JP2023026163A - 3次元造形装置の評価用造形パターン - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元造形装置の性能を正確に評価することができる評価用造形パターンを提供する。【解決手段】次元造形装置の評価用造形パターン100は、ベース101と、ベース101に形成された構造物111、112、113、114と、構造物111、112、113、114又はベース101の基準面102に形成され、構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3を示す補助マーク121と、を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、3次元造形装置を評価する際に用いられる評価用造形パターンに関する。
3次元造形装置としては、粉末材料を薄く敷いた層を一層ずつ重ねて造形する積層方式がある(例えば、特許文献1参照)。また、3次元造形装置としては、液状の樹脂に紫外線などを照射し少しずつ硬化させていく光造形方式や、液化した材料またはバインダを噴射して積層させて造形するインクジェット方式等がある。
このような3次元造形装置の性能を評価するために、所定の形状からなる構造物を有する評価用造形パターンを3次元造形装置で造形し、造形した評価用造形パターンの構造物の寸法を計測している。例えば、円筒形状の構造物であれば真円度、四角形であれば構成する各二辺間でなす角度を計測し、形状のずれ量を評価することで、3次元造形装置の性能を評価している。
3次元造形装置は、造形空間上に大きなサイズの構造物を一つ配置して造形することもあれば、小さいサイズの構造物を複数配置して造形することもある。そして、造形された構造物が正しい座標位置に形成されていることも3次元装置の性能を評価するめに求められている。
特開2020-157698号公報
しかしながら、従来の評価用造形パターンは、構造物が正しい座標位置に造形されたか否かを評価することを想定していなかった。そのため、従来の評価用造形パターンでは、3次元造形装置の性能を正確に評価することが困難であった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、3次元造形装置の性能を正確に評価することができる評価用造形パターンを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の3次元造形装置の評価用造形パターンは、3次元造形装置で造形されたベースと、ベースに形成された構造物と、構造物又はベースの基準面に形成され、構造物の基準点を示す補助マークと、を有している。
本発明の3次元造形装置の評価用造形パターンによれば、3次元造形装置の性能を正確に評価することができる。
3次元造形装置を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる評価用造形パターンを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる評価用造形パターンを示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターンを示す平面図である。
以下、本発明の3次元造形装置の評価用造形パターンの実施の形態例について、図1~図4を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1-1.3次元造形装置の構成
本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる3次元造形装置の評価用造形パターンについて図1から図3を参照して説明する。まず、評価用造形パターンを造形する3次元造形装置の構成について図1を参照して説明する。
図1は、3次元造形装置を模式的に示す概略断面図である。
図1に示す3次元造形装置1は、例えば、チタン、アルミニウム、鉄等の金属粉末からなる粉末材料に電子ビームを照射して粉末材料を溶融させ、この粉末材料が凝固した層を積み重ねて立体物を造形する3次元積層造形装置である。
図1に示すように、3次元造形装置1は、中空の処理室2と、造形ボックス3と、平板状のステージ4と、ステージ駆動機構5と、支持台6と、粉末供給機構7と、電子銃8と、粉末タンク9と、を備えている。
ここで、ステージ4の一面4aと平行をなす方向を第1の方向Xとし、第1の方向Xと直交し、かつステージ4の一面4aと平行をなす方向を第2の方向Yとする。また、ステージ4の一面4aと直交する方向を第3の方向Zとする。
処理室2には、図示しない真空ポンプが接続されている。処理室2内の空気が真空ポンプにより排気されることで、処理室2内は、真空に維持されている。この処理室2内には、造形ボックス3と、ステージ4と、ステージ駆動機構5、支持台6、粉末供給機構7及び粉末タンク9が配置されている。処理室2の第3の方向Zの一端部側、すなわち処理室2の上部には、電子銃8が装着されている。また、電子銃8と第3の方向Zで対向する位置には、支持台6に支持された造形ボックス3が配置されている。
造形ボックス3は、筒部3aと、フランジ部3bとを有している。筒部3aの軸方向は、第3の方向Zと平行をなし、筒部3aは、第3の方向Zの両端部が開口している。筒部3aの筒孔内には、粉末供給機構7によって供給された粉末材料M1及び粉末材料M1によって形成された造形物が収容される。
フランジ部3bは、筒部3aにおける第3の方向Zの一端部側である上端部の外縁部に設けられている。フランジ部3bは、筒部3aの外縁部から略垂直に屈曲している。そして、フランジ部3bは、第1の方向X及び第2の方向Yと平行に配置される。
フランジ部3bは、処理室2内に配置された支持台6に支持されている。そのため、造形ボックス3は、筒部3aの軸方向の一端部、すなわち上端部側が固定端となり、筒部3aの軸方向の他端部、すなわち下端部側が自由端となる。
