JP2023006097A - ユーザ装置、基地局及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り替え通知の送信前におけるRRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する手順が実行される場合に、ユーザ装置のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制する技術を提供する。【解決手段】移動通信システムにおいて、第1ネットワーク及び第2ネットワークと通信するユーザ装置は、第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態から遷移して第2ネットワークへ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、ユーザ装置と第1ネットワークの第1セルとの間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行し、第1セルから第1ネットワークの第2セルへのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを第1セルから受信し、RRC再設定メッセージに基づいて、第2セルへのハンドオーバ後において、ユーザ装置と第2セルとの間での事前設定手順を省略するか否かを判定する。【選択図】図9

Description

本発明は、移動通信システムで用いるユーザ装置、基地局及び通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)のリリース17では、複数の加入者識別モジュールを搭載したユーザ装置が、複数の通信事業者のネットワークに在圏しつつデータ通信を行う機能を策定するためのワークアイテムが立ち上がっている。現状、複数のネットワークに在圏するユーザ装置がページングを受ける仕組みは標準仕様上に規定がなく、ユーザ装置の実装依存となっている。そのため、それぞれのネットワークと協調して複数のネットワークからページングを受ける方法が3GPP標準化の場で検討されている。
ここで、一方のネットワーク(以下、「第1ネットワーク」)においてRRCコネクティッド状態で通信中に、他方のネットワーク(以下、「第2ネットワーク」)からのページングメッセージを受信したケースにおいて、第1ネットワークとの通信よりも第2ネットワークとの通信を優先する場合、ユーザ装置は、第1ネットワークから第2ネットワークへ通信を切り替えるために、一時的に第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態から遷移する(すなわち、離脱する)旨の切り替え通知を第1ネットワークへ送信することが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。第1ネットワークにおいてユーザ装置がRRCコネクティッド状態でなくなることにより、第2ネットワークとの通信中に、第1ネットワークとの不要な通信の発生を抑制できる。
第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態からの遷移は、RRCアイドル状態へ遷移するケースに加えて、第1ネットワークにおいてユーザ装置のコンテキスト情報が保持されるRRCインアクティブ状態へ遷移するケースも検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
ユーザ装置は、第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態への遷移を期待する旨を示す切り替え通知を第1ネットワークへ送信することで、RRCインアクティブ状態用の設定を示すサスペンド設定情報を含むRRC解放メッセージを第1ネットワークの基地局から受信することが想定される。これにより、ユーザ装置は、サスペンド設定情報を用いて、第1ネットワークにおいてRRCインアクティブ状態へ遷移して、RRCインアクティブ状態を維持した状態で、第2ネットワークとの通信を実行できる。その結果、ユーザ装置は、第2ネットワークとの通信の終了後に、第1ネットワークとの通信を開始するための手順を簡略化することができる。
3GPP寄書「R1-2100474」 3GPP寄書「R1-2104301」
ユーザ装置が、例えば、第1ネットワークとの通信よりも第2ネットワークとの通信を優先する場合に自律的にRRCインアクティブ状態へ遷移可能とするために、切り替え通知の送信前に、ユーザ装置と第1ネットワークとの間でRRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する手順(以下、事前設定手順と称する)を実行することが考えられる。
ここで、ユーザ装置がハンドオーバを実行したケースを想定する。ハンドオーバ前に事前設定手順を実行したユーザ装置は、ハンドオーバ後に事前設定手順を実行することで、ハンドオーバ後においてもRRCインアクティブ状態へ自律的に遷移可能となる。
しかしながら、ユーザ装置は、ハンドオーバを実行する度に、事前設定手順を実行しなければならず、ユーザ装置と基地局との間のシグナリングが増加するという問題がある。
そこで、本発明は、切り替え通知の送信前におけるRRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する手順が実行される場合に、ユーザ装置のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できるユーザ装置、基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係るユーザ装置は、第1加入者識別モジュールを用いて第1ネットワークと通信し、第2加入者識別モジュールを用いて第2ネットワークと通信するユーザ装置であって、前記第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態から遷移して前記第2ネットワークへ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、前記ユーザ装置と前記第1ネットワークの第1セルとの間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行する制御部と、前記第1セルから前記第1ネットワークの第2セルへのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを前記第1セルから受信する通信部と、を備え、前記制御部は、前記RRC再設定メッセージに基づいて、前記第2セルへのハンドオーバ後において、前記ユーザ装置と前記第2セルとの間での前記事前設定手順を省略するか否かを判定する。
第2の態様に係る基地局は、第1加入者識別モジュールを用いて第1ネットワークと通信し、第2加入者識別モジュールを用いて第2ネットワークと通信するユーザ装置を有する移動通信システムにおける前記第2ネットワークの基地局であって、前記ユーザ装置のハンドオーバ用のリソースの準備を要求するハンドオーバ要求メッセージを隣接基地局から受信するネットワーク通信部と、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記ユーザ装置へ送信すべき情報として、前記ハンドオーバ要求メッセージに対する応答メッセージに含める制御部と、を備える。
第3の態様に係る通信制御方法は、第1加入者識別モジュールを用いて第1ネットワークと通信し、第2加入者識別モジュールを用いて第2ネットワークと通信するユーザ装置が実行する通信制御方法であって、前記第1ネットワークにおいてRRCコネクティッド状態から遷移して前記第2ネットワークへ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、前記ユーザ装置と前記第1ネットワークの第1セルとの間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行するステップと、前記第1セルから前記第1ネットワークの第2セルへのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを前記第1セルから受信するステップと、前記RRC再設定メッセージに基づいて、前記第2セルへのハンドオーバ後において、前記ユーザ装置と前記第2セルとの間での前記事前設定手順を省略するか否かを判定するステップと、を備える。
本発明の一態様によれば、切り替え通知の送信前におけるRRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する手順が実行される場合に、ユーザ装置のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できるユーザ装置、基地局及び通信制御方法を提供できる。
実施形態に係る移動通信システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る移動通信システムのプロトコルスタックの構成例を示す図である。 実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成例を示す図である。 実施形態に係る第1ネットワークの基地局の構成例を示す図である。 実施形態の第1動作例を示す図(その1)である。 実施形態の第1動作例を示す図(その2)である。 実施形態の第2動作例を示す図である。 実施形態の第3動作例を示す図である。 実施形態のUE100の判定動作例を示す図である。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
[実施形態]
(システム構成)
図1を参照して、実施形態に係る移動通信システム1の構成について説明する。以下において、移動通信システム1が3GPP規格の第5世代システム(5G/NR:New Radio)である一例を主として説明するが、移動通信システム1には、第4世代システム(4G/LTE:Long Term Evolution)システム及び/又は第6世代システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1に示すように、実施形態に係る移動通信システム1は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、第1ネットワーク200Aと、第2ネットワーク200Bとを有する。
