JP2023022813A - 嗅覚障害の改善のための、歯髄幹細胞の培養上清を含む組成物 - Google Patents

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康弘 ▲瀬▼田
Yasuhiro Seta
宇静 舒
Yujing Shu
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Abstract

【課題】 COVID-19による嗅覚障害を改善するための組成物を提供する。【解決手段】 歯髄幹細胞の培養上清を含む、経鼻投与される、嗅覚障害の改善のための組成物を提供する。嗅覚障害の改善のための組成物は、液滴又は噴霧の形態で経鼻投与されることが好ましい。【選択図】 なし

Description

本発明は、嗅覚障害の改善のための、歯髄幹細胞の培養上清を含む組成物に関する。
嗅覚障害は、におい分子が嗅上皮に到達しないために起こる呼吸性嗅覚障害、嗅上皮に腫脹や分泌異常等の病変が生じたために起こる嗅上皮性嗅覚障害、呼吸性と嗅上皮性とが同時に原因として認められる混合性嗅覚障害、嗅神経の切断や嗅細胞の変性等によって起こる嗅神経性嗅覚障害等がある。嗅上皮性嗅覚障害や混合性嗅覚障害に関しては、特許文献1に記載されるようにステロイド点鼻液が用いられることが多い。
一方、COVID-19(新型コロナ肺炎感染症)により嗅覚障害が生じるメカニズムは、まだ十分には解明されていないが、通常のウイルス性感冒と同様に、ウイルスによる直接的な神経の障害もしくは神経周辺にある嗅細胞の支持細胞等への障害により、嗅神経の機能が阻害されている可能性も考えられている。
特開2000-007569号公報
前述の通り、COVID-19(新型コロナ肺炎感染症)により嗅覚障害の治療について、有効な治療方法は確立されておらず、新たな治療方法が望まれている。
本実施形態は、歯髄幹細胞の培養上清を含む、経鼻投与される、嗅覚障害の改善のための組成物である。
また嗅覚障害の改善のための組成物が、液滴又は噴霧の形態で経鼻投与される組成物であることが好ましい。また歯髄幹細胞が乳歯歯髄幹細胞である組成物であることが好ましい。
本実施形態の開示によれば、歯髄幹細胞の培養上清を含む組成物が、COVID-19による嗅覚障害の改善に高い効果を有する。
<歯髄幹細胞の培養上清>
本開示に係る嗅覚障害の改善のための組成物は、歯髄幹細胞を培養して得られた歯髄幹細胞の培養上清を有効成分として含有する。
本開示において、「培養上清」は細胞を含まない培養液と定義される。
<歯髄幹細胞の培養上清の調製>
歯髄幹細胞の培養上清は、例えばDental pulp-derived stem cell conditioned medium reduces cardiac injury following ischemia-reperfusion:(Scientific Reports; Published 06 November 2015: Satoshi Yamaguchi et al)に記載されている方法によって調製することができる。
概略を説明すると、脱落または抜歯した乳歯または永久歯から歯髄を採取し、付着性細胞培養用の培養器で培養を行い、接着性を示す細胞のコロニーを継代培養することによって歯髄幹細胞を選択することができる。あるいは、細胞の大きさや形態に基づいて歯髄幹細胞を選択してもよい。選択した歯髄幹細胞を培養し培養上清を回収すればよい。培地としては、無血清培地を用いることが好ましい。無血清培地は継代培養のいずれの段階に用いてもよい。
歯髄幹細胞の培養上清を調製するために用いる歯髄幹細胞は、上記方法によって調製される歯髄幹細胞には限定されない。例えば体細胞を材料として作製された歯髄幹細胞であってもよい。
培養上清は、凍結または凍結乾燥してもよいし、凍結乾燥した培養上清を適切な溶媒に溶解したものでもよい。凍結乾燥により良好な保存安定性が得られる。細胞培養上清の凍結乾燥方法としては、タンパク質を含む液体の凍結乾燥に通常用いられている方法を適用することができる。
歯髄幹細胞の培養上清の作製は、遠心処理、濃縮、溶媒の置換、透析、凍結、乾燥、凍結乾燥、希釈、保存、および脱塩の中から選択される一つ以上の処理を施す工程をさらに含んでもよい。このような工程を含むことにより、歯髄幹細胞の培養上清又はその結果物の取り扱いや保存、運搬がより容易になる。なお、本明細書において、「培養上清」は、使用される文脈において特に除外されない限りは、回収した培養上清を処理して得られた結果物を包含する。
