JP2023007148A - 情報処理装置 - Google Patents

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Shunsuke Someya
将次郎 平
Shojiro Taira
瑞穂 加藤
Mizuho Kato
賢 五十嵐
Masaru Igarashi
健資 黒田
Kensuke Kuroda
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Abstract

【課題】測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを精度よく区分して表示することができる情報処理装置を得る。【解決手段】情報処理装置10は、測定対象物と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材と、を3次元撮影して得られた、色情報又は反射強度情報を含む座標情報を取得する取得部11Aと、付設部材の色情報及び反射強度情報を受け付ける受付部11Bと、取得部11Aによって取得された色情報及び反射強度情報、及び受付部11Bによって受け付けられた色情報及び反射強度情報に基づき、測定対象物と付設部材とを区分する区分部11Cと、区分部11Cによって測定対象物と付設部材とが区分された状態で、座標情報が示す各部を表示部15によって表示するように制御する制御部11Dと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
従来、建設業での3次元スキャナ(以下、「3Dスキャナ」ともいう。)による3次元撮影は、土木分野と同様に、屋外から建物の躯体及び外装や、設備類を対象として行われている。また、当該3次元撮影は、半屋外(目隠し壁で隠れた屋上、ドライエリア、ピロティ等)や屋内においても、建物の躯体及び内装や、設備類を対象に行われている。
この3Dスキャナによる3次元撮影によって取得した点群データは、パーソナルコンピュータ等により、現地及び現況の確認を行うといった活用が行われている。
このような3Dスキャナによって得られる点群データを利用する技術として、特許文献1には、空間座標情報を有する点群データを道路の管理事業における対象物の管理業務に利用する点群データ利用システムが開示されている。
この点群データ利用システムは、前記対象物の点群データを取得する測定装置と、前記測定装置により取得された点群データに基づいて前記対象物を表示するデータ生成装置とを有する。また、この点群データ利用システムは、前記データ生成装置が、前記測定装置が対象物に対してレーザ光を照射し、その反射光を検出して生成した該反射光の強度をパラメータとして有する前記点群データを前記測定装置から取得し、対象物表面の前記点群データのうち、一部の領域の前記反射光の強度が、他の領域よりも所定値以上異なる場合、該一部の領域を他の領域と区別して特徴的な表示を行う。
特開2018-77254号公報
ところで、建築現場に搬入された建築部材を3Dスキャナによって撮影することで、搬入された建築部材の形状や個数、寸法等を確認する場合がある。建築部材は一般に重量物であるため、建築現場に仮置きする場合には、一例として図11に示すように、建築部材の下に敷く、所謂バタ角が用いられる。バタ角は、あくまで仮設の部材であって、建築部材の形状や個数等を確認するためには不要な部材である。このため、3Dスキャナを用いて撮影された建築部材を画面に表示する際に、他の部材とは区分して表示することが望まれている。
同様に、建物の内外部を改修工事する際等には、一例として図12に示すように、仮設部材である、所謂足場を用いる場合がある。3Dスキャナで建物の改修工事等の状況を確認する場合に足場は不要な部材であるため、3Dスキャナを用いて撮影された建物内外部の各種部材を画面に表示する際にも、他の部材とは区分して表示することが望まれている。なお、これらの要望は、バタ角や足場のみに限らず、付設部材全般に対する要望である。
これに対し、上記特許文献1に記載の技術を、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを区分して表示するために適用する場合、測定対象物の反射光の強度が、付設部材よりも所定値以上異なる場合に、当該測定対象物を付設部材と区別して表示することになる。このため、この技術では、反射光の強度の差分が当該所定値未満である場合には区分することができず、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを、必ずしも精度よく区分して表示することができるとは限らない、という問題点があった。