UE100は、移動可能な無線通信装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればよいが、例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)やタブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
UE100は、複数の加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identity Module)に対応するマルチSIMデバイスである。UE100は、複数のSIMを用いて複数のネットワークと通信する。以下において、UE100が対応するSIMが2つである一例について主として説明するが、UE100は、3つ以上のSIMに対応していてもよい。「複数のSIMに対応する」とは、UE100が複数のSIMを取り扱う能力を有していることをいい、必ずしもUE100に複数のSIMが搭載されていなくてもよい。このようなUE100は、「複数のSIMをサポートするUE」と呼ばれることがある。なお、SIMは、カード型のSIM(いわゆる、SIMカード)に限らず、予めUE100に組み込まれた組み込み型のSIM(いわゆる、eSIM)であってもよい。SIMは、USIM(Universal Subscriber Identity Module)と呼ばれることがある。
第1ネットワーク200Aは、UE100の一方のSIMと対応付けられたネットワークである。第2ネットワーク200Bは、UE100の他方のSIMと対応付けられたネットワークである。UE100は、一方のSIMを用いて第1ネットワーク200Aへの位置登録を行っており、他方のSIMを用いて第2ネットワーク200Bへの位置登録を行っているものとする。すなわち、UE100は、第1ネットワーク200A及び第2ネットワーク200Bのそれぞれに在圏している。第1ネットワーク200A及び第2ネットワーク200Bは、互いに異なる通信事業者のネットワークであってもよい。但し、第1ネットワーク200A及び第2ネットワーク200Bは、同一の通信事業者のネットワークであってもよい。第1ネットワーク200A及び第2ネットワーク200Bには、互いに異なるPLMN(Public Land Mobile Network) IDが割当てられていてもよい。
第1ネットワーク200Aは、無線アクセスネットワークを構成する基地局210Aと、コアネットワーク220Aとを有する。コアネットワーク220Aは、コアネットワーク装置として、モビリティ管理装置221Aと、ゲートウェイ装置222Aとを有する。同様に、第2ネットワーク200Bは、無線アクセスネットワークを構成する基地局210Bと、コアネットワーク220Bとを有する。コアネットワーク220Bは、コアネットワーク装置として、モビリティ管理装置221Bと、ゲートウェイ装置222Bとを有する。以下において、基地局210A及び200Bを区別しないときは単に基地局210と呼び、モビリティ管理装置221A及び221Bを区別しないときは単にモビリティ管理装置221と呼び、ゲートウェイ装置222A及び222Bを区別しないときは単にゲートウェイ装置222と呼ぶ。
基地局210は、UE100との無線通信を行う無線通信装置である。基地局210は、1又は複数のセルを管理する。基地局210は、自セルとの無線リソース制御(RRC)レイヤにおける接続を確立したUE100との無線通信を行う。基地局210は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。図1において、基地局210AがセルC1を管理し、基地局210BがセルC2を管理する一例を示している。UE100は、セルC1及びセルC2の重複領域に位置している。
基地局210は、5G/NRの基地局であるgNB、又は4G/LTEの基地局であるeNBであってもよい。以下において、基地局210がgNBである一例について主として説明する。基地局210は、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とに機能分割されていてもよい。基地局210は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノード等の中継ノードであってもよい。
モビリティ管理装置221は、制御プレーンに対応した装置であって、UE100に対する各種モビリティ管理を行う装置である。モビリティ管理装置221は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信し、UE100が在圏するトラッキングエリアの情報を管理する。モビリティ管理装置221は、UE100に対して着信を通知するために、基地局210を通じてページングを行う。モビリティ管理装置221は、5G/NRのAMF(Access and Mobility Management Function)、又は4G/LTEのMME(Mobility Management Entity)であってもよい。
ゲートウェイ装置222は、ユーザプレーンに対応した装置であって、UE100のデータの転送制御を行う装置である。ゲートウェイ装置222は、5G/NRのUPF(User Plane Function)、又は4G/LTEのS-GW(Serving Gateway)であってもよい。
(プロトコルスタックの構成例)
図2を参照して、移動通信システム1のプロトコルスタックの構成例について説明する。図2に示すように、UE100と基地局210との間の無線区間のプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、RRC(Radio Resource Control)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤと基地局210のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤと基地局210のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。基地局210のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤと基地局210のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
PDCPレイヤの上位レイヤとしてSDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤが設けられていてもよい。SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。
RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCレイヤと基地局210のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。UE100のRRCと基地局210のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCと基地局210のRRCとの間にRRC接続がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。UE100のRRCと基地局210のRRCとの間のRRC接続がサスペンドされている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、UE100のセッション管理及びモビリティ管理を行う。UE100のNASレイヤとモビリティ管理装置221のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
UE100のNASレイヤにおけるモード(NAS状態)は、アイドルモードとコネクティッドモードとがある。コネクティッドモードでは、UE100のコンテキスト情報がネットワークに保持されており、アイドルモードでは、UE100のコンテキスト情報がネットワークに保持されていない。UE100がコネクティッドモードにある場合、UE100は、RRCコネクティッド状態又はRRCインアクティブ状態にある。UE100がアイドルモードにある場合、UE100は、RRCアイドル状態にある。
NASレイヤにおけるモードは、5GMM(5G Mobility Management)モードであってよい。当該モードでは、コネクティッドモードは5GMM-コネクティッドモードであり、アイドルモードは5GMM-アイドルモードであってよい。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(UEの構成例)
図3を参照して、UE100の構成例について説明する。図3に示すように、UE100は、アンテナ101と、SIM111と、SIM112と、通信部120と、制御部130とを有する。アンテナ101は、UE100の外部に設けられてもよい。SIM111及びSIM112は、SIMカード又はeSIMである。
SIM111は、UE100が第1ネットワーク200Aと通信するために必要な加入者情報及び設定情報を記憶する。SIM111は、第1ネットワーク200AにおけるUE100の識別情報、例えば、電話番号及びIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等を記憶する。SIM111は、第1加入者情報モジュールに対応する。UE100は、SIM111を用いて第1ネットワーク200Aと通信する。
SIM112は、UE100が第2ネットワーク200Bと通信するために必要な加入者情報及び設定情報を記憶する。SIM112は、第2ネットワーク200BにおけるUE100の識別情報、例えば、電話番号及びIMSI等を記憶する。SIM112は、第2加入者情報モジュールに対応する。UE100は、SIM112を用いて第2ネットワーク200Bと通信する。
通信部120は、制御部130の制御下で、アンテナ101を介して第1ネットワーク200Aとの無線通信及び第2ネットワーク200Bとの無線通信を行う。通信部120は、受信部(RX:Receiver)121を1つのみ有していてもよい。この場合、通信部120は、第1ネットワーク200Aからの受信及び第2ネットワーク200Bからの受信を同時に行うことができない。但し、通信部120は、複数の受信部121を有していてもよい。また、通信部120は、送信部(TX:Transmitter)122を1つのみ有していてもよい。この場合、通信部120は、第1ネットワーク200Aへの送信及び第2ネットワーク200Bへの送信を同時に行うことができない。但し、通信部120は、複数の送信部122を有していてもよい。受信部121は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号である受信信号に変換し、受信信号に対する信号処理を行ったうえで制御部130に出力する。送信部122は、制御部130が出力するベースバンド信号である送信信号に対する信号処理を行ったうえで無線信号に変換し、無線信号をアンテナ101から送信する。
