JP2023010536A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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【課題】プラズマ処理装置のチョーク構造における放電を抑制する技術を提供する。【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、導入部、及びチョーク構造を備える。導入部は、そこからチャンバ内に電磁波が導入されるように設けられている。チョーク構造は、チャンバの壁に設けられている。チョーク構造は、それが設けられた箇所からチャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。チョーク構造は、スリット状の第1の部分及び第2の部分を含む。第1の部分は、チャンバ内の空間に接続されている。第2の部分は、チャンバの壁の中で第1の部分から延びる。第2の部分における電磁波の電界の方向に沿った第2の部分の長さは、第1の部分における電磁波の電界の方向に沿った第1の部分の長さよりも長い。【選択図】図1

Description

本開示の例示的実施形態は、プラズマ処理装置に関するものである。
プラズマ処理装置が基板に対するプラズマ処理において用いられている。一種のプラズマ処理装置は、下記の特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたプラズマ処理装置は、プラズマを励起させるための電磁波として、UHF帯又はVHF帯の高周波を用いている。チャンバ内に導入された電磁波は、表面波としてチャンバ内の壁面に沿って伝搬する。特許文献1に記載されたプラズマ処理装置は、チャンバ内の不要な箇所への電磁波の伝搬を抑制するために、チョーク部を有している。
国際公開第2018/101065号
本開示は、プラズマ処理装置のチョーク構造における放電を抑制する技術を提供する。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバ、導入部、及びチョーク構造を備える。導入部は、そこからチャンバ内に電磁波が導入されるように設けられている。チョーク構造は、チャンバの壁に設けられている。チョーク構造は、それが設けられた箇所からチャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。チョーク構造は、スリット状の第1の部分及び第2の部分を含む。第1の部分は、チャンバ内の空間に接続されている。第2の部分は、チャンバの壁の中で第1の部分から延びる。第2の部分における電磁波の電界の方向に沿った第2の部分の長さは、第1の部分における電磁波の電界の方向に沿った第1の部分の長さよりも長い。
一つの例示的実施形態によれば、プラズマ処理装置のチョーク構造における放電を抑制することが可能となる。
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置におけるチョーク構造の部分拡大断面図である。 別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 図3に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。 図3に示すプラズマ処理装置において採用され得る別の例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。 更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 図7に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の誘電体部、絶縁性部材、及び弾性リングを破断して示す斜視図である。 図7に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。 更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の一部を拡大して示す図である。 更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における誘電体部及び環状排気ダクトの一部を示す図である。 図13の(a)及び13の(b)の各々は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における誘電体部及び環状排気ダクトの部分拡大図である。
以下、種々の例示的実施形態について説明する。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバ、導入部、及びチョーク構造を備える。導入部は、そこからチャンバ内に電磁波が導入されるように設けられている。チョーク構造は、チャンバの壁に設けられている。チョーク構造は、それが設けられた箇所からチャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。チョーク構造は、スリット状の第1の部分及び第2の部分を含む。第1の部分は、チャンバ内の空間に接続されている。第2の部分は、チャンバの壁の中で第1の部分から延びる。第2の部分における電磁波の電界の方向に沿った第2の部分の長さは、第1の部分における電磁波の電界の方向に沿った第1の部分の長さよりも長い。
上記実施形態では、第1の部分に対して、第2の部分が、電磁波の電界の方向に沿って拡大されている。したがって、第2の部分における電界の強度が小さくなる。故に、上記実施形態によれば、チョーク構造における放電を抑制することが可能となる。
一つの例示的実施形態において、第2の部分における電磁波の伝搬方向に沿った該第2の部分の長さは、第1の部分における電磁波の伝搬方向に沿った第1の部分の長さよりも長くてもよい。
一つの例示的実施形態において、第1の部分における電磁波の伝搬方向及び第2の部分における電磁波の伝搬方向は、同一であってもよい。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、第1の部分の中に設けられた誘電体部を更に含んでいてもよい。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、第2の部分の中に設けられた誘電体部を更に含んでいてもよい。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、チャンバの側壁に設けられていてもよい。側壁は、環状排気ダクトを含んでいてもよい。環状排気ダクトは、環状排気路を提供する。環状排気路は、側壁の中心軸線に対して周方向に延び且つチャンバ内の空間に連通している。第1の部分は、環状排気ダクトを画成する壁に形成されており、中心軸線に対して周方向に延びている。第2の部分は、環状排気路である。
一つの例示的実施形態において、チャンバの側壁は、第1の壁部材及び第2の壁部材を含んでいてもよい。第1の壁部材は、第1の部分の上側で延在する。第2の壁部材は、該第1の壁部材から分離可能であり、チョーク構造の第1の部分の下側で延在する。第1の壁部材及び第2の壁部材は、それらの間に配置される誘電体部を弾性的に挟持していてもよい。
