JP2023006557A - 殺菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】封止部材に適切な押圧力を印加することによって、流体漏れを抑制できる殺菌装置を提供すること。【解決手段】殺菌装置は、内壁部と、照射口を覆うように配置され、紫外線を透過させる窓と、窓を通して貯留部に紫外線を照射するための光源と、内壁部および窓を収容する外壁部と、内壁部および窓の間に照射口を取り囲むように配置され、内壁部および窓の間を封止する、弾性を有する封止部材と、内壁部および外壁部の間に配置され、外壁部に対して内壁部を窓に向かって押圧する、弾性を有する押圧部材と、を有する。内壁部は、流体を収容するための貯留部と、貯留部に開口し、貯留部内に流体を供給するための供給口と、貯留部に開口し、貯留部内の流体を取り出すための取出口と、貯留部に開口し、外部からの紫外線を貯留部内に導くための照射口とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、流体に紫外線を照射して前記流体を殺菌処理する殺菌装置に関する。
紫外線を用いて液体などの流体を殺菌処理できることは広く知られている。たとえば、特許文献1には、軸方向に延びる流路に対して、上記軸方向に紫外線を照射して、流路内を流れる流体を殺菌する流体殺菌装置が記載されている。
具体的には、特許文献1に記載の流体殺菌装置は、紫外線を出射する半導体発光素子を含む光源と、殺菌対象の流体が軸方向に流れる流路を有する筐体と、を有する。上記光源は、筐体の軸方向の一端部に紫外光入射窓を介して配置される。上記筐体は、上記一端部から他端部に向けて流路の断面積が徐々に大きくなるテーパ構造を有する。当該テーパ構造は、上記半導体発光素子の配向角に合わせた傾斜を有している。また、上記筐体の他端部に、流体の流れを整える整流手段が設けられている。
特許文献1では、筐体が半導体発光素子の配向角に合わせた傾斜を有するテーパ構造を有することにより、光源から遠い位置まで紫外線を到達させることができ、かつ、整流手段で流れを整えた流体に紫外線を照射することで、流体に万遍なく紫外線が照射されるので、殺菌効果を高めることができるとされている。
特開2019-98055号公報
特許文献1に記載の殺菌装置のような殺菌装置では、筐体の開口部に対して紫外光入射窓を接着剤で固定するか、筐体の開口部に対してパッキンなどの封止部材を介して紫外光入射窓をねじ止めなどにより固定することが考えられる。しかしながら、ねじ止めの度合いを一定に調整することが困難であるため、流体が漏れ出してしまうことが考えられる。
そこで、本発明の目的は、封止部材に適切な押圧力を印加することによって、流体漏れを抑制できる殺菌装置を提供することである。
本発明の一実施の形態に係る殺菌装置は、流体に紫外線を照射して前記流体を殺菌処理する殺菌装置であって、その内部に配置された前記流体を収容するための貯留部と、前記貯留部に開口し、前記貯留部内に前記流体を供給するための供給口と、前記貯留部に開口し、前記貯留部内の前記流体を取り出すための取出口と、前記貯留部に開口し、外部からの紫外線を前記貯留部内に導くための照射口と、を有する内壁部と、前記照射口を覆うように配置され、紫外線を透過させる窓と、前記窓を通して前記貯留部に紫外線を照射するための光源と、前記内壁部および前記窓を収容する外壁部と、前記内壁部および前記窓の間に前記照射口を取り囲むように配置され、前記内壁部および前記窓の間を封止する、弾性を有する封止部材と、前記内壁部および前記外壁部の間に配置され、前記外壁部に対して前記内壁部を前記窓に向かって押圧する、弾性を有する押圧部材と、を有する。
本発明によれば、流体漏れを抑制できる殺菌装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る殺菌装置の斜視図である。 図2は、実施の形態に係る殺菌装置の断面斜視図である。 図3は、実施の形態に係る殺菌装置の断面図である。 図4は、仮想平面に供給口、取出口および貯留部を投影したときの、供給口と取出口との位置関係を示す投影図である。 図5は、貯留部における流体の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る殺菌装置について説明する。
(殺菌装置の構成)
