JP2023027767A - 害虫捕獲装置および害虫捕獲方法 - Google Patents

害虫捕獲装置および害虫捕獲方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱や炭酸ガス、殺虫剤や誘引剤を使わずに、害虫を効率的に捕獲する装置およびこれを用いた捕獲方法を提供することを目的とする。【解決手段】害虫が侵入可能な開口部が形成された捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置、およびこれを用いた害虫捕獲方法。【選択図】図1

Description

本発明は、害虫捕獲装置、および係る装置による害虫捕獲方法に関する。
蚊は、人間や動物の血を吸う有害な昆虫の一種である。蚊は人間や動物の体温や、呼吸により排出される二酸化炭素に引き寄せられる性質があり、この性質を利用して、この蚊を誘引して、捕獲または駆除するために、従来、様々な装置等が提案されている。
蚊等の害虫を捕獲する装置については、黒色の外観を有する物体および熱または炭酸ガスを併用し害虫を誘引する捕獲装置、光源を利用し害虫を誘引する捕獲装置等が知られている。これらの技術はいずれも吸血や採餌に関する行動習性を利用したものであり、熱や炭酸ガスの発生装置や誘引剤を必要とするため、装置が複雑になる、大型になる、重たい、または高価であるという傾向があった。
特開2000-189030号 特表2018-519851号 特開2019-206488号 特開2015-62401号
本発明は上記背景技術の問題点を解決し、熱や炭酸ガス、殺虫剤や誘引剤を使わずに、害虫を効率的に捕獲する装置およびこれを用いた捕獲方法を提供することにある。
すなわち本明細書は、以下の実施形態を提供する。
実施形態1:
害虫が侵入可能な開口部が形成された捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置。
実施形態2:
捕獲容器が、さらに天板を備え、前記天板に、害虫が侵入可能な開口部が形成されており、かつ開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造が、前記天板に立設された遮光板である実施形態1に記載の害虫捕獲装置。
実施形態3:
捕獲容器の内部に、害虫捕獲装置を設置する際略鉛直になるように害虫の動きを抑制するための抑制手段を備える実施形態2に記載の害虫捕獲装置。
実施形態4:
遮光板が天板に対して15度以上90度以下の角度で立設された実施形態2または3に記載の害虫捕獲装置。
実施形態5:
開口部が天板の縁部の少なくとも一部に接するように設けられるとともに、遮光板が、前記天板の縁部の少なくとも一部に接するように、かつ前記開口部を覆うように設けられている実施形態2~4のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態6:
天板の少なくとも一部に色が施されている、実施形態2~5のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態7:
天板全体に色が施されている、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態8:
色が単一の濃度で施されている、実施形態6または7に記載の害虫捕獲装置。
実施形態9:
色が、黒色および赤色から選ばれる一以上である、実施形態6~8のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態10:
色がグラデーションを有するように施されている、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態11:
色が、黒色および赤色から選ばれる一以上である、実施形態10に記載の害虫捕獲装置。
実施形態12:
色が模様を形成している、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態13:
模様がグラデーション効果を有する、実施形態12に記載の害虫捕獲装置。
実施形態14:
開口部の面積が4cm以上144cm以下であり、前記開口部の形状が略円形または略矩形である実施形態1~13のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態15:
害虫が飛翔害虫である実施形態1~14のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態16:
