JP2018046415A - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及びプログラム Download PDF

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晋太郎 樋口
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Abstract

【課題】撮影画像と参照画像を表示する際に、ユーザーに操作負担をかけること無く、撮影画像と参照画像との関係性を容易に把握できる仕組みを提供する。【解決手段】参照画像と、参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する画像取得部132と、画像取得部132で取得された撮影画像に含まれる人体(被写体)の向き及び移動方向を検出する人体検出部133と、人体検出部133で検出された人体の向き及び移動方向に基づいて、画像取得部132で取得された撮影画像と参照画像とを同一の方向に回転させて表示部210に表示する制御を行う表示制御部134を備える。【選択図】図1−1

Description

本発明は、参照画像と、当該参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを表示制御する技術に関するものである。
近年、街頭防犯や、店舗、ビル、工場内の監視を目的として、ネットワークカメラが利用されている。ネットワークカメラは、レンズ・鏡筒部がカメラ本体と一体になっているものだけではなく、レンズ・鏡筒部がパン、チルト、ローテート可能な機構を有するものもある。このパン、チルト、ローテートが可能なレンズ・鏡筒部を具備するネットワークカメラは、ネットワークカメラ1台で広範囲の領域をモニタリングすることができる。
ネットワークカメラには、撮影する画角を決めるために、現在撮影している画像を参照画像として表示させ、この参照画像を基に撮影画像の撮影画角を決定する機能がある。例えば、ユーザーが参照画像に対して撮影画角に係る範囲を指定することにより、ネットワークカメラは、指定された範囲に基づく撮影画角で撮影できるようにレンズ・鏡筒部をパン、チルトさせる制御を行う。これにより、ユーザーは、参照画像を確認しながら撮影画角を指定できるため、撮影画角をより簡便に決定することができる。
また、ネットワークカメラには、パノラマ画像を生成できる機種もあり、このパノラマ画像を参照画像とする機能がある。この場合、ネットワークカメラは、例えば、レンズ・鏡筒部をパン、チルトさせて複数枚の画像を撮影し、撮影により得られた複数枚の画像を繋ぎ合わせてパノラマ画像を生成してこれを予め保持しておく。これにより、ユーザーは、パノラマ画像からネットワークカメラが撮影可能な全画角を確認した上で、撮影したい画角を決定することができる。
また、ネットワークカメラには、撮影する画像を確認するためのビューワーや操作ツール等において、被写体や全景の視認性向上のため、撮影画像を90度回転させて表示する機能がある。この際、参照画像(上述したパノラマ画像を含む)を表示させながら撮影画角を指定した場合、撮影により得られた撮影画像のみを90度回転表示させただけでは、例えば、撮影画像に横方向に動く被写体を映していても、参照画像では被写体が縦方向に動いて見える。この場合、撮影画像と参照画像(上述したパノラマ画像を含む)との間の関係性が把握し難くなる。
ここで、撮影画像の回転表示に関する技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1では、デジタルカメラにおいて、撮影画像である被写体画像を縮小した標準サムネイル画像と、回転させた回転サムネイル画像との各種のサムネイル画像を作成し、被写体画像と各種のサムネイル画像とを関連付けて記録部に記録する。そして、特許文献1では、被写体画像と各種のサムネイル画像を表示し、標準サムネイル画像を選択させ、被写体画像を表示する際に標準サムネイル画像の回転方向及び回転量に合わせて被写体画像を回転させて表示する技術が記載されている。
特開2005−33384号公報
上述したように、従来のネットワークカメラでは、撮影画像と参照画像(上述したパノラマ画像を含む)との間の関係性が把握し難いという問題がある。
また、撮影画像の回転表示に関する技術として、上述した特許文献1に記載の技術では、撮影画像である被写体画像を正立状態として表示させるためには、ユーザーが所定の選択操作を行う必要があるため、ユーザーに操作負担を強いることになる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、撮影画像と参照画像を表示する際に、ユーザーに操作負担をかけること無く、撮影画像と参照画像との関係性を容易に把握できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の表示制御装置は、参照画像と、前記参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する画像取得手段と、前記撮影画像に含まれる被写体の向き及び移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された被写体の向き及び移動方向に基づいて、前記画像取得手段で取得された前記撮影画像と前記参照画像とを同一の方向に回転させて表示部に表示する制御を行う表示制御手段とを有する。
また、本発明は、上述した表示制御装置による表示制御方法、及び、当該表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、撮影画像と参照画像を表示する際に、ユーザーに操作負担をかけること無く、撮影画像と参照画像との関係性を容易に把握することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像システムの機能構成の一例を示す図である。 図1−1に示すシステムコントローラのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の設置例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、参照画像及び撮影画像の取得例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS413における撮影画像及び参照画像の回転表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る撮像システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1−1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像システム10の機能構成の一例を示す図である。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第1の実施形態に係る撮像システム10を、図1−1に示すように、撮像システム10−1として説明する。
