JP2023003545A - 会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラム - Google Patents

会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施設における会計作業の作業効率を向上させることが可能な会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラムを提供する。【解決手段】本発明に係る会計支援システムは、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約処理部と、前記予約処理部により取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得処理部と、前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、施設で利用可能な特典を利用した会計を行う会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラムに関する。
従来、飲食店などの施設において、集客、リピート率の向上を図るために、利用者が利用料金の支払いに利用可能な特典(ポイント)を付与するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、利用者は自身に付与されたポイントを利用することを会計時に店員に伝えると、店員は、当該ポイントに応じた金額を利用料金から割り引きして会計を行う。
特開2003-76907号公報
ポイントを利用可能な施設では、例えば利用者がポイントを利用することを店員に伝えたり、店員が利用者にポイントを利用するか否かを確認したりする必要がある。ここで、例えば利用者がポイントを利用することを店員に伝え忘れたり、店員が利用者にポイントを利用するか否かを確認し忘れたりする場合がある。この場合に、例えば利用者が会計終了後にポイントの利用を申し出ると、店員は、会計を一旦取り消して、割引処理を行って再度会計を行う作業が発生する。さらに、来店者の退店後にポイントの利用が会計に反映されていないことに来店者が気づいた場合には、施設又はポイントの管理事業者がポイントを利用者に戻す処理が発生する。このように、ポイントを利用可能な施設やポイントの管理事業者において、会計の作業効率が低下したり、追加の業務が発生したりする問題が生じる。
本発明の目的は、施設における会計作業の作業効率を向上させることが可能な会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラムを提供することにある。
本発明に係る会計支援システムは、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約処理部と、前記予約処理部により取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得処理部と、前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示処理部と、を備えるシステムである。
本発明に係る会計支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約ステップと、前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示ステップと、を実行する方法である。
本発明に係る会計支援プログラムは、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約ステップと、前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、施設における会計作業の作業効率を向上させることが可能な会計支援システム、会計支援方法、及び会計支援プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る会計支援システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る会計支援システムで使用される施設情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る会計支援システムで使用される会員情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る会計支援システムで使用される予約情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索ページの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される予約申し込みページの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される会計ページの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態に係る会計支援システムで実行される会計支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施形態に係る会計支援システムにおいて印刷出力されるポイント利用予定表の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施形態に係る施設端末に表示される管理ページの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される通知ページの一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[会計支援システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る会計支援システム1は、会計支援装置2と利用者端末3と施設端末4とを含む。会計支援装置2、利用者端末3、及び施設端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
会計支援装置2は、複数の施設の予約及び会計に関する情報、施設を利用する利用者に関する情報を管理することが可能である。具体的には、会計支援装置2は、各施設の施設端末4とデータ通信を行って、予約情報、会計情報などを管理したり、利用者端末3とデータ通信を行って、利用者の個人情報(会員情報、特典情報など)などを管理したりする。会計支援装置2は、利用者から施設の検索及び予約を受け付ける予約サービス、利用者に特典を付与する特典サービス、施設を管理する管理サービスなどを提供可能であり、各サービスに対応するウェブサイトを運営することが可能である。ここで、前記特典は、施設の利用料金の会計(支払い)に利用可能な金銭的価値であり、ポイント、クーポン、割引券などである。本実施形態では、前記特典の一例として、「ポイント」を挙げて説明する。例えば1ポイントが1円として設定されている場合に、利用者は、自身が保有するポイントのうち所望のポイント分の金額を利用料金の支払いに充てることができる。また、利用者には、利用料金に相当するポイントが付与される。例えば、利用料金(又は支払代金)100円当たり1ポイントが利用者に付与される。会計支援装置2は、特典サービスにより利用者にポイントを付与したり、会計時に使用したポイントを保有ポイントから減算したりすることにより、利用者の保有ポイントを更新する。利用者は、例えば会員登録を行うことにより、前記予約サービス及び前記特典サービスを利用することが可能になる。
施設の店員は、管理サービスを利用して、予約を管理したり、利用者(来店客)の会計を管理したりする。施設の店員は、例えば会員登録を行うことにより、前記管理サービスを利用することが可能になる。
以下、本実施形態では、会計支援システム1において、前記施設が、飲食物を提供する飲食店である場合を例に挙げて説明する。なお、前記施設は、例えばカラオケ店、ボーリング場、卓球場、ゴルフ場、温泉施設、宿泊施設、サービス提供施設などの各種の施設であってもよい。
