JP2023011258A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターンテーブルを使用可能としつつ、より大きい被加熱物を加熱調理できる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器1は、引出し体2と、ターンテーブル4と、マグネトロン15と、回転部5とを備える。ターンテーブル4は、引出し体2に配置される。マグネトロン15は、ターンテーブル4に載置された被加熱物Hmを加熱する。回転部5は、ターンテーブル4を回転させる。回転部5の力は、ターンテーブル4の側面に作用する。【選択図】図3

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
特許文献1には、引出し型加熱調理器が開示されている。特許文献1に開示の引出し型加熱調理器は、加熱調理器本体と、引出し体と、回転テーブルと、駆動歯車と、セクター歯車と、出力歯車と、モータとを備える。加熱調理器本体は、加熱調理室を有する。引出し体は、加熱調理室内に収容されている状態から加熱調理器本体の外方に向かって引出されることが可能である。回転テーブルは、引出し体の上側中央部に搭載されている。回転テーブルの下側には、回転テーブルに固定されている回転軸が設けられている。回転軸には、回転テーブルを回転駆動させるための駆動歯車が取り付けられている。駆動歯車は、セクター歯車と噛み合う。セクター歯車は、揺動軸の回りに揺動可能である。また、セクター歯車は出力歯車と噛み合う。モータが駆動されて、出力歯車が回転する。モータの出力を所定の回転数ごとに反転回転させることにより、出力歯車は、出力歯車と噛み合うセクター歯車を所定の揺動角度内で揺動回転させる。そして、駆動歯車が反転回転されることにより、回転テーブルは、所定の角度で逐次反転して回転する。
特開2010-127561号公報
しかしながら、特許文献1に記載の引出し型加熱調理器では、被加熱物が大きい場合、被加熱物を回転テーブル(ターンテーブル)に載置できない場合がある。この場合、特許文献1に記載の引出し型加熱調理器では、当該被加熱物を加熱調理できない。
本発明は、上記課題に鑑み、ターンテーブルを使用可能としつつ、より大きい被加熱物を加熱調理できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の加熱調理器は、引出し体と、ターンテーブルと、加熱部と、回転部とを備える。ターンテーブルは、前記引出し体に配置される。加熱部は、前記ターンテーブルに載置された被加熱物を加熱する。回転部は、前記ターンテーブルを回転させる。前記回転部の力は、前記ターンテーブルの側面に作用する。
本発明によれば、ターンテーブルを使用可能としつつ、より大きい被加熱物を加熱調理できる。
本発明の実施形態に係る加熱調理器の正面を示す図である。 本実施形態に係る加熱調理器の右側面を示す図である。 本実施形態に係る加熱調理器の右側面を示す図である。 本実施形態に係る加熱庫の概略断面を示す図である。 本実施形態に係る加熱庫の概略断面を示す図である。 本実施形態に係る引出し体の上面を示す図である。 本実施形態に係る引出し体の上面を示す図である。 本実施形態に係る回転部及びターンテーブルの一例を示す拡大図である。 本実施形態に係る回転部及びターンテーブルの他の一例を示す拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る引出し式加熱調理器の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1、図2A、及び図2Bを参照して、本実施形態に係る加熱調理器1について説明する。図1は、本実施形態に係る加熱調理器1の正面を示す図である。図2A及び図2Bは、加熱調理器1の右側面を示す図である。詳しくは、図2Aは、引出し体2を加熱調理室100Aに収容した状態の加熱調理器1を示す。図2Bは、引出し体2を加熱調理室100Aから引出した状態の加熱調理器1を示す。
