JP2023009868A - Egr装置 - Google Patents

Egr装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023009868A
JP2023009868A JP2021113504A JP2021113504A JP2023009868A JP 2023009868 A JP2023009868 A JP 2023009868A JP 2021113504 A JP2021113504 A JP 2021113504A JP 2021113504 A JP2021113504 A JP 2021113504A JP 2023009868 A JP2023009868 A JP 2023009868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr
passage
adapter
gas
port portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021113504A
Other languages
English (en)
Inventor
昌紀 佐伯
Masanori Saeki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2021113504A priority Critical patent/JP2023009868A/ja
Publication of JP2023009868A publication Critical patent/JP2023009868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】EGRバルブに冷却構造を設けずに、アルミニウム製のアダプタの腐食の発生を抑制することを目的とする。【解決手段】EGR装置は、エンジンから排出される排気の一部を吸気通路に還流するEGR装置であって、前記排気の一部の前記吸気通路への流量を調整するEGRバルブと、前記エンジンのシリンダヘッドの内部に設けられた少なくとも1つの気筒から前記排気の一部を取り出し、取り出した前記排気の一部を前記EGRバルブに供給する、前記シリンダヘッドに当接するアルミニウム製のアダプタと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、EGR装置に関する。
エンジンに設けられる吸気通路と排気通路とをガス通路で接続し、このガス通路を介して排気の一部をEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスとして吸気通路に還流する技術が知られている。ガス通路にはEGRガスの還流量を調整するためのEGRバルブが設けられている。EGRバルブによっては、EGRガスと冷却水の熱交換を行うためのバルブ用熱交換部が一体的に形成されている(例えば特許文献1参照)。
また、冷却水流通通路を備え、EGRガスを通過させてEGRガスを冷却するアルミ合金製の配管接続部材(以下、アダプタという)も知られている。アダプタはエンジンのシリンダヘッドに取り付けられ、冷却した後のEGRガスをEGRバルブへ排出する。EGRガスを冷却することにより、吸気充填効率の低下等を防止することができる(例えば特許文献2参照)。
特開2017-002787号公報 特開2010-084581号公報
ここで、バルブ用熱交換部といった冷却構造をEGRバルブに設けた場合、EGRバルブ(具体的にはバルブハウジング)が構造的に複雑になるという問題がある。一方、アダプタからEGRバルブにEGRガスを排出する場合、EGRバルブより上流のアダプタに高温のEGRガスがシリンダヘッドから流入する。エンジンの暖機時においてはエンジンを早期に暖機する観点から冷却水が循環しておらず、アダプタの冷却水流通通路に滞留する冷却水が沸騰する可能性がある。アダプタがアルミ合金を含むアルミニウム製である場合、冷却水の沸騰によってアダプタが腐食するおそれがある。
そこで、本発明では、EGRバルブに冷却構造を設けずに、アルミニウム製のアダプタの腐食の発生を抑制することを目的とする。
本発明に係るEGR装置は、エンジンから排出される排気の一部を吸気通路に還流するEGR装置であって、前記排気の一部の前記吸気通路への流量を調整するEGRバルブと、前記エンジンのシリンダヘッドの内部に設けられた少なくとも1つの気筒から前記排気の一部を取り出し、取り出した前記排気の一部を前記EGRバルブに供給する、前記シリンダヘッドに当接するアルミニウム製のアダプタと、を有する。
上記構成において、前記アダプタは、いずれか1つの前記気筒から前記排気の一部を取り出す構成としてもよい。
上記構成において、前記排気の一部を冷却する冷媒が流れる第1冷媒路を備えたEGRクーラをさらに有し、前記アダプタは、前記冷媒が流れる第2冷媒路を備え、前記冷媒は、前記第2冷媒路から前記EGRバルブを経由せずに前記第1冷媒路に流入する構成としてもよい。
本発明によれば、EGRバルブに冷却構造を設けずに、アルミニウム製のアダプタの腐食の発生を抑制することできる。
