JP2023019123A - 防振ゴム生成装置 - Google Patents

防振ゴム生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023019123A
JP2023019123A JP2021123612A JP2021123612A JP2023019123A JP 2023019123 A JP2023019123 A JP 2023019123A JP 2021123612 A JP2021123612 A JP 2021123612A JP 2021123612 A JP2021123612 A JP 2021123612A JP 2023019123 A JP2023019123 A JP 2023019123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
liquid resin
vibration
piston
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021123612A
Other languages
English (en)
Inventor
章文 鈴木
Akifumi Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2021123612A priority Critical patent/JP2023019123A/ja
Publication of JP2023019123A publication Critical patent/JP2023019123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意したりしなくてもよくなり、容易に防振ゴムを設置できる防振ゴム生成装置を提供すること。【解決手段】防振ゴム生成装置1は、第一の液状樹脂101を収容した第一のシリンダー11と第二の液状樹脂102を収容した第二のシリンダー12とが並設されたシリンダーユニット10と、第一のシリンダー11に対応した第一のピストン25と第二のシリンダー12に対応した第二のピストン26と、第一のピストン25と第二のピストン26とを進出させ第一のシリンダー11から第一の液状樹脂101を吐出させると共に第二のシリンダー12から第二の液状樹脂102を吐出させ混合して外部に噴出するノズル23を備えた混合ユニット20と、を備え、適宜の形状、大きさに防振ゴム104を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、防振ゴム生成装置に関する。
物の振動や滑りを抑制するために設置する防振ゴムは、様々なところで用いられている(例えば、特許文献1参照)。たとえば、靴底や家具、家電の下、ドアやドア枠の戸当たりに設置したりする。また、各種製造工場等でも、物が当たったり振動したりする物や、物と物との隙間に設置することがある。
特開2004-176761号公報
こうした防振ゴムは、予めシート状に販売されている物を適当な大きさに切りとり、接着剤や粘着テープで任意の位置に固定する。そのため、防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意する必要があるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意したりしなくてもよくなり、容易に防振ゴムを設置できる防振ゴム生成装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の防振ゴム生成装置は、第一の液状樹脂と第二の液状樹脂とを混合して防振ゴムを生成する防振ゴム生成装置であって、第一の液状樹脂を収容した第一のシリンダーと第二の液状樹脂を収容した第二のシリンダーとが並設されたシリンダーユニットと、該第一のシリンダーに対応した第一のピストンと該第二のシリンダーに対応した第二のピストンと、該第一のピストンと該第二のピストンとを進出させ該第一のシリンダーから第一の液状樹脂を吐出させると共に該第二のシリンダーから第二の液状樹脂を吐出させ混合して外部に噴出するノズルを備えた混合ユニットと、を備え、該シリンダーユニットを該混合ユニットに装着し、適宜の形状、大きさに防振ゴムを生成するものである。
本発明は、防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意したりしなくてもよくなり、容易に防振ゴムを設置できる。
図1は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の構成例を示す模式図である。 図2は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第1例を示す図である。 図3は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第2例を示す図である。 図4は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第2例を示す図である。 図5は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第2例を示す図である。 図6は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第3例を示す図である。 図7は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第4例を示す図である。 図8は、実施形態に係る防振ゴム生成装置の使用の第4例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る防振ゴム生成装置1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の構成例を示す模式図である。実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、図1に示すように、シリンダーユニット10と、混合ユニット20と、を備え、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とを混合して防振ゴム104(図3等参照)を生成する。