撮像システム10−1は、撮像装置100と、ユーザー端末装置200を有して構成されている。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第1の実施形態に係る撮像装置100を、図1−1に示すように、撮像装置100−1として説明する。そして、図1−1に示す例では、撮像システム10−1は、撮像装置100−1とユーザー端末装置200とが、ネットワークNを介して通信可能に構成されている。
撮像装置100−1は、例えばユーザー端末装置200からの情報に基づいて、画像撮影を行い、得られた各種の画像の表示制御等を行う。ここで、図1−1に示す撮像装置100−1は、本発明における「表示制御装置」に相当するものであり、また、例えば上述したネットワークカメラを適用することができる。
撮像装置100−1は、撮像部110、通信部120、システムコントローラ130、及び、記憶部140の各機能構成を有して構成されている。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第1の実施形態に係るシステムコントローラ130を、図1−1に示すように、システムコントローラ130−1として説明する。
撮像部110は、パン、チルト及びローテートが可能に構成されている。この撮像部110は、複数枚のレンズ、絞り、赤外カットフィルタ等の光学フィルタ、CCDまたはCMOS等の光電変換素子を含み構成されている。撮像部110に対する合焦制御やズーム制御、露出制御等の撮像制御は、システムコントローラ130−1によってなされる。また、撮像部110に対するパン、チルト及びローテートに係る撮像制御も、システムコントローラ130−1によってなされる。また、撮像部110は、システムコントローラ130−1による撮像制御に基づいて、被写体の撮像を行って画像を生成する処理を行う。そして、撮像部110は、生成した画像に対して所定の画像処理(例えばカラーバランス調整処理やガンマ補正処理等)を行った後、これをシステムコントローラ130−1に出力する。この際、撮像部110は、例えばJPEG等の所定フォーマットの画像ファイルをシステムコントローラ130−1に出力してもよい。
通信部120は、ネットワークNを介したユーザー端末装置200との通信を司るものである。例えば、通信部120は、ネットワークNを介してユーザー端末装置200から画像撮影に係る各種の指示情報等を受信し、これをシステムコントローラ130−1に入力する。また、例えば、通信部120は、システムコントローラ130−1の制御に基づいて、各種の画像や各種の情報を、例えばTCP/IP等のプロトコルに従ってユーザー端末装置200へ送信する。
システムコントローラ130−1は、例えば通信部120から入力された情報等に基づいて、撮像装置100−1の動作を統括的に制御することや、各種の処理を行う。また、図1−1に示すシステムコントローラ130−1には、撮像制御部131、画像取得部132、人体検出部133、及び、表示制御部134の各機能構成が含まれている。
撮像制御部131は、例えば通信部120から入力された情報等に基づいて、撮像部110に対して撮像制御を行う。例えば、撮像制御部131は、撮像部110に対して、パン、チルト及びローテートに係る撮像制御や、合焦制御やズーム制御、露出制御等の撮像制御を行う。
また、撮像制御部131は、例えば通信部120から被写体の撮影指示が入力された場合、まず、撮像部110に対して、撮影画像の撮影画角を決定するために用いる参照画像を取得するために、現在の撮影制御条件での撮影を行わせる。その後、参照画像がユーザー端末装置200に送られて表示部210に表示され、当該参照画像に対してユーザーが撮影画角に係る範囲を指定すると、撮像制御部131は、当該指定された範囲に基づく撮影画角で撮影を行うように、撮像部110を制御する。
画像取得部132は、撮像制御部131による撮像制御がなされている撮像部110から、上述した参照画像と、当該参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する。
人体検出部133は、画像取得部132で取得された撮影画像に含まれる被写体の一例である人体を検出する処理を行う。また、人体検出部133は、画像取得部132で取得された参照画像についても、当該参照画像に含まれる被写体の一例である人体を検出する処理を行うことができる。ここで、人体検出部133は、例えばシステムコントローラ130−1に予め記憶されている人体の特徴量に関するデータ群を用いて撮影画像(参照画像についても同様)から人体形状があることを認識することによって、人体を検出することができる。この際、人体検出部133は、例えば撮影画像(参照画像についても同様)にある顔と肩の特徴量を用いて人体を検出する、といった既存の技術を用いることができる。
さらに、人体検出部133は、画像取得部132で取得された撮影画像に含まれる人体の向き及び移動方向を検出する処理を行う。また、人体検出部133は、画像取得部132で取得された参照画像についても、当該参照画像に含まれる人体の向き及び移動方向を検出する処理を行うことができる。ここで、人体検出部133は、例えば、撮影画像(参照画像についても同様)における前後の画像を解析し、人体(動体)か背景かを識別する背景差分を用いて、人体の向き及び移動方向を検出する処理を行う。また、人体検出部133は、画像取得部132で取得された撮影画像(参照画像についても同様)に複数の人体が含まれていることを検出した場合、当該複数の人体における各人体の向き及び移動方向を検出する処理を行う。
表示制御部134は、画像取得部132で参照画像が取得されると、当該参照画像をユーザー端末装置200の表示部210に表示する制御を行う。その後、表示制御部134は、画像取得部132で撮影画像が取得されると、人体検出部133で検出された人体の向き及び移動方向に基づいて、画像取得部132で取得された撮影画像と参照画像とを同一の方向に回転させて表示部210に表示する制御を行う。また、表示制御部134は、人体検出部133において複数の人体における各人体の向き及び移動方向が検出された場合、当該各人体の向き及び移動方向に基づいて、画像取得部132で取得された撮影画像と参照画像とを同一の方向に回転させて表示部210に表示する制御を行う。
記憶部140は、システムコントローラ130−1の処理によって得られた各種の画像や各種の情報を記憶する。
ユーザー端末装置200は、ユーザーが操作入力を行う装置である。図1−1に示すユーザー端末装置200には、表示部210の機能構成が含まれている。表示部210は、撮像装置100−1の表示制御部134による表示制御に基づいて、各種の画像や各種の情報を表示する。
