JP2023030448A - 検品装置、検査装置、検査方法、印刷システム、検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが絵柄検査とデータ検査で設定する領域を重複させている場合に、重複領域に印刷画像検査を行わないという通知が行われていなかった。
【解決手段】 印刷物を読みよりスキャン画像を生成し、スキャン画像と、正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査と、スキャン画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査が実行可能で、正解画像において、少なくとも第1の検査手段による検査を行う第1領域と、前記第2の検査手段により検査をおこなう第2領域とを設定する際に、前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知することを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図5
【解決手段】 印刷物を読みよりスキャン画像を生成し、スキャン画像と、正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査と、スキャン画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査が実行可能で、正解画像において、少なくとも第1の検査手段による検査を行う第1領域と、前記第2の検査手段により検査をおこなう第2領域とを設定する際に、前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知することを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図5
Description
本発明は、検品装置、検査装置、印刷システム、検査システム及び検査方法に関する。
従来、印刷物が正しく印刷されているかを確認する検査(検品)は人手によって行われてきたが、近年、印刷機の後処理として自動で検査を行う装置が用いられている。このような検査装置では最初に、正解画像(リファレンス画像)データを登録する。次に、入稿画像データを画像形成装置で用紙上に印刷出力し、用紙上に印刷出力された印刷物を検査装置内部に構成した検査センサで読み取る。検査センサで読み取った画像データと、最初に登録した正解画像データとを比較することで印刷物の欠陥を検出する。該印刷物の絵柄部分の欠陥を検出する検査を印刷画像検査(絵柄検査)と呼称する。
また、印刷画像検査と並び、バリアブル印刷において文字列やバーコードのような可変領域部分の検査も行われている。例えば、文字列やバーコードが読み取り可能かどうかをチェックするデータ可読検査や、文字列やバーコードの読み取り結果を正解と照合するデータ照合検査があげられる。該データ可読検査、及びデータ照合検査をデータ検査と呼称する。なお、バリアブル印刷とは、データに基づいて用紙上に印刷出力する内容を変えることができる印刷のことを指す。
印刷画像検査およびデータ検査の検査方法の特性から、バリアブル印刷の可変領域には、印刷画像検査を行うことができなかった。なぜならば、バリアブル印刷の可変領域は、ページ毎に文字列やバーコードが変化したものが印刷されるため、可変領域を1つの正解画像を用いて印刷画像検査すると、検査結果がNGとなってしまうためである。これは、印刷時の欠陥(汚れやスジ等)による変化か、文字列やバーコード等のデータの変化か区別することができないからである。
特許文献1では、バリアブル印刷の正解画像データを作成する際に、ユーザが1ページの中で印刷画像検査を行う各ページに共通するオブジェクトの領域と、データ検査を行うページ毎に内容の変化する固有オブジェクトの領域を選択する。そして、印刷画像検査を行う領域とデータ検査を行う領域とを組み合わせて正解画像を作成し、作成した正解画像を用いて、印刷物の検査を行うことが提案されている。
特許文献1の方法では、印刷画像検査とデータ検査で設定する領域を重複させている場合、重複領域ではデータ検査のみ有効にして検査するような排他処理をしなければいけない。仮に、印刷画像検査を行う領域とデータ検査を行う領域とが重複していた場合に、重複領域には、データ検査のみを行うことが想定されている。
しかしながら、特許文献1ではユーザが印刷画像検査とデータ検査で設定する領域を重複させている場合に、重複領域に印刷画像検査を行わないという通知が行われていなかった。
そこで、本発明では、印刷画像検査を行う領域と、データ検査を行う領域とが重複していた場合に、重複領域があることを通知する検査システム及び印刷システムを提案することを目的とする。
本発明の印刷システムは、記録シートに、第1ページと第2ページとで異なる画像を印刷する可変領域と第1ページと第2ページとで同一の画像を印刷する固定領域とを含む画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段で印刷された印刷物を読み取りスキャン画像を生成する生成手段と、少なくとも固定領域を含む正解画像を表示部に表示する表示制御手段と、前記スキャン画像の少なくとも固定領域と、前記正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査手段と、前記スキャン画像の可変領域に印刷された画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査手段と、前記表示部に表示された正解画像において、少なくとも第1の検査手段による検査を行う第1領域と、前記第2の検査手段により検査をおこなう第2領域とを設定する設定手段と、前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する通知手段とを有することを特徴とする
印刷システム。
印刷システム。
本発明によれば、印刷画像検査を行う領域と、データ検査を行う領域とが重複していた場合に、重複領域があることを通知することが可能となる。
添付図面を参照して本発明の各実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また各実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態にかかわる、検査装置を含むシステム構成を示す図である。100は画像形成装置、110は検査装置、120はフィニッシャ、130はクライアントPC、140はプリントサーバ、150はネットワークを示す。
図1は、本発明の実施形態にかかわる、検査装置を含むシステム構成を示す図である。100は画像形成装置、110は検査装置、120はフィニッシャ、130はクライアントPC、140はプリントサーバ、150はネットワークを示す。
画像形成装置100は、各種の入力データ、例えばクライアントPC130やプリントサーバ140から送られる印刷データをもとに、印刷出力を行う。
