JP2023001722A - 電源ブロック - Google Patents

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康仁 鈴木
Yasuhito Suzuki
雅利 江川
Masatoshi Egawa
信崇 金子
Nobutaka Kaneko
達彦 池田
Tatsuhiko Ikeda
良則 佐野
Yoshinori Sano
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Abstract

【課題】汎用性及び拡張性に優れた電源ブロックを提供する。【解決手段】メインブロック10は、帯状の第1バスバ12及び第2バスバ13と、メイン可溶体14と、第1バスバ12及び第2バスバ13を一方の面が露出されるように保持するメインハウジング11と、を有し、追加ブロック30A~30Cは、第1バスバ12または第2バスバ13に接続される別体バスバ31と、別体バスバ31を収容する別体ハウジング40と、を有し、別体バスバ31は、帯状の本体部32と、本体部32に対して可溶部33を介してそれぞれ接続された複数の第1端子部34と、本体部32における第1端子部34と反対側の側部に形成され、第1バスバ12または第2バスバ13に締結される第2端子部35と、本体部32における第1端子部34と反対側の側部に設けられ、ヒューズ54,58が接続される複数のヒューズ端子部56と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電源ブロックに関する。
自動車等の車両には、各種の機器に電力供給や信号伝送を行うための電気接続箱が搭載されている。
この電気接続箱として、バスバを有するブロック本体部と、部品装着部を有するブロック別体部に分割され、ブロック本体部にブロック別体部が装着される構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-11929号公報
ところで、上記の電気接続箱では、ブロック本体部に装着されるブロック別体部は、ブロック本体部に対して装着可能な定まった専用の形状に形成されており、汎用性に乏しかった。また、ブロック本体部側のバスバとブロック別体部の各部品装着部とが、それぞれバスバの部品接続部を介して接続される構造であるので、ブロック別体部における部品接続数が予め定まっている。このため、部品点数を増やして機能を拡張することが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用性及び拡張性に優れた電源ブロックを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電源ブロックは、下記(1)~(6)を特徴としている。
(1) メインブロックと、前記メインブロックに組付けられる追加ブロックと、を備えた電源ブロックであって、
前記メインブロックは、帯状の第1バスバと、帯状の第2バスバと、前記第1バスバと前記第2バスバとを接続するメイン可溶体と、前記第1バスバ、前記第2バスバ及び前記メイン可溶体を収容するとともに、前記第1バスバ及び前記第2バスバを一方の面が露出されるように保持するメインハウジングと、を有し、
前記追加ブロックは、前記メインブロックの前記第1バスバまたは前記第2バスバに接続される別体バスバと、前記別体バスバを収容する別体ハウジングと、を有し、
前記別体バスバは、帯状の本体部と、前記本体部に対して可溶部を介してそれぞれ接続された複数の第1端子部と、前記本体部における前記第1端子部と反対側の側部に形成され、前記第1バスバまたは前記第2バスバの露出されている面に締結される第2端子部と、前記本体部における前記第1端子部と反対側の側部に設けられ、ヒューズが接続される複数のヒューズ端子部と、を有する、
電源ブロック。
上記(1)の構成の電源ブロックによれば、メインブロックが第1バスバ及び第2バスバの一方の面を露出させた状態で保持するので、追加ブロックのヒューズ端子部を備えた別体バスバの第2端子部を一方の面が露出された第1バスバまたは第2バスバへ容易に接続させて電源ブロックの機能を拡張させることができる。
つまり、本発明によれば、専用の形状のハウジングやバスバを備えた電源ブロックと比較し、汎用性及び拡張性に優れた電源ブロックとすることができる。
(2) 前記メインハウジングは、前記第1バスバを一側面に収容し、前記第2バスバを前記一側面と反対側の他側面に前記第1バスバと平行になるように収容する、
上記(1)に記載の電源ブロック。
上記(2)の構成の電源ブロックによれば、追加ブロックの別体バスバが接続可能な第1バスバ及び第2バスバが平行になるようにメインブロックのメインハウジングに収容されている。したがって、良好な汎用性を確保しつつ全体のコンパクト化を図ることができる。
