JP2023001427A - アンテナコイル、および、アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のコイル導体と磁性体コアとを備える薄型のアンテナコイル及びアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナコイル10は、磁性体コア20、複数のコイル導体31、32、33及び複数のガイド部材41-48を備える。磁性体コア20は、主体と複数の鍔部とを備える。主体は、表側の主面F01及び裏側の主面、複数の側面を有する。複数の鍔部は、主体の側面から外方に突出する。コイル導体33は、主体の側面に沿って巻き付けられる。鍔部は、主体の厚み方向における裏側の主面側のみに配置される。複数のガイド部材41-48は、主体の主面F01に固定される。コイル導体33は、複数のガイド部材41-48における主面F01に固定される平板部と複数の鍔部との間に配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、複数のコイル導体と磁性体コアとを備えたアンテナコイルに関する。
特許文献1には、アンテナコイルが記載されている。特許文献1に記載のアンテナコイルは、磁心(磁性体コア)と、磁心に巻き付けられた複数のコイル導体を備える。
複数のコイル導体は、それぞれに巻回形の第1コイル導体、第2コイル導体、および、第3コイル導体を備える。第1コイル導体、第2コイル導体、および、第3コイル導体の軸はそれぞれに直交する。
磁心は、平板上の主体と鍔部とを備える。鍔部は、平面視において、主体よりも外方に突出する形状である。
第1コイル導体と第2コイル導体は、それぞれの一部が主面上に配置されるように、主体に巻き付けられる。第3コイル導体は、主体の側面(外縁)に沿って巻き付けられる。
鍔部は、第3コイル導体は、主体の厚み方向の両側から挟むように配置される。
しかしながら、特許文献1に示すような従来のアンテナコイルでは、鍔部を主体の厚み方向の両側に配置するので、薄型化に不利である。
したがって、本発明の目的は、薄型化が可能なアンテナコイルを提供することにある。
この発明のアンテナコイルは、磁性体コアと、磁性体コアに巻き付けられた第1コイル導体、第2コイル導体、および、第3コイル導体と、磁性体コアに固定され、金属板からなる第1ガイド部材と、を備える。
磁性体コアは、主体と鍔部とを備える。主体は、平板状であり、互いに平行な第1主面および第2主面と、第1主面および第2主面の外縁に沿う側面とを有する。鍔部は、主体の平面視において側面から外方に突出する。
第1コイル導体と第2コイル導体は、第1主面および第2主面上で交差するように、主体に巻き付けられる。第3コイル導体は、主体の側面に沿って巻き付けられる。
鍔部は、主体の厚み方向における第2主面側のみに配置される。第1ガイド部材は、第1主面に固定される。第3コイル導体は、鍔部と第1ガイド部材との間に配置される。
この構成では、鍔部が主体の厚み方向の一方端のみに配置される。これにより、磁性体コアは薄くなる。この際、第1ガイド部材を備えることによって、第3コイル導体は第1ガイド部材と鍔部とによって安定して保持される。
この発明によれば、薄型のアンテナコイルを実現できる。
[アンテナコイル]
本発明の実施形態に係るアンテナコイルについて、図を参照して説明する。
本発明の実施形態に係るアンテナコイルについて、図を参照して説明する。
図1は、アンテナコイルの外観斜視図である。図2は、アンテナコイルの第1平面図である。図3は、アンテナコイルの第2平面図である。図4(A)、図4(B)は、アンテナコイルの側面図である。図4(A)は、図2の矢印Aで視た側面図であり、図4(B)は、図2の矢印Bで視た側面図である。
図5は、アンテナコイルのコイル導体を省略した外観斜視図である。図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)は、アンテナコイルのコイル導体を省略した四面図である。図6(A)は、第1平面図であり、図6(B)は、第1側面図(図2の矢印Aで視た側面図に対応)であり、図6(C)は、第2平面図であり、図6(D)は、第2側面図(図2の矢印Bで視た側面図に対応)である。
図7(A)、図7(B)、図7(C)、図7(D)は、アンテナコイルのコイル導体を省略した四面図である。図7(A)は、第1平面図であり、図7(B)は、第1側面図(図2の矢印Aで視た側面図に対応)であり、図7(C)は、第2平面図であり、図7(D)は、第2側面図(図2の矢印Bで視た側面図に対応)である。図8は、複数の第1ガイド部材の配置態様を示す平面図である。図9は、第1ガイド部材の五面図である。
なお、上述の各図においては、図を見やすくするために、符号および符号の引き出し線を適宜省略しており、以下では、図1から図9を適宜参照して説明を行う。