図1~図3は、本発明の一実施の形態に係る殺菌装置100の構成を示す図である。図1は、殺菌装置100の斜視図である。図2は、殺菌装置100の断面斜視図である。図3は、図2に対応した断面図である。図4は、仮想平面(後述)に供給口120、取出口130および貯留部210を投影したときの、供給口120と取出口130との位置関係を示す投影図である。図5は、貯留部210における流体の流れを示す図である。
図1および図2に示されるように、殺菌装置100は、流体に紫外線を照射して流体を殺菌処理する殺菌装置であって、内壁部110と、窓120と、光源130と、外壁部140と、封止部材150と、押圧部材160とを有する。本実施の形態の殺菌装置100は、上記の構成に加え、供給部170と、取出部180とをさらに有する。
内壁部110は、貯留部210と、照射口215と、供給口216と、取出口217とを構成する。貯留部110は、内壁部110の内部に配置された、流体を収容するための略球状の空間である。照射口215は、貯留部210および外部に開口し、外部(光源130)からの紫外線を貯留部215内に導く貫通孔である。供給口216は、貯留部210および外部に開口し、貯留部215内に流体を供給するための貫通孔である。取出口217は、貯留部210および外部に開口し、貯留部215内の流体を取り出すための貫通孔である。
貯留部210の内径W1は、特に限定されない。貯留部210の内径W1は、例えば10~60mm程度である。貯留部210の内径W1を10~60mm程度にすることにより、光源130として1個のUV-C LEDのみを用いた場合でも、内壁部110内の流体を十分に殺菌できる。
照射口215の内径は、貯留部210の内径W1の大きさに対して、20~50%の大きさであることが好ましい。照射口215の内径を大きくすることで、貯留部210の広い範囲に紫外線を直接照射ができる。一方、照射口215の内径を小さくすることで、貯留部210の内面に占める紫外線反射面の割合を大きくすることができる。
内壁部110は、1つの部材で構成されていてもよいし、複数の部材で構成されていてもよい。本実施の形態では、内壁部110は、第1内壁部111と、第2内壁部112との2部材で構成されている。第1内壁部111および第2内壁部112は、外壁部140内において、外壁部140、封止部材150および押圧部材160によって第1内壁部111と第2内壁部112との界面から流体が漏れないように押圧されている。
第1内壁部111は、供給口216と、供給口216における流体の流動方向(図2に示される矢印A方向)において上流側に位置する略半球状の第1貯留部211とを構成する。供給口216には、供給流路270が接続されている。本実施の形態では、第1内壁部111の外面には、第1環状溝113が形成されている。
第1環状溝113は、押圧部材160を位置決めするための溝である。本実施の形態では、第1環状溝113は、平面視したときに、供給口216を取り囲むように配置されている。第1環状溝113の平面視形状は、押圧部材160の平面視形状と同じ形状でもよいし、異なる形状でもよい。第1環状溝113の平面視形状と、押圧部材160の平面視形状とが異なる場合でも押圧部材160を変形させることで、第1環状溝113に押圧部材160を位置決めできる。本実施の形態では、第1環状溝113の平面視形状は、円環形状である。第1環状溝113の深さは、外部から力を加えられていない状態の押圧部材160の厚みよりも浅ければ特に限定されない。第1環状溝113の深さは、例えば、外部から力を加えられていない状態の押圧部材160の厚みの70%以上である。なお、本実施の形態では、第1環状溝113の深さは、外部から力を加えられていない状態の押圧部材160の厚みの70%である。
第2内壁部112は、取出口217と、照射口215と、供給口216における流体の流動方向(図2における矢印A方向)において下流側に位置する略半球状の第2貯留部212とを構成する。取出口217には、取出流路280が接続されている。照射口215は、窓120により覆われており、光源130から出射された紫外線が通過する。本実施の形態では、第2内壁部112の外面には、第2環状溝114と、位置決め凹部143とが配置されている。
