JP2023023737A - プラズマ処理装置及び処理状況検出方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及び処理状況検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023023737A
JP2023023737A JP2021129533A JP2021129533A JP2023023737A JP 2023023737 A JP2023023737 A JP 2023023737A JP 2021129533 A JP2021129533 A JP 2021129533A JP 2021129533 A JP2021129533 A JP 2021129533A JP 2023023737 A JP2023023737 A JP 2023023737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
plasma processing
emission intensity
plasma
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021129533A
Other languages
English (en)
Inventor
悠平 島津
Yuhei Shimazu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2021129533A priority Critical patent/JP2023023737A/ja
Priority to TW111127780A priority patent/TW202320590A/zh
Priority to PCT/JP2022/029270 priority patent/WO2023013544A1/ja
Publication of JP2023023737A publication Critical patent/JP2023023737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/3065Plasma etching; Reactive-ion etching
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

【課題】チャンバのコンディションの変化が発生してもプラズマ処理の処理状況を検出すること。【解決手段】チャンバは、内部でプラズマ処理が実施される。第1のセンサは、プラズマの発光強度をモニタする。第2のセンサは、チャンバのコンディションを変化させるパラメータの値をモニタする。補正部は、第1のセンサによりモニタされる発光強度を第2のセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する。検出部は、補正部により補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理の処理状況を検出する。【選択図】図2

Description

本開示は、プラズマ処理装置及び処理状況検出方法に関する。
特許文献1は、基板をチャンバ内で交互のプロセスにかけ、プラズマ発光強度の変化をモニタリングし、包絡線フォロアアルゴリズムを用いてプラズマ発光強度から振幅情報を抽出し、モニタリング結果に基づいた時間に交互のプロセスを停止する技術を開示する。
米国特許出願公開第2006/0006139号明細書
本開示は、チャンバのコンディションの変化が発生してもプラズマ処理の処理状況を検出する技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、チャンバと、第1のセンサと、第2のセンサと、補正部と、検出部とを有する。チャンバは、内部でプラズマ処理が実施される。第1のセンサは、プラズマの発光強度をモニタする。第2のセンサは、チャンバのコンディションを変化させるパラメータの値をモニタする。補正部は、第1のセンサによりモニタされる発光強度を第2のセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する。検出部は、補正部により補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理の処理状況を検出する。
本開示によれば、チャンバのコンディションの変化が発生してもプラズマ処理の処理状況を検出できる。
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の概略的な構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る制御部の概略的な構成の一例を示したブロック図である。 図3は、実施形態に係るプラズマ処理チャンバのコンディションの変化による発光強度の変化の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る補正された発光強度の変化の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る処理状況検出方法の処理順序の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して本願の開示するプラズマ処理装置及び処理状況検出方法の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態により、開示するプラズマ処理装置及び処理状況検出方法が限定されるものではない。
プラズマ処理では、例えば、OES(Optical Emission Spectrometer)センサなどのセンサを用いてチャンバ内のプラズマの発光強度をモニタし、モニタした発光強度の変化からプラズマ処理の処理状況を検出する技術がある。例えば、プラズマエッチングでは、エッチング中のプラズマの発光強度の変化からエッチングの終点を検出する。しかし、モニタするプラズマの発光には様々な要因によるノイズが含まれている。そこで、従来のエッチングの終点検出では、移動平均やローパスフィルタなどのノイズ対策フィルタにより、ノイズの除去を行っている。
