JP2023002194A - 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受 - Google Patents

車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2023002194A
JP2023002194A JP2021103272A JP2021103272A JP2023002194A JP 2023002194 A JP2023002194 A JP 2023002194A JP 2021103272 A JP2021103272 A JP 2021103272A JP 2021103272 A JP2021103272 A JP 2021103272A JP 2023002194 A JP2023002194 A JP 2023002194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
ring
vehicle
cooling
wheel bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021103272A
Other languages
English (en)
Inventor
雄司 矢田
Yuji Yada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2021103272A priority Critical patent/JP2023002194A/ja
Priority to PCT/JP2022/023985 priority patent/WO2022270381A1/ja
Publication of JP2023002194A publication Critical patent/JP2023002194A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B35/00Axle units; Parts thereof ; Arrangements for lubrication of axles
    • B60B35/12Torque-transmitting axles
    • B60B35/14Torque-transmitting axles composite or split, e.g. half- axles; Couplings between axle parts or sections
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K7/00Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/18Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C37/00Cooling of bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

【課題】軸受部の温度上昇を抑制し、構造を簡単化することができる車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受を提供する。【解決手段】車両用動力装置1は、外輪回転型の車輪用軸受2と、内輪5に取付けられたステータ18および外輪4に取付けられたロータ19を有する発電機能付き走行用モータ3とを備える。車輪用軸受2および発電機能付き走行用モータ3が、ブレーキロータにおける外周部よりも小径であり、且つ、発電機能付き走行用モータ3が、車輪取付フランジ7とナックル8のアウトボード側面8aとの間の軸方向範囲に位置する。ナックル8と内輪5との間に介在するブラケット24を備える。互いに対向するブラケット24とナックル8との当接面に設けられる冷却流路39、および内輪5の内部を冷却する内輪冷却手段26の両方を備えた。【選択図】図8A

Description

この発明は、自動車等の車両に設置される車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受に関する。
車輪内部に電動機を組み込んだ車両用動力装置は、車輪を支持する車輪用軸受と、車輪の駆動および回生を行う電動機が一体構造の装置で、車両の駆動アシスト、減速時の回生、各輪トルク制御による姿勢の安定化など多くの利点があり、自動車の電動化と相俟って今後需要が見込まれている。
特許文献1に示す車輪用軸受装置は、装置が小型で、ブレーキロータの外周部よりも内径側に配置できるため、足回りフレーム部品の大きな設計変更もなく、現行の車輪用軸受からの置き換えが容易である。
特開2018-52482号公報 特開2019-119360号公報
しかしながら、特許文献1の車輪用軸受装置では、車輪用軸受および電動機が狭い空間内に密接して収められ、さらに、電動機を搭載しない通常の車輪用軸受と比較して、多くの発熱源を有する。発熱源としては、軸受部での発熱以外に、通電による電動機の巻き線コイルでの発熱、電動機の回転に伴うステータコアでの発熱、ブレーキロータでの発熱があり、これら発生した熱が軸受部に伝熱される。軸受部には、潤滑用の軸受グリースが充填されており、この軸受グリースは許容温度を上回ると劣化するため、車輪用軸受の寿命が縮まることが懸念される。