一つの例示的実施形態において、チャンバの側壁は、第3の壁部材及び第4の壁部材を更に含んでいてもよい。第3の壁部材は、第1の壁部材及び第2の壁部材から分離可能であり、第1の壁部材及び第2の壁部材と共に環状排気ダクトを構成する。第4の壁部材は、環状排気ダクトの下側で延在する。第1の壁部材は、第2の壁部材及び第3の壁部材の上に設けられており、環状排気路を上側から画成する。第2の壁部材は、第3の壁部材に対して内側で延在しており、第3の壁部材と共に環状排気路を下側から画成する。第2の壁部材は、Oリング及び/又はスパイラルスプリングガスケットからの反力により、誘電体部を押圧していていもよい。
一つの例示的実施形態において、環状排気ダクトは、三つ以上の凹部を提供していてもよい。三つ以上の凹部は、環状排気路を画成する環状排気ダクトの内周面から径方向内側に延び、且つ、周方向に沿って等間隔に配置されている。誘電体部は、三つ以上の凹部の中に配置される三つ以上の凸部を含んでいてもよい。
一つの例示的実施形態において、第1の部分の中に設けられた誘電体部は、環状排気路の中まで延びていてもよい。
一つの例示的実施形態において、誘電体部は、複数の第1の部材及び複数の第2の部材を含んでいてもよい。複数の第1の部材及び複数の第2の部材は、第1の部分の中で前記周方向に沿って交互に配列されていてもよい。複数の第1の部材は、第1の部分に嵌合されていてもよい。複数の第2の部材の各々の厚さは、記複数の第1の部材の各々の厚さよりも小さくてもよい。
一つの例示的実施形態において、絶縁性部材は、環形状を有していてもよい。絶縁性部材は、該絶縁性部材の内周側から外周側に向けて延びる第1の切り込み部及び該絶縁性部材の外周側から内周側に向けて延びる第2の切り込み部を提供していてもよい。
一つの例示的実施形態において、第1の切り込み部と第2の切り込み部は、絶縁性部材の中心に対して90度以下の角度範囲内に設けられていてもよい。即ち、第1の切り込み部は、これと対をなす第2の切り込み部の近傍に設けられていてもよい。
一つの例示的実施形態において、絶縁性部材は、各々が第1の切り込み部と第2の切り込み部を含む複数対の切り込み部を提供していてもよい。複数対の切り込み部は、周方向に沿って配列されている。複数対の切り込み部の各々における第1の切り込み部と第2の切り込み部の間の周方向における間隔は、複数対の切り込み部の周方向における間隔よりも狭くてもよい。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置は、第1の部分が形成された壁に絶縁性部材を押圧する弾性リングを更に備えていてもよい。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、環状排気路の中で誘電体部を少なくとも部分的に覆うように設けられた絶縁性部材を更に含んでいてもよい。
一つの例示的実施形態において、絶縁性部材は、環状排気路の中で誘電体部の端部を除く部分又は誘電体部の全体を覆っていてもよい。
一つの例示的実施形態において、絶縁性部材は、周方向において互いから分離された複数の部分を含んでいてもよい。
一つの例示的実施形態において、絶縁性部材は、弾性を有していてもよい。
一つの例示的実施形態において、環状排気ダクトは、開口を提供する外周壁を含んでいてもよい。別の排気ダクトが、環状排気ダクトに接続されていてもよい。別の排気ダクトの排気路が、環状排気ダクトの外周壁の開口を介して環状排気路に接続していてもよい。短絡部が、環状排気ダクトの外周壁の開口を画成する一対の縁部を互いに電気的に接続するよう、当該開口内に設けられていてもよい。
一つの例示的実施形態において、第2の部分は空洞であってもよい。第2の部分の中の圧力はチャンバ内の空間における圧力よりも高い圧力に設定されていてもよい。
別の例示的実施形態においても、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバ、導入部、及びチョーク構造を備える。導入部は、そこからチャンバ内に電磁波が導入されるように設けられている。チョーク構造は、チャンバの壁に設けられている。チョーク構造は、それが設けられた箇所からチャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。チョーク構造は、スリット状の第1の部分、誘電体部、及び第2の部分を含む。第1の部分は、チャンバ内の空間に接続されている。誘電体部は、第1の部分の中に設けられている。第2の部分は、チャンバの壁の中で第1の部分から延びる。第2の部分は空洞であり、第2の部分の中の圧力はチャンバ内の空間における圧力よりも高い圧力に設定される。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、第2の部分をチャンバの外側の大気空間に連通させる通路を提供していてもよい。
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置は、第2の部分にガスを供給するように構成されたガス供給部を更に備えていてもよい。ガスは、フッ素含有ガスであってもよい。
一つの例示的実施形態において、チョーク構造は、チャンバの側壁に設けられている。第1の部分及び第2の部分は、側壁の中心軸線に対して周方向に延びていてもよい。
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。図1に示すプラズマ処理装置1は、チャンバ10、導入部14、及びチョーク構造16を備えている。
チャンバ10は、その中に基板処理空間10sを提供している。チャンバ10は、アルミニウムのような金属から形成されており、接地されている。チャンバ10は、その上端において開口された略円筒形状を有し得る。チャンバ10及び基板処理空間10sの各々の中心軸線は、軸線AXである。チャンバ10は、その表面に耐腐食性を有する膜を有していてもよい。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウム膜、酸化フッ化イットリウム膜、フッ化イットリウム膜、酸化イットリウム、又はフッ化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
チャンバ10の底部は、排気口10eを提供している。排気口10eには、排気装置が接続される。排気装置は、ドライポンプ及び/又はターボ分子ポンプのような真空ポンプと自動圧力制御弁を含み得る。
プラズマ処理装置1は、基板支持部12を更に備えていてもよい。基板支持部12は、基板処理空間10sの中に設けられている。基板支持部12は、その上面の上に載置された基板Wを略水平に支持するように構成されている。基板支持部12は、略円盤形状を有している。基板支持部12の中心軸線は、軸線AXである。
導入部14は、そこからチャンバ10内に電磁波が導入されるように設けられている。導入部14は、石英、窒化アルミニウム、又は酸化アルミニウムのような誘電体から形成されている。導入部14は、略環形状を有していてもよく、その中心軸線は軸線AXであってもよい。導入部14からチャンバ10内に導入される電磁波は、VHF波又はUHF波のような高周波である。電磁波は、後述する高周波電源によって発生される。電磁波は、導波部18を通って導入部14に伝搬し、導入部14からチャンバ内に導入される。
