JP2023027467A - 情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージ交換サービスに投稿された電子文書が、メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有する複数のメンバのうちどのメンバに対して投稿されたものであるのかを明確化する。【解決手段】情報処理装置としての管理サーバ10は、制御部11を備え、制御部11では、メッセージ情報取得部101が、グループチャットに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、電子文書の更新の履歴に関する情報を取得し、報知先決定部104が、投稿者に関する情報と、更新の履歴に関する情報とに基づいて、電子文書が投稿された旨の報知先を決定し、報知制御部105が、決定した報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を報知先に報知させる制御を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、およびプログラムに関する。
メッセージ交換サービスを利用した情報交換の場、例えば複数のメンバが参加するグループチャットにおいて、メンバ間のメッセージが共有されたサービス画面上に電子文書を投稿できるシステムがある。このようなシステムでは、あるメンバによりグループチャットに投稿された電子文書のレビューを他のメンバに行わせるためのツールとして用いられることがある。特許文献1には、メッセージ交換サービスの一例であるネットワークを通じた会話ストリーム内で、文書位置の着目領域を把握できるようにするための方法として、自動的に生成した再生可能な文書ページの抜粋を、文書に関連付けられた会話ストリームに挿入する方法が開示されている。
特開2018-073387号公報
あるメンバにより作成された電子文書が、レビューの依頼のためにグループチャットに投稿され、その後にレビューの結果が投稿されたとしても、メッセージ交換サービスは複数のメンバが参加するサービスであるため、その投稿にレビューの依頼者が気付かないことがある。また同様に、レビューの結果に応じて修正が加えられた電子文書が、再レビューの依頼のためにグループチャットに投稿されたとしても、その投稿に再レビューの依頼先となるメンバが気付かないことがある。
本発明の目的は、メッセージ交換サービスに投稿された電子文書が、メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有する複数のメンバのうちどのメンバに対して投稿されたものであるのかを明確化することにある。
請求項1に記載された発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得し、取得した前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定し、決定した前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載された発明は、前記プロセッサは、前記投稿者に関する情報により特定される、前記電子文書の投稿者と、前記更新の履歴に関する情報により特定される、当該電子文書の初版の作成者と更新者との各々が誰であるかに基づいて、前記報知先を決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載された発明は、前記プロセッサは、前記投稿者が、前記電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ前記初版の作成者でない場合には、当該初版の作成者を前記報知先として決定することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載された発明は、前記プロセッサは、前記投稿者が、前記電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ前記初版の作成者である場合には、当該最新の更新が行われる原因となった他の更新を行った更新者を前記報知先として決定することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載された発明は、前記プロセッサは、前記更新の履歴に関する情報により特定される、前記最新の更新が行われた箇所について更新を行った更新者のうち、前記初版の作成者以外の者を前記報知先として決定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載された発明は、前記プロセッサは、前記最新の更新が行われた箇所について、前記初版の作成者による更新がn回(nは2以上の整数値)行われている場合には、n-1回目の更新よりも後に当該箇所の更新を行った、当該初版の作成者以外の更新者を前記報知先として決定することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載された発明は、前記プロセッサは、前記報知情報を前記報知先に報知させる制御として、前記メッセージ交換サービスのサービス画面に前記報知情報を表示させる制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載された発明は、前記プロセッサは、前記報知情報として、前記電子文書における更新が行われた箇所を示す情報をさらに含む情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載された発明は、前記プロセッサは、前記報知情報として、前記電子文書にアクセスするための情報をさらに含む情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載された発明は、メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得する取得手段と、取得された前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定する決定手段と、決定された前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行う報知制御手段と、を有することを特徴とする情報処理システムである。
