JP2023034477A - 検査方法および装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023034477000001
【課題】 文字認識処理の手法を決定するためにレイアウト解析等を行うと、その解析自体に処理時間が掛かってしまい、目的の検査速度が達成できない場合がある。
【解決手段】 フォントと文字認識処理の手法とを関連づけて登録しておく。また、文字列の検査を行う検査領域と、検査領域で使用されるフォントとを設定しておく。そして、前記設定された検査領域で使用されるフォントと、前記フォントに関連付けられて登録された文字認識処理の手法とに基づいて、前記検査領域に対して適用すべき文字認識処理の手法を判定し、当該判定した文字認識処理の手法を用いて、スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像の文字認識処理を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、印刷物の印刷品質を検査するための方法および装置に関する。
近年、印刷装置により印刷されたシートを搬送中に、検査装置によってその印刷されたシートの検査を行う印刷システムが知られている。この検査では、搬送されたシートの画像を検査装置が読み取り、当該読み取った画像を画像解析することにより、シートへの印刷が正常になされたか否かを判定する。このような検査装置は、印刷物に印字された文字列やバーコードの欠け、画像抜け、印刷不良、ページ抜け、色ずれなどを検出することが可能である。こうして印刷シートが欠陥シートであると判定された場合には、当該欠陥シートは正常シートとは別の排紙先に排紙される。これにより欠陥シートが正常シートに混入することが防がれ、オペレータが欠陥シートを廃棄することが可能となる。
このようなシステムにおいて、文字列部分の印刷が正常に為されたかの検査を行う際、当該文字列が印字された領域に対して文字認識処理を行い、認識結果と正解データを照合する照合検査を行う検査装置が知られている。上述したようなシステムにおいては、排紙先を切り替えるにあたり、印刷されたシートを読み取ってから排紙先を切り替えるまでの間のシート搬送中に、文字認識処理と照合処理とを完了する必要があり、文字認識処理の速度と精度の両立が必要である。特許文献1では、文書に対してレイアウト解析を行い、誤認識を回避したい領域には認識精度を優先した文字認識処理を行い、ある程度の誤認識が許容されるような領域に対しては処理速度を優先した文字認識処理を行うことが記載されている。
特開2001-43316号公報
しかしながら、文字認識処理の手法を決定するためのレイアウト解析等の画像解析自体にも処理時間のオーバーヘッドが発生し、目的の検査速度を達成できない場合がある。
上記課題を解決するために、本発明の検査装置は、フォントと文字認識処理の手法とを関連づけて登録する登録手段と、文字列の検査を行う検査領域と、前記検査領域で使用されるフォントとを設定する設定手段と、前記設定手段で設定された前記検査領域で使用されるフォントと、前記登録手段で当該フォントに関連付けられた文字認識処理の手法とに基づいて、前記検査領域に対して適用すべき文字認識処理の手法を判定し、当該判定した文字認識処理の手法を用いて、スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像の文字認識処理を行う検査手段と、を備えることを特徴とする。
文字認識処理の手法の決定を検査に先立って行うことで、検査速度を向上することができる。
情報処理装置と検査装置と印刷装置の構成を表す模式図。 情報処理装置と検査装置と印刷装置の構成を示すブロック図。 情報処理装置と検査ユニットと印刷装置と大容量スタッカの内部構成を示す図。 検査全体のフローチャート。 フォント登録画面を示す図。 文字の切り出し画面を示す図。 フォント登録のフローチャート。 検査設定画面を示す図。 検査設定画面を示す図。 検査設定のフローチャート。 検査のフローチャート。 第2の実施形態における検査設定のフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施例における情報処理装置と検査装置と画像形成装置の構成を表す模式図である。なお、本実施例の画像形成装置は電子写真方式の画像形成装置を用いて説明するが、本実施例における画像形成装置は、インクジェット方式、オフセット方式など、異なる画像形成方式の画像形成装置であっても良い。
画像形成装置0101は、通信ケーブル0112を介して情報処理装置0109と接続されている。情報処理装置0109は、ネットワーク0113を介してクライアントコンピュータ0110、検査装置0108と接続されている。画像形成装置0101は、UIパネル0102、給紙デッキ0103および給紙デッキ0104を備える。さらに、3段の給紙デッキからなるオプションデッキ0105が接続される。画像形成装置0101は、例えば電子写真方式の画像形成装置である。また、UIパネル0102は、例えば静電容量方式のタッチパネルを備えたユーザインターフェースである。
さらに画像形成装置0101は、検査ユニット0106、大容量スタッカ0107を備える。検査ユニットは、通信ケーブル0114を介して検査装置0108と接続されている。大容量スタッカ0107はメイントレイとトップトレイを備え、メイントレイには一度に数千枚の用紙を積載することができる。
印刷ジョブは、クライアントコンピュータ0110で生成され、ネットワーク0113を介して情報処理装置0109に送信され、情報処理装置0109で管理される。そして、当該印刷ジョブは、情報処理装置0109から通信ケーブル0112を通じて画像形成装置0101に送信されて、画像形成装置0101は受信した印刷ジョブに基づいて用紙に印字する処理を行う。なお、印刷ジョブは、情報処理装置0109において生成・管理され、ネットワーク0112を介して画像形成装置0101に送信され、画像形成装置0101で管理される形態をとっても良い。
なお、クライアントコンピュータ0110、情報処理装置0109、検査装置0108はケーブル0112に接続されて画像形成装置0101と通信できる形態をとっても良い。即ち、本実施例に示す画像形成装置0101、情報処理装置0109、クライアントコンピュータ0110の接続形態は一例であり、本実施例で示した他にも様々な接続形態があることは言うまでもない。
