JP2023013190A - 電池 - Google Patents

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康成 杉田
Yasunari Sugita
和弥 岩本
Kazuya Iwamoto
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】信頼性の高められた電池を提供する。【解決手段】電池は、少なくとも1つの発電要素100と、外装体30と、放熱部材40と、ガス吸着部材50と、を備える。少なくとも1つの発電要素100は、電極層110、電極層110に対向して配置される対極層120、および、電極層110と対極層120との間に位置する固体電解質層130を有する。外装体30は、少なくとも1つの発電要素100を収容する。放熱部材40は、外装体30内に位置し、少なくとも1つの発電要素100に接する。ガス吸着部材50は、外装体30内に位置する。【選択図】図2

Description

本開示は、固体電解質を含む電池に関する。
近年、携帯機器、ハイブリッド自動車、電気自動車および家庭用蓄電池用途等に、全固体電池等の固体電解質を含む二次電池の研究開発が盛んに行われている。このような電池において、固体電解質等から可燃性ガス等のガスが生じる場合がある。
特許文献1には、硫化水素ガス吸収部を有する全固体電池が開示されている。
特開2011-124084号公報
従来技術では、電極部材の保護等のために、正極層、負極層および固体電解質層を有する発電要素を外装体内に収容する場合がある。外装体内で発電要素からガスが発生すると、発生したガスが外装体内に閉じ込められ、ガスに起因した発電要素の材料の腐食および破損等が発生しやすいため、電池の信頼性が低下しやすい。
そこで、本開示は、信頼性の高められた電池を提供する。
本開示の一様態に係る電池は、電極層、前記電極層に対向して配置される対極層、および、前記電極層と前記対極層との間に位置する固体電解質層を有する少なくとも1つの発電要素と、前記少なくとも1つの発電要素を収容する外装体と、前記外装体内に位置し、前記少なくとも1つの発電要素に接する放熱部材と、前記外装体内に位置するガス吸着部材と、を備える。
本開示によれば、電池の信頼性を高めることができる。
図1は、実施の形態に係る電池の上面図である。 図2は、図1のII-II線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。 図3は、図1のIII-III線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。 図4は、図1のIV-IV線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。 図5は、実施の形態に係る電池が備える発電要素の別の例を示す断面図である。 図6は、実施の形態の変形例に係る電池の上面図である。 図7は、図6のVII-VII線で示される位置での実施の形態の変形例に係る断面図である。 図8は、図6のVIII-VIII線で示される位置での実施の形態の変形例に係る電池の断面図である。 図9は、図6のIX-IX線で示される位置での実施の形態の変形例に係る電池の断面図である。
(本開示の一態様を得るに至った知見)
上述のように、全固体電池等の電池では、固体電解質を含む発電要素からガスが発生する場合がある。例えば、固体電解質として硫化物系固体電解質が用いられる場合、硫化物系固体電解質が水分と反応した場合には、可燃性および金属腐食性を有する硫化水素が発生する。特に、外装体内で発電要素からガスが発生すると、発生したガスが外部に出ることができないため、信頼性が低下しやすい。
また、近年、電池のエネルギー密度の向上によって、急速充電および高出力放電等の動作が行われることが増えてきている。このような動作により、発電要素が発熱しやすくなり、発電要素の温度が上昇する。また、正極層と負極層との間での短絡、または、外部負荷の異常等によって電池に過電流が流れる場合にも、流れる電流量が増え、ジュール熱による発熱が増大する。特に、発電要素で発生した熱は、発電要素の端部にたまりやすい。その結果、発熱によって発電要素を構成する材料が分解し、ガスが発生しうる。例えば、活物質が分解することで酸素等が発生しうる。硫化水素と酸素とは、反応してさらなる温度上昇を引き起こす可能性もある。
外装体内にガス吸着部材を配置して、発生したガスをガス吸着部材に吸着させることで、電池の信頼性を高めることができるが、本発明者らは、さらに電池の信頼性を高めるためには、上述のような発電要素で発生する熱のコントロールが重要であることに着目して本開示に至った。
本開示の一態様の概要は以下の通りである。
本開示の一態様に係る電池は、電極層、前記電極層に対向して配置される対極層、および、前記電極層と前記対極層との間に位置する固体電解質層を有する少なくとも1つの発電要素と、前記少なくとも1つの発電要素を収容する外装体と、前記外装体内に位置し、前記少なくとも1つの発電要素に接する放熱部材と、前記外装体内に位置するガス吸着部材と、を備える。
これにより、発電要素からガスが発生した場合でも、ガス吸着部材が発生したガスを吸着し、外装体内に閉じ込められたガスに起因した発電要素の材料の腐食および破損等を抑制できる。また、発電要素で発生した熱を放熱部材によって放熱することにより、発電要素の温度上昇を抑制できる。その結果、発電要素の材料の分解によるガスの発生を抑制できる。よって、信頼性の高められた電池を実現できる。
また、例えば、前記放熱部材の少なくとも一部は、前記少なくとも1つの発電要素と前記ガス吸着部材との間に位置してもよい。
これにより、発電要素が発熱した場合の熱が、放熱部材によって放熱されると共に、ガス吸着部材に伝達される。そのため、ガス吸着部材に、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材は、より効果的に発電要素で発生するガスを吸着することができる。
また、例えば、前記ガス吸着部材は、前記放熱部材に接してもよい。
これにより、発電要素が発熱した場合の熱が、放熱部材によってガス吸着部材に伝達されやすくなる。
また、例えば、前記ガス吸着部材は、化学吸着剤を含んでもよい。
化学吸着剤は温度が上昇するとガス吸着能が高まるため、ガス吸着部材は、発電要素の発熱により温度が上昇しても、効果的にガスを吸着することができる。
また、例えば、前記放熱部材は、前記少なくとも1つの発電要素の端面に接してもよい。
これにより、発電要素で発生した熱がたまりやすい発電要素の端部の熱が放熱され、発電要素の温度上昇を効果的に抑制できる。
また、例えば、前記ガス吸着部材は、前記放熱部材を挟んで前記端面と対向してもよい。
これにより、発電要素で発生した熱がたまりやすい発電要素の端部の熱が、放熱部材によって放熱されると共に、ガス吸着部材に伝達される。そのため、ガス吸着部材に、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材は、より効果的に発電要素で発生するガスを吸着することができる。