請求項11に記載された発明は、コンピュータに、メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得する機能と、取得した前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定する機能と、決定した前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行う機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の本発明によれば、メッセージ交換サービスに投稿された電子文書が、誰に対して投稿されたものであるのかが明示されていなくても、電子文書の投稿を報知すべき相手を明確化する情報処理装置を提供することができる。その結果、電子文書の投稿の報知先とされた者は、遅滞なく投稿の事実を知得できる。
請求項2の本発明によれば、報知先を明示することなく電子文書が投稿された場合であっても、その投稿者、初版の作成者、および更新者を特定可能な情報から報知先を特定できる。
請求項3の本発明によれば、レビュー結果の報知先を明示することなく電子文書が投稿された場合であっても、報知先を特定できる。
請求項4の本発明によれば、修正後の再レビューの依頼先を明示することなく電子文書が投稿された場合であっても、更新の内容から報知先を特定できる。
請求項5の本発明によれば、修正後の再レビューの依頼先を明示することなく電子文書が投稿された場合であっても、更新箇所および更新者から報知先を特定できる。
請求項6の本発明によれば、報知先となる者を、直近の更新の原因となった更新を行った更新者に絞ることができる。
請求項7の本発明によれば、報知先となる者は、メッセージ交換サービスの画面から更新が行われた旨を遅滞なく知得することができる。
請求項8の本発明によれば、報知先となる者は、メッセージ交換サービスの画面を視認するだけで、更新内容を一見して把握することができる。
請求項9の本発明によれば、報知先となる者は、投稿された電子文書に、メッセージ交換サービスの画面から直接アクセスすることができる。
請求項10の本発明によれば、メッセージ交換サービスに投稿された電子文書が、誰に対して投稿されたものであるのかが明示されていなくても、電子文書の投稿を報知すべき相手を明確化する情報処理システムを提供することができる。その結果、電子文書の投稿の報知先とされた者は、遅滞なく投稿の事実を知得できる。
請求項11の本発明によれば、メッセージ交換サービスに投稿された電子文書が、誰に対して投稿されたものであるのかが明示されていなくても、電子文書の投稿を報知すべき相手を明確化する機能をコンピュータにより実現できる。その結果、電子文書の投稿の報知先とされた者は、遅滞なく投稿の事実を知得できる。
本実施の形態が適用される情報処理システムの全体の構成を示す図である。 管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 管理サーバの制御部の機能構成を示す図である。 管理サーバの処理の流れを示すフローチャートである。 管理サーバの処理のうち、報知先決定処理の流れを示すフローチャートである。 クライアント端末の表示部に表示されるグループチャットの画面の具体例を示す図である。 グループチャットに投稿される電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例を示す図である。 クライアント端末の表示部に表示されるグループチャットの画面の具体例を示す図である。 グループチャットに投稿される電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<情報処理システムの構成>
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
情報処理システム1は、管理サーバ10と、クライアント端末50-1乃至50-n(nは2以上の整数値)と、グループチャット提供サーバ70とがネットワーク90を介して接続されることにより構成されている。なお、図1では、グループチャット提供サーバ70が1台しか図示されていないが、複数台のグループチャット提供サーバ70がネットワーク90に接続されていてもよい。ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネットである。
管理サーバ10は、情報処理システム1の全体の管理をするサーバとしての情報処理装置である。管理サーバ10は、例えば、メンバM1乃至Mn間におけるメッセージの共有を可能にするメッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、電子文書の更新の履歴に関する情報とに基づいて、電子文書が投稿された旨の報知先を決定する。そして、決定した報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を、その報知先に報知させる制御を行う。本実施の形態において、メッセージ交換サービスは、グループチャットである。また、グループチャットに投稿される電子文書は、電子媒体のコンテンツである。電子文書としては、例えば、クライアント端末50-1乃至50-nに予め記憶されている文書ファイルや画像(静止画像および動画像)ファイル等が挙げられる。
クライアント端末50-1乃至50-nの各々は、同一のグループGを構成するメンバM1乃至Mnの各々が使用する、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等の情報処理装置である。クライアント端末50-1乃至50-nの各々は、メンバM1乃至Mnの各々が利用するグループチャットのサービス画面を表示する。以下、クライアント端末50-1乃至50-n、およびメンバM1乃至Mnの各々を区別して説明する必要がない場合には、これらをまとめてクライアント端末50、およびメンバMと呼ぶ。
グループチャット提供サーバ70は、メンバMにグループチャットを提供するサーバとしての情報処理装置である。なお、グループチャット提供サーバ70を管理する者は、管理サーバ10を管理する者と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
<管理サーバのハードウェア構成>
図2は、管理サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