この課題を解決するため、車輪用軸受および電動機を冷却する冷却装置を備えた車両用動力装置が提案されている(特許文献2)。
この車両用動力装置は、図13に示すように、車輪用軸受の固定輪である外輪50、電動機51および周辺部材に冷媒を循環させる流路52を設け、電動機51での発熱および軸受部の温度上昇を抑える工夫をしている。しかしながら、流路52が複雑で、大掛かりな冷却装置となり、費用も増大する課題がある。本発明はこの課題を解決するものである。
本発明の目的は、軸受部の温度上昇を抑制し、構造を簡単化することができる車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受を提供することである。
本発明の車両用動力装置は、固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、
前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた。
ブラケットと足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路を備えた場合、車輪用軸受の軸受部の発熱が、熱容量の大きい足回りフレーム部品へ効率よく放熱される。このため、軸受部の冷却性が向上する。本発明の軸受部とは、内外輪および転動体における転動体付近部と同義である。したがって、この車両用動力装置が発熱源である電動機を備えていても、軸受部に充填されたグリースが劣化せず、車輪用軸受の寿命が低下することを防止することができる。さらにブラケットと足回りフレーム部品との当接面に冷却流路を備える簡単な構成のため、前記従来の冷却装置を備えた車両用動力装置よりもコスト低減を図れると共に、車両用動力装置全体のサイズを小型に維持することができる。
内輪の内部を冷却する内輪冷却手段を備えた場合、前記内輪は固定輪であるため、内輪冷却手段を容易に設置し得る。一般的な内輪回転型の車輪用軸受では、内輪が回転輪であるため、回転輪である内輪に対し外部から冷媒等を導入することが困難であった。本発明によれば、固定輪である内輪の内部を冷却する内輪冷却手段により、電動機等から熱が内輪に伝熱されても、内輪の温度上昇を一定水準に抑え、軸受部に充填されたグリースの劣化を防止し得る。これにより、車輪用軸受の寿命を延命させることができる。また、内輪冷却手段の冷却部が内輪のみで完結することが可能となるため、前記従来の冷却装置よりも構造を簡単化しコンパクトで低費用な冷却手段が実現できる。
前記車輪用軸受および前記電動機が、前記ブレーキロータにおける、ブレーキキャリパが押し付けられる部分となる外周部よりも小径であり、且つ、前記電動機が、前記車輪取付フランジと前記足回りフレーム部品のアウトボード側面との間の軸方向範囲に位置してもよい。
この構成によると、車輪用軸受および電動機がブレーキロータの前記外周部よりも小径で、且つ、電動機が車輪取付フランジと足回りフレーム部品のアウトボード側面との間の軸方向範囲に位置する。このため、ブレーキロータと足回りフレーム部品とで囲まれるスペース内に電動機および車輪用軸受の大部分を設置することができ車輪内に電動機および車輪用軸受をコンパクトに収めることができる。
前記冷却流路および前記内輪冷却手段の両方を備え、前記内輪冷却手段は、前記内輪の内部に冷媒を流すための冷媒路を有し、前記冷媒路と前記冷却流路とが連通されていてもよい。この場合、冷却流路および内輪冷却手段のいずれか一方を備えた車両用動力装置に対し、冷却構造がやや複雑化するものの軸受部の冷却性をさらに向上することができる。
前記内輪冷却手段は、前記内輪に設けられるヒートパイプであってもよい。前記ヒートパイプとは、管内に作動液を密閉し、軸方向両端部の温度差による対流で作動液を循環し放熱する部品である。この場合、ヒートパイプ単体で内輪に伝熱された熱を車両用動力装置の外部へ逃がすことができるため、外部からの冷媒およびこの冷媒を循環させる装置等を必要とせず冷却構造を簡単化することができる。
前記内輪冷却手段は、前記内輪の内部に冷媒を流すための冷媒路と、前記冷媒を前記冷媒路に沿って循環させるポンプとを有してもよい。この場合、ポンプにより冷媒を冷媒路に沿って循環させることで、車輪用軸受の軸受部を確実に冷却することができる。
前記内輪冷却手段は、前記冷媒の循環流路の途中に、前記内輪からの熱を外部へ放出する熱交換器を有してもよい。この場合、熱交換器から熱を外部へ放出することにより、内輪の内部さらには軸受部の温度をより効果的に下げることができる。
前記電動機はダイレクトドライブ形式であってもよい。この場合、電動機の回転を増速または減速させる手段を介在することなく車輪を直接回転駆動することができる。したがって、車両用動力装置の部品点数を低減でき構造を簡単化することができる。これにより車両用動力装置全体のコンパクト化を図れる。
本発明の発電機付き車輪用軸受は、固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受であって、前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた。