図1、図2、図3、図4(A)、図4(B)等に示すように、アンテナコイル10は、磁性体コア20、コイル導体31、コイル導体32、コイル導体33、複数のガイド部材41-48(ガイド部材41、ガイド部材42、ガイド部材43、ガイド部材44、ガイド部材45、ガイド部材46、ガイド部材47、および、ガイド部材48)、複数のガイド部材51-52(ガイド部材51、および、ガイド部材52)を備える。
コイル導体31が本発明の「第1コイル導体」であり、コイル導体32が本発明の「第2コイル導体」であり、コイル導体33が本発明の「第3コイル導体」である。複数のガイド部材41-48のそれぞれが本発明の「第1ガイド部材」であり、複数のガイド部材51-52のそれぞれが本発明の「第2ガイド部材」である。
(磁性体コア20)
図2、図3、図7等に示すように、磁性体コア20は、主体21、および、複数の鍔部221-224(鍔部221、鍔部222、鍔部223、鍔部224)を備える。
図2、図3、図7等に示すように、磁性体コア20は、主体21、および、複数の鍔部221-224(鍔部221、鍔部222、鍔部223、鍔部224)を備える。
主体21は、主面F01と主面F02を有する平板である。また、主体21は、平面視して(主面F01および主面F02に直交する方向に視て)、八角形である。
主体21は、八個の側面F11、F12、F13、F14、F21、F22、F23、F24を有する。平面視において、側面F11、F12、F13、F14の長さは同じであり、側面F21、F22、F23、F24の長さは同じである。側面F11、F12、F13、F14は、側面F21、F22、F23、F24よりも長い。
側面F11と側面F13とは平行であり、側面F12と側面F14とは平行である。側面F11および側面F13の延びる方向と側面F12および側面F14の延びる方向とは、直交する。
側面F21と側面F23とは平行であり、側面F22と側面F24とは平行である。側面F21および側面F23の延びる方向と側面F22および側面F14の延びる方向とは、直交する。
側面F11、F12、F13、F14の延びる方向と側面F21、F22、F23、F24の延びる方向との成す角(鋭角)は、例えば、45°である。
側面F11と側面F12とは、側面F21によって接続される。側面F12と側面F13とは、側面F22によって接続される。側面F13と側面F14とは、側面F23によって接続される。側面F14と側面F11とは、側面F24によって接続される。
なお、主体21を平面視した形状は、上述の八角形に限るものではなく、他の形状であってもよい。
複数の鍔部221-224は、主体21の所定側面から外方に突出する形状である。複数の鍔部221-224は、主体21よりも薄い平板状である。複数の鍔部221-224は、主体21の厚み方向において、主面F02側の端部において主体21に接続する。
平面視において、複数の鍔部221-224の組からなる外形形状は、主体21の外形形状と相似形である。
鍔部221は主として側面F21から外方に突出し、鍔部221は側面F11および側面F12の外方に広がる。鍔部222は主として側面F22から外方に突出し、鍔部222は側面F12および側面F13の外方に広がる。鍔部223は主として側面F23から外方に突出し、鍔部223は側面F13および側面F14の外方に広がる。鍔部224は主として側面F24から外方に突出し、鍔部224は側面F14および側面F11の外方に広がる。
主体21は、凹部231、凹部、232、凹部233、凹部234、凹部241、および、凹部242を有する。凹部231は、主体21の側面F11から中央側にくぼむ形状である。凹部232は、主体21の側面F12から中央側にくぼむ形状である。凹部233は、主体21の側面F13から中央側にくぼむ形状である。凹部234は、主体21の側面F14から中央側にくぼむ形状である。
凹部231によって、鍔部221と鍔部224とは離間する。凹部232によって、鍔部221と鍔部222とは離間する。凹部233によって、鍔部222と鍔部223とは離間する。凹部234によって、鍔部223と鍔部224とは離間する。
凹部241および凹部242は、主体21の主面F02から主体21の中央側にくぼむ形状である。凹部241は、凹部231および凹部233に連通する。言い換えれば、凹部241は、側面F11および側面F13から外部に開口する。凹部242は、凹部232および凹部234に連通する。言い換えれば、凹部242は、側面F12および側面F14から外部に開口する。
凹部241は、凹部242よりも深い。したがって、凹部242は、凹部241によって分断される形状である。
(磁性体コア20と複数のコイル導体31、32、33の配置関係)
図1、図2、図3、図4(A)、および、図4(B)等に示すように、複数のコイル導体31、32、33は、磁性体コア20に巻き付けられる。
図1、図2、図3、図4(A)、および、図4(B)等に示すように、複数のコイル導体31、32、33は、磁性体コア20に巻き付けられる。
