JP2023011164A - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の印刷装置は領域内にシンボル画像を適切に印刷できないおそれがある。【解決手段】印刷装置は、印刷媒体に印刷する印刷部と、外部装置と通信可能な通信部と、印刷媒体に対応する座標に記憶可能な記憶部と、通信部により受信したコマンドに基づき、シンボル画像に係るデータを生成し、記憶部の座標に領域及び始点を設定してデータを記憶し、記憶部からデータを読み出して印刷部により印刷媒体に印刷させる制御部と、を備え、制御部は、記憶部にデータを記憶する際、座標において始点を基準として領域の範囲内にデータが記憶可能か否かを判定し、領域の範囲内にデータが記憶可能ではないと判定した場合、始点の位置を変更するか、又は、データを生成する際のデータ量を変更する。【選択図】図1
Description
本発明は、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法に関する。
従来、特許文献1に示すように、2次元コードが領域からはみ出した場合、縮小して印刷する装置が知られている。
上述の装置は、領域内において始点を定めて2次元コードなどのシンボル画像を配置する場合について考慮していなく、適切に印刷できないおそれがある。
印刷装置は、印刷媒体に印刷する印刷部と、外部装置と通信可能な通信部と、前記印刷媒体に対応する座標に記憶可能な記憶部と、前記通信部により受信したコマンドに基づき、シンボル画像に係るデータを生成し、前記記憶部の前記座標に領域及び始点を設定して前記データを記憶し、前記記憶部から前記データを読み出して前記印刷部により前記印刷媒体に印刷させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に前記データを記憶する際、前記座標において前記始点を基準として前記領域の範囲内に前記データが記憶可能か否かを判定し、前記領域の範囲内に前記データが記憶可能ではないと判定した場合、前記始点の位置を変更するか、又は、前記データを生成する際のデータ量を変更する。
印刷媒体に印刷する印刷部と、外部装置と通信可能な通信部と、前記印刷媒体に対応する座標に記憶可能な記憶部と、を備えた印刷装置の制御方法であって、前記通信部により受信したコマンドに基づき、シンボル画像に係るデータを生成し、前記記憶部の前記座標に領域及び始点を設定して前記データを記憶し、前記記憶部から前記データを読み出して前記印刷部により前記印刷媒体に印刷し、前記記憶部に前記データを記憶する際、前記座標において前記始点を基準として前記領域の範囲内に前記データが記憶可能ではない場合、前記始点の位置を変更するか、又は、前記データを生成する際のデータ量を変更する。
1.実施形態
図1に示す実施形態に係る印刷装置1を含むPOS(Point Of Sale)システム100は、例えば、ショッピングセンター、百貨店、コンビニエンスストア、車内販売等の小売業や、レストラン、喫茶店、居酒屋等の飲食業等の会計業務に使用されるシステムである。POSシステムは、顧客が購入した商品やサービスに応じて会計処理を行い、会計情報を領収書として印刷する機能等を有する。
図1に示すように、POSシステム100は、オペレーターディスプレイを有し会計処理をして会計情報を出力するコンピューターである外部装置2と、会計情報を領収書として印刷する印刷装置1と、顧客向けに会計情報を印刷するカスタマーディスプレイである表示装置3と、金銭を収納するキャッシュドロアー4と、を含んでいる。
図1に示す実施形態に係る印刷装置1を含むPOS(Point Of Sale)システム100は、例えば、ショッピングセンター、百貨店、コンビニエンスストア、車内販売等の小売業や、レストラン、喫茶店、居酒屋等の飲食業等の会計業務に使用されるシステムである。POSシステムは、顧客が購入した商品やサービスに応じて会計処理を行い、会計情報を領収書として印刷する機能等を有する。
図1に示すように、POSシステム100は、オペレーターディスプレイを有し会計処理をして会計情報を出力するコンピューターである外部装置2と、会計情報を領収書として印刷する印刷装置1と、顧客向けに会計情報を印刷するカスタマーディスプレイである表示装置3と、金銭を収納するキャッシュドロアー4と、を含んでいる。
1-1.印刷装置
図2は、実施形態に係る印刷装置1の構成を示している。図2に示すように、印刷装置1は、制御部10、印刷部11、記憶部12、通信部13を備える。それぞれについて具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る印刷装置1の構成を示している。図2に示すように、印刷装置1は、制御部10、印刷部11、記憶部12、通信部13を備える。それぞれについて具体的に説明する。
印刷部11は、ヘッド及び搬送機構を備えている。印刷媒体は、例えば所定の紙幅の長尺状の感熱紙である。ヘッドは、例えば、印刷媒体の紙幅方向へ複数の発熱素子が所定の間隔で並んでいるライン型のサーマルヘッドである。ヘッドの発熱素子が並んでいる所定の間隔をヘッド解像度と称する。
搬送機構は、搬送ローラー、搬送ローラーへ動力を伝達する搬送モーターや搬送ギアなどにより構成されている。搬送機構は、搬送ローラーを回転して、紙幅方向と交わる方向である搬送方向へ、印刷媒体を搬送可能である。搬送機構は、搬送モーターや搬送ギアなどにより規定される最小搬送単位である所定の搬送ピッチにより、印刷媒体を搬送する。搬送機構の所定の搬送ピッチを搬送解像度と称する。
搬送機構は、搬送ローラー、搬送ローラーへ動力を伝達する搬送モーターや搬送ギアなどにより構成されている。搬送機構は、搬送ローラーを回転して、紙幅方向と交わる方向である搬送方向へ、印刷媒体を搬送可能である。搬送機構は、搬送モーターや搬送ギアなどにより規定される最小搬送単位である所定の搬送ピッチにより、印刷媒体を搬送する。搬送機構の所定の搬送ピッチを搬送解像度と称する。
印刷部11のヘッド及び搬送機構は、ヘッド解像度及び搬送解像度の間隔で、印刷媒体にドットを形成し、印刷することができる。ヘッド解像度及び搬送解像度は、印刷されるドットが紙幅方向及び搬送方向へ同一間隔でバランスよく形成されるように、同一であることが好ましい。例えば、ヘッド解像度及び搬送解像度は、180ドット/インチである。
ヘッド解像度及び搬送解像度に基づき、印刷部11により印刷媒体に印刷可能なドットの配置は、後述のように、印刷媒体に対応する座標により表現することができる。
ヘッド解像度及び搬送解像度に基づき、印刷部11により印刷媒体に印刷可能なドットの配置は、後述のように、印刷媒体に対応する座標により表現することができる。