防振ゴム生成装置1により生成される防振ゴム104は、本実施形態では、ゲル状の物質、すなわち、高い粘性を持つものの高い流動性を有さず、全体としては固体状の物質である。防振ゴム104は、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが混合されて混合樹脂103が形成され、混合樹脂103内で第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが所定の時間内に架橋、すなわち化学反応を起こして共有結合のネットワークを形成することにより、生成される。本実施形態では、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とのうち少なくとも一方が、空気中の成分である水と反応しやすい化合物を含む。また、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とから生成された防振ゴム104は、空気中の成分に対して化学的に安定な化合物で形成される。
本実施形態では、第一の液状樹脂101は、具体的には、ポリオール及びアミン化合物を主成分として含む。また、第二の液状樹脂102は、具体的には、空気中の水と非常に反応しやすいイソシアネート化合物を主成分として含む。また、本実施形態では、防振ゴム104は、具体的には、ポリオールとイソシアネート化合物とから生成されるポリウレタン、及び、アミン化合物とイソシアネート化合物とから生成されるポリウレアを主成分として含む。ここで、化合物を主成分として含むとは、各液状樹脂101,102や防振ゴム104の全体の質量に対する当該化合物の質量の割合が少なくとも50質量%以上であり、好ましくは65質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上であることをいう。なお、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とは、互いに入れ替えてもよい。
また、本実施形態では、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とは、いずれも実質的に水を含まない。水は、意図的に添加せず、なおかつ、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが水を含む空気に触れないように取り扱えば、基本的に第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とには実質的に含まれない。ここで、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが実質的に水を含まないとは、水が、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102との成分や化学反応に影響を及ぼし得る所定の閾値以下の量しか含まないことをいう。
シリンダーユニット10は、図1に示すように、第一のシリンダー11と、第二のシリンダー12とを備える。シリンダーユニット10は、本実施形態では円筒状に形成され、それぞれ軸方向に直交する断面積が等しい半円筒状に形成された第一のシリンダー11と第二のシリンダー12とが互いに分離されて並設されている。第一のシリンダー11は、内部に第一の液状樹脂101が収容される。第二のシリンダー12は、内部に第二の液状樹脂102が収容される。
シリンダーユニット10は、先端側に、混合ユニット20の合流部22の基端側が接続される。図1に示すように、第一のシリンダー11の先端側には、第一の吐出口13が設けられており、第一の吐出口13を介して混合ユニット20の合流部22と接続されている。第一の吐出口13は、先端に向かって力が加えられた場合、第一のシリンダー11の先端と合流部22との間を連通し、第一のシリンダー11の先端から第一の液状樹脂101を合流部22に吐出可能となる。また、図1に示すように、第二のシリンダー12の先端側の内周領域には、第二の吐出口14が設けられており、第二の吐出口14を介して混合ユニット20の合流部22と接続されている。第二の吐出口14は、先端に向かって力が加えられた場合、第二のシリンダー12の先端と合流部22との間を連通し、第二のシリンダー12の先端から第二の液状樹脂102を合流部22に吐出可能となる。
本実施形態では、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とは、ある程度の粘性を有するので、後述する第一のピストン25及び第二のピストン26をそれぞれ第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12に押し込まなければ、第一の吐出口13と第二の吐出口14とを通じて合流部22に流入しない。なお、本発明ではこれに限定されず、第一の吐出口13と第二の吐出口14とに弁を設け、弁を開閉可能にしてもよい。
混合ユニット20は、図1に示すように、ピストンユニット21と、合流部22と、ノズル23と、エレメント24とを備える。ピストンユニット21は、第一のピストン25と、第二のピストン26と、連結板27とを備える。混合ユニット20は、第一のシリンダー11に充填された第一の液状樹脂101と、第二のシリンダー12に充填された第二の液状樹脂102とを混合して外部に噴出する。
