JP2023008459A - プラグ抜け防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機器類に固定される固定具を小型化し狭い間隔で並ぶプラグにも容易に対応できるプラグ抜け防止具を提供する。【解決手段】 機器類の差込口からのプラグの抜けを防止するためのプラグ抜け防止具であって、厚み方向を貫通する止め孔を有する一対の挟持片を有し、プラグを開閉可能に囲う挟持具と、両端の一方が止り部を有する終端であって他方が自由端であるワイヤと、奥行方向を貫通する挿通孔を有し、機器類に固定される固定具と、を備える、プラグ抜け防止具。【選択図】 図1
Description
本発明は、プラグ抜け防止具に関する。
従来、プラグ抜け防止具として、本出願人により、「U字形のワイヤの曲折部を2枚の薄片で挟み込んでプラグ保持具を構成し、前記薄片を機器類に固着させるとともに、前記ワイヤの両端をプラグに巻き付けることで、機器類に対してプラグを固定可能であることを特徴とする、プラグ抜け防止具」が提案されている(特許文献1を参照)。
上記プラグ抜け防止具は、薄片を機器類の裏側に取り付けた場合には細いワイヤだけが視認可能な状態でプラグを固定できるので、目立たずにプラグを固定することができ、また、ワイヤを絡ませて固定するため、作業容易に機器類に対してプラグを固定することができるとともに、何重にも巻きつけたりすることでいたずらされにくくすることもできる点で、優れている。
一方で、上記プラグ抜け防止具は、複数のプラグが横並びに近接して配置される場合は、機器類に固着される薄片同士が互いに干渉し、隣接して設置できなくなることがある。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためのものであり、機器類に固定される固定具を小型化し狭い間隔で並ぶプラグにも容易に対応できるプラグ抜け防止具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様は、機器類の差込口からのプラグの抜けを防止するためのプラグ抜け防止具であって、厚み方向を貫通する止め孔を有する一対の挟持片を有し、プラグを開閉可能に囲う挟持具と、両端の一方が止り部を有する終端であって他方が自由端であるワイヤと、奥行方向を貫通する挿通孔を有し、機器類に固定される固定具と、を備える。
上記プラグ抜け防止具において、前記ワイヤは、前記自由端は前記挟持片の前記止め孔を通り、前記終端は前記止め孔を通れないようになっている。
上記プラグ抜け防止具において、一対の前記挟持片は、それぞれの先端部近辺に設けられる前記止め孔を有し、一対の前記挟持片の前記止め孔は、閉状態で重なる位置にある。
上記プラグ抜け防止具において、前記ワイヤを一対備える。
上記プラグ抜け防止具において、一対の前記挟持片の少なくとも一方が二以上の前記止め孔を有し、そのうちの一の前記止め孔が他方の前記挟持片の前記止め孔と閉状態で重なる位置にある。
上記プラグ抜け防止具において、前記ワイヤは、前記自由端が前記挟持片の前記止め孔を通ってから前記固定具の前記挿通孔を通るようになっている。
上記プラグ抜け防止具において、前記固定具は、上端面に開口し、前記挿通孔に至る押え孔を有する。
上記プラグ抜け防止具において、前記押え孔の内周面のねじ山と螺合し、前記挿通孔を通る前記ワイヤを押さえて固定する押え具を備える。
上記プラグ抜け防止具において、前記固定具は、差込口の数だけ前記挿通孔を有し、これらの差込口からのプラグの抜けの防止に共通して用いられる。
本発明によれば、機器類に固定される固定具を小型化し狭い間隔で並ぶプラグにも容易に対応できるプラグ抜け防止具を提供することができる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の実施形態の例について、図面を参照して説明する。なお、下記実施形態(変形例)において共通する構成要素については、前出の符号と同様な符号を付し説明を省略することがある。また、構成要素等の形状、位置関係等に言及する場合は、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係るプラグ抜け防止具の使用状態の一例を示す斜視図である。本実施形態のプラグ抜け防止具1は、機器(機器類)Aの差込口A1からプラグBが抜けることを防止するための器具である。機器Aは、電気・電子機器であり、例えば、コンピューター等である。プラグBは、ここでは、このような機器に差し込まれる差込器具を広く指し示すもので、図示はUSBコネクタの例である。