利用者端末3は、施設の検索、予約を行ったり、ポイントを取得、利用したりする利用者によって操作される情報処理装置である。施設端末4は、例えば施設に配置され、施設の予約情報及び会計情報を管理する店員によって操作される情報処理装置である。会計支援システム1には、一又は複数の利用者端末3と、一又は複数の施設端末4とが含まれる。
本実施形態では、会計支援装置2単体が本発明に係る会計支援システムに相当するが、本発明に係る会計支援システムは、会計支援装置2、利用者端末3、及び施設端末4のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、会計支援装置2、利用者端末3、及び施設端末4の構成要素が協働して後述する会計支援処理(図14参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る会計支援システムとして捉えることが可能である。例えば、会計支援装置2及び施設端末4が本発明に係る会計支援システムを構成してもよい。
[会計支援装置2]
図1に示されるように、会計支援装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、会計支援装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、会計支援装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
通信I/F24は、会計支援装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して利用者端末3、施設端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、施設情報D1、会員情報D2、予約情報D3などのデータが記憶される。施設情報D1には、検索対象及び予約対象の飲食店に関する情報が含まれる。会員情報D2には、前記予約サービス及び前記特典サービスを利用可能な利用者(会員)に関する情報が含まれる。予約情報D3には、利用者から受け付けた飲食店の予約に関する情報が含まれる。図2は施設情報D1の一例を示す図であり、図3は会員情報D2の一例を示す図であり、図4は予約情報D3の一例を示す図である。また、記憶部22には、検索対象の複数の飲食店に関する情報なども記憶されている。図4に示す予約情報D3は、特定の飲食店(ここでは飲食店G1)に関する予約情報の一例である。記憶部22には、飲食店ごとに予約情報D3が記憶されている。
図2に示されるように、施設情報D1には、飲食店ごとに、対応する「施設ID」、「施設名」、「エリア」、「ジャンル」、「住所」、「URL」などの情報が含まれる。前記施設IDは、飲食店の識別情報であり、前記施設名は、飲食店の名称である。前記エリアは、飲食店の所在地の地域名称などである。前記ジャンルは、飲食店で提供されるサービスの内容を識別可能な情報であって、例えば料理ジャンルを示す。前記住所は、飲食店の詳細な住所であり、当該飲食店の位置を示す情報として用いられる。前記URLは、飲食店のホームページ、予約ページなどのウェブページにアクセスするためのアクセス情報である。また、施設情報D1には、飲食店の利用について必要な平均的な金額として予め設定された金額(予算)の情報、飲食店の画像の識別情報などが含まれてもよい。
図3に示されるように、会員情報D2には、利用者ごとに、対応する「会員ID」、「パスワード」、「名前」、「メールアドレス」、「保有ポイント」などの情報が含まれる。前記会員IDは利用者(会員)の識別情報であり、前記パスワードは利用者により設定されるパスワードである。前記会員ID及び前記パスワードは、前記予約サービス及び前記特典サービスのウェブサイトにログインする際のログイン情報として利用される。前記メールアドレスは、利用者端末3がメール受信可能なメールアドレスである。前記保有ポイントは、利用者が現在保有しており、施設の利用料金の支払いに利用可能なポイントの残高である。制御部21は、施設端末4から取得する会計情報に基づいて会員情報D2の前記保有ポイントを更新する。例えば、制御部21は、利用料金の支払い金額に応じたポイントを前記保有ポイントに加算したり、利用料金の支払いに利用したポイントを前記保有ポイントから減算したりする。
図4に示されるように、予約情報D3には、「予約者名」、「人数」、「来店日」、「利用開始時刻」、「利用終了時刻」、「テーブル」、「ポイント利用有無」、「利用ポイント」などの情報が含まれる。前記予約者名は、予約を行った利用者の名前である。前記人数は、来店する予定の利用者の人数(予約人数)である。前記来店日は、利用者が来店する予定日である。前記利用開始時刻は、利用者が来店する予定時刻(来店時間)であり、前記利用終了時刻は、利用者が退店する予定時刻(退店時間)である。ここで、飲食店G1において各利用者が利用可能な時間(制限時間)が予め設定されている場合(例えば2時間制の場合)、18時に予約した利用者A1,A2の前記利用終了時刻は20時となり、19時に予約した利用者A3,A4の前記利用終了時刻は21時となる。制御部21は、前記制限時間と利用者の予約情報(来店時間)とに基づいて前記利用終了時刻を予約情報D3に登録する。なお、時間制を導入していない飲食店では、前記利用終了時刻が省略されてもよい。前記テーブルは、利用者が利用するテーブルなどの利用対象を識別する情報である。前記テーブルは、利用者が予約の申し込みの際に選択してもよいし、飲食店が割り当ててもよい。
前記ポイント利用有無は、利用者がポイントを利用するか否かを示す情報である。例えば、利用者は、飲食店G1の予約を行う際に、利用者端末3に表示される予約申し込みページP3(図7参照)においてポイント利用の有無(「あり」又は「なし」)を選択することができる。また、ポイント利用「あり」を選択した利用者は、予約申し込みページP3において、自身の保有ポイント(図3参照)のうち利用予定のポイントを入力することができる。制御部21は、利用者端末3において入力されたポイントを、予約情報D3の前記利用ポイントに登録する。予約情報D3は、制御部21によって、施設端末4又は利用者端末3からの新規予約又は予約変更が受け付けられるごとに登録又は変更される。
なお、他の実施形態として、施設情報D1、会員情報D2、及び予約情報D3の一部又は全部が、会計支援装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、会計支援装置2の制御部21は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の会計支援処理(図14参照)を実行してもよい。
また、記憶部22には、利用者端末3に表示される、検索ページP1(図5参照)、検索結果ページP2(図6参照)、予約申し込みページP3(図7参照)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。また、記憶部22には、施設端末4に表示される、管理ページP4(図8、図9、図11~図13参照)、会計ページP5(図10参照)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。なお、本実施形態において、会計支援装置2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を利用者端末3及び施設端末4に送信することにより、利用者端末3及び施設端末4に前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、会計支援装置2の制御部21は、利用者端末3及び施設端末4に前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、利用者端末3の制御部31及び施設端末4の制御部41に前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の会計支援処理(図14参照)を実行させるための会計支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会計支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、会計支援装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより会計支援装置2を制御する。