第一のピストン25は、第一のシリンダー11に対応しており、第一のピストン25の先端部28側が第一のシリンダー11に基端側から挿入されて使用される。第一のピストン25の先端部28は、第一のシリンダー11の内面との間で密封状態を維持しながらスライド可能に係合している。第二のピストン26は、第二のシリンダー12に対応しており、第二のピストン26の先端部29側が第二のシリンダー12に基端側から挿入されて使用される。第二のピストン26の先端部29は、第二のシリンダー12の内面との間で密封状態を維持しながらスライド可能に係合している。第一のピストン25の先端部28及び第二のピストン26の先端部29は、例えば、それぞれ第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12の内面との間で密封状態を維持する不図示のガスケットやパッキンが設けられている。
連結板27は、円板状の部材であり、第一のピストン25の基端部と第二のピストン26の基端部とを連結する。連結板27は、第一のシリンダー11に対する第一のピストン25のスライド移動と、第二のシリンダー12に対する第二のピストン26のスライド移動とを連動させる。連結板27は、第一のシリンダー11に対する第一のピストン25のスライド移動の方向及び移動量と、第二のシリンダー12に対する第二のピストン26のスライド移動の方向及び移動量とがともに互いに同じになるように規制する。
本実施形態では、第一のピストン25の先端部28から連結板27が設けられた基端部までの長さと、第二のピストン26の先端部29から連結板27が設けられた基端部までの長さとが同じである。このため、本実施形態では、第一のシリンダー11の内面と第一のピストン25の先端部28との間で形成される外部から密閉された空間である第一のシリンダー11内の密閉空間の体積と、第二のシリンダー12の内面と第二のピストン26の先端部29との間で形成される外部から密閉された空間である第二のシリンダー12内の密閉空間の体積とが互いに同じに維持される。第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12内の体積は、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102の最適な混合比にあわせ設定される。
合流部22は、基端側がシリンダーユニット10の先端側の内周領域、すなわち第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12の先端側の内周領域に接続される。合流部22は、基端側に開口が形成されており、シリンダーユニット10の先端側の内周領域に接続されることで、第一のシリンダー11の第一の吐出口13及び第二のシリンダー12の第二の吐出口14と連通可能となり、合流部22の内部が、第一の吐出口13を通じて吐出された第一の液状樹脂101と第二の吐出口14を通じて吐出された第二の液状樹脂102とが合流する空間となる。
ノズル23は、概ね円筒状であり、基端側が、合流部22の先端側に接続され、先端側が外部に開放されている。ノズル23は、合流部22から第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが供給され、ノズル23の内部に設けられたエレメント24によって生成された混合樹脂103を先端から噴出する。
エレメント24は、ノズル23の内部に設けられている。エレメント24は、スタティックミキサーのエレメントであり、合流部22から供給されてノズル23内を通過する第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とを効果的に混合して概ね均質に混合された混合樹脂103を生成する。エレメント24は、本実施形態では、例えば、長方形状の板を180度捻じられて形成されたエレメント片を組み合わせて構成されたスパイラル型のものや、半楕円形状に形成されたエレメント片を組み合わせて構成されたモジュラー型のものや、これらを組み合わせたものが使用される。
本実施形態では、シリンダーユニット10と合流部22とノズル23は一体物に形成されている。なお、本発明ではこれに限定されず、例えば、合流部22とエレメント24付きのノズル23とが一体に形成され、シリンダーユニット10に着脱自在になっていてもよく、この場合、シリンダーユニット10の先端に設けられた雌ネジに合流部22の外周の雄ネジを螺合させてもよい。
防振ゴム生成装置1の各構成要素は、第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102に対して化学的に安定で、なおかつ、第一の液状樹脂101、第二の液状樹脂102、混合樹脂103及び防振ゴム104と化学的に性質が異なる材料で形成され、本実施形態では、例えば樹脂、ステンレス等の金属やガラス等で形成される。
次に、本明細書は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用方法の一例を図面に基づいて説明する。実施形態では、まず、第一のシリンダー11の第一のピストン25が挿入される基端側から第一のシリンダー11に第一の液状樹脂101を静かに注入して充填し、第二のシリンダー12の第二のピストン26が挿入される基端側から第二のシリンダー12に第二の液状樹脂102を静かに注入して充填し、ピストンユニット21をシリンダーユニット10に対して先端側に向けて押し込むことにより、それぞれ第一のピストン25及び第二のピストン26で第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12内の空気をノズル23から排出する。