図2は、本実施例の画像形成装置0101と検査装置0108と大容量スタッカ0107と情報処理装置0109とクライアントコンピュータ0110の制御構成を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit/中央演算装置)0201は、システムバス0212を介して画像形成装置0101内の各部の制御や演算を行う。CPU0201は、コンピュータ読取可能な記憶部0205に格納され、RAM(Ramdom Access Memory)0202にロードされるプログラムを実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0202は、CPU0201から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0201のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0205は、さらに、画像形成装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。エンジンI/F0209は、プリンタエンジン0210との通信を行う。給紙デッキI/F0204は、給紙デッキ0211との通信を行う。給紙デッキ0211は、給紙デッキ0103、0104、オプションデッキ0105をハード構成として総称するものすることにより、後述する各処理を実行する処理部として機能するである。UIパネル0203は、UIパネル0102のハード構成であり、画像形成装置0101の操作全般を行うためのユーザインターフェースである。本実施形態では、UIパネル0203は静電容量方式のタッチパネルを備えたものとする。
ネットワークインターフェース(以下、NW I/F)0207は、通信ケーブル0213を介して情報処理装置0109のNW I/F0238と接続され、情報処理装置0109と画像形成装置0101との間で通信する際に利用される。なお、この例ではシステムバス(0212、0239)に接続されたインターフェース(0207、0238)同士が直接接続されている形式であるが、これに限定するものではない。例えば、情報処理装置0109と画像形成装置0101とがLAN等のネットワークを介して接続されている形式でもよく、その接続形式を限定しない。ビデオI/F0206は、ビデオケーブル0241を介してビデオI/F0233と接続され、情報処理装置0109と画像形成装置0101の間の画像データの通信に利用される。なお、情報処理装置0109における画像形成装置0101との接続インターフェースは、NW I/F0238とビデオI/F0233の機能を統合した形式をとっても良い。また、画像形成装置0101における情報処理装置0109との接続インターフェースは、NW I/F0207とビデオI/F0206の機能を統合した形式をとっても良い。
アクセサリI/F0208は、通信ケーブル0225を介して、アクセサリI/F0214とアクセサリI/F0220とに接続する。即ち、画像形成装置0101は、アクセサリI/F0208、0214、0220を介して、検査ユニット0106および大容量スタッカ0107と互いに通信を行うことができる。
CPU0216は、システムバス0219を介して検査ユニット0106内の各部の制御や演算を行う。CPU0216は、コンピュータ読取可能な記憶部0247に格納され、RAM0217にロードされるプログラムを実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0217は、CPU0216から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0216のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0247は、検査装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。検査装置I/F0215は、通信ケーブル0248を介して検査装置ユニットI/F0231と接続する。即ち、検査ユニット0106は、検査装置I/F0215および検査装置ユニットI/F0231を介して、検査装置0108との間での通信に利用される。撮影部0218は、例えばコンタクトイメージセンサ(以下、CIS)を搭載した撮影機能(スキャン機能)を備え、検査ユニット内を通過する用紙の撮影(読み取りスキャン)を行うことで生成される画像を、検査装置I/F0215を介して検査装置0108に送信する。なお、撮影部0218が備えるCISはセンサの一例であり、CCDイメージセンサなど他の種類のセンサであっても良く、その撮影方式(スキャン方式)を限定するものではない。
CPU0220は、システムバス0224を介して大容量スタッカ0107内の各部の制御や演算を行う。CPU0220は、コンピュータ読取可能な記憶部0248に格納され、RAM0222にロードされるプログラムの実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0222は、CPU0221から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0221のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。排紙部0223は、メイントレイとトップトレイへの排紙動作や、メイントレイとトップトレイ各々の積載状況の監視や制御を行う。
