JP2023021645A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Naoya Hamamoto
裕隆 馬場
Hirotaka Baba
武史 清水
Takeshi Shimizu
雅保 辻
Masayasu Tsuji
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しながら、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス11は、第1芯線12aと第1編組部材12cとを有する第1シールド電線12と、第2芯線13a,14aと第2編組部材13c,14cとを有する第2シールド電線13,14と、第1芯線12aと第2芯線13a,14aを接続する圧着端子15と、圧着端子15の外周を覆う絶縁部16とを備える。第2編組部材13c,14cは、絶縁部16を覆って当該絶縁部16に直接接触しつつ第1編組部材12cと直接接続されている。【選択図】図1

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、ワイヤハーネスとしては、複数の電線の芯線同士が圧着端子等によって接続されてなる接続部を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。このワイヤハーネスでは、上記接続部が電線の絶縁被覆から露出することになるが、当該接続部は、止水材によって覆われることで外部からの被水が防止されている。
特開2012-248527号公報
ところで、上記のようなワイヤハーネスの電線は、シールド電線が採用される場合がある。シールド電線は、芯線の外周を覆う編組部材を有し、電磁波の放射が抑えられる。そして、シールド電線の芯線同士を接続する場合、編組部材同士を、例えば、別部材を介して接続することで、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制することが考えられる。しかしながら、このような場合では、編組部材同士を接続するために別部材が必要になってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数の増加を抑制しながら、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、芯線と該芯線の外周を覆う編組部材とを有する複数のシールド電線と、複数の前記芯線同士が接続されている接続部と、前記接続部の外周を覆う絶縁部と、を備えるワイヤハーネスであって、前記編組部材は、前記絶縁部を覆って当該絶縁部に直接接触しつつ他の前記シールド電線における前記編組部材と直接接続されている。
本開示のワイヤハーネスによれば、部品点数の増加を抑制しながら、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制できる。
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式図である。 図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの製造過程を説明するための模式図である。 図4は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。 図5は、別例におけるワイヤハーネスの一部模式断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]芯線と該芯線の外周を覆う編組部材とを有する複数のシールド電線と、複数の前記芯線同士が接続されている接続部と、前記接続部の外周を覆う絶縁部と、を備えるワイヤハーネスであって、前記編組部材は、前記絶縁部を覆って当該絶縁部に直接接触しつつ他の前記シールド電線における前記編組部材と直接接続されている。
同構成によれば、絶縁部によって接続部との絶縁性を確保しつつ、編組部材単独で接続部のシールド性を担保できる。すなわち、部品点数の増加を抑制しながら、接続部周辺からの電磁波の放射を抑制できる。
[2]前記接続部は、前記複数のシールド電線においてそれぞれの前記編組部材から露出されたそれぞれの前記芯線が集約された部位に設けられる圧着端子を有することが好ましい。
同構成によれば、圧着端子の周辺は、編組部材が一旦分断されることに起因して電磁波が放射される虞があるが、その部分のシールド性を簡素な構成で担保できる。
[3]前記シールド電線は、前記編組部材の外周を覆う外側絶縁被覆と、前記芯線と前記編組部材との間に介在される内側絶縁被覆とを有し、前記複数のシールド電線は、前記接続部を中心として互いに反対方向に延びる第1シールド電線と第2シールド電線とを有し、前記第1シールド電線における前記編組部材である第1編組部材は、前記外側絶縁被覆から露出した部位が前記第1シールド電線における前記外側絶縁被覆の外周を覆うように折り返され、前記第2シールド電線における前記編組部材である第2編組部材は、前記外側絶縁被覆から露出した部位が前記絶縁部を覆って当該絶縁部に直接接触しつつ前記第1編組部材と直接接続されていることが好ましい。
同構成によれば、第1編組部材は、芯線を剥き出しにする際に折り返すことになるが、その折り返された第1編組部材に第2編組部材が直接接続されるため、第1編組部材を再度変形させる必要がなく、組み付け性が良好となる。
