JP2023014830A - 特装車管理用ユーザ携帯装置および特装車管理用応答処理サーバ装置 - Google Patents

特装車管理用ユーザ携帯装置および特装車管理用応答処理サーバ装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023014830000001
【課題】 検出したエラー種別に応じて適切な応答をおこなう。
【解決手段】 ユーザ携帯装置160はエラーを受信するとこれを送信する(S3)。特装車管理用応答処理サーバ100は、当該エラーがエラー1かエラー2のいずれに属するのかを判断する(S23)。エラー1なら、製造番号から該当する取説を送信対象データとする(S27)。特装車管理用応答処理サーバ100は、ユーザ携帯装置160にかかる送信対象データを送信する(S29)。ユーザ携帯装置160はこれを受信して、表示する(S7)。ステップS23にて、受信したエラーがエラー2なら、特装車管理用応答処理サーバ100は、製造番号からユーザIDを特定し、登録された保守業者リストを送信対象とする(S25)。
【選択図】 図8

Description

この発明は、特装車管理用ユーザ携帯装置および特装車管理用応答処理サーバ装置に関し、特に、特装車の異常状態が生じた場合の応答に関する。
特許文献1にはモータへの供給電圧などに基づいて塵芥収集装置の異常を検出する自己診断装置が開示されている(段落0022参照)。
特開2013-91460号公報
しかしながら、特許文献1の塵芥車の安全停止技術には以下の問題があった。ただ異常を連絡するだけなので、発生した異常に対して、どのような対応をすればよいのかが、作業者が分からないという問題があった。
この発明は、上記問題を解決し、作業者が対応すべき処理が簡易にわかる特装車作動状況管理システム提供することを目的とする。
(1)本発明にかかる特装車管理用ユーザ携帯装置は、特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置から異常状態通知を受け取るとこれに対する応答処理を行う特装車管理用ユーザ携帯装置であって、前記異常状態通知についていずれの異常状態分類区分に属するかを判断するための異常状態分類データを記憶する異常状態分類データ記憶手段、前記異常状態分類区分に応じた応答処理データを記憶した応答処理記憶手段、前記異常状態通知を受信すると、異常状態分類データおよび前記応答処理データを参照して、前記異常状態に応じた応答処理をする応答処理実行手段、を備えている。したがって、異常状態分類区分に応じた応答が可能となる。
(2)本発明にかかる特装車管理用応答処理サーバ装置は、特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置からユーザ携帯装置を介して異常状態通知を受け取るとこれに対する応答処理を行う特装車管理用応答処理サーバ装置であって、前記異常状態通知についていずれの異常状態分類区分に属するかを判断するための異常状態分類データを記憶する異常状態分類データ記憶手段、前記異常状態分類区分に応じた応答処理を記憶した応答処理応答処理記憶手段、前記異常状態通知を受信すると、前記異常状態分類データおよび前記応答処理データを参照して、前記異常状態に応じた応答処理データを前記ユーザ携帯装置に送信する応答処理送信手段、を備えている。
したがって、異常状態分類区分に応じた応答が可能となる。
(3)本発明にかかる特装車管理用ユーザ携帯装置においては、前記異常状態分類区分は、少なくとも軽度異常状態と重度異常状態とに分類され、前記軽度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守のやり方を当該特装車管理用ユーザ携帯装置の使用者に伝達する。したがって、前記軽度異常状態、重度異常状態に応じて応答が可能となる。
(4)本発明にかかる特装車管理用応答処理サーバ装置においては、前記異常状態分類区分は、少なくとも軽度異常状態と重度異常状態とに分類され、前記軽度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守のやり方を示すデータを、前記特装車管理用ユーザ携帯装置に送信する。したがって、前記軽度異常状態、重度異常状態に応じて応答が可能となる。
(5)本発明にかかる装置においては、前記異常状態は前記制御対象機器の一部の部品に関する異常であり、前記制御対象機器の保守のやり方は、前記異常となった制御対象機器の部品についての、保守のやり方の説明である。したがって、前記部品に関する異常に対して保守のやり方を伝達することができる。
