JP2023009540A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023009540A
JP2023009540A JP2021112917A JP2021112917A JP2023009540A JP 2023009540 A JP2023009540 A JP 2023009540A JP 2021112917 A JP2021112917 A JP 2021112917A JP 2021112917 A JP2021112917 A JP 2021112917A JP 2023009540 A JP2023009540 A JP 2023009540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
engine
injection amount
intake pressure
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021112917A
Other languages
English (en)
Inventor
亮治 山元
Ryoji Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2021112917A priority Critical patent/JP2023009540A/ja
Publication of JP2023009540A publication Critical patent/JP2023009540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】機関始動時のHC排出量を低減する。【解決手段】CPU72は、機関燃料のアルコール濃度を取得する処理と、取得したアルコール濃度に基づいてクランキング中の要求吸気圧を算出する処理と、クランクキング中の吸気圧が要求吸気圧以下となるようにクランキング中の機関回転速度及び吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を調整する負圧確保処理と、クランキング中の吸気圧が要求吸気圧以下になった以降に燃料噴射を開始する処理とを実行する。そして、同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定して、負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量としたときに、実行時噴射量は非実行時噴射量よりも少ない量に設定される。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
アルコール燃料とガソリン燃料とが混合された混合燃料を使用可能な内燃機関が知られている。そうした混合燃料中のアルコール濃度が高くなるほど、燃料は気化しにくくなるため、機関始動性が低下する。
そこで、例えば特許文献1に記載の内燃機関では、機関始動時の燃料噴射に先立って、クランキング中の吸気圧が既定値以下となるように負圧確保処理を実行するようにしている。そして、この負圧確保処理による減圧効果によって燃料が気化しやすい状態になってから、燃料噴射を開始するようにしている。
特開2014-137019号公報
ところで、上記負圧確保処理の実行により燃料の気化性は変化する。そのため、そうした気化性の変化に合わせて機関始動時の燃料噴射量を調整することにより、未燃燃料に由来するHC(炭化水素)排出量を低減することが望ましい。しかし、上記特許文献1に記載のものでは、そうした燃料噴射量の調整については考慮されておらず、この点において更なる改善の余地を残すものとなっている。
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された機関燃料を使用する内燃機関の制御装置である。前記内燃機関の出力軸には機関始動時のクランキングを行う電動機が繋がっている。そして、前記制御装置は、前記機関燃料のアルコール濃度を取得する処理と、取得した前記アルコール濃度に基づいてクランキング中の要求吸気圧を算出する処理と、クランクキング中の吸気圧が前記要求吸気圧以下となるようにクランキング中の機関回転速度及び吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を調整する負圧確保処理と、クランキング中の吸気圧が前記要求吸気圧以下になった以降に燃料噴射を開始する処理とを実行する。そして、同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定して、前記負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、前記負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量としたときに、前記実行時噴射量は前記非実行時噴射量よりも少ない量に設定される。
同構成によれば、機関始動に際して上記の負圧確保処理が実行される。これによりクランキング中の吸気圧は、アルコール濃度に基づいて算出される要求吸気圧以下となるように調整される。そして、クランキング中の吸気圧が要求吸気圧以下になった以降に燃料噴射が開始される。そのため、アルコール濃度が高い混合燃料であっても、そうしたクランキング中の吸気圧低下による減圧効果により気化が促進されることにより混合気の着火性が向上する。このようにして着火性が向上するため、機関始動時の燃料噴射量を少なくしても機関の始動性を適切に確保することができる。
