JP2023021576A - 配管ユニット - Google Patents

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Shotaro Yoshima
純史 近藤
Ayafumi Kondo
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Abstract

【課題】空調機のドレン配管に設けた排水トラップの点検頻度を抑制する。【解決手段】配管ユニット10は、ドレン水を排水する第1排水管21と、第1排水管21の途中に設けられる第1排水トラップ23と、第1排水管21における第1排水トラップ23の上流側から下流側までの区間をバイパスする第2排水管22と、第2排水管22の途中に設けられる第2排水トラップ24と、第2排水管22内のドレン水を検知する検知部27と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、配管ユニットに関する。
従来、空調機から発生するドレン水を排水するためのドレン配管の途中には、悪臭や害虫等がドレン配管を介して空調機に侵入することを防止するため排水トラップ(特許文献1参照)が設けられている。特許文献1の排水トラップは、内部に配置された弁体の動作によって、水封を保ちつつドレン水を排水する。
特開平8-53868号公報
前記排水トラップは、排水に含まれる粉塵や排水管内で発生するスライム等の異物が弁体に付着することで、弁体が動作しなくなる場合がある。この場合、空調機内からドレン水が排出されなくなり、ドレンパンから溢れ出たドレン水が空調機の外部へ漏出する。このような漏水の発生を未然に防ぐために、空調機のメンテナンスにおいては、ドレン配管に設けた排水トラップを日々点検している。
本開示は、空調機のドレン配管に設けた排水トラップの点検頻度を抑制することを目的とする。
(1)本開示の配管ユニットは、ドレン水を排水する第1排水管と、前記第1排水管の途中に設けられる第1排水トラップと、前記第1排水管における前記第1排水トラップの上流側から下流側までの区間をバイパスする第2排水管と、前記第2排水管の途中に設けられる第2排水トラップと、前記第2排水管内のドレン水を検知する検知部と、を備える。
本開示の配管ユニットによれば、第2排水管内のドレン水を検知部が検知することによって、ユーザが第1排水トラップの詰まりを把握できる。これにより、排水トラップのメンテナンス頻度を減らすことができる。第1排水トラップが詰まった場合に、第2排水管を通してドレン水を排水することができる。これにより、空調機からの漏水の発生を抑制することができる。
(2)本開示の配管ユニットは、前記第2排水管が、前記第1排水管における前記第1排水トラップの上流側から分岐する分岐部を有し、前記分岐部が、前記第1排水管との分岐点から遠ざかるに従って高位となる上向き部分を有すると好ましい。
この場合、第1排水トラップに異常がない場合に第2排水管へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップの詰まりの誤検知を抑制することができる。
(3)本開示の配管ユニットは、前記上向き部分の最下部と最上部との高低差が、当該上向き部分を構成する配管の管径以上であると好ましい。
この場合、第1排水トラップに異常がない場合に第2排水管へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップの詰まりの誤検知を抑制することができる。
(4)本開示の配管ユニットは、前記第1排水管が直管であると好ましい。
この場合、第1排水管を流れるドレン水をスムーズに流すことができる。これにより、第1排水管から第2排水管へドレン水が流れにくくなり、第1排水トラップの詰まりの誤検知を抑制することができる。
(5)本開示の配管ユニットは、前記第1排水管における前記分岐部との分岐点と前記第1排水トラップとの間の距離が50mm以上であると好ましい。
この場合、第1排水トラップに異常がない場合に第2排水管へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップの詰まりの誤検知を抑制することができる。
(6)本開示の配管ユニットは、前記検知部の検知に基づいて発報する報知部をさらに備えると好ましい。
この場合、第1排水トラップの詰まりを検知部が検知した場合に、報知部が報知することによって、ユーザが第1排水トラップの詰まりを容易に把握できる。これにより、排水トラップのメンテナンス頻度を減らすことができる。