印刷媒体である感熱紙は、印刷部11の搬送機構により搬送されながら、ヘッドの発熱により発色してドットが形成され、印刷が成される。印刷部11にはカッターも備えられている。ヘッドにより印刷された印刷媒体は、カッターにより所定長さに切断され、印刷媒体の紙幅及び切断された所定長さで規定される定形の領収書として発行される。以下では、定形の領収書を単に領収書と称する。
印刷部11により印刷される印刷媒体に対応するドットの配置は、後述のように、例えば、領収書の紙幅×所定長さに対応するように、(紙幅方向へm行)×(搬送方向へn列)の座標として、マトリクス状に示すことができる。
印刷部11により印刷される印刷媒体に対応するドットの配置は、後述のように、例えば、領収書の紙幅×所定長さに対応するように、(紙幅方向へm行)×(搬送方向へn列)の座標として、マトリクス状に示すことができる。
記憶部12は、例えばフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリーであり、制御プログラム等のファームウェアを記憶可能である。記憶部12には、文字コードに対応するフォントデータも記憶されている。
また、記憶部12には、データを一時的に記憶する揮発性メモリーであるRAMも含まれる。後述のように、記憶部12のRAMは、例えば、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの配置に対応する座標であって、ドット単位のm行×n列に対応する座標を設定して、印刷データを記憶可能である。
また、記憶部12には、データを一時的に記憶する揮発性メモリーであるRAMも含まれる。後述のように、記憶部12のRAMは、例えば、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの配置に対応する座標であって、ドット単位のm行×n列に対応する座標を設定して、印刷データを記憶可能である。
通信部13は、通信を行う回路とコネクターを含んで構成される。通信部13は、USB(Universal Serial Bus)などの有線方式でもよく、Wi‐Fi(登録商標)などの無線方式でもよい。通信部13は、外部装置2からコマンドやデータを受信する。
印刷装置1の制御部10は、各種の制御を実行するCPUを備える。CPUはプロセッサーともいう。制御部10は、記憶部12に記憶されているファームウェアを読み出して実行し、印刷装置1の各部を制御する。
制御部10は、通信部13により受信したコマンドに基づき、印刷データを生成して、印刷部11により印刷される印刷媒体の座標に対応する記憶部12のRAM上の座標に記憶することができる。制御部10は、記憶部12の座標に従って順次印刷データを読み出して印刷部11に送信して印刷させ、印刷媒体の座標に対応した印刷結果を得ることができる。
制御部10は、通信部13により受信したコマンドに基づき、印刷データを生成して、印刷部11により印刷される印刷媒体の座標に対応する記憶部12のRAM上の座標に記憶することができる。制御部10は、記憶部12の座標に従って順次印刷データを読み出して印刷部11に送信して印刷させ、印刷媒体の座標に対応した印刷結果を得ることができる。
1-2.コマンド
ここで、印刷装置1が外部装置2から受信して実行するコマンドについて詳しく説明する。
コマンドは印刷装置1のファームウェアの制御体系に従って構成されている。コマンドは、コマンドに係るデータを付加している場合もある。また、本実施形態では、文字コードもコマンドに含まれるものとする。以下にいくつかの例を挙げて説明する。
ここで、印刷装置1が外部装置2から受信して実行するコマンドについて詳しく説明する。
コマンドは印刷装置1のファームウェアの制御体系に従って構成されている。コマンドは、コマンドに係るデータを付加している場合もある。また、本実施形態では、文字コードもコマンドに含まれるものとする。以下にいくつかの例を挙げて説明する。
A.記憶部の領域を指定するコマンドA
印刷データを記憶する記憶部12のRAMに設定する領域を指定するコマンドAの構成は、例えば、「ESC+A+領域指定」で示される。以下、記憶部12のRAMについては、単に記憶部12と称する。
「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「A」は記憶部12の領域を指定するコマンドであることを示す。「領域指定」は、記憶部12における、原点の位置、原点から横方向(紙幅方向、ドットの行方向、座標のX軸方向)であって印刷部11のヘッドの印刷するドットに対応する数(以下、ドット数と称する)、原点から縦方向(搬送方向、ドットの列方向、座標のY軸方向)であって印刷部11の搬送機構の所定の搬送ピッチに対応するドットの数、などの情報を含んでおり、記憶部12に設定する領域を指定する。
印刷データを記憶する記憶部12のRAMに設定する領域を指定するコマンドAの構成は、例えば、「ESC+A+領域指定」で示される。以下、記憶部12のRAMについては、単に記憶部12と称する。
「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「A」は記憶部12の領域を指定するコマンドであることを示す。「領域指定」は、記憶部12における、原点の位置、原点から横方向(紙幅方向、ドットの行方向、座標のX軸方向)であって印刷部11のヘッドの印刷するドットに対応する数(以下、ドット数と称する)、原点から縦方向(搬送方向、ドットの列方向、座標のY軸方向)であって印刷部11の搬送機構の所定の搬送ピッチに対応するドットの数、などの情報を含んでおり、記憶部12に設定する領域を指定する。
印刷装置1の制御部10は、通信部13によりコマンドAを受信すると、コマンドAに基づき、記憶部12に原点の位置を設定し、原点の位置からX軸方向とY軸方向に延びる座標にそれぞれ指定されたドット数で規定される領域を設定する。制御部10は、設定した領域内に、印刷データを記憶することができる。
上述のように、コマンドAにより記憶部12に設定された領域と座標は、印刷部11により印刷される印刷媒体の座標に対応するドットの領域と座標に対応している。
上述のように、コマンドAにより記憶部12に設定された領域と座標は、印刷部11により印刷される印刷媒体の座標に対応するドットの領域と座標に対応している。
B.記憶部に記憶を開始する位置を指定するコマンドB
コマンドBは、コマンドAにより設定された記憶部12の領域内に、印刷データの記憶(書き込み)を開始する位置である始点を指定する。コマンドBの構成は、例えば、「ESC+B+始点」で示される。「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「B」は始点を指定するコマンドであることを示す。「始点」は、記憶部12に指定された領域内において、原点からX軸方向のドット数、原点からY軸方向のドット数の情報を含んでおり、記憶部12に対して印刷データの記憶を開始する位置を指定する。