上記のノイズ要因の一つに、プラズマ処理中にチャンバのコンディションが変化してプラズマの発光強度が瞬間的に大きく変動する場合がある。従来のノイズ対策フィルタは、周期性の短い波形シフトに対応したものである。このため、従来のノイズ対策フィルタにより、チャンバのコンディションの変化によるノイズを除去するには、例えば、長時間の移動平均をかけ、波形のシフトを目立たなくする必要がある。しかし、プラズマの発光強度が瞬間的に大きく変動するような場合、チャンバのコンディションの変化によるノイズの影響により、プラズマ処理の処理状況に応じた信号がノイズに埋もれエッチングの終点を検出することができなくなる。
そこで、チャンバのコンディションの変化が発生してもプラズマ処理の処理状況を検出する技術が期待されている。
[実施形態]
[装置構成]
本開示のプラズマ処理装置の一例について説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置1の概略的な構成の一例を示す図である。
以下に、プラズマ処理装置1の一例としての容量結合プラズマ処理装置の構成例について説明する。容量結合プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30及び排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11及びガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10は、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。側壁10aは接地される。シャワーヘッド13及び基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10筐体とは電気的に絶縁される。
基板支持部11は、本体部111及びリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板(ウェハ)Wを支持するための中央領域(基板支持面)111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域(リング支持面)111bとを有する。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、本体部111の中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、本体部111の中央領域111a上の基板Wを囲むように本体部111の環状領域111b上に配置される。一実施形態において、本体部111は、基台及び静電チャックを含む。基台は、導電性部材を含む。基台の導電性部材は下部電極として機能する。静電チャックは、基台の上に配置される。静電チャックの上面は、基板支持面111aを有する。リングアセンブリ112は、1又は複数の環状部材を含む。1又は複数の環状部材のうち少なくとも1つはエッジリングである。また、図示は省略するが、基板支持部11は、静電チャック、リングアセンブリ112及び基板のうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と基板支持面111aとの間に伝熱ガスを供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、及び複数のガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10s内に導入される。また、シャワーヘッド13は、導電性部材を含む。シャワーヘッド13の導電性部材は上部電極として機能する。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する少なくとも1つの流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、ソースRF信号及びバイアスRF信号のような少なくとも1つのRF信号(RF電力)を、基板支持部11の導電性部材及び/又はシャワーヘッド13の導電性部材に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ生成部12の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を基板支持部11の導電性部材に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して基板支持部11の導電性部材及び/又はシャワーヘッド13の導電性部材に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、13MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、基板支持部11の導電性部材及び/又はシャワーヘッド13の導電性部材に供給される。第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して基板支持部11の導電性部材に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、基板支持部11の導電性部材に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
例えば、第1のRF生成部31aは、配線などの導電部33aを介してシャワーヘッド13の導電性部材と電気的に接続されている。導電部33aには、インピーダンス整合回路34aが設けられている。インピーダンス整合回路34aは、第1のRF生成部31aの出力インピーダンスと負荷側(シャワーヘッド13側)の入力インピーダンスを整合させる。例えば、インピーダンス整合回路34aは、バリアブルコンデンサが設けられている。バリアブルコンデンサは、静電容量を調節するための調節部を有し、調節部のポジションを変えることにより、静電容量が変更可能とされている。インピーダンス整合回路34aは、調節部を駆動する駆動機構を有する。インピーダンス整合回路34aは、駆動機構により調節部のポジションを変えてバリアブルコンデンサの静電容量を調整することで、第1のRF生成部31aの出力インピーダンスと負荷側の入力インピーダンスとを整合させる。本実施形態では、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサにセンサ35を設けており、センサ35により調節部のポジションをモニタすることで静電容量をモニタする。センサ35は、モニタした調節部のポジションを示すポジションデータを後述する制御部100へ出力する。第1のRF生成部31aは、プラズマを生成するための第1の周波数の第1高周波電力をシャワーヘッド13の導電性部材に供給する。例えば、第1のRF生成部31aは、第1高周波電力として、上述したソースRF信号を導電部33a及びインピーダンス整合回路34aを介してシャワーヘッド13の導電性部材に供給する。シャワーヘッド13の導電性部材は、電極として機能する。ソースRF信号が供給されることにより、プラズマ処理チャンバ10内には、高密度のプラズマが生成される。
