JP2023017456A - 車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、車両用ランプユニット装置に関するものである。また、車両用ランプ装置に関するものである。さらに、この発明は、車両用ランプ制御装置に関するものである。
対向車や先行車などの前方車両が存在しない時には、広範囲を高光度で照射する配光を形成し、前方車両が存在する時には、前方車両が存在する領域をその周囲の領域よりも暗くする配光に変化するように制御する車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置として、たとえば、特許文献1に示すものがある。以下、特許文献1について説明する。
特許文献1の車両用灯具は、近辺照射ユニットと、遠方照射ユニットと、を備える。近辺照射ユニットは、複数のLEDチップと、投影レンズと、を備え、複数のLEDチップからの光を、投影レンズを透過させて、水平方向にワイドな配光パターンとして、車両の前方の遠方から近辺にかけての広い範囲を照射する。遠方照射ユニットは、複数のLEDチップと、投影レンズと、を備え、複数のLEDチップからの光を、投影レンズを透過させて、スポット的な配光パターンとして、車両の前方の遠方の狭い範囲を照射する。
特許文献1の車両用灯具は、近辺照射ユニットからの水平方向にワイドな配光パターンと、遠方照射ユニットからのスポット的な配光パターンと、を重畳して合成配光パターン(走行ビーム用配光パターン)を形成する。
また、特許文献1の車両用灯具は、近辺照射ユニットの複数のLEDチップおよび遠方照射ユニットの複数のLEDチップの点灯、消灯(減光)を制御して、周辺車両が存在する領域をその周囲の領域よりも暗くする配光パターンを形成する。
特許文献1の車両用灯具は、近辺照射ユニットと、遠方照射ユニットと、を備えるものであるから、広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
この発明が解決しようとする課題は、広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置を提供することにある。
この発明の車両用ランプユニット装置は、第1ランプユニットと第2ランプユニットとを備え、第1ランプユニットが、複数個の第1発光素子と、複数個の第1発光素子からの光を、第1配光パターンとして、車両の前方に照射する第1レンズと、を備え、第1レンズが、非球面レンズから構成されていて、複数個の第1発光素子の点灯消灯を制御することにより、第1配光パターン中の暗部の領域が変更制御され、第2ランプユニットが、第2発光素子と、第2発光素子からの光を、少なくとも一部が第1配光パターンに重畳する第2配光パターンとして、車両の前方に照射する第2レンズと、を備え、第2レンズが、車両の左右方向にあるシリンドリカル軸が車両の左右方向に湾曲した疑似シリンドリカルレンズに基づいて構成されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用ランプユニット装置において、第1ランプユニットと第2ランプユニットとは、車両の左右方向に配置されていて、第2ランプユニットは、第1ランプユニットに対して、車両の外側に配置されていて、第2レンズの出射面形状は、車両の意匠面に沿って、車両の内側から外側に行くに従って、車両の前側から後側に傾斜している、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプユニット装置において、第2発光素子は、第1発光素子に対して、車両の後側に、段差を持って、配置されている、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプユニット装置において、第1発光素子と第2発光素子とは、同一の取付部材に、それぞれ、取り付けられている、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプユニット装置において、第2レンズは、第1レンズの縁部を保持する保持部と、第2レンズを直接、取付部材に固定する固定部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプユニット装置において、第1レンズおよび第2レンズと取付部材との間には、フレーム部材が配置されている、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプユニット装置において、車両の左右方向における第1レンズの一部と第2レンズの一部とは、車両の前後方向において、重なり合っている、ことが好ましい。
この発明の車両用ランプ装置は、灯室を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、この発明の車両用ランプユニット装置と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用ランプ制御装置は、この発明の車両用ランプユニット装置と、複数個の第1発光素子および第2発光素子の点灯消灯を制御する制御装置と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用ランプ制御装置は、この発明の車両用ランプ装置と、複数個の第1発光素子および第2発光素子の点灯消灯を制御する制御装置と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置は、
広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
以下、この発明にかかる車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書、別紙特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
図面において、符号「F」は「前」、「B」は「後」、「U」は上、「D」は「下」、「L」は「左」、「R」は「右」である。また、図面においては、概略図であるため、主要部品を図示し、主要部品以外の部品の図示を省略し、かつ、ハッチングの一部を省略する。さらに、図5は、グレースケールで、図示されている。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用ランプユニット装置10L、10R(以下、「ランプユニット装置10L、10R」と称する)、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R(以下、「ヘッドランプ装置100L、100R」と称する)、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100(以下、「ランプ制御装置100」と称する)の構成について説明する。
以下、この実施形態にかかる車両用ランプユニット装置10L、10R(以下、「ランプユニット装置10L、10R」と称する)、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R(以下、「ヘッドランプ装置100L、100R」と称する)、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100(以下、「ランプ制御装置100」と称する)の構成について説明する。
(ランプ制御装置100の説明)
ランプ制御装置100は、図1、図2に示すように、制御装置200と、左側のヘッドランプ装置100Lと、右側のヘッドランプ装置100Rと、を備える。
ランプ制御装置100は、図1、図2に示すように、制御装置200と、左側のヘッドランプ装置100Lと、右側のヘッドランプ装置100Rと、を備える。
ランプ制御装置100は、図1に示すように、車両Vに装備されている。この車両Vの前部の意匠面は、左右両側の部分において、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に徐々に後退した傾斜(スラント)形状をなしている。