図1は、本発明の実施形態1に係るプラグ抜け防止具の使用状態の一例を示す斜視図である。本実施形態のプラグ抜け防止具1は、機器(機器類)Aの差込口A1からプラグBが抜けることを防止するための器具である。機器Aは、電気・電子機器であり、例えば、コンピューター等である。プラグBは、ここでは、このような機器に差し込まれる差込器具を広く指し示すもので、図示はUSBコネクタの例である。
機器Aは、プラグBの差込口A1を複数有し、図示のプラグBが差し込まれた差込口A1の幅方向の隣にも奥行方向の隣にも差込口A1が配置され、他のプラグBを差し込めるようになっている。本実施形態のプラグ抜け防止具1は、このように複数の差込口A1を有する機器Aにも対応でき、狭い間隔で隣接して設置できる。
以下では、先ず、図1に基づき、プラグ抜け防止具1の概要を説明する。図示のように、プラグ抜け防止具1は、一例として、挟持具2と、ワイヤ3と、固定具4と、押え具5とを備える。なお、ここでは、一対のワイヤ3を備える例を図示し説明する。
挟持具2は、一対の挟持片を有し、一対の挟持片が連結部23で回動可能に連結されて、開閉可能になっている。連結部23は、一対の挟持片を回動可能に連結するものであればよく、特に限定されないが、好ましくは、挟持片同士が分解しないように例えばリベット連結の構造が用いられる。すなわち、両挟持片の基端部に連結孔(貫通孔)をそれぞれ設け、そこにリベットを通して頭と逆の一端をつぶすことで、両挟持片をリベットの軸周りに回動可能に連結する。
挟持具2は、図示の使用状態(閉状態)では、一対の挟持片の先端部同士が互いに重なって、プラグBの基端部を取り囲むようになる。また、挟持具2は、内周の幅がプラグBの本体部の幅より小さく、プラグBに引っ掛かる。
一対の挟持片は、一例として、図示のように円弧状に互いに線対称に形成される。なお、挟持具2は、一対の挟持片がプラグBを開閉可能に囲う構成であればよく、形状等は特に限定されない。挟持片の形状は、コの字形状でもよく、角に丸みを有するU字形状でもよく、その他の形状でもよい。挟持片同士が非対称の形状でもよい。また、挟持片は、内周と外周の形状が異なってもよい。
挟持具2は、一対の挟持片が、厚み方向を貫通する止め孔(貫通孔)をそれぞれ有し、この止め孔に一対のワイヤ3が通される。すなわち、1本のワイヤが一対の挟持片の両方の止め孔を通り、1本のワイヤが一方の挟持片の止め孔のみを通り、両者が合流して固定具4の共通の挿通孔を通り抜き、図示のように引っ張られた状態で固定される。
次に、挟持具2の止め孔及びワイヤ3について、詳細に説明する。図2は、図1のプラグ抜け防止具の挟持具及びワイヤの、(a)斜視図、(b)他の角度からの斜視図である。より具体的には、図2(a)は、取り外した状態(開状態)の挟持具を、図1の上方の挟持片側から観察した図、図2(b)は下方の挟持片側から観察した図である。なお、説明の便宜上、以下では、図1の上方の挟持片を第1挟持片と称し、下方の挟持片を第2挟持片と称する。
第1挟持片21及び第2挟持片22は、ここでは、図示のように、それぞれ3つの止め孔213及び3つの止め孔223が対称に設けられる。第1挟持片21の先端部212近辺に設けられる止め孔213(第1止め孔)と、第2挟持片22の先端部222近辺に設けられる止め孔223(第1止め孔)とは、閉状態で重なる位置にある。一方、基端部211及び基端部221の近辺に設けられる止め孔213(第2止め孔)及び止め孔223(第2止め孔)、並びに中間部に設けられる止め孔213(第3止め孔)及び止め孔223(第3止め孔)は、重ならない位置にある。
なお、第1挟持片21及び第2挟持片22の止め孔の数は、4つ以上あってもよいし、2つ以下でもよい。また、閉状態で重なる位置にある止め孔の数も2以上あってもよい。複数の止め孔を設けることで、挟持具2の開閉具合の選択が可能となる。両挟持片の止め孔の数や位置は互いに異なってもよい。止め孔の数や位置は、開閉度以外に、さらにかかる負荷や強度等を考慮して設定できる。また、両挟持片の材質は、特に限定されないが、小型化や強度確保の容易さ等の観点から金属製が望ましい。
一対のワイヤ3は、両端の一方が終端に、他方が自由端になっている。説明の便宜上、以下では、図1の一対の挟持片の両方の止め孔を通っているワイヤ3を第1ワイヤと称し、一方の挟持片の止め孔のみを通っているワイヤ3を第2ワイヤと称する。
