JP2023010004A - モータ - Google Patents

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    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles

Abstract

【課題】高トルク化が妨げられることを抑制しつつ所望のコギングトルクの特性のモータを得る。【解決手段】モータ10は、マグネットを有するロータ12と、ステータ14と、を備えている。ステータ14は、複数のティース本体部40と、複数のティース先端部42と、を有するステータコア32と、コイル38と、を備えている。また、複数のティース先端部42は、寸法及び形状が互いに同一の形状及び寸法に設定された複数の第1ティース先端部50と、第1ティース先端部50に対して形状及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の第2ティース先端部52と、を含んで構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、モータに関する。
下記特許文献1には、ステータの径方向内側にロータが配置されたモータが開示されている。この文献に記載されたモータの一部を構成するステータは、巻線が巻かれた複数の巻線磁極と、巻線が巻かれていない複数の非巻線磁極と、を備えている。そして、複数の非巻線磁極は、周方向に隣合う一対の巻線磁極の間に配置されていると共に、周方向に一定の間隔で配置されている。これにより、コギングトルク、誘起電圧歪みおよび巻線係数を悪化させることなく、かつ、多極化による弊害を大きくすることなく、加振力ピーク間の周方向ピッチが大きいことに起因する振動や共振を抑制することが可能となっている。
特開2016-19389号公報
ところで、上記特許文献1に記載された構成では、巻線磁極に巻かれる巻線が配置されるスペースが、非巻線磁極を有することによって狭くなることが考えられる。その結果、モータの高トルク化が妨げられることが考えられる。また、上記特許文献1に記載された構成では、所望のコギングトルクの特性を得るという観点で改善の余地がある。
本開示は上記事実を考慮し、高トルク化が妨げられることを抑制しつつ所望のコギングトルクの特性のモータを得ることが目的である。
上記課題を解決するモータ(10、54、60、62)は、マグネット(20)を有し、回転可能に支持されたロータ(12)と、磁性材料を用いて形成され、周方向に間隔をあけて配置された複数のティース本体部(40)と、前記マグネットと対向して配置されかつ複数の前記ティース本体部における前記ロータ側の端部にそれぞれ形成された複数のティース先端部(42)と、を有するステータコア(32)と、導電性の巻線が巻回されることで複数の前記ティース本体部のまわりにそれぞれ形成された複数のコイル(38)と、を備えたステータ(14)であって、複数の前記ティース先端部は、寸法及び形状が互いに同一の形状及び寸法に設定された複数の第1ティース先端部(50)と、前記第1ティース先端部に対して形状及び寸法の少なくとも一方が異なる単一又は複数の第2ティース先端部(52)と、を含んで構成されている前記ステータと、を備えている。
この様に構成することで、高トルク化を図りつつ所望のコギングトルクの特性のモータを得ることができる。
第1実施形態のモータを模式的に示す平面図である。 第1実施形態のモータのステータの一部を拡大して示す拡大斜視図である。 第1実施形態のモータを示す斜視図である。 第2ティース先端部を有するティースの数とコギングトルクとの関係を示すグラフである。 第2ティース先端部の周方向への寸法とコギングトルクとの関係を示すグラフである。 第2実施形態のモータを模式的に示す平面図である。 第3実施形態のモータを模式的に示す平面図である。 第4実施形態のモータを模式的に示す平面図である。
(第1実施形態のモータ10)
図1~図3を用いて、本開示の第1実施形態に係るモータ10について説明する。なお、なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、後述するロータ12の回転軸方向一方側、回転径方向外側及び回転周方向一方側をそれぞれ示すものとする。また以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、ロータ12の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
図1~図3に示されるように、本実施形態のモータ10は、3相20極15スロットのモータであり、車両のアクチュエータとして用いられるモータである。このモータ10は、ステータ14と、ステータ14が磁気(磁界)を発生させることで回転するロータ12と、ロータ12の回転角度を検出するためのセンサ16(磁気センサ)と、を含んで構成されている。
