JP2023005900A - ホルダ、照明器具及び照明器具の製造方法 - Google Patents

ホルダ、照明器具及び照明器具の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光源を安定した状態で仮置きすることができるホルダ等を提供する。【解決手段】基板11と発光部12とを有する光源10を器具本体20に固定するためのホルダ40であって、光源10から出射する光が通る開口部110と、光源10が載置される光源載置部と、バネ弾性力により基板11の第1面11aに押し付けられ、光源10に給電するための給電端子である複数の導電板200と、基板11の第1面11aに向けて付勢される複数のばね部120と、を備え、複数のばね部120の各々は、光源載置部に光源10が載置されたときに複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分が基板11の重心を囲みかつ略平面をなすように設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、ホルダ、ホルダを備える照明器具、及び、その照明器具の製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)等の固体発光素子は、小型で発光効率が良く、また長寿命であるので、照明分野又は映像分野等の各種機器の光源に広く利用されている。例えば、照明分野において、LEDは、ダウンライト又はシーリングライト等の照明器具の光源に用いられている。
一般的に、LEDは、LEDモジュールとしてユニット化されて各種機器の光源になっている。例えば、LEDモジュール(光源)は、配線が形成された基板と、基板の上に実装された1つ以上のLED素子とを備える。
具体的には、1つ又は複数のLEDチップ(LED素子)を直接基板に実装することによって構成されたCOB(Chip On Board)タイプのLEDモジュールが知られている。また、LEDチップを容器に収容することでパッケージ化されたSMD(Surface Mount Device)型のLED素子を基板上に1個又は複数個実装することによって構成されたSMDタイプのLEDモジュールも知られている。
このように構成されたLEDモジュールは、各種機器のベース部に取り付けられる。例えば、照明器具では、LEDモジュールは、ベース部となる器具本体の所定の位置に配置されて器具本体に固定される。
LEDモジュールを器具本体に固定する方法として、ホルダを用いる方法が知られている。具体的には、器具本体に配置されたLEDモジュールをホルダで覆い、ホルダと器具本体とをネジで固定することによって、ホルダを介してLEDモジュールを器具本体に固定することができる(例えば特許文献1)。
この場合、光源に給電するための一対の導電板が組み込まれたホルダを用いることで、LEDモジュールを器具本体に固定すると同時に、LEDモジュールと一対の導電板との電気接続を完了させることもできる。
特開2008-153080号公報
ホルダを用いて光源(LEDモジュール)を器具本体に固定する際の組み立て方法として、光源をホルダに仮置きして、その状態で器具本体によって基板をホルダに押し付け、ホルダと器具本体とで光源を挟んだ状態でホルダを器具本体にねじ止めする方法が知られている。
このとき、一対の導電板を有するホルダを用いて光源を仮置きする場合、光源をホルダの光源載置部に載置して光源の基板が水平方向に動くことを規制して位置決めするとともに、一対の導電板によって光源の基板を下から支持する方法が考えられる。
しかしながら、光源をホルダに仮置きする際に一対の導電板によって光源の基板を下から支持すると、基板が傾いた状態で光源が仮置きされてしまうことがある。具体的には、一対の導電板と基板とが接触する2点を通る線と垂直な方向に基板が傾くことになる。
このように、基板が傾くと、その後、ホルダを介して光源を器具本体に固定する際に器具本体によって基板をホルダに押し付けたときに、光源と器具本体とホルダとが所望の状態で固定されずに、照明器具の組み立て不良が発生するおそれがある。また、基板が傾いた状態で光源が仮置きされると、光源が仮置きされたホルダを次工程に搬送する際に、光源が正規の仮置きの位置からずれてしまったり光源が落下したりして、照明器具の組み立て不良が発生することもある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、安定した状態で光源を仮置きすることができるホルダ、照明器具及び照明器具の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るホルダの一態様は、第1面を有する基板と前記第1面に設けられた発光部とを有する光源を器具本体に固定するためのホルダであって、前記光源から出射する光が通る開口部と、前記光源が載置される光源載置部と、バネ弾性力により前記基板の前記第1面に押し付けられ、前記光源に給電するための給電端子である複数の導電板と、前記基板の前記第1面に向けて付勢される複数のばね部と、を備え、前記複数のばね部の各々は、前記光源載置部に前記光源が載置されたときに前記複数のばね部と前記基板とが接する複数の接触部分が前記基板の重心を囲みかつ略平面をなすように設けられている。
また、本発明に係る照明器具の一態様は、発光部及び前記発光部が設けられた基板を有する光源と、器具本体と、上記のホルダと、を備え、前記基板は、少なくとも前記ホルダが有する前記複数のばね部によって前記器具本体に押さえ付けられている。
また、本発明に係る照明器具の製造方法の一態様は、ホルダによって光源が器具本体に保持された照明器具の製造方法であって、前記光源は、第1面及び前記第1面に背向する第2面を有する基板と、前記基板の前記第1面に設けられた発光部と、を備え、前記ホルダは、前記光源から出射する光が通る開口部と、前記光源が載置される光源載置部と、前記光源に給電するための給電端子である複数の導電板と、前記光源の前記基板の前記第1面に向けて付勢される複数のばね部と、を備え、前記照明器具の製造方法は、前記複数のばね部に前記基板の前記第1面が接するように前記光源載置部に前記光源を載置する第1工程と、前記基板の前記第2面側から前記基板を前記器具本体によって前記ホルダに押し付ける第2工程と、を含み、前記第1工程では、前記光源載置部に前記光源を載置したときに、前記複数のばね部と前記基板とが接する複数の接触部分が、前記基板の重心を囲みかつ略平面をなしている。
本発明によれば、安定した状態で光源を仮置きすることができるホルダを得ることができる。また、このようなホルダを用いることで、照明器具の組み立て不良を抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る照明器具の斜視図である。 図2は、図5のII-II線における実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図3は、図5のIII-III線における実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図4は、実施の形態に係るホルダを一方側(光出射側)から見たときの斜視図である。 図5は、実施の形態に係るホルダを他方側(器具本体側)から見たときの斜視図である。 図6は、実施の形態に係るホルダを他方側(器具本体側)から見たときの分解斜視図である。 図7は、実施の形態に係るホルダを一方側(光出射側)から見たときの分解斜視図である。 図8は、実施の形態に係るホルダにおけるホルダ本体の構成を示す断面図である。 図9は、実施の形態に係る照明器具における、放熱シート、光源及びホルダの分解斜視図である。 図10は、実施の形態に係る照明器具の製造方法において、光源をホルダに載置するときの工程を示す断面斜視図である。 図11は、実施の形態に係る照明器具の製造方法において、放熱シートをホルダに載置するときの様子を示す断面斜視図である。 図12は、実施の形態に係る照明器具において、器具本体とホルダとで光源と放熱シートとを押さえ付けるときの工程を示す断面斜視図である。 図13は、光源の基板を加圧したときの加圧量と基板の上昇温度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。また、本明細書において、「上」および「下」という用語は、必ずしも、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)および下方向(鉛直下方)を指すものではない。