検査装置0108のCPU0226は、システムバス0230を介して、検査装置0108内の各部の制御や演算を行う。CPU0226は、コンピュータ読取可能な記憶部0228に格納され、RAM0227にロードされるプログラムを実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0227は、CPU0226から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0226のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0228は、検査装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。PDL解析部0229は、クライアントコンピュータ0110や情報処理装置0109から受信した例えばPDF、PostScript、PCLなどのPDLデータを読み込み、解釈処理を実行する。表示部0245は例えば検査装置に接続される液晶ディスプレイであり、検査装置へのユーザの入力を受け付けたり、検査装置の状態を表示したりする。
情報処理装置0109のCPU0234は、システムバス0239を介して情報処理装置0109内の各部の制御や演算を行う。CPU0234は、コンピュータ読取可能な記憶部0236に格納され、RAM0235にロードされるプログラムを実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0235は、CPU0234から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0234のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0236は、情報処理装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。ネットワークインターフェース(以下、NW I/F)0237は、ネットワークを介してNW I/F0232、0240と接続される。情報処理装置0109は、NW I/F0237とNW I/F0232とを介して、検査装置0108と通信を行う。また、情報処理装置0109は、NW I/F0237とNW I/F0240とを介して、クライアントコンピュータ0110と通信を行う。
クライアントコンピュータ0110のCPU0243は、システムバス0246を介してクライアントコンピュータ0110内の各部の制御や演算を行う。CPU0243は、コンピュータ読取可能な記憶部0245に格納され、RAM0242にロードされるプログラムを実行することにより、後述する各処理を実行する処理部として機能する。RAM0242は、CPU0243から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0243のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0244は、クライアントコンピュータ動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。
図3は、印刷装置0101と検査ユニット0106と大容量スタッカ0107の内部構成を示す図である。印刷装置0101は、UIパネル0102を介してユーザの入力を受け付けたり、印刷や機器の状態を表示したりする。給紙デッキ0103及び0104には、各種用紙を収容しておくことが可能である。各給紙デッキでは、収容された用紙の最上位の用紙一枚のみを分離し、用紙搬送パス0305へ搬送することが可能である。0301~0304は現像ステーションであり、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト0306に一次転写される。中間転写ベルト0306は図を時計回りに回転し、0307の二次転写位置で用紙搬送パス0305から搬送されてきた用紙へとトナー像が転写される。定着ユニット0308は加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間を用紙が通過することにより、トナーを溶融・圧着することで用紙にトナー像を定着させる。定着ユニット0308を抜けた用紙は用紙搬送パス0309を通って0312へと搬送される。用紙の種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、定着ユニット0308を通過した後、上の用紙搬送パスを使って第二定着ユニット0310へと搬送され、追加の溶融・圧着が施された後、用紙搬送パス0311を通って0312へと搬送される。画像形成モードが両面の場合は、0313の用紙反転パスへと用紙を搬送し、0313で反転した後、両面搬送パス0314へと用紙が搬送され、二次転写位置0307で二面目の画像転写が行われる。
検査ユニット0106内にはCIS0315、0316が対向する形で配置される。CIS0315は用紙の上面を、CIS0316は用紙の下面を読み取るためのセンサである。検査ユニット0106は、用紙搬送パス0317に搬送された用紙が所定の位置に到達したタイミングで、CIS0315、0316を用いて用紙をスキャンする。スキャンにより生成された画像は、検査装置I/F0215および検査ユニットI/F0231を介して検査装置0108に送信される。検査装置0108のCPU0226は、当該受信した画像に欠陥があるかどうか判定し、判定した結果を検査ユニットI/F0231および検査装置I/F0215を介して検査ユニット0106に通知する。検査ユニットのCPU0216は、当該受信した判定結果を、アクセサリI/F0214および0220を介して大容量スタッカ0107に通知する。
大容量スタッカ0107は大容量の用紙を積載することが可能である。大容量スタッカ0107は、用紙を積載するトレイとしてメイントレイ0324を有する。検査ユニット0106を通過した用紙は用紙搬送パス0319を通して大容量スタッカ0107に入る。検査装置0108により正常に印刷されていると判定された用紙は、用紙搬送パス0319から用紙搬送パス0322を経由して、メイントレイ0324に積載されていく。さらに大容量スタッカ0107は、排紙トレイとしてトップトレイ0320を有する。CPU0221は、検査装置0108によって欠陥が検出された用紙をトップトレイ0320に排出するように制御する。トップトレイ0320に出力する場合は、用紙搬送パス0319から用紙搬送パス0321を経由してトップトレイ0320へと用紙が搬送される。0323は用紙を反転するための反転部である。この反転部0323は、用紙をメイントレイ0324に積載する場合に使用される。入ってきた用紙の向きと積載時の用紙の向きが同一となるように、メイントレイ0324に積載する場合には反転部0323で一度用紙を反転させる。トップトレイ0320へ搬送する場合は、積載時にフリップせずにそのまま用紙を排出するため、反転部0323での反転動作は行わない。