ロータ12は、極数が20とされ、後述するステータ14の径方向内側に配置されている。このロータ12は、図示しない回転軸に固定された環状のロータコア18と、ロータコア18の外周部に固定された複数(20個)のマグネット20と、を備えている。図3に示されるように、ロータコア18は、筒状に形成された大径部22と、大径部22の径方向内側に配置されていると共に内径及び外径がそれぞれ大径部22の内径及び外径よりも小さく設定された小径部24と、を備えている。また、ロータコア18は、大径部22と小径部24とを径方向につなぐ接続部26を備えている。複数のマグネット20は、径方向外側から見て矩形状に形成されている。また、複数のマグネット20の径方向外側の面は、軸方向から見て径方向外側へ向けて凸状となっていると共に円筒面状に湾曲している。さらに、複数のマグネット20は、周方向に一定の間隔をあけて配置されている。すなわち、複数のマグネット20は、周方向に等間隔に配置されている。そして、複数のマグネット20は、ロータコア18の大径部22の径方向外側の面に固定されている。なお、本実施形態では、径方向外側がN極となっているマグネット20と径方向外側がS極となっているマグネット20とが、周方向に沿って交互に配置されている。
ステータ14は、環状に形成されたバックコア28と、バックコア28の径方向内側の面から径方向内側へ向けて突出する複数(15個)のティース30と、を有するステータコア32を備えている。なお、本実施形態のステータコア32は、磁性材料である鋼板材が軸方向に積層されることによって形成された積層コアである。また、ステータ14は、ステータコア32に取付けられたインシュレータ34と、ステータコア32の複数のティース30の周りに導電性の巻線36が巻回されることでそれぞれ形成されたコイル38を備えている。
ステータコア32の複数のティース30は、軸方向から見て略T字状に形成されており、周方向に等間隔に配置されている。また、本実施形態の複数のティース30は、軸方向から見て周方向に対称に形成されている。これらのティース30は、バックコア28の内周面から径方向内側へ向けて突出する角柱状のティース本体部40と、ティース本体部40の径方向内側の端部から周方向一方側及び他方側へそれぞれ延びるティース先端部42と、を備えている。複数のティース30のティース本体部40の形状及び寸法は、互いに同じ形状及び寸法に設定されている。ティース先端部42における径方向内側の面は、所定の曲率半径で周方向に湾曲している。
図2及び図3に示されるように、ステータコア32に取付けられたインシュレータ34は、樹脂材料等の絶縁性の材料を用いて形成されており、一例として軸方向へ2分割の構造となっている。このインシュレータ34は、バックコア28の軸方向の両端面を覆うバックコア被覆部44と、ティース30のティース本体部40を覆うティース本体部被覆部と、を備えている。また、インシュレータ34は、ティース先端部42の軸方向の両端面を覆うティース先端部被覆部46を備えている。このティース先端部被覆部46は、ティース本体部被覆部に対して軸方向に凸状に形成されている。また、ティース先端部被覆部46の周方向への寸法は、後述する第1ティース先端部50の周方向への寸法と対応する寸法に設定されている。なお、本実施形態では、複数のティース先端部被覆部46の形状及び寸法が互いに同じ形状及び寸法に設定されている。
コイル38は、インシュレータ34のティース本体部被覆部に覆われた各々のティース30のティース本体部40のまわりに導電性の巻線36が巻回されることによって形成されている。本実施形態では、15個のティース30のティース本体部40のまわりにそれぞれ15個のコイル38が形成されている。なお、本実施形態のコイル38は、各相のコイル38を構成する巻線36間が図示しない中性点ターミナルを介して接続されている。また、各相のコイル38を構成する巻線36の端末は、図示しない回路基板接続ターミナルにそれぞれ接続されている。
図3に示されるように、本実施形態のセンサ16は磁気センサである。このセンサ16は、矩形ブロック状に形成されたセンサ本体48を備えている。このセンサ本体48の中央部分が、マグネット20の磁気を検出する感受点とされている。また、センサ16は、センサ本体48から一方側へ向けて突出する図示しない接続部を備えている。この接続部が回路基板にハンダ付けで接合されることで、センサ16が回路基板に取付けられている。また、本実施形態では、センサ16のセンサ本体48が、周方向に隣り合う一対のティース30の間に配置されている。また、本実施形態では、3個のセンサ16が、ステータ14の周方向の一部分に集中して配置されている。
次に、本実施形態の要部の構成であるティース先端部42の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施形態では、複数のティース先端部42は、寸法及び形状が互いに同一の形状及び寸法に設定された複数(10個)の第1ティース先端部50と、第1ティース先端部50に対して形状及び寸法が異なる複数(5個)の第2ティース先端部52と、を含んで構成されている。
