JP2023001463A - 光電圧プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】完成された1つの光電圧プローブだけを使用しても、広い範囲の電圧信号の測定を可能とする光電圧プローブを提供する。【解決手段】2つの変調電極11,12を備え、その印加電圧に依存して入射光を強度変調して出力する光変調器1と、光変調器1に接続された入出力光ファイバ2と、被測定点に接触可能な2つの接触端子3、4を着脱可能に構成した2つの接触端子取り付け部5,6と、接触端子3,4の間に生ずる電圧信号を変調電極11,12に導く信号線路と、パッケージ8と、を有し、電圧信号を光強度変調信号に変換して入出力光ファイバ2より出力する電圧プローブヘッドであって、信号線路に直列に挿入されてパッケージ8内に収納されたトリマコンデンサ33と、その容量をパッケージ8の外部より調整する調整手段を備え、印加する電圧信号の振幅を調整手段により調整可能とした。【選択図】図1

Description

本発明は、接触端子から得られる電圧信号を光変調器に印加して光変調信号に変換し、光ファイバによりその光変調信号を出力する光電圧プローブに関する。
近年、高速のCPU等を用いた様々な制御装置が開発されており、誤動作の防止対策のため、その電気回路基板等で発生するノイズ信号の検出や、電気回路基板等のノイズ耐性試験等が行われている。これらの試験においては、電気回路基板上に設置された電気部品の入出力信号や配線上を伝わる電気信号を正確に測定することが要求されている。
電気部品や配線の電気信号を測定する一般的な方法は、接触端子を有する電気プローブにより被測定点の電気信号をオシロスコープ等の測定器に導いてその伝達された電圧波形等を測定する方法である。しかし、被測定点のグランドレベルが測定器と異なる場合や、グランドされていない2点間の電圧信号を測定する場合等には、アースからの信号の混入や電気プローブの有する容量の影響などのため、正確な電圧波形の測定が困難となる。特に高周波領域においては上記のグランドや容量の影響は大きい。
さらに、IC、LSI等の集積回路において、入力インピーダンスおよび出力インピーダンスは50Ωではないものが多く、例えばアンプ素子については高インピーダンス入力、低インピーダンス出力となっている。このため入力インピーダンスが小さい電気プローブを使ってノイズ入力電圧を測定すると、電気プローブ側に電流が流れてしまい、本来測定すべきノイズ電圧を低下させるプロービングの負荷効果が生じてしまう。
この問題を解決する手段として、電圧信号を光信号に変換し、その光信号を光ファイバにより測定器に導く光電圧プローブを使用した測定器が開発されている。この方式では、プローブの有する容量成分が非常に小さいため、入力インピーダンスが非常に高く、被測定点と測定器が電気的に完全に分離される。光電圧プローブでは高周波成分まで測定でき、グランドの影響や途中での電気信号ノイズの混入等を防ぐことができる。
このような従来の光電圧プローブの例が特許文献1及び2に記載されている。導波路型の光変調器を用いた光電圧プローブであって、ニオブ酸リチウム結晶基板上に形成した分岐干渉型光変調器の2つの変調電極間に接触端子の電圧信号を印加して光強度変調信号を得るものである。光源とO/E変換器とを備えた装置と光電圧プローブは光ファイバで接続されている。特許文献1の光電圧プローブは、電波の遮蔽効果を有するパッケージを用いることにより、周囲の電磁波ノイズに影響されることなく被測定点の電圧信号を正確に測定可能とするものであり、特許文献2の光電圧プローブは、想定外の電圧入力による破壊のリスクを軽減することを可能とするものである。
特許第6813763号公報 特開2020-8537号公報
上記の導波路型の光変調器により光信号に変換して電圧信号を測定するプローブでは、測定対象の電圧信号の大きさに依存して最適な変調電極を設計することが可能である。この設計により、それぞれの測定対象とする範囲の電圧信号に対応した光電圧プローブを実現することができる。しかし、光電圧プローブヘッドに使用する光変調器が固定されると、印加電圧の振幅に対する光強度変調信号の変調度が決まり、検出可能な電圧信号の大きさの範囲は限られてしまう。特許文献2の光電圧プローブでは、変調電極に直列にコンデンサを挿入して構成することにより変調電極だけで決定される電圧信号よりも大きな電圧信号に対応可能としているが、やはりその測定電圧範囲は一定の範囲に限られてしまっていた。すなわち、従来の光電圧プローブでは、完成された1つの光電圧プローブだけを使用して、広い範囲の電圧信号を測定することはできない、という問題があった。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、完成された1つの光電圧プローブだけを使用しても、広い範囲の電圧信号の測定を可能とする光電圧プローブを提供することにある。