管理サーバ10は、制御部11と、メモリ12と、記憶部13と、通信部14と、操作部15と、表示部16とを有している。これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続されている。
制御部11は、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアの実行を通じて管理サーバ10の動作を制御するプロセッサである。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成される。メモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、演算に際して作業エリアとして用いられる。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される。
記憶部13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。記憶部13は、例えばプログラムや各種設定データなどの記憶に用いられるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、半導体メモリ等で構成される。通信部14は、ネットワーク90を介してデータの送受信を行う。通信部14は、例えばクライアント端末50、グループチャット提供サーバ70との間でデータの送受信を行う。
操作部15は、例えばキーボード、マウス、機械式のボタン、スイッチで構成され、入力操作を受け付ける。操作部15には、表示部16と一体的にタッチパネルを構成するタッチセンサも含まれる。表示部16は、画像やテキスト情報などを表示する。表示部16は、例えば情報の表示に用いられる液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイで構成される。
<クライアント端末およびグループチャット提供サーバのハードウェア構成>
クライアント端末50およびグループチャット提供サーバ70のハードウェア構成は、図2に示す管理サーバ10のハードウェア構成と同様の構成を備えている。このため、クライアント端末50およびグループチャット提供サーバ70のハードウェア構成の図示や説明は省略する。
<管理サーバの制御部の機能構成>
図3は、管理サーバ10の制御部11の機能構成を示す図である。
管理サーバ10の制御部11では、メッセージ情報取得部101と、情報抽出部102と、メッセージ判定部103と、報知先決定部104と、報知制御部105とが機能する。
メッセージ情報取得部101は、グループチャットに投稿されたメッセージに関する情報を取得する。取得されたメッセージに関する情報には、メッセージの投稿者に関する情報と、メッセージに添付された電子文書に関する情報とが含まれる。
情報抽出部102は、メッセージ情報取得部101により取得されたメッセージに関する情報から、メッセージの投稿者に関する情報と、メッセージに添付された電子文書に関する情報とを抽出する。情報抽出部102は、メッセージの投稿者に関する情報として、例えば、メッセージの投稿者を一意に識別可能な情報、メッセージの投稿者の名前等を抽出する。また、情報抽出部102は、メッセージに添付された電子文書に関する情報として、電子文書の添付の有無に関する情報、メッセージに添付された電子文書の更新の履歴に関する情報等を抽出する。電子文書の更新の履歴に関する情報には、例えば、電子文書の初版の作成者、作成日時、作成者からのコメントの内容、電子文書が更新された場合における更新者、更新日時、更新箇所、更新者からのコメントの内容等が含まれる。
本実施の形態において、「コメント」とは、電子文書が一般的に備えるいわゆるコメント機能を利用して入力された文言のことをいう。コメントは、電子文書の内容そのものに変更を加えるものではなく、電子文書の内容に対する指摘となる。コメントは、対象となる箇所を特定する態様で欄外に表示されたり、対象となる箇所に重畳して表示されたりすることが多い。また、電子文書の機能により、コメントの表示/非表示を切り替えることができる場合もある。本実施の形態では、このような、電子文書が一般的に備えるコメント機能を利用して入力されたコメントの内容、およびそのコメントが示す箇所を示す情報がメッセージの内容に自動的に反映される。
メッセージ判定部103は、情報抽出部102により抽出された、メッセージに添付された電子文書に関する情報のうち、電子文書の添付の有無に関する情報に基づいて、投稿されたメッセージに電子文書が添付されているか否かを判定する。
報知先決定部104は、メッセージ判定部103の判定の結果、電子文書が添付されたメッセージである場合、そのメッセージの投稿者に関する情報と、そのメッセージに添付された電子文書の更新の履歴に関する情報とに基づいて、その電子文書がグループチャットに投稿された旨を報知する対象である報知先を決定する。報知先は、グループチャットのメンバM1乃至Mnの中から決定される。ここで、「電子文書がグループチャットに投稿される」とは、電子文書が添付されたメッセージがグループチャットに投稿されることを意味する。
報知先決定部104は、電子文書がグループチャットに投稿された旨の報知先を決定する。具体的には、報知先決定部104は、投稿者に関する情報より特定可能な、メッセージの投稿者と、電子文書の更新の履歴に関する情報より特定可能な、メッセージに添付された電子文書の初版の作成者と更新者との各々が、メンバM1乃至Mnのうち誰に該当するかに基づいて、電子文書がグループチャットに投稿された旨の報知先を決定する。
例えば、報知先決定部104は、メッセージの投稿者が、そのメッセージに添付された電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ、その電子文書の初版の作成者でない場合には、その電子文書の初版の作成者を報知先として決定する。また、例えば、報知先決定部104は、メッセージの投稿者が、そのメッセージに添付された電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ、その電子文書の初版の作成者である場合には、その電子文書の最新の更新が行われる原因となった他の更新を行った更新者を報知先として決定する。