この構成によると、ブラケットと足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路を備えた場合、車輪用軸受の軸受部の発熱が、熱容量の大きい足回りフレーム部品へ効率よく放熱される。このため、軸受部の冷却性が向上する。したがって、この発電機付き車輪用軸受が発熱源である発電機を備えていても、軸受部に充填されたグリースが劣化せず、車輪用軸受の寿命が低下することを防止することができる。さらにブラケットと足回りフレーム部品との当接面に冷却流路を備える簡単な構成のため、前記従来の冷却装置を備えた車両用動力装置よりもコスト低減を図れると共に、発電機付き車輪用軸受全体のサイズを小型に維持することができる。
内輪の内部を冷却する内輪冷却手段を備えた場合、前記内輪は固定輪であるため、内輪冷却手段を容易に設置し得る。一般的な内輪回転型の車輪用軸受では、内輪が回転輪であるため、回転輪である内輪に対し外部から冷媒等を導入することが困難であった。本発明によれば、固定輪である内輪の内部を冷却する内輪冷却手段により、発電機等から熱が内輪に伝熱されても、内輪の温度上昇を一定水準に抑え、軸受部に充填されたグリースの劣化を防止し得る。これにより、車輪用軸受の寿命を延命させることができる。また、内輪冷却手段の冷却部が内輪のみで完結することが可能となるため、前記従来の冷却装置よりも構造を簡単化しコンパクトで低費用な冷却手段が実現できる。
本発明の車両用動力装置は、固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた。このため、軸受部の温度上昇を抑制し、構造を簡単化することができる。
本発明の発電機付き車輪用軸受は、固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受であって、前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた。このため、軸受部の温度上昇を抑制し、構造を簡単化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 同車両用動力装置の側面図である。 図1のIII-III線断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 図7AのVIIB-VIIB線断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 同車両用動力装置の側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る車両用動力装置の断面図である。 同車両用動力装置の側面図である。 図10のXII-XII線断面図である。 従来例の車両用動力装置の断面図である。
[第1の実施形態]
本発明の実施形態に係る車両用動力装置を図1ないし図3と共に説明する。
図1は、図2のI-I線断面図である。図1に示すように、この車両用動力装置1は、車輪用軸受2と、ブラケット24と、発電機を兼ねる電動機である発電機能付き走行用モータ3とを備える。この車両用動力装置1は、インナーロータ型の発電機能付き走行用モータ3を有する。電動機を兼用しない発電機である場合、この発電機と車輪用軸受2とを備える発電機付き車輪用軸受となる。
<車輪用軸受2について>
車輪用軸受2は、固定輪である内輪5と、この内輪5に複列の転動体6を介して回転自在に支持された回転輪である外輪4と、各列の転動体6をそれぞれ保持する図示外の保持器とを有する外輪回転型である。内外輪5,4および転動体6における転動体付近部である軸受部Bgには、グリースが充填されている。
外輪4は、複列の軌道面が形成された外輪本体4aと、外輪4のアウトボード側端に設けられている車輪取付フランジ7とを有する。車輪取付フランジ7は、外輪本体4aのアウトボード側の外周面から外径側に延びる。車輪取付フランジ7に、複数のハブボルト13が挿通されている。車輪取付フランジ7には、ブレーキロータ12と車輪Wのホイールとが軸方向に重なった状態で、前記ハブボルト13により取付けられている。前記ホイールの外周に図示外のタイヤが取付けられている。
前記ハブボルト13ではなく、外輪4のフランジ面にねじ孔を形成し、外方よりホイールボルト(図示せず)で外輪4とブレーキロータ12と前記ホイールおよびタイヤとが固定されてもよい。
なおこの明細書において、車両用動力装置1が車両に搭載された状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の車幅方向の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
内輪5は、内輪本体5aと、この内輪本体5aのインボード側の外周面に嵌合された部分内輪5bとを有する。内輪シャフトである内輪本体5aは、インボード側に突出するインボード側突出部5iを有する。インボード側突出部5iは、内輪本体5aと同軸で内輪本体5aと一体に設けられ、且つ、部分内輪5bの配設位置よりもインボード側に突出する。前記「一体に設けられ」とは、インボード側突出部5iと内輪本体5aとが、複数の要素を結合したものではなく単一の材料から例えば鍛造、機械加工等により単独の物の一部または全体として成形されたことを意味する。
