JP2019157757A - シリンダヘッド - Google Patents

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JP2019157757A
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篤史 駒田
Atsushi Komada
篤史 駒田
邦彦 坂田
Kunihiko Sakata
邦彦 坂田
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【課題】シリンダヘッドは、油温の過度な上昇を抑制することを課題とする。【解決手段】シリンダヘッドは、シリンダヘッド本体に設けられ、上側開口部と下側開口部を有し、前記シリンダヘッド内のオイルをオイルパンへ戻すオイル落とし通路と、前記シリンダヘッド本体の排気側側面に入口側開口部を備え、前記シリンダヘッド本体の他の側面に出口側開口部を備え、前記オイル落とし通路と交差するヘッド内EGR通路と、を備え、前記オイル落とし通路は、前記ヘッド内EGR通路のEGRガス流れの上流側の壁面の周囲に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダヘッドに関する。
従来、シリンダヘッド内にウォータジャケットを形成するとともに、EGR通路(排気ガス再循環通路)を通過させるシリンダヘッド構造の提案が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシリンダヘッド構造では、EGR通路のウォータジャケットから離れた側に、EGR通路に沿って延びるオイル通路が形成されている。オイル通路には、バルブ駆動制御に用いられるオイルが流通している。このような特許文献1のシリンダヘッド構造は、オイルをEGRガスの冷却媒体として、EGRガスの冷却性の向上を図っている。
特開2008−45498号公報
しかしながら、特許文献1のシリンダヘッド構造は、EGRガスの流量が多い場合や、EGRガスが高温である場合等、EGRガスの熱量が増すと、オイル通路内を流通するオイルの粘度が低くなり、バルブ駆動制御の精度が低下することが懸念される。オイルの粘度が低くなるのは、EGRガスの熱によって油温が上昇することに起因する。
そこで、本明細書開示のシリンダヘッドは、油温の過度な上昇を抑制することを課題とする。
本明細書に開示されたシリンダヘッドは、シリンダヘッド本体に設けられ、上側開口部と下側開口部を有し、前記シリンダヘッド内のオイルをオイルパンへ戻すオイル落とし通路と、前記シリンダヘッド本体の排気側側面に入口側開口部を備え、前記シリンダヘッド本体の他の側面に出口側開口部を備え、前記オイル落とし通路と交差するヘッド内EGR通路と、を備え、前記オイル落とし通路は、前記ヘッド内EGR通路のEGRガス流れの上流側の壁面の周囲に設けられている。
本明細書開示のシリンダヘッドによれば、油温の過度な上昇を抑制することができる。
図1は実施形態のシリンダブロックを模式的に示す平面図である。 図2は実施形態のシリンダブロックの排気側の様子を模式的に示す側面図である。 図3は実施形態のシリンダブロックのリア側の様子を模式的に示す説明図である。 図4はヘッド内EGR通路内を流れるEGRガスの温度分布を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
(実施形態)
図1から図3を参照すると、3気筒である内燃機関30は、シリンダヘッド1を備える。シリンダヘッド1のシリンダヘッド本体1aには、オイル落とし通路2が設けられている。また、シリンダヘッド本体1aの排気側(EX側)側面1a1には、排気ポート3が設けられている。排気ポート3には、エキゾーストマニホールド4が取り付けられている。エキゾーストマニホールド4には、排気管5が接続されている。排気管5からは、EGR通路6が分岐している。EGR通路6は、シリンダヘッド本体1a内を通過するヘッド内EGR通路6aを含んでいる。EGR通路6のヘッド内EGR通路よりも下流側には、EGRクーラ7及びEGRバルブ8が設けられている。EGR通路6の他端は、吸気側に接続されており、EGRガス再循環経路が形成されている。なお、図2及び図3では、EGR通路6のヘッド内EGR通路6a以外の部分、EGRクーラ7及びEGRバルブ8は省略している。
シリンダヘッド1の下側には、シリンダブロック9が設けられている。シリンダブロック9内には、オイル落とし通路2と接続されたブロック内通路10が設けられている。シリンダブロック9の下側には、クランクケース11が設けられており、クランクケース11の下側には、オイルパン12が設けられている。クランクケース11とオイルパン12は、連続した空間を形成している。ブロック内通路10は、クランクケース11内に開口しており、オイル落とし通路2、ブロック内通路10を通過したオイルは、オイルパン12内へ戻される。オイルパン内には、図示内オイルストレーナが設けられている。オイルストレーナによって吸い上げられたオイルは、シリンダヘッド1に設けられた動弁機構等、内燃機関30における給油箇所へ分配され、供給される。
シリンダヘッド本体1aに設けられたオイル落とし通路2は、シリンダヘッド本体1aの上面側に上側開口部2aを備える。また、オイル落とし通路2は、シリンダヘッド本体1aの下面側に、ブロック内通路10が接続される下側開口部2bを備えている。このため、オイル落とし通路2は、概ね垂直方向(ピストンの往復動方向)に延びている。これにより、オイル落とし通路2は、動弁機構に供給されたシリンダヘッド本体1a内のオイルを下方に配置されたオイルパン12に戻すことができる。
ヘッド内EGR通路6aは、排気ポート3が設けられている排気側側面1a1に入口側開口部6a1を備え、シリンダヘッド本体1aの他の側面、本実施形態にあっては、リア(Rr)側側面1a2に出口側開口部6a2を備えている。ヘッド内EGR通路6aは、シリンダヘッド本体1aを概ね水平方向(シリンダの配列方向)に延びている。
