JP2023016580A - 撮像システム、撮像方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の撮像方向に関する情報に基づき最適な撮像方向の算出が可能な撮像システムを実現する。【解決手段】撮像システムにおいて、第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した第1の座標系における前記撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標に変換する変換手段と、前記第2の座標に基づき前記第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出手段と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像方向の算出が可能な撮像システム、撮像方法、及びコンピュータプログラム等に関するものである。
近年、ネットワークカメラを利用した監視システムが広く普及している。
ネットワークカメラは大規模な公共機関や量販店における監視カメラ等として幅広い分野で利用されており、様々な運用方法があり、それらの運用形態に合わせるために様々な機能的特徴をもっている。例えばパン・チルトといった撮影方向を自在に変更できるネットワークカメラや、撮影方向は変更できないが高倍率のズーム撮影が可能なネットワークカメラ等が存在する。このようなネットワークカメラの中には、魚眼レンズを搭載し、広い範囲を一度に監視可能なネットワークカメラ(全方位カメラ)が存在する。
ネットワークカメラは大規模な公共機関や量販店における監視カメラ等として幅広い分野で利用されており、様々な運用方法があり、それらの運用形態に合わせるために様々な機能的特徴をもっている。例えばパン・チルトといった撮影方向を自在に変更できるネットワークカメラや、撮影方向は変更できないが高倍率のズーム撮影が可能なネットワークカメラ等が存在する。このようなネットワークカメラの中には、魚眼レンズを搭載し、広い範囲を一度に監視可能なネットワークカメラ(全方位カメラ)が存在する。
全方位カメラは非常に広い視野角を持つ一方で、カメラから離れた場所では割り当てられた画素数が少なく、解像度が落ちてしまう。そのため、人の顔や車番など、詳細な情報を取得することには向いていない。そのような欠点を補うため、全方位カメラとパン・チルト及びズーム機能を持つカメラ(PTZ型監視カメラ)と組み合わせて連携させる機能を持つ監視システムが特許文献1に開示されている。尚、ここでPTZは夫々パン、チルト、ズームの略である。即ち、全方位カメラで広い範囲を一度に監視し、その映像中で特に注視すべき点はPTZ型監視カメラで拡大表示し、詳細情報を取得するという機能である。
このような連携機能は、一般的にカメラの設置時にカメラ間で連携を行うためのキャリブレーション作業を行い、同一の世界座標系の中で相互の位置姿勢と追跡対象の座標を共有し連動させることで広範囲かつ詳細な情報を網羅した映像をユーザーに配信する。
上記の特許文献1に開示された従来技術では、第1のカメラと第2のカメラで撮影した画像間で世界座標系における座標を対応付けした制御LUT(Look-Up Table)を構築している。又、第1のカメラで撮影した画像において指定された注目領域(ROI:Region Of Interest)と制御LUTによって第2のカメラの撮影方向を決定するカメラ連携方法が開示されている。
このようなカメラ連携においては、第1のカメラで指定されたROIはある軸方向は確定するが、軸上の奥行き方向のどの位置に指定された物体が存在するのかを第2のカメラで特定することができない。従って第2のカメラでは指定されたROIを画角に収めることができない場合がある。このため特許文献1ではカメラ連携のための制御LUTを構築すると共に、第1のカメラと第2のカメラにおける画像的な特徴や座標を対応付けすることによって軸上における座標を特定している。上記の制御LUTを構築する方法としては、例えば人の手によって画像を見比べ、対応点を入力する。しかし、上記の方法では多くの時間がかかり、作業負荷が大きくなる欠点がある。
またレーザレンジスキャナや複眼のカメラなどを用いることで三次元空間における物体の位置特定をすることが可能であるが、大掛かりな機材を追加する必要がありコストアップや設置の手間などが発生する欠点がある。
そこで本発明は、所定の撮像方向に関する情報に基づき最適な撮像方向の算出が可能な撮像システムを提供することを1つの目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1側面としての撮像システムは、
第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1の座標系における前記撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標に変換する変換手段と、
前記第2の座標に基づき前記第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1の座標系における前記撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標に変換する変換手段と、