コマンドBは、コマンドAにより設定された記憶部12の領域内に、印刷データの記憶(書き込み)を開始する位置である始点を指定する。コマンドBの構成は、例えば、「ESC+B+始点」で示される。「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「B」は始点を指定するコマンドであることを示す。「始点」は、記憶部12に指定された領域内において、原点からX軸方向のドット数、原点からY軸方向のドット数の情報を含んでおり、記憶部12に対して印刷データの記憶を開始する位置を指定する。
制御部10は、通信部13によりコマンドBを受信すると、コマンドBに基づき、記憶部12の指定された領域内に、原点の位置からX軸方向とY軸方向に延びる座標において、それぞれ指定されたドット数で規定される位置を始点として設定する。
通信部13により次に受信するコマンドとして、例えば文字コードを受信すると、制御部10は、記憶部12のフラッシュROMから文字コードに対応するフォントデータを読み出し、コマンドBにより記憶部12に設定された始点を基準に、読み出したフォントデータを並べて記憶する。制御部10は、記憶部12から、印刷部11により印刷される印刷媒体に対応する座標に従ってフォントデータを読み出し、印刷部11に送信することができる。印刷部11は、受信したフォントデータを、印刷媒体のドットの座標に対応させて印刷することができ、文字コードに対応する文字を領収書として印刷することができる。文字コードは例えばアスキーコードである。
通信部13により次に受信するコマンドとして、例えば文字コードを受信すると、制御部10は、記憶部12のフラッシュROMから文字コードに対応するフォントデータを読み出し、コマンドBにより記憶部12に設定された始点を基準に、読み出したフォントデータを並べて記憶する。制御部10は、記憶部12から、印刷部11により印刷される印刷媒体に対応する座標に従ってフォントデータを読み出し、印刷部11に送信することができる。印刷部11は、受信したフォントデータを、印刷媒体のドットの座標に対応させて印刷することができ、文字コードに対応する文字を領収書として印刷することができる。文字コードは例えばアスキーコードである。
C.シンボル画像を印刷するコマンドQ
シンボル画像を印刷するコマンドQの構成は、例えば、「ESC+Q+n1+n2+n3+D」で示される。「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「Q」はシンボル画像を印刷するコマンドであることを示す。「n1」はシンボル画像の種類を指定する引数であり、「n2」はモジュールサイズを指定する引数であり、「n3」は誤り訂正レベルを指定する引数である。「D」はシンボル画像を生成するための元データである。
なお、「Q」の印刷命令、「n1」、「n2」、「n3」の指定、「D」の送信等は、それぞれ別のコマンドとして構成されていてもよい。
シンボル画像を印刷するコマンドQの構成は、例えば、「ESC+Q+n1+n2+n3+D」で示される。「ESC」は、次に続く一連の情報を含めてコマンドであることを示し、「Q」はシンボル画像を印刷するコマンドであることを示す。「n1」はシンボル画像の種類を指定する引数であり、「n2」はモジュールサイズを指定する引数であり、「n3」は誤り訂正レベルを指定する引数である。「D」はシンボル画像を生成するための元データである。
なお、「Q」の印刷命令、「n1」、「n2」、「n3」の指定、「D」の送信等は、それぞれ別のコマンドとして構成されていてもよい。
記憶部12のフラッシュROMには、「n1」に対応するシンボル画像のエンコードのアルゴニズムが記憶されている。制御部10は、通信部13によりコマンドQを受信すると、コマンドQに基づき、「n1」で指定されたシンボル画像の種類によるエンコードのアルゴニズムを記憶部12のフラッシュROMから読み出して実行し、「D」の元データをエンコードして、「n3」で指定されたモジュールサイズで、「n2」で指定された誤り訂正レベルとして、シンボル画像に係るデータ(以下、シンボル画像データと称する)を生成する。
そして、制御部10は、コマンドAにより設定された記憶部12の領域であって、コマンドBにより設定された始点を基準とした座標に、印刷データとしてシンボル画像データを並べて記憶する。制御部10は、記憶部12から印刷部11に対応する座標に従ってシンボル画像データを読み出し、印刷部11に送信することができる。印刷部11は、受信したシンボル画像データを、印刷媒体のドットの座標に対応させて印刷することができる。このようにして、制御部10は、コマンドQで指定されたシンボル画像データを印刷部11により印刷することができる。
そして、制御部10は、コマンドAにより設定された記憶部12の領域であって、コマンドBにより設定された始点を基準とした座標に、印刷データとしてシンボル画像データを並べて記憶する。制御部10は、記憶部12から印刷部11に対応する座標に従ってシンボル画像データを読み出し、印刷部11に送信することができる。印刷部11は、受信したシンボル画像データを、印刷媒体のドットの座標に対応させて印刷することができる。このようにして、制御部10は、コマンドQで指定されたシンボル画像データを印刷部11により印刷することができる。
1-3.印刷装置による制御方法
図3に示すフローチャートを中心に、図4から図7を参照しながら、印刷装置1による印刷に係る制御方法について説明する。
図3に示すフローチャートを中心に、図4から図7を参照しながら、印刷装置1による印刷に係る制御方法について説明する。
印刷装置1の通信部13は、コマンドAである例えば「ESC+A+領域指定(w,h)」を受信する。図4に示すように、制御部10は、コマンドAに基づき、印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標に対応させて、記憶部12に原点(0,0)を設定し、原点からX軸方向とY軸方向に延びる座標を設定する。
座標のX軸とY軸は互いに交わる。便宜上、座標において、X軸方向の正方向を右、負方向を左と称し、Y軸方向の正方向を下、負方向を上と称する。
座標のX軸とY軸は互いに交わる。便宜上、座標において、X軸方向の正方向を右、負方向を左と称し、Y軸方向の正方向を下、負方向を上と称する。
なお、記憶部12の座標は、制御部10が印刷データを記憶し、或いは読み出す記憶部12のRAM上のアドレスの位置を示すものでもあり、印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標に対応するものでもある。
具体的には、図4の座標のX軸の正方向は、印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標の行方向に対応し、Y軸の正方向は印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標の列方向に対応する。