また、報知先決定部104は、メッセージに添付された電子文書の更新の履歴に関する情報により特定される、その電子文書の最新の更新が行われた箇所について更新を行った更新者のうち、その電子文書の初版の作成者以外の者を報知先として決定する。例えば、報知先決定部104は、メッセージに添付された電子文書の最新の更新が行われた箇所について、その電子文書の初版の作成者による更新がn回(nは2以上の整数値)行われている場合には、n-1回目の更新よりも後にその箇所の更新を行った、初版の作成者以外の更新者を報知先として決定する。なお、報知情報の報知先が決定される際の処理の流れ、および具体例については、図5乃至図9を参照して後述する。
報知制御部105は、報知先決定部104により決定された、電子文書がグループチャットに投稿された旨の報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を、その報知先に報知させる制御を行う。ここで、「報知情報を報知先に報知させる制御」とは、報知先決定部104により決定された報知先に対して、報知情報を報知させるために必要となる処理や手続きを行うことをいう。報知制御部105は、報知情報を報知先に報知させる制御として、例えば、グループチャットの画面に報知情報を表示させる制御を行う。この場合、報知制御部105は、例えばグループチャットに投稿されるメッセージに報知情報を表示させるために必要となる処理や手続きを行ったり、クライアント端末50にアラート表示させるために必要となる処理や手続きを行ったりする。
報知制御部105は、報知情報として、例えばメッセージに添付された電子文書の更新が行われた箇所を示す情報を含む情報を、報知先決定部104により決定された報知先に報知させる制御を行う。ここで、「更新が行われた箇所を示す情報」とは、例えば、更新が行われた頁や行など、電子文書のどこについて更新が行われたのかを特定するための情報のことをいう。なお、報知情報として報知される「更新が行われた箇所を示す情報」は、新たに更新が行われた箇所を示す情報のことをいい、過去に報知された「更新が行われた箇所を示す情報」は報知されない。この場合、報知制御部105は、メッセージの投稿者に関する情報から得られる前回の投稿の日時と、電子文書の更新の履歴に関する情報とに基づいて、今回の投稿において新たに更新が行われた箇所を示す情報を報知先に報知させる制御を行う。
報知制御部105は、報知情報として、例えばメッセージに添付された電子文書にアクセスするための情報を含む情報を、報知先決定部104により決定された報知先に報知させる制御を行う。ここで、「電子文書にアクセスするための情報」とは、例えば、クリックやタップの操作を行うことで電子文書を開くことができる情報や、電子文書をダウンロードできる情報等のことをいう。
<管理サーバおよび画像読取装置の処理>
図4は、管理サーバ10の処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ10は、図4に示すように、グループチャットに投稿されたメッセージに関する情報が送信されてくると(ステップ301でYES)、グループチャットに投稿されたメッセージに関する情報を取得する(ステップ302)。これに対して、グループチャットに投稿されたメッセージに関する情報が送信されてきていない場合(ステップ301でNO)、管理サーバ10は、グループチャットに投稿されたメッセージに関する情報が送信されてくるまでステップ301を繰り返し行う。
管理サーバ10は、グループチャットに投稿されたメッセージに電子文書が添付されている場合には(ステップ303でYES)、そのメッセージの投稿者に関する情報、および電子文書の更新の履歴に関する情報を抽出する(ステップ304)。これに対して、グループチャットに投稿されたメッセージに電子文書が添付されていない場合には(ステップ303でNO)、ステップ301に戻る。次に、管理サーバ10は、図5に示す報知先決定処理を行う(ステップ305)。報知先決定処理とは、報知情報の報知先を決定する処理のことをいう。
図5は、管理サーバ10の処理のうち、報知先決定処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ10は、図4のステップ304で抽出した情報により特定される、メッセージの投稿者と、メッセージに添付された電子文書の初版の作成者と更新者との各々が、メンバM1乃至Mnのうち誰に該当するかに基づいて、電子文書がグループチャットに投稿された旨の報知先を決定する。例えば、メッセージの投稿者と、メッセージに添付された電子文書の最新の更新を行った更新者とが同一であり(ステップ351でYES)、かつ、メッセージの投稿者が、その電子文書の初版の作成者である場合(ステップ352でYES)には、その電子文書の最新の更新が行われる原因となった他の更新を行った更新者を報知先として決定する(ステップ353)。これにより、報知先決定処理が終了し、図4のステップ306に進む。
これに対して、メッセージの投稿者と、メッセージに添付された電子文書の最新の更新を行った更新者とが同一でない場合には(ステップ351でNO)、投稿された電子文書が更新されたものではないため、報知情報を報知する必要がなくなる。このため、管理サーバ10は、報知情報の報知先を決定することなく報知先決定処理が終了し、図4のステップ306に進む。また、メッセージの投稿者と、メッセージに添付された電子文書の最新の更新を行った更新者とが同一であり(ステップ351でYES)、かつ、メッセージの投稿者が、メッセージに添付された電子文書の初版の作成者でない場合(ステップ352でNO)、管理サーバ10は、メッセージに添付された電子文書の初版の作成者を、報知情報の報知先として決定する(ステップ354)。これにより、報知先決定処理が終了し、図4のステップ306に進む。
図4に示すように、報知先決定処理の結果、報知先が決定した場合(ステップ306でYES)、管理サーバ10は、報知先決定処理において決定された報知先に報知情報を報知させる制御を行う(ステップ307)。これにより処理が終了する。これに対して、報知先決定処理の結果、報知先が決定しなかった場合には(ステップ306でNO)、処理は終了する。
図6は、クライアント端末50の表示部に表示されるグループチャットの画面の具体例を示す図である。
クライアント端末50の表示部に表示されるグループチャットの画面は、1以上のメッセージE1乃至Em(mは1以上の整数値)からなる1以上のスレッドで構成される。図6には、その一例として、タイトル名が「XXXを作成しました」であるスレッドが示されている。このスレッドには、メッセージE1乃至E3がその順番で投稿されている。