また、例えば、前記電極層は、電極集電体および前記電極集電体と前記固体電解質層との間に位置する電極活物質層を含み、前記電極集電体は、平面視において、前記電極活物質層の外周より外側に突出する電極タブ部を含み、前記放熱部材は、前記電極タブ部の主面に接してもよい。
電極タブ部には、充放電の際に流れる電流が集中するため、ジュール熱による発熱が生じやすい。そのため、放熱部材が電極タブ部の主面に接することで、充放電の際に発生する熱が放熱される。
また、例えば、前記ガス吸着部材は、前記放熱部材を挟んで前記主面と対向してもよい。
これにより、ジュール熱による発熱が生じやすい電極タブ部の熱が、放熱部材によって放熱されると共に、ガス吸着部材に伝達される。そのため、ガス吸着部材に、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材は、より効果的に発電要素で発生するガスを吸着することができる。
また、例えば、前記放熱部材は、絶縁性を有してもよい。
これにより、放熱部材が発電要素に広範囲で接していても、短絡が生じないため、効果的に発電要素の熱を放熱することができる。
また、例えば、前記放熱部材は、セラミック材料を含んでもよい。また、例えば、前記セラミック材料は、窒化アルミニウム、窒化ケイ素および炭化ケイ素のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
これにより、放熱部材が絶縁性を有していても放熱部材の放熱性能を高めることができる。
また、例えば、前記放熱部材は、前記少なくとも1つの発電要素における前記電極層および前記対極層の両方に接してもよい。
これにより、電極層および対極層それぞれで発生する熱を効果的に放熱することができる。また、絶縁性を有する放熱部材が電極層および対極層の両方を覆うことにより、電極層と対極層との短絡を抑制できる。
また、例えば、前記電極層、前記対極層および前記固体電解質層のうち少なくとも一つは硫化物系固体電解質を含んでもよい。
これにより、硫化物系固体電解質は、イオン伝導性が高く、電池特性を高めることができる。また、硫化物系固体電解質は、水分と反応すると硫化水素が発生する可能性があるものの、電池は、ガス吸着部材を備えるため、発生した硫化水素がガス吸着部材に吸着され、電池の信頼性が維持される。
また、例えば、前記少なくとも1つの発電要素は、複数の発電要素であり、前記複数の発電要素は積層されており、前記放熱部材は、前記複数の発電要素のそれぞれに接していてもよい。
これにより、複数の発電要素で発生した熱が、放熱部材によって放熱される。そのため、複数の発電要素の温度上昇を抑制できる。よって、高容量または高電圧の電池でありながら信頼性の高められた電池を実現できる。
また、例えば、前記外装体は、ラミネートフィルムで構成されていてもよい。
これにより、軽量であり、柔軟性が高く、且つ、空気および水に対するバリア性に優れた外装体を備える電池を実現できる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、工程、工程の順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
また、本明細書および図面において、x軸、y軸およびz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。z軸は、発電要素の厚み方向に一致する。
また、本明細書において、「厚み方向」は、単独で使用される場合など特に断りのない限り発電要素および発電要素の各層の厚み方向であり、発電要素および発電要素の各層の主面法線方向に一致する。また、本明細書において、「平面視」とは、単独で使用される場合など特に断りのない限り発電要素の主面に対して垂直な方向から見たときのことをいう。
また、本明細書において、「上方」および「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)および下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。また、「上方」および「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔を空けて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。以下の説明では、z軸の負側を「下方」または「下側」とし、z軸の正側を「上方」または「上側」とする。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る電池の構成について説明する。実施の形態に係る電池は、発電要素を1つ備える単電池である。
図1は、実施の形態に係る電池の上面図である。具体的には、図1は、電池10をz軸方向上側から見た場合の平面視図である。図2は、図1のII-II線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。図3は、図1のIII-III線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。図4は、図1のIV-IV線で示される位置での実施の形態に係る電池の断面図である。なお、図1には、外装体30内部の電池10の平面視形状が破線で示されている。また、見やすさのため、図1における外装体30の折れ目の図示は省略されている。
図1から図4に示されるように、電池10は、発電要素100と、外装体30と、放熱部材40と、ガス吸着部材50、51、52、53および54と、電極リード60と、対極リード70と、を備える。電池10は、例えば、全固体電池である。
発電要素100は、外装体30内に位置する。発電要素100の形状は、例えば、扁平な直方体から後述する電極タブ部115および対極タブ部125が突出した形状である。ここで、扁平とは、厚み(すなわち、z軸方向の長さ)が主面の各辺(すなわち、x軸方向およびy軸方向の各々の長さ)または最大幅より短いことを意味する。以下の発電要素100の形状の説明では、電極タブ部115および対極タブ部125を除いた概略形状を説明する。発電要素100の形状は、特に制限されず、立方体状、円柱状、四角錘台状、円錐台状または多角形柱状等の他の形状であってもよい。なお、本明細書において、図2、図3および図4などの断面図では、発電要素100の層構造を分かりやすくするため、各層の厚みを誇張して図示している。
また、図1に示されるように、発電要素100の平面視形状は、例えば、矩形である。発電要素100の平面視形状は、正方形、平行四辺形またはひし形などの他の四角形であってもよく、六角形または八角形などの他の多角形であってもよく、円または楕円であってもよい。
発電要素100は、最小構成の電池であり、単位セルまたは電極体とも称される。電池10が備える発電要素100の数は、1つであるが、複数であってもよい。複数の発電要素を備える電池については後述する。