以下フローチャートと画面の例を用いて、本発明の特徴となる処理について説明する。なお、本フローに係る画像形成装置のプログラムは、画像形成装置0101の記憶部0205に記憶されており、RAM0202に読み出され、CPU0201によって実行される。また、本フローに係る検査装置のプログラムは、検査装置0108の記憶部0228に記憶されており、RAM0227に読み出され、CPU0226によって実行される。また、本フローに係る情報処理装置のプログラムは、情報処理装置0109の記憶部0236に記憶されており、RAM0235に読み出され、CPU0234によって実行される。また、本フローに係るクライアントコンピュータのプログラムは、クライアントコンピュータ0110の記憶部0245に記憶されており、RAM0242に読み出され、CPU0243によって実行される。
検査開始前に行うフォント登録作業から、検査対象画像に対する検査までの全体の流れを図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS401のフォント登録にて、ユーザは登録対象のフォントデータを作成して登録する。登録するフォントデータは、データ検査時に実施する文字認識(OCR)で必要となる文字の字形画像と文字コードとを対応づけたデータである。ここでは、検査装置0108にてフォント登録画像の読み込みを開始しておき、クライアントコンピュータ0110にてフォント登録用の印刷ジョブを実行する。本実施例では、フォント登録用の印刷ジョブとは、検査対象の印刷物で使用されるフォントと同じ字形・サイズのフォントが印刷されるジョブであり、検査対象の印刷物と同じ用紙を用いて印刷するものとする。そして、検査ユニットで当該印刷物を読み取って生成された画像を検査装置に送信する。検査装置は、当該受信した画像内の各文字画像とそれに対応する文字コードとを対応付けたデータを作成することができる。このフォント登録時に、適用すべき文字認識手法の決定も行っておく。詳細については後述する。
次に、ステップS402にて、ユーザは検査の基準となるリファレンス画像を登録する作業を行う。まず、クライアントコンピュータ0110にてリファレンス画像登録用の印刷ジョブを実行して、印刷された用紙を読み込むことによりリファレンス画像を生成する。そして、検査装置0108は、当該生成されたリファレンス画像を読み込んで登録しておく。なお、印刷ジョブをラスタライズすることにより生成されるRIP画像を、情報処理装置0109やクライアントコンピュータ0110から受け取り、リファレンス画像として用いるようにしてもよい。
次に、ステップS403にて、ユーザは検査設定を行い、各種検査パラメータ、検査領域、検査レベルの設定を行う。詳細は後述する。
次に、ステップS404にて、画像形成装置0101で印刷された印刷物について、検査装置0108にて検査を行う。すなわち、クライアントコンピュータ0110にて検査対象となる印刷物を生成するための印刷ジョブが生成されて情報処理装置0109に送信されて管理されている。さらに、画像形成装置101がこの印刷ジョブを実行して印刷用紙を出力すると、検査ユニット0106は、当該印刷された用紙の搬送を検知してCIS0315と0316で当該用紙をスキャンし、そのスキャン画像を検査装置0108のRAM303に保存する。検査装置は、当該保存されたスキャン画像をリファレンス画像と比較することにより、正常に印刷されているか否か検査して、検査結果を出力する。なお、検査は検査設定にてユーザに指定された設定値に基づいて実行される。大容量スタッカ0107は、この検査結果に基づいて、欠陥があると判定された印刷用紙を別トレイに排出する。
次に、S401のフォント登録の詳細について、図5、図6のUIを示す図、および図7のフローチャートを用いて説明する。
図5は、UIパネル0102に表示され、ユーザからのフォント登録の実行操作を受け付けるフォント登録画面の例である。501は、スキャン画像の読み込み開始ボタンである。502は、文字領域選択ボタンである。ユーザが文字領域選択ボタン502を押下した後に、スキャン画像上に表示されている文字領域を示す枠505をマウスクリックすることで文字領域の選択操作を受け付ける。503は、文字領域配置ボタンである。ユーザが文字領域配置ボタン503を押下した後、プレビュー表示上をマウスドラッグにより選択することで、文字領域の配置操作を受け付ける。ユーザは、フォント登録を行いたい文字が含まれる文字列を含むように文字領域を選択する。504は、スキャン画像がプレビュー表示されるプレビュー表示領域である。505は、プレビュー表示されたスキャン画像上に配置された文字領域を示す枠である。506は、選択中の文字領域中の文字列の方向の設定欄である。507は、文字の切り出しを開始するボタンであり、ユーザによりボタン507が押下されると、配置された文字領域505内から個々の文字の切り出し処理を行って、図6の文字の切り出し画面へ遷移する。508は、フォント登録処理を完了するための完了ボタンである。
図6は、UIパネル0102に表示される、文字の切り出し画面である。601は、文字領域の画像と各文字の切り出し位置とをプレビュー表示する画面である。フォント登録画面にてユーザが設定された文字領域のプレビューが表示され、プレビュー上に各文字の切り出し処理結果の座標を示す枠が表示される。602は、登録フォントのフォント名の入力欄である。603は、登録フォントのフォントサイズの入力欄である。604は、文字領域から文字単位で切り出した文字切り画像および、文字切り画像に対応付ける文字(文字コード)を入力するテキストボックスである。605は、登録ボタンである。ユーザにより登録ボタンが押下されると、604の各文字画像と文字コードの対応付け、ならびに、602のフォント名と603のサイズとを保存して、図6の切り出し画面を閉じ、図5のフォント登録画面へ遷移する。
