JP2023009227A - 光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法 - Google Patents

光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサなどの付加的な検出機構を設けることなく接合異常を検出可能な光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法を提供する。【解決手段】光学センサであって、対象物へ照射する光を発生する光源装置と、対象物からの反射光を受光する受光部と、光源装置と光学的に結合される第1の光ファイバおよび受光部と光学的に結合される第2の光ファイバを融着して対象物へ向かう第3の光ファイバの一端と接合する分岐部と、第3の光ファイバの他端から反射がない状態において受光部により検出された受光量を基準検出量として、受光部において検出される受光量の基準受光量に対する増分が予め定められた範囲内にあるか否かに基づいて、第3の光ファイバと分岐部との接合部における接合異常の有無を判断する処理部とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法に関し、特に、対象物からの反射光に基づいて対象物との距離または対象物の変位を計測する光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法に関する。
近年、共焦点光学系などを用いた光学センサが広く開発されている。
特許文献1に記載された共焦点変位計は、処理装置と、計測ヘッドと、導光部と、PC(パーソナルコンピュータ)と、主表示部と、操作部とを備える。処理装置は、筐体と、投光部と、光分岐部と、受光部と、演算処理部と、電力供給部と、副表示部とを含む。導光部は、複数の光ファイバと、ファイバカプラと、ファイバコネクタとを含む。導光部は、処理装置と計測ヘッドとを光学的に接続する。
特開2017-116493号公報
特許文献1に記載の共焦点変位計において、導光部のファイバカプラは、投光部からの光を計測ヘッドを介して計測対象物へ出力し、計測対象物からの反射光を光分岐部を介して受光部に出力する。ここで、ファイバカプラに異常がある場合、投光部からの光が対象物に伝搬されず、計測ができなくなる可能性がある。このような光ファイバの接合異常を検出するためのセンサを設けると、コスト増になる問題がある。
この発明の目的は、センサなどの付加的な検出機構を設けることなく接合異常を検出可能な光学センサおよび光学センサにおける異常検出方法を提供することである。
本開示のある局面によれば、対象物からの反射光に基づいて対象物との距離または対象物の変位を計測する光学センサであって、対象物へ照射する光を発生する光源装置と、対象物からの反射光を受光する受光部と、光源装置と光学的に結合される第1の光ファイバおよび受光部と光学的に結合される第2の光ファイバを融着して対象物へ向かう第3の光ファイバの一端と接合する分岐部と、第3の光ファイバの他端から反射がない状態において受光部により検出された受光量を基準検出量として、受光部において検出される受光量の基準受光量に対する増分が予め定められた範囲内にあるか否かに基づいて、第3の光ファイバと分岐部との接合部における接合異常の有無を判断する処理部とを備える。
好ましくは、受光部は、入射する光強度の波長特性を出力するように構成されており、処理部は、基準検出量に対応する基準波長特性と受光部からの波長特性との差分に相当する差分波長特性に基づいて、増分が予め定められた範囲内にあるか否かを判断する。
好ましくは、処理部は、差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度が、全て予め定められた正の第1のしきい値以下であり、かつ1つ以上が正の第1のしきい値より小さい予め定められた正の第2のしきい値より大きい場合に、第3の光ファイバと分岐部との接合部に異常があると判断する。
好ましくは、処理部は、差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度の全てが正の第2のしきい値以下である場合に、光源装置からの光の発生に異常があると判断する。
好ましくは、処理部は、差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度が、全て正の第2のしきい値以下であり、かつ1つ以上が基準検出量の反転負値より大きい場合、光源装置が劣化したと判断し、差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度の全てが基準検出量の反転負値と実質的に同一の場合、光源装置からの光の発生が停止したと判断する。
好ましくは、処理部は、差分波長特性が示す各波長の強度を積算して面積値を算出するとともに、算出された面積値が予め定められた正の第1のしきい値以下であり、かつ正の第1のしきい値より小さい予め定められた正の第2のしきい値より大きい場合に、第3の光ファイバと分岐部との接合部に異常があると判断する。