第2環状溝114は、封止部材150を位置決めするための溝である。第2環状溝114は、照射口215を取り囲むように配置され、光源130から出射される光の進行を妨げなければ特に限定されない。第2環状溝114の平面視形状は、封止部材150の平面視形状と同じ形状でもよいし、異なる形状でもよい。第2環状溝114の平面視形状と、封止部材150の平面視形状とが異なる場合でも封止部材150を変形させることで、第2環状溝114に封止部材150を位置決めできる。本実施の形態では、第2環状溝114の平面視形状は、封止部材150の平面視形状と同じ形状である。本実施の形態では、第2環状溝114の平面視形状は、円環形状である。第2環状溝114の深さは、外部から力を加えられていない状態の封止部材150の厚みよりも浅ければ特に限定されない。第2環状溝114の深さは、例えば、外部から力を加えられていない状態の封止部材150の厚みの70%以上である。なお、本実施の形態では、第2環状溝114の深さは、外部から力を加えられていない状態の封止部材150の厚みの70%である。
位置決め凹部143は、その底面に照射口215が開口している。第2環状溝114に封止部材150を配置し、位置決め凹部143に窓120を配置することで、照射口215に対して、窓120が配置される。
内壁部110は、流れる流体の圧力によって変形または破損しない部材で形成されている。内壁部110の材料の例には、アルミニウムなどの金属、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの樹脂が含まれる。また、内壁部110内の流体に対して効率よく紫外線を照射する観点から、内壁部110の内面は、光源130から照射される紫外線の反射率が80%以上である紫外線反射面を含むことが好ましい。紫外線反射面の材料の例には、紫外線に対して高い反射率を有するアルミニウム、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が含まれる。また、紫外線反射面は、内壁部110の内面に紫外線反射塗料を塗布することや紫外線反射膜を形成することで構成されてもよい。本実施の形態では、内壁部110(第1内壁部111および第2内壁部112)の材料は、いずれもPTFEである。
窓120は、照射口215を覆うように配置されている。窓120の形状は、光源130から出射された紫外線を貯留部210に透過させることができれば、特に限定されない。窓120の形状は、平板状でもよいし、貯留部210の内面に合わせた形状でもよい。本実施の形態では、窓120の形状は、平板状である。窓120の大きさは、照射口215を完全に塞ぎ、かつ内壁部110と窓120との間に封止部材150を適切に配置することができれば特に限定されない。
窓120の材料は、紫外線を透過させることができ、かつ必要な強度を有していれば、特に限定されない。殺菌性能を向上させる観点からは、窓120の材料は、波長200nm以上350nm以下の紫外線を透過させる材料であることが好ましく、200nm以上280nm以下の紫外線を透過させる材料であることがより好ましい。窓120の材料の例には、石英(SiO)、サファイア(Al)および非晶質のフッ素系樹脂などが含まれる。
光源130は、貯留部210内の流体に紫外線を照射する。光源130の位置は、貯留部210の流体に紫外線を照射できれば特に限定されない。本実施の形態では、光源130は、外壁部140に固定されており、窓120を通して貯留部210に紫外線を照射する。
光源130の種類は、紫外線を出射できれば特に限定されない。光源130の例には、発光ダイオード(LED)、水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、レーザーダイオード(LD)が含まれる。本実施の形態では、光源130は、発光ダイオード(LED)である。光源130が出射する紫外線の波長は、特に限定されない。光源130が出射する紫外線の波長は、効果的に殺菌する観点から、200nm以上350nm以下が好ましく、200nm以上280nm以下がより好ましい。すなわち、光源130から出射される紫外線は、紫外線C波(UVC)が好ましい。市販されている光源130の例には、ピーク波長が280nmの紫外線発光ダイオードであるNCSU334A(日亜化学工業株式会社)が含まれる。また、ピーク波長が280nmの紫外線発光ダイオードの他の例には、KLARAN(旭化成株式会社)、ZEU110BEAE(スタンレー電気株式会社)が含まれる。
外壁部140は、内壁部110および窓120を覆い、内壁部110および窓120を押圧する。本実施の形態では、外壁部140は、内壁部110、窓120に加え、光源130も覆う。本実施の形態では、外壁部140は、第1外壁部141と、第2外壁部142とを有する。