ところで、従来、ポイントを利用可能な施設では、例えば利用者がポイントを利用することを店員に伝えたり、店員が利用者にポイントを利用するか否かを確認したりする必要がある。ここで、例えば利用者がポイントを利用することを店員に伝え忘れたり、店員が利用者にポイントを利用するか否かを確認し忘れたりする場合がある。この場合に、例えば利用者が会計終了後にポイントの利用を申し出ると、店員は、会計を一旦取り消して、割引処理を行って再度会計を行う作業が発生する。さらに、来店者の退店後にポイントの利用が会計に反映されていないことに来店者が気づいた場合には、施設又はポイントの管理事業者がポイントを利用者に戻す処理が発生する。このように、ポイントを利用可能な施設やポイントの管理事業者において、会計の作業効率が低下したり、追加の業務が発生したりする問題が生じる。これに対して、本実施形態に係る会計支援装置2では、施設における会計作業の作業効率を向上させることが可能である。
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、予約処理部211、取得処理部212、提示処理部213、受付処理部214、会計処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記会計支援プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記会計支援プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
予約処理部211は、飲食店に対する利用者の予約情報を取得する。具体的には、予約処理部211は、利用者から飲食店の検索要求を受け付けると検索条件を満たす飲食店を検索して検索結果を利用者に提示する。図5には、検索条件を入力する検索ページP1の一例を示している。例えば利用者A1は、前記予約サービスのウェブサイトにアクセスして、利用者端末3に表示される検索ページP1に検索条件を入力する。検索ページP1には、エリア、来店日、来店時間、利用人数を入力する入力欄K11~K14が表示される。また、検索ページP1には、ポイントを利用可能な飲食店を検索したり、個室を有する飲食店を検索したりするためのこだわり条件を入力する入力欄K15が表示される。利用者A1は、検索ページP1において、各種検索条件を入力して決定ボタンK16を押下する。これにより、予約処理部211は、検索条件を満たす飲食店の検索処理を実行する。
予約処理部211は、検索処理の結果を示す検索結果ページP2を利用者端末3に表示させる。図6には、検索結果ページP2の一例を示している。検索結果ページP2には、前記検索条件を満たす各飲食店の情報(飲食店情報R1)が一覧表示される。各飲食店情報R1には、飲食店の概要、画像、飲食店の詳細ページを表示させるための詳細ボタンK22、予約要求(予約申し込み)を行うための予約ボタンK23などが表示される。例えば利用者A1は、検索結果ページP2に予約を希望する飲食店がある場合に、対応する飲食店情報R1の予約ボタンK23を押下して予約要求を行う。一方、利用者A1は、検索結果ページP2に予約を希望する飲食店がない場合には、条件変更ボタンK21を押下する。条件変更ボタンK21が押下されると、予約処理部211は、検索ページP1(図5参照)を再度表示させて、利用者A1から検索条件の変更操作を受け付ける。
利用者A1が所望の飲食店(ここでは飲食店G1)の予約ボタンK23を押下すると、予約処理部211は、予約申し込みページP3を利用者端末3に表示させる。図7には、予約申し込みページP3の一例を示している。予約申し込みページP3には、予約条件(来店日時、利用人数など)、予約者名、メールアドレス、電話番号が表示される。また、予約申し込みページP3には、ポイントを利用するか否かを選択するポイント選択欄K31、利用するポイントを入力するポイント入力欄K32が表示される。また、予約申し込みページP3には、利用者A1が現在保有しているポイント(ポイント残高)が表示される。利用者A1は、飲食店G1の利用料金の支払いにポイントを利用する場合に、ポイント利用「あり」を選択するとともに、利用するポイント(ここでは「1000」ポイント)をポイント入力欄K32に入力する。利用者A1が予約申し込みページP3に各種情報を入力して予約ボタンK33を押下すると、予約処理部211は、飲食店G1の予約要求を受け付けて、飲食店G1の予約が可能な場合に予約処理を実行する。
予約処理部211は、前記予約処理において、予約対象の飲食店G1に対応する予約情報D3(図4参照)に予約内容を登録する。なお、予約処理部211は、予約情報D3に登録されている予約を利用者端末3の操作に応じて取り消すこと又は自動的に取り消すことも可能である。予約処理部211は、予約処理が完了すると、例えば予約完了メールを、予約要求を行った利用者A1の利用者端末3と、予約対象の飲食店G1の施設端末4とに送信する。
予約処理部211は、所定の飲食店(ここでは飲食店G1)の予約情報D3(図4参照)を取得する。予約処理部211は、本発明の予約処理部の一例である。
取得処理部212は、予約処理部211により取得される予約情報D3に基づいて、飲食店の利用料金の会計に利用可能なポイントを利用する利用者に対応する利用予定情報を取得する。ここでは、取得処理部212は、飲食店G1でポイントを利用する予約者の利用予定情報を取得する。具体的には、取得処理部212は、飲食店G1の予約情報D3から、ポイント利用「あり」の利用者に対応する利用予定情報を取得する。前記利用予定情報には、ポイント利用「あり」の利用者の予約者名、及び、ポイント利用「あり」の利用者に割り当てられたテーブルの少なくともいずれかの情報が含まれる。また、前記利用予定情報には、さらに、前記予約者が予約した人数、来店日、利用開始時刻、利用終了時刻、及び利用ポイントのうち少なくともいずれかの情報が含まれてもよい。
例えば、取得処理部212は、飲食店G1に対応する利用予定情報として、予約時にポイント利用「あり」を選択して予約した利用者の名前「A1」、「A2」、「A4」、「A5」、「A6」、「A8」と、各予約の利用人数(予約人数)と、各予約の利用開始時刻(来店時間)とを取得する。また、例えば、取得処理部212は、営業日当日の利用予定情報を取得する。ここでは、例えば飲食店G1の店員が施設端末4において営業日当日(例えば「2021年6月1日」)の営業開始前(例えば「16:00」)に管理サイトにログインした場合に、当日の前記利用予定情報を取得する。取得処理部212は、本発明の取得処理部の一例である。
提示処理部213は、飲食店において会計時にポイントを利用する予定の利用者に関する情報(利用予定情報)を当該飲食店に提示する。具体的には、提示処理部213は、取得処理部212により取得される前記利用予定情報を飲食店に提示する。提示処理部213は、本発明の提示処理部の一例である。
例えば、制御部21は、飲食店G1の店員が施設端末4において営業日当日(例えば「2021年6月1日」)の営業開始前(例えば「16:00」)に管理サイトにログインした場合に、管理ページP4を施設端末4に表示させる。図8には、管理ページP4の具体例を示している。管理ページP4には、会計、予約管理、ページ編集など各種サービスを実行するための選択ボタン、業務に関するメッセージ(お知らせ)などが表示される。ここで、取得処理部212が飲食店G1に対応する利用予定情報を取得した場合には、提示処理部213は、図9に示すように、管理ページP4に利用予定情報M2を含む通知情報M1を表示させる。例えば、提示処理部213は、飲食店G1の店員が施設端末4において営業日当日(例えば「2021年6月1日」)の営業開始前(例えば「16:00」)に管理サイトにログインした場合に、当日の前記利用予定情報を含む管理ページP4を施設端末4に表示させる。利用予定情報M2は、本発明の利用予定情報の一例である。
ここでは、提示処理部213は、営業日当日(「2021年6月1日」)にポイントを利用予定の予約者の名前(利用者A1、A2、A4、A5、A6、A8)と、利用人数(予約人数)と、利用開始時刻(来店時刻)とを、利用者ごとに一覧で施設端末4に表示させる。提示処理部213は、ポイントを利用予定の利用者が1人の場合は、1つの利用予定情報M2を表示させ、ポイントを利用予定の利用者が複数人の場合は、複数の利用予定情報M2を一覧にして表示させる。
