JP2023001367A - 画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、識別器を用いた画像識別に用いられる照合画像を学習する画像処理システムのデータ量の抑制と識別器の識別性能向上の両立を目的とする。【解決手段】上記目的を達成するために、照合画像を用いて画像を識別する識別器(9)を備えた画像処理システムであって、画像識別に要する照合画像データを機械学習する機械学習エンジン(1)を備え、当該機械学習エンジンは、識別に失敗した画像(2)を用いて、識別に成功した画像(3)の探索を行い、当該探索によって得られた識別に成功した画像に、前記入力装置によって選択された前記識別に失敗した画像の部分画像に基づいて得られる情報を付加して補正照合画像データ(13)を生成する画像処理システムを提案する。【選択図】図14

Description

本開示は、画像情報に基づいて画像の識別を行う画像識別器に機械学習させる画像処理システム、及びコンピュータープログラムに係り、特に、照合画像を用いて、被照合画像を識別する画像識別器に機械学習させる画像処理システム、画像処理方法、及びコンピュータープログラムに関する。
従来、画像から特徴量を抽出し、事前にデータベース等に登録されている情報と比較照合することで対象物を判別する画像解析技術が用いられている。対象物を判別する機械学習のアルゴリズムとしてニューラルネットワークやサポートベクターマシンが知られている。いずれの方法もどのような特徴量を選ぶかによって識別精度が大きく変動するため、特徴量の選択方法が重要となっていた。
近年では、CNN(Convolutional Neural Network;畳み込みニューラルネットワーク)と呼ばれる深層学習器が開発され、注目されている(非特許文献1)。CNNは機械学習器の一種であり、画像の特徴をシステムが自動抽出して学習し、対象が何であるかを判定する仕組みである。今まで重要とされた特徴量の選択もシステムが自動抽出するため、今後は、如何なる学習データを揃えるかが重要になると思われる。特許文献1や特許文献2では学習データにノイズを加えて学習させることでノイズにロバストな判別を可能にする技術が紹介されている。
特開平5-54195号公報 特開平10-63789号公報
Alex Krizhevsky,Ilya Sutskever, and Geoffrey E Hinton, "Image Net Classification with Deep Convolutional Neural Networks", Advances InNeural Information Processing Systems, Vol.25,pp.1106-1114,2012.
機械学習では大量の学習データを用いて識別性能を向上させている。大量の学習データの準備する時間とその大量の学習データを用いて学習させるのに数週間~数カ月と時間がかかる場合もある。半導体検査や測定に用いられる走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)が出力する画像を、検査や測定の目的に応じて識別する識別器(画像処理装置)にも機械学習を導入し、識別能力を向上させることが考えられるが、予め、学習データを用いて機械学習を行っていても、実際に半導体検査を行うに当たり、SEM特有の帯電によるコントラスト低下や輝度むら、ノイズ等(以下、外乱)を伴う新種の画像に対応するための追加学習が必要になる。
学習データの準備には画像に対応した正しい判別の結果(以下、真値)を作成する必要があり、大量の学習データに対応する真値の作成作業は人手と時間が掛かる。また、学習するための学習時間も学習データの規模に応じて必要になるため、大量の学習データを用いた学習は生産ライン運用の妨げになる恐れがあり困難と考える。
そこで以下に実際に識別で失敗する画像と識別に成功する画像を用いて失敗の要因となる外乱を特定し、その外乱に絞った学習データを作成することで学習データの数を抑え、学習時間の短期間化することを目的とする画像処理システム及びコンピュータープログラムを提案する。
上記目的を達成するための一態様として、画像データから、画像に表示された物体の形状情報を抽出する画像処理システムであって、前記画像処理システムは、コンピューターシステムを有し、当該コンピューターシステムは、前記画像データと、前記画像データに含まれる指定された領域の情報データとを、学習データとして予め学習された識別器を含み、前記識別器は、前記画像データから輪郭線を識別時に抽出し、前記コンピューターシステムは、前記識別器に対して、前記画像データを入力することにより、前記物体の形状情報を出力する画像処理システムを提案する。
また、上記目的を達成するための他の態様として、画像データから、画像に表示された物体の形状情報を抽出する画像処理システムを用いた画像処理方法であって、前記画像処理システムは、コンピューターシステムを有し、当該コンピューターシステムが、識別器を有し、前記識別器により、前記画像データと、前記画像データに含まれる指定された領域の情報データとを、学習データとして予め学習し、前記識別器により、前記画像データから輪郭線を識別時に抽出し、前記コンピューターシステムにより、前記識別器に対して、前記画像データを入力することにより、前記物体の形状情報を出力する画像処理方法を提案する。