また、例えば、第2のRF生成部31bは、配線などの導電部33bを介して基板支持部11の基台の導電性部材と電気的に接続されている。導電部33bには、インピーダンス整合回路34bが設けられている。インピーダンス整合回路34bは、第2のRF生成部31bの出力インピーダンスと負荷側(基板支持部11側)の入力インピーダンスを整合させる。例えば、インピーダンス整合回路34bは、バリアブルコンデンサが設けられている。バリアブルコンデンサは、静電容量を調節するための調節部を有し、調節部のポジションを変えることにより、静電容量が変更可能とされている。インピーダンス整合回路34bは、調節部を駆動する駆動機構を有する。インピーダンス整合回路34bは、駆動機構により調節部のポジションを変えてバリアブルコンデンサの静電容量を調整することで、第2のRF生成部31bの出力インピーダンスと負荷側の入力インピーダンスとが整合させる。第2のRF生成部31bは、プラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むための第1の周波数よりも低い第2の周波数の第2高周波電力を基板支持部11の導電性部材に供給する。例えば、第2のRF生成部31bは、第2高周波電力として、上述したバイアスRF信号を導電部33b及びインピーダンス整合回路34bを介して基板支持部11の導電性部材に供給する基板支持部11の導電性部材は、電極として機能する。バイアスRF信号が供給されることにより、プラズマ処理チャンバ10内に生成されたプラズマ中のイオン成分が、基板Wに引き込まれる。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32a及び第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、基板支持部11の導電性部材に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のDC信号は、基板支持部11の導電性部材に印加される。一実施形態において、第1のDC信号が、静電チャック内の電極のような他の電極に印加されてもよい。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、シャワーヘッド13の導電性部材に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、シャワーヘッド13の導電性部材に印加される。種々の実施形態において、第1及び第2のDC信号がパルス化されてもよい。なお、第1及び第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
プラズマ処理装置1は、プラズマの発光強度をモニタするセンサ36が設けられている。センサ36は、例えば、OESセンサなどである。プラズマ処理チャンバ10の側面には、光を透過する透過窓37が設けられている。透過窓37は、例えば、石英基板により構成され、光(可視光)を透過する透過性を有する。センサ36は、透過窓37を介してプラズマ処理中のプラズマ処理チャンバ10内のプラズマの発光強度をモニタする。例えば、センサ36は、プラズマの波長毎の発光強度を検出する。センサ36は、検出した波長毎の発光強度を示す発光データを後述する制御部100へ出力する。なお、センサ36は、プラズマ処理チャンバ10内に配置されてもよい。
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
上記のように構成されたプラズマ処理装置1は、制御部100をさらに含む。図2は、実施形態に係る制御部100の概略的な構成の一例を示したブロック図である。図1に示したプラズマ処理装置1は、制御部100によって、その動作が統括的に制御される。
制御部100は、例えば、コンピュータであり、プラズマ処理装置1の各部を制御する。プラズマ処理装置1は、制御部100によって、その動作が統括的に制御される。制御部100は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させる制御を行う。制御部100は、外部インターフェース101と、プロセスコントローラ102と、ユーザインターフェース103と、記憶部104とが設けられている。
外部インターフェース101は、プラズマ処理装置1の各部と通信可能とされ、各種のデータを入出力する。例えば、外部インターフェース101には、センサ35からのポジションデータや、センサ36からの発光データが入力される。
プロセスコントローラ102は、CPU(Central Processing Unit)を備えプラズマ処理装置1の各部を制御する。
ユーザインターフェース103は、工程管理者がプラズマ処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマ処理装置1の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等から構成されている。
記憶部104には、プラズマ処理装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ102の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や、処理条件データ等が記憶されたレシピが格納されている。なお、制御プログラムやレシピは、コンピュータで読み取り可能なコンピュータ記録媒体(例えば、ハードディスク、DVDなどの光ディスク、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用してもよい。また、制御プログラムやレシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