(3) 前記メインハウジングは、前記メイン可溶体が収容される可溶体収容部を挟んで、前記第1バスバを収容する第1バスバ収容部と前記第2バスバを収容する第2バスバ収容部とが長手方向に連続して形成されている、
上記(1)に記載の電源ブロック。
上記(3)の構成の電源ブロックによれば、メイン可溶体が収容される可溶体収容部を挟んで、第1バスバを収容する第1バスバ収容部と第2バスバを収容する第2バスバ収容部とが長手方向に連続して形成されている。したがって、良好な汎用性を確保しつつ全体の薄型化を図ることができる。
(4) 前記第1バスバ収容部及び前記第2バスバ収容部の少なくとも一方は、長手方向の一部に可撓部を有する、
上記(3)に記載の電源ブロック。
上記(4)の構成の電源ブロックによれば、第1バスバ収容部及び第2バスバ収容部の少なくとも一方が可撓部で屈曲可能であるので、屈曲させた第1バスバまたは第2バスバを収容させることができる。したがって、設置スペースの形状等に対して電源ブロックの形状を柔軟に対応させることができ、汎用性をさらに高めることができる。
(5) 前記追加ブロックの前記別体ハウジングには、前記別体バスバの前記可溶部を覆う位置に透光性カバーが装着される、
上記(1)~(4)のいずれかに記載の電源ブロック。
上記(5)の構成の電源ブロックによれば、追加ブロックにおける別体バスバの可溶部の状態を、透光性カバーを通して容易に視認することができる。
(6) 複数のヒューズを並列に収容するヒューズブロックを備え、
前記ヒューズブロックは、
前記ヒューズが装着されるハウジングと、
前記ハウジングに装着された複数のヒューズに一端が接続される複数の第1電線と、
前記第1電線の他端が接続される電源分配コネクタと、
前記電源分配コネクタに一端が接続され、前記第1バスバまたは前記第2バスバに他端が締結される第2電線と、
を備える、
上記(1)~(5)のいずれかに記載の電源ブロック。
上記(6)の構成の電源ブロックによれば、第1バスバまたは第2バスバにヒューズブロックの第2電線の他端を締結させることにより、追加ブロックとともにヒューズ機能を容易に追加させることができる。
本発明によれば、汎用性及び拡張性に優れた電源ブロックを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態に係る電源ブロックの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電源ブロックの分解斜視図である。 図3は、メインブロックの分解斜視図である。 図4は、追加ブロックの分解斜視図である。 図5は、ヒューズブロックの分解斜視図である。 図6は、参考例に係る電源ブロックの斜視図である。 図7は、参考例に係る電源ブロックの分解斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る電源ブロックの斜視図である。 図9は、メインブロックを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 図10は、第2実施形態の変形例に係る電源ブロックの斜視図である。 図11は、メインブロックを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 図12は、メインブロックの可撓部における屈曲状態を示す概略平面図及び一部の拡大図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るヒューズユニットについて説明する。
図1は、第1実施形態に係る電源ブロックの斜視図である。図2は、第1実施形態に係る電源ブロックの分解斜視図である。図3は、メインブロックの分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る電源ブロック100は、メインブロック10と、複数(本例では3つ)の追加ブロック30A,30B.30Cと、ヒューズブロック60とを備えている。電源ブロック100は、例えば、自動車等の車両に搭載されて各種の機器に電力供給や信号伝送を行う。複数の追加ブロック30A,30B.30C及びヒューズブロック60は、それぞれメインブロック10に組付けられる。追加ブロック30A,30Bは、メインブロック10の一側面に組付けられ、追加ブロック30C及びヒューズブロック60は、メインブロック10の他側面に組付けられる。
図3に示すように、メインブロック10は、メインハウジング11と、第1バスバ12と、第2バスバ13と、メイン可溶体14とを備えている。
メインハウジング11は、絶縁性を有する合成樹脂により形成されたもので、長尺のバスバ支持部21と、このバスバ支持部21の一端に設けられた可溶体収容部22とを有している。