本開示の歯髄幹細胞の培養上清は、乳歯歯髄幹細胞の培養上清であることが好ましい。乳歯歯髄幹細胞は増殖能力が高く、その培養上清にはサイトカインやエクソソームが多く含まれている。
本開示の組成物における歯髄幹細胞の培養上清の含有量は、0.1体積%~100体積%であることが好ましい。歯髄幹細胞の培養上清は、歯髄幹細胞培養物から細胞を除去した上清をそのまま使用してもよいし、濃縮して使用してもよい。
<経鼻投与>
組成物の経鼻投与は、組成物を鼻粘膜に投与することを意味する。経鼻投与の方法は特に限定されず、例えば、点鼻容器で組成物の液滴を数滴投与したり、点鼻スプレーで1,2回霧状の液の組成物を噴霧したりして鼻内に投与したりする方法を利用することができる。
点鼻容器は、一般に鼻腔内に入るノズルを有するボトル容器を装備している。患者はノズルを鼻腔内に差し込みボトル容器を摘まんで押すことで、ノズル先端の孔から液が例えば1mL吐出することができる。また、点鼻スプレーは、一般にポンプ容器の上部にスプレーヘッドを装備しており、患者はこのスプレーヘッドをボトル容器側に押し下げることでスプレーヘッドの上端の噴霧孔から組成物を例えば1mL鼻腔内に噴霧することができる。スプレーヘッドを押し下げるのではなく、噴霧部のレバーを押し下げることでスプレーヘッドの上端の噴霧孔から組成物を噴霧させてもよく、スプレーヘッドがなくノズルを有するボトル容器自体を摘まんで押して噴霧させてもよい。
COVID-19による嗅覚障害は、上鼻道及び嗅上皮に分布する嗅粘膜にある嗅神経によるものと考えられる。このため点鼻容器又は点鼻スプレーで組成物を鼻腔内に投与する際に、できるだけ上鼻道及び嗅上皮に組成物が到達することが好ましい。特に点鼻容器を使用する場合には、患者はKaitekiポジションで液滴することで上鼻道及び嗅上皮に組成物を到達させるようにすることが好ましい。Kaitekiポジションを簡単に説明すると、患者は、枕を使わずに平らな寝台に横向き寝(側臥位)の姿勢になり、左耳を寝台に付けて目線を天井方向に向ける。そして患者は顎を限界まで上に挙げて、点鼻容器のノズルを右鼻にしっかりと入れ、右鼻に点鼻液(組成物)を1滴たらす。そして患者はそのまま30秒間動かないようにする。左鼻に点鼻液をたらす際には横向き寝を反対にして上記説明の手順で左鼻に点鼻液をたらす。Kaitekiポジションの詳細については、以下の文献を参照されたい。タイトル:The administration of nasal drops in the "Kaiteki" position allows for delivery of the drug to the olfactory cleft: a pilot study in healthy subjects、出版:European Archives of Oto-Rhino-Laryngology 2016 Apr;273(4):939-43 著者:Eri Mori et al
<基剤>
本開示の組成物は、歯髄幹細胞の培養上清をそのまま用いてもよいが、基剤により希釈されていてもよい。基剤としては、例えば、水、生理食塩水、植物抽出液、およびこれらの組み合わせ、を挙げることができる。
希釈後の歯髄幹細胞の培養上清の濃度は特に限定されない。所望の有効性を示す最低の濃度まで希釈することが製造コストの観点で好ましい。歯髄幹細胞の培養上清の濃度は、本開示の組成物全量に対して、例えば、2質量%~15質量%、3質量%~10質量%としてもよい。
本開示に係る組成物は、他の成分を追加的に含んでもよい。追加的に含まれ得る成分としては、製剤上許容される他の成分(例えば、担体、賦形剤、崩壊剤、緩衝剤、乳化剤、懸濁剤、無痛化剤、安定剤、保存剤、防腐剤、生理食塩水など)が挙げられる。
あるいは、本開示に係る組成物は他の有効成分を含んでもよい。例えば、ピルフェニドン、チニンテダニブエタンスルホン酸塩、ロシンキナーゼ阻害剤などの抗線維化剤;ステロイド剤;エラスターゼ阻害剤;免疫抑制剤を挙げることができる。
<投与量>
経鼻投与される組成物の1回の投与量は特に限定されない。例えば、本開示の組成物(培養上清の含有量100体積%)を、液体の状態で投与する場合、1mL~5mLの量を行えばよい。また確実に組成物が上鼻道及び嗅上皮に到達するよう、1mLの投与を朝夕2回に分けて合計2mL投与するようにしてもよく、1mLの投与を朝昼夕3回に分けて合計3mL投与するようにしてもよい。