図2から図4に示されるように、発電要素100は、電極層110と、対極層120と、電極層110と対極層120との間に位置する固体電解質層130と、を有する。電極層110は、電極集電体111と、電極集電体111と固体電解質層130との間に位置する電極活物質層112と、を含む。対極層120は、対極集電体121と、対極集電体121と固体電解質層130との間に位置する対極活物質層122と、を含む。発電要素100では、電極集電体111、電極活物質層112、固体電解質層130、対極活物質層122および対極集電体121がこの順でz軸に沿って積層されている。
電極層110は、発電要素100の正極層および負極層の一方である。対極層120は、発電要素100の正極層および負極層の他方である。以下では、電極層110が負極層であり、対極層120が正極層である場合を一例として説明する。なお、電極層110が正極層であり、対極層120が負極層であってもよい。
固体電解質層130は、電極活物質層112と対極活物質層122との間に配置される。固体電解質層130は、電極活物質層112と対極活物質層122との各々に接する。固体電解質層130の厚みは、例えば、5μm以上150μm以下である。
固体電解質層130は、少なくとも固体電解質を含み、必要に応じて、バインダー材料を含んでいてもよい。固体電解質層130は、リチウムイオン伝導性を有する固体電解質を含んでいてもよい。
固体電解質としては、リチウムイオン伝導体、ナトリウムイオン伝導体またはマグネシウムイオン伝導体など公知の材料が用いられうる。固体電解質には、例えば、硫化物系固体電解質、ハロゲン系固体電解質または酸化物系固体電解質等の固体電解質材料が用いられる。
固体電解質層130は、例えば、固体電解質として硫化物系固体電解質を含む。硫化物系固体電解質は、イオン伝導性が高く、電池特性を高めることができる。また、硫化物系固体電解質は、水分と反応すると硫化水素が発生する可能性があるものの、電池10は、ガス吸着部材50、51、52、53および54を備えるため、発生した硫化水素がガス吸着部材50、51、52、53および54に吸着され、電池10の信頼性が維持される。
硫化物系固体電解質としては、例えば、硫化リチウム(LiS)および五硫化二リン(P)からなる合成物が用いられる。また、硫化物系固体電解質としては、LiS-SiS、LiS-BまたはLiS-GeSなどの硫化物が用いられてもよく、上記硫化物に添加剤としてLiN、LiCl、LiBr、LiPOおよびLiSiOのうち少なくとも1種が添加された硫化物が用いられてもよい。
酸化物系固体電解質としては、例えば、LiLaZr12(LLZ)、Li1.3Al0.3Ti1.7(PO(LATP)または(La,Li)TiO(LLTO)などが用いられる。
バインダー材料としては、例えば、エラストマー類が用いられ、ポリフッ化ビニリデン、アクリル樹脂またはセルロース樹脂などの有機化合物が用いられてもよい。
電極集電体111の主面には、電極活物質層112が接触している。なお、電極集電体111は、電極活物質層112に接する部分に設けられた、導電材料を含む層である集電体層を含んでもよい。
また、電極集電体111は、平面視において、電極活物質層112の外周よりも外側に突出する電極タブ部115を含む。電極タブ部115は、図3においては、電極集電体111のうち、電極集電体111中に示されている破線よりも外側の部位である。図3における破線は、説明のために平面視における電極活物質層112の外周の位置を示すものである。
対極集電体121の主面には、対極活物質層122が接触している。なお、対極集電体121は、対極活物質層122に接する部分に設けられた、導電材料を含む層である集電体層を含んでもよい。
また、対極集電体121は、平面視において、対極活物質層122の外周よりも外側に突出する対極タブ部125を含む。対極タブ部125は、図4においては、対極集電体121のうち、対極集電体121中に示されている破線よりも外側の部位である。図4における破線は、説明のために平面視における対極活物質層122の外周の位置を示すものである。
図1に示されるように、電極タブ部115と対極タブ部125とは、同じ方向に突出するように、発電要素100における同じ方向の端部に配置されている。なお、電極タブ部115と対極タブ部125との配置は、特に制限されない。例えば、電極タブ部115と対極タブ部125とは、反対方向に突出するように、発電要素100における対向する2つの端部に配置されていてもよい。また、電極タブ部115と対極タブ部125とは、直交する方向の2つの端部に配置されていてもよい。発電要素100における電極タブ部115および対極タブ部125が突出する方向に、電極層110および対極層120における電流の取り出しのための電極リード60および対極リード70が配置される。
電極集電体111および対極集電体121それぞれの材料としては、公知の材料が用いられうる。例えば、電極集電体111および対極集電体121それぞれの材料としては、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス、白金もしくは金、または、これらの2種以上の合金などからなる箔状体、板状体または網目状体などが用いられる。電極集電体111および対極集電体121それぞれの厚みは、例えば、5μm以上100μm以下であるが、これに限らない。
なお、電極層110は、電極集電体111を含んでいなくてもよく、例えば、他の発電要素の電極層110もしくは対極層120の集電体、取出端子、または、他の電池との接続層等が電極活物質層112の集電体として機能してもよい。つまり、電極層110は、電極集電体111と電極活物質層112とのうち、電極活物質層112のみを含んでいてもよい。また、対極層120は、対極集電体121を含んでいなくてもよく、例えば、他の発電要素の電極層110もしくは対極層120の集電体、取出端子、または、他の電池との接続層等が対極活物質層122の集電体として機能してもよい。つまり、対極層120は、対極集電体121と対極活物質層122とのうち、対極活物質層122のみを含んでいてもよい。
電極活物質層112は、電極集電体111の、対極層120側の主面に配置されている。電極活物質層112は、対極活物質層122に対向して配置されている。電極活物質層112の厚みは、例えば5μm以上300μm以下であるが、これに限らない。
電極活物質層112は、少なくとも負極活物質を含み、必要に応じて、固体電解質、導電助剤およびバインダー材料のうち少なくとも1つを含んでもよい。負極活物質としては、リチウムイオン、ナトリウムイオンまたはマグネシウムイオンを吸蔵および放出(挿入および脱離、または、溶解および析出)できる公知の材料が用いられうる。負極活物質としては、リチウムイオンを離脱および挿入することができる材料の場合、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛炭素繊維もしくは樹脂焼成炭素などの炭素材料、金属リチウム、リチウム合金またはリチウムと遷移金属元素との酸化物などが用いられる。