上記課題を解決するため、第1の観点では、本発明による光電圧プローブは、少なくとも2つの変調電極を備え、該2つの変調電極間の電圧に依存して入射光を強度変調して出力する光変調器と、前記光変調器に接続された入力光ファイバ及び出力光ファイバと、前記変調電極に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な2つの接触端子、又は、前記変調電極に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した2つの接触端子取り付け部と、前記接触端子を前記被測定点に接触させることにより前記接触端子の間に生ずる電圧信号を前記変調電極に導く信号線路と、前記光変調器と前記入力光ファイバ及び前記出力光ファイバの一部を収納したパッケージと、を有し、前記電圧信号を前記光変調器により光強度変調信号に変換して前記出力光ファイバより出力する電圧プローブヘッドであって、前記信号線路のいずれかに直列に挿入されて前記パッケージ内に収納されたコンデンサと、該コンデンサの容量を前記パッケージの外部より調整する調整手段とを備え、前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅を前記調整手段により調整可能としたことを特徴とする。
本発明の光電圧プローブにおいては、上記のように、2つの接触端子の間の電圧信号を光変調器の変調電極に導く信号線路のいずれかに直列に挿入されたコンデンサをパッケージ内に有している。また、このコンデンサの容量を前記パッケージの外部より調整する調整手段を備えている。変調電極に直列に挿入されたコンデンサの存在により、接触端子で検出された電圧信号の振幅は、コンデンサの容量と変調電極の有する容量とに依存した所定の割合で縮小されて変調電極に印加されるので、本発明においては、その容量を外部より調整可能とすることで、接触端子間の電圧信号を任意の大きさに縮小して変調電極に印加することができる。これにより、完成された1つの光電圧プローブだけを使用しても、従来よりも大幅に広い範囲の電圧信号の測定が可能となる。
ここで、コンデンサの容量をパッケージの外部より調整する調整手段の一つは、コンデンサとして、市販の一般的な可変容量コンデンサやトリマコンデンサ等の回転軸を回転させることによりコンデンサの容量を変えられるコンデンサを用い、その回転軸を外部より調整可能とするような穴をパッケージに設ける方法である。他の方法としては、変調電極の一方に容量の異なるコンデンサを並列に接続して置き、そのコンデンサの出力側を外部より選択して信号線路側と接続する方法等がある。
なお、光電圧プローブでは回路基板等の測定点に接触端子を接触させて測定を行うが、接触端子は光電圧プローブに一体として設けてもよく、又は、目的に合わせて接触端子を選択可能とするため、光電圧プローブに接触端子取り付け部を備えてもよい。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点の光電圧プローブにおいて、前記コンデンサの容量の最小値が前記2つの変調電極間の容量の2倍未満であって、前記コンデンサの容量が最大値となるときに前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅に対し前記コンデンサの容量が最小値となるときに前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅は2/3以下であることを特徴とする。
本発明において、直列に挿入されるコンデンサの容量が変調電極間の容量の2倍であるときは、直列に挿入されるコンデンサの容量と変調電極間の容量の比が2:1となるので、変調電極に印加される電圧信号の振幅は接触端子での振幅の2/3となり、接触端子で検出可能な電圧信号の振幅は1.5倍となる。一方、直列に挿入されるコンデンサの容量を調整し、変調電極間の容量に比べて十分に大きくしたときは、変調電極に印加される電圧信号の振幅は、接触端子での振幅とほぼ等しくなる。そこで、このようなコンデンサの容量の調整により、検出可能な電圧信号のダイナミックレンジは、コンデンサがない場合、又はコンデンサの容量が固定されている場合の1.5倍となる。従来に比べダイナミックレンジが1.5倍以上になれば光電圧プローブの適用範囲は非常に広くなる。さらに、コンデンサの容量の最小値が変調電極間の容量に比べ、等しい場合、1/2の場合、1/3の場合は、それぞれ、変調電極に印加される電圧信号の振幅は接触端子での振幅の、1/2、1/3、1/4となるので、接触端子で検出可能な電圧信号の振幅はさらに大きくなり、検出可能な電圧信号のダイナミックレンジはさらに大きくなる。
第3の観点では、本発明は、前記第1又は第2の観点の光電圧プローブにおいて、前記コンデンサは、回転軸を有する筐体に組み込まれて前記回転軸を回転することにより容量を調整可能とした可変容量コンデンサであって、前記パッケージは、外部より前記回転軸を回転させるための用具を差し込むための穴を有することを特徴とする。本観点の発明は、一般的な可変容量コンデンサやトリマコンデンサ等の回転軸をパッケージに設けた穴からドライバ等を挿入して回転させることによりコンデンサの容量を変えるものである。