(6)本発明にかかる特装車管理用ユーザ携帯装置においては、前記重度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守業者の連絡先を当該特装車管理用ユーザ携帯装置の使用者に伝達する。したがって、重度異常状態である場合には前記保守業者の連絡先を伝達することができる。
(7)本発明にかかる特装車管理用応答処理サーバ装置においては、前記重度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守業者の連絡先を前記特装車管理用ユーザ携帯装置に送信する。したがって、重度異常状態である場合には前記保守業者の連絡先を前記ユーザ携帯装置に伝達することができる。
請求項にて用いた用語と、実施形態における対応について説明する。
「制御対象装置」とは、実施形態では、油圧ポンプP、マルチバルブMV、各種シリンダA1~A4、昇降体4、圧縮板5などが該当する。「制御対象装置制御部」は、実施形態では、架装物側制御装置UKが該当する。
「特装車管理用ユーザ携帯装置」とは、実施形態ではユーザ携帯装置160が該当する。「異常状態分類データ」とは、実施形態では図5Cのエラー種別データが該当する。「応答処理データ」とは図6A~Cのデータが該当する。
特装車管理用応答処理システム1において採用する塵芥収集車Vについて一部を破断した全体側面図である。 塵芥収集車Vにおける各部の制御関係を説明するための概略図である。 特装車管理用応答処理システム1の機能ブロック図である。 特装車管理用応答処理サーバ100のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ別車両データ、特装車稼動動作データ、エラー種別データの一例を示す図である。 応答処理データの一例を示す図である。 ユーザ携帯装置160のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態のフローチャートである。 第2実施形態のフローチャートである。
以下、本発明における実施形態について、図面を参照して説明する。
(1.特装車の説明)
まず、本特装車管理用応答処理システム1で用いる特装車である塵芥収集車Vについて説明する。
図1に示す塵芥収集車Vは、ベース車両Vbと、そのベース車両Vbの組立完成後にその車体F上に架装される塵芥収集作業用の架装物Kとから構成されている。ベース車両Vbには車両側制御装置UVが、また架装物Kには架装物側制御装置UKがそれぞれ配備されている。
図2に示すように、ベース車両Vbの車体Fには、エンジンE、バッテリB、電動モータM、動力選択取出機構PS、および車両側制御装置UVが搭載されている。
エンジンEは車輪Wに駆動力を付与する。電動モータMはバッテリBにインバータ12を介して接続されてバッテリBからの電力で作動する。動力選択取出機構PSは、エンジンE及び電動モータMを含む駆動系としての車輪駆動系DからエンジンE又は電動モータMの動力を選択的に取出可能である。車両側制御装置UVはマイコンを主要部として構成されており、エンジンE、電動モータM、バッテリB及び電磁クラッチ11を制御する。エンジンEを始動操作するためのスタータスイッチS-SWも、車両側制御装置UVに接続されている。
なお、車両側制御装置UVと、エンジンE、電動モータM及びバッテリBとの各間は、実際には複数の電力線及び/又は信号線で各々接続されるが、その表示を図2では簡略的に示している。
動力取出装置PTOの出力側は、架装物Kの一部である油圧ポンプPに連動、連結される。また、動力取出装置PTOは、車両側制御装置UVに接続されており、同じく車両側制御装置UVに接続された動力取出スイッチP-SWへの操作入力に応じて、変速機10(図1参照)の出力を車輪W側と油圧ポンプP側とに選択的に切り換えて伝達する。具体的には、動力取出スイッチP-SWがオフ(OFF)の状態では、変速機10の出力が車輪W側に伝達されて走行駆動に利用される。これに対して、同スイッチP-SWがオン操作された状態では、変速機10の出力が油圧ポンプP側に伝達されてポンプ駆動に利用される。
架装物Kは、後端を開放したボックス状の塵芥収容箱1をベース体(架装物本体)としており、この塵芥収容箱1は、ベース車両Vbの車体F上に後付けで搭載、固定される。塵芥収容箱1の後端には塵芥投入箱3が連設されている。塵芥投入箱3は、塵芥を塵芥収容箱1内に投入するための塵芥投入口3aを後端に有する。開閉扉3tは塵芥投入口3aを開閉する。
塵芥投入箱3内には、作業機としての塵芥積込装置2が設けられる。塵芥積込装置2は、投入箱3が積込位置にあるときに、投入箱3内の投入塵芥を塵芥収容箱1内に強制的に積み込む。
