JP2023031156A - 位置推定システム、クラスタ位置推定方法 - Google Patents

位置推定システム、クラスタ位置推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集積された荷台を自動的にクラスタリングして、クラスタ単位で荷台の位置を把握するシステムを提供する。【解決手段】取得したアクセスポイントの識別子と、荷台に設置された通信端末を識別する端末IDとを含むメッセージを管理サーバに送信する複数の通信端末と、管理サーバと、アクセスポイントの位置を示す位置情報と識別子とを対応付けて記憶する位置情報サーバとを含むシステムにおいて、管理サーバは、複数の通信端末から送信されたメッセージを受信し、メッセージを端末IDごとに逐次更新して記憶し、記憶したメッセージに含まれる識別子に基いて、複数のメッセージを各クラスタにクラスタリングする。各クラスタに含まれる識別子を位置情報サーバに送信して、識別子に対応付けられている位置情報を要求し、位置情報サーバから送信された位置情報が示す位置を、各クラスタに含まれるメッセージを送信した通信端末の位置として推定する。【選択図】図26

Description

本発明は、荷物の搬送に用いられるコンテナ、カゴ台車又はパレット等(以下、単に「荷台」という)の現在位置を推定する技術に関し、特に倉庫、集積場等の拠点で集積される複数の荷台の現在位置を効率的に管理できるようにする技術に関する。
従来から、荷台の現在位置を効率的に管理する技術が求められている。特許文献1には、複数のWiFiアクセスポイント(「AP」ともいう)から送信された信号を無線で受信し、それぞれの信号に含まれる識別子であるMACアドレスを取得し、各MACアドレスに対応付けられているWiFiアクセスポイントの位置情報をデータベースから抽出することで、現在位置を推定する技術が開示されている。
特許文献2には、車両やコンテナに搭載した通信端末からIDを読み取り、グループ単位で車両及びコンテナを管理する技術が開示されている。
特表2012-525569号公報 特開2021-60743号公報
ところで、特許文献1に開示されている発明を用いて荷台の位置管理をする場合、荷台ごとに位置情報をデータベースから抽出するため、荷台の数が増えれば増えるほど、データベースへのアクセス回数が増加する。係るデータベースは、アクセス回数に応じて課金額が増えるため、アクセス回数を抑えることが望ましい。
そこで、グループ単位で荷台の位置を管理することが考えられるが、特許文献2に開示されている方法では、荷台が集積されている現場に、管理作業員を配置する必要がある。具体的には、管理作業員がリーダー等の装置を用いて複数の荷台のIDを読み取り、これらの荷台がグループであることを確定する指示を行うことで荷台のグループを決定する作業を要する。
本発明は、現場で管理作業員が荷台のグループを確認することなく、集積された荷台を自動的にクラスタリングし、クラスタ単位で荷台の位置を把握して管理することができるシステムを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するために、本開示の一態様である位置推定システムは、取得した1または複数のアクセスポイントの識別子と、各通信端末を識別する端末IDとを含むメッセージを、管理サーバに逐次送信する複数の通信端末と、管理サーバと、アクセスポイントの位置を示す位置情報と識別子とを対応付けて記憶する位置情報サーバとを含む位置推定システムである。管理サーバは、サーバ受信部、サーバ記憶部、クラスタリング部、位置要求部、位置推定部を備える。サーバ受信部は、複数の通信端末から逐次送信されたメッセージを受信する。サーバ記憶部は、メッセージを端末IDごとに逐次更新して記憶する。クラスタリング部は、記憶したメッセージに含まれる識別子に基いて、複数のメッセージをグループ化したクラスタにクラスタリングする。位置要求部は、クラスタに含まれる識別子を位置情報サーバに送信し、識別子に対応付けられている位置情報を要求する。位置推定部は、位置情報サーバから送信された位置情報を受信し、位置情報が示す位置を、クラスタに含まれるメッセージの送信元である通信端末の推定位置として推定する。
(2)(1)の位置推定システムは、更に、地図記憶部、表示部を備えていてもよい。地図記憶部は、地図を表す地図情報を記憶する。表示部は、地図情報に基いて地図を表示し、表示した地図の推定位置に、クラスタを示すアイコンを重畳して表示する。
(3)(2)の位置推定システムは、更に、計数部を備えていてもよい。計数部は、クラスタに含まれるメッセージの数を通信端末の数として計数する。表示部は、計数部が計数した数を重畳して地図に表示してもよい。
(4)(2)または(3)の位置推定システムは、更に、ユーザ端末を含んでいてもよい。ユーザ端末は、地図記憶部、表示部、ユーザ端末通信部を備える。ユーザ端末通信部は、管理サーバから、推定位置を含む推定情報を受信してもよい。
(5)(1)から(4)のいずれかの位置推定システムの通信端末は、取得部、記憶部、優先識別子記憶部、送信部を備えていてもよい。取得部は、識別子を含む信号を無線送信する複数の前記アクセスポイントから、信号を受信して識別子を逐次取得する。記憶部は、識別子を記憶する。優先識別子記憶部は、優先して選択すべき識別子を示す優先識別子を記憶する。送信部は、識別子のうち、優先識別子と一致するものを優先して選択し、所定数の識別子と、端末IDとを含むメッセージを管理サーバに逐次送信する。
(6)(1)から(5)のいずれかの位置推定システムの通信端末は、荷台または移動体に設置され、位置推定部は、荷台または移動体の位置を推定してもよい。
(7)上記課題を解決するために、本開示の一態様であるクラスタ位置推定方法は、1または複数のアクセスポイントの識別子と、各通信端末を識別する端末IDとを含むメッセージを、複数の通信端末から受信し、メッセージを端末IDごとに逐次更新して記憶し、記憶したメッセージに含まれる識別子に基いて、複数のメッセージをグループ化したクラスタにクラスタリングし、クラスタに含まれる識別子を用いて、アクセスポイントの位置を示す位置情報と、アクセスポイントの識別子とを対応付けて記憶するデータベースから、対応付けられた位置情報を抽出し、抽出した位置情報が示す位置を、クラスタに含まれるメッセージの送信元である通信端末の位置として推定する。
本発明を適用した位置推定システムを用いれば、管理作業員が荷台のグループ分けを現場で確認する必要がなくなり、位置情報のデータベースへのアクセス回数も削減することができる。