本開示は、以上の事情を鑑みて成されたものであり、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを精度よく区分して表示することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る情報処理装置は、測定対象物と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材と、を3次元撮影して得られた、色情報又は反射強度情報を含む座標情報を取得する取得部と、前記付設部材の色情報又は反射強度情報を受け付ける受付部と、前記取得部によって取得された前記色情報又は前記反射強度情報、及び前記受付部によって受け付けられた前記色情報又は前記反射強度情報に基づき、前記測定対象物と前記付設部材とを区分する区分部と、前記区分部によって前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で、前記座標情報が示す各部を表示部によって表示するように制御する制御部と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る情報処理装置によれば、測定対象物と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材と、を3次元撮影して得られた、色情報又は反射強度情報を含む座標情報を取得する一方、付設部材の色情報又は反射強度情報を受け付け、取得した色情報又は反射強度情報、及び受け付けた色情報又は反射強度情報に基づき、測定対象物と付設部材とを区分し、当該区分された状態で、座標情報が示す各部を表示部によって表示するように制御することで、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを精度よく区分して表示することができる。
請求項2に記載の本発明に係る情報処理装置は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記制御部が、前記付設部材を表示しないことで、前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で前記各部を前記表示部によって表示するように制御する。
請求項2に記載の本発明に係る情報処理装置によれば、付設部材を表示しないことで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で各部を表示部によって表示するように制御することで、測定対象物を、より明確に視認することができる。
請求項3に記載の本発明に係る情報処理装置は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記制御部が、前記付設部材を外形線のみで表示することで、前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で前記各部を前記表示部によって表示するように制御する。
請求項3に記載の本発明に係る情報処理装置によれば、付設部材を外形線のみで表示することで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で各部を表示部によって表示するように制御することで、測定対象物と付設部材とを、より明確に区分して視認することができる。
以上説明したように、本発明によれば、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを精度よく区分して表示することができる。
実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る3Dスキャナの構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るスキャン情報データベースの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る区分情報データベースの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る3Dスキャナによる3次元撮影の状態の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る初期情報入力画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る撮影画像提示画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る撮影画像提示画面の一例を示す正面図である。 従来技術の説明に供する図であり、バタ角の一例を示す図である。 従来技術の説明に供する図であり、足場の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明を、建物の建築現場におけるバタ角及び足場を他の建築部材と区分して表示する用途に適用する場合について説明する。
まず、図1~図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システム90の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム90のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態に係る3Dスキャナ50の構成の一例を示す斜視図である。更に、図3は、本実施形態に係る情報処理装置10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム90は、情報処理装置10及び3Dスキャナ50を含んで構成されている。なお、情報処理装置10の例としては、パーソナルコンピュータ及びサーバコンピュータ等の汎用又は専用の情報処理装置が挙げられる。