塵芥積込装置2の構造は、圧縮板式と呼ばれる従来周知のものであり昇降体4、第2シリンダA2、圧縮板5、第3シリンダA3とを有する。昇降体4は、塵芥収容箱1の後端開口1aに臨む位置で塵芥投入箱3の左右両側壁に昇降可能に支持されている。第2シリンダA2は、昇降体4と、その昇降体4を強制昇降させる。圧縮板5は、昇降体昇降用の第2シリンダA2と、塵芥投入箱3内でその横幅一杯に延び且つ昇降体4の下部に前後回動可能に軸支されている。第3シリンダA3は圧縮板5を強制回動させる。
また、図1に示す塵芥投入箱3の塵芥投入口3a周辺の外面には後部操作盤CRが固定、支持されている。後部操作盤CRには、操作スイッチCR-SW1~3、第1動力源選択スイッチM-SW1、および報知ランプL1~L5が設けられる。操作スイッチCR-SW1~3は、塵芥積込装置2の作動態様を選択操作する。特に操作スイッチCR-SW3は危険状態の場合に緊急停止を指示するスイッチである。第1動力源選択スイッチM-SW1はオン操作されたときモータ選択信号を出力する。これにより、油圧ポンプPはエンジンEで駆動されるエンジン駆動状態から、電動モータMで駆動されるモータ駆動状態に切り換えられる。
図1に示すように、ベース車両Vbの運転室内には、操作盤CFを有するキャビン内制御装置UFが設けられている。キャビン内制御装置UFは図2に示すように、マイコン61、近距離無線通信ユニット63、アンテナ65、および操作盤CFを有する。
操作盤CFには、操作スイッチCF-SW1~3、第2動力源選択スイッチM-SW2、および報知ランプL1~L5が設けられる。操作スイッチCF-SW1~3は、操作スイッチCR-SW1~3と同様、塵芥積込装置2及び塵芥排出装置7の作動態様を選択操作する。第2動力源選択スイッチM-SW2は、前記第1動力源選択スイッチM-SW2と同様、オン操作されたときモータ選択信号を出力する。
油圧ポンプPとマルチバルブMVには図示しない圧力センサが設けられている。かかる圧力センサの検出値は架装物側制御装置UKに与えられる。架装物側制御装置UKは前記圧力センサだけでなく、各種のセンサが接続されておりかかるセンサからの検出信号に基づいてエラーがあれば、これを検出し、積算回数と関連づけて関連データを生成し、キャビン内制御装置UFを介して、ユーザ携帯装置160に送信する。詳しくは後述する。
また、図1に示すように、塵芥投入箱3の上部にはカメラ53が設けられている。かかるカメラ53からの画像は、制御ユニットボックスUKB内に設けられた画像処理部51にて画像が解析される。画像処理部51は架装物側制御装置UKと接続されており、前記画像解析により危険状態と判断すると架装物側制御装置UKに緊急停止信号を出力する。すなわち操作スイッチCR-SW3が押された状態と同じとなる。
なお本実施形態においては、特装車として塵芥収集車を例として説明したが、塵芥収集車には限定されない。
2. 特装車管理用応答処理システム1の全体概要
特装車管理用応答処理システム1は、図3示すように、特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置201から、制御対象装置210の作動状況を監視するシステムであって、特装車管理用応答処理サーバ100、ユーザ携帯装置160、ユーザ側管理者端末装置120および特装車180aを備えている。
特装車180aの特装車車両側制御装置201は、近距離無線送受信手段203、稼働動作データ記憶手段205、特装車特定データ記憶手段209、および制御手段207、異常検出手段208を有する。近距離無線送受信手段203は、特装車車両側制御装置201の近距離無線送受信手段164と近距離無線通信によって接続する。稼働動作データ記憶手段205は、制御対象装置210の稼働動作データを記憶する。特装車特定データ記憶手段209は特装車の識別子を記憶する。異常検出手段208は、制御対象装置210における異常を検出する手段である。制御手段207は稼働動作データ記憶手段205に記憶された稼動動作データを近距離無線送受信手段203で送信する際の管理を行う。
「異常検出手段208」は、各種のセンサおよびかかるセンサからの数値に基づいて、検出する架装物側制御装置UKの処理はもちろん、センサ検知無しで、複数の機器の相互関係から架装物側制御装置UKが判断する処理(たとえば、マルチバルブMV内にプレッシャレギュレータを設け、供給油圧を所定の設定値に規制するプレッシャレギュレータ(圧力調整装置)の設定値を診断時の圧力値として用いて、異常状態を検出してもよい。)が該当する。
ユーザ携帯装置160は、近距離無線送受信手段164、稼働動作データ管理手段165、および応答処理実行手段167を有する。
応答処理実行手段167は、近距離無線送受信手段164に特装車車両側制御装置201と無線通信接続させ、前記特装車車両側制御装置が検出した異常状態通知を受信すると、これを特装車管理用応答処理サーバ100に送信するとともに、特装車管理用応答処理サーバ100から前記異常状態に応じた応答処理データを受け取ると、当該応答処理を実行する。