(制御装置200の説明)
制御装置200は、図2に示すように、車両Vに装備されている。制御装置200は、検出部201、202と、検出制御部203と、点灯消灯制御部204と、を有する。
制御装置200は、図2に示すように、車両Vに装備されている。制御装置200は、検出部201、202と、検出制御部203と、点灯消灯制御部204と、を有する。
検出部201、202は、この例では、車両Vのフロントウインドウガラスの上縁の中央に配置されている撮像装置(カメラ)201と、車両Vのフロントグリルの中央に配置されているミリ波レーダ202と、から構成されている。
撮像装置201は、自車両V(車両の符号「V」と同符号を使用)に対する対向車V1や先行車V2を含む画像を撮像する。ミリ波レーダ202は、自車両Vに対する対向車V1や先行車V2までの距離を測定する。検出部201、202は、検出信号をインターフェースを介して検出制御部203に出力する。
検出制御部203は、検出制御用のECUであって、MPUやCPUなどの演算制御電子機器と、RAMやROMなどの記憶電子機器と、を有する。検出制御部203は、演算制御電子機器が記憶電子機器に記憶されている所定のプログラムを実行することにより、検出部201、202からの検出信号に基づいて、対向車V1や先行車V2の位置や距離を演算し、演算信号をインターフェースを介して点灯消灯制御部204に出力する。
点灯消灯制御部204は、点灯消灯制御用のECUであって、MPUやCPUなどの演算制御電子機器と、RAMやROMなどの記憶電子機器と、を有する。点灯消灯制御部204は、演算制御電子機器が記憶電子機器に記憶されている所定のプログラムを実行することにより、検出制御部203からの演算信号に基づいて、後記の複数個の第1発光素子LED1~LED10および第2発光素子LEDの点灯消灯増減光を制御する。
(ヘッドランプ装置100L、100Rの説明)
図1に示すように、左側のヘッドランプ装置100Lは、車両Vの前部の左側に装備されていて、右側のヘッドランプ装置100Rは、車両Vの前部の右側に装備されている。
図1に示すように、左側のヘッドランプ装置100Lは、車両Vの前部の左側に装備されていて、右側のヘッドランプ装置100Rは、車両Vの前部の右側に装備されている。
左右両側のヘッドランプ装置100L、100Rは、図2に示すように、それぞれ、ランプハウジング101と、ランプレンズ102と、インナーパネル(図示せず)と、左側のランプユニット装置10Lまたは右側のランプユニット装置10Rと、を備える。
ランプハウジング101は、光不透過性の樹脂部材から構成されている。ランプレンズ102は、光透過性の樹脂部材から構成されている。ランプレンズ102は、アウターレンズあるいはアウターカバーである。ランプレンズ102の表面(後記の灯室103側の面に対して反対側の面)の平面視形状は、図1に示すように、車両Vの意匠面に沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に徐々に後退した傾斜(スラント)形状をなしている。
ランプハウジング101およびランプレンズ102により、灯室103が形成されている。灯室103内には、インナーパネルや左側のランプユニット装置10Lまたは右側のランプユニット装置10Rが、配置されている。
インナーパネルは、光不透過性の樹脂部材から構成されている。インナーパネルは、後記の第1レンズ10の出射面12および第2レンズ20の出射面22の周囲を囲むように配置されている。なお、図3は、図示されていないインナーパネルにより周囲を囲まれた第1レンズ10の出射面12および第2レンズ20の出射面22を示す正面図である。
(左右両側のランプユニット装置10L、10Rの説明)
以下、左右両側のランプユニット装置10L、10Rについて、図2から図8を参照して説明する。なお、図3から図8は、右側のランプユニット装置10Rについて図示する。左側のランプユニット装置10Lは、右側のランプユニット装置10Rとほぼ同様の構成であって、左右を反転させた構成をなすものである。このため、左側のランプユニット装置10Lについて、図3から図8と同様の図示を省略する。また、「左右両側」「左側」「右側」の文言を、適宜省略する。
以下、左右両側のランプユニット装置10L、10Rについて、図2から図8を参照して説明する。なお、図3から図8は、右側のランプユニット装置10Rについて図示する。左側のランプユニット装置10Lは、右側のランプユニット装置10Rとほぼ同様の構成であって、左右を反転させた構成をなすものである。このため、左側のランプユニット装置10Lについて、図3から図8と同様の図示を省略する。また、「左右両側」「左側」「右側」の文言を、適宜省略する。
左右両側のランプユニット装置10L、10Rは、それぞれ、第1ランプユニット1L、1Rと、第2ランプユニット2L、2Rと、同一の取付部材としてのヒートシンク3と、ファンユニット4と、フレーム部材5と、を備える。
右側のランプユニット装置10Rにおいて、車両Vの外側は、車両Vの右側であり、車両Vの内側は、車両Vの左側である。左側のランプユニット装置10Lにおいて、車両Vの外側は、車両Vの左側であり、車両Vの内側は、車両Vの右側である。
第1ランプユニット1L、1Rと第2ランプユニット2L、2Rとは、車両Vの左右方向に配置されている。第1ランプユニット1L、1Rは、車両Vの内側に配置されている。第2ランプユニット2L、2Rは、第1ランプユニット1L、1Rに対して、車両Vの外側でかつ後側に、配置されている。
(第1ランプユニット1L、1Rの説明)
第1ランプユニット1L、1Rは、図2から図5に示すように、複数個、この例では、10個の第1発光素子LED1、LED2、LED3、LED4、LED5、LED6、LED7、LED8、LED9、LED10(以下、「LED1~LED10」と称する)と、10個の第1発光素子LED1~LED10からの光(図示せず)を、第1配光パターンP1L、P1R(図9(A)、(B)を参照)として、車両Vの前方に照射する第1レンズ10と、を備える。第1ランプユニット1L、1Rは、第1発光素子LED1~LED10からの光を、直接第1レンズ10に入射させて第1配光パターンP1L、P1Rとして第1レンズ10から出射させるレンズ直射タイプのランプユニットである。
第1ランプユニット1L、1Rは、図2から図5に示すように、複数個、この例では、10個の第1発光素子LED1、LED2、LED3、LED4、LED5、LED6、LED7、LED8、LED9、LED10(以下、「LED1~LED10」と称する)と、10個の第1発光素子LED1~LED10からの光(図示せず)を、第1配光パターンP1L、P1R(図9(A)、(B)を参照)として、車両Vの前方に照射する第1レンズ10と、を備える。第1ランプユニット1L、1Rは、第1発光素子LED1~LED10からの光を、直接第1レンズ10に入射させて第1配光パターンP1L、P1Rとして第1レンズ10から出射させるレンズ直射タイプのランプユニットである。
左右両側の第1ランプユニット1L、1Rからそれぞれ照射された左右両側の第1配光パターンP1L、P1Rを重畳合成することにより、全体の第1配光パターンP1(図11を参照)が形成される。全体の第1配光パターンP1は、この例では、車両Vの前側の近辺から遠方までの広い範囲を照射し、かつ、高光度で照射するワイドハイビーム配光パターンである。
第1ランプユニット1L、1Rは、配光可変タイプのランプユニットであって、いわゆる、ADB(Adaptive Driving Beam)タイプのランプユニット(車両用灯具)である。第1ランプユニット1L、1Rは、対向車V1や先行車V2などの前方車両が存在しない時には、第1配光パターンP1を形成し、前方車両が存在する時には、前方車両が存在する領域をその周囲の領域よりも暗くする配光パターンに変化するように制御する。
すなわち、第1ランプユニット1L、1Rは、10個の第1発光素子LED1~LED10の点灯消灯増減光を制御装置200により制御することにより、第1配光パターンP1中の暗部の領域D1(図12を参照)およびD2(図13を参照)が変化する。