プロセスコントローラ102は、プログラムやデータを格納するための内部メモリを有し、記憶部104に記憶された制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムの処理を実行する。プロセスコントローラ102は、制御プログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、プロセスコントローラ102は、プラズマ制御部102aと、検出部102bと、補正部102cの機能を有する。なお、本実施形態では、プロセスコントローラ102が、プラズマ制御部102a、検出部102b及び補正部102cの機能を有する場合を例に説明する。しかし、プラズマ制御部102a、検出部102b及び補正部102cの機能は、複数のコントローラで分散して実現してもよい。例えば、プラズマ制御部102aと、検出部102b及び補正部102cは、互いにデータ通信が可能な別のコントローラで分散して実現してもよい。
プラズマ制御部102aは、プラズマ処理を制御する。例えば、プラズマ制御部102aは、排気システム40を制御して、プラズマ処理チャンバ10内を所定の真空度まで排気する。プラズマ制御部102aは、ガス供給部20を制御し、ガス供給部20から処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入する。プラズマ制御部102aは、電源30を制御し、処理ガスの導入に合わせて、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bからソースRF信号及びバイアスRF信号を供給してプラズマ処理チャンバ10内にプラズマを生成する。
本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、プラズマ処理として、プラズマエッチングを行う。プラズマ制御部102aは、RF電源31を制御し、RF電源31から高周波電力を供給する。RF電源31は、ソースRF信号と、バイアスRF信号を供給する。例えば、プラズマ制御部102aは、RF電源31を制御し、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bからソースRF信号及びバイアスRF信号をそれぞれ供給する。
検出部102bは、センサ36から入力した発光データが示すプラズマの発光強度の変化からプラズマ処理の状況を検出する。例えば、検出部102bは、発光データが示す波長毎のプラズマの発光強度のうち、エッチング状況に応じて発光強度が変化する所定の波長の発光強度の変化からエッチングの終点を検出する。
プラズマ制御部102aは、検出部102bの検出結果に基づき、プラズマ処理を制御する。例えば、プラズマ制御部102aは、検出部102bによりエッチングの終点を検出すると、プラズマエッチングを終了する。
ところでプラズマ処理装置1は、プラズマ処理中にプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化してプラズマの発光強度が瞬間的に大きく変化する場合がある。例えば、インピーダンス整合回路34aは、プラズマ処理中でも、第1のRF生成部31aの出力インピーダンスと負荷側の入力インピーダンスとが整合するように、駆動機構により調節部のポジションを変え、バリアブルコンデンサの静電容量を調整する。プラズマ処理中にインピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの静電容量が変化すると、プラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化してプラズマの発光強度が瞬間的に変化する。なお、プラズマ処理チャンバ10のコンディションの変化は、その他、様々なプラズマ処理の条件の変化によって発生する。例えば、インピーダンス整合回路34bのバリアブルコンデンサの静電容量の変化によって、プラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。また、プラズマ処理チャンバ10に供給されるソースRF信号及びバイアスRF信号などの高周波信号の周波数の変化によって、プラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。また、プラズマ処理チャンバ10に供給される第1のDC信号及び第2のDC信号などの直流電圧の変化によって、プラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。また、プラズマ処理チャンバ10内の圧力の変化によって、プラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。上記のように、プラズマ処理中にプラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させるパラメータは複数ある。以下では、パラメータとしてインピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの静電容量の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する場合を例に説明する。
エッチングの終点の検出の一例を説明する。図3は、実施形態に係るプラズマ処理チャンバのコンディションの変化による発光強度の変化の一例を示す図である。図3の左の縦軸は、発光強度である。図3の右の縦軸は、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションである。図3の横軸は、時間である。例えば、ガス供給部20からCF系ガスを含んだ処理ガスを供給してプラズマエッチングを行う場合、検出部102bは、260nmの波長の発光強度の変化からエッチングの終点を検出する。図3には、左の縦軸及び横軸を用いて、エッチング中の260nmの波長の発光強度の変化が示されている。また、図3には、右の縦軸及び横軸を用いて、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションの変化が示されている。図3に示すように、バリアブルコンデンサの調節部のポジションが変化したタイミングで、発光強度は、瞬間的に大きく変化する。例えば、ポジションが変化したタイミングT1では、発光強度が瞬間的に大きく上昇する。このように発光強度が瞬間的に大きく変化すると、エッチング終点を検出できない場合や、エッチング終点を誤検出する場合がある。また、移動平均やローパスフィルタなどのノイズ対策フィルタにより、このような発光強度の瞬間的な変化をノイズとして除去する場合、エッチングの終点の変化がノイズとして消されてしまう虞や、エッチングの終点検出時間が大幅に遅れる場合がある。