(7)本開示の配管ユニットは、前記検知部が所定期間以上継続して前記第2排水管内のドレン水を検知した場合、前記報知部が外部信号を出力すると好ましい。
この場合、第1排水トラップに異常が発生している状態が所定期間以上継続した場合に、報知部が出力する外部信号によって、空調機を停止させることができる。これにより、空調機からの漏水の発生を抑制することができる。
本開示の第1実施形態に係る配管ユニットの概略的な構成図。 本開示の第1実施形態に係る配管ユニットを空調機に適用した場合の概略的な構成図。 本開示の配管ユニット及び空調機の制御ブロック図。 本開示の第2実施形態に係る配管ユニットの概略的な構成図。 本開示の第2実施形態に係る配管ユニットを空調機に適用した場合の概略的な構成図。
(配管ユニットの概要)
図1は、本開示の第1実施形態に係る配管ユニットの概略的な構成図である。図2は、本開示の第1実施形態に係る配管ユニットを空調機に適用した場合の概略的な構成図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る配管ユニット10(図1、図2参照)を第1配管ユニット11と称し、第2実施形態に係る配管ユニット10(図4、図5参照)を第2配管ユニット12と称する。以下の説明において、単に「配管ユニット10」と記載する場合は、第1及び第2配管ユニット11、12で共通する構成について説明している。
図1に示すように、配管ユニット10は、第1排水管21、第2排水管22、第1排水トラップ23、及び第2排水トラップ24を有する。
(第1排水管及び第2排水管)
第1排水管21は、通常時(第1排水トラップ23に異常がない場合)におけるドレン水の排水経路を形成する配管である。第2排水管22は、異常発生時(第1排水トラップ23に異常が生じた場合)におけるドレン水の排水経路を形成する配管である。本実施形態では、第1排水管21及び第2排水管22を、塩化ビニル管又は硬質塩化ビニル管を用いて構成している。なお、第1排水管21及び第2排水管22は、鋼管を用いて構成してもよく、部分的にホース等の可撓性を有する管材を用いて構成してもよい。
第2排水管22は、第1排水管21における第1排水トラップ23の上流側から下流側までの区間をバイパスする配管であり、分岐部25及び合流部26を有する。第2排水管22は、直管とチーズ、エルボ、ソケット等の各種継手とを組み合わせて構成されている。分岐部25は、第1排水管21から分岐された部位であり、第1排水管21に対する分岐部25の分岐点Pが、第1排水トラップ23の上流側に位置している。合流部26は、第1排水管21から分岐された部位であり、第1排水管21に対する合流部26の合流点Qが、第1排水トラップ23の下流側に位置している。
分岐部25は、上向き部分25aを有する。上向き部分25aは、分岐部25が第1排水管21との分岐点Pから遠ざかるに従って高位となる部分である。なお、本実施形態では、分岐部25の略全体が上向き部分25aとなっているが、本開示の配管ユニット10は、分岐部25の一部に上向き部分25aを有していればよい。
(第1排水トラップ及び第2排水トラップ)
第1排水トラップ23及び第2排水トラップ24は、ドレン配管を介して悪臭や害虫等が空調機に侵入することを防止するための装置である。第1排水トラップ23及び第2排水トラップ24は、内部に配置された弁体(図示省略)の動作によって、水封を保ちつつドレン水を排水することができる。配管ユニット10において、第1排水トラップ23は、第1排水管21の途中に配置され、第2排水トラップ24は、第2排水管22の途中に配置されている。
配管ユニット10は、上向き部分25aの最下部と最上部との高低差Hを、当該上向き部分25aを構成する配管の管径以上としている。具体的には、例えば、上向き部分25aを構成する配管の管径が40mmである場合、高低差Hを40mm以上とする。配管ユニット10は、第1排水トラップ23の上流側端部から分岐点Pまでの距離Lを、50mm以上としている。
このような配管ユニット10では、第1排水トラップ23に異常が発生し、ドレン水が第1排水管21を流れなくなった場合に、第1排水トラップ23をバイパスする第2排水管22によって、ドレン水を排水することができる。なお、配管ユニット10では、第2排水管22に第2排水トラップ24を設けているため、第2排水管22を介して悪臭や害虫等が侵入することがない。
(検知部)