インボード側突出部5iは、アウトボード側からインボード側に向かって順次、嵌合部9および雄ねじ部11を含む。前記嵌合部9は、後述するブラケット24の嵌合部であり、内輪本体5aのインボード側の外周面に段差を介して繋がる。嵌合部9は、インボード側の外周面よりも若干小径に形成される第1の嵌合部9aと、この第1の嵌合部9aのアウトインボード側に位置する第2の嵌合部9bとを有する。第2の嵌合部9bには、ブラケット24のブラケット基部24aの一部(被嵌合部21)に嵌合されるスプラインSmが形成されている。スプラインSmは、円周方向一定間隔おきに形成される複数のスプライン歯から成り、特に振動を抑制する観点からインボリュートスプラインが好ましい。この第2の嵌合部9bの外周面つまりスプラインSmの外径面は、第1の嵌合部9aよりも小径で且つ雄ねじ部11よりも大径に形成されている。
<ブラケット24>
ブラケット24は、車両の足回りフレーム部品であるナックル8に固定されるブラケット基部24aと、このブラケット基部24aにおける大径部(後述する)の外径側端からアウトボード側に延びるブラケット円筒部24bとを有する。これらブラケット基部24aとブラケット円筒部24bとは、同軸で且つ一体に形成されている。ブラケット基部24aとブラケット円筒部24bは別部材から構成されて固定されてもよい。ブラケット基部24aは、ナックル8と内輪5との間に介在し内輪5が着脱自在に固定される。ブラケット基部24aは、アウトボード側の大径部24aaと、この大径部24aaのインボード側面に繋がり大径部24aaよりも小径の小径部24abとを有する。
大径部24aaには、第1の嵌合部9aに嵌合される被嵌合部20が形成され、小径部24abには、インボリュートスプラインであるスプラインSmに嵌合されるスプライン溝から成る被嵌合部21が形成されている。第1の嵌合部9aとその被嵌合部20との嵌合は、すきま嵌めでよいが、より軸心精度を上げるために圧入してもよい。
図1および図2に示すように、ナックル8には、小径部24abの嵌合を許す貫通孔8bが形成されている。大径部24aaには円周方向複数のねじ孔が形成され、ブラケット基部24aはこれらねじ孔に螺合される複数のボルト22でナックル8に取付けられる。ナックル8の貫通孔8bに小径部24abの外周面が嵌合された状態で、かつナックル8のアウトボード側面8aに大径部24aaのインボード側面が当接された状態でブラケット基部24aがナックル8に固定される。
部分内輪5bのインボード側面は、大径部24aaのアウトボード側面に当接するように配置されている。ブラケット基部24aには、インボード側突出部5iの挿通を許す挿通孔が形成されている。前記被嵌合部20,21により前記挿通孔が形成される。またインボード側突出部5iの第1の嵌合部9aと大径部24aaの被嵌合部20が嵌合すると共に、インボード側突出部5iの第2の嵌合部9bと小径部24abの被嵌合部21がスプライン嵌合する。さらに雄ねじ部11にナット25を螺合することにより、軸受部Bgに所定の軸力が発生するトルク値で車輪用軸受2がブラケット24に固定される。内輪本体5aの第2の嵌合部9bとブラケット24の被嵌合部21とが互いにスプライン嵌合することで、内輪5の回転、および回転方向への振動を抑制し得る。
<ブレーキ17について>
ブレーキ17は、ディスク状のブレーキロータ12と、ブレーキキャリパ16とを備える摩擦ブレーキである。ブレーキロータ12は、平板状部12aと、外周部12bとを有する。平板状部12aは、車輪取付フランジ7に重なる環状で且つ平板状の部材である。外周部12bは、平板状部12aの外周縁部からインボード側に円筒状に延びる円筒状部12baと、この円筒状部12baのインボード側端から外径側に平板状に延びる平板部12bbとを有する。平板部12bbは、ブレーキキャリパ16が押し付けられる部分となる。ブレーキキャリパ16は、油圧式および機械式のいずれであってもよく、また電動モータ式であってもよい。
<発電機能付き走行用モータ3について>
図1および図3に示すように、この例の発電機能付き走行用モータ3は、車輪Wの回転で発電を行い、給電されることによって車輪Wを回転駆動可能な走行補助用の発電機能付き走行用モータである。発電機能付き走行用モータ3は、ブラケット円筒部24bの内周に取付けられるステータ18と、このステータ18の内周で外輪本体4aの外周に取付けられるロータ19とを有するインナーロータ型である。また発電機能付き走行用モータ3は、ロータ19が外輪4に直接取付けられたダイレクトドライブ形式である。
この発電機能付き走行用モータ3および車輪用軸受2は、ブレーキロータ12の外周部12bよりも小径であり、且つ、発電機能付き走行用モータ3が車輪取付フランジ7と、ナックル8のアウトボード側面8aとの間の軸方向範囲L1に設置されている。発電機能付き走行用モータ3は、例えば、表面磁石型永久磁石モータ、すなわちSPM(Surface Permanent Magnet)同期モータ(もしくはSPMSM(Surface Permanent Magnet Synchronous Motor)と標記)である。