検査装置110は、画像形成装置100から出力される印刷物を受け取り、受け取った印刷物に対して欠陥があるか否かの検査を行う。ここで、欠陥とは、印刷物の品質を低下させるものであり、例えば、印刷する際に意図しない箇所に色材が付着することで発生する汚れや、意図した箇所に十分な色材が付着しないことで発生する色抜けのことである。
さらに、検査装置110は、バリアブル印刷において文字列やバーコードのような可変領域部分の検査を行う。例えば、文字列やバーコードが読み取り可能かどうかをチェックするデータ可読検査や、文字列やバーコードの読み取り結果を正解と照合するデータ照合検査があげられる。つまり、検査装置110は、前述したように印刷画像検査、及びデータ検査を行う。
フィニッシャ120は、検査装置110で検査された出力用紙を受け取り、検査装置110の検査結果をもとに排紙先を切り替え、必要に応じて後処理(本綴じ等)を行い、排紙する。
画像形成装置100は、ネットワーク150を介してクライアントPC130やプリントサーバ140、また、通信ケーブルを介して検査装置110及びフィニッシャ120と接続している。検査装置110は、画像形成装置100以外に、フィニッシャ120とも通信ケーブルを介して繋がっている。本実施例は、画像形成、検査、後処理、排紙までを一貫して行うインライン検査機を示している。なお、本実施例では、少なくとも、画像形成装置00と検査装置110とを合わせて印刷システムと呼ぶ。
[画像形成装置の構成図]
図2は、本実施形態における画像形成装置100の内部構成を示す図である。
図2は、本実施形態における画像形成装置100の内部構成を示す図である。
200はネットワーク150から画像や文書を受信し、印刷データに変換するコントローラ、210は印刷データを記録シート(用紙、シート)に印刷するプリンタ部、220は、ユーザが画像形成装置100に用紙情報の選択等の指示を行うためのUI部である。画像形成装置100は、上述のコントローラ200、プリンタ部210、UI部220で構成されている。
201~208は、コントローラ200の構成要素である。201はネットワーク150とデータを送受信する上でのネットワークI/F(インターフェース)部、202は画像形成装置100全体の制御を行うCPUである。203はCPU202が各種の命令を実行する際にワークエリアとするRAM、204は起動時にCPU202が実行するプログラムデータ、コントローラ200の設定データ等が格納されているROMである。205は、ネットワーク150から受信した画像や文書データを印刷データに変換するためのRIP処理(Raster Image Processer)を行う画像処理部である。また、画像処理部205は、ネットワーク150から受信した画像データや文書データを正解画像のデータに変換するためのRIP処理も行うことが可能である。具体的には、正解画像データのためのRIP処理では、例えば600dpiの解像度を300dpiに変換して画像を生成し、印刷データのためのRIP処理では、解像度を下げずに画像を生成する。206は印刷データをプリンタ部210に送信する上でのエンジンI/F(インターフェース)部である。207は、検査装置110及びフィニッシャ120と通信する上での通信I/F部であり、208は内部バス(システムバス)である。
ネットワーク150上のクライアントPC130又はプリントサーバ140上で作成された画像や文書は、PDLデータとしてネットワーク(例えばLocal Area Network)を介して、画像形成装置100に送信される。送信されたPDLデータは、ネットワークI/F部201経由でRAM203に保存される。また、UI部220のユーザによる印刷指示も、内部バス208を通じてRAM203に保存される。ユーザによる印刷指示とは、例えば、用紙種類の選択である。
画像処理部205は、RAM203に保存されているPDLデータを取得し、印刷データに変換する画像処理を行う。印刷データに変換する画像処理とは、例えば、PDLデータに対してラスタライズを行い、多値のビットマップデータに変換し、スクリーン処理等を行うことで、二値のビットマップデータに変換することである。画像処理部205によって得られた二値のビットマップデータは、エンジンI/F部206経由で、プリンタ部210に送信される。
プリンタ部210は、受信した二値のビットマップデータを、色材を用いて記録シートにプリントする。CPU202は、RAM203に保存されているユーザによる印刷指示にもとづいて、プリンタ部210に指示を出す。例えば、ユーザからコート紙で印刷する指示があった場合、CPU202は、プリンタ部210に画像形成装置100内のコート紙が格納されている不図示の用紙カセットから、用紙を出力するように指示を出す。上述のPDLデータの受信から、用紙にプリントされるまでの各種処理が、CPU202によって制御されることで、用紙にフルカラートナー像が形成される。
[検査装置110の内部構成]
図3は、検査装置110の内部構成を示す図である。
図3は、検査装置110の内部構成を示す図である。
300は、検査装置110の全体の制御、および印刷物に欠陥があるか否かの検査、及び文字列やバーコードのような可変領域部分の検査を行う検査制御部である。ここで、可変領域は、ページごとに異なる画像が印刷される領域のことを指し、特に正解画像と内容の異なる画像が印刷される領域のことを指す。また、本実施例ではページごとに内容の共通する同一の画像が印刷される領域のことを固定領域と呼び、特に正解画像と内容が共通する画像が印刷される領域のことを固定領域と呼ぶ。
310は、画像形成装置100から搬送されてきた印刷物を読み取る画像読み取り部である。320は、ユーザが検査装置110の設定およびユーザに検査結果を表示するためのUI部である。ここで、ユーザが行う検査装置110の設定とは、印刷物を検査する際に、どのような欠陥を検査するかの項目である。検査項目とは、例えば、丸い形状の欠陥(ポチ)や、線状の欠陥(スジ)、文字列やバーコードのような可変領域部分の正誤判定のことである。検査装置110は、上述の検査制御部300、画像読み取り部310、UI部320で構成されている。なお、本発明では、UI部320のことを表示部と呼ぶ。
301~306は、検査制御部300の構成要素である。301は、画像形成装置100及びフィニッシャ120とデータを通信する上での、通信I/F(インターフェース)部、302は検査装置110全体の制御を行うCPUである。303は、CPU302が各種の命令を実行する際にワークエリアとするRAM、304は起動時にCPU302が実行するプログラムデータや、検査制御部300の設定データなどが格納されているROMである。305は印刷物に欠陥があるか否かを検査する検査処理部であり、306は内部バス(システムバス)である。
次に、検査装置110が行う印刷画像検査の概要について説明する。
本実施形態における検査装置110は、印刷画像検査とデータ検査どちら検査も実行可能である。
検査装置110は、画像読み取り部310によって、画像形成装置100から搬送されてきた印刷物を読み取り、検査対象のスキャン画像を取得する。取得した検査対象のスキャン画像は、RAM303に保存される。
続いて、検査装置110は、検査処理部305によって、予め正解画像としてRAM303に保存されているリファレンス画像と検査対象のスキャン画像とで差分値を算出する。