上記構成によれば、学習データ量の抑制と、識別器の識別性能向上の両立を実現することが可能となる。
画像生成装置の実施例を示す図。 画像生成装置のGUI画面の実施例を示す図。 画像生成装置の実施例を示す図。 外乱特定部の実施例を示す図。 コントラスト差分検出部の実施例を示す図。 輝度値差分検出部の実施例を示す図。 ノイズ差分検出部の実施例を示す図。 コントラスト差分判定部の実施例を示す図。 外乱画像生成の実施例を示す図。 コントラスト差分加算部の実施例を示す図。 輝度値差分加算部の実施例を示す図。 ノイズ差分加算部の実施例を示す図。 外乱画像生成の実施例を示す図。 識別部及び画像生成装置の実施例を示す図。 外乱特定部の実施例を示す図。 輝度反転検出部の実施例を示す図。 輝度反転加算部の実施例を示す図。 画像生成処理の実施例を示す図。 外乱特定処理の実施例を示す図。 外乱加算処理の実施例を示す図。 半導体計測システムの一例を説明する図。 走査電子顕微鏡の概略説明図。 学習用画像データの一例を示す図。
以下に、照合画像を用いて被照合画像を識別する識別器の照合画像を、機械学習を用いて更新する画像処理システム、或いは演算処理装置に上記更新を実行させるコンピュータープログラムであって、上記識別器を用いた識別に失敗した画像(以下、失敗画像)に類似の識別に成功した画像(以下、成功画像)を探索する類似画像処理と、前記失敗画像と前記類似画像探索部で探索した成功画像の画像情報に基づく比較により算出した差分情報を得る外乱特定処理と、前記外乱特定処理で算出した差分情報に基づいて、画像を作成する外乱画像生成処理を行う画像処理システム、及びコンピュータープログラムについて説明する。
上記構成によれば、学習データの真値作成作業の手間を省くことができ、学習データの少量化を行い、学習時間の短期間化を行うことが可能になる。
以下に説明する実施例にて例示する画像生成装置は、機械学習を活用した半導体検査での追加学習における学習データの少量化及び学習時間の短期間化を図るための画像生成方法、及び画像生成装置に関するものである。また、その具体的な一例として、識別に失敗した画像データと識別に成功した画像とを用いて学習用の画像データを生成する例を示す。
以下に、機械学習を活用した半導体検査での追加学習における学習データを生成する機能を備えた装置、測定検査システムについて、図面を用いて説明する。より具体的には、測定装置の一種である測長用走査電子顕微鏡(Critical Dimension-Scanning Electron Microscope:CD-SEM)を含む装置、システムについて説明する。
なお、以下の説明では、画像を形成する装置として荷電粒子線装置を例示すると共に、その一態様として、SEMを用いた例を説明するが、これに限られることはなく、例えば試料上にイオンビームを走査して画像を形成する集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)装置を荷電粒子線装置として採用するようにしても良い。但し、微細化が進むパターンを高精度に測定するためには、極めて高い倍率が要求されるため、一般的に分解能の面でFIB装置に勝るSEMを用いることが望ましい。
図21は、複数の測定、或いは検査装置がネットワークに接続された測定、検査システムの概略説明図である。当該システムには、主に半導体ウエハやフォトマスク等のパターン寸法を測定するCD-SEM2401、試料に電子ビームを照射することによって、画像を取得し当該画像と予め登録されている参照画像との比較に基づいて欠陥を抽出する欠陥検査装置2402がネットワークに接続された構成となっている。また、ネットワークには、半導体デバイスの設計データ上で、測定位置や測定条件等を設定する条件設定装置2403、半導体デバイスの設計データと、半導体製造装置の製造条件等に基づいて、パターンの出来栄えをシミュレーションするシミュレーター2404、及び半導体デバイスのレイアウトデータや製造条件が登録された設計データが記憶される記憶媒体2405が接続されている。条件設定装置2403には後述するようなGUI(Graphical User Interface)画像を表示する表示装置や、必要な情報を入力する入力装置が設けられている。
設計データは例えばGDSフォーマットやOASISフォーマットなどで表現されており、所定の形式にて記憶されている。なお、設計データは、設計データを表示するソフトウェアがそのフォーマット形式を表示でき、図形データとして取り扱うことができれば、その種類は問わない。また、記憶媒体2405は測定装置、検査装置の制御装置、或いは条件設定装置2403、シミュレーター2404内蔵するようにしても良い。 なお、CD-SEM2401、及び欠陥検査装置2402、には、それぞれの制御装置が備えられ、各装置に必要な制御が行われるが、これらの制御装置に、上記シミュレーターの機能や測定条件等の設定機能を搭載するようにしても良い。