もしくは発電機能付き走行用モータ3は、IPM(Interior Permanent Magnet)同期モータ(もしくはIPMSM(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)と標記)でもよい。その他、発電機能付き走行用モータ3は、スイッチトリラクタンスモータ(Switched reluctance motor;略称:SRモータ)、インダクションモータ(Induction Motor;略称:IM)等各種形式が採用できる。各モータ形式において、ステータ18の巻き線形式として分布巻、集中巻の各形式が採用できる。
<ステータ18>
ステータ18は、環状のステータコア18aと、このステータコア18aのティース部に図示外の絶縁材を介して巻回されたステータコイル18bとを有する。前記絶縁材として樹脂ボビン等が適用される。ステータコア18aは、例えば、電磁鋼板、圧粉磁心、またはアモルファス合金等から構成される。ブラケット24のブラケット円筒部24bの内周面に、ステータコア18aが嵌合されている。ステータコア18aは、ブラケット円筒部24bの内周面に圧入、接着、別部材による拘束等により固定される。なお、図示しないが、ステータコア18aの外周面に円周方向一定間隔おきに複数の凹み部または凸部が形成され、ブラケット円筒部24bの内周面に、前記複数の凹み部または凸部に嵌まり込む複数の凸部または凹み部が形成されてもよい。これにより、ステータコア18が回転方向に動くことを抑制できる。
<ロータ19>
ロータ19は、ステータコア18aに対し径方向内方に対向するように設けられているインナーロータ型である。ロータ19は、外輪本体4aの外周に固定される円筒形状のロータコア19aと、このロータコア19aの外周に固定される永久磁石19bとを有する。ロータコア19aは、例えば、軟磁性材料から成り、外輪本体4aと同心で外輪本体4aに例えば、圧入、溶接、接着等により固定されている。ロータコア19aの外周面に円周方向一定間隔おきに複数の凹み部が形成され、各凹み部に永久磁石19bが嵌り込んで接着等により固定されている。
<内輪冷却手段>
この車両用動力装置1は、内輪5の内部を冷却する内輪冷却手段26を備える。内輪冷却手段26は、内輪本体5aの内部に設けられ冷媒を流すための冷媒路27と、循環力発生手段であるポンプPと、このポンプPにより冷媒を循環させる循環流路28とを有する。内輪本体5aの内部には、例えば、水、油、空気等の冷媒を流すための冷媒路27が設けられている。冷媒路27は第1,第2の流路27a,27bを有し、これら第1,第2の流路27a,27bは内輪本体5aの軸心に平行に形成されている。第1,第2の流路27a,27bは、それぞれ内輪本体5aのアウトボード側端からインボード側端に貫通する貫通孔から成り、前記軸心に対し180度位相が異なる軸対称位置に設けられている。
第1の流路27aのインボード側端には冷媒の入口が形成され、第2の流路27bのインボード側端には冷媒の出口が形成されている。第1の流路27aのアウトボード側端に、順次、継手30、U字形状のホースまたは管31、および継手32を介して第2の流路27bのアウトボード側端が連結されている。ポンプPは、例えば、車体に設置される。ポンプPの吐き出しポートPaと第1の流路27aのインボード側端とが吐出路33により接続され、ポンプPの吸い込みポートPbと第2の流路27bのインボード側端とが吸引路34により接続されている。前記吐出路33、吸引路34、継手30,32およびホースまたは管31により前記循環流路28が構成される。ポンプPを駆動することで、第1,第2の流路27a,27bおよび循環流路28に沿って冷媒を循環させる。これにより車輪用軸受2の軸受部Bgを確実に冷却し得る。
<シール構造等について>
図1に示すように、ブラケット円筒部24bのアウトボード側の内周面と、車輪取付フランジ7の外周面との間には、発電機能付き走行用モータ3および車輪用軸受2内部への水および異物の侵入を防ぐシール部材23が配置されている。
外輪4のアウトボード側端には、このアウトボード側端を覆うキャップCpが固定されている。このキャップCpにより、後述する車輪速センサSa等および軸受部Bgへの水の浸入を防止する。
<車輪速センサSa等>
車輪速センサSaは、車輪Wの回転速度を検出するセンサであって、例えば、外輪4のインボード側端に設置される磁気エンコーダリングERと、この磁気エンコーダリングERに所定隙間を隔てて部分内輪5bの外周面に設置されるセンサ部(図示せず)とを有する。
車両用動力装置1に、発電機能付き走行用モータ3の回転を制御する回転検出センサが設けられてもよい。前記回転検出センサは、内輪5に対する外輪4の回転角度または回転速度を検出する。この回転速度は、単位時間当たりの回転数と同義である。この回転検出センサとして例えばレゾルバが適用されるが、レゾルバに限定されるものではなく、例えば、エンコーダ、パルサーリングあるいはホールセンサなど形式を問わず採用可能である。
前記車輪速センサSaを前記回転検出センサと独立して設けてもよく、前記回転検出センサが車輪速センサとしての機能を兼ねるようにしてもよい。
<作用効果>
以上説明した車両用動力装置1によれば、車輪用軸受2および発電機能付き走行用モータ3がブレーキロータ12の外周部12bよりも小径で、且つ、発電機能付き走行用モータ3が車輪取付フランジ7とナックル8のアウトボード側面8aとの間の軸方向範囲L1に位置する。このため、ブレーキロータ12とナックル8とで囲まれるスペース内に発電機能付き走行用モータ3および車輪用軸受2の大部分を設置することができ車輪W内に発電機能付き走行用モータ3および車輪用軸受2をコンパクトに収めることができる。