また、提示処理部213は、取得処理部212により取得される複数の利用予定情報M2のうち利用予定日が同一の複数の利用予定情報M2の一覧を飲食店に提示する。ここでは、提示処理部213は、営業日当日(「2021年6月1日」)の6件の利用予定情報M2の一覧を飲食店G1に提示する。また、提示処理部213は、図9に示すように、複数の利用予定情報M2を、利用開始時刻(来店時刻)の順(例えば早い順)に並べて表示させてもよい。
また、提示処理部213は、利用予定情報M2として、利用者を識別する利用者情報(会員IDなど)、利用予定のポイント数、保有ポイント(ポイント残高)、割引金額、割引率などを表示させてもよい。また、飲食店で利用可能な特典がポイント、クーポンなど複数種類ある場合には、提示処理部213は、利用する特典の種別を識別可能な識別情報(「ポイント利用」、「クーポン利用」など)を表示させてもよい。
利用予定情報M2に含まれる、特典を利用する利用者の名前及び会員IDのそれぞれは、本発明の利用者情報の一例である。また、利用予定情報M2に含まれる、利用予定のポイント数、保有ポイント、割引金額、割引率、特典の識別情報(「ポイント利用」、「クーポン利用」など)のそれぞれは、本発明の特典情報の一例である。店員は、施設端末4に表示される利用予定情報M2を確認することにより、会計時に割引処理が必要な利用者を把握することができる。
他の実施形態として、提示処理部213は、取得処理部212により取得される複数の利用予定情報M2のうち利用予定日が同一であって営業時間帯が同一の複数の利用予定情報M2の一覧を飲食店に提示してもよい。例えば、提示処理部213は、ランチの営業開始前に、ランチの営業時間帯の予約者に対応する複数の利用予定情報M2の一覧を飲食店に提示し、ディナーの営業開始前に、ディナーの営業時間帯の予約者に対応する複数の利用予定情報M2の一覧を飲食店に提示してもよい。
また、提示処理部213は、利用予定情報M2を施設端末4に表示させた後、利用予定情報M2に対して所定のユーザー操作が行われた場合に利用予定情報M2を削除する。例えば、図9に示す通知情報M1において、店員が確認ボタンK41を押下すると、提示処理部213は、管理ページP4から通知情報M1を削除する。具体的には、受付処理部214は、施設端末4に表示された複数の利用予定情報M2に対する所定の操作を受け付ける。例えば、受付処理部214が管理ページP4において通知情報M1の確認操作を受け付けると、提示処理部213は、管理ページP4から通知情報M1を削除する。受付処理部214は、本発明の受付処理部の一例である。
なお、受付処理部214は、複数の利用予定情報M2のそれぞれを個別に選択するユーザー操作を受付可能であってもよい。例えば、複数の利用予定情報M2のそれぞれに対応して確認ボタンが表示されており、提示処理部213は、複数の利用予定情報M2のうち店員により押下された確認ボタンに対応する利用予定情報M2を通知情報M1から削除してもよい。
また、提示処理部213は、管理ページP4から削除した通知情報M1又は利用予定情報M2を管理ページP4に再度表示させてもよい。また例えば、提示処理部213は、利用終了時刻が迫っている利用者に対応する利用予定情報M2を管理ページP4に再度表示させてもよい。
具体的には、提示処理部213は、利用予定情報M2(又は通知情報M1)を所定の時間間隔で繰り返し飲食店に提示してもよい。例えば、提示処理部213は、利用予定情報M2を15分間隔で繰り返し施設端末4に表示させる。また例えば、提示処理部213は、利用予定情報M2を、利用開始時刻までは30分間隔で繰り返し施設端末4に表示させ、利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間では15分間隔で繰り返し施設端末4に表示させてもよい。さらに、提示処理部213は、利用終了時刻に近付くほど前記時間間隔を短くしてもよい。このように、店員による利用予定情報M2の確認操作が行われた場合であっても、定期的に利用予定情報M2の提示処理を繰り返すことにより、店員に確実に利用予定情報M2を認識させることができる。なお、提示処理部213は、各店員が所持する携帯端末(本発明の施設端末4の一例)に利用予定情報M2を提示し、個別に提示処理を繰り返してもよい。
会計処理部215は、飲食店における利用者の利用料金(飲食代)の会計処理(決済処理)を実行する。利用者がポイントを利用する場合には、会計処理部215は、利用料金からポイントに相当する料金を割り引いて会計処理を実行行する。図10には会計ページP5の一例を示している。例えば、会計処理部215は、利用者A1のテーブルT1に対応付けられた注文情報を取得すると、商品名及び料金を表示させる。また、利用者A1がポイント利用者である場合には、会計処理部215は、ポイント入力欄K42を表示させて利用するポイントの入力を受け付ける。店員が利用者に確認して、利用するポイントを入力した場合に、会計処理部215は、入力されたポイントを取得する。また、会計処理部215は、予約情報D3(図4参照)に登録された利用ポイントを取得してもよい。店員が会計ページP5の確定ボタンを押下すると、会計処理部215は、ポイントによる割り引きを行って会計処理を実行する。
会計処理が終了すると、提示処理部213は、会計が終了した利用者に対応する利用予定情報M2を削除する。例えば図11に示すように、提示処理部213は、利用者A1の会計処理が終了すると、利用者A1に対応する利用予定情報M2を通知情報M1から削除し、利用者A1を除く他の利用者に対応する利用予定情報M2を施設端末4に表示させる。他の実施形態として、提示処理部213は、会計が終了した利用者に対応する利用予定情報M2の表示態様を変更してもよい。例えば、提示処理部213は、利用者A1に対応する利用予定情報M2をグレースケールで表示させたり、利用予定情報M2に取り消し線を表示させたり、利用予定情報M2に「済」マークを表示させたりする。
このように、会計処理部215は、利用者がポイント利用「あり」で予約している場合に、会計ページP5に、ポイント利用に関する情報、例えば利用ポイント数、ポイント入力欄K42などの情報を表示させてもよい。この場合、会計処理部215は、利用者がポイント利用「なし」で予約している場合には、会計ページP5に、ポイント利用に関する情報を表示させない。
ここで、制御部21は、利用者A1の利用料金についてポイントを利用した会計が終了した場合に、利用したポイントを利用者A1の保有ポイント(図3参照)から減算する処理を実行する。上記の例では、制御部21は、利用者A1の保有ポイントを「2500ポイント」から「1500ポイント」に更新する。また、制御部21は、利用者A1の会計が終了した場合に、予約情報D3に利用者A1の会計が終了したこと、及び、ポイントを利用したことを表す情報を登録してもよい。
以上のように、提示処理部213は、飲食店の予約者のうちポイントを利用する予約者に対応する情報(利用予定情報M2)を、所定のタイミング(例えば営業日当日の営業開始前)に施設に提示する。また、同一営業日にポイントを利用する予約者が複数人いる場合には、提示処理部213は、当該予約者ごとの利用予定情報M2の一覧を施設に提示する。
ここで、提示処理部213が利用予定情報M2を飲食店に提示するタイミングは、営業日当日の所定時間(例えば当日の管理サイトへのログイン時間)に限定されず、以下のタイミングであってもよい。
具体的には、提示処理部213は、飲食店の利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間に基づいて、利用予定情報M2を飲食店に提示する。例えば、提示処理部213は、前記利用終了時刻を含む所定期間に、利用予定情報M2を飲食店に提示する。すなわち、提示処理部213は、利用終了時刻の所定時間前(例えば30分前)から利用終了時刻の所定時間後(例えば30分後)までの期間に、利用予定情報M2を飲食店に提示する。