加熱調理器1は、被加熱物Hmを加熱調理する。被加熱物Hmは、例えば、食品である。図1に示すように、加熱調理器1は、引出し体2と、操作パネル3とを備える。すなわち、本実施形態の加熱調理器1は、引出し式加熱調理器である。また、図2A及び図2Bに示すように、加熱調理器1は、加熱庫1Aと、ターンテーブル4とを更に備える。
本実施形態では、加熱調理器1の操作パネル3が配置される側を加熱調理器1の前側(正面側)とし、その反対側を加熱調理器1の後側と規定する。また、加熱調理器1を前側から見たときの右側を加熱調理器1の右側とし、その反対側を加熱調理器1の左側と規定する。また、加熱調理器1の前後方向及び左右方向と直交する方向において、操作パネル3が配置される側を加熱調理器1の上側とし、その反対側を加熱調理器1の下側と規定する。なお、これらの向きは、本発明の加熱調理器1の使用時の向きを限定するものではない。
加熱庫1Aは、箱状部材である。加熱庫1Aは、その内部に加熱調理室100Aを有する。加熱調理室100Aは、例えば、略直方体形状を有する。加熱調理室100Aの材質は、例えば、金属である。加熱調理室100Aの前側は、被加熱物Hmを出し入れするために開口されている。また、加熱庫1Aは、加熱庫1Aの底壁1Abと、加熱調理室100Aの底壁100Abとの間に空間100Sを有する。空間100Sは、加熱調理室100Aの下方に位置する。空間100Sについては後述する。
引出し体2は、加熱調理室100Aに対して第1方向D1に沿って引き出し自在である。第1方向D1は、前後方向に沿っている。詳細には、引出し体2は、加熱調理室100Aに対して引き出し可能であり、かつ、加熱調理室100Aに対して引き込み可能である。つまり、引出し体2は、加熱庫1Aに対して引出し可能であり、かつ、加熱庫1Aに対して引込み可能である。
引出し体2は、扉部21を含む。扉部21は、加熱調理室100Aの前側の開口を開閉可能である。扉部21は、略矩形の板状部材である。図2Aに示すように、扉部21は、引出し体2が加熱調理室100Aに引込まれた状態において、加熱調理室100Aの前側の開口を閉じている。また、図2Bに示すように、扉部21は、引出し体2が加熱調理室100Aから引出された状態において、加熱調理室100Aの前側の開口を開いている。
ターンテーブル4は、引出し体2に配置される。ターンテーブル4の材質は、例えば、耐熱性のガラス又はセラミックである。ターンテーブル4には、例えば、被加熱物Hmが載置される。具体的には、被加熱物Hmは、ターンテーブル4の主面42に載置される。図2Aに示すように、引出し体2が加熱調理室100Aに引き込まれた状態において、ターンテーブル4は、加熱調理室100Aの内部に配置される。また、図2Bに示すように、引出し体2が加熱調理室100Aから引き出された状態において、ターンテーブル4は、加熱調理室100Aの外部に配置される。
操作パネル3は、加熱庫1Aの前面の上部に位置する。操作パネル3は、例えば、操作部と表示部とを有する。操作部は、ユーザからの操作を受け付ける。操作部は、各種のキーを含む。表示部は、各種の情報を表示する。表示部は、液晶パネルを含む。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る加熱庫1Aについて更に説明する。図3及び図4は、本実施形態に係る加熱庫1Aの概略断面を示す図である。詳しくは、図3及び図4は、左右方向に直交する面で切断した加熱庫1Aの断面を示す。また、図3及び図4に示す引出し体2は、加熱調理室100Aに引き込まれた状態である。そして、図3に示す被加熱物Hmは、ターンテーブル4に載置可能な大きさを有する。一方、図4に示す被加熱物Hmbは、ターンテーブル4に載置することのできない大きさを有する。すなわち、被加熱物Hmbは、被加熱物Hmよりも大きい。