本開示においては、本開示に係る組成物を、経鼻投与することを含む、嗅覚障害の改善のための方法を提供される。本開示に係る組成物は、治療を必要とする対象の両鼻内に有効な量を投与すればよい。
<適用される疾患>
本開示の嗅覚障害の改善のための組成物は、COVID-19による嗅覚障害を有する患者に投与されることが好ましい。嗅覚障害には、大きく3つの病態(嗅神経性嗅覚障害、中枢性嗅覚障害、気導性嗅覚障害)に分類されており、COVID-19による嗅覚障害は嗅神経性嗅覚障害、つまり上鼻道及び嗅上皮に分布する嗅粘膜にある嗅神経がダメージを受けて匂いを感じ取れない状態と考えられている。
COVID-19以外のウイルス感染による嗅覚障害を有する患者にも投与されても良い。また頭部、顔面の外傷により嗅神経が障害を受けて嗅覚障害を起こした患者にも投与されることが好ましい。抗癌剤、抗菌薬、抗真菌薬、抗甲状腺薬などの薬剤により嗅細胞に異常をきたして嗅覚障害になった患者にも投与されることが好ましい。
<静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)>
静脈性嘆覚検査はアリナミン(登録商標)注射液(一般名:プロスルチアミン、10mg、2ml、武田テバ薬品株式会社)を静脈内に注射し、注射開始からにおいを感じるまでの時間とにおいを感じてから消失するまでの時間を測定する検査である。注射液の名前からアリナミンテストと呼ばれている。
検査方法
アリナミン(登録商標)注射液を患者の上肢の静脈へ等速度で20秒かけて注入する。注入開始からニンニクまたはタマネギのようなアリナミン臭が感知されるまでの時間を潜伏期間として測定する。測定の際には患者にはほぼ2秒間に1回の安静鼻呼吸をするようにする。
検査のメカニズム
静脈注射後、血液循環時間を経てプロスルチアミンの分解産物の混合ガスが肺で拡散し呼気中に排泄され、後鼻孔経由で嗅上皮に至って嗅細胞を刺激する。これにより、患者はにおいを感じることができる。
検査結果の判定
嘆覚正常者の測定値は、潜伏時間:平均8秒で、嗅覚が低下すると潜伏時間が延長し、持続時間が短縮する。本検査に全く反応が認められない場合は嘆覚脱失と判断される。
以下に本開示の実施例について説明するが、これに限定されるものではない。
<ヒト歯髄幹細胞の培養および培養上清の回収>
ヒト歯髄幹細胞として、ヒト乳歯の歯髄組織から調製したヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)を用いた。ヒト乳歯歯髄幹細胞の調製方法は、Dental pulp-derived stem cell conditioned medium reduces cardiac injury following ischemia-reperfusion:(Scientific Reports; Published 06 November 2015: Satoshi Yamaguchi et al)に記載されている通りである。簡潔には、以下の通りである。
(1)細胞培養
ヒト乳歯から歯髄をゆっくりと取り、3mg/mLのI型コラゲナーゼ及び4mg/mLのディスパーゼの溶液中で37℃にて1時間消化した。70mmの細胞ストレーナ(Falcon; BD Labware, Franklin Lakes, NJ)を用いて濾過した後、20%の間葉系細胞成長サプリメント(Lonza Inc, Walkersville, MD)及び抗生物質(100U/mLのペニシリン、100mg/mLのストレプトマイシン、及び0.25mg/mLのアムホテリシンB;GIBCO社製)を含むダルベッコ改変イーグル培地(DMEM;GIBCO, Rockville, MD)中で37℃、5%CO下にて細胞を培養した。培養上清を除き、接着性を有する細胞を歯髄幹細胞として選択し、約1×10細胞/cmで継代培養した。1~3回継代した細胞を実験に用いた。
(2)培養上清の回収
SHED(4×10細胞)をDMEM無血清培地中で37℃、5%CO下で培養した。培養48時間後にSHEDの培養上清を回収し、440×gおよび4°Cで3分間遠心分離して、剥離した細胞を除去し、次に、上清を収集して、1,740×gおよび4°Cで3分間遠心分離した。
<臨床研究1>
患者情報:33歳 男性。