制御部130は、通信部120を制御するとともに、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、SIM111を用いて第1ネットワーク200Aとの通信を制御するとともに、SIM112を用いて第2ネットワーク200Bとの通信を制御する。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。メモリは、ROM、EPROM、EEPROM、RAM及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。プロセッサは、デジタル信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサ(DSP)と、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)とを含んでもよい。なお、メモリの一部は通信部120に設けられていてもよい。また、DSPは、通信部120に設けられていてもよい。
制御部130は、RRC処理部131と、NAS処理部132とを含む。RRC処理部131は、RRCレイヤの処理での処理を行う。NAS処理部132は、RRCレイヤよりも上位のレイヤであるNASレイヤの処理での処理を行う。なお、RRC処理部131及びNAS処理部132は、1つのプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されてもよい。
このように構成されたUE100では、SIM111を用いて第1ネットワーク200Aと通信し、SIM112を用いて第2ネットワーク200Bと通信する。制御部130は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態から遷移して第2ネットワーク200Bへ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、UE100と第1ネットワーク200Aの第1セルとの間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行する。通信部120は、第1セルから第1ネットワーク200Aの第2セルへのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを第1セルから受信する。制御部130は、RRC再設定メッセージに基づいて、第2セルへのハンドオーバ後において、UE100と第2セルとの間での事前設定手順を省略するか否かを判定する。これにより、UE100は、判定結果に応じて、ハンドオーバ後において事前設定手順を省略できる。その結果、ハンドオーバ手順が実行される度に事前設定手順を常に実行することがなくなるため、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
制御部130は、第1セルからUE100に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグ情報をRRC再設定メッセージが含まない場合、第2セルへのハンドオーバ後において事前設定手順を省略すると判定してよい。これにより、UE100は、ハンドオーバ後において事前設定手順を省略でき、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
通信部120は、事前設定手順において、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を第1セルから受信してよい。制御部130は、第1セルからUE100に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグ情報をRRC再設定メッセージが含む場合、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を破棄してよい。これにより、UE100は、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を不要に保持し続けることを避けることができる。
制御部130は、第2セルを管理する基地局210により生成されたサスペンド設定情報をRRC再設定メッセージが含む場合、第2セルへのハンドオーバ後において事前設定手順を省略すると判定する。これにより、UE100は、ハンドオーバ後において事前設定手順を省略でき、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
通信部120は、事前設定手順において、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を第1セルから受信してよい。制御部130は、RRC再設定メッセージに含まれるサスペンド設定情報内にUE100に適用すべきパラメータ値が含まれない場合、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を維持してよい。これにより、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を維持する場合に、サスペンド設定情報内の情報量を低減することができ、UE100と基地局210との間の通信リソースを削減できる。また、UE100内での設定情報の更新処理による負荷を軽減でき、UE100の電力消費を抑制できる。
通信部120は、事前設定手順において、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を第1セルから受信してよい。制御部130は、RRC再設定メッセージに含まれるサスペンド設定情報内にUE100に適用すべきパラメータ値が含まれる場合、パラメータ値に基づいて、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を更新してよい。これにより、UE100が事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を利用することにより、ハンドオーバ後において事前設定手順を省略でき、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
通信部120は、事前設定手順において、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を第1セルから受信してよい。制御部130は、第2セルを管理する基地局210により生成されたサスペンド設定情報をRRC再設定メッセージが含まない場合、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を破棄してよい。これにより、UE100は、事前設定手順において受信したサスペンド設定情報を不要に保持し続けることを避けることができる。
通信部120は、第2セルからブロードキャストされるシステム情報ブロックを受信してよい。制御部130は、システム情報ブロックに基づいて、第2セルへのハンドオーバ後において事前設定手順を実行するか否かを判定してよい。これにより、UE100は、ハンドオーバ後の第2セルから個別のシグナリングを受信しなくても、事前設定手順を実行するか否かを判定できる。その結果、事前設定手順を実行するか否かを判定するために、個別のシグナリングが増加することを抑制できる。
制御部130は、第2セルが事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報をシステム情報ブロックが含む場合、第2セルへのハンドオーバ後において事前設定手順を実行すると判定してよい。これにより、UE100は、第2セルが事前設定手順の実行をサポートしている場合に、事前設定手順を実行できる。
制御部130は、第2セルが事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報をシステム情報ブロックが含まない場合、第2セルへのハンドオーバ後において事前設定手順を省略すると判定してよい。これにより、UE100は、第2セルが事前設定手順の実行をサポートしていない場合に事前設定手順を実行することを避けることができ、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
なお、UE100が備える機能部(具体的には、アンテナ101と、SIM111と、SIM112と、通信部120と、制御部130(RRC処理部131及びNAS処理部132)との少なくともいずれか)の動作を、UE100の動作として説明することがある。
(基地局の構成例)
図4を参照して、第1ネットワーク200Aの基地局210Aの構成例について説明する。なお、第2ネットワーク200Bの基地局210Bも基地局210Aと同様の構成であるため、説明を省略する。図4に示すように、基地局210Aは、アンテナ211と、無線通信部212と、ネットワーク通信部213と、制御部214とを有する。
無線通信部212は、制御部214の制御下で、アンテナ211を介してUE100との通信を行う。無線通信部212は、受信部212aと、送信部212bとを有する。受信部212aは、アンテナ211が受信する無線信号をベースバンド信号である受信信号に変換し、受信信号に対する信号処理を行ったうえで制御部214に出力する。送信部212bは、制御部214が出力するベースバンド信号である送信信号に対する信号処理を行ったうえで無線信号に変換し、無線信号をアンテナ211から送信する。
ネットワーク通信部213は、コアネットワーク220Aと接続される。ネットワーク通信部213は、制御部214の制御下で、モビリティ管理装置221A及びゲートウェイ装置222Aとのネットワーク通信を行う。
制御部214は、無線通信部212を制御するとともに、基地局210Aにおける各種の制御を行う。制御部214は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。メモリは、ROM、EPROM、EEPROM、RAM及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。プロセッサは、デジタル信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサ(DSP)と、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)とを含んでもよい。なお、メモリの一部は無線通信部212に設けられていてもよい。また、DSPは、無線通信部212に設けられていてもよい。