SEMでは、電子源より放出される電子ビームが複数段のレンズにて集束されると共に、集束された電子ビームは走査偏向器によって、試料上を一次元的、或いは二次元的に走査される。
電子ビームの走査によって試料より放出される二次電子(Secondary Electron:SE)或いは後方散乱電子(Backscattered Electron:BSE)は、検出器により検出され、前記走査偏向器の走査に同期して、フレームメモリ等の記憶媒体に記憶される。このフレームメモリに記憶されている画像信号は、制御装置内に搭載された演算装置によって積算される。また、走査偏向器による走査は任意の大きさ、位置、及び方向について可能である。
以上のような制御等は、各SEMの制御装置にて行われ、電子ビームの走査の結果、得られた画像や信号は、通信回線ネットワークを介して条件設定装置2403に送られる。
なお、本例では、SEMを制御する制御装置と、条件設定装置2403を別体のものとして、説明しているが、これに限られることはなく、条件設定装置2403にて装置の制御と測定処理を一括して行うようにしても良いし、各制御装置にて、SEMの制御と測定処理を併せて行うようにしても良い。
また、上記条件設定装置2403或いは制御装置には、測定処理を実行するためのプログラムが記憶されており、当該プログラムに従って測定、或いは演算が行われる。
また、条件設定装置2403は、SEMの動作を制御するプログラム(レシピ)を、半導体の設計データに基づいて作成する機能が備えられており、レシピ設定部として機能する。具体的には、設計データ、パターンの輪郭線データ、或いはシミュレーションが施された設計データ上で所望の測定点、オートフォーカス、オートスティグマ、アドレッシング点等のSEMにとって必要な処理を行うための位置等を設定し、当該設定に基づいて、SEMの試料ステージや偏向器等を自動制御するためのプログラムを作成する。また、後述するテンプレートの作成のために、設計データからテンプレートとなる領域の情報を抽出し、当該抽出情報に基づいてテンプレートを作成するプロセッサ、或いは汎用のプロセッサにテンプレートを作成させるプログラムが内蔵、或いは記憶されている。
図22は、走査電子顕微鏡の概略構成図である。電子源2501から引出電極2502によって引き出され、図示しない加速電極によって加速された電子ビーム2503は、集束レンズの一形態であるコンデンサレンズ2504によって、絞られた後に、走査偏向器2505により、試料2509上を一次元的、或いは二次元的に走査される。電子ビーム2503は試料台2508に内蔵された電極に印加された負電圧により減速されると共に、対物レンズ2506のレンズ作用によって集束されて試料2509上に照射される。
電子ビーム2503が試料2509に照射されると、当該照射個所から二次電子、及び後方散乱電子のような電子2510が放出される。放出された電子2510は、試料に印加される負電圧に基づく加速作用によって、電子源方向に加速され、変換電極2512に衝突し、二次電子2511を生じさせる。変換電極2512から放出された二次電子2511は、検出器2513によって捕捉され、捕捉された二次電子量によって、検出器2513の出力Iが変化する。この出力Iに応じて図示しない表示装置の輝度が変化する。例えば二次元像を形成する場合には、走査偏向器2505への偏向信号と、検出器2513の出力Iとの同期をとることで、走査領域の画像を形成する。また、図22に例示する走査電子顕微鏡には、電子ビームの走査領域を移動する偏向器(図示せず)が備えられている。
なお、図22の例では試料から放出された電子を変換電極にて一端変換して検出する例について説明しているが、無論このような構成に限られることはなく、例えば加速された電子の軌道上に、電子倍像管や検出器の検出面を配置するような構成とすることも可能である。制御装置2514は、走査電子顕微鏡の各構成を制御すると共に、検出された電子に基づいて画像を形成する機能や、ラインプロファイルと呼ばれる検出電子の強度分布に基づいて、試料上に形成されたパターンのパターン幅を測定する機能を備えている。
次に、機械学習を用いた輪郭線抽出の学習用画像データを作成する画像生成装置9の一態様を説明する。画像生成装置は、専用のプロセッサ或いは汎用のプロセッサを備え、汎用のプロセッサの場合、後述する学習画像データを生成するプログラムによって制御される。画像生成装置は、機械学習エンジンとして機能する。機械学習は、制御装置2514内に内蔵、或いは画像処理を内蔵された演算装置にて実行することも可能であるし、ネットワークを経由して、外部の演算装置(例えば条件設定装置2403)に、機械学習を実行させることも可能である。
図1は学習用画像データを作成する画像生成装置の一例を説明する図である。画像生成装置1では、識別に失敗した画像(以下、識別失敗画像)データ2と識別に成功した画像(以下、識別成功画像)データ3を用いて学習用画像データ4を作成する。まず、類似画像探索部11で識別失敗画像データ2を用いて、識別失敗画像に類似の識別成功画像データ3内の画像データを探索する。
