JP2023030445A - 制御装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ショット機能において違和感を生じる映像が得られることを低減することを目的とする。【解決手段】 到達目標とする前記撮像手段の撮像範囲である目標撮像範囲の情報と、現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までに到達するまでの時間である移動時間の情報とを取得し、現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路を決定し、決定された経路に従って、撮像手段のパン値及びチルト値の少なくともいずれか一方を制御することで撮像範囲を制御する。チルト値が所定の値を超えない第1経路で前記移動時間において前記撮像手段の撮像範囲を制御可能かを判定し、第1経路で前記移動時間において制御可能と判定された場合、第1経路を現在の撮像範囲から目標撮像範囲までの経路として決定する。【選択図】 図7

Description

本発明は、撮像装置の制御方法に関する。
監視システムや映像配信システムでは、ネットワークや専用線を介して遠隔操作により制御可能なカメラヘッド部を回転させるパンチルト(以下、PTとも記す)機構部を備えた撮像装置がある。このような撮像装置では、撮像方向を撮像装置の設置面に対する水平方向に回転駆動させるパン機構部と、撮像方向を当該設置面に対する垂直方向に回転駆動させるチルト機構部を備える。また、光学ズームが可能なパンチルトズーム(以下、PTZとも記す)撮像装置は、撮像範囲を自在に変更可能であり、動きのある被写体を追従しながら撮像することが可能である。
またこのような撮像範囲を制御可能な撮像装置を用いて、現在のPTZ位置により定まる撮像範囲から予め定められた到達目標とするPTZ位置により定まる撮像範囲に、指定した移動時間で移動させるショット機能と呼ばれる機能がある。特許文献1では、PTZ位置を現在位置から予め定められた目的位置へ、移動時間を指定して移動させるショット機能において、PTZ各機構の駆動開始と停止のタイミングを揃える技術が開示されている。
また、チルト機構の駆動範囲がより広いタイプの撮像装置の場合、チルト機構が鉛直面を超えて駆動すると映像が上限反転して見えてしまうことがある。そこで、鉛直面を超えるチルト機構の駆動をする場合、撮影した映像を180°回転させて出力するオートフリップ機能を持つ撮像装置がある。特許文献2では、チルト角度が所定角度以上の場合に映像を上下左右に反転させる方法が開示されている。
特開2004-325710号公報 特開2006-86713号公報
特許文献1のようにショット機能において到達目標とする撮像範囲まで最短経路を通るよう撮像範囲を制御するとチルト機構が鉛直面を超えてしまうようなことがある。このとき特許文献2のようにオートフリップ機能が適用されるケースが想定されるが、この場合、撮像方向の移動中に突然映像が180°回転することになるため、違和感を生じさせる映像になる。
そこで本発明では、ショット機能において違和感を生じる映像が得られることを低減することを目的としている。
上記課題を解決するために、例えば本発明に係る制御装置は以下の構成を備える。すなわち、到達目標とする前記撮像手段の撮像範囲である目標撮像範囲の情報と、前記撮像手段の現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までに到達するまでの時間である移動時間の情報とを取得する取得手段と、前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された経路に従って、前記撮像手段のパン値及びチルト値の少なくともいずれか一方を制御することで前記撮像手段の撮像範囲を制御する制御手段とを有し、前記決定手段は、前記チルト値が所定の値を超えない第1経路で前記移動時間において前記撮像手段の撮像範囲を制御可能かを判定し、前記第1経路で前記移動時間において制御可能と判定された場合、前記第1経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として決定する。
本発明によれば、ショット機能において違和感を生じる映像が得られることを低減することができる。
システム構成の一例を示す図である。 撮像装置の外観図の一例を示す図である。 撮像装置の機能ブロックを示す図である。 オートフリップ機能の処理の流れを示すフローチャートである。 経路を決定する処理を説明するための図である。 経路を決定する処理を説明するための図である。 経路を決定する処理の流れを示すフローチャートである。 最短の移動時間を算出する処理を説明するための図である。 駆動速度を設定する処理の流れを示すフローチャートである。 駆動速度を設定する処理を説明するための図である。 ショット機能におけるUI画面の一例を示す図である。 オートフリップ機能におけるUI画面の一例を示す図である。 各装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、図示された構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態におけるシステム構成を示す図である。本実施形態におけるシステムは、撮像装置100、情報処理装置200、ディスプレイ400、およびネットワーク300を有している。
撮像装置100および情報処理装置200は、ネットワーク300を介して相互に接続されている。ネッワーク300は、例えばETHERNET(登録商標)等の通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から実現される。
なお、ネットワーク300は、インターネットや有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless Lan)、WAN(Wide Area Network)等により実現されてもよい。