(第1発光素子LED1~LED10の説明)
10個の第1発光素子LED1~LED10は、この例では、LEDアレイであって、図3、図4に示すように、第1基板61の一面(前面)に、左右に(水平に)10列に配置されている。第1発光素子LED1~LED10の発光面は、矩形形状をなしている。
10個の第1発光素子LED1~LED10は、この例では、LEDアレイであって、図3、図4に示すように、第1基板61の一面(前面)に、左右に(水平に)10列に配置されている。第1発光素子LED1~LED10の発光面は、矩形形状をなしている。
なお、第1発光素子LED1~LED10の個数は、この例の10個に限定されない。また、上下に配置しても良いし、かつ、上下左右マトリックス状に配置しても良い。さらに、第1発光素子LED1~LED10は、LEDアレイ以外の半導体発光素子であっても良い。
(第1レンズ10の説明)
第1レンズ10は、図2から図5に示すように、投影レンズであって、非球面レンズから構成されている。第1レンズ1の正面視形状は、左右(横)に長い長方形形状をなす。すなわち、第1レンズ1は、正面視形状が円形の第1レンズ1の上下両側部分を大きく切除し、かつ、車両Vの内側(左側)部分を小さく切除したものである。
第1レンズ10は、図2から図5に示すように、投影レンズであって、非球面レンズから構成されている。第1レンズ1の正面視形状は、左右(横)に長い長方形形状をなす。すなわち、第1レンズ1は、正面視形状が円形の第1レンズ1の上下両側部分を大きく切除し、かつ、車両Vの内側(左側)部分を小さく切除したものである。
第1レンズ1は、第1発光素子LED1~LED10からの光を、制御して第1配光パターンP1L、P1Rとして、車両Vの前方に照射する。第1レンズ1は、図4に示すように、入射面11と、出射面12と、を有する。ここで、第1レンズ1の正面視形状は、出射面12の正面視形状である。
第1レンズ1の一部である車両Vの外側(右側)部分13と、後記の第2レンズ20の一部である車両Vの内側(左側)部分26とは、図4に示すように、車両Vの前後方向において、寸法T分重なり合っている。
入射面11は、非球面、この例では、平面に近い非球面からなり、10個の第1発光素子LED1~LED10からの光を、それぞれ、入射光(図示せず)として、第1レンズ1中に制御して入射させる。
出射面12は、非球面、この例では、球面に近い非球面からなり、10個の第1発光素子LED1~LED10からの入射光を、それぞれ、出射光(図示せず)として、外部すなわち車両Vの前方に制御して出射させる。
このように、第1レンズ1の入射面11および出射面12は、後記の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10の配光に基づいて、設計されかつ形成されている。
第1レンズ1の肉厚は、中央部分が最も厚く、中央部分から周縁部分に行くに従って、徐々に薄くなっている。また、入射面11の曲率半径は、出射面12の曲率半径よりも大きい。すなわち、ADBタイプのランプユニットである第1ランプユニット1L、1Rの第1レンズ1は、10個の第1発光素子LED1~LED10からの光を、入射面11から入射してかつ出射面12から車両Vの前方に照射する必要がある。このため、入射面11の曲率半径が大きく、出射面12の曲率半径が小さい。
第1レンズ1は、10個の第1発光素子LED1~LED10の発光面の投影像を、それぞれ、制御して、図9に示すように、10個の分割第1配光パターンP1L1、P1L2、P1L3、P1L4、P1L5、P1L6、P1L7、P1L8、P1L9、P1L10(以下、「P1L1~P1L10」と称する)、P1R1、P1R2、P1R3、P1R4、P1R5、P1R6、P1R7、P1R8、P1R9、P1R10(以下、「P1R1~P1R10」と称する)として、車両Vの前方に照射する。
この左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10を、それぞれ、重畳合成することにより、前記の左右両側の第1配光パターンP1L、P1Rが形成される。そして、この左右両側の第1配光パターンP1L、P1Rを、それぞれ、重畳合成することにより、前記の全体の第1配光パターンP1が形成される。
左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10の点灯消灯増減光は、それぞれ、制御装置200により制御されている10個の第1発光素子LED1~LED10の点灯消灯増減光に基づいて、制御されている。この結果、第1ランプユニット1L、1Rは、第1配光パターンP1L、P1Rにおいて、高い分解能を有する。
(第2ランプユニット2L、2Rの説明)
第2ランプユニット2L、2Rは、図2から図8に示すように、この例では、1個の第2発光素子LEDと、1個の第2発光素子LEDからの光L1を、第2配光パターンP2L、P2R(図10(A)、(B)を参照)として、車両Vの前方に照射する第2レンズ20と、を備える。第2ランプユニット2L、2Rは、第2発光素子LEDからの光L1を、直接第2レンズ20に入射させて第2配光パターンP2L、P2Rとして第2レンズ20から出射させるレンズ直射タイプのランプユニットである。
第2ランプユニット2L、2Rは、図2から図8に示すように、この例では、1個の第2発光素子LEDと、1個の第2発光素子LEDからの光L1を、第2配光パターンP2L、P2R(図10(A)、(B)を参照)として、車両Vの前方に照射する第2レンズ20と、を備える。第2ランプユニット2L、2Rは、第2発光素子LEDからの光L1を、直接第2レンズ20に入射させて第2配光パターンP2L、P2Rとして第2レンズ20から出射させるレンズ直射タイプのランプユニットである。
左右両側の第2ランプユニット2L、2Rからそれぞれ照射された左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、図11に示すように、第1配光パターンP1の中央部分に重畳合成される。これにより、第1配光パターンP1の中央部分の光量不足を補うことができる。第2配光パターンP2L、P2Rは、この例では、第1配光パターンP1の範囲よりも狭い範囲を高光度で照射するスポットハイビーム配光パターンである。
なお、第2配光パターンP2L、P2Rは、全部が、第1配光パターンP1の中央部分に重畳合成されるものでなくても良い。すなわち、第2配光パターンP2L、P2Rの少なくとも一部分が、第1配光パターンP1に重畳合成されるものであっても良い。
第2ランプユニット2L、2Rは、対向車V1や先行車V2などの前方車両が存在しない時には、第2配光パターンP2L、P2Rを第1配光パターンP1の中央部分に照射し、前方車両が存在する時には、第2配光パターンP2L、P2Rの照射を停止するように制御する。
すなわち、第2ランプユニット2L、2Rは、第2発光素子LEDの点灯消灯を制御装置200で制御することにより、第2配光パターンP2L、P2Rを第1配光パターンP1の中央部分に照射したり照射を停止したりする。
(第2発光素子LEDの説明)
第2発光素子LEDは、図2から図4に示すように、この例では、LEDであって、第2基板62の一面(前面)に配置されている。第2発光素子LEDの発光面は、横長の矩形形状をなしている。
第2発光素子LEDは、図2から図4に示すように、この例では、LEDであって、第2基板62の一面(前面)に配置されている。第2発光素子LEDの発光面は、横長の矩形形状をなしている。
なお、第2発光素子LEDの個数は、この例の1個に限定されず、複数個であっても良い。また、複数個の場合においては、左右に、上下に、上下左右マトリックス状に、配置しても良い。さらに、第2発光素子LEDは、LED以外の半導体発光素子であっても良い。
(第2レンズ20の説明)
第2レンズ20は、図2から図8に示すように、投影レンズであって、疑似シリンドリカルレンズ20Bに基づいて構成されている。以下、疑似シリンドリカルレンズ20Bについて、図8を参照して説明する。