なお、図1−1に示す撮像システム10−1では、ユーザー端末装置200の内部に表示部210が構成されている例を示しているが、本発明においてはこの形態に限定されるものではない。例えば、表示部210が、ユーザー端末装置200の外部にネットワークNを介して通信部120と通信可能に構成された形態や、或いは、撮像装置100−1の内部に構成された形態も、本発明に適用可能である。
図1−2は、図1−1に示すシステムコントローラ130のハードウェア構成の一例を示す図である。システムコントローラ130は、図1−2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、I/O回路104、及び、バス105の各ハードウェア構成を有して構成されている。
CPU101は、システムコントローラ130の動作を統括的に制御するとともに、各種の処理を行う。
ROM102は、変更を必要としないプログラムや情報を格納している。なお、本実施形態においては、CPU101が本実施形態に係る処理を実行するためのプログラムは、このROM102に記憶されているものとする。
RAM103は、ROM102やCPU101から供給されるプログラムやデータ等を一時記憶する。
I/O回路104は、当該システムコントローラ130と通信可能に接続された外部の構成と情報等の入出力を行う回路である。
バス105は、CPU101、ROM102、RAM103及びI/O回路104を相互に通信可能に接続する。
なお、図1−2に示すシステムコントローラ130のハードウェア構成は、飽くまでも一例であり、必要に応じてハードウェア構成を追加・変更することができるものとする。例えば、システムコントローラ130のハードウェア構成として、目的に応じた各種の処理を行う周辺回路を更に具備する形態であってもよい。
ここで、図1−2に示すシステムコントローラ130のハードウェア構成と、図1−1に示すシステムコントローラ130−1の機能構成との対応関係の一例について、以下に説明する。
例えば、図1−2に示すCPU101及びROM102に記憶されているプログラム、並びに、I/O回路104から、図1−1に示す撮像制御部131、画像取得部132、人体検出部133、及び、表示制御部134が構成される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の設置例を示す図である。この図2では、撮像装置100の設置例として、撮像装置100a及び100bの2つの例が示されている。
撮像装置100aは、建物の天井201に設置され、床面方向の撮影を行う撮像装置100の設置例である。また、撮像装置100bは、建物の壁202に設置され、撮像部110をローテートさせることにより床面方向の撮影を行う撮像装置100の設置例である。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、参照画像及び撮影画像の取得例を示す図である。この図3では、画像取得部132において、参照画像310及び撮影画像320を取得するイメージを示している。
参照画像310は、ユーザーが撮影画像320の撮影画角を決定する際に用いられる画像であり、表示制御部134によって表示部210に表示される。参照画像310の破線枠311は、ユーザーが参照画像310から撮影画像320の撮影画角として指定した範囲を示している。撮影画像320は、ユーザーが参照画像310に対して指定した破線枠311の範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像である。具体的に、破線枠311の範囲が指定されると、撮影画像320を取得するために、撮像制御部131は、撮像部110に対して当該破線枠311の範囲に基づく撮影画角で撮影を行わせるべく、パン及びチルト並びにズーム(或いはデジタルズーム)の制御を行う。
なお、本実施形態においては、参照画像310は、撮像部110から得られた1枚の画像を想定しているものとする。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す図4のフローチャートの説明においては、図1−1に示す機能構成図を用いて説明を行う。
ステップS401において、撮像制御部131は、例えば通信部120を介してユーザー端末装置200から撮影指示が入力された場合、まず、撮像部110に対して、参照画像を取得するために、現在の撮影制御条件での撮影を行わせる。次いで、画像取得部132は、撮像制御部131による撮像制御がなされている撮像部110から、参照画像を取得する。次いで、表示制御部134は、画像取得部132で参照画像が取得されると、当該参照画像をユーザー端末装置200の表示部210に表示する制御を行う。その後、ユーザー端末装置200の表示部210に表示された参照画像に対してユーザーが撮影画角に係る範囲を指定すると、撮像制御部131は、当該指定された範囲に基づく撮影画角で撮影を行うように、撮像部110を制御する。
続いて、ステップS402において、画像取得部132は、撮像制御部131による撮像制御がなされている撮像部110から、参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像を取得する。
続いて、ステップS403において、人体検出部133は、ステップS402で取得された撮影画像に含まれる人体(被写体)の認識処理を行って、人体を検出する処理を行う。そして、人体が検出された場合には、人体検出部133は、当該人体の向き及び移動方向を検出する処理を更に行う。
続いて、ステップS404において、人体検出部133は、ステップS403で検出した人体が撮影画像から見て横を向いているか否かを判定する。
ステップS404の判定の結果、ステップS403で検出した人体が撮影画像から見て横を向いていない場合には(S404/No)、ステップS401に戻り、ステップS401以降の処理を再度行う。ここで、ステップS403で検出した人体が複数ある場合には、例えば、全ての人体が撮影画像から見て横を向いていない場合にステップS401に戻る処理を行うものとするが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。
一方、ステップS404の判定の結果、ステップS403で検出した人体が撮影画像から見て横を向いている場合には(S404/Yes)、ステップS405に進む。
ステップS405に進むと、人体検出部133は、横を向いていると判定した人体の数Nを設定する処理を行う。
続いて、ステップS406において、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数nに1を設定する処理を行う。
続いて、ステップS407において、人体検出部133は、撮影画像において人体nが横方向に動いているか否かを判定する。
ステップS407の判定の結果、撮影画像において人体nが横方向に動いている場合には(S407/Yes)、ステップS408に進む。