位置推定システム100の構成の一例を示す図である。 荷台1a、荷台1b、荷台1cを集積した荷台群10aの一例を示す図である。 荷台1aに設置された通信端末11の機能構成の一例を示す図である。 管理サーバ50の機能構成の一例を示す図である。 管理サーバ50のハードウェア構成の一例を示す図である。 位置情報サーバ60の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ端末70の機能構成の一例を示す図である。 優先識別子記憶部141に記憶する優先識別子の一例を示す図である。 通信端末11aが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 通信端末11bが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 通信端末11cが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 通信端末11dが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 通信端末11eが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 通信端末11fが取得したアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 各通信端末11が送信する上りメッセージのデータ構造の一例を示す図である。 各通信端末11から受信した上りメッセージの一例を示す図である。 各通信端末11から受信した上りメッセージにクラスタIDを付加した一例を示す図である。 各クラスタに含まれるアクセスポイント識別子の一例を示す図である。 アクセスポイント識別子とアクセスポイントの位置情報とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。 各クラスタの位置として推定された位置情報の一例を示す図である。 倉庫の識別情報である倉庫IDと、倉庫の位置を示す位置情報とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。 倉庫の位置情報と一致したクラスタのクラスタIDと、クラスタに含まれる通信端末11の数、すなわち荷台数とを対応付けた情報の一例を示す図である。 倉庫外にあるものとして抽出されたクラスタとその位置情報の一例を示す図である。 ユーザIDと対応付けられている端末IDの一例を示す図である。 管理サーバ50からユーザ端末70に送信する推定情報の一例を示す図である。 位置推定システム100の動作の一例を示すシーケンス図である。 位置推定システム100の動作の一例を示すシーケンス図である。 ユーザ端末70の表示部75に推定した各荷台の位置を地図上に表示した一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[位置推定システム100の概要]
図1に示す位置推定システム100は、構成要素として、複数の荷台1a~1f(以下、これらを総称する場合、荷台1という)にそれぞれ設置された通信端末11a~11f(以下、これらを総称する場合、通信端末11という)、基地局40、管理サーバ50、位置情報サーバ60、ユーザ端末装置70、ネットワーク80を含む。
荷台1の集積場である第1倉庫21、第2倉庫22の内部、或いはその周辺には、アクセスポイント30a~30j(以下、これらを総称する場合、アクセスポイント30という)が設置されている。アクセスポイント30は、通信ネットワークの末端で、通信機能を備えたコンピュータ等からの接続要求を受け付け、通信ネットワークとコンピュータ等との仲介をする機能を有する。アクセスポイント30は、それぞれルーター機能を備えてもよいし、複数のアクセスポイント30のうちのいずれか1つがルーター機能を備えて、インターネットと接続してもよい。
アクセスポイント30は、5GHz帯のWi-Fi規格「11ax、11ac、11n/a、11a」、2.4GHz帯のWi-Fi規格「11ax、11n/g、11g、11b」のいずれかに対応した無線信号を送受信する機能を有する。アクセスポイント30は、Wi-Fi規格以外の他の通信規格に対応した無線信号を送受信することができるものであってもよい。
アクセスポイント30は、コンピュータ等からの接続要求を受け付けるために、予め自身の識別子であるアクセスポイント識別子を含む無線信号(ビーコンともいう。)を定期的に送信する。アクセスポイント識別子は、個々のアクセスポイント30を識別するMACアドレスである。
なお、MACアドレス以外に、後述する位置情報管理サーバ60が、アクセスポイント30の位置情報と対応付けた識別情報を特定することができる情報であれば、どのような形態の情報でもよい。例えば、SSID(Service Set Identifier)でもよい。
荷台1は、トラック等の搬送車によって搬送されることで各拠点(第1倉庫21、第2倉庫22等)を移動する。荷台1は、搬送中は搬送車内に存在し、移動先の各拠点で荷下ろしされる。荷下ろしされた荷台1は、しばらくの間、荷下ろしされた拠点に存在する。なお、荷台1は、通常の運用では、各拠点又は搬送車内に存在するが、通常ではない運用をされることで、想定外の場所に移動して、そのまま放置されることも想定される。
本実施の形態では、レンタル事業者が荷台1を所有する。レンタル事業者は、サービスとして荷台1をユーザに貸し出す。ユーザはユーザ端末70を用いて、借りた荷台1の現在位置を地図画面上に示して、荷台1の所在を把握することができる。なお、レンタル事業者も、ユーザ端末70と同様のレンタル事業者の端末(図示せず)を用いて、ユーザに貸し出した荷台1の所在を把握することができる。
荷台1を借りたユーザは、荷台1に荷物を積載するまでは、例えば、荷台1を複数台まとめた荷台群10aとして、図1に示す第1倉庫21内に置いて、待機させておくことが考えられる。図2に示すように、荷台群10aは、荷台1a、荷台1b、荷台1cを積み上げたものである。荷台1aには、通信端末11aが搭載され、荷台1bには、通信端末11bが搭載され、荷台1cには、通信端末11cが搭載されている。
なお、荷台群10aに限らず、例えば、図1に示す荷台群10bのように、荷物を積載した状態で第2倉庫22内にまとめて配置された荷台1d、荷台1eも「荷台群」と表現する。複数の荷台1が、荷台群(グループ)としてまとめて配置されているかどうかは、後述する管理サーバ50のクラスタリング処理によって判定される。
位置推定システム100は、各荷台1に設置された通信端末11が、管理サーバ50に上りメッセージを定期的に送信する。上りメッセージには、各通信端末11が取得した周辺のアクセスポイント30の識別子であるアクセスポイント識別子が含まれる。
管理サーバ50は、基地局40を介して各通信端末11から受信した上りメッセージに含まれるアクセスポイント識別子を用いて、上りメッセージをクラスタリングする。管理サーバ50は、各クラスタにグループ分けされた上りメッセージの送信元である通信端末11が、ほぼ同じ位置に存在するものと推定する。
管理サーバ50は、クラスタに含まれるアクセスポイント識別子を用いて、位置情報サーバ60からクラスタ単位で位置情報を要求する。管理サーバ50は、クラスタに含まれる上りメッセージの数を荷台数の数として計数する。管理サーバ50は、クラスタの位置とクラスタに含まれる荷台数を推定情報として生成する。
ユーザ端末70は、ネットワーク80を介して管理サーバ50にアクセスし、ユーザIDでログインすることができる。ユーザ端末70は、ユーザが借りている荷台1が含まれるクラスタの推定情報を受信する。ユーザ端末70は、受信した推定情報に基いて、地図上にクラスタの位置とクラスタに含まれる荷台数を表示する。