コイル導体31は、主体21の主面F01上、凹部231、凹部241、凹部233を通る巻回形である。より具体的には、コイル導体31は、絶縁被膜が施された線状導体によって構成される。この線状導体が主体21の主面F01上、凹部231、凹部241、凹部233を通るように主体21に所定回数巻き付けられることによって、コイル導体31は形成される。
コイル導体32は、主体21の主面F01上、凹部232、凹部242、凹部234を通る巻回形である。より具体的には、コイル導体32は、絶縁被膜が施された線状導体によって構成される。この線状導体が主体21の主面F01上、凹部232、凹部242、凹部234を通るように主体21に所定回数巻き付けられることによって、コイル導体32は形成される。
コイル導体32は、主面F01上において、コイル導体31と重なる部分を有する。この重なる部分では、コイル導体32は、コイル導体31よりも主体21から離間して配置される。すなわち、主体21の主面F01からコイル導体31、コイル導体32の順で配置される。
コイル導体33は、主体21の側面F11、F21、F12、F22、F13、F23、F14、F24上を通る巻回形である。より具体的には、コイル導体33は、絶縁被膜が施された線状導体によって構成される。この線状導体が主体21の側面F11、F21、F12、F22、F13、F23、F14、F24上を通るように主体21に所定回数巻き付けられることによって、コイル導体33は形成される。
これらによって、直交3軸のアンテナコイル、例えば、LF帯のアンテナを実現できる。
(ガイド部材41-48)
複数のガイド部材41-48は、金属板からなり、金属板を打ち抜き、折り曲げ加工することによって形成される。複数のガイド部材41-48を形成する金属板は、複数の鍔部221-224よりも薄い。複数のガイド部材41-48が金属板であることによって、複数のガイド部材41-48の後述する各部は、鍔部221-224より薄くても、鍔部221-224よりも破損し難い。
複数のガイド部材41-48は、金属板からなり、金属板を打ち抜き、折り曲げ加工することによって形成される。複数のガイド部材41-48を形成する金属板は、複数の鍔部221-224よりも薄い。複数のガイド部材41-48が金属板であることによって、複数のガイド部材41-48の後述する各部は、鍔部221-224より薄くても、鍔部221-224よりも破損し難い。
図8、図9等に示すように、ガイド部材41、43、45、47は、同じ形状であり、磁性体コア20に対する配置位置、平面視における配置の向きが異なる。ガイド部材42、44、46、48は、同じ形状であり、磁性体コア20に対する配置位置、平面視における配置の向きが異なる。ガイド部材41とガイド部材42とは、平面視において、引き出し配線部の引き出し方向が逆なだけで、他の構成は同様である。
このように、複数のガイド部材41-48の構成は、ほぼ同様である。したがって、図9を参照し、ガイド部材41を用いて、複数のガイド部材41-48のより具体的な構成を説明する。
ガイド部材41は、第1平板411、第2平板412、第3平板413、および、引き出し配線部414を備える。第1平板411と第2平板412とは、互いに平行に配置される。第3平板413は、第1平板411および第2平板412に直交している。第3平板413は、第1平板411と第2平板412とを接続する。引き出し配線部414は、第1平板411よりも幅の狭い帯状の導体である。引き出し配線部414の一方端は、第1平板411の先端部(第3平板413に接続する付け根部と反対側の端部)付近に接続する。引き出し配線部414は、第1平板411が先端部から付け根部に延びる方向に対して、所定の鋭角(例えば45°)を成すように配置される。
図1から図6に示すように、複数のガイド部材41-48は、磁性体コア20に固定される。
ガイド部材41とガイド部材42とは、平面視において、鍔部221に重なるように配置される。ガイド部材41とガイド部材42とは接触していない。
ガイド部材41は、鍔部221における側面F21から側面F11側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材41は、平面視において第3平板413が鍔部221およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材41の第1平板411は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材41の第2平板412は、鍔部221の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材42は、鍔部221における側面F21から側面F12側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材42は、平面視において第3平板423が鍔部221およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材42の第1平板421は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材42の第2平板422は、鍔部221の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材41とガイド部材42とは、それぞれの引き出し配線部414と引き出し配線部424とが並走して側面F21から外部に突出するように、配置される。