図1及び図2に示されるように、第1ティース先端部50は、周方向への寸法がW1とされていると共に軸方向への寸法がTに設定されている。この第1ティース先端部50の径方向への厚み寸法は、当該第1ティース先端部50の周方向の端部側へ向かうにつれて次第に小さくなっている。本実施形態の第1ティース先端部50は、軸方向から見て周方向に対称に形成されている。
第2ティース先端部52は、周方向への寸法W2が第1ティース先端部50の周方向への寸法がW1よりも小さな寸法に設定されていることを除いては第1ティース先端部50と同様に構成されている。本実施形態では、5個の第2ティース先端部52の寸法及び形状は、互いに同一の形状及び寸法に設定されている。また、本実施形態の第2ティース先端部52は、軸方向から見て周方向に対称に形成されている。
ここで、第2ティース先端部52を備えたティース30(ティース本体部40)は、周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている。
ところで、本実施形態のモータ10は、磁極数が20であるため、電気角360°と対応する機械角は36°である。ここで、周方向に隣合う一対のティース30の周方向の間隔は24°なっている。そこで、本実施形態では、周方向に隣り合う第2ティース先端部52を備えた一対のティース30の周方向の間隔を、電気角360°と対応する機械角36°と周方向に隣合う一対のティース30の周方向の間隔24°との最小公倍数72°に設定している。これにより、第2ティース先端部52を備えた5個のティース30(ティース本体部40)が、周方向に沿って等間隔に配置されている。なお、周方向に隣り合う第2ティース先端部52を備えた一対のティース30の間には、第1ティース先端部50を備えた2個のティース30が配置されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1~図3に示されるように、本実施形態のモータ10では、ステータ14のコイル38へ通電がなされて、ステータ14のまわりに回転磁界が発生することで、ロータ12が回転する。
また、ロータ12が回転すると、各々のセンサ16のセンサ本体48の径方向内側をロータ12の複数のマグネット20が順次通過する。そして、各々のセンサ16のセンサ本体48の位置における複数のマグネット20の磁束密度の変化が、各々のセンサ16によって検出されることで、ロータ12の回転角度や回転速度等を算出することができる。
また、本実施形態では、第1ティース先端部50と異なる寸法及び形状の第2ティース先端部52を設けている。これにより、全てのティース30を第1ティース先端部50を有する構成とした場合に比べて、モータ10のコギングトルクを高めることができる。また、本実施形態では、モータ10のコギングトルクを高めるために、周方向に隣り合うティース30の間に補助ティース等の非巻線磁極を設けることが不要となる。これにより、補助ティース等の非巻線磁極を設けることによる占積率の低下が抑制され、モータ10の高トルク化が妨げられることを抑制することができる。すなわち、本実施形態では、高トルク化が妨げられることを抑制しつつ所望のコギングトルクの特性のモータ10を得ることができる。
ここで、図4には、第2ティース先端部52を有するティース30の数を横軸とし、コギングトルクの値を縦軸としたグラフが示されている。この図に示されるように、第2ティース先端部52を有するティース30の数を1個から5個に増やすにつれて、コギングトルクを高めることができる。なお、第2ティース先端部52を有するティース30の数は、コギングトルクの要求値等を考慮して適宜設定すればよい。
また、図5には、第2ティース先端部52の周方向への寸法W2を横軸とし、コギングトルクの値を縦軸としたグラフが示されている。この図に示されるように、第2ティース先端部52の周方向への寸法W2を小さくするにつれて、コギングトルクを高めることができる。なお、第2ティース先端部52の周方向への寸法W2は、コギングトルクの要求値等を考慮して適宜設定すればよい。
また、図1に示されるように、本実施形態では、複数の第2ティース先端部52の寸法及び形状は、互いに同一の形状及び寸法に設定されている。これに加えて、第2ティース先端部52を有するティース30(ティース本体部40)が、周方向に沿って等間隔に配置されている。これにより、前述のようにコギングトルクを高めつつ、ロータ12の回転中に不規則な振動及び騒音が発生することを抑制することができる。
また、図2に示されるように、本実施形態では、インシュレータ34のティース先端部被覆部46の周方向への寸法が、第1ティース先端部50の周方向への寸法と対応する寸法に設定されている。これにより、第1ティース先端部50及び第2ティース先端部52を有するステータコア32に取付けられるインシュレータ34と、第1ティース先端部50のみを有するステータコア32に取付けられるインシュレータ34と、を共用することができる。
(第2実施形態に係るモータ54)