飛翔害虫が蚊である実施形態15に記載の害虫捕獲装置。
実施形態17:
実施形態1~16のいずれかに記載の害虫捕獲装置を使用する害虫捕獲方法。
本発明により、熱や炭酸ガス、殺虫剤や誘引剤を使わない害虫捕獲装置、および係る装置による害虫捕獲方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す上面図である。 本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す側面図である。 図5Aは、試験1~6に用いた害虫捕獲装置を示す斜視図である。図5Bは、試験7に用いた害虫捕獲装置を示す斜視図である。 図6Aは、試験1~6に用いた害虫捕獲装置における天板を示す上面図である。図6Bは、試験7に用いた害虫捕獲装置における天板を示す上面図である。 本発明の第2実施形態に係る害虫捕獲装置を示す、三方向からの斜視図である。 本発明に係る天板の例を示す図である。それぞれ開口部の縁部から天板の縁部方向に向かって、色、線、あるいは柄による模様やグラデーション効果により、徐々に色味が淡く(明るく)なるように構成されている。 図9Aは、本発明の変形例に係る害虫捕獲装置を示す斜視図であり、グレー乃至黒の半円状の部分は開口部を示す。図9Bは、本発明の害虫捕獲方法における、装置の設置例(テーブルの下面に設置)を示す図である。
本発明に係る害虫捕獲装置は、害虫が侵入可能な開口部が形成された天板を有する捕獲容器と、前記天板に立設された遮光板を備える。
この構成により、天板に入光しようとする光が遮光板により遮られる。その結果、天板に暗がりができ、すなわち、開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成することができ、暗所を好む害虫を天板に引き寄せることができる。そして、捕獲容器の天板には、害虫が侵入可能な開口部が形成されているため、捕獲容器の内部に害虫を引き寄せ、害虫を捕獲容器内部に捕獲することができる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置では、捕獲容器の内部に略垂直になるように、害虫の動きを抑制するための抑制手段を備えてもよい。
害虫(特に蚊)は垂直(鉛直)方向の壁面等で休息するという習性がある。そのため、この構成によれば、開口部から侵入した害虫は、その習性に従い抑制手段に接して休憩しようとする。その結果、害虫は抑制手段により動きが抑制され、害虫を捕獲容器内部に留めることができ、捕獲機能の高い害虫捕獲装置を提供できる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置では、遮光板が天板に対して約15度以上約90度以下の角度で立設されてもよい。
この構成により、遮光板が開口部を塞がないように、かつ、開口部の容器内部から外側に向かう方向の天板および開口部を覆うように形成される。その結果、天板および開口部に入光しようとする光が遮光板により遮られ、天板の一部、開口部および捕獲容器内部が暗くなる。そして、害虫は、明るい場所よりも暗い場所に集まる習性がある。そこで、このような蚊の習性を利用して、蚊を容器内部に引き寄せることができるため、より捕獲機能の高い害虫捕獲装置を提供できる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置における開口部は、天板の縁部の少なくとも一部に接するように設けられるとともに、遮光板を支持する遮光板接続部が、当該縁部に接するように設けられていてもよい。
この構成により、天板の縁部に接するように開口部と遮光板を支持する遮光板接続部が形成されるため、開口部と遮光板が近接して設けられる。その結果、遮光板により天板、開口部および捕獲容器内部に入光しようとする光をより遮ることができ、より蚊を容器内部に引き寄せることができるため、より多くの害虫を捕獲することができる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置は、天板に施される色が、黒色または赤色とすることができる。
この構成により、より捕獲容器内部に害虫を引き寄せ、より多くの害虫を捕獲することができる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置における天板は、グラデーション、すなわち濃淡を有するように色が施されていてもよい。この時、グラデーションは、開口部の縁部から天板の縁部方向に向かって徐々に淡くなるように施されていても、その逆に施されていてもよい。