導波部18は、導波路18wを提供している。一実施形態において、導波部18は、上部電極22及び上壁24を含んでいてもよい。上部電極22は、基板支持部12の上方に設けられている。上部電極22は、アルミニウムのような導体から形成されており、略円盤形状を有している。上部電極22の中心軸線は、軸線AXである。
上壁24は、アルミニウムのような導体から形成されている。上壁24は、上部電極22を覆うように設けられており、上部電極22と上壁24との間に導波路18wを形成している。上壁24は、上部24a及び側部24bを含んでいてもよい。上部24aは、略円盤形状を有しており、その中心軸線は、軸線AXである。上部24aは、上部電極22の上方で、上部電極22の上面と平行に延在している。導波路18wは、上部電極22の上面と上壁24の上部24aの下面との間に形成されている。側部24bは、略円筒形状を有しており、その中心軸線は、軸線AXである。側部24bは、上部24aの周縁部から下方に延びている。導入部14は、側部24bの内周面と上部電極22の外周面との間の空間を埋めるように設けられている。なお、上壁24は、側部24bの下端がチャンバ10の側壁10aに接するように、側壁10a上に配置され得る。
プラズマ処理装置1は、高周波電源30及び整合器32を更に備えている。高周波電源30は、高周波電力を発生するように構成されている。チャンバ10内に導入される電磁波は、高周波電源30によって発生される高周波電力に基づいて発生する。高周波電源30は、整合器32及び電気線路34を介して上部電極22に接続されている。整合器32は、高周波電源30の負荷のインピーダンスを高周波電源30の出力インピーダンスに整合させるための整合回路を含んでいる。電気線路34は、整合器32から下方に延びて、上部電極22の上面の中心に接続されている。電気線路34は、軸線AX上で延在し得る。
一実施形態において、プラズマ処理装置1は、シャワープレート26を更に備えていてもよい。シャワープレート26は、基板支持部12の上方に設けられている。シャワープレート26は、略円盤形状を有している。シャワープレート26の中心軸線は、軸線AXである。シャワープレート26は、アルミニウムのような導体から形成されていてもよい。シャワープレート26の外周面と上壁24の側部24bの内周面との間の空間は、導入部14で埋められている。導入部14及びシャワープレート26は、チャンバ10の上端開口を閉じるように設けられている。
シャワープレート26は、複数のガス孔26hを提供している。複数のガス孔26hは、シャワープレート26をその板厚方向に貫通しており、基板処理空間10sに向けて開口している。シャワープレート26上には、上部電極22が設けられている。上部電極22とシャワープレート26は、シャワーヘッド28を構成している。上部電極22及びシャワープレート26は、それらの間にガス拡散空間28aを形成している。複数のガス孔26hは、ガス拡散空間28aから下方に延びている。
ガス拡散空間28aには、ガス供給部36が接続されている。ガス供給部36から出力されるガスは、ガス拡散空間28a及び複数のガス孔26hを介して基板処理空間10sに供給される。ガス供給部36が供給するガスは、基板処理空間10s内で行われる処理に応じて選択される。ガス供給部36が供給するガスは、成膜ガスを含んでいてもよい。ガス供給部36が供給するガスは、チャンバ10内の壁面のクリーニングに用いられるクリーニングガスを含んでいてもよい。
以下、図1と共に図2を参照する。図2は、一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置におけるチョーク構造の部分拡大断面図である。チョーク構造16は、チャンバ10の壁に設けられている。チョーク構造16は、それが設けられた箇所からチャンバ10の内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。
チョーク構造16は、スリット状の第1の部分161及び第2の部分162を含む。第1の部分161は、チャンバ10内の基板処理空間10sに接続されている。第2の部分162は、チャンバ10の壁の中で第1の部分161から延びている。第2の部分162は、チャンバ10の壁の中で第1の部分161から延びる空間を提供していてもよい。
第1の部分161は、その中、即ちスリットの中に設けられた誘電体部161dを含んでいてもよい。第1の部分161のスリットは、誘電体部161dで埋められている。また、第2の部分162は、その中に設けられた誘電体部162dを含んでいてもよい。第2の部分162の空間は、誘電体部162dで埋められている。誘電体部161d及び誘電体部162dの各々は、石英、酸化アルミニウム、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウムのような誘電体から形成されている。
第2の部分162における電磁波の電界の方向に沿った第2の部分162の長さH2は、第1の部分161における電磁波の電界の方向に沿った第1の部分161の長さH1よりも長い。第1の部分161及び第2の部分162の各々において、電磁波の電界の方向は、電磁波の伝搬方向に直交する方向である。
また、プラズマ処理装置1においては、第2の部分162における電磁波の伝搬方向に沿った第2の部分162の長さW2は、第1の部分161における電磁波の伝搬方向に沿った第1の部分161の長さW1よりも長くてもよい。なお、長さW1及び長さW2の和は、チャンバ10の内壁面に沿って伝搬する電磁波を、チョーク構造16から戻される反射波によって打ち消すように設定される。反射波は、電磁波が第1の部分161からチョーク構造16内に導入されて第2の部分162の伝搬方向における終端面(短絡面)において反射されることにより発生する。長さW1及び長さW2の和は、例えば、チョーク構造16内における電磁波の波長の約1/4の長さに設定され得る。
一実施形態において、チョーク構造16は、図1に示すように、チャンバ10の側壁10aに設けられている。チョーク構造16は、導入部14の下方に設けられている。第1の部分161及びそのスリットは、環形状を有しており、側壁10aの中心軸線、即ち軸線AXに対して周方向に延びている。また、第2の部分162及びその空間は、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。第2の部分162は、第1の部分161に対して径方向外側で延在している。また、誘電体部161d及び誘電体部162dの各々は、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。プラズマ処理装置1では、第1の部分161及び第2の部分162の各々における電磁波の伝搬方向は、軸線AXに対して放射方向であり、同一方向である。また、第1の部分161及び第2の部分162の各々において、電磁波の電界の方向は、鉛直方向である。
プラズマ処理装置1では、導入部14からチャンバ10内に導入された電磁波は、シャワープレート26の下面に沿って伝搬し、複数のガス孔26hからチャンバ10内に導入されるガスを励起させる。その結果、プラズマが、シャワープレート26の直下でガスから生成される。基板支持部12上の基板Wは、生成されたプラズマからの化学種により処理される。また、電磁波は、チャンバ10の側壁10aに沿って下方(即ち下流)にも伝搬するが、チョーク構造16から下方(即ち下流)への電磁波の伝搬は抑制される。