図7は、検査装置0108に対してフォント登録操作が行われたときの、検査装置0108において実行される処理を示すフローチャートである。UIパネル0102に表示されたフォント登録画面および文字の切り出し画面から操作を受け、CPU0226が検査設定を行うための各種処理を実行する。
S701にて、CPU0226は、フォント登録画面から、スキャン画像の読み込み開始操作を受け付ける。本実施例では、スキャン画像の読み込み開始操作とは、ユーザによるスキャン画像の読み込み開始ボタン501の押下である。CPU0226は、スキャン画像の読み込み開始ボタン501の押下を受け付けると、印刷物のスキャン画像の受信待ち状態に移行する。以降、印刷ジョブを実行すると、検査ユニット0106でスキャンした画像がフォント登録画面に読み込まれることになる。
S702にて、ユーザは、クライアントコンピュータ0110にてフォント登録用の印刷ジョブを実行させる。検査装置0108のCPU0226は、検査ユニット0106でスキャンした印刷物の画像を、検査装置I/F0215と検査ユニットI/F0231とを介して検査ユニット0106から受信する。その後、CPU0226は、フォント登録画面のプレビュー表示画面504にスキャン画像を表示する。
S703にて、CPU0226は、印刷物のスキャン画像の受信待ち状態を終了する。
S704にて、CPU0226は、フォント登録画面から、文字領域の設定操作を受け付ける。ユーザは、読み込んだ画像のプレビュー上で、文字領域選択ボタン502と文字領域配置ボタン503と文字列の方向の設定欄506とを用いて、文字領域を設定する。
S705にて、CPU0226は、フォント登録画面から、文字の切り出し操作を受け付ける。本実施例では、文字の切り出し操作とは、文字の切り出しを開始するボタン507のユーザによる押下である。文字の切り出しを開始するボタン507の押下を受け付けると、CPU0226は、前記設定された文字領域内から個々の文字の切り出し処理を実行し、文字の切り出し画面へ遷移する。文字の切り出し処理とは、例えば、文字領域の画像に対して画素値のヒストグラムを算出し、この画素値のヒストグラムが突出した領域を文字切り画像として切り出す処理である。この文字の切り出し方法は一例であり、他の手法を用いて、各文字画像を抽出するようにしてもよい。
S706にて、CPU0226は、文字の切り出し画面において、S705で切り出された各文字切り画像について、対応付ける文字(文字コード)の入力操作を受け付ける。本実施例では、ユーザはテキストボックス604にて文字(文字コード)の入力を行う。
S707にて、CPU0226は、文字の切り出し画面において、フォント名とフォントサイズの入力操作を受け付ける。フォント名とフォントサイズの入力操作とは、ユーザによる登録フォントのフォント名の入力欄602およびフォントサイズの入力欄603の入力操作である。
S708にて、CPU0226は、現在登録中のフォントを用いて文字認識を実行する時に、精度重視の文字認識処理を実行するか、速度重視の文字認識処理を実行するかを決定する。本実施例では、S707にて受信したフォントサイズが規定値より小さい場合は精度重視の文字認識処理を実行すると決定し、大きい場合は速度重視の文字認識処理を実行すると決定する。フォントサイズが大きい文字は、速度重視の文字認識処理であっても認識精度がよい傾向があるためである。なお、実行する文字認識処理の手法の決定方法は一例であり、本実施例で示した他にも様々な形態がある。例えば、文字の切り出し画像の解像度、登録文字数、文字色、フォント名などを用いて決定しても良い。この決定を、検査処理中ではなくフォント登録処理中に行うことで、検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。また、このタイミングで、決定した文字認識処理に応じた初期化処理も実行しておけば、検査処理中のオーバーヘッドをさらに軽減できる。文字認識処理に応じた初期化処理とは例えば、インスタンス生成処理である。
S709にて、CPU0226は、現在登録中のフォントを用いて文字認識を実行する前の前処理で使用するパラメータを算出する。前処理で使用するパラメータとは、例えば、スキャン画像を二値化するときに用いる二値化閾値である。このパラメータの算出を、検査処理中ではなくフォント登録処理中に行うことで、検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。
S710にて、CPU0226は、文字の切り出し画面から、登録操作を受け付ける。本実施例では、登録操作とは、ユーザによる登録ボタン605の押下である。その後CPU0226は、フォント名、フォントサイズ、文字の切り出し画像、対応付けられた文字コード、使用する文字認識処理の手法、前処理パラメータを、登録フォントデータとして記憶部0228に保存し、フォント登録処理を終了する。すなわち、フォントデータに対して、適用すべき文字認識処理の手法や前処理パラメータを関連付けて登録する。
次に、検査設定の詳細について、図8、図9のUIを示す図、および図10のフローチャートを用いて説明する。検査設定は、リファレンス登録にて登録したリファレンス画像(基準となる画像)を選択して開始する。
図8、図9は、UIパネル0102に表示され、ユーザからの検査設定の実行操作を受け付ける検査設定画面の例である。検査設定画面では、ユーザはプレビュー表示されたリファレンス画像の上で検査領域の位置を指定し、さらに、各検査領域に対して個別に設定を行う。
801は、リファレンス画像がプレビュー表示されるプレビュー表示画面である。当該リファレンス画像が複数ページの印刷ジョブに基づいて生成されていた場合は、プレビュー表示されるリファレンス画像を切り替える操作に応じて、各ページのリファレンス画像を順次表示させることもできる。
802、803は、プレビュー上に配置された検査領域を示す枠である。検査領域は検査領域配置ボタン805によって配置され、ユーザによるマウスドラッグ操作により大きさと位置を変更することができる。802は、絵柄検査領域を配置した例を示している。803は、文字列検査領域を配置した例を示している。
804は、検査領域選択ボタンである。ユーザが検査領域選択ボタン804を押下した後に検査領域を示す枠802、803をマウスクリックすることで検査領域の選択操作を受け付ける。