具体的には、図4の座標のX軸の正方向は、印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標の行方向に対応し、Y軸の正方向は印刷部11により印刷する印刷媒体のドットの座標の列方向に対応する。
制御部10は、コマンドAに基づき、原点の位置からX軸方向とY軸方向に延びる座標にそれぞれ指定された領域指定(w,h)で規定される領域を、記憶部12に設定する(S101)。
ここで、領域指定(w,h)に係る座標の(w,h)の位置を領域の端点と称することとする。
制御部10は、具体的には図4に示すように、記憶部12に設定した座標の左上、右上、左下、右下の4つの頂点に対応する位置を、(0,0)、(w,0)、(0,h)、(w,h)として設定し、これらの4つの頂点を結ぶ辺で囲まれた領域を設定する。
ここで、領域指定(w,h)に係る座標の(w,h)の位置を領域の端点と称することとする。
制御部10は、具体的には図4に示すように、記憶部12に設定した座標の左上、右上、左下、右下の4つの頂点に対応する位置を、(0,0)、(w,0)、(0,h)、(w,h)として設定し、これらの4つの頂点を結ぶ辺で囲まれた領域を設定する。
コマンドAの領域指定(w,h)は、原点の位置からX軸方向とY軸方向に延びる座標にそれぞれ指定された印刷媒体上の紙幅方向及び搬送方向のドット数に相当する。また、具体的には、印刷部11により印刷される領収書の領域のドット数に相当する。
換言すると、印刷部11により印刷される印刷媒体上のドットがm行×n列の座標と領域に配置されているとすると、コマンドAにより記憶部12に設定される座標と領域は、印刷媒体上のm行×n列のドットが並んでいる範囲内に対応する座標と領域である。
図4に示す記憶部12に設定される4つの頂点の位置である(0,0)、(w,0)、(0,h)、(w,h)は、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの座標の左上、右上、左下、右下の位置に対応している。
換言すると、印刷部11により印刷される印刷媒体上のドットがm行×n列の座標と領域に配置されているとすると、コマンドAにより記憶部12に設定される座標と領域は、印刷媒体上のm行×n列のドットが並んでいる範囲内に対応する座標と領域である。
図4に示す記憶部12に設定される4つの頂点の位置である(0,0)、(w,0)、(0,h)、(w,h)は、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの座標の左上、右上、左下、右下の位置に対応している。
ところで、制御部10は、コマンドAにより指定された領域が、印刷部11により印刷媒体に印刷可能な最大の範囲に対応する領域よりも広い場合、印刷部11により印刷媒体に印刷可能な最大の範囲に対応する領域として領域を設定するか、又は、コマンドAのエラーとして処理する。また、制御部10は、初期値として、印刷部11により印刷可能な最大の範囲に対応する領域として設定してもよい。
次に、印刷装置1の通信部13は、コマンドBである例えば「ESC+B+始点(x0,y0)」を受信する。制御部10は、印刷部11により印刷媒体に印刷されるドットの座標に対応させて、図4に示すように、記憶部12に原点の位置からX軸方向とY軸方向に延びる座標にそれぞれ指定された始点(x0,y0)を設定する(S102)。
具体的には、設定された始点は、制御部10が印刷データの記憶を開始する記憶部12のRAM上のアドレスを示す。
具体的には、設定された始点は、制御部10が印刷データの記憶を開始する記憶部12のRAM上のアドレスを示す。
次に、印刷装置1の通信部13は、コマンドQである「ESC+Q+n1+n2+n3+D」を受信する。このとき、例えば「n1=1」として指定されたシンボル画像の種類は、QRコード(登録商標)である。例えば「n3=4」として指定されたモジュールサイズは、1モジュール当たり4ドットに指定している。例えば「n2=15」として指定された誤り訂正レベルは、復元能力を15%とする誤り訂正レベルMを指定している。「D」はエンコードする元データであり、アルファーニューメリックが含まれていてもよく、またアルファーニューメリック以外の文字である漢字や記号などが含まれていてもよい。なお、「D」は文字コードとして規定される。
制御部10は、通信部13により上述の例のコマンドQを受信すると、記憶部12のフラッシュROMに記憶しているQRコードに係るエンコードのアルゴニズムを読み出して実行し、「D」の元データをエンコードして、1モジュール当たり4ドットで、誤り訂正レベルMとして、シンボル画像データS1を生成する(S103)。
なお、シンボル画像データS1のデータ量は、制御部10が実際に「D」の元データをエンコードしてみないとわからない。
なお、シンボル画像データS1のデータ量は、制御部10が実際に「D」の元データをエンコードしてみないとわからない。
図4は、制御部10が、コマンドBにより設定した記憶部12の座標の始点(x0,y0)を基準として、コマンドQにより生成したシンボル画像データS1を、X軸方向とY軸方向に延びる座標に記憶した場合のシンボル画像データS1のイメージを示す。
図4の例では、シンボル画像データS1が記憶部12の座標に記憶されるべき領域は、始点(x0,y0)から終点(x1,y1)までの四角で囲まれた領域となる。この領域は、具体的には記憶部12のRAM上のメモリー領域を示す。
また、この領域の大きさは、生成されたシンボル画像データS1のデータ量を示している。上述のように、シンボル画像データS1のデータ量は、制御部10が実際に「D」の元データをエンコードしてみないとわからない。したがって、終点(x1,y1)の位置も、制御部10が実際にエンコードしてみないとわからない。
図4の例では、シンボル画像データS1が記憶部12の座標に記憶されるべき領域は、始点(x0,y0)から終点(x1,y1)までの四角で囲まれた領域となる。この領域は、具体的には記憶部12のRAM上のメモリー領域を示す。
また、この領域の大きさは、生成されたシンボル画像データS1のデータ量を示している。上述のように、シンボル画像データS1のデータ量は、制御部10が実際に「D」の元データをエンコードしてみないとわからない。したがって、終点(x1,y1)の位置も、制御部10が実際にエンコードしてみないとわからない。
制御部10は、記憶部12において、上述のコマンドAに基づき設定された領域の範囲内に、上述のコマンドQに基づき生成したシンボル画像データS1が記憶可能か否かを判定する。
具体的には、制御部10は、記憶部12にシンボル画像データS1を記憶する際、記憶部12の座標において、上述のコマンドAに基づき設定した原点(0,0)の位置から端点(w,h)の位置までの四角で囲まれ設定された領域の範囲内に、上述のコマンドBに基づき設定した始点(x0,y0)を基準として、上述のコマンドQに基づき生成したシンボル画像データS1を記憶する終点(x1,y1)の位置までの四角で囲まれた領域が記憶可能か否かを判定する(S104)。