また、フランジ部3bの第1の方向Xの両端部には、粉末材料M1を貯留する粉末タンク9が配置されている。粉末タンク9は、フランジ部3bにおける第3の方向Zの一端部側、すなわち上方に配置されている。粉末タンク9におけるフランジ部3bと対向する側には、所定量の粉末材料M1を排出する定量供給部が配置されている。この定量供給部からフランジ部3bに向けて所定量の粉末材料M1が供給される。
また、粉末タンク9とフランジ部3bとの間には、粉末供給機構7が配置されている。粉末供給機構7は、アーム部21と、均し板22と、ガイド部24とを有している。
アーム部21は、所定の長さを有する長尺状の部材により形成されている。アーム部21の長手方向の一端部は、ガイド部24に移動可能に支持されている。ガイド部24は、第1の方向Xに沿って配置されている。
アーム部21は、ガイド部24に支持されて、その長手方向が第2の方向Yと平行に延在している。アーム部21の長手方向の長さは、少なくともステージ4の第2の方向Yの一端部から他端部までの長さよりも長く設定されている。そのため、アーム部21は、ステージ4における第2の方向Yの一端部から他端部に亘って延在する。アーム部21の第3の方向Zの他端部、すなわちステージ4と対向する側の端部には、均し板22が設けられている。
均し板22は、略平板状に形成されている。均し板22は、アーム部21と同様に、その長手方向が第2の方向Yと平行に延在している。そして、アーム部21及び均し板22がガイド部24によって第1の方向Xに沿って移動することで、ステージ4に粉末材料M1を供給し、粉末材料M1を第3の方向Zに所定の高さで平坦に均す。これにより、ステージ4には、粉末材料M1からなる粉末層が形成される。
造形ボックス3の筒部3aの筒孔内には、ステージ4が第3の方向Zに沿って摺動可能に配置されている。ステージ4は、略平板状に形成されている。ステージ4における第3の方向Zの一端部側の一面4aには、粉末材料M1が積層される。
また、ステージ4の側端部には、耐熱性及び柔軟性を有する摺動部材14が設けられている。摺動部材14は、筒部3aの内壁面3cに摺動可能に接触している。
また、ステージ4の一面4aとは反対側の他面には、軸部4bが設けられている。軸部4bは、ステージ4の他面から第3の方向Zの他方に向けて突出している。軸部4bは、造形ボックス3の第3の方向Zの他端部側に配置されたステージ駆動機構5に接続されている。
移動機構を示すステージ駆動機構5は、軸部4bを介してステージ4を第3の方向Zに沿って移動可能に支持する。ステージ駆動機構5としては、例えば、ラックとピニオンやボールねじからなる軸部4bを駆動する駆動部等が適用される。
ステージ4の一面4aは、処理室2に装着された電子銃8と対向する。加熱機構の一例を示す電子銃8は、予め準備された設計上の造形物(3次元CAD(Computer-Aided Design)データにより表された造形物)を所定の間隔でスライスした2次元形状に従い、粉末材料M1に対して電子ビームL1を出射する。電子銃8から出射された電子ビームL1により、その2次元形状に対応する領域の粉末材料M1が溶融する。溶融した粉末材料M1は、凝固して造形物P1となる。
一層分の粉末材料M1が溶融及び凝固した後、ステージ駆動機構5によりステージ4を所定の高さ分下げる。次に、粉末材料M1を直前に敷き詰められた層(下層)の上に敷き詰める。そして、その層に相当する2次元形状に対応する領域の粉末材料M1に電子ビームL1を照射し、粉末材料M1を溶融及び凝固させる。この一連の処理を繰り返し、溶融及び凝固した粉末材料M1の層を積み重ねることにより、造形ボックス3の筒部3a内には、造形物P1が構築される。
なお、3次元造形装置1として、粉末材料が凝固した層を積み重ねて立体物を造形する積層型の3次元積層造形装置を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。3次元造形装置としては、液状の樹脂に紫外線などを照射し少しずつ硬化させていく光造形方式や、液化した材料またはバインダを噴射して積層させて造形するインクジェット方式等その他各種の3次元造形装置を適用してもよい。
1-2.評価用造形パターンの構成例
次に、上述した3次元造形装置1で造形される評価用造形パターン100の構成例について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、評価用造形パターンを示す斜視図、図3は、評価用造形パターンを示す平面図である。
図2及び図3に示す評価用造形パターン100は、3次元造形装置1の性能を評価するために用いられる。この評価用造形パターン100は、3次元造形装置1で形成された後、評価装置により撮影又は計測される。
図2及び図3に示すように、評価用造形パターン100は、ベース101と、複数の構造物110、111、112、113、114と、を有している。ベース101の基準面102は、第1の方向Xと第2の方向Yで形成された平面と平行に形成される。
複数の構造物110、111、112、113、114は、ベース101の基準面102に形成されている。構造物110、111、112、113としては、角柱状の構造物111、円柱状の構造物113、円柱状の筒孔112、半円と三角形を組合せた構造物114、角柱状の凹部や、第3の方向Zに対して傾斜した構造物等その他各種の形状が適用される。さらに、各種構造物111、112、113は、寸法の異なる同一の形状が複数形成されている。
また、ベース101の基準面102における第1の方向Xと第2の方向Yの座標位置の中心部には、中心位置を示す中心構造物110が形成されている。中心位置を示す中心構造物110は、電子銃8に入力される予め準備された設計上の造形物データの原点位置に形成されていてもよく、あるいは使用者が任意に定めた中心位置に形成されていてもよい。角柱状の構造物111や円柱状の構造物113は、中心構造物110に対して放射状に所定の間隔で複数形成されている。なお、ベース101に形成される構造物110、111、112、113、114は、図2及び図3に示す例に限定されるものではなく、その他各種の形状や配置例が適用されるものである。