805は、検査領域配置ボタンである。ユーザが検査領域配置ボタン805を押下した後、表示されるプルダウンメニューから検査領域のタイプを選択し、その後プレビュー表示上の検査領域に指定したい領域をマウスドラッグにより選択することで、検査領域の配置操作を受け付ける。
806は、照合検査のデータをファイル選択方式によって選択する設定項目である。照合検査のデータとはデータ検査を行う際に照合するデータ検査用のリファレンスCSVファイルである。リファレンスCSVファイルはユーザ側があらかじめ用意しておくべきファイルであり、文字列検査用の正解文字列、およびバーコード検査用のデコード時の正解文字列を列挙したファイルである。すなわち、読み取った文字列の内容や、コード画像(バーコード及び2次元コード)のデコード内容を検査するためのデータ検査実行時に、文字列検査領域内の文字列画像のOCR結果、およびコード画像をデコードした結果の文字列を、リファレンスCSVファイルに列挙した正解文字列と照合する。
807は、選択中の領域の設定項目であり、検査領域選択ボタン505を押下した後に選択した検査領域についての個別の設定値が表示される。
808は、ページの範囲の設定項目である。ユーザが各ボタンを押下することで、選択中の検査領域によって検査が実行されるページの範囲の指定操作を受け付ける。何も選択されていない場合は、プレビュー表示画面に現在表示されているページにのみ選択中の検査領域が配置される。「現在のページと同じ面」が選択されている場合、選択中の検査領域がシートの表面又は裏面のどちらに配置されているかに応じて、同じ面(表面または裏面)の他のページにも選択中の検査領域を配置する。「全てのページ」が選択されている場合、表面・裏面のいずれにも関わらず、すべてのページに選択中の検査領域を配置する。
図8の809および図9の901は、検査領域のタイプごとの設定項目であり、検査領域選択ボタン804によって選択された検査領域のタイプに応じた設定項目が表示される。
図8の809は、絵柄検査領域802が選択された時に表示される絵柄検査の設定項目である。絵柄検査の設定項目とは、印刷物を検査する際に、どのような欠陥を検査するかの項目や、どれくらいの微細な欠陥を検出するかのレベル等である。絵柄検査の設定項目とは、印刷物を検査する際に、どのような欠陥を検査するかの項目や、どれくらいの微細な欠陥を検出するかのレベル等である。検査項目とは、例えば、丸い形状の欠陥(以下ではポチと呼ぶ)や、線状の欠陥(以下ではスジと呼ぶ)のことである。検査レベルとは、例えば、レベル1からレベル5の5段階があり、レベル1よりレベル5の方が、より薄く小さいサイズの欠陥まで検出することができる。また、ポチは検査レベル5で、スジは検査レベル4のように、検査項目それぞれにレベルを設定することができる。
図9の901は、文字列検査領域803が選択された時に表示される文字列検査の設定項目である。検査領域ごとに、検査領域の角度、文字列のフォント、照合検査を実行するかどうか、照合検査を実行する場合にリファレンスCSVのどの列と照合を行うかを設定する。当該検査領域で使用される文字列のフォントを選択する項目を表示し、ユーザからのフォントの選択を受け付ける。S401で登録済みのフォントを選択して、所望の検査領域に当該選択されたフォントの情報を関連づけて保存することができる。
810は、検査設定の完了ボタンである。ユーザが完了ボタンを押下することで、検査設定を完了し、設定を記憶部0228に保存して検査設定処理を終了する。設定に不整合がある場合は、検査設定の完了ボタン810を無効化して押下できないようにしても良い。設定の不整合とは例えば、照合検査を実行する検査領域が存在するが、照合検査のデータの設定項目806が設定されていないことが挙げられる。811は、検査設定のキャンセルボタンである。ユーザが押下することで、設定を破棄して検査設定処理を終了する。
図10は、検査装置0108に対して検査設定開始操作が行われたときの、検査装置0108における処理を示す図である。UIパネル0102に表示された検査設定画面から操作を受け、検査装置0108のCPU0226が検査設定を行うための各種処理を実行する。
S1001にて、CPU0226は、検査設定画面から、照合検査のデータの設定操作を受け付ける。本実施例では、照合検査のデータの設定操作とは、ユーザによる照合検査のデータの設定項目507の操作である。
S1002にて、CPU0226は、検査設定画面から、検査領域の配置操作を受け付ける。本実施例では、検査領域の配置操作とは、ユーザによる検査領域配置ボタン805の操作である。
S1003にて、CPU0226は、検査設定画面から、検査領域の選択操作を受け付ける。本実施例では、検査領域の選択操作とは、ユーザにより検査領域選択ボタン804が押下され、プレビュー表示領域内に配置されている検査領域のいずれかを選択する操作である。
S1004にて、CPU0226は、検査設定画面から、検査領域のタイプごとの設定操作を受け付ける。本実施例では、検査領域ごとの設定操作とは、ユーザによる検査領域のタイプごとの設定項目の操作(図8の809、図9の901の各設定項目の設定操作)である。
S1005にて、CPU0226は、検査設定の完了を指示する完了ボタン810をユーザが押下したか判断し、完了ボタンが押下された場合はS1006に進む。検査設定が完了していない場合、S1003に戻ってユーザは検査設定を続行する。
S1006にて、CPU0226は、設定を記憶部0228に保存し、検査設定処理を終了する。
次に、検査の詳細について、図11のフローチャートを用いて説明する。検査装置0108のCPU0226が検査を行うための各種処理を実行する。
S1101にて、CPU0226は、記憶部0228からRAM0227に検査設定を読み込み、検査対象の印刷物のスキャン画像の受信待ち状態に移行する。以降、印刷ジョブを実行すると、検査ユニット0106から送信されたスキャン画像を検査対象として処理可能になる。
S1102にて、ユーザはクライアントコンピュータ0110にて検査対象の印刷ジョブの実行を指示し、画像形成装置は当該印刷ジョブに基づいて印刷を実行する。CPU0226は、検査ユニット0106で検査対象となる印刷物をスキャンして生成した画像を、検査装置I/F0215および検査ユニットI/F0231を介して受信する。