内輪5の内部を冷却する内輪冷却手段26を備えた場合、前記内輪5は固定輪であるため、内輪冷却手段26を容易に設置し得る。一般的な内輪回転型の車輪用軸受では、内輪が回転輪であるため、回転輪である内輪に対し外部から冷媒等を導入することが困難であった。本実施形態の車両用動力装置1によれば、固定輪である内輪5の内部を冷却する内輪冷却手段26により、発電機能付き走行用モータ3等から熱が内輪5に伝熱されても、内輪5の温度上昇を一定水準に抑え、軸受部Bgに充填されたグリースの劣化を防止し得る。これにより、車輪用軸受2の寿命を延命させることができる。また、内輪冷却手段26の冷却部が内輪5のみで完結することが可能となるため、前記従来の冷却装置よりも構造を簡単化しコンパクトで低費用な冷却手段が実現できる。
発電機能付き走行用モータ3はダイレクトドライブ形式であるため、発電機能付き走行用モータ3の回転を増速または減速させる手段を介在することなく車輪Wを直接回転駆動することができる。したがって、車両用動力装置1の部品点数を低減でき構造を簡単化することができる。これにより車両用動力装置全体のコンパクト化を図れる。
<他の実施形態について>
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
[第2の実施形態:冷却管]
図4に示すように、内輪冷却手段26は、前述の冷媒路、継手およびホースまたは管に代えて、内輪本体5aに貫通する貫通孔に挿入された冷却用の冷却管35であってもよい。この冷却管35は、例えば、ステンレス製の鋼管等を長手方向中間部で曲げ加工したものを適用可能である。曲げ加工した部分35aにより、第1,第2の流路27a,27bのアウトボード側端が連通するようになっている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
冷却管35として前記ステンレス製の鋼管を適用する場合、冷却管35に錆が発生することを抑えることができる。また継手およびホースまたは管等を削減できるため、部品点数を低減して冷却構造を簡単化することができる。なお冷却管35はステンレス製の鋼管に限定されるものではなく鉄製または樹脂製であってもよい。
[第3の実施形態:ヒートパイプ]
図5に示すように、内輪冷却手段26は、内輪本体5aに設けられるヒートパイプHpであってもよい。ヒートパイプHpは、この大部分が内輪本体5aの内部でこの内輪本体5aの軸方向に沿って挿入されている。ヒートパイプHpのインボート側端の外部部材36は、ナックル8のインボード側面よりも車体側に突出する。この場合、ヒートパイプ単体で内輪5に伝熱された熱を外部部材36へ逃がすことができるため、外部からの冷媒およびこの冷媒を循環させる装置等を必要とせず冷却構造を簡単化することができる。
[第4の実施形態:熱交換器等]
図6に示すように、内輪冷却手段26は、冷媒の循環流路28の途中に、内輪5からの熱を外部へ放出する熱交換器37を有するものとしてもよい。循環流路28のうち、ポンプPの吸い込みポートPbと第2の流路27bのインボード側端とを接続する吸引路34の途中に、熱交換器37を介在させている。この場合、熱交換器37から熱を外部へ放出することにより、内輪5の内部さらには軸受部Bgの温度をより効果的に下げることができる。なお第1,第2の流路27a,27bのアウトボード側端を連通する曲げ部分35aは、第1,第2の実施形態と同様に、内輪本体5aのアウトボード側端から突出するようにしてもよい。
[第5の実施形態:内輪端面等の冷却構造]
図7Aおよび図7Bに示すように、内輪冷却手段26は、内輪本体5aのアウトボード側端面を冷却する第3の流路38を備えていてもよい。この第3の流路38は、第1の流路27aのアウトボード側端と、第2の流路27bのアウトボード側端とを連通する連通路であり、内輪本体5aのアウトボード側端面全体を万遍なく冷却可能である。第3の流路38の形状は、図7Bに示す形状に限定されるものではなく種々な形状にすることが可能である。
この実施形態によれば、内輪本体5aの内部の冷却だけでなく内輪端面も冷却できるため、軸受部Bgの冷却性がより向上する。
[第6の実施形態:当接面に設けられる冷却流路]
図8Aおよび図8Bに示すように、互いに対向するブラケット基部24aのインボード側面と、ナックル8のアウトボード側面8aとの当接面に、冷却流路39が設けられてもよい。この例の冷却流路39は、略円環状で且つ、ボルト22が配設される位置よりも半径方向外方に配設されている。冷却流路39の一端部39a、他端部39bがポンプPに接続され、このポンプPを駆動することで、冷却流路39に沿って冷媒を循環させる。
ブラケット基部24aとナックル8との当接面に、冷却流路39を備えた場合、車輪用軸受2の軸受部Bgの発熱が、熱容量の大きいナックル8へ効率よく放熱される。このため、軸受部Bgの冷却性が向上する。この構成によれば、前記冷却流路39および前記内輪冷却手段26の両方を備えているため、冷却流路および内輪冷却手段のいずれか一方を備えた車両用動力装置に対し、冷却構造がやや複雑化するものの軸受部Bgの冷却性をさらに向上することができる。