この構成により、天板の縁部から開口部の縁部および捕獲容器内部に向かって次第に暗くなるように色(グラデーション)が施されることになる。その結果、暗所を好む害虫を、捕獲容器内部に向かってより引き寄せることができ、より多くの害虫を捕獲することができる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置は、開口部の面積が約4cm以上約144cm以下であり、当該開口部の形状が略円形または略矩形とすることができる。
この構成により、捕獲対象となる害虫以外の物体が開口部から捕獲容器内部に混入することを防ぐことができるとともに、害虫捕獲装置を狭小な空間にも設置することが可能となる。
また、本発明に係る害虫捕獲装置による捕獲対象は、害虫または飛翔害虫、特に、蚊、ハエ、蛾等の飛翔害虫とすることができる。
本発明に係る害虫捕獲方法は、害虫が侵入可能な開口部が形成された天板を有する捕獲容器と、天板に立設された遮光板を備える害虫捕獲装置を害虫が存在する可能性がある場所に配置し、害虫を開口部から侵入させ、捕獲容器内部で害虫を捕獲する方法である。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、本発明の実施形態に係る害虫捕獲装置10が平坦面に設置された状態(図4に示す状態)を基準として上下方向を定義する。また、図4の紙面に対して左側を害虫捕獲装置10の前面側(正面側)として前後方向を定義する。そして、図2の害虫捕獲装置10を正面から見て左右方向を定義する。
図1は、害虫捕獲装置10の斜視図である。また、図2は、害虫捕獲装置10の正面図である。これらの図に示すとおり、害虫捕獲装置10は捕獲容器12と、その上部に設けられた遮光板14とを有する。
(捕獲容器)
先ず、捕獲容器12について説明する。図1に示すとおり、捕獲容器12は、1面の天板16と、4面の側壁18および1面の底壁20の計6面からなり、各面はそれぞれ矩形状となっている。なお、捕獲容器12の形状は、害虫を捕獲容器12の内部に捕獲できればよく、限定されない。例えば、円形の天板と底壁、および側壁によって形成される円柱ないし略円柱状の形態、多角形の天板と底壁、および前記多角形の辺の数と同数の側壁によって形成される6面体以外の多面体であってもよく、天板と、側壁と底壁が一体となった半球状であってもよい。捕獲容器12の材料は特に限定されないが例えば、紙、段ボール、不織布、布、プラスチック、金属、木材等種々の材料から選択することができる。
捕獲容器12の大きさは、捕獲対象とする害虫の大きさや害虫捕獲装置10の設置場所に応じて適宜調整することができ特に限定されない。屋内で使用することを想定した場合、例えば、左右方向(横)約8~35cm、前後方向(幅)約8~20cm、上下方向(高さ)約5~20cm程度の箱体とすることができる。また、屋外で使用することを想定した場合、例えば、左右方向(横)、前後方向(幅)、および上下方向(高さ)がいずれも30cm以上が望ましい。なお、捕獲対象とする害虫の大きさや害虫捕獲装置の設置場所に応じて適宜の大きさとすることができる。
(天板)
捕獲容器12の天板16について説明する。図1に示すとおり、天板16は、捕獲容器12の一の面に備えられている。また、天板16の縁部22には、後述する遮光板14を設置する遮光板接続部30が形成されている。なお、本明細書において、「縁部」とは、面と面が接することによって形成される稜線を意味する。
天板16は、害虫が侵入可能な矩形状の開口部24を有する。開口部24の形状は害虫が捕獲容器12の内部に侵入できればよく限定されない。例えば、矩形、多角形、略円弧、または星形とすることができる。なお、天板は、例えば図5Aに示すように、捕獲容器の天面(捕獲容器の前後方向と左右方向の辺により構成される面)の面積より大きくすることもできる。
開口部24の面積は、例えば、約4cm以上とすることができる。蚊が羽を拡げた際の直径は約1.5cmとなる。そのため、開口部24の最小幅を約1.5cmとし、面積として約4cm以上あれば、蚊等の小型の害虫が開口部24から捕獲容器12の内部に侵入できる。また、開口部24の面積は約144cm以下とすることができる。開口部24の面積を約144cm以下とすることにより、捕獲容器12のサイズを小さくすることができ、害虫捕獲装置10を狭小な空間にも設置することが可能となる。なお開口部24の大きさは、約4cm以上、約16cm以上、または約36cm以上、かつ、約144cm以下、約100cm以下、約81cm以下、または約64cm以下とすることができる。中でも、約4cm~約81cmが好ましい大きさとして挙げられる。尚、開口部の形状を略四角形とする場合、縦横の長さを、約2×2cm、約4×4cm、約9×2cm、約9×9cm、または約9×15cmとすることができる。
