JP2023020236A - コンバイン等の収穫機の走行クローラ - Google Patents

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一志 大原
Kazushi Ohara
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

Figure 2023020236000001
【課題】クローラベルトを巻回する後部側の従動輪において、クローラベルトが持ち回ってくる泥土が侵入、滞留し、クローラベルトが浮き上がり、従動輪フレーム上にも泥土が堆積し、クローラベルトを押し上げ、且つ、外側に押し出す力が加わり、クローラベルトの脱輪が発生する問題があった。
【解決手段】
クローラベルト(15)を巻回する後部側の従動輪(14)において、クローラベルト(15)が持ち回ってくる泥土を下方へ流出落下させると同時に左右の走行クローラ(2),(2)間における轍間内側方向へ泥土を導き出す泥土導出手段(17)を設ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、コンバイン等における収穫機の走行クローラに関する。
従来、コンバイン等の走行クローラにおいて、クローラベルトを巻回する従動輪(緊張輪)には、クローラベルトが持ち回ってくる泥土を下方へ落下させると同時に左右のクローラ間における轍間内側方向へ泥土を導き出す手段がないため、侵入した泥土が滞留し、クローラベルトが浮き上がり、従動輪フレーム上にも泥土が堆積し、クローラベルトを押し上げ、且つ、外側に押し出す力が加わり、クローラベルトの脱輪が発生する問題があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-52449号公報
本発明は、クローラベルトを巻回する後部側の従動輪において、クローラベルトが持ち回ってくる泥土を下方へ落下させると同時に左右の走行クローラ間における轍間内側方向へ泥土を導き出す泥土導出手段を設けることによって、上記従来の問題点を解消することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、クローラベルト(15)を巻回する後部側の従動輪(14)において、クローラベルト(15)が持ち回ってくる泥土を下方へ流出落下させると同時に左右の走行クローラ(2),(2)間における轍間内側方向へ泥土を導き出す泥土導出手段(17)を設けてあることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記泥土導出手段(17)は、従動輪(14)下部側から上方側に向けて轍間内側方向へ傾斜する泥土導出板(18)であることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2おいて、前記泥土導出板(17)は、下端側を従動輪(14)に近接させ、上端側は従動輪(14)の支持フレーム(19)に対する締付固定ナット(20)を覆い隠す状態に延出させてあることを特徴とする。
以上要するに、請求項1記載の本発明によれば、特に粘土質の圃場での作業の場合には、クローラベルトが持ち回ってくる泥土を泥土導出手段が下方へ流出落下させると同時に轍間内側方向へ泥土を導き出すので、泥土の侵入、滞留によってクローラベルトの浮き上がりがなく、また、従動輪支持フレーム上でも泥土の堆積がなく、クローラベルトの脱輪を未然に防止することができる。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、クローラベルトが持ち回ってくる泥土を簡単な構成の傾斜導出板によって容易に除去でき、従動輪の支持フレーム上にも泥土の堆積がなく、クローラベルトの脱輪発生を防止することができる。
請求項3記載の本発明によれば、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、傾斜導出板の上端側が従動輪の支持フレームに対する締付固定ナットを覆い隠すので、締付固定ナットに巻き付く前に藁屑などがその傾斜導出板によって外側へ泥土と共に流出案内されることになり、巻付きがなくなって以後の除去、清掃などの処理が容易に行える。
