を用いて、構造シェアを(r×ランク率+(1-r)×市場カバー率)/2として、当該構造シェアと市場占拠率とが同じ値になるようにr値を算出する。また本実施形態において、構造シェア算出手段112は、ランク率としてAa率を用いて、r値を算出する。具体的な例として、構造シェア算出手段112は、上述の例のカバー率とAa率、市場占拠率として0.24を用いると、構造シェアと市場占拠率の関係式は、(0.2×r+0.5333×(1-r))/2=0.24となり、この式からr値として0.159を算出する。
また、本実施形態における構造シェア算出手段112は、売上データW201に基づいて構造シェア算出手段112によって算出されたr値を用いて、特定の製品について、需要規模及び顧客内シェアが特定の組み合わせのランクに属する顧客数が、ユーザが指定した数になった場合の構造シェアを算出する。より具体的には、ユーザから任意の自然数の入力を受け付け、その数を特定のランクに属する顧客数、即ちAaのランクに属する顧客数であると仮定して構造シェアを算出する。例えば、ユーザによってAaのランクに属する顧客数がユーザによって2に変更された場合、ランク率算出手段110によってAa率は2/5=0.4と算出され、当該Aa率の値と上述のr値および市場カバー率を用いて、構造シェア算出手段112は、構造シェアとして(0.4×0.159+0.5333×(1-0.159))/2=0.26を算出する。なお、構造シェア算出手段112は、Aa率およびカバー率のみに基づいて、(ランク率+市場カバー率)/2として構造シェアを算出しても良い。
以上の手段により、構造シェアが計算される。構造シェアは、有力な顧客における他社製品との競争状況に関する質的な構造を示すAa率と、指定製品の市場での普及度合に関する量的な構造を示す市場カバー率を2で割って計算されるため、実際の市場シェアと似た性質を持つ指標として認識することができ、これにより指定された製品の市場シェアの傾向を推測することが可能になる。また、本発明の実施形態では、Aaのランクに属する顧客数に応じて、構造シェアの値がどの程度変動するのかをシミュレーションすることができ、目標の構造シェアの値に対して、Aaのランクに属する顧客数をどの程度上げればよいかを予測することができる。
<ランク表作成までのフローチャート>
本実施形態における、ランク表が作成されるまでの処理について、図4を用いて説明する。なお、ここで示す処理は一例にすぎず、任意の処理の順序を変更しても良い。
まず、ステップS1では、売上データW201を取得する。図は省略するが、売上データW201の入力を受け付け実行が選択されると、需要規模算出手段103が、入力された売上データW201から顧客ごとの需要規模を算出する。また、売上データW201の入力を受け付け実行が選択されると、顧客内シェア算出手段102が特定の顧客での製品群における各製品の顧客内シェアを算出する。ここで、売上データとしては図3のような、少なくとも顧客名と、各顧客での製品群の売上と、各顧客での製品ごとの売上と、が含まれていれば良く、他の項目が含まれていても良い。
ステップS2では、ステップS1で算出した需要規模と顧客内シェアのそれぞれに基づいて、ランク付手段104が顧客のランクを決定する。それぞれの値に応じて、需要規模のランクとしてはA、B、Cが、顧客内シェアのランクとしては、a、b、c、dが採用される。
ステップS3では、ランク付手段104が、ステップS2でランクが決定された顧客を、需要規模のランクと顧客内シェアのランクの組み合わせにより3×4(=(A、B、C)×(a、b、c、d))のマトリックスに分類する。
ステップS4では、ステップS3で作成されたマトリックス(以下、ランク表という)において、特定の欄が選択されると、選択された欄に属する顧客の市場金額構成比、売上金額構成比、及びカバー率を算出する。
ステップS5では、表示手段108が、ステップS3で作成したランク表及び、ステップS4で算出した市場金額構成比、売上金額構成比、及びカバー率を同時に表示する。
<ランク表の表示>
図5は、ランク表表示画面W3一例を示した図である。ランク表表示画面W3は、製品及びNo.1定義選択欄W301と、ランク表W302と、占有率欄W303と、を含む。製品及びNo.1定義選択欄W301は、ランク表W302を表示する特定の製品の選択と、No.1定義の仕方の選択を受け付ける。本実施形態において特定の製品の選択とは、売上データW201に含まれる製品群のうちから任意の一の製品を選択することである。
また、本実施形態においてNo.1定義とは、製品群の数に応じて所定の数値が決まっている。具体的には、製品群の数が2つの場合は3倍、製品群の数が3以上の場合は√3倍がユーザによって選択される。このNo.1定義に基づいて、ランク付手段104は顧客内シェアのランクを決定する。
具体的な例として、ランク付手段104は、対象の製品の顧客内シェアが最も大きい場合、2番目に顧客内シェアが大きい製品との顧客内シェアの差が、√3倍以上であればa、√3倍未満であればbとして、顧客のランク付けを行う。また、ランク付手段104は、対象の製品の顧客内シェアが1番目以外の場合、顧客内シェアが5%以上であればc、5%未満であればdとして、顧客のランク付けを行う。ここで、ランク付けにa、b、c、dを用いたが、別の記号を用いて構成されていても良い。