図6のメッセージE1乃至E3のうち、「レビューお願いします」というメッセージE1は、グループGを構成するメンバM1から投稿されたものである。メッセージE1には、メンバM1が作成した初版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1」)が添付されている。メッセージE1には、報知先がグループGであることを示す「@グループ」という文言が表記されている。以下、電子文書の初版の作成者であるメンバM1のことを「Aさん」と呼ぶ。
図6のメッセージE1乃至E3のうち、「レビューしました、確認お願いします。」というメッセージE2は、グループGを構成するメンバM2から投稿されたものである。メッセージE2には、電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)が添付されている。この電子書類は、メンバM2が、メンバM1により作成された初版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1」)を更新した更新者である。以下、初版の電子文書の更新者であるメンバM2のことを「Bさん」と呼ぶ。
電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)が添付されたメッセージE2がグループチャットに投稿されると、メッセージE2がスレッドに表示される前に、グループチャット提供サーバ70から管理サーバ10に向けてメッセージE2に関する情報が提供される。そして、メッセージE2に関する情報から抽出される、メッセージE2の投稿者に関する情報、およびメッセージE2に添付された電子文書の更新の履歴に関する情報に基づいて、メッセージE2がグループチャットに投稿された旨の報知先が決定される。ここで、メッセージE2の投稿者、およびメッセージE2に添付された電子文書の最新の更新を行った更新者は、いずれもBさんであるが、メッセージE2に添付された電子文書の初版の作成者はAさんである。このため、報知情報の報知先はAさんとなる。
報知情報の報知先がAさんになると、Aさんに対して報知情報を報知させる制御として、メッセージE2に、報知先がAさんであることを示す「@Aさん」という文言が表記されるようにするための制御が行われる。具体的には、管理サーバ10からグループチャット提供サーバ70に向けて、メッセージE2の報知先がAさんであることを示す情報が提供される。その結果、図6に示すように、メッセージE2には、報知先がAさんであることを示す情報として、「@Aさん」という文言が表記される。これにより、Aさんは、グループチャットの画面に表示されたメッセージE2を視認するだけで、メッセージE2が自分を報知先とする投稿であり、かつ、自分が依頼したレビューが行われたことを直ちに把握することが可能になる。
また、メッセージE2には、報知先情報として、「指摘箇所」という表記とともに、「2ページXX行目」という更新が行われた箇所を示す情報と、「YYYが間違っています。」というBさんからのコメントとが表記されている。これらの表記は、BさんがメッセージE2に入力したものではなく、メッセージE2に添付した電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)のコメント機能を利用して入力したものとなる。このため、BさんがAさんからのレビューの依頼に応じて電子文書のレビューを行う際、Bさんは、電子文書のコメント機能を利用してコメントを入力する。そして、その電子文書を投稿すると、コメント機能を利用して入力された内容がメッセージE2に自動的に反映される。
図6のメッセージE1乃至E3のうち、「レビューしました、確認お願いします。」というメッセージE3は、グループGを構成するメンバM3から投稿されたものである。メッセージE3には、電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)が添付されている。この電子書類は、メンバM3が、Bさんにより更新された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)をさらに更新したものである。以下、メンバM3のことを「Cさん」と呼ぶ。
このように、電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)が添付されたメッセージE3がグループチャットに投稿されると、メッセージE3がスレッドに表示される前に、グループチャット提供サーバ70から管理サーバ10に向けてメッセージE3に関する情報が提供される。そして、メッセージE3に関する情報から抽出されたメッセージE3の投稿者に関する情報、およびメッセージE3に添付された電子文書の更新の履歴に関する情報に基づいて、メッセージE3がグループチャットに投稿された旨の報知先が決定される。ここで、メッセージE3の投稿者、およびメッセージE3に添付された電子文書の最新の更新を行った更新者は、いずれもCさんであるが、メッセージE3に添付された電子文書の初版の作成者はAさんである。このため、報知情報の報知先はAさんとなる。
報知情報の報知先がAさんになると、Aさんに対して報知情報を報知させる制御として、メッセージE3に、報知先がAさんであることを示す「@Aさん」という文言が表記されるようにするための制御が行われる。具体的には、管理サーバ10からグループチャット提供サーバ70に向けて、メッセージE3の報知先がAさんであることを示す情報が提供される。その結果、図6に示すように、メッセージE3には、報知先がAさんであることを示す情報として、「@Aさん」という文言が表記される。これにより、Aさんは、グループチャットの画面に表示されたメッセージE3を視認するだけで、メッセージE3が自分を報知先とする投稿であり、かつ、自分が依頼したレビューが行われたことを直ちに把握することができる。
また、メッセージE3には、報知先情報として、「指摘箇所」という表記とともに、「4ページXX行目」という更新が行われた箇所を示す情報と、「ZZZが間違っています。」というCさんからのコメントとが表記されている。これらの表記は、CさんがメッセージE3に入力したものではなく、メッセージE3に添付した電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)のコメント機能を利用して入力したものとなる。このため、CさんがAさんからのレビューの依頼に応じて電子文書のレビューを行う際、Cさんは、電子文書のコメント機能を利用してコメントを入力する。そして、その電子文書を投稿すると、コメント機能を利用して入力された内容がメッセージE3に自動的に反映される。