[4]前記第2編組部材は、前記第1編組部材よりも前記外側絶縁被覆からの露出長さが長いことが好ましい。
同構成によれば、第2編組部材は、絶縁部を覆いつつ折り返された第1編組部材まで到達する必要があるため、長く露出する必要があり、第1編組部材は、長く露出する必要がない。よって、例えば、第1編組部材と第2編組部材とを同じ長さ露出させた場合に比べて、第1編組部材の無駄を抑えることができる。
[5]前記第1シールド電線における前記芯線である第1芯線と、前記第2シールド電線における前記芯線である第2芯線とは、それぞれの前記内側絶縁被覆からの露出長さが同じであることが好ましい。
同構成によれば、第1芯線と第2芯線とを異なる長さ露出させた場合に比べて、芯線の無駄を抑えつつ、第1芯線と第2芯線とをバランス良く接続することができる。
[6]前記第1シールド電線は1本であり、前記第2シールド電線は複数本であることが好ましい。
同構成によれば、複数本の第2シールド電線の複数の第2編組部材で絶縁部を覆うことになるため、1つの編組部材で絶縁部を覆う場合に比べて、多い量の編組部材で絶縁部を覆うことができ、接続部周辺からの電磁波の放射をより抑制可能となる。
[7]前記第1シールド電線は複数本であり、前記第2シールド電線は1本であることが好ましい。
同構成によれば、1本の第2シールド電線の1つの編組部材で絶縁部を覆うことになるため、複数の編組部材で絶縁部を覆う場合に比べて、絶縁部の外周全周をバランス良く覆うことができ、接続部周辺からの電磁波の放射をバランス良く抑制可能となる。
[8]外周側に全ての前記シールド電線の全ての前記編組部材が配置される下敷きリングと、前記下敷きリングとで全ての前記編組部材を挟み込みつつ接続するようにかしめ固定されるかしめリングと、を備えることが好ましい。
同構成によれば、下敷きリングとかしめリングとによって、煩雑な溶接作業等を行うことなく、かしめ固定によって、全ての編組部材を安定して容易に接続することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」や「真円」は、厳密に平行や直交や真円の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交や真円の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス11の構成)
図1に示すように、ワイヤハーネス11は、シールド電線としての1本の第1シールド電線12と、シールド電線としての2本の第2シールド電線13,14とを備える。第1シールド電線12は、芯線としての第1芯線12aと、該第1芯線12aの外周を覆う内側絶縁被覆12bとを有している。また、第1シールド電線12は、内側絶縁被覆12bの外周を覆う編組部材としての第1編組部材12cと、第1編組部材12cの外周を覆う外側絶縁被覆12dとを有している。第2シールド電線13,14は、芯線としての第2芯線13a,14aと、該第2芯線13a,14aの外周を覆う内側絶縁被覆13b,14bとを有している。また、第2シールド電線13,14は、内側絶縁被覆13b,14bの外周を覆う編組部材としての第2編組部材13c,14cと、第2編組部材13c,14cの外周を覆う外側絶縁被覆13d,14dとを有している。
第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cは、例えば、アルミニウム合金などの導電性の素線が筒状に編み込まれてなる。第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cは、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aからの電磁波の放射を抑える。
第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14の端部では、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aは外部に露出するように設けられている。また、第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14の端部では、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cは外部に露出するように設けられている。
第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14の端部は、まず外側絶縁被覆12d~14dが剥がされ、次に第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが折り返され、次に内側絶縁被覆12b~14bが剥がされる。これにより、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが露出されるとともに、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aが露出されている。そして、本実施形態では、第2編組部材13c,14cは、第1編組部材12cよりも長さが長く露出している。言い換えると、外側絶縁被覆12d~14dから露出している長さは、第1編組部材12cよりも第2編組部材13c,14cの方が長い。更に言い換えると、第2編組部材13cは、第1編組部材12cよりも外側絶縁被覆12d~14dからの露出長さが長い。