固体電解質としては、上述の固体電解質材料が用いられうる。また、導電助剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイトまたはカーボンファイバーなどの導電材料が用いられる。また、バインダー材料としては、上述のバインダー材料が用いられうる。
電極活物質層112の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を、電極集電体111の主面上に塗工し乾燥させることにより、電極活物質層112が作製される。電極活物質層112の密度を高めるために、乾燥後に、電極活物質層112および電極集電体111を含む電極層110(電極板とも称される)をプレスしておいてもよい。
対極活物質層122は、対極集電体121の、電極層110側の主面に配置されている。対極活物質層122の厚みは、例えば5μm以上300μm以下であるが、これに限らない。
対極活物質層122は、少なくとも正極活物質を含み、必要に応じて、固体電解質、導電助剤およびバインダー材料のうち少なくとも1つを含んでもよい。
正極活物質としては、リチウムイオン、ナトリウムイオンまたはマグネシウムイオンを吸蔵および放出(挿入および脱離、または、溶解および析出)できる公知の材料が用いられうる。正極活物質としては、リチウムイオンを離脱および挿入することができる材料の場合、例えば、コバルト酸リチウム複合酸化物(LCO)、ニッケル酸リチウム複合酸化物(LNO)、マンガン酸リチウム複合酸化物(LMO)、リチウム‐マンガン‐ニッケル複合酸化物(LMNO)、リチウム‐マンガン‐コバルト複合酸化物(LMCO)、リチウム‐ニッケル‐コバルト複合酸化物(LNCO)またはリチウム‐ニッケル‐マンガン‐コバルト複合酸化物(LNMCO)などが用いられる。
固体電解質としては、上述の固体電解質材料が用いられうる。また、導電助剤としては、上述の導電材料が用いられうる。また、バインダー材料としては、上述のバインダー材料が用いられうる。
対極活物質層122の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を、対極集電体121の主面上に塗工し乾燥させることにより、対極活物質層122が作製される。対極活物質層122の密度を高めるために、乾燥後に、対極活物質層122および対極集電体121を含む対極層120(対極板とも称される)をプレスしておいてもよい。
電極活物質層112および対極活物質層122のうちの少なくとも一方は、固体電解質層130と同様に、固体電解質として硫化物系固体電解質を含んでいてもよい。つまり、電池10においては、電極層110、対極層120および固体電解質層130のうち少なくとも一つは硫化物系固体電解質を含んでいてもよい。
本実施の形態では、電極活物質層112、対極活物質層122、固体電解質層130は平行平板状に維持されている。これにより、湾曲による割れまたは崩落の発生を抑制することができる。なお、電極活物質層112、対極活物質層122、固体電解質層130を合わせて滑らかに湾曲させてもよい。
電池10では、平面視において、電極集電体111、電極活物質層112、対極活物質層122、固体電解質層130および対極集電体121のそれぞれの輪郭(言い換えると側面の位置)は、電極タブ部115および対極タブ部125が設けられている部分を除き、一致している。
外装体30は、発電要素100、放熱部材40ならびにガス吸着部材50、51、52、53および54を収容する。外装体30は、例えば、発電要素100、放熱部材40およびガス吸着部材50、51、52、53および54を封止している。
外装体30には、公知の電池用の外装体が用いられうる。外装体30は、例えば、ラミネートフィルムまたは金属缶等で構成される。ラミネートフィルムは、例えば、ポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂等の樹脂とアルミニウム等の金属との積層構造を有するフィルムである。ラミネートフィルムは、例えば、樹脂層、金属層および樹脂層がこの順に積層された3層構造を有する。外装体30は、ラミネートフィルムで構成されることにより、軽量であり、柔軟性が高く、且つ、空気および水に対するバリア性に優れた外装体となる。
放熱部材40は、発電要素100の熱を放熱するための部材である。また、放熱部材40は、発電要素100からの熱をガス吸着部材50、51、52、53および54に伝達してもよい。放熱部材40の熱伝導率は、例えば、外装体30の熱伝導率よりも高い。放熱部材40の熱伝導率は、例えば、1W/m・K以上であり、10W/m・K以上であってもよく、50W/m・K以上であってもよい。なお、放熱部材40の熱伝導率の上限は、材料が有しうる熱伝導率の範囲であれば、特に制限されないが、放熱部材40の熱伝導率は、例えば、300W/m・K以下であり、170W/m・K以下であってもよい。
また、放熱部材40は、例えば、電気的な絶縁性を有する。これにより、放熱部材40が発電要素100に広範囲で接していても、短絡が生じないため、効果的に発電要素100の熱を放熱することができる。以下では、特に記載がない限り、放熱部材40が絶縁性を有する場合について説明する。
放熱部材40は、例えば、セラミック材料を含む。放熱部材40は、例えば、セラミック材料で構成される。セラミック材料は、例えば、高熱伝導性の材料である窒化アルミニウム、窒化ケイ素および炭化ケイ素のうちの少なくとも1つを含む。これにより、放熱部材40が絶縁性を有していても放熱部材40の放熱性能を高めることができる。また、放熱部材40は、金属等の導電性の部材の表面をセラミック材料で被覆した構成であってもよい。なお、放熱部材40は、電極層110および対極層120のうちの一方のみに接している場合には、絶縁性を有さない金属材料等で構成されていてもよい。
図1に示されるように、放熱部材40は、外装体30内に位置する。放熱部材40の少なくとも一部は、例えば、発電要素100とガス吸着部材50、51、52、53および54との間に位置する。
放熱部材40は、例えば、平面視において発電要素100を囲む放熱層である。放熱部材40の主面は、例えば、発電要素100に対向する。放熱部材40の平面視形状は、例えば、枠状である。つまり、放熱部材40は、発電要素100を側方から、発電要素100の端面を被覆している。発電要素100の端面は、例えば、発電要素100の外周を構成する、厚み方向に平行な面である。なお、放熱部材40は、平面視における外周側の発電要素100の全端面を被覆しているが、これに限らず、発電要素100の端面のうち、被覆していない箇所があってもよい。放熱部材40は、例えば、発電要素100の矩形の一辺のみの側方から発電要素100の端面を被覆していてもよい。また、放熱部材40は、一体で形成されていてもよく、分割して形成されていてもよい。また、放熱部材40が複数に分割して形成され、分割された放熱部材40が互いに離間していてもよい。
放熱部材40は、発電要素100に接する。これにより、発電要素100で発生した熱を放熱部材40によって放熱し、発電要素100の温度上昇を抑制できる。その結果、発電要素100の材料の分解によるガスの発生を抑制できる。