既往歴:花粉症(スギ、軽度)。市販薬使用でコントロール可能。
現病歴:生来健康で、過去に異常を指摘されていなかった。2020年1月に突然の嗅覚障害を自覚するも、発熱がないため受診せずに経過をみており、PCR検査は施行していなかった。2か月経過するも改善していない状態で診断を受けに来院。
COVID-19の検査結果:
COVID-19抗原検査:陰性、
COVID-19抗体検査:IgM陰性、 IgG陽性
この結果から、この患者は、花粉症の既往もあるが、市販薬で改善する程度の軽症であったため、花粉症による上気道の閉塞による嗅覚障害よりも、過去のCOVID-19の感染により、COVID-19による嗅覚障害が強く疑われた。
初診時点(0か月)
患者は、嗅覚消失の自覚を認め、日常生活における食事や飲料のにおいや排便のにおいを自覚困難な状態であった。
アリナミンテスト:患者は10分以上経過してもアリナミン臭を感知できなかった。なお、患者はアリナミン(登録商標)注射液のバイアル瓶を直接嗅ぐも、においも感知できなかった。
治療方法
Kaitekiポジションで点鼻容器による組成物の液滴を投与。
投与量は1mL/回で2回/日。両鼻。
なお、経過1ケ月で、Kaitekiポジションでの点鼻容器の液滴に関して、体制確保ができないノンコンプライアンスが見受けられたため、1ケ月経過以降はKaitekiポジションを伴わない点鼻スプレーによる噴霧に切り替えた。
1ケ月経過
アリナミンテスト:患者は10分以上経過してもアリナミン臭を感知できなかった。患者はアリナミン(登録商標)注射液のバイアル瓶を直接嗅ぐと、においを感知できた。また日常生活のにおいとして、ウイスキーのような強い刺激があるにおいは感知できるようになっていた。
2ケ月経過
アリナミンテスト:患者は3分30秒程度でアリナミン臭を感知できた。また日常生活のアロマ等の特定のにおいを認知できるように症状が改善するも、刺激が弱いにおいの違いを認識できなかった。
3ケ月経過
アリナミンテスト:患者は15秒程度でアリナミン臭を感知でき、持続時間が60秒であった。また日常生活の嗅覚に関しては罹患前の状態と同等と認識できるまで改善した。
治療開始後3ケ月の時点で、患者の嗅覚障害が完治したと判断し、治療終了とした。
なお、正常者のアリナミンテストの測定値は、潜伏時間が6-10秒であり、持続時間が46~95秒である。
<臨床研究2>
患者情報:47歳 男性。
既往歴:アレルギー性鼻炎(小児期、現在症状無し)。
現病歴:生来健康で、過去に異常を指摘されていなかった。2021年7月上旬に37.4°Cの発熱になり、中旬にCOVID-19陽性と判断された。7月末まで37°C前後の微熱が続く。8月になり解熱しCOVID-19の隔離解除となり仕事再開する。食品関係の会社に勤務しているため、嗅覚低下や味覚異変を自覚していた。このため、漢方とステロイドの点鼻薬とを処方を受けたが改善されず、当院に診断を受けに来院。
COVID-19の検査結果:
COVID-19抗体検査:IgM陰性、 IgG弱陽性
この結果から、この患者は、アレルギー性鼻炎の既往もあるが、他院でのMRI検査で異常なく、またステロイド点鼻薬の治療でも改善が認められていない。アレルギー性鼻炎による上気道の閉塞による嗅覚障害よりも、過去のCOVID-19の感染により、COVID-19による嗅覚障害が強く疑われた。
初診時点(0か月)
アリナミンテスト:患者は20秒でアリナミン臭を感知し、その持続時間は16秒であった。
治療方法
Kaitekiポジションで点鼻容器による組成物の液滴を投与。
投与量は1mL/回で2回/日。両鼻。
1ケ月経過
アリナミンテスト:患者は14秒でアリナミン臭を感知し、その持続時間は41秒であった。また日常生活の嗅覚に関しては罹患前の状態と同等と認識できるまで改善した。
治療開始後1ケ月の時点で、患者の嗅覚障害が完治したと判断し、治療終了とした。

Claims (3)

  1. 歯髄幹細胞の培養上清を含む、経鼻投与される、嗅覚障害の改善のための組成物。
  2. 前記嗅覚障害の改善のための組成物が、液滴又は噴霧の形態で経鼻投与される、請求項1に記載の嗅覚障害の改善のための組成物。
  3. 前記歯髄幹細胞が乳歯歯髄幹細胞である、請求項1又は請求項2に記載の嗅覚障害の改善のための組成物。


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