ステップS408に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体nを横方向に動いている人体としてカウントする。この際、人体検出部133は、さらに、撮影画像において人体nが左から右への横方向の移動であるか、或いは、撮影画像において人体nが右から左への横方向の移動であるかを検出する。そして、本ステップでは、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体nを横方向に動いている人体としてカウントする際に、人体nが右から左への横方向に移動した場合と人体nが左から右への横方向に移動した場合とで更に区別してカウントを行う。
一方、ステップS407の判定の結果、撮影画像において人体nが横方向に動いていない場合には(S407/No)、ステップS409に進む。
ステップS409に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体nを横方向に動いていない人体(縦方向に動いている人体を含む)としてカウントする。
ステップS408の処理が終了した場合、或いは、ステップS409の処理が終了した場合には、ステップS410に進む。
ステップS410に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数nが、ステップS405で設定した人体の数Nよりも小さいか否かを判定する。
ステップS410の判定の結果、処理対象の人体を示す変数nが、ステップS405で設定した人体の数Nよりも小さい場合には(S410/Yes)、未だ全ての処理対象の人体については処理を完了していないと判断し、ステップS411に進む。
ステップS411に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数nに1を加算する処理を行う。その後、変更した処理対象の人体nについて、ステップS407以降の処理を行う。
一方、ステップS410の判定の結果、処理対象の人体を示す変数nが、ステップS405で設定した人体の数Nよりも小さくない場合には(S410/No)、全ての処理対象の人体について処理を完了したと判断し、ステップS412に進む。
ステップS412に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、ステップS408の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たすか否かを判定する。ここでは、所定の条件とは、ステップS408の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が、ステップS409の処理に基づく横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件であるものとする。
ステップS412の判定の結果、ステップS408の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たす場合には(S412/Yes)、ステップS413に進む。
ステップS413に進むと、表示制御部134は、被写体である人体が正立するように表示すべく、画像取得部132で取得された撮影画像と参照画像とを同一の方向に回転させて表示部210に表示する制御を行う。この際、表示制御部134は、撮影画像及び参照画像を回転させる方向については、ステップS408の処理で説明した左から右への横方向に移動した人体のカウント値が右から左への横方向に移動した人体のカウント値よりも大きい場合には右方向に90度回転させ、逆に小さき場合には左方向に90度回転させるものとする。なお、撮影画像及び参照画像を回転表示させる前に、表示部210におけるビューアーや操作ツール等に対してダイアログボックスを発生させ、ユーザーに対して影画像及び参照画像を回転表示させるか否かを選択させるようにしてもよい。
ステップS413の処理が終了した場合、或いは、ステップS412において横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たさないと判定された場合には(S412/No)、図4のフローチャートの処理を終了する。
なお、上述した図4のステップS412の説明においては、所定の条件として、横方向に動いている人体のカウント値が横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件である例を示したが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、図4のステップS412における所定の条件として、横方向に動いている人体のカウント値が横方向に動いていない人体のカウント値よりも所定数以上(例えば10以上)大きい条件である態様も、本実施形態に適用可能である。また、例えば、図4のステップS412における所定の条件を判定する際に、ステップS408の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定数(例えば10)になる前に、ステップS409の処理に基づく横方向に動いていない人体のカウント値が1となった場合には、当該横方向に動いている人体のカウント値を0にリセットするようにしてもよい。
図5は、図4のステップS413における撮影画像及び参照画像の回転表示例を示す図である。具体的に、図5には、表示制御部134が表示部210に対して行った回転表示制御に基づく回転表示例として、3つの回転表示例501〜503が示されている。
回転表示例501は、図3に示す回転させる前の参照画像310及び撮影画像320に対して、それぞれ同一の方向に回転表示させた参照画像510及び撮影画像520の表示例である。ここで、参照画像510の破線枠511は、図3に示す参照画像310の破線枠311に相当するものである。
回転表示例502は、回転表示例501における参照画像510及び撮影画像520に加えて、図3に示す回転させる前の参照画像310を更に表示させた表示例である。
回転表示例503は、回転表示例501における参照画像510及び撮影画像520に加えて、図3に示す回転させる前の参照画像310及び撮影画像320を更に表示させた表示例である。
以上説明したように、第1の実施形態に係る撮像装置(表示制御装置)100−1では、画像取得部132において、参照画像と、当該参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得するようにしている。さらに、人体検出部133において、画像取得部132で取得された撮影画像に含まれる被写体である人体の向き及び移動方向を検出するようにしている。さらに、表示制御部134において、人体検出部133で検出された人体の向き及び移動方向に基づいて、画像取得部132で取得された撮影画像と参照画像とを同一の方向に回転させて表示部210に表示する制御を行うようにしている(図4のS604〜S613)。