このように構成された基地局210では、ネットワーク通信部213は、UE100のハンドオーバ用のリソースの準備を要求するハンドオーバ要求メッセージを隣接基地局から受信する。制御部214は、RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報をUE100へ送信すべき情報として、ハンドオーバ要求メッセージに対する応答メッセージに含める。これにより、サスペンド設定情報がUE100へ送信されることで、UE100が、ハンドオーバ後において事前設定手順を省略でき、UE100のハンドオーバに起因してシグナリングが増加することを抑制できる。
なお、基地局210Aが備える機能部(具体的には、アンテナ211と、無線通信部212と、ネットワーク通信部213と、制御部214との少なくともいずれか)の動作を、基地局210Aの動作として説明することがある。
(移動通信システムの動作)
移動通信システム1の動作について説明する。
(1)第1動作例
図5及び図6を参照して、移動通信システム1の第1動作例について説明する。図5に示す動作例おいて、第1ネットワーク200Aは、基地局210A1及び基地局210A2を有する。基地局210A1と基地局210A2とは、互いに隣接基地局の関係にある。基地局210A1はセルC11を管理し、基地局210A2はセルC12を管理している。UE100は、第1ネットワーク200Aの基地局210A1が管理するセルC11に在圏している。UE100は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態にあり、基地局210A1とUE100との間でRRC接続が確立されている。セルC11は、UE100にとってサービングセルである。
以下において、UE100と基地局210A1との通信は、UE100にとって、UE100とUE100が在圏するセルC11との通信であってよい。UE100と基地局210B(セルC12)との通信も同様である。
ステップS101:
UE100及び基地局210A1は、UE100と基地局210A1との間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行する。具体的には、UE100の通信部120は、事前設定要求(Pre-configuration Request)メッセージを基地局210A1へ送信する。基地局210A1の無線通信部212は、事前設定要求メッセージをUE100から受信する。事前設定手順は、切り替え通知をUE100が送信する前、すなわち、切り替え通知を基地局210A1がUE100から受信する前に実行される。本動作例において、事前設定手順では、ステップS101及びS102における動作が実行される。
事前設定要求メッセージは、RRC再設定メッセージによるサスペンド設定情報を要求するためのメッセージであってよい。サスペンド設定情報の詳細は、後述する。
事前設定要求メッセージは、第1ネットワーク200Aから第2ネットワーク200Bへ通信を切り替える際に第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示す期待情報(RRC_INACTIVE期待)を含んでよい。
UE100は、例えば、第1ネットワーク200Aにおいて継続的なやり取りが想定されるサービスの提供を受ける場合に、事前設定要求メッセージを送信してもよい。なお、UE100は、事前設定要求メッセージとして、既存のメッセージ(例えば、UE補助情報(UE Asistance Infomation)メッセージ)を用いてよい。
ステップS102:
基地局210A1の無線通信部212は、RRC再設定メッセージをUE100へ送信する。UE100の通信部120は、RRC再設定メッセージを基地局210A1から受信する。
RRC再設定メッセージは、第1ネットワーク200AとUE100との間のRRC接続を修正するためのメッセージである。無線通信部212は、事前設定要求メッセージの受信に応じて、事前設定要求メッセージに対する応答として、RRC再設定メッセージを送信できる。RRC再設定メッセージは、サスペンド設定情報(suspendConfig)を含む。従って、無線通信部212は、RRC再設定メッセージによりサスペンド設定情報をUE100へ送信する。
サスペンド設定情報は、RRCインアクティブ状態用の設定を示す。なお、サスペンド設定情報は、例えば、RNA情報(ran-NotificationAreaInfo)を含む。RNA情報は、RAN(無線アクセスネットワーク)エリアとして設定されたセルのリスト(cellList)と、RANエリアとしてのRANエリアコード又はRAコードのリスト(ran-AreaConfigList)と、を含んでよい。UE100の制御部130は、RNA情報に基づいて、UE100がRANエリア内に存在するか否かを判定できる。なお、UE100がRNAエリア外に存在する場合、RANエリアを更新するためのRNA更新手順を実行する。
なお、基地局210A1は、UE100からの要求を承認しない場合、RRC再設定メッセージを送信しなくてよい。基地局210A1は、例えば、事前設定手順をサポートしない場合、サスペンド設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信しなくてよい。
UE100の制御部130は、サスペンド設定情報を保持する。なお、UE100は、サスペンド設定情報を受信しても、RRCインアクティブ状態へ直ちに遷移するわけではないため、サスペンド設定情報を直ちに適用する必要はない。
その後、UE100は、例えば、サービングセルであるセルC11及び隣接セルに対する無線品質(例えば、受信強度、受信品質等)の測定を行う。UE100は、測定結果を報告する条件が満たされた場合、ステップS103の処理を実行する。
ステップS103:
UE100の通信部120は、測定結果を含む測定報告を基地局210A1へ送信する。基地局210A1の無線通信部212は、測定報告をUE100から受信する。
基地局210の制御部214は、測定報告に基づいて、UE100をセルC11から他のセルへハンドオーバを実行させるか否かを判定する。制御部214は、例えば、測定報告に含まれる測定結果が、セルC11の無線品質が閾値よりも悪くなり、セルC12の無線品質が閾値よりも良くなった場合に、UE100をセルC11からセルC12へハンドオーバを実行させると判定する。
制御部214は、UE100を他の基地局210が管理するセルへハンドオーバさせると判定した場合、ステップS104の処理を実行する。本動作例では、制御部214が、UE100を基地局210A2のセルC12へハンドオーバさせると判定したとして説明を進める。
ステップS104:
基地局210A1のネットワーク通信部213は、ハンドオーバ要求メッセージを基地局210A2へ送信する。基地局210A2のネットワーク通信部213は、ハンドオーバ要求メッセージを基地局210A1から受信する。
ハンドオーバ要求メッセージは、UE100のハンドオーバ用のリソースの準備を要求するメッセージである。本動作例において、ハンドオーバ要求メッセージは、事前設定手順の実行後に送信される。
ハンドオーバ要求メッセージは、事前設定手順に関する事前設定情報(Pre-configuration)を含む。制御部214は、ハンドオーバ要求メッセージに事前設定情報を含めることができる。事前設定情報は、事前設定手順においてUE100へ送信されたサスペンド設定情報を含んでよい。
制御部214は、期待情報に基づいて、ハンドオーバ要求メッセージにサスペンド設定情報を含めてよい。制御部214は、例えば、期待情報がRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示す場合に、ハンドオーバ要求メッセージにサスペンド設定情報を含めてよい。また、制御部214は、UE100へサスペンド設定情報を送信した場合に、ハンドオーバ要求メッセージにサスペンド設定情報を含めてもよい。
ハンドオーバ要求メッセージは、ハンドオーバ準備中にハンドオーバ先のターゲット基地局に使用される情報を転送するために用いられるハンドオーバ準備情報を含んでいてよい。ハンドオーバ準備情報は、基地局210A1により生成されたRRC再設定を含んでよい。従って、ハンドオーバ要求メッセージは、RRC再設定を含む。ハンドオーバ要求メッセージ中のRRC再設定は、事前設定情報を含んでよい。また、ハンドオーバ準備情報は、RRC再設定内に事前設定情報を含んでよいし、RRC再設定外に事前設定情報を含んでよい。また、ハンドオーバ要求メッセージは、ハンドオーバ準備情報内に事前設定情報を含んでよく、ハンドオーバ準備情報外に事前設定情報を含んでよい。
基地局210A2の制御部214は、例えば、ハンドオーバ要求メッセージに事前設定手順が含まれる場合、UE100にサスペンド設定情報が設定されていると判定してよい。一方で、制御部214は、ハンドオーバ要求メッセージに事前設定手順が含まれない場合、UE100にサスペンド設定情報が設定されていないと判定してよい。
基地局210A2の制御部214は、UE100のハンドオーバ要求を承認する場合、ステップS105の処理を実行する。なお、制御部214は、ハンドオーバ要求メを承認しない場合、ハンドオーバ拒否メッセージを送信してよい。
ステップS105:
基地局210A2のネットワーク通信部213は、ハンドオーバ要求承認(Handover Request Acknowledgement)メッセージを基地局210A1へ送信する。基地局210A1のネットワーク通信部213は、ハンドオーバ要求承認メッセージを基地局210A2から受信する。
ハンドオーバ要求承認メッセージは、ターゲット基地局で準備されたリソースについてソース基地局へ知らせるためのメッセージである。ハンドオーバ要求承認メッセージは、ハンドオーバ要求に対する応答メッセージである。
ステップS106:
基地局210A1の無線通信部212は、基地局210A1(のセルC11)から基地局210A2(のセルC12)へのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージをUE100へ送信する。無線通信部212は、ハンドオーバ要求承認メッセージの受信に応じて、RRC再設定メッセージをUE100へ送信する。UE100の通信部120は、RRC再設定メッセージを受信する。UE100は、RRC再設定メッセージの受信に応じて、ステップS107の処理を実行する。
