JP2023014125A - チェックアウトシステム、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
上記の課題を解決するため、本発明の他の態様であるプログラムは、買上商品の商品登録処理を店員が操作して行う商品登録装置と、前記商品登録装置により登録された前記買上商品についての精算処理を顧客自らが操作して行う精算装置と、前記商品登録装置と前記精算装置とに通信可能に接続されるストアコントローラとを備えるチェックアウトシステムにおいて、前記商品登録装置として第1のコンピュータを機能させ、前記精算装置として第2のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記第1のコンピュータを、前記買上商品の商品識別情報を登録する商品識別情報登録手段、支払情報である品券情報を登録する支払情報登録手段、前記登録した商品識別情報と支払情報である品券情報とに基づく情報を前記精算処理に用いる情報として前記ストアコントローラに送信する送信手段、として機能させ、前記第2のコンピュータを、前記送信手段が送信した情報を前記ストアコントローラから受信する受信手段、前記受信した情報に基づいて前記精算処理を行う精算手段、前記受信手段が受信した情報に含まれる支払情報である品券情報に基づく情報を印刷する印刷手段、として機能させ、前記精算手段は、前記商品登録装置で登録された商品に基づく買上げ金額と、前記品券情報に基づく金額とに差がある場合であって、前記買上げ金額の方が多い場合に、電子マネーによる前記精算処理を実行可能であり、前記第1のコンピュータを、更に、クレジットカードによる精算を実行するクレジットカード精算手段として機能させる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1実施形態であるチェックアウトシステムが店舗フロアに設置されて稼働している様子を示す斜視図である。同図に示すように、チェックアウトシステム100は、5台の商品登録装置10と、6台の精算装置(自動精算装置)20とを含んで構成される。商品登録装置10は商品登録カウンタ11に設置され、2台の精算装置20は精算カウンタ21に設置される。
商品識別情報は、商品に添付、貼付、印刷等されたバーコードに記録された当該商品を識別する情報である。商品識別情報は、例えば13桁のJAN(Japanese Article Number)コードである。
本実施形態において、取引において品券から得られる利用可能金額やサービス対象商品等の金額に関する情報および品券の種類を識別する情報を品券情報と呼び、この品券情報は、買い物客Cが支払に利用する支払情報である。特に商品券や値引クーポン等は、支払金額の全部または一部になるため買い物客Cの代金支払情報になる。
なお、品券以外でも、商品登録装置10にクレジットカードでの精算機能を設け、クレジットカードの支払情報を商品識別情報とともに二次元コード化するようにしてもよい。
また、店員用表示部105は、オペレータSによる店員用操作部108の操作にしたがって店員用操作部108からCPU101に供給される操作信号に基づきCPU101が生成する品券情報をCPU101から受給して表示する。
また、店員用操作部108は、特定商品の商品識別情報を入力するように予め登録した商品指定キーを備えるようにしてもよい。これによれば、特定商品については、バーコードを読み取らせる操作ではなく当該特定商品に対応する商品指定キーを押下する操作によって、商品登録装置10は商品識別情報を登録する。
また、CPU201は、スキャナ部204によって二次元コードから読み込まれてRAM203に記憶された品券情報に基づいて品券合計金額を計算する。なお、二次元コードから読み込まれた情報に品券情報が含まれていない場合は、CPU201は、品券合計金額を0円とする。