次に、図6を用いて第2実施形態に係るモータ54について説明する。なお、第2実施形態に係るモータ54において前述の第1実施形態に係るモータ10と対応する部材及び部分には、第1実施形態に係るモータ10と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図6に示されるように、本実施形態のモータ54は、3相10極12スロットのモータである。このモータ54は、12個のティース30のまわりにそれぞれコイル38が形成されたステータ14と、10個のマグネット20を有すると共に10個のマグネット20が周方向に沿って等間隔に配置されたロータ12と、を含んで構成されている。なお、本実施形態では、径方向外側がN極となっているマグネット20と径方向外側がS極となっているマグネット20とが、周方向に沿って交互に配置されている。また、本実施形態のモータ54では、5個の第2ティース先端部52の形状及び寸法が互いに異なる形状及び寸法となっている。
ここで、5個の第2ティース先端部52を周方向に沿って順番に第2ティース先端部52A1、第2ティース先端部52A2、第2ティース先端部52A3、第2ティース先端部52A4、第2ティース先端部52A5と呼ぶことにする。
第2ティース先端部52A1は、前述の第1実施形態のモータ10の第2ティース先端部52と同様に構成されている。
第2ティース先端部52A2は、軸方向から見て周方向に非対称の形状に形成されている。この第2ティース先端部52A2は、当該第2ティース先端部52A2と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A3側へ向けて延出されている。また、第2ティース先端部52A2の径方向内側の面の周方向の中間部には、周方向への位置の変化量に対する径方向への位置の変化量の割合が切り替わる切替部としての屈曲部56A2が形成されている。
第2ティース先端部52A3は、軸方向から見て周方向に非対称の形状に形成されている。この第2ティース先端部52A3は、当該第2ティース先端部52A3と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A2側へ向けて延出されている。換言すると、この第2ティース先端部52A3は、当該第2ティース先端部52A3と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A4とは反対側へ向けて延出されている。また、第2ティース先端部52A3の径方向内側の面の周方向の中間部には、周方向への位置の変化量に対する径方向への位置の変化量の割合が切り替わる切替部としての屈曲部56A3が形成されている。
第2ティース先端部52A4は、軸方向から見て周方向に非対称の形状に形成されている。この第2ティース先端部52A4は、当該第2ティース先端部52A4と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A3とは反対側へ向けて延出されている。換言すると、この第2ティース先端部52A4は、当該第2ティース先端部52A4と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A5側へ向けて延出されている。また、第2ティース先端部52A4の径方向内側の面の周方向の中間部には、周方向への位置の変化量に対する径方向への位置の変化量の割合が切り替わる切替部としての屈曲部56A4が形成されている。なお、第2ティース先端部52A4と第2ティース先端部52A3とは、軸方向から見て周方向に反対の形状となっている。
第2ティース先端部52A5は、軸方向から見て周方向に非対称の形状に形成されている。この第2ティース先端部52A5は、当該第2ティース先端部52A5と周方向に隣り合う第2ティース先端部52A4側へ向けて延出されている。また、第2ティース先端部52A5の径方向内側の面の周方向の中間部には、周方向への位置の変化量に対する径方向への位置の変化量の割合が切り替わる切替部としての屈曲部56A5が形成されている。なお、第2ティース先端部52A5と第2ティース先端部52A2とは、軸方向から見て周方向に反対の形状となっている。
そして、第2ティース先端部52A1の周方向他方側の端58Aと、第2ティース先端部52A2の屈曲部56A2と、第2ティース先端部52A4の屈曲部56A4と、が周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている。なお、本実施形態のモータ54は、磁極数が10であるため、電気角360°と対応する機械角は72°である。具体的には、第2ティース先端部52A1の周方向他方側の端58Aと、第2ティース先端部52A2の屈曲部56A2と、の周方向一方側への間隔が72°となっている。また、第2ティース先端部52A1の周方向他方側の端58Aと、第2ティース先端部52A4の屈曲部56A4と、の周方向一方側への間隔が216°となっている。