(実施の形態)
実施の形態に係る照明器具1の全体の構成について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具1の斜視図である。図2及び図3は、同照明器具1の断面図である。なお、図2は、後述する図5のII-II線の断面に対応し、図3は、同図5のIII-III線の断面に対応している。また、図2及び図3では、枠体60に固定された取付バネ61は省略している。
照明器具1は、例えば、下方(床や地面、壁等)に光を照射するダウンライトである。照明器具1は、例えば建物の天井等に設置される。本実施の形態において、照明器具1は、天井埋込型の照明器具であり、例えば天井に設けられた円形の開口孔に埋め込み配設される。
図1~図3に示すように、照明器具1は、光源10と、器具本体20と、放熱シート30と、ホルダ40と、レンズ50と、枠体60とを備える。光源10、器具本体20、放熱シート30、ホルダ40、レンズ50及び枠体60は、ネジ又は係止構造等によって互いに連結されて灯具ユニットとして一体化されている。
照明器具1は、さらに、光源10を発光させるための電力を光源10に供給するための電源ユニット(不図示)を備えていてもよい。電源ユニットは、例えば、天井裏において灯具ユニットの近傍に配置されるが、これに限らない。電源ユニットと灯具ユニットとは、図1に示される電源ケーブル70によって接続される。
電源ユニットは、光源10を発光させるための電力を生成する電源回路を有する電源ボックスである。電源ユニットでは、電源回路によって、商用電源からの交流電力を直流電力に変換する。電源回路は、プリント回路基板と、プリント回路基板に実装された複数の電子部品とによって構成されている。電源回路は、例えば、金属製又は樹脂製のケースに収納されている。電源回路で生成された直流電力は、電源ケーブル70を介して灯具ユニットの光源10に供給される。
電源ケーブル70は、複数の電線を有する。図1に示される電源ケーブル70では、複数の電線が絶縁チューブに収納されている。複数の電線は、光源10に電力を供給するための給電用の一対の第1電線(高電圧用電線)及び第2電線(低電圧用電線)と、アース用の第3電線とを含んでいる。本実施の形態において、第1電線及び第2電線は、ホルダ40を介して光源10に接続されており、光源10には、第1電線及び第2電線を介して直流電力が供給される。また、アース用の第3電線は、ホルダ40を介して器具本体20に接触している。これにより、器具本体20は、第3電線を介して接地される。
以下、照明器具1の各構成部材について詳細に説明する。
[光源]
光源10は、照明器具1の照明光となる光を発する。本実施の形態において、光源10は、LEDによって構成されたLED光源であり、例えば白色光を発する。
光源10は、基板11と発光部12とを有する光源モジュールとして構成されている。本実施の形態において、光源10は、LEDが基板11に直接実装されたCOBタイプのLEDモジュールである。
基板11は、発光部12が設けられる光源基板である。本実施の形態において、基板11は、LEDを実装するための実装基板である。具体的には、基板11は、金属配線が所定のパターンで形成された配線基板である。基板11に形成される金属配線は、例えば、銅箔からなる銅配線である。なお、基板11の表面には、配線を保護するとともに絶縁耐圧を確保するために、配線を覆うように絶縁性樹脂材料からなるレジストが形成されていてもよい。
基板11は、板状の基板であり、第1面11aと、第1面11aに背向する第2面11bとを有する。本実施の形態において、第1面11aは、発光部12が設けられる面であり、器具本体20側とは反対側の面である。一方、第2面11bは、器具本体20側の面面である。また、基板11は、厚みが一定の平板状の基板(平板)である。本実施の形態において、基板11は、矩形状の平板であり、基板11の平面視形状は、全体として略矩形である。なお、基板11の形状は、これに限るものでない。なお、基板11は、矩形状の基板11の向きを特定するために、4つの角のうちの1つが切り欠かれた形状になっている。
基板11は、発光部12が設けられる第1面11aのみに金属配線が形成された片面配線基板であってもよいし、第1面11a及び第2面11bの各々に金属配線が形成された両面配線基板であってもよい。
基板11を構成する基材としては、アルミニウム又は銅等の金属材料からなる金属基材の表面に絶縁被膜を施すことで得られるメタルベース基板、絶縁性樹脂材料からなる樹脂基板、又は、アルミナ等のセラミック材料の焼結体からなるセラミック基板等を用いることができる。
基板11の放熱性を良くするとの観点では、基板11を構成する基材はメタルベース基板であるとよい。一方、基板11としてより高い絶縁耐圧を確保するとの観点では、基板11を構成する基材は、樹脂基板又はセラミック基板等の基材全体が絶縁材料によって構成された絶縁基材であるとよい。
本実施の形態では、基板11として、フィルム状のフィルム基板ではなく、剛性を有するリジッド基板を用いている。具体的には、基板11として、メタルベース基板を用いている。
図2に示すように、基板11には、LEDを発光させるための直流電力を外部から受電する一対の電極として、第1電極11c及び第2電極11dを有する。第1電極11c及び第2電極11dは、基板11に形成された金属配線と接続されている。一例として、第1電極11cは、高電圧側の電極であり、ホルダ40の第1導電板210を介して電源ケーブル70の第1電線に接続されている。また、第2電極11dは、低電圧側の電極であり、ホルダ40の第2導電板220を介して電源ケーブル70の第2電線に接続されている。
発光部12は、基板11の第1面11aに設けられている。本実施の形態において、発光部12は、基板11の略中央部に設けられている。一例として、発光部12の発光領域は、円形であるが、これに限らない。
発光部12は、所定の色の光を発する。発光部12から出射する光は、光源10の光となる。したがって、本実施の形態おいて、発光部12は白色光を発する。
発光部12は、基板11に実装された複数のLEDと、複数のLEDを封止する封止部材とを有する。
LEDは、発光素子の一例であり、本実施の形態では、単色の可視光を発するベアチップである。LEDは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップである。LEDは、例えば基板にマトリクス状に複数個配置されている。なお、LEDは、少なくとも1つ配置されていればよい。
封止部材としては、例えば透光性樹脂が用いられる。本実施の形態における封止部材は、LEDからの光を波長変換する波長変換材として蛍光体を含んでいる。封止部材は、例えば、シリコーン樹脂に蛍光体を分散させた蛍光体含有樹脂である。蛍光体粒子としては、LEDが青色光を発光する青色LEDチップである場合、白色光を得るために、例えばYAG系の黄色蛍光体を用いることができる。
本実施の形態において、封止部材は、全てのLEDを一括封止するように平面視形状が円形となるように形成されている。封止部材の外形は、発光部12の外形を規定するので
、発光部12の平面視形状も円形である。なお、封止部材は、円形以外の形状(例えば矩形状)となるようにLEDを一括封止してもよい。また、封止部材は、全てのLEDを一括封止するのではなく、複数のLEDを列ごとにライン状に封止してもよいし、各LEDを1つずつ個別に封止してもよい。