バスバ支持部21は、一側面が第1バスバ収容部23Aとされ、他側面が第2バスバ収容部23Bとされている。第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bには、長手方向に間隔をあけて複数のナット取付スリット24が形成されており、これらのナット取付スリット24には、その下方側からナット25が挿入されて取り付けられる。可溶体収容部22には、上部にヒューズ装着孔26が形成され、両側部に開口部27が形成されている。また、この可溶体収容部22には、その下部からナット25が挿入されて取り付けられる。
第1バスバ12及び第2バスバ13は、例えば、銅または銅合金などの導電性金属材料による板材であり、帯状に形成されている。第1バスバ12及び第2バスバ13は、金属板をプレス加工することにより形成される。例えば、第1バスバ12は、蓄電回路に接続され、第2バスバ13は、電源回路に接続される。
第1バスバ12及び第2バスバ13には、それぞれ複数の締結孔28が長手方向に間隔をあけて形成されている。これらの締結孔28は、メインハウジング11のバスバ収容部23A,23Bに形成されたナット取付スリット24に対応する位置に形成されている。また、第1バスバ12及び第2バスバ13には、その一端側に、固定孔29が形成されている。
メインハウジング11には、可溶体収容部22のヒューズ装着孔26に、メイン可溶体14が挿し込まれて装着される。すると、このメイン可溶体14の孔部15aを有する脚部15が、可溶体収容部22の下方から装着されたナット25の対向位置に配置される。
また、メインハウジング11には、バスバ支持部21の第1バスバ収容部23Aに第1バスバ12が装着され、バスバ支持部21の第2バスバ収容部23Bに第2バスバ13が装着される。これにより、第1バスバ12と第2バスバ13とは、互いに平行になるように、メインハウジング11の第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bに収容される。この装着状態において、第1バスバ12及び第2バスバ13は、一方の面が露出されるように保持される。
また、第1バスバ12及び第2バスバ13は、第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bに保持された状態で、固定孔29が形成された一端が、可溶体収容部22に挿し込まれてナット25の対向位置に配置され、締結孔28が、ナット取付スリット24のナット25の対向位置に配置される。この状態で、可溶体収容部22の開口部27から第1バスバ12及び第2バスバ13の固定孔29及びメイン可溶体14の脚部15の孔部15aへボルト16を挿し込んでナット25へねじ込む。すると、可溶体収容部22において、メイン可溶体14の脚部15に、ボルト16によって第1バスバ12及び第2バスバ13が共締めされて接続される。
図4は、追加ブロックの分解斜視図である。
図4に示すように、追加ブロック30Aは、別体バスバ31と、別体ハウジング40とを備えており、別体ハウジング40に透光性カバー50が装着される。また、別体バスバ31には、拡張ブロック51が取り付けられる。
別体バスバ31は、例えば、銅や銅合金等の導電性を有する金属板から形成されている。別体バスバ31は、金属板をプレス加工することにより形成される。別体ハウジング40及び透光性カバー50は、絶縁性を有する合成樹脂により成形されており、透光性カバー50は、透明または半透明とされている。
別体バスバ31は、帯状の本体部32と、本体部32の一方の側部に可溶部33を介して接続された複数の第1端子部34と、本体部32の他方の側部に形成された第2端子部35とを有している。3つの第1端子部34及び第2端子部35は、締結孔34a,35aを有している。
別体ハウジング40は、第1ハウジング41と、第2ハウジング42とから構成されており、これらの第1ハウジング41と第2ハウジング42との間に別体バスバ31が挟み込まれるように収容される。
第1ハウジング41は、細長い矩形状の窓部43を有している。第1ハウジング41は、窓部43の下部に接続部45を備えている。この接続部45は、溝状に形成された複数(本例では6つ)の収容部46を有している。第1ハウジング41の一端寄りの3つの収容部46には、第1端子部34へ電力線等の端子を締結して接続するためのナット47が下方側から挿入される。第2ハウジング42は、細長い矩形状の窓部48を有している。第2ハウジング42における窓部48の下部は、一端側が切り欠かれており、他端側がカバー部49とされている。
第1ハウジング41及び第2ハウジング42は、別体バスバ31の表裏から装着される。これにより、別体バスバ31が、第1ハウジング41と第2ハウジング42とからなる別体ハウジング40に収容された状態となる。
別体ハウジング40に別体バスバ31が収容された状態において、締結孔34aを有する第1端子部34は、第1ハウジング41の接続部45の収容部46に挿入されたナット47に対向する位置に配置される。また、締結孔34aのない第1端子部34は、第1ハウジング41と第2ハウジング42のカバー部49とによって覆われる。さらに、第2端子部35は、別体ハウジング40の上部から突出された状態となる。また、別体バスバ31の可溶部33は、第1ハウジング41及び第2ハウジング42のそれぞれの窓部43,48の位置に配置される。