そこで、同構成では、同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定したときに、負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量としたときに、実行時噴射量は非実行時噴射量よりも少ない量となるように設定される。このように、負圧確保処理が実行される場合には機関始動時の燃料噴射量が少なくされるため、機関始動時における未燃燃料の排出量、つまりHC排出量を低減することができる。
同構成によれば、
一実施形態にかかる内燃機関及び制御装置の構成を示す図である。 同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<内燃機関及び制御装置の構成>
図1に示すように、車両500には、複数の気筒#1~#4を備える内燃機関10が搭載されている。内燃機関10は、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された燃料を機関燃料として使用可能なフレキシブル燃料エンジンとして構成されている。なお、この混合燃料におけるアルコール燃料の割合は、0%以上100%以下の範囲で変化する。つまり、内燃機関10で使用される燃料としては、アルコール燃料のみ(混合燃料中のアルコール燃料の割合が「100%」の場合)、ガソリン燃料(混合燃料中のガソリン燃料の割合が「100%」の場合)のみ、そしてアルコール燃料とガソリン燃料とが混合された混合燃料が想定されている。
内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。
吸気通路12の下流部分に設けられた分岐管12aには、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射弁16が設けられている。
吸気通路12を流れる空気やポート噴射弁16から噴射された燃料は、吸気バルブ18の開弁に伴って各気筒#1~#4の燃焼室20に流入する。
また、内燃機関10の各気筒#1~#4には、燃焼室20内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁22がそれぞれ設けられている。それら筒内噴射弁22は、デリバリパイプ23に接続されている。デリバリパイプ23には、燃料タンク(図示略)からの燃料を加圧して同デリバリパイプ23に高圧燃料を送る高圧ポンプ300が接続されている。また、デリバリパイプ23には、筒内噴射弁22に供給される燃料の圧力である燃圧PFを検出する燃圧センサ89が取り付けられている。
燃焼室20内に供給された空気及び燃料の混合気は、点火プラグ24の火花放電に伴って燃焼に供される。そのときに生成される燃焼エネルギは、出力軸26の回転エネルギに変換される。
燃焼室20において燃焼に供された混合気は、排気バルブ28の開弁に伴い排気として排気通路30に排出される。
出力軸26は、動力分割装置を構成する遊星歯車機構50のキャリアCに機械的に連結されている。遊星歯車機構50のサンギアSには、第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記載)52の回転軸52aが機械的に連結されている。また、遊星歯車機構50のリングギアRには、第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記載)54の回転軸54aと駆動輪60とが機械的に連結されている。第1MG52は、機関出力を利用して発電を行う発電機として機能するとともに、内燃機関10の始動時には出力軸26のクランキングを行う始動用スタータ(電動機)として機能する。また、第2MG54は、駆動輪60の駆動力を発生する電動機として機能するとともに、車両500の減速時には回生ブレーキによる発電を行う発電機として機能する。
第1MG52及び第2MG54は、PCU(Power Control Unit)200を介してバッテリ250との間で電力の授受を行う。PCU200は、バッテリ250から入力された直流電圧を昇圧して出力するコンバータや、コンバータで昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して各MG52、54に出力するインバータなどを備えている。
制御装置70は、内燃機関10を制御対象とし、その制御量としてのトルクや排気成分比率等を制御するために、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、点火プラグ24、及び高圧ポンプ300等の内燃機関10の各操作部を操作する。なお、図1には、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、及び点火プラグ24のそれぞれの操作信号MS1~MS4を記載している。
また、制御装置70は、第1MG52を制御対象とし、その制御量である回転速度を制御すべく、PCU200を介してインバータを操作する。
また、制御装置70は、第2MG54を制御対象とし、その制御量であるトルクを制御すべく、PCU200を介してインバータを操作する。
制御装置70は、内燃機関10の制御量を制御するために、エアフローメータ80によって検出される吸入空気量Ga、クランク角センサ82の出力信号Scr、水温センサ86によって検出される冷却水温THWを参照する。また、制御装置70は、吸気圧センサ87によって検出される値であってスロットルバルブ14よりも下流側の吸気通路12内の圧力である吸気圧PMを参照する。また、制御装置70は、アルコールセンサ88によって検出される燃料中のアルコール濃度ADを参照する。また、制御装置70は、第1MG52や第2MG54の制御量を制御するために、第1MG52の回転角を検知する第1回転角センサ90の出力信号Sm1や、第2MG54の回転角を検知する第2回転角センサ92の出力信号Sm2を参照する。また、制御装置70は、アクセルセンサ94によって検出されるアクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量ACCPや、車速センサ95によって検出される車両500の車速SPを参照する。また、制御装置70は、PCU200が算出するバッテリ250の充電率(以下、SOCという)を参照する。