天板16における開口部24の位置は、左右方向略中央で、天板の後方の1辺をなす縁部22の一部と開口部24の後方の1辺をなす縁部26が接するように形成される。なお、開口部24の位置はこれに限られない。例えば、天板16の左右方向略中央かつ前後方向略中央(天板の中心部付近)、または天板の縁部より中央寄りの部分に形成されてもよい。開口部の数は一以上であればよく、限定されない。
天板16は、その少なくとも一部に色が施されていてもよい。ここで「色」は、白や黒を含む、透明以外の色をいい、線状や模様として施されているものも含む。色は、天板全体に施されていてもよい。また色は、単一の濃度でも、グラデーションを有するように施されていてもよい。色は、黒色、赤色、青色、および緑色から選ばれる一以上、または、黒色、および赤色から選ばれる一以上とすることができる。中でも、黒色または赤色は、より多くの害虫を捕獲することが可能となるため好ましい。
天板16の色は、模様を形成していてもよい。色が形成する模様には、黒色やその他の色の線による模様や柄、色のみによる模様や柄、色と線による模様や柄、及び色と線と柄から構成される模様も含む。また模様は、線や柄によってグラデーション効果を有するように施されていてもよい。
ここで「グラデーション」とは、色の濃淡および/または明るさが徐々に変化することを意味する。例えば、開口部24の縁部から天板16の縁部に向かって徐々に淡くなるように、または連続的に色の明るさが明るくなるように施されていてもよい。「徐々に淡くなるように色が施されている」とは、例えば、色調が連続的に変化するように色を施す場合や、ドットやストライプの様な柄の密度を、開口部24の縁部付近から天板16の縁部に向かって次第に小さくすることにより、連続的に色の明るさが明るく見えるよう色及び模様を形成する場合を示す。
(側壁)
側壁18について説明する。図1に示すとおり、側壁18は、天板16の縁部22に沿って一周にわたり接続されて形成されている。また、図1において、側壁18は、天板16の各辺に対応して第1から第4の側面部の4面から構成される。なお、図5Aに示されるように、側壁18は、天板16の各辺の縁部22に沿って形成される必要はなく、天板16の縁部から天板の中心部寄りの部分(縁部付近)から形成されていてもよい。すなわち、図5Aに示されるように、天板16は、側壁18に対して前後方向及び/又は左右方向に突出するように形成されてもよい。
側壁18の捕獲容器12の容器内部側面には、図示しないが、害虫の動きを抑制する抑制手段が設けられている。後述する蚊等の飛翔害虫は、鉛直方向の壁面等で休息するという習性がある。そのため、捕獲容器12の側壁18の内部側面に、害虫捕獲装置を設置する際略鉛直になるように、抑制手段が設けられていると、捕獲容器12の内部に入った害虫は、その習性により抑制手段を利用して休息しようとする。その結果、害虫の動きを抑制手段により抑制し、害虫を抑制手段に留めて捕獲することができる。抑制手段は、捕獲容器12の側壁18の内部側面以外の捕獲容器12内部に設けられてもよい。このような抑制手段としては、害虫を捕獲可能な手段であればよく特に限定されないが、例えば、基材に粘着剤等の粘着性の物質を塗布したもの、または粘着シートを用いることができる。粘着剤や粘着シートを用いる場合、捕獲対象の害虫が捕獲可能な粘着性を有するものを使用することができる。例えば、JIS Z 0237に規定される傾斜式ボールタック試験法においてボールナンバー12(3/8インチ)以上のボールを停止可能な粘着性を有することが望ましい。
あるいは、粘着剤や粘着シート以外の抑制手段として害虫を殺傷するような害虫駆除剤を用いることもできる。害虫駆除剤は、捕獲対象の害虫に応じて適宜選択することができる。また、本発明は誘引剤を用いずとも害虫を捕獲することを特徴とするが、必要に応じて誘引剤を用いて害虫を誘引捕獲してもよい。また、捕獲容器内部には砂糖水などを入れ対象害虫の餌や水としたり、内部の湿度を高めてより誘引力を高めることもできる。
(底壁)
底壁20について説明する。図1に示すとおり、底壁20は、4つの側壁18の各下縁部に沿って接続されて形成される。