透光性カバー50は、コ字状に形成されている。この透光性カバー50は、別体ハウジング40に対して、第1ハウジング41及び第2ハウジング42のそれぞれの窓部43,48の位置に側方から組付けられる。これにより、別体ハウジング40は、窓部43,48が透光性カバー50によって覆われる。別体バスバ31は、可溶部33が透光性カバー50を通して視認可能とされる。
拡張ブロック51は、拡張バスバ52と、ヒューズハウジング53と、ヒューズ54とを備えている。
拡張バスバ52は、導電性を有する金属材料により形成されている。拡張バスバ52は、接合部55と、二股に形成された音叉端子からなる複数のヒューズ端子部56とを有している。
ヒューズハウジング53は、絶縁性を有する合成樹脂により成形されたもので、箱型に形成されている。このヒューズハウジング53は、その下部から挿し込まれた拡張バスバ52を収容する。ヒューズハウジング53には、その上部に形成された挿し込み孔57にヒューズ54が挿し込まれ、これにより、拡張バスバ52のヒューズ端子部56にヒューズ54が接続される。
拡張ブロック51は、別体バスバ31における第1端子部34と反対側の側部に装着される。これにより、別体バスバ31に、拡張バスバ52の接合部55が接合され、別体バスバ31に、ヒューズ54が接続されたヒューズ端子部56を有する拡張バスバ52が設けられる。
追加ブロック30Bは、大型のヒューズ58が装着可能な拡張ブロック51を備えている。そして、この拡張ブロックのヒューズハウジング53の挿し込み孔57に大型のヒューズ58を挿し込むことにより、拡張バスバ52のヒューズ端子部56に接続される。
追加ブロック30Cは、ヒューズ端子部56が別体バスバ31に一体に形成され、そのヒューズ端子部56が、別体ハウジング40に形成されたヒューズキャビティ44に収容されている。この追加ブロック30Cでは、ヒューズキャビティ44に装着されたヒューズ54が、別体バスバ31に一体に形成されたヒューズ端子部56に接続される。
なお、追加ブロック30B,30Cにおける他の部分は、追加ブロック30Aと同一であるので、説明を省略する。
図5は、ヒューズブロックの分解斜視図である。
図5に示すように、ヒューズブロック60は、ヒューズハウジング61と、複数の第1電線62と、電源分配コネクタ63と、第2電線64とを備えている。ヒューズハウジング61は、その上部に複数の挿し込み孔65を有しており、これらの挿し込み孔65にヒューズ66が挿し込まれて装着される。第1電線62は、一端に端子62aを有しており、これらの端子62aがヒューズハウジング61に対して下方側から挿し込まれて収容される。
電源分配コネクタ63は、プラグ63aと、レセプタクル63bとから構成されており、第1電線62は、その他端に設けられた端子(図示略)をプラグ63aに挿し込むことによりプラグ63aに接続されている。電源分配コネクタ63のレセプタクル63bには、第2電線64の一端に設けられた端子64aが挿し込まれて接続される。
電源分配コネクタ63は、プラグ63aとレセプタクル63bとを互いに嵌合させることにより、プラグ63aに収容された第1電線62の端子がレセプタクル63bに収容された第2電線64の端子64aに接続される。第2電線64には、その他端に、締結孔67aを有する端子67が接続されている。
このヒューズブロック60のヒューズハウジング61には、その下部から各種の機器から延びる電線68の端部に設けられた端子68aが挿し込まれて収容される。そして、これらの電線68の端子68aと第1電線62の端子62aとが、ヒューズハウジング61に装着されたヒューズ66を介して電気的に接続される。
本実施形態に係る電源ブロック100は、メインブロック10に対して、追加ブロック30A,30B.30C及びヒューズブロック60を組付けることにより構成される(図1及び図2参照)。
追加ブロック30A,30Bをメインブロック10に組付けるには、メインブロック10の一側面において露出された第1バスバ12に対して、別体バスバ31の第2端子部35を、締結孔28,35aが連通するように宛がう。次に、これらの締結孔28,35aへボルト17を挿通させてバスバ収容部23Aのナット25へねじ込む。これにより、バスバ収容部23Aに保持された第1バスバ12と追加ブロック30A,30Bの別体バスバ31とをボルト17によって共締めする。このようにすると、メインブロック10に、追加ブロック30A,30Bが組付けられ、第1バスバ12に追加ブロック30A,30Bの各別体バスバ31が電気的に接続される。