そして、外乱特定部12では識別失敗画像データ2と類似画像探索部11で探索した識別成功画像データとを比較して帯電によるコントラスト低下や輝度むら、ノイズ等の外乱で大きく異なっている外乱が無いかを調べる。識別失敗画像と識別成功画像とでコントラスト、輝度変化、ノイズについて比較して差分の大きい外乱を特定する。
そして、外乱画像生成部13では、外乱特定部12で特定した外乱の差分を識別成功画像データに加えて画像を生成し、学習用画像データ4として格納する。識別に成功した画像なので、真値は識別時に作成されており、真値作成作業は発生しない。また、識別失敗画像に生じた外乱は識別成功画像に反映し、それを学習用画像データとしてCNNを用いて学習することで、学習後には識別失敗画像の識別も可能になる。識別失敗画像に真値をつけて、想定する外乱を加えて学習用画像データを作成する場合、実際には起きない外乱も加えて学習することになるため、冗長な学習データが含まれることになる。本実施例では実際に生じている外乱を成功画像と比較することで特定し、その外乱に絞った学習用画像データを作成する。そのため、学習データの少量化を行うことができ、学習時間の短期間化を行うことが可能になる。
識別失敗画像データは人が識別結果の画像を目視で確認して失敗していると判断した画像を指定して作成することが考えられる。
図2に学習を用いた輪郭線抽出における識別結果画像を目視確認する際のGUIの一例を示す。GUI画面は例えば条件設定装置2403の表示装置に表示され、ポインティングデバイスやキーボード等の入力装置によって、必要な情報が入力される。図2では、閉図形パターンごとに識別結果が表示されている。
この例では識別対象は四隅の角が丸い矩形のパターンで、その輪郭線が抽出/識別できていれば、照合画像との間のマッチングスコアが高くなり、識別成功の画像となる。識別失敗の画像は太枠の矩形aのような輪郭線が出ない場所で抽出された領域、または、bのような輪郭線が出る場所で抽出されない領域、cのようなaとbが近接して発生している領域を含んでいるため、照合画像との間のマッチングスコアが低下し、識別に失敗する。
後述する識別器は、識別に失敗した画像に基づいて、機械学習を実行すべく、例えば成功画像と識別するにはスコアが不足しているものの、ある程度のスコアが出ているものを識別失敗画像として登録するようにプログラムしておくことが望ましい。例えばマッチングを成功とするスコアThs>失敗画像として取り込むスコアの範囲Thf1~Thf2>明らかに失敗とすべきスコアThofのように識別のためのスコアを設定しておき、類似度判定の際、Thf1~Thf2のスコアとなった被照合画像を、機械学習のための画像データとして識別し、所定の記憶媒体に記憶させるようにすると良い。
ユーザーは識別失敗の画像領域のみを矩形で表示して指示することで、それ以外の矩形で指示されない領域は全て成功画像領域(識別成功画像)とすることができる。表示された識別結果に、識別に失敗している画像領域(識別失敗画像)としてa,b,cの矩形の枠を重ねて表示し、目視で確認しながら設定することができる。
機械学習を用いた輪郭線の抽出/識別の真値付けを行う作業は、ホワイトバンドの方向も考慮し、ピーク位置を確認しながら輪郭線の真値を与えていくことになり、非常に時間が掛かる。そのため、出来る限り真値付けを行う作業は不要にしたいと考える。
類似画像検索部11では識別失敗画像データに類似の識別成功画像データを検索する。
画像の正規化相関を用いたマッチング処理で類似度の高い画像を検索することが考えられる。
また、図3に示すように識別失敗画像に対応する設計データ5を用いて、その設計データを類似の識別成功画像に対応する設計データを求めることで、識別失敗画像データに類似の識別成功画像データを検索することも考えられる。
また、図2で示したように識別対象は1枚の中に複数あることが多いため、識別結果画像の1枚の画像内から識別失敗画像に類似の識別成功画像を検索することも考えられる。
図23は、成功画像と、GUI画面上で選択された部分的な失敗画像を含む学習画像データの一例を示す図である。学習画像データは、成功画像データと失敗画像の指定された個所の画像データが関連付けてメモリに記憶されている。記憶されたデータには、成功画像と失敗部分画像を合成した合成画像を記憶させておき、当該合成画像(補正照合画像)を用いた照合処理を行うようにしても良いし、画像識別を行う際に、成功画像と失敗部分画像を合成して照合画像を生成するようにしても良い。
図4は外乱特定部12の一例を説明する図である。識別失敗画像2と識別成功画像3からそれぞれコントラストを算出し、その差分をコントラスト差分検出121で求める。そして、識別失敗画像2と識別成功画像3でコントラストが大きく異なるか否かをコントラスト差分判定部124で判定する。輝度値差分検出部122では識別失敗画像2と識別成功画像3のそれぞれの輝度値の差分を求める。そして、識別失敗画像2と識別成功画像3で輝度値が大きく異なるか否かを輝度値差分判定部125で判定する。ノイズ差分検出部123では識別失敗画像2と識別成功画像3のそれぞれのノイズ量の差分を求める。そして、識別失敗画像2と識別成功画像3でノイズが大きく異なるか否かをノイズ差分判定部126で判定する。