このように構成される光源10は、ホルダ40によって器具本体20に保持される。本実施の形態において、光源10は、器具本体20の突出部21に配置されて器具本体20に固定されている。具体的には、光源10は、基板11が突出部21の上面(配置面)に載置されることで突出部21に配置される。
[器具本体]
器具本体20は、照明器具1の本体である。具体的には、器具本体20は、光源10が取り付けられるベース部(基台)である。器具本体20は、光源10が配置される配置部を有する。本実施の形態において、照明器具1は、光源10が配置される配置部として突出部21を有する。したがって、光源10は、器具本体20の突出部21に配置されて器具本体20に取り付けられている。
突出部21は、光源10側に向かって突出するように形成されている。また、突出部21は、器具本体20の略中央部に形成されている。突出部21の頂面は、光源10が配置される配置面である。つまり、突出部21の頂面は、光源10が取り付けられる取付面となる。具体的には、突出部21の頂面には、光源10の基板11が取り付けられる。この場、突出部21の頂面と基板11の第2面11bとが対面することになる。
突出部21の頂面は、平面状の平坦面である。また、突出部21の平面視形状は、例えば、光源10の基板11の平面視形状と同じである。本実施の形態において、光源10の基板11の平面視形状が矩形状であるので、突出部21の頂面の形状も矩形状である。なお、突出部21の頂面の大きさは、光源10の基板11の大きさとほぼ同じであるが、これに限らない。
また、器具本体20は、光源10が取り付けられる取付部材として機能するだけではなく、光源10で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。したがって、器具本体20は、金属材料等の熱伝導率の高い材料によって構成されているとよい。本実施の形態において、器具本体20は、アルミニウムからなるアルミダイカスト製である。
光源10で発生した熱は、器具本体20に伝導して外部に放熱される。本実施の形態において、器具本体20は、照明器具1の外郭部材であり、器具本体20の外面は照明器具1の外郭面を構成している。また、図1に示すように、器具本体20は、光源10で発生する熱を外気に放熱する放熱部として複数の放熱フィン22を有する。複数の放熱フィン22は、平板状であり、立設する姿勢で器具本体20の背面側に設けられている。本実施の形態において、複数の放熱フィン22は、放射状に立設されているが、平行に立設されていてもよい。
なお、器具本体20には、ホルダ40を器具本体20にネジ止めするための複数のねじ穴が設けられている。また、器具本体20には、電源ケーブル70を背面側から光源側に挿通するための挿通孔も設けられている。具体的には、この挿通孔には、ホルダ40の筒部150が挿入されている。
[放熱シート]
放熱シート30は、熱伝導部材の一例であり、光源10から器具本体20への熱伝導性を向上させるために配置される。本実施の形態において、放熱シート30は、絶縁材料に
よって構成されており、電気絶縁性を有する。一例として、放熱シート30は、絶縁性樹脂材料によって構成されており、ゴム弾性等の可撓性を有する。
放熱シート30は、厚みが一定の平板状のシートである。本実施の形態において、放熱シート30は、矩形状のシートであり、放熱シート30の平面視形状は、全体として略矩形である。なお、放熱シート30の形状は、これに限るものでない。また、本実施の形態において、放熱シート30は、光源10の基板11よりも大きい。このため、放熱シート30は、基板11及び器具本体20の突出部21よりもはみ出している。なお、放熱シート30は、基板11よりも小さくてもよい。
放熱シート30は、光源10と器具本体20との間に配置されている。具体的には、放熱シート30は、器具本体20の突出部21に配置されており、光源10の基板11と器具本体20の突出部21との間に配置されている。本実施の形態において、放熱シート30は、基板11の第2面11bに接するとともに突出部21の頂面に接している。このように、電気絶縁性を有する放熱シート30を基板11と器具本体20との間に挿入することで、基板11の基材としてメタルベース基板を用いたとしても、金属製の器具本体20と基板11との絶縁耐圧を確保することができる。
放熱シート30は、光源10とともにホルダ40によって器具本体20に固定されている。具体的には、放熱シート30は、ホルダ40によって器具本体20の突出部21によって押さえ付けられている。このため、放熱シート30における基板11及び突出部21からはみ出した部分は、器具本体20側に変形している。
なお、放熱シート30と器具本体20との間、及び/又は、放熱シート30と基板11との間に、さらにグリース等を挿入してもよい。
[ホルダ]
ホルダ40は、光源10を保持している。本実施の形態において、ホルダ40は、光源10を器具本体20に固定するための固定部材である。したがって、光源10は、ホルダ40を介して器具本体20に固定される。具体的には、ホルダ40が器具本体20に取り付けられることで光源10が器具本体20に固定される。より具体的には、ホルダ40は、光源10を覆うように光源10の光出射側に配置されており、光源10の基板11をホルダ40と器具本体20との間に挟んだ状態でホルダ40が器具本体20に取り付けられることで光源10を器具本体20に固定することができる。
また、本実施の形態において、ホルダ40は、反射板102を有する反射板一体型のホルダである。つまり、ホルダ40は、光源10を器具本体20に固定する固定部材として機能するだけではなく、光源10から出射する光を反射する反射部材としても機能する。これにより、ホルダ40を器具本体20に取り付けるだけで、光源10を固定すると同時に反射板を器具本体20に装着することができる。したがって、別途反射板をホルダ40に取り付ける必要がないので、照明器具1の組み立て作業を簡素化することができる。
また、本実施の形態において、ホルダ40は、複数の導電板200を有する電気接続用のホルダである。つまり、ホルダ40は、光源10に給電するための電気接続を行うための電気接続部材としても機能する。これにより、ホルダ40を器具本体20に取り付けるだけで、光源10と導電板200との電気接続を完了させることができる。したがって、照明器具1の組み立て作業をさらに簡素化することができる。
なお、ホルダ40の詳細な構成は後述する。
[レンズ]
レンズ50は、透光性を有する光学部材であり、光源10から出射した光を透過する。レンズ50は、光源10を覆うように配置される。本実施の形態において、レンズ50は、光源10の光出射側に配置されたホルダ40を覆うように配置されている。したがって、レンズ50には、光源10から出射した光のうちホルダ40の反射板102で反射せずに進行する光が入射するとともに、光源10から出射した光のうちホルダ40の反射板102で反射した光が入射する。
レンズ50は、光源10からの光の配光を制御する配光制御機能を有する。本実施の形態において、レンズ50は、光源10から出射する光を集光する機能を有する集光レンズである。具体的には、レンズ50は、フレネルレンズである。また、レンズ50の光出射側の表面には複数の凹凸が形成されており、レンズ50は、光拡散機能も有する。これにより、レンズ50を透過する光を散乱して、レンズ50から出射する光(本実施の形態では照明器具1の照明光)の均斉度を向上させることができる。なお、レンズ50は、レンズ機能及び光拡散機能のうちレンズ機能のみ又は光拡散機能のみを有していてもよい。
レンズ50は、透光性を有する透光性材料によって構成されている。具体的には、レンズ50は、アクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料、又は、ガラス材料によって構成されている。
[枠体]
枠体60は、レンズ50から出射された光が通過する筒状の枠部材である。レンズ50を透過した光源10の光は、枠体60を通過して照明器具1の外部に出射される。