前記第2の座標に基づき前記第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、所定の撮像方向に関する情報に基づき最適な撮像方向の算出が可能な撮像システムを容易に実現することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。尚、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
又、実施例においては、撮像システムとして、ネットワークに接続された複数の撮像手段としての監視カメラを用いた例について説明する。しかし、撮像手段はデジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、車載カメラ、ドローンカメラ、ロボットに搭載されたカメラなどの撮像機能を有する電子機器等を含む。
又、実施例においては、撮像システムとして、ネットワークに接続された複数の撮像手段としての監視カメラを用いた例について説明する。しかし、撮像手段はデジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、車載カメラ、ドローンカメラ、ロボットに搭載されたカメラなどの撮像機能を有する電子機器等を含む。
図1は、本発明の実施例の撮像システムの構成図である。本実施例における撮像システムは主にパン・チルト及びフォーカス、ズーム機構を持つPTZ型監視カメラ101と、広角型監視カメラ102を有する。更に又、ネットワーク104やクライアント装置103等を有する。
ここで、第1の撮像手段としての広角型監視カメラ102の画角は例えば360度又はそれに近い画角を有しており、第2の撮像手段としてのPTZ型監視カメラ101よりも広い画角を1回で撮像可能となっている。
ここで、第1の撮像手段としての広角型監視カメラ102の画角は例えば360度又はそれに近い画角を有しており、第2の撮像手段としてのPTZ型監視カメラ101よりも広い画角を1回で撮像可能となっている。
PTZ型監視カメラ101、広角型監視カメラ102、クライアント装置103はネットワーク104に接続されており、相互通信が可能である。又、PTZ型監視カメラ101と広角型監視カメラ102は同一の世界座標系において互いの位置を保持している。ネットワーク104は、PTZ型監視カメラ101、広角型監視カメラ102、クライアント装置103の通信が可能であれば無線であっても有線であっても構わない。又、PTZ型監視カメラは本実施例では1台としているが、2台以上設置されていても構わない。又、クライアント装置103も複数台あっても構わない。又、本実施例における撮像システムの各手段は同じ筐体に収納されている必要はなく、別々の装置の筐体に分散して収納されていても良い。
図2は、本発明の実施例の撮像システムの機能ブロック図である。
PTZ型監視カメラ101は、撮像制御部201、光学系制御部202、PT(パン・チルト)制御部203、システム制御部204を備えている。
撮像制御部201は、光学系としてのレンズ及びCMOSイメージセンサ等の撮像素子から構成され、被写体の撮像及び電気信号への変換を行い生成した画像データをシステム制御部204へ伝達する。
PTZ型監視カメラ101は、撮像制御部201、光学系制御部202、PT(パン・チルト)制御部203、システム制御部204を備えている。
撮像制御部201は、光学系としてのレンズ及びCMOSイメージセンサ等の撮像素子から構成され、被写体の撮像及び電気信号への変換を行い生成した画像データをシステム制御部204へ伝達する。
光学系制御部202は、光学系の中のフォーカスレンズ、ズームレンズをモータで制御し、システム制御部204から伝達された指示信号に基づいて焦点距離の変更や焦点調節を行う。
PT制御部203は、パン方向、チルト方向に駆動するモータ及び駆動機構を制御し、システム制御部204から伝達された指示信号に基づいて撮像制御部201の向きをパン方向、チルト方向に移動させる。
PT制御部203は、パン方向、チルト方向に駆動するモータ及び駆動機構を制御し、システム制御部204から伝達された指示信号に基づいて撮像制御部201の向きをパン方向、チルト方向に移動させる。
システム制御部204は、ネットワーク104を介してクライアント装置103から伝達されたカメラ制御コマンドを解析し、コマンドに応じて撮像制御部201、光学系制御部202、PT(パン・チルト)制御部203を制御する。又、撮像制御部201から取得した画像データを、ネットワーク104を介してクライアント装置103等に配信する。システム制御部204にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、記憶媒体としての不図示のメモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づきPTZ型監視カメラ101の各部の動作を制御する制御手段として機能する。
広角型監視カメラ102は、撮像制御部205、システム制御部206を備えている。
撮像制御部205、システム制御部206は、夫々撮像制御部201、システム制御部204と同等の処理を行う。即ち、システム制御部206にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、記憶媒体としての不図示のメモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づき広角型監視カメラ102の各部の動作を制御する制御手段として機能する。