図2に示されるように、放熱部材40は、例えば、発電要素100の端面101に接する。これにより、電池10の動作中に発電要素100で発生した熱がたまりやすい発電要素100の端部の熱が放熱され、発電要素100の温度上昇を効果的に抑制できる。端面101は、発電要素100における電極タブ部115および対極タブ部125が設けられていない方向の端面である。
また、放熱部材40は、例えば、発電要素100における電極層110および対極層120の両方に接する。これにより、電極層110および対極層120それぞれで発生する熱を効果的に放熱することができる。また、絶縁性を有する放熱部材40が電極層110および対極層120の両方に接して端面101を覆うことにより、電極層110と対極層120との短絡を抑制できる。図2に示されるように、放熱部材40は、例えば、端面101において、電極集電体111から対極集電体121までを連続的に覆っている。放熱部材40は、例えば、端面101の上端から下端までを連続的に覆っている。放熱部材40は、端面101において、電極集電体111、電極活物質層112、固体電解質層130、対極活物質層122および対極集電体121の各々に接している。なお、放熱部材40は、端面101において、電極層110および対極層120の一部に接していてもよく、全てに接していてもよい。また、発電要素100における電極層110および対極層120の一方のみに接していてもよい。
また、図3に示されるように、放熱部材40は、例えば、発電要素100の端面102に接する。端面102は、発電要素100における電極タブ部115および対極タブ部125が設けられている方向の端面である。また、放熱部材40は、例えば、電極タブ部115における電極活物質層112側の面である主面116に接する。電極タブ部115には、充放電の際に流れる電流が集中するため、ジュール熱による発熱が生じやすい。そのため、放熱部材40が電極タブ部115の主面116に接することで、充放電の際に発生する熱が放熱される。
また、放熱部材40は、端面102と主面116とを連続的に覆っている。より具体的には、放熱部材40は、端面102および主面116において、電極集電体111における電極タブ部115から対極集電体121までを連続的に覆っている。
また、図4に示されるように、放熱部材40は、対極タブ部125における対極活物質層122側の面である主面126に接する。これにより、上述の電極タブ部115の場合と同様に、充放電の際に発生する熱が放熱される。
また、放熱部材40は、端面102と主面126とを連続的に覆っている。より具体的には、放熱部材40は、端面102および主面126において、電極集電体111から対極集電体121における対極タブ部125までを連続的に覆っている。
放熱部材40は、例えば、所望の形状に加工された放熱部材40を発電要素100に接合する、または、放熱部材40の材料を含むペースト等を発電要素100に塗布する等によって形成される。
図1から図4に示されるように、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、外装体30内に位置する。ガス吸着部材50、51、52、53および54の形状は、特に制限されないが、例えば、板形状である。ガス吸着部材50、51、52、53および54の主面は、例えば、発電要素100に対向する。ガス吸着部材50、51、52、53および54は、例えば、平面視において、発電要素100を囲むように配置される。また、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、例えば、発電要素100に接していない。なお、電池10は、ガス吸着部材50、51、52、53および54を全て備えていなくてもよく、例えば、ガス吸着部材50、51、52、53および54のうちの少なくとも1つを備えていればよい。
図2に示されるように、ガス吸着部材50は、放熱部材40を挟んで、端面101と対向する。そのため、放熱部材40の少なくとも一部は、ガス吸着部材50と端面101との間に位置する。このように、ガス吸着部材50が放熱部材40を挟んで、端面101と対向することで、発電要素100が発熱した場合に熱が溜まりやすい発電要素100の端部の熱が、放熱部材40によって放熱されると共に、ガス吸着部材50に伝達される。その結果、ガス吸着部材50に、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材50は、より効果的に発電要素100で発生するガスを吸着することができる。
また、ガス吸着部材50は、例えば、放熱部材40に接する。具体的には、ガス吸着部材50は、放熱部材40における発電要素100側とは反対側の面に接する。これにより、発電要素100が発熱した場合の熱が、放熱部材40によってガス吸着部材50に伝達されやすくなる。
なお、断面図では示されていないガス吸着部材51および52についても、ガス吸着部材50と同様の構造を有し、上述の効果を発現できる。
また、図3に示されるように、ガス吸着部材53は、放熱部材40を挟んで、端面102と対向する。また、ガス吸着部材53は、放熱部材40に接する。これにより、上述のガス吸着部材50と同様の効果が得られる。
また、ガス吸着部材53は、放熱部材40を挟んで電極タブ部115の主面116に対向する。そのため、放熱部材40の少なくとも一部は、ガス吸着部材53と主面116との間に位置する。また、ガス吸着部材53は、放熱部材40における電極タブ部115側とは反対側の面に接する。このように、ガス吸着部材53が放熱部材40を挟んで、主面116と対向することで、充放電に伴うジュール熱で発熱した電極タブ部115の熱が、放熱部材40によって放熱されると共に、ガス吸着部材53に伝達される。その結果、ガス吸着部材53に、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材53は、より効果的に発電要素100で発生するガスを吸着することができる。
また、図4に示されるように、ガス吸着部材54は、放熱部材40を挟んで、端面102と対向する。また、ガス吸着部材54は、放熱部材40に接する。また、ガス吸着部材54は、放熱部材40を挟んで対極タブ部125の主面126に対向する。このような構造により、上述のガス吸着部材50および53と同様の効果が得られる。
ガス吸着部材50、51、52、53および54は、硫化水素等のガスを吸着するガス吸着剤を含む。ガス吸着部材50、51、52、53および54は、例えば、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を含む。ガス吸着部材50、51、52、53および54は、例えば、ガス吸着剤として、ガスと化学的に反応してガスを吸着する化学吸着剤を含む。化学吸着剤は、温度が上がることでガス吸着能が高まるため、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、発電要素100の発熱により温度が上昇しても、効果的にガスを吸着することができる。