なお、ユーザIDは、サービス利用前のユーザ登録処理で管理サーバ50に登録される。ユーザ登録処理は、既知の処理で実現されるものであり、例えば、ユーザIDとパスワードを登録して設定する処理が想定される。
これにより、ユーザは、借りている複数の荷台1の位置をクラスタ単位で把握して、荷台1の管理をし易くすることができる。また、位置情報サーバ60への位置情報要求もクラスタ単位で行うことから、従来よりも位置情報の要求処理を大幅に減らすことができる。荷台1のクラスタ化は、自動的に行われるため、現地で人が荷台1をグループ分けして登録するといった作業を不要にすることができる。
基地局40は、通信端末11と管理サーバ50との間で、所定のLPWA通信規格に対応した無線信号の送受信を中継する機能を有する。図1には、基地局40を1つのみ図示しているが、複数の基地局40が存在し、荷台1を運用するエリアにおける無線信号の送受信をカバーしている。基地局40と管理サーバ50は、ネットワーク80を介して接続される。
[通信端末11の構成]
図3に示すように、荷台1は通信端末11を備える。通信端末11は、通信部12、制御部13、記憶部14で構成される。通信端末11は、ハードウェア構成としてCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、中央処理装置、中央演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう。
通信部12は、取得部121、送信部122、受信部123を備える。取得部121は、図1に示す各アクセスポイント30から逐次送信される無線信号を受信して、無線信号に含まれる各アクセスポイント30のアクセスポイント識別子を取得する機能を有する。
送信部122は、LPWA(Low-Power Wide-Area Network)通信規格に対応した無線信号で上りメッセージを生成して送信する機能を有する。LPWA通信規格には、例えば、サブGHz帯(866MHz帯、915MHz帯、920MHz帯等)の周波数を用いるSIGFOX(登録商標)、ELTRES(登録商標)等の通信規格がある。例えば、SIGFOXの場合、1回線につき1日140回の送信回数制限、上りメッセージのペイロードのデータサイズは12Byteという制限がある。
受信部123は、送信部122のLPWA通信規格に対応した無線信号を受信する機能を有する。例えば、SIGFOXの場合、上りメッセージからの要求に応じて、1日4回までの下りメッセージを管理サーバ50から送信することが可能である。なお、管理サーバ50から通信端末11への送信を行わない場合は、通信端末11は受信部123を備えていなくてもよい。
通信部12は、アクセスポイント30から送信された無線信号を受信してアクセスポイント識別子を取得するだけでなく、アクセスポイント30と無線で通信する機能を備えていてもよい。
制御部13は、通信端末11を制御する機能を有する。CPUが、ROMに格納されたプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いることで、制御部13の制御を実現する。
記憶部14は、制御部13が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータ、並びに、制御部13が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。
記憶部14のハードウェアは、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)といった不揮発性の半導体メモリ、またはハードディスクドライブ等で構成される。
記憶部14は、取得部121が逐次取得するアクセスポイント識別子を、アクセスポイント識別子が含まれていた無線信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator)値と対応付けて記憶する。記憶部14は、取得部121が新たにアクセスポイント識別子を取得するたびに、更新して記憶する。
記憶部14は、優先識別子を記憶する優先識別子記憶部141を有する。優先識別子とは、取得部121が逐次取得するアクセスポイント識別子のうち、優先して選択され、上りメッセージに格納されるアクセスポイント識別子である。
優先識別子は、例えば、ユーザの流通拠点である第1倉庫21内に設置されたアクセスポイント30bのアクセスポイント識別子である「AP2」、アクセスポイント30cのアクセスポイント識別子である「AP3」、第2倉庫22内に設置されたアクセスポイント30dのアクセスポイント識別子である「AP4」、アクセスポイント30eのアクセスポイント識別子である「AP5」、が優先識別子となり得る。優先識別子は、予め優先識別子記憶部14に記憶しておいてもよいし、管理サーバ50からの通知に基いて、優先識別子記憶部141に記憶してもよい。
[管理サーバ50の構成]
管理サーバ50は、図4に示すように、サーバ通信部51、サーバ制御部52、サーバ記憶部53、サーバ表示部54を備える。管理サーバ50は、いわゆるコンピュータであり、ハードウェアとして、CPU、記憶装置及びRAMを備える。管理サーバ50は、CPUが記憶装置に記憶されている制御プログラムを実行することにより各種機能部を実現する。管理サーバ50は、複数のコンピュータを接続して構成されたコンピュータ群であってもよい。
サーバ通信部51は、サーバ受信部511、サーバ送信部512を有する。サーバ受信部511は、基地局40を介して各通信端末11からの上りメッセージと、ネットワーク80を介してサーバ送信部512から位置情報サーバ60へ送信した位置要求に対する応答と、ユーザ端末70から送信される推定情報要求とを受信する機能を有する。
サーバ送信部512は、各通信端末11への下りメッセージ、位置情報サーバ60への位置要求、ユーザ端末70からの推定情報要求に対する応答を送信する機能を有する。
サーバ制御部52は、クラスタリング部520、計数部521、位置要求部522、位置推定部523を有する。クラスタリング部520は、各通信端末11から受信した上りメッセージをクラスタリングする機能を有する。
クラスタリングとは、データ間の類似度に基いて、データをグループ分けする手法のことをいう。クラスタリング部520は、各通信端末11から受信した最新の上りメッセージを積集合でクラスタリングする。ここでいう積集合とは、同じアクセスポイント識別子を少なくとも1つ含む上りメッセージ同士を同じグループにグループ分けすることをいう。上りメッセージの具体的なクラスタリングについては後述する。
計数部521は、クラスタリング部520によってクラスタリングされた上りメッセージの数を計数する機能を有する。クラスタリング部520がクラスタリングする上りメッセージは、各通信端末11から受信した最新のもの1つだけであり、通信端末11は荷台1に1つ設置されていることから、上りメッセージの数は、すなわち荷台1の数を表す。計数部521は、計数した荷台の数を、各クラスタを示すクラスタIDと対応付けてサーバ記憶部53に記憶する機能を有する。