図1は車両の概略構成を示す模式図である。 図2はシリンダヘッドの内部概略構成を示す模式図である。 図3はEGR装置の作用を説明するグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両100はエンジン10と自動変速機30を搭載する。エンジン10はガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。エンジン10には気筒の燃焼室に空気を送り込む吸気通路11と、燃焼室で燃焼した燃焼ガスを排気として排出する排気通路12が接続されている。エンジン10のシリンダヘッド70には冷却水が流通するウォータジャケット20が設けられている。なお、図1及び後述する図2では、排気や吸気の流れを実線の矢印で示し、冷却水の流れを破線の矢印で示している。
シリンダヘッド70の内部には、図2に示すように、第1気筒71、第2気筒72、第3気筒73、第4気筒74といった複数の気筒群と、排気ポート75とが設けられている。図示しないが、エンジン10は1気筒あたり吸気バルブと排気バルブをそれぞれ2つ設けたバルブ機構を備えている。なお、本実施形態では、第1気筒71、第2気筒72、第3気筒73、第4気筒74の4つが列状に配置された直列4気筒エンジンを一例として説明するが、気筒数や気筒配置が異なる他の種類のエンジンであってもよい。
排気ポート75は第1ポート部75A、第2ポート部75B、第3ポート部75C、第4ポート部75D、及びEGRポート部75Eを含んでいる。第1ポート部75A、第2ポート部75B、第3ポート部75C、第4ポート部75D、及びEGRポート部75Eはそれぞれ排気が流入する流入口と、排気が流出する流出口を有する。例えば、第4気筒74の燃焼室は第4ポート部75Dの流入口と接続する。したがって、第4気筒74の燃焼室から排出された排気は第4ポート部75Dに流入する。第1気筒71、第2気筒72、及び第3気筒73については、第4気筒74と同様であるため、説明を省略する。
一方、第4ポート部75Dは2つの流出口を有し、一方の流出口は第1ポート部75Aの合流口と接続される。この一方の流出口より第4気筒74に近い他方の流出口はEGRポート部75Eの流入口と接続される。このため、第4ポート部75Dを流通する排気の一部がEGRガスとしてEGRポート部75Eに流入し、排気の残部が第1ポート部75Aに流入する。第1ポート部75Aでは第1気筒71と第4気筒74の排気が合流するため、排気の量が増大し、排気の温度が上昇する。言い換えれば、第4ポート部75Dには第4気筒74単独の排気が流通し、この排気の一部がEGRガスとして採用されるため、排気が合流した後の量に比べて少なく、合流した後の温度に比べて低下する。このようなEGRガスがEGRポート部75Eを流通する。
なお、第2ポート部75Bの流出口は第3ポート部75Cの合流口と接続される。第3ポート部75Cの流出口が第2ポート部75Bの合流口と接続されてもよい。第1ポート部75Aの流出口は第2ポート部75B又は第3ポート部75Cの合流口と接続される。第1ポート部75Aの流出口が第2ポート部75Bの合流口に接続された場合、第2ポート部75Bの流出口が排気通路12に接続される。第1ポート部75Aの流出口が第3ポート部75Cの合流口に接続された場合、第3ポート部75Cの流出口が排気通路12に接続される。したがって、排気通路12には第4気筒74の燃焼室から排出された排気の残部だけでなく、第1気筒71から第3気筒73の各燃焼室から排出された排気が合流した排気が流入する。
このように、本実施形態では第1ポート部75Aと第4ポート部75Dを接続し、第2ポート部75Bと第3ポート部75Cを接続し、接続後の2つのポート部をさらに接続する排気ポート75が採用されている。このような接続形態はデュアル型などと呼ばれることがある。
また、本実施形態では、シリンダヘッド70とは別体である多岐管の排気通路12が採用されずに、シリンダヘッド70の内部でシリンダヘッド70と一体となる多岐路の排気ポート75が採用されている。したがって、排気通路12に流入する排気はEGRポート部75Eに流入するEGRガスに比べて量が多く、高温になる。言い換えれば、EGRポート部75Eに流入するEGRガスは、排気通路12に流入する排気に比べて量が少なく、低温になる。
図1及び図2に示すように、シリンダヘッド70にはEGR装置の一部としてアルミニウム製のアダプタ13Aが設けられている。アダプタ13Aをアルミニウム製とすることで鋳鉄と同等又は鋳鉄に近い耐熱性を確保しつつ、アダプタ13Aの原価を低減することができる。図1及び図2に示すように、アダプタ13Aの内部には冷媒路13Xと冷媒路13Xとは独立したガス通路(不図示)とが設けられている。図2に示すように、EGRポート部75Eの流出口がアダプタ13Aのこのガス通路と接続されている。したがって、EGRポート部75Eを流通するEGRガスはアダプタ13Aのガス通路に流入する。アダプタ13Aでは、アダプタ13Aのガス通路を流通するEGRガスと冷媒路13Xを流通する冷却水とが熱交換するように構成されている。
図1及び図2に示すように、アダプタ13Aはシリンダヘッド70に当接して取り付けられる。このため、エンジン10の暖機時にシリンダヘッド70からアダプタ13AにEGRガスが流入しても、アダプタ13Aの熱はアダプタ13Aとシリンダヘッド70との当接面を介してシリンダヘッド70に移動する。エンジン10の暖機時においては、EGRガスが流入したアダプタ13Aよりシリンダヘッド70の方が低温であると想定される。これにより、アダプタ13Aの熱を放出することができる。