化学吸着剤としては、例えば、NaOH、KOH、Ca(OH)およびMg(OH)などの金属水酸化物、酸化鉄などの金属酸化物ならびにイオン交換樹脂等が挙げられる。なお、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、ガス吸着剤として、活性炭、疎水性ゼオライトおよびシリカゲル等の物理吸着剤を含んでいてもよい。
ガス吸着部材50、51、52、53および54には、上述のガス吸着剤のうちの1種類のみが含まれていてもよく、上述のガス吸着剤のうちの複数種類が含まれていてもよい。
ガス吸着部材50、51、52、53および54の形成方法は特に制限されないが、例えば、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、ガス吸着剤を単体で、または、ガス吸着剤に樹脂等の結着材を添加して成形されることで形成される。また、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、多孔質材料等の担持体にガス吸着剤が保持されることで形成されていてもよい。また、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、ガスを透過させるフィルム、ネットまたは不織布等にガス吸着剤が収容されることで形成されていてもよい。
電極リード60および対極リード70は、発電要素100を外部負荷または他の電池等と電気的に接続するための導線である。電極リード60および対極リード70それぞれの少なくとも一部は、外装体30の外部に位置し、外界に露出している。電極リード60および対極リード70は、一部が外装体30に挟まれている。
電極リード60および対極リード70それぞれの材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス、白金もしくは金、または、これらの2種以上の合金などからなる箔状体、板状体またはワイヤなどが用いられる。
電極リード60は、電極タブ部115と電気的に接続される。図3に示されるように、電極リード60は、電極タブ部115に接合されている。電極リード60は、溶接等によって、電極タブ部115に直接接合されていてもよく、導電性接着剤または半田等の接合用の材料を用いて、電極タブ部115に接合されていてもよい。図3においては、電極リード60は、電極タブ部115における端面に接合されている。なお、電極リード60と電極タブ部115との接合位置は特に制限されない。例えば、電極リード60は、電極タブ部115の主面116における放熱部材40が接していない領域に接合されていてもよい。また、電極リード60は、電極タブ部115の主面116とは反対側の主面に接合されていてもよい。
また、電極リード60と電極タブ部115とは別体として形成されていなくてもよく、例えば、電極タブ部115が外装体30の外側まで延長されることで、電極タブ部115の一部が電極リード60として機能してもよい。
対極リード70は、対極タブ部125と電気的に接続される。図4に示されるように、対極リード70は、対極タブ部125に接合されている。対極リード70は、溶接等によって、対極タブ部125に直接接合されていてもよく、導電性接着剤または半田等の接合用の材料を用いて、対極タブ部125に接合されていてもよい。図4においては、対極リード70は、対極タブ部125における端面に接合されている。なお、対極リード70と対極タブ部125との接合位置は特に制限されない。例えば、対極リード70は、対極タブ部125の主面126における放熱部材40が接していない領域に接合されていてもよい。また、対極リード70は、対極タブ部125の主面126とは反対側の主面に接合されていてもよい。
また、対極リード70と対極タブ部125とは別体として形成されていなくてもよく、例えば、対極タブ部125が外装体30の外側まで延長されることで、対極タブ部125の一部が対極リード70として機能してもよい。
以上のように、電池10は、外装体30に収容された、発電要素100と、発電要素100に接する放熱部材40と、ガス吸着部材50、51、52、53および54とを備える。これにより、発電要素100からガスが発生した場合でも、ガス吸着部材50、51、52、53および54が発生したガスを吸着し、外装体30内に閉じ込められたガスに起因した発電要素100の材料の腐食および破損等を抑制できる。また、発電要素100で発生した熱を放熱部材40によって放熱することにより、発電要素100の温度上昇を抑制できる。その結果、発電要素100の材料の分解によるガスの発生を抑制できる。よって、信頼性の高められた電池10を実現できる。
さらに、放熱部材40の少なくとも一部は、例えば、発電要素100とガス吸着部材50、51、52、53および54との間に位置する。これにより、発電要素100が発熱した場合の熱が、放熱部材40によって放熱されると共に、ガス吸着部材50、51、52、53および54に伝達される。そのため、ガス吸着部材50、51、52、53および54に、化学吸着剤等の温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材50、51、52、53および54は、より効果的に発電要素100で発生するガスを吸着することができる。
なお、図2等に示されるように、電極タブ部115および対極タブ部125が設けられている箇所を除き、発電要素100における電極集電体111、電極活物質層112、固体電解質層130、対極活物質層122および対極集電体121のそれぞれの側面は、平面視において同じ位置であるが、これに限らない。図5は、本実施の形態に係る電池が備える発電要素の別の例を示す断面図である。図5に示されるように、発電要素200は、電極集電体111および電極活物質層212を含む電極層210と、固体電解質層230と、対極集電体121および対極活物質層222を含む対極層220と、を有する。
発電要素200において、電極活物質層212、固体電解質層230および対極活物質層222それぞれの側面は、電極集電体111および対極集電体121それぞれの側面よりも内側に位置する。また、固体電解質層230の側面は、電極活物質層212の側面よりも内側に位置する。また、対極活物質層222の側面は、固体電解質層230の側面よりも内側に位置する。なお、発電要素200の各層の側面の位置関係は特に制限されない。例えば、電極活物質層212の側面は、固体電解質層230の側面よりも内側に位置していてもよい。また、電極活物質層212および対極活物質層222それぞれの側面は固体電解質層230に被覆され、固体電解質層230は電極集電体111および対極集電体121に接していてもよい。
放熱部材40は、発電要素200の端面201において、電極活物質層212、固体電解質層230および対極活物質層222には接しておらず、電極集電体111および対極集電体121に接している。なお、放熱部材40と電極活物質層212、固体電解質層230および対極活物質層222それぞれの側面との間、言い換えると、電極集電体111と対極集電体121との間には空隙が形成されているが、これに限らない。空隙内には、放熱部材40が配置されていてもよく、絶縁性の封止部材が配置されていてもよい。また、空隙内には、固体電解質層230が配置されていてもよい。