かかる構成によれば、撮影画像と参照画像を表示する際に、ユーザーに操作負担をかけること無く、撮影画像と参照画像との関係性を容易に把握することができる。また、ユーザーに操作負担をかけること無く、撮影画像を人体の正立状態で表示することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る撮像システムの機能構成は、上述した図1−1に示す第1の実施形態に係る撮像システム10の機能構成と同様である。また、第2の実施形態に係るシステムコントローラのハードウェア構成は、上述した図1−2に示すシステムコントローラ130のハードウェア構成と同様である。
次に、第2の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順について説明を行う。第2の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順は、基本的には、上述した図4に示す第1の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順と同様である。ここで、第2の実施形態に係る撮像装置100では、図4のステップS407における人体が横方向に動いているか否かを判定する判定基準として、例えば、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±10度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値が予め設定されているものとする。そして、第2の実施形態では、所定の要件を満たす場合に、このステップS407の判定閾値を緩和する処理を行うものである。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す図6のフローチャートの説明においては、図1−1に示す機能構成図を用いて説明を行う。また、この図6のフローチャートの処理は、例えば、図4のステップS401において、画像取得部132が参照画像を取得した際に一連の処理として行うことが可能なものである。
ステップS601において、撮像制御部131は、例えば通信部120を介してユーザー端末装置200から撮影指示が入力された場合、撮像部110に対して、参照画像を取得するために、現在の撮影制御条件での撮影を行わせる。
続いて、ステップS602において、画像取得部132は、撮像制御部131による撮像制御がなされている撮像部110から、参照画像を取得する。
続いて、ステップS603において、人体検出部133は、ステップS602で取得された参照画像に含まれる人体(被写体)の認識処理を行って、人体を検出する処理を行う。そして、人体が検出された場合には、人体検出部133は、当該人体の向き及び移動方向を検出する処理を更に行う。
続いて、ステップS604において、人体検出部133は、ステップS603で検出した人体が参照画像から見て横を向いているか否かを判定する。
ステップS604の判定の結果、ステップS603で検出した人体が参照画像から見て横を向いていない場合には(S604/No)、ステップS601に戻り、ステップS601以降の処理を再度行う。ここで、ステップS603で検出した人体が複数ある場合には、例えば、全ての人体が参照画像から見て横を向いていない場合にステップS601に戻る処理を行うものとするが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。
一方、ステップS604の判定の結果、ステップS603で検出した人体が参照画像から見て横を向いている場合には(S604/Yes)、ステップS605に進む。
ステップS605に進むと、人体検出部133は、横を向いていると判定した人体の数Mを設定する処理を行う。
続いて、ステップS606において、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数mに1を設定する処理を行う。
続いて、ステップS607において、人体検出部133は、参照画像において人体mが横方向に動いているか否かを判定する。
ステップS607の判定の結果、参照画像において人体mが横方向に動いている場合には(S607/Yes)、ステップS608に進む。
ステップS608に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体mを横方向に動いている人体としてカウントする。なお、本ステップでは、人体検出部133は、図4のステップS408で説明した人体が左から右への横方向の移動であるか、或いは、人体が右から左への横方向の移動であるかを検出する処理は行わない。
一方、ステップS607の判定の結果、参照画像において人体mが横方向に動いていない場合には(S607/No)、ステップS609に進む。
ステップS609に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体mを横方向に動いていない人体(縦方向に動いている人体を含む)としてカウントする。
ステップS608の処理が終了した場合、或いは、ステップS609の処理が終了した場合には、ステップS610に進む。
ステップS610に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数mが、ステップS605で設定した人体の数Mよりも小さいか否かを判定する。
ステップS610の判定の結果、処理対象の人体を示す変数mが、ステップS605で設定した人体の数Mよりも小さい場合には(S610/Yes)、未だ全ての処理対象の人体については処理を完了していないと判断し、ステップS611に進む。
ステップS611に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数mに1を加算する処理を行う。その後、変更した処理対象の人体mについて、ステップS607以降の処理を行う。
一方、ステップS610の判定の結果、処理対象の人体を示す変数mが、ステップS605で設定した人体の数Mよりも小さくない場合には(S610/No)、全ての処理対象の人体について処理を完了したと判断し、ステップS612に進む。
ステップS612に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、ステップS608の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たすか否かを判定する。ここでは、所定の条件とは、ステップS608の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が、ステップS609の処理に基づく横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件であるものとする。
ステップS612の判定の結果、ステップS608の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たす場合には(S612/Yes)、ステップS613に進む。