ランク表W302では、表示手段108が、製品及びNo.1定義選択欄W301で選択された製品とNo.1の定義に基づいて顧客を分類し、各ランクに対応する欄に当該ランクに属する顧客の数を表示する。本実施形態において、ランク表W302では、選択された製品とNo.1の定義に基づいて、ランク付手段104によって需要規模及び顧客内シェアのそれぞれについてランク付けされた顧客が、画面に分類されて表示されている。
例えば図5では、需要規模A、顧客内シェアb(Ab)に分類される顧客の数は3であることを示している。また、本実施形態において、表示手段108は、ランク表内の特定の欄のランクに属する顧客に対応する、後述の売上シェア値換算表を表示することができる。また更に、本実施形態では、ランク表は、Aa及びAbの欄、Ba及びBbの欄、Ac及びCaもしくはCbの欄、をそれぞれ異なる色で呈色されている。
占有率欄W303では、市場金額構成比と、売上金額構成比と、カバー率と、が表示されている。本実施形態では、占有率欄W303に、ランク表W302におけるAa及びAb及びBaに属する顧客の市場金額構成比と、売上金額構成比と、カバー率とが表示されている。ここでTotal Blic数と、市場金額構成比におけるTotal Blic売上と、売上金額構成比におけるTotal Blic売上と、はそれぞれランク表に表示されている顧客の総数、すべての顧客での製品群の売上総額、すべての顧客での指定製品(図5の例では競合製品5)の売上総額を意味している。
例えば図5では、ランク表W302の欄に表示されている顧客の総数は15で、Aa及びAbもしくはBaに属する顧客の総数は3となるので、カバー率は3/15=0.2(割合)となる。また、すべての顧客での製品群の売上総額は、¥125,552,378、Aa及びAbもしくはBaに属する顧客での製品群の売上総額は、¥62,149,558であるので、市場金額構成比は62,149,558/125,552,378=0.495(割合)となる。また、すべての顧客での自社製品の売上総額は、¥33,144,600、Aa及びAbもしくはBaに属する顧客の自社製品の売上総額は、¥22,128,560であるので、売上金額構成比は22,128,560/33,144,600=0.665である。
また更に、本実施形態では、占有率欄W303に、ランク表の選択された欄に属する顧客での市場金額構成比と、売上金額構成比と、カバー率と、が表示されている。例えば図5では、ランク表W302においてCaが選択されており、Caに属する顧客数は1、Caに属する顧客での製品群の総売上は¥2,380,472、Caに属する顧客での自社製品の総売上は¥1,793,242であるので、カバー率、市場金額構成比、売上金額構成比、はそれぞれ、1/15=0.067(割合)、2,380,472/125,552,378=0.019(割合)、1,793,242/33,144,600=0.054(割合)となる。ここでは、1つの欄が選択された例を示したが、2つ以上の欄が選択されても良い。
以上のように、選択された欄に対応するランクに分類された顧客がどのくらい数存在しているのか、そのランクの顧客での指定製品の売上が、すべての顧客での指定製品の売上に対しどのくらいの金額を占めているのか、またそのランクの顧客での製品群の売上が、すべての顧客での製品群の売上に対してどのくらいの金額を占めているのか、を可視化することで効率的なマーケティングを行うことができる。
図6は、シェア値一覧表W401の一例を示した図である。本実施形態において、シェア値一覧表W401は、入力された売上データW201に基づいて、顧客内シェア算出手段102によって算出された顧客内シェアを各製品に対して表示している。また、本実施形態において、シェア値一覧表W401には、売上データW201基づいて算出された累積構成比(需要規模)と、顧客内シェアと、に応じてランク付手段104によってランク付けされた顧客(図面では、ブリック)のランクが表示されている。図6では、自社製品が指定され、ランク付手段104によって自社製品についてランク付けがされたものを表示しているが、他の製品について指定することによって、他の製品についてランク付けされたものを表示しても良いように構成されている。
ここで具体的な例として図6では、施設Bから施設Iまでの累積構成比が70%未満になっており、これらの施設はランク付手段104によって需要規模のランクはAとなって表示されている。また、図6では自社製品が指定され、施設Bにおいて、自社製品の顧客内シェアは2番目に顧客内シェアが大きく、顧客内シェアの値が5%以上となっており、ランク付手段104によって顧客内シェアのランクはcとなって表示されている。