具体的には、制御部10は、記憶部12にシンボル画像データS1を記憶する際、記憶部12の座標において、上述のコマンドAに基づき設定した原点(0,0)の位置から端点(w,h)の位置までの四角で囲まれ設定された領域の範囲内に、上述のコマンドBに基づき設定した始点(x0,y0)を基準として、上述のコマンドQに基づき生成したシンボル画像データS1を記憶する終点(x1,y1)の位置までの四角で囲まれた領域が記憶可能か否かを判定する(S104)。
図4は、記憶部12において、原点(0,0)から端点(w,h)までの設定された領域の範囲から、始点(x0,y0)から終点(x1,y1)までのシンボル画像データS1の領域が越えてしまっている場合を示している。
この場合、制御部10は、記憶部12にシンボル画像データS1を記憶する際、原点(0,0)から端点(w,h)までの設定された領域の範囲内に、始点(x0,y0)から終点(x1,y1)までのシンボル画像データS1の領域が記憶可能ではないと判定する(S104:NO)。
この場合、制御部10は、記憶部12にシンボル画像データS1を記憶する際、原点(0,0)から端点(w,h)までの設定された領域の範囲内に、始点(x0,y0)から終点(x1,y1)までのシンボル画像データS1の領域が記憶可能ではないと判定する(S104:NO)。
この判定に際し、制御部10は、記憶部12の座標において、設定された領域の端点の位置と、シンボル画像データS1の終点の位置とを比較すればよく、X軸又はY軸のいずれかにおいて、シンボル画像データS1の終点の位置が領域の端点の位置を越えている場合、設定された領域にシンボル画像データS1が記憶可能ではないと判定することができる。
図4の例では、制御部10は、設定された領域の端点(w,h)と、シンボル画像データS1の終点(x1,y1)とを比較し、少なくとも、x1>w、又は、y1>hのいずれかであるので、設定された領域の範囲をシンボル画像データS1の領域が越えてしまっていると判定することができ、設定された領域に記憶可能ではないと判定することができる。
記憶部12に設定された座標と領域は、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの座標と領域に対応している。記憶部12において設定された領域の範囲をシンボル画像データS1の領域が越えてしまっている場合、シンボル画像データS1の領域は、印刷部11においても印刷できないことになる。
記憶部12に設定された座標と領域は、印刷部11により印刷される印刷媒体のドットの座標と領域に対応している。記憶部12において設定された領域の範囲をシンボル画像データS1の領域が越えてしまっている場合、シンボル画像データS1の領域は、印刷部11においても印刷できないことになる。
ところで、図4では、通信部13により受信した文字コードに基づくフォントデータCの領域のイメージも示している。
図4の例では、制御部10は、通信部13によりコマンドBである例えば「ESC+B+始点始点(xc0,yc0)」を受信し、記憶部12の座標の始点(xc0,yc0)を設定する。その後、通信部13により文字コードとして例えば「ABCDEFGHIJ」を受信すると、制御部10は、記憶部12のフラッシュROMからそれぞれの文字コードに対応するフォントデータCを読み出し、記憶部12に設定された始点を基準にこれらのフォントデータCを並べて記憶させるようにする。
図4に示すように、記憶部12の座標において、フォントデータCの終点は、フォントデータのサイズと並べた数により(xc1,yc1)となる。フォントデータCの領域は、始点(xc0,yc0)から終点(xc1,yc1)までの四角で囲まれる領域であり、コマンドAに基づき設定した原点(0,0)から端点(w,h)までの四角で囲まれ設定された領域の範囲内となっている。
図4の例では、制御部10は、通信部13によりコマンドBである例えば「ESC+B+始点始点(xc0,yc0)」を受信し、記憶部12の座標の始点(xc0,yc0)を設定する。その後、通信部13により文字コードとして例えば「ABCDEFGHIJ」を受信すると、制御部10は、記憶部12のフラッシュROMからそれぞれの文字コードに対応するフォントデータCを読み出し、記憶部12に設定された始点を基準にこれらのフォントデータCを並べて記憶させるようにする。
図4に示すように、記憶部12の座標において、フォントデータCの終点は、フォントデータのサイズと並べた数により(xc1,yc1)となる。フォントデータCの領域は、始点(xc0,yc0)から終点(xc1,yc1)までの四角で囲まれる領域であり、コマンドAに基づき設定した原点(0,0)から端点(w,h)までの四角で囲まれ設定された領域の範囲内となっている。
制御部10は、上述の(S104:NO)のように、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能ではないと判定すると、上述のコマンドBで指定されている始点(x0,y0)に拘わらず、シンボル画像データS1を記憶する始点の位置を変更する(S105)。
そして、制御部10は、シンボル画像データS1を記憶する始点の位置を変更してみた場合、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能か否か判定する(S106)。
そして、制御部10は、シンボル画像データS1を記憶する始点の位置を変更してみた場合、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能か否か判定する(S106)。
具体的には、制御部10は、記憶部12の座標のX軸又及びY軸において、シンボル画像データS1の領域の始点の位置を変更してみた場合、シンボル画像データS1の終点の位置が、設定された領域の端点の位置を越えるか否かを判定すればよい。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1の領域の始点の位置を、図4の(x0,y0)から図5に示すように(x02,y02)に変更してみて、シンボル画像データS1の領域の終点(x2,y2)の位置が、設定された領域の端点(w,h)の位置の範囲内か否かを判定する。つまり、制御部10は、始点を(x02,y02)に変更してみた場合、終点(x2,y2)と端点(w,h)との関係が、x2≦w、かつ、y2≦h、となるか否かを判定する。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1の領域の始点の位置を、図4の(x0,y0)から図5に示すように(x02,y02)に変更してみて、シンボル画像データS1の領域の終点(x2,y2)の位置が、設定された領域の端点(w,h)の位置の範囲内か否かを判定する。つまり、制御部10は、始点を(x02,y02)に変更してみた場合、終点(x2,y2)と端点(w,h)との関係が、x2≦w、かつ、y2≦h、となるか否かを判定する。