撮像制御部205、システム制御部206は、夫々撮像制御部201、システム制御部204と同等の処理を行う。即ち、システム制御部206にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、記憶媒体としての不図示のメモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づき広角型監視カメラ102の各部の動作を制御する制御手段として機能する。
クライアント装置103は、表示部207、入力部208、システム制御部209、を備えている。
表示部207は液晶表示装置等であり、PTZ型監視カメラ101、広角型監視カメラ102から夫々ネットワーク104を介して受信した画像データの表示を行う。又、表示部207は、PTZ型監視カメラ101及び広角型監視カメラ102のカメラ制御を行うためのグラフィックユーザーインターフェース(以下、GUIと称する)等を表示する。
表示部207は液晶表示装置等であり、PTZ型監視カメラ101、広角型監視カメラ102から夫々ネットワーク104を介して受信した画像データの表示を行う。又、表示部207は、PTZ型監視カメラ101及び広角型監視カメラ102のカメラ制御を行うためのグラフィックユーザーインターフェース(以下、GUIと称する)等を表示する。
入力部208は、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス等であり、クライアント装置103のユーザーは、入力部208を介してGUIを操作する。
システム制御部209はユーザーからの操作と、ネットワーク104を介してPTZ型監視カメラ101や広角型監視カメラ102から受信した情報に基づいて表示部207を制御する。
システム制御部209はユーザーからの操作と、ネットワーク104を介してPTZ型監視カメラ101や広角型監視カメラ102から受信した情報に基づいて表示部207を制御する。
又、ネットワーク104を介してPTZ型監視カメラ101や広角型監視カメラ102に送付するカメラ制御コマンドを作成する。又、システム制御部209にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、記憶媒体としての不図示のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行する。それによってクライアント装置103やPTZ型監視カメラ101や広角型監視カメラ102等の各部の動作を制御する制御手段として機能する。
図3は、本発明の実施例の撮像システムの配置例を示す図であり、カメラ設置構成を示すと共に、広角型監視カメラ102から見た場合の、撮影対象303の存在する軸方向301等を示している。PTZ型監視カメラ101や広角型監視カメラ102により撮影された映像は、クライアント装置103にネットワーク104を介して送信され、クライアント装置103は表示部207にそれらの映像を出力する。
図4は、本発明の実施例の撮像システムの画面例を示す図であり、表示部207に表示される画面の例を示している。図4に示す画面では、広角型監視カメラ102により撮像された画像が表示される。
クライアント装置103において、ユーザーは、図4に示されるような画面を見ながら、撮影対象303の存在する領域を、入力部208を用いて指定することができ、指定された結果はROIとして広角型監視カメラ102に送られる。即ち、指定手段としての入力部208は、第1の撮像手段としての広角型監視カメラ102から得られた画像の中の所定の領域を指定するための指定工程を有する。
クライアント装置103において、ユーザーは、図4に示されるような画面を見ながら、撮影対象303の存在する領域を、入力部208を用いて指定することができ、指定された結果はROIとして広角型監視カメラ102に送られる。即ち、指定手段としての入力部208は、第1の撮像手段としての広角型監視カメラ102から得られた画像の中の所定の領域を指定するための指定工程を有する。
広角型監視カメラ102は、受信したROIに基づき、PTZ型監視カメラ101と共通の第1の座標系としての、例えば世界座標系における軸方向301に関するベクトル情報を計算し、PTZ型監視カメラ101に送信する。その際に、例えばROIの中央に対応した軸方向301に関するベクトル情報を計算してから送信する。
図3における、302,304,305は、第1の座標系(世界座標系)における座標であり、仮に水平面をx,y軸とし、垂直方向をz軸とする。302は軸方向301上にあり所定の高さ(z)の位置を示す座標、304は軸方向301上にあり高さ0の位置を示す座標、305は302からの垂線と所定の高さ(例えばz=0)の水平面との交点を示す座標である。
次に図5を使用し、本実施例において軸方向301を伝達されたPTZ型監視カメラ101の処理フローについて説明する。図5は、本発明の実施例の撮像方法のフローチャートである。図5における各ステップの動作は、システム制御部204等の内部のコンピュータがメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって行われる。