本実施の形態において、枠体60は、略円筒状の枠体である。枠体60の外径は、器具本体20の外径と同程度である。枠体60は、例えばアルミニウム等の金属材料又はポリブチレンテレフタレート(PBT)等からなる硬質の樹脂材料によって形成することができる。枠体60は、例えば、ねじによって器具本体20に固定される。
枠体60は、照明器具1の外郭部材であり、枠体60の外面は照明器具1の外郭面を構成している。なお、枠体60は、径方向の外向きに突出するフランジ部を有する。フランジ部は、枠体60の光出射側(床側)の開口部の縁部に設けられている。
枠体60の外面には、取付バネ61が取り付けられている。本実施の形態では、2つの取付バネ61が枠体60の外周面に取り付けられている。取付バネ61は、照明器具1(灯具ユニット)を天井等の被取付部に固定するための弾性部材である。一例として、取付バネ61は、長尺状の金属板によって構成された板バネである。
照明器具1(灯具ユニット)を天井の開口部に配設する際、枠体60のフランジ部を天井面に係止させて、枠体60の側面と天井の開口部の内側面との間で取付バネ61を弾性変形させ、取付バネ61のバネ復元力を利用して照明器具1を天井の開口部に固定する。
[ホルダの詳細な構造]
次に、ホルダ40の詳細な構造について、図2及び図3を参照しながら、図4~図8を用いて説明する。図4は、実施の形態に係るホルダ40を一方側(光出射側)から見たときの斜視図である。図5は、同ホルダ40を他方側(器具本体20側)から見たときの斜視図である。また、図6は、同ホルダ40を他方側(器具本体20側)から見たときの分解斜視図であり、図7は、同ホルダ40を一方側(光出射側)から見たときの分解斜視図である。図8は、同ホルダ40におけるホルダ本体100の構成を示す断面図である。
上記のように、本実施の形態におけるホルダ40は、光源10を器具本体20に固定するための固定部材として機能するだけではなく、電源ケーブル70と光源10とを電気的に接続するための電気接続部材としても機能する。
したがって、ホルダ40は、図4~図8に示すように、ホルダ本体100と、複数の導電板200とを有する。
ホルダ本体100は、絶縁性樹脂材料等によって構成された絶縁部材である。図4~図7に示すように、ホルダ本体100は、第1部品である枠体101と、第2部品である反射板102と、第3部品である電線挿通部材103との3つの樹脂製部品によって構成されている。枠体101、反射板102及び電線挿通部材103は、例えば、PBT等からなる硬質の樹脂材料によって構成された樹脂成型品である。なお、枠体101、反射板102及び電線挿通部材103を構成する樹脂材料は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
枠体101及び反射板102は、例えば、ねじによって器具本体20に固定される。また、電線挿通部材103は、例えば、電線挿通部材103に設けられた爪部が枠体101又は反射板102に係止することで枠体101又は反射板102に固定される。
複数の導電板200の各々は、金属材料等の導電材料によって構成された導電部材である。図6及び図7に示すように、複数の導電板200には、第1導電板210と第2導電板220と第3導電板230とが含まれる。
図5~図7に示すように、枠体101は、枠状の形状を有しており、開口部110を有する。開口部110は、光源10から出射する光が通る貫通孔である。本実施の形態において、枠体101は、全体として略矩形状である。また、枠体101の開口部110の開口形状は、矩形状である。一例として、開口部110の開口形状は、正方形状である。なお、矩形状及び正方形状とは、厳密な矩形及び正方形を指すものではなく、2組の平行な2辺からなる4辺を有する形状であればよい。
図5~図8に示すように、枠体101は、複数のばね部120を有する。図2に示すように、複数のばね部120は、ホルダ40(枠体101)によって光源10が器具本体20に取り付けられた状態のときに(つまり照明器具1の完成状態において)、光源10の基板11の第1面11aに向けて付勢されている。複数のばね部120は、基板11を器具本体20に向けて押し付けている。
本実施の形態において、複数のばね部120は、光源10に接している。具体的には、複数のばね部120は、光源10の基板11の第1面11aに接している。つまり、複数のばね部120は、基板11の第1面11aを器具本体20に向けて押し付けている。
複数のばね部120は、バネ弾性力によって光源10を弾性保持している。本実施の形態において、複数のばね部120は、樹脂によって構成された樹脂ばねである。複数のばね部120は、弾性変形可能な弾性部材であり、バネ弾性力(バネ復元力)を有する。樹脂製のばね部120は、樹脂材料及び形状によって弾性変形可能に構成されている。
図5~図7に示すように、複数のばね部120の各々は、枠体101の開口部110内側に位置しており、枠体101の内側の辺に固定されている。本実施の形態において、枠体101には、4つのばね部120が設けられている。4つのばね部120の各々は、枠体101の4辺の各々に固定されている。つまり、各ばね部120における枠体101の内側の辺との接続部分が固定部になっている。また、各ばね部120は、固定された辺に
沿って枠体101の内側の角に向かって延在している。
具体的には、図6及び図7に示すように、各ばね部120は、枠体101の内側の辺に沿って延在する延在部121(腕部)と、枠体101の内側の角に位置する先端部122とを有する。各ばね部120において、先端部122は、延在部121よりも大きい形状になっている。なお、4つのばね部120の延在部121の全ては、枠体101の内側の辺に沿って右回り及び左回りのいずれかの一方向に延在しているが、これに限らない。
このように、複数のばね部120は、枠体101の内側の辺に固定部(固定端)を有し且つ先端部122が開放端となった片持ち支持梁構造になっている。つまり、各ばね部120は、枠体101の内側の辺との接続部分(固定部)を支点とするバネ構造になっており、先端部122に力が加わることで弾性変形する。具体的には、先端部122に力が加わると、ばね部120の延在部121は、枠体101の内側の辺との接続部分を支点としてたわむ。
各ばね部120において、先端部122は、光源10における基板11との接触部分である。各先端部122は、基板11の第1面11aに接触する。基板11は、複数のばね部120によって器具本体20に押さえ付けられている。
図2に示すように、本実施の形態において、基板11は、複数のばね部120だけではなく、複数の導電板200によっても器具本体20に押さえ付けられている。つまり、複数のばね部120及び複数の導電板200は、いずれも基板11を押さえる押さえ部として機能しており、基板11が第1面11aに対して垂直な方向に移動することを規制している。
光源10がホルダ40によって器具本体20に固定されることで、光源10は複数のばね部120及び複数の導電板200から付勢力を受けることになる。つまり、光源10には、複数のばね部120及び複数の導電板200の弾性復元力によって器具本体20側への押圧力が付与される。これにより、光源10は、基板11の垂直方向に動かないようにホルダ40と器具本体20との間に保持される。このように、ホルダ40に複数の導電板200だけではなく複数のばね部120を設けることによって、安定した状態で光源10を器具本体20に取り付けることができる。
図6~図8に示すように、各ばね部120の先端部122は、底部122aと側面部122bとを有する。底部122a及び側面部122bは、先端部122における器具本体20側部分に形成されている。各先端部122において、底部122aは、平面状の底面を有する平面部であり、側面部122bは、平面状の側面(壁面)を有する壁部である。底部122aの底面と側面部122bの側面とは、略直交している。