撮像装置100は、画像を撮像する装置であり、撮像範囲を制御可能な撮像手段として機能する。撮像装置100は、撮像した画像の画像データと、画像を撮像した撮像日時の情報と、撮像装置100を識別する識別情報と、撮像装置110の撮像範囲の情報とを、ネットワーク300を介し、情報処理装置200等の外部装置へ送信する。情報処理装置200は、例えば、後述する処理の機能を実現するためのプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ等のクライアント装置である。なお、本実施形態に係るシステムにおいて、撮像装置100は1つとするが、複数であってもよい。すなわち、複数の撮像装置100が、ネットワーク300を介して、情報処理装置200と接続されてもよい。この場合、情報処理装置200は、例えば、送信された画像と関連付けられた識別情報を用いて、送信された当該画像は、複数の撮像装置100のうちどの撮像装置100により撮像されたかを判断する。
ディスプレイ400は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成されており、撮像装置100が撮像した画像などを表示する。ディスプレイ400は、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)等の通信規格に準拠したディスプレイケーブルを介して情報処理装置200と接続されている。なお、ディスプレイ400および情報処理装置200は、単一の筐体に設けられてもよい。
次に、図2および図3を参照して、本実施形態に係る撮像装置100について説明する。図2は、本実施形態に係る撮像装置100の外観図の一例である。また図3は、本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロックの一例である。なお、図3に示す撮像装置100の機能ブロックのうち、画像処理部112、システム制御部113、パンチルトズーム制御部114、記憶部115、通信部116等の各機能は、次のようにして実現されるものとする。すなわち、図10を参照して後述する撮像装置100のROM(Read Only Memory)1320に格納されたコンピュータプログラムを撮像装置100のCPU(Central Processing Unit)1300が実行することで実現される。
レンズ101の光軸の向く方向が撮像装置100の撮像方向であり、レンズ101を通過した光束は、撮像装置100の撮像部111の撮像素子に結像する。また、レンズ駆動部102は、レンズ101を駆動させる駆動系により構成され、レンズ101の焦点距離を変更する。レンズ駆動部102は、パンチルトズーム制御部114により制御される。
パン駆動部103は、パン動作を行うメカ駆動系及び駆動源のモータにより構成され、撮像装置100の撮像方向をパン方向105に回転駆動させるための回転駆動を行う制御をするように駆動する。また、パン駆動部103は、パンチルトズーム制御部114により制御される。
チルト駆動部104は、チルト動作を行うメカ駆動及び駆動源のモータにより構成され、撮像装置100の撮像方向をチルト方向106に回転駆動させるための回転駆動を行う制御するように駆動する。チルト駆動部104は、パンチルトズーム制御部114により制御される。
撮像部111は、CCD(charge coupled device)センサやCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサ等の撮像素子(不図示)により構成される。そして、撮像部111は、レンズ101を通って結像された被写体像を光電変換して電気信号を生成する。画像処理部112は、撮像部111において光電変換された電気信号をデジタル信号へ変換する処理や、圧縮符号化処理などの画像処理を行い、画像データを生成する。
パンチルトズーム制御部114は、システム制御部113から伝達された指示に基づいて、パン駆動部103、チルト駆動部104及びレンズ駆動部102の制御を行うことで、撮像装置100のパン、チルト、およびズームを制御する。
記憶部115は、例えば、撮像範囲を示す情報を記憶(保持)する。また記憶部115は、後述するショット位置の情報を記憶する。通信部116は、図13を参照して後述するI/F1340を介して、情報処理装置200との通信を行う。例えば、通信部116は、撮像装置100が撮像した画像の画像データを、ネットワーク300を介して情報処理装置200に送信する。また、通信部116は、撮像装置100の現在の撮像範囲を示す情報として、現在のPTZ位置の情報を送信する。また、通信部116は、情報処理装置200から送信された撮像装置100を制御するためのコマンドである制御コマンドを受信し、システム制御部113へ伝達する。
システム制御部113は、図13を参照して後述するCPU1300が実行する処理に従って、撮像装置100の全体を制御し、例えば、次のような処理を行う。すなわち、システム制御部113は、情報処理装置200から送信された撮像装置100を制御する制御コマンドを解析し、当該制御コマンドに応じた処理を行う。また、システム制御部113は、パンチルトズーム制御部114に対してパンチルトズーム動作の指示を行う。また、システム制御部113は、画像処理部112で生成された画像データを情報処理装置200に送信する際に、当該画像データを撮像した撮像時刻の情報も画像データに付与する。