図5はコントラスト差分検出121の一例を説明する図である。識別失敗画像2に対して平滑化部1211で平滑化フィルタ等を用いて画像の平滑化を行い、画像の輝度値の急峻なノイズ成分は除去する。その後で最大値検出部1213及び最小値検出部1214で画像の輝度値の最大値Lmaxと最小値Lminを求める。コントラスト算出部では最大値Lmaxと最小値Lminを用いて(Lmax-Lmin)/(Lmax+Lmin)を算出する。同様に識別成功画像3に対してもコントラスト算出部1218でコントラストを算出し、それぞれのコントラストの差分をコントラスト差分算出部1219で求める。コントラストの求め方は、この例に限らず、識別失敗画像2と識別成功画像3でそれぞれ最大値と最小値の差をコントラストとしてもよい。いずれにしても最大値と最小値の差を用いてコントラストを求める。
図6は輝度値差分検出122の一例を説明する図である。識別失敗画像2及び識別成功画像3に対して平滑化部1221、1222で平滑化フィルタ等を用いて平滑化を十分に行い画像の緩やかな輝度変化を求める。その後でそれぞれの画像の輝度値の差分を輝度値差分算出部1223で算出する。
図7はノイズ差分検出123の一例を説明する図である。識別失敗画像2及び識別成功画像3に対して平滑化部1231、1232で平滑化フィルタ等を用いて平滑化を行いノイズ成分は除去し、ノイズ算出部1233、1234で識別失敗画像2及び識別成功画像3とそれぞれ平滑化部1231、1232を経た画像と輝度値の差分を求め、その差分値のバラツキをノイズとして算出する。それぞれで求めたノイズの差分値をノイズ差分算出部1235で算出する。
図8はコントラスト差分判定部124の一例を説明する図である。予めコントラストの差分が大きいか否かを判定するための閾値1251が設定されており、コントラスト差分検出121の出力するコントラスト差分の値と閾値を比較判定部1252で比較する。閾値1251より大きい場合は“1”の値を出力し、それ以外の場合は“0”を出力する。
また、輝度値差分判定部125とノイズ差分判定部126もコントラスト差分判定部124と同様に、それぞれ予め判定するための閾値が設定されており、その閾値と比較して判定する。閾値よりも大きい場合は、輝度値の差分の値、ノイズの差分の値を出力する。
それ以外はそれぞれ“0”を出力する。その場合、以降のそれぞれ画像生成の演算をリセットし、学習用画像データ4に対して格納許可しない信号を出力することが考えられる。
また、コントラスト、輝度値、ノイズの全ての差分が大きくない場合は、その旨をユーザーに通知する。そして、その場合は識別失敗画像に対して真値付け作業を行って識別失敗画像を学習用画像データにする。
図9は外乱画像生成部13の一例を説明する図である。外乱特定部12でコントラストの差分が大きいと判断された場合には、識別成功画像3に対して、コントラストの差分をコントラスト差分加算部131で加算した画像を生成する。また、外乱特定部12で輝度値の差分が大きいと判断された場合には、識別成功画像3に対して、輝度値の差分を輝度差分加算部132で加算した画像を生成する。また、外乱特定部12でノイズの差分が大きいと判断された場合には、識別成功画像3に対して、ノイズの差分をノイズ加算部133で加算した画像を生成する。
図10はコントラスト差分加算部131の一例を説明する図である。識別失敗画像2の最大値-最小値を減算機1312で求め、識別成功画像3の最大値-最小値を減算機1313で求め、除算機1314で(識別失敗画像2の最大値-最小値)/(識別成功画像3の最大値-最小値)を求める。そして、識別成功画像から求めた最小値を減算機1311で減算した画像に対して、除算機1314で求めた(識別失敗画像2の最大値-最小値)/(識別成功画像3の最大値-最小値)の値を乗算機1315で掛ける。その後で、識別失敗画像2の最小値を加算機で加えることで実現できる。
輝度値差分加算部132は図11のように識別成功画像3に外乱特定部12で求めた輝度値の差分を加算機1321で加算して画像を生成する。例えば失敗画像に発生した帯電によって背景が黒くなるような輝度ムラを成功画像に加算することができる。