稼働動作データ管理手段165は、近距離無線送受信手段164に特装車車両側制御装置201と無線通信接続させ、架装物の稼働動作データを取得するとともに、取得した稼働動作データを、定められた送信条件に基づいて特装車管理用応答処理サーバ100に送信する。
特装車管理用応答処理サーバ100は、異常状態分類データ記憶手段103、
応答処理データ記憶手段105、稼働動作データ記憶手段107、制御手段109を備えている。
異常状態分類データ記憶手段103は、前記異常状態通知についていずれの異常状態分類区分に属するかを判断するための区分データを記憶する。
応答処理データ記憶手段105は、前記異常状態分類区分に応じた応答処理データを記憶する。稼働動作データ記憶手段107はユーザ携帯装置160から受信した稼働動作データを記憶する。これらの処理は制御手段105が行う。
3.ハードウェア構成
(3.1 特装車管理用応答処理サーバ100のハードウェア構成)
特装車管理用応答処理サーバ100を、CPUを用いて構成したハードウェア構成について、図4を用いて説明する。
特装車管理用応答処理サーバ100は、CPU23、メモリ27、ハードディスク26、モニタ30、光学式ドライブ25、入力デバイス28、通信ボード31、およびバスライン29を備えている。CPU23は、ハードディスク26に記憶された各プログラムにしたがいバスライン29を介して、各部を制御する。
ハードディスク26は、オペレーティングシステムプログラム26o(以下OSと略す)、メインプログラム26m、ユーザ別車両データ記憶部26c、異常状態分類データ記憶部26d、および応答処理データ記憶部26Sを有する。
ユーザ別車両データ26cのデータ構造を図5Aに示す。ユーザ別車両データ26cはユーザIDごとに当該ユーザが管理する特装車の製造番号および型式データが対応づけて記憶されている。
特装車稼働動作データ記憶部26dに記憶される稼働動作データのデータ構造を図5Bに示す。稼働動作データは、製造番号に対応付けて、時刻、積算積込回数、積算TG上昇回数、PTO稼働時間、および位置データが記憶されている。かかる稼働動作データはユーザ携帯装置160を介して与えられる。
異常状態分類データ記憶部26dに記憶される異常状態分類データのデータ構造を図5Cに示す。異常状態分類データは、エラー1とエラー2に分類されている。本実施形態においては、エラー1は作業の継続はできる軽度なもの、エラー2は作業できなくなる重度エラーに分類した。前者は、たとえば、各種のセンサの故障、モータ過熱、ダイオード過熱などである。後者は、ソレノイド弁のショート、電位回路の接点の溶着などである。
応答処理データ記憶部26Sに記憶される応答処理データのデータ構造を図6Aに示す。応答処理データは、エラー分類に応じて応答処理が記憶されている。本実施形態においてはエラー1は「マニュアル表示」、エラー2は「保守業者の連絡先表示」としたが、これに限定されない。
応答処理データ記憶部26Sに記憶される応答処理データのデータ構造を図6A~Cに示す。図6Aは、エラー区分別の応答処理データである。図6Bは、応答処理データとして取り扱い説明書表示する場合に用いる特装車の製造番号とマニュアルファイル名の対応テーブルである。図6Cは、応答処理データとして保守業者リストを表示する場合のユーザID別の登録保守工場の対応データである。
本実施形態においては、オペレーティングシステムプログラム(OS)26oとして、Windows 10(登録商標または商標)を採用したが、これに限定されるものではない。
なお、上記各プログラムは、光学式ドライブ25を介して、プログラムが記憶されたCD-ROM25aから読み出されてハードディスク26にインストールされたものである。なお、CD-ROM以外に、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等のプログラムをコンピュータ可読の記録媒体から、ハードディスクにインストールさせるようにしてもよい。さらに、通信回線を用いてダウンロードするようにしてもよい。
本実施形態においては、プログラムをCD-ROMからハードディスク26にインストールさせることにより、CD-ROMに記憶させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させるようにしている。しかし、これに限定されることなく、CD-ROMに記憶させたプログラムを光学式ドライブ25から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、そのままインストールするだけで直接実行可能なものはもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例えば、データ圧縮されているものを、解凍する等)、さらには、他のモジュール部分と組合して実行可能なものも含む。