例えば、2021年6月1日にポイントを利用する利用者のうち利用者A1,A2は、利用開始時刻が「18:00」であり利用終了時刻が「20:00」である。この場合、利用者A1,A2は、利用終了時刻の前後の所定時間内に退店(会計)する可能性が高い。そこで、提示処理部213は、利用終了時刻の所定時間前(30分前)の「19:30」から、利用終了時刻の所定時間後(30分後)の「20:30」までの期間に、利用予定情報M2を飲食店に提示する。例えば、図12に示すように、提示処理部213は、「19:30」に利用者A1,A2のそれぞれに対応する利用予定情報M2を含む通知情報M1を管理ページP4に表示させる。また、提示処理部213は、「19:30」に利用者A1,A2のそれぞれに対応する利用予定情報M2を表示させた後、会計が終了するまで「20:30」まで所定の時間間隔で利用予定情報M2を繰り返し表示させる。なお、提示処理部213は、当日の管理サイトへのログイン時間に利用予定情報M2を飲食店に提示し、さらに前記所定期間に利用予定情報M2を飲食店に提示してもよい。
また、提示処理部213は、前記利用開始時刻を含む所定期間に、利用予定情報M2を飲食店に提示してもよい。上記の例では、提示処理部213は、利用開始時刻「18:00」の所定時間前(30分前)の「17:30」から、利用終了時刻「20:00」まで又は利用終了時刻の所定時間後(30分後)の「20:30」までの期間に、利用予定情報M2を飲食店に提示してもよい。
また、図11に示すように利用開始時刻(又は利用終了時刻)が異なる複数の利用予定情報M2が存在する場合には、提示処理部213は、複数の利用予定情報M2のうち、利用終了時刻が現在時刻から所定時間以内に含まれる複数の利用予定情報M2の一覧を飲食店に提示してもよい。例えば図12に示すように、提示処理部213は、現在時刻「19:30」の時点で、利用終了時刻「20:00」が所定時間(例えば30分)以内に含まれる利用者A1,A2に対応する利用予定情報M2の一覧を飲食店G1に提示する。これにより、直近の利用予定情報M2のみを施設端末4に表示させることができる。
また例えば、提示処理部213は、現在時刻「18:30」の時点で、利用終了時刻が所定時間(例えば3時間)以内に含まれる利用者A1,A2,A4に対応する利用予定情報M2の一覧を飲食店G1に提示してもよい。この場合、例えば現時点で来店済みの利用者A1,A2に対応する利用予定情報M2と、現時点で来店していない利用者A4に対応する利用予定情報M2とを一覧で表示させることができる。
ここで、利用者A1,A2のうち利用者A1の会計が終了した場合に、提示処理部213は、図13に示すように、利用者A1に対応する利用予定情報M2を削除し、利用者A2に対応する利用予定情報M2のみを管理ページP4に表示させてもよい。次に、提示処理部213は、利用者A2の会計が終了した場合に、利用者A2に対応する利用予定情報M2を削除する。このように、提示処理部213は、利用者の会計が終了するまで、当該利用者に対応する利用予定情報M2を飲食店に提示する。
[利用者端末3]
図1に示されるように、利用者端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。利用者端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F34は、利用者端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して会計支援装置2、施設端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って会計支援装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、会計支援装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、会計支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を会計支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、利用者端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、会計支援装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、制御部31は、会計支援装置2から予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記予約サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末3に会計支援装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末3の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記ウェブページが表示される。
例えば、利用者が利用者端末3に表示されたログインページにおいて会員ID及びパスワードを入力すると、制御部31は、検索ページP1(図5参照)を利用者端末3に表示させる。また、制御部31は、検索結果ページP2(図6参照)及び予約申し込みページP3(図7参照)を利用者端末3に表示させて、利用者から予約の申し込み(予約要求)などを受け付ける。
[施設端末4]
図1に示されるように、施設端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。施設端末4は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、施設端末4は、会計支援装置2と同一の機能をさらに備えてもよいし、会計支援装置2と一体の情報処理装置であってもよい。
通信I/F44は、施設端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して会計支援装置2、利用者端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って会計支援装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、会計支援装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
また、記憶部42には、飲食店の予約状況を含む予約情報、飲食店に来店した利用者の利用情報(注文履歴など)を含む来店情報、会計情報、売上情報などが記憶される。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより施設端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、会計支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を会計支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、施設端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、会計支援装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、施設端末4では、会計支援装置2から管理サイトのウェブページを取得して、操作表示部43に前記管理サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、施設端末4に会計支援装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、施設端末4のユーザー(飲食店の店員)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部43に前記ウェブページが表示される。
例えば、利用者が利用者端末3において所望の飲食店の予約要求を行った場合に、会計支援装置2の制御部21は、当該飲食店の施設端末4に予約許否の問い合わせ(予約要求)を通知する。前記予約要求に対して飲食店の店員が許可した場合、制御部41は、前記予約を許可する旨の回答を会計支援装置2に出力する。一方、前記予約要求に対して飲食店の店員が許可しない場合、制御部41は、前記予約を拒否する旨の回答を会計支援装置2に出力する。また、制御部41は、会計支援装置2において予約に対応する予約処理が完了すると、会計支援装置2から予約完了メールを取得する。制御部41は、前記予約完了メールを取得すると、予約情報(予約台帳)に予約内容を登録する。