第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12にそれぞれ第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102を充填して内部の空気を排出した後に、ノズル23の先端を防振ゴム104を設置したい位置に向けてから、ピストンユニット21をシリンダーユニット10に対して先端側に向けて押す。これにより、第一のピストン25を第一のシリンダー11に対して先端側に向けて進出させることにより第一のシリンダー11に充填された第一の液状樹脂101が第一の吐出口13を通じて合流部22に吐出されるとともに、第二のピストン26を第二のシリンダー12に対して先端側に向けて進出させることにより第二のシリンダー12に充填された第二の液状樹脂102が第二の吐出口14を通じて合流部22に吐出されて、合流部22で第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102が合流し、さらに合流部22で合流した第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102がノズル23に供給されて、ノズル23内を通過することによりノズル23の内部に設けられたエレメント24により第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが効果的に混合されて概ね均質に混合された混合樹脂103が生成され、生成された混合樹脂103がノズル23の先端から防振ゴム104を設置したい位置に向けて噴出される。
ノズル23の先端から防振ゴム104を設置したい位置に向けて噴出された混合樹脂103は、噴出先の防振ゴム104を設置したい位置の形状に倣って、防振ゴム104を設置したい位置の形状に応じた適宜の形状に変形されて形成され、混合樹脂103内の第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102とが架橋することにより、防振ゴム104を設置したい位置に接着しつつ、防振ゴム104を設置したい位置の形状に応じた適宜の形状を有する防振ゴム104となる。また、防振ゴム生成装置1は、エレメント24により均質に混合された混合樹脂103を生成して噴出するので、均質な防振ゴム104を生成できる。また、防振ゴム生成装置1は、混合樹脂103の噴出量を調整することで、防振ゴム104を設置したい位置において適宜の大きさを有する防振ゴム104を形成できる。このように、防振ゴム生成装置1は、混合樹脂103の噴出位置及び噴出量を調整することで、防振ゴム104を設置したい位置に、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置できる。
防振ゴム生成装置1は、第一のシリンダー11内の密閉空間及び第二のシリンダー12内の密閉空間の体積が互いに同じに維持されているので、安定して互いに同じ体積の第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102を混合して混合樹脂103を生成し、防振ゴム104を生成することができる。すなわち、防振ゴム生成装置1は、混合樹脂103を生成し、防振ゴム104を生成する際の第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102の混合比のばらつきが生じるおそれを抑制できる。また、このため、防振ゴム生成装置1は、予め原料として使用する第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102の成分や濃度等を調整することにより、生成する防振ゴム104の第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102の成分の混合比を調整することができる。
防振ゴム生成装置1は、第一のシリンダー11内の密閉空間及び第二のシリンダー12内の密閉空間にそれぞれ充填された第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102が無くなるまで、何度でも混合樹脂103を噴出して、何箇所もの所望の位置に防振ゴム104を設置できる。また、防振ゴム生成装置1は、第一のシリンダー11内の密閉空間及び第二のシリンダー12内の密閉空間にそれぞれ充填された第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102が残存している状態でも、混合樹脂103の噴出を終了することができる。第一のシリンダー11内の密閉空間及び第二のシリンダー12内の密閉空間に残存している第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102は、外部の空気から遮断されているために化学的に安定に保持できるので、第一のシリンダー11内の密閉空間及び第二のシリンダー12内の密閉空間を形成するシリンダーユニット10及びピストンユニット21と、残存している第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102とを適切な環境下で管理して保存することで、再利用することができる。
以上のような構成を有する実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、第一のシリンダー11内及び第二のシリンダー12内にそれぞれ第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102を充填し、防振ゴム104を設置したい位置に向けて、ノズル23の先端から、第一の液状樹脂101と第二の液状樹脂102との混合樹脂103を噴出するだけで、防振ゴム104を設置したい位置に、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置できる。このため、実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、従来のように防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意したりしなくてもよくなり、非常に容易に防振ゴム104を設置できるという作用効果を奏する。