本発明の実施の形態にかかる汎用コンバインの側面図 同上汎用コンバインの走行クローラ要部の側面図 同上要部の背面図 同上要部の背面図 同上要部の側面図 本発明の別の実施例におけるコーン収穫機の側面図 同上要部の平面図 同上コーン収穫機の平面図 同上コーン収穫機の側面図 本発明の別の実施例における汎用コンバイン要部の側面図 同上要部の平面図 同上汎用コンバインの刈取制御に関する要部の側面図
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、稲や麦等の作物を収穫する汎用コンバインを示すもので、下部に走行クローラ1を備えた機体2の前側には、作物茎稈を掻き込む掻込リール3と、掻き込まれた茎稈作物を切断するバリカン式刈刃4と、切断された作物をテーブル5内を経て横送りする掻込オーガ等からなる刈取前処理部6が備えられている。
横送りされた作物はフイーダハウス7内のフイードコンベアによって揚上搬送して機体後部に搭載する脱穀部8内に全稈投入されるようになっている。
刈取前処理部6の横側には、運転席9や操作ボックス10等からなる運転操作部が備えられ、その後方には、満杯になった収穫物を機外に排出する排出オーガ11を備えたグレンタンク12が塔載されている。
走行クローラ2は、前部の駆動輪13と後部の従動輪14との間にクローラベルト15が巻回され、駆動輪13と従動輪14との間には、数個の転輪16が配設され、クローラベルト15を地面側に接圧保持するようになっている。
図2及び図3に示すように、クローラベルト15を巻回する後部側の従動輪14において、クローラベルト15が持ち回ってくる泥土を下方へ流出落下させると同時に、左右のクローラ2,2間における轍間内側方向へ泥土を導き出す泥土導出手段17が設けられている。これによると、特に粘土質の圃場での走行中においては、クローラベルト15が持ち回ってくる泥土を泥土導出手段17が下方へ落下させると同時に轍間内側方向へ泥土を導き出すので、泥土の侵入、滞留によってクローラベルト15の浮き上がりがなく、また、従動輪支持フレーム19上での泥土の堆積もなくなり、クローラベルト15の脱輪を未然に防止することができる。
前記泥土導出手段17は、従動輪14の下部側から上方側に向けて轍間内側方向へ傾斜する泥土導出板(以下、泥土傾斜導出板とも云う)18によって構成されている。従って、クローラベルト15が持ち回ってくる泥土を簡単な構成の泥土傾斜導出板によって容易に除去でき、従動輪の支持フレーム19上にも泥土の堆積がなくなり、クローラベルト15の脱輪発生を防止することできる。
また、泥土導出板18は、下端側を従動輪14に近接させ、上端側は従動輪14を支持する支持フレーム19への締付固定ナット20を覆い隠すような位置まで延出させてあるので、締付固定ナット20に巻き付く前に藁屑などがその泥土導出板18によって泥土と共に外側へ流出案内されることになり、締付固定ナット20への巻付きがなくなって以後の除去、清掃などの処理が容易に行える。
なお、泥土導出板18は、圃場条件によって着脱可能に構成しておくことが望ましい。畦作業等圃場条件が異なると、泥土導出板がクローラと干渉し、クローラの損傷を招いていたが、取り付け、取り外しがナット1個で容易に着脱できる。
図4及び図5に示すように、泥土傾斜導出板18と従動輪14との間にスクレーパ21を設けておくと、スクレーパ21が従動輪14と一緒に回転するため、除去作用がより向上する。従って、泥詰りによる固着がなくなり、清掃が容易に行える。
次に、別実施例について説明する。
図6の例においては、コーン収穫機に関するものであるが、コーンヘッド26の掻込オーガ23の上部にオーガラセン前側外周より後方上方に向けて傾斜する上部カバー24を設ける。
すなわち、コーンが茎から離脱する際、茎が倒れてくると、上部カバー24が前に張り出している際は送り作用がなくなり、停滞して詰まりが生じていた。また、上部カバー24が地面に対し平行に設置していると、塵埃が堆積し、上部カバー24がないと塵埃が運転者にふりかかり、長時間の作業には苦痛であった。
ところが、上部カバー24は後上がりの傾斜になっているため、コーンの茎が倒れ掛かってもラセンの作用で集送部へ搬送され、詰りが解消できる。
また、上部カバー24が傾斜していることで、塵埃が前側下方に滑り落ちて堆積せず、オーガ上部を覆っているため、オーガー11から舞い上がる塵埃から運転者は保護され、長時間の作業でも快適な作業が行える。