各ばね部120の先端部122において、底部122aと側面部122bとは、段差状に形成されていてもよいし、隙間を開けて形成されていてもよい。本実施の形態では、枠体101は、底部122aと側面部122bとが段差状に形成されたばね部120と、底部122aと側面部122bとが離れて形成されたばね部120とを有する。なお、1つのばね部120に、1つの側面部122bのみが形成されているのではなく、1つのばね部120に、2つの側面部122bが形成されていてもよい。
各ばね部120において、先端部122の底部122aは、ホルダ40によって光源10を器具本体20に取り付ける際に光源10が載置される光源載置部となる。つまり、光源10が載置される光源載置部は、平面部であり、複数のばね部120の先端部122に設けられている。
光源載置部である先端部122の底部122aには、光源10の基板11が載置される。本実施の形態において、基板11は、4つのばね部120にまたがるようにして各先端部122の底部122aに載置される。各ばね部120の底部122a(光源載置部)に光源10が載置されたときに、底部122aの底面は、基板11の第1面11aに接する。また、4つのばね部120の先端部122は、枠体101の矩形状の開口部110の内側の角に位置しており、4つの先端部122は、矩形状の基板11の4つの角の各々に対応している。つまり、4つのばね部120の先端部122は、基板11の4つの角を押さえ付けている。
また、各ばね部120において、先端部122の側面部122bは、ホルダ40によって光源10を器具本体20に取り付ける際に、基板11の水平方向(基板11の第1面11aと平行な方向)の位置を決めるための位置決め部となる。つまり、先端部122の側面部122bは、基板位置決め部(第1位置決め部)である。本実施の形態において、先端部122の側面部122bは、基板11の水平方向の動きを規制することで、基板11の水平方向の位置を決めている。
具体的には、底部122a(光源載置部)に光源10が載置されたときに、側面部122bは、基板11の側面に対面するようになっている。これにより、基板11が水平方向に動こうとしたときに、基板11の側面が側面部122bに当接するので、基板11が移動することが抑制される。つまり、基板11の水平方向の動きが規制される。なお、ばね部120の先端部122における側面部122bの高さは、基板11の厚さよりも低くなっている。
また、光源載置部に光源10が載置されていない状態において、複数のばね部120の各々は、基板11と接する部分が複数の導電板200の各々の先端よりも基板11側に位置している。
このように構成される枠体101では、複数のばね部120の各々は、先端部122の底部122a(光源載置部)に光源10が載置されたときに、複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分が、基板11の重心を囲みかつ略平面をなすように設けられている。
本実施の形態において、複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分は、各ばね部120の先端部122と基板11の第1面11aとが接する箇所である。具体的には、枠体101には4つのばね部120が設けられているので、ばね部120と基板11とが接する接触部分は、4箇所である。また、各ばね部120の先端部122は、枠体101の内側の角に位置している。したがって、ばね部120と基板11とが接する4箇所は、枠体101の内側の角に位置している。なお、基板11は、各ばね部120の先端部122の底部122aに載置されるので、複数のばね部120の各々と基板11とは、面接触している。
また、ホルダ本体100は、放熱シート30の位置を決めるための位置決め部として、外周壁130を有する。つまり、外周壁130は、放熱シート位置決め部(第2位置決め部)である。図5及び図6に示すように、外周壁130は、反射板102に設けられている。具体的には、外周壁130は、反射板102における器具本体20側の面に、矩形枠状に形成されている。外周壁130は、開口部110を囲むように形成されている。外周壁130は、ホルダ40によって光源10及び放熱シート30を器具本体20に取り付ける際に、放熱シート30が水平方向に移動することを抑制する。
反射板102(第2部品)は、光源10から出射した光を反射する反射部材である。図4に示すように、反射板102は、円形の開口部140を有する。したがって、反射板102は、光源10から出射して枠体101の開口部110及び反射板102の開口部140を通った光を反射する。これにより、光源10から出射した光の配光を制御することができる。具体的には、反射板102は、光源10からの光をレンズ50に向けて反射させている。
図5~図7に示すように、ホルダ40(ホルダ本体100)において、枠体101の開口部110(第1開口部)と反射板102の開口部140(第2開口部)とは、連通している。本実施の形態において、反射板102の開口部140は、枠体101の開口部110よりも開口面積が小さくなっており、反射板102の開口部140が枠体101の開口部110の内側に位置している。つまり、図5に示すように、枠体101の開口部110は、反射板102の開口部140を囲っている。
また、反射板102におけるレンズ50側の面は、光反射面である。図4に示すように、反射板102の光反射面は、漏斗状に形成されている。一例として、反射板102は、白色樹脂材料によって構成されている。これにより、反射板102の表面を反射面にすることができる。なお、反射板102の表面に金属膜等を形成することで、反射板102の表面を反射面にしてもよい。
本実施の形態において、反射板102は、レンズ50を保持している。具体的には、反射板102に設けられた係止穴にレンズ50に設けられた保持爪が係止することで、レンズ50が反射板102に保持されている。
図5~図7に示すように、電線挿通部材103(第3部品)は、電源ケーブル70の電線が挿通する複数の筒部150を有する。本実施の形態において、電線挿通部材103は、電源ケーブル70における第1電線、第2電線及び第3電線が挿通する3つの筒部150を有する。
複数の筒部150は、器具本体20に設けられた挿通孔に挿通されて器具本体20の裏面から突出している。これにより、筒部150に電源ケーブル70の各電線を挿入する際に各電線が筒部150によってガイドされるので、各電線を容易に筒部150に挿入することができる。したがって、電源ケーブル70とホルダ40における導電板200との結線作業を容易に行うことができる。
図6及び図7に示すように、ホルダ40は、複数の導電板として、第1導電板210、第2導電板220及び第3導電板230を有する。第1導電板210、第2導電板220及び第3導電板230は、ホルダ40の枠体101に固定される。
本実施の形態において、第1導電板210には、電源ケーブル70の第1電線(高電圧用電線)が接続され、第2導電板220には、電源ケーブル70の第2電線(低電圧用電線)が接続され、第3導電板230には、電源ケーブル70の第3電線(アース用電線)が接続される。したがって、第1導電板210及び第2導電板220は、光源10に給電するための給電端子となる給電用の導電板であり、第3導電板230は、アース用の導電板である。このように、給電用の第1導電板210及び第2導電板220以外にアース用の第3導電板230を設けることで、照明器具1の保護接地を容易に実現することができる。
第1導電板210、第2導電板220及び第3導電板230は、銅合金等の金属板を折り曲げ変形させることによって構成されている。
給電用の一対の導電板である第1導電板210及び第2導電板220は、板バネ構造を有しており、バネ弾性力によって基板11の第1面11aに押し付けられる。
第1導電板210及び第2導電板220は、光源10と電気的に接続される。具体的には、図2に示すように、第1導電板210は、光源10の基板11に設けられた第1電極11cに接触する。また、第2導電板220は、光源10の基板11に設けられた第2電極11dに接触する。図6及び図7に示すように、第1導電板210は、基板11の第1電極11cに接触する第1接点部211を有し、第2導電板220は、基板11の第2電極11dに接触する第2接点部221を有する。