なお、RRC再設定メッセージは、ハンドオーバ先のセルC12の識別子と、セルC12へアクセスするために必要な全ての情報を少なくとも含む。
ステップS107:
UE100の制御部130は、基地局210A2のセルC12へのハンドオーバを実行するために、UE100と基地局210A2との間でランダムアクセス手順を実行する。これにより、UE100の制御部130は、RRC接続を基地局210A2へ移動する。UE100と基地局210A2(セルC12)との間でRRC接続が確立される。UE100の制御部130は、ステップS108の処理を実行する。
ステップS108:
UE100の通信部120は、RRC再設定完了メッセージを基地局210A2(セルC12)へ送信する。基地局210A2の無線通信部212は、RRC再設定完了メッセージをUE100から受信する。
UE100の制御部130は、ハンドオーバの実行後も、ステップS102においてRRC再設定メッセージにより受信したサスペンド設定情報を保持している。
その後、図6に示すように、UE100は、第1ネットワーク200Aの基地局210A2が管理するセルC12に在圏しており、第2ネットワーク200Bの基地局210Bが管理するセルC2に在圏している。UE100は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態にあり、第1ネットワーク200Aにおいて通信中である。UE100は、例えば、第1ネットワーク200Aから、音声通話等のサービスの提供を受けている。なお、「第1ネットワークにおいて通信中」とは、UE100が、第1ネットワーク200Aにおいて少なくともRRCコネクティッド状態であればよく、必ずしも第1ネットワーク200Aとのデータのやり取りを連続的に行っていなくてもよい。
図6に示すように、UE100は、第2ネットワーク200BにおいてRRCアイドル状態にある。なお、UE100は、第2ネットワーク200BにおいてRRCインアクティブ状態にあってよい。UE100は、第1ネットワーク200AにおけるRRCコネクティッド状態を維持した状態で、第2ネットワーク200Bからのページングを監視する。UE100は、例えば、第1ネットワーク200Aとの通信中断期間に、ページングを監視できる。
以下において、上述と同様に、UE100(RRC処理部131)と基地局210A2との通信は、UE100にとって、UE100(RRC処理部131)と基地局210A2のセルC12、すなわち、UE100が在圏するセルC12との通信であってよい。UE100(RRC処理部131)と基地局210B(セルC2)との通信も同様である。
また、UE100と第1ネットワーク200Aに属するノード(例えば、基地局210A(セルC1)、モビリティ管理装置221A、ゲートウェイ装置222A)との通信を、UE100と第1ネットワーク200Aとの通信と称することがある。UE100と第2ネットワーク200Bに属するノードも同様である。
なお、以下において、UE100のRRC処理部131及びNAS処理部132は、通信部120を介して、第1ネットワーク200Aと通信(具体的には、メッセージ等の送受信/通知)を行うが、説明を簡便にするため、通信部120を介した通信であるとの説明を適宜省略する。UE100のRRC処理部131及びNAS処理部132と第2ネットワーク200Bとの通信も同様に、通信部120を介した通信であるとの説明を適宜省略する。従って、UE100のRRC処理部131及びNAS処理部132のメッセージ等の送信及び/又は受信は、UE100の通信部のメッセージ等の送信及び/又は受信であってよい。
また、第1ネットワーク200Aのコアネットワーク装置であるモビリティ管理装置221A、及び第2ネットワーク200Bのコアネットワーク装置であるモビリティ管理装置221Bのそれぞれが、AMFであるとして、説明を進める。
ステップS201:
AMF221Bは、UE100宛のページングの送信を要求するページング要求(Paging request)を基地局210Bに送信する。基地局210Bのネットワーク通信部213は、ページング要求を受信する。
ページング要求は、ページングの理由を示すページング理由情報(Paging Cause)を含んでよい。ページング理由情報は、例えば、ページングの理由が音声通話であるか否かを示すものであってよい。
ステップS202:
基地局210Bの無線通信部212は、ページング要求の受信に応じて、UE100宛のページングメッセージ(Paging)を送信する。UE100の通信部120は、ページングメッセージを基地局210Bから受信する。通信部120は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態で通信中に、第2ネットワーク200Bからのページングメッセージを受信する。
ページングメッセージは、1以上のUE100への通知に用いられる。ページングメッセージは、RRCレイヤのメッセージである。ページングメッセージは、例えば、UE100の識別子(ID)を含む。より具体的には、例えば、ページングメッセージは、ページングレコードのリストを含み、当該リスト内の1つのページングレコードは、UE100のIDを含む。例えば、当該IDは、UE100の5G-S-TMSI又はフルI-RNTI(Inactive Radio Network Temporary Identifier)である。
ページングメッセージには、ページング理由情報が含まれていてよい。ページング理由情報は、例えば、UE100のIDと関連付けられていてよい。
RRC処理部131は、ページングメッセージがUE100のIDを含む場合であって、UE100が、第1ネットワーク200Aと通信中に、第2ネットワーク200BについてRRCインアクティブ状態にある場合に、ステップS105の処理を実行できる。
なお、RRC処理部131は、ページングメッセージがUE100のIDを含む場合であって、UE100が、第1ネットワーク200Aと通信中でない場合、例えば、UE100が、第1ネットワーク200AにおいてRRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にある場合、以降の処理を行わず、ページングメッセージを受信した際の規定の処理を実行してよい。
ステップS203:
RRC処理部131は、ページング受信通知をNAS処理部132へ提供する。NAS処理部132は、ページング受信通知から受け取る。ページング受信通知は、UE100がページングを受信したことを通知するためのものである。RRC処理部131は、ページング受信通知により、UE100がRRCインアクティブ状態であるときにページングメッセージを受信したことをNAS処理部132へ示してよい。
ページング受信通知は、ページング理由情報を含んでよい。なお、ページング受信通知は、例えば、UE100がRRCアイドル状態にある場合、UE100の識別子を含んでいてもよい。
NAS処理部132は、第1ネットワーク200Aとの通信と第2ネットワーク200Bとの通信との優先度を判定する。具体的には、NAS処理部132は、第1ネットワーク200Aとの通信と、ページングに対応する第2ネットワーク200Bとの通信とのいずれを優先するか(又はいずれを好むか)を判定する。なお、NAS処理部132は、第1ネットワーク200Aとの接続と第2ネットワーク200Bとの接続のどちらがより重要であるかを判定してもよい。
NAS処理部132は、第1ネットワーク200Aから提供を受けているサービスに基づいて、第1ネットワーク200Aとの通信と、ページングに対応する第2ネットワーク200Bとの通信とのいずれを優先するかを判定してよい。NAS処理部132は、例えば、ページング理由情報を受信した場合、ページング理由情報により示されるページング理由に基づいて、第1ネットワーク200Aとの通信と、ページングに対応する第2ネットワーク200Bとの通信とのいずれを優先するかを判定してよい。本動作例では、NAS処理部132が、第1ネットワーク200Aとの通信よりも、ページングに対応する第2ネットワーク200Bとの通信を優先すると判定したとして説明を進める。
ステップS204:
NAS処理部132は、切り替え通知指示(long time switch指示)をRRC処理部131へ提供する。RRC処理部131は、切り替え通知指示をNAS処理部132から受け取る。
切り替え通知指示は、RRC処理部131へ切り替え通知(long time switch)の送信を指示するものである。切り替え通知指示は、後述のインアクティブ切り替え通知の送信を指示するものであってよいし、後述のアイドル切り替え通知の送信を指示するものであってよい。NAS処理部132は、RRCインアクティブ状態への遷移を期待する場合に、インアクティブ切り替え通知の送信を指示してよい。NAS処理部132は、RRCアイドル状態への遷移を期待する場合に、アイドル切り替え通知の送信を指示してよい。
NAS処理部132は、第1ネットワーク200Aから提供を受けているサービスとページング理由情報(ページング理由)との少なくとも一方に基づいて、RRCインアクティブ状態への遷移を期待するか、RRCアイドル状態への遷移を期待するかを決定してもよい。本動作では、NAS処理部132は、RRCインアクティブ状態への遷移を期待すると決定したとして説明を進める。従って、切り替え通知指示は、インアクティブ切り替え通知の送信を指示するものである。
ステップS205:
RRC処理部131は、切り替え通知を第1ネットワーク200Aへ送信する制御を行う。RRC処理部131は、RRCメッセージにより、切り替え通知を基地局210A2へ送信する。基地局210A2の無線通信部212は、切り替え通知をUE100から受信する。
切り替え通知は、第1ネットワーク200Aから第2ネットワーク200Bへ通信を切り替えるために、一時的に第1ネットワーク200Aを離脱する旨の通知である。より具体的には、切り替え通知は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態から遷移する(すなわち、離脱する)旨の通知である。
切り替え通知は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示す場合、インアクティブ切り替え通知と称されてよい。従って、インアクティブ切り替え通知は、例えば、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示す期待情報(RRC_INACTIVE期待)を含む切り替え通知である。RRC処理部131は、切り替え通知として、インアクティブ切り替え通知を送信する。