以上説明したプラズマ処理装置1では、第1の部分161に対して、第2の部分162が、電磁波の電界の方向に沿って拡大されている。したがって、第2の部分162における電界の強度が小さくなる。故に、プラズマ処理装置1によれば、チョーク構造16における放電を抑制することが可能となる。例えば、チャンバ10の壁と誘電体部162dとの間の熱膨張率の差に起因して、チャンバ10の壁と誘電体部162dとの間に間隙が生じていても、チョーク構造16における放電が抑制され得る。また、H1<H2の長さの関係を満たすチョーク構造16を構成することにより、長さW1及び長さW2の和を、チョーク構造16内における電磁波の波長の約1/4の長さよりも短くすることができるので、チョーク構造16の小型化を実現することができる。
以下、図3を参照して、別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置について説明する。図3は、別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。以下では、図3に示すプラズマ処理装置1Bとプラズマ処理装置1との差の観点から、プラズマ処理装置1Bについて説明する。
プラズマ処理装置1Bは、チョーク構造16Bを備えている。チョーク構造16Bは、それが設けられた箇所からチャンバ10の内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。チョーク構造16Bは、チャンバ10の側壁10aに設けられている。側壁10aは、環状排気ダクト40を含んでいる。環状排気ダクト40は、その中に環状排気路40pを提供している。環状排気ダクト40及び環状排気路40pは、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。環状排気ダクト40の内周壁は、複数の貫通孔40tを提供している。複数の貫通孔40tは、軸線AXに対して周方向に沿って配列されている。環状排気路40pは、複数の貫通孔40tを介して基板処理空間10sに連通している。
チョーク構造16Bは、第1の部分161B及び第2の部分162Bを含んでいる。第1の部分161Bは、チャンバ10内の基板処理空間10sに接続されている。第1の部分161Bは、スリットを提供している。第1の部分161Bのスリットは、環状排気ダクト40の内周壁に形成されている。第1の部分161B及びそのスリットは、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。第2の部分162Bは、チャンバ10の壁の中で第1の部分161Bから延びている。プラズマ処理装置1Bにおいて、第2の部分162Bは、環状排気路40pである。
第2の部分162Bにおける電磁波の電界の方向に沿った第2の部分162Bの長さは、第1の部分161Bにおける電磁波の電界の方向に沿った第1の部分161Bの長さよりも長くてもよい。第1の部分161B及び第2の部分162Bの各々において、電磁波の電界の方向は、電磁波の伝搬方向に直交する方向であり、鉛直方向である。第1の部分161B及び第2の部分162Bの各々における電磁波の伝搬方向は、軸線AXに対して放射方向であり、同一方向である。
第2の部分162Bにおける電磁波の伝搬方向に沿った第2の部分162Bの長さは、第1の部分161Bにおける電磁波の伝搬方向に沿った第1の部分161Bの長さよりも長くてもよい。プラズマ処理装置1Bにおいても、電磁波の伝搬方向に沿った第1の部分161Bの長さ及び第2の部分162Bの長さの和は、チャンバ10の内壁面に沿って伝搬する電磁波を、チョーク構造16Bから戻される反射波によって打ち消すように設定される。電磁波の伝搬方向に沿った第1の部分161Bの長さ及び第2の部分162Bの長さの和は、例えば、チョーク構造16B内における電磁波の波長の約1/4の長さに設定され得る。
チョーク構造16Bは、誘電体部16dを更に含む。誘電体部16dは、石英、酸化アルミニウム、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウムのような誘電体から形成されている。誘電体部16dは、少なくとも第1の部分161Bのスリットの中に設けられている。第1の部分161Bのスリットは、誘電体部16dで埋められている。誘電体部16dは、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。誘電体部16dは、環状排気路40pの中まで延びている。即ち、誘電体部16dは、第1の部分161Bのスリットから環状排気路40pの中に突き出している。
チョーク構造16Bは、絶縁性部材16iを更に備えていてもよい。以下、図3と共に、図4及び図5を参照する。図4は、図3に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。図5は、図3に示すプラズマ処理装置において採用され得る別の例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。
絶縁性部材16iは、石英、酸化アルミニウム、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、ポリテトラフルオロエチレンのような絶縁体から形成されている。絶縁性部材16iは、環状排気路40pの中で誘電体部16dを少なくとも部分的に覆うように設けられている。プラズマ処理装置1Bでは、環状排気路40p内での電磁波の電界の強度が、絶縁性部材16iによって低減される。
図3及び図4に示す例では、絶縁性部材16iは、環状排気路40pの中で誘電体部16dの端部を除く部分を覆っている。図3及び図4に示す例では、絶縁性部材16iは、互いから分離された複数の部分を含んでいる。絶縁性部材16iの複数の部分の各々は、環状排気ダクト40の内周壁に、例えばねじを用いて固定されている。絶縁性部材16iの複数の部分の各々は、軸線AXを含む任意の断面において、略三角形をなしている。即ち、絶縁性部材16iの複数の部分の各々の高さ方向の長さは、軸線AXからの距離の増加につれて小さくなっている。
絶縁性部材16iの複数の部分は、複数のペアを構成している。複数のペアの各々に含まれる二つの部分は、鉛直方向に沿って配列されており、それらの間で誘電体部16dを挟持している。絶縁性部材16iの複数のペアは、周方向に沿って配列されている。この例によれば、絶縁性部材16iの複数の部分が周方向に沿って互いから分離されているので、絶縁性部材16iと環状排気ダクト40の温度が高くなっても、絶縁性部材16iと環状排気ダクト40の内周壁との間に間隙が生じることが抑制され、この間隙で生じる異常放電を抑制することができる。
図5に示す例では、絶縁性部材16iは、環状排気路40pの中で誘電体部16dの全体を覆っている。図5に示す例では、絶縁性部材16iは、弾性を有する。絶縁性部材16iは、例えばフッ素ゴム又はシリコーンゴムのように弾性体から形成される。図5に示す例では、絶縁性部材16iは、軸線AXを含む任意の断面において、略半円形をなしている。図5に示す例では、絶縁性部材16iは、単一の部材であってもよい。この例においても、絶縁性部材16iと環状排気ダクト40の温度が高くなっても、絶縁性部材16iと環状排気ダクト40の内周壁との間に間隙が生じることが抑制され、この間隙で生じる異常放電を抑制することができる。