次に、検査装置110は、算出した差分値と、各検査項目の検査閾値(コントラストとサイズ)を画素毎に比較することで検査を行う。検査を行った結果は、RAM303に保存されており、例えば、印刷物に欠陥があるか否かの情報や、検出した欠陥の種類(ポチやスジ)、UI部320に表示する際の欠陥の位置情報等のことである。
次に、検査装置110が行うデータ検査の概要について説明する。
検査装置110は、画像読み取り部310によって、画像形成装置100から搬送されてきた印刷物を読み取り、検査対象のスキャン画像を取得する。取得した検査対象のスキャン画像は、RAM303に保存される。
続いて、検査装置110は、検査処理部305によって、予め設定されている文字認識(OCR)のための字形フォントや、バーコードの規格を用いて、文字列やバーコードが読み取り可能かどうかを検査する。また、読み取った文字列やバーコードの結果と、正解するデータが一致するか照合を行うデータ照合検査も行うことが可能である。検査を行った結果は、RAM303に保存されており、例えば、印刷物から読み取った文字列やバーコードの結果や、正解データとの照合結果、UI部320に表示する際の読み取りした文字やバーコードの位置情報等のことである。なお、正解データは、予め検査装置110のRAM203に保存されていてもよいし、ネットワーク150を介してその都度正解データを取得し、RAM203に一時的に保存されるようにしてもよい。
次に、検査装置110は、CPU302によって、RAM303に保存されている検査結果を表示するようUI部320に指示する。検査結果がUI部320に表示されることで、ユーザは検査結果を認識する。
また、検査装置110は、欠陥がある印刷物が、ある数量で連続して発生した場合、CPU302によって、通信I/F部301経由で、上記の情報を画像形成装置100に送信する。
欠陥がある印刷物が連続して発生したという情報は、通信I/F部207経由でコントローラ200が受信する。コントローラ200が上記の情報を受信すると、CPU202は、プリンタ部210に印刷を停止するように指示する。画像形成装置100は、プリンタ部210に印刷停止が指示されることによって、印刷動作を停止する。
さらに、検査装置110は、CPU302によって、RAM303に保存されている検査結果にもとづいて、通信I/F部301経由で、フィニッシャ120にも情報を送信する。フィニッシャ120に送信される情報とは、印刷物に欠陥があるか否かの情報である。フィニッシャ120は、受信した情報を用いて、欠陥がない印刷物は通常の排紙トレイへ、欠陥がある印刷物は通常の排紙トレイとは別のトレイに排紙する。
次に、検査処理部305における検査開始前の登録作業から検査実行までの全体の流れを図4のフローチャートを用いて説明する。
図4の各処理は、ユーザのクライアントPC130からの操作に従い、検査装置110が実行する。この時、検査装置110の処理は、ROM304に記憶されたプログラムコードがRAM303に展開され、CPU302によって検査制御部300が制御されることにより実行される。尚、検査装置110の処理中に作成されたデータは、RAM303もしくは不図示の記憶部にて一時的に保存するものとする。
まず、ステップS401にて、検査装置110は、字形フォントを作成することにより字形登録を行う。ここで登録した字形は、データ検査の際に用いられる。字形フォントとは、データ検査時に実施する文字認識(OCR)で必要となる文字の字形画像と文字コードを対応づけたデータである。
字形フォントの作成手順は、まず、検査装置110にて字形フォント画像の読み込みモードにて待機し、クライアントPC130からの字形フォント作成用の印刷ジョブを受ける。検査装置110はクライアントPCの字形フォントジョブを受け、字形フォント画像を読み込む。印刷が実行されると、検査装置110は用紙の搬送を検知して用紙を画像読み取り部310でスキャンし、そのスキャン画像を検査装置110のRAM303に保存する。スキャン画像の中から、OCRする文字を1文字ずつ切り出し、切り出した文字画像に対する文字コードをユーザが入力することで、字形フォントを作成する。本実施形態における字形フォントの作成方法を記載したが、本実施形態に限らず、スキャン画像から切り出した各文字画像に対して文字コードを対応付けたデータが作成できる方法であれば、どのようは方法でもよい。
なお、データ検査を行わず、印刷画像検査のみを行う場合もありうる。この場合は、ステップ401は行わず、S402に移行する。
次に、ステップS402にて、検査装置110は、検査の正解画像となるリファレンス画像を登録する。検査装置110にてリファレンス画像の読み込みモードにて待機し、クライアントPC130からリファレンス画像登録用の印刷ジョブを実行する。印刷が実行されると、検査装置110は用紙の搬送を検知して用紙を画像読み取り部310でスキャンし、そのスキャン画像がリファレンス画像として検査装置110のRAM303に保存される。
次に、ステップS403にて、検査装置110は、ユーザの検査設定に従い、検査領域、検査レベル等の各種検査パラメータの設定を行う。尚、本実施形態におけるステップS403の詳細は後述する。
次に、ステップS404にて、検査装置110は、クライアントPC130からの検査用の印刷ジョブを受け、用紙の搬送を検知して用紙を画像読み取り部310でスキャンし、そのスキャン画像を検査装置110のRAM303に保存する。そして、検査用ジョブをスキャンした画像とステップS402で登録したリファレンス画像とをステップS403で設定した検査パラメータを用いて検査を実施する。本実施形態におけるステップS404の詳細は、後述する。
以上が本実施形態における検査開始前の登録作業から検査実行までの全体の流れに関する説明である。
次に、ステップS403の検査に関する設定をするためのフローチャートについて、図5を用いて説明する。このフローチャートの処理を行うことで、検査装置110は、ユーザの検査設定に従い、印刷画像検査とデータ検査に関して検査領域、検査レベル等の各種検査パラメータを設定する。また、検査設定に関するUIの例について、図7、図8を用いて説明する。
図7のUI画面700は、ステップS403の検査に関して設定するタイミングで検査装置110のUI部320に表示するUI画面である。ボタン701は、リファレンス画像の変更ボタンであり、リファレンス画像の変更を行う際に用いるボタンである。ボタン702は検査領域の選択ボタンで、既に設定されている領域の設定情報を変更したい場合にユーザによって押下されるボタンである。ページプレビュー704は、ステップS402で読み込まれたリファレンス画像を表示する表示画面である。ボタン703はページプレビュー704で表示されている画像を回転するためのボタンである。ボタン716は、全ての検査設定が終了し、検査が実行するためのボタンである。ボタン719は、検査設定が中断するためのボタンであり、ユーザによってボタン719が押下されると、設定中の情報は破棄して検査設定は終了する。
ボタン721は、印刷画像検査の領域を設定するときにユーザによって押下されるボタンである。ボタン722は、データ検査の領域を設定するときにユーザによって押下されるボタンである。