図6の例では、まず、Aさんが、電子文書の初版を作成し、この電子文書をメッセージE1に添付してグループチャットに投稿している。これにより、他のメンバMに対して電子文書のレビューが依頼される。次に、Bさんが、Aさんからのレビューの依頼に対する応答として、電子文書のレビューの結果をメッセージE2に添付してグループチャットに投稿している。次に、Cさんが、Aさんからのレビューの依頼に対する応答として、電子文書のレビューの結果をメッセージE3に添付してグループチャットに投稿している。BさんおよびCさんからのレビューの結果は、上述のとおり、文書の内容に変更を加えるものではなく、レビューを行った者がコメントを付すことで更新された電子文書となる。
ここで、Bさんは、Aさんにより作成された初版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1」)にコメントを入力することで電子文書の更新を行っているが、Cさんは、Bさんにより更新された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)にコメントを入力することで電子文書の更新を行っている。このように、Cさんがコメントを入力することで更新される電子文書は、Aさんにより作成された初版の電子文書ではなく、Bさんにより更新された電子文書となる。このようにすることで、電子文書の更新の履歴情報の一貫性が保持される。
また、図6では、Aさんからのレビューの依頼の投稿に対して、BさんおよびCさんがそれぞれ1回ずつレビューの結果を投稿したケースを説明しているが、1人のメンバMが、レビューの結果を複数回投稿するケースがある。例えば、1人のメンバMがレビューの結果を3回投稿したケースでは、3回目のレビューの結果が投稿されると、メッセージの「指摘箇所」には、3回目のレビューの際に新たに電子文書に入力されたコメントは表記されるが、1回目および2回目のレビューの際に電子文書に入力されたコメントは、過去に報知されたコメントであるため表記されない。これにより、報知情報は常に最新の更新に関する情報となるため、報知先となるメンバMに対しては、常に最新の報知情報が報知されることとなる。
図7は、グループチャットに投稿される電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例を示す図である。
図7には、電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例として、文書内の履歴情報R1乃至R3が示されている。文書内の履歴情報R1乃至R3は、電子文書に時系列順に記録された更新の履歴の情報であり、メンバMによる電子文書の更新が行われると、その更新の内容がその都度時系列順に追加される。例えば、上述の図6のメッセージE1に添付された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1」)には、図7の文書内の履歴情報R1が記録されている。また、図6のメッセージE2に添付された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)には、図7の文書内の履歴情報R1およびR2が記録されている。また、図6のメッセージE3に添付された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)には、図7の文書内の履歴情報R1乃至R3が記録されている。
図7の文書内の履歴情報R1乃至R3の各々には、電子文書の更新者、更新行、日時、コメント、および変更内容が含まれている。このうち、「更新者」は、電子文書の最新の更新を行った者のことをいう。なお、過去に一度も更新が行われていない初版の電子文書は、その作成者が「更新者」となる。このため、文書内の履歴情報R1の「更新者」は「Aさん」、文書内の履歴情報R2の「更新者」は「Bさん」、文書内の履歴情報R3の「更新者」は「Cさん」となる。
また、「更新行」は、メンバMがコメントを付したり、内容の修正を行ったりしたことで、更新が行われた行を示す情報のことをいう。なお、過去に一度も更新が行われていない初版の電子文書は「初版」となる。このため、文書内の履歴情報R1の「更新行」は「初版」、文書内の履歴情報R2の「更新行」は「2ページXX行目」、文書内の履歴情報R3の「更新行」は「4ページXX行目」となる。
また、「日時」は、メンバMが更新を行った日時を示す情報のことをいう。なお、過去に一度も更新が行われていない初版の電子文書は、その作成日時が「日時」となる。このため、文書内の履歴情報R1の「日時」は「2021/1/5」、文書内の履歴情報R2の「日時」は「2021/1/7」、文書内の履歴情報R3の「日時」は「2021/1/9」となる。
また、「コメント」は、メンバMが電子文書のコメント機能を利用して入力したコメントの内容のことをいう。なお、過去に一度も更新が行われていない初版の電子文書には、未だコメントが記録されていないためブランクとなる。このため、文書内の履歴情報R1の「コメント」はブランク、文書内の履歴情報R2の「コメント」は「YYYが間違っています。」、文書内の履歴情報R3の「コメント」は「ZZZが間違っています。」となる。
また、「変更内容」は、更新の際、電子文書の内容に変更が加えられた場合に、その変更の内容のことをいう。なお、過去に一度も更新が行われていない初版の電子文書は「初版」となる。また、図6のメッセージE2およびE3の各々に添付された電子文書の内容には変更が加えられていない。このため、文書内の履歴情報R1における「変更内容」は「初版」、文書内の履歴情報R2およびR3における「変更内容」はいずれもブランクとなる。
図8は、クライアント端末50の表示部に表示されるグループチャットの画面の具体例を示す図である。
上述の図6のように、Aさんからのレビューの依頼に対し、BさんおよびCさんからレビューの結果が投稿されると、Aさんは、BさんおよびCさんからの指摘に従って、Cさんにより投稿された最新の更新版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)を修正する。そして、図8に示すように、Aさんは、修正結果をBさんおよびCさんに再レビューの依頼をするために、「修正しました、レビューお願いします。」というメッセージE4を投稿する。