また、第2ティース先端部52A1の周方向一方側の端58Bと、第2ティース先端部52A5の屈曲部56A5と、第2ティース先端部52A3の屈曲部56A3と、が周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている。具体的には、第2ティース先端部52A1の周方向一方側の端58Bと、第2ティース先端部52A5の屈曲部56A5と、の周方向他方側への間隔が72°となっている。また、第2ティース先端部52A1の周方向一方側の端58Bと、第2ティース先端部52A3の屈曲部56A3と、の周方向他方側への間隔が216°となっている。
以上説明した本実施形態のモータ54では、第2ティース先端部52A1の周方向他方側の端58Aと、第2ティース先端部52A2の屈曲部56A2と、第2ティース先端部52A4の屈曲部56A4と、が周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている。これに加えて、第2ティース先端部52A1の周方向一方側の端58Bと、第2ティース先端部52A5の屈曲部56A5と、第2ティース先端部52A3の屈曲部56A3と、が周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている。これにより、本実施形態のモータ54では、第2ティース先端部52A2、52A3、52A4、52A5の形状及び寸法が第2ティース先端部52A1の形状及び寸法と同じ形状及び寸法に設定されている構成と比べて、コギングトルクをより一層高めることができる。
また、各第2ティース先端部52A2、52A3、52A4、52A5が、軸方向から見て周方向に非対称の形状に形成されていると共に周方向の片側に延出している構成とすることにより、上記のようにコギングトルクを高める構成を容易に得ることができる。
(第3実施形態に係るモータ60)
次に、図7を用いて第3実施形態に係るモータ60について説明する。なお、第3実施形態に係るモータ60において前述の第1実施形態及び第2実施形態に係るモータ10、54と対応する部材及び部分には、第1実施形態及び第2実施形態に係るモータ10、54と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図7に示されるように、本実施形態のモータ60の構成は、ロータ12の一部を構成する複数のマグネット20の配置が異なることを除いては、第2実施形態のモータ54と同様に構成されている。
ここで、本実施形態では、10個のマグネット20が周方向に沿って等間隔に配置されていると仮定した位置に対して、5個のマグネット20が周方向他方側にずらして配置されている。本実施形態では、径方向外側がN極となっている5個のマグネット20又は径方向外側がS極となっている5個のマグネット20が、上記位置に対して周方向他方側にずらして配置されている。換言すると、10個のマグネット20のうち周方向に機械角72°間隔に配置された5個のマグネット20の磁極中心の位置が、10個のマグネット20が周方向に等間隔に配置された場合の位置に対して周方向他方側へずらして配置されている。なお、上記位置に対して周方向一方側にずらして配置された5個のマグネット20をオフセットマグネット20Aと呼ぶ。
以上説明した本実施形態のモータ60では、10個のマグネット20のうち5個のマグネット20がオフセットマグネット20Aとなっていることにより、第2実施形態のモータ54と比べてコギングトルクをより一層高めることができる。
(第4実施形態に係るモータ62)
次に、図8を用いて第4実施形態に係るモータ62について説明する。なお、第4実施形態に係るモータ62において前述の第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態に係るモータ10、54、60と対応する部材及び部分には、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態に係るモータ10、54、60と対応する部材及び部分と同じ符号を付して、その説明を省略することがある。
図8に示されるように、本実施形態のモータ62は、2個の第2ティース先端部52を備えている。ここで、一方の第2ティース先端部52を有するティース30(ティース本体部40)は、12個のティース30(ティース本体部40)が等間隔に配置されていると仮定した位置に対して周方向他方側へ6°ずらした位置に配置されている。これにより、一方の第2ティース先端部52を有するティース30と他方の第2ティース先端部52を有するティース30との周方向他方側への間隔が144°となっている。ここで、144°は、電気角360°と対応する機械角72°の2倍の角度である。
以上説明した本実施形態のモータ62では、一方の第2ティース先端部52を有するティース30(ティース本体部40)が、12個のティース30(ティース本体部40)が等間隔に配置されていると仮定した位置に配置されている構成と比べて、コギングトルクを高めることができる。