また更に、本実施形態では、製品群のうち最もシェア値が大きいものと、2番目にシェア値が大きいものと、に異なる色が呈色されている。具体的に図6では、施設Bにおいて競合製品5が最も顧客内シェアが大きく、自社製品が2番目に顧客内シェアが大きくなっており、それぞれが異なる色で呈色されている。本実施形態では、シェア値一覧表W401において、顧客名、各製品の顧客内シェアと、各顧客での製品群の総売上と、市場占有率と、累積構成比と、ランクと、が少なくとも表示されていればよく、他の項目が表示されていても良い。
図7は、市場占拠率表示画面W5の一例を示した図である。本実施形態において、市場占拠率とは、全顧客での総売上に占める、各製品の総売上の割合のことである。市場占拠率表示画面W5は、市場占拠率グラフW501と、市場占拠率目標値表W502を含む。本実施形態では、市場占拠率算出手段109は、売上データW201入力されると、市場占拠率を算出し、算出した市場占拠率に基づいて市場占拠率グラフW501が表示される。市場占拠率グラフW501は、各製品名と、当製品の市場占拠率と、をそれぞれ1つの区分に表示している。また更に、本実施形態では、市場占拠率グラフは、製品ごとに異なる色で呈色されている。ここで、図7では、市場占拠率グラフW501が円グラフで表示されているが、他のグラフを用いて表示されていても良いように構成されている。
市場占拠率目標値表W502には、特定の所定値が設定された市場占拠率が表示されており、その値ごとに製品の分類をすることが可能である。例えば図7では、市場占拠率グラフW501から、「競合製品1」の市場占拠率値は46%であるので、市場占拠率目標値表W502から、「安定目標値」に分類されることがわかる。そして、分類される目標値に応じて、今後のマーケティングの方向性を決めることができる。
図8は、売上データW201の入力を受け付けた時の構造シェアシミュレーション画面W6の一例を示した図である。本実施形態において、構造シェアシミュレーション画面W6は、製品選択欄W601と、Share値表示欄W602と、Aa率算出欄W603と、Aaランク顧客数入力欄W604と、カバー率表示欄W605と、構造シェア表示欄W606と、r値決定欄W607を含んでいる。製品選択欄W601は、ユーザから構造シェアのシミュレーションを行いたい製品の選択を受け付ける。図8では、競合製品5が選択され画面上に表示されている。
Share値表示欄W602では、全顧客における製品群の総売上と、全顧客における製品選択欄W601で選択された製品の総売上と、それらに基づいて市場占拠率算出手段109によって算出される市場占拠率値と、が表示手段108によって表示されている。より具体的には、本実施形態におけるShare値表示欄W602では、Total市場として、売上データW201における、全顧客での製品群の総売上¥125,552,378を表示する。
また、Share値表示欄W602では、売りとして、売上データW201における、例えば競合製品5の全顧客での総売上¥4,133,420が表示手段108によって表示される。そして、当該Total市場及び当該売りに基づいて、競合製品5についての市場占拠率4,133,420/125,552,378=0.0329(割合)が市場占拠率算出手段109によって算出される。そして、当該算出された市場占拠率が図8におけるShareとして表示手段108によって表示される。
ランク率算出手段110は、売上データW201に基づいてランク付手段104によってAのランクにランク付けされた顧客数のうち、Aaのランクに属する顧客数の割合を算出する。そして、Aa率算出欄W603において表示手段108が当該算出した割合を表示する。より具体的には、本実施形態におけるAa率算出欄W603では、売上データW201に基づいてランク付手段104によってAのランク付けをされた顧客数として5が、Aaのランク付けをされた顧客数として0が表示される。
また、本実施形態におけるAaランク顧客数入力欄W604では、ユーザから任意の値の入力を受け付け、受け付けたAaのランクに属する顧客数が表示手段108によって表示される。そして、当該ランク付手段104によってAランクにランク付けされた顧客数に占める、当該ユーザから指定されたAaランクに属する顧客数の割合がランク率算出手段110によって算出され、当該算出された割合が表示手段108によってaとして表示される。
市場カバー率算出欄W605では、全顧客数に占める、製品選択欄W601で選択された製品であって、全顧客のうち顧客内シェアが5%以上となっている顧客数の割合を示す、市場カバー率が表示される。より具体的には、本実施形態における市場カバー率算出欄W605では、売上データW201に含まれる顧客(図面では、ブリック)数に占める、製品選択欄W601で選択された製品であって、顧客内シェアが5%以上となっている顧客数の割合を示す市場カバー率が市場カバー率算出手段111によって算出され、当該算出された市場カバー率が表示手段108によって市場カバー率算出欄W605のカバー率として表示される。