第1外壁部141は、第1内壁部111を流体の流動方向における上流側から覆う。本実施の形態では、第1外壁部141は、第1内壁部111と、第2内壁部112の第1内壁部111側の一部を覆うように配置されている。すなわち、第1内壁部111を覆う部分における第1外壁部141の深さは、第1内壁部111の深さよりも深い。よって、第1内壁部111を第1外壁部141に収容した状態では、第1内壁部111は、第1外壁部141から突出していない。
第2外壁部142は、第2内壁部112を流体の流動方向における下流側から覆う。本実施の形態では、第2外壁部142は、第2内壁部112の流体の流動方向における下流側の一部を覆うように配置されている。すなわち、第2内壁部112を収容する部分における第2外壁部142の深さは、第2内壁部112の深さよりも浅い。よって、第2内壁部112を第2外壁部142に収容した状態では、第2内壁部112は、第2外壁部142から突出している。
第1外壁部141と第2外壁部142とを接合すると、第1内壁部111および第2内壁部112はこれらに押圧されて接合される。本実施の形態では、流体の流動方向において、第1外壁部141および第2外壁部142の接合部分と、第1内壁部111および第2内壁部112の接合部分は、異なる場所に位置する。より具体的には、流体の流動方向において、第1外壁部141および第2外壁部142の接合部分は、第1内壁部111および第2内壁部112の接合部分よりも下流側に配置されている。したがって、貯留部210内の流体が、第1内壁部111および第2内壁部112の接合部分と、第1外壁部141および第2外壁部142の接合部分とを介して外部に漏れることはない。第1外壁部141および第2外壁部142の接合方法は、特に限定されない。本実施の形態では、第1外壁部141および第2外壁部142は、第1外壁部141のフランジと、第2外壁部142のフランジとをねじ止めすることで接合されている。
封止部材150は、内壁部110および窓120の間に配置された弾性を有する部材であって、内壁部110および窓120の間を封止する。封止部材150は、内壁部110および窓120の間に照射口215を取り囲むように配置されている。封止部材150の構成は、内壁部110および窓120の間を適切に封止できれば特に限定されない。封止部材150は、例えばOリングや、パッキンである。本実施の形態では、封止部材150は、Oリングである。本実施の形態では、封止部材150(Oリング)は、第2内壁部112の第2環状溝114に配置されている。本実施の形態では、光源130が固定された第2外壁部142に、封止部材150および窓120を順番に配置した第2内壁部112を収容する。
押圧部材160は、外壁部140および内壁部110の間に配置された、内壁部110を窓120に向かって押圧する、弾性を有する部材である。押圧部材160は、供給口216を取り囲むように配置されていてもよいし、供給口216を取り囲まないように配置されていてもよい。押圧部材160が供給口216を取り囲むように配置することで、供給口216の周囲において内壁部110および外壁部140(第1外壁部141)の間を封止することもできる。押圧部材160の構成は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。押圧部材160の例には、各種バネ、弾性部材が含まれる。本実施の形態では、押圧部材160は、Oリングである。本実施の形態では、押圧部材160(Oリング)は、第1内壁部111の第1環状溝113に配置されている。本実施の形態では、第1環状溝113に押圧部材160が配置された第1内壁部111を第1外壁部141に収容する。
図3に示されるように、外壁部140に内壁部110を収容すると、内壁部110(第2内壁部112)に対して封止部材150から第1押圧力F1が作用する。また、内壁部110(第1内壁部111)に対して押圧部材160から第2押圧力F2が作用する。よって、第2内壁部112と、封止部材150と、窓120との密着について、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力が作用するため、流体漏れを防止できる。封止部材150による内壁部110(第1内壁部111)に対する第1押圧力F1は、押圧部材160による内壁部110(第2内壁部112)に対する第2押圧力F2よりも小さいことが好ましい。第1押圧力F1が第2押圧力F2よりも大きい場合には、封止機能が作用せず水漏れのおそれがある。第1押圧力F1および第2押圧力F2は、例えば、封止部材150または押圧部材160の材料や大きさを変更することで調整できる。