なお、本実施形態における撮像範囲は、撮像装置100のパン値、チルト値およびズーム値(言い換えればPTZ位置)により定まる。なお、パン値は、図2に示すようにパン駆動部103の2つの駆動端の中点を0°としたときの、撮像装置100のパン方向105における撮像方向(光軸)の角度である。図2に示すように本実施形態におけるパン値は、-180°~+180°の範囲の値をとりえる。また、チルト値は、撮像装置100の設置面と並行な方向に撮像装置100の撮像方向を向けた場合を0°としたときの、撮像装置100のチルト方向106における撮像方向(光軸)の角度である。図2に示すように本実施形態におけるチルト値は、-40°~+220°の範囲の値をとりえる。なお、撮像装置100により画像が撮像されるときの撮像装置100のズーム値は、レンズ101の焦点距離から算出する。
ここで図4を参照して、撮像装置101のオートフリップ機能について説明する。本実施形態における撮像装置100は、撮像装置100の設置面に鉛直な方向(図2に示す+90°)を超えるように撮像方向を制御することが可能である。なお以下の説明において、当該鉛直な方向を撮像装置100の撮像方向が向く場合の所定のチルト値を鉛直チルト値(図2に示す+90°)とする。撮像装置100が、鉛直チルト値を超えてチルト駆動すると撮像される映像が上下逆さに見えてしまう。そのような状態になることを防ぐため、オートフリップ機能を実行することで、撮像装置100のチルト値が鉛直チルト値を越えて以降、撮像装置100は、撮影した映像を180°回転させて出力する。なお本実施形態では、鉛直チルト値として+90°として+90°を超えたことに応じてオートフリップ機能が実行されるものとするが、他の所定の値を鉛直チルト値としてもよい。図4の処理を実行することで、本実施形態における撮像装置100は、鉛直チルト値を超えたことに伴いオートフリップ機能が行われる。
S401にて、ショット機能を実行する制御コマンドを撮像装置100が取得したことに伴い、パンチルトズーム制御部114は、パン値、チルト値およびズーム値の少なくともいずれかを制御することで撮像範囲の制御を開始する。なお以下の説明では、到達目標とする撮像範囲である目標撮像範囲の情報(目標撮像範囲におけるPTZ位置の情報)に撮像範囲を制御させる制御コマンドが情報処理装置200から撮像装置100に送信された場合を想定する。ここで、S401にて、撮像装置100は、目標撮像範囲の情報を含む当該制御コマンドの取得し、パンチルトズーム制御部114は、当該目標撮像範囲に到達するよう撮像範囲を制御する処理を開始する。
S402にて、システム制御部113は、撮像装置100の現在の撮像範囲の情報(言い換えれば現在のPTZ位置の情報)を取得する。
S403にて、システム制御部113は、ショット機能のスタート時のチルト値に対し現在の取得したチルト値が鉛直チルト値(本実施形態では90°)を超えたかを判定する。たとえば、ショット機能のスタート時のチルト値が0°であり、現在の取得したチルト値が95°であれば、鉛直チルト値を超えていると判定する。超えていると判定された場合(S403にてYes)、S404へ遷移し、超えていないと判定された場合(S403にてNo)、S406へ遷移する。
S404にて、システム制御部113は、オートフリップ機能が有効か無効かを判定する。オートフリップ機能が有効か無効かの設定は、予め情報処理装置200における後述のUIを介して設定することができ、当該設定の情報(有効か無効かを示す情報)は撮像装置100の記憶部115に記憶されている。オートフリップ機能が有効であると判定された場合(S404にてYes)、S405へ遷移し、オートフリップ機能が無効であると判定された場合(S404にてNo)S406へ遷移する。
S405で、システム制御部113は、撮像した映像を180°回転させて外部に出力するようにする。これにより、チルト値が90°を越えても映像が逆さに見えることを防ぐことができる。
S406にて、システム制御部113は、現在の撮像範囲が目標撮像範囲に到達したかを判定し、到達したと判定した場合(S406にてYes)、S407へ遷移し、到達していないと判定した場合(S406にてNo)、S402に遷移する。S407にて、パンチルトズーム制御部114は、撮像範囲の制御を終了する。以上説明したように、本実施形態における撮像装置100は、チルト値が鉛直チルト値を超えたのち、撮像した映像を180°回転させて出力するようにすることで、表示される映像が逆さに見えてしまうことを防ぐことができる。具体的には、図2に示す例では、撮像装置100は、当初チルト値が-40°から+90°の範囲で制御している場合は撮像した映像を回転させずそのまま出力する。一方、撮像装置100は、目標撮像範囲まで到達させる過程でチルト値が鉛直チルト値+90°を超えて以降(つまり+90°から+220°で制御している間)、撮像した映像を180°回転させて情報処理装置200に出力する。このようにすることで、情報処理装置200において表示される映像は逆さに見えてしまうことを防げる。
ここで、図5、図6を参照して、本実施形態における撮像装置101のショット機能について説明する。図5は撮像装置100によって映像の撮像を行う場面の一例である。図5(a)では、左上にいる1人の人物を撮像しており、図5(b)では向って右下にいる2人の人物を撮影している。この時、図5(a)の画角は、パン値-30°、チルト値40°、ズーム値20°とする。なお以降の説明において、このパン値、チルト値、およびズーム位置(PTZ位置)を以降は(-30,40,20)と表すこととする。また、このPTZ位置は「Position1」という識別情報が付与され、ショット機能の目標撮像範囲の候補となるショット位置の情報として撮像装置101に記憶されている。図5(b)の場合の撮像装置100の撮像範囲におけるPTZ位置は(140、50、30)とし、このPTZ位置は、ショット機能の目標撮像範囲の候補となるショット位置の情報として「Position2」という識別情報が付与され撮像装置100に記憶されている。この時、図5(a)の撮像装置100の状態(Position1の撮像範囲の状態)において、情報処理装置200により表示されるUI画面を介し、次のようなユーザ操作を情報処理装置200は受け付ける。