第2レンズ20は、図2から図8に示すように、投影レンズであって、疑似シリンドリカルレンズ20Bに基づいて構成されている。以下、疑似シリンドリカルレンズ20Bについて、図8を参照して説明する。
図8(A)に示すシリンドリカルレンズ20Aは、一般のシリンドリカルレンズ20Aである。一般のシリンドリカルレンズ20Aは、直線状のシリンドリカル軸ZAに沿って延長させて形成された入射面21Aと出射面22Aとを有する。
入射面21Aと出射面22Aとは、この例では、シリンドリカル軸ZAに対して凸湾曲している。入射面21Aの曲率半径は、出射面22Aの曲率よりも大きい。入射面21Aの曲率半径および出射面22Aの曲率半径は、それぞれ、直線状のシリンドリカル軸ZAに沿って、同一である。また、一般のシリンドリカルレンズ20Aの肉厚は、直線状のシリンドリカル軸ZAに沿って、同一である。
図8(B)に示すシリンドリカルレンズ20Bは、一般のシリンドリカルレンズ20Aのシリンドリカル軸ZAを車両Vの左右方向に湾曲させて形成された疑似シリンドリカルレンズ20Bである。この疑似シリンドリカルレンズ20Bの入射面21B、出射面22Bは、シリンドリカル軸ZBに沿って、車両Vの左右方向に湾曲している。すなわち、出射面22Bは、車両Vの意匠面のスラントに沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に後退している。
入射面21Bの曲率半径は、出射面22Bの曲率よりも大きい。入射面21Bの曲率半径および出射面22Bの曲率半径は、湾曲曲線状のシリンドリカル軸ZBに沿って、同一である。また、疑似シリンドリカルレンズ20Bの肉厚は、湾曲線状のシリンドリカル軸ZBに沿って、同一である。
図8(C)に示す第2レンズ20は、疑似シリンドリカルレンズ20Bの入射面21B、出射面22Bを、第2配光パターンP2L、P2Rの配光に基づいて、設計された入射面21、出射面22に、形成してなるものである。
すなわち、第2レンズ20の出射面22は、疑似シリンドリカルレンズ20Bの出射面22Bと同一に形成されている。
この結果、出射面22の曲率半径は、図7に示すように、湾曲線状のシリンドリカル軸ZCに沿って、同一である。また、出射面22の平面視形状もしくは横断面形状(水平断面形状)は、図1もしくは図6に示すように、車両Vの意匠面のスラントに沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に後退している。
一方、第2レンズ20の入射面21は、出射面22に基づいて、第2配光パターンP2L、P2Rの配光が得られるように、設計されて形成されている。
この結果、入射面21の曲率半径は、図7に示すように、出射面22の曲率半径よりも大きく、かつ、中央部分が最も大きく、中央部分から周縁部分に行くに従って、徐々に小さくなっている。
これにより、第2レンズ20の肉厚は、図6に示すように、中央部分が最も厚く、中央部分から周縁部分に行くに従って、徐々に薄くなっている。
このように、第2レンズ20は、疑似シリンドリカルレンズ20Bに基づいて構成されている。この結果、入射面21は、図6、図7に示すように、第2発光素子LEDからの光L1を入射光L2として、第2レンズ2中に制御して入射させる。出射面22は、図6、図7に示すように、第2発光素子LEDからの入射光L2を出射光L3として、外部すなわち車両Vの前方に制御して、すなわち、左右方向に広げて、かつ、上下方向に狭めて、出射させる。
これにより、第2レンズ20の入射面21および出射面22は、図10に示すように、第2発光素子LEDの発光面の投影像を、左右方向に広げて、かつ、上下方向に狭めてなる第2配光パターンP2L、P2Rとして、車両Vの前方に照射する。
第2レンズ20は、図3から図5に示すように、レンズ部23と、保持部24と、固定部25と、を有する。
レンズ部23は、疑似シリンドリカルレンズ20Bに基づいて構成されていて、入射面21および出射面22を有する。
保持部24は、枠形状をなしている。保持部24の正面視形状は、第1レンズ1の正面視形状と同一の左右(横)に長い長方形形状をなす。保持部24の車両Vの外側(右側)部分とレンズ部23の車両Vの内側(左側)部分とは、一体に設けられている。保持部24は、第1レンズ10の上下両縁部および車両Vの内側(左側)の縁部を保持する。すなわち、保持部24は、第1レンズ10を保持するリテーナー機能を有する。
固定部25は、保持部24の後側部分の4角部に一体に設けられている舌片形状をなす。固定部25は、スクリュー30により、ヒートシンク3に固定することにより、第1レンズ10を保持部24を介して、かつ、第2レンズ20を直接、ヒートシンク3に固定する。
そして、第2レンズ20のレンズ部23の一部である車両Vの内側(左側)部分26と、第1レンズ1の一部である車両Vの外側(右側)部分13とは、図4に示すように、車両Vの前後方向において、寸法T分重なり合っている。
(ヒートシンク3の説明)
ヒートシンク3は、熱伝導性が高い部材、この例では、アルミダイカスト製の部材から構成されている。ヒートシンク3は、図4、図5に示すように、第1取付板部31および第1フィン部310と、第2取付板部32および第2フィン部320と、から構成されている。第1取付板部31および第1フィン部310と第2取付板部32および第2フィン部320とは、一体の構造物から構成されている。
ヒートシンク3は、熱伝導性が高い部材、この例では、アルミダイカスト製の部材から構成されている。ヒートシンク3は、図4、図5に示すように、第1取付板部31および第1フィン部310と、第2取付板部32および第2フィン部320と、から構成されている。第1取付板部31および第1フィン部310と第2取付板部32および第2フィン部320とは、一体の構造物から構成されている。
第1取付板部31の前面の取付面と第2取付板部32の前面の取付面とは、それぞれ、鉛直面に対して、平行もしくはほぼ平行である。この結果、第1取付板部31の取付面および第2取付板部32の取付面は、上下方向および左右方向に対して、平行もしくはほぼ平行である。第2取付板部32の取付面は、第1取付板部31の取付面に対して、車両Vの後側に、段差を持って、配置されている。
第1取付板部31の取付面には、第1発光素子LED1~LED10が、第1基板61を介して、取り付けられている。第2取付板部32の取付面には、第2発光素子LEDが、第2基板62を介して、取り付けられている。
この結果、第2発光素子LEDは、第1発光素子LED1~LED10に対して、車両Vの後側に、段差を持って、配置されている。また、第1発光素子LED1~LED10と第2発光素子LEDとは、同一の取付部材であるヒートシンク3に、それぞれ、取り付けられている。
また、第1発光素子LED1~LED10の発光面の向きと、第2発光素子LEDの発光面の向きとを、同じ方向に、すなわち、前向きに、合わせることができる。
第1フィン部310と第2フィン部320とは、それぞれ、第1取付板部31の後面と第2取付板部32の後面とに、鉛直面に対して、平行もしくはほぼ平行に、一体に設けられている。この結果、第1フィン部310および第2フィン部320は、上下方向に対して、平行もしくはほぼ平行である。なお、第1フィン部310および第2フィン部320を、左右方向に対して、平行もしくはほぼ平行にしても良い。
この結果、第1フィン部310および第2フィン部320の向きは、第1取付板部31の後面および第2取付板部32の後面、すなわち、第1発光素子LED1~LED10の第1基板61および第2発光素子LEDの第2基板62に対して、垂直もしくはほぼ垂直である。
また、第1フィン部310の向きと第2フィン部320の向きとを、同じ方向に、すなわち、後向きに、合わせることができる。
(ファンユニット4の説明)
ファンユニット4は、図4、図5に示すように、ヒートシンク3の第1フィン部310の後面に取り付けられている。なお、ヒートシンク3の第1フィン部310の後面は、第2フィン部320の後面に対して若干前側に位置する。この結果、ファンユニット4の後面は、ヒートシンク3の第2フィン部320の後面に対して若干後側に位置する。