制御部10は、始点を(x02,y02)に変更したとき、終点(x2,y2)と端点(w,h)との関係が、x2≦w、かつ、y2≦h、であると判定すると、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能であると判定することができる(S106:YES)。
この結果、図5に示すように、記憶部12において設定した領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が入るので、印刷部11においても、シンボル画像データS1の領域が全て印刷できるようになる。
この結果、図5に示すように、記憶部12において設定した領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が入るので、印刷部11においても、シンボル画像データS1の領域が全て印刷できるようになる。
制御部10は、シンボル画像データS1の領域の始点を変更し、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能であると判定できると、印刷データであるシンボル画像データS1を記憶部12に記憶する。制御部10は、記憶部12の座標に従って、シンボル画像データS1を順次読み出して印刷部11に送信し、印刷部11により、印刷媒体に印刷されるドットの座標に対応させてドットを形成し、印刷させる印刷処理を実行し(S120)、処理を終了する。印刷部11は、図5に示すイメージの通りに、シンボル画像データS1を印刷することができる。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1を記憶する始点の位置を変更する場合、フォントデータCなど、他のデータと重畳しないか否かも判定する。
図5に示すフォントデータCの領域は、始点(xc0,yc0)から終点(xc1,yc1)までの四角で囲まれる領域である。具体的には、制御部10は、フォントデータCの領域の終点(xc1,yc1)と、シンボル画像データS1の領域の始点(x02,y02)との関係が、xc1<x02、又は、yc1<y02、となるか否かを判定すればよい。
図5に示すフォントデータCの領域は、始点(xc0,yc0)から終点(xc1,yc1)までの四角で囲まれる領域である。具体的には、制御部10は、フォントデータCの領域の終点(xc1,yc1)と、シンボル画像データS1の領域の始点(x02,y02)との関係が、xc1<x02、又は、yc1<y02、となるか否かを判定すればよい。
制御部10は、始点を(x02,y02)に変更したとき、フォントデータCの領域の終点(xc1,yc1)と、シンボル画像データS1の領域の始点(x02,y02)との関係が、xc1<x02、又は、yc1<y02、であると判定すると、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能であると判定することができる。
図5の例では、制御部10は、yc1<y02、と判定できるので、シンボル画像データS1がフォントデータCと重畳しない位置となると判定することができる。制御部10は、シンボル画像データS1の領域の始点を変更して、シンボル画像データS1を記憶部12に記憶することができる。
図5の例では、制御部10は、yc1<y02、と判定できるので、シンボル画像データS1がフォントデータCと重畳しない位置となると判定することができる。制御部10は、シンボル画像データS1の領域の始点を変更して、シンボル画像データS1を記憶部12に記憶することができる。
制御部10は、シンボル画像データS1を記憶する始点の位置を変更しても、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能ではないと判定した場合(S106:NO)、上述のコマンドQで指定された誤り訂正レベルに拘わらず、シンボル画像データS1の誤り訂正レベルを変更する(S107)。
また、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が入っている場合であっても、シンボル画像データS1が他のデータと重畳してしまうときは、制御部10は、同様に、シンボル画像データS1の誤り訂正レベルを変更する。
また、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が入っている場合であっても、シンボル画像データS1が他のデータと重畳してしまうときは、制御部10は、同様に、シンボル画像データS1の誤り訂正レベルを変更する。
具体的には、制御部10は、上述のコマンドQで指定された誤り訂正レベルMより復元能力が低い、例えば復元能力が7%の誤り訂正レベルLに変更してみる。図6のシンボル画像データS2に示すように誤り訂正レベルLに変更すると、誤り訂正レベルMである図4のシンボル画像データS1に比べ、エンコードしたときのデータ量が少なくなる。
そして、制御部10は、上述のコマンドQで指定された誤り訂正レベルに拘わらず、誤り訂正レベルを変更したシンボル画像データS2に変更した場合、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が記憶可能か否か判定する(S108)。
そして、制御部10は、上述のコマンドQで指定された誤り訂正レベルに拘わらず、誤り訂正レベルを変更したシンボル画像データS2に変更した場合、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が記憶可能か否か判定する(S108)。
制御部10は、記憶部12の座標のX軸又及びY軸において、誤り訂正レベルを変更したシンボル画像データS2の領域の終点の位置が、記憶部12において、設定された領域の端点の位置を越えるか否かを判定する。
具体的には、制御部10は、シンボル画像データS2の領域の終点(x3,y3)の位置が、設定された領域の端点(w,h)の位置の範囲内か否かを判定する。つまり、制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、であるか否かを判定する。
具体的には、制御部10は、シンボル画像データS2の領域の終点(x3,y3)の位置が、設定された領域の端点(w,h)の位置の範囲内か否かを判定する。つまり、制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、であるか否かを判定する。