第1導電板210は、平面視において第1接点部211が枠体101の開口部110に位置するように枠体101に固定されている。また、第2導電板220は、平面視において第2接点部221が枠体101の開口部110に位置するように枠体101に固定されている。本実施の形態において、第1接点部211及び第2接点部221は、枠体101の内側の角に位置している。具体的には、第1接点部211及び第2接点部221は、枠体101の対角線上の角に位置している。
[照明器具の製造方法]
次に、実施の形態に係る照明器具1の製造方法について、図9~図12を用いて説明する。特に、ホルダ40によって光源10及び放熱シート30を器具本体20に組み付けるときの組み立て方法について説明する。
図9は、同照明器具1における、放熱シート30、光源10及びホルダ40の分解斜視図である。図10は、同照明器具1の製造方法において、光源10をホルダ40に載置するときの工程を示す断面斜視図である。図11は、同照明器具1の製造方法において、放熱シート30をホルダ40に載置するときの様子を示す断面斜視図である。図12は、同照明器具1において、器具本体20とホルダ40とで光源10と放熱シート30とを押さえ付けるときの工程を示す断面斜視図である。
図9に示すように、本実施の形態では、ホルダ40を介して光源10及び放熱シート30を器具本体20に組み付ける。具体的には、ホルダ40と器具本体20とで光源10及び放熱シート30を挟む込むことで光源10及び放熱シート30を器具本体20に固定する。
この場合、まず、図10に示すように、ホルダ40の光源載置部に光源10を載置して、ホルダ40に光源10を仮置きする(載置工程)。具体的には、図10の矢印に示すように、光源10を鉛直方向に移動させて、複数のばね部120に基板11の第1面11aが接するようにして、枠体101の光源載置部に光源10を載置する。本実施の形態では、ばね部120が光源載置部であるので、複数のばね部120に基板11の第1面11aが接するようにして、光源10を複数のばね部120に載置する。つまり、複数のばね部120で光源10の基板11を支持している。このとき、基板11の4つの角が4つのばね部120の各先端部122の底部122a(平面部)に載置されるようにして、基板11を4つのばね部120に載置している。
そして、この載置工程では、ホルダ40の光源載置部に光源10を載置したときに、複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分が、基板11の重心を囲みかつ略平面をなしている。
この場合、複数の接触部分が基板11の重心を囲むとは、例えば、基板11の重心を中
心として基板11の第1面11aを90°ずつの4つの象限に分けたとすると、複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分の中には、少なくとも、第1象限と第3象限、又は、第2象限と第4象限との2つの象限に位置するものが存在している。つまり、複数の接触部分のうちの少なくとも2つは、4つの象限のうちの対角の象限に位置しているものが存在している。
また、複数の接触部分が略平面をなしているとは、複数の接触部分の全てによって完全に平面をなしていることだけを意味するのではなく、複数の接触部分のいくつかによっておよそ平面をなしていることも意味する。したがって、複数の接触部分が略平面をなしている場合には、複数の接触部分の中に、例えばいくつかの接触部分で構成される平面からやや外れたものが含まれる態様も含まれる。また、複数の接触部分が2つである場合には、この2つの接触部分によって自ずと平面をなしている。なお、「略平面」の「略」には、製造誤差も含まれる。
このようにして光源10をホルダ40の光源載置部に載置することで、複数のばね部120で支持された光源10は、基板11の第1面11aが鉛直方向と直交する姿勢でホルダ40に仮置きされることになる。つまり、基板11が傾くことなく安定した状態で光源10をホルダ40に仮置きすることができる。
本実施の形態では、枠体101には4つのばね部120が設けられているので、4つのばね部120と基板11とが接する4つの接触部分が、基板11の重心を囲みかつ略平面をなしている。この4つの接触部分は、枠体101の内側の4つの角の各々に位置している。
この場合、上記のように、基板11の重心を中心として基板11の第1面11aを90°ずつの4つの象限に分けたとときに、本実施の形態では、4つのばね部120と基板11とが接する4つの接触部分は、4つの象限の各々に一つずつ存在することになる。具体的には、4つのばね部120と基板11とが接する4つの接触部分は、基板11の重心に対して回転対称で且つ基板11の重心から等距離の位置に存在している。
これにより、4つのばね部120で基板11を安定して支持することができるので、基板11が傾くことを一層抑制することができる。したがって、さらに安定した状態で光源10をホルダ40に仮置きすることができる。
また、本実施の形態において、枠体101には、基板11の水平方向の位置を決めるための位置決め部として、複数のばね部120の各々の先端部122には側面部122bが形成されている。これにより、複数のばね部120に基板11が載置されたときに、基板11の水平方向の動きを規制して、基板11の位置を決めることができる。つまり、光源10が正規の仮置きの位置からずれてしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態では、放熱シート30を用いている。したがって、この載置工程では、図11に示すように、ホルダ40の光源載置部に載置された基板11の上に、放熱シート30を配置する。具体的には、図11の矢印に示すように、放熱シート30を鉛直方向に移動して、基板11の第2面11bの上に放熱シート30を載置する。
このとき、ホルダ40(ホルダ本体100)には、放熱シート30の位置を決めるための位置決め部として、外周壁130が設けられている。これにより、放熱シート30を基板11に載置したときに、外周壁130によって放熱シート30の水平方向の動きを規制することができるので、放熱シート30の位置を決めることができる。つまり、放熱シート30が正規の仮置きの位置からずれてしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態では、各ばね部120の先端部122における側面部122bの高さが光源10の基板11の厚さよりも低くなっている。これにより、放熱シート30に傷が付いて金属製の器具本体20と基板11との間の絶縁耐圧が低下することを抑制できる。この点について、以下説明する。
各ばね部120の先端部122における側面部122bの高さが光源10の基板11の厚さよりも高くなっていると、基板11の上に放熱シート30を載置して次工程で器具本体20によって放熱シート30を押し付けると、基板11又はホルダ40によって放熱シート30の一部に傷が付いてしまうおそれがある。この場合、本実施の形態では、基板11の基材としてメタルベース基板を用いているので、放熱シート30に傷が付いてしまうと、金属製の器具本体20と基板11との間の絶縁耐圧が低下する。特に、放熱シート30が破れてしまうと、絶縁破壊が生じるおそれがある。これに対して、本実施の形態のように、側面部122bの高さが基板11の厚さよりも低くなっているので、放熱シート30に傷が付くことを抑制できる。したがって、器具本体20と基板11との間の絶縁耐圧が低下することを抑制できる。
また、本実施の形態において、複数のばね部120の各々は、基板11と接する部分が複数の導電板200の各々の先端よりも基板11側に位置している。したがって、この載置工程においては、基板11と複数の導電板200とは接触していない。なお、本実施の形態において、複数の導電板200の各々の先端は、第1導電板210の第1接点部211及び第2導電板220の第2接点部221である。