また例えば、飲食店G1の店員が施設端末4に表示されたログインページにおいて会員ID及びパスワードを入力すると、制御部41は、管理ページP4(図8参照)を施設端末4に表示させる。また、制御部41は、会計支援装置2から提示される情報を管理ページP4に表示させる。具体的には、制御部41は、ポイントを利用する利用者に対応する利用予定情報M2を含む通知情報M1(図9等参照)を操作表示部43に表示させる。また、制御部41は、会計ページP5(図10参照)を操作表示部43に表示させる。
[会計支援処理]
以下、図14を参照しつつ、会計支援システム1において実行される会計支援処理について説明する。具体的に、本実施形態では、会計支援装置2の制御部21が前記会計支援処理を実行する。また、制御部21は、施設端末4各々からのアクセスに応じて施設端末4各々に対応して前記会計支援処理を並行して実行することが可能である。なお、制御部21は、施設端末4の所定の操作によって前記会計支援処理を途中で終了することがある。
なお、本発明は、前記会計支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する会計支援方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記会計支援処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記会計支援処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21が前記会計支援処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーが当該会計支援処理における各ステップを分散して実行する会計支援方法も他の実施形態として考えられる。前記会計支援方法は、本発明の会計支援方法の一例である。
ここでは、制御部21が飲食店G1を利用する利用者の利用料金の会計処理を実行する場合を例に挙げて説明する。
先ず、ステップS1において、制御部21は、飲食店G1の所定日の予約情報を取得する。例えば飲食店G1の店員が施設端末4において営業日当日(例えば「2021年6月1日」)の営業開始前(例えば「16:00」)に管理サイトにログインした場合に、制御部21は、当日の予約情報D3(図4参照)を取得する。ここでは、制御部21は、利用者A1~A8の予約情報D3を取得する。ステップS1は、本発明の予約ステップの一例である。
次にステップS2において、制御部21は、飲食店G1の利用料金の会計に利用可能なポイントを利用する利用者に対応する利用予定情報M2を取得する。ここでは、制御部21は、取得した利用者A1~A8の予約情報D3から、ポイント利用「あり」の利用者(予約者)の名前と、利用人数と、利用開始時刻とを取得する。具体的には、制御部21は、「利用者A1/3名/利用開始時刻「18:00」」、「利用者A2/4名/利用開始時刻「18:00」」、「利用者A4/2名/利用開始時刻「19:00」」、「利用者A5/3名/利用開始時刻「20:00」」、「利用者A6/2名/利用開始時刻「21:00」」、「利用者A8/4名/利用開始時刻「22:00」」の各利用予定情報M2を取得する。ステップS2は、本発明の取得ステップの一例である。
次にステップS3において、制御部21は、利用予定情報M2を飲食店G1に提示する。例えば、制御部21は、取得した複数の利用予定情報M2を施設端末4において一覧表示させる(図9参照)。また、制御部21は、複数の利用予定情報M2を利用開始時刻の早い順に一覧表示させる。ステップS3は、本発明の提示ステップの一例である。
次にステップS4において、制御部21は、利用予定情報M2に対する確認操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、飲食店G1の施設端末4に表示された管理ページP4(図9参照)において、飲食店G1の店員が確認ボタンK41を押下すると、制御部21は前記確認操作を受け付ける。制御部21が前記確認操作を受け付けると(S4:Yes)、処理はステップS5に移行する。一方、制御部21が前記確認操作を受け付けない場合(S4:No)、処理はステップS3に戻る。
ステップS5では、制御部21は、利用予定情報M2を削除する。具体的には、制御部21は、管理ページP4(図9参照)から通知情報M1を削除する。このように、制御部21は、利用予定情報M2に対する店員の確認操作を受け付けるまで利用予定情報M2を施設端末4に表示させる。利用予定情報M2が確認されて管理ページP4から削除されると、処理はステップS6に移行する。
ステップS6では、制御部21は、現在時刻が所定期間内であるか否かを判定する。現在時刻が所定期間内になるまで待機し(S6:No)、現在時刻が所定期間内になると(S6:Yes)、処理はステップS7に移行する。前記所定期間は、例えば前記利用終了時刻を含む所定期間であって、利用終了時刻の所定時間前(例えば30分前)から利用終了時刻の所定時間後(例えば30分後)までの期間である。また、前記所定期間は、利用者ごとに設定される。ここでは、先ず、制御部21は、現在時刻が利用者A1,A2に対応する所定期間「19:30~20:30」内であるか否かを判定し、現在時刻が「19:30~20:30」内になると処理はステップS7に移行する。
ステップS7では、制御部21は、所定期間に対応する直近の利用予定情報M2を飲食店G1に提示する。ここでは、制御部21は、図12に示すように、現在時刻「19:30」に、利用終了時刻が前記所定期間に含まれる予約の利用者A1,A2に対応するそれぞれの利用予定情報M2を施設端末4に表示させる。
飲食店G1の施設端末4に表示された管理ページP4(図12参照)において、飲食店G1の店員が確認ボタンK41を押下すると、制御部21は前記確認操作を受け付けて、通知情報M1を管理ページP4から削除する。また、制御部21は、所定時間(例えば10分)経過後に、通知情報M1を管理ページP4に再度表示させる。このように、制御部21は、利用予定情報M2を繰り返し施設端末4に表示させる。ステップS7は、本発明の提示ステップの一例である。
ステップS8において、制御部21は、会計処理が終了したか否かを判定する。例えば、制御部21は、利用者A1の会計を行う場合に、利用者A1のテーブルT1に対応付けられた注文情報を取得して、会計ページP5(図10参照)に商品名及び料金を表示させる。また、利用者A1がポイント利用者である場合に、制御部21は、ポイント入力欄K42を表示させて利用するポイントの入力を受け付ける。制御部21は、店員がポイント入力欄K42に入力した利用ポイント、又は、予約情報D3(図4参照)に登録された利用ポイントを取得して、利用料金から割り引いて会計処理を実行する。利用者A1の会計処理が終了すると(S8:Yes)、処理はステップS9に移行する。利用者A1の会計処理が終了しない場合(S8:No)、処理はステップS7に戻る。
ステップS9では、制御部21は、利用予定情報M2を削除する。具体的には、制御部21は、図13に示すように、管理ページP4から、会計を終了した利用者A1に対応する利用予定情報M2を削除する。その後、処理はステップS10に移行する。
ステップS10では、制御部21は、全ての会計が終了したか否かを判定する。具体的には、制御部21は、施設端末4に一覧表示された全ての利用予定情報M2(図9参照)に対応する全ての利用者の会計が終了したか否かを判定する。全ての会計が終了した場合(S10:Yes)、制御部21は、前記会計支援処理を終了する。一方、全ての会計が終了していない場合(S10:No)、処理はステップS6に戻る。ここでは、利用者A1の会計処理が終了し、他の利用者の会計処理が終了していないため、処理はステップS6に戻る。
ステップS6に戻ると、制御部21は、引き続き利用者A2の利用予定情報M2を表示させて(図13参照)、利用者A2の会計処理を待機する。