なお、切り替え通知は、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCアイドル状態への遷移を期待することを示す場合、アイドル切り替え通知と称されてよい。従って、アイドル切り替え通知は、例えば、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCアイドル状態への遷移を期待することを示す期待情報(RRC_IDLE期待)を含む切り替え通知であってよい。
ステップS206:
RRC処理部131は、受信タイマを開始する。RRC処理部131は、ステップS205においてインアクティブ切り替え通知の送信に応じて、受信タイマを開始する。
RRC処理部131は、受信タイマを保持する。受信タイマは、インアクティブ切り替え通知を第1ネットワーク200Aへ送信してからの所定時間を計時するタイマである。従って、受信タイマは、所定時間の経過後に満了する。受信タイマが満了した場合のUE100の動作は、後述する。
RRC処理部131は、受信タイマに設定すべき所定時間を示すタイマ値を第1ネットワーク200Aから受信してよい。RRC処理部131は、例えば、タイマ値を基地局210A2(セルC12)から受信してよい。RRC処理部131は、例えば、RRC再設定メッセージにより、タイマ値を受信してよい。タイマ値は、ステップS102においてUE100が基地局210A1(セルC11)から受信したものであってもよく、別のタイミングで受信したものであってもよい。
ステップS207:
基地局210A2の無線通信部212は、切り替え通知に対する応答である切り替え通知応答(long time switch response)をUE100へ送信する。しかしながら、本動作例では、UE100は、切り替え通知応答を受信できない。基地局210A2は、RRC解放メッセージをUE100へ送信するものの、UE100は、RRC解放メッセージを受信できなくてもよい。
ステップS208:
切り替え通知の送信から所定時間経過することにより、受信タイマが満了する。
ステップS209:
RRC処理部131は、第1ネットワーク200Aからインアクティブ切り替え通知に対する応答を受信しない場合、ステップS102において保持したサスペンド設定情報を用いて、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態へと遷移する制御を行う。UE100の制御部130は、受信タイマが満了するまでに、第1ネットワーク200Aからインアクティブ切り替え通知に対する応答を受信しない場合、保持したサスペンド設定情報を用いて、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態へ遷移する制御を行ってよい。制御部130は、例えば、保持したサスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を適用できる。従って、UE100は、切り替え通知応答を受信しない場合であっても、自律的にRRCインアクティブ状態へ遷移することができる。
ステップS210:
UE100は、第1ネットワーク200AにおいてRRCインアクティブ状態へ遷移した後、第2ネットワーク200Bとの通信を行う。
(2)第2動作例
図7を参照して、第2動作例について、上述の動作例との相違点を主として説明する。第2動作例では、受信タイマが満了するまでに、UE100が切り替え通知に対する応答を受信するケースを説明する。なお、図7における動作よりも前の動作は、第1動作例と同様であるため、説明を省略する。
ステップS301からS306:
ステップS201からS206と同様である。
ステップS307:
基地局210A2の無線通信部212は、切り替え通知応答をUE100へ送信する。RRC処理部131は、切り替え通知応答を基地局210A2から受信する。切り替え通知応答は、RRCメッセージにより送信される。
また、基地局210A2の無線通信部212は、RRC解放メッセージをUE100へ送信する。UE100の通信部120(RRC処理部131)は、RRC解放メッセージを基地局210A2から受信する。RRC解放メッセージは、サスペンド設定情報を含んでよい。サスペンド設定情報は、ステップS102においてRRC再設定メッセージに含まれていたサスペンド設定情報と同じでもよく、異なっていてもよい。基地局210A2の制御部214は、例えば、ステップS102において送信したサスペンド設定情報と同じパラメータ値をサスペンド設定情報に含めてもよい。或いは、制御部214は、例えば、ステップS102において送信したサスペンド設定情報から更新されたパラメータ値のみを、サスペンド設定情報内に含めてもよい。制御部214は、ステップS102において送信したサスペンド設定情報からパラメータ値が更新されていない場合、サスペンド設定情報内にUE100に適用すべきパラメータ値(情報要素)を含めなくてよい。すなわち、サスペンド設定情報は、UE100に適用すべきパラメータ値を含んでいなく、サスペンド設定情報の中身がなくてもよい。
なお、基地局210A2は、切り替え通知応答とRRC解放メッセージとを別々に送信しているが、これに限られない。基地局210A2は、例えば、切り替え通知応答として、RRC解放メッセージを送信してもよい。
ステップS308:
RRC処理部131は、受信タイマを停止する。RRC処理部131は、切り替え通知応答又はRRC解放メッセージの受信に応じて、受信タイマを停止してよい。
ステップS309:
RRC処理部131(制御部130)は、受信タイマを停止したこと又はRRC解放メッセージの受信に応じて、応答に含まれるサスペンド設定情報に基づいて、第1ネットワーク200AにおいてRRCコネクティッド状態からRRCインアクティブ状態へ遷移する制御を行ってよい。
RRC処理部131(制御部130)は、RRC解放メッセージに含まれるサスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を適用できる。RRC処理部131は、例えば、サスペンド設定情報内に一部のパラメータ値(情報要素)しか含まない又はサスペンド設定情報がUE100に適用すべきパラメータ値(情報要素)を含んでいない場合、サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を更新して適用し、ステップ102において既に保持されている他のパラメータ値をそのまま適用してもよい。従って、UE100は、ハンドオーバの実施前に受信したサスペンド設定情報に基づいて、第1ネットワーク200AでのRRCインアクティブ状態における動作を行う。
ステップS310:
ステップS210と同様である。
(3)第3動作例
図8を参照して、第3動作例について、上述の動作例との相違点を主として説明する。第3動作例では、UE100がハンドオーバ後において事前設定手順を省略するか否かを判定する。
ステップS401:
UE100の通信部120は、ステップS101と同様に、事前設定要求メッセージを基地局210A1へ送信する。基地局210A1の無線通信部212は、事前設定要求メッセージをUE100から受信する。
事前設定要求メッセージに含まれる期待情報は、例えば、第1ネットワーク200AにおいてRRCアイドル状態ではなくRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示してよい。また、期待情報は、例えば、第1ネットワーク200Aにおいて少なくともRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示してよい。この場合、期待情報は、例えば、所定のケース(以下、第1条件と適宜称する)においてRRCインアクティブ状態への遷移を期待することを示し、所定のケース以外のケース(以下、第2条件と適宜称する)においてRRCアイドル状態への遷移を期待することを示してよい。
第1条件は、例えば、UE100が、後述の切り替え通知の送信時に、第1ネットワーク200Aにおいて音声通話等の継続的なやり取りが想定されるサービスの提供を受けていることであってよい。第2条件は、UE100が、継続的なやり取りが想定されないサービスの提供を受けているケースであってよい。また、第1条件は、例えば、UE100が、第1ネットワーク200Aとの通信を第2ネットワーク200Bとの通信よりも優先することを示す情報(いわゆる、ビジー指示子)を第2ネットワーク200Bへ送信するために切り替え通知を送信すること、又は、第2ネットワーク200Bの登録を更新したりするなどのUE100と第2ネットワーク200Bとの間で継続的なやり取りが想定されないことであってよい。第2条件は、例えば、UE100が、第2ネットワーク200Bのページングに応答することであってよい。また、第2条件は、UE100が、第2ネットワーク200Bのページングに応答して、音声通話等の継続なやりとりが想定されるサービスの提供を受けることであってよい。
ステップS402及びS403:
ステップS102及びS103と同様である。
ステップS404:
基地局210A1のネットワーク通信部213は、ステップS104と同様に、ハンドオーバ要求メッセージを基地局210A2へ送信する。
基地局210A1の制御部214は、ハンドオーバ要求メッセージに、事前設定情報を含めてよい。具体的には、制御部214は、ハンドオーバ要求メッセージに、サスペンド設定情報を含めてもよく、UE100から受信した期待情報を含めてよい。
基地局210A2の制御部214は、ハンドオーバ要求メッセージに含まれる事前設定情報に基づいて、サスペンド設定情報を生成してもよい。制御部214は、例えば、基地局210A1から受信したサスペンド設定情報(以下、第1サスペンド設定情報と適宜称する)に基づいて、サスペンド設定情報(以下、第2サスペンド設定情報と適宜称する)を生成してもよい。第2サスペンド設定情報は、ハンドオーバ後にUE100に適用されるサスペンド設定情報である。
制御部214は、例えば、基地局210A1から受信した期待情報に基づいて、第2サスペンド設定情報を生成してもよい。第2サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値は、第1サスペンド設定情報と同じパラメータ値であってもよいし、異なるパラメータ値であってもよい。第2サスペンド設定情報は、第1サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値と異なるパラメータ値のみを含んでいてもよい。制御部214は、第1サスペンド設定情報と同じパラメータ値をUE100に適用すべきと判定した場合、UE100に適用すべきパラメータ値(情報要素)を含んでいない第2サスペンド設定情報を生成してもよい。