なお、実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、シリンダーユニット10が2つの半円筒状のシリンダー(第一のシリンダー11及び第二のシリンダー12)を備え、混合ユニット20のピストンユニット21がこの2つのシリンダーにそれぞれ対応した2つのピストン(第一のピストン25及び第二のピストン26)を備え、2組のシリンダー及びピストンにより2種類の液状樹脂(第一の液状樹脂101及び第二の液状樹脂102)を体積的に均等に混合して防振ゴム104を生成したが、本発明ではこれに限定されず、シリンダーユニットが2つの断面積の異なるシリンダー(例えば一方が1/3円筒状で他方が2/3円筒状)を備え、混合ユニットのピストンユニットがこの2つの断面積の異なるシリンダーにそれぞれ対応した2つの断面積の異なるピストンを備え、2組のシリンダー及びピストンにより2種類の液状樹脂を体積比が断面積の比となるように混合して防振ゴム104を生成してもよい。また、実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、本発明では、シリンダーユニットが3つ以上のシリンダーを備え、混合ユニットのピストンユニットがこの3つ以上のシリンダーにそれぞれ対応した3つ以上のピストンを備え、3組以上のシリンダー及びピストンにより3種類以上の液状樹脂を混合して防振ゴム104を生成してもよい。
〔実施例〕
次に、本発明の発明者らは、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の作用効果を確認した。図2は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第1例を示す図である。図3、図4及び図5は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第2例を示す図である。図6は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第3例を示す図である。図7及び図8は、実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第4例を示す図である。
実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第1例では、防振ゴム生成装置1は、図2に示すように、ドア211のドア枠212にあたる部分や、ドア枠212のドア211があたる戸当たり213に、ノズル23の先端を向けて、ノズル23の先端から適量の混合樹脂103を噴出することにより、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置できる。このようにして設置した防振ゴム104により、ドア211を閉める際にドア211とドア枠212の戸当たり213との間に発生する衝撃を適切に緩和できる。
実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第2例では、防振ゴム生成装置1は、図3、図4及び図5に示すように、スマートフォン(高機能携帯電話)230をスマートフォン230の表示画面231側を外側に向けて立てかけた状態で保持するスマートフォンラック221の机上等への載置面222や、スマートフォン230の表示画面231とは反対側の背面232を支持する背面支持部223に、ノズル23の先端を向けて、ノズル23の先端から適量の混合樹脂103を噴出することにより、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置できる。この第2例では、防振ゴム生成装置1は、スマートフォンラック221のスマートフォン230の下端面233を支持する下端面支持部224にも同様にして、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置してもよい。このようにして載置面222に設置した防振ゴム104により、机等の振動に起因したスマートフォンラック221の振動を好適に抑制できる。また、このようにして背面支持部223や下端面支持部224に設置した防振ゴム104により、スマートフォンラック221の振動に起因したスマートフォン230の振動を好適に抑制できる。
実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第3例では、防振ゴム生成装置1は、図6に示すように、靴のインソール241の例えば土踏まずに対応する領域242に、ノズル23の先端を向けて、ノズル23の先端から適量の混合樹脂103を噴出することにより、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を設置できる。このようにして設置した防振ゴム104により、インソール241上で発生する靴擦れを適切に緩和できる。
実施形態に係る防振ゴム生成装置1の使用の第4例では、防振ゴム生成装置1は、図7に示すように、ダイボンダのコレット251のチップ270(図8参照)を吸引する吸引穴252が形成された吸引保持面253に、ノズル23の先端を向けて、吸引穴252を囲繞するようにノズル23の先端を移動させながら、ノズル23の先端から適量の混合樹脂103を噴出することにより、適宜の形状、大きさを有し、吸引穴252を囲繞する防振ゴム104を設置できる。
このようにして吸引保持面253に設置した防振ゴム104により、ダイボンダのコレット251が、図8に示すように、加工装置等のチャックテーブル261の保持面262上のチップ270を吸引保持し、所定のチップトレイ281の収容面282に移動させて載置する動作を実施する際に、ダイボンダのコレット251の吸引保持面253とチップ270との間に発生する衝撃を適切に緩和できる。