位置要求部522は、クラスタに含まれるアクセスポイント識別子を、サーバ送信部512から位置情報サーバ60に送信して位置要求を行う機能を有する。
位置推定部523は、位置要求に対する位置情報サーバ60からの応答として、位置情報をサーバ受信部511が受信すると、受信した位置情報に基いてクラスタの位置を推定する機能を有する。また、位置推定部523は、推定したクラスタの位置(「推定位置」ともいう)と、計数部521が計数した荷台1の数を含む推定情報を生成して、サーバ記憶部53に記憶させる機能を有する。
サーバ記憶部53は、サーバ制御部52が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータ、並びに、サーバ制御部52が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。サーバ記憶部53は、サーバ受信部511が各通信端末11から受信した上りメッセージ、位置情報サーバ60から受信した位置情報、位置推定部523が生成した推定情報を記憶する。
サーバ記憶部53は、地図記憶部531を有していてもよい。地図記憶部531は、地図に関する情報である地図情報が記憶される。地図情報は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。
また、画像情報がラスタデータである場合には、地図情報に、複数の縮尺に対応した画像情報が含まれていてもよい。例えば、同じ地域について、縮尺の大きい画像情報、縮尺の中ぐらいの画像情報、縮尺の小さい画像情報が地図情報に含まれていてもよい。また、地図情報は、タイル状に分割された地図を示すものであり、それらを適宜組み合わせることによって、様々な領域の地図を表示することができるようになっていてもよい。
ここで、「地図」は、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ等であってもよい。また、地図情報は、ルート探索を行うことができるものであってもよい。すなわち、地図情報は、道路の位置を示すものであってもよい。また、例えば、この地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。
また、「地図」は、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。地図情報に基いて表示することで、ユーザは、地図の各地点と、座標(位置)との対応を知ることができる。
座標とは、ある基準点を原点とした座標(この座標は、例えば、距離でもよい)であってもよく、緯度・経度であってもよく、その他の位置を識別できる情報であってもよい。地図情報に、その座標そのものが含まれていてもよい。また、この地図情報には、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この地図情報において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されているものとする。なお、地図情報は、2次元のオンライン地図や電子地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
管理サーバ50のハードウェア構成の一例について、図5を用いて説明する。管理サーバ50は、プロセッサ551と、メモリ552と、記憶装置553と、通信インタフェース554と、媒体接続装置555と、入力装置556と、出力装置557と、を含む。管理サーバ50の各構成要素は、バス550により互いに接続されている。
プロセッサ551は、メモリ552に展開されたプログラムを実行する。記憶装置553は、各種情報を記憶する。記憶装置553は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置、ハードディスクドライブ、又はフラッシュメモリであってもよい。
管理サーバ50は、記憶装置553に格納されているプログラム及びデータを、メモリ552にロードして使用することができる。記憶装置553は、管理サーバ50の各機能部が行う処理に関する情報処理プログラムを記憶していてもよい。記憶装置553は、上述の管理サーバ記憶部53として用いることができる。
通信インタフェース554は、例えば、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)の通信ネットワークに有線接続または無線接続することができる。通信インタフェース554は、例えば、ネットワーク80に接続され、通信に伴うデータ変換を行う。
管理サーバ50は、外部装置から通信インタフェース554を介して受信したプログラム及びデータを、メモリ552にロードして使用することができる。通信インタフェース554は、管理サーバ50のサーバ通信部51として用いることができる。
媒体接続装置555は、可搬型記録媒体558と接続可能なインタフェースである。媒体接続装置555は、可搬型記録媒体558と接続又は分離できるように構成されている。媒体接続装置555は、可搬型記録媒体558の記録内容にアクセスする。
可搬型記録媒体558は、例えば、半導体メモリ、フレキシブルディスク、光ディスク、又は光磁気ディスクである。可搬型記録媒体558は、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、又はUSB(Universal Serial Bus)メモリであってもよい。
管理サーバ50は、可搬型記録媒体558に格納されているプログラム及びデータを、メモリ552にロードして使用することができる。可搬型記録媒体558が、管理サーバ50の各機能部が行う処理に関する情報処理プログラムを記憶していてもよい。
メモリ552、記憶装置553及び可搬型記録媒体558は、コンピュータが読み取り可能な有形の記録媒体である。メモリ552、記憶装置553及び可搬型記録媒体558は、信号搬送波のような一時的な媒体ではなく、非一時的な記録媒体である。
入力装置556は、ユーザからの指示及び情報の入力を受け付けることができるように構成される。入力装置556としては、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスである。
出力装置557は、ユーザへの問い合わせ又は指示及び処理結果を出力することができるように構成される。出力装置557としては、例えば、表示部、スピーカ、若しくはプリンタが挙げられる。表示部は、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置が挙げられる。
なお、管理サーバ50は、図5に示す全てのハードウェア構成を含んでいなくてもよい。管理サーバ50は、用途又は条件に応じて、一部のハードウェア構成が省略されていてもよい。管理サーバ50は、例えば、可搬型記録媒体558を使用しない場合、媒体接続装置555を省略してもよい。