すなわち、Position2に対応する目標撮像範囲までの移動時間(又はショット時間)を指定し、現在の撮像範囲からPosition2に対応する目標撮像範囲までのショット機能の実行するユーザ操作を受け付ける。このとき、情報処理装置200は、Position2と指定された移動時間とを含むショット機能を実行させる制御コマンドを撮像装置100に送信し、撮像装置100は、当該制御コマンドの取得に応じて次のような処理を実行する。すなわち、撮像装置100は、当該制御コマンドに含まれるPosition2の識別情報から、記憶部115に記憶されたPosition2に紐づくPTZ位置を読み出し、当該PTZ位置まで指定された移動時間で撮像範囲を制御するための経路を決定する。そして、撮像装置100は、指定した移動時間において決定した経路で撮像範囲を制御するためのパン駆動部103、チルト駆動部104およびレンズ駆動部102の各々の駆動速度を算出し、算出した駆動速度に従って各駆動部を制御する。なお指定された移動時間で撮像範囲を目標撮像範囲まで制御させるショット機能として、本実施形態では、次のような処理が実行される。すなわち、パン駆動部103、チルト駆動部104およびレンズ駆動部102を同時に駆動開始して目標撮像範囲にて各駆動部における駆動を同時に停止させるようにする。
図6は、Position1からPosition2までショットの駆動を行う際の経路について図示したものである。第1経路では、Position1からPosition2までパン値の駆動範囲がより大きい経路であり、Position1(-30,40,20)から(140,50,30)までの移動であるため、移動距離は(170,10,10)となる。一方で、第2経路では、鉛チルト値を超えてチルト駆動する経路である。この経路での移動先は(-40,130,30)となり、厳密にはPosition2のPTZ位置とは異なるが、撮像装置100が撮影している方向は同じであるため、Position2の代替として使用できる。区別のため、以降経路2の移動先をPosition2’と呼ぶ。第2経路の場合、移動距離は(-10,90,10)となり、第1経路よりも短い距離での移動が可能である。なお、第1経路はPosition2まで駆動させる過程で鉛直チルト値(+90°)を超えないが、第2経路ではPosition2’まで駆動させる過程で鉛直チルト値を超えるためオートフリップ機能の実行が必要である。上述のように、ショット機能の実行中にオートフリップ機能が実行された場合、移動中の映像が途中で180°回転するため、移動中の映像としては違和感のある映像になる可能性がある。したがって、ショット機能の実行時にはオートフリップの発生は可能な限り回避することが望ましい。そこで本実施形態における撮像装置100は、ユーザに指定された移動時間で、現在の撮像範囲から目標撮像範囲まで到達させるショット機能を実行する場合において、次のような処理を実行する。すなわち、撮像装置100は、ショット機能においてユーザに指定された移動時間で、チルト値が鉛直チルト値を超えない第1経路で撮像範囲を制御可能かを判定し、制御可能であると判定された場合、決定した第1経路に従ってショット機能を実行する。
次に図7および図8を参照して、本実施形態においてオートフリップ機能の実行を可能な限り避けるようショット機能を実行するための方法について説明する。なお、図7に示すフローの処理は撮像装置100により実行される。また図7に示すフローの処理は、例えば撮像装置100のROM1320に格納されたコンピュータプログラムを撮像装置100のCPU1300が実行して実現される図3に示す機能ブロックにより実行される。
まずS701にて、制御部113は、情報処理装置200から送信されたショット機能を実行するための制御コマンドを取得する。なお当該制御コマンドには、目標撮像範囲の情報とショット機能を実行するうえでの移動時間Tsの情報とを含む。例えば目標撮像範囲の情報として、position2のPTZ位置である(140、50、30)の情報が含まれ、移動時間Tsの情報として、5(s)の情報が含まれる。
次にS702にて、システム制御部113は、現在の撮像範囲からS701で取得した制御コマンドに基づく目標撮像範囲までの、鉛直チルト値を超えない第1経路を決定する。図5および図6の例において、現在の撮像範囲がPosition1であり目標撮像範囲がPosition2である場合を想定する。Position1に対応するPTZ位置(-30,40,20)からPosition2に対応するPTZ位置(140,50,30)まで、パン値/チルト値/ズーム値の各々を最短で逐次的に変更する経路を第1経路として決定する。
次にS703にて、システム制御部113は、現在の撮像範囲からS701で取得した制御コマンドに基づく目標撮像範囲までの、鉛直チルト値を超える第2経路を決定する。図5および図6の例において、現在の撮像範囲Position1に対応するPTZ位置(-30,40,20)から目標撮像範囲Position2’(-40,130,30)まで、パン値/チルト値/ズーム値の各々を最短で逐次的に変更する経路を第2経路として決定する。この場合、チルト値は+40°から+130°まで変更するため、鉛直チルト値+90°を超えることとなり、第2経路では、オートフリップ機能の実行が必要になる。
次に、S704にて、システム制御部113は、S702およびS703にて決定した第1経路および第2経路の各々について、最短の移動時間を算出する。なお第1経路について算出される最短の移動時間をTaとし、第2経路について算出される最短の移動経路をTbとする。ここでの最短の移動時間の算出方法については、図8を参照して後述する。
次に、S705にて、システム制御部113は、第1経路について算出した最短の移動時間Taと情報処理装置200から送信された制御コマンドに含まれる移動時間Tsとの比較を行う。TaがTs以下であれば(S705にてYes)、S706に遷移する。そしてS706にて、システム制御部113は、第1経路をショット機能の経路として決定し、ショット機能の移動時間をTsに設定する。一方、TaがTsより大きければ(S705にてNo)、S707に遷移する。