第4の観点では、本発明は、前記第3の観点の光電圧プローブにおいて、前記調整の後に、前記穴を塞ぐ手段を有することを特徴とする。パッケージに穴を開けたままにしておくと、パッケージが電磁波の遮蔽効果を有する場合には遮蔽効果の劣化が生じてしまう。そこで遮蔽材料をその穴に挿入するか、又は遮蔽材料で穴の蓋をする等の方法により遮蔽効果の劣化を防ぐことができる。また、穴を塞ぐことにより、パッケージ内への埃等の侵入をふせぐことができる。
第5の観点では、本発明は、前記第1又は第2の観点の光電圧プローブにおいて、前記コンデンサは前記変調電極の一方に並列に接続された複数のコンデンサを有し、該複数のコンデンサの少なくとも1つを選択して前記信号線路に直列に接続する接続手段を有することを特徴とする。本観点の発明では、例えば、変調電極の一方に並列に互いに容量の異なる複数のコンデンサの一方の端子を接続しておき、上記のコンデンサの1つを選択してその他方の端子を接触端子又は接触端子取り付け部から導かれる信号線路に接続する切り替え器等を備え、その切り替え器の操作をパッケージの外部より操作可能とすることにより、信号線路に直列に挿入されるコンデンサの容量を調整することができる。
第6の観点では、本発明は、前記第1又は第2の観点の光電圧プローブにおいて、前記変調電極の一方に並列に接続された容量が互いに異なる複数のコンデンサと、該複数のコンデンサにそれぞれ直列に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した複数の接触端子取り付け部と、前記変調電極の他方に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した1つの接触端子取り付け部を有することを特徴とする。本観点の発明では、それぞれ異なる容量のコンデンサを直列に接続した信号線路を有する複数の接触端子取り付け部を備えており、接触端子取り付け部を選択することにより接触端子から導かれる信号線路に直列に挿入されるコンデンサの容量を選択して調整することができる。
第7の観点では、本発明は、前記第1乃至第6の観点の光電圧プローブにおいて、前記パッケージは、前記接触端子又は前記接触端子取り付け部を開放にして測定周波数の電波を照射した場合に出力する前記光強度変調信号の強度が、該パッケージがない場合に出力する光強度変調信号の強度に対して15dB以上の減衰を生ずる電波の遮蔽効果を有することを特徴とする。光変調器を電波の遮蔽効果を有するパッケージで覆うことにより、測定個所の周囲の電磁波ノイズが光変調器の変調電極や変調電極に至る途中の信号線路等の配線により受信されるのを防ぐことができる。光電圧プローブでは、電波の遮蔽効果として、接触端子に何も接続しない状態において、パッケージがない場合に受信される電磁波ノイズ信号を15dB以上減衰させる遮蔽効果を有するパッケージであれば、実用上、目的とする十分な性能が得られることを発明者らの実験により確認している。
なお、電波の遮蔽効果を得るためのパッケージの材料としては、金属が代表的な材料であるが、金属以外にもカーボンのような導電体材料も可能であり、また、電波吸収体でパッケージを構成してもよい。パッケージの形状は光変調器及び接触端子から変調電極に至る途中の配線を内部に収納して覆うものであれば任意の形状が可能である。光電圧プローブにおいて、測定時に接触端子からの電磁波ノイズの受信を防ぐため、接触端子の長さはできるだけ短い方が望ましい。また、接触端子取り付け部を有する場合、接触端子取り付け部はパッケージの表面の位置より内側に設置されていることが望ましい。その部分がパッケージより外側に突出していると、接触端子を接続したときの突出部分の全体の長さも長くなり、電磁波ノイズのアンテナとなってしまうからである。
第8の観点では、本発明は、前記第1乃至第7の観点の光電圧プローブにおいて、前記光変調器は、ニオブ酸リチウム結晶基板上に形成された光導波路を用いた分岐干渉型光変調器であることを特徴とする。本観点の発明は、光変調器として、従来から用いられているニオブ酸リチウム結晶上に形成された光導波路による分岐干渉型光変調器を用いるものである。分岐干渉型光変調器の基本構成は、光の入射側から延びる入力光導波路と、入力光導波路から二股に分岐して延びる2本の位相シフト導波路と、その2本の位相シフト光導波路が合流して光の出射側につながる出力光導波路と、位相シフト導波路に並行に配置された変調電極により構成される。電圧信号を変調電極を介して位相シフト導波路に印加し、位相シフト光導波路の屈折率を変化させ、その2つの位相シフト光導波路を通過した光が合流して干渉し、光強度が変調される。小型、高効率、広帯域の光変調器が得られるので、本発明の光電圧プローブに適している。