図12はノイズ差分加算部133の一例を説明する図である。ノイズ差分加算部133は外乱特定部12で求めた識別失敗画像2のノイズ123aと識別成功画像3のノイズ123bを基にノイズ調整1331で作成したノイズを加算機1332で識別成功画像に加算して画像を生成する。ノイズ調整1331では識別成功画像3に既に載っているノイズ分は考慮するようにノイズを加える。例えば、識別失敗画像3のノイズ123aを正規分布で発生させた際に識別成功画像3のノイズ123bの値よりも大きい値になるノイズのみを加える。また、識別失敗画像3のノイズ123aを正規分布で発生させた際に同様に識別成功画像3のノイズ123bを正規分布で発生させて、その絶対値の差分をノイズとして加える。識別失敗画像2のノイズより識別成功画像3のノイズが大きい場合は、加算するノイズは0とすることが考えられる。以上はコントラスト差分加算部131、輝度差分加算機132、ノイズ差分加算部133のそれぞれ分けて画像作成するが、図13に示すようにそれぞれ合わせた画像を作成することも考えられる。最初に失敗画像に対してコントラスト差分加算部131でコントラストの差分を加算し、その次に輝度値差分加算部132で輝度値の差分を加算し。最後にノイズ差分加算部133でノイズの差分を加算する。ここの処理の順番は入れ替わってもよい。これにより、コントラスト及び輝度値、ノイズを加えた画像生成が作成できる。
図14は識別部も含めた画像生成装置の一例を説明する図である。既に学習された識別部9は識別用画像データ10の画像を識別し、識別結果を識別結果画像データ7に格納する。
識別部9は、予めメモリに記憶された照合画像を用いて画像を識別する画像処理を実行する演算処理装置である。より具体的には、被照合画像と照合画像との類似度を判定し、そのスコアに応じて、探索対象の画像を検索する。例えばスコアが所定値以上の画像は探索対象画像として識別される。探索対象画像として識別された画像は識別成功画像として所定の記憶媒体として記憶される一方、スコアが所定値未満の画像は識別失敗画像として、後の機械学習のために所定の記憶媒体に記憶される。
図2で説明したように識別対象は四隅の丸い矩形のパターンで識別できると四隅の丸い矩形の輪郭線が抽出できるものとする。
識別結果画像データ7の画像データは失敗領域画像指示部8でGUI上に図2で示したように表示される。失敗領域画像指示部8でユーザーがGUI上に表示した識別結果画像の中に識別失敗画像領域を指示すると指示した画像領域は識別失敗画像データ2へ格納される。また、指示されなかった画像領域は、例えば図2で示す四隅の丸い矩形の輪郭線が抽出できた画像領域は識別成功画像データ3に格納される。画像生成部1では、識別失敗画像データと識別成功画像データを用いて学習用の画像データを生成する。画像生成装置1の類似画像/設計データ検索部14では、識別失敗画像データ2と類似の成功画像を検索する。設計データ又は画像データを用いて識別失敗画像と類似が高い識別成功画像を探索する。そして、探索した識別成功画像データと識別失敗画像データを外乱特定部12で比較し、差分の大きな外乱(コントラスト、輝度変化、ノイズ)を特定する。そして外乱画像生成部13で特定した外乱を識別成功画像3に反映した画像を生成し、学習用画像データ4に格納する。識別器9では、この学習用画像データ4に格納された画像データを用いて学習する。識別に失敗した画像に生じた外乱を加えた成功画像を用いて学習することで、識別に失敗した画像に生じた外乱にロバストな識別が可能となる。
以上はSEM画像を用いる場合の外乱であるが、例えばOM像を用いる場合にはプロセスによって輝度の反転などの外乱が起こる。その場合には外乱特定部12の中に図15に示すような輝度反転の外乱を検出する機能が必要になる。この輝度反転検出部127では識別失敗画像2と識別成功画像3の画像を用いて輝度反転を検出し、輝度反転判定部128で輝度の反転が起きているか否かを判定する。
輝度反転検出部127では図16に示すように識別失敗画像2と識別成功画像3の画像相関を画像相関算出部1271で算出する。輝度の反転があれば負の相関が大きくなる。
輝度反転判定部128では予め設定した閾値と比較して負の相関が閾値より大きい場合に反転が起きていると判定することができる。また、説明した外乱画像生成部13に図17に示す輝度反転部134を設けて、輝度反転判定部128で輝度反転が起きていると判定している場合には、識別成功画像に対して輝度値を反転した画像を生成する。
図18に画像生成処理の実施例の一例を示す。画像生成処理S10では、初めに識別失敗画像選択処理S11で識別に失敗する画像を選択する。図2を用いて説明したようにユーザーが識別結果画像から識別に失敗している画像領域(以下、識別失敗画像)を選択する処理を行う。続いて類似画像検索処理S12では、識別に成功している画像データの中から識別失敗画像選択処理S11で選択した識別失敗画像と類似の識別成功画像を探す。
そして、外乱特定処理S13で識別失敗画像と識別成功画像からコントラスト、輝度変化、ノイズ等の外乱を比較し、識別失敗画像と識別成功画像とで大きく異なる外乱を特定する。そして外乱加算処理S14では、外乱特定処理S13で特定した外乱を識別成功画像に反映した画像を生成する。図19に外乱特定処理の実施例の一例を示す。外乱特定部処理S20では、まず、コントラスト差分検出/判定処理S21で識別失敗画像と識別成功画像からそれぞれコントラストを算出し、その差分を求めて、差分値と特定閾値との大小判定を行う。差分値が特定閾値より大きい場合に識別失敗画像と識別成功画像でコントラストの外乱が大きく異なると判断する。