ファンユニット4は、図4、図5に示すように、ヒートシンク3の第1フィン部310の後面に取り付けられている。なお、ヒートシンク3の第1フィン部310の後面は、第2フィン部320の後面に対して若干前側に位置する。この結果、ファンユニット4の後面は、ヒートシンク3の第2フィン部320の後面に対して若干後側に位置する。
ファンユニット4は、風をヒートシンク3に強制的にかつ直接当てることにより、ヒートシンク3を、第1発光素子LED1~LED10および第2発光素子LEDにおいて発生した熱から、冷却させる。
(フレーム部材5の説明)
フレーム部材5は、図4、図5に示すように、固定フランジ50と、第1フレーム51と、第2フレーム52と、から構成されている。固定フランジ50、第1フレーム51および第2フレーム52とは、一体の構造物から構成されている。
フレーム部材5は、図4、図5に示すように、固定フランジ50と、第1フレーム51と、第2フレーム52と、から構成されている。固定フランジ50、第1フレーム51および第2フレーム52とは、一体の構造物から構成されている。
第1フレーム51は、横長の長方形の筒形状をなす。第2フレーム52は、横長の長方形の筒形状をなす。第2フレーム52の前側の開口縁部の平面形状は、第2レンズ2の出射面22の平面視形状もしくは横断面形状(水平断面形状)と同一であって、車両Vのスラントに沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に後退している。
第1フレーム51の車両Vの外側(右側)と第2フレーム52の車両Vの内側(左側)とは、一体に設けられている。固定フランジ50は、第1フレーム51の後側の開口縁部に一体に設けられている。固定フランジ50は、スクリュー30により、第2レンズ20の固定部25を介して、ヒートシンク3の第1取付板部31に固定されている。
この結果、第1フレーム51は、第1レンズ10の入射面11とヒートシンク3の第1取付板部31との間に配置されて、第1レンズ10の入射面11と第1発光素子LED1~LED10を覆う。これにより、第1フレーム51は、第1発光素子LED1~LED10からの光が第1レンズ10の入射面11に入射するまでの間において、外部に漏れるのを防ぐことができる。
一方、第2フレーム52は、第2レンズ20の入射面21とヒートシンク3の第2取付板部32との間に配置されて、第2レンズ20の入射面21と第2発光素子LEDを覆う。これにより、第2フレーム52は、第2発光素子LEDからの光L1が第2レンズ20の入射面21に入射するまでの間において、外部に漏れるのを防ぐことができる。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかるランプユニット装置10L、10R、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態にかかるランプユニット装置10L、10R、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
(対向車V1や先行車V2などの前方車両がいない場合の説明)
図11に示すように、対向車V1や先行車V2などの前方車両がいない場合は、制御装置200の検出部201、202が、対向車V1や先行車V2などの前方車両を検出していない。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第1ランプユニット1L、1Rの10個の第1発光素子LED1~LED10と、第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDとが、それぞれ、点灯される。
図11に示すように、対向車V1や先行車V2などの前方車両がいない場合は、制御装置200の検出部201、202が、対向車V1や先行車V2などの前方車両を検出していない。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第1ランプユニット1L、1Rの10個の第1発光素子LED1~LED10と、第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDとが、それぞれ、点灯される。
すると、左右両側の第1ランプユニット1L、1Rの10個の第1発光素子LED1~LED10からの光は、それぞれ、第1レンズ10を透過して、図9に示すように、左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10として、車両Vの前方に照射される。
この左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10は、それぞれ、重畳合成することにより、左右両側の第1配光パターンP1L、P1Rとして、形成される。そして、この左右両側の第1配光パターンP1L、P1Rは、それぞれ、重畳合成することにより、全体の第1配光パターンP1として、形成される。
一方、左右両側の第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDからの光L1は、それぞれ、第2レンズ20を透過して、図10に示すように、左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rとして、車両Vの前方に照射される。
この左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、それぞれ、図11に示すように、第1配光パターンP1の中央部分に重畳合成される。これにより、第1配光パターンP1の中央部分の光量不足が補われる。
(対向車V1がいる場合の説明)
図12に示すように、対向車V1がいる場合は、制御装置200の検出部201、202が、対向車V1を検出している。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDは、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。すると、左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、図12中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。
図12に示すように、対向車V1がいる場合は、制御装置200の検出部201、202が、対向車V1を検出している。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDは、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。すると、左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、図12中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。
これと同時に、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第1ランプユニット1L、1Rの10個の第1発光素子LED1~LED10のうち、対向車V1がいる領域を照射している第1発光素子、この例では、左側の第1ランプユニット1Lの第1発光素子LED8、LED9、LED10、および、右側の第1ランプユニット1Rの第1発光素子LED6、LED7、LED8、LED9は、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。
すると、左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10のうち、消灯された左側の第1ランプユニット1Lの第1発光素子LED8、LED9、LED10、および、右側の第1ランプユニット1Rの第1発光素子LED6、LED7、LED8、LED9に、それぞれ、対応する左側の分割第1配光パターンP1L8、P1L9、P1L10、および、右側の分割第1配光パターンP1L6、P1L7、P1L8、P1L9は、図12中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。この結果、図12に示すように、第1配光パターンP1において、暗部の領域D1が形成される。