ガイド部材43とガイド部材44とは、平面視において、鍔部222に重なるように配置される。ガイド部材43とガイド部材44とは接触していない。
ガイド部材43は、鍔部222における側面F22から側面F12側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材43は、平面視において第3平板433が鍔部222およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材43の第1平板431は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材43の第2平板432は、鍔部222の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材44は、鍔部221における側面F22から側面F13側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材44は、平面視において第3平板443が鍔部222およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材44の第1平板441は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材44の第2平板442は、鍔部222の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材43とガイド部材44とは、それぞれの引き出し配線部434と引き出し配線部444とが並走して側面F22から外部に突出するように、配置される。
ガイド部材45とガイド部材46とは、平面視において、鍔部223に重なるように配置される。ガイド部材45とガイド部材46とは接触していない。
ガイド部材45は、鍔部223における側面F23から側面F13側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材45は、平面視において第3平板453が鍔部223およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材45の第1平板451は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材45の第2平板452は、鍔部223の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材46は、鍔部223における側面F23から側面F14側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材46は、平面視において第3平板463が鍔部223およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材46の第1平板461は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材46の第2平板462は、鍔部223の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材45とガイド部材46とは、それぞれの引き出し配線部454と引き出し配線部464とが並走して側面F23から外部に突出するように、配置される。
ガイド部材47とガイド部材48とは、平面視において、鍔部224に重なるように配置される。ガイド部材47とガイド部材48とは接触していない。
ガイド部材47は、鍔部224における側面F24から側面F14側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材47は、平面視において第3平板473が鍔部224およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材47の第1平板471は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材47の第2平板472は、鍔部224の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材48は、鍔部224における側面F24から側面F11側につながる部分に重なるように配置される。ガイド部材48は、平面視において第3平板483が鍔部224およびコイル導体33よりも外方となるように配置される。ガイド部材48の第1平板481は、主体21の主面F01に当接した状態で接着され、固定される。ガイド部材48の第2平板482は、鍔部224の主面F02に当接した状態で接着され、固定される。