また、管理サーバ50は、一部のハードウェア構成が管理サーバ50の外部装置に存在している場合、管理サーバ50が外部装置と接続して、外部装置の構成要素を利用してもよい。言い換えれば、管理サーバ50は、各処理又は各機能を、単一の装置又は単一のシステムによって処理してもよいし、複数の装置又は複数のシステムによって分散処理してもよい。
図5に示すハードウェア構成は、管理サーバ50と同様に、位置情報サーバ60、ユーザ端末70のハードウェア構成として用いることができる。
[位置情報サーバ60の構成]
位置情報サーバ60は、図6に示すように、位置情報サーバ通信部61、位置情報サーバ制御部62、位置情報記憶部63を備える。位置情報サーバ60は、いわゆるコンピュータであり、ハードウェアとして、図5に示すプロセッサ551、メモリ552、記憶装置553、通信インタフェース554、出力装置557を備える。
位置情報サーバ60は、記憶装置553に記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより各種機能部を実現する。
図5に示す通信インタフェース554は、位置情報サーバ通信部61として用いることができ、プロセッサ551は、位置情報サーバ制御部62として用いることができ、記憶装置553は、位置情報記憶部63として用いることができる。
位置情報サーバ通信部61は、管理サーバ50から送信された位置要求を、ネットワーク80を介して受信し、位置情報記憶部63から抽出した位置情報を管理サーバ50に送信する機能を有する。
位置情報サーバ制御部62は、受信した位置要求に含まれるアクセスポイント識別子に基いて、アクセスポイント識別子とアクセスポイント30の位置情報とを対応付けて記憶する位置情報記憶部63から、対応付けられた位置情報を抽出する機能を有する。
位置情報記憶部63は、アクセスポイント識別子と、該当のアクセスポイントの位置を示す位置情報とを対応付けて記憶する機能を有する。アクセスポイントの設置位置は、変更される場合があるので、位置情報記憶部63に記憶しているアクセスポイントの位置情報は、定期的に更新する機能を備えてもよい。
[ユーザ端末70の構成]
ユーザ端末70は、図7に示すように、入力部71、ユーザ端末制御部72、ユーザ端末通信部73、ユーザ端末記憶部74、表示部75を備える。ユーザ端末70は、いわゆるコンピュータであり、ハードウェアとして、図5に示すプロセッサ551、メモリ552、記憶装置553、通信インタフェース554、入力装置556、出力装置557を備える。
ユーザ端末70は、プロセッサ551が記憶装置553に記憶されている制御プログラムを実行することにより各種機能部を実現する。
図5に示す入力装置556は、入力部71として用いることができ、プロセッサ551は、ユーザ端末制御部72として用いることができ、通信インタフェース554は、ユーザ端末通信部73として用いることができ、記憶装置553は、ユーザ端末記憶部74として用いることができ、出力装置557は、表示部75として用いることができる。
入力部71は、ユーザの操作により、運用している各荷台1の現在位置を地図上に表示させる指示として、荷台位置表示指示を受け付ける機能を有する。
ユーザ端末制御部72は、入力部が受け付けた荷台位置表示指示に基いて、管理サーバ50にユーザIDと対応付けられている荷台1の推定位置情報を要求する機能を有する。推定位置情報の要求にはユーザIDが含まれる。
ユーザ端末通信部73は、ユーザIDを含む要求を管理サーバ50に送信し、管理サーバ50から応答を受信する機能を有する。管理サーバ50からの応答は、ユーザIDと対応付けられた荷台1が含まれるクラスタの推定位置情報である。
ユーザ端末記憶部74は、ユーザ地図記憶部741を有する。ユーザ地図記憶部741は、上述の地図情報のうち、ユーザが運用する範囲の地図を示すユーザ地図情報を記憶する。ユーザ地図情報は、地図記憶部741に予め記憶しておいてもよいし、地図情報を提供するサービスを利用して、最新のユーザ地図情報を取得して記憶してもよい。
表示部75は、地図記憶部741に記憶したユーザ地図情報に基いて地図を表示し、地図上に推定位置情報が示す各クラスタの位置とクラスタに含まれる荷台数を地図上に重畳して表示する機能を有する。
[上りメッセージ]
各通信端末11が送信する上りメッセージについて、図8~図15を用いて説明する。図8の例に示すように、優先識別子として、アクセスポイント30bのアクセスポイント識別子「AP2」、アクセスポイント30cのアクセスポイント識別子「AP3」、アクセスポイント30dのアクセスポイント識別子「AP4」、アクセスポイント30eのアクセスポイント識別子「AP5」が、各通信端末11の優先識別子記憶部141に記憶されている。
次に各通信端末11の記憶部14に逐次更新して記憶されるアクセスポイント識別子について説明する。図9に示すように、通信端末11aの記憶部14には、取得部121が逐次取得したアクセスポイント識別子が、アクセスポイント識別子の搬送電波のRSSI値が大きい順で所定数記憶される。通信端末11aの制御部13は、取得部121がアクセスポイント識別子を逐次取得するごとに記憶部14に記憶するアクセスポイント識別子をRSSI値と対応付けて更新し記憶する。
通信端末11aの制御部13は、図9に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照する。制御部13は、優先識別子と一致するAP2、AP3を選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、送信部122に送信させる。
なお、制御部13は、取得した複数のアクセスポイント識別子の中に優先識別子と一致するアクセスポイント識別子がない場合は、RSSI値が大きいもの順で2つのアクセスポイント識別子を選択する。
通信端末11bの制御部13は、図10に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照する。制御部13は、最もRSSI値が高いAP1を選択せず、優先識別子と一致するAP3、AP2を選択して、上りメッセージのペイロードに格納して、送信部122に上りメッセージを送信させる。
通信端末11cの制御部13は、図11に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照し、優先識別子と一致するAP3、AP2を選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、送信部122に上りメッセージを送信させる。
通信端末11dの制御部13は、図12に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照し、優先識別子と一致するAP5と、RSSI値が高いAP6を選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、送信部122に上りメッセージを送信させる。