なお、以上説明した各実施形態では、20極15スロットのモータ10や10極12スロットのモータ54、60、62に本開示の構成を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、2極3スロット、4極6スロット、6極9スロット、8極12スロット、10極15スロット、12極18スロット等の2極3スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。また、4極3スロット、8極6スロット、12極9スロット、16極12スロット等の4極3スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。さらに、20極24スロット等の10極12スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。また、14極12スロット、28極24スロット等の14極12スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。さらに、8極9スロット、16極18スロット等の8極9スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。また、10極9スロット、20極18スロット等の10極9スロット系列のモータにも本開示の構成を適用することができる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 モータ、12 ロータ、14 ステータ、32 ステータコア、38 コイル、20 マグネット、40 ティース本体部、42 ティース先端部、50 第1ティース先端部、52 第2ティース先端部、54 モータ、56A2 屈曲部(切替部)、56A3 屈曲部(切替部)、56A4 屈曲部(切替部)、56A5 屈曲部(切替部)、58A 第2ティース先端部の周方向他方側の端(第2ティース先端部の周方向の端)、58B 第2ティース先端部の周方向一方側の端(第2ティース先端部の周方向の端)、60 モータ、62 モータ

Claims (7)

  1. マグネット(20)を有し、回転可能に支持されたロータ(12)と、
    磁性材料を用いて形成され、周方向に間隔をあけて配置された複数のティース本体部(40)と、前記マグネットと対向して配置されかつ複数の前記ティース本体部における前記ロータ側の端部にそれぞれ形成された複数のティース先端部(42)と、を有するステータコア(32)と、導電性の巻線が巻回されることで複数の前記ティース本体部のまわりにそれぞれ形成された複数のコイル(38)と、を備えたステータ(14)であって、複数の前記ティース先端部は、寸法及び形状が互いに同一の形状及び寸法に設定された複数の第1ティース先端部(50)と、前記第1ティース先端部に対して形状及び寸法の少なくとも一方が異なる単一又は複数の第2ティース先端部(52)と、を含んで構成されている前記ステータと、
    を備えたモータ(10、54、60、62)。
  2. 複数の前記第2ティース先端部を備え、
    前記ロータ側の端部に前記第2ティース先端部が形成された複数の前記ティース本体部が、周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている請求項1に記載のモータ。
  3. 複数の前記第2ティース先端部の寸法及び形状は、互いに同一の形状及び寸法に設定され、
    前記ロータ側の端部に前記第2ティース先端部が形成された複数の前記ティース本体部が、周方向に沿って等間隔に配置されている請求項2に記載のモータ。
  4. 複数の前記第2ティース先端部のうち少なくとも一部の前記第2ティース先端部における前記マグネット側の面には、周方向への位置の変化量に対する径方向への位置の変化量の割合が切り替わる切替部(56A2、56A3、56A4、56A5)が形成され、
    一の前記第2ティース先端部の周方向の端(58A、58B)又は前記切替部と、他の前記第2ティース先端部の周方向の端又は前記切替部と、が周方向に沿って電気角360°の整数倍と対応する機械角と同じ角度の間隔で配置されている請求項2又は請求項3に記載のモータ。
  5. 複数の前記第2ティース先端部のうち少なくとも一部の前記第2ティース先端部は、前記ティース本体部から周方向の一方側及び他方側の片側に延出していることにより、軸方向から見て周方向に非対称に形成されている請求項4に記載のモータ。
  6. 周方向に隣り合う一対の前記第2ティース先端部は、軸方向から見て周方向に非対称に形成されていると共に、一方の前記第2ティース先端部は他方の前記第2ティース先端部側へ向けて延出されかつ他方の前記第2ティース先端部は一方の前記第2ティース先端部側へ向けて延出されている請求項5に記載のモータ。
  7. 周方向に隣り合う一対の前記第2ティース先端部は、軸方向から見て周方向に非対称に形成されていると共に、一方の前記第2ティース先端部は他方の前記第2ティース先端部とは反対側へ向けて延出されかつ他方の前記第2ティース先端部は一方の前記第2ティース先端部とは反対側へ向けて延出されている請求項5又は請求項6に記載のモータ。
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