第9の観点では、本発明は、前記第8の観点の光電圧プローブにおいて、前記光変調器は、入射光を内部で反射して折り返す反射型光変調器であって、前記入力光ファイバと出力光ファイバは1本の入出力光ファイバで構成されていることを特徴とする。本観点の発明の反射型光変調器は、入射光を位相シフト導波路において反射させて入射側の光導波路に戻す構成を用いる。このような反射型の光変調器の構成を用いることにより、透過型の光変調器に比べて同じ電極長に対して2倍の長さ光が透過するので、光変調器の高効率化、広帯域化が可能となり、かつ小型化が可能となる。さらに、光変調器に接続される光ファイバが1本であるので取り扱いが容易となる。
第10の観点では、本発明は、前記第8又は第9の観点の光電圧プローブにおいて、前記2つの変調電極間には、該2つの変調電極と互いに容量結合した少なくとも1つの電極を有することを特徴とする。本観点の発明は、変調電極として、長手方向に分割され互いに容量結合した複数の電極からなるいわゆる分割電極を用いるものである。一般的に、変調電極の光導波路に沿った長さを長くすると変調効率が高くなり、光電圧プローブにおける検出電圧感度は大きくなる。しかし、変調電極の長さを長くすると電気容量は増加してしまう。電極容量が大きいと電気信号の周波数が高くなるにつれて等価的なインピーダンスが低下し、電極に印加される電圧が低下することにより変調効率が低下する。そこで、高周波の信号検出のためには、電極の容量はできるだけ小さいことが望ましい。この変調電極の長さと電気容量のトレードオフの関係を改善する有力な手段が、1つの変調電極を容量結合した複数の電極に分割した分割電極である。この分割電極を使用することにより、高効率、広帯域の光変調器を得ることができる。
上記のように、本発明により、完成された1つの光電圧プローブだけを使用しても、広い範囲の電圧信号の測定を可能とする光電圧プローブが得られる。
実施例1に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す構成図であり、図1(a)は透過型の平面図、図1(b)は透過型の側面図、図1(c)は接触端子取り付け部の部分拡大断面図。 実施例1に係る光電圧プローブを用いた測定システムのブロック構成図。 実施例1の光電圧プローブに内蔵される反射型の光変調器の構成の一例を模式的に示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)はA-A断面図。 実施例2に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す図であり、図4(a)は透過型の平面図、図4(b)は複数のコンデンサを備えた信号線路部の構成を示す部分拡大平面図、図4(c)は透過型の側面図、図4(d)はコンデンサの選択構造の部分拡大断面図。 実施例3に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す図であり、図5(a)は透過型の平面図、図5(b)は光変調器上に配置された複数のコンデンサ電極の構成を示す部分拡大平面図、図5(c)は透過型の側面図。
以下、図面を参照して本発明の光電圧プローブを実施例により詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明を省略する。
図1は実施例1に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す構成図であり、図1(a)は透過型の平面図、図1(b)は透過型の側面図、図1(c)は接触端子取り付け部の部分拡大断面図である。
図1において、本実施例の光電圧プローブ10は、2つの変調電極11及び12を備え、変調電極11と変調電極12間の電圧に依存して入射光を強度変調して出力する光変調器1と、光変調器1に接続された入力光ファイバ及び出力光ファイバとを備えている。さらに、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能に構成される2つの接触端子3及び4をそれぞれ接続可能に構成した接触端子取り付け部5及び6備え、接触端子3、4を被測定点に接触させることにより接触端子の間に生ずる電圧信号を変調電極11、12にそれぞれ導く信号線路を備えている。
本実施例においては、光変調器1は、入射光を内部で反射して折り返す反射型光変調器であって、光変調器1への入力光ファイバと光変調器1からの出力光ファイバは1本の入出力光ファイバ2で構成されている。入出力光ファイバ2の先端は、光変調器1の入出射端面と端面同士を接着固定するため、フェルール7内に挿入され固定されている。また、光変調器1はパッケージ8に固定された台座9に固定され、光変調器1及び入出力光ファイバ2の一部は、金属で構成された直方体状のパッケージ8の中に収納されている。