通信端末11eの制御部13は、図13に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照し、優先識別子と一致するAP4、AP5を選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、送信部122に上りメッセージを送信させる。
通信端末11fの制御部13は、図14に示すアクセスポイント識別子の取得状態において、優先識別子記憶部141に記憶されている優先識別子を参照するが、優先識別子と一致するアクセスポイント識別子がないため、RSSI値が高い順で、AP8、AP7を選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、送信部122上りメッセージを送信させる。
図15に示すように、上りメッセージは、ヘッダ10Byte、ペイロード最大12Byte、フッタ4Byteで構成される。ペイロードは、第1のアクセスポイント識別子6Byte、第2のアクセスポイント識別子6Byteで構成される。2つのアクセスポイント識別子を選択することができない場合や、1つも選択することができない場合は、NULL値が格納される。
ヘッダの10Byteには、通信端末11を識別する端末ID(4Byte)が含まれる。また、フッタの4Byteには、認証符号であるHMAC(Hash-based Message Authentication Code)、誤り検出符号であるCRC(Cyclic Redundancy Check)が含まれる。
[位置推定システム100の動作]
位置推定システム100の動作について、図16から図27を用いて説明する。図16に示すように、サーバ記憶部53は、各通信端末11から上りメッセージを受信すると最新の上りメッセージを更新して記憶する。上りメッセージには、端末IDと、第1のアクセスポイント識別子と、第2のアクセスポイント識別子が含まれる。
図16に示す端末ID「11aa」は、通信端末11aの端末IDである。端末ID「11bb」は、通信端末11bの端末IDである。端末ID「11cc」は、通信端末11cの端末IDである。端末ID「11dd」は、通信端末11dの端末IDである。端末ID「11ee」は、通信端末11eの端末IDである。端末ID「11ff」は、通信端末11fの端末IDである。
端末ID「11aa」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP2」、第2のアクセスポイント識別子として「AP3」が含まれる。端末ID「11bb」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP3」、第2のアクセスポイント識別子として「AP2」が含まれる。端末ID「11cc」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP3」、第2のアクセスポイント識別子として「AP2」が含まれる。
端末ID「11dd」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP5」、第2のアクセスポイント識別子として「AP6」が含まれる。端末ID「11ee」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP4」、第2のアクセスポイント識別子として「AP5」が含まれる。端末ID「11ff」が含まれる上りメッセージには、第1のアクセスポイント識別子として「AP8」、第2のアクセスポイント識別子として「AP7」が含まれる。
図17に示すように、クラスタリング部520は、図16に示した上りメッセージに対して、端末ID「11aa」が含まれる上りメッセージと、端末ID「11bb」が含まれる上りメッセージと、端末ID「11cc」が含まれる上りメッセージに、共通するアクセスポイント識別子である「AP2」、「AP3」が含まれることから、同じクラスタID「1」を付加して、クラスタリングする。
また、クラスタリング部520は、端末ID「11dd」が含まれる上りメッセージと、端末ID「11ee」が含まれる上りメッセージに、共通するアクセスポイント識別子である「AP5」が含まれることから、同じクラスタID「2」を付加して、クラスタリングする。
端末ID「11ff」が含まれる上りメッセージは、他の上りメッセージと共通するアクセスポイント識別子がないため、クラスタリング部520は、単独でクラスタID「3」を付加する。
クラスタリング部520は、クラスタIDを付加した上りメッセージから、各クラスタの上りメッセージに含まれるアクセスポイント識別子を抽出する。
図18に示すように、クラスタID「1」のクラスタには、アクセスポイント識別子「AP2」、「AP3」が含まれる。クラスタID「2」のクラスタには、アクセスポイント識別子「AP4」、「AP5」、「AP6」が含まれる。クラスタID「3」のクラスタには、アクセスポイント識別子「AP7」、「AP8」が含まれる。
管理サーバ50は、クラスタ単位で位置情報サーバ60に対して位置要求を行う。例えば、クラスタID「1」のクラスタに関する位置要求では、位置要求情報として、アクセスポイント識別子「AP2」、「AP3」を位置情報サーバ60に送信する。
位置情報サーバ60は、管理サーバ50から送信された位置要求情報を受信し、位置要求情報に含まれるアクセスポイント識別子に基いて、応答する位置情報を決定する。例えば、位置要求情報に含まれるアクセスポイント識別子が「AP1」、「AP2」、「AP3」の場合、それぞれのアクセスポイント識別子に対応付けられている位置情報の重心となる位置を算出して決定してもよいし、他のアルゴリズムを用いて位置情報を決定してもよい。
位置情報サーバ60は、決定した位置情報を管理サーバ50に応答する。なお、図19に示す位置情報は、緯度・経度で表現しているが、位置を識別できる情報であれば、他の表現でもよい。例えば、データサイズが緯度・経度よりも小さくなる平面直角座標系で表現された位置情報に変換してもよい。
図20に示すように、管理サーバ50は、位置情報サーバ60から応答された位置情報を、サーバ記憶部53に記憶する。
また、管理サーバ50は、図21に示すように、倉庫と倉庫の位置情報とを対応付けた倉庫位置情報を、サーバ記憶部53に記憶する。倉庫位置情報には、例えば、倉庫ID「211」と、倉庫名「第1倉庫21」と、位置情報「(35.16938、135.36163)」とが対応付けられている。
位置推定部523は、位置情報サーバ60から応答されたクラスタ単位の位置情報が、図21に示す倉庫の位置情報と概ね一致する場合、一致した倉庫に配置されているものとして、倉庫の位置情報をクラスタの位置として推定してもよい。クラスタ単位の位置情報が、図21に示す倉庫の位置情報と一致しない場合は、位置推定部523は、その位置情報が示す位置がクラスタの位置と推定してもよい。
管理サーバ50は、図22に示すように、倉庫の位置情報と一致したクラスタのクラスタIDと、クラスタに含まれる通信端末11の数、すなわち荷台数と、倉庫IDと、クラスタに含まれる端末IDとを対応付けて、サーバ記憶部53に記憶してもよい。
図22に示す例では、例えば、クラスタID「1」は、計数部521が計数した荷台数「3」と、倉庫ID「211」と、端末ID「11aa」、「11bb」、「11cc」が対応付けられている。