本実施形態に係る情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、一時記憶領域としてのメモリ12、不揮発性の記憶部13、キーボードとマウス等の入力部14、液晶ディスプレイ等の表示部15、媒体読み書き装置(R/W)16及び通信インタフェース(I/F)部18を備えている。CPU11、メモリ12、記憶部13、入力部14、表示部15、媒体読み書き装置16及び通信I/F部18はバスBを介して互いに接続されている。媒体読み書き装置16は、記録媒体17に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体17への情報の書き込みを行う。
記憶部13はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部13には、情報処理プログラム13Aが記憶されている。情報処理プログラム13Aは、情報処理プログラム13Aが書き込まれた記録媒体17が媒体読み書き装置16にセットされ、媒体読み書き装置16が記録媒体17からの情報処理プログラム13Aの読み出しを行うことで、記憶部13へ記憶される。CPU11は、情報処理プログラム13Aを記憶部13から読み出してメモリ12に展開し、情報処理プログラム13Aが有するプロセスを順次実行する。
また、記憶部13には、スキャン情報データベース13B及び区分情報データベース13Cが記憶される。なお、スキャン情報データベース13B及び区分情報データベース13Cについては、詳細を後述する。
一方、図1に示すように、本実施形態に係る3Dスキャナ50は、スキャナ本体52及び記憶部58を含んで構成されている。なお、図示は省略するが、本実施形態に係る3Dスキャナ50は、スキャナ本体52により3次元撮影を行う際に当該スキャナ本体52による撮影方向を変化させるためのモータや、当該モータ、スキャナ本体52等の各部の作動を制御する制御部等も含まれている。
図2に示すように、本実施形態に係る3Dスキャナ50は、3脚とされた脚部60の上部にスキャナ本体52が設けられており、スキャナ本体52は、脚部60の上部において、上述したモータの駆動により撮影方向が変更可能とされている。なお、脚部60は3脚には限らないことは言うまでもない。
本実施形態に係る3Dスキャナ50は、スキャナ本体52からレーザ光を射出し、対象物に反射して返ってくるまでの時間から距離を算出する一方、スキャナ本体52の移動方向からレーザ光の射出角度を算出し、これらの算出値を用いて3次元位置を特定する、所謂タイムオブフライト方式のものとされている。但し、3Dスキャナ50による3次元位置の特定方式は、これに限るものではない。例えば、スキャナ本体52から複数に変調させたレーザ光を射出し、対象物に当たって戻ってきた拡散反射成分の位相差により対象物との距離を求め、当該距離とレーザ光の射出角度から3次元位置を特定する、所謂フェイズシフト方式のものを、3Dスキャナ50として適用する形態としてもよい。
また、本実施形態に係る3Dスキャナ50では、点群データとして、各点の3次元位置の座標を示す座標情報の他、対応する点のレーザ光の反射強度を示す反射強度情報、及び対応する点の色を示す色情報が取得される。そして、本実施形態に係る3Dスキャナ50では、取得した座標情報、反射強度情報、及び色情報が点群データにおける点毎に関連付けられて記憶部58に記憶される。
なお、本実施形態に係る情報処理システム90では、3Dスキャナ50の記憶部58に記憶された各種情報を有線通信によって情報処理装置10に送信する形態とされているが、これに限るものではない。例えば、無線通信によって、3Dスキャナ50の記憶部58に記憶された各種情報を情報処理装置10に送信する形態としてもよい。また、記憶部58を3Dスキャナ50から着脱可能な可搬型の記憶媒体としておき、当該記憶媒体を介して、3Dスキャナ50の記憶部58に記憶された各種情報を情報処理装置10に転送する形態としてもよい。更に、3Dスキャナ50の記憶部58に記憶された各種情報を情報処理装置10に直接送信する形態には限らず、例えば、クラウドサーバを経由して情報処理装置10に送信する形態としてもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の機能的な構成について説明する。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、取得部11A、受付部11B、区分部11C、及び制御部11Dを含む。情報処理装置10のCPU11が情報処理プログラム13Aを実行することで、取得部11A、受付部11B、区分部11C、及び制御部11Dとして機能する。
本実施形態に係る取得部11Aは、測定対象物と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材と、を3次元撮影して得られた、色情報及び反射強度情報を含む座標情報を取得する。なお、本実施形態では、上記付設部材として、建物の建築時に用いられるバタ角及び足場を適用する形態としているが、これに限るものではない。例えば、バタ角及び足場の何れか一方のみを付設部材として適用する形態としてもよいし、建物の建築時に一時的に用いられる他の部材や、建物の建築とは無関係の分野で一時的に用いられる他の部材を付設部材として適用する形態としてもよい。また、本実施形態では、上記測定対象物として、柱や梁等の元となる木材や、設備配管等の建築部材を適用しているが、これに限るものではない。例えば、建物の建築とは無関係の分野で用いられる、付設部材を除く各種部材を測定対象物として適用する形態としてもよい。