構造シェア算出手段112は、売上データW201の入力を受け付けると、Aa率と、市場カバー率と、市場占拠率と、に基づいて、市場占拠率と、Aa率、市場カバー率、及びr値を引数として持つ構造シェアと、が同じになるようにr値を算出する。そして、表示手段108は、当該算出されたr値をr値決定欄W607に表示する。より具体的には、構造シェア算出手段112は、構造シェア=(r×Aa率+(1-r)×市場カバー率)/2により算出される値が市場占拠率と等しいものとして、r値を算出する。より具体的な例として、図8では、Aa率、市場カバー率、市場占拠率、がそれぞれ0、0.333、0.0329である場合、構造シェア=市場占拠率として上記の式にこれらの値を代入し、0.0329=(r×0+(1-r)×0.0333)をrについて解くことでr=0.8025と算出される。そして、r値決定欄W607のr値として表示される。
また更に構造シェア算出手段112は、Aaランク顧客数入力欄W604においてユーザから指定された値と、売上データに基づいて算出されたr値と、に基づいて構造シェアを算出する。そして、表示手段108は、当該算出された構造シェアを構造シェア算出欄W606に表示する。より具体的には、例えばユーザの指定によって、Aaランク顧客数入力欄W604における数字が1に変更された場合、Aa率が1/5=0.2と算出され、当該算出されたAa率と、売上データW201に基づいて算出された上述のr値と、を用いて、構造シェアとして(0.8025×0.2+(1‐0.8025)×0.333)/2=0.113(割合)を算出する。なお、ユーザから入力されるランク率の顧客数は、需要規模ランクAに属する顧客数(Aa、Ab、Ac及びAdの顧客数の合計)よりも小さい値のみを受け付けるように構成されている。
このように、現段階における市場占拠率と構造シェアを同じ値に調整するr値を使い、Aa率に属する顧客数を変更し構造シェアを算出し直すことによって、Aa率の顧客数の増加分から市場占拠率の増加分をシミュレーションすることができる。ユーザは、この市場占拠率の増加分に応じて適切なマーケティング戦略を立てることができる。
以上のように、本実施形態の市場分析システムによれば、売上データを読み込むことによって、容易に自社製品と競合他社製品との比較ができるようになり効率的なマーケティング戦略を立てることが可能になる。
なお、本発明は医療産業の現状に鑑みて開発された市場分析システムであるが、他の産業におけるマーケティング戦略においても有用である。
1 入出力部
2 処理部
3 記憶部
100 端末装置
101 売上取得手段
102 需要規模算出手段
103 顧客内シェア算出手段
104 ランク付手段
105 カバー率算出手段
106 市場金額構成比算出手段
107 売上金額構成時算出手段
108 表示手段
109 市場占拠率算出手段
110 ランク率算出手段
111 市場カバー率算出手段
112 構造シェア算出手段
113 記憶手段
W201 売上データ
W3 ランク表表示画面
W301 製品及びNo.1定義選択欄
W302 ランク表
W303 占有率欄
W401 シェア値一覧表
W5 市場占拠率表示画面
W501 市場占拠率グラフ
W502 市場占拠率目標値
W6 構造シェアシミュレーション画面
W601 製品選択欄
W602 Share値表示欄
W603 Aa率算出欄
W604 Aaランク顧客数入力欄
W605 市場カバー率表示欄
W606 構造シェア表示欄
W607 r値決定欄

Claims (12)

  1. マーケティングを支援する市場分析システムであって、
    顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納する売上取得手段と、
    前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出する需要規模算出手段と、
    前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、
    前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するランク付手段と、
    一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示する、表示手段と、を備える市場分析システム。
  2. 前記表示手段は、前記製品群における各製品の顧客内シェア及び前記顧客のランクを含むシェア値一覧表を表示し、
    更に、前記シェア値一覧表において、特定の顧客における前記製品群において、最も前記顧客内シェアが大きい製品と、2番目に大きい製品と、をそれぞれ異なる色で呈色し表示する、請求項1に記載の市場分析システム。
  3. 前記表示手段は、特定の前記顧客内シェアと前記需要規模のランクに属する顧客に対応する前記シェア値一覧表を表示する、請求項2に記載の市場分析システム。
  4. 前記表示手段は、前記需要規模と前記顧客内シェアのランクの組み合わせに応じて前記欄を区別して表示する、請求項1~請求項3の何れかに記載の市場分析システム。
  5. 前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、選択された欄に属する顧客での売上の割合を示す市場金額構成比を算出する、市場金額構成比算出手段を備え、