消えもしくは減光された分割第1配光パターンP1L8、P1L9、P1L10、および、P1L6、P1L7、P1L8、P1L9により形成された暗部の領域D1は、対向車V1がいる領域である。この結果、対向車V1がいる領域、すなわち、暗部の領域D1は、その暗部の領域D1の周囲の領域よりも暗い。これにより、対向車V1に対して、幻惑光を与えることが無い。
(先行車V2がいる場合の説明)
図13に示すように、先行車V2がいる場合は、制御装置200の検出部201、202が、先行車V2を検出している。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDは、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。すると、左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、図13中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。
図13に示すように、先行車V2がいる場合は、制御装置200の検出部201、202が、先行車V2を検出している。このため、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第2ランプユニット2L、2Rの第2発光素子LEDは、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。すると、左右両側の第2配光パターンP2L、P2Rは、図13中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。
これと同時に、左右両側のヘッドランプ装置100L、100R(ランプユニット装置10L、10R)の第1ランプユニット1L、1Rの10個の第1発光素子LED1~LED10のうち、先行車V2がいる領域を照射している第1発光素子、この例では、左側の第1ランプユニット1Lの第1発光素子LED5、LED6、LED7、LED8および、右側の第1ランプユニット1Rの第1発光素子LED3、LED4、LED5、LED6は、制御装置200の制御により、消灯もしくは減光される。
すると、左右両側の10個の分割第1配光パターンP1L1~P1L10、P1R1~P1R10のうち、消灯された左側の第1ランプユニット1Lの第1発光素子LED5、LED6、LED7、LED8および、右側の第1ランプユニット1Rの第1発光素子LED3、LED4、LED5、LED6に、それぞれ、対応する左側の分割第1配光パターンP1L5、P1L6、P1L7、P1L8および、右側の分割第1配光パターンP1L3、P1L4、P1L5、P1L6は、図13中の破線にて示すように、消えもしくは光度が下がる。この結果、図13に示すように、第1配光パターンP1において、暗部の領域D2が形成される。
消えもしくは減光された分割第1配光パターンP1L5、P1L6、P1L7、P1L8、および、P1L3、P1L4、P1L5、P1L6により形成された暗部の領域D2は、先行車V2がいる領域である。この結果、先行車V2がいる領域、すなわち、暗部の領域D2は、その暗部の領域D2の周囲の領域よりも暗い。これにより、先行車V2に対して、幻惑光を与えることが無い。
(冷却の説明)
第1発光素子LED1~LED10および第2発光素子LEDにおいて発生した熱は、第1基板61および第2基板62および同一の取付部材であるヒートシンク3を介して、外部に放出される。また、ヒートシンク3は、ファンユニット4による強制空冷により、冷却される。
第1発光素子LED1~LED10および第2発光素子LEDにおいて発生した熱は、第1基板61および第2基板62および同一の取付部材であるヒートシンク3を介して、外部に放出される。また、ヒートシンク3は、ファンユニット4による強制空冷により、冷却される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかるランプユニット装置10L、10R、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100(以下、「ランプシステム10L、10R、100L、100R、100」と称する)は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかるランプユニット装置10L、10R、この実施形態にかかる車両用ランプ装置100L、100R、この実施形態にかかる車両用ランプ制御装置100(以下、「ランプシステム10L、10R、100L、100R、100」と称する)は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1ランプユニット1L、1Rと第2ランプユニット2L、2Rとを備えるものである。第1ランプユニット1L、1Rは、10個の第1発光素子LED1~LED10と、10個の第1発光素子LED1~LED10からの光を、第1配光パターンP1として、車両Vの前方に照射する第1レンズ10と、を備える。第2ランプユニット2L、2Rは、第2発光素子LEDと、第2発光素子LEDからの光L1を、第1配光パターンP1に重畳する第2配光パターンP2L、P2Rとして、車両の前方に照射する第2レンズ20と、を備える。
これにより、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第2配光パターンP2L、P2Rを、第1配光パターンP1に重畳合成させることにより、第1配光パターンP1の光量不足を補うことができ、かつ、広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
また、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第1ランプユニット1L、1Rの第1レンズ10は、非球面レンズから構成されていて、かつ、第1ランプユニット1L、1R10個の第1発光素子LED1~LED10の点灯消灯を制御することにより、第1配光パターンP1中の暗部の領域D1、D2が変更制御されるものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、配光可変タイプのランプユニット(ADBタイプのランプユニット)である第1ランプユニット1L、1Rにより、対向車V1や先行車V2などの前方車両が存在しない時には、第1配光パターンP1を形成し、前方車両が存在する時には、前方車両が存在する領域D1,D2をその周囲の領域よりも暗くする配光パターンに変化させることができる。
さらに、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第2ランプユニット2L、2Rの第2レンズ20は、車両Vの左右方向にあるシリンドリカル軸ZBが車両Vの左右方向に湾曲した疑似シリンドリカルレンズ20Bから構成されているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第2ランプユニット2L、2Rにより、左右方向に広げて、かつ、上下方向に狭めてなる第2配光パターンP2L、P2Rを、第1配光パターンP1に重畳合成させることができるので、第1配光パターンP1の光量不足を補うことができ、かつ、広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第1ランプユニット1L、1Rと第2ランプユニット2L、2Rとは、車両Vの左右方向に配置されているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、図1、図3に示すように、第1ランプユニット1L、1Rの第1レンズ10と第2ランプユニット2L、2Rの第2レンズ20とにより、車両Vの左右方向に広がったレンズ意匠を形成することができる。