図1に示すように、配管ユニット10は、さらに検知部27を有する。検知部27は、第2排水管22内のドレン水を検知する部位である。本開示の配管ユニット10では、水流センサによって検知部27を構成している。言い換えると、検知部27は、第2排水管22におけるドレン水の流れを検知する。なお、本実施形態では、検知部27によって、第2排水管22内のドレン水の流れを検知しているが、本開示の配管ユニット10における検知部としては、第2排水管22におけるドレン水の有無を検知するセンサ(漏水検知帯等)を用いてもよい。なお、本実施形態の配管ユニット10では、第2排水トラップ24の上流側に検知部27を配置しているが、検知部27は、第2排水トラップ24の上流側に配置してもよく、さらに、第2排水トラップ24の上流側と下流側の両方に配置してもよい。第2排水トラップ24の上流側と下流側の両方に検知部27を配置した場合、両方の検知部27の検知結果に基づいて、第2排水トラップ24の故障を検知することが可能となる。
(報知部)
図1に示すように、本開示の配管ユニット10は、さらに報知部28を有する。報知部28は、検知部27が第2排水管22内のドレン水を検知したときに発報する部位である。報知部28としては、例えば、音と光を発する装置を用いることができる。配管ユニット10では、第1排水トラップ23に異常が発生し第2排水管22にドレン水が流れた場合、検知部27が第2排水管22内のドレン水を検知し、報知部28が発報する。さらに、報知部28は、検知部27による第2排水管22内のドレン水の検知が所定時間以上継続した場合、外部に信号を出力することができる。なお、本開示の配管ユニット10では、報知部28を省略してもよい。この場合、既存の監視装置に検知部27の検知信号を入力し、前記監視装置によってユーザに報知する構成としてもよい。
(空調機に対する配管ユニットの配置例)
図2に示すように、配管ユニット10は、空調機30に接続されたドレン配管35の途中に配置して使用する。なお、本実施形態では、空調機30のドレン配管35に配管ユニット10を設けた場合を例示しているが、本開示の配管ユニット10を設けるドレン配管は、空調機以外の装置から排出されるドレン水を排出する配管であってもよい。
(空調機)
図2に示すように、配管ユニット10の適用対象となる空調機30は、ケーシング31、熱交換器32、及びドレンパン33を備えている。空調機30は、さらに図示しない給気ファンを備えており、給気ファンによって、ケーシング31内に導入される空気を熱交換器32を通して空調対象空間に給気する。なお、本実施形態では、配管ユニット10の適用対象が、給気ファンを備えた空調機である場合を例示しているが、本開示の配管ユニット10は、給気ファンを含まないコイルユニットに適用してもよい。
空調機30では、ケーシング31内を流れる空気が熱交換器32を通過する際に発生したドレン水(凝縮水)が、熱交換器32からドレンパン33に滴下する。ドレンパン33で集められたドレン水は、ドレン排出口34からケーシング31の外部に排出される。ドレン排出口34から排出されたドレン水は、ドレンパン33の下端より下方に向かって延びるドレン配管35を通って、図示しない下水管等の排水設備に排水される。ドレン配管35は上下方向に延びており、ドレン水は、ドレン配管35内を自然流下する。
(制御部)
図3に示すように、空調機30は、さらに制御部36を有する。制御部36は、空調機30の動作を制御する装置であり、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。制御部36は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。制御部36は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。
制御部36は、配管ユニット10の報知部28に接続されている。制御部36は、報知部28からの信号が入力されると、空調機30を停止させる。
(第1実施形態に係る配管ユニットの詳細な説明)
図2に示すように、第1配管ユニット11は、ドレン配管35の竪管部分の途中に設けられる。第1配管ユニット11では、第1排水管21を上下方向に向けた姿勢で使用する。第1配管ユニット11は、上向き部分25aの最上部がドレン排出口34に比べて低位となるように配置する。第1配管ユニット11では、第1排水トラップ23及び第2排水トラップ24として、竪管の途中に設けることができるタイプの排水トラップを使用する。第1配管ユニット11では、例えば、フラップ状の弁体(図示省略)を有し、ドレン水の重みで弁体が揺動するタイプの排水トラップを使用することができる。なお、図2では、第1配管ユニット11における上向き部分25aの最下部と最上部との高低差Hを、高低差H1と記載し、第1配管ユニット11における第1排水トラップ23の上流側端部から分岐点Pまでの距離Lを、距離L1と記載している。本実施形態で示した第1配管ユニット11は、上向き部分25aが水平方向に対して傾斜する方向に延びているが、第1配管ユニット11における上向き部分25aは、鉛直方向に延びていてもよい。