捕獲容器12の内部には、底壁20に対して略垂直、すなわち、捕獲容器12の内部で略垂直となるように抑制手段(図示せず)が立設されていてもよい。これにより、側壁18の捕獲容器12内部側の面以外にも抑制手段を捕獲容器12の内部に設置することができるため、より多くの害虫を捕獲可能な害虫捕獲装置10を提供することができる。また、抑制手段が捕獲容器12の内部で独立して姿勢を維持することが困難な場合は、底壁20の内部側に抑制手段支持部を設け、当該抑制手段支持部を介して抑制手段を設置することもできる。
(遮光板)
遮光板14について説明する。遮光板14の形状は矩形、略矩形、円形、略円形、三角形、多角形、その他の形状であってもよい。あるいは図1から4に示されるように、四隅に切り欠き部を有する矩形とし、切り欠き部を活かして遮光板の端部付近を折って、開口部を覆うような形状とすることもできる。図3および図4に示すとおり、遮光板14は、遮光板接続部30において天板16に形成される。図1では、開口部の縁部26の一部が、天板の縁部22の一部と、遮光板接続部30と一致するように設けられている。開口部と遮光板接続部の他の態様として、例えば開口部を天板の縁部に接しない、天板の中心部よりに設ける場合、遮光板接続部を開口部の縁部の一部に設ける、あるいは遮光板接続部は天板の縁部に設け、遮光板接続部から遮光板が開口部を覆うように遮光板を形成することもできる。遮光板接続部は、天板の縁部上に設けられても、天板の縁部より天板の中心部よりの部分に設けられてもよく、開口部の縁部上に設けられても、開口部の縁部よりも天板の縁部よりに設けられてもよい。遮光板接続部と開口部の位置に関わらず、遮光板が開口部を覆うような態様とすることで、遮光板14により遮光板14の表面側から天板、開口部および捕獲容器の内部への光を遮ることができる。これにより、蚊等の害虫を捕獲容器12の内部へ、引き寄せる効果が発揮され、より多くの害虫を捕獲することができる。
図2および3において、遮光板14の左右方向の長さは、捕獲容器12の左右方向の長さと略同じとなるように立設されている。遮光板14の左右方向の長さはこれに限られず、開口部24の左右方向の長さと略同じであってもよく、捕獲容器12の左右方向の長さより長くてもよい。すなわち、遮光板14は、天板16および開口部24双方の上方を覆うように立設されてもよいし、開口部24の上方を覆うように立設されていてもよい。
遮光板14の材料は、特に限定されないが、紙、段ボール、不織布、布、プラスチック、金属、木材等種々の材料から選択することができる。
図4に示すとおり、遮光板14は、天板16に対して角度(θ)40を形成するように、遮光板接続部30に立設されている。角度(θ)40は、約15度以上、約30度以上、または約45度以上、かつ、約90度以下、約80度以下、または約60度以下とすることができる。中でも約45度が好ましい角度として挙げられる。
遮光板14の形状は、矩形に限らず、多角形でもよく、辺が略円弧であってもよい。また、例えば天板16に一部の辺の残した形(例えばコの字状等)の切り込みを入れ、天板16の一部を上方に切り起こして、開口部24を形成するとともに、切り起こした天板16の一部を遮光板14となるように形成してもよい。この構成によれば、害虫捕獲装置10を運搬するときには開口部24が未だ形成されず、害虫捕獲装置10を使用する際に開口部24を形成することができるため、運搬しやすい害虫捕獲装置10を提供することができる。
また、天板16に色を施すのと同様に、遮光板14の捕獲容器12の内側の面又は外側の面に、黒色、赤色、青色、および緑色から選ばれる一以上の色を施してもよいし、天板16に柄や模様を描画するように色を施すのと同様に柄や模様を施してもよいし、天板16に開口部24の縁部から天板16の縁部に向かって徐々に淡くなるように色を施すのと同様に徐々に淡くなるようにグラデーション様に色を施してもよい。
また、本実施形態の害虫捕獲装置の捕獲対象は、害虫または飛翔害虫である。「飛翔害虫」とは、蚊、ハエ、蛾等を示す。具体的には、蚊、例えばアカイエカ、チカイエカ、ネッタイイエカ等のイエカ、およびシナハマダラカ、オオツルハマダラカ等のハマダラカ、ヒトスジシマカ、およびネッタイシマカ等のヤブカ等、イエバエ、およびチョウバエ等のハエ、メイガ等の蛾、ユスリカ、またはチャタテムシ(有翅、無翅)等が挙げられる。中でも好ましい捕獲対象は、蚊である。