「識別子」は、品券情報に共通して適用される固定の数字であり、商品識別情報の上位桁側2桁の数字とは一致しない数字である。例えば、商品識別情報がJANコードである場合、「識別子」は国コードおよびインストアマーキングに含まれない数字(例えば“90”)である。「種別」は、品券の種類を示す数字であり、例えば、商品券およびギフト券=“01”、クーポン券=“02”、サービス券=“03”である。「予備」は、商品登録装置10および精算装置20が使用(参照)しない数字であり、“00”である。なお、「予備」も使用して「種別」の数字を拡張し、より詳細に品券を区分してもよい。「金額」は、品券に記載された金額や、記載された商品名またはサービス内容に関する金額を表す数字である。例えば、“○○共通商品券 ¥1,000”と記載された商品券については、「金額」は“0001000”であり、“△△ストア クーポン券 500円引き”と記載されたクーポン券については、「金額」は“0000500”である。
まず、商品登録装置10による商品登録処理について説明する。図8は、商品登録装置10が実行する商品登録処理の手順を示すフローチャートである。CPU101が、ROM102に記憶された商品登録プログラムを読み出してRAM103に展開し、この展開された商品登録プログラムの実行を開始すると、商品登録装置10は同図のフローチャートによる商品登録処理を開始する。
また、品券が500円引きのクーポン券である場合、CPU101は、例えば、予め決定された品券の識別子である“90”と、押下されたクーポン券に対応付けられた品券キーに対応して予め決定された種別番号である“02”と、店員用操作部108から供給される金額の数字コードである“500”とに基づいて、図5に示す品券情報“9002000000500”を生成し、RAM103に記憶する。
なお、精算装置20は、精算処理を実行する前に、ストアコントローラから供給される商品データファイルをRAM203に予め記憶してある。
具体的には、例えば、スキャナ部204は、会計用レシートに印刷された二次元コードを読み取り、その二次元コードに記録された商品識別情報である“4912345678966”,“4912345678980”と、品券情報である“9001000001000”とを抽出してRAM203に記憶する。これにより、RAM203には、図6に示すメモリマップが展開される。
一方、CPU201は、RAM203に記憶した二次元コード記録情報から品券情報を抽出しない場合(S12:NO)は、品券合計金額を“0”としてRAM203に記憶し、ステップS24の処理に移る。
表示部205が表示する会計メニュー(a)の表示例を図10に示す。同図に示すように、ステップS14の処理において、表示部205はメニュー50aを表示する。メニュー50aの左側には、買い物客Cによる買上商品の商品名と購入数とが商品ごとに表示され、メニュー50aの右側には、買上合計金額と、品券合計金額と、支払要求金額と、会計キー51と、会計キー51を押すことを促す情報(“お会計キーを押してください”)とを含む情報が表示される。
次に、ステップS16において、CPU201は、RAM203に記憶した支払要求金額と、精算キーのGUI操作ボタンの画像とを含むメニューを表示部205に供給する。そして、表示部205は、そのメニューを表示する。GUI操作ボタンである精算キーは、客用操作部206の機能を有する。
表示部205が表示するメニューの表示例を図11に示す。同図に示すように、ステップS16の処理において、表示部205はメニュー60aを表示する。メニュー60aには、買い物客Cに対する支払要求金額と、精算キー61と、精算キー61を押すことを促す情報(“を釣銭機に投入して精算キーを押してください”)とを含む情報が表示される。
次に、ステップS18において、CPU201は、RAM203に記憶した入金額を表示部205に供給し、表示部は、その入金額を表示する。具体的には、例えば入金額が“1000”である場合、表示部205は、図12に示すメニュー60bを表示する。
次に、ステップS19において、精算キー61が買い物客Cによってタッチされると、客用操作部206は、精算キー61がタッチされたことを示す操作信号をCPU201に供給し、CPU201は、その操作信号を受けてステップS20の処理に移る。
表示部205が表示する会計メニュー(b)の表示例を図14に示す。同図に示すように、ステップS22の処理において、表示部205はメニュー50bを表示する。メニュー50bの左側には、買い物客Cによる買上商品の商品名と購入数とが商品ごとに表示され、メニュー50bの右側には、買上合計金額と、品券合計金額と、返金額と、会計キー51と、会計キー51を押すことを促す情報(“お会計キーを押してください”)とを含む情報が表示される。