図3に示すように、環状排気ダクト40の外周壁40eは、開口40oを提供している。環状排気ダクト40には、別の排気ダクト42が接続されている。排気ダクト42は、排気路42pを提供している。排気ダクト42及び排気路42pは、チャンバ10から離れる方向、例えば軸線AXに対して放射方向に延びている。排気路42pは、開口40oを介して環状排気路40pに接続されている。また、排気ダクト42には、排気装置が接続される。排気装置は、ドライポンプ及び/又はターボ分子ポンプのような真空ポンプと自動圧力制御弁を含み得る。
開口40o内には、短絡部40cが設けられている。短絡部40cは、アルミウムのような導体から形成されており、例えば棒状をなしている。短絡部40cは、開口40oを画成する一対の縁部、即ち上縁部と下縁部を互いに電気的に接続している。短絡部40cは、開口40oを複数の部分に分離している。開口40oの複数の部分の各々の周方向に沿った長さは、環状排気路40pにおける電磁波の波長の1/10以下の長さに設定され得る。短絡部40cにより、外周壁40eは、開口40oが設けられている部分においても電磁波に対する短絡面として機能する。
以下、図6を参照して、別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置について説明する。図6は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。以下では、図6に示すプラズマ処理装置1Cとプラズマ処理装置1との差の観点から、プラズマ処理装置1Cについて説明する。
プラズマ処理装置1Cは、チョーク構造16Cを備えている。チョーク構造16Cは、それが設けられた箇所からチャンバ10の内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されている。
チョーク構造16Cは、スリット状の第1の部分161C及び第2の部分162Cを含む。第1の部分161Cは、チャンバ10内の基板処理空間10sに接続されている。第2の部分162Cは、チャンバ10の壁の中で第1の部分161Cから延びている。第2の部分162Cは、チャンバ10の壁の中で第1の部分161Cから延びる空洞を提供していてもよい。
第1の部分161Cは、その中、即ちスリットの中に設けられた誘電体部161dを含んでいる。第1の部分161Cのスリットは、誘電体部161dで埋められている。誘電体部161dは、石英、酸化アルミニウム、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウムのような誘電体から形成されている。
一実施形態においては、チョーク構造16Cは、チャンバ10の側壁10aに設けられている。また、チョーク構造16Cは、導入部14の下方に設けられている。第1の部分161C及びそのスリットは、環形状を有しており、側壁10aの中心軸線、即ち軸線AXに対して周方向に延びている。また、第2の部分162C及びその空洞は、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。第2の部分162Cは、第1の部分161Cに対して径方向外側で延在している。また、誘電体部161dは、環形状を有しており、軸線AXに対して周方向に延びている。プラズマ処理装置1Cでは、第1の部分161Cにおける電磁波の伝搬方向は、軸線AXに対して放射方向であり、第2の部分162Cにおける電磁波の伝搬方向は、軸線AXと平行な方向である。第1の部分161Cの電磁波の伝搬方向における長さと第2の部分162Cの電磁波の伝搬方向における長さの和は、例えば、チョーク構造16C内における電磁波の波長の約1/4の長さに設定され得る。
第2の部分162Cの中(その空洞の中)の圧力は基板処理空間10sにおける圧力よりも高い圧力に設定される。一実施形態においては、チャンバ10の側壁10aは、通路10pを提供していてもよい。通路10pは、第2の部分162Cの空洞をチャンバ10の外側の大気空間に連通させていてもよい。この場合には、第2の部分162Cの空洞にける圧力は大気圧になるので、第2の部分162Cにおける放電が抑制され得る。或いは、通路10pには、ガス供給部50が接続されていてもよい。ガス供給部50は、第2の部分162Cの空洞にガスを供給するように構成されている。ガス供給部50が第2の部分162Cの空洞に供給するガスは、フッ素含有ガスであってもよい。この場合にも、第2の部分162Cにおける放電が抑制され得る。
以下、図7を参照して、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置について説明する。図7は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。以下では、図7に示すプラズマ処理装置1Dとプラズマ処理装置1Bとの差の観点から、プラズマ処理装置1Dについて説明する。また、以下では、図7に加えて、図8及び図9を参照する。図8は、図7に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の誘電体部、絶縁性部材、及び弾性リングを破断して示す斜視図である。図9は、図7に示すプラズマ処理装置において採用され得る一例の絶縁性部材を破断して示す斜視図である。
プラズマ処理装置1Dは、チョーク構造16Dを備えている。チョーク構造16Dは、チョーク構造16Bと同様に、第1の部分161B及び第2の部分162Bを含んでいる。プラズマ処理装置1Dは、誘電体部16d及び絶縁性部材16iに代えて、誘電体部60、絶縁性部材61、及び少なくとも一つの弾性リング62を備えている。プラズマ処理装置1Dの他の構成は、プラズマ処理装置1Bの他の構成と同様である。
誘電体部60は、複数の第1の部材601及び複数の第2の部材602を含んでいる。複数の第1の部材601及び複数の第2の部材602は、第1の部分161B(そのスリット)の中で周方向に沿って交互に配列されている。即ち、誘電体部60は、周方向に分割されている。複数の第1の部材601の各々とその隣に配置された第2の部材602との間には、僅かな隙間が介在し得る。誘電体部60は、第1の部分161Bのスリットから環状排気路40pの中に突き出している。誘電体部60、即ち複数の第1の部材601及び複数の第2の部材602は、石英、アルミナ、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、ポリテトラフルオロエチレン等の絶縁体から形成されている。
複数の第1の部材601は、第1の部分161B(そのスリット)に嵌合されている。即ち、複数の第1の部材601の各々は、第1の部分161B(そのスリット)の鉛直方向における長さと略同一の厚さを有している。複数の第1の部材601の各々は、第1の部分161B(そのスリット)を画成する内周壁によって、鉛直方向において挟持されている。