図3に示すように、加熱調理器1は、回転部5を更に備える。回転部5は、ターンテーブル4を回転させる。本実施形態において、回転部5の力は、ターンテーブル4の側面41に作用する。従って、ターンテーブルの下部に回転部を配置しなくとも、ターンテーブル4を回転させることができる。その結果、例えば、ターンテーブル4の下部に、マイクロ波を攪拌させる攪拌部16等を配置できるため、ターンテーブル4に被加熱物Hmを載置したり、ターンテーブル4を引出し体2から取り外して直接引出し体2に被加熱物Hmを載置したりして、被加熱物Hmを加熱調理できる。すなわち、ターンテーブル4を使用可能としつつ、より大きい被加熱物Hmbを加熱調理できる。ターンテーブル4の取り外し、及び攪拌部16については後述する。
本実施形態において、回転部5は、加熱調理室100Aの側面100Bを貫通して配置される。具体的には、回転部5は、加熱調理室100Aの側面100Bが有する開口100Hを貫通して配置される。従って、回転部5の回転軸を加熱調理室100Aの外部に配置できるため、回転部5の回転軸を引出し体2の外部に配置できる。その結果、回転部5を引き出すことなく、引出し体2を加熱調理室100Aから引き出せる。ひいては、回転部5の動力源を引出し体2の外部に配置できるため、ターンテーブルと回転部とを上下方向で接続させる構造を不要とし、加熱調理器1が引出し式加熱調理器であっても、ターンテーブル4を使用可能にできる。
開口100Hを有する側面100Bは、加熱調理室100Aのうちの後方に位置することが好ましい。すなわち、開口100Hは、加熱調理室100Aのうちの後方に位置することが好ましい。従って、引出し体2を加熱調理室100Aから引き出したり加熱調理室100Aに引き込んだりするときに、回転部5とターンテーブル4とが干渉することを抑制できる。
また、本実施形態において、回転部5と、ターンテーブル4の側面41とが接触する。具体的には、回転部5は、ローラ51と、軸52と、モータ53とを備える。ローラ51は、軸52の先端に装着されている。本実施形態において、モータ53は、軸52を回転させる。すなわち、モータ53は、軸52を介してローラ51を回転させる。つまり、軸52は、回転部5の回転軸として機能する。引出し体2が加熱調理室100Aに引き込まれた状態において、ローラ51は、ターンテーブル4の側面41に接触する。従って、回転部5とターンテーブル4との間に、回転部5及びターンテーブル4と異なる部材を配置することなく、ターンテーブル4を回転させることができる。その結果、部品点数を削減できる。
また、加熱庫1Aは、その内部に、更に収容室Csを有する。収容室Csは、加熱調理室100Aの開口100Hを介して、加熱調理室100Aに連通している。収容室Csは固定されている。収容室Csは、例えば、略直方体形状を有する。収容室Csの材質は、例えば、金属である。回転部5のローラ51は、収容室Csに収容されている。収容室Csは、加熱調理室100Aよりも小さい。なお、収容室Csの大きさは、ローラ51を収容できる限り、小さい方が好ましい。なぜなら、加熱調理器1を小型化できるからである。
収容室Csは、開口Cshを有する。回転部5の軸52は、開口Cshに挿通されている。開口Cshの大きさは、例えば、軸52が回転できる大きさであって、マイクロ波が漏れない大きさである。
引出し体2は、載置部22を更に含む。載置部22は、板状部材である。載置部22の材質は、例えば、セラミック、ガラス、又は合成樹脂である。その結果、載置部22は、マイクロ波を透過する。また、載置部22は、例えば、透明又は半透明である。半透明は有色透明を含む。
加熱調理器1は、ローラステイ6を更に備える。ローラステイ6は、載置部22に、回転可能に載置される。ローラステイ6は、ターンテーブル4を支持する。ローラステイ6は、「支持部」の一例である。
ローラステイ6は、複数のローラ61と、複数のステイ62と、係合部63とを含む。複数のステイ62の先端に、それぞれ、ローラ61が装着されている。また、複数のステイ62の基端に、係合部63が連結されている。係合部63は、例えば、略円筒形状を有する。係合部63は、ターンテーブル4の中心部分4Cに、第1方向D1と交差する第2方向D2に対向する。第2方向D2は、上下方向に沿っている。係合部63は、引出し体2に着脱可能に係合する。具体的には、係合部63は、載置部22が有する凹部22rに着脱可能に係合する。その結果、ターンテーブル4及びローラステイ6は、引出し体2に対して着脱可能である。例えば、図4に示すように、ターンテーブル4及びローラステイ6を、引出し体2から取り外すことができる。ターンテーブル4及びローラステイ6を、引出し体2から取り外した場合、載置部22に、直接、被加熱物Hmを載置することが可能である。つまり、載置部22に、被加熱物Hmより大きい被加熱物Hmbを載置可能である。