第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、それぞれ、一端に止り部を有して、挟持片の止め孔を通れない終端になっている。言い換えれば、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32において、自由端312及び自由端322は挟持片の止め孔を通れるが、終端311及び終端321は挟持片の止め孔を通れない。終端311及び終端321の止り部は、挟持片の止め孔を通れない構成であればよく、特に限定されない。例えば、第1ワイヤ31、第2ワイヤ32の一部が径方向に膨張して形成されてもよいし、止め孔に引っ掛かる棒状や球状、その他の形状のストッパが接続されてもよい。
図示のように、第1ワイヤ31は、第1挟持片21の第1止め孔213及び第2挟持片22の第1止め孔223の両方を通され、第2ワイヤ32は、第1挟持片21の第2止め孔213のみに通される。このように通すことで、挟持具2を閉じて第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32を引っ張ると、挟持具2は外力が加わっても開かないようになる。また、厚み方向にバランスよく力がかかるようになる。
なお、上記は、好ましい一例であり、第2ワイヤ32を通す止め孔は、第1挟持片21の第3止め孔213でもよく、第2挟持片22の第2止め孔223または第3止め孔223でもよい。
第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の長さは、特に限定されないが、少なくとも、自由端312及び自由端322が機器Aに固定される固定具4を通り抜いてもなお余裕のある長さである。両ワイヤの直径(断面幅)は、上記止め孔の内径より小さい。なお、両ワイヤの断面形状は円形以外の形状でもよい。
第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、挟持具2の開閉操作の利便性やプラグBへの着脱操作の利便性等の観点から、一定の柔軟性があることが望ましい。また、挟持具2の止め孔や固定具4の挿通孔に挿入したり、これらの孔から抜き出したりする操作が繰り返されることから、耐久性があることが望ましい。第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32には、例えば金属製の線材が用いられる。
図3は、図1のプラグ抜け防止具のワイヤの一例を第1ワイヤを例に説明するもので、図3(a)は概要、図3(b)は一部拡大図である。図示のように、ワイヤ3(第1ワイヤ31)は、一例として、複数の金属の細線を撚り合わせたものに、樹脂コーティング310を施して形成される。このようにすることで、ワイヤ3は、所要の強度を備え、耐久性や柔軟性を備えることができる。また、樹脂コーティング310を施すことで、撚り線が解れず、繰返し使用にも耐えられる。
次に、固定具4について、詳細に説明する。図4は、図1のプラグ抜け防止具の固定具の、(a)平面図、(b)断面図(奥行方向に沿って切断した断面図)である。
固定具4は、幅方向(X方向)の略中央に、奥行方向(Y方向)を貫通する挿通孔41を有する。使用状態では、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の自由端312及び自由端322は、第2挟持具の止め孔を通ってから、固定具4の挿通孔41を通り抜けるようになる。挿通孔41は、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32を合わせた幅(直径の合計)よりも、内径が大きく形成され、両者を同時に収容できるようになっている。なお、挿通孔41の断面形状は、真円でもよいし、楕円等でもよい。
固定具4において、共通の挿通孔41を通り抜けた第1ワイヤ31の自由端312及び第2ワイヤ32の自由端322は、使用状態では、挿通孔41から逆方向に抜け出せないようになっている。言い換えれば、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32は、挿通孔41から抜け出せないように固定具4に固定される。固定方法は、特に限定されないが、操作の簡便性等の観点から、好ましくは、図1に示すように、押え具5で押さえて固定される。
より具体的には、固定具4は、上端面に開口し、挿通孔41に至る押え孔42を有する。固定具4は、平面視略正方形で、押え孔42はその中心に設けられる。このように設けることで、固定具4をより小型化することができる。
押え孔42は、挿通孔41と連通し、内周面に押え具5の外周面の雄ねじ山と螺合する雌ねじ山を有する。押え具5には、例えば、いもねじ等のねじ部材が用いられる。押え具5を、上方から押え孔42に締め込むことで、挿通孔41を通っている第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32を押さえて固定することができる。