メッセージE4には、Aさんによる修正が行われた後の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K2」)が添付されている。この電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K2」)は、電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)の更新版となる。このように、Aさんが更新を行う電子文書が、Aさんにより作成された初版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1」)ではなく、最新の更新版の電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘_C指摘」)とすることで、電子文書の更新の履歴情報の一貫性が保持される。
また、メッセージE4には、報知情報として、更新が行われた箇所を示す情報を含む情報と、Aさんからのコメントとが、報知先毎に列記されている。図8の例では、報知先の1人であるBさんに報知する報知情報として、報知先がBさんであることを示す「@Bさん」という文言がメッセージE4に表記されている。また、Bさんから投稿されたメッセージE2の引用文と、Aさんからのコメントとが表記されている。メッセージE2の引用文には、Bさんがレビュー時に更新を行った箇所を示す情報として、「2ページXX行目」という文言と、そのときのBさんからのコメントとして、「YYYが間違っています。」という文言とが含まれている。また、メッセージE4には、Aさんからのコメントとして、「YYYを修正しました。」という文言が表記されている。このコメントは、電子文書のコメント機能を利用してAさんが入力したものである。これにより、Bさんは、グループチャットの画面に表示されたメッセージE4を視認するだけで、メッセージE4が、自分を報知先とする再レビューの依頼のための投稿であることを直ちに把握することができる。
また、メッセージE4には、報知先がCさんであることを示す「@Cさん」という文言が表記されている。それとともに、Cさんからの指摘事項の引用文と、Aさんのコメントとが表記されている。また、Cさんから投稿されたメッセージE3の引用文と、Aさんからのコメントとが表記されている。メッセージE3の引用文には、Cさんが更新を行った箇所を示す情報として、「4ページXX行目」という文言と、そのときのCさんからのコメントとして、「ZZZが間違っています。」という文言とが含まれている。また、メッセージE4には、Aさんからのコメントとして、「ZZZを修正しました。」という文言が表記されている。このコメントは、電子文書のコメント機能を利用してAさんが入力したものである。これにより、Cさんは、グループチャットの画面に表示されたメッセージE4を視認するだけで、メッセージE4が、自分を報知先とする再レビューの依頼のための投稿であることを直ちに把握することができる。
図8の例では、図6の例の続きとして、BさんおよびCさんからのレビューの結果の投稿に対応するように、Aさんが、電子文書の修正を行い、更新版の電子文書をメッセージE4に添付してグループチャットに投稿している。これにより、BさんおよびCさんに対して電子文書の再レビューが依頼されている。ここで、Aさんは、BさんおよびCさんの2人に対して再レビューを依頼する際、個々にメッセージを投稿する必要はなく、1回のメッセージE4のみで2人に対して同時に再レビューが依頼される。
図9は、グループチャットに投稿される電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例を示す図である。
図9には、電子文書の更新の履歴に関する情報の具体例として、文書内の履歴情報R1乃至R5が示されている。文書内の履歴情報R1乃至R5は、電子文書に記録された情報であり、電子文書の更新により、上述の図7の文書内の履歴情報R1乃至R3に追加された更新の内容である。例えば、上述の図8のメッセージE4に添付された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K2」)には、図9の文書内の履歴情報R1乃至R5が記録されている。
図9の文書内の履歴情報R4およびR5の各々には、上述の文書内の履歴情報R1乃至R3の各々と同様に、電子文書の更新者、更新行、日時、コメント、および変更内容が含まれている。文書内の履歴情報R4およびR5は、BさんおよびCさんからの指摘に対する更新の履歴に関する情報であるため、文書内の履歴情報R4およびR5の「更新者」は、いずれも「Aさん」となる。また、文書内の履歴情報R4の「更新行」は「2ページXX行目」となり、文書内の履歴情報R5の「更新行」は「4ページXX行目」となる。また、文書内の履歴情報R4およびR5の各々の「日時」は、いずれも「2021/1/12」となる。また、電子文書の内容に修正が加えられているため、文書内の履歴情報R4およびR5の各々の「変更内容」には、変更の内容が記録される。
Aさんは、グループチャットにメッセージE4を投稿する際、「修正しました、レビューお願いします。」という文言を入力する。このとき、Bさんを報知先とする報知情報、およびCさんを報知先とする報知情報は、Aさんが報知先を指定する等の操作を行うことなく、必要な修正を行った後、電子文書のコメント機能を利用してコメントを入力した電子文書を投稿するだけで、その内容がメッセージE4に自動的に反映される。
ここで、メッセージE4では、BさんとCさんとが報知先として自動的に決定されるが、その手法は特に限定されず、あらゆる手法を採用し得る。なお、本実施の形態では、文書内の履歴情報における、更新者の相違性と、更新が行われた箇所を示す情報の共通性に基づいて報知先を決定される。例えば、図9に示すように、文書内の履歴情報R2と、文書内の履歴情報R4とは、更新者が異なるが、更新行が共通するので、文書内の履歴情報R4の報知先は、文書内の履歴情報R2の更新者であるBさんとなる。また、同様に、文書内の履歴情報R3と文書内の履歴情報R5とは、更新者が異なるが、更新行が共通するので、文書内の履歴情報R5の報知先は、文書内の履歴情報R3の更新者であるCさんとなる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した本実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した本実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば、図1に示すシステム構成、図2に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。また、図3に示す機能構成も例示に過ぎず、特に限定されない。上述した処理を全体として実行できる機能が図1の情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能構成を用いるかは図3の例に限定されない。