ガイド部材47とガイド部材48とは、それぞれの引き出し配線部474と引き出し配線部484とが並走して側面F24から外部に突出するように、配置される。
複数のガイド部材41-48は、それぞれ2個を一組として、ガイド部材の各組は、それぞれに異なるコイル導体31、32、33に接続する。そして、コイル導体31、32、33に接続したガイド部材の第2平板が、それぞれのコイル導体31、32、33の外部接続端子となる。
(ガイド部材51、52)
ガイド部材51、52は、一方向に延びる突起を有する形状である。ガイド部材51、52は、金属板からなり、プレス加工等によって形成される。
ガイド部材51、52は、一方向に延びる突起を有する形状である。ガイド部材51、52は、金属板からなり、プレス加工等によって形成される。
ガイド部材51、52は、主体21の主面F01に配置される。ガイド部材51、52は、それぞれの突起の延びる方向が主面F01上でのコイル導体31の延びる方向に沿うように配置される。ガイド部材51、52は、平面視において、コイル導体32に重なる位置に配置される。
ガイド部材51は、平面視において、コイル導体31よりも側面F12側に配置される。ガイド部材52は、平面視において、コイル導体31よりも側面F14側に配置される。言い換えれば、ガイド部材51とガイド部材52との間に、コイル導体31が配置される。また言い換えれば、ガイド部材51、52は、平面視において、コイル導体31の両側に配置される。
ガイド部材51、52の突起の高さは、主体21の配置されたコイル導体31の高さと同程度である。なお、ガイド部材51、52の突起の高さは、これに限るものではないが、コイル導体31の高さと同じであると、よりよい。
そして、コイル導体32は、上述のように、コイル導体31に重なるように配置される際、ガイド部材51、52の突起の上を通過させるように配置される。
以上のような構成によって、アンテナコイル10は、例えば、次に示す効果を奏することができる。
磁性体コア20は、方鍔構造である。すなわち、アンテナコイル10は、厚み方向に配置される鍔部が1個であるので、外形形状を薄くできる。
アンテナコイル10の厚み方向において、コイル導体33は、鍔部221-224とガイド部材41-48(より具体的には、ガイド部材41-48の第1平板)とによって保持される。これにより、厚み方向におけるコイル導体33の両側に鍔部を設けなくても、コイル導体33は、磁性体コア20に安定して保持される。
さらに、コイル導体33の外面よりも外方には、ガイド部材41-48の第3平板が配置される。これにより、コイル導体33は、磁性体コア20に対して、より安定して保持される。
ガイド部材41-48は、磁性体コア20を主面F01側と主面F02側の両側から挟み込み、磁性体コア20の外方からはめ込むような構造である。したがって、ガイド部材41-48は、磁性体コア20の安定的に固定され、磁性体コア20への固定も容易である。
ガイド部材41-48の第2平板は、コイル導体31、32、33の外部接続端子を兼ねている。これにより、外部接続端子と固定用のガイド部材とを別体で形成するよりも、アンテナコイル10は、構成要素を少なくでき、構成を簡素化できる。
ガイド部材51、52を主体21の主面F01に備えることによって、主体21の主面F01側に、コイル導体31をはめ込む凹部を設けなくてもよい。これにより、主体21は薄型にでき、ひいては、アンテナコイル10を薄型にできる。
ガイド部材51、52を備え、これらの上方を通るようにコイル導体32が配置される。これにより、コイル導体31とコイル導体32との接触によるコイル導体31とコイル導体32の絶縁被膜の破損を抑制できる。したがって、アンテナコイル10は、コイル導体31とコイル導体32との短絡を抑制できる。特に、ガイド部材51、52が、コイル導体31を挟むように配置されること、ガイド部材51、52の高さがコイル導体31と同じもしくはそれ以上であることによって、コイル導体31とコイル導体32との不要な接触を抑制できる。さらに、ガイド部材51、52の高さがコイル導体31と同じであれば、アンテナコイル10の不所望な高背化を抑制できる。
なお、アンテナコイル10のみの構造であれば、複数のガイド部材41-48の引き出し配線部は、省略できる。しかしながら、次に示すアンテナ装置としては、少なくとも2この引き出し配線部を必要とする。
[アンテナ装置]
図10、図11(A)、図11(B)は、アンテナ装置の外観斜視図である。図10は、RFアンテナ導体を配置していない状態を示し、図11(A)、図11(B)は、RFアンテナ導体と配置した状態を示す。図11(A)と図11(B)とは、RFアンテナ導体の配置態様が異なる。