本実施形態において、ローラステイ6は、3つのローラ61と3つのステイ62とを含む。なお、図3では、図面の簡略化のため、2つのローラ61及び2つのステイ62のみを図示している。ただし、ローラステイ6は、2つのローラ61と2つのステイ62とを含んでいてもよいし、4つ以上のローラ61と4つ以上のステイ62とを含んでいてもよい。複数のローラ61の各々は、例えば、ターンテーブル4の底面が有する溝(不図示)に嵌る。
ターンテーブル4の側面41に回転部5の力が作用することによって、ローラステイ6(複数のローラ61)は係合部63を回転軸として回転する。その結果、ターンテーブル4が係合部63を回転軸として回転する。回転部5の力がターンテーブル4の側面41に対して一方方向に作用し続ける場合、ターンテーブル4は、一方方向に回転し続ける。つまり、ターンテーブル4は、360°回転することができる。従って、ターンテーブルが所定の角度だけ回転する度に逐次反転して回転する方向を切り替える場合(すなわち、ターンテーブルが揺動する場合)と比較して、ターンテーブル4に載置される被加熱物Hmの加熱ムラを抑制できる。
また、加熱調理器1は、マグネトロン15と、攪拌部16と、仕切り部材17とを更に備える。マグネトロン15及び攪拌部16は、底壁100Abを介して加熱調理室100Aの外側に位置する。
マグネトロン15はマイクロ波を発生させる。すなわち、マグネトロン15は、マイクロ波を加熱調理室100A内に供給する。例えば、マグネトロン15の発生させたマイクロ波によって、被加熱物Hm(被加熱物Hmb)は加熱される。マグネトロン15は、「加熱部」の一例である。攪拌部16は、放射室16Aと、導波管161と、回転アンテナ162と、アンテナモーター163とを有する。
放射室16Aは、マイクロ波を加熱調理室100A内に放射するための放射口16Bを有する。上方から放射口16Bを視たときの放射口16Bの形状は、例えば、正方形である。そして、放射口16Bは、加熱調理室100Aの下方に位置する。具体的には、放射口16Bは、底壁100Abの略中央部に位置する。回転アンテナ162は、放射室16A内に収容されている。アンテナモーター163は、回転アンテナ162を駆動する。回転アンテナ162は、マイクロ波を攪拌し、放射口16Bを通して加熱調理室100A内にマイクロ波を供給する。
導波管161は、加熱調理室100Aの下方に位置する。導波管161は、マイクロ波をマグネトロン15から放射口16Bまで導波させる。上述したように、加熱庫1Aは、加熱調理室100Aの下方に位置する空間100Sを有するため、加熱調理室100Aの下方に攪拌部16を配置できる。その結果、引出し体2に、直接、被加熱物Hm(被加熱物Hmb)を載置する場合であっても、加熱ムラを抑制しつつ被加熱物Hm(被加熱物Hmb)を加熱できる。
また、仕切り部材17は放射口16Bを覆う。仕切り部材17は、放射口16Bを覆うことができる形状であればよい。仕切り部材17は、板状部材であることが好ましい。また、上下方向から視た場合に、仕切り部材17の形状は、例えば、正方形である。
仕切り部材17の材質は、例えばセラミックス又はガラスを含む。その結果、仕切り部材17の材質がセラミックス又はガラスを含むことで、仕切り部材17は、マイクロ波を透過する。一方、放射室16A及び導波管161の材質は、金属を含む。