また、図4および図5に示す処理のステップの順序も例示に過ぎず、特に限定されない。図示されたステップの順序に沿って時系列的に行われる処理だけではなく、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別的に行われてもよい。また、図6および図8に示すグループチャットの画面もメッセージ交換サービスのサービス画面の例示に過ぎず、特に限定されない。メッセージ交換サービスを実現可能とするあらゆるユーザインターフェースを採用することができる。
また、例えば、図7および図9に示す文書内の履歴情報の項目も例示に過ぎず、電子文書の更新の履歴に関する情報として採用し得るあらゆる情報を含めることができる。
また、上述の実施の形態では、1人の更新者による電子文書の更新が1箇所についてのみ行われているが、これは説明の理解を容易にするためのものであり、当然ながら1人の更新者による更新が複数の箇所について行われる場合がある。この場合、例えば図6のメッセージE2に添付された電子文書(ファイル名が「XXXX仕様書_K1_B指摘」)について複数の箇所を対象とするコメントが付されている場合には、更新が行われた箇所毎の報知情報が、メッセージE2の「指摘箇所」の下に列記されるようにしてもよい。
1…情報処理システム、10…管理サーバ、11…制御部、50…クライアント端末、70…グループチャット提供サーバ、90…ネットワーク、101…メッセージ情報取得部、102…情報抽出部、103…メッセージ判定部、104…報知先決定部、105…報知制御部

Claims (11)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得し、取得した前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定し、決定した前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする、
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、前記投稿者に関する情報により特定される、前記電子文書の投稿者と、前記更新の履歴に関する情報により特定される、当該電子文書の初版の作成者と更新者との各々が誰であるかに基づいて、前記報知先を決定することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記投稿者が、前記電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ前記初版の作成者でない場合には、当該初版の作成者を前記報知先として決定することを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記投稿者が、前記電子文書の最新の更新を行った更新者であり、かつ前記初版の作成者である場合には、当該最新の更新が行われる原因となった他の更新を行った更新者を前記報知先として決定することを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記更新の履歴に関する情報により特定される、前記最新の更新が行われた箇所について更新を行った更新者のうち、前記初版の作成者以外の者を前記報知先として決定することを特徴とする、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、前記最新の更新が行われた箇所について、前記初版の作成者による更新がn回(nは2以上の整数値)行われている場合には、n-1回目の更新よりも後に当該箇所の更新を行った、当該初版の作成者以外の更新者を前記報知先として決定することを特徴とする、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、前記報知情報を前記報知先に報知させる制御として、前記メッセージ交換サービスのサービス画面に前記報知情報を表示させる制御を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、前記報知情報として、前記電子文書における更新が行われた箇所を示す情報をさらに含む情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、前記報知情報として、前記電子文書にアクセスするための情報をさらに含む情報を前記報知先に報知させる制御を行うことを特徴とする、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  10. メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得する取得手段と、
    取得された前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定する決定手段と、
    決定された前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行う報知制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  11. コンピュータに、
    メッセージ交換サービスに電子文書が投稿されると、その投稿者に関する情報と、当該電子文書の更新の履歴に関する情報を取得する機能と、
    取得した前記投稿者に関する情報と、前記更新の履歴に関する情報とに基づいて、前記電子文書が投稿された旨の報知先を決定する機能と、
    決定した前記報知先を示す情報を少なくとも含む報知情報を前記報知先に報知させる制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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