S707にて、システム制御部113は、第2経路について算出した最短の移動時間Tbと情報処理装置200から送信された制御コマンドに含まれる移動時間Tsとの比較を行う。TbがTs以下であれば(S707にてYes)、S708に遷移する。そして、S708にて、システム制御部113は、第2経路をショット機能の経路として決定し、ショット機能の移動時間をTsに設定する。一方、TbがTsよりも大きい場合(S707にてNo)、S709に遷移する。
S709にて、システム制御部113は、第1経路についての最短の移動時間Taと第2経路についての最短の時間時間Tbとの比較を行う。TaがTb以下であれば(S709にてYes)、S710に遷移する。そしてS710にて、システム制御部113は、第1経路をショット機能の経路として決定し、ショット機能における移動時間をTaに設定する。一方、TaがTbより大きい場合(S709にてNo)、S711に遷移して、S711にて、システム制御部113は、第2経路をショット機能の経路として決定し、ショット機能における移動時間をTbに設定する。S709の分岐では、第1経路および第2経路のいずれも指定された移動時間Tsに間に合わない場合、より所要時間が短い方をショット機能における経路として採用することを目的としているが、これに限らない。すなわち、S709の分岐を設けず、S707にてNoとなった場合、システム制御部113は、一律で、第1経路をショット機能における経路として決定し、ショット機能における移動時間をTaに決定するようにしてもよい。
次に、S712にて、システム制御部113は、ショット機能における決定した経路および設定した移動時間に従って、パン値/チルト値/ズーム値を制御するうえでの駆動速度を算出する。なお駆動速度を算出する算出処理については図9を参照して後述する。
次に、S713にて、システム制御部113は、ショット機能における決定した経路をS712にて算出した駆動速度に従って、撮像範囲を制御する処理を実行する。なおS713での処理として、図4を参照して説明した処理が実行される。
ここで、図8を参照して、図7に示すS704における最短の移動時間TaおよびTbの算出方法について説明する。図8は、撮像装置100のPTZの加減速制御を表すグラフであり、横軸は経過時間T、縦軸は駆動速度Vを表す。
まず、図8(a)を参照して駆動速度が最高駆動速度Vmaxに達する場合について考える。この時、駆動時間は加速時間Ta1、等速時間Tc1、減速時間Td1に分けることができる。すなわち、総駆動時間をT1とおくと、T1は
=Ta1+Tc1+Td1 (1)
で表される。加速時間Ta1においては、一定の基準加速度aで加速しており、減速時間Td1では、一定の基準減速度dで減速している。等速時間Tc1においては、速度V1で等速駆動しているが、ここではV1は撮像装置101における最高駆動速度Vmaxである。この時、総駆動時間T1での総移動距離をL1とすると、L1は以下のようにあらわされる。
Figure 2023030445000002
ここで、加速時間Ta1、減速時間Td1では等加速度駆動であるため、
Figure 2023030445000003
となり、式(2)に式(3)を代入すると、
Figure 2023030445000004
が得られる。これをTc1について解くと、Tc1は以下のように表される。
Figure 2023030445000005
式(3)、式(5)を式(1)に代入すると、総駆動時間T1は以下のように求められることがわかる。
Figure 2023030445000006
ショット機能の場合、総移動距離L1がショット経路における移動距離に相当するため、この時のT1が最短のショット時間になる。ただし、これは駆動速度がVmaxまで加速しきれる場合の計算方法であり、移動距離が短い場合駆動速度がVmaxまで加速しきることができない場合がある。その場合の最短駆動時間の計算方法については別に考える必要がある。
図8(b)はショット駆動において駆動速度が最大速度Vmaxまで加速しきれない場合の加減速処理を表したグラフである。
この時の総駆動時間をT2と置くと、T2は以下のように表せる。
=Ta2+Td2 (7)
ただし、Ta2は加速時間、Td2は減速時間である。ここで最高到達速度をV2と置くと、
Figure 2023030445000007
となる。ここで、総移動距離をL2とすると、L2は以下のように表せる。
Figure 2023030445000008
これをV2について解くと、V2、L2、a、dは全て正であるため、
Figure 2023030445000009
式(8)、式(10)を式(7)に代入すると、駆動時間T2は以下のように求められる。
Figure 2023030445000010
式(6)と式(11)のどちらで最短駆動時間を求めるかは、最高駆動速度Vmaxまで加速しきれるかどうかで決まる。移動距離をLと置くと、最高駆動速度Vmaxまで加速しきれることは、式(10)を利用して、以下の不等式が成り立つことと等価であるといえる。
Figure 2023030445000011
まとめると、あるショット経路における最短駆動時間をTminとすると、Tminはショットにおける移動距離L、基準加速度a、基準減速度d、最高駆動速度Vmaxを用いて以下の式で求めることができる。
Figure 2023030445000012
以上の計算をパン、チルト、ズームのそれぞれに対して適用し、それぞれの最短駆動時間の中で最大のものを最短のショット時間とすることができる。