制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、であると判定すると、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が記憶可能であると判定することができる(S108:YES)。
この結果、図6に示すように、記憶部12において設定した領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が入るので、印刷部11においても、シンボル画像データS2の領域が全て印刷できるようになる。
この結果、図6に示すように、記憶部12において設定した領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が入るので、印刷部11においても、シンボル画像データS2の領域が全て印刷できるようになる。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1の誤り訂正レベルを変更したシンボル画像データS2の領域が、設定された領域の範囲内に記憶可能であると判定すると、印刷データであるシンボル画像データS2を記憶部12に記憶する。制御部10は、記憶部12の座標に従って、シンボル画像データS2を順次読み出して印刷部11に送信し、印刷部11により、印刷媒体に印刷されるドットの座標に対応させてドットを形成し、印刷させる印刷処理を実行し(S120)、処理を終了する。印刷部11は、図6に示すイメージの通りに、シンボル画像データS2を印刷することができる。
制御部10は、シンボル画像データS1の誤り訂正レベルを変更したシンボル画像データS2に変更しても、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS2の領域が記憶可能ではないと判定した場合(S108:NO)、上述のコマンドQで指定されたモジュールサイズに拘わらず、シンボル画像データS1のモジュールサイズを変更する(S109)。
具体的には、制御部10は、上述のコマンドQで指定されたモジュールサイズである1モジュール当たり4ドットよりも小さい、1モジュール当たり1ドットに変更してみる。図7のシンボル画像データS3に示すように1モジュールを1ドットにすると、1モジュール当たり4ドットである図4のシンボル画像データS1に比べ、エンコードしたときのデータ量が少なくなる。
そして、制御部10は、上述のコマンドQで指定されたモジュールサイズに拘わらず、モジュールサイズを変更したシンボル画像データS3に変更した場合、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS3の領域が記憶可能か否か判定する(S110)。
制御部10は、記憶部12の座標のX軸又及びY軸において、モジュールサイズを変更したシンボル画像データS3の領域の終点の位置が、設定された領域の端点の位置を越えるか否かを判定すればよい。
制御部10は、記憶部12の座標のX軸又及びY軸において、モジュールサイズを変更したシンボル画像データS3の領域の終点の位置が、設定された領域の端点の位置を越えるか否かを判定すればよい。
具体的には、制御部10は、シンボル画像データS3の領域の終点(x3,y3)の位置が、記憶部12において、設定された領域の端点(w,h)の位置の範囲内か否かを判定する。つまり、制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、となるか否かを判定する。
制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、であると判定すると、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS3の領域が記憶可能であると判定することができる(S110:YES)。
制御部10は、終点(x3,y3)と端点(w,h)との関係が、x3≦w、かつ、y3≦h、であると判定すると、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS3の領域が記憶可能であると判定することができる(S110:YES)。
この結果、図7に示すように、記憶部12において設定した領域の範囲内にシンボル画像データS3の領域が入るので、印刷部11においても、シンボル画像データS3の領域が全て印刷できるようになる。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1のモジュールサイズを変更したシンボル画像データS3の領域が、設定された領域の範囲内に記憶可能であると判定すると、印刷データであるシンボル画像データS3を記憶部12に記憶する。制御部10は、記憶部12の座標に従って、シンボル画像データS3を順次読み出して印刷部11に送信し、印刷部11により、印刷媒体に印刷されるドットの座標に対応させてドットを形成して、印刷させる印刷処理を実行し(S120)、処理を終了する。印刷部11は、図7に示すイメージの通りに、シンボル画像データS3を印刷することができる。
制御部10は、記憶部12において、シンボル画像データS1のモジュールサイズを変更したシンボル画像データS3の領域が、設定された領域の範囲内に記憶可能であると判定すると、印刷データであるシンボル画像データS3を記憶部12に記憶する。制御部10は、記憶部12の座標に従って、シンボル画像データS3を順次読み出して印刷部11に送信し、印刷部11により、印刷媒体に印刷されるドットの座標に対応させてドットを形成して、印刷させる印刷処理を実行し(S120)、処理を終了する。印刷部11は、図7に示すイメージの通りに、シンボル画像データS3を印刷することができる。
制御部10は、シンボル画像データS1のモジュールサイズを変更したシンボル画像データS3に変更しても、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS3の領域が記憶可能ではないと判定した場合(S110:NO)、エラー処理を実行する(S111)。
具体的には、制御部10は、印刷部11において、外部装置2がコマンドAにより指定した領域内に、コマンドBにより指定した始点を基準として、コマンドQにより生成したシンボル画像データS3を印刷できない旨のエラー情報を生成し、通信部13により、外部装置2へ送信する。制御部10は、印刷部11にエラー情報を印刷してもよい。
具体的には、制御部10は、印刷部11において、外部装置2がコマンドAにより指定した領域内に、コマンドBにより指定した始点を基準として、コマンドQにより生成したシンボル画像データS3を印刷できない旨のエラー情報を生成し、通信部13により、外部装置2へ送信する。制御部10は、印刷部11にエラー情報を印刷してもよい。