UI画面706は、印刷画像検査を実施する場合に、検出する欠陥のレベルを設定するためのUIのグループである。UI画面706の詳細に関しては後述する。
UI画面709は、データ検査を実施する場合に、検出したデータと照合する時に参照するデータファイル、データ検査の種類とその詳細情報を設定するためのUIのグループである。UI画面709の詳細に関しては後述する。
まず、ステップS501にて、検査装置110は、UI部320に正解画像を表示する。詳しくは、CPU320が、UI画面700のページプレビュー704にS402で登録したリファレンス画像(正解画像)の表示制御を行う。
なお、ここで、ユーザは表示されているリファレンス画像の変更を指示することも可能である。変更が必要な場合とは、例えば、ステップS402で登録されたリファレンス画像の絵柄部分の欠陥がある場合などである。仮に、リファレンス画像に欠陥となる傷があった場合に、印刷された印刷物が正しく印刷されていても、リファレンス画像との差分が生じてしまい、正しい検査が行えなくなるからだ。ユーザによりボタン701が押下されると、検査装置110は、リファレンス画像の読み込みモードにて待機し、クライアントPC130にてリファレンス画像登録用の印刷ジョブを実行する。印刷が実行されると、検査装置110は用紙の搬送を検知して用紙を画像読み取り部310でスキャンし、そのスキャン画像がリファレンス画像として検査装置110のRAM303に保存する。そして、検査装置110は、ページプレビュー704で表示されている画像をスキャン画像に変更する。
ステップS502からS511にて、検査装置110は、ユーザの操作に従い、印刷画像検査もしくはデータ検査の検査レベルや検査種類、検査領域のような詳細な情報を設定する。以下詳細に記載する。
S502にて、検査装置110は、UI画面700を介してユーザからの操作情報を取得する。本実施形態における操作情報とは、印刷画像検査に関する設定の操作、データ検査に関する設定の操作、検査設定を終了するボタン716のいずれかの操作に関する情報のことである。
S503にて、検査装置110は、ステップS502で取得した操作情報がボタン716のOKの入力(検査設定の終了)であるか判定する。OKの入力である(S503;YES)場合は、検査装置110は、印刷画像検査もしくはデータ検査の検査レベルや検査種類、検査領域のような詳細な情報の設定を終了し、S515に移行する。
OKの入力ではない(S503;NO)場合は、ステップS504に移行する。
ステップS504にて、検査装置110は、ステップS502で取得した操作情報が印刷画像検査に関する操作であるか判定を行う。印刷画像検査に関する操作である(S504;YES)場合は、ステップS506に移行する。
S506にて、検査装置110は、印刷画像検査の領域を設定する。本実施形態における印刷画像検査の領域を設定する方法は以下の手順である。まず、ユーザ操作によって、ボタン721の印刷画像検査の領域設定が押下される。次に、ユーザ操作によってページプレビュー704の中で印刷画像検査をしたい範囲を指定されることで、検査装置110は、該当する指定範囲を印刷画像検査領域705として設定する。尚、印刷画像検査領域は、印刷物の絵柄部分の欠陥を検出する検査領域である。
次に、ステップS507にて、検査装置110は、UI画面707の印刷画像検査で欠陥を検出する検出項目とその検出レベルを設定する。続いて、ステップS512に移行する。
印刷画像検査の検出項目とは、印刷物を検査する際に検出したい欠陥の特徴に関する項目であり、例えば、丸い形状の欠陥(ポチ)や、線状の欠陥(スジ)のことである。検出レベルとは、検出した欠陥の特徴毎にどのくらいの大きさから欠陥と判定するか段階別に設定されているパラメータのことである。例えば、レベル1からレベル5の5段階があり、レベル1よりレベル5の方が、より薄く小さいサイズの欠陥を検出することができる。また、ポチは検査レベル5で、スジは検査レベル4のように、検査項目それぞれにレベルを設定することができる。UI画面707では、欠陥(ポチ)の検査レベル設定はレベル4、欠陥(スジ)の検査レベル設定はレベル4がユーザによって選択されたことを示している。
ステップS504にて、印刷画像検査に関する操作でない場合は、ステップS508に移行する。
S508にて、検査装置110は、データ検査の領域を設定される。本実施形態におけるデータ検査の領域を設定する方法は以下の手順である。
まず、ユーザ操作によって、図7のボタン722のデータ検査の領域設定が押下される。
次に、ユーザ操作によってページプレビュー704の中でデータ検査をしたい範囲を指定されることで、検査装置110は、該当する指定範囲を文字列検査するためのデータ検査領域708及びバーコードを検査するためのデータ検査領域717として設定する。尚、データ検査領域は、設定されたデータの種類(文字列やバーコード)を読み取って正誤判定する検査領域である。
次に、ステップS509にて、検査装置110は、UI710のデータ検査で正誤判定する際に正解の文字情報として使用する照合検査データのファイルをファイル選択方式で設定する。
本実施形態における照合検査のデータとはデータ検査を行う際に照合するデータ検査用のリファレンスCSVファイルである。リファレンスCSVファイルはユーザ側があらかじめ用意しておくべきファイルであり、文字列検査、およびバーコード検査の正解文字列を列挙したファイルである。データ検査実行時に文字列検査領域、およびバーコードの読み取り結果と、リファレンスCSV ファイルに列挙した正解文字列を照合する。図7のUI710では、照合検査のデータはabc.csvというファイル名のデータを選択していることを示している。
次に、ステップS510にて、検査装置110は、UI720のデータ検査の種類の設定内で、ユーザによってプルダウン方式で選択された文字列検査もしくはバーコード検査の種類を設定する。
本実施形態における文字列の種類とは、ステップS401で字形登録した字形フォントのことである。図7のUI画面720では、選択された文字列検査の字形フォントはOCRB 12ptを選択していることを示している。
また、本実施形態におけるバーコードの種類とは、データ検査で対応しているバーコードの規格ことである。例えば、CODE39やJANのような1次元のバーコードや、QRコード(登録商標)、DataMatrixコードのような2次元コードもデータ検査で対応している規格であれば、UI画面720で選択可能とする。図7のUI画面720では、選択されたバーコード検査はCODE39を選択していることを示している。
本実施形態において検査装置110は、データ検査領域708は文字列であるため、OCRB 12ptをデータ検査の種類として設定し、データ検査領域717はバーコード検査であるため、CODE39をそれぞれ設定する。
次に、ステップS511にて、検査装置110は、データ検査を行う際に文字列やバーコードを読み取る方向の設定をUI画面711の方向設定ボタン712~715のいずれかから設定する。続いて、S512に移行する。