また、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第2ランプユニット2L、2Rは、第1ランプユニット1L、1Rに対して、車両Vの外側に配置されている。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第2ランプユニット2L、2Rからの第2配光パターンP2L、P2Rにより、第1ランプユニット1L、1Rからの第1配光パターンP1の車両Vの外側の光量不足を補うことができ、かつ、広範囲を高光度で照射する配光を形成することができる。
さらに、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第2レンズ20の出射面22の平面形状もしくは水平断面形状は、車両Vの意匠面に沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に傾斜しているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、車両Vの前部の意匠面が、左右両側の部分において、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に徐々に後退した傾斜(スラント)形状をなしているものであっても、この車両Vの前部の左右両側に、ヘッドランプ装置100L、100Rを、装備することができる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第2発光素子LEDは、第1発光素子LED1~LED10に対して、車両Vの後側に、段差を持って、配置されているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、車両Vの外側に配置されている第2レンズ20の出射面22の平面形状もしくは水平断面形状が、車両Vの意匠面に沿って、車両Vの内側から外側に行くに従って、車両Vの前側から後側に傾斜しているものであっても、第2レンズ20の入射面21と第2発光素子LEDとの間の距離を十分に確保することができる。これにより、第2配光パターンP2L、P2Rは、所定の配光設計に基づいて得ることができる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第1発光素子LED1~LED10と第2発光素子LEDとは、同一の取付部材であるヒートシンク3に、それぞれ、取り付けられているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1発光素子LED1~LED10と第2発光素子LEDとの相対位置を高精度に位置決めすることができるので、第1配光パターンP1と第2配光パターンP2L、P2Rとを高精度に重畳合成することができ、所定の配光設計に基づいた配光パターンが得られる。
また、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1発光素子LED1~LED10の発光面の向きと第2発光素子LEDの発光面の向きとを同じ方向に、すなわち、前向きに、合わせることができるので、所定の配光設計に基づいた配光パターンが得られる。
しかも、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1フィン部310の向きと第2フィン部320の向きとを同じ方向に、すなわち、後向きに、合わせることができるので、高い冷却効果が得られる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第2レンズ20は、第1レンズ10を保持する保持部24と、第1レンズ10を保持部24を介して、かつ、第2レンズ20を直接、ヒートシンク3に固定する固定部25と、を有するものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1レンズ10と第2レンズ20との相対位置を高精度に位置決めすることができるので、第1配光パターンP1と第2配光パターンP2L、P2Rとを高精度に重畳合成することができ、所定の配光設計に基づいた配光パターンが得られる。しかも、部品点数を軽減することができ、製造コストを安価にすることができる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、第1レンズ10および第2レンズ20とヒートシンク3との間には、フレーム部材5が配置されているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、フレーム部材5により、第1発光素子LED1~LED10からの光が第1レンズ10の入射面11に入射するまでの間において、外部に漏れるのを防ぐことができ、同じく、第2発光素子LEDからの光L1が第2レンズ20の入射面21に入射するまでの間において、外部に漏れるのを防ぐことができる。
ランプシステム10L、10R、100L、100R、100において、車両Vの左右方向における第1レンズ10の一部である車両Vの外側(右側)部分13と第2レンズ20のレンズ部23の一部である車両Vの内側(左側)部分26とは、車両Vの前後方向において、重なり合っているものである。
この結果、ランプシステム10L、10R、100L、100R、100は、第1レンズ1と第2レンズ20とが恰も一体構造として見えるので、見栄えが向上される。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、灯室103内に、ハイビーム配光パターンを照射するランプユニット装置10L、10Rを、配置した例について説明する。しかしながら、この発明においては、灯室103内に、ハイビーム配光パターンを照射するランプユニット装置10L、10R以外に、たとえば、ロービーム配光パターンを照射するランプユニット装置、あるいは、ディタイムランニングランプ装置などを、配置しても良い。
なお、前記の実施形態においては、灯室103内に、ハイビーム配光パターンを照射するランプユニット装置10L、10Rを、配置した例について説明する。しかしながら、この発明においては、灯室103内に、ハイビーム配光パターンを照射するランプユニット装置10L、10R以外に、たとえば、ロービーム配光パターンを照射するランプユニット装置、あるいは、ディタイムランニングランプ装置などを、配置しても良い。
また、前記の実施形態においては、第1ランプユニット1L、1Rと第2ランプユニット2L、2Rとを、車両Vの左右方向に配置したものである。しかしながら、この発明においては、第1ランプユニット1L、1Rと第2ランプユニット2L、2Rとを、車両Vの上下方向にあるいは斜め方向に配置したものであっても良い。
さらに、前記の実施形態においては、第2ランプユニット2L、2Rを、第1ランプユニット1L、1Rに対して、車両Vの外側に配置したものである。しかしながら、この発明においては、第2ランプユニット2L、2Rを、第1ランプユニット1L、1Rに対して、車両Vの内側に配置したものであっても良い。
この発明は、前記の実施形態により限定されるものではない。
1L、1R 第1ランプユニット
10 第1レンズ
11 入射面
12 出射面
13 車両Vの外側(右側)部分
2L、2R 第2ランプユニット
20 第2レンズ
21 入射面
22 出射面
23 レンズ部
24 保持部
25 固定部
26 車両Vの内側(左側)部分
20A 一般のシリンドリカルレンズ
21A 入射面
22A 出射面
20B 疑似シリンドリカルレンズ
21B 入射面
22B 出射面
3 ヒートシンク(取付部材)
30 スクリュー
31 第1取付板部
310 第1フィン部
32 第2取付板部
320 第2フィン部
4 ファンユニット
5 フレーム部材
50 固定フランジ
51 第1フレーム
52 第2フレーム
61 第1基板
62 第2基板
10L、10R ランプユニット装置(車両用ランプユニット装置、ランプシステム)
100L、100R ヘッドランプ装置(車両用ランプ装置、ランプシステム)