更に、上部カバー24の先端が尖ったような状態になっていると、コーンが茎から離脱する際、茎が倒れてくると、茎が折れたり、詰まりを招き、コーンの子実に損傷を与えていたが、上部カバーの先端部において、上部カバー24の傾斜角度より大きく屈折する屈折面26を設けることで、茎の折れがなくなると共にコーンの子実の損傷を防止することができる。
なお、上部カバー先端の屈折面は、テーブル5先端からカバー折れ点を結んだライン近辺に折れ面を設けることが望ましい。
図7の例においては、コーンヘッド26の構成において、エレベータ27とコーンヘッド26の合わせ部であるエレベータ左側周辺にコーンヘッド26の揺動開閉可能な回動支点28を設ける構成とすることで、コーンヘッド26が大きく開放することになり、作業者が入り易くなって、詰まり除去作業が容易に行え、トラブル解消の停止時間が大幅に短縮され、能率アップとなり得る。なお、ロック解除可能な開放レバー29の操作で、ワンタッチでコーンヘッド26を開閉できれば、作業が一層容易に行え、能率的に行える。
また、図8及び図9の例に示すように、コーンヘッド26の右前部に補助輪30を装着可能に設けることで、重いコーンヘッド26を左前方に大きく開放でき、開閉操作が軽く容易に行える。
図10及び図11の例に示す構成は、全稈投入型汎用コンバインの刈取詰り除去工具に関するものであるが、この刈取詰り除去工具31は、刈取部の周辺適所、実施例では刈取ギヤボックス35近くにおいて収納具32の固定ノブ33等で固定し、刈取詰り除去工具31を収納位置から取り外すと安全スイッチ34の働きによってエンジンが停止するようになっている。従って、刈取詰り除去工具31を使用する場合は収納位置より外すため、必ずエンジンが停止し、安全に除去作業が可能となる。
なお、安全スイッチ34は、工具の締付固定箇所周辺近くに設けておくと、安全スイッチ34の感知が確実化され、安心して除去作業が可能となる。
次に、図12の例に示す汎用コンバインの枕扱ぎ制御において、枕扱ぎレバー36を「入り」にすると、掻込リール3と刈刃4の伝動が遮断され、掻込リールの高さが自動的に上昇する構成になっている。従来は、枕扱ぎレバーを「入り」にすると、リールと刈刃の伝動が遮断されるのみで、リール高さが下がっていると、その高さを上げる操作をしなくてはならず、余分な操作が必要であった。本例によると、リールの高さが自動的に上昇するため、余分な操作が不用となる。
また、枕扱ぎレバー36を「入り」にすると、リールと刈刃の伝動が遮断され、リール高さが自動的に上昇、リール前後位置が最前部、刈取部又は車体全体が左傾斜(エレベータ側)に自動制御することもできる。また、枕扱ぎレバーを「切り」にすると、リール高さ、前後も車体も自動的に元の位置に戻るよう制御することは勿論である。この場合、特に、刈取部又は車体が左側に傾斜すると、作物子実が流れ易くなり、作業能率もアップする。
なお、掻込リール3は、リールアーム39が横軸芯37回りに上下動し、上下動シリンダ38によって制御するようになっている。
2 走行クローラ
14 従動輪
15 クローラベルト
17 泥土導出手段
18 泥土導出板
19 支持フレーム
20 締付固定ナット

Claims (3)

  1. クローラベルト(15)を巻回する後部側の従動輪(14)において、クローラベルト(15)が持ち回ってくる泥土を下方へ流出落下させると同時に左右の走行クローラ(2),(2)間における轍間内側方向へ泥土を導き出す泥土導出手段(17)を設けてあることを特徴とするコンバイン等の収穫機の走行クローラ。
  2. 前記泥土導出手段(17)は、従動輪(14)下部側から上方側に向けて轍間内側方向へ傾斜する泥土導出板(18)であることを特徴とする請求項1記載のコンバイン等の収穫機の走行クローラ。
  3. 前記泥土導出板(17)は、下端側を従動輪(14)に近接させ、上端側は従動輪(14)の支持フレーム(19)に対する締付固定ナット(20)を覆い隠す状態に延出させてあることを特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン等の収穫機の走行クローラ。
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