また、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとは、同じ長さだけ露出している。言い換えると、内側絶縁被覆12b~14bから露出している長さは、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとで同じである。更に言い換えると、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとは、それぞれの内側絶縁被覆12b~14bからの露出長さが同じである。なお、外部に露出した第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cは、折り返したり、まとめたり、変形させることが可能とされ、各図では模式的に図示している。
図2は、外側絶縁被覆12d~14d、及び内側絶縁被覆12b~14bを順次剥がし、更に、露出した第2芯線13a,14aの先端の一部を切断した状態の第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14を図示している。本実施形態では、第2編組部材13c,14cが第1編組部材12cよりも長く露出し、且つ第1芯線12aと第2芯線13a,14aとが同じ長さ露出していることから、第2芯線13a,14aは露出された後に先端の一部が切断されることになる。
また、ワイヤハーネス11は、接続部の一部を構成する圧着端子15と、絶縁部16とを備える。
圧着端子15は、例えば導電性の金属板材からなる。圧着端子15は、第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14においてそれぞれの第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cから露出されたそれぞれの第1芯線12a及び第2芯線13a,14aが集約された部位に設けられる。圧着端子15は、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aをまとめて囲いつつ圧着されて第1芯線12a及び第2芯線13a,14aを接続する。なお、ワイヤハーネス11は、例えば、バッテリと2つの電気機器とを電気的に接続するためのものである。第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14は、圧着端子15を中心として、一方向(図1中、左方向)に1本の第1シールド電線12が延びるとともに、他方向(図1中、右方向)に2本の第2シールド電線13,14が延びるように設けられている。
圧着端子15の外周は、絶縁部16に覆われている。絶縁部16は、圧着端子15の外側から配設可能に構成されている。本実施形態の絶縁部16は、絶縁テープであり、圧着端子15の外側に巻き付けられている。絶縁部16は、内側絶縁被覆12b~14bから露出した第1芯線12a及び第2芯線13a,14aが全て覆われるように設けられている。なお、絶縁部16は、柔軟性を有する絶縁テープであるため、圧着端子15の外側に巻き付けた状態で、完全な円筒状態になるとは限らないが、図1等では模式的に円筒状に図示している。
そして、第2編組部材13c,14cは、絶縁部16を覆って当該絶縁部16に直接接触しつつ第1編組部材12cと直接接続されている。詳しくは、第1編組部材12cは、外側絶縁被覆12dから露出した部位が外側絶縁被覆12dの外周を覆うように折り返されたままの状態とされている。そして、第2編組部材13c,14cは、外側絶縁被覆13d,14dから露出した部位が絶縁部16を覆って当該絶縁部16に直接接触しつつ折り返された状態の第1編組部材12cと直接接続されている。第2編組部材13c,14cは、図2に示すように折り返された状態で圧着端子15が組み付けられた後、折り返された状態から元に戻す方向に再度変形されて、折り返された状態の第1編組部材12cと直接接続される。なお、図1では、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを模式的に図示しているが、第2編組部材13c,14cは、絶縁部16の外周全周をできるだけバランス良く覆うように変形させつつ第1編組部材12cに接続することが好ましい。
また、本実施形態のワイヤハーネス11は、下敷きリング17と、かしめリング18とを備える。下敷きリング17及びかしめリング18は、例えば、アルミニウム合金などからなる導電性の金属リングである。図2に示すように、下敷きリング17及びかしめリング18は、第1編組部材12cが折り返される際には既に第1シールド電線12が通された状態で配置されている。図1に示すように、下敷きリング17は、外周側に第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが配置される。かしめリング18は、下敷きリング17とで第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを挟み込みつつ接続するようにかしめ固定される。
また、図1に示すように、ワイヤハーネス11は、露出した第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを覆う防水部材19を備える。本実施形態の防水部材19は、モールド樹脂である。