パッケージ8内には、光変調器1に隣接して接続基板30が固定されている。接続基板30上には、接触端子3から変調電極11に至る信号線路の一部として接続線路部31と、接触端子4から変調電極12に至る信号線路の一部として接続線路部32が設置されている。接続線路部31には変調電極11と接触端子取り付け部5との間に直列にトリマコンデンサ33が接続されている。トリマコンデンサ33は、回転軸を有する筐体に組み込まれてその回転軸を回転することにより容量を調整可能としたコンデンサであり、パッケージ8の上部に設けた穴34よりドライバを挿入してトリマコンデンサ33の上部のマイナス溝を回転できるようにしている。接続線路部32は変調電極12と接触端子取り付け部6との間を接続する電極パッドである。変調電極11及び12と接続線路部31及び32との間、及び接続線路部31及び32と接触端子取り付け部5及び6との間は、それぞれリード線で接続されている。また、本実施例では遮蔽効果の劣化を防ぐため、穴34を塞ぐための金属又は導電物質で構成された蓋35を備えている。
接触端子取り付け部5及び6は、図1(c)に示すように、筒状の絶縁体14と、その内部に収納され固定された金属の筒状の端子挿入部15とからなり、測定時には接触端子取り付け部5の端子挿入部15に接触端子3が挿入され、接触端子取り付け部6の端子挿入部15に接触端子4が挿入される。端子挿入部15には接続線路部31又は32へ接続するためのリード線16が取り付けられ、絶縁体14がパッケージ8に固定されている。本実施例においては、接触端子取り付け部5及び6はパッケージ8の表面の位置より内側に設置されている。また、2つの接触端子取り付け部5と6の中心間隔は5mm程度であり、2つの接触端子3及び4が取り付けられたとき、その間隔Pも5mm程度となる。このように接触端子の間隔を3mm以上離すことにより、高い入力インピーダンスが得られている。
次に、本実施例の光電圧プローブ10を用いた測定システムについて説明する。
図2は実施例1に係る光電圧プローブを用いた測定システムのブロック構成図である。図2に示すように、光電圧プローブ10には、光送受信ユニット21より入出力光ファイバ2を通して入射光17が送られ、光変調器1より出力される光強度変調信号18が同じ入出力光ファイバ2より送受信ユニット21に入力される。
光送受信ユニット21は、半導体レーザ等の光源22、O/E変換器23、入射光17と光強度変調信号18を分離するための送受分離器24、アンプ25を備えている。光源22からの出射光は送受分離器24を通して入出力光ファイバ2に結合し、入出力光ファイバ2から戻る光強度変調信号18は送受分離器24を通してO/E変換器23に入力する。O/E変換器23において光強度変調信号18は電気信号に変換され、アンプ25により増幅されて出力端子26に出力される。その電気信号はオシロスコープ等の測定器27の入力端子28に入力される。送受分離器24は、光サーキュレータ、光ファイバ分岐、半透過ミラーのいずれかを用いて構成することができる。
図2は、被測定点として、電気回路基板29上に組み込まれた電気部品19の2つの端子間に印加されている電圧信号を測定する場合を示している。電気部品19の測定しようとする2つの端子に光電圧プローブ10の接触端子3及び4を接触させる。
以上のように、接触端子3及び4を通して入力される電圧信号はトリマコンデンサ33の容量と変調電極11及び12間の容量とに依存した所定の割合で縮小されて変調電極11及び12に導かれ、この電圧信号が光変調器1により光強度変調信号18に変換される。その光強度変調信号18は光送受信ユニット21内で電気信号に変換される。測定器27によりその電圧波形を観測等することにより電気部品19の2つの端子間に印加されている電圧信号波形を把握することができる。
図3は、本実施例の光電圧プローブ10に内蔵される反射型の光変調器1の構成の一例を模式的に示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)はA-A断面図である。
図3において、光変調器1は、電気光学効果を有する結晶であるニオブ酸リチウム(LiNbO)結晶からXカットで切り出して作られた基板41と、基板41の上面側にTi拡散によって作られた分岐干渉型光導波路42と、基板41の上面側に成膜されたバッファ層43と、バッファ層43の上に成膜された変調電極11及び12を含む変調電極部44と、基板41の一方の端部に設置された光反射部45とから構成されている。変調電極部44は、スパッタリング等によって成膜されたクロム(Cr)と金(Au)の2層膜である。
分岐干渉型光導波路42は、入力光の入射側に延びる1本の入出力光導波路42aと、入出力光導波路42aから二股に分岐して延びる2本の位相シフト導波路42b,42cとから構成されている。入出力光導波路42aや位相シフト光導波路42b,42cでは、延伸方向に垂直な方向の幅Wはすべて等しい。また、位相シフト光導波路42b,42cは、それらの延伸方向の長さはほぼ等しい。
これらの光導波路の幅Wは、5~12μmの範囲にある。位相シフト光導波路42b,42cの延伸方向の長さは、10~30mmの範囲にある。位相シフト光導波路42bと42cは、その中央部分が幅方向へ所定の間隔で離間し、互いに平行に延びている。中央部分における位相シフト光導波路42bと42cの間の間隔は、15~50μmの範囲にある。なお、入出力光導波路42a、位相シフト光導波路42b、42cの幅W、位相シフト光導波路42b,42cの長さ、位相シフト光導波路42b、42c間の間隔について特に限定はなく、それら寸法を任意に設定することができる。