追加ブロック30Cをメインブロック10に組付けるには、メインブロック10の他側面において露出された第2バスバ13に対して、別体バスバ31の第2端子部35を、締結孔28,35aが連通するように宛がう。次に、これらの締結孔28,35aへボルト17を挿通させてバスバ収容部23Bのナット25へねじ込む。これにより、バスバ収容部23Bに保持された第2バスバ13と追加ブロック30Cの別体バスバ31とをボルト17によって共締めする。このようにすると、メインブロック10に、追加ブロック30Cが組付けられ、第2バスバ13に追加ブロック30Cの別体バスバ31が電気的に接続される。
また、ヒューズブロック60は、メインブロック10の他側面において露出された第2バスバ13に対して、第2電線64の端子67を、締結孔28,67aが連通するように宛がい、これらの締結孔28,67aへボルト17を挿通させてバスバ収容部23Bのナット25へねじ込む。そして、バスバ収容部23Bに保持された第2バスバ13とヒューズブロック60の第2電線64の端子67とをボルト17によって共締めする。これにより、メインブロック10に、ヒューズブロック60が組付けられ、第2バスバ13にヒューズブロック60の第2電線64が電気的に接続される。
ここで、参考例に係る電源ブロックについて説明する。
図6は、参考例に係る電源ブロックの斜視図である。図7は、参考例に係る電源ブロックの分解斜視図である。
図6及び図7に示すように、参考例に係る電源ブロック1は、ハウジング2を備えており、このハウジング2の下方側から複数のバスバ3,4が挿し込まれて収容される。ハウジング2には、その上部に、大きさや形状が異なる各種のヒューズ5が装着され、ハウジング2に収容されたバスバ3,4に接続される。
この参考例に係る電源ブロック1では、大きさや形状が異なる各種のヒューズ5が装着されるために、ハウジング2及びバスバ3,4が複雑化し、コストアップを招いてしまう。また、この電源ブロック1は、ハウジング2に装着可能なヒューズ5の大きさ、形状及び数量が予め定まっている。このため、異なるグレードの車両へ搭載させるために異なるヒューズを実装したり、部品点数を増やして機能を拡張することが困難である。
これに対して、本実施形態に係る電源ブロック100によれば、メインブロック10が第1バスバ12及び第2バスバ13の一方の面を露出させた状態で保持するので、追加ブロック30A~30Cのヒューズ端子部56を備えた別体バスバ31の第2端子部35を一方の面が露出された第1バスバ12または第2バスバ13へ容易に接続させて電源ブロック100の機能を拡張させることができる。
また、第1バスバ12または第2バスバ13にヒューズブロック60の第2電線64の他端の端子67を締結させることにより、追加ブロック30A~30Cとともにヒューズ機能を容易に追加させることができる。
つまり、本実施形態に係る電源ブロック100によれば、専用の形状のハウジングやバスバを備えた電源ブロックと比較し、汎用性及び拡張性に優れた電源ブロックとすることができる。
しかも、メインブロック10のメインハウジング11には、追加ブロック30A~30Cの別体バスバ31及びヒューズブロック60の端子67が接続可能な第1バスバ12及び第2バスバ13が平行になるように収容されている。したがって、良好な汎用性を確保しつつ全体のコンパクト化を図ることができる。
また、追加ブロック30A~30Cの別体ハウジング40には、別体バスバ31の可溶部33を覆う位置に透光性カバー50が装着されるので、追加ブロック30A~30Cにおける別体バスバ31の可溶部33の状態を、透光性カバー50を通して容易に視認することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電源ブロックについて説明する。
なお、上記第1実施形態と同一構造部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図8は、第2実施形態に係る電源ブロックの斜視図である。図9は、メインブロックを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。
図8、図9(a)及び図9(b)に示すように、第2実施形態に係る電源ブロック200では、メインブロック10は、第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bが可溶体収容部22を挟んで長手方向に連続して形成されたメインハウジング11を備えている。これらの第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bに収容される第1バスバ12及び第2バスバ13は、それぞれ可溶体収容部22への装着側の固定孔29が形成された端部が屈曲されており、この屈曲された端部が可溶体収容部22に挿し込まれて収容されている。