図3に示すように、防水部材19は、露出した第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14c等の外側に配置される成形型20によって囲われた範囲に溶融状態の樹脂材が充填されてモールド成型される。なお、成形型20内に収容される外側絶縁被覆12d~14dには、予め接着剤21が塗布されており、外側絶縁被覆12d~14dと防水部材19との間は隙間無く接着されている。また、溶融状態の樹脂材は、絶縁部16の内部に配置された圧着端子15等に達するまで入り込んだ後に硬化して露出した第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを覆う。よって、圧着端子15や第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが被水することが防止される。
次に、上記のように構成されたワイヤハーネス11の作用について説明する。
第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14は、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aの外周を覆う第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを有する。よって、第1シールド電線12及び第2シールド電線13,14からの電磁波の放射が抑えられる。また、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aが接続された接続部である圧着端子15は、絶縁部16を介して第2編組部材13c,14cに覆われるため、圧着端子15周辺からの電磁波の放射が抑えられる。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)絶縁部16によって圧着端子15との絶縁性を確保しつつ、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14c単独で圧着端子15のシールド性を担保できる。すなわち、部品点数の増加を抑制しながら、圧着端子15周辺からの電磁波の放射を抑制できる。
(2)圧着端子15の周辺は、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが一旦分断されることに起因して電磁波が放射される虞があるが、その部分のシールド性を簡素な構成で担保できる。
(3)第1編組部材12cは、第1芯線12aを剥き出しにする際に折り返すことになるが、その折り返された第1編組部材12cに第2編組部材13c,14cが直接接続される。よって、第1編組部材12cを再度変形させる必要がなく、組み付け性が良好となる。
(4)第2編組部材13c,14cは、第1編組部材12cよりも長さが長く露出している。第2編組部材13c,14cは、絶縁部16を覆いつつ折り返された第1編組部材12cまで到達する必要があるため、長く露出する必要があり、第1編組部材12cは、長く露出する必要がない。よって、例えば、第1編組部材12cと第2編組部材13c,14cとを同じ長さだけ露出させた場合に比べて、第1編組部材12cの無駄を抑えることができる。
(5)第1芯線12aと第2芯線13a,14aとは、同じ長さ露出している。よって、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとを異なる長さ露出させた場合に比べて、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aの無駄を抑えつつ、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとをバランス良く接続することができる。
(6)2本の第2シールド電線13,14の2つの第2編組部材13c,14cで絶縁部16を覆っている。よって、1つの第1編組部材12cで絶縁部16を覆う場合に比べて、多い量の編組部材で絶縁部16を覆うことができ、圧着端子15周辺からの電磁波の放射をより抑制可能となる。
(7)下敷きリング17とかしめリング18とによって、例えば、煩雑な溶接作業等を行うことなく、かしめ固定によって、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを安定して容易に接続することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、2本の第2シールド電線13,14の2つの第2編組部材13c,14cで絶縁部16を覆うように構成したが、これに限定されず、1本の第2シールド電線の1つの第2編組部材で絶縁部16を覆うように構成してもよい。
例えば、図4に示すように、変更してもよい。この例では、ワイヤハーネス30は、シールド電線としての2本の第1シールド電線31,32と、シールド電線としての1本の第2シールド電線33とを備える。
第1シールド電線31,32は、芯線としての第1芯線31a,32aと、該第1芯線31a,32aの外周を覆う内側絶縁被覆31b,32bとを有している。また、第1シールド電線31,32は、内側絶縁被覆31b,32bの外周を覆う編組部材としての第1編組部材31c,32cと、第1編組部材31c,32cの外周を覆う外側絶縁被覆31d,32dとを有している。第2シールド電線33は、芯線としての第2芯線33aと、該第2芯線33aの外周を覆う内側絶縁被覆33bとを有している。また、第2シールド電線33は、内側絶縁被覆33bの外周を覆う編組部材としての第2編組部材33cと、第2編組部材33cの外周を覆う外側絶縁被覆33dとを有している。