なお、上述の例では、制御部10は、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能ではないと判定した場合、シンボル画像データS1の始点の位置の変更(S105)、誤り訂正レベルの変更(S107)、モジュールサイズの変更(S109)の順に処理し、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が入るようにした。制御部10は、これらの変更する処理について、任意の順番にしてもよいし、任意の組み合わせにしてもよい。
例えば、制御部10は、モジュールサイズの変更を最初にしてもよく、シンボル画像データS1の始点の位置の変更及び誤り訂正レベルの変更を組み合わせてもよい。このように、制御部10は、記憶部12において、設定された領域の範囲内にシンボル画像データS1の領域が記憶可能と判定できるまで、これら変更する処理について、任意の順番で処理することができ、任意の組み合わせで処理することができる。
なお、シンボル画像データS1の始点の位置の変更は、誤り訂正レベルやモジュールサイズの変更はないので、コマンドQで指定された誤り訂正レベルやモジュールサイズとすることができる。また、誤り訂正レベルやモジュールサイズの変更は、シンボル画像データS1のデータ量を少なくできるので、コマンドBで指定された始点の位置にシンボル画像データS1を配置することができる。
なお、シンボル画像データS1の始点の位置の変更は、誤り訂正レベルやモジュールサイズの変更はないので、コマンドQで指定された誤り訂正レベルやモジュールサイズとすることができる。また、誤り訂正レベルやモジュールサイズの変更は、シンボル画像データS1のデータ量を少なくできるので、コマンドBで指定された始点の位置にシンボル画像データS1を配置することができる。
上述のように、制御部10は、記憶部12において設定した領域の範囲内に、始点を定めてシンボル画像データS3の領域を配置するようにするので、対応する印刷部11により印刷媒体に印刷されるドットの座標においても、シンボル画像データS3の領域が適切に印刷することができる。
以上、これらの実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
例えば、上述の例では、印刷部11のヘッドはライン型のサーマルヘッドとして説明したが、ヘッドの方式は問わない。ヘッドは、インクジェットヘッドでも、電子写真方式のヘッドでもよく、シリアル型であってもよい。この場合、印刷媒体は、例えば写真用紙などの紙、合成紙、フィルム、DVDなどの樹脂であってもよい。
また、以上に説明した印刷装置1における任意の構成部の機能を実現するためのファームウェアやアルゴニズムなどのプログラムを、コンピューターに読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(OperatingSystem)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(CompactDisk)-ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含む。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
例えば、上述の例では、印刷部11のヘッドはライン型のサーマルヘッドとして説明したが、ヘッドの方式は問わない。ヘッドは、インクジェットヘッドでも、電子写真方式のヘッドでもよく、シリアル型であってもよい。この場合、印刷媒体は、例えば写真用紙などの紙、合成紙、フィルム、DVDなどの樹脂であってもよい。
また、以上に説明した印刷装置1における任意の構成部の機能を実現するためのファームウェアやアルゴニズムなどのプログラムを、コンピューターに読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(OperatingSystem)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(CompactDisk)-ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含む。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル又は差分プログラムであってもよい。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル又は差分プログラムであってもよい。
1…印刷装置、2…外部装置、3…表示装置、10…制御部、11…印刷部、12…記憶部、13…通信部、S1、S2、S3…シンボル画像データ。
Claims (5)
- 印刷媒体に印刷する印刷部と、
外部装置と通信可能な通信部と、
前記印刷媒体に対応する座標に記憶可能な記憶部と、
前記通信部により受信したコマンドに基づき、シンボル画像に係るデータを生成し、前記記憶部の前記座標に領域及び始点を設定して前記データを記憶し、前記記憶部から前記データを読み出して前記印刷部により前記印刷媒体に印刷させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記記憶部に前記データを記憶する際、前記座標において前記始点を基準として前記領域の範囲内に前記データが記憶可能か否かを判定し、
前記領域の範囲内に前記データが記憶可能ではないと判定した場合、前記始点の位置を変更するか、又は、前記データを生成する際のデータ量を変更する印刷装置。 - 前記制御部は、
前記始点の位置を変更するとき、前記データが他のデータと重畳しない位置とする、請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、
前記シンボル画像に係る誤り訂正レベルを変更することにより、前記データ量を変更する、請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、
前記シンボル画像に係るモジュールサイズを変更することにより、前記データ量を変更する、請求項1に記載の印刷装置。 - 印刷媒体に印刷する印刷部と、外部装置と通信可能な通信部と、前記印刷媒体に対応する座標に記憶可能な記憶部と、を備えた印刷装置の制御方法であって、
前記通信部により受信したコマンドに基づき、シンボル画像に係るデータを生成し、前記記憶部の前記座標に領域及び始点を設定して前記データを記憶し、前記記憶部から前記データを読み出して前記印刷部により前記印刷媒体に印刷し、
前記記憶部に前記データを記憶する際、前記座標において前記始点を基準として前記領域の範囲内に前記データが記憶可能ではない場合、前記始点の位置を変更するか、又は、前記データを生成する際のデータ量を変更する印刷装置の制御方法。
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