先ず、ステップS501は、ベクトル情報を取得するための取得工程(取得手段)として機能しており、システム制御部204は、ROIの中央に対応した軸方向301の情報を広角型監視カメラ102からネットワーク104を介して取得する。即ち、ステップS501は、軸方向301に関するベクトル情報を前記第1の撮像装置から取得している。
次にステップS502において、ROIの中央に対応した軸方向301と所定の高さ情報に基づき、例えば図3に示すような世界座標系(第1の座標系)における基準となる3点の座標302,304,305を算出する。即ち、ROIの中央に対応した軸方向301の所定の高さ周辺に主被写体が存在すると仮定して、図3のように3点の座標302,304,305を算出する。ここで、ステップS502は、第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得工程(取得手段)として機能している。
次にステップS503において、世界座標系における3点の座標302,304,305を、PTZ型監視カメラ101のパン角度、チルト角度で表されるPT(パン・チルト)座標系(第2の座標系)に変換する。ここで、ステップS503は、第1の座標系における撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標(パン座標とチルト座標)に変換する変換工程(変換手段)として機能している。
次にステップS504において、例えば最小ズーム倍率に基づく画角とPT駆動範囲等の情報に基づき、世界座標系における前記3点の座標が単一の画角に収まるかどうかを判別する。
即ち、指定されたROI(所定の領域)に対応する所定範囲(前記3点)が第2の撮像手段の画角に収まるか否かを判別する。
即ち、指定されたROI(所定の領域)に対応する所定範囲(前記3点)が第2の撮像手段の画角に収まるか否かを判別する。
ステップS504において、単一の画角に収まると判断した場合(ステップS504でYesの場合)、ステップS505でその場合のPT位置と、単一の画角に収まる例えば最大のズーム倍率を算出する。
ここでステップS505は、第2の座標に基づき第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出工程(算出手段)として機能している。
ここでステップS505は、第2の座標に基づき第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出工程(算出手段)として機能している。
そして、ステップS506において、光学系制御部202、PT制御部203に対して、前記のPT位置及びズーム倍率に設定するための指示信号を送信する。ここでステップS506は、算出工程により算出された制御情報に基づき第2の撮像手段の撮像方向(パン位置、チルト位置の少なくとも一方)を制御する制御工程(制御手段)として機能している。
更にステップS507で、単一の画角に収まったという結果をクライアント装置103に返答する。
更にステップS507で、単一の画角に収まったという結果をクライアント装置103に返答する。
一方、ステップS504において、単一の画角に収まらないと判断した場合(ステップS504でNoの場合)、ステップS508で、PT位置(撮影方向)を変更して複数位置から撮像し、それらの画像を合成或いは連続表示すれば画角に収まるかどうかを判別する。
ステップS508でYes、即ちPT位置を変更して複数のPT位置から撮像して合成或いは連続表示すれば画角に収まると判別した場合、ステップS509で、PT制御部203の最初の撮影するためのPT開始位置を算出する。更に、例えば2回目の撮影を行うためのPT位置(PT終了位置)と、夫々のPT位置における共通のズーム倍率を算出する。
そして、ステップS510で、各PT位置(PT開始位置とPT終了位置)を巡回して(順番に切り替えて)撮像するように光学系制御部202、PT制御部203に指示信号を伝達する。
ここで、ステップS510は、算出工程により算出された制御情報に基づき第2の撮像手段のパン位置、チルト位置の少なくとも一方を順次変更しつつ第2の撮像手段により撮像を行う。
ここで、ステップS510は、算出工程により算出された制御情報に基づき第2の撮像手段のパン位置、チルト位置の少なくとも一方を順次変更しつつ第2の撮像手段により撮像を行う。
そして、ステップS507で、PT位置を複数位置に移動させて撮像し合成或いは連続表示することで画角に収まったという結果や、夫々のPT位置及び各PT位置におけるズーム倍率をクライアント装置103に返答して画面表示させる。
又、ステップS508でNo、即ち、PT位置を順次変更して撮像し合成或いは連続表示しても全体として画角に収まらないと判別した場合、そのことをクライアント装置103に返答する。
又、ステップS508でNo、即ち、PT位置を順次変更して撮像し合成或いは連続表示しても全体として画角に収まらないと判別した場合、そのことをクライアント装置103に返答する。
即ち、ステップS507は、算出工程により算出された制御情報に基づき指定されたROI(所定の領域)に対応する所定範囲(前記3点)が第2の撮像手段の画角に収まるか否かをユーザーに通知するための通知工程(通知手段)として機能している。又、ステップS507は、算出工程により算出された制御情報(パン位置、チルト位置の少なくとも一方)をユーザーに通知するための通知工程(通知手段)としても機能している。