(3.2 ユーザ携帯装置160のハードウェア構成)
ユーザ携帯装置160について図7を用いて説明する。同図は、ユーザ携帯装置160を、CPUを用いて構成したハードウェア構成の一例である。
ユーザ携帯装置160は、一般的なスマートフォンの構成であり、CPU123、メモリ127、フラッシュメモリ126、表示部130、無線通信部128、操作部125、音声入出力部124、位置情報検出部122、近距離無線通信ユニット121、およびバスライン129を備えている。位置情報検出部122は、GNNS(Global Navigation Satellite System)により位置情報を検出するモジュールである。近距離無線通信ユニット121はBluetooth(登録商標)規格での通信をおこなう。本実施形態においては、OSとしてiOS(商標)を採用した。
CPU123は、フラッシュメモリ126に記憶された各プログラムにしたがいバスライン129を介して、各部を制御する。
フラッシュメモリ126は、オペレーティングシステムプログラム126o(以下OSと略す)、メインプログラム126mを有する。
メインプログラム126mの処理は後述する。
本実施形態においては、近距離無線通信ユニットとして、Bluetooth(登録商標)を採用したが、これに限定されない。
稼働動作データは、以下の手順でユーザ携帯装置160から特装車管理用応答処理サーバ100に送信される。CPU123はメインプログラム126mに基づいて、特装車車両側制御装置201と定期的に(たとえば30秒毎)近距離無線で接続するとともに、稼働動作データの取得命令を与える。特装車の特装車車両側制御装置201はかかる取得命令を受けとると、架装物側制御装置UK内のメモリ(図2にて図示せず)に記憶されている稼働動作データを、ユーザ携帯装置160に送信する。CPU123はかかる稼働動作データを受け取ると、これを特装車管理用応答処理サーバ100に送信する。
(3.3 ユーザ側管理者端末装置120のハードウェア構成)
ユーザ側管理者端末装置120のハードウェア構成は、図4と同様であるので説明は省略する。
4.特装車管理用応答処理
(4.1 第1実施形態)
図8を用いて、ユーザID1001のユーザが製造番号18R830001Mの特装車の異常状態検出手段208から、ユーザ携帯装置160がエラー受信した場合について説明する。
ユーザ携帯装置160にてユーザID1001で特装車管理用応答処理サーバ100にIDとPWを用いてログインする。かかるログイン処理は一般的なログイン処理なので説明は省略する。
ログイン処理がなされると、特装車車両側制御装置201と定期的に稼働動作データがユーザ携帯装置160に送信される。ユーザ携帯装置160はかかるデータを受け取ると、これを特装車管理用応答処理サーバ100に送信する。
特装車車両側制御装置201にてエラーが発生すると、ユーザ携帯装置160に送信される。ユーザ携帯装置160のCPU123はエラーを受信するか否か判断しており(図8ステップS1)、エラーを受信すると特装車管理用応答処理サーバ100に受け取ったエラーを送信する(ステップS3)。
特装車管理用応答処理サーバ100のCPU23は、エラーを受信するか否か判断しており(ステップS21)、エラーを受信すると、当該エラーがエラー1かエラー2のいずれに属するのかを判断する(ステップS23)。かかる判断は、図5Cを参照して判断することができる。
ステップS23にて、受信したエラーがエラー1である場合には、製造番号から該当する取説を送信対象とする(ステップS27)。この場合、製造番号18R830001Mの型式は図5Aを参照すると、「GB87-240」である。さらに、図6Bを参照すると、この型式のマニュアルのマニュアルファイル名「GB87-240MM」が対象となるファイルがわかる。したがって、マニュアルファイル「GB87-240MM」を送信対象データとする。特装車管理用応答処理サーバ100のCPU23は、ユーザ携帯装置160へ、この送信対象データを送信する(ステップS29)。
ユーザ携帯装置160のCPU123は、かかる送信対象データを受信するか否か判断しており(図8ステップS5)、かかる送信対象データを受信すると、結果を表示する(ステップS7)。これにより、マニュアルファイル「GB87-240MM」をユーザ携帯装置160の表示部130に表示することができる。