そこで、実施形態に係るプラズマ処理装置1は、センサにより、プラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させるパラメータの値をモニタする。例えば、プラズマ処理装置1は、センサ35により、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの静電容量をモニタする。例えば、センサ35は、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションをモニタする。
補正部102cは、センサによりモニタされるプラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させるパラメータの値が変動した場合、パラメータの値の変動量に基づいて、センサ36により検出した発光強度を補正する。例えば、補正部102cは、センサ36によりモニタされる発光強度をセンサ35によりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する。例えば、補正部102cは、センサ35によりインピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションの変動を検出した場合、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタした発光強度をセンサ35により検出した変動量に基づいて補正する。補正部102cは、センサ35よりモニタされるパラメータの値が変動する前後それぞれでのセンサ36によりモニタした発光強度の平均を算出して前後の発光強度の平均の差を求める。補正部102cは、求めた差でセンサ36によりモニタした発光強度を補正する。例えば、補正部102cは、センサ35により変動を検出した前後それぞれの発光強度の平均を算出して前後の発光強度の平均の差を求める。補正部102cは、求めた差でセンサ36により検出した発光強度を補正する。例えば、補正部102cは、図3に示すように、タイミングT1の直前の所定期間T2での発光強度の平均a1と、タイミングT1の直後の所定期間T3での発光強度の平均a2とを算出し、平均a1に対する平均a2の差Δaを求める。補正部102cは、タイミングT1以降、センサ36により検出した発光強度から差Δaを減算する。以上は補正の一例であり、これに限定されない。プラズマ処理中にプラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させるパラメータに応じた補正が実施され得る。
検出部102bは、補正部102cにより補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理のエンドポイントを検出する。
図4は、実施形態に係る補正された発光強度の変化の一例を示す図である。図4の左の縦軸は、発光強度である。図4の右の縦軸は、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションである。図4の横軸は、時間である。図4は、補正部102cにより、図3に示したタイミングT1の発光強度の変化を補正した結果を示している。図4では、ポジションが変化したタイミングT1での発光強度の瞬間的に上昇が補正され、タイミングT1の前後で発光強度が同様の傾向で変化している。これにより、検出部102bは、補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理のエンドポイントを精度よく検出できる。
なお、実施形態では、補正部102cが、センサ35よりモニタされるパラメータの値が変動する前後それぞれでのセンサ36によりモニタした発光強度の平均を算出して前後の発光強度の平均の差を求め、求めた差でセンサ36によりモニタした発光強度を補正する場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものではない。センサ35によりモニタされるパラメータの値の変動量に応じた発光強度の補正量を記憶部104に記憶してもよい。補正部102cは、記憶部104からセンサ35によりモニタしたパラメータの値の変動量に対応する補正量を求め、求めた補正量でセンサ36によりモニタした発光強度を補正してもよい。例えば、記憶部104は、センサ35によりモニタされるポジションの変動量ごとに、発光強度の補正量を記憶した補正データを記憶する。補正部102cは、センサ35によりポジションの変動を検出すると、記憶部104に記憶された補正データからセンサ35により検出されたポジションの変動量に対応する補正量を求める。そして、補正部102cは、求めた補正量でセンサ36により検出した発光強度を補正してもよい。
また、実施形態では、インピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの静電容量の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものではない。プラズマ処理チャンバ10のコンディションの変化は、その他、様々なプラズマ処理の条件の変化によって発生する。そのため、プラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させる様々なパラメータの値をそれぞれセンサでモニタしてもよい。補正部102cは、それぞれのセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタした発光強度を補正してもよい。例えば、インピーダンス整合回路34bのバリアブルコンデンサの静電容量の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。そこで、インピーダンス整合回路34bのバリアブルコンデンサの調節部のポジションをセンサによりモニタし、センサによりモニタされる調節部のポジションの変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタされる発光強度を補正してもよい。また、例えば、プラズマ処理チャンバ10に供給されるソースRF信号及びバイアスRF信号などの高周波信号の周波数の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。そこで、プラズマ処理チャンバ10に供給される高周波信号の周波数をセンサによりモニタする。例えば、ソースRF信号及びバイアスRF信号などの高周波信号が流れる導電部33a、33bにセンサを設けて、プラズマ処理チャンバ10に供給される高周波信号の周波数をセンサによりモニタする。