好ましくは、処理部は、面積値が正の第2のしきい値以下である場合に、光源装置からの光の発生に異常があると判断する。
好ましくは、処理部は、面積値が正の第2のしきい値以下であり、かつゼロより大きい場合、光源装置が劣化したと判断し、面積値が実質的にゼロである場合、光源装置からの光の発生が停止したと判断する。
好ましくは、処理部は、第3の光ファイバと分岐部との接合部に異常がなく、かつ、光源装置からの光の発生に異常がない場合、受光部による検出信号を有効な計測信号として出力する。
好ましくは、処理部は、光源装置からの光の発生が停止したと判断した場合、光源装置の投光を停止する。
好ましくは、通知部をさらに備え、処理部は、第3の光ファイバと分岐部との接合部に異常があると判断した場合または光源装置が劣化したと判断した場合、通知部から異常の旨を通知する。
本開示の他の局面によれば、対象物からの反射光に基づいて対象物との距離または対象物の変位を計測する光学センサにおける異常検出方法であって、光源装置が発生する光を対象物へ照射し、受光部により検出される受光量を基準検出量として取得するステップを備え、光源装置と光学的に結合される第1の光ファイバおよび受光部と光学的に結合される第2の光ファイバは、分岐部において融着されて対象物へ向かう第3の光ファイバの一端と接合されており、基準検出量は、第3の光ファイバの他端から反射がない状態において受光部により検出された受光量であり、光源装置が発生する光を対象物へ照射し、受光部により検出される受光量を評価対象検出量として取得するステップと、評価対象受光量の基準受光量に対する増分が予め定められた範囲内にあるか否かに基づいて、第3の光ファイバと分岐部との接合部における接合異常の有無を判断するステップとを備える。
この発明によれば、センサなどの付加的な検出機構を設けることなく接合異常を検出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る共焦点計測装置50の構成を示す模式図である。 図1の共焦点計測装置50における校正時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。 ファイバコネクタ30での戻り光RLの波長ごとの受光量を示した図である。 図1の共焦点計測装置50における計測時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。 計測対象物TSの計測時の波長に対する受光量を示した図である。 図1の共焦点計測装置50におけるファイバ抜け時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。 光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けた場合における波長に対する受光量を示した図である。 図1の共焦点計測装置50における光源装置10の異常時のファイバコネクタ30の周辺の構成の一例を示した模式図である。 光源装置10の投光に異常が発生した場合における波長に対する受光量の一例を示した図である。 計測対象物TSの計測時の受光信号RMから戻り光RLを減算して補正した図である。 光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けた場合の受光信号REから戻り光RLを減算して補正した図である。 光源装置10の投光に異常が発生した場合の受光信号RSから戻り光RLを減算して補正した図である。 サンプリング値を用いて測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。 差分データの中から代表点を数点サンプリングする様子を示した図である。 受光信号の面積値を用いて測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。 差分データと横軸とで囲まれる面積を算出する様子を示した図である。 サンプリングしきい値を用いて非測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。 受光信号の面積値を用いて非測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る共焦点計測装置50の構成を示す模式図である。共焦点計測装置50は、光学センサの一例である。
図1に示すように、共焦点計測装置50は、光源装置10と、ファイバコネクタ30と、受光部45と、ヘッド部51と、光ファイバ52と、分岐光ファイバ56と、処理部59とを備える。受光部45は、分光器57と、撮像素子58とを含む。
共焦点計測装置50は、光源装置10を搭載し、共焦点光学系を利用して計測対象物TSとの距離または計測対象物TSの変位を計測する計測装置である。共焦点計測装置50は、例えば、ガラス厚みやガラス平坦度などを計測する。光源装置10は、たとえば白色光源である。