[第6の実施形態の変形例:連通路]
図9に示すように、内輪冷却手段26の冷媒路27と、冷却流路39とが直列に連通されていてもよい。この場合にも軸受部の冷却性をさらに向上することができる。
[第7の実施形態:外輪回転、アウターロータ型]
図10~図12に示すように、この発電機能付き走行用モータ3は、ブラケット円筒部24bの外周面に嵌合するステータ18と、このステータ18の外周に位置し車輪取付フランジ7にロータケース40を介して取付けられたロータ19とを有するアウターロータ型であってもよい。
電動機は、走行補助用ではなく、主たる走行用駆動源であってもよい。
各実施形態において、電動機を兼用しない発電機と、車輪用軸受2とを備える発電機付き車輪用軸受1Aとしてもよい。この発電機付き車輪用軸受1Aが搭載される車両用システムでは、発電を行う機能を有するが、給電による回転駆動をしない構成となっている。この発電機付き車輪用軸受1Aは、各実施形態の車両用動力装置1に対し電動機を除き同一構成である。
ハブフランジを有する回転輪である外輪と、固定輪である内輪とを備えた外輪回転形式の第2世代構造であってもよい。
足回りフレーム部品は、操舵輪を支持する懸架装置のナックルであってもよく、非操舵輪を支持する懸架装置の車輪用軸受設置部であってもよい。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…車両用動力装置、1A…発電機付き車輪用軸受、2…車輪用軸受、3…発電機能付き走行用モータ(電動機、発電機)、4…外輪、5…内輪、6…転動体、7…車輪取付フランジ、8…ナックル(足回りフレーム部品)、12…ブレーキロータ、12b…外周部、16…ブレーキキャリパ、18…ステータ、19…ロータ、24…ブラケット、26…内輪冷却手段、27…冷媒路、37…熱交換器、39…冷却流路、Hp…ヒートパイプ、P…ポンプ、W…車輪

Claims (8)

  1. 固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する電動機と、を備えた車両用動力装置であって、
    前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた車両用動力装置。
  2. 請求項1に記載の車両用動力装置において、前記車輪用軸受および前記電動機が、前記ブレーキロータにおける、ブレーキキャリパが押し付けられる部分となる外周部よりも小径であり、且つ、前記電動機が、前記車輪取付フランジと前記足回りフレーム部品のアウトボード側面との間の軸方向範囲に位置する車両用動力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用動力装置において、前記冷却流路および前記内輪冷却手段の両方を備え、前記内輪冷却手段は、前記内輪の内部に冷媒を流すための冷媒路を有し、前記冷媒路と前記冷却流路とが連通されている車両用動力装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の車両用動力装置において、前記内輪冷却手段は、前記内輪に設けられるヒートパイプである車両用動力装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用動力装置において、前記内輪冷却手段は、前記内輪の内部に冷媒を流すための冷媒路と、前記冷媒を前記冷媒路に沿って循環させるポンプとを有する車両用動力装置。
  6. 請求項5に記載の車両用動力装置において、前記内輪冷却手段は、前記冷媒の循環流路の途中に、前記内輪からの熱を外部へ放出する熱交換器を有する車両用動力装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用動力装置において、前記電動機はダイレクトドライブ形式である車両用動力装置。
  8. 固定輪である内輪およびこの内輪に転動体を介して回転自在に支持された回転輪である外輪を有し、車両の車輪およびブレーキロータを取付ける車輪取付フランジを前記外輪のアウトボード側端に有する外輪回転型の車輪用軸受と、前記内輪に取付けられたステータおよび前記外輪に取付けられたロータを有する発電機と、を備えた発電機付き車輪用軸受であって、
    前記車両の足回りフレーム部品と前記内輪との間に介在するブラケットを備え、互いに対向する前記ブラケットと前記足回りフレーム部品との当接面に設けられる冷却流路、および前記内輪の内部を冷却する内輪冷却手段のいずれか一方または両方を備えた発電機付き車輪用軸受。
JP2021103272A 2021-06-22 2021-06-22 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受 Pending JP2023002194A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021103272A JP2023002194A (ja) 2021-06-22 2021-06-22 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受