輝度値差分検出/判定処理S22では識別失敗画像と識別成功画像の画像(輝度値)の差分を求めて、差分値と特定閾値との大小判定を行う。差分値が特定閾値より大きい場合に識別失敗画像と識別成功画像で輝度むらの外乱が大きく異なると判断する。
ノイズ差分検出/判定処理S23では識別失敗画像と識別成功画像のノイズの大きさの差分を求めて、差分値と特定閾値との大小判定を行う。差分値が特定閾値より大きい場合に識別失敗画像と識別成功画像でノイズの外乱が大きく異なると判断する。
ここではコントラスト差分検出/判定処理S21、輝度値差分検出/判定処理S22、ノイズ差分検出/判定処理S23の順番であるが、順不同で構わない。
図20に外乱加算処理の実施例の一例を示す。外乱加算処理S30では、コントラスト差分加算処理S31と輝度値差分加算処理S32とノイズ差分加算処理S23を行う。コントラスト差分検出/判定処理S21では、コントラスト差分検出/判定処理S21で識別失敗画像と識別成功画像でコントラストの外乱が大きく異なると判断された場合、識別成功画像のコントラストを識別失敗画像のコントラストに合わせ込む。具体的には図5及び図9、10を用いて説明した内容と同じである。
輝度値差分加算処理S32では、輝度値差分検出/判定処理S22で識別失敗画像と識別成功画像で輝度むらの外乱が大きく異なると判断された場合、識別失敗画像と識別成功画像をそれぞれ強い平滑化を行って識別失敗画像-識別成功画像の差分画像を求め、それを識別成功画像に加えた画像を作成する。図6及び図11を用いて説明した内容と同じである。
ノイズ差分加算処理S33ではノイズ差分検出/判定処理S23で識別失敗画像と識別成功画像でノイズの外乱が大きく異なると判断された場合、識別失敗画像に起きているノイズを識別成功画像に加えた画像を作成する。図7及び図12を用いて説明した内容と同じである。
ここではコントラスト差分加算処理S31、輝度値差分加算処理S32、ノイズ差分加算処理S33の順番であるが、順不同で構わない。
以上の各実施例は、以下の構成を有している。
(1)照合画像を用いて画像を識別する演算処理装置を備えた画像処理システムにおいて、前記画像を表示する表示装置と、前記画像の一部を選択する入力装置と、前記画像を識別するための照合画像データを記憶するメモリと、前記演算処理装置の画像識別に要する前記照合画像データを機械学習する機械学習エンジンを備え、当該機械学習エンジンは、前記演算処理装置による識別に失敗した画像を用いて、前記メモリに記憶された前記演算処理装置による識別に成功した画像の探索を行い、当該探索によって得られた識別に成功した画像に、前記入力装置によって選択された前記識別に失敗した画像の部分画像に基づいて得られる情報を付加して補正照合画像データを生成する画像処理システム。
(2)(1)において、前記演算処理装置は、前記入力装置によって選択された部分画像と、前記識別に成功した画像の当該部分画像に対応する対応画像との差分を求め、前記機械学習エンジンは、当該差分情報を用いて、前記補正照合画像データを生成する画像処理システム。
(3)(1)において、前記演算処理装置は、前記識別に失敗した画像に対応する設計データを用いて、前記識別に成功した画像の探索を実行する画像処理システム。
(4)(1)において、前記演算処理装置は、前記識別に失敗した画像の部分画像と前記識別に成功した画像のコントラスト、輝度値、及びノイズの差分演算を行い、当該差分演算結果に基づいて、前記補正照合画像データを生成する付加情報とする画像処理システム。
(5)(1)において、前記表示装置は、前記入力装置によって選択された前記識別に失敗した画像の部分画像と、探索によって得られた識別に成功した画像とを重ねて表示する画像処理システム。
(6)(1)において、前記入力装置は、前記識別に失敗した画像から画素単位で複数個所の前記部分画像を指定する画像処理システム。
(7)(1)において、前記演算処理装置による識別に成功した画像の探索の結果、複数の識別に成功した画像が得られた場合、前記機械学習エンジンは、前記入力装置の入力によって選択された識別に成功した画像を用いて、前記補正照合画像を生成する画像処理システム。
(8)(1)において、前記演算処理装置は、前記識別に成功した画像の探索の結果、画像が見つからない場合、その旨を前記表示装置に表示する画像処理システム。
(9)(1)において、前記機械検学習エンンジは、前記探索の結果、画像が見つからない場合、前記識別に失敗した画像を表示すると共に、前記入力装置による前記補正照合画像データを生成するための情報の入力を可能とする画像処理システム。
(10)プロセッサによって実行されるコンピューター命令を記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピューター命令は、照合画像を用いて被照合画像を識別する識別器の学習データを生成するために、前記照合画像データを用いた識別に失敗した被照合画像データを用いて、前記照合画像データを用いた識別に成功した被照合画像データの探索を行い、当該探索によって得られた識別に成功した被照合画像データに、前記識別に失敗した被照合画像の部分的な選択に基づいて得られる情報を付加して、補正照合画像データを生成するものであるプロセッサによって実行されるコンピューター命令を記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