このような構成を有する発電要素200であっても、放熱部材40によって発電要素200の温度上昇を抑制できると共に、ガス吸着部材50によって効果的に発電要素200から発生するガスを吸着できる。
[変形例]
次に、実施の形態の変形例について説明する。実施の形態の変形例に係る電池は、複数の発電要素を備える積層型の電池である。以下の変形例の説明において、実施の形態との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略または簡略化する。
図6は、実施の形態の変形例に係る電池の上面図である。具体的には、図6は、電池10aをz軸方向上側から見た場合の平面視図である。図7は、図6のVII-VII線で示される位置での実施の形態の変形例に係る電池の断面図である。図8は、図6のVIII-VIII線で示される位置での実施の形態の変形例に係る電池の断面図である。図9は、図6のIX-IX線で示される位置での実施の形態の変形例に係る電池の断面図である。なお、図6には、外装体30内部の電池10aの平面視形状が破線で示されている。また、見やすさのため、図6における外装体30の折れ目の図示は省略されている。
図6から図9に示されるように、電池10aは、複数の発電要素100および100aと、外装体30と、放熱部材40aと、ガス吸着部材50a、53、53aおよび54aと、電極リード60と、対極リード70と、を備える。なお、図示はされていないが、電池10aでは、例えば、図1におけるガス吸着部材51および52に対応する位置にも、ガス吸着部材が配置されている。
図7から図9に示されるように、発電要素100aは、電極層110aと、対極層120と、電極層110aと対極層120との間に位置する固体電解質層130と、を有する。電極層110aは、電極活物質層112を含む。電極層110aは、例えば、集電体を含まず、電極活物質層112で構成されている。発電要素100aでは、電極活物質層112、固体電解質層130、対極活物質層122および対極集電体121がこの順でz軸に沿って積層されている。なお、電極層110aは、電極層110と同様に電極集電体111を含んでいてもよい。つまり、電池10aは、複数の発電要素100を備えていてもよい。
複数の発電要素100および100aは、電気的に並列接続されるように積層されている。図示される例では、電池10aは、発電要素100と発電要素100aとの2個の発電要素を備えるが、これに限らない。電池10aが備える発電要素の数は、3個以上であってもよい。
複数の発電要素100および100aは、隣り合う発電要素100と発電要素100aとのそれぞれの同極同士が接続されるように積層されている。そのため、隣り合う発電要素100と発電要素100aとのそれぞれの同極同士が、固体電解質層130を介さずに対向する。具体的には、隣り合う発電要素100と発電要素100aとにおいて、発電要素100の電極層110と、発電要素100aの電極層110aとが接触して、電気的に接続されている。発電要素100の電極集電体111は、発電要素100aの電極層110aの集電体としても機能する。
図6に示されるように、放熱部材40aは、例えば、平面視において、複数の発電要素100および100aを囲んでおり、放熱部材40aの平面視形状は枠状である。放熱部材40aは、複数の発電要素100および100aのそれぞれに接する。これにより、複数の発電要素100および100aで発生した熱が、放熱部材40aによって放熱される。そのため、複数の発電要素100および100aの温度上昇を抑制できる。
図7に示されるように、放熱部材40aは、例えば、端面101および発電要素100aの端面101aのそれぞれに接する。端面101と端面101aとの間には、例えば、段差がない。端面101と端面101aとは面一であり、1つの平面を形成している。放熱部材40aは、例えば、端面101の上端から端面101aの下端までを連続的に覆っている。
また、図8に示されるように、放熱部材40aは、例えば、発電要素100の端面102および発電要素100aの端面102aのそれぞれに接する。放熱部材40aは、例えば、電極タブ部115における発電要素100の電極活物質層112側の面である主面116および電極タブ部115における発電要素100a側の面である主面117のそれぞれに接する。主面117は、主面116に背向する面である。また、放熱部材40aは、電極集電体111の電極タブ部115を挟むように配置される。これにより、充放電の際に発熱しやすい電極タブ部115の熱が放熱される。
また、図9に示されるように、放熱部材40aは、例えば、複数の発電要素100および100aそれぞれにおける対極タブ部125の主面126に接する。放熱部材40aの少なくとも一部は、例えば、発電要素100における対極タブ部125と、発電要素100aにおける対極タブ部125との間に位置する。これにより、充放電の際に発熱しやすい、複数の発電要素100および100aそれぞれにおける対極タブ部125の熱が放熱される。
図6から図9に示されるように、ガス吸着部材50a、53、53aおよび54aは、外装体30内に位置する。
図7に示されるように、ガス吸着部材50aは、放熱部材40aを挟んで、端面101および端面101aそれぞれと対向する。そのため、放熱部材40aの少なくとも一部は、ガス吸着部材50aと端面101との間およびガス吸着部材50aと端面101aとの間に位置する。
また、ガス吸着部材50aは、例えば、放熱部材40aに接する。具体的には、ガス吸着部材50aは、放熱部材40aにおける複数の発電要素100および100a側とは反対側の面に接する。また、ガス吸着部材50aは、複数の発電要素100および100aの厚み方向の両側から、放熱部材40aに挟まれている。ガス吸着部材50aは、複数の発電要素100および100aの厚み方向に向く面が放熱部材40aに接している。これにより、複数の発電要素100および100aが発熱した場合の熱が、放熱部材40aによってガス吸着部材50aにより効果的に伝達されやすくなる。
また、図8に示されるように、ガス吸着部材53は、放熱部材40aを挟んで、端面102と対向する。また、ガス吸着部材53aは、放熱部材40aを挟んで、端面102aと対向する。ガス吸着部材53および53aは、放熱部材40aに接する。
また、ガス吸着部材53は、放熱部材40aを挟んで電極タブ部115の主面116に対向する。そのため、放熱部材40aの少なくとも一部は、ガス吸着部材53と主面116との間に位置する。また、ガス吸着部材53aは、放熱部材40aを挟んで電極タブ部115の主面117に対向する。そのため、放熱部材40aの少なくとも一部は、ガス吸着部材53aと主面117との間に位置する。
また、図9に示されるように、ガス吸着部材54aは、放熱部材40aを挟んで、端面102および端面102aそれぞれと対向する。また、ガス吸着部材54aは、放熱部材40aに接する。
また、ガス吸着部材54aは、放熱部材40aを挟んで複数の発電要素100および100aそれぞれにおける対極タブ部125の主面126に対向する。