特に、第4気筒74単独のEGRガスがシリンダヘッド70からアダプタ13Aに流入するため、第1気筒71から第4気筒74全てのEGRガスに比べて、アダプタ13Aに流入するEGRガスは低温になる。低温のEGRガスの熱がアダプタ13Aからシリンダヘッド70に移動するため、アダプタ13Aの温度はほとんど上昇しないか、上昇が制限される。これにより、エンジン10の暖機時に冷却水が循環していなくても、冷媒路13Xに滞留する冷却水の沸騰を抑えることができ、結果的に、アダプタ13Aがアルミニウム製であっても腐食の発生を抑えることができる。
例えば排気通路12が多岐路である場合(いわゆるエキゾーストマニホールド)、第4気筒74の排気が流れる部分にアダプタ13Aを排気通路12に取り付けることも想定される。しかしながら、この場合、排気通路12の吸熱量はシリンダヘッド70に比べて少ないと想定され、アダプタ13Aの熱の放出効果は低いと想定される。また、排気通路12にアダプタ13Aを取り付けるよりシリンダヘッド70に取り付ける方が容易であると想定される。
図1に示すように、アダプタ13Aと吸気通路11には、アダプタ13Aから流出するEGRガスを吸気通路11に還流するためのEGR通路13が接続されている。また、EGR通路13にはEGRガスの吸気通路11への流量を調整するためのEGRバルブ14がEGR装置の一部として設けられている。EGRバルブ14にはアダプタ13AからのEGRガスを供給される。
EGRバルブ14の下流側には、EGR装置の一部としてステンレス製のEGRクーラ17が設けられている。EGRクーラ17の内部には冷媒路17Xと冷媒路17Xとは独立したガス通路(不図示)が設けられている。EGRクーラ17では、EGRクーラ17のガス通路を流れるEGRガスと冷媒路17Xを流れる冷却水とが熱交換する。この冷却水は、アダプタ13Aの冷媒路13XからEGRバルブ14を経由せずに冷媒路17Xに流入して通過し、EGRクーラ17から流出する。すなわち、EGRバルブ14は冷却構造を備えておらず、結果的にEGRバルブ14の複雑化を回避することができる。エンジン10の暖機時においては冷却水が循環していないため、冷媒路17Xに滞留する冷却水が沸騰する可能性があるが、EGRクーラ17はステンレス製であるため、EGRクーラ17は腐食しないか又は腐食は極めて限定的である。
図1に示すように、車両100にはエンジン10の各部位の潤滑や作動油として用いられるエンジンオイルと冷却水とが熱交換するオイルクーラ25が設けられている。オイルクーラ25にはエンジンオイルが流れるオイル通路26が接続されている。エンジンオイルはオイル通路26を通じてオイルクーラ25に導入されて冷却水と熱交換された後に、エンジン10の各潤滑部位などに戻される。
自動変速機30はトルクコンバータ31を介してエンジン10と接続されている。自動変速機30には、自動変速機30を作動するための作動油、すなわちオートマチックトランスミッションフルード(以下、ATFという)が収容されている。車両100にはこのATFと冷却水とが熱交換するATFウォーマ35が設けられている。ATFウォーマ35には自動変速機30内のATFが流れるATF通路37が接続されている。ATFがATF通路37を通じてATFウォーマ35に導入され、冷却水と熱交換された後に、ATF通路37を通じて自動変速機30内に戻される。
車両100は、冷却水が循環する冷却水回路40を備えている。冷却水回路40では、上述したウォータジャケット20の入口であるウォータジャケット入口21に入口側通路41の下流端が接続されている。入口側通路41の途中にはウォータポンプ45が接続されている。ウォータポンプ45はエンジン10の出力軸であるクランク軸の回転に伴って駆動される。また、ウォータジャケット20の出口であるウォータジャケット出口22は、出口側通路42を介して流量調整バルブ46の流入口47に接続されている。
流量調整バルブ46は、上述した流入口47と第1流出口48Aと第2流出口48Bと第3流出口48Cを備えている。流入口47と第1流出口48Aと第2流出口48Bと第3流出口48Cはいずれも流量調整バルブ46の内部空間に通じている。流量調整バルブ46の内部空間には弁体が収容されている。弁体を制御することにより、流入口47と第1流出口48Aとの開通状態と遮断状態を調整することができる。同様に、弁体を制御することにより、流入口47と第2流出口48Bとの開通状態と遮断状態や、流入口47と第3流出口48Cとの開通状態と遮断状態も調整することができる。
流量調整バルブ46の第1流出口48Aには、第1熱交換通路50の上流端が接続されている。流量調整バルブ46の第2流出口48Bには、第2熱交換通路51の上流端が接続されている。第1熱交換通路50の下流端と第2熱交換通路51の下流端とは合流し、入口側通路41の上流端に接続されている。第1熱交換通路50ではオイルクーラ25とATFウォーマ35とが並列に接続された並列通路50bが接続されている。第2熱交換通路51の途中には、ラジエータ55が接続されている。