さらに、ベース101の基準面102には、原点位置Q1を示す原点マーク120と、各種構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3を示す補助マーク121と、評価用基準線130が形成されている。評価用基準線130は、基準面102において第1の方向Xと平行に形成されている。そして、評価用基準線130は、第1の方向Xに沿って所定の間隔で複数の目盛りが形成されている。なお、評価用基準線130を第1の方向Xと平行に形成する例を説明したが、これに限定されるものではなく、評価用基準線130を第2の方向Yと平行に形成してもよい。
原点マーク120及び補助マーク121は、ベース101に形成された複数の構造物110、111、112、113、114の全てに形成されている。原点マーク120及び補助マーク121は、各種構造物110、111,112、113、114の外縁部に複数形成されている。
原点マーク120は、中心構造物110形成されている。そして、原点マーク120の交点は、評価用造形パターン100を設計する設計値データの座標位置に中心である原点位置Q1に設定される。原点マーク120を中心構造物110に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。ベース101に中心構造物110を形成せずに、ベース101の基準面102に、原点マーク120のみを形成してもよい。このときの原点マーク120としては、例えば十字状のマークが適用される。
複数の補助マーク121の交点は、構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3と一致する。角柱状の構造物111、円柱状の構造物113に形成された補助マーク121の交点(基準点Q2)は、各構造物111、112の中心位置と一致する。
なお、補助マーク121の交点を示す基準点は、構造物の中心位置に限定されるものではない。例えば、半円と三角形を組合せた構造物114に形成された補助マーク121の交点(基準点Q3)のように、半円の中心や図形の頂点と一致するように形成してもよい。
原点マーク120、補助マーク121及び評価用基準線130は、ベース101の基準面102に形成された凹部の連続線として形成されている。また、原点マーク120、補助マーク121及び評価用基準線130としては、凹部の連続線に限定されるものではなく、点線や、凸部、凸部と凹部を組み合わせた形状等その他各種の形状が適用できるものである。さらに、原点マーク120、補助マーク121及び評価用基準線130の反射率を周辺の構造物110、111、112、113、114や基準面102の反射率と異なる値に設定してもよい。すなわち、原点マーク120、補助マーク121及び評価用基準線130は、評価用造形パターン100を計測する評価装置によって識別可能な形状であればよい。
なお、原点マーク120及び補助マーク121は、平らな面であるベース101の基準面102に形成した例を説明したが、これに限定されるものではなく、角柱状の構造物111や円柱状の構造物113の最上面に形成してもよい。または、原点マーク120及び補助マーク121を、ベース101の基準面102から構造物111、113の最上面にかけて連続して形成してもよい。なお、比較的寸法が小さい構造物111、113の場合、構造物111、113上に補助マーク121を形成することが困難となる。そのため、補助マーク121は、図2及び図3に示すように、ベース101の基準面102において構造物111、113の外縁部に形成することが好ましい。
1-3.3次元造形装置の評価方法
次に、上述した評価用造形パターン100を用いた3次元造形装置1の評価方法について説明する。
まず、使用者は、3次元造形装置1を用いて図2及び図3に示す評価用造形パターン100を造形する。そして、造形した評価用造形パターン100を評価装置にセットし、評価装置によってベース101に形成された各種構造物110、111、112、113、114を計測する。上述したように、ベース101の一面には、原点位置Q1を示す原点マーク120と、各種構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3を示す補助マーク121と、評価用基準線130が形成されている。原点マーク120と、補助マーク121を計測することで、評価装置は、評価用造形パターン100の原点位置Q1と、各構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3を判別することができる。これにより、原点位置Q1と基準点Q2、Q3から各構造物110、111、112、113、114の造形位置を計測することができる。
例えば、中心構造物110の原点位置Q1と各構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3の間隔を計測することで、各構造物111、112、113、114の造形位置を正確に計測することができる。そして、各構造物111、112、113、114の造形位置と、設計値とを比較することで、造形位置のずれ量を評価することができる。
なお、中心構造物110の中心位置を原点位置Q1に設定する例を説明したが、これに限定されるものでなく、原点位置Q1は、使用者が任意に設定できるものである。そして、原点マーク120としては、中心構造物110とは異なる構造物111、112、113、114に形成した補助マーク121を原点マークとして適用してもよい。また、評価用基準線130の複数の目盛りのうち評価用造形パターン100の原点位置に対応する目盛りを原点マーク120としてもよい。