100 ランプ制御装置(車両用ランプ制御装置、ランプシステム)
101 ランプハウジング
102 ランプレンズ
103 灯室
200 制御装置
201 検出部
202 検出部
203 検出制御部
204 点灯消灯制御部
B 後
D 下
D1 暗部の領域
D2 暗部の領域
F 前
L 左
L1 光(第2発光素子LEDからの光)
L2 入射光
L3 出射光
LED1、LED2、LED3、LED4、LED5、LED6、LED7、LED8、LED9、LED10 第1発光素子
LED 第2発光素子
P1 全体の第1配光パターン
P1L、P1R 左右両側の第1配光パターン
P1L1、P1L2、P1L3、P1L4、P1L5、P1L6、P1L7、P1L8、P1L9、P1L10、P1R1、P1R2、P1R3、P1R4、P1R5、P1R6、P1R7、P1R8、P1R9、P1R10 10個の分割第1配光パターン
P2L、P2R 左右両側の第2配光パターン
R 右
T 重なり部分の寸法
U 上
V 車両(自車両)
V1 対向車
V2 先行車
ZA シリンドリカル軸
ZB シリンドリカル軸
ZC シリンドリカル軸
10 第1レンズ
11 入射面
12 出射面
13 車両Vの外側(右側)部分
2L、2R 第2ランプユニット
20 第2レンズ
21 入射面
22 出射面
23 レンズ部
24 保持部
25 固定部
26 車両Vの内側(左側)部分
20A 一般のシリンドリカルレンズ
21A 入射面
22A 出射面
20B 疑似シリンドリカルレンズ
21B 入射面
22B 出射面
3 ヒートシンク(取付部材)
30 スクリュー
31 第1取付板部
310 第1フィン部
32 第2取付板部
320 第2フィン部
4 ファンユニット
5 フレーム部材
50 固定フランジ
51 第1フレーム
52 第2フレーム
61 第1基板
62 第2基板
10L、10R ランプユニット装置(車両用ランプユニット装置、ランプシステム)
100L、100R ヘッドランプ装置(車両用ランプ装置、ランプシステム)
100 ランプ制御装置(車両用ランプ制御装置、ランプシステム)
101 ランプハウジング
102 ランプレンズ
103 灯室
200 制御装置
201 検出部
202 検出部
203 検出制御部
204 点灯消灯制御部
B 後
D 下
D1 暗部の領域
D2 暗部の領域
F 前
L 左
L1 光(第2発光素子LEDからの光)
L2 入射光
L3 出射光
LED1、LED2、LED3、LED4、LED5、LED6、LED7、LED8、LED9、LED10 第1発光素子
LED 第2発光素子
P1 全体の第1配光パターン
P1L、P1R 左右両側の第1配光パターン
P1L1、P1L2、P1L3、P1L4、P1L5、P1L6、P1L7、P1L8、P1L9、P1L10、P1R1、P1R2、P1R3、P1R4、P1R5、P1R6、P1R7、P1R8、P1R9、P1R10 10個の分割第1配光パターン
P2L、P2R 左右両側の第2配光パターン
R 右
T 重なり部分の寸法
U 上
V 車両(自車両)
V1 対向車
V2 先行車
ZA シリンドリカル軸
ZB シリンドリカル軸
ZC シリンドリカル軸
Claims (10)
- 第1ランプユニットと第2ランプユニットとを備え、
前記第1ランプユニットは、
複数個の第1発光素子と、
複数個の前記第1発光素子からの光を、第1配光パターンとして、車両の前方に照射する第1レンズと、
を備え、
前記第1レンズは、非球面レンズから構成されていて、
複数個の前記第1発光素子の点灯消灯を制御することにより、前記第1配光パターン中の暗部の領域が変更制御され、
前記第2ランプユニットは、
第2発光素子と、
前記第2発光素子からの光を、少なくとも一部が前記第1配光パターンに重畳する第2配光パターンとして、車両の前方に照射する第2レンズと、
を備え、
前記第2レンズは、車両の左右方向にあるシリンドリカル軸が車両の左右方向に湾曲した疑似シリンドリカルレンズに基づいて構成されている、
ことを特徴とする車両用ランプユニット装置。 - 前記第1ランプユニットと前記第2ランプユニットとは、車両の左右方向に配置されていて、
前記第2ランプユニットは、前記第1ランプユニットに対して、車両の外側に配置されていて、
前記第2レンズの出射面形状は、車両の意匠面に沿って、車両の内側から外側に行くに従って、車両の前側から後側に傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプユニット装置。 - 前記第2発光素子は、前記第1発光素子に対して、車両の後側に、段差を持って、配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ランプユニット装置。 - 前記第1発光素子と前記第2発光素子とは、同一の取付部材に、それぞれ、取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ランプユニット装置。 - 前記第2レンズは、
前記第1レンズの縁部を保持する保持部と、
前記第2レンズを直接、前記取付部材に固定する固定部と、
を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用ランプユニット装置。 - 前記第1レンズおよび前記第2レンズと前記取付部材との間には、フレーム部材が配置されている、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の車両用ランプユニット装置。 - 車両の左右方向における前記第1レンズの一部と前記第2レンズの一部とは、車両の前後方向において、重なり合っている、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用ランプユニット装置。 - 灯室を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、
前記灯室内に配置されている前記の請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用ランプユニット装置と、
を備える、
ことを特徴とする車両用ランプ装置。 - 前記の請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用ランプユニット装置と、
複数個の前記第1発光素子および前記第2発光素子の点灯消灯を制御する制御装置と、
を備える、
ことを特徴とする車両用ランプ制御装置。 - 前記の請求項8に記載の車両用ランプ装置と、
複数個の前記第1発光素子および前記第2発光素子の点灯消灯を制御する制御装置と、
を備える、
ことを特徴とする車両用ランプ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021121747A JP2023017456A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021121747A JP2023017456A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023017456A true JP2023017456A (ja) | 2023-02-07 |
Family
ID=85157748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021121747A Pending JP2023017456A (ja) | 2021-07-26 | 2021-07-26 | 車両用ランプユニット装置、車両用ランプ装置、車両用ランプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023017456A (ja) |
-
2021
- 2021-07-26 JP JP2021121747A patent/JP2023017456A/ja active Pending
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