なお、図示はしないが、制御装置70は、内燃機関10の制御ユニットやPCU200の制御ユニットなど、複数の制御ユニットで構成されている。
制御装置70は、クランク角センサ82の出力信号Scrに基づいて機関回転速度NEを算出する。また、制御装置70は、機関回転速度NE及び吸入空気量Gaに基づいて、機関負荷率KLを算出する。ここで、機関負荷率KLとは、現状の機関回転速度NEにおいてスロットルバルブ14を全開とした状態で内燃機関10を定常運転したときの気筒流入空気量に対する、現在の気筒流入空気量の比率を表している。なお、気筒流入空気量は、吸気行程において各気筒に流入する吸気の量である。また、制御装置70は、出力信号Sm1に基づいて第1MG52の回転速度を算出する。また、制御装置70は、出力信号Sm2に基づいて第2MG54の回転速度を算出する。
制御装置70は、CPU72、ROM74、及び周辺回路76を備えており、それらが通信線78によって通信可能とされている。ここで、周辺回路76は、内部の動作を規定するクロック信号を生成する回路や、電源回路、リセット回路等を含む。制御装置70は、ROM74に記憶されたプログラムをCPU72が実行することにより各種の制御量を制御する。
例えば、制御装置70は、アクセル操作量ACCP及び車速SPに基づいて車両500の要求トルクを算出する。また、制御装置70は、車両500の要求トルクを満たすように内燃機関10の要求出力PEや、第1MG52及び第2MG54の出力トルクなどを制御する。
また、制御装置70は、既定の停止条件が成立すると内燃機関10の運転を自動停止させるとともに、既定の始動条件が成立すると内燃機関10を自動始動させる間欠運転を実施する。
<制御装置70が実行する処理について>
制御装置70は、機関始動時において図2に示す処理を実行する。
図2に、制御装置70が実行する処理の手順を示す。図2に示す処理は、ROM74に記憶されたプログラムをCPU72が実行することにより実現される。なお、図2に示す処理は、上述した間欠運転による機関の自動始動、あるいは車両運転者による機関始動操作が行われることによりクランキングが開始されると実行される。また、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって各処理のステップ番号を表現する。
図2に示す一連の処理において、CPU72は、アルコール濃度ADを取得する(S100)。
次に、CPU72は、取得したアルコール濃度ADが判定値ADref以上であるか否かを判定する(S110)。判定値ADrefは、後述の負圧確保処理の実行が望まれる程度に燃料の気化性が低下するアルコール濃度の最低値であり、予め定められている。
そして、アルコール濃度ADが判定値ADref以上であると判定する場合(S110:YES)、CPU72は、アルコール濃度ADに基づいて要求吸気圧PMdを算出する(S120)。要求吸気圧PMdは、アルコール濃度ADが判定値ADref以上の混合燃料についてその気化を促すために必要な負圧である。そして、CPU72は、アルコール濃度ADが高いほど要求吸気圧PMdの値が小さくなるように、つまり負圧が大きくなるように、予め定められたマップ等を参照して同要求吸気圧PMdの値を算出する。
次に、CPU72は、負圧確保処理を実行する(S130)。
この負圧確保処理は、吸気圧を低下させて吸気通路12や気筒内を減圧することにより、燃料噴射弁から噴射された燃料の気化を促す処理であり、CPU72は以下の処理を実行する。すなわち、CPU72は、要求吸気圧PMdに基づいてモータリング回転速度NEm及び目標開度TAtを算出する。モータリング回転速度NEmは、クランキング中の機関回転速度NEであり、第1MG52の回転速度制御を通じて調整される。目標開度TAtは、クランキング中のスロットルバルブ14の開度目標値である。CPU72は、要求吸気圧PMdが得られるモータリング回転速度NEm及び目標開度TAtを、予め定められたマップ等を参照して算出する。なお、基本的には、要求吸気圧PMdが小さいほどモータリング回転速度NEmは高い速度となるように算出される。また、要求吸気圧PMdが小さいほど目標開度TAtは小さい開度となるように、つまり閉じ側の開度となるように算出される。こうして、モータリング回転速度NEm及び目標開度TAtを算出すると、CPU72は、モータリング回転速度NEm及び目標開度TAtが得られるように第1MG52の回転速度及びスロットルバルブ14の開度を調整する。
次に、CPU72は、センサにて検出される吸気圧PMが要求吸気圧PMd以下であるか否かを判定する(S140)。そして、吸気圧PMが要求吸気圧PMd以下ではないと判定する場合には(S140:NO)、吸気圧PMが要求吸気圧PMd以下になるまでS140の処理を繰り返し実行する。
一方、S140にて吸気圧PMが要求吸気圧PMd以下であると判定する場合(S140:YES)、CPU72は、予め定められたマップ等を参照して機関始動時の燃料噴射量Qaを算出する(S150)。この燃料噴射量Qaは、ポート噴射弁16から噴射する燃料量と筒内噴射弁22から噴射する燃料量の和、つまり1つの気筒に対して供給される燃料量である。また、この燃料噴射量Qaは、次のような量である。