そして、このメインブロック10には、第1バスバ収容部23Aに収容された第1バスバ12に、追加ブロック30A,30Bの別体バスバ31の第2端子部35が締結され、第2バスバ収容部23Bに収容された第2バスバ13に、追加ブロック30Cの別体バスバ31の第2端子部35及びヒューズブロック60の第2電線64の端子67が締結される。これにより、可溶体収容部22を挟んで長手方向に連続して形成された第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bに追加ブロック30A~30C及びヒューズブロック60が一列に配列された状態で組付けられる。
このように、第2実施形態に係る電源ブロック200によれば、メイン可溶体14が収容される可溶体収容部22を挟んで、第1バスバ12を収容する第1バスバ収容部23Aと第2バスバ13を収容する第2バスバ収容部23Bとが長手方向に連続して形成されている。したがって、良好な汎用性を確保しつつ全体の薄型化を図ることができる。
次に、第2実施形態の変形例に係る電源ブロック200について説明する。
図10は、第2実施形態の変形例に係る電源ブロックの斜視図である。図11は、メインブロックを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。図12は、メインブロックの可撓部における屈曲状態を示す概略平面図及び一部の拡大図である。
図10、図11(a)及び図11(b)に示すように、第2実施形態の変形例に係る電源ブロック200Aでは、可溶体収容部22を挟んで長手方向に連続して形成された第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bの一部に可撓部Fが設けられている。これらの可撓部Fにおいて、第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bは、それぞれ面と直交する方向へ可撓させて屈曲可能とされている。
そして、この電源ブロック200Aでは、図12に示すように、第1バスバ収容部23A及び第2バスバ収容部23Bに収容させる第1バスバ12及び第2バスバ13を、例えば、設置スペースの形状等にあわせて可撓部Fの位置で屈曲させることができ、汎用性をさらに高めることができる。
なお、可撓部Fは、第1バスバ12及び第2バスバ13の少なくとも一方に設けられていればよいが、第1バスバ12及び第2バスバ13の両方に可撓部Fを設けることにより、設置スペースの形状等に対して電源ブロック200Aの形状を柔軟に対応させることができる。
また、この電源ブロック200Aでは、第2バスバ収容部23Bに収容された第2バスバ13に、追加ブロック30C及びヒューズブロック70が組付けられている(図10参照雄)。このヒューズブロック70は、複数のヒューズ71が装着されるヒューズハウジング72を有し、このヒューズハウジング72には、ヒューズ71が接続されるヒューズ端子部(図示略)を有するバスバ73が収容されている。そして、このバスバ73に形成された端子部74がボルト17によって第2バスバ13に締結されている。このように、メインブロック10には、必要に応じて各種のヒューズブロックを組付けることが可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る電源ブロックの特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] メインブロック(10)と、前記メインブロック(10)に組付けられる追加ブロック(30A~30C)と、を備えた電源ブロック(100,200,200A)であって、
前記メインブロック(10)は、帯状の第1バスバ(12)と、帯状の第2バスバ(13)と、前記第1バスバ(12)と前記第2バスバ(13)とを接続するメイン可溶体(14)と、前記第1バスバ(12)、前記第2バスバ(13)及び前記メイン可溶体(14)を収容するとともに、前記第1バスバ(12)及び前記第2バスバ(13)を一方の面が露出されるように保持するメインハウジング(11)と、を有し、
前記追加ブロック(30A~30C)は、前記メインブロック(10)の前記第1バスバ(12)または前記第2バスバ(13)に接続される別体バスバ(31)と、前記別体バスバ(31)を収容する別体ハウジング(40)と、を有し、
前記別体バスバ(31)は、帯状の本体部(32)と、前記本体部(32)に対して可溶部(33)を介してそれぞれ接続された複数の第1端子部(34)と、前記本体部(32)における前記第1端子部(34)と反対側の側部に形成され、前記第1バスバ(12)または前記第2バスバ(13)の露出されている面に締結される第2端子部(35)と、前記本体部(32)における前記第1端子部(34)と反対側の側部に設けられ、ヒューズ(54,58)が接続される複数のヒューズ端子部(56)と、を有する、電源ブロック。
[2] 前記メインハウジング(11)は、前記第1バスバ(12)を一側面に収容し、前記第2バスバ(13)を前記一側面と反対側の他側面に前記第1バスバ(12)と平行になるように収容する、