そして、第2編組部材33cは、絶縁部16を覆って当該絶縁部16に直接接触しつつ第1編組部材31c,32cと直接接続されている。詳しくは、第1編組部材31c,32cは、外側絶縁被覆31d,32dから露出した部位が第1シールド電線31,32における外側絶縁被覆31d,32dの外周を覆うように折り返されたままの状態とされている。そして、第2編組部材33cは、外側絶縁被覆33dから露出した部位が絶縁部16を覆って当該絶縁部16に直接接触しつつ折り返された状態の第1編組部材31c,32cと直接接続されている。
ワイヤハーネス30は、下敷きリング34と、かしめリング35とを備える。この例の下敷きリング34及びかしめリング35は、上記実施形態の下敷きリング17及びかしめリング18よりも径が大きい。なお、下敷きリング34は、真円形のリングであり、内側に2本の第1シールド電線31,32が通される。下敷きリング34及びかしめリング35は、第1編組部材31c,32cが折り返される際には既に第1シールド電線31,32が通された状態で配置されている。そして、下敷きリング34は、外周側に第1編組部材31c,32c及び第2編組部材33cが配置される。かしめリング35は、下敷きリング34とで第1編組部材31c,32c及び第2編組部材33cを挟み込みつつ接続するようにかしめ固定される。
この例では、1本の第2シールド電線33の1つの第2編組部材33cで絶縁部16を覆っている。よって、2つの第1編組部材31c,32cで絶縁部16を覆う場合に比べて、絶縁部16の外周全周をバランス良く覆うことができ、圧着端子15周辺からの電磁波の放射をバランス良く抑制可能となる。すなわち、第2編組部材33cは、元々、筒状に形成されているため、1つの第2編組部材33cで絶縁部16を覆う場合では絶縁部16の外周全周を囲うように配置することができる。よって、絶縁部16の外周全周をバランス良く覆うことができ、圧着端子15周辺からの電磁波の放射をバランス良く抑制可能となる。なお、この例のワイヤハーネス30は、2本の第1シールド電線31,32を備えるとしたが、3本以上の第1シールド電線を備える構成としてもよい。
・上記実施形態では、防水部材19は、モールド樹脂であるとしたが、これに限定されず、他の構成にしてもよい。
例えば、図5に示すように、防水部材41を樹脂パイプ42とゴム栓43,44とで構成してもよい。樹脂パイプ42は、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14c等を覆う筒状に形成されている。そして、一方のゴム栓43は、樹脂パイプ42の一方側の開口端と外側絶縁被覆12dの外周との間を塞ぐように設けられ、他方のゴム栓44は、樹脂パイプ42の他方側の開口端と外側絶縁被覆13d,14dの外周との間を塞ぐように設けられている。
また、ワイヤハーネス11は、ゴム栓43,44のずれを防止するためのリテーナ45,46を備えている。リテーナ45,46は、ゴム栓43,44と隣接して外側絶縁被覆12d~14dの外周に固定され、ゴム栓43,44のずれ、すなわちゴム栓43,44の樹脂パイプ42からの抜けを防止する。
このようにしても、圧着端子15や第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cが被水することが防止される。
・上記実施形態では、第2編組部材13c,14cは、第1編組部材12cよりも長さが長く露出しているとしたが、これに限定されず、例えば、第1編組部材12cと第2編組部材13c,14cとを同じ長さだけ露出させてもよい。
・上記実施形態では、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとは、同じ長さ露出しているとしたが、これに限定されず、第1芯線12aと第2芯線13a,14aとを異なる長さ露出させてもよい。
・上記実施形態では、絶縁部16は、圧着端子15の外側に巻き付けられる絶縁テープであるとしたが、これに限定されず、他の絶縁部に変更してもよい。
例えば、上記実施形態の絶縁部16は、円筒状に形成された収縮チューブに変更してもよい。なお、円筒状に形成された収縮チューブは、圧着端子15の外側から配設可能に構成されていないため、例えば、収縮チューブに予め第1シールド電線12を通しておくといった必要がある。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス11は、2本の第2シールド電線13,14を備えるとしたが、3本以上の第2シールド電線を備える構成としてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス11は、下敷きリング17と、かしめリング18とを備えるとしたが、これに限定されず、下敷きリング17と、かしめリング18とを備えていなくてもよい。例えば、第1編組部材12cと第2編組部材13c,14cとを溶接してもよい。また、下敷きリング17及びかしめリング18以外の部材で第1編組部材12cと第2編組部材13c,14cとを接続してもよい。また、かしめリング18は、C字形状のCリングとしてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス11は、第1編組部材12c及び第2編組部材13c,14cを覆う防水部材19,41を備えるとしたが、これに限定されず、防水部材19,41を備えていない構成としてもよい。また、防水部材19,41は、同様の機能を有する他の構成としてもよく、例えば、収縮チューブ等の他の構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1芯線12a及び第2芯線13a,14aが接続されている接続部が圧着端子15を有する構成であるとしたが、接続部はこれに限定されず、例えば、芯線12a~14a同士が溶接にて接続されていてもよい。つまり、接続部は、圧着端子15に代えて溶接部を有する構成であってもよい。