ステップS613に進むと、人体検出部133は、図4のステップS407における人体が横方向に動いているか否かを判定する判定閾値を緩和する再設定を行う。例えば、人体検出部133は、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±10度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値を、例えば、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±30度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値に緩和する再設定を行う。
ステップS613の処理が終了した場合、或いは、ステップS612において横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たさないと判定された場合には(S612/No)、図6のフローチャートの処理を終了する。
なお、上述した図6のステップS612の説明においては、所定の条件として、横方向に動いている人体のカウント値が横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件である例を示したが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、図6のステップS612における所定の条件として、横方向に動いている人体のカウント値が横方向に動いていない人体のカウント値よりも所定数以上(例えば10以上)大きい条件等である態様も、本実施形態に適用可能である。
以上説明したように、第2の実施形態に係る撮像装置(表示制御装置)100−1では、人体検出部133は、撮影画像に含まれる人体の向き及び移動方向に加えて、参照画像に含まれる人体の向き及び移動方向を更に検出するようにしている。そして、表示制御部134は、人体検出部133で検出された、撮影画像に含まれる人体の向き及び移動方向に加えて参照画像に含まれる人体の向き及び移動方向も考慮して(図6)、撮影画像及び参照画像の回転表示制御を行うようにしている。
かかる構成によれば、第1の実施形態における効果に加えて、より好適に撮影画像を人体の正立状態で表示することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る撮像システム10の機能構成の一例を示す図である。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第3の実施形態に係る撮像システム10を、図7に示すように、撮像システム10−3として説明する。なお、図7において、図1−1と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
撮像システム10−3は、撮像装置100と、ユーザー端末装置200を有して構成されている。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第3の実施形態に係る撮像装置100を、図7に示すように、撮像装置100−3として説明する。そして、図7に示す例では、撮像システム10−3は、撮像装置100−3とユーザー端末装置200とが、ネットワークNを介して通信可能に構成されている。
撮像装置100−3は、例えばユーザー端末装置200からの情報に基づいて、画像撮影を行い、得られた各種の画像の表示制御等を行う。ここで、図7に示す撮像装置100−3は、本発明における「表示制御装置」に相当するものであり、また、例えば上述したネットワークカメラを適用することができる。
撮像装置100−3は、撮像部110、通信部120、システムコントローラ130、及び、記憶部140の各機能構成を有して構成されている。ここで、以下の説明においては、必要に応じて、第3の実施形態に係るシステムコントローラ130を、図7に示すように、システムコントローラ130−3として説明する。
システムコントローラ130−3には、撮像制御部131、画像取得部132、人体検出部133、表示制御部134、及び、パノラマ画像生成部135の各機能構成が含まれている。即ち、このシステムコントローラ130−3には、図1−1に示すシステムコントローラ130−3の各機能構成に加えて、パノラマ画像生成部135が追加されて構成されている。
パノラマ画像生成部135は、パン、チルト及びローテートが可能に構成された撮像部110から得られた複数枚の画像を繋ぎ合わせてパノラマ画像を生成する処理を行う。具体的に、パノラマ画像生成部135は、撮像部110の各画角ごとに得られた複数枚の画像を繋ぎ合わせてパノラマ画像を生成する。
そして、本実施形態においては、画像取得部132は、上述した参照画像(例えば図3の参照画像310)として、パノラマ画像生成部135で生成されたパノラマ画像を取得する形態を採る。
また、第3の実施形態に係るシステムコントローラ130−3のハードウェア構成は、上述した図1−2に示すシステムコントローラ130のハードウェア構成と同様である。この場合、例えば、図1−2に示すCPU101及びROM102に記憶されているプログラム、並びに、I/O回路104から、図7に示す撮像制御部131、画像取得部132、人体検出部133、表示制御部134、及び、パノラマ画像生成部135が構成される。
次に、第3の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順について説明を行う。第3の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順は、基本的には、上述した図4に示す第1の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順と同様である。この際、第3の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理では、上述した図4に示す第1の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理における参照画像として、パノラマ画像生成部135で生成されたパノラマ画像を用いる形態となる。また、第3の実施形態に係る撮像装置100では、図4のステップS407における人体が横方向に動いているか否かを判定する判定基準として、例えば、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±10度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値が予め設定されているものとする。そして、第3の実施形態では、所定の要件を満たす場合に、このステップS407の判定閾値を緩和する処理を行うものである。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る撮像装置100による表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す図8のフローチャートの説明においては、図7に示す機能構成図を用いて説明を行う。また、この図8のフローチャートの処理は、例えば、図4のフローチャートの処理とは独立した処理として行うことが可能なものである。