このように、電池10aにおいても、放熱部材40aによって、複数の発電要素100および100aの熱がガス吸着部材50a、53、53aおよび54aに伝達される。よって、ガス吸着部材50a、53、53aおよび54aに、温度が上がることでガス吸着能が高まるガス吸着剤を用いることで、ガス吸着部材50a、53、53aおよび54aは、より効果的に複数の発電要素100および100aで発生するガスを吸着することができる。
図8に示されるように、電極リード60は、電極タブ部115に接合されている。なお、電池10aが、複数の電極集電体111を含む場合には、電極リード60は、例えば、複数の電極集電体111のそれぞれの電極タブ部115に接合される。
図9に示されるように、対極リード70は、複数の発電要素100および100aそれぞれにおける対極タブ部125に接合されている。これにより、発電要素100の対極層120と発電要素100aの対極層120とが電気的に接続され、複数の発電要素100および100aが電気的に並列接続される。
以上のように、電池10aは、外装体30に収容された、複数の発電要素100および100aと、放熱部材40aと、ガス吸着部材50a、53、53aおよび54aとを備える。これにより、電池10の場合と同様の信頼性向上の効果が得られる積層型の電池10aが実現できる。例えば、電池10aにおいて複数の発電要素100および100aが電気的に並列接続されることで、高容量かつ信頼性の高められた電池10aを実現できる。
(他の実施の形態)
以上、本開示に係る電池について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態および変形例に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態および変形例に施したものや、実施の形態および変形例における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本開示の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態および変形例では、放熱部材およびガス吸着部材は、発電要素の側方に配置されていたがこれに限らない。放熱部材およびガス吸着部材の少なくとも一方は、発電要素の上方および下方の少なくとも一方に配置されていてもよい。
また、例えば、上記実施の形態および変形例では、発電要素とガス吸着部材との間に放熱部材の少なくとも一部が位置していたが、これに限らない。ガス吸着部材は、放熱部材を挟まずに発電要素に対向していてもよい。また、ガス吸着部材は、発電要素に接していてもよい。
また、例えば、上記変形例では、複数の発電要素が電気的に並列接続されるように積層されていたが、これに限らない。複数の発電要素は、電気的に直列接続されるように積層されていてもよい。この場合、隣り合う発電要素それぞれにおいて異極と接続されるように積層されている。これにより、高電圧の電池を実現できる。
また、上記の実施の形態および変形例は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示に係る電池は、例えば、各種の電子機器または自動車などに用いられる全固体電池などの二次電池として利用されうる。
10、10a 電池
30 外装体
40、40a 放熱部材
50、50a、51、52、53、53a、54、54a ガス吸着部材
60 電極リード
70 対極リード
100、100a、200 発電要素
101、101a、102、102a、201 端面
110、110a、210 電極層
111 電極集電体
112、212 電極活物質層
115 電極タブ部
116、117、126 主面
120、220 対極層
121 対極集電体
122、222 対極活物質層
125 対極タブ部
130、230 固体電解質層

Claims (15)

  1. 電極層、前記電極層に対向して配置される対極層、および、前記電極層と前記対極層との間に位置する固体電解質層を有する少なくとも1つの発電要素と、
    前記少なくとも1つの発電要素を収容する外装体と、
    前記外装体内に位置し、前記少なくとも1つの発電要素に接する放熱部材と、
    前記外装体内に位置するガス吸着部材と、を備える、
    電池。
  2. 前記放熱部材の少なくとも一部は、前記少なくとも1つの発電要素と前記ガス吸着部材との間に位置する、
    請求項1に記載の電池。
  3. 前記ガス吸着部材は、前記放熱部材に接する、
    請求項2に記載の電池。
  4. 前記ガス吸着部材は、化学吸着剤を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電池。
  5. 前記放熱部材は、前記少なくとも1つの発電要素の端面に接する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
  6. 前記ガス吸着部材は、前記放熱部材を挟んで前記端面と対向する、
    請求項5に記載の電池。
  7. 前記電極層は、電極集電体および前記電極集電体と前記固体電解質層との間に位置する電極活物質層を含み、
    前記電極集電体は、平面視において、前記電極活物質層の外周より外側に突出する電極タブ部を含み、
    前記放熱部材は、前記電極タブ部の主面に接する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電池。
  8. 前記ガス吸着部材は、前記放熱部材を挟んで前記主面と対向する、
    請求項7に記載の電池。
  9. 前記放熱部材は、絶縁性を有する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の電池。
  10. 前記放熱部材は、セラミック材料を含む、
    請求項9に記載の電池。
  11. 前記セラミック材料は、窒化アルミニウム、窒化ケイ素および炭化ケイ素のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項10に記載の電池。
  12. 前記放熱部材は、前記少なくとも1つの発電要素における前記電極層および前記対極層の両方に接する、
    請求項9から11のいずれか1項に記載の電池。
  13. 前記電極層、前記対極層および前記固体電解質層のうち少なくとも一つは硫化物系固体電解質を含む、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の電池。
  14. 前記少なくとも1つの発電要素は、複数の発電要素であり、
    前記複数の発電要素は積層されており、
    前記放熱部材は、前記複数の発電要素のそれぞれに接する、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の電池。
  15. 前記外装体は、ラミネートフィルムで構成される、
    請求項1から14のいずれか1項に記載の電池。
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