図1に示すように、共焦点計測装置50は、共焦点の光学系を有するヘッド部51と、ヘッド部51に接続された光ファイバ52と、光ファイバ52を介してヘッド部51と光学的に接続されたコントローラ部53と、コントローラ部53から出力される信号を表示するモニタ54とを備えている。光ファイバ52とコントローラ部53とは、ファイバコ
ネクタ30を介して接続されている。光ファイバ52は、ファイバコネクタ30から着脱することが可能である。
ヘッド部51は、筒状の筐体部内に、回折レンズ51aと、回折レンズ51aより計測対象物TS側に配置された対物レンズ51bと、光ファイバ52と回折レンズ51aとの間に設けられた集光レンズ51cとを有している。
回折レンズ51aは、後述する複数の波長の光を出射する光源装置10から出射される光に、光軸方向に沿って色収差を生じさせる。回折レンズ51aは、レンズの表面に、例えば、キノフォーム形状あるいはバイナリ形状(ステップ形状、階段形状)などの微細な起伏形状が周期的に形成されている。なお、回折レンズ51aの形状は、上記構成に限定されるものではない。
対物レンズ51bは、回折レンズ51aにおいて色収差を生じさせた光を計測対象物TSに集光する。
集光レンズ51cは、光ファイバ52の開口数(NA:numerical aperture)と回折レンズ51aの開口数とを一致させるために、光ファイバ52と回折レンズ51aとの間に設けられている。これは、光ファイバ52から出射する光を回折レンズ51aで有効に利用するには、光ファイバ52の開口数と回折レンズ51aの開口数とを一致させる必要があるためである。白色光源としての光源装置10から出射される光は、光ファイバ52を介してヘッド部51に導かれている。
光ファイバ52は、ヘッド部51からコントローラ部53までの光路であるとともに、ピンホールとしても機能している。つまり、対物レンズ51bで集光した光のうち、計測対象物TSで合焦する光は、光ファイバ52の開口部で合焦する。このため、光ファイバ52は、計測対象物TSで合焦しない波長の光を遮光し、計測対象物TSで合焦する光を通過させるピンホールとして機能する。
共焦点計測装置50は、ヘッド部51からコントローラ部53までの光路に光ファイバ52を用いない構成であってもよい。しかし、当該光路に光ファイバ52を用いることで、ヘッド部51をコントローラ部53に対してフレキシブルに移動することができる。また、共焦点計測装置50は、ヘッド部51からコントローラ部53までの光路に光ファイバ52を用いない構成の場合、ピンホールを備える必要がある。しかし、光ファイバ52を用いる構成の場合、共焦点計測装置50は、ピンホールを備える必要がない。
コントローラ部53は、白色光源としての光源装置10と、分岐光ファイバ56と、分光器57と、撮像素子58と、処理部59とを内部に搭載している。なお、光源装置10の詳細な構成については、後段にて詳述する。
分岐光ファイバ56は、ヘッド部51からコントローラ部53までの光路を形成する光ファイバ52との接続側に一本の光ファイバ55aを、その反対側に2本の光ファイバ15,55bを有している。なお、光ファイバ15は、後述する光源装置10の一部を構成している。光ファイバ55bは、分光器57に接続されており、光ファイバ55aからの光を分光器57に出射する。
分岐光ファイバ56は、ファイバコネクタ30と組み合わされて、分岐部を構成する。分岐部は、分岐光ファイバ56とファイバコネクタ30との組合せ以外にも、例えばビームスプリッタやハーフミラーを用いてもよい。
上記の構成により、分岐光ファイバ56は、光源装置10から出射された光を光ファイバ52に導いてヘッド部51から計測対象物TSに対して照射する。さらに、分岐光ファイバ56は、光ファイバ52およびヘッド部51を介して、計測対象物TSの表面において反射した光を分光器57に導く。
分光器57は、ヘッド部51を介して戻ってきた反射光を反射する凹面ミラー57aと、凹面ミラー57aで反射した光が入射する回折格子57bと、回折格子57bから出射された光を集光する集光レンズ57cとを有している。なお、分光器57は、ヘッド部51を介して戻ってくる反射光を波長ごとに分けることができれば、ツェルニターナ型、リトロー型などのいずれの構成であってもよい。
撮像素子58は、分光器57から出射された光の強度を測定するラインCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)である。共焦点計測装置50では、分光器57および撮像素子58によって、ヘッド部51を介して戻ってきた反射光の強度を波長ごとに測定する測定部を構成する。
なお、測定部は、ヘッド部51から戻る光の強度を波長ごとに測定することができれば、CCDなどの撮像素子58の単体で構成されていてもよい。また、撮像素子58は、2次元のCMOSや2次元のCCDであってもよい。
処理部59は、光源装置10や撮像素子58などの動作を制御する。また、図示していないが、処理部59は、光源装置10や撮像素子58などの動作を調整するための信号を入力する入力インターフェース、撮像素子58の信号を出力する出力インターフェースなどを有している。処理部59は、撮像素子58からの受光信号を受けて、計測対象物TSとの距離または計測対象物TSの変位を計測するとともに、当該受光信号に基づいて投光部の異常を検出する。