ステップS801において、撮像制御部131は、例えば通信部120を介してユーザー端末装置200からパノラマ撮影指示が入力された場合、撮像部110に対して、当該パノラマ撮影に係る複数の撮影画角における各撮影画角での撮影を行わせる。例えば、撮像制御部131は、撮像部110に対して、各撮影画角での撮影を行わせるべく、パン及びチルト等の撮像制御を行う。
続いて、ステップS802において、画像取得部132は、撮像制御部131による撮像制御がなされている撮像部110から、例えば、パノラマ撮影に係る複数の撮影画角のうちの1つの撮影画角に基づく画像を取得する。
続いて、ステップS803において、人体検出部133は、ステップS802で取得された画像に含まれる人体(被写体)の認識処理を行って、人体を検出する処理を行う。そして、人体が検出された場合には、人体検出部133は、当該人体の向き及び移動方向を検出する処理を更に行う。
続いて、ステップS804において、人体検出部133は、ステップS803で検出した人体が当該画像から見て横を向いているか否かを判定する。
ステップS804の判定の結果、ステップS803で検出した人体が当該画像から見て横を向いていない場合には(S804/No)、ステップS801に戻り、ステップS801以降の処理を再度行う。ここで、ステップS803で検出した人体が複数ある場合には、例えば、全ての人体が当該画像から見て横を向いていない場合にステップS801に戻る処理を行うものとするが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。
一方、ステップS804の判定の結果、ステップS803で検出した人体が当該画像から見て横を向いている場合には(S804/Yes)、ステップS805に進む。
ステップS805に進むと、人体検出部133は、横を向いていると判定した人体の数Pを設定する処理を行う。
続いて、ステップS806において、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数pに1を設定する処理を行う。
続いて、ステップS807において、人体検出部133は、当該画像において人体pが横方向に動いているか否かを判定する。
ステップS807の判定の結果、当該画像において人体pが横方向に動いている場合には(S807/Yes)、ステップS808に進む。
ステップS808に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体pを横方向に動いている人体としてカウントする。なお、本ステップでは、人体検出部133は、図4のステップS408で説明した人体が左から右への横方向の移動であるか、或いは、人体が右から左への横方向の移動であるかを検出する処理は行わない。
一方、ステップS807の判定の結果、当該画像において人体pが横方向に動いていない場合には(S807/No)、ステップS809に進む。
ステップS809に進むと、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、人体pを横方向に動いていない人体(縦方向に動いている人体を含む)としてカウントする。
ステップS808の処理が終了した場合、或いは、ステップS809の処理が終了した場合には、ステップS810に進む。
ステップS810に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数pが、ステップS805で設定した人体の数Pよりも小さいか否かを判定する。
ステップS810の判定の結果、処理対象の人体を示す変数pが、ステップS805で設定した人体の数Pよりも小さい場合には(S810/Yes)、未だ全ての処理対象の人体については処理を完了していないと判断し、ステップS811に進む。
ステップS811に進むと、人体検出部133は、処理対象の人体を示す変数pに1を加算する処理を行う。その後、変更した処理対象の人体pについて、ステップS807以降の処理を行う。
一方、ステップS810の判定の結果、処理対象の人体を示す変数pが、ステップS805で設定した人体の数Pよりも小さくない場合には(S810/No)、全ての処理対象の人体について処理を完了したと判断し、ステップS812に進む。
ステップS812に進むと、撮像制御部131は、ステップS801においてユーザー端末装置200から指示されたパノラマ撮影に係る全ての撮影画角での撮影が終了したか否かを判定する。
ステップS812の判定の結果、ユーザー端末装置200から指示されたパノラマ撮影に係る全ての撮影画角での撮影については未だ終了していない場合には(S812/No)、ステップS801に戻り、未だ終了していない撮影画角での撮影を行う。
一方、ステップS812の判定の結果、ユーザー端末装置200から指示されたパノラマ撮影に係る全ての撮影画角での撮影が終了した場合には(S812/Yes)、ステップS813に進む。
ステップS813に進むと、パノラマ画像生成部135は、ユーザー端末装置200から指示されたパノラマ撮影に係る全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像を繋ぎ合わせてパノラマ画像を生成する処理を行う。その後、画像取得部132は、参照画像として、パノラマ画像生成部135で生成されたパノラマ画像を取得する処理を行う。
続いて、ステップS814において、人体検出部133(或いは表示制御部134)は、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像におけるステップS808の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たすか否かを判定する。ここでは、所定の条件とは、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像におけるステップS808の処理に基づく横方向に動いている人体のカウント値が、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像におけるステップS809の処理に基づく横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件であるものとする。
ステップS814の判定の結果、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像における横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たす場合には(S814/Yes)、ステップS815に進む。