S1103にて、CPU0226は、S1102で検査ユニット0106から受信したスキャン画像内から、S1101で読み込んだ検査設定により指定されている検査領域の画像を切り出して取得する。
S1104にて、CPU0226は、S1103で取得した検査領域について、S1101で読み込んだ検査設定において絵柄検査に設定された領域か、文字列検査に設定された領域か判定する。絵柄検査領域の場合はS1105に進み、文字列検査領域の場合はS1106に進む。
S1105にて、CPU0226は、S1103で取得した検査領域の画像と、当該領域に印刷されるべき絵柄のリファレンス画像とを比較することにより、印刷された絵柄に欠陥がないかどうかの検査を行う。差分が検出された場合は印刷物に欠陥が存在すると判断して該検査領域の検査結果をNGとし、差分が検出されなかった(もしくは差分が許容範囲内である)場合は検査結果をOKとする。
S1106にて、CPU0226は、文字列検査を行う検査領域に対して下地飛ばしや二値化といった前処理を実行する。文字列検査の検査領域に対しては、図9で説明したように、フォントの情報が設定されている。そこで、この前処理では、当該検査領域に設定されているフォントの情報と、事前に図7のS709で登録フォントデータに関連付けて保存されている前処理パラメータとに基づいて、使用する前処理パラメータを決定することができる。これにより、検査を実行する際に、画像を解析して前処理パラメータを算出する必要がなくなり、検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。
S1107にて、CPU0226は、事前に登録フォントデータに関連付けて保存されている文字認識処理の手法が、速度重視か精度重視かを判定する。ここでは、事前に検査領域に対して図9で設定したフォントの情報と、事前に登録フォントデータに対して図7のS708で関連づけた文字認識処理の手法の情報とに基づいて、速度重視の文字認識処理を適用するか、精度重視の文字認識処理を適用するかを判定する。したがって、検査領域の画像を解析することによって文字認識処理手法を決める必要が無いため、検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。速度重視の場合はS1108に進み、精度重視の場合はS1109に進む。
S1108にて、CPU0226は、当該検査領域に対して設定されている登録フォントデータを用いて、速度重視の文字認識処理を当該検査領域の画像に実行する。
S1109にて、CPU0226は、当該検査領域に対して設定されている登録フォントデータを用いて、精度重視の文字認識処理を当該検査領域の画像に実行する。
S1110にて、CPU0226は、リファレンスCSVファイルに記載されている文字列と、S1108またはS1109で得た文字認識結果との照合を行う。照合の結果、不一致であった場合は、当該検査領域の検査結果をNGとし、一致していた場合は当該検査領域の検査結果をOKとする。
S1111にて、CPU0226は、検査設定に指定されている検査領域に対する検査が完了したかを判断する。完了した場合はS1112に進み、完了していない場合はS1103に進む。
S1112にて、CPU0226は、検査の結果を判断する。スキャン画像中の全検査領域の検査OKであればS1113に進み、1つでも検査NGがあればS1114に進む。
S1113にて、CPU0226は、大容量スタッカ0107に対して検査OKの印刷物を大容量スタッカ0107の排紙部0223のメイントレイに出力するように指示する。
S1114にて、CPU0226は、大容量スタッカ0107に対して検査NGの印刷物を大容量スタッカ0107の排紙部0223のトップトレイに出力するように指示する。
S1115にて、CPU0226は、検査対象の印刷物すべての検査が完了したかどうかを判断する。完了していない場合はS1102に進み、完了した場合はS1116に進む。
S1116にて、CPU0226は、印刷物のスキャン画像の受信待ち状態を終了する。その後、CPU0226は検査処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によると、フォントデータを登録する際に、登録対象のフォントサイズの文字画像に対して適用すべき文字認識処理の情報と前処理の情報とを当該フォントデータに関連付けて登録しておく(図7のS708~S710)。また、文字列の検査領域を設定する際には、当該検査領域に印字されるフォントの情報を設定しておく(図9の901)。これにより、印刷物をスキャンして印刷品質を検査するために文字列検査を行う場合に、適用すべき前処理や文字認識処理手法を簡単に決定できる(図11のS1106~S1109)ので、検査速度および精度を向上することができる。また、検査に先立って文字認識方法やパラメータの組み合わせに応じてインスタンスを個別に生成、初期化しておけば、さらにオーバーヘッドを改善できる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態では図12を用いて、検査領域の設定を行う際に、適用する文字認識処理も決定して保存しておく例について説明する。なお、実施形態1の図10との共通の部分は省略して説明をする。
図12は、検査装置0108に対して検査設定開始操作が行われたときの、検査装置0108における第2の実施形態の処理を示す図である。UIパネル0102に表示された検査設定画面から操作を受け、CPU0226が検査設定を行うための各種処理を実行する。
S1001~S1004の処理は、前述した図10の説明と同様であるので、詳細な説明を省略する。
S1201にて、CPU0226は、S1003で選択された検査領域のタイプが文字列検査領域であるか判定し、文字列検査領域である場合はS1202に進み、文字列検査領域以外である場合は、S1005に進む。