    前記表示手段は、前記ランク表と、前記市場金額構成比と、を同時に表示する、表示手段を備える、請求項1~請求項4の何れかに記載の市場分析システム。
  6. 前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客での特定の製品の売上に占める、選択された欄に属する顧客での特定の製品の売上の割合を示す、売上金額構成比を算出する、売上金額構成比算出手段を備え、
    前記表示手段は、前記ランク表と、前記売上金額構成比と、を同時に表示する、請求項1~請求項5の何れかに記載の市場分析システム。
  7. 前記欄が選択されると、前記売上データに基づいて、全顧客数に占める、選択された欄に属する顧客の数の割合を示す、カバー率を算出する、カバー率算出手段を備え、
    前記表示手段は、前記ランク表と、前記カバー率と、を同時に表示する、請求項1~6の何れかに記載の市場分析システム。
  8. 前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、全顧客での特定の製品の売上の割合を示す、市場占拠率を算出する、市場占拠率算出手段を備え、
    前記表示手段は、前記市場占拠率と、所定の値が設定されている市場占拠率目標値と、を同時に表示する、請求項1~7の何れかに記載の市場分析システム。
  9. ユーザから任意の数の入力を受け付け、入力値を、前記ランク付手段によって決定された前記需要規模のランクが特定のランクに属する顧客のうち、更に前記ランク付手段によって決定された前記顧客内シェアのランクが特定のランクに属する顧客数であると仮定して、前記入力値を前記需要規模が特定のランクに属する顧客数で割ることにより、顧客数の割合を示すランク率を算出するランク率算出手段と、
    前記全顧客数に占める、特定の製品を売り上げている顧客数の割合を示す市場カバー率を算出する市場カバー率算出手段と、
    前記ランク率と前記市場カバー率の和を2で割ることによって、前記需要規模及び顧客内シェアが特定のランクに属する顧客数がユーザの入力値になった場合の、特定の製品による市場の占有度合いを示す構造シェアを算出する、構造シェア算出手段と、を更に備える、請求項1~請求項8の何れかに記載の市場分析システム。
  10. ユーザから任意の数の入力を受け付け、入力値を、前記ランク付手段によって決定された前記需要規模のランクが特定のランクに属する顧客のうち、更に前記ランク付手段によって決定された前記顧客内シェアのランクが特定のランクに属する顧客数であると仮定して、前記入力値を前記需要規模が特定のランクに属する顧客数で割ることにより、顧客数の割合を示すランク率を算出するランク率算出手段と、
    前記全顧客数に占める、特定の製品を所定値以上売り上げている顧客数の割合を示す市場カバー率を算出する市場カバー率算出手段と、
    前記ランク率と前記市場カバー率の和を2で割ることによって、前記需要規模及び顧客内シェアが特定のランクに属する顧客数がユーザの入力値になった場合の、特定の製品による市場の占有度合いを示す構造シェアを算出する、構造シェア算出手段と、を更に備える、請求項1~請求項8の何れかに記載の市場分析システム。
  11. マーケティングを支援する市場分析プログラムであって、コンピュータを、
    顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納する売上取得手段と、
    前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出する需要規模算出手段と、
    前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、
    前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するランク付手段と、
    一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示する、表示手段と、として機能させる市場分析プログラム。
  12. マーケティングを支援する市場分析方法であって、
    顧客ごとの製品群の売上を含む売上データの入力を受け付け、記憶部に格納するステップと、
    前記売上データに基づいて、全顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での前記製品群の売上の割合を示す、需要規模を算出するステップと、
    前記売上データに基づいて、特定の顧客での前記製品群の売上に占める、特定の顧客での特定の製品の売上の割合を示す、顧客内シェアを算出する顧客内シェア算出手段と、
    前記需要規模と前記顧客内シェアそれぞれについて、前記特定の顧客のランクを決定するステップと、
    一方の軸に前記顧客内シェア、他方の軸に前記需要規模を持つランク表内の前記ランクに属する欄に、前記ランクに属する顧客の合計数を表示するステップと、をコンピュータに実行させる市場分析方法。

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