補正部102cは、センサによりモニタされる高周波信号の周波数の変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタされる発光強度を補正してもよい。また、例えば、プラズマ処理チャンバ10に印加される直流電圧の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。そこで、プラズマ処理チャンバ10に印加される直流電圧をセンサによりモニタする。例えば、第1のDC信号及び第2のDC信号などの直流電圧が流れる導電部33a、33bにセンサを設けて、プラズマ処理チャンバ10に印加される直流電圧をセンサによりモニタ出する。補正部102cは、センサによりモニタされる直流電圧の変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタされる発光強度を補正してもよい。また、例えば、プラズマ処理チャンバ10内の圧力の変化によってプラズマ処理チャンバ10のコンディションが変化する。そこで、プラズマ処理チャンバ10内の圧力をセンサによりモニタする。補正部102cは、センサによりモニタされる圧力の変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタされる発光強度を補正してもよい。なお、圧力の変化の代わりに、圧力を調整する圧力調整弁にセンサを設けて、圧力調整弁の位置をモニタしてもよい。補正部102cは、センサによりモニタされる圧力調整弁の変動量に基づいて、プラズマ処理中にセンサ36によりモニタされる発光強度を補正してもよい。
次に、実施形態に係るプラズマ処理装置1が実施する処理状況検出方法の処理の流れについて説明する。図5は、実施形態に係る処理状況検出方法の処理順序の一例を説明する図である。図5に示す処理状況検出方法の処理は、エッチング対象の膜が形成された基板Wが基板支持部11に載置され、プラズマ処理を行う場合に実行される。
プラズマ制御部102aは、プラズマ処理を開始する(S10)。例えば、プラズマ制御部102aは、排気システム40を制御して、プラズマ処理チャンバ10内を所定の真空度まで排気する。プラズマ制御部102aは、ガス供給部20を制御し、ガス供給部20から処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入する。プラズマ制御部102aは、電源30を制御し、処理ガスの導入に合わせて、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bからソースRF信号及びバイアスRF信号を供給して、エッチングを開始する。
補正部102cは、センサにより、プラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させる変化を検出したか否かを判定する(S11)。例えば、補正部102cは、センサ35によりモニタされるインピーダンス整合回路34aのバリアブルコンデンサの調節部のポジションの値が変動したか否かを判定する。変化を検出していない場合(S11:No)、後述するS13へ移行する。
一方、変化を検出した場合(S11:Yes)、補正部102cは、検出した変化に基づいて、センサ36により検出した発光強度を補正する(S12)。例えば、補正部102cは、センサ36によりモニタされる発光強度をセンサ35によりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する。
検出部102bは、補正部102cにより補正された発光強度の変化からプラズマ処理の状況を検出する(S13)。例えば、検出部102bは、所定の波長の発光強度の変化からエッチングの終点を検出する。
プラズマ制御部102aは、検出部102bによりエッチングの終点が検出されたか否かを判定する(S14)。エッチングの終点が検出されていない場合(S14:No)、S11へ移行する。
一方、エッチングの終点が検出された場合(S14:Yes)、プラズマ制御部102aは、プラズマ処理を終了する。
以上のように、実施形態に係るプラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10と、センサ36(第1のセンサ)と、センサ35(第2のセンサ)と、補正部102cと、検出部102bとを有する。プラズマ処理チャンバ10は、内部でプラズマ処理が実施される。センサ36は、プラズマの発光強度をモニタする。センサ35は、プラズマ処理チャンバ10のコンディションを変化させるパラメータの値をモニタする。補正部102cは、センサ36によりモニタされる発光強度をセンサ35によりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する。検出部102bは、補正部102cにより補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理の処理状況を検出する。これにより、プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10のコンディションの変化が発生してもプラズマ処理の処理状況を検出できる。
また、補正部102cは、センサ35によりモニタされるパラメータの値が変動する前後それぞれでのセンサ36によりモニタした発光強度の平均を算出して前後の発光強度の平均の差を求め、求めた差でセンサ36によりモニタした発光強度を補正する。これにより、プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10コンディションの変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
また、プラズマ処理装置1は、記憶部104をさらに有する。記憶部104は、センサ35によりモニタされるパラメータの値の変動量に応じた発光強度の補正量を記憶する。補正部102cは、記憶部104からセンサ35によりモニタしたパラメータの値の変動量に対応する補正量を求め、求めた補正量でセンサ36によりモニタした発光強度を補正する。これにより、プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10コンディションの変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