本実施形態において、加熱調理器1が被加熱物Hmを加熱調理している間、すなわち、マグネトロン15がマイクロ波を発生させている間、回転部5は、ターンテーブル4を回転させる。なお、本実施形態において、ターンテーブル4が引出し体2に配置される場合であっても、ターンテーブル4が引出し体2から取り外された場合であっても、加熱調理器1が被加熱物Hmを加熱調理している間、回転部5は、ターンテーブル4を回転させる。ただし、ターンテーブル4が引出し体2から取り外された場合、回転部5は、ターンテーブル4を回転させなくてもよい。ターンテーブル4が引出し体2から取り外されたか否かについて、操作パネル3を介してユーザが情報を入力してもよいし、ターンテーブル4が引出し体2から取り外されたか否かを検出する検出部を加熱調理器1が備えていてもよい。そして、ユーザから入力された情報、又は検出部の検出結果に基づいて、加熱調理器1が備える制御装置(不図示)は、回転部5のモータ53を駆動させる。
次に、図5A及び図5Bを参照して、本実施形態に係る引出し体2について説明する。図5A及び図5Bは、本実施形態に係る引出し体2の上面を示す図である。詳しくは、図5Aは、加熱庫1Aに収容された状態の引出し体2を示す。図2Bは、加熱庫1Aから引出された状態の引出し体2を示す。
引出し体2は、一対のスライド部材24を更に含む。一対のスライド部材24の各々は、例えば、前後方向を長手方向とする部材である。一対のスライド部材24は、左右方向に、互いに対向する。一対のスライド部材24は、引出し体2の移動方向を前後方向に規制する。一対のスライド部材24は、それぞれ、扉部21の内面の両縁部に固定されている。
一方、加熱庫1Aは、一対のスライドレール11を更に含む。一対のスライドレール11は、加熱庫1Aの内部で固定されている。一対のスライドレール11は、前後方向を長手方向とする部材である。一対のスライド部材24は、それぞれ、一対のスライドレール11にスライド可能に支持される。
図5Aに示すように、引出し体2が加熱調理室100Aに収容されている状態において、一対のスライド部材24は、それぞれ、一対のスライドレール11の内部に位置する。一方、図5Bに示すように、引出し体2が加熱調理室100Aから引き出されている状態において、一対のスライド部材24は、それぞれ、一対のスライドレール11から引き出されている。
また、図5Aに示すように、引出し体2が加熱庫1Aに収容されている状態において、ターンテーブル4は、回転部5に接触する。つまり、回転部5が回転方向R2に回転することに応じて、ターンテーブル4が回転方向R1に回転する。一方、図5Bに示すように、引出し体2が加熱庫1Aから引き出された状態において、回転部5は固定されており、移動しない。従って、ターンテーブルの下部に回転部を配置しなくとも、ターンテーブル4を回転させることができる。
次に、図6A及び図6Bを参照して、回転部5について説明する。まず、図6Aを参照して、回転部5がギアである場合について説明する。図6Aは、本実施形態に係る回転部5及びターンテーブル4の一例を示す拡大図である。
図6Aに示すように、ターンテーブル4の側面41は、例えば、凹凸を有する。以下、側面41が凹凸を有する場合のターンテーブル4をターンテーブル4Aと記載し、側面41を側面41Aと記載する場合がある。
また、回転部5は、凹凸を有する。以下、凹凸を有する回転部5を、回転部5Aと記載する場合がある。具体的には、回転部5Aのローラ51Aが、凹凸を有する。つまり、ローラ51Aは、例えばギアである。従って、ターンテーブル4Aの側面41Aと、ローラ51Aとが噛み合って回転する。その結果、ターンテーブル4Aが安定した速度で回転し、被加熱物Hmの加熱ムラをより効果的に抑制できる。ここで、ローラ51Aの材質は、例えば、耐熱樹脂である。ただし、ローラ51Aの材料は、琺瑯等の金属であってもよい。
また、図6Bに示すように、ターンテーブル4の側面41は、例えば、滑面であってもよい。以下、側面41が滑面である場合のターンテーブル4を、ターンテーブル4Bと記載し、側面41を側面41Bと記載する場合がある。なお、側面41Bは、完全な滑面でなくてもよい。例えば、側面41Bはざらついていてもよい。