また、本実施形態に係る受付部11Bは、上述した付設部材の色情報及び反射強度情報を受け付ける。なお、本実施形態では、受付部11Bによる受け付けを、入力部14を介して行う形態としているが、これに限るものではない。例えば、情報処理装置10にマイク等の音声入力装置を設けておき、当該音声入力装置を介した音声による入力を受け付ける形態としてもよい。
また、本実施形態に係る区分部11Cは、取得部11Aによって取得された色情報及び反射強度情報、及び受付部によって受け付けられた色情報及び反射強度情報に基づき、測定対象物と付設部材とを区分する。
そして、本実施形態に係る制御部11Dは、区分部11Cによって測定対象物と付設部材とが区分された状態で、上記座標情報が示す各部を表示部15によって表示するように制御する。なお、本実施形態に係る制御部11Dは、付設部材を表示しないことで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で上記各部を表示部15によって表示するように制御する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係るスキャン情報データベース13Bについて説明する。図4は、本実施形態に係るスキャン情報データベース13Bの構成の一例を示す模式図である。
図4に示すように、本実施形態に係るスキャン情報データベース13Bは、座標、反射強度、及び色の各情報が関連付けられて記憶される。
上記座標は、3Dスキャナ50による3次元撮影によって得られた各点の位置の座標を示す、上述した座標情報であり、上記反射強度は、対応する点における、上述した反射強度情報であり、上記色は、対応する点における、上述した色情報である。即ち、本実施形態に係るスキャン情報データベース13Bは、3Dスキャナ50による3次元撮影によって得られた座標情報、反射強度情報、及び色情報の点群データが登録されるものである。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る区分情報データベース13Cについて説明する。図5は、本実施形態に係る区分情報データベース13Cの構成の一例を示す模式図である。
図5に示すように、本実施形態に係る区分情報データベース13Cは、付設部材名、付設部材ID(Identification)、色、及び反射強度の各情報が関連付けられて記憶される。
上記付設部材名は、付設部材の名称(本実施形態では、「バタ角」及び「足場」)を示す情報である。また、上記付設部材IDは、対応する付設部材における各種類別に、当該種類を識別するために各々異なる情報として予め付与された情報である。即ち、本実施形態に係る情報処理システム90では、付設部材として、バタ角及び足場の各々について、複数種類のものに対応するものとされている。
そして、上記色は、対応する付設部材の色の範囲を示す情報であり、上記反射強度は、対応する付設部材の反射強度の範囲を示す情報である。なお、図5に示すように、本実施形態では、上記色の範囲を示す情報として、R(赤)、G(緑)、B(青)の各原色別の輝度の範囲を示す情報を適用しているが、これに限るものではない。例えば、これらの3原色のうちの1つ、又は2つの原色の組み合わせの輝度を固定値としておき、残りの原色の輝度の範囲を示す情報を、上記色の範囲を示す情報として適用する形態としてもよい。また、本実施形態では、バタ角については色の範囲を示す情報のみを記憶しておき、足場については反射強度の範囲を示す情報のみを記憶しておく形態としているが、これに限るものではない。例えば、バタ角及び足場の双方について色の範囲及び反射強度の範囲の双方を示す情報を記憶しておく形態としてもよい。
次に、図6~図9を参照して、本実施形態に係る情報処理システム90の作用を説明する。図6は、本実施形態に係る3Dスキャナ50による3次元撮影の状態の一例を示す斜視図である。また、図7は、本実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
一例として図6に示すように、対象とする場所(本実施形態では、建築中の建物に隣接する資材置き場)80に対する建築部材84の搬入者は、当該建築部材84を資材置き場80に搬入する際に、建築部材84とは異なる色合い(以下、「バタ角色」という。)とされた複数のバタ角82を適所に敷いたうえで、当該バタ角82の上に建築部材84を載積する。また、図示は省略するが、建築中の建物に対して足場を設ける作業者は、当該足場として、3Dスキャナ50により得られる反射強度(以下、単に「反射強度」という。)が建築部材84とは異なるものを、建築部材84とは光沢が異なるものとして用いる。
一方、3次元撮影を行う撮影者は、資材置き場80において、建築部材84を含む撮影対象領域が撮影範囲に含まれるように3Dスキャナ50を設置して3次元撮影を実施する。なお、錯綜を回避するために、以下では、3Dスキャナ50による1回のみの3次元撮影で撮影対象領域を網羅できる場合について説明するが、これに限るものではない。3Dスキャナ50による1回のみの3次元撮影では撮影対象領域を網羅できない場合は、複数回に分けて3次元撮影を実施し、各3次元撮影で得られた点群データを合成する形態としてもよい。