また、各構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3の間隔を計測することで、各構造物111、112、113、114間の相対位置のずれ量を評価することができる。さらに、構造物111、112、113に形成された補助マーク121の交点(基準点Q2)は、構造物111、112、113の中心位置を示している。この基準点Q2を計測することで、各構造物111、112、113における第1の方向Xや第2の方向Yの歪みや対称性を評価することができる。
ここで、粉末材料M1に電子ビームL1を照射し、粉末材料M1を溶融及び凝固させる3次元造形装置では、粉末材料M1が凝固する際に、造形物が収縮する。これに対して、本例の評価用造形パターン100では、上述したように、第1の方向Xに沿って所定の間隔で形成された複数の目盛りを有する評価用基準線130が形成されている。そして、評価装置は、評価用基準線130の目盛りの間隔を計測し、計測した目盛りの間隔と設計値データとを比較する。これにより、評価用造形パターン100全体の収縮率を計測することができる。その結果、電子銃8に入力する造形物データをこの収縮率に基づいて補正することで、造形寸法の正確性を向上させることができる。
このように、本例の評価用造形パターン100を用いれば、造形した3次元造形装置1の性能を正確に評価することができる。
2.第2の実施の形態例
次に、図4を参照して第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターンの構成について説明する。なお、第1の実施の形態例にかかる評価用造形パターン100と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターンを示す平面図である。
図4に示す第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターン100Bは、ベース101の基準面102に複数の構造物110、111、112、113、114が形成されている。また、ベース101には、原点位置Q1を示す原点マーク120と、各構造物111、112、113、114の基準点Q2、Q3を示す補助マーク121が形成されている。
この第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターン100Bでは、評価用基準線130が形成されていない。しかしながら、原点マーク120と、補助マーク121から原点位置Q1と、各構造物111、112、113、114の基準点Q2を計測し、原点位置Q1と基準点Q2間の間隔や、各基準点Q2間の間隔を計測することで、評価用造形パターン100B全体の収縮率を計測することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる評価用造形パターン100と同様であるため、それらの説明は省略する。この第2の実施の形態例にかかる評価用造形パターン100Bによっても、上述した第1の実施の形態例にかかる評価用造形パターン100と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施の形態例では、粉末材料としてチタン、アルミニウム、鉄等の金属粉末を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、粉末材料としては、樹脂等を用いてもよい。また、粉末材料を予熱や溶融させる加熱機構として電子ビームを照射する電子銃を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。加熱機構としては、例えば、レーザを照射するレーザ照射部を適用してもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…3次元造形装置、 4…ステージ、 100、100B…評価用造形パターン、 101…ベース、 102…基準面、 110…中心構造物、 111、112、113、114…構造物、 120…原点マーク、 121…補助マーク、 130…評価用基準線、 Q1…原点位置、 Q2、Q3…基準点

Claims (7)

  1. 3次元造形装置で造形されたベースと、
    前記ベースに形成された構造物と、
    前記構造物又は前記ベースの基準面に形成され、前記構造物の基準点を示す補助マークと、
    を有する3次元造形装置の評価用造形パターン。
  2. 前記補助マークで示される前記基準点は、前記構造物の中心位置と一致する
    請求項1に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
  3. 前記補助マークは、前記ベースの基準面において前記構造物の外縁部に形成される
    請求項1又は2に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
  4. 前記補助マークは、前記構造物ごとに複数形成され、複数の前記補助マークの交点が前記構造物の基準点となる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
  5. 前記ベースには、所定の方向に沿って複数の目盛りが形成された評価用基準線が形成される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
  6. 前記ベースには、前記評価用造形パターンの原点位置を示す原点マークが形成される
    請求項1から5のいずれか1項に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
  7. 前記補助マークは、前記3次元造形装置を評価する評価装置によって認識可能な形状で形成される
    請求項1から6のいずれか1項に記載の3次元造形装置の評価用造形パターン。
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