また、回転部5の側面は、滑面である。以下、側面が滑面である回転部5を、回転部5Bと記載する場合がある。具体的には、回転部5Bのローラ51Bの側面が滑面である。なお、ローラ51Bは、完全な滑面でなくてもよい。例えば、ローラ51Bはざらついていてもよい。従って、ターンテーブル4B及び回転部5Bの摩耗を抑制できる。ここで、ローラ51Bの材料は、例えば耐熱シリコンである。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図3を参照して説明したように、本実施形態において、回転部5と、ターンテーブル4の側面41とが接触した。ただし、回転部5の力がターンテーブル4の側面41に作用する限り、回転部5とターンテーブル4の側面41とは接触していなくてもよい。例えば、回転部5とターンテーブル4との間に、回転部5及びターンテーブル4と異なる部材が配置されてもよい。具体的には、回転部5と側面41との間に、少なくとも1つのローラ等が配置されていてもよい。
(2)図3を参照して説明したように、回転部5は、加熱調理室100Aのうちの後方に位置する側面100Bを貫通して配置された。ただし、回転部5の力がターンテーブル4の側面41に作用する限り、回転部5は、加熱調理室100Aのうちの右方又は左方に位置する側面を貫通して配置されてもよい。
(3)加熱調理器1は、加熱調理室100A内に熱風を供給する送風部を更に備えてもよい。
(4)加熱調理器1は、グリル部を更に備えてもよい。グリル部は、例えば、ヒーターと、通電部を有する。ヒーター、加熱調理室100A内に位置して、被加熱物Hmを加熱する。ヒーターは、例えば、シーズヒーターである。通電部は、ヒーターに通電する。通電されたヒーターは発熱する。
(5)図3及び図4を参照して説明したように、引出し体2からターンテーブル4及びローラステイ6を取り外した載置部22に、大きい被加熱物Hmbを載置した。ただし、小さい被加熱物Hmを、直接、載置部22に載置してもよい。
本発明は産業上の利用可能性を有し、例えば、加熱調理器の分野に有用である。
1 加熱調理器
2 引出し体
4 ターンテーブル
41 側面
5 回転部
6 ローラステイ(支持部)
63 係合部
15 マグネトロン(加熱部)
16 攪拌部
100A 加熱調理室
100B 側面
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (7)

  1. 引出し体と、
    前記引出し体に配置されるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに載置された被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記ターンテーブルを回転させる回転部と
    を備え、
    前記回転部の力は、前記ターンテーブルの側面に作用する、加熱調理器。
  2. 前記回転部と、前記ターンテーブルの前記側面とが接触する、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記引出し体を引き込み可能な加熱調理室を更に備え、
    前記回転部は、前記加熱調理室の側面を貫通して配置される、請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱部が前記引出し体内に供給するマイクロ波を攪拌する攪拌部をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記ターンテーブルを支持する支持部をさらに備え、
    前記支持部は、前記引出し体に係合する係合部を含み、
    前記係合部は、前記引出し体が引き出される方向と交差する方向に、前記ターンテーブルの中心部分に対向する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記ターンテーブルの前記側面は、凹凸を有し、
    前記回転部は、凹凸を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記ターンテーブルの前記側面は、滑面であり、
    前記回転部の側面は、滑面である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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