固定具4の機器Aへの固定には、例えば、粘着テープ(不図示)が用いられる。固定具4の材質は、小型化且つ所望の強度を容易に得られる等の観点から金属製が望ましい。
固定具4は、直交し連通する挿通孔41及び押え孔42を1組設けるだけのシンプルな構成であるため、小型化することができる。図1のように、固定具4は、プラグBよりも横幅が狭く、差込口A1の横幅と同程度またはそれよりも横幅が小さい。そのため、幅方向の隣の差込口A1にプラグBが新たに差し込まれる場合にも、そのプラグB用の固定具4を容易に隣接して配置することができる。
固定具4は、奥行幅も小さく構成できるため、図1のように、差込口A1の設置面に配置することができる。また、差込口A1に近接して配置できるので、ワイヤ3の長さが短くて済む分、遊びや緩みが出にくく、強固に固定できる。
本実施形態のプラグ抜け防止具1は、上記構成を備えることで、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の自由端を、挟持具2の止め孔を通し、固定具4の挿通孔41を通してから、自由端側を引っ張って、緩みのない状態で、押え具5で押さえて固定できるため、より強固に固定できる。また、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32をプラグBの差込み方向に引っ張るため、プラグBが差込口A1からより抜けにくくなる。また、六角レンチやドライバ等の工具がなければ押え具5を緩めることができないため、いたずらの防止になる一方、押え具5を緩めれば挟持具2を開閉できるので、何度でもプラグBの交換が可能である。プラグBが異なる形状や大きさのものに交換されても、当該プラグBの形状や大きさに柔軟に適応できる。また、奥行方向のプラグBの差込位置の変更にも、固定具4までの第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の長さを調整するだけで済むため、容易に対応できる。
プラグ抜け防止具1を取り付ける場合は、まず、固定具4を差込口A1の設置面に固定し、差込口A1に差し込まれたプラグBにその基端部を囲うように挟持具2を取り付ける。次に、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の基端側を上記したように、挟持具2の止め孔及び固定具4の挿通孔を通して引っ張り、押え具5で固定する。なお、挟持具2の開状態の内周幅をプラグBの本体部の幅より大きくすれば、先に、図2のように挟持具2に第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32を通してから、プラグBを開いた挟持具2の内周を通して差込口A1に差し込むようにすることもできる。
図5は、図1のプラグ抜け防止具の取外し方の一例を示す斜視図である。なお、図示は、固定具4と離れた位置の差込口A1にプラグBが差し込まれた場合の例である。プラグ抜け防止具1は、ワイヤ3の他端が自由端であり、ワイヤ3の固定は押え具5で押さえて固定するシンプルな構成であるため、固定具4と離れた差込口A1に差し込まれるプラグBにも、固定具4までのワイヤ3の長さを長くするだけで簡便に対応することができる。
図5(a)に示すように、プラグ抜け防止具1を取り外す場合は、まず、押え具5を緩めて、固定具4からワイヤ3の自由端を引っ張り出す。そうすると、図5(b)に示すように、挟持具2を開けるようになるので、挟持具2の開口を横切るワイヤ3(第1ワイヤ31)を下方の挟持片の第1止め孔から引っ張り出してから、プラグBを挟持具2の開口を通すようにして、挟持具2を取り外すことができる。なお、挟持具2の開状態の内周幅をプラグBの本体部の幅より大きくして、プラグBを挟持具2の内周から抜き出すようにしてもよい。
図6は、図1のプラグ抜け防止具1の取外し方の一例を示す斜視図である。プラグBを奥行方向の同列の差込口A1に差し直すだけの場合等では、より簡便に操作できる。すなわち、図示のように、押え具5を緩めるが、ワイヤ3の自由端は固定具4から引っ張り出さず、プラグB側に少し引っ張り戻して弛ませる程度にする。そうすると、プラグBを抜き出せるようになる。また、抜き出したプラグBは、所望の差込口A1までずらして差し込み、ワイヤ3の自由端側を引っ張って押え具5を固定すれば、プラグBの差し直し及びプラグ抜け防止具1の取り付け直しは完了する。
<変形例1>