管理サーバ50は、倉庫の位置情報と一致しなかったクラスタについては、図23に示すように、倉庫外にあるクラスタとして、クラスタIDと、クラスタに含まれる端末IDと、位置情報とを対応付けてサーバ記憶部53に記憶してもよい。
図23に示す例では、クラスタID「3」には荷台1が1台含まれている。その荷台1に設置されている通信端末11の端末IDは「11ff」であり、緯度:35.16938、経度:135.36163の位置にあることを示す。
管理サーバ50は、図24に示すように、荷台1のレンタルサービスを利用するユーザのユーザIDと、ユーザに貸出した各荷台1に設置されている通信端末11の端末IDとを対応付けた情報をサーバ記憶部53に記憶する。
図24に示す例では、ユーザID「311」に、貸し出された荷台1に設置されている通信端末の端末ID「11aa」、「11bb」、「11cc」等が、サーバ記憶部53に対応付けて記憶されている。ユーザIDと端末IDとを対応付けた情報は、ユーザが荷台をレンタルする際、サービス事業者が登録手続きを行うことで生成してもよい。
管理サーバ50は、更に、図25に示すように、ユーザIDと、ユーザIDと対応付けられた端末IDが含まれるクラスタの荷台数と、クラスタの位置情報とを含む推定情報をサーバ記憶部53に記憶してもよい。
続いて、図26、27に示すシーケンス図を用いて、位置推定システム100に含まれる各装置が行う処理と、各装置間の通信の流れについて説明する。なお、図26、27に示す記号「S」は、ステップを意味する。
まず、図26に示すように、各通信端末11は、周囲にある各アクセスポイント30が無線送信する電波からアクセスポイント識別子を複数取得する(S1)。各通信端末11は、取得した最新のアクセスポイント識別子を記憶部14に更新して記憶する(S2)。
各通信端末11は、所定時間が経過すると(S3:Yes)、優先識別子と一致するアクセスポイント識別子、或いは一致するものがない場合は、RSSI値が大きいアクセスポイント識別子を最大2つ選択し、上りメッセージのペイロードに格納して送信する(S4)。各通信端末11は、上りメッセージを送信するとS1の処理に戻る。
S3の処理において、所定時間が経過していない場合(S3:No)、各通信端末11はS1に戻る。
管理サーバ50は、各通信端末11から上りメッセージを受信すると(S5:Yes)、上りメッセージをサーバ記憶部53に逐次最新のものに更新して記憶する(S6)。クラスタリング部520は、サーバ記憶部53に記憶した上りメッセージをクラスタリングする(S7)。
管理サーバ50は、各クラスタに含まれるアクセスポイント識別子を位置情報サーバ60に送信して、位置要求を行う(S8)。
位置情報サーバ60は、管理サーバ50からの位置要求として、アクセスポイント識別子を受信すると(S9:Yes)、受信した位置要求に含まれるアクセスポイント識別子と対応付けられている位置情報を抽出する(S10)。位置情報サーバ60は、抽出した位置情報を管理サーバ50に送信する(S11)。位置情報サーバ60は、管理サーバ50に位置情報を送信した後、S9の処理に戻る。
管理サーバ50は、S8の処理で位置要求した結果、位置情報サーバ60から応答を受信する(S12)。管理サーバ50は、応答に含まれる位置情報に基いて、クラスタの推定位置と荷台数を含む推定情報を生成する(S13)。管理サーバ50は、S13の処理を行った後、S5に戻る。
図27に示すように、ユーザ端末70は、ユーザから荷台位置の表示指示を受け付けると(S14:Yes)、管理サーバ50にユーザIDを送信し、推定情報を要求する(S15)。
管理サーバ50は、ユーザ端末70からユーザIDを含む推定情報要求を受信すると(S16:Yes)、ユーザIDと対応付けられた端末IDを含むクラスタの推定情報を送信して、ユーザ端末70の要求に対して応答する(S17)。その後、管理サーバ50は、S16の処理に戻る。
ユーザ端末70は、管理サーバ50から推定情報要求に対する応答を受信する(S18)。ユーザ端末70は、受信した推定情報に基いて、荷台位置と荷台数を表示する(S19)。その後、ユーザ端末70は、S14の処理に戻る。
図28の例に示すように、ユーザ端末70は、受信した推定情報に基いて、表示部75に荷台の位置と荷台数を地図上に示した画面90を表示する。画面90には、第2倉庫22の位置を示す地図上の該当箇所に、倉庫アイコン91と第1ウィンドウ92が表示されている。第1ウィンドウ92には、「第2倉庫」、「荷台数:2台」が表示されている。
また、倉庫の位置と一致しなかったクラスタは、倉庫外荷台として、クラスタが存在する位置の地図上の該当箇所に、荷台アイコン93と第2ウィンドウ94を表示されている。第2ウィンドウ94には、「倉庫外荷台」、「荷台数:1台」、「端末ID:11ff」が表示されている。
ユーザは、画面90を確認して、倉庫にある荷台と、倉庫外にある荷台を把握することができる。また、ユーザは、本発明に係る現場に管理作業員を配置することなく、集積された荷台を自動的にグループ化して、グループ単位で荷台の位置を把握することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、上記の実施形態の各種変形形態および代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、本発明の趣旨および範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化したものや、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせた実施形態や、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して、または実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加した実施形態も含まれる。
例えば、位置情報サーバ60が記憶するアクセスポイント識別子とアクセスポイントの位置情報を対応付けた情報は、いわゆる、データベースであり、管理サーバ50またはユーザ端末70が、係るデータベース機能を備えて、本発明を実現してもよい。
上記の実施形態では、荷台1に通信端末11を設置して、荷台1の現在位置の管理を行うシステムに本発明を適用したが、これに限定されないのはもちろんである。例えば、車両等の移動体に通信端末11を設置して、移動体の現在位置の管理に適用することもできる。また、追跡が求められる販売物品や、レンタル物品(電子機器等)の位置管理に本発明を適用することも可能である。更に、本発明は、クラスタ位置推定方法であってもよい。
上記の実施形態において、例えば、荷台群10が同じ倉庫内に複数存在し、それぞれの荷台群10が近くに置かれている場合、各荷台1に設置されている通信端末11は、周辺にある同じアクセスポイント30のアクセスポイント識別子を取得することが想定される。その結果、各通信端末11は、同じアクセスポイント識別子を含む上りメッセージを管理サーバ50に送信するため、管理サーバ50は、それぞれの荷台群10を別のクラスタとしてではなく、1つの同じクラスタと判別することが想定される。