すなわち、同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定して、上記の負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量とする。そして、上記実行時噴射量は上記非実行時噴射量よりも少ない量に設定されるものであり、同実行時噴射量が燃料噴射量Qaとして設定される。
次に、CPU72は、燃料噴射時期が到来したタイミングで燃料噴射を開始して(S170)、本処理を終了する。
上記S110にて、アルコール濃度ADが判定値ADref以上ではないと判定する場合(S110:NO)、CPU72は、予め定められたマップ等を参照して機関始動時の燃料噴射量Qbを算出する(S160)。この燃料噴射量Qbも、ポート噴射弁16から噴射する燃料量と筒内噴射弁22から噴射する燃料量の和、つまり1つの気筒に対して供給される燃料量である。また、この燃料噴射量Qbとしては、アルコール濃度ADが判定値ADref未満である混合燃料を使用する場合において、燃焼に寄与する燃料量を機関始動時に適切に確保できる量が設定される。こうして燃料噴射量Qbを算出すると、次に、CPU72は、燃料噴射時期が到来したタイミングで燃料噴射を開始して(S170)、本処理を終了する。
<作用及び効果>
本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、機関始動に際して上記の負圧確保処理が実行される。これによりクランキング中の吸気圧は、アルコール濃度ADに基づいて算出される要求吸気圧PMd以下となるように調整される。そして、クランキング中の吸気圧が要求吸気圧PMd以下になった以降に燃料噴射が開始される。そのため、アルコール濃度が高い混合燃料であっても、そうしたクランキング中の吸気圧低下による減圧効果により気化が促進されることにより混合気の着火性が向上する。このようにして着火性が向上するため、機関始動時の燃料噴射量を少なくしても機関の始動性を適切に確保することができる。
そこで、本実施形態では、同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定して、負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量としたときに、負圧確保処理を実行する場合の機関始動時の燃料噴射量Qaを非実行時噴射量よりも少ない量に設定している。負圧確保処理が実行される場合には機関始動時の燃料噴射量が少なくされるため、機関始動時における未燃燃料の排出量、つまりHC排出量を低減することができる。
<変更例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図2に示したS140では、要求吸気圧PMdが得られているか否かをセンサで検出した吸気圧PMにて判定するようにした。この他、第1MG52の回転速度が上記モータリング回転速度NEm以上であり、且つスロットルバルブ14の開度が上記目標開度TAt以下である場合に要求吸気圧PMdが得られていると判定してもよい。
・SOCが少ない場合には、上記モータリング回転速度NEmが得られないおそれがある。また、上記負圧確保処理を実行すると機関始動時の消費電力が増加するため、SOCが少ないときに同負圧確保処理を実行すると、SOCが過度に低下するおそれがある。そこで、機関始動時のSOCに応じてモータリング回転速度NEmを制限してもよい。例えば、機関始動時のSOCが既定値以下の場合には、SOCが少ないときほどモータリング回転速度NEmが低い速度となるように同モータリング回転速度NEmを変更してもよい。なお、この場合において要求吸気圧PMdを確保することが困難になる場合には、機関始動時の燃料噴射量Qaを増量補正するようにしてもよい。また、機関始動時のSOCが既定値以下の場合には、上記負圧確保処理の実行を禁止してもよい。
・内燃機関10は、ポート噴射弁16を備えない内燃機関でもよい。また、内燃機関10は、筒内噴射弁22を備えない内燃機関でもよい。
・上記実施形態において、車両500の構成は上記実施形態の例に限定されない。例えば、第1MG52や第2MG54が搭載されておらず、内燃機関10のみを原動機として搭載する車両でもよい。この内燃機関10のみを原動機として搭載する車両の場合には、負圧確保処理の実行に際して第1MG52の代わりにスタータモータを利用すればよい。
・制御装置70としては、CPU72とROM74とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理するたとえばASIC等の専用のハードウェア回路を備えてもよい。すなわち、制御装置は、以下の(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するROM等のプログラム格納装置とを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラム格納装置と、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。ここで、処理装置およびプログラム格納装置を備えたソフトウェア実行装置や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。
10…内燃機関
12…吸気通路
14…スロットルバルブ
16…ポート噴射弁
20…燃焼室
22…筒内噴射弁
26…出力軸
30…排気通路
50…遊星歯車機構
52…第1モータジェネレータ
54…第2モータジェネレータ
60…駆動輪
70…制御装置
72…CPU
74…ROM
86…水温センサ
87…吸気圧センサ
88…アルコールセンサ
94…アクセルセンサ
95…車速センサ
200…PCU
250…バッテリ
500…車両