(第1配管ユニットにおけるドレン水の流れについて)
以下では、図2を参照して、第1配管ユニット11におけるドレン水の流れについて説明する。
(第1排水トラップに故障が発生していない場合)
第1配管ユニット11において、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、空調機30で発生したドレン水は、ドレン配管35を通って第1排水管21に流入する。ドレン水は、第1排水トラップ23を通過し、第1排水管21から下流に排出される。このように、第1配管ユニット11では、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、第2排水管22にドレン水が流れ込まない。より詳しくは、第2排水管22は、上向き部分25aを有しているため、第1排水管21を自然に流下するドレン水が、上向き部分25aを越えて第2排水管22を流れることがない。仮に、第1排水管21を流れるドレン水が分岐部25に流れ込んだとしても、そのドレン水は上向き部分25aによって第1排水管21側へ自然に戻される。このため、第1配管ユニット11では、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、第2排水管22の途中に設けた検知部27が、ドレン水を検知することがない。なお、第1配管ユニット11では第1排水管21を直管で構成しているため、ドレン水が上から下へとスムーズに流れる。このため、第1配管ユニット11では、第1排水管21から第2排水管22側へ向かうようなドレン水の流れが生じにくい。
(第1排水トラップに故障が発生している場合)
第1配管ユニット11において、第1排水トラップ23に故障が発生している場合、空調機30で発生したドレン水は、ドレン配管35を通って第1排水管21に流入する。ここで、ドレン水は、第1排水トラップ23で堰き止められて水位が上昇し、やがて分岐部25から第2排水管22に流入する。水位がさらに上昇すると、ドレン水は、上向き部分25aを越えて第2排水管22を流れる。その後ドレン水は、第2排水トラップ24を通って、第1排水トラップ23より下流側の合流部26で第1排水管21に合流し、ドレン配管35へ排出される。
このとき第1配管ユニット11では、検知部27が、第2排水管22を流れるドレン水を検知し、報知部28によって報知する。第1配管ユニット11では、第1排水トラップ23に故障が発生した場合、報知部28によって報知されるため、日々のメンテナンスにおいて、第1排水トラップ23の点検を省略することが可能となる。第1配管ユニット11では、第1排水トラップ23に故障が発生した場合、第2排水管22によってドレン水を排水ことができるため、第1排水トラップ23が故障した場合であっても、空調機30から水漏れすることがない。
(第2実施形態に係る配管ユニットの詳細な説明)
図4は、本開示の第2実施形態に係る配管ユニットの概略的な構成図である。図5は、本開示の第2実施形態に係る配管ユニットを空調機に適用した場合の概略的な構成図である。図4及び図5に示すように、第2配管ユニット12は、ドレン配管35の横引き部分37の途中に設けられ、第1排水管21を横方向に向けた姿勢で使用する点で第1配管ユニット11と異なっている。第2配管ユニット12は、上向き部分25aの最上部がドレン排出口34に比べて低位となるように配置する。第2配管ユニット12では、第1排水トラップ23及び第2排水トラップ24として、横引き管の途中に設けることができるタイプの排水トラップを使用する。第2配管ユニット12では、例えば、フロート式の弁体(図示省略)を有し、溜まったドレン水から受ける浮力で弁体が作動する(浮き上がる)タイプの排水トラップを使用することができる。第2配管ユニット12は、異なるタイプの排水トラップを使用している点も、第1配管ユニット11と異なっている。なお、図4及び図5に示す第2配管ユニット12において、第1配管ユニット11と構成が共通する部分については同じ符号を付しており、特に説明する場合を除き、同じ符号を付した部分の説明は省略する。図5では、第2配管ユニット12における上向き部分25aの最下部と最上部との高低差Hを、高低差H2と記載し、第2配管ユニット12における第1排水トラップ23の上流側端部から分岐点Pまでの距離Lを、距離L2と記載している。本実施形態で示した第2配管ユニット12は、上向き部分25aが鉛直方向に延びているが、第2配管ユニット12における上向き部分25aは、水平方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。