ステップS405:
基地局210A2のネットワーク通信部213は、ステップS105と同様に、ハンドオーバ要求承認(Handover Request Acknowledgement)メッセージを基地局210A1へ送信する。
制御部214は、第2サスペンド設定情報(suspendConfig)をUE100に送信すべき情報として、ハンドオーバ要求承認メッセージに含めてよい。制御部214は、ハンドオーバ要求承認メッセージに第2サスペンド設定情報を含める場合、ハンドオーバ元のセルC11からUE100に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグ情報(fullConfig)をハンドオーバ要求承認メッセージに含めない。一方で、制御部214は、ハンドオーバ要求承認メッセージに第2サスペンド設定情報を含めない場合、フルコンフィグ情報をハンドオーバ要求承認メッセージに含めてもよい。
ステップS406:
基地局210A1の無線通信部212は、ステップS106と同様に、基地局210A1(のセルC11)から基地局210A2(のセルC12)へのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージをUE100へ送信する。UE100の通信部120は、RRC再設定メッセージをセルC11から受信する。
基地局210A1の制御部214は、ハンドオーバ要求承認メッセージに含まれるUE100へ送信すべき情報(例えば、第2サスペンド設定情報、フルコンフィグ情報など)を、RRC再設定メッセージに含めてよい。
ステップS407:
UE100の制御部130は、RRC再設定メッセージに基づいて、セルC12へのハンドオーバ後において、UE100とセルC12との間での事前設定手順を省略するか否かを判定する。制御部130は、図9に示す判定動作を実行してよい。判定動作は後述する。
ステップS408及びS409:
ステップS107及びS108と同様である。
ステップS410:
基地局210A2の無線通信部212は、ブロードキャストによりシステム情報ブロック(SIB)を送信する。UE100の通信部120は、SIBをセルC12(基地局210A2)から受信する。
SIBは、セルC12が事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報を含んでよい。
基地局210A2の制御部214は、セルC12において事前設定手順の実行をサポートしている場合、セルC12が事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報をSIBに含めてよい。一方で、制御部214は、セルC12において事前設定手順の実行をサポートしていない場合、セルC12が事前設定手順の実行をサポートしていないことを示すサポート情報をSIBに含めてよい。或いは、制御部214は、サポート情報をSIBに含めなくてよい。
UE100の制御部130は、SIBに基づいて、セルC12へのハンドオーバ後において事前設定手順を実行するか否かを判定してよい。制御部130は、例えば、セルC12が事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報をSIBが含む場合、セルC12へのハンドオーバ後において事前設定手順を実行すると判定する。この場合、制御部130は、ステップS411の処理を実行してよい。一方で、制御部130は、セルC12が事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報をSIBが含まない場合、セルC12へのハンドオーバ後において事前設定手順を省略すると判定する。この場合、制御部130は、ステップS411の処理を省略してよい。
ステップS411:
UE100の通信部120は、ステップS101と同様に、事前設定要求メッセージを基地局210A2へ送信する。基地局210A2の無線通信部212は、事前設定要求メッセージをUE100から受信する。
ステップS412:
基地局210A2の無線通信部212は、ステップS102と同様に、RRC再設定メッセージをUE100へ送信する。UE100の通信部120は、RRC再設定メッセージを基地局210Aから受信する。
その後の動作は、第1動作例又は第2動作例と同様である。
(判定動作例)
図9を参照して、UE100の判定動作例について説明する。
ステップS501:
制御部130は、RRC再設定メッセージがフルコンフィグ情報を含むか否かを判定する。すなわち、制御部130は、UE100に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグレーション(Full configuration)手順を実行するか否かを判定する。制御部130は、RRC再設定メッセージがフルコンフィグ情報を含む場合、フルコンフィグレーション手順を実行すると判定する。制御部130は、RRC再設定メッセージがフルコンフィグ情報を含まない場合、フルコンフィグレーション手順を実行しないと判定する。従って、RRC再設定メッセージがフルコンフィグ情報を含む場合(Yes)、ステップS507の処理を実行する。一方で、RRC再設定メッセージがフルコンフィグ情報を含まない場合(No)、ステップS502の処理を実行する。
ステップS502:
制御部130は、RRC再設定メッセージがサスペンド設定情報(すなわち、第2サスペンド設定情報)を含むか否かを判定する。RRC再設定メッセージがサスペンド設定情報を含む場合(Yes)、ステップS503の処理を実行する。一方で、RRC再設定メッセージがサスペンド設定情報を含まない場合(No)、ステップS507の処理を実行する。
ステップS503:
制御部130は、セルC12へのハンドオーバ後において事前設定手順を省略すると判定する。なお、制御部130は、RRC再設定メッセージがサスペンド設定情報を含むことで、事前設定情報がセルC11からセルC12へ引き継がれているとみなしてもよい。
ステップS504:
制御部130は、サスペンド設定情報(すなわち、第2サスペンド設定情報)の中身があるか否かを判定する。すなわち、制御部130は、サスペンド設定情報は、UE100に適用すべきパラメータ値(情報要素)を含んでいるか否かを判定する。サスペンド設定情報の中身がある場合、サスペンド設定情報がUE100に適用すべきパラメータ値を含んでいない場合(Yes)、ステップS505の処理を実行する。一方で、サスペンド設定情報の中身がある場合、すなわち、サスペンド設定情報がUE100に適用すべきパラメータ値を含んでいない場合(No)、ステップS506の処理を実行する。
ステップS505:
制御部130は、サスペンド設定情報(すなわち、第2サスペンド設定情報)に含まれるパラメータ値(情報要素)に基づいて、保持しているサスペンド設定情報(すなわち、第1サスペンド設定情報)に含まれるパラメータ値を更新する。すなわち、制御部130は、第2サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値に基づいて、事前設定手順において受信した第1サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を更新する。
ステップS506:
制御部130は、保持しているサスペンド設定情報(すなわち、第1サスペンド設定情報)に含まれるパラメータ値を維持する。
ステップS507:
制御部130は、保持しているサスペンド設定情報(すなわち、第1サスペンド設定情報)を破棄(又は解放)する。制御部130は、第1サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を消去(又はクリア)してもよい。
制御部130は、第1サスペンド設定情報を破棄した場合、ハンドオーバ後のセルC12において事前設定手順を実行すると判定してもよい。制御部130は、上述のサポート情報をセルC12からのSIBが含む場合に、ハンドオーバ後のセルC12において事前設定手順を実行すると判定してもよい。なお、制御部130は、事前設定情報がセルC11からセルC12へ引き継がれていないとみなしてもよい。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、各動作例の切り替え通知は、long time switchと称されてもよいし、他の名称であってもよい。切り替え通知は、例えば、RRCコネクティッド状態から離れるための切り替え手順(switching procedure for leaving RRC_CONNECTED state)において用いられるメッセージ又は情報要素であってよい。
上述の実施形態において、基地局210A1は、事前設定要求メッセージの受信に応じて、RRC再設定メッセージによりサスペンド設定情報をUE100へ送信していたが、これに限られない。基地局210A1は、事前設定要求メッセージの受信しない場合であっても、RRC再設定メッセージによりサスペンド設定情報をUE100へ送信してもよい。なお、基地局210Aは、RRC再設定メッセージ及びRRC解放メッセージ以外のRRCメッセージにより、サスペンド設定情報をUE100へ送信してもよい。
上述の実施形態において、タイマ値は、UE100に予め保持されていてもよい。従って、UE100は、第1ネットワーク200Aからタイマ値を受信しなくてもよい。
上述の実施形態において、受信タイマを用いて、RRCインアクティブ状態への遷移を制御していたがこれに限られない。UE100の制御部130は、例えば、基地局210のセルC1からの無線信号の受信強度及び/又は受信品質が閾値を下回った場合に、RRCインアクティブ状態へ遷移すると判定して、ステップS111の処理を開始してもよい。
上述の実施形態において、基地局間ハンドオーバを例に挙げて説明したが、これに限られない。基地局内ハンドオーバにおいても上述の動作が実行されてよい。従って、基地局210A1が管理するセルから、基地局210A1が管理する別のセルへハンドオーバするケースにおいて、基地局210A1は、例えば、ハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージ内に、最新のサスペンド設定情報を含めてもよい。