表示部205が表示する会計メニュー(c)の表示例を図15に示す。同図に示すように、ステップS24の処理において、表示部205はメニュー50cを表示する。メニュー50cの左側には、買い物客Cによる買上商品の商品名と購入数とが商品ごとに表示され、メニュー50cの右側には、買上合計金額と、会計キー51と、会計キー51を押すことを促す情報(“お会計キーを押してください”)とを含む情報が表示される。
つまり、第1実施形態によれば、品券情報を用いて精算する場合に、人件費を増やすことなく、品券の不正利用を確実に防止するとともに迅速且つ効率的なチェックアウトを行うことができる。
また、第1実施形態によれば、商品登録装置10において登録された品券情報が、精算の際に精算装置20の表示部205に表示されるため、買い物客Cは、自身が提示した商品券が精算において確かに利用されることを目視で確認することができ、店員に対する再確認等の心配がなく迅速な会計を行うことができる。
また、第1実施形態において商品登録装置10が、品券に関する品券利用情報(特に、品券の金額)を会計用レシートに印字するようにした場合、買い物客Cは、自身が提示した商品券等について所望の金額が精算において確かに利用されることを、精算処理の前に確認することができるため、店員に対する再確認等の心配がなく迅速な会計を行うことができる。
上述した第1実施形態におけるチェックアウトシステム100は、商品登録装置10が、商品識別情報と品券情報とを二次元コード化して会計用レシートに印刷して出力し、精算装置20が、会計用レシートに印刷された二次元コードを読み込み、その二次元コードに記録された二次元コード記録情報とストアコントローラから供給された商品データファイルのデータテーブルとに基づいて精算処理を行うものであった。
本発明の第2実施形態は、会計用レシートに記録する二次元コードに含める二次元コード記録情報が第1実施形態と異なる例である。
なお、チェックアウトシステム200に含まれる商品登録装置10aの台数および精算装置20aの台数は、それぞれ2台に限らず、例えば店舗の規模やコストに応じて決められる。
次に、ステップS32において、CPU101は、買い物客Cによる取引を特定する取引識別番号を生成し、その取引識別情報と、RAM103に記憶した商品識別情報と、品券情報とを含めた登録データファイルを生成してそのファイルデータをRAM103に記憶する。取引識別情報は、例えば取引ごとに増加する正整数である。
次に、CPU101は、取引識別情報を二次元コード化して印刷部111に供給し、印刷部111はその二次元コードを紙媒体に印刷し、会計用レシートとして出力する。
ステップS34において、ストアコントローラ30は、商品登録装置10aから供給された登録データファイルを取り込み、次に、ステップS35において、ストアコントローラ30は、取り込んだ登録データファイルを磁気ハードディスク装置等の記憶部に記憶する。
次に、ステップS36において、ストアコントローラ30は、登録データファイルを、チェックアウトシステム200に含まれる全ての精算装置20aに対してLAN40を介して配信する。
次に、ステップS38において、ステップS32の処理において印刷された会計用レシートを用いてスキャナ部204に二次元コードを読み込ませた精算装置20aは、その二次元コードに記録された二次元コード記録情報から取引識別情報を抽出してRAM203に記憶する。そして、その精算装置20aのCPU201は、RAM203に記憶した取引識別情報と登録データファイルのファイルデータとについて、取引識別情報を検索キーとして登録データファイルを特定し、その登録データファイルから商品識別情報と品券情報とを抽出する。次に、CPU201は、抽出した商品識別情報と品券情報とに基づいて、第1実施形態と同様にして精算処理を実行する。
つまり、第2実施形態によれば、品券情報を用いて精算する場合に、人件費を増やすことなく、品券の不正利用を確実に防止するとともに迅速且つ効率的なチェックアウトを行うことができる。
同様に、商品登録装置10a側でICカードに取引識別情報を書き込み、精算装置20側でICカードから取引識別情報を読み出して用いるようにしてもよい。