ここで、各荷台群10を別々のグループとして管理したいというユーザの要望がある場合、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)等のWPAN (Wireless Personal Area Network)通信機能を通信端末11に備えることで、同じ倉庫内に置かれた各荷台群10を、それぞれ別のクラスタとして判別するようにしてもよい。
例えば、BLE通信機能を備えた各通信端末11は、自身を識別する識別子(上記の端末IDであってもよい)を含む電波を送信し、且つ他の通信端末11が送信した電波を受信することで、各通信端末11は、他の通信端末11の識別子を取得することができる。各通信端末11は、他の通信端末11から受信した電波のRSSI値と、取得した識別子とを対応付けて記憶する。各通信端末11は、RSSI値が高い値の識別子のみを複数(例えば、3個)選択して、上りメッセージのペイロードに格納し、管理サーバ50に送信する。
管理サーバ50は、各通信端末11から受信した上りメッセージに含まれる識別子を用いてクラスタリングすることで、各通信端末11が設置された複数の荷台1のクラスタ、すなわち荷台群10を推定することができる。
上記の実施形態で説明した各プログラムは、例えば、図5に示すハードウェア構成と同等の構成を備えた他のコンピュータに対して、以下に示す形態により提供することが考えられる。
(1)記憶装置553に予めインストールして提供する。
(2)可搬型記録媒体558により提供する。
(3)通信インタフェース554がプログラムサーバからプログラムをダウンロードして提供する。
1 荷台
10 荷台群
11 通信端末
12 通信部
13 制御部
14 記憶部
21 第1倉庫
22 第2倉庫
30 アクセスポイント
40 基地局
50 管理サーバ
51 サーバ通信部
52 サーバ制御部
53 サーバ記憶部
54 サーバ表示部
60 位置情報サーバ
61 位置情報サーバ通信部
62 位置情報サーバ制御部
63 位置情報サーバ記憶部
70 ユーザ端末
71 入力部
72 ユーザ端末制御部
73 ユーザ端末通信部
74 ユーザ端末記憶部
75 表示部
80 ネットワーク
90 画面
91 倉庫アイコン
92 第1ウィンドウ
93 荷台アイコン
94 第2ウィンドウ
100 位置推定システム
121 取得部
122 送信部
123 受信部
141 優先識別子記憶部
511 サーバ受信部
512 サーバ送信部
520 クラスタリング部
521 計数部
522 位置要求部
523 位置推定部
531 地図記憶部
550 バス
551 プロセッサ
552 メモリ
553 記憶装置
554 通信インタフェース
555 媒体接続装置
556 入力装置
557 出力装置
558 可搬型記録媒体
741 ユーザ地図記憶部

Claims (7)

  1. 取得した1または複数のアクセスポイントの識別子と、各通信端末を識別する端末IDとを含むメッセージを、管理サーバに逐次送信する複数の通信端末と、前記管理サーバと、前記アクセスポイントの位置を示す位置情報と前記識別子とを対応付けて記憶する位置情報サーバとを含む位置推定システムであって、
    前記管理サーバは、
    複数の前記通信端末から逐次送信された前記メッセージを受信するサーバ受信部と、
    前記メッセージを前記端末IDごとに逐次更新して記憶するサーバ記憶部と、
    記憶した前記メッセージに含まれる前記識別子に基いて、複数の前記メッセージをグループ化したクラスタにクラスタリングするクラスタリング部と、
    前記クラスタに含まれる前記識別子を前記位置情報サーバに送信し、前記識別子に対応付けられている前記位置情報を要求する位置要求部と、
    前記位置情報サーバから送信された前記位置情報を受信し、前記位置情報が示す位置を、前記クラスタに含まれる前記メッセージの送信元である前記通信端末の推定位置として推定する位置推定部とを備える
    ことを特徴とする位置推定システム。
  2. 前記位置推定システムは、更に、
    地図を表す地図情報を記憶する地図記憶部と、
    前記地図情報に基いて前記地図を表示し、表示した前記地図の前記推定位置に、前記クラスタを示すアイコンを重畳して表示する表示部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の位置推定システム。
  3. 前記位置推定システムは、更に、
    前記クラスタに含まれる前記メッセージの数を前記通信端末の数として計数する計数部を備え、
    前記表示部は、前記計数部が計数した前記数を前記地図に重畳して表示する、
    ことを特徴とする請求項2記載の位置推定システム。
  4. 前記位置推定システムは、更に、ユーザ端末を含み、
    前記ユーザ端末は、
    前記地図記憶部と、
    前記表示部と、
    前記管理サーバから、前記推定位置を含む推定情報を受信するユーザ端末通信部とを備える、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の位置推定システム。
  5. 前記通信端末は、
    前記識別子を含む信号を無線送信する複数の前記アクセスポイントから、前記信号を受信して前記識別子を逐次取得する取得部と、
    前記識別子を記憶する記憶部と、
    優先して選択すべき前記識別子を示す優先識別子を記憶する優先識別子記憶部と、
    前記識別子のうち、前記優先識別子と一致するものを優先して選択し、所定数の前記識別子と、前記端末IDとを含む前記メッセージを前記管理サーバに逐次送信する送信部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の位置推定システム。
  6. 前記通信端末は、荷台または移動体に設置され、
    前記位置推定部は、前記荷台または前記移動体の位置を推定する、
    ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の位置推定システム。
  7. 1または複数のアクセスポイントの識別子と、各通信端末を識別する端末IDとを含むメッセージを複数の通信端末から受信し、
    前記メッセージを前記端末IDごとに逐次更新して記憶し、
    記憶した前記メッセージに含まれる前記識別子に基いて、複数の前記メッセージをグループ化したクラスタにクラスタリングし、
    前記クラスタに含まれる前記識別子を用いて、前記アクセスポイントの位置を示す位置情報と、前記アクセスポイントの前記識別子とを対応付けて記憶するデータベースから、対応付けられた前記位置情報を抽出し、
    抽出した前記位置情報が示す位置を、前記クラスタに含まれる前記メッセージの送信元である前記通信端末の位置として推定する、
    ことを特徴とするクラスタ位置推定方法。
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