JP2023003621A - 制御装置、プログラム、およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコンキーを移動体内に保管する場合においてセキュリティ性をより向上させる。【解決手段】移動体に室内に設置可能な制御装置であって、ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアの解錠と前記移動体に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する制御部、を備える、制御装置が提供される。【選択図】図3

Description

本発明は、制御装置、プログラム、およびシステムに関する。
近年、無線通信の結果に基づいて装置の制御を行う技術が開発されている。上記の技術を用いたシステムの一例としては、リモコンキーと、車両に搭載される車載装置との間における無線通信の結果に基づいて、当該車両に備えられるドア装置を解錠や施錠を行うシステムが挙げられる。また、上記のようなリモコンキーをより有効に活用するための提案もなされている。例えば、特許文献1には、リモコンキーを格納する筐体を車内に保管し、ユーザが携帯するモバイル機器を用いて当該リモコンキーを遠隔操作することで、車両のドアを解錠する技術が開示されている。
欧州特許出願公開第3418985号明細書
ここで、特許文献1に開示される技術のように、リモコンキーを車両等の移動体内に保管して使用する場合、セキュリティ性の確保が重要な課題となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、リモコンキーを移動体内に保管する場合においてセキュリティ性をより向上させることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、移動体に室内に設置可能な制御装置であって、ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアの解錠と前記移動体に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する制御部、を備える、制御装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、移動体に室内に設置可能な制御装置、として機能させ、前記制御装置に、ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアの解錠と前記移動体に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する制御機能、を実現させる、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、移動体に室内に設置可能な制御装置と、前記移動体に備えられるステアリングを固定するステアリング固定具と連結可能な第1の連結部と、を備え、前記制御装置は、ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアが解錠され、かつ前記第1の連結部と前記ステアリング固定具との連結が解除可能な状態となるよう制御する、制御装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、リモコンキーを移動体内に保管する場合においてセキュリティ性をより向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るシステム1のシステム構成例の一部について説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る制御装置10の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るステアリングの固定例を示す概略図である。 同実施形態に係るシステム1による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.システム構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係るシステム構成例について述べる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1のシステム構成例の一部について説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、制御装置10、リモコンキー20、モバイル機器30、および車載装置40などを備える。
(制御装置10)
本実施形態に係る制御装置10は、移動体90の室内に設置と撤去とが可能に形成される。
本実施形態に係る制御装置10は、リモコンキー20を格納する格納部130を備える。
(リモコンキー20)
本実施形態に係るリモコンキー20は、移動体90に備えられるドアの解錠および施錠を遠隔に操作するための装置である。
本実施形態に係るリモコンキー20は、制御装置10の格納部130に格納される。
(モバイル機器30)
本実施形態に係るモバイル機器30は、移動体90を利用するユーザ(例えば、移動体90のオーナー、当該オーナーに移動体90の利用を許可された者)により携帯される装置である。
本実施形態に係るモバイル機器30は、制御装置10との間において第1の通信規格に準拠した無線通信を行う。
本実施形態に係る第1の通信規格には、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、NFC(Near Field Communication)などが採用されてもよい。