流量調整バルブ46の第3流出口48Cには、第3熱交換通路52の上流端が接続されている。第3熱交換通路52の下流端はアダプタ13Aの冷媒路13Xの入口に接続されている。アダプタ13Aの冷媒路13Xの出口には第4熱交換通路53の上流端が接続されている。第4熱交換通路53の下流端はEGRクーラ17の冷媒路17Xに接続されている。EGRクーラ17の冷媒路17Xの出口には第5熱交換通路54の上流端が接続されている。第5熱交換通路54の下流端は出口側通路42と合流する。
車両100には、冷却水回路40における冷却水の流通状態や温度制御を行うためのECU(Electronic Control Unit)60が設けられている。ECU60は、CPU(Central Processing Unit)、各種プログラムやマップ等を予め記憶したROM(Read Only Memory)、CPUの演算結果等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、入力インターフェース、出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。
ECU60は、車両100に設けられる各種センサの信号が入力されることにより、冷却水回路40を流れる冷却水の温度や流通状態、遮断状態を調整する。各種センサとしては、吸入空気量を検出するエアフロメータ61、クランク軸の回転速度である機関回転速度を検出する回転速度センサ62が挙げられる。また、各種センサとして、アクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量を検出するアクセルセンサ63、車速を検出する車速センサ64も挙げられる。さらに、各種センサとして、ウォータジャケット出口22から流出して出口側通路42を流れる冷却水の温度に対応する検出又は推定する水温センサ65も挙げられる。ECU60は、これら各種センサの検出信号に基づいて、流量調整バルブ46及びEGRバルブ14を制御することで、冷却水回路40を流れる冷却水の温度や流通状態、遮断状態を調整する。
図3を参照して、本実施形態の作用について説明する。まず、エンジン10の暖機時においては、ECU60はEGRバルブ14と流量調整バルブ46を全閉に制御する。これにより、EGRガスはアダプタ13Aの内部に設けられたガス通路を通過してEGRバルブ14に流入し、EGRバルブ14の内部で滞留する。
また、流量調整バルブ46は全閉に制御されているため、冷却水回路40には冷却水が循環しない。このため、アダプタ13Aの内部に設けられた冷媒路13Xの冷却水はアダプタ13Aを通過するEGRガスと熱交換を行うことができない。したがって、アダプタ13Aのガス通路にEGRガスが流入することで、ガス通路内のガスの温度であるアダプタガス温は徐々に上昇する。このガスはEGRガスであってもよいし、EGRガスと空気の混合気であってもよいし、
しかしながら、アダプタガス温が上昇しても、アダプタ13Aはシリンダヘッド70に当接するため、アダプタ13Aの熱はシリンダヘッド70に移動する。このため、冷媒路13Xの冷却水の温度上昇は冷却水の沸点を超える傾斜で上昇する比較例の場合と比べ、沸点に到達しない状態に抑制される。これにより、アダプタ13Aの腐食を抑えることができる。
なお、EGRバルブ14は全閉に制御されているため、EGRバルブ14の下流に配置されたEGRクーラ17にはEGRガスが流入しない。したがって、EGRクーラ17の内部に設けられたガス通路内の空気の温度がクーラガス温としてその温度のまま維持される。
また、EGRバルブ14にはEGRガスが滞留するため、EGRバルブ14のバルブ壁の温度は上昇する。EGRバルブ14の熱はEGR通路13を介してEGRクーラ17に伝導するため、EGRクーラ17に設けられたフィンの温度も上昇する。ECU60は、時間が経過し、エンジン10の暖機完了を判断すると、EGRバルブ14と流量調整バルブ46を異なるタイミングで全開に制御する。なお、ECU60は、各種センサの検出結果に基づいて、EGRバルブ14と流量調整バルブ46の開度を数十パーセント(例えば10%や70%など)に制御してもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、冷却水を冷媒の一例として説明したが、冷媒は不凍液であってもよい。
また、上述した実施形態ではEGRポート部75Eの流入口は第4ポート部75Dの他方の流出口と接続されていたが、第4ポート部75Dに特に限定されない。例えば、第4ポート部75Dに代えて、第1ポート部75A、第2ポート部75B、第3ポート部75Cのいずれか1つに新たな流出口を設け、この新たな流出口にEGRポート部75Eの流入口を接続してもよい。また、第1ポート部75A、第2ポート部75B、第3ポート部75Cの少なくとも2つに新たな流出口を設け、これらの流出口にEGRポート部75Eの流入口を接続してもよい。
さらに、上述したエンジン10は過給機を備えていてもよい。この場合、燃焼室には過給機のコンプレッサと吸気通路11を順に経由した空気が送り込まれ、排気通路12から排出される排気が過給機のタービンに送り込まれる。
10 エンジン
11 吸気通路
12 排気通路
13 EGR通路
13A アダプタ(EGR装置の一部)
13X 冷媒路(第2冷媒路)
14 EGRバルブ(EGR装置の一部)