続いて図9および図10を参照して、図7に示すS712における駆動速度を算出する処理について説明する。図9に示すフローの処理は、駆動速度を算出する処理であり、図10に示すグラフは、ショット機能におけるPTZの加減速制御を表すグラフである。なお図9に示すフローの処理は撮像装置100により実行される。また図9に示すフローの処理は、例えば撮像装置100のROM1320に格納されたコンピュータプログラムを撮像装置100のCPU1300が実行して実現される図3に示す機能ブロックにより実行される。
図9に示すフローでは、ステップS901からステップS906までをループL091として、パン、チルト、およびズームのそれぞれに対してS901からS906の処理が実行される。
S901にて、システム制御部113は、ショット機能における移動距離およびS705~S711の処理にて設定した移動時間から移動速度を算出する。ここでの算出方法について図10に示すグラフを参照して説明する。図10に示すグラフにおいて、横軸は経過時間T、縦軸は駆動速度Vを表す。
総駆動時間T3は、加速時間Ta3、等速時間Tc3、減速時間Td3に分けられる。加速時間Ta3では、基準加速度aで加速しており、等速時間Tc3では速度V3で等速駆動している。減速時間Td3では基準減速度dで減速している。したがって、総駆動時間T3は
=Ta3+Tc3+Td3 (14)
と表せる。また、移動距離をL3とすると、
Figure 2023030445000013
となる。加速時間Ta3、および減速時間Td3はいずれも等加速度駆動であるため、
Figure 2023030445000014
となり、式(15)に代入すると、
Figure 2023030445000015
となる。また、式(14)より、
Figure 2023030445000016
であるため、式(17)に代入して整理すると以下のV3についての二次方程式が得られる。
Figure 2023030445000017
これを解くと、以下の解が得られる。
Figure 2023030445000018
ただし、Tc3は正であるため、式(18)より、有効な解は
Figure 2023030445000019
である。また、V3が実数解を持つためには以下の不等式が成り立つ必要がある。
Figure 2023030445000020
これは式(13)より、決定した移動時間T3が移動距離L3における最短駆動時間Tmin以上であれば成立する。式(22)が成立しない場合は、最大駆動速度Vmaxを駆動速度とする。
S902にて、システム制御部113は、S901で求めた駆動速度が最高値を超えているかどうかを判定する。超えている場合(S902にてYes)、S903にて、システム制御部113は、ショット機能における駆動速度を最高値に設定する。超えていない場合(S902にてNo)、システム制御部113は、S904に遷移する。S904にて、システム制御部113は、S901で求めた駆動速度が最低値を下回っているかを判定する。下回っている場合(S904にてYes)、S905にて、システム制御部113は、駆動速度を最低値に設定する。一方、最低値以上であった場合(S904にてNo)、S906にて、システム制御部113は、S901にて算出した速度を駆動速度として設定する。以上S901~906の処理をパン、チルト、およびズームについて行うことで、各駆動部の駆動速度を設定することができる。
続いて図11および図12を参照して、本実施形態におけるショット機能及びオートフリップ機能を制御するためのUI画面について説明する。図11はオートフリップ機能有効時のショット機能UI画面、図12はオートフリップ機能の有効および無効を切り替えるためのUI画面、図11(b)はオートフリップ機能無効時のショット機能UI画面である。これらのUI画面の各々は、情報処理装置200によってディスプレイ400に表示されるものとする。また、これらのUI画面を介して行われたユーザ操作による制御指示は、情報処理装置200からネットワーク300を介して撮像装置100へ制御コマンドとして送信される。そして撮像装置100は、通信部116にて当該制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドに従って各種制御を実行する。
ここで図11を参照して、ショット機能のUI画面について説明する。情報処理装置200は、図11(a)に示すUI画面1100をディスプレイ400に表示し、ユーザはUI画面1100に対しマウスカーソル1111を用いて各種操作を実行する。そして情報処理装置200は、ユーザ操作に応じて撮像装置100を制御するための制御コマンドを生成し、撮像装置100に送信することができる。UI画面1100における映像ウィンドウ1101では、撮像装置100が撮像してライブ配信している映像が表示され、ユーザーは撮像装置100の撮像範囲をリアルタイムに確認することができる。ショット位置リスト1102は、撮像装置100に登録されている目標撮像範囲の各々を識別する識別情報(例えばPosition1、Position2など)を一覧表示している。そして、ユーザーはショット位置リスト1102から所望のショット位置を選択することで、当該ショット位置をショット機能を実行するうえで到達目標とする目標撮像範囲として指定することができる。追加ボタン1103は、ショット位置を新規追加するためのボタンである。ショット位置リスト1102からPTZ位置が未登録の識別情報(例えばPosition3)を選択して追加ボタン1103をユーザが押下すると現在の撮像装置100の撮像範囲を新たなショット位置として登録することができる。削除ボタン1104はショット位置を削除するためのボタンである。ショット位置リスト1102から任意の識別情報をユーザは選択して削除ボタン1104を押下するとそのショット位置情報を削除することができる。ショット位置情報フォーム1105はショット位置情報の表示、および設定を行うためのフォームである。ショット位置リスト1102からショット位置を選択すると該当するショット位置を示すパン値、チルト値、ズーム値などの情報、および移動時間を指定するための設定フォームが表示される。