図7は、図1のプラグ抜け防止具の一変形例の使用状態を示す斜視図である。プラグ抜け防止具1は、1本の第1ワイヤ31のみ有してもよい。この場合でも、図示のように、第1ワイヤ31が挟持具2の一対の挟持片の止め孔を通ってから、固定具4を通り、プラグBの差込み方向に引っ張られ、固定されるので、プラグBが差込口A1から抜けることを防止することができる。
図7は、図1のプラグ抜け防止具の一変形例の使用状態を示す斜視図である。プラグ抜け防止具1は、1本の第1ワイヤ31のみ有してもよい。この場合でも、図示のように、第1ワイヤ31が挟持具2の一対の挟持片の止め孔を通ってから、固定具4を通り、プラグBの差込み方向に引っ張られ、固定されるので、プラグBが差込口A1から抜けることを防止することができる。
<変形例2>
図8は、図1のプラグ抜け防止具の一変形例の挟持具の、(a)開状態の斜視図、(b)閉状態の斜視図である。挟持具2の一対の挟持片には、止め孔がそれぞれ1つのみ設けられてもよい。この場合、止め孔は挟持片の先端部近辺に設けられてもよいし、略中間部に設けられてもよい。
図8は、図1のプラグ抜け防止具の一変形例の挟持具の、(a)開状態の斜視図、(b)閉状態の斜視図である。挟持具2の一対の挟持片には、止め孔がそれぞれ1つのみ設けられてもよい。この場合、止め孔は挟持片の先端部近辺に設けられてもよいし、略中間部に設けられてもよい。
挟持具2は、図示ないが、一例として、止め孔が一対の挟持片の先端部近辺に設けられ、閉状態で重なる位置に設けられる。この場合、プラグ抜け防止具1は、上記図7の場合と同様に、1本の第1ワイヤ31のみ備え、この第1ワイヤ31を一対の挟持片の第1止め孔に通してから、固定具4の挿通孔に通して引っ張って固定すればよいので、よりシンプルな構造となる。
挟持具2は、図8に示すように、一例として、第1挟持片21及び第2挟持片22が、略中間部に止め孔213及び止め孔223が設けられてもよい。この場合、プラグ抜け防止具1は、第1ワイヤ31及び第2ワイヤ32の一対のワイヤを備え、第1挟持片21の止め孔213及び第2挟持片22の止め孔223のそれぞれにワイヤを1本ずつ通してから、両ワイヤを固定具4の挿通孔41に通して引っ張って固定することになる。この場合も、プラグBの差込み方向に力が加わるので、プラグBが差込口A1から抜けることを防止することができる。
また、図示のように、挟持具2は、第1挟持片21及び第2挟持片22が互いに重なる部分が大きいため、使用状態で開く心配はない。両挟持片が重なる部分は、一例として、それぞれの挟持片の長さの1/3~1/5程度で、例えば1/4程度である。このように、挟持具2は、一対の挟持片の中間部から先端部の間に止め孔をそれぞれ1つ設けてもよい。また、挟持具2は、先端部212及び先端部222を他の部分よりも薄く形成して、両者が重なるときの厚みを減らすようにしてもよい。
<変形例3>
図9は、図1のプラグ抜け防止具の変形例の固定具の、(a)一例の斜視図、(b)他の一例の斜視図である。上記固定具4は、平面視正方形であるが、図9(a)のように固定具4は横長の形状でもよいし、図9(b)のように奥行が長い縦長の形状でもよい。また、固定具4は矩形以外の形状でもよい。固定具4を図9(b)のように縦長に形成し、押え孔42を中間部よりも一方に寄せる位置に設ければ、ワイヤ3の余り部分を収納することができる。
図9は、図1のプラグ抜け防止具の変形例の固定具の、(a)一例の斜視図、(b)他の一例の斜視図である。上記固定具4は、平面視正方形であるが、図9(a)のように固定具4は横長の形状でもよいし、図9(b)のように奥行が長い縦長の形状でもよい。また、固定具4は矩形以外の形状でもよい。固定具4を図9(b)のように縦長に形成し、押え孔42を中間部よりも一方に寄せる位置に設ければ、ワイヤ3の余り部分を収納することができる。
<実施形態2>
図10は、本発明の実施形態2に係るプラグ抜け防止具の固定具を示す斜視図である。本実施形態のプラグ抜け防止具は、横並びに配列される二以上の差込口A1に対応できる。
図10は、本発明の実施形態2に係るプラグ抜け防止具の固定具を示す斜視図である。本実施形態のプラグ抜け防止具は、横並びに配列される二以上の差込口A1に対応できる。
ここでは、固定具4aは、対応する差込口A1の数だけ挿通孔41a及び押え孔42aを有し、これら複数の差込口A1からの、プラグBの抜けの防止に共通して用いられる。図示は、2つの差込口A1に対応する場合の例である。固定具4aは、2つの挿通孔41aを有し、2つの挿通孔41aとそれぞれ対応する2つの押え孔42aを有する。挿通孔41a及び押え孔42aは、上記挿通孔41及び押え孔42と同様に構成できるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、固定具4aの他の構成、例えば材質等も上記固定具4と同様に構成できるため、ここでは詳細な説明を省略する。