供給部170は、内壁部110内の貯留部210内に流体を供給する。供給部170は、供給流路270を構成する。供給流路270の一方の端部は、内壁部110の供給口216に接続しており、他方の端部は、図外の流体供給装置に接続されている。供給流路270は、貯留部210内に貯留部210の壁に沿って滑らかに流体を供給できるように配置されていることが好ましい。本実施の形態では、供給口216における流体の流動方向(図2における矢印A方向)に沿い、かつ貯留部210の重心を含む断面における、供給流路270の内面と貯留部210の内面との第1接続部271において、供給流路270の内面の一部は、第1接続部271における貯留部210の内面の接線と一致するように、貯留部210の内面と滑らかに連続して配置されている。
取出部180は、内壁部110内の貯留部210内の殺菌された流体を取り出す。取出部180は、取出流路280を構成する。取出流路280の一方の端部は、内壁部110の取出口217に接続しており、他方の端部は、図外の流体取出装置に接続されている。取出部180は、貯留部210(第2貯留部212)において、光源130から出射された紫外線が直接到達しない位置に配置されていることが好ましい。取出流路280は、貯留部210から貯留部210の壁に沿って滑らかに流体を取り出せるように配置されていることが好ましい。本実施の形態では、取出口217における流体の流動方向(図2における矢印B方向)に沿い、かつ貯留部210の重心を含む断面における、取出流路280の内面と貯留部210の内面との第2接続部281において、取出流路280の内面の一部は、第2接続部281における貯留部210の内面の接線と一致するように、貯留部210の内面と滑らかに連続して配置されている。本実施の形態では、供給流路270および取出流路280は、互いに平行である。
供給流路270の内面と貯留部210の内面との第1接続部271、および取出流路280の内面と貯留部210の内面との第2接続部281において段差を無くすことにより、球状の貯留部210の壁面に沿った流体の流れを作ることができるとともに、貯留部210内で流体を一定の方向に回転させながら滞留させた後に流体を取り出すことができる。これにより、流体に紫外線が均一に照射されるので、流体の十分な殺菌を行うことができる。
供給口216(供給流路270)の内径W2および取出口217(取出流路280)の内径W3の大きさは、特に限定されないが、殺菌性能を維持しつつ流体の圧力損失を低減する観点からは、貯留部210の内径W1に対して、25~40%の範囲内が好まし。供給口216の内径W2および取出口217の内径W3を大きくすることで、殺菌装置100における流体の圧力損失を低減することができる。一方、供給口216の内径W2および取出口217の内径W3を小さくすることで、供給口216から供給された流体が貯留部210に留まる時間が長くなり、殺菌性能を向上させることができる殺菌性能向上の観点からは、貯留部210の内径W1に対して、10%以上であってもよい。
図4に示されるように、供給口216において貯留部210に接続される供給流路270の内面の延在方向(図2における矢印A方向)に直交する仮想平面に供給口216、取出口217および貯留部210を投影したとき、供給口216の重心と取出口217の重心とが離間するように、供給口216および取出口217は配置されている。本実施の形態では、上記のように投影したときに、供給口216と取出口217とが離間するように、供給口216および取出口217は配置されている。このように供給口216および取出口217を配置した場合、図5に示されるように、供給口216から貯留部210内に供給された流体は、取出口217に直線的に向かうことなく、貯留部210内を何度も旋回した上で取出口217に到達する。したがって、流体は、十分な量の紫外線を照射され、十分に殺菌された上で取出口217に到達する。なお、本実施の形態では、上記のように投影したときに、窓120(光源130)は、供給口216および取出口217と重ならないように配置されている。なお、本実施の形態では、図4に示されるように、上記仮想平面に投影したとき、供給口216、取出口217、照射口215および貯留部210は、いずれも円形である。したがって、供給口216の重心は、供給口216の中心と一致し、取出口217の重心は、取出口217の中心と一致し、貯留部210の重心は、貯留部210の中心と一致する。