スライダーバー1106はショット機能の移動時間を指定するためのものであり、ユーザーはこのスライダーバーを操作することによって移動時間を指定できる。また、時間調整ボタン1107を使用して細かい移動時間の調整を行うこともできる。推奨移動時間1108はスライダーバー1106上に、撮像装置100がオートフリップ機能を発生させることなくショット機能を実現できる推奨移動時間を視覚的に表示するための線である。推奨移動時間は、図8を参照して説明したアルゴリズムによって計算できる。この例では、推奨ショット時間が3.7秒であるとする。実行ボタン1109を押下すると、現在選択されているショット位置に対し、スライダーバー1106で指定されている移動時間でショット機能を開始する。警告メッセージ1110は、スライダーバー1106で、推奨移動時間よりも短い移動時間が指定されているときに表示される警告メッセージである。現在指定されている移動時間でショット機能を行った場合、オートフリップによって移動中に映像が反転する可能性があることを示しており、スライダーバー1106で推奨ショット時間以上の時間を指定している場合は表示されない。この例では、推奨ショット時間が3.7秒であり、ショット時間は3.0秒に指定されているため、警告メッセージ1110が表示されている。
次に図11(b)を参照して、ショット機能UI画面の変形例について説明する。ここでは図11(a)に示すUI画面1100と同様の機能構成については説明を省略し、異なる機能構成について主に説明する。図11(a)のUI画面1100の違いとしては、時間スライダーバー1106によって指定できるショット時間の範囲である。図11(a)では、推奨ショット時間(この例では3.7秒)が推奨移動時間1108によって示されており、スライダーバー1106で推奨移動時間未満の時間を指定することはできていた。しかし、図11(b)では、3.7秒が推奨移動時間でなく選択可能な最短のショット機能における移動時間となっており、これ未満の時間を指定することはできないようになっている。図11(b)に示すUI画面は、例えばオートフリップ機能が無効に設定されているような場合において、表示されるようにしてもよく、これにより、オートフリップ機能の実行が必要な経路を採用することができないようにすることができる。
図12に示すUI画面1200は、オートフリップの有効、無効を切り替えるための設定画面であり、情報処理装置200によりディスプレイ400に表示される。図11に示すUI画面1100と同様にマウスポインタ1111でユーザ操作が行われる。図12に示すUI画面1200は、オートフリップの有効/無効を切り替えるためのプルダウン1201および適用ボタン1202からなる。情報処理装置200は、UI画面1200をディスプレイ400に表示し、ユーザは、マウスカーソル1111を介して、プルダウン1201からオートフリップの有効または無効を選択する。適用ボタン1202はオートフリップの有効/無効の設定を適用するためのボタンである。ユーザは、プルダウン1201から所望のオートフリップ設定を選択し、適用ボタン1201を押下することで、オートフリップの有効/無効の設定を撮像装置100に送信することができる。撮像装置100は、送信されたオートフリップの有効/無効の設定に従って、例えば図4に示すS404の判定処理が実行される。
以上説明したように本実施形態における撮像装置100によれば、現在の撮像範囲から到達目標とする撮像範囲までの経路として、チルト値が所定値(鉛直チルト値)を超えない第1経路を決定する。そして、撮像装置100は、ユーザに指定された移動時間において、当該第1経路で撮像範囲を制御可能かどうか判定する。そして、指定された移動時間において第1経路で撮像範囲を制御可能と判定した場合、撮像装置100は、当該移動時間において当該第1経路で撮像範囲を制御する。鉛直チルト値を超えるかどうかを考慮せず単純に最短経路を一律で選択してショット機能を実行してしまうような制御に対し、本実施形態の制御を実行することで、オートフリップ機能の必要がない第1経路が選択されやすくなる。これより、本実施形態によれば、ショット機能において撮像範囲の制御の途中でオートフリップ機能により映像が180°回転するような違和感を生じる映像が得られることを低減することができる。
(その他の実施形態)
次に図13を参照して、上述の実施形態の各機能を実現するための撮像装置100のハードウェア構成を説明する。なお、以降の説明において撮像装置100のハードウェア構成について説明するが、情報処理装置200も同様のハードウェア構成によって実現されるものとする。
本実施形態における撮像装置100は、CPU1300、RAM1310、ROM1320、HDD1330、および、I/F1340を有している。
CPU1300は撮像装置100を統括制御する中央処理装置である。RAM1310は、CPU1300が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶する。また、RAM1310は、CPU1300が処理を実行する際に用いるワークエリアを提供する。また、RAM1310は、例えば、フレームメモリとして機能したり、バッファメモリとして機能したりする。
ROM1320は、CPU1300が制御装置110を制御するためのプログラムなどを記憶する。HDD1330は、画像データ等を記録する記憶装置である。
I/F1310は、ネットワーク300を介して、TCP/IPやHTTPなどに従って、外部装置との通信を行う。