バッファ層43は、光導波路42を伝播する光の一部が変調電極部44に吸収されることを防止する目的で設けられる。バッファ層43は、主として二酸化ケイ素(SiO)膜等から作られ、その厚さは0.1~1.0μm程度である。
光変調器1においては、変調電極部44は、分岐干渉型光導波路42の長手方向に分割され互いに容量結合した3つの電極46、47、48からなる分割電極により構成されている。なお、電極46は変調電極11の一部であり、電極48は変調電極12の一部である。信号入力側の変調電極11の一部である電極46は、位相シフト光導波路42bと42cの間に配置された電極部46aを有している。電極47は、位相シフト光導波路42b,42cを挟んで電極部46aの両側に配置された電極部47bと、位相シフト光導波路42bと42cの間に配置された電極部47aを有している。変調電極12の一部である電極48は、位相シフト光導波路42b,42cを挟んで電極部47aの両側に配置された電極部48bを有している。変調電極11と12間で、電極46と47、及び電極47と48は互いに容量結合して直列に配置されていることになる。
基板41の入出力光導波路42aの光入出射端には入出力光ファイバ2の入出射端面が結合している。光反射部45は、入出力光導波路42aから入射して位相シフト光導波路42b,42cを伝播した光を反射し、位相シフト光導波路42b,42cから入出力光導波路42aへ戻して伝播させる。変調電極11及び12間への電圧印加により、電極部46aと47bとの間、及び電極部47aと48bとの間の2つの位相シフト光導波路42b,42c中に互いに逆向きに電界が印加される。これにより、位相シフト光導波路42bと42cには互いに逆向きの屈折率変化が生じ、それらを通過する光に互いに逆極性の位相シフトが生じ、それらの光が合流するときに互いに干渉して強度変化が生ずる。これにより変調電極11及び12間への印加電圧に対応した光強度変化を有する光強度変調信号が得られる。
本実施例の具体的な設計値の一例として、変調電極11と12の間の容量の値を2pF程度とすることができ、この場合トリマコンデンサ33の容量を0.5~4pFの間で調整可能とすると、接触端子3及び4間の電圧信号は調整により1/5~2/3程度の範囲で縮小されて変調電極11と12の間に印加されるので、光電圧プローブの検出可能な電圧信号のダイナミックレンジはトリマコンデンサ33がない場合の3倍以上となり、広い範囲の電圧信号の測定が可能となる。
図4は実施例2に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す図であり、図4(a)は透過型の平面図、図4(b)は複数のコンデンサを備えた信号線路部の構成を示す部分拡大平面図、図4(c)は透過型の側面図、図4(d)はコンデンサの選択構造の部分拡大断面図である。図4に示すように、本実施例2の光電圧プローブ20において、実施例1と同様に、光変調器1が金属で構成された直方体状のパッケージ38内に設置され固定され、被測定点に接触可能に構成される2つの接触端子3及び4をそれぞれ接続可能に構成した接触端子取り付け部5及び6を備え、接触端子3、4を被測定点に接触させることにより接触端子の間に生ずる電圧信号を変調電極11、12にそれぞれ導く信号線路を備えている。
パッケージ38内には、光変調器1に隣接して接続基板50が固定されている。接続基板50上には、接触端子3から変調電極11に至る信号線路の一部として接続線路部51と、接触端子4から変調電極12に至る信号線路の一部として接続線路部59が設置されている。接続線路部59は、変調電極12と接触端子取り付け部6とを接続する電極パッドである。接続線路部51には変調電極11側の電極パッド52と接触端子取り付け部5側の電極パッド53が対抗して設けられている。電極パッド52と53の間には信号線路部54、55、56、57からなる4つの信号線路部が設けられ、その中の任意の1つの信号線路部を選択して接触端子3から変調電極11に至る信号線路に直列に接続可能に構成されている。信号線路部54には電極パッド52に接続した電極パッドが設置され電極パッド53との間に隙間を設けている。信号線路部55、56、57には電極パッド52に接続したそれぞれ容量の異なるチップコンデンサが設置され、すべて電極パッド53との間に隙間を設けている。
さらに、信号線路部54、55、56、57と電極パッド53との間の隙間を上部から覆ってそのいずれかの対向電極間を短絡する薄い金属板58aをゴム等の弾力性を有する絶縁体棒58bの先端に設けた短絡棒58を挿入する4つの管を備えた差込部60を設けている。また、短絡棒58を上から押さえて固定し、かつ、差込部60を塞ぐための蓋61を備えている。これにより、信号線路部54、55、56、57と電極パッド53との間のいずれかを選択して短絡棒58により短絡することができる。