一方、ステップS23にて、受信したエラーがエラー2である場合には、特装車管理用応答処理サーバ100のCPU23は、製造番号からユーザIDを特定し、登録された保守業者リストを送信対象とする(ステップS25)。製造番号からユーザIDの特定は図5Aのユーザ別車両データを参照すればよい。ユーザIDから保守業者リストは、図6Cのユーザ別保守工場リストを参照すればよい。かかるデータの結果表示(ステップS5,S7)については同様であるので説明は省略する。
このように、ユーザ携帯装置160が特装車から受け取ったエラーを受信すると、特装車管理用応答処理サーバ100にてエラー種別を判断して、適切な応答をおこなっている。これにより、エラー種別をエラー重要度に応じて区分けしておくことにより、エラー重要度に応じた応答が可能となる。
エラー重要度が小さい(軽度なエラー)としては、たとえば、積込装置の位置を把握するセンサの故障としては、あり得ない検知(2か所同時に検知)、検知するはずなのに検知していない、などがある。この場合、センサの代わりにタイマで動作切り替えして動かすことができる。
また、モータ過熱、ダイオード過熱などは共に温度センサで検出可能である。かかる過熱要因としては、モータを、長時間動かし続けた場合である。また、荷受台昇降装置をスロー動作させると、ダイオード接点が断続的にON・OFFされる(PWM制御)。これが続くとダイオード過熱が生ずる。かかる過熱については冷えるまで時間をおけば、問題は解消する。
したがって、これらの取り扱いをマニュアルに記載しておけばよい。
これに対して、重度エラーの場合、そのままでは塵芥収集車Vの架装物Kを動作させられない場合がある。たとえば、ソレノイド弁(油圧回路切り替え弁)のショートの場合、シリンダに作動油を供給できず、装置を動かすことができない。また、電気回路の接点(FET)が開いたままでは、電気が流れず、装置は動かないし、閉じたまま(溶着)では、意図せぬ作動をし続ける。
このように重度エラーの場合、保守業者リストをユーザ携帯装置160の操作者に伝達することで迅速な対応が可能となる。
なお、当該型式のマニュアルを送るようにしたが、故障しているセンサなどエラー対応が記載している箇所まで特定して、ユーザ携帯装置160の操作者に伝達するようにしてもよい。これは、たとえば、別途、センサまで特定したエラー内容と該当するページ数を対応づけて記載しておけばよい。
(4.2 第2実施形態)
第1実施形態では、特装車管理用応答処理サーバ100にエラー種別および応答処理の判断のためのデータを記憶しておき、ユーザ携帯装置160に、結果を送信するようにした。しかし、これに限定されず、ユーザ携帯装置160内に図5,6のデータをユーザ携帯装置160のフラッシュメモリ126に記憶しておき、特装車管理用応答処理サーバ100と通信することなく、エラーに対して、応答するようにしてもよい。
この場合のメインプログラム126mのフローチャートを図9に示す。
特装車車両側制御装置201にてエラーが発生すると、ユーザ携帯装置160に送信される。ユーザ携帯装置160のCPU123はエラーを受信するか否か判断しており(図9ステップS31)、かかるエラーを受信すると当該エラーがエラー1かエラー2のいずれに属するのかを判断する(ステップS33)。エラー種別判断および表示処理は、第1実施形態と同じなので説明は省略する(ステップS33~S39)。
なお、図5,6のデータの一部は、特装車管理用応答処理サーバ100に記憶させておき、必要な場合には通信を行い、情報を取得するようにしてもよい。たとえば、エラー1については、型式によって異なるので、ユーザ携帯装置160にダウンロードするようにすればよいが、個別保守業者リストは特装車管理用応答処理サーバ100に記憶しておき、問い合わせるなどすればよい。
(5.他の実施形態)
本実施形態においては、稼働動作データをあわせて特装車管理用応答処理サーバ100に送信して、ステップS23にて、かかる稼働動作データを参照して、エラーの重要度を判断してもよい。これはエラーと稼動動作は関係する場合があるからである。かかるエラーについて説明する。
たとえば、積み込み装置の位置を把握するセンサーが故障したエラーがある場合に、稼働動作データから積み込み装置のサイクル数のカウントが増えている場合には、タイマによって稼動しているので軽度とし、増えていない場合には積み込めてないので重度と判断できる。
また、塵芥収集車には、テールゲートの下げ動作時の最後に、ロックするフックが設けられている。かかるフックはロック状態をセンサーで検知している。ロックのセンサ非検知で積み込みモードに切り替え操作があった場合、エラーとなる。かかるエラーがあった場合1)排出作業(テールゲート下げ操作)が所定時間内に行われていた場合には、軽度エラーとして、下げスイッチの再押し下げを促す。もし、所定期間内に再押し下げがなされなければ重度と判断できる。