方向設定ボタン712~715は、用紙の搬送方向から時計回りを基準に90度単位である0°、90°、180°、270°に対応しているボタンである。用紙の搬送方向は、図7のページプレビュー704から見て左方向となるため、方向設定ボタン712に対応する角度設定を0°とする。ページプレビュー704で表示されている文字列もしくはバーコードの表示されている角度に対応するように、方向設定ボタン712~715は設定する。尚、本実施形態の文字列やバーコードの読み取る方向を示す設定は、方向設定ボタン712~715を用いているが、本実施形態に限らずに方向を設定できるUI(例えばラジオボタンなど)でもよい。
次に、ステップS512にて、検査装置110は、ステップS506で設定された印刷画像検査領域とステップS508で設定されたデータ検査領域を用いて、異なる検査方法で重複した領域があるか判定を行う。重複した領域の判定方法は後述する。
例えば、図7のように設定した場合、印刷画像検査領域705、データ検査領域708及びデータ検査領域717はいずれも重複領域がないため、検査装置110は、重複なしと判定する。
次に、ステップS513にて、検査装置110は、ステップS512の判定結果を確認する。重複領域があると判定した(S513;YES)場合は、ステップS514に移行する。ステップS513で重複領域がないと判定した(S513;NO)場合は、ステップS502に移行し、引き続きデータ検査の検査レベルや検査種類、検査領域のような詳細な情報を設定するためのユーザ操作情報を取得する。
S514にて、検査装置110は、重複していることを検査装置110のUI部320に表示することでユーザに重複していることと、重複領域はデータ検査を優先することを通知する。通知すると、検査装置110は、S502に移行する。この時、S514で行った通知はそのまま次のユーザ操作情報を取得する。例えば、図8のように設定した場合は、重複領域があると判断され、テキスト802に記載の通りにユーザ通知が行われる。図8のUI画面800は、印刷画像検査領域とデータ検査領域が重複して設定されたタイミングで検査装置110のUI部320に表示されるUI画面である。図8の701~722は、図7と同様のため説明を省略する。
図8のデータ検査領域801は、印刷画像検査領域705の内部にある文字列をデータ検査するために設定した領域である。図8のように設定した場合、印刷画像検査領域705とデータ検査領域801は、重複した領域があるため、検査装置110は、重複ありと判定する。
なお、図8では、印刷画像検査領域とデータ検査領域が重複した領域が1箇所の例を記載しているが、図6(b)の様に、印刷画像検査領域とデータ検査領域が重複した領域が複数箇所存在していてもよい。なお、図6は、図7および図8のページプレビュー704に表示されたリファレンス画像の一部を記載している。
図8のテキスト802は、ステップS512で重複領域があると判定した場合に、表示されるテキストである。テキスト802は、異なる検査方法で重複した領域があること、重複した領域はデータ検査が有効になることを知らせる文言である。本実施例に限らず、異なる検査方法で重複した領域があること、重複した領域はデータ検査が有効になることを通知する文言であれば、どのような方法でもよい。
また、重複した領域をユーザにわかりやすく示すために、印刷画像検査の領域とデータ検査の領域を示す枠の色とは異なる色で表示する方法や、該当領域を点滅表示させる方法などを行ってもよい。例えば、図6(b)のような場合、重複しているデータ検査領域605の全領域、データ検査領域604の一部の領域を目立つような色で塗りつぶして表示する。これにより、ユーザに重複した領域をわかりやすく示すことが可能となる。
S503にて、OKが押されると、S515に移行する。
S515では、検査装置110は、ステップS504~511によって設定された印刷画像検査とデータ検査の検査領域を用いて、異なる検査方法で重複した領域が設定されているか判定を行う。これは、S512で行う検査領域の重複判定と同様である。検査領域の重複判定方法は、図6を用いて説明する。
図6(a)のデータ検査領域601及びデータ検査領域602は、ページ毎に文字列が変化するバリアブルデータの文字列であるため、データ検査として可読検査もしくはデータと照合検査を実施するための検査領域である。印刷画像検査領域603は、印刷物の絵柄部分の欠陥を検出する検査領域である。
同様に、図6(b)のデータ検査領域604及びデータ検査領域605は、データ検査として可読検査もしくはデータと照合検査を実施するための検査領域である。印刷画像検査領域606は、印刷物の絵柄部分の欠陥を検出する検査領域である。図6(b)の604と606に示す様に、検査領域は、一部のみ重複するように設定することも可能である。
検査領域の重複を判定するためには、まず、水平方向と垂直方向のそれぞれで、2つの検査領域で共通する区間があるか確認する。次に水平方向と垂直方向のいずれでも共通する区間がある場合は、重複していると判定し、いずれかで共通する区間がない場合は重複していないと判定する。
異なる検査方法に関して全ての組み合わせで実施し、いずれかの組み合わせで検査領域が重複されている場合はステップS515で重複していると判定し、全ての組み合わせで重複していない場合は、ステップS515で重複していないと判定する。
図6(a)の場合、データ検査領域601と印刷画像検査領域603、データ検査領域602と印刷画像検査領域603の組み合わせができ、合計で2回の重複領域の判定を行う。データ検査領域601と印刷画像検査領域603の場合、水平方向では共通する区間があるが、垂直方向では共通する区間がないため、重複していないと判定する。同様に、データ検査領域602と印刷画像検査領域603の場合、水平方向と垂直方向で共通する区間があるため、重複していると判定する。
図6(b)の場合、データ検査領域604と印刷画像検査領域606、データ検査領域605と印刷画像検査領域606の組み合わせができ、合計で2回の重複領域の判定を行う。データ検査領域605と印刷画像検査領域606の場合、水平方向と垂直方向で共通する区間があるため、重複していると判定する。同様に、データ検査領域605と印刷画像検査領域606の場合、水平方向と垂直方向で一部共通する区間があるため、重複していると判定する。そのため、図6(b)は、重複した領域が2か所あると判定する。
以上の方法で重複領域の判定を行ったが、本実施形態に限らず、重複領域を判定できる方法であればどのような方法でもよい。
次に、ステップS516にて、検査装置110は、ステップS515によって判定された重複領域の結果を確認する。重複領域がないと判定した(S516;NO)場合はステップS517に移行する。ステップS516で重複領域があると判定した(S516;YES)場合は、ステップS518に移行する。
ステップ517にて、ステップS502に設定された検査情報の保存をし、終了する。
S518にて検査装置110は、例えば図9に示すポップアップを検査装置110のUI部320に表示し、検査領域が重複した状態で図7のボタン716が押下されていることをユーザに通知する。
S518での表示と、S514での通知は、同様にユーザに重複領域があることを通知することを目的としているが、その表示方法が異なる。S514は、領域を選択した都度に重複領域判断が行われ、図8の802のように通知がなされる。一方、S518では、全てのユーザ設定が終了した後に、重複領域判定が行われ、ポップアップ表示がなされる。