(車載装置40)
本実施形態に係る車載装置40は、移動体90に備えられる各種の構成を統合的に制御する。
例えば、本実施形態に係る車載装置40は、リモコンキー20から移動体90に備えられるドアの解錠を指示する解錠指示信号を受信した場合、当該解錠指示信号に基づいてリモコンキー20の認証を実行する。
上記認証においてリモコンキー20の真正性が認められた場合、車載装置40は、移動体90に備えられるドアが解錠されるよう制御を実行してもよい。
(移動体90)
本実施形態に係る移動体90は、ユーザが搭乗可能な各種の装置である。
本実施形態に係る移動体90は、例えば、車両、船舶、航空機などであってもよい。
なお、以下においては、本実施形態に係る移動体90が車両である場合を主な例として説明を行う。
以上、本実施形態に係るシステム1の構成例の一部について概要を述べた。
本実施形態に係るシステム1は、例えば、複数のユーザが移動体90をそれぞれ異なる時間に利用する状況で特に有効である。
上記のような状況としては、例えば、移動体90のオーナー(第1のユーザ)が、自身が利用しない時間帯に他者(第2のユーザ)に移動体90を貸与する状況(いわゆる、カーシェアなど)が挙げられる。
カーシェアにおいて第2のユーザが移動体90を利用するためには、移動体90に備えられるドアの解錠を行う必要がある。
この際、第1のユーザが第2のユーザにリモコンキー20を直接受け渡すことも可能であるが、このような受け渡しは利便性に欠ける。
一方、本実施形態に係るシステム1によれば、ユーザ間におけるリモコンキー20の受け渡しをスムーズに実現することが可能である。
以下、システム1を用いたリモコンキー20の受け渡しについて概要を説明する。
まず、第1のユーザが、リモコンキー20を移動体90に備えられる制御装置10の格納部130に格納し、格納部130および移動体90に備えられるドアを施錠する。
次に、第1のユーザは、サーバ(図示しない)等を介して第2のユーザにより携帯されるモバイル機器30に、制御装置10によるモバイル機器30の認証に必要な鍵情報を送信する。
上記鍵情報は、用いられる認証技術に応じて適宜設定されればよい。
また、上記鍵情報は、第1のユーザが第2のユーザに移動体90の利用を許可した時間帯にのみ有効であってもよい。
第2のユーザは、移動体90を利用する時間帯になると、移動体90に近づき、モバイル機器30を用いてドアの解錠操作を行う。
モバイル機器30は、上記の解錠操作に基づいて鍵情報が含まれる解錠トリガ信号を送信する。
制御装置10は、解錠トリガ信号を受信すると、当該解錠トリガ信号に含まれる鍵情報に基づいてモバイル機器30の認証を実行する。
ここで、モバイル機器30の真正性が認められた場合、制御装置10は、格納部130に格納されるリモコンキー20に設けられる解錠操作部に対し物理的操作が行われるよう制御する。
例えば、解錠操作部がボタンである場合、制御装置10は、格納部130が有するアクチュエータが解錠操作部を物理的に押下するよう制御してもよい。
また、モバイル機器30の真正性が認められた場合、制御装置10は、リモコンキー20の取り出しが可能なように格納部130を開放する。
一方、リモコンキー20は、解錠操作部が操作されたことに基づいて、移動体90に備えられるドアの解錠を指示する解錠指示信号を送信する。
上記解錠指示信号は、車載装置40によるリモコンキー20の認証に必要な鍵情報を含んでもよい。
また、上記解錠指示信号は、第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に準拠した信号であってもよい。
本実施形態に係る第2の通信規格では、例えば、LF(Low Frequency)帯、UHF(Ultra High Frequency)帯の信号が用いられてもよい。
車載装置40は、受信した解錠指示信号に含まれる鍵情報に基づいてリモコンキー20の認証を実行する。
上記認証において、リモコンキー20の真正性が認められた場合、車載装置40は、移動体90に備えられるドアが解錠されるよう制御する。
以上、システム1による処理の流れに関し一例を述べた。
上記のような処理の流れによれば、第2のユーザが第1のユーザと直接会うことなく移動体90に備えられるドアを解錠し、さらには、室内に設置される制御装置10に格納されるリモコンキー20を受け取ることができる。
しかし、ここで、車載装置40が、リモコンキー20との第2の通信規格に準拠した無線通信に基づいて移動体90に備えられるエンジンの始動許可をさらに制御する場合を想定する。
この場合、モバイル機器30を持たない第三者が不正に移動体90の室内に侵入すると、当該第三者がエンジンを始動できてしまう可能性がある。
本発明に係る技術思想は上記のような点に着目して発想されたものであり、リモコンキー20を移動体90の室内に保管する場合においてセキュリティ性をより向上させることものである。
このために、本実施形態に係る制御装置10は、移動体90に備えられるドアの解錠に加え、移動体90に備えられるステアリングの固定解除を制御することを特徴の一つとする。
本実施形態に係るシステム1を利用する第1のユーザは、制御装置10にリモコンキー20を格納した後、例えばステアリング固定具50を用いてステアリングを固定したうえでドアの施錠を行う。
本実施形態に係る制御装置10は、モバイル機器30の真正性が認められた場合、ドアの解錠とステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する。