この3次元撮影によって、撮影対象領域における、上述した座標情報、反射強度情報、及び色情報の各情報が得られ、一時的に記憶部58に記憶される。
その後、撮影者は、3Dスキャナ50に記憶された座標情報、反射強度情報、及び色情報の各情報を情報処理装置10に送信する操作を行う。
上記各情報が3Dスキャナ50から受信されると、情報処理装置10では、受信した各情報がスキャン情報データベース13Bに登録される。この情報の登録により、一例として図4に示されるスキャン情報データベース13Bが構築されることになる。
この状態において、情報処理装置10のユーザは、情報処理プログラム13Aの実行を開始する指示入力を、入力部14を介して行う。この指示入力に応じて、情報処理装置10のCPU11が当該情報処理プログラム13Aを実行することにより、図7に示す情報処理が実行される。なお、錯綜を回避するために、ここでは、情報処理装置10のユーザが、建築現場で用いられているバタ角82のバタ角色及び足場の反射強度を予め把握している場合について説明する。
図7のステップ100で、CPU11は、予め定められた構成とされた初期情報入力画面を表示するように表示部15を制御し、ステップ102で、CPU11は、所定情報が入力されるまで待機する。
図8には、本実施形態に係る初期情報入力画面の構成の一例が示されている。図8に示すように、本実施形態に係る初期情報入力画面では、区分対象とするバタ角の色の範囲、及び足場の反射強度の範囲の入力を促すメッセージが表示される。また、本実施形態に係る初期情報入力画面では、バタ角82の色の範囲を入力するための入力領域15A、及び足場の反射強度の範囲を入力するための入力領域15Bが表示される。
一例として図8に示す初期情報入力画面が表示部15に表示されると、ユーザは、入力部14を用いて、建築現場で用いられているバタ角82のバタ角色の範囲及び足場の反射強度の範囲の各々を、対応する入力領域15A及び入力領域15Bに入力した後、終了ボタン15Cを指定する。
ユーザによって終了ボタン15Cが指定されると、ステップ102が肯定判定となってステップ104に移行する。
ステップ104で、CPU11は、初期情報入力画面においてユーザによって入力されたバタ角色の範囲及び反射強度の範囲の各情報を区分情報データベース13Cに記憶する。この際、CPU11は、バタ角82及び足場の少なくとも一方に複数種類のものがある場合には、各々異なる付設部材IDを付与したうえで、各範囲を示す情報を区分情報データベース13Cに記憶する。以上のステップ100~ステップ104の処理により、一例として図5に示す区分情報データベース13Cが構築されることになる。
ステップ106で、CPU11は、スキャン情報データベース13Bから全ての情報(以下、「スキャン情報」という。)を読み出す。ステップ108で、CPU11は、区分情報データベース13Cから全ての情報(以下、「区分情報」という。)を読み出す。なお、以下では、区分情報におけるバタ角色の範囲を示す情報を「バタ角色範囲情報」といい、区分情報における足場の反射強度の範囲を示す情報を「足場反射強度範囲情報」という。
ステップ110で、CPU11は、バタ角82及び足場を、他の建築部材とは区分する処理である区分処理を以下のように実行する。
即ち、まず、CPU11は、読み出したスキャン情報における色情報が、読み出した区分情報におけるバタ角色範囲情報が示す範囲に含まれる点を、バタ角82を示す点(以下、「バタ角点」という。)として特定する。また、CPU11は、読み出したスキャン情報における反射強度が、読み出した区分情報における足場反射強度範囲情報が示す範囲に含まれる点を、足場を示す点(以下、「足場点」という。)として特定する。
次いで、CPU11は、読み出したスキャン情報における、特定したバタ角点及び足場点に対応する色情報を、予め定められた色(本実施形態では、黒色。)の情報に変換することで、バタ角点及び足場点と、他の建築部材とを区分する。
ステップ112で、CPU11は、以上の処理を経たスキャン情報を用いて、予め定められた構成とされた撮影画像提示画面を表示するように表示部15を制御し、ステップ114で、CPU11は、所定情報が入力されるまで待機する。
図9には、本実施形態に係る撮影画像提示画面の一例が示されている。なお、図9では、便宜上、グレイスケールの画像として撮影画像提示画面を表現しているが、実際には、バタ角82を除く部分はカラーで表示される。図9に示すように、本実施形態に係る撮影画像提示画面では、一例として図6に示した撮影範囲に対応する画像が、バタ角点が消去された状態(本実施形態では、黒色で塗りつぶされた状態)で表示される。このため、情報処理装置10のユーザは、撮影画像提示画面を参照することにより、建築部材84の形状や個数、寸法等を容易に確認することができる。