モニタ54は、撮像素子58が出力した信号を表示する。例えば、モニタ54は、ヘッド部51から光ファイバ52および分光器57を介して撮像素子58に戻る光のスペクトル波形を描画し、計測対象物との距離または計測対象物の変位を表示する。
(投光部での異常検出について)
次に、光源装置10を含む投光部での異常を検知する方法について説明する。
図2は、図1の共焦点計測装置50における校正時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。
図2を参照して、ファイバコネクタ30は、コントローラ部53の外部の光ファイバ52と、コントローラ部53の内部の光ファイバ55aとを光学的に接続している。ファイバコネクタ30は、屈折率n1の光ファイバ52と、屈折率n1と実質的に等しい屈折率n2の光ファイバ55aとを密着させることにより光を伝達している。しかし、光ファイバ52と光ファイバ55aとが密着している端面部分において、光源装置10からの出射光に対してわずかに反射成分が生じる。
図2は、計測対象物TSが設けられておらず、光ファイバ52を通ってファイバコネクタ30へ反射される光がない校正時を示す。光源装置10から光ファイバ15を通って出射される光L1は、大部分が光ファイバ52に光L2として出力されるが、一部はファイバコネクタ30で光L3として反射される。図2では、計測対象物TSからの反射光がゼロなので、光L3が分岐光ファイバ56を介してそのまま光ファイバ55bへの出力光となる。この光L3を光源装置10の戻り光RLと称する。
図3は、ファイバコネクタ30での戻り光RLの波長ごとの受光量を示した図である。
図3を参照して、戻り光RLは、計測対象物TSの存在に関わらず乗ってくるオフセット成分である。戻り光RLは、計測時のリニアリティ性能に影響する可能性がある。このオフセット成分は、接続する光ファイバによって機差がある。そこで、ヘッド部51の校正を行なうことで当該機差を補正する必要がある。
図4は、図1の共焦点計測装置50における計測時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。
図4を参照して、計測対象物TSの計測時において、光源装置10から光ファイバ15を通って出射される光L1は、大部分が光ファイバ52に光L2として出力されるが、一部はファイバコネクタ30で光L3として反射される。光L2は、計測対象物TSで反射され、反射光L4がファイバコネクタ30に帰還する。光L3と光L4との和が受光信号RMとして光ファイバ55bから出力される。
図5は、計測対象物TSの計測時の波長に対する受光量を示した図である。
図5に示すように、受光信号RMは、計測対象物TSで合焦する光の波長を中心に分布している。上述したように、受光信号RMには、計測対象物TSの存在に関わらず、戻り光RLの成分が載っている。
図6は、図1の共焦点計測装置50におけるファイバ抜け時のファイバコネクタ30の周辺の構成を示した模式図である。
図6は、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けている場合を示す。この場合、屈折率n2の光ファイバ55aは、端面で屈折率n0の空気と接する。屈折率n2と屈折率n0との屈折率差は、屈折率n2と屈折率n1との屈折率差よりも大きい。そのため、光ファイバ55aの端面において、光ファイバ52と光ファイバ55aとが密着している場合よりも多くの反射成分が生じる。
図6を参照して、光源装置10から光ファイバ15を通って出射される光L1は、一部が空気中に光L5として放出され、他の一部がファイバコネクタ30で光L6として反射される。図6では、光L5は光ファイバ55aに再入射しないので、光L6が分岐光ファイバ56を介してそのまま受光信号REとして光ファイバ55bへの出力光となる。受光信号REは、屈折率差から戻り光RLよりも大きくなる。
図7は、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けた場合における波長に対する受光量を示した図である。
図7に示すように、受光信号REは、光ファイバ52が抜けずに存在する状態と比較して戻り光が大きくなっている。これは、光ファイバ52が空気に置き換わったことにより、屈折率差が大きくなったためである。戻り光RLと同様に、受光信号REもまた、計測対象物TSの影響を受けない。
図8は、図1の共焦点計測装置50における光源装置10の異常時のファイバコネクタ30の周辺の構成の一例を示した模式図である。
光源装置10の異常時には、光源装置10から光ファイバ15を通って出射される光が低減される。そのため、ファイバコネクタ30を透過する光も反射する光も規定値を下回る。その結果、分岐光ファイバ56を介して光ファイバ55bに出力される受光信号RS
も規定値を下回る。図8は、光源装置10の異常のうち、光源装置10が停止した場合を示す。
図9は、光源装置10の投光に異常が発生した場合における波長に対する受光量の一例を示した図である。