図2~図8に示す第1例から第4例により、実施形態に係る防振ゴム生成装置1は、従来のように防振ゴムの必要な大きさを測ったり、防振ゴムを必要な大きさに切ったり、防振ゴムを接着する接着剤や粘着テープを用意したりしなくてもよくなり、防振ゴム104を設置したい位置に、適宜の形状、大きさを有する防振ゴム104を非常に容易に設置できることが明らかとなった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 防振ゴム生成装置
10 シリンダーユニット
11 第一のシリンダー
12 第二のシリンダー
20 混合ユニット
21 ピストンユニット
23 ノズル
25 第一のピストン
26 第二のピストン
101 第一の液状樹脂
102 第二の液状樹脂
103 混合樹脂
104 防振ゴム

Claims (1)

  1. 第一の液状樹脂と第二の液状樹脂とを混合して防振ゴムを生成する防振ゴム生成装置であって、
    第一の液状樹脂を収容した第一のシリンダーと第二の液状樹脂を収容した第二のシリンダーとが並設されたシリンダーユニットと、
    該第一のシリンダーに対応した第一のピストンと該第二のシリンダーに対応した第二のピストンと、該第一のピストンと該第二のピストンとを進出させ該第一のシリンダーから第一の液状樹脂を吐出させると共に該第二のシリンダーから第二の液状樹脂を吐出させ混合して外部に噴出するノズルを備えた混合ユニットと、を備え、
    該シリンダーユニットを該混合ユニットに装着し、適宜の形状、大きさに防振ゴムを生成する防振ゴム生成装置。
JP2021123612A 2021-07-28 2021-07-28 防振ゴム生成装置 Pending JP2023019123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021123612A JP2023019123A (ja) 2021-07-28 2021-07-28 防振ゴム生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021123612A JP2023019123A (ja) 2021-07-28 2021-07-28 防振ゴム生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023019123A true JP2023019123A (ja) 2023-02-09

Family

ID=85159200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021123612A Pending JP2023019123A (ja) 2021-07-28 2021-07-28 防振ゴム生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023019123A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10125004B2 (en) Liquid injecting container
US5865803A (en) Syringe device having a vented piston
GB2485114B (en) Filler assembly for cable gland
EP2783654A1 (en) A plunger assembly and a capsule for dispensing a dental material
WO2006136398A3 (de) Handgerät, insbesondere für dentale zwecke, zur abgabe einer pastösen füllmasse
JP2023019123A (ja) 防振ゴム生成装置
JPWO2016125900A1 (ja) 高粘度材料へのガス混入方法及びガス混入装置
AU2002350940A1 (en) Medicament packaging and dispenser
GB2528122A (en) Device for mixing and dispensing a sealant or other material
JP2016536130A (ja) 2成分ポリウレタン泡沫製剤のための混合デバイス
JP2011088672A (ja) 一体化された閉止キャップを有するカートリッジ
CN109311043A (zh) 液体材料吐出装置、其涂布装置及涂布方法
HU222623B1 (hu) Készülék folyóképes összetételek tárolására és kinyomására
MX2018001917A (es) Dispensador de multiples quimicos.
US20160288158A1 (en) Intermediate piece for the connection of a dispensing element to a storage container
KR101165555B1 (ko) 실링기능을 보강한 디스펜서
KR102550805B1 (ko) 케이블 글랜드 안으로 경화가능한 재료를 배분하기 위한 장치
MXPA05006237A (es) Metodo y aparato para dosificar fluidos viscosos.
KR101670268B1 (ko) 고정밀 액체정량토출장치
KR20100004454A (ko) 이액형 글루 혼합토출장치
KR101597410B1 (ko) 효율이 향상된 실링부재를 구비한 디스펜서
US20180297768A1 (en) Two liquid type cartridge syringe having improved exhaust structure
JP2017127837A (ja) 液体吐出装置
JP2017127838A (ja) 液体吐出装置
JP2017127839A (ja) 液体吐出用の吐出ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240524