上記[1]に記載の電源ブロック。
[3] 前記メインハウジング(11)は、前記メイン可溶体(14)が収容される可溶体収容部(22)を挟んで、前記第1バスバ(12)を収容する第1バスバ収容部(23A)と前記第2バスバ(13)を収容する第2バスバ収容部(23B)とが長手方向に連続して形成されている、
上記[1]に記載の電源ブロック。
[4] 前記第1バスバ収容部(23A)及び前記第2バスバ収容部(23B)の少なくとも一方は、長手方向の一部に可撓部(F)を有する、
上記[3]に記載の電源ブロック。
[5] 前記追加ブロック(30A~30C)の前記別体ハウジング(40)には、前記別体バスバ(31)の前記可溶部(33)を覆う位置に透光性カバー(50)が装着される、
上記[1]~[4]のいずれかに記載の電源ブロック。
[6] 複数のヒューズ(66)を並列に収容するヒューズブロック(60)を備え、
前記ヒューズブロック(60)は、
前記ヒューズ(66)が装着されるハウジング(61)と、
前記ハウジング(61)に装着された複数のヒューズ(66)に一端が接続される複数の第1電線(62)と、
前記第1電線(62)の他端が接続される電源分配コネクタ(63)と、
前記電源分配コネクタ(63)に一端が接続され、前記第1バスバ(12)または前記第2バスバ(13)に他端が締結される第2電線(64)と、
を備える、
上記[1]~[5]のいずれかに記載の電源ブロック。
10 メインブロック
11 メインハウジング
12 第1バスバ
13 第2バスバ
14 メイン可溶体
22 可溶体収容部
23A 第1バスバ収容部
23B 第2バスバ収容部
30A~30C 追加ブロック
31 別体バスバ
32 本体部
33 可溶部
34 第1端子部
35 第2端子部
40 別体ハウジング
50 透光性カバー
54,58,66,71 ヒューズ
56 ヒューズ端子部
60 ヒューズブロック
61 ヒューズハウジング(ハウジング)
62 第1電線
63 電源分配コネクタ
64 第2電線
100,200,200A 電源ブロック
F 可撓部

Claims (6)

  1. メインブロックと、前記メインブロックに組付けられる追加ブロックと、を備えた電源ブロックであって、
    前記メインブロックは、帯状の第1バスバと、帯状の第2バスバと、前記第1バスバと前記第2バスバとを接続するメイン可溶体と、前記第1バスバ、前記第2バスバ及び前記メイン可溶体を収容するとともに、前記第1バスバ及び前記第2バスバを一方の面が露出されるように保持するメインハウジングと、を有し、
    前記追加ブロックは、前記メインブロックの前記第1バスバまたは前記第2バスバに接続される別体バスバと、前記別体バスバを収容する別体ハウジングと、を有し、
    前記別体バスバは、帯状の本体部と、前記本体部に対して可溶部を介してそれぞれ接続された複数の第1端子部と、前記本体部における前記第1端子部と反対側の側部に形成され、前記第1バスバまたは前記第2バスバの露出されている面に締結される第2端子部と、前記本体部における前記第1端子部と反対側の側部に設けられ、ヒューズが接続される複数のヒューズ端子部と、を有する、
    電源ブロック。
  2. 前記メインハウジングは、前記第1バスバを一側面に収容し、前記第2バスバを前記一側面と反対側の他側面に前記第1バスバと平行になるように収容する、
    請求項1に記載の電源ブロック。
  3. 前記メインハウジングは、前記メイン可溶体が収容される可溶体収容部を挟んで、前記第1バスバを収容する第1バスバ収容部と前記第2バスバを収容する第2バスバ収容部とが長手方向に連続して形成されている、
    請求項1に記載の電源ブロック。
  4. 前記第1バスバ収容部及び前記第2バスバ収容部の少なくとも一方は、長手方向の一部に可撓部を有する、
    請求項3に記載の電源ブロック。
  5. 前記追加ブロックの前記別体ハウジングには、前記別体バスバの前記可溶部を覆う位置に透光性カバーが装着される、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の電源ブロック。
  6. 複数のヒューズを並列に収容するヒューズブロックを備え、
    前記ヒューズブロックは、
    前記ヒューズが装着されるハウジングと、
    前記ハウジングに装着された複数のヒューズに一端が接続される複数の第1電線と、
    前記第1電線の他端が接続される電源分配コネクタと、
    前記電源分配コネクタに一端が接続され、前記第1バスバまたは前記第2バスバに他端が締結される第2電線と、
    を備える、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の電源ブロック。
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