また、本実施の形態では、図4に示すように、上記仮想平面に供給口216、取出口217および貯留部210を投影したとき、供給口216の重心および貯留部210の重心を結ぶ直線と、取出口217の重心および貯留部210の重心を結ぶ直線とのなす角度αは、75~165°の範囲内であることが好ましく、120~150°の範囲内であることがより好ましい。角度αを上記の範囲内とすることで、十分な殺菌性能を維持しつつ流体の圧力損失をより低減することができる。ここで2つの直線がなす角度とは、2つの直線がなす2つの角度のうち小さい方の角度を意味する。
(殺菌装置の使用方法)
次に、本実施の形態に係る殺菌装置100の使用方法について説明する。
光源130から紫外線を出射させた状態で、殺菌対象の流体(例えば水)を供給口216から貯留部210内に導入するとともに、貯留部210内の流体を取出口217から取り出す。このとき、供給口216(供給流路270)側を加圧して流体を移動させてもよいし、取出口217(取出流路280)側を減圧して流体を移動させてもよい。前述のとおり、本実施の形態に係る殺菌装置100では、貯留部210の形状を略球状とし、かつ供給口216および取出口217を所定の条件を満たすように配置したため、殺菌対象の流体は、貯留部210内を旋回しつつ紫外線を照射され、十分に殺菌された状態で取出口217から取り出される。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る殺菌装置100によれば、封止部材150および弾性部材160により、第1押圧力F1および第2弾性力F2を調整できるため、内壁部110と窓120との界面からの流体漏れを抑制できる。
本実施の形態に係る殺菌装置は、例えば、浄水や農業用水、食品用洗浄水、各種洗浄水、浴場の水、プールの水などの殺菌において有用である。
100 殺菌装置
110 内壁部
111 第1内壁面
112 第2内壁面
113 第1環状溝
114 第2環状溝
120 窓
130 光源
140 外壁部
141 第1外壁部
142 第2外壁部
143 位置決め段部
150 封止部材
160 押圧部材
170 供給部
180 取出部
210 貯留部
211 第1貯留部
212 第2貯留部
215 照射口
216 供給口
217 取出口
270 供給流路
271 第1接続部
280 取出流路
281 第2接続部

Claims (6)

  1. 流体に紫外線を照射して前記流体を殺菌処理する殺菌装置であって、
    その内部に配置された前記流体を収容するための貯留部と、前記貯留部に開口し、前記貯留部内に前記流体を供給するための供給口と、前記貯留部に開口し、前記貯留部内の前記流体を取り出すための取出口と、前記貯留部に開口し、外部からの紫外線を前記貯留部内に導くための照射口と、を有する内壁部と、
    前記照射口を覆うように配置され、紫外線を透過させる窓と、
    前記窓を通して前記貯留部に紫外線を照射するための光源と、
    前記内壁部および前記窓を収容する外壁部と、
    前記内壁部および前記窓の間に前記照射口を取り囲むように配置され、前記内壁部および前記窓の間を封止する、弾性を有する封止部材と、
    前記内壁部および前記外壁部の間に配置され、前記外壁部に対して前記内壁部を前記窓に向かって押圧する、弾性を有する押圧部材と、
    を有する、殺菌装置。
  2. 前記封止部材による前記内壁部に対する第1押圧力は、前記押圧部材による前記内壁部に対する第2押圧力よりも小さい、請求項1に記載の殺菌装置。
  3. 前記内壁部は、前記供給口における前記流体の流動方向において上流側に位置する略半球状の第1貯留部を構成する第1内壁部と、下流側に位置する略半球状の第2貯留部を構成する第2内壁部と、を含み、
    前記押圧部材は、前記第1内壁部および前記外壁部の間に配置されており、
    前記封止部材は、前記第2内壁部および前記外壁部の間に配置されている、
    請求項1または請求項2に記載の殺菌装置。
  4. 前記貯留部は、略球形状である、請求項1~3のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  5. 前記封止部材は、Oリングである、請求項1~4のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  6. 前記押圧部材は、Oリングである、請求項1~5のいずれか一項に記載の殺菌装置。
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