また、プラズマ処理装置1は、インピーダンス整合回路34a、34b(整合器)をさらに有する。インピーダンス整合回路34a、34bは、バリアブルコンデンサが設けられ、プラズマ処理チャンバ10に高周波信号を供給する導電部33a、33b(信号線)に設けられている。センサ35は、バリアブルコンデンサの静電容量をモニタする。これにより、プラズマ処理装置1は、インピーダンス整合回路34a、34bのバリアブルコンデンサの静電容量の変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
また、プラズマ処理装置1は、センサにより、プラズマ処理チャンバ10に供給される高周波信号の周波数をモニタする。これにより、プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10に供給される高周波信号の周波数の変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
また、プラズマ処理装置1は、センサにより、プラズマ処理チャンバ10に印加される直流電圧をモニタする。これにより、プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10に印加される直流電圧の変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
また、プラズマ処理装置1は、排気システム40(排気部)をさらに有する。排気システム40は、プラズマ処理チャンバ10内の圧力を調整する圧力調整弁が設けられ、プラズマ処理チャンバ10内を排気する。プラズマ処理装置1は、センサにより、圧力調整弁の位置をモニタする。これにより、プラズマ処理装置1は、圧力調整弁の変化によるプラズマの発光強度の変化を補正できる。
以上、実施形態について説明してきたが、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上述した実施形態は、多様な形態で具現され得る。また、上述した実施形態は、請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記の実施形態では、基板Wとして半導体ウェハにプラズマ処理を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。基板Wは、何れであってもよい。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プラズマ処理装置
10 プラズマ処理チャンバ
11 基板支持部
30 電源
31 RF電源
31a 第1のRF生成部
31b 第2のRF生成部
32 DC電源
32a 第1のDC生成部
32b 第2のDC生成部
33a、33b 導電部
34a、34b インピーダンス整合回路
35 センサ
36 センサ
40 排気システム
100 制御部
101 外部インターフェース
102 プロセスコントローラ
102a プラズマ制御部
102b 検出部
102c 補正部
103 ユーザインターフェース
104 記憶部
W 基板

Claims (9)

  1. 内部でプラズマ処理が実施されるチャンバと、
    前記プラズマの発光強度をモニタする第1のセンサと、
    前記チャンバのコンディションを変化させるパラメータの値をモニタする第2のセンサと、
    前記第1のセンサによりモニタされる発光強度を前記第2のセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する補正部と、
    前記補正部により補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理の処理状況を検出する検出部と、
    を有するプラズマ処理装置。
  2. 前記補正部は、前記第2のセンサによりモニタされるパラメータの値が変動する前後それぞれでの前記第1のセンサによりモニタした発光強度の平均を算出して前後の発光強度の平均の差を求め、求めた差で第1のセンサによりモニタした発光強度を補正する
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第2のセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に応じた発光強度の補正量を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記補正部は、前記記憶部から前記第2のセンサによりモニタしたパラメータの値の変動量に対応する補正量を求め、求めた補正量で第1のセンサによりモニタした発光強度を補正する
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. バリアブルコンデンサが設けられ、前記チャンバに高周波信号を供給する信号線に設けられた整合器をさらに有し、
    前記第2のセンサは、前記バリアブルコンデンサの静電容量をモニタする
    請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記第2のセンサは、前記チャンバに供給される高周波信号の周波数をモニタする
    請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記第2のセンサは、前記チャンバに印加される直流電圧をモニタする
    請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第2のセンサは、前記チャンバ内の圧力をモニタする
    請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記チャンバ内の圧力を調整する圧力調整弁が設けられ、前記チャンバ内を排気する排気部をさらに有し、
    前記第2のセンサは、前記圧力調整弁の位置をモニタする
    請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
  9. プラズマ処理が実施されるチャンバ内のプラズマの発光強度を第1のセンサによりモニタする工程と、
    前記チャンバ内のコンディションを変化させるパラメータの値を第2のセンサによりモニタする工程と、
    第1のセンサによりモニタされる発光強度を前記第2のセンサによりモニタされるパラメータの値の変動量に基づいて補正する工程と、
    補正された発光強度の変化に基づいて、プラズマ処理の処理状況を検出する工程と、を有する、
    処理状況検出方法。