なお、ユーザの設定によっては、設定の途中での通知(S514)を行わず、設定を終了する際の表示(S518)のみを行うようにしてもよい。その逆で、設定を終了する際の表示(S518)を行わず、設定の途中での通知(S514)のみを行うようにしてもよい。
図9のUI画面900は、ステップS506の検査領域が重複した状態で検査設定を終了するタイミングで検査装置110のUI部320に表示されるポップアップ形式のUI画面である。UI画面900は、検査領域が重複している場合、重複領域はデータ検査が有効になる内容を表示し、そのまま検査を実行するか、検査を実行しないで検査設定に戻るか確認するためのUIである。
ボタン901は、重複領域が設定している状態で検査を実行するためのボタンである。ボタン902は、検査設定をやり直すために、検査設定画面であるUI画面700を表示してステップS501から再度実行するためのボタンである。ボタン903は、ポップアップ画面900の表示を消すためのボタンである。
検査装置110は、ユーザの操作に従い、ボタン901の「OK」もしくはボタン902の「検査を進める」、閉じるボタン903のいずれかは選択されるまでUI画面900表示を続ける。
なお、本実施例では、図9は、検査装置110のUI部320に図7の画面700に重複するポップアップの形式で表示するが、これに限定しない。例えば、画面700から画面900に画面遷移するようにしてもよい。また、アイコン上に警告マークを表示するような方法で通知してもよい。更に、警告音や音声で通知する方法であってもよい。
次に、ステップS519にて、検査装置110は、ステップS518でユーザの操作によってボタン901の「OK(検査を進める)」が選択されているか判定し、「OK」が選択されている場合は、検査装置110はステップS517の処理を実行する。ステップS518で「OK」が選択されていない場合は、検査装置110はステップS502の処理に戻り、検査設定をやり直す。
以上が本実施形態における検査に関する設定をするための処理の流れの説明である。
次に、ステップS404の検査実行である検査設定後の検査装置110の動作について図10のフローチャートを用いて説明する。検査装置110は、UI部320に表示された不図示の検査開始ボタンがユーザによって押下されると、検査処理部305を用いて検査を実施する。
まず、ステップS1001にて、検査処理部305は、ステップS403でユーザが行った検査設定によって、用紙に含まれている欠陥(ポチ)、及び欠陥(スジ)を、印刷時の欠陥として検出する。本実施形態における印刷時の欠陥の検出方法とは、ステップS402にて登録されたリファレンス画像と対応した印刷ジョブのスキャン画像の差分を抽出し、抽出した差分画像の特徴から欠陥(ポチ)、及び欠陥(スジ)を検出する方法である。本実施形態に限らず印刷時の欠陥の検出方法については、公知の手法を利用してもよい。
次に、ステップS1002にて、検査処理部305は、ステップS403でユーザが行った検査設定によって、データ検査領域のOCRもしくはバーコード認識を行う。本実施形態におけるOCRは、以下の手順で実施する。まず、OCRとなった対象領域を1文字ずつ区切る。そして、ステップS401にて登録した字形フォントを用いて、字形フォントに登録されている字形画像と、区切った文字で類似度を算出し、最も類似度の高い字形画像に対応する文字コードを1文字の結果とする。そして、区切られた全ての文字の結果を結合した文字列が、OCRした結果となる。本実施形態に限らず、字形フォントを利用したOCRであれば、公知の手法を利用してもよい。
次に、ステップS1003にて、検査処理部305は、ステップS1002で得られた文字認識結果、及びバーコード認識結果と、ステップS509で設定した照合検査ファイルに列挙した正解文字列を照合する。そして、正誤判定結果を検査結果として出力する。
次に、ステップS1004にて、検査処理部305は、ステップS1003で得られた検査結果を、UI部320に送信する。
ここで、UI部320は、検査結果を受信すると、ユーザに検査対象のスキャン画像と、検査結果を表示する。印刷物に欠陥があった場合、UI部320は、検出された欠陥を、スキャン画像上に点線枠や色枠等で強調し、検出した欠陥の種類(ポチやスジ)や位置情報等も併せて表示する。一方で、印刷物に欠陥がなかった場合、欠陥なしの文字列を表示する。なお、UI部320による検査結果の表示の方法は、これらに限られるものではなく、ユーザに検出結果を分かりやすく表示できるものであればよい。
また、検査処理部305は、ステップS1003で得られた検査結果を、画像形成装置110とフィニッシャ120にも送信する。
画像形成装置100に送信される情報とは、欠陥があった印刷物が、ある一定数で連続して発生したという情報であり、フィニッシャ120に送信される情報とは、印刷物に欠陥があったか否かの情報である。
前述したように、画像形成装置110は上記の情報を受信すると、印刷動作を停止する。また、フィニッシャ120は、受信した情報を用いて、欠陥がない印刷物は通常の排紙トレイへ、欠陥がある印刷物は通常の排紙トレイとは別のトレイに排紙する。
以上が、ステップS404の検査を実行する際の検査装置110の動作に関する説明である。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ユーザが印刷画像検査とデータ検査で設定する領域を重複させている場合に、設定中のUI内で重複している文言の表示および設定後のポップアップによる通知の2種類の方法で、ユーザへ通知できるようになった。これにより、印刷画像検査とデータ検査が排他処理の関係であることにUIで表示し、排他関係であることをユーザに気づかせることが可能となった。
(実施形態2)
実施形態1では、印刷画像検査に用いるリファレンス画像を予め登録しておき、複数部数の検査を行う際もその共通したリファレンス画像を用いて検査を行う方法について説明していた。本実施形態では、複数部数の検査を行う際のリファレンス画像を1枚ずつ個別に作成し、検査を実行するモードに切り替えられる場合の動作について説明する。
実施形態1では、印刷画像検査に用いるリファレンス画像を予め登録しておき、複数部数の検査を行う際もその共通したリファレンス画像を用いて検査を行う方法について説明していた。本実施形態では、複数部数の検査を行う際のリファレンス画像を1枚ずつ個別に作成し、検査を実行するモードに切り替えられる場合の動作について説明する。
以下、本実施形態について、前述の実施形態1と異なる部分について説明する。なお、詳細な記載のない部分については、実施形態1と同様である。
本実施形態では、リファレンス画像の作成と検査の実行方法を切り替えるための2つのモードを有しているものとする。まず、一つ目のモードは、複数部数で検査する場合であっても共通したリファレンス画像を作成し、共通したリファレンス画像を使って印刷画像検査を実行するページ共通モードである。例えば、ページ全体のレイアウトは同じで、宛先部分のみがページごとに異なる場合に、宛先部分を印字せず、各ページに共通する部分のみを印字した画像をリファレンス画像とする。ページ共通モードに関しては、実施形態1と同様のため、説明は省略する。