これによれば、上述のように第三者がエンジンを始動できてしまった場合であっても、移動体90を運転不能な状態とすることが可能である。
以下、本実施形態に係る制御装置10の構成例について詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る制御装置10の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る制御装置10は、通信部110、制御部120、格納部130、第1の連結部140、および第2の連結部150を備えてもよい。
(通信部110)
本実施形態に係る通信部110は、モバイル機器30との間において第1の通信規格に準拠した無線通信を行う。
例えば、本実施形態に係る通信部110は、モバイル機器30から上述の解錠トリガ信号を受信する。
本実施形態に係る通信部110は、第1の通信規格に準拠した信号を送受信するためのアンテナを備える。
(制御部120)
本実施形態に係る制御部120は、通信部110とモバイル機器30との間における第1
の通信規格に準拠した無線通信に基づいてモバイル機器30の認証を実行する。
例えば、本実施形態に係る制御部120は、上述の解錠トリガ信号に含まれる鍵情報に基づいてモバイル機器30の認証を実行してもよい。
一方、制御部120は、通信部110による解錠トリガ信号の受信後に通信部110とモバイル機器30との間において行われる無線通信に基づいて、モバイル機器30の認証を実行してもよい。
また、本実施形態に係る制御部120は、上記のような認証においてモバイル機器30の真正性が認められた場合、移動体90に備えられるドアの解錠と移動体90に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御することを特徴の一つとする。
本実施形態に係るステアリングの固定、および当該固定の解除については別途詳細に説明する。
本実施形態に係る制御部120が有する機能は、各種のプロッセにより実現される。
(格納部130)
本実施形態に係る格納部130は、移動体90に備えられるドアの解除を指示する解錠指示信号を送信するリモコンキー20を格納可能に形成される。
また、本実施形態に係る格納部130は、リモコンキー20に設けられる解錠操作部を物理的に操作する各種のアクチュエータを備える。
本実施形態に係る格納部130は、リモコンキー20構成、形状等に応じて適宜設計される。
(第1の連結部140)
本実施形態に係る第1の連結部140は、移動体90に備えられるステアリングを固定するステアリング固定具50と連結可能に形成される。
本実施形態に係る制御部120は、モバイル機器30の真正性が認められた場合、第1の連結部140とステアリング固定具50との連結が解除可能な状態となるよう制御してもよい。
(第2の連結部150)
本実施形態に係る第2の連結部150は、制御装置10を移動体90に固定する筐体繋止具60と連結可能に形成される。
本実施形態に係る制御部120は、モバイル機器30の真正性が認められた場合、第2の連結部150と筐体繋止具60との連結が解除可能な状態となるよう制御してもよい。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係るステアリングの固定について詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係るステアリングの固定例を示す概略図である。
図3には、移動体90に備えられるステアリングのステアリングホイール55、リモコンキー20が格納される制御装置10、制御装置10に備えられる第1の連結部140と連結されステアリングホイール55の回転を制限することによりステアリングを固定するステアリング固定具50が例示される。
本実施形態に係るステアリング固定具50は、例えば、図3に示されるように、ロープ状に形成されてもよい。
ここで、上記のロープ状とは、歪曲することが可能な線形であることを指し、素材を限定するものではない。
本実施形態に係るステアリング固定具50には、ステリングを固定するために十分な強度を有し、かつ切断が困難である素材が用いられればよい。
上記素材には、例えば、各種の繊維、金属、ゴムなどが含まれる。
また、本実施形態に係るステアリング固定具50は、図3に示すように、一端にループ構造を有してもよい。
この場合、ステアリング固定具50は、図3に示すように、ステアリングホイール55のグリップを巻き込んだ状態となるようにループ構造を通過させた他端が第1の連結部140に連結されることでステアリングを固定してもよい。
ユーザは、リモコンキー20を制御装置10の格納部130に格納した後、ステアリング固定具50を図3に示すようにステアリングホイール55のグリップに巻き付け他端を第1の連結部140に連結させる。
上記のような操作によれば、ステアリングが固定され、第三者による移動体90の運転を防止することが可能となる。
また、上記のような操作によれば、制御装置10がステアリング固定具50によりステアリングホイール55に繋止され、第三者による制御装置10およびリモコンキー20の持ち出しを防止することが可能となる。
また、ステアリング固定具50がロープ状に形成される場合、設置および回収が容易であるとともに、未使用時にはコンパクトにまとめることが可能なことから保管も用意である。
以上、本実施形態に係るステアリング固定具50を用いたステアリングの固定について一例を挙げて説明した。
一方、本実施形態に係るステアリング固定具50の形状と機能は、図3に示す一例に限定されない。
本実施形態に係るステアリング固定具50は、例えば、棒状構造を有し、当該棒状構造をステアリングホイール55に取り付けることでステアリングを固定するものであってもよい。