一例として図9に示す撮影画像提示画面が表示部15に表示されると、ユーザは、表示内容を把握した後、終了ボタン15Cを、入力部14を介して指定する。ユーザによって終了ボタン15Cが指定されると、ステップ114が肯定判定となって本情報処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、測定対象物(本実施形態では、建築部材84)と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材(本実施形態では、バタ角82及び足場)と、を3次元撮影して得られた、色情報及び反射強度情報を含む座標情報を取得する取得部11Aと、付設部材の色情報及び反射強度情報を受け付ける受付部11Bと、を備えている。また、実施形態に係る情報処理装置10によれば、取得部11Aによって取得された色情報及び反射強度情報、及び受付部11Bによって受け付けられた色情報及び反射強度情報に基づき、測定対象物と付設部材とを区分する区分部11Cと、区分部11Cによって測定対象物と付設部材とが区分された状態で、座標情報が示す各部を表示部15によって表示するように制御する制御部11Dと、を備えている。従って、測定対象物と、当該測定対象物と接近した付設部材とを精度よく区分して表示することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、付設部材を表示しないことで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で各部を表示部15によって表示するように制御している。従って、測定対象物を、より明確に視認することができる。
なお、上記実施形態では、付設部材を表示しないことで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で各部を表示部15によって表示するように制御する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、一例として図10に示すように、付設部材(図10に示す例では、バタ角82)を外形線のみで表示することで、測定対象物と付設部材とが区分された状態で各部を表示部15によって表示するように制御する形態としてもよい。この場合、測定対象物と付設部材とを、より明確に区分して視認することができる。
また、上記実施形態では、バタ角82の色を示す色情報として、R、G、Bの各原色別の輝度の範囲を指定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、赤、青、黒といったように色の名称そのものをバタ角82の色を示す色情報として指定する形態としてもよい。この場合、バタ角82の色を示す色情報の指定を容易化することができる。
また、上記実施形態では、取得部11Aによって色情報及び反射強度情報の双方を取得し、かつ、受付部11Bによって色情報及び反射強度情報の双方を受け付ける場合について説明したが、これに限定されない。例えば、取得部11Aによって色情報及び反射強度情報の何れか一方のみを取得し、かつ、受付部11Bによって色情報及び反射強度情報のうち、取得部11Aによって取得する情報のみを受け付ける形態としてもよい。
また、上記実施形態において、例えば、取得部11A、受付部11B、区分部11C、及び制御部11Dの各処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
10 情報処理装置
11 CPU
11A 取得部
11B 受付部
11C 区分部
11D 制御部
12 メモリ
13 記憶部
13A 情報処理プログラム
13B スキャン情報データベース
13C 区分情報データベース
14 入力部
15 表示部
15A 入力領域
15B 入力領域
15C 終了ボタン
16 媒体読み書き装置
17 記録媒体
18 通信I/F部
50 3Dスキャナ
52 スキャナ本体
58 記憶部
60 脚部
80 資材置き場
82 バタ角
84 建築部材
90 情報処理システム

Claims (3)

  1. 測定対象物と、当該測定対象物と色合い又は光沢が異なり、かつ、当該測定対象物と接近した付設部材と、を3次元撮影して得られた、色情報又は反射強度情報を含む座標情報を取得する取得部と、
    前記付設部材の色情報又は反射強度情報を受け付ける受付部と、
    前記取得部によって取得された前記色情報又は前記反射強度情報、及び前記受付部によって受け付けられた前記色情報又は前記反射強度情報に基づき、前記測定対象物と前記付設部材とを区分する区分部と、
    前記区分部によって前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で、前記座標情報が示す各部を表示部によって表示するように制御する制御部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記付設部材を表示しないことで、前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で前記各部を前記表示部によって表示するように制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記付設部材を外形線のみで表示することで、前記測定対象物と前記付設部材とが区分された状態で前記各部を前記表示部によって表示するように制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
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