利用者A2の会計処理が終了すると(S8:Yes)、制御部21は、続くステップS6において、現在時刻が利用者A3,A4に対応する所定期間「20:30~21:30」内であるか否かを判定し、現在時刻が「20:30~21:30」内になると処理はステップS7に移行する。ステップS7において、制御部21は、利用者A3,A4に対応するそれぞれの利用予定情報M2を施設端末4に表示させる。このようにして、制御部21は、各利用者に対応する利用予定情報M2を順次表示させて会計処理を実行する。また、制御部21は、会計処理を終了した利用者に対応する利用予定情報M2を順次削除する。
制御部21は、以上のようにして前記会計支援処理を実行する。なお、上述の前記会計支援処理は一例であって、制御部21は、前記会計支援処理において、上述した他の実施形態に対応する処理を実行してもよい。また、制御部21は、飲食店ごとに並行して前記会計支援処理を実行することが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る会計支援システム1は、施設に対する利用者の予約情報を取得し、前記予約情報に基づいて、前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する前記利用者に対応する利用予定情報M2を取得する。また、会計支援システム1は、前記予約情報に含まれる、前記施設の利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間に基づいて、利用予定情報M2を前記施設に提示する。
これにより、例えば利用者が飲食店を予約する際にポイント利用「あり」を登録した場合に、当該利用者のポイント利用に関する情報(利用予定情報M2)が当該飲食店に提示される。これにより、前記飲食店の店員は、各利用者がポイントを利用するか否かを容易に把握することができる。そして、店員は、利用者の会計時にポイントを利用した割引処理を忘れることがなく確実に実施することができる。よって、飲食店又はポイントの管理事業者における会計作業の作業効率を向上させることが可能となる。また、飲食店又はポイントの管理事業者における会計作業の追加作業を抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係る会計支援システム1は、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得し、前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれの利用予定情報M2を取得する。また、会計支援システム1は、前記複数の利用予定情報M2の一覧を前記施設に提示する。
これにより、例えばポイント利用「あり」で飲食店を予約した利用者が複数人の場合に、複数の利用予定情報M2が一覧で当該飲食店に提示される。これにより、前記飲食店の店員は、当日のポイント利用者の一覧を一見して把握することができる。そして、店員は、利用者の会計時にポイントを利用した割引処理を忘れることがなく確実に実施することができる。よって、飲食店又はポイントの管理事業者における会計作業の作業効率を向上させることが可能となる。また、飲食店又はポイントの管理事業者における会計作業の追加作業を抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係る会計支援システム1によれば、特典を利用した場合の割引処理を忘れた場合の会計の取り消し処理、会計のやり直しなどを防ぐことができるため、会計処理に関する通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
本発明の会計支援システムは、上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態に係る会計支援システム1について、以下に説明する。
本発明の他の実施形態として、提示処理部213は、利用予定情報M2を飲食店において印刷出力させてもよい。具体的には、提示処理部213は、利用予定情報M2を紙媒体に印刷して施設端末4又はプリンターから出力させる。
例えば、提示処理部213は、利用者を識別する利用者情報(利用者名、会員IDなど)と当該利用者が利用可能な特典の特典情報(利用予定のポイント数、保有ポイント(ポイント残高)、割引金額、割引率など)とを含む利用予定情報M2を、予約情報D3(図4参照)に含まれる飲食店の利用開始時刻(来店時間)の早い順に並べた一覧を、飲食店において印刷出力する。図15には、利用予定情報M2を印刷した紙媒体であるポイント利用予定表F1の一例を示している。図15に示すポイント利用予定表F1には、飲食店G1における営業日当日(「2021年6月1日」)の6件の利用予定情報M2の一覧が表示される。利用予定情報M2には、予約者名、人数、テーブル、利用開始時刻、利用終了時刻、利用ポイントなどの情報が含まれる。また、提示処理部213は、ポイント利用予定表F1において、利用予定情報M2ごとに割引処理チェック欄を表示させる。前記割引処理チェック欄は、飲食店の店員が会計時にポイントを利用した割引処理を行ったか否かを入力する入力欄であり、本発明の入力欄の一例である。
例えば、飲食店G1の店員は、印刷出力されたポイント利用予定表F1(図15参照)をレジ端末の近傍に貼付しておき、会計時にポイント利用予定表F1を確認してポイント利用者であるか否かを判断する。そして、店員は、ポイント利用者の会計において、ポイントに相当する料金を割り引いて会計処理を実行する。また、店員は、会計処理を終了すると、ポイント利用予定表F1に、割引処理を行ったことを示す情報を手書き入力する。これにより、店員は、施設端末4が会計時に近辺に配置されていない場合であっても利用者の会計時にポイントを利用した割引処理を忘れることがなく確実に実施することができる。
また、他の実施形態として、提示処理部213は、図16に示すように、施設端末4に表示される通知情報M1において、前記割引処理チェック欄を表示させて、ユーザーのタッチ入力を受け付けてもよい。例えば、飲食店G1の店員は、利用者A1の利用料金についてポイント利用した会計を終了すると、利用者A1に対応する利用予定情報M2の前記割引処理チェック欄をタッチする。これにより、店員は、通知情報M1においてポイント利用による会計を行ったか否かを容易に確認することができる。
また、他の実施形態として、提示処理部213は、前記利用可能期間と利用者の位置情報とに基づいて、利用予定情報M2を施設に提示してもよい。具体的には、提示処理部213は、現在時刻が前記利用終了時刻を含む所定期間に含まれ、かつ利用者の現在位置が施設内である場合に、利用予定情報M2を施設に提示する。提示処理部213は、例えば利用者端末3から利用者端末3の位置情報を取得する。また、施設内の施設端末4が利用者端末3の位置情報を取得し、提示処理部213は、施設端末4から利用者端末3の位置情報を取得してもよい。このように、提示処理部213は、利用者が施設に来店していることを条件として、利用予定情報M2を施設に提示してもよい。この構成によれば、例えば飲食店G1を予約した利用者が当日来店しなかった場合に、当該利用者に対応する利用予定情報M2が飲食店G1に提示されない。これにより、飲食店G1の店員による利用予定情報M2の確認作業などの業務負担を軽減することができる。なお、他の実施形態として、提示処理部213は、利用者の位置情報に基づいて利用者が施設に向かっている(移動中である)ことを確認した場合、又は、利用者が利用開始時刻(来店時間)到着可能である場合に、利用予定情報M2を施設に提示してもよい。
上述した各実施形態では、提示処理部213は、利用予定情報M2を施設に提示している。他の実施形態として、提示処理部213は、利用予定情報M2を利用者に提示してもよい。具体的には、提示処理部213は、図17に示すように、利用予定情報M2を含む通知ページP6を利用者端末3に表示させる。通知ページP6には、利用者が予約した飲食店名、利用日(来店日)、利用時間、利用ポイントなどの利用予定情報M2が表示される。また、通知ページP6には、利用ポイントを変更する変更ボタンK51が表示され、利用者は変更ボタンK51を押下して、予約時に登録した利用ポイントを変更することが可能である。