Claims (1)

  1. アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された機関燃料を使用する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の出力軸には機関始動時のクランキングを行う電動機が繋がっており、
    前記制御装置は、
    前記機関燃料のアルコール濃度を取得する処理と、
    取得した前記アルコール濃度に基づいてクランキング中の要求吸気圧を算出する処理と、
    クランクキング中の吸気圧が前記要求吸気圧以下となるようにクランキング中の機関回転速度及び吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を調整する負圧確保処理と、
    クランキング中の吸気圧が前記要求吸気圧以下になった以降に燃料噴射を開始する処理と、を実行するとともに、
    同一のアルコール濃度の機関燃料を使用すると仮定して、前記負圧確保処理を実行しない場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を非実行時噴射量とし、前記負圧確保処理を実行する場合において機関始動時に必要な燃料噴射量を実行時噴射量としたときに、前記実行時噴射量は前記非実行時噴射量よりも少ない量に設定される
    内燃機関の制御装置。
JP2021112917A 2021-07-07 2021-07-07 内燃機関の制御装置 Pending JP2023009540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021112917A JP2023009540A (ja) 2021-07-07 2021-07-07 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021112917A JP2023009540A (ja) 2021-07-07 2021-07-07 内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023009540A true JP2023009540A (ja) 2023-01-20

Family

ID=85118494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021112917A Pending JP2023009540A (ja) 2021-07-07 2021-07-07 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023009540A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581586B2 (ja) 内燃機関システム及びこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法
US9925974B2 (en) System and methods for improving fuel economy
US9856829B2 (en) System and methods for improving fuel economy
US9556817B2 (en) Fuel injection device for internal combustion engine
JP4042270B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2006258032A (ja) 車両の制御装置
US8904754B2 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
JP4281783B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005273530A (ja) 内燃機関の制御装置およびこれを備える自動車
JP2014092066A (ja) Egrバルブ故障検出装置
JP2010084660A (ja) ターボ過給機付直噴エンジンの制御方法及びその装置
JP2010116154A (ja) 車両の制御装置
JP5273547B2 (ja) エンジン制御装置
JP2017141790A (ja) 車両用制御装置
JP2023009540A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007120382A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両
JP2006144725A (ja) ハイブリッド車両の燃料噴射制御装置
JP2005207339A (ja) 内燃機関の制御装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の運転停止方法
US20190368438A1 (en) Vehicle system
CN112459912A (zh) 用于改善排气系统效率的方法和系统
JP2004270471A (ja) 内燃機関の排気制御装置
JP2007278167A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP2010203346A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2024080312A (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2024065320A (ja) 内燃機関の制御装置