なお、ICカードを用いる場合、精算装置20の傍らには精算処理に使用したICカードの回収ボックスを設置しておく。
また、例えば、商品登録装置10は、登録した商品識別情報と支払情報とをキー情報に関連付けてRAM103に記憶し、精算装置20は、スキャナ部204が媒体に記録されたキー情報を読み取って、そのキー情報に基づいて商品登録装置10のRAM103に記憶された商品識別情報と支払情報とを参照するようにしてもよい。
11 商品登録カウンタ
20,20a 精算装置(自動精算装置)
21 精算カウンタ
30 ストアコントローラ
40 LAN
100,200 チェックアウトシステム
101,201 CPU
102,202 ROM
103,203 RAM
104 スキャナ部(商品識別情報登録手段)
105 店員用表示部
106 客用表示部
107 ハードディスク(商品データ記憶手段)
108 店員用操作部(支払情報登録手段)
109,207 通信部
110,208 ブザー
111 印刷部(媒体記録手段)
112,211 バス
204 スキャナ部(媒体読取手段)
205 表示部
206 客用操作部
209 印刷部
210 釣銭機
Claims (2)
- 買上商品の商品登録処理を店員が操作して行う商品登録装置と前記商品登録装置により登録された前記買上商品についての精算処理を顧客自らが操作して行う精算装置とを備えるチェックアウトシステムにおいて、
前記商品登録装置は、
前記買上商品の商品識別情報を登録する商品識別情報登録手段と、
支払情報である品券情報を登録する支払情報登録手段と、
前記登録した商品識別情報と支払情報である品券情報とに基づく情報を前記精算処理に用いる情報として送信する送信手段と、を備え、
前記精算装置は、
前記送信手段が送信した情報を受信する受信手段と、
前記受信した情報に基づいて前記精算処理を行う精算手段と、
前記受信手段が受信した情報に含まれる支払情報である品券情報に基づく情報を印刷する印刷手段と、を備え、
前記精算手段は、
前記商品登録装置で登録された商品に基づく買上げ金額と前記品券情報に基づく金額とに差がある場合であって前記品券情報に基づく金額の方が多い場合に、差額である返金額を現金で精算し、
前記商品に基づく買上げ金額と前記品券情報に基づく金額とに差がある場合であって前記買上げ金額の方が多い場合に、差額である不足金額を顧客によって選択された現金又は電子マネーで精算し、
前記商品登録装置は、
クレジットカードによる精算を実行可能であることを特徴とするチェックアウトシステム。 - 買上商品の商品登録処理を店員が操作して行う商品登録装置と前記商品登録装置により登録された前記買上商品についての精算処理を顧客自らが操作して行う精算装置とを備えるチェックアウトシステムにおいて、前記商品登録装置として第1のコンピュータを機能させ、前記精算装置として第2のコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記第1のコンピュータを、
前記買上商品の商品識別情報を登録する商品識別情報登録手段、
支払情報である品券情報を登録する支払情報登録手段、
前記登録した商品識別情報と支払情報である品券情報とに基づく情報を前記精算処理に用いる情報として送信する送信手段、
として機能させ、
前記第2のコンピュータを、
前記送信手段が送信した情報を受信する受信手段、
前記受信した情報に基づいて前記精算処理を行う精算手段、
前記受信手段が受信した情報に含まれる支払情報である品券情報に基づく情報を印刷する印刷手段、
として機能させ、
前記精算手段は、
前記商品登録装置で登録された商品に基づく買上げ金額と前記品券情報に基づく金額とに差がある場合であって前記品券情報に基づく金額の方が多い場合に、差額である返金額を現金で精算し、
前記商品に基づく買上げ金額と前記品券情報に基づく金額とに差がある場合であって前記買上げ金額の方が多い場合に、差額である不足金額を顧客によって選択された現金又は電子マネーで精算し、
前記第1のコンピュータを、
更に、クレジットカードによる精算を実行するクレジットカード精算手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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