これは、例えば、広角型監視カメラ102が例えば360度の画角を有し、PTZ型監視カメラ101のPT可動範囲が狭く、ズーム倍率もあまり小さくできない構成の場合などに生じる。その場合、ステップS507では、一部だけ収まるか、全く収まらないのか等を返答して画面表示させるようにしても良い。
尚、上記図5の処理フローのステップS502において、前記の所定の高さ情報(例えば2m等)は、本実施例ではPTZ型監視カメラ101が保持しているものとするが、クライアント装置103等からPTZ型監視カメラ101に伝達しても良い。又、上記の所定の高さは、ユーザーがクライアント装置103において適宜設定しても良い。
又、別途、ネットワーク104に接続された不図示の座標変換サーバー(外部サーバー)を設けて、座標変換サーバーによりステップS501~S503を実行しても良い。即ち、変換手段等を外部サーバーに設けても良い。そして、その変換結果等を座標変換サーバーから受信してステップS504以降の動作を実行しても良い。
又、ステップS502において、3点の座標302,304,305を算出しているが、2点の座標302,304のみでも良い。
又、ステップS502において、3点の座標302,304,305を算出しているが、2点の座標302,304のみでも良い。
又、ステップS505,S506,S509,S510で処理される、PT位置の算出や光学系制御部202、PT制御部203の制御等を行う前に、ステップS504やステップS508等における判定結果だけを先に返答しても良い。即ち、例えばステップS507の処理を先に行ってから、その後ユーザーの指示があった場合に、ステップS505,S506,S509,S510等の処理を行うようにしても良い。
以上のように本実施例によれば、広角型監視カメラ102の画像に基づき所定の撮影対象303やROIを指定した場合に、その指定に基づき、ROIの中央に主被写体が存在するとしてベクトル情報を生成する。そしてPTZ型監視カメラ101と共通の例えば世界座標系における軸方向301の複数の座標を計算している。更に、その共通の世界座標系における軸方向301の複数の座標をパン・チルト用の座標に変換し、それに基づきPTZ型監視カメラ101を制御している。
従って、指定された撮影対象303やROIをPTZ型監視カメラ101により適切に撮像することができる。
尚、本実施例では広角型監視カメラ102とPTZ型監視カメラ101との共通の第1の座標系として例えば世界座標系を用いたが、共通の座標系であれば良く、世界座標系に限定されない。
尚、本実施例では広角型監視カメラ102とPTZ型監視カメラ101との共通の第1の座標系として例えば世界座標系を用いたが、共通の座標系であれば良く、世界座標系に限定されない。
又、上記の例ではクライアント装置103において、ユーザーは、図4に示されるような画面を見ながら、撮影対象303の存在する領域を、入力部208を用いて指定している。
そして、指定されたROIの中央に対応した軸方向301と所定の高さ情報に基づき、例えば図3に示すような世界座標系における基準となる3点の座標302,304,305を算出している。しかし、クライアント装置103において、ユーザーが、図4に示されるような画面を見ながら、撮影対象303の存在する領域を、入力部208を用いて指定する際に、例えば画面の2点を指定しても良い。その場合にはその2点に対応した2つの軸方向に関する情報を生成しても良い。
そして、指定されたROIの中央に対応した軸方向301と所定の高さ情報に基づき、例えば図3に示すような世界座標系における基準となる3点の座標302,304,305を算出している。しかし、クライアント装置103において、ユーザーが、図4に示されるような画面を見ながら、撮影対象303の存在する領域を、入力部208を用いて指定する際に、例えば画面の2点を指定しても良い。その場合にはその2点に対応した2つの軸方向に関する情報を生成しても良い。
そして、その2つの軸方向の情報をシステム制御部204が受信するようにし、夫々の軸方向の情報と所定の高さ情報に基づき、夫々例えば世界座標系における基準となる3点の座標を算出することで合計6点の座標を算出しても良い。その場合、その6点の座標をPT座標系に変換し、その6点が単一の画角に収まるか否かの判断をし、収まる場合にはそのためのPTZを算出すれば良い。収まらない場合には、PT位置を切り替えながら複数回撮像して合成し上記6点の座標が含まれるように制御をしても良い。
更に、ユーザーは複数点を指定する際に、その複数点の順番を指定しても良い。その場合にPTZ型監視カメラ101において、単一の画角に収めることができないときには、指定された順番に応じて、PT位置の切り替え順序を制御するようにしても良い。
又、クライアント装置103において、ユーザーは3点以上を指定するようにしても良い。
又、クライアント装置103において、ユーザーは3点以上を指定するようにしても良い。