また、前記エラーがあった場合に、2)排出施設がGPSから所定距離内であれば軽度としてテールゲート下げスイッチを促す。所定距離内になければ重度エラーと判断できる。
このように、稼働動作データを使いることにより、重度エラーと軽度エラー区分けすることができる。
本実施形態においては、塵芥収集車を例として説明したが、塵芥収集車以外の特殊車両通行についても同様に適用できる。
本実施形態においては応答データをユーザ携帯装置160に表示することにより情報をユーザ携帯装置160の操作者に伝達するようにしたが、他の伝達手法、たとえば音声での説明などであってもよい。
なお、他の条件でエラーや処理を区別してもよい。例えば、エラー1は昼(9:00~17:00)のエラーであり、この場合は「管理者PCに送信して報知する」、第2エラーは夜間(17:00~9:00)のエラーであり「管理者PCに送信のみ(夜は報知しない)」などとしてもよい。
上記実施形態としては、エラー種別を2つとしたが、3つ以上としてもよい。
また、応答処理として、なんらかの応答する場合を例として説明したが、一方の応答処理としては、「何もしない」であってよい。
100 特装車管理用応答処理サーバ
160 ユーザ携帯装置

Claims (7)

  1. 特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置から異常状態通知を受け取るとこれに対する応答処理を行う特装車管理用ユーザ携帯装置であって、
    前記異常状態通知についていずれの異常状態分類区分に属するかを判断するための異常状態分類データを記憶する異常状態分類データ記憶手段、
    前記異常状態分類区分に応じた応答処理データを記憶した応答処理データ記憶手段、
    前記異常状態通知を受信すると、異常状態分類データおよび応答処理データを参照して、前記異常状態に応じた応答処理をする応答処理実行手段、
    を備えたことを特徴とする特装車管理用ユーザ携帯装置。
  2. 特装車に搭載された制御対象装置を制御する特装車車両側制御装置からユーザ携帯装置を介して異常状態通知を受け取るとこれに対する応答処理を行う特装車管理用応答処理サーバ装置であって、
    前記異常状態通知についていずれの異常状態分類区分に属するかを判断するための異常状態分類データを記憶する異常状態分類データ記憶手段、
    前記異常状態分類区分に応じた応答処理データを記憶した応答処理データ記憶手段、
    前記異常状態通知を受信すると、前記異常状態分類データおよび前記応答処理データを参照して、前記異常状態に応じた応答処理データを前記ユーザ携帯装置に送信する応答処理送信手段、
    を備えたことを特徴とする特装車管理用応答処理サーバ装置。
  3. 請求項1の特装車管理用ユーザ携帯装置において、
    前記異常状態分類区分は、少なくとも軽度異常状態と重度異常状態とに分類され、
    前記軽度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守のやり方を当該特装車管理用ユーザ携帯装置の使用者に伝達すること、
    を特徴とする特装車管理用ユーザ携帯装置。
  4. 請求項2の特装車管理用応答処理サーバ装置において、
    前記異常状態分類区分は、少なくとも軽度異常状態と重度異常状態とに分類され、
    前記軽度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守のやり方を示すデータを、前記特装車管理用ユーザ携帯装置に送信すること、
    を特徴とする特装車管理用応答処理サーバ装置。
  5. 請求項3の特装車管理用ユーザ携帯装置または請求項4の特装車管理用応答処理サーバ装置において、
    前記異常状態は前記制御対象機器の一部の部品に関する異常であり、
    前記制御対象機器の保守のやり方は、前記異常となった制御対象機器の部品についての、保守のやり方の説明であること、
    を特徴とする装置。
  6. 請求項3の特装車管理用ユーザ携帯装置において、
    前記重度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守業者の連絡先を当該特装車管理用ユーザ携帯装置の使用者に伝達すること、
    を特徴とする特装車管理用ユーザ携帯装置。
  7. 請求項4の特装車管理用応答処理サーバ装置において、
    前記重度異常状態に対応する応答処理として、前記制御対象機器の保守業者の連絡先を前記特装車管理用ユーザ携帯装置に送信すること、
    を特徴とする特装車管理用応答処理サーバ装置。
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