本実施例の具体的な設計値の一例として、変調電極11と12の間の容量の値を2pFとする場合、信号線路部55、56、57に接続したチップコンデンサの容量をそれぞれ4pF、1pF、0.5pFとすれば、接触端子3及び4間の電圧信号は、それぞれの信号線路部を通過して変調電極に印加される場合、それぞれ、2/3、1/3、1/5となるので、光電圧プローブの検出可能な電圧信号のダイナミックレンジは切り替えにより信号線路部54のみを通過する通常の場合に比べて5倍まで可能となり、広い範囲の電圧信号の測定が可能となる。
図5は実施例3に係る光電圧プローブの構成を模式的に示す図であり、図5(a)は透過型の平面図、図5(b)は光変調器上に配置された複数のコンデンサ電極の構成を示す部分拡大平面図、図5(c)は透過型の側面図である。図5に示すように、本実施例3の光電圧プローブ70において、実施例1と同様に、変調電極11及び12を有する光変調器81が金属で構成された直方体状のパッケージ88内に設置され、台座89により固定されている。本実施例においては、被測定点に接触可能に構成される接触端子3を接続可能に構成した4つの接触端子取り付け部83,84、85、86と接触端子4を接続可能にした接触端子取り付け部82を備えている。接触端子3、4を被測定点に接触させることにより接触端子の間に生ずる電圧信号は、接触端子取り付け部83,84、85、86のいずれか1つと接触端子取り付け部82を通過する信号線路により変調電極11、12に導かれる。接触端子取り付け部82~86の基本構造は接触端子取り付け部5及び6と同じである。
本実施例の光変調器81の変調電極は、実施例1の光変調器1の変調電極11及び12と同様な変調電極を有し、それらの電極の外部への取り出し部として変調電極11及び12にそれぞれ電極パッド71及び電極パッド72を付加している。電極パッド72は変調電極12を電極端子取出し部82に接続するための電極パッドである。図5(b)に示すように、電極パッド71には、電極パッド71に接続された電極パッド73と、電極パッド71とそれぞれ異なる間隔dを挟んで対向する電極パッドからなるコンデンサ電極74、75、76が設置され、電極パッド73、コンデンサ電極74、75、76はそれぞれ電極端子取出し部83、84、85、86に接続されている。すなわち、電極パッド71とコンデンサ電極74,75、76によりそれぞれ異なる容量のコンデンサが構成されており、接続端子3を接続する電極端子取出し部83、84、85、86の選択により、接続端子3及び4の間に生ずる電圧信号は、直列に挿入された異なる容量のコンデンサを経由して変調電極11及び12に導かれる。
本実施例の具体的な設計値の一例として、変調電極11と12の間の容量の値を2pFとする場合、コンデンサ電極74、75、76の幅を1~2mm、電極71との間の間隔dの値をそれぞれ2.5μm、5.0μm、10μm程度とすると、電極71との間で構成されるコンデンサの容量はそれぞれ1~3pF、0.5~1.5pF、0.3~0.8pF程度となる。これにより、接触端子3及び4間の電圧信号は、接触端子取り付け部84、85、86をそれぞれ通過して変調電極に印加される場合、それぞれ、1/2程度、1/3程度、1/5程度となるので、光電圧プローブの検出可能な電圧信号のダイナミックレンジは接触端子83のみを通過する通常の場合よりも大幅に拡大される。
上記のように、本発明の光電圧プローブにおいては、従来よりも大幅に広い範囲の電圧信号の測定が可能となる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではないことは言うまでもなく、目的に応じて様々な変形が可能である。例えば、信号線路に直列に挿入されてパッケージ内に収納されたコンデンサ、及びそのコンデンサの容量をパッケージの外部より調整する調整手段は上記の実施例に示した以外のものであってもよい。また、使用する光変調器の方式は反射型だけでなく、透過型光変調器であってもよい。変調電極に分割電極を使用する場合、その分割数は、目的とする測定電圧の周波数、振幅などに応じて任意に設定可能である。変調電極は分割電極でなくともよい。接触端子及び接触端子取り付け部の形状、構造、接続及び固定方法なども目的に合わせて選択可能である。また、パッケージの材料も目的に合わせて選択可能である。パッケージの形状や構造も任意に選択可能である。
1 光変調器
2 入出力光ファイバ
3,4 接触端子
5,6,82,83,84,85,86 接触端子取り付け部
7 フェルール
8,38,88 パッケージ
9,89 台座
10,20,70 光電圧プローブ
11,12 変調電極
13 固定部品
14 絶縁体
15 端子挿入部
16 リード線
17 入射光
18 光強度変調信号
19 電気部品
21 光送受信ユニット
22 光源
23 O/E変換器
24 送受分離器
25 アンプ
26 出力端子
27 測定器
28 入力端子
29 電気回路基板
30,50 接続基板
31,32,51,59 接続線路部
33 トリマコンデンサ
34 穴
35,61 蓋
41 基板
42 分岐干渉型光導波路