図9に示すように、受光信号RSは、光源装置10の投光に異常が発生し、光源装置10が停止した場合には、ほぼゼロとなる。投光の異常とは、光源装置10が停止する場合の他に、光源装置10内部の透光性蛍光体等が破損して撮像素子58に届く光がゼロになる場合、および、撮像素子58に届く光が規定のしきい値を下回るほど光源装置10が劣化した場合も含まれる。
図10は、計測対象物TSの計測時の受光信号RMから戻り光RLを減算して補正した図である。
補正信号RMdは、計測対象物TSの計測時の受光信号RMから、露光時間の影響を除去した正常時の戻り光RLを差分したものである。図10に示すように、補正信号RMdは、計測対象物TSで合焦する光の波長の付近で、しきい値TH1,TH2より大きな値となる。
図11は、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けた場合の受光信号REから戻り光RLを減算して補正した図である。
補正信号REdは、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けた場合の受光信号REから、露光時間の影響を除去した正常時の戻り光RLを差分したものである。図11に示すように、補正信号REdは、しきい値TH1より小さくなるとともに、しきい値TH2より大きくなる。
図12は、光源装置10の投光に異常が発生した場合の受光信号RSから戻り光RLを減算して補正した図である。
補正信号RSdは、光源装置10の投光に異常が発生し、光源装置10が停止した場合の受光信号RSから、露光時間の影響を除去した正常時の戻り光RLを差分したものである。受光信号RSがゼロであることから、補正信号RSdは、通常マイナスの値となる。補正信号RSdは、光源装置10の異常時には、しきい値TH1,TH2より小さな値となる。
(計測時の異常検出)
次に、受光波形データから共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する具体的な方法について説明する。異常を検知する方法としては、例えば、サンプリング値から検知する方法と、受光信号の面積値から検知する方法とがある。
図13は、サンプリング値を用いて測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。
図13を参照して、まず、ステップS10において、計測時の受光波形データを取得する(図5、図7、図9および対応する説明参照)。ステップS11では、当該受光波形データからヘッド部51の校正時の戻り光波形データを減算して、差分データを算出する(図10~図12および対応する説明参照)。ステップS12では、当該差分データの中から代表点を数点サンプリングする。
図14は、差分データの中から代表点を数点サンプリングする様子を示した図である。
図14に示すように、差分データRdに対してサンプリング点Rd1,Rd2,…,Rd8(以下、Rdk(kは自然数)とも称す)を設定する。
図13に戻って、ステップS13において、サンプリング点Rdkでの各サンプリング値が全て予め定められた正のしきい値TH1以下であるかどうかを判定する。当該サンプリング値が全て正のしきい値TH1以下であれば、ステップS14において、当該サンプリング値が1つ以上正のしきい値TH2より大きいかどうかを判定する。
上記サンプリング値が1つ以上正のしきい値TH2より大きければ、ステップS15において、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判断する。このとき、ステップS16において、モニタ54にエラーを表示するとともに、ファイバ抜けの異常があったことを通知する。
図3および図7で説明したように、戻り光RL、受光信号REはいずれも、計測対象物TSの反射率にかかわらずほぼ一定の値を示す。そのため、図11を参照して、補正信号REd=RE-RLも計測対象物TSの反射率にかかわらずほぼ一定の値となり、変動幅は極めて小さくなる。よって、上記サンプリング値が、全て予め定められた正のしきい値TH1以下であり、かつ1つ以上正のしきい値TH2より大きければ、計測対象物TSの存在に関わらず、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判断される。
一方、ステップS14において、サンプリング点Rdkでの各サンプリング値がすべて正のしきい値TH2以下であれば、ステップS17において、当該サンプリング値が1つ以上、戻り光RLを正負反転させた反転負値より大きいかどうかを判定する。当該サンプリング値が1つ以上、戻り光RLの反転負値より大きければ、ステップS18において、光源装置10が劣化したと判断する。このとき、ステップS19において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の劣化があったことを通知する。
ステップS17において、サンプリング点Rdkでの各サンプリング値の全てが戻り光RLを正負反転させた反転負値と実質的に等しければ、ステップS20において、光源装置10からの光の発生が停止したと判断する。このとき、ステップS21において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の投光を停止する。