(第2配管ユニットにおけるドレン水の流れについて)
以下では、図4及び図5を参照して、第2配管ユニット12におけるドレン水の流れについて説明する。
(第1排水トラップに故障が発生していない場合)
第2配管ユニット12において、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、空調機30で発生したドレン水は、ドレン配管35及び横引き部分37を通って第1排水管21に流入する。ドレン水は、第1排水トラップ23を通過し、第1排水管21から下流に排出される。このように、第2配管ユニット12では、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、第2排水管22にドレン水が流れない。より詳しくは、第2排水管22は、上向き部分25aを有しているため、第1排水管21を自然に流下するドレン水が、上向き部分25aを越えて第2排水管22を流れることがない。仮に、第1排水管21を流れるドレン水が分岐部25に流れ込んだとしても、そのドレン水は上向き部分25aによって第1排水管21側に戻される。このため、第2配管ユニット12では、第1排水トラップ23に故障が発生していない場合、第2排水管22の途中に設けた検知部27が、ドレン水を検知することがない。なお、第2配管ユニット12では第1排水管21を直管で構成しているため、ドレン水が第1排水管21に沿ってスムーズに流れる。このため、第2配管ユニット12では、第1排水管21から第2排水管22側へ向かうドレン水の流れが生じにくい。
(第1排水トラップに故障が発生している場合)
第2配管ユニット12において、第1排水トラップ23に故障が発生している場合、空調機30で発生したドレン水は、ドレン配管35及び横引き部分37を通って第1排水管21に流入する。ここで、ドレン水は、第1排水トラップ23で堰き止められて水位が上昇し、やがて分岐部25から第2排水管22に流入する。第2配管ユニット12では、水位がさらに上昇すると、ドレン水が上向き部分25aを越えて第2排水管22を流れる。その後ドレン水は、第2排水トラップ24を通って、第1排水トラップ23より下流側の合流部26で第1排水管21に合流し、ドレン配管35へ排出される。
このとき第2配管ユニット12では、検知部27が、第2排水管22を流れるドレン水を検知し、報知部28によって報知する。第2配管ユニット12では、第1排水トラップ23に故障が発生した場合、報知部28によって報知されるため、日々のメンテナンスにおいて、第1排水トラップ23の点検を省略することが可能となる。第2配管ユニット12では、第1排水トラップ23に故障が発生した場合、第2排水管22によってドレン水を排水することができるため、第1排水トラップ23が故障した場合であっても、空調機30から水漏れすることがない。
[実施形態の作用効果]
(1)本開示の配管ユニット10は、ドレン水を排水する第1排水管21と、第1排水管21の途中に設けられる第1排水トラップ23と、第1排水管21における第1排水トラップ23の上流側から下流側までの区間をバイパスする第2排水管22と、第2排水管22の途中に設けられる第2排水トラップ24と、第2排水管22内のドレン水を検知する検知部27と、を備える。
このような配管ユニット10によれば、第2排水管22内のドレン水を検知部27が検知することによって、ユーザが第1排水トラップ23の詰まりを把握できる。これにより、排水トラップのメンテナンス頻度を減らすことができる。第1排水トラップ23が詰まった場合に、第2排水管22を通してドレン水を排水することができる。これにより、空調機30からの漏水の発生を抑制することができる。
(2)本開示の配管ユニット10は、第2排水管22が、第1排水管21における第1排水トラップ23の上流側から分岐する分岐部25を有し、分岐部25が、第1排水管21との分岐点Pから遠ざかるに従って高位となる上向き部分25aを有する。
このような配管ユニット10によれば、第1排水トラップ23に異常がない場合に第2排水管22へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップ23の詰まりの誤検知を抑制することができる。
(3)本開示の配管ユニット10は、上向き部分25aの最下部と最上部との高低差H1,H2が、当該上向き部分25aを構成する配管の管径以上である。