JP2021129533A 2021-08-06 2021-08-06 プラズマ処理装置及び処理状況検出方法 Pending JP2023023737A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021129533A JP2023023737A (ja) 2021-08-06 2021-08-06 プラズマ処理装置及び処理状況検出方法
TW111127780A TW202320590A (zh) 2021-08-06 2022-07-25 電漿處理裝置及處理狀況檢測方法
PCT/JP2022/029270 WO2023013544A1 (ja) 2021-08-06 2022-07-29 プラズマ処理装置及び処理状況検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021129533A JP2023023737A (ja) 2021-08-06 2021-08-06 プラズマ処理装置及び処理状況検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023023737A true JP2023023737A (ja) 2023-02-16

Family

ID=85154733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021129533A Pending JP2023023737A (ja) 2021-08-06 2021-08-06 プラズマ処理装置及び処理状況検出方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023023737A (ja)
TW (1) TW202320590A (ja)
WO (1) WO2023013544A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02139926A (ja) * 1988-11-21 1990-05-29 Mitsubishi Electric Corp 自動終点検出装置
JPH02210825A (ja) * 1989-02-10 1990-08-22 Hitachi Ltd プラズマエッチング方法及び装置
JPH11214363A (ja) * 1998-01-23 1999-08-06 Hitachi Ltd 半導体製造方法とその装置、並びに半導体素子
JP2006294658A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置
JP5848982B2 (ja) * 2012-02-17 2016-01-27 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマのモニタリング方法
JP6867221B2 (ja) * 2017-04-27 2021-04-28 大陽日酸株式会社 エピタキシャル成長装置及びエピタキシャル成長方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW202320590A (zh) 2023-05-16
WO2023013544A1 (ja) 2023-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7794615B2 (en) Plasma processing method and apparatus, and autorunning program for variable matching unit
KR102279088B1 (ko) 플라즈마 처리 장치
JP4838525B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置及び可変整合器におけるインピーダンスのプリセット値を決定するためのプログラム
JP4922705B2 (ja) プラズマ処理方法および装置
JP2020092036A (ja) 制御方法及びプラズマ処理装置
US20240063002A1 (en) Plasma processing apparatus and method for detecting end point
TW202215911A (zh) 電漿處理裝置及電漿處理方法
TW202418887A (zh) 電漿處理裝置、電漿處理方法、壓力閥控制裝置、壓力閥控制方法及壓力調整系統
KR100549901B1 (ko) 플라즈마 처리 장치의 제어 방법
WO2023013544A1 (ja) プラズマ処理装置及び処理状況検出方法
WO2023127655A1 (ja) プラズマ処理装置、電源システム、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2023001473A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
WO2023157682A1 (ja) エッジリングの消耗量を求める方法、プラズマ処理装置、及び基板処理システム
KR20210117348A (ko) 반도체 프로세싱에서 이상 플라즈마 이벤트 (anomalous plasma event) 검출 및 완화
JP7413081B2 (ja) 基板処理システム
JP2022173042A (ja) プラズマ処理装置及び終点検出方法
WO2024019020A1 (ja) プラズマ処理装置及び終点検出方法
CN112447481B (zh) 等离子体处理装置和控制方法
JP7511501B2 (ja) プラズマ処理装置及び監視装置
WO2023074816A1 (ja) プラズマ処理装置、給電システム、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
WO2024062804A1 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
WO2024171734A1 (ja) 異常検出方法及びプラズマ処理装置
US20030183337A1 (en) Apparatus and method for use of optical diagnostic system with a plasma processing system
JP2022185241A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2023178190A (ja) プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、圧力弁制御装置、圧力弁制御方法及び圧力調整システム