また、S13においてサンプリング値の1つ以上が正のしきい値TH1より大きければ、ステップS22において、検出信号を有効な計測信号として出力する。当該計測信号は、処理部59を介して外部に出力される。
図15は、受光信号の面積値を用いて測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。
図15を参照して、まず、ステップS30において、計測時の受光波形データを取得する(図5、図7、図9および対応する説明参照)。ステップS31では、当該受光波形データからヘッド部51の校正時の戻り光波形データを減算して、差分データを算出する(図10~図12および対応する説明参照)。ステップS32では、当該差分データと横軸(図16参照)とで囲まれる面積を算出する。
図16は、差分データと横軸とで囲まれる面積を算出する様子を示した図である。
図16に示すように、縦軸が受光量で横軸が波長のグラフにおいて、差分データRdと横軸とで囲まれる面積RdSを算出する。具体的には、差分データRdを積分することに
よって面積Rdsを求める。
図15に戻って、ステップS33において、差分データRdと横軸とで囲まれる面積RdSが予め定められた正のしきい値TH1以下であるかどうかを判定する。当該面積値が正のしきい値TH1以下であれば、ステップS34において、当該面積値が正のしきい値TH2より大きいかかどうかを判定する。当該面積値が正のしきい値TH2より大きければ、ステップS35において、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判断する。このとき、ステップS36において、モニタ54にエラーを表示し、ファイバ抜けの異常があったことを通知する。
図13で説明したように、図11を参照して、補正信号REd=RE-RLは、計測対象物TSの反射率にかかわらずほぼ一定の値となり、変動幅は極めて小さくなる。よって、上記面積値が予め定められた正のしきい値TH1以下であり、かつ正のしきい値TH2より大きければ、計測対象物TSの存在に関わらず、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判断される。
一方、S34において面積値が正のしきい値TH2以下であれば、ステップS37において、当該面積値がゼロより大きいかどうかを判定する。当該面積値がゼロより大きければ、ステップS38において、光源装置10が劣化したと判断する。このとき、ステップS39において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の劣化があったことを通知する。
ステップS37において、上記面積値が実質的にゼロであれば、ステップS40において、光源装置10からの光の発生が停止したと判断する。このとき、ステップS41において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10への電源投入を停止する。
また、ステップS33において、差分データRdと横軸とで囲まれる面積RdSが正のしきい値TH1より大きければ、ステップS42において、検出信号を有効な計測信号として出力する。当該計測信号は、処理部59を介して外部に出力される。
(非計測時の異常検出)
以上は、計測対象物TSの計測時において投光部の異常を検知する方法である。ここでは、ステップS11、S21において、ヘッド部51の校正時の戻り光波形データを取得している。この戻り光波形データの取得時(非計測時)に、投光部での異常を検知する具体的な方法について説明する。
図17は、サンプリングしきい値を用いて非測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。
図17を参照して、まず、ステップS50において、計測対象物TSを取り除いて受光波形データを取得する(図3、図7または図9および対応する説明参照)。ステップS51では、当該受光波形データの中から代表点を数点サンプリングする。
ステップS52において、サンプリング値が全て予め定められた正のしきい値TH1以下であるかどうかを判定する。当該サンプリング値が全て正のしきい値TH1以下であれば、ステップS53において、当該サンプリング値が1つ以上正のしきい値TH2より大きいかどうかを判定する。当該サンプリング値が1つ以上正のしきい値TH2より大きければ、ステップS54において、検出信号を有効な基準検出量の戻り光RLとして出力する(図3参照)。当該戻り光RLの波形データは、処理部59に記録されて次の計測に用いられる。
一方、S53においてサンプリング値が全て正のしきい値TH2以下であれば、ステップS55において、当該サンプリング値が1つ以上、戻り光RLを正負反転させた反転負値より大きいかどうかを判定する。当該サンプリング値が1つ以上、戻り光RLの反転負値より大きければ、ステップS56において、光源装置10が劣化したと判断する。このとき、ステップS57において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の劣化があったことを通知する。