このように、本実施の形態では、光源10をホルダ40に載置する際に、基板11と複数の導電板200とを接触させることなく、基板11と複数のばね部120のみを接触させている。これにより、複数のばね部120のみで基板11を支持することができるので、基板11の水平状態を容易に保つことができる。つまり、光源10をホルダ40に仮置きする際に、基板11が傾くことを効果的に抑制することができる。
次に、図12に示すように、器具本体20によって基板11をホルダ40に押し付ける(押し付け工程)。具体的には、図12の矢印に示すように、基板11の第2面11b側から器具本体20によって基板11をホルダ40に押し付ける。本実施の形態では、器具本体20の突出部21を基板11の第2面11b側から押し付けて、器具本体20とホルダ40とで基板11を挟み込む。
本実施の形態では、基板11の上には放熱シート30が載置されているので、この押し付け工程では、放熱シート30の上から、放熱シート30及び基板11を器具本体20によってホルダ40に押し付けている。つまり、器具本体20の突出部21を放熱シート30に押し当てることで、器具本体20とホルダ40とによって基板11と放熱シート30とを挟み込んでいる。
そして、このように器具本体20を押し付けることで、樹脂ばねであるばね部120が弾性変形し、基板11の第1面11aが複数のばね部120で弾性保持されることになる。つまり、基板11が複数のばね部120で押さえ付けられることになる。なお、放熱シート30は、枠体101の一部で押さえ付けられて外周部分が変形することになる。
また、この押し付け工程では、基板11を器具本体20によってホルダ40に押し付けることで複数の導電板200を基板11に接触させている。具体的には、第1導電板210の第1接点部211と基板11の第1電極11cとが接触するとともに、第2導電板220の第2接点部221と基板11の第2電極11dとが接触する。これにより、基板1
1と導電板200との電気的接続が完了する。
なお、図示しないが、この押さえ付け工程では、ホルダ40(ホルダ本体100)の複数の筒部150が器具本体20の挿通孔から突出する。
その後、器具本体20とホルダ40とをネジでねじ止めする。これにより、ホルダ40によって光源10及び放熱シート30が器具本体20に取り付けられ、光源10及び放熱シート30を器具本体20に固定することができる。なお、その後、器具本体20の挿通孔からホルダ40の複数の筒部150の各々に電源ケーブル70の電線を差し込むことで、電線とホルダ40の導電板200とを結線することができる。
[まとめ]
以上説明したように、本実施の形態に係るホルダ40によれば、ホルダ40の光源載置部に光源10が載置されたときに、複数のばね部120と基板11とが接する複数の接触部分が、基板11の重心を囲みかつ略平面をなしている。
これにより、基板11が傾くことなく光源10をホルダ40に載置することができる。つまり、安定した状態で光源10をホルダ40に仮置きすることができる。したがって、照明器具1の組み立て不良が発生することを抑制することができる。
また、光源10をホルダ40に仮置きした際に基板11が傾くことを抑制することで、光源10が仮置きされたホルダ40を次工程(例えば押し付け工程)に搬送する際に、光源10が正規の仮置きの位置からずれてしまうことを抑制することができる。具体的には、ばね部120が設けられていない比較例のホルダを用いた場合は、不良率が2%であったが、本実施の形態のように、ばね部120が設けられたホルダ40を用いることで、不良率が0%になった。また、本実施の形態におけるホルダ40を用いることで、1個当たりの搬送速度を1秒速くしても光源10が正規の仮置きの位置からずれなかった。この結果、照明器具1を組み立てるときのタクトタイムを大きく向上させることができた。
また、本実施の形態に係る照明器具1によれば、ホルダ40は、バネ弾性力により基板11の第1面11aに押し付けられた複数の導電板200と、基板11の第1面11aに向けて付勢された複数のばね部120とを備えている。
これにより、光源10の基板11は、複数の導電板200によって弾性保持されるだけではなく、複数のばね部120によっても弾性保持される。つまり、照明器具1において、基板11は、複数の導電板200と複数のばね部120とで器具本体20に向けて押さえ付けられており、複数の導電板200と複数のばね部120とによって加圧されている。したがって、光源10はホルダ40によって堅固に保持されるので、照明器具1が振動したとしても、光源10が正規の位置からずれることを抑制することができる。
また、光源10の基板11を複数の導電板200と複数のばね部120とによって加圧することで、光源10の放熱性を向上させることもできる。この光源10の放熱性について実験を行ったので、その実験結果について、図13を用いて説明する。図13は、光源10の基板11を加圧したときの加圧量と基板の上昇温度との関係を示す図である。
この実験では、器具本体20の突出部21の上に放熱シート30と光源10とを載置し、光源10を発光させながら基板11を加圧機で加圧したときの基板11の上昇温度を測定した。なお、基板11の上昇温度とは、基板11の表面温度から器具本体20の表面温度を減算した値としている。また、図13において、n1~n4は、異なる放熱シート30を用いたときの値を示している。つまり、この実験では、4種類の放熱シート30を用
いた。
図13に示すように、この実験によれば、基板11への加圧量が20kPaまでは徐々に上昇温度が低下し、基板11への加圧量が20kPa以上になると、上昇温度が変化しなくなることが分かる。
ここで、ばね部120が設けられていない比較例のホルダでは、一対の導電板200のみで基板11を加圧することになる。この場合、各導電板200のバネ力にもよるが、一般的には、一対の導電板200による基板11への加圧量は1.8kPa~7.7kPa程度で10kPa未満である。これに対して、本実施の形態のように、4つのばね部120が設けられたホルダでは、この一対の導電板200による基板11への加圧量に加えて、4つのばね部120による基板11への加圧量が20kPa程度加算される。つまり、1つあたりのばね部120による加圧量は5kPa程度であり、一対の導電板200と複数のばね部120とで少なくとも加圧量は10kPa以上になる。したがって、図13に示すように、一対の導電板200だけではなく複数のばね部120によって基板11が加圧されることで、上昇温度を効果的に抑制できるということが分かる。
なお、4種類の放熱シート30による上昇温度のバラツキは、±1℃程度(±3σ)である。つまり、放熱シート30の違いによる上昇温度のバラツキは、加圧量が小さい場合でも大きい場合でも大差がなく、4種類の放熱シート30による上昇温度のバラツキは、ほぼ無いことが分かる。
(変形例)
以上、本発明について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、光源10をホルダ40の光源載置部に載置したときに、複数のばね部120と基板11とは、面接触していたが、これに限らない。複数のばね部120と基板11とは、線接触していてもよいし、点接触していてもよい。
また、上記実施の形態では、ホルダ40によって光源10を仮置きする際に、基板11と複数の導電板200とは接触していなかったが、これに限らない。例えば、基板11が傾かない又は傾いたとしても傾きが僅かであれば、ホルダ40によって光源10を仮置きする際に、基板11と複数の導電板200とは接触していてもよい。
また、上記実施の形態において、光源10は、調光及び調色できるように構成されていてもよい。例えば、光源10の発光部12は、色温度が異なる光を発する複数種のLED素子を含んでいてもよい。