PCT/JP2022/023985 WO2022270381A1 (ja) 2021-06-22 2022-06-15 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021103272A JP2023002194A (ja) 2021-06-22 2021-06-22 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023002194A true JP2023002194A (ja) 2023-01-10

Family

ID=84544850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021103272A Pending JP2023002194A (ja) 2021-06-22 2021-06-22 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023002194A (ja)
WO (1) WO2022270381A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3960553B1 (ja) * 2006-03-31 2007-08-15 本田技研工業株式会社 インホイールモータ車のホイール回転装置
KR101323777B1 (ko) * 2012-05-31 2013-10-29 김용환 중공의 축을 구비하는 전기자동차용 모터
KR20140044701A (ko) * 2012-10-05 2014-04-15 현대모비스 주식회사 인휠 구동장치
JP7079582B2 (ja) 2016-09-21 2022-06-02 Ntn株式会社 補助動力装置付き車輪用軸受装置およびその補助動力装置
JP7048320B2 (ja) 2018-01-09 2022-04-05 Ntn株式会社 車輪用軸受装置およびこの車輪用軸受装置を備えた車両
CN108482105A (zh) * 2018-05-22 2018-09-04 刘昱含 电动发电一体式外转子轮毂装置及电动车
JP2020129893A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 Ntn株式会社 電動機およびこの電動機を備えた車両用動力装置、発電機およびこの発電機を備えた発電機付車輪用軸受
CN111262360B (zh) * 2020-01-21 2022-04-05 同济大学 一种迷宫动密封外转子轮毂电机驱动装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022270381A1 (ja) 2022-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4450208B2 (ja) インホイールモータ
US20080067882A1 (en) Motor
US9636999B2 (en) In-wheel assembly and vehicle with the in-wheel assembly
JP6194750B2 (ja) 車両用制動兼駆動装置
JP6508148B2 (ja) インホイールモータユニット
JP5066925B2 (ja) 車輪駆動装置
US10279675B2 (en) In-wheel motor drive device
US9729026B2 (en) In-wheel motor and in-wheel motor driving device
WO2014069280A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP7236816B2 (ja) 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受装置
JP2003300420A (ja) 電気自動車のインホイールモータ
WO2019138965A1 (ja) 車輪用軸受装置およびこの車輪用軸受装置を備えた車両
JP2012508671A (ja) 電動モータホイール構造体
WO2011108479A1 (ja) インホイールモータ駆動装置およびその設計方法
WO2022270381A1 (ja) 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受
JP2007182194A (ja) インホイールモータ
US20230327511A1 (en) Cooling structure of in-wheel motor
WO2022264877A1 (ja) 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受装置
JP4099289B2 (ja) カップリング
WO2019017340A1 (ja) 車両用動力装置および発電機付き車輪用軸受装置
JPH02119550A (ja) 冷却装置を備えた電動機
JP7349961B2 (ja) 車両用動力装置および発電機付車輪用軸受
WO2022137862A1 (ja) 回転電機及び車両
WO2023032486A1 (ja) インホイールモータ
JP2018044632A (ja) インホイールモータ駆動装置