もう一つのモードは、複数部数で検査する場合に各部数で1枚ずつリファレンス画像を作成し、1枚ずつ作成されたリファレンス画像を使って印刷画像検査を実行するページ個別モードである。例えば、ユーザによってページ全体のレイアウト構成を切り替えた画像を印刷する場合、共通したリファレンス画像を生成することができない。そのため、ユーザ毎にレイアウト構成の切り替わった画像をリファレンス画像とする。そして、ページ個別モードにおけるリファレンス画像の作成方法は2つある。一つ目は、実施形態1のように、印刷ジョブを実行して画像読み取り部310でスキャンすることでリファレンス画像を作成する方法である。もう一つの方法は、スキャン画像を使用するのではなく、印刷ジョブを解析して画像データを生成するRIP(Raster Image Processer)処理後の画像データをリファレンス画像とする方法である。ページ個別モードは1枚ずつリファレンス画像を作成しているため、印刷画像検査の領域とデータ検査領域が重複しても同時に検査することが可能である。なぜならば、バリアブル印刷の可変領域に対応しているリファレンス画像を作成していたことで、画像の欠陥のみを印刷画像検査で検出できるためである。
ページ個別モードとページ共通モードの切り替えに関するUIの例について、図12を用いて説明する。
図12のUI画面1200は、ページ個別モードとページ共通モードの切り替えるときに検査装置110のUI部320に表示するUI画面であり、検査装置110の本体の詳細設定を行うタイミングで表示されるものとする。ユーザは、ページ個別モードとページ共通モードいずれかを選択し、設定を行う。
ラジオボタン1201は、ページ個別モードとページ共通モードのいずれかに設定するためのボタンである。図12では、一例としてページ個別モードが選択されている。ボタン1202は、モードの設定が終了し、ユーザによって選択されたラジオボタン121の設定を保存するためのボタンである。ボタン1203は、モードの設定が中断するためのボタンであり、選択した情報は破棄して設定は終了するためのボタンである。
次に、実施形態2におけるステップS403の検査に関する設定をするためのフローチャートについて、図11を用いて説明する。このフローチャートの処理を行うことで、検査装置110は、ユーザの検査設定に従い、印刷画像検査とデータ検査に関して検査領域、検査レベル等の各種検査パラメータを設定する。また、検査設定に関するUIの例について、図7を用いて説明する。尚、ステップS1101は、は実施形態1のステップS501と同様のため、説明を省略する。ステップS1102の検査方法の詳細設定は、図13に示す。S1103は、実施形態1のステップS515と同様のため、説明を省略する。
次に、ステップS1104にて、検査装置110は、UI画面1200のリファレンス画像の作成モードの設定を用いた判定を行う。ページ個別モードであると判定された場合は、検査装置110は、ステップS1108にてステップS1302に設定された検査情報の保存をして、検査設定を終了する。
ページ個別モードではないと判定された場合は、検査装置110は、ステップS1105にてステップS1103によって判定された重複領域の結果を確認する。重複領域がないと判定された場合は、検査装置110は、ステップS1108にてステップS1102に設定された検査情報の保存をし、ステップS403の検査設定を終了する。
重複領域があると判定された場合は、ステップS1106にて検査装置110は、検査装置110のUI部320を用いて、実施形態1と同様にUI画面900をポップアップで表示する。
次に、ステップS1107は、ステップS519と同様のため、説明を省略する。
本実施形態におけるステップS403の検査に関する設定をするための処理の流れの説明である。
次に、ステップS1302の印刷画像検査もしくはデータ検査の検査レベルや検査種類、検査領域のような詳細な情報を設定するためのフローチャートについて、図13を用いて説明する。S1301は、S1101に続くステップであり、S1302でYESの場合は、S1103に移行する。このフローチャートの処理を行うことで、検査装置110は、印刷画像検査もしくはデータ検査の検査領域、検査レベル等の各種検査パラメータを設定する。尚、ステップS1301からステップS1310は実施形態1のステップS502からステップS512と同様のため、説明を省略する。
次に、ステップS1311にて、検査装置110は、UI画面1200のリファレンス画像の作成モードの設定を確認し、ページ個別モードと判定した場合は、ステップS1301に移行する。ステップS1311でページ共通モードと判定した場合は、ステップS1312にて、検査装置110は、ステップS1310の重複した領域の判定結果を確認する。重複領域がない場合は、ステップS1301に移行する。ステップS1312で重複領域がある場合は、ステップS1313にて、検査装置110は、重複していることを検査装置110のUI部320に表示することでユーザに重複していることと、重複領域はデータ検査を優先することを通知する。UIによる通知方法は、実施形態1と同様のため、説明を省略する。
以上が、本実施形態におけるステップS1302の印刷画像検査もしくはデータ検査の検査レベルや検査種類、検査領域のような詳細設定に関する処理の説明である。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ユーザがページ共通モードに設定している状態で、印刷画像検査とデータ検査で設定する領域を重複させている場合のユーザへ通知できるようになった。ページ個別モードの設定をしている場合は、印刷画像検査とデータ検査が重複していても同時検査ができるため、ユーザへの通知が不要になった。これにより、ページ共通モードの設定をしている状態に限り、印刷画像検査とデータ検査が排他処理の関係であることにUIで表示し、排他関係であることをユーザに気づかせることが可能となった。
(その他の実施形態)
以上、本実施形態の様々な例と実施形態を示して説明したが、本実施形態の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
以上、本実施形態の様々な例と実施形態を示して説明したが、本実施形態の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
本実施形態は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
310 画像読み取り部
303 RAM
305 検査処理部
302 CPU
320 UI部
310 画像読み取り部
303 RAM
305 検査処理部
302 CPU
320 UI部
Claims (14)
- 記録シートに、第1ページと第2ページとで異なる画像を印刷する可変領域と第1ページと第2ページとで同一の画像を印刷する固定領域とを含む画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を読み取りスキャン画像を生成する生成手段と、