ステップS55において、サンプリング点Rdkでの各サンプリング値の全てが戻り光RLを正負反転させた反転負値と実質的に等しければ、ステップS58において、光源装置10からの光の発生が停止したと判断する(図9参照)。このとき、ステップS59において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の投光を停止する。
また、ステップS52において、サンプリング値の1つ以上が正のしきい値TH1より大きければ、ステップS60において、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判断する(図7参照)。このとき、ステップS61において、モニタ54にエラーを表示するとともに、ファイバ抜けの異常があったことを通知する。
図18は、受光信号の面積値を用いて非測定時の共焦点計測装置50の投光部での異常を検知する方法を示したフロー図である。
図18を参照して、まず、ステップS70において、計測対象物TSを取り除いて受光波形データを取得する(図3、図7または図9および対応する説明参照)。ステップS71では、当該受光波形データと横軸(図16参照)とで囲まれる面積を算出する。
ステップS72において、受光波形データと横軸とで囲まれる面積が予め定められた正のしきい値TH1以下であるかどうかを判定する。当該面積値が正のしきい値TH1以下であれば、ステップS73において、当該面積値が正のしきい値TH2より大きいかどうかを判定する。当該面積値が正のしきい値TH2より大きければ、ステップS74において、検出信号を有効な基準検出量の戻り光RLとして出力する(図3参照)。当該戻り光RLの波形データは、処理部59に記録されて次の計測に用いられる。
一方、S73において面積値が正のしきい値TH2以下であれば、ステップS75において、当該面積値がゼロより大きいかどうかを判定する。当該面積値がゼロより大きければ、ステップS76において、光源装置10が劣化したと判断する。このとき、ステップS77において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の劣化があったことを通知する。
ステップS75において、上記面積値が実質的にゼロであれば、ステップS78において、光源装置10からの光の発生が停止したと判断する(図9参照)。このとき、ステップS79において、モニタ54にエラーを表示するとともに、光源装置10の投光を停止する。
また、ステップS72において、受光波形データと横軸とで囲まれる面積が正のしきい値TH1より大きければ、ステップS80において、光ファイバ52がファイバコネクタ30から抜けたと判定する(図7参照)。このとき、ステップS81において、例えばモニタ54にエラーを表示して、ファイバ抜けの異常があったことを通知する。
以上のように、この発明の実施の形態では、撮像素子に集光される受光データをモニタリングして分岐部の接合異常を検知する。まず、ヘッド校正時に取得した戻り光データを
正常時のデータとして記録する。次に、計測時の受光データを取得して、そこから露光時間の影響を除去した正常時の戻り光データを減算する。当該差分データに対して、サンプリング値または面積値により、異常状態かどうかを判定する。
処理部は、光源装置からの光の発生が停止したと判断すると、光源装置の投光を停止する。また、処理部は、第3の光ファイバと分岐部との接合部に異常があるか、光源装置が劣化したと判断すると、モニタ等の通知部から異常の旨を通知する。
以上により、センサなどの付加的な検出機構を設けることなく、接合異常および光源異常を検出することが可能となる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 光源装置、51c,57c 集光レンズ、15,52,55a,55b 光ファイバ、30 ファイバコネクタ、45 受光部、50 共焦点計測装置、51 ヘッド部、51a 回折レンズ、51b 対物レンズ、53 コントローラ部、54 モニタ、56 分岐光ファイバ、57 分光器、57a 凹面ミラー、57b 回折格子、58 撮像素子、59 処理部、A1 中心軸、A2 レンズ中心軸、FP,FPa1,FPa2,FPb1,FPb2,FPc1,FPc2 蛍光、LP レーザ光、Ld レーザ伝搬方向、RE,RM,RS 受光波形、REd,RMd,RSd 補正波形、RL 戻り光、Rd 差分データ、Rd1~Rd8,Rdk サンプリング点、RdS 面積、TS 計測対象物。

Claims (12)

  1. 対象物からの反射光に基づいて前記対象物との距離または前記対象物の変位を計測する光学センサであって、
    前記対象物へ照射する光を発生する光源装置と、
    前記対象物からの反射光を受光する受光部と、
    前記光源装置と光学的に結合される第1の光ファイバおよび前記受光部と光学的に結合される第2の光ファイバを融着して前記対象物へ向かう第3の光ファイバの一端と接合する分岐部と、