図10、図11(A)、図11(B)は、アンテナ装置の外観斜視図である。図10は、RFアンテナ導体を配置していない状態を示し、図11(A)、図11(B)は、RFアンテナ導体と配置した状態を示す。図11(A)と図11(B)とは、RFアンテナ導体の配置態様が異なる。
図10、図11(A)、図11(B)に示すように、アンテナ装置1は、絶縁性樹脂からなる筐体2を備える。筐体2は、2個の凹部C2の形成部を除いて、直方体形状である。
筐体2には、図示を省略しているが、アンテナコイル10が内蔵されている。言い換えれば、筐体2は、アンテナコイル10を覆っている。この際、ガイド部材41-48、より具体的には、ガイド部材41-48の第2平板部および第3平板部は、筐体2の外方に露出している。
筐体2の2個の角部には、凹部C2がそれぞれ形成されている。この2個の凹部C2によって、ガイド部材43の引き出し配線部434、ガイド部材44の引き出し配線部444、ガイド部材45の引き出し配線部454、および、ガイド部材46の引き出し配線部464は、筐体2の外方に露出している。
筐体2は、環状の溝3を有する。溝3は、筐体2の4側面(ガイド部材41-48の第3平板が露出する面)に亘ってつながる形状で形成される。
溝3には、図11(A)に示すようなRFアンテナ導体4Aや、図11(B)に示すようなRFアンテナ導体4Bが配置される。例えば、図11(A)の場合、RFアンテナ導体4Aの一方端は、引き出し配線部464に接続され、他方端は、引き出し配線部434に接続される。そして、RFアンテナ導体4Aの一方端と他方端の間の部分は、溝3に配置される。図11(B)の場合、RFアンテナ導体4Bの一方端は、引き出し配線部454に接続され、他方端は、引き出し配線部444に接続される。そして、RFアンテナ導体4Bの一方端と他方端の間の部分は、溝3に配置される。RFアンテナ導体4A、4Bのように、接続する引き出し配線部、および、配線経路を異ならせることによって、RFアンテナとしての特性(周波数、指向性等)を、適宜設定できる。
そして、このような構成によって、アンテナ装置1は、LFアンテナとRFアンテナとの両方を備えながら、薄型化を実現できる。
なお、本実施形態では、筐体2は、絶縁性樹脂のモールド体(樹脂被覆体)であるが、アンテナコイル10で電波を送受波できるもの、RFアンテナ導体4Aに対して絶縁性を得られるものであれば、他の材料等を用いてもよい。例えば、筐体2は、絶縁性を有する箱体等であってもよい。
1:アンテナ装置
2:筐体
3:溝
4A、4B:RFアンテナ導体
10:アンテナコイル
20:磁性体コア
21:主体
31、32、33:コイル導体
41、42、43、44、45、46、47、48:ガイド部材
51、52:ガイド部材
221、222、223、224:鍔部
231、232、233、234、241、242:凹部
411、421、431、441、451、461、471、481:第1平板
412、422、432、442、452、462、472、482:第2平板
413、423、433、443、453、463、473、483:第3平板
414、424、434、444、454、464、474、484:引き出し配線部
2:筐体
3:溝
4A、4B:RFアンテナ導体
10:アンテナコイル
20:磁性体コア
21:主体
31、32、33:コイル導体
41、42、43、44、45、46、47、48:ガイド部材
51、52:ガイド部材
221、222、223、224:鍔部
231、232、233、234、241、242:凹部
411、421、431、441、451、461、471、481:第1平板
412、422、432、442、452、462、472、482:第2平板
413、423、433、443、453、463、473、483:第3平板
414、424、434、444、454、464、474、484:引き出し配線部
Claims (11)
- 磁性体コアと、
前記磁性体コアに巻き付けられた第1コイル導体、第2コイル導体、および、第3コイル導体と、
前記磁性体コアに固定され、金属板からなる第1ガイド部材と、
を備え、
前記磁性体コアは、
互いに平行な第1主面および第2主面と、前記第1主面および前記第2主面の外縁に沿う側面とを有する平板状の主体と、
前記主体の平面視において前記側面から外方に突出する鍔部と、
を備え、
前記第1コイル導体と前記第2コイル導体は、前記第1主面および前記第2主面上で交差するように、前記主体に巻き付けられ、
前記第3コイル導体は、前記主体の前記側面に沿って巻き付けられ、
前記鍔部は、前記主体の厚み方向における前記第2主面側のみに配置され、
前記第1ガイド部材は、前記第1主面に固定され、
前記第3コイル導体は、前記鍔部と前記第1ガイド部材との間に配置される、
アンテナコイル。 - 前記第1ガイド部材は、前記第3コイル導体の外側面側に配置される部分を備える、
請求項1に記載のアンテナコイル。 - 前記第1ガイド部材は、前記鍔部の前記第3コイル導体側と反対側の面に重なる部分をさらに備える、
請求項2に記載のアンテナコイル。 - 前記主体の前記第2主面に形成され、前記第1コイル導体および前記第2コイル導体が嵌る凹部と、