17 EGRクーラ(EGR装置の一部)
17X 冷媒路(第1冷媒路)
70 シリンダヘッド
71,72,73,74 第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒
75 排気ポート
75D 第4ポート部
75E EGRポート部

Claims (3)

  1. エンジンから排出される排気の一部を吸気通路に還流するEGR装置であって、
    前記排気の一部の前記吸気通路への流量を調整するEGRバルブと、
    前記エンジンのシリンダヘッドの内部に設けられた少なくとも1つの気筒から前記排気の一部を取り出し、取り出した前記排気の一部を前記EGRバルブに供給する、前記シリンダヘッドに当接するアルミニウム製のアダプタと、
    を有するEGR装置。
  2. 前記アダプタは、いずれか1つの前記気筒から前記排気の一部を取り出す、
    ことを特徴とする請求項1に記載のEGR装置。
  3. 前記排気の一部を冷却する冷媒が流れる第1冷媒路を備えたEGRクーラをさらに有し、
    前記アダプタは、前記冷媒が流れる第2冷媒路を備え、
    前記冷媒は、前記第2冷媒路から前記EGRバルブを経由せずに前記第1冷媒路に流入する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のEGR装置。
JP2021113504A 2021-07-08 2021-07-08 Egr装置 Pending JP2023009868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021113504A JP2023009868A (ja) 2021-07-08 2021-07-08 Egr装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021113504A JP2023009868A (ja) 2021-07-08 2021-07-08 Egr装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023009868A true JP2023009868A (ja) 2023-01-20

Family

ID=85118873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021113504A Pending JP2023009868A (ja) 2021-07-08 2021-07-08 Egr装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023009868A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7263954B2 (en) Internal combustion engine coolant flow
US20110023797A1 (en) Cooling system
US20080060592A1 (en) Split Cooling System for an Internal Combustion Engine
US20160363038A1 (en) Heat exchange apparatus of vehicle
JP2006348793A (ja) 内燃機関の排気還流装置
JP4288200B2 (ja) 高、低温冷却系を備えた内燃機関
JP2011047305A (ja) 内燃機関
JP5541371B2 (ja) エンジンの冷却装置
KR101734769B1 (ko) 오일 온도를 제어할 수 있는 하이브리드형 인터쿨러 시스템 및 그 제어방법
JP5321419B2 (ja) Egrガス冷却装置
CN216198425U (zh) 一种发动机冷却系统和车辆
JP5565283B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2013002307A (ja) 過給機の冷却装置
JP5490987B2 (ja) エンジンの冷却装置
US20200088086A1 (en) Engine cooling system
JP2023009868A (ja) Egr装置
JPS63195314A (ja) 水冷式エンジンの冷却装置
JP6131937B2 (ja) ロータリピストンエンジンの冷却装置
JP2002147291A (ja) クーラ付き排ガス再循環装置
JP2017089586A (ja) 車両の冷却装置
US11680510B1 (en) Cooling device for internal combustion engine and cooling method of internal combustion engine
CN111206980B (zh) 发动机水套和具有该发动机水套的发动机冷却系统
JP2011252454A (ja) 内燃機関の冷却装置
US20230331077A1 (en) Vehicle and engine thereof
JP2019157757A (ja) シリンダヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240212