JP2023005073A - 消波装置 - Google Patents
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Abstract
Description
消波装置を交換する際、リサイクルのため、消波装置について、金属部分と樹脂部分に分け、且つ、藤壺等を除去する必要があった。
また近年、産業廃棄物処理量を削減すべきとの機運も高まっている。
そこで、海水等による劣化が少なく、リサイクルし易い構造が求められていた。
そこで、本発明者は、従前の消波装置が金属部分を含んだ構成を採用していることで劣化が早く且つリサイクルし難い点に着目し、素材や構造の変更によりかかる問題点を解消できないものかとの着想のもと、製品寿命とリサイクル性の両方を向上し得る消波装置を開発し、本発明に係る「消波装置」の提案に至るものである。
以下、本発明に係る消波装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の全体斜視図であり、一点破線が水位を表している。図2は消波装置の一部断面図であり、消波本体10とガードレール部20と連結部30の断面を示すものである。図3は、消波装置の緩衝機能の説明図であり、(a)がガードレール部20の説明であり、(b)が板バネ部41の説明である。図4は、ローラの調整を説明する図であり、(a)が、係留杭60が太い場合の調整時であり、(b)が、係留杭60が細い場合の調整時の説明である。図5は、浮力体の説明図であり、(a)が、水位が喫水線である場合の説明であり、(b)が、水位が予備浮力位置である場合の説明である。
消波装置1は、主に、消波本体10と、ガードレール部20と、連結部30と、係留部40と、から構成されたものを1ブロックとし、複数ブロックを接続した構成である。図1、図2に沿って、説明する。
FRP素材であるので、上下・回転・前後の強度を増し、幅方向の長さを小さくし、全体として小型化、軽量化がされている。RTM成形が可能な構造であるので、プレス成型での量産が容易であり、生産性に優れている。
箱の開口部を底方向に向けて配置され、箱内に入った波のエネルギーを吸収する構造である。消波本体10の内部には、消波本体10を浮かせるための浮力体11が、水平の幅方向の両側に配置されている。この位置に配置することによって、消波本体10を安定して水面に浮かせることができる。また、図2に示すように、浮力体11の底付近は、階段状になっている。
消波本体10は板バネ部41を介して係留部40に接続される。消波装置1を係留するためである。係留部40は、すべての消波本体10に対して接続してもいいし、一定の間隔ごとに消波本体10に接続してもよい。
また、消波本体10の表面、裏面に防汚塗料を塗布すると好適である。消波本体10が一体箱型構造であるので、裏面に防汚塗料を容易に塗布施行することができ、水中生物の付着を軽減し、消波効果の減衰を防ぐことができる。
ガードレール板部21は、衝撃を受け止める部分であり、衝撃による破損、曲がり等が発生しない程度の強度を持つ。
ガードレール保持部22は、ガードレール板部21を消波本体10に固定するためのものである。ガードレール保持部22は、板バネCFRP化部材であり、鋼材に比べて腐食による強度劣化を防ぐことができ、且つ、緩衝性を向上させることができる。
また、L字構造とすることによって、ガードレール板部21に衝撃があった際、L字が曲がることで、ダンパーの効果をより発揮することができる。
ガードレール板部21はガードレール保持部22に、ネジ部50によって固定されている。
ガードレール側の連結部30は、ガードレール保持部22と消波本体10をネジ部50で共締めしている。係留側の連結部30は、ガードレール保持部22と消波本体10を共締めし、作業用フロート42と板バネ部41を介してネジ部50で固定されている。
従来の連結部は、鋼材を使用していたので腐食による強度劣化が発生していたが、FRP素材を用いることによって、強度劣化を防ぐことができる。
板バネ部41は、係留部40と消波本体10との間の緩衝構造であり、係留部40と消波本体10が斜めに固定されている。該板バネ部41は、CFRP素材であり、消波及び緩衝効果を高めることができる。
作業用フロート42は、係留部40を水面から安定させたり、消波装置1の取付、維持作業を行うためのスペースを確保するものである。該作業用フロート42は、FRP素材であって、内部を空洞にした浮力を伴う構造であり、上部が平面である。該作業用フロート42は、空洞となった内部に必要に応じて水を出し入れするなどして、浮力調整が可能な構造とすることも好適である。