固定具4aは、このように構成することで、複数の差込口A1のそれぞれに固定具4を設ける場合より、設置スペースを節約することができる。固定具4aの横幅は、例えば、固定具4の横幅の1.8倍程度である。また、固定具4aを機器Aに取り付ける作業も一回で済むので、手間を省くことができる。
以上、本発明に係るプラグ抜け防止具の実施形態について説明したが、これらは本発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されない。本発明には、以上の各実施形態やその変形例を組み合わせた形態や、さらに様々な変形例が含まれる。請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1…プラグ抜け防止具、2…挟持具、21…第1挟持片、213…止め孔、22…第2挟持片、223…止め孔、23連結部、3…ワイヤ、31…第1ワイヤ、32…第2ワイヤ、4,4a…固定具、41,41a…挿通孔、42,42a…押え孔、5…押え具。
Claims (9)
- 機器類の差込口からのプラグの抜けを防止するためのプラグ抜け防止具であって、
厚み方向を貫通する止め孔を有する一対の挟持片を有し、プラグを開閉可能に囲う挟持具と、
両端の一方が止り部を有する終端であって他方が自由端であるワイヤと、
奥行方向を貫通する挿通孔を有し、機器類に固定される固定具と、を備える
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記ワイヤは、前記自由端は前記挟持片の前記止め孔を通り、前記終端は前記止め孔を通れないようになっている
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1または2に記載のプラグ抜け防止具であって、
一対の前記挟持片は、それぞれの先端部近辺に設けられる前記止め孔を有し、
一対の前記挟持片の前記止め孔は、閉状態で重なる位置にある
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記ワイヤを一対備える
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載のプラグ抜け防止具であって、
一対の前記挟持片の少なくとも一方が二以上の前記止め孔を有し、そのうちの一の前記止め孔が他方の前記挟持片の前記止め孔と閉状態で重なる位置にある
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1~5のいずれか一項に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記ワイヤは、前記自由端が前記挟持片の前記止め孔を通ってから前記固定具の前記挿通孔を通るようになっている
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記固定具は、上端面に開口し、前記挿通孔に至る押え孔を有する
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項7に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記押え孔の内周面のねじ山と螺合し、前記挿通孔を通る前記ワイヤを押さえて固定する押え具を備える
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。 - 請求項1~8のいずれか一項に記載のプラグ抜け防止具であって、
前記固定具は、差込口の数だけ前記挿通孔を有し、これらの差込口からのプラグの抜けの防止に共通して用いられる
ことを特徴とするプラグ抜け防止具。
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JP2021112043A Pending JP2023008459A (ja) | 2021-07-06 | 2021-07-06 | プラグ抜け防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023008459A (ja) |
-
2021
- 2021-07-06 JP JP2021112043A patent/JP2023008459A/ja active Pending
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