本発明の第2実施形態の害虫捕獲装置70について、図7A~図7Cを参照しながら説明する。害虫捕獲装置70は、害虫が侵入可能な開口部74が形成された捕獲容器72と、開口部付近が周囲より暗くなる空間Sを形成可能な構造を備える。開口部74は、天板76に設けられており、側壁78は、天板76を囲むように3面に設けられている。すなわち、捕獲容器72は、天板76、3つの側壁78、および底壁80により形成されており、このとき天板76と底壁80は、天板の縁部82で接している。図7Bあるいは図7Cに示すように、底壁80が上にくるよう、害虫捕獲装置70を床面等に設置すると、2つの相対する側壁78と、天板76により、第1実施形態における遮光板が無くても、周囲より暗い空間Sを形成することができる。さらに、捕獲容器の形状を、星形多面体などの多面体とすれば、天板がなくても周囲より暗い空間を形成することができるため、第2実施形態において、天板は必須ではない。
(害虫捕獲方法)
また、本発明の実施形態に係る害虫捕獲方法は、上述の害虫捕獲装置を使用して害虫を捕獲する方法である。具体的には、害虫捕獲装置を、害虫が存在していそうな部屋等の領域内に設置したり、害虫が侵入しやすい場所に設置したり、壁面に掛けて設置したり、ベランダなどの屋外に設置するなど、屋内外を問わず害虫が存在しやすい場所に設置することができる。あるいは、図9Bに示すように、捕獲容器の側壁を、机やテーブルの下面に、両面テープや磁石等を用いて設置することができる。害虫捕獲装置を設置する際は、設置場所に対して光が入光する側に遮光板が位置するように設置する。このように設置することで、遮光板による効果を効率よく発揮させることができる。
以下、実施例等によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例等によって何ら制約を受けるものではない。
(実施例1)
実施例1として、図5Aに示す捕獲容器52および遮光板54を有する害虫捕獲装置50を作成した。実施例1の害虫捕獲装置50における天板56を取り出した上面図を図6Aに示す。捕獲容器は紙製であり、前後方向18cm、左右方向33cmおよび上下方向10cmの大きさを有する。また、遮光板54も紙製であり、左右方向33cm(平面部分)および前後方向10cmの大きさを有する矩形状の板を、天板56に対して45度の角度となるように、天板56の後方の縁部から立設するように形成した。開口部64は、天板の左右方向略中央部であって、開口部の後方の縁部62から、前後方向9cmおよび左右方向9cmの大きさとなるように、天板を切り抜いて開口した。天板56は、開口部の縁部66が黒色、天板の縁部62付近が白色、かつ開口部の縁部66から天板の縁部62に向かって次第に黒色から灰色へと色が淡くなるような色(グラデーション)を有する色紙により形成した。また、抑制手段として、捕獲容器52の内側の前後方向に向かい合う側壁2面に8cm×16cmの大きさの粘着シート(鵬図商事社製、以下同様)2枚を、左右方向に向かい合う側壁2面に8cm×10cmの大きさの粘着シート2枚を、それぞれ両面テープで貼り付けた。
(実施例2)
開口部64の大きさが前後方向9cmおよび左右方向2cmとなるように天板56を切り抜いて開口したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例3)
開口部64の大きさが前後方向9cmおよび左右方向15cmとなるように天板56を切り抜いて開口したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例4)
遮光板54を天板56に対する角度が15度となるように天板の後方の縁部から立設するように形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例5)
遮光板54を天板56に対する角度が90度となるように天板の後方の縁部から立設するように形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例6)
天板56を形成する色紙について、開口部の縁部66が赤色(カラーチャート〔DICグラフィックス(株)2018年3月第4刷〕において〔C0、M100、Y60、K0〕で示される赤色)、天板の縁部62が白および開口部の縁部66から天板の縁部62に向かって次第に赤色から白色に色が淡くなるような色を有する色紙により形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例7)
天板56を形成する色紙について、開口部の縁部66が緑色(カラーチャート〔DICグラフィックス(株)2018年3月第4刷〕において〔C80、M0、Y100、K0〕で示される緑色)、天板の縁部62が白および開口部の縁部66から天板の縁部62に向かって次第に緑色から白色に色が淡くなるような色を有する色紙により形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例8)