また、上記実施の形態において、光源10は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップとを組み合わせることによりに白色光を放出するように構成しても構わない。
また、上記実施の形態において、LEDとして、青色LEDチップを用いたが、これに限らない。例えば、LEDとしては、青色以外の色を発光するLEDチップを用いても構わない。この場合、蛍光体としては、LEDの発光波長に応じて適宜選択すればよい。
また、上記実施の形態において、光源10は基板上にLEDチップを直接実装したCOB構造のLEDモジュールとしたが、これに限らない。例えば、光源10として、SMD
(Surface Mount Device)構造のLEDモジュールを用いても構わない。SMD構造のLEDモジュールは、基板11に、発光部12としてSMDタイプの発光素子を1個又は複数個実装することで実現できる。SMDタイプの発光素子は、例えば、樹脂製又はセラミック製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の中に実装したLEDチップと、パッケージの凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂又は透明樹脂)とを有するパッケージ型のLED素子である。
また、上記実施の形態では、発光素子としてLEDを例示したが、発光素子としては、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)や無機EL等のその他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態において、レンズ50は、レンズ機能及び/又は光拡散機能の配光制御機能を有していたが、これに限らない。例えば、レンズ50は、レンズ機能及び光拡散機能等の配光制御機能を有さずに、一定の板厚の透明パネルであってもよい。この場合、透明パネルは、平坦な板状のフラットパネルであってもよいし、湾曲した湾曲パネルであってもよい。
また、上記実施の形態における照明器具は、天井以外の被取付部に設置されていてもよい。また、本発明は、埋め込み型の照明器具以外の照明器具に適用してもよいし、ダウンライト以外の照明器具に適用してもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明器具
10 光源
11 基板
11a 第1面
11b 第2面
12 発光部
20 器具本体
30 放熱シート
40 ホルダ
101 枠体
110、140 開口部
120 ばね部
121 延在部
122a 底部
122b 側面部
200 導電板

Claims (16)

  1. 第1面を有する基板と前記第1面に設けられた発光部とを有する光源を器具本体に固定するためのホルダであって、
    前記光源から出射する光が通る開口部と、
    前記光源が載置される光源載置部と、
    バネ弾性力により前記基板の前記第1面に押し付けられ、前記光源に給電するための給電端子である複数の導電板と、
    前記基板の前記第1面に向けて付勢される複数のばね部と、を備え、
    前記複数のばね部の各々は、前記光源載置部に前記光源が載置されたときに前記複数のばね部と前記基板とが接する複数の接触部分が前記基板の重心を囲みかつ略平面をなすように設けられている、
    ホルダ。
  2. 前記複数のばね部の各々は、前記基板と接する部分が前記複数の導電板の各々の先端よりも前記基板側に位置している、
    請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記ホルダは、前記開口部及び前記光源載置部を有する枠体を備え、
    前記開口部の開口形状は、矩形状であり、
    前記基板は、矩形状であり、
    前記複数のばね部の各々は、前記枠体の内側の辺に固定され、かつ、前記枠体の内側の角に先端部を有し、
    前記先端部は、前記基板との接触部分を有する、
    請求項1又は2に記載のホルダ。
  4. 前記ホルダは、前記複数のばね部として4つのばね部を有し、
    前記4つのばね部の各々は、前記枠体の4辺の各々に固定され、固定された辺に沿って前記枠体の内側の角に向かって延在する延在部を有する、
    請求項3に記載のホルダ。
  5. 前記光源載置部は、前記複数のばね部に形成された平面部である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のホルダ。
  6. 前記ホルダは、前記基板の水平方向の位置を決めるための第1位置決め部を有する、
    請求項5に記載のホルダ。
  7. 前記第1位置決め部は、前記複数のばね部の各々に形成された側面部である、
    請求項6に記載のホルダ。
  8. 前記複数のばね部の各々は、前記平面部として底部を有し、
    前記底部の底面と前記側面部の側面とは、略直交し、
    前記光源載置部に前記光源が載置されたときに、前記側面部は、前記基板の側面に対面し、前記底部の前記底面は、前記基板の前記第1面に接する、
    請求項7に記載のホルダ。
  9. 前記側面部の高さは、前記基板の厚さよりも低い、
    請求項8に記載のホルダ。
  10. 前記ホルダは、前記光源とともに前記器具本体に固定される電気絶縁性を有する放熱シ
    ートの位置を決めるための第2位置決め部を有する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載のホルダ。
  11. 前記複数のばね部は、樹脂によって構成されている、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のホルダ。
  12. 発光部及び前記発光部が設けられた基板を有する光源と、
    器具本体と、
    請求項1~11のいずれか1項に記載のホルダと、を備え、
    前記基板は、少なくとも前記ホルダが有する前記複数のばね部によって前記器具本体に押さえ付けられている、
    照明器具。
  13. さらに、前記基板と前記器具本体との間に配置された、電気絶縁性を有する放熱シートを備える、
    請求項12に記載の照明器具。
  14. ホルダによって光源が器具本体に保持された照明器具の製造方法であって、
    前記光源は、
    第1面及び前記第1面に背向する第2面を有する基板と、
    前記基板の前記第1面に設けられた発光部と、を備え、
    前記ホルダは、
    前記光源から出射する光が通る開口部と、
    前記光源が載置される光源載置部と、
    前記光源に給電するための給電端子である複数の導電板と、
    前記光源の前記基板の前記第1面に向けて付勢される複数のばね部と、を備え、
    前記照明器具の製造方法は、
    前記複数のばね部に前記基板の前記第1面が接するように前記光源載置部に前記光源を載置する第1工程と、
    前記基板の前記第2面側から前記基板を前記器具本体によって前記ホルダに押し付ける第2工程と、を含み、
    前記第1工程では、前記光源載置部に前記光源を載置したときに、前記複数のばね部と前記基板とが接する複数の接触部分が、前記基板の重心を囲みかつ略平面をなしている、
    照明器具の製造方法。
  15. 前記第1工程では、さらに、前記光源載置部に載置された前記基板の上に、電気絶縁性を有する放熱シートを載置し、
    前記第2工程では、前記放熱シートの上から、当該放熱シート及び前記基板を前記器具本体によって前記ホルダに押し付ける、
    請求項14に記載の照明器具の製造方法。
  16. 前記第1工程では、前記基板と前記複数の導電板とは接触しておらず、
    前記第2工程では、前記基板を前記器具本体によって前記ホルダに押し付けることで前記複数の導電板を前記基板に接触させる、
    請求項14又は15に記載の照明器具の製造方法。
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