例えば、提示処理部213は、利用開始時刻(来店時間)の所定時間前に利用予定情報M2を利用者端末3に提示する。また、提示処理部213は、前記利用終了時刻を含む所定期間に、利用予定情報M2を利用者端末3に提示する。すなわち、提示処理部213は、利用終了時刻の所定時間前(例えば30分前)から利用終了時刻の所定時間後(例えば30分後)までの期間に、利用予定情報M2を利用者端末3に提示する。
例えば、提示処理部213は、利用終了時刻の所定時間前(30分前)の「19:30」から、利用終了時刻の所定時間後(30分後)の「20:30」までの期間に、利用予定情報M2を利用者A1の利用者端末3に提示する。これにより、利用者は、会計時に忘れずにポイントを利用することができる。なお、提示処理部213は、利用者が通知ページP6の確認ボタンを押下した場合、又は、利用者の会計が終了した場合に、利用予定情報M2を削除する。
本発明に係る会計支援システムは、施設に対する利用者の予約情報を取得する予約処理部211と、予約処理部211により取得される前記予約情報に基づいて、前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する前記利用者に対応する利用予定情報を取得する取得処理部212と、予約処理部211により取得される前記予約情報に含まれる、前記施設の利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間に基づいて、取得処理部212により取得される前記利用予定情報を前記施設に提示する提示処理部213と、を備えるシステムとして構成されてもよい。
また、本発明に係る会計支援システムは、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約処理部211と、予約処理部211により取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれの利用予定情報を取得する取得処理部212と、取得処理部212により取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示処理部213と、を備えるシステムとして構成されてもよい。
また、本発明に係る会計支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、施設に対する利用者の予約情報を取得する予約ステップと、前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する前記利用者に対応する利用予定情報を取得する取得ステップと、前記予約ステップにより取得される前記予約情報に含まれる、前記施設の利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間に基づいて、前記取得ステップにより取得される前記利用予定情報を前記施設に提示する提示ステップと、を実行する方法であってもよい。
また、本発明に係る会計支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約ステップと、前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれの利用予定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示ステップと、を実行する方法であってもよい。
1 :会計支援システム
2 :会計支援装置
3 :利用者端末
4 :施設端末
211 :予約処理部
212 :取得処理部
213 :提示処理部
214 :受付処理部
215 :会計処理部

Claims (12)

  1. 施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約処理部と、
    前記予約処理部により取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得処理部と、
    前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示処理部と、
    を備える会計支援システム。
  2. 前記提示処理部は、前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報のうち利用予定日が同一の前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する、
    請求項1に記載の会計支援システム。
  3. 前記提示処理部は、前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報のうち利用予定日が同一であって営業時間帯が同一の前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する、
    請求項2に記載の会計支援システム。
  4. 前記提示処理部は、前記予約情報に含まれる、前記施設の利用開始時刻から利用終了時刻までの利用可能期間に基づいて、前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する、
    請求項1~3のいずれかに記載の会計支援システム。
  5. 前記提示処理部は、前記取得処理部により取得される前記複数の利用予定情報のうち、前記利用終了時刻が現在時刻から所定時間以内に含まれる前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する、
    請求項4に記載の会計支援システム。
  6. 前記提示処理部は、利用者を識別する利用者情報と当該利用者が利用可能な特典の特典情報とを含む前記利用予定情報を前記予約処理部が受け付けた予約の予約情報に含まれる前記施設の利用開始時刻の順に並べた一覧を、前記施設の施設端末に表示させる、
    請求項1~5のいずれかに記載の会計支援システム。
  7. 前記提示処理部は、利用者を識別する利用者情報と当該利用者が利用可能な特典の特典情報とを含む前記利用予定情報を前記予約処理部が受け付けた予約の予約情報に含まれる前記施設の利用開始時刻の順に並べた一覧を、前記施設において印刷出力する、
    請求項1~5のいずれかに記載の会計支援システム。
  8. 前記施設端末に表示された前記複数の利用予定情報に対する所定の操作を受け付ける受付処理部をさらに備え、
    前記提示処理部は、前記受付処理部により前記複数の利用予定情報のうち第1利用予定情報に対する前記所定の操作が受け付けられた場合に前記第1利用予定情報を削除する、
    請求項6に記載の会計支援システム。
  9. 前記提示処理部は、前記複数の利用予定情報のうち、会計が終了した利用者に対応する前記利用予定情報を削除する、
    請求項1~8のいずれかに記載の会計支援システム。
  10. 前記提示処理部は、前記特典を表す特典情報及び前記特典に対応する割引金額の少なくともいずれかを含む前記利用予定情報の一覧と、前記利用予定情報ごとに対応する、割引処理を行ったか否かを入力する入力欄とが表示された媒体を、前記施設において印刷出力する、
    請求項7に記載の情報処理システム。
  11. 一又は複数のプロセッサーが、
    施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約ステップと、
    前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示ステップと、
    を実行する会計支援方法。
  12. 施設に対する複数の利用者の予約情報を取得する予約ステップと、
    前記予約ステップにより取得される前記予約情報に基づいて、前記施設を予約した前記複数の利用者のうち前記施設の利用料金の会計に利用可能な特典を利用する複数の利用者のそれぞれに対応する利用予定情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得される前記複数の利用予定情報の一覧を前記施設に提示する提示ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための会計支援プログラム。
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