天板56を形成する色紙について、開口部の縁部66が青色(カラーチャート〔DICグラフィックス(株)2018年3月第4刷〕において〔C100、M0、Y0、K20〕で示される青色)、天板の縁部62が白および開口部の縁部66から天板の縁部62に向かって次第に青色から白色に色が淡くなるような色を有する色紙により形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例9)
天板56を形成する色紙について、黒色単色、すなわち、濃淡を有さない黒色である色紙により形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例10)
天板56を形成する色紙について、赤色単色、すなわち、濃淡を有さない赤色(実施例6と同じ赤色)である色紙により形成したほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例11)
天板56に色を付さない、すなわち白色単色であるほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(実施例12)
実施例12として、図5Bに示す捕獲容器52および遮光板54を有する害虫捕獲装置50を作成した。天板56を取り出した上面図を図6Bに示す。捕獲容器は紙製であり、前後方向12cm、左右方向25cmおよび上下方向9cmの大きさを有する。また、遮光板54も紙製であり、左右方向25cm、および前後方向10cmの大きさを有する矩形状の板を、天板56に対して45度の角度となるように、天板56の後方の縁部から立設するように形成した。開口部64は、天板の左右方向略中央部であって、開口部の後方の縁部62から、前後方向9cmおよび左右方向9cmの大きさとなるように、天板を切り抜いて開口した。天板56は、開口部の縁部66が黒色、天板の縁部62付近が白色、かつ開口部の縁部66から天板の縁部62に向かって次第に黒色から灰色へと色が淡くなるような色(グラデーション)を有する色紙により形成した。また、抑制手段として、捕獲容器52の内側の前後方向に向かい合う側壁2面に8cm×20cmの大きさの粘着シート2枚を、左右方向に向かい合う側壁2面に8cm×10cmの大きさの粘着シート2枚を、それぞれ両面テープで貼り付けた。
(実施例13)
捕獲容器の左右方向を12cm、開口部の大きさを4cm×4cm、捕獲容器52の内側の側壁4面に8cm×10cmの大きさの粘着シート4枚を貼り付けたほかは、実施例12と同様に、図5Bに示す害虫捕獲容器を作成した。
(実施例14)
開口部の大きさを2cm×2cmとしたほかは、実施例13と同様に、図5Bに示す害虫捕獲容器を作成した。
(参考例1~2)
参考例1として、市販の紫外線LEDと二酸化炭素発生剤とファンを組み合わせた吸引式捕虫器(ブランド名:Y-Y)を用意した。また、参考例2として、市販の紫外線LEDとファンと電撃殺虫機能を組み合わせた製品(ブランド名:Sokiwi)を用意した。
(参考例3)
遮光板54を有さないほかは、実施例1と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(参考例4)
遮光板54を有さないほかは、実施例11と同様に、害虫捕獲装置50を作成した。
(害虫捕獲試験)
実施例1~14、及び参考例1~4の害虫捕獲装置を用いて試験1~7を実施した。各試験において、捕獲率は次の様にして算出した。

捕獲率(%)=(害虫捕獲装置内に捕獲された虫の個体数/放虫した個体数)×100
(試験1)従来技術との比較
実施例1で作成した害虫捕獲装置を、小型の蚊帳(220×110×130cm)の隅の1カ所に配置し、蚊帳内に20~23個体のチカイエカを放虫した。翌日、害虫捕獲装置内の粘着シートに捕獲されたチカイエカの個体数を調べ、捕獲率を算出した。同様の試験を参考例1および2についても実施した。実施例1および参考例1は、試験2回実施の平均値、参考例2は、試験を1回実施した。結果を表1に示す。
Figure 2023027767000002
(試験2)開口部のサイズによる効果
実施例1から3の害虫捕獲装置を、小型の蚊帳(220×110×130cm)内の4隅のうち3隅を選んでそれぞれに配置し、蚊帳内にチカイエカを20個体放虫した。翌日、それぞれの害虫捕獲装置内に設けられた粘着シートに捕獲された個体数(捕獲数)を調べ、捕獲率を算出した。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表2に示す。