オイル落とし通路2とヘッド内EGR通路6aとは、ともに、シリンダヘッド本体1aの肉部に穿設された状態とされている。このため、オイル落とし通路2を通過するオイルと、ヘッド内EGR通路6aを通過するEGRガスとの間で肉部を介して熱交換が行われる。このため、オイル落とし通路2を通過するオイルが、ヘッド内EGR通路6aを通過するEGRガスによって温められる。油温は水温と比較して上昇し難いが、EGRガスから熱を得ることで油温を上昇させ易くなる。この結果、内燃機関30の冷間始動時等に、オイルが早期に昇温し、内燃機関30の暖機が促進される。内燃機関30の暖機が促進されると、内燃機関30の各部のフリクションが低減され、燃費等の面で有利となる。
ここで、オイル落とし通路2とヘッド内EGR通路6aとの位置関係について説明する。図4を参照すると、ヘッド内EGR通路6a内を流れるEGRガスの温度分布が示されている。図4では、ハッチングの濃淡によって温度分布を示しており、濃い部分ほど温度が高いことを示している。図4によれば、EGRガスが導入される入口側開口部6a1に近いほど温度が高いことが分かる。このため、ヘッド内EGR通路6aにEGRガスが流れているとき、ヘッド内EGR通路6aの壁面6aaの温度も、EGRガス流れの下流側よりも上流側の方が高くなる。そこで、本実施形態のオイル落とし通路2は、ヘッド内EGR通路6aのEGRガス流れの上流側の壁面6aaの周囲に設けられている。ここで、EGRガス流れの上流側とは、ヘッド内EGR通路6aの全長の半分よりも入口側開口部6a1側であり、EGRガス流れの下流側とは、ヘッド内EGR通路6aの全長の半分よりも出口側開口部6a2側である。本実施形態のオイル落とし通路2は、ヘッド内EGR通路6aのEGRガス流れの上流側の壁面6aaの周囲に設けられることで、油温を効果的に上昇させることができる。
なお、本実施形態では、リア側側面1a2に出口側開口部6a2を設けているが、出口側開口部6a2は、排気側側面1a1以外の側面であれば設けることができる。出口側開口部6a2を設ける位置は、配管や補器類のレイアウトを考慮して適宜選定することができる。
上述のように、本実施形態のオイル落とし通路2は、概ね垂直方向に延びており、ヘッド内EGR通路6aは、概ね水平方向に延びている。このため、オイル落とし通路2とヘッド内EGR通路6aは、概ね直交した状態に設けられている。仮に、例えば、ヘッド内EGR通路6aがオイル落とし通路2に沿うように設けられていると、熱交換に費やされる時間が長期化し、EGRガスが高温となっているときやEGRガス流量が多いときに、油温が上昇しすぎることが懸念される。本実施形態では、オイル落とし通路2とヘッド内EGR通路6aは、概ね直交した状態であり、オイルとEGRガスとが熱交換に供される時間は短い。このため、オイルの過度の温度上昇が抑制される。
本実施形態のオイル落とし通路2は、シリンダヘッド本体1a内のオイルをオイルパン12へ戻すのみであり、直接、動弁機構等へ供給されることはない。このため、油温や粘度等が動弁系の制御性に与える影響は小さい。また、シリンダヘッド1を流通するオイルの油温だけを急激に上昇させることもない。
内燃機関30の高負荷時にEGRガスを導入すると、出力が得にくくなることから、EGRバルブを閉じ、EGRガスの流通を抑制する制御が行われる。高負荷時には、油温が高くなるが、EGRガスの流通が抑制されることで、オイルの過度の温度上昇が抑制される。このような制御が積極的に行われない場合であっても、内燃機関30の高負荷時は、吸気と排気との間の差圧が小さいため、EGRガスの流量は制限されたものとなる。このような現象もオイルの過度の温度上昇の抑制に有利に働く。
本実施形態のシリンダヘッド1によれば、オイル落とし通路2をヘッド内EGR通路6aと交差させ、ヘッド内EGR通路6aの出口側開口部6a2よりも入口側開口部6a1に近い位置に設けた。これにより、油温の過度な上昇を抑制しつつ、暖機時の油温を上昇させることができる。
仮に、排気ポート3からオイルへ受熱させる仕組みとすると、内燃機関30の高負荷時には、高排気温度となり、EGRガス流量も増すことから、高油温であるにもかかわらず、さらに熱が付与されることとなる。これは、内燃機関30の信頼性上、大きな問題であり、これを解決するためには、大型のオイルクーラの設置等が必要となり、コストや搭載スペースの課題が生じることとなる。本実施形態のシリンダヘッド1であれば、これらの課題が生じることもない。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1 シリンダヘッド
1a シリンダヘッド本体
2 オイル落とし通路
2a 上側開口部
2b 下側開口部
3 排気ポート
6 EGR流路
6a ヘッド内EGR通路
6a1 入口側開口部
6a2 出口側開口部
6aa 壁面
7 EGRクーラ
8 EGRバルブ
9 シリンダブロック
10 ブロック内通路
11 クランクケース
12 オイルパン
30 内燃機関

Claims (1)

  1. シリンダヘッド本体に設けられ、上側開口部と下側開口部を有し、前記シリンダヘッド内のオイルをオイルパンへ戻すオイル落とし通路と、
    前記シリンダヘッド本体の排気側側面に入口側開口部を備え、前記シリンダヘッド本体の他の側面に出口側開口部を備え、前記オイル落とし通路と交差するヘッド内EGR通路と、を備え、
    前記オイル落とし通路は、前記ヘッド内EGR通路のEGRガス流れの上流側の壁面の周囲に設けられたシリンダヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106420A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Mazda Motor Corp エンジンの排気ガス還流通路構造

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JP2002106420A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Mazda Motor Corp エンジンの排気ガス還流通路構造

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