尚、以上の実施例においてPT(パン・チルト)等の表現が使われているが、これはパンとチルトの少なくとも一方のことを指している。同様に、PTZ(パン・チルト・ズーム)等の表現が使われているが、これもパンとチルトとズームの少なくとも1つのことを指している。従ってPTZ型監視カメラ101は例えばチルトやズーム機能がなく、パン機能しかない監視カメラであっても良く、パン機能とズーム機能しかない監視カメラであっても良い。又、パン・チルト機能についても、例えばチルト機能がなくパン機能しかないものも含む。又、パン・チルト制御とは例えばパン制御、チルト制御の内の一方、例えばパン制御だけするものを含む。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
尚、本実施例における制御の一部又は全部を上述した実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像システム等に供給するようにしてもよい。そしてその撮像システム等におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
101:PTZ型監視カメラ(第2の撮像手段)
102:広角型監視カメラ(第1の撮像手段)
103:クライアント装置
104:ネットワーク
201:撮像制御部
202:光学系制御部
203:PT制御部
204:システム制御部
205:撮像制御部
206:システム制御部
207:表示部
208:入力部
209:システム制御部
301:軸方向
302:座標
303:撮影対象
304:座標
305:座標
102:広角型監視カメラ(第1の撮像手段)
103:クライアント装置
104:ネットワーク
201:撮像制御部
202:光学系制御部
203:PT制御部
204:システム制御部
205:撮像制御部
206:システム制御部
207:表示部
208:入力部
209:システム制御部
301:軸方向
302:座標
303:撮影対象
304:座標
305:座標
Claims (11)
- 第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した第1の座標系における前記撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標に変換する変換手段と、
前記第2の座標に基づき前記第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出手段と、を有することを特徴とする撮像システム。 - 前記算出手段により算出された前記制御情報に基づき前記第2の撮像手段の前記撮像方向を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
- 前記制御手段は、前記算出手段により算出された前記制御情報に基づき前記第2の撮像手段のパン位置、チルト位置の少なくとも一方を順次変更しつつ、前記第2の撮像手段により撮像を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
- 前記取得手段は、前記撮像方向に関する情報を前記第1の撮像手段から取得することを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
- 前記第1の撮像手段は、前記第2の撮像手段よりも広い画角を撮像可能であることを特徴とする請求項4に記載の撮像システム。
- 前記第1の撮像手段から得られた画像の中の所定の領域を指定するための指定手段を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像システム。
- 前記算出手段により算出された前記制御情報をユーザーに通知するための通知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
- 前記算出手段により算出された前記制御情報に基づき前記所定の領域に対応する所定範囲が前記第2の撮像手段の画角に収まるか否かをユーザーに通知するための通知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
- 前記変換手段は外部サーバーに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
- 第1の撮像手段から得られた画像に基づき第1の座標系で表現された撮像方向に関する情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した第1の座標系における前記撮像方向に関する情報を第2の撮像手段における方向制御のための第2の座標に変換する変換工程と、
前記第2の座標に基づき前記第2の撮像手段の撮像方向を制御するための制御情報を算出する算出工程と、を有する撮像方法。 - 請求項1~9のいずれか1項に記載の撮像システムの各手段をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2021121002A JP2023016580A (ja) | 2021-07-21 | 2021-07-21 | 撮像システム、撮像方法、及びコンピュータプログラム |
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Family Applications (1)
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