複数の第2の部材602の各々の厚さは、複数の第1の部材601の各々の厚さよりも小さい。複数の第2の部材602の各々の厚さは、第1の部分161B(そのスリット)の鉛直方向における長さよりも小さい。複数の第2の部材602の各々と第1の部分161B(そのスリット)を画成する内周壁との間の隙間の鉛直方向における長さは、プラズマが侵入しない程度の長さ、例えばシース厚さ以下の長さである。複数の第2の部材602の各々は、第1の部分161B(そのスリット)の中で移動可能になっている。
絶縁性部材61は、ポリテトラフルオロエチレンのような絶縁体から形成されている。絶縁性部材61は、環形状を有しており、環状排気路40pの中で周方向に延在している。絶縁性部材61は、環状排気路40pの中で誘電体部60を覆っている。具体的には、絶縁性部材61は、その内周側に溝61gを提供している。環状排気路40pの中で、誘電体部60は、溝61gの中に配置されている。プラズマ処理装置1Dでは、環状排気路40p内での電磁波の電界の強度が、絶縁性部材61によって低減される。
絶縁性部材61は、第1の切り込み部611及び第2の切り込み部612を提供している。第1の切り込み部611は、絶縁性部材61の内周側から外周側に向けて延びている。第2の切り込み部612は、絶縁性部材61の外周側から内周側に向けて延びている。第1の切り込み部611と第2の切り込み部612は、絶縁性部材61の中心に対して90度以下の角度範囲内に設けられている。即ち、第1の切り込み部611と第2の切り込み部612は、周方向において互いに近傍に設けられており、対をなしている。この対における第1の切り込み部611と第2の切り込み部612との間の部分は、容易に変形可能となっている。
一実施形態において、絶縁性部材61は、各々が第1の切り込み部611と第2の切り込み部612を含む複数対の切り込み部61pを提供していてもよい。複数対の切り込み部61pは、周方向に沿って配列されている。複数対の切り込み部61pの各々における第1の切り込み部611と第2の切り込み部612の間の周方向における間隔は、複数対の切り込み部61pの周方向における間隔よりも狭い。絶縁性部材61は、複数対の切り込み部61pの各々における第1の切り込み部611と第2の切り込み部612との間の部分において、容易に変形可能となっている。
一実施形態において、プラズマ処理装置1Dは、少なくとも一つの弾性リング62として、二つの弾性リング62を備えていてもよい。二つの弾性リング62の各々は、例えばOリングである。二つの弾性リング62は、環状排気路40pの中で周方向に延在しており、鉛直方向に沿って配列されている。二つの弾性リング62は、第1の部分161Bが形成された内周壁に絶縁性部材61を押圧している。これにより、絶縁性部材61の内周面が、第1の部分161Bが形成された内周壁に密着するようになっている。
プラズマ処理装置1Dでは、誘電体部60が周方向に分割されており、且つ、複数の第2の部分162が移動可能になっている。したがって、チャンバ10において温度が変化しても、誘電体部60に応力がかかることがなく、誘電体部60の割れが防止される。また、絶縁性部材61が周方向に伸縮可能であるので、チャンバ10において温度が変化しても、絶縁性部材61と内周壁との間に隙間が生じることが抑制される。
以下、図10及び図11を参照して、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置について説明する。図10は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を概略的に示す図である。図11は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の一部を拡大して示す図である。以下では、図10及び図11に示すプラズマ処理装置1Eとプラズマ処理装置1Bとの差の観点から、プラズマ処理装置1Eについて説明する。
プラズマ処理装置1Eは、チョーク構造16Eを備えている。チョーク構造16Eは、チョーク構造16Bと同様に、第1の部分161B及び第2の部分162Bを含んでいる。プラズマ処理装置1Eは、誘電体部16d及び絶縁性部材16iに代えて、誘電体部16Edを含んでいる。
誘電体部16Edは、石英、酸化アルミニウム、イットリア、炭化ケイ素、窒化アルミニウムのような誘電体から形成されている。誘電体部16Edは、略環形状を有している。誘電体部16Edの一部、即ち内縁側の部分は、第1の部分161Bのスリットの中に設けられている。誘電体部16Edは、環状排気路40pの中まで延びている。環状排気路40pの中での誘電体部16Edの軸線AXを含む任意の断面における形状は、略三角形をなしている。即ち、環状排気路40pの中において、誘電体部16Edの高さ方向の長さは、軸線AXからの距離の増加につれて小さくなっている。
プラズマ処理装置1Eにおいて、チャンバ10の側壁は、第1の壁部材401、第2の壁部材402を含んでいる。第1の壁部材401は、略環形状を有しており、第1の部分161Bの上側で周方向に延在している。第2の壁部材402は、第1の壁部材401から分離可能である。第2の壁部材402は、略環形状を有しており、第1の部分161Bの下側で周方向に延在している。第1の壁部材401及び第2の壁部材402は、それらの間に第1の部分161Bのスリットを画成している。第1の壁部材401及び第2の壁部材402は、それらの間、即ち、第1の部分161Bのスリットの中に配置された誘電体部16Edを弾性的に挟持している。
一実施形態において、チャンバ10の側壁は、第3の壁部材403及び第4の壁部材404を更に含んでいてもよい。第3の壁部材403は、第1の壁部材401及び第2の壁部材402から分離可能であり、第1の壁部材401及び第2の壁部材402と共に環状排気ダクト40を構成している。第3の壁部材403は、略環形状を有している。第4の壁部材404は、環状排気ダクト40の下側で延在している。なお、第1の壁部材401、第2の壁部材402、第3の壁部材403、及び第4の壁部材404は、アルミニウムのような金属から形成されており、接地されている。
第1の壁部材401は、第2の壁部材402及び第3の壁部材403の上に設けられている。第1の壁部材401は、環状排気路40pを上側から画成している。第2の壁部材402は、第3の壁部材403に対して径方向内側で延在しており、第3の壁部材403と共に環状排気路40pを下側から画成している。プラズマ処理装置1Eでは、環状排気路40pと基板処理空間10sを互いに連通させる複数の貫通孔40tが、環状排気ダクト40の底壁に形成されている。具体的に、複数の貫通孔40tは、第2の壁部材402の底壁部に形成されている。プラズマ処理装置1Eにおいて、複数の貫通孔40tは、周方向に沿って配列されている。なお、プラズマ処理装置1Bと同様に、複数の貫通孔40tは、環状排気ダクト40の内周壁に形成されていてもよい。複数の貫通孔40tは、排気路42pと環状排気路40pとの接続位置からの距離の大きさに応じた大きさの幅(又は直径)を有していてもよい。この場合には、周方向における排気の均一性が向上される。