この場合、上記棒状構造にロープ状の構造の一端が接続され、当該ロープ状の構造の他端に第1の連結部140に接続可能であってもよい。
あるいは、本実施形態に係るステアリング固定具50は、必ずしも第1の連結部140に連結されなくてもよい。
また、本実施形態に係る制御装置10は、必ずしも第1の連結部140を備えなくてもよい。
この場合、制御装置10は、モバイル機器30の真正性が認められたことに基づいて、ステアリング固定具50に対し、ステアリングの固定を解除させる無線信号を送信してもよい。
また、上記のように無線信号を用いてステアリングの固定解除を制御する場合、当該無線信号は、解錠操作部を操作されたリモコンキー20により送信されてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るステアリング固定具50の形状および機能、ステアリング固定具50による固定解除の処理の流れは柔軟に変形可能である。
引き続き図3を参照して、本実施形態に係る筐体繋止具60について説明する。
上述したように、本実施形態に係るステアリングはステアリング固定具50により固定され、制御装置10はステアリング固定具50により繋止される。
ここで、さらにステアリングの固定効果および制御装置10の繋止効果を高めるために、本実施形態に係るシステム1は、筐体繋止具60をさらに備えてもよい。
本実施形態に係る筐体繋止具60は、制御装置10を移動体90に繋止するための器具である。
図3には、それぞれ形状および機能が異なる2つの筐体繋止具60aおよび60bが例示される。
例えば、本実施形態に係る筐体繋止具60aは、図3に示すステアリング固定具50と同様に、一端にループ構造を有するロープ状に形成されてもよい。
この場合、本実施形態に係る筐体繋止具60aは、移動体90に取り外しが不可能に設けられる構造を巻き込んだ状態となるように上記ループ構造を通過させた他端が第2の連結部150aに連結されることで制御装置10を移動体90に繋止する。
上記の移動体90に取り外しが不可能に設けられる構造は、例えば、移動体90の室内に設けられるアシストグリップ65であってもよい。
移動体90に取り外しが不可能に設けられる構造としては、アシストグリップの他、例えば、シート調整レバーなどが挙げられる。
一方、本実施形態に係る筐体繋止具60bは、一端がシートベルトバックル67と連結可能であり、他端が前記第2の連結部150bと連結可能に形成されてもよい。
このように、本実施形態に係る筐体繋止具60は、移動体90に元々備えられる多様な構成に制御装置10を繋止することが可能である。
本実施形態に係る筐体繋止具60は、ステアリング固定具50とともに用いられることにより、ステアリングの固定効果および制御装置10の繋止効果を一層に高めることが可能である。
<<1.2.解錠処理の流れ>>
次に、本実施形態に係るシステム1による解錠処理の流れについて一例を挙げて詳細に説明する。
ここで、上記の解錠処理とは、移動体90に備えられるドアの解錠に係る処理と、ステアリングの固定の解除に係る処理とを含むものとする。
図4は、本実施形態に係るシステム1による解錠処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図4に示す一例の場合、まず、モバイル機器30が、ユーザによる解錠操作を受け付ける(S102)。
次に、モバイル機器30は、ステップS102において受け付けた解錠操作に基づいて解錠トリガ信号を送信する(S104)。
制御装置10の制御部120は、ステップS104において通信部110が受信した解錠トリガに含まれる鍵情報などに基づいてモバイル機器30の認証を行う(S106)。
ステップS106においてモバイル機器30の真正性が認められた場合、制御装置10の制御部120は、格納部130に備えられるアクチュエータを制御し、リモコンキー20に設けられる解錠操作部を操作する(S108)。
リモコンキー20は、ステップS108において、解錠操作部が操作されたことに基づいて、解錠指示信号を送信する(S110)。
このように、本実施形態に係る制御部120は、モバイル機器30の真正性が認められた場合、格納部130に格納されるリモコンキー20に前記解錠指示信号を送信させる制御を実行してもよい。
ステップS110において解錠指示信号を受信した車載装置40は、当該解錠指示信号に含まれる鍵情報などに基づいてリモコンキー20の認証を実行する(S112)。
また、車載装置40は、ステップS112においてリモコンキー20の真正性が認められた場合、移動体90に備えらえるドアが解錠されるよう制御する(S114)。
一方、制御装置10の制御部120は、ステップS108における制御の後、ステアリング固定具50と第1の連結部140との連結を解除する(S116)。
また、制御装置10の制御部120は、筐体繋止具60と第2の連結部150との連結を解除する(S118)。
ステップS116およびステップS118における制御によれば、ステアリング固定具50および筐体繋止具60を撤去し、ユーザが移動体90を運転可能な状態とすることができる。
また、制御装置10の制御部120は、格納部130からのリモコンキー20の取り出しが可能となるよう格納部130を開放する(S120)。
ステップS120における制御によれば、ユーザがその後リモコンキーを持ち出し自由に操作することが可能となる。
以上、本実施形態に係る解錠処理の流れについて一例を挙げて説明した。
なお、上記では、制御装置10がステアリング固定具50と連結可能な第1の連結部140、および筐体繋止具60と連結可能な第2の連結部150を備える場合における処理の流れを例示した。