    前記第3の光ファイバの他端から反射がない状態において前記受光部により検出された受光量を基準検出量として、前記受光部において検出される受光量の前記基準受光量に対する増分が予め定められた範囲内にあるか否かに基づいて、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部における接合異常の有無を判断する処理部とを備える、光学センサ。
  2. 前記受光部は、入射する光強度の波長特性を出力するように構成されており、
    前記処理部は、前記基準検出量に対応する基準波長特性と前記受光部からの波長特性との差分に相当する差分波長特性に基づいて、前記増分が予め定められた範囲内にあるか否かを判断する、請求項1に記載の光学センサ。
  3. 前記処理部は、前記差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度が、全て予め定められた正の第1のしきい値以下であり、かつ1つ以上が前記正の第1のしきい値より小さい予め定められた正の第2のしきい値より大きい場合に、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部に異常があると判断する、請求項2に記載の光学センサ。
  4. 前記処理部は、前記差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度の全てが前記正の第2のしきい値以下である場合に、前記光源装置からの光の発生に異常があると判断する、請求項3に記載の光学センサ。
  5. 前記処理部は、前記差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度が、全て前記正の第2のしきい値以下であり、かつ1つ以上が前記基準検出量の反転負値より大きい場合、前記光源装置が劣化したと判断し、前記差分波長特性が示す複数の波長のそれぞれにおける強度の全てが前記基準検出量の反転負値と実質的に同一の場合、前記光源装置からの光の発生が停止したと判断する、請求項4に記載の光学センサ。
  6. 前記処理部は、前記差分波長特性が示す各波長の強度を積算して面積値を算出するとともに、算出された面積値が予め定められた正の第1のしきい値以下であり、かつ前記正の第1のしきい値より小さい予め定められた正の第2のしきい値より大きい場合に、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部に異常があると判断する、請求項2に記載の光学センサ。
  7. 前記処理部は、前記面積値が前記正の第2のしきい値以下である場合に、前記光源装置からの光の発生に異常があると判断する、請求項6に記載の光学センサ。
  8. 前記処理部は、前記面積値が前記正の第2のしきい値以下であり、かつゼロより大きい場合、前記光源装置が劣化したと判断し、前記面積値が実質的にゼロである場合、前記光源装置からの光の発生が停止したと判断する、請求項7に記載の光学センサ。
  9. 前記処理部は、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部に異常がなく、かつ、前記光源装置からの光の発生に異常がない場合、前記受光部による検出信号を有効な計測信号として出力する、請求項4または7に記載の光学センサ。
  10. 前記処理部は、前記光源装置からの光の発生が停止したと判断した場合、前記光源装置の投光を停止する、請求項5または8に記載の光学センサ。
  11. 通知部をさらに備え、
    前記処理部は、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部に異常があると判断した場合または前記光源装置が劣化したと判断した場合、前記通知部から異常の旨を通知する、請求項5または8に記載の光学センサ。
  12. 対象物からの反射光に基づいて前記対象物との距離または前記対象物の変位を計測する光学センサにおける異常検出方法であって、
    光源装置が発生する光を前記対象物へ照射し、受光部により検出される受光量を基準検出量として取得するステップを備え、前記光源装置と光学的に結合される第1の光ファイバおよび前記受光部と光学的に結合される第2の光ファイバは、分岐部において融着されて前記対象物へ向かう第3の光ファイバの一端と接合されており、前記基準検出量は、前記第3の光ファイバの他端から反射がない状態において前記受光部により検出された受光量であり、
    前記光源装置が発生する光を前記対象物へ照射し、前記受光部により検出される受光量を評価対象検出量として取得するステップと、
    前記評価対象受光量の前記基準受光量に対する増分が予め定められた範囲内にあるか否かに基づいて、前記第3の光ファイバと前記分岐部との接合部における接合異常の有無を判断するステップとを備える、光学センサにおける異常検出方法。
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