ステップS815に進むと、人体検出部133は、図4のステップS407における人体が横方向に動いているか否かを判定する判定閾値を緩和する再設定を行う。例えば、人体検出部133は、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±10度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値を、例えば、人体の移動方向が撮影画像の水平方向に対して±30度以内である場合に人体が横方向に動いていると判定する判定閾値に緩和する再設定を行う。
ステップS815の処理が終了した場合、或いは、ステップS814において全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像における横方向に動いている人体のカウント値が所定の条件を満たさないと判定された場合には(S814/No)、図8のフローチャートの処理を終了する。
なお、上述した図8のステップS814の説明においては、所定の条件として、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像における横方向に動いている人体のカウント値が、当該横方向に動いていない人体のカウント値よりも大きい条件である例を示したが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。例えば、図8のステップS814における所定の条件として、全ての撮影画角での撮影により得られた複数枚の画像における横方向に動いている人体のカウント値が、当該横方向に動いていない人体のカウント値よりも所定数以上(例えば10以上)大きい条件等である態様も、本実施形態に適用可能である。
以上説明したように、第3の実施形態に係る撮像装置(表示制御装置)100−3では、人体検出部133は、撮影画像に含まれる人体の向き及び移動方向に加えて、参照画像であるパノラマ画像に含まれる人体の向き及び移動方向を更に検出するようにしている。そして、表示制御部134は、人体検出部133で検出された、撮影画像に含まれる人体の向き及び移動方向に加えてパノラマ画像に含まれる人体の向き及び移動方向も考慮して(図8)、撮影画像及び参照画像の回転表示制御を行うようにしている。
かかる構成によれば、第1の実施形態における効果に加えて、より好適に撮影画像を人体の正立状態で表示することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10−1:撮像システム、100−1:撮像装置、110:撮像部、120:通信部、130−1:システムコントローラ、131:撮像制御部、132:画像取得部、133:人体検出部、134:表示制御部、140:記憶部、200:ユーザー端末装置、210:表示部、N:ネットワーク

Claims (10)

  1. 参照画像と、前記参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する画像取得手段と、
    前記撮影画像に含まれる被写体の向き及び移動方向を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された被写体の向き及び移動方向に基づいて、前記画像取得手段で取得された前記撮影画像と前記参照画像とを同一の方向に回転させて表示部に表示する制御を行う表示制御手段と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記検出手段は、前記撮影画像に複数の前記被写体が含まれている場合、前記複数の被写体における各被写体の向き及び移動方向を検出し、
    前記表示制御手段は、前記検出手段で検出された各被写体の向き及び移動方向に基づいて、前記回転の表示制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記画像取得手段で取得された前記撮影画像から見て横方向に動いている被写体の数と当該横方向に動いていない被写体の数とのカウントの結果に応じて、前記回転の表示制御を行うか否かを決定することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記回転させた後の前記撮影画像と前記参照画像とに加えて、前記回転させる前の前記参照画像を更に前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記回転させた後の前記撮影画像と前記参照画像とに加えて、前記回転させる前の前記撮影画像と前記参照画像とを更に前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記検出手段は、前記参照画像に含まれる被写体の向き及び移動方向を更に検出し、
    前記表示制御手段は、前記検出手段で検出された前記撮影画像に含まれる被写体の向き及び移動方向に加えて、前記検出手段で検出された前記参照画像に含まれる被写体の向き及び移動方向も考慮して、前記回転の表示制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記画像取得手段は、前記参照画像として、撮像部から得られた1枚の画像を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. パン及びチルトが可能に構成された撮像部から得られた複数枚の画像を繋ぎ合わせてパノラマ画像を生成する画像生成手段を更に有し、
    前記画像取得手段は、前記参照画像として、前記画像生成手段で生成されたパノラマ画像を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  9. 参照画像と、前記参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する画像取得ステップと、
    前記撮影画像に含まれる被写体の向き及び移動方向を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された被写体の向き及び移動方向に基づいて、前記画像取得ステップで取得された前記撮影画像と前記参照画像とを同一の方向に回転させて表示部に表示する制御を行う表示制御ステップと
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  10. 参照画像と、前記参照画像に対して指定された範囲に基づく撮影画角で撮影された撮影画像とを取得する画像取得ステップと、
    前記撮影画像に含まれる被写体の向き及び移動方向を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された被写体の向き及び移動方向に基づいて、前記画像取得ステップで取得された前記撮影画像と前記参照画像とを同一の方向に回転させて表示部に表示する制御を行う表示制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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