プラズマ処理装置1Eは、スパイラルスプリングガスケット71及びOリング72を更に備えていてもよい。第2の壁部材402の外縁部は、第3の壁部材403の内縁部の上方で延在しており、スパイラルスプリングガスケット71は、第2の壁部材402の外縁部と第3の壁部材403の内縁部との間で挟持されている。スパイラルスプリングガスケット71は、第3の壁部材403の内縁部に形成された溝の中に部分的に配置されている。スパイラルスプリングガスケット71は、第4の壁部材404が第3の壁部材403に下側から当接することにより、第2の壁部材402の外縁部と第3の壁部材403の内縁部との間で高さ方向において収縮する。第2の壁部材402は、スパイラルスプリングガスケット71が発生する反力により、誘電体部16Edを上方へ押圧する。その結果、第1の部分161Bのスリットの中に配置された誘電体部16Edは、第1の壁部材401と第2の壁部材402の間で弾性的に挟持される。なお、第3の壁部材403の内縁部に形成された溝の深さは、スパイラルスプリングガスケット71が発生する反力によって誘電体部16Edが損傷しないように、設定されている。
Oリング72は、第2の壁部材402と第4の壁部材404との間で挟持されている。Oリング72は、第2の壁部材402に形成された溝の中に部分的に配置されている。Oリング72は、第2の壁部材402と第4の壁部材404との間で挟持されることにより、高さ方向において収縮する。第2の壁部材402は、Oリング72が発生する反力により、誘電体部16Edを上方へ押圧する。その結果、第1の部分161Bのスリットの中に配置された誘電体部16Edは、第1の壁部材401と第2の壁部材402の間で弾性的に挟持される。なお、第2の壁部材402に形成された溝の深さは、Oリング72が発生する反力によって誘電体部16Edが損傷しないように、設定されている。
図11に示すように、一実施形態において、プラズマ処理装置1Eは、着火モニタ74を更に備えていてもよい。着火モニタ74は、環状排気路40p内でのプラズマの着火を監視するように構成されている。着火モニタ74は、例えば、プラズマの発光をモニタする光学センサを含んでいてもよい。プラズマ処理装置1Eは、着火モニタ74によって環状排気路40p内でのプラズマの着火が検出されると、高周波電源30による高周波電力の発生を停止させてもよい。
以下、図12及び図13を参照する。図12は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における誘電体部及び環状排気ダクトの一部を示す図である。図13の(a)及び13の(b)の各々は、更に別の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における誘電体部及び環状排気ダクトの部分拡大図である。なお、図13の(a)は、軸線AXに直交する断面内での誘電体部の断面形状を示しており、図13の(b)は、軸線AXを含む断面内での誘電体部の断面形状及び環状排気路の壁部材の断面形状を示している。
一実施形態において、プラズマ処理装置1Eの環状排気ダクト40は、三つの凹部40rを提供していてもよい。三つの凹部40rは、環状排気路40pを画成する環状排気ダクト40の内周面40iから径方向内側に延び、且つ、周方向に沿って等間隔に配置されている。一実施形態においては、三つの凹部40rは、第1の壁部材401と第2の壁部材402によって、それらの間に画成されていてもよい。なお、プラズマ処理装置1Eの環状排気ダクト40は、三つ以上の凹部40rを提供してもよい。
また、誘電体部16Edは、三つの凸部16pを更に含んでいてもよい。三つの凸部16pは、三つの凹部40rの中にそれぞれ配置される。三つの凸部16pは、U字型の平面形状を有していてもよい。なお、誘電体部16Edは、三つ以上の凸部16pを凹部40rの個数の範囲内で提供してもよい。
プラズマ処理装置1Eによれば、誘電体部16Edが、第1の部分161Bの中で、弾性的に挟持されている。したがって、チャンバ10の側壁及び環状排気ダクト40を構成する壁部材が熱膨張等に起因して変形しても、誘電体部16Edの損傷が抑制される。また、誘電体部16Edと環状排気ダクト40を構成する壁部材との間に隙間が発生することが抑制される。
また、プラズマ処理装置1Eによれば、上述の三つの凸部16p及び三つの凹部40rにより、チャンバ10の側壁及び環状排気ダクト40を構成する壁部材が熱膨張等に起因して変形しても、誘電体部16Edの径方向及び周方向における位置の変化が抑制される。したがって、誘電体部16Edと環状排気ダクト40の同心性が維持される。
なお、プラズマ処理装置1Eは、誘電体部16Edの代わりに、図4又は図5に示す誘電体部16d及び絶縁性部材16i、或いは、図8に示す誘電体部60、絶縁性部材61、及び少なくとも一つの弾性リング62を備えていてもよい。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
例えば、種々の実施形態に係るチョーク構造は、チャンバ10の中の不要箇所への電磁波の伝搬を抑制することが可能であれば、チャンバ10の壁の任意の箇所に設けられていてもよい。
以上の説明から、本開示の種々の実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
1…プラズマ処理装置、10…チャンバ、12…基板支持部、14…導入部、16…チョーク構造、18…導波部、30…高周波電源。

Claims (26)

  1. チャンバと、
    そこから前記チャンバ内に電磁波が導入されるように設けられた導入部と、
    前記チャンバの壁に設けられており、それが設けられた箇所から前記チャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されたチョーク構造と、
    を備え、
    前記チョーク構造は、
    前記チャンバ内の空間に接続されたスリット状の第1の部分と、
    前記チャンバの前記壁の中で前記第1の部分から延びる第2の部分と、
    を含み、
    前記第2の部分における電磁波の電界の方向に沿った該第2の部分の長さは、前記第1の部分における電磁波の電界の方向に沿った該第1の部分の長さよりも長い、
    プラズマ処理装置。
  2. 前記第2の部分における前記電磁波の伝搬方向に沿った該第2の部分の長さは、前記第1の部分における前記電磁波の伝搬方向に沿った該第1の部分の長さよりも長い、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の部分における前記電磁波の伝搬方向及び前記第2の部分における前記電磁波の前記伝搬方向は、同一である、請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記チョーク構造は、前記第1の部分の中に設けられた誘電体部を更に含む、請求項1~3の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記チョーク構造は、前記第2の部分の中に設けられた誘電体部を更に含む、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記チャンバの前記壁は、前記チャンバの側壁であり、
    前記側壁は、該側壁の中心軸線に対して周方向に延び且つ前記チャンバ内の空間に連通する環状排気路を提供する環状排気ダクトを含んでおり、
    前記第1の部分は、前記環状排気ダクトを画成する壁に形成されており、前記中心軸線に対して周方向に延びており、
    前記第2の部分は、前記環状排気路である、