・上記実施形態では、第1編組部材12cは、外側絶縁被覆12dから露出した部位が外側絶縁被覆12dの外周を覆うように折り返されたままの状態とされているとしたが、これに限定されず、外側絶縁被覆12dの外周を覆わない構成としてもよい。例えば、第1編組部材12cも第2編組部材13c,14cと同様に絶縁部16を覆うように配置されつつ第2編組部材13c,14cに接続される構成としてもよい。
11 ワイヤハーネス
12 第1シールド電線(シールド電線)
12a 第1芯線(芯線)
12b 内側絶縁被覆
12c 第1編組部材(編組部材)
12d 外側絶縁被覆
13 第2シールド電線(シールド電線)
13a 第2芯線(芯線)
13b 内側絶縁被覆
13c 第2編組部材(編組部材)
13d 外側絶縁被覆
14 第2シールド電線(シールド電線)
14a 第2芯線(芯線)
14b 内側絶縁被覆
14c 第2編組部材(編組部材)
14d 外側絶縁被覆
15 圧着端子(接続部)
16 絶縁部
17 下敷きリング
18 かしめリング
19 防水部材
20 成形型
21 接着剤
30 ワイヤハーネス
31 第1シールド電線(シールド電線)
31a 第1芯線(芯線)
31b 内側絶縁被覆
31c 第1編組部材(編組部材)
31d 外側絶縁被覆
32 第1シールド電線(シールド電線)
32a 第1芯線(芯線)
32b 内側絶縁被覆
32c 第1編組部材(編組部材)
32d 外側絶縁被覆
33 第2シールド電線(シールド電線)
33a 第2芯線(芯線)
33b 内側絶縁被覆
33c 第2編組部材(編組部材)
33d 外側絶縁被覆
34 下敷きリング
35 かしめリング
41 防水部材
42 樹脂パイプ
43 ゴム栓
44 ゴム栓
45 リテーナ
46 リテーナ

Claims (8)

  1. 芯線と該芯線の外周を覆う編組部材とを有する複数のシールド電線と、
    複数の前記芯線同士が接続されている接続部と、
    前記接続部の外周を覆う絶縁部と、を備えるワイヤハーネスであって、
    前記編組部材は、前記絶縁部を覆って当該絶縁部に直接接触しつつ他の前記シールド電線における前記編組部材と直接接続されているワイヤハーネス。
  2. 前記接続部は、前記複数のシールド電線においてそれぞれの前記編組部材から露出されたそれぞれの前記芯線が集約された部位に設けられる圧着端子を有する請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記シールド電線は、前記編組部材の外周を覆う外側絶縁被覆と、前記芯線と前記編組部材との間に介在される内側絶縁被覆とを有し、
    前記複数のシールド電線は、前記接続部を中心として互いに反対方向に延びる第1シールド電線と第2シールド電線とを有し、
    前記第1シールド電線における前記編組部材である第1編組部材は、前記外側絶縁被覆から露出した部位が前記第1シールド電線における前記外側絶縁被覆の外周を覆うように折り返され、
    前記第2シールド電線における前記編組部材である第2編組部材は、前記外側絶縁被覆から露出した部位が前記絶縁部を覆って当該絶縁部に直接接触しつつ前記第1編組部材と直接接続されている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記第2編組部材は、前記第1編組部材よりも前記外側絶縁被覆からの露出長さが長い請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記第1シールド電線における前記芯線である第1芯線と、前記第2シールド電線における前記芯線である第2芯線とは、それぞれの前記内側絶縁被覆からの露出長さが同じである請求項3または請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記第1シールド電線は1本であり、前記第2シールド電線は複数本である請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記第1シールド電線は複数本であり、前記第2シールド電線は1本である請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  8. 外周側に全ての前記シールド電線の全ての前記編組部材が配置される下敷きリングと、
    前記下敷きリングとで全ての前記編組部材を挟み込みつつ接続するようにかしめ固定されるかしめリングと、
    を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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