一方、本実施形態に係るステアリング固定具50は、必ずしも第1の連結部140に連結されなくてもよい。また、制御装置10は、必ずしも第1の連結部140および第2の連結部150を備えなくてもよい。
ステアリング固定具50が第1の連結部140に連結されない場合においては、制御部120は、上記のステップS116における処理に代えて、ステアリング固定具50によるステアリングの固定を解除するための制御を行えばよい。
本実施形態に係る解錠処理の流れは、ステアリング固定具50の形状、機能等に応じて柔軟に変形可能である。
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられ、コンピュータにより読み取り可能な非一過性の記憶媒体(non-transitory computer readable medium)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
1:システム、10:制御装置、110:通信部、120:制御部、130:格納部、140:第1の連結部、150:第2の連結部、20:リモートキー、30:モバイル機器、40:車載装置、50:ステアリング固定具、55:ステアリングホイール、60:筐体繋止具、65:アシストグリップ、67:シートベルトバックル、90:移動体

Claims (11)

  1. 移動体に室内に設置可能な制御装置であって、
    ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアの解錠と前記移動体に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する制御部、
    を備える、
    制御装置。
  2. 前記移動体に備えられるドアの解錠を指示する解錠指示信号を送信するリモコンキーを格納可能に形成される格納部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記格納部に格納される前記リモコンキーに前記解錠指示信号を送信させる、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記格納部からの前記リモコンキーの取り出しが可能となるよう前記格納部を開放する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記ステアリングを固定するステアリング固定具と連結可能な第1の連結部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記第1の連結部と前記ステアリング固定具との連結が解除可能な状態となるよう制御する、
    請求項1から請求項3までのうちいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記ステアリング固定具は、一端にループ構造を有するロープ状に形成され、前記ステアリングが有するステアリングホイールのグリップを巻き込んだ状態となるように当該ループ構造を通過させた他端が第1の連結部に連結されることで前記ステアリングを固定する、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御装置を前記移動体に固定する筐体繋止具と連結可能な第2の連結部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記第2の連結部と前記筐体繋止具との連結が解除可能な状態となるよう制御する、
    請求項1から請求項5までのうちいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記筐体繋止具は、一端にループ構造を有するロープ状に形成され、前記移動体に取り外しが不可能に設けられる構造を巻き込んだ状態となるように当該ループ構造を通過させた他端が第2の連結部に連結されることで前記制御装置を前記移動体に固定する、
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記移動体に取り外しが不可能に設けられる構造は、アシストグリップを含む、
    請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記筐体繋止具は、一端がシートベルトバックルと連結可能であり、他端が前記第2の連結部と連結可能に形成される、
    請求項6に記載の制御装置。
  10. コンピュータを、
    移動体に室内に設置可能な制御装置、として機能させ、
    前記制御装置に、
    ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアの解錠と前記移動体に備えられるステアリングの固定解除とが実行されるよう制御する制御機能、
    を実現させる、
    プログラム。
  11. 移動体に室内に設置可能な制御装置と、
    前記移動体に備えられるステアリングを固定するステアリング固定具と連結可能な第1の連結部と、
    を備え、
    前記制御装置は、ユーザにより携帯されるモバイル機器との間における規定の通信規格に準拠した無線通信に基づいて前記モバイル機器の真正性が認められた場合、前記移動体に備えられるドアが解錠され、かつ前記第1の連結部と前記ステアリング固定具との連結が解除可能な状態となるよう制御する、
    制御装置。
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