    請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記チャンバの前記側壁は、前記第1の部分の上側で延在する第1の壁部材と、該第1の壁部材から分離可能であり前記第1の部分の下側で延在する第2の壁部材と、を含み、
    前記第1の壁部材及び前記第2の壁部材は、それらの間に配置される前記誘電体部を弾性的に挟持している、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記チャンバの前記側壁は、前記第1の壁部材及び前記第2の壁部材から分離可能であり前記第1の壁部材及び前記第2の壁部材と共に前記環状排気ダクトを構成する第3の壁部材と、前記環状排気ダクトの下側で延在する第4の壁部材と、を更に含み、
    前記第1の壁部材は、前記第2の壁部材及び前記第3の壁部材の上に設けられており、前記環状排気路を上側から画成し、
    前記第2の壁部材は、前記第3の壁部材に対して内側で延在しており、前記第3の壁部材と共に前記環状排気路を下側から画成し、
    前記第2の壁部材は、Oリング及び/又はスパイラルスプリングガスケットからの反力により、前記誘電体部を押圧している、
    請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記環状排気ダクトは、前記環状排気路を画成するその内周面から径方向内側に延び、且つ、周方向に沿って等間隔に配置された三つ以上の凹部を提供しており、
    前記誘電体部は、前記三つ以上の凹部の中に配置される三つ以上の凸部を含んでいる、
    請求項7又は8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記誘電体部は、前記環状排気路の中まで延びている、請求項6~9の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記誘電体部は、前記環状排気路の中まで延びており、
    前記誘電体部は、複数の第1の部材及び複数の第2の部材を含み、
    前記複数の第1の部材及び前記複数の第2の部材は、前記第1の部分の中で前記周方向に沿って交互に配列されており、
    前記複数の第1の部材は、前記第1の部分に嵌合されており、
    前記複数の第2の部材の各々の厚さは、前記複数の第1の部材の各々の厚さよりも小さい、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記チョーク構造は、前記環状排気路の中で前記誘電体部を少なくとも部分的に覆うように設けられた絶縁性部材を更に含む、請求項10又は11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記絶縁性部材は、前記環状排気路の中で前記誘電体部の端部を除く部分又は前記誘電体部の全体を覆っている、請求項12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記絶縁性部材は、前記周方向において互いから分離された複数の部分を含む、請求項12又は13に記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記絶縁性部材は、環形状を有しており、該絶縁性部材の内周側から外周側に向けて延びる第1の切り込み部及び該絶縁性部材の外周側から内周側に向けて延びる第2の切り込み部を提供している、請求項12又は13に記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記第1の切り込み部と前記第2の切り込み部は、前記絶縁性部材の中心に対して90度以下の角度範囲内に設けられている、請求項15に記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記絶縁性部材は、各々が前記第1の切り込み部と前記第2の切り込み部を含む複数対の切り込み部を提供しており、
    前記複数対の切り込み部は、周方向に沿って配列されており、
    前記複数対の切り込み部の各々における前記第1の切り込み部と前記第2の切り込み部の間の周方向における間隔は、前記複数対の切り込み部の該周方向における間隔よりも狭い、請求項15又は16に記載のプラズマ処理装置。
  18. 前記第1の部分が形成された前記壁に前記絶縁性部材を押圧する弾性リングを更に備える、請求項12~17の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  19. 前記絶縁性部材は、弾性を有する、請求項12~18の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  20. 前記環状排気ダクトは、開口を提供する外周壁を含み、
    その排気路が前記開口を介して前記環状排気路に接続するように別の排気ダクトが前記環状排気ダクトに接続されており、
    前記開口を画成する一対の縁部を互いに電気的に接続する短絡部が、前記開口内に設けられている、
    請求項6~19の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  21. 前記第2の部分は空洞であり、該第2の部分の中の圧力は前記チャンバ内の前記空間における圧力よりも高い圧力に設定される、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  22. チャンバと、
    そこから前記チャンバ内に電磁波が導入されるように設けられた導入部と、
    前記チャンバの壁に設けられており、それが設けられた箇所から前記チャンバの内壁面に沿った下流への電磁波の伝搬を抑制するように構成されたチョーク構造と、
    を備え、
    前記チョーク構造は、
    前記チャンバ内の空間に接続されたスリット状の第1の部分と、
    前記第1の部分の中に設けられた誘電体部と、
    前記チャンバの前記壁の中で前記第1の部分から延びる第2の部分と、
    を含み、
    前記第2の部分は空洞であり、該第2の部分の中の圧力は前記チャンバ内の前記空間における圧力よりも高い圧力に設定される、
    プラズマ処理装置。
  23. 前記チョーク構造は、前記第2の部分を前記チャンバの外側の大気空間に連通させる通路を提供している、請求項21又は22に記載のプラズマ処理装置。
  24. 前記第2の部分にガスを供給するように構成されたガス供給部を更に備える、請求項21~23の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
  25. 前記ガスはフッ素含有ガスである、請求項24に記載のプラズマ処理装置。
  26. 前記チャンバの前記壁は、前記チャンバの側壁であり、
    前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記側壁の中心軸線に対して周方向に延びている、
    請求項1~5及び請求項21~25の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
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