このような配管ユニット10によれば、第1排水トラップ23に異常がない場合に第2排水管22へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップ23の詰まりの誤検知を抑制することができる。
(4)本開示の配管ユニット10は、第1排水管21が直管である。
このような配管ユニット10によれば、第1排水管21を流れるドレン水をスムーズに流すことができる。これにより、第1排水管21から第2排水管22へドレン水が流れにくくなり、第1排水トラップ23の詰まりの誤検知を抑制することができる。
(5)本開示の配管ユニット10は、第1排水管21における分岐部25との分岐点Pと第1排水トラップ23との間の距離L1,L2が50mm以上である。
このような配管ユニット10によれば、第1排水トラップ23に異常がない場合に第2排水管22へドレン水が流れ込むのを抑制することができる。これにより、第1排水トラップ23の詰まりの誤検知を抑制することができる。
(6)本開示の配管ユニット10は、検知部27の検知に基づいて発報する報知部28をさらに備えている。
このような配管ユニット10によれば、第1排水トラップ23の詰まりを検知部27が検知した場合に、報知部28が報知することによって、ユーザが第1排水トラップ23の詰まりを容易に把握できる。これにより、排水トラップのメンテナンス頻度を減らすことができる。
(7)本開示の配管ユニット10は、検知部27が所定期間以上継続して第2排水管22内のドレン水を検知した場合、報知部27が外部信号を出力する。
このような配管ユニット10によれば、第1排水トラップ23に異常が発生している状態が所定期間以上継続した場合に、報知部28が出力する外部信号によって、空調機30を停止させることができる。これにより、空調機30からの漏水の発生を抑制することができる。
なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 :配管ユニット
11 :第1配管ユニット(配管ユニット)
12 :第2配管ユニット(配管ユニット)
21 :第1排水管
22 :第2排水管
23 :第1排水トラップ
24 :第2排水トラップ
25 :分岐部
25a :上向き部分
27 :検知部
28 :報知部
P :(第1排水管に対する第2排水管の)分岐点
H,H1,H2 :(上向き部分の最上部及び最下部の)高低差
L,L1,L2 :(第1排水トラップから分岐点までの)距離

Claims (7)

  1. ドレン水を排水する第1排水管(21)と、
    前記第1排水管(21)の途中に設けられる第1排水トラップ(23)と、
    前記第1排水管(21)における前記第1排水トラップ(23)の上流側から下流側までの区間をバイパスする第2排水管(22)と、
    前記第2排水管(22)の途中に設けられる第2排水トラップ(24)と、
    前記第2排水管(22)内のドレン水を検知する検知部(27)と、
    を備える、配管ユニット(10)。
  2. 前記第2排水管(22)が、前記第1排水管(21)における前記第1排水トラップ(23)の上流側から分岐する分岐部(25)を有し、
    前記分岐部(25)が、前記第1排水管(21)との分岐点(P)から遠ざかるに従って高位となる上向き部分(25a)を有する、請求項1に記載の配管ユニット(10)。
  3. 前記上向き部分(25a)の最下部と最上部との高低差(H)が、当該上向き部分(25a)を構成する配管の管径以上である、請求項2に記載の配管ユニット(10)。
  4. 前記第1排水管(21)が直管である、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の配管ユニット(10)。
  5. 前記第1排水管(21)における前記分岐部(25)との分岐点(P)と前記第1排水トラップ(23)との間の距離(L)が50mm以上である、請求項2から請求項4の何れか一項に記載の配管ユニット(10)。
  6. 前記検知部(27)の検知に基づいて発報する報知部(28)をさらに備える、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の配管ユニット(10)。
  7. 前記検知部(27)が所定期間以上継続して前記第2排水管(22)内のドレン水を検知した場合、前記報知部(28)が外部信号を出力する、請求項6に記載の配管ユニット(10)。
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