Figure 2023027767000003
(試験3)角度θの効果
試験2と同様に、実施例1、4、および5の害虫捕獲装置を用いて試験を行った。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表3に示す。
Figure 2023027767000004
(試験4)グラデーションの色による効果
実施例1、および6~8の害虫捕獲装置を蚊帳内の4隅にそれぞれ配置した以外は試験2と同様に、試験を行った。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表4に示す。
Figure 2023027767000005
(試験5)天板の色と遮光板の有無による効果
試験4と同様に、実施例1と11、および参考例3~4の害虫捕獲装置について試験を行った。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表5に示す。
Figure 2023027767000006
(試験6)グラデーションの有無による効果
試験4と同様に、実施例1、6、9、および10の害虫捕獲装置について試験を行った。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表6に示す。
Figure 2023027767000007
(試験7)ヒトスジシマカの捕獲効果
実施例1、および12~14の害虫捕獲装置を蚊帳内の四隅にそれぞれ配置し、チカイエカの代わりにヒトスジシマカを用いた以外は試験2と同様に、試験を行った。試験は3回行い平均値を記録した。結果を表7に示す。
Figure 2023027767000008
10、50、70 害虫捕獲装置
12、52、72 捕獲容器
14、54 遮光板
16、56、76 天板
18、78 側壁
20、80 底壁
22、62、82 天板の縁部
24、64、74 開口部
26、66 開口部の縁部
30 遮光板接続部
40 角度(θ)
S 周囲より暗い空間

Claims (17)

  1. 害虫が侵入可能な開口部が形成された捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置。
  2. 捕獲容器が、さらに天板を備え、前記天板に、害虫が侵入可能な開口部が形成されており、かつ開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造が、前記天板に立設された遮光板である請求項1に記載の害虫捕獲装置。
  3. 捕獲容器の内部に、害虫捕獲装置を設置する際略鉛直になるように害虫の動きを抑制するための抑制手段を備える請求項2に記載の害虫捕獲装置。
  4. 遮光板が天板に対して15度以上90度以下の角度で立設された請求項2または3に記載の害虫捕獲装置。
  5. 開口部が天板の縁部の少なくとも一部に接するように設けられるとともに、遮光板が、前記天板の縁部の少なくとも一部に接するように、かつ前記開口部を覆うように設けられている請求項2または3に記載の害虫捕獲装置。
  6. 天板の少なくとも一部に色が施されている、請求項2または3に記載の害虫捕獲装置。
  7. 天板全体に色が施されている、請求項6に記載の害虫捕獲装置。
  8. 色が単一の濃度で施されている、請求項7に記載の害虫捕獲装置。
  9. 色が黒色および赤色から選ばれる一以上である、請求項8に記載の害虫捕獲装置。
  10. 色がグラデーションを有するように施されている、請求項6に記載の害虫捕獲装置。
  11. 色が黒色および赤色から選ばれる一以上である、請求項10に記載の害虫捕獲装置。
  12. 色が模様を形成している、請求項6に記載の害虫捕獲装置。
  13. 模様がグラデーション効果を有する、請求項12に記載の害虫捕獲装置。
  14. 開口部の面積が4cm以上144cm以下であり、前記開口部の形状が略円形または略矩形である請求項1または2に記載の害虫捕獲装置。
  15. 害虫が飛翔害虫である請求項1または2に記載の害虫捕獲装置。
  16. 飛翔害虫が蚊である請求項15に記載の害虫捕獲装置。
  17. 請求項1または2に記載の害虫捕獲装置を使用する害虫捕獲方法。
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