42a 入出力光導波路
42b,42c 位相シフト光導波路
43 バッファ層
44 変調電極部
45 光反射部
46,47,48 電極
46a,47a,47b,48b 電極部
52,53,71,72,73 電極パッド
54,55,56,57 信号線路部
58 短絡棒
58a 金属板
58b 絶縁体棒
60 差込部
74,75,76 コンデンサ電極

Claims (10)

  1. 少なくとも2つの変調電極を備え、該2つの変調電極間の電圧に依存して入射光を強度変調して出力する光変調器と、
    前記光変調器に接続された入力光ファイバ及び出力光ファイバと、
    前記変調電極に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な2つの接触端子、又は、前記変調電極に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した2つの接触端子取り付け部と、
    前記接触端子を前記被測定点に接触させることにより前記接触端子の間に生ずる電圧信号を前記変調電極に導く信号線路と、
    前記光変調器と前記入力光ファイバ及び前記出力光ファイバの一部を収納したパッケージと、を有し、
    前記電圧信号を前記光変調器により光強度変調信号に変換して前記出力光ファイバより出力する電圧プローブヘッドであって、
    前記信号線路のいずれかに直列に挿入されて前記パッケージ内に収納されたコンデンサと、該コンデンサの容量を前記パッケージの外部より調整する調整手段とを備え、
    前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅を前記調整手段により調整可能としたことを特徴とする光電圧プローブ。
  2. 前記コンデンサの容量の最小値が前記2つの変調電極間の容量の2倍未満であって、前記コンデンサの容量が最大値となるときに前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅に対し前記コンデンサの容量が最小値となるときに前記変調電極に印加される前記電圧信号の振幅は2/3以下であることを特徴とする請求項1に記載の光電圧プローブ。
  3. 前記コンデンサは、回転軸を有する筐体に組み込まれて前記回転軸を回転することにより容量を調整可能とした可変容量コンデンサであって、前記パッケージは、外部より前記回転軸を回転させるための用具を差し込むための穴を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光電圧プローブ。
  4. 前記調整の後に、前記穴を塞ぐ手段を有することを特徴とする請求項3に記載の光電圧プローブ。
  5. 前記コンデンサは前記変調電極の一方に並列に接続された複数のコンデンサを有し、該複数のコンデンサの少なくとも1つを選択して前記信号線路に直列に接続する接続手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光電圧プローブ。
  6. 前記変調電極の一方に並列に接続された容量が互いに異なる複数のコンデンサと、該複数のコンデンサにそれぞれ直列に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した複数の接触端子取り付け部と、
    前記変調電極の他方に接続され、電気回路又は電気配線上の被測定点に接触可能な接触端子を接触させて着脱可能に構成した1つの接触端子取り付け部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光電圧プローブ。
  7. 前記パッケージは、前記接触端子又は前記接触端子取り付け部を開放にして測定周波数の電波を照射した場合に出力する前記光強度変調信号の強度が、該パッケージがない場合に出力する光強度変調信号の強度に対して15dB以上の減衰を生ずる電波の遮蔽効果を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光電圧プローブ。
  8. 前記光変調器は、ニオブ酸リチウム結晶基板上に形成された光導波路を用いた分岐干渉型光変調器であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電圧プローブ。
  9. 前記光変調器は、入射光を内部で反射して折り返す反射型光変調器であって、前記入力光ファイバと出力光ファイバは1本の入出力光ファイバで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の光電圧プローブ。
  10. 前記2つの変調電極間には、該2つの変調電極と互いに容量結合した少なくとも1つの電極を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の光電圧プローブ。

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