係留部40の消波本体10側に作業用フロート42を配置しているので、該作業用フロート42が強固で容易に接続でき、水面係留接続作業が容易となる。
作業用フロート42の前後いずれかの位置、例えば作業用フロート42と板バネ部41若しくは係留杭保持部43との間に、長さ調整機構を配設する態様も好適である。かかる態様により、係留杭60に対する消波装置1の位置調整などが容易となる。尚、長さ調整機構の具体的構造については、常法手段を採用すれば足りる。
3つのローラ44のうちの1つは、係留杭60に対しての距離を変更可能である。
図3(a)は、ガードレール部20を示している。紙面上左からのボート操縦者の接触や衝突に対して、ガードレール保持部22のL字の折り曲げ部分を中心に、ガードレール保持部22が右方向に曲がることによって、衝撃を軽減することができる。一般的にはバネ構造を用いたダンパー構造が用いられるが、ガードレール保持部22をCFRP素材とすることで、ガードレール板部21の取り付け部としての役割と、ダンパーとしての役割の両方を果たすことができる。
ボート操縦者がガードレール板部21に衝突した際、衝撃の一部は、消波本体10全体にも波及する。消波本体10が受けた衝撃を板バネ部41で軽減することによって、衝撃が係留部40に伝わる量を抑えることができる。
このように、ガードレール保持部22、板バネ部41を、当該構造とすることによって、消波装置1の構造を単純化し、軽量化することができる。また、一般的にバネは金属であるので、リサイクル時に分別の必要性があるが、本実施形態では、CFRP素材を採用しているため、分別する必要が無く、リサイクル性に優れている。
また、ボート操縦者の接触や衝突に対して、ガードレール保持部22及び板バネ部41によって、2重の緩衝効果を得ることができるので人命保護が期待できる。
本実施形態では、図4(a)に示すように、係留杭保持部43は、3つのローラ44で、係留杭60を保持している。例えば、(b)に示す様に、係留杭60の杭径が小さい場合、紙面上左側にローラ44を係留杭60側に移動することによって、他のローラの位置を変えることなく、係留杭60とローラ44との遊び量を調整、最適化することができる。
(a)では、喫水線がW.Lの線となっている。従って、使用開始時には、浮力体11は、水面に対して、(a)に示すような位置である。
消波装置1の使用を続けると、徐々に、消波本体10に貝殻類61が付着することがある。貝殻類61が付着すると消波本体10の重量が増し、消波本体10の沈み込みが大きくなる。すると、本来の消波の能力が発揮できなくなってしまう。
さらに、本実施形態に係る消波装置は、既設の消波装置と同様に接続可能であることから、施主の費用負担を軽減することができる。
10 消波本体
11 浮力体
20 ガードレール部
21 ガードレール板部
22 ガードレール保持部
30 連結部
40 係留部
41 板バネ部
42 作業用フロート
43 係留杭保持部
44 ローラ
50 ネジ部
60 係留杭
61 貝殻類
70 消波装置
71 消波本体
72 ガードレール部
73 係留部
Claims (6)
- 浮力体を有する複数の消波本体を連結部で連結してなる浮遊型消波装置であって、
消波本体と、ガードレール部と、連結部と、係留部と、から成り、
消波本体と連結部とは、FRP素材で構成され、
消波本体は、底方向に開口し内部に浮力体を備えた一体箱型であることを特徴とする消波装置。 - 前記ガードレール部におけるガードレール取付部は、CFRP製の板ばね構造であることを特徴とする請求項1に記載の消波装置。
- 前記消波本体と係留部とは、CFRP製の板ばね構造を介して接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の消波装置。
- 前記係留部は、係留杭を3つのローラで保持し、少なくとも1つのローラは、該係留杭との遊び調整が可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の消波装置。
- 前記係留部は、作業用フロート部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の消波装置。
- 前記浮力体の水平面の断面積が、喫水線での面積よりも、予備浮力位置での面積において大きく、予備浮力位置は、喫水線よりも高い位置にあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の消波装置。
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