なお、上述した各実施形態の説明では、CPU1300が処理を実行する例について説明するが、CPU1300の処理のうち少なくとも一部を専用のハードウェアによって行うようにしてもよい。例えば、ディスプレイ400にGUI(GRAPHICAL USER INTERFACE)や画像データを表示する処理は、GPU(GRAPHICS PROCESSING UNIT)で実行してもよい。また、ROM1320からプログラムコードを読み出してRAM1310に展開する処理は、転送装置として機能するDMA(DIRECT MEMORY ACCESS)によって実行してもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを1つ以上のプロセッサが読出して実行する処理でも実現可能である。プログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介して、プロセッサを有するシステム又は装置に供給するようにしてもよい。また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。また、撮像装置100の各部は、図13に示すハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアにより実現することもできる。
なお、上述した実施形態に係る撮像装置100の1以上の機能を他の装置が有していてもよい。例えば、上述した実施形態に係る撮像装置100の1以上の機能を情報処理装置200が有していてもよい。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲は限定的に解釈されるものではない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱しない範囲において、様々な形で実施することができる。例えば、各実施形態を組み合わせたものも本明細書の開示内容に含まれる。
100 撮像装置
200 情報処理装置
300 ネットワーク
400 ディスプレイ
113 システム制御部
114 パンチルトズーム制御部

Claims (8)

  1. 到達目標とする前記撮像手段の撮像範囲である目標撮像範囲の情報と、前記撮像手段の現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までに到達するまでの時間である移動時間の情報とを取得する取得手段と、
    前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された経路に従って、前記撮像手段のパン値及びチルト値の少なくともいずれか一方を制御することで前記撮像手段の撮像範囲を制御する制御手段とを有し、
    前記決定手段は、前記チルト値が所定の値を超えない第1経路で前記移動時間において前記撮像手段の撮像範囲を制御可能かを判定し、前記第1経路で前記移動時間において制御可能と判定された場合、前記第1経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として決定することを特徴とする制御装置。
  2. 前記決定手段により、前記第1経路で前記移動時間において前記撮像範囲が制御可能と判定され、前記第1経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として決定された場合、前記制御手段は、前記移動時間において前記第1経路で前記撮像範囲を前記目標撮像範囲まで制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記決定手段は、前記第1経路で前記移動時間において前記撮像範囲を制御可能ではないと判定した場合、前記チルト値が前記所定の値を超える第2経路で前記移動時間において前記撮像範囲を制御可能かを判定し、前記第2経路で前記移動時間において制御可能と判定された場合、前記第2経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記第2経路で前記移動時間において制御可能ではないと判定された場合、前記決定手段は、前記第1経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として経路として決定し、
    前記制御手段は、前記移動時間を超えてしまう場合であっても、前記第1経路で前記撮像範囲を前記目標撮像範囲まで制御することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記目標撮像範囲および前記移動時間は、表示手段に表示されたUIを介してユーザにより指定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記撮像手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 到達目標とする前記撮像手段の撮像範囲である目標撮像範囲の情報と、前記撮像手段の現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までに到達するまでの時間である移動時間の情報とを取得する取得工程と、
    前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路を決定する決定工程と、
    前記決定工程において決定された経路に従って、前記撮像手段のパン値及びチルト値の少なくともいずれか一方を制御することで前記撮像手段の撮像範囲を制御する制御工程とを有し、
    前記決定工程において、前記チルト値が所定の値を超えない第1経路で前記移動時間において前記撮像手段の撮像範囲を制御可能かを判定し、前記第1経路で前記移動時間において制御可能と判定された場合、前記第1経路を前記現在の撮像範囲から前記目標撮像範囲までの経路として決定することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置の有する各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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