S1202にて、CPU0226は、現在設定中の文字列検査領域に対して適用すべき文字認識処理が、精度重視の文字認識処理であるか、速度重視の文字認識処理であるかを決定する。本実施例では、リファレンス画像上に設定した文字列検査領域内に印刷されている文字のサイズ(または文字の画素数)が規定値より小さい場合は精度重視の文字認識処理を実行すると決定し、規定値以上である場合は速度重視の文字認識処理を実行すると決定する。実行する文字認識の決定方法は一例であり、本実施例で示した他にも様々な形態がある。この文字認識処理の決定を、検査領域の設定中に行うことで、その後の検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。決定した文字認識方法は、S1006にて検査設定として記憶部0228に保存する。
S1203にて、CPU0226は、現在設定中の文字列検査領域に対して文字認識を実行する時に前処理で使用するパラメータを算出する。前処理で使用するパラメータとは例えば、スキャン画像における下地部分の輝度や、二値化閾値である。この算出を、検査処理中ではなく検査領域の設定中に行うことで、その後の検査処理中のオーバーヘッドを軽減することができる。また、このタイミングで、決定した文字認識処理に応じた初期化処理を実行しておくことで、検査処理中のオーバーヘッドを軽減できる。算出した前処理に使用するパラメータは、S1006にて検査設定として記憶部0228に保存する。
以上の手順により、本実施例によると、文字認識処理の決定および文字認識処理に応じた初期化処理を検査に先立って行うことにより、検査中のオーバーヘッドを改善し、検査速度および精度を向上することができる。
〔その他の実施例〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。その処理は、上述した実施例の機能を実現させるソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はコンピュータ読取可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを実行する、というものである。

Claims (8)

  1. フォントと文字認識処理の手法とを関連づけて登録する登録手段と、
    文字列の検査を行う検査領域と、前記検査領域で使用されるフォントとを設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された前記検査領域で使用されるフォントと、前記登録手段で当該フォントに関連付けられた文字認識処理の手法とに基づいて、前記検査領域に対して適用すべき文字認識処理の手法を判定し、当該判定した文字認識処理の手法を用いて、スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像の文字認識処理を行う検査手段と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  2. 前記登録手段によりフォントに関連づけて登録される前記文字認識処理の手法は、精度重視の文字認識処理と、速度重視の文字認識処理とのいずれかである、ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記登録手段は、前記フォントと、前記文字認識処理の手法と、文字認識処理の前に実行される前処理の情報とを関連づけて登録し、
    前記検査手段は、前記設定手段で設定された前記検査領域で使用されるフォントと、前記登録手段で当該フォントに関連付けられた文字認識処理の手法と前記前処理の情報とに基づいて、前記スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像に対し前記フォントに関連付けられた前処理を実行し、前記判定した文字認識処理の手法を用いて、前記前処理を実行した後の前記スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像の文字認識処理を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 前記検査手段は、さらに、前記文字認識処理の結果を正解文字列と照合する検査を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 表示されたリファレンス画像において、ユーザの指示に基づき、文字列の検査を行う検査領域を設定し、当該設定された検査領域内の文字のサイズに基づいて当該検査領域に対して適用されるべき文字認識処理の手法を決定する設定手段と、
    スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像に対して、前記設定手段により決定された文字認識処理の手法を用いて文字認識処理を行う検査手段と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  6. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検査装置として機能させるためのプログラム。
  7. フォントと文字認識処理の手法とを関連づけて登録する登録ステップと、
    文字列の検査を行う検査領域と、前記検査領域で使用されるフォントとを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記検査領域で使用されるフォントと、前記登録ステップで当該フォントに関連付けられた文字認識処理の手法とに基づいて、前記検査領域に対して適用すべき文字認識処理の手法を判定し、当該判定した文字認識処理の手法を用いて、スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像の文字認識処理を行う検査ステップと、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  8. 表示されたリファレンス画像において、ユーザの指示に基づき、文字列の検査を行う検査領域を設定し、当該設定された検査領域内の文字のサイズに基づいて当該検査領域に対して適用されるべき文字認識処理の手法を決定する設定ステップと、
    スキャン画像内の前記検査領域に対応する画像に対して、前記設定手段により決定された文字認識処理の手法を用いて文字認識処理を行う検査ステップと、
    を備えることを特徴とする検査装置。
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