前記主体の前記第1主面に配置され、前記第1主面から突出する形状の第2ガイド部材と、を備え、
前記第2ガイド部材は、前記平面視において、前記第2コイル導体に重なり、前記第1コイル導体に重ならない位置に配置される、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアンテナコイル。 - 前記第2ガイド部材は、複数個あり、
前記複数個の前記第2ガイド部材は、前記第1コイル導体の幅方向の両側に配置されている、
請求項4に記載のアンテナコイル。 - 前記第2ガイド部材は、前記平面視において、前記第1主面上での前記第1コイル導体の延びる方向に平行に延びる形状である、
請求項4または請求項5に記載のアンテナコイル。 - 前記第2ガイド部材の前記第1主面から突出する高さは、前記第1コイル導体の厚みと同じである、
請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のアンテナコイル。 - 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のアンテナコイルと、
前記アンテナコイルを覆う絶縁性の筐体と、
前記筐体から露出し、前記第1コイル導体、前記第2コイル導体、および、前記第3コイル導体にそれぞれ個別に接続する複数の外部接続端子と、
を備えた、アンテナ装置。 - 前記筐体の側面に沿って配置されたRFアンテナ導体を備える、
請求項8に記載のアンテナ装置。 - 前記第1ガイド部材は、
前記筐体の側面から突出する引き出し配線部と、
前記外部接続端子となる端部と、
を備え、
前記RFアンテナ導体は、前記引き出し配線部に固定される、
請求項9に記載のアンテナ装置。 - 前記筐体は、平面視において中央側にくぼむ凹部を有し、
前記引き出し配線部は、前記凹部の側面から突出する、
請求項10に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021102137A JP2023001427A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | アンテナコイル、および、アンテナ装置 |
DE102022206007.5A DE102022206007A1 (de) | 2021-06-21 | 2022-06-14 | Antennenspule und antennenvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021102137A JP2023001427A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | アンテナコイル、および、アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023001427A true JP2023001427A (ja) | 2023-01-06 |
Family
ID=84283825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021102137A Pending JP2023001427A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | アンテナコイル、および、アンテナ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023001427A (ja) |
DE (1) | DE102022206007A1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020161852A (ja) | 2017-06-19 | 2020-10-01 | 株式会社村田製作所 | アンテナコイル |
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2021
- 2021-06-21 JP JP2021102137A patent/JP2023001427A/ja active Pending
-
2022
- 2022-06-14 DE DE102022206007.5A patent/DE102022206007A1/de active Pending
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Publication number | Publication date |
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DE102022206007A1 (de) | 2022-12-22 |
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