少なくとも固定領域を含む正解画像を表示部に表示する表示制御手段と、
前記スキャン画像の少なくとも固定領域と、前記正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査手段と、
前記スキャン画像の可変領域に印刷された画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査手段と、
前記表示部に表示された正解画像において、少なくとも第1の検査手段による検査を行う第1領域と、前記第2の検査手段により検査をおこなう第2領域とを設定する設定手段と、
前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する通知手段
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記第1領域と前記第2領域との重複領域は、前記第2の検査手段による検査が行われ、前記第1の検査手段による検査が行われない
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記通知手段は、前記設定手段により設定されている途中で、前記第1領域と前記第2領域とに前記重複領域がある場合に、前記設定手段により設定を行うUI画面を介し重複領域があることを通知する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。 - 前記通知手段は、前記設定手段による設定が終了すると、前記第1領域と前記第2領域とに前記重複領域が1または複数あった場合に、重複領域があることをポップアップで通知する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記第2の検査手段は、可変領域に印刷された文字列またはバーコードから読み出したデータと、前記正解データとに基づいて検査を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記第1の検査手段は、前記生成手段により生成されたスキャン画像と、前記スキャン画像に対応する正解画像とを比較することに基づき、前記印刷物を検査する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記正解画像は、前記生成手段で取得したスキャン画像からなる
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記正解画像は、RIP処理を行った画像データからなる
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記印刷システムは、前記印刷手段を備える印刷装置と、前記生成手段と、前記表示制御手段と、前記設定手段と、前記第1の検査手段と、前記第2の検査手段と、前記通知手段とを備える検査装置とで構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 記録シートに、第1ページと第2ページとで異なる画像を印刷する可変領域と第1ページと第2ページとで同一の画像を印刷する固定領域とを含む画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を読み取りスキャン画像を生成する生成手段と、
少なくとも固定領域を含む正解画像を登録するページ共通モードと、前記第1ページと前記第2ページとでそれぞれ正解画像を登録するページ個別モードとを選択する選択手段と、
前記正解画像を表示部に表示する表示制御手段と、
前記スキャン画像と、前記正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査手段と、
前記スキャン画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査手段と、
前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する通知手段と、
を備え、
前記通知手段は、前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記選択手段で、ページ共通モードが選択されていると、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する
ことを特徴とする印刷システム。 - 前記通知手段は、前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記選択手段で、ページ個別モードが選択されていると、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知しない
ことを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。 - 記録シートに、第1ページと第2ページとで内容の異なる画像を印刷する可変領域と第1ページと第2ページとで内容の共通している画像を印刷する固定領域とを含む画像を印刷された印刷物を読み取りスキャン画像を生成する生成手段と、
少なくとも固定領域を含む正解画像を表示部に表示する表示制御手段と、
少なくとも前記スキャン画像の固定領域と、前記正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査手段と、
前記スキャン画像の可変領域に印刷された画像から読みだしたデータと、正解データとに基づき、前記印刷物に書かれたデータを検査する第2の検査手段と、
前記表示部に表示された正解画像において、少なくとも第1の検査手段による検査を行う第1領域と、前記第2の検査手段により検査をおこなう第2領域とを設定する設定手段と、
前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する通知手段
を有することを特徴とする検査装置。 - 記録シートに、第1ページと第2ページとで異なる画像を印刷する可変領域と第1ページと第2ページとで同一の画像を印刷する固定領域とを含む画像を印刷する印刷工程と、
前記印刷装置で印刷された印刷物を読み取りスキャン画像を生成する生成工程と、
少なくとも固定領域を含む正解画像を表示部に表示する表示工程と、
前記スキャン画像の少なくとも固定領域と、前記正解画像とに基づき、前記印刷物を検査する第1の検査工程と、
前記スキャン画像の可変領域に印刷された画像から取得したデータと、正解データとに基づき、前記印刷物から取得したデータを検査する第2の検査工程と、
前記表示部に表示された正解画像において、少なくとも第1の検査工程にて検査を行う第1領域と、前記第2の検査工程にて検査をおこなう第2領域とを設定する設定工程と、
前記第1領域と前記第2領域との重複領域がある場合に、前記第1領域と前記第2領域とが重複していることを通知する通知工程と
を有することを特徴とする印刷システムの制御方法。 - 請求項13に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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