上述の実施形態の動作におけるステップは、必ずしもフロー図又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、動作におけるステップは、フロー図又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、動作におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。さらに、上述の各動作フローは、別個独立に実施する場合に限らず、2以上の動作フローを組み合わせて実施可能である。例えば、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローに追加してもよいし、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローの一部のステップと置換してもよい。
UE100又は基地局210が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又は基地局210が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又は基地局210の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
なお、上述の実施形態において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。或いは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。或いは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1 :移動通信システム
100 :UE
101 :アンテナ
120 :通信部
121 :受信部
122 :送信部
130 :制御部
131 :RRC処理部
132 :NAS処理部
200 :基地局
200A :第1ネットワーク
200B :第2ネットワーク
210A、210A1、210A2 :基地局
210B :基地局
211 :アンテナ
212 :無線通信部
212a :受信部
212b :送信部
213 :ネットワーク通信部
214 :制御部
220A :コアネットワーク
220B :コアネットワーク
221A :モビリティ管理装置
221B :モビリティ管理装置
222A :ゲートウェイ装置
222B :ゲートウェイ装置

Claims (12)

  1. 第1加入者識別モジュール(111)を用いて第1ネットワーク(200A)と通信し、第2加入者識別モジュール(112)を用いて第2ネットワーク(200B)と通信するユーザ装置(100)であって、
    前記第1ネットワーク(200A)においてRRCコネクティッド状態から遷移して前記第2ネットワーク(200B)へ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、前記ユーザ装置(100)と前記第1ネットワーク(200A)の第1セル(セルC11)との間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行する制御部(130)と、
    前記第1セル(セルC11)から前記第1ネットワーク(200A)の第2セル(セルC12)へのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを前記第1セル(セルC11)から受信する通信部(120)と、を備え、
    前記制御部(130)は、前記RRC再設定メッセージに基づいて、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において、前記ユーザ装置(100)と前記第2セル(セルC12)との間での前記事前設定手順を省略するか否かを判定する
    ユーザ装置。
  2. 前記制御部(130)は、前記第1セル(セルC11)から前記ユーザ装置(100)に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグ情報を前記RRC再設定メッセージが含まない場合、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において前記事前設定手順を省略すると判定する
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記通信部(120)は、前記事前設定手順において、前記RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記第1セル(セルC11)から受信し、
    前記制御部(130)は、前記第1セル(セルC11)から前記ユーザ装置(100)に設定された設定情報を解放するためのフルコンフィグ情報を前記RRC再設定メッセージが含む場合、前記事前設定手順において受信した前記サスペンド設定情報を破棄する
    請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記制御部(130)は、前記第2セル(セルC12)を管理する基地局(210A2)により生成されたサスペンド設定情報を前記RRC再設定メッセージが含む場合、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において前記事前設定手順を省略すると判定する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のユーザ装置。
  5. 前記通信部(120)は、前記事前設定手順において、前記RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記第1セル(セルC11)から受信し、
    前記制御部(130)は、前記RRC再設定メッセージに含まれる前記サスペンド設定情報内に前記ユーザ装置(100)に適用すべきパラメータ値が含まれない場合、前記事前設定手順において受信した前記サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を維持する
    請求項4に記載のユーザ装置。
  6. 前記通信部(120)は、前記事前設定手順において、前記RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記第1セル(セルC11)から受信し、
    前記制御部(130)は、前記RRC再設定メッセージに含まれる前記サスペンド設定情報内に前記ユーザ装置(100)に適用すべきパラメータ値が含まれる場合、前記パラメータ値に基づいて、前記事前設定手順において受信した前記サスペンド設定情報に含まれるパラメータ値を更新する
    請求項4又は5に記載のユーザ装置。
  7. 前記通信部(120)は、前記事前設定手順において、前記RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記第1セル(セルC11)から受信し、
    前記制御部(130)は、前記第2セル(セルC12)を管理する基地局(210A2)により生成されたサスペンド設定情報を前記RRC再設定メッセージが含まない場合、前記事前設定手順において受信した前記サスペンド設定情報を破棄する
    請求項1から6のいずれか1項に記載のユーザ装置。
  8. 前記通信部(120)は、前記第2セル(セルC12)からブロードキャストされるシステム情報ブロックを受信し、
    前記制御部(130)は、前記システム情報ブロックに基づいて、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において前記事前設定手順を実行するか否かを判定する
    請求項3又は7に記載のユーザ装置。
  9. 前記制御部(130)は、前記第2セル(セルC12)が前記事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報を前記システム情報ブロックが含む場合、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において前記事前設定手順を実行すると判定する
    請求項8に記載のユーザ装置。
  10. 前記制御部(130)は、前記第2セル(セルC12)が前記事前設定手順の実行をサポートしていることを示すサポート情報を前記システム情報ブロックが含まない場合、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において前記事前設定手順を省略すると判定する
    請求項8又は9に記載のユーザ装置。
  11. 第1加入者識別モジュール(111)を用いて第1ネットワーク(200A)と通信し、第2加入者識別モジュール(112)を用いて第2ネットワーク(200B)と通信するユーザ装置(100)を有する移動通信システム(1)における前記第1ネットワーク(200A)の基地局(210A2)であって、
    前記ユーザ装置(100)のハンドオーバ用のリソースの準備を要求するハンドオーバ要求メッセージを隣接基地局(210A1)から受信するネットワーク通信部(213)と、
    RRCインアクティブ状態への遷移の設定を示すサスペンド設定情報を前記ユーザ装置(100)へ送信すべき情報として、前記ハンドオーバ要求メッセージに対する応答メッセージに含める制御部(214)と、を備える
    基地局。
  12. 第1加入者識別モジュール(111)を用いて第1ネットワーク(200A)と通信し、第2加入者識別モジュール(112)を用いて第2ネットワーク(200B)と通信するユーザ装置(100)が実行する通信制御方法であって、
    前記第1ネットワーク(200A)においてRRCコネクティッド状態から遷移して前記第2ネットワーク(200B)へ通信を切り替えるための切り替え通知を送信する前に、前記ユーザ装置(100)と前記第1ネットワーク(200A)の第1セル(セルC11)との間で、RRCインアクティブ状態への遷移の設定に関する事前設定手順を実行するステップと、
    前記第1セル(セルC11)から前記第1ネットワーク(200A)の第2セル(セルC12)へのハンドオーバを実行するために用いられるRRC再設定メッセージを前記第1セル(セルC11)から受信するステップと、
    前記RRC再設定メッセージに基づいて、前記第2セル(セルC12)へのハンドオーバ後において、前記ユーザ装置(100)と前記第2セル(セルC12)との間での前記事前設定手順を省略するか否かを判定するステップと、を備える
    通信制御方法。

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