(11)(10)において、前記コンピューター命令は、前記識別に失敗した被照合画像の中から選択された部分画像と、前記識別に成功した被照合画像の当該部分画像に対応する対応画像との差分を求め、前記機械学習エンジンは、当該差分情報を用いて、前記補正照合画像データを生成させるプロセッサによって実行されるコンピューター命令を記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
1 画像生成装置
2 識別失敗画像データ
3 識別成功画像データ
4 学習用画像データ
5 設計データ
6 設計データ
7 識別結果画像データ
8 失敗領域画像指示部
9 識別部
10 識別用画像データ
11 類似画像検索部
12 外乱特定部
13 外乱画像生成部
121 コントラスト差分検出部
122 輝度差分検出部
123 ノイズ差分検出部
124 コントラスト差分判定部
125 輝度差分判定部
126 ノイズ差分判定部
127 輝度反転検出部
128 輝度反転判定部
131 コントラスト差分加算部
132 輝度差分加算部
133 ノイズ差分加算部
134 輝度反転部
121a 識別失敗画像の最大値
121b 識別失敗画像の最小値
121c 識別成功画像の最大値
121d 識別成功画像の最小値
123a 識別失敗画像のノイズ
123b 識別成功画像のノイズ

Claims (20)

  1. 画像データから、画像に表示された物体の形状情報を抽出する画像処理システムであって、
    前記画像処理システムは、コンピューターシステムを有し、当該コンピューターシステムは、前記画像データと、前記画像データに含まれる指定された領域の情報データとを、学習データとして予め学習された識別器を含み、前記識別器は、前記画像データから輪郭線を識別時に抽出し、
    前記コンピューターシステムは、前記識別器に対して、前記画像データを入力することにより、前記物体の形状情報を出力する画像処理システム。
  2. 請求項1の画像処理システムにおいて、
    前記輪郭線の抽出は、前記画像データに基づく前記輪郭線の作成である画像処理システム。
  3. 請求項2の画像処理システムにおいて、
    前記輪郭線の抽出は、前記画像データに基づく前記輪郭線の真値の作成である画像処理システム。
  4. 請求項1の画像処理システムにおいて、
    前記輪郭線は、前記画像データに含まれる識別に失敗している画像領域に、矩形の枠を重ねて表示することで指定された輪郭線である画像処理システム。
  5. 請求項3の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理システムは、前記画像の任意の位置を指定する入力装置を含み、前記コンピューターシステムは、前記入力装置によって指定された画像上の位置情報に基づいて、認識失敗画像データを生成する画像処理システム。
  6. 請求項5の画像処理システムにおいて、
    前記入力装置は、前記識別器での識別に失敗した画像の部分画像に対し、真値を付与するように構成されている画像処理システム。
  7. 請求項6の画像処理システムにおいて、
    前記識別器での識別の結果と、前記画像を併せて表示するように構成されている表示装置を含む画像処理システム。
  8. 請求項5の画像処理システムにおいて、
    前記入力装置は、任意の画像領域を指定可能に構成され、前記コンピューターシステムは、前記入力装置によって指定された領域を分析し、当該分析の結果に基づいて、前記学習データを生成するように構成されている画像処理システム。
  9. 請求項8の画像処理システムにおいて、
    前記コンピューターシステムは、前記分析に基づいて、前記入力装置を用いた前記輪郭線の真値の付与の要否を判定するように構成されている画像処理システム。
  10. 請求項1の画像処理システムにおいて、
    前記領域の情報データは、設計データ、シミュレーションが施された設計データ上で所望の測定点、オートフォーカス、オートスティグマおよびアドレッシング点である画像処理システム。
  11. 画像データから、画像に表示された物体の形状情報を抽出する画像処理システムを用いた画像処理方法であって、
    前記画像処理システムは、コンピューターシステムを有し、
    当該コンピューターシステムが、識別器を有し、
    前記識別器により、前記画像データと、前記画像データに含まれる指定された領域の情報データとを、学習データとして予め学習し、
    前記識別器により、前記画像データから輪郭線を識別時に抽出し、
    前記コンピューターシステムにより、前記識別器に対して、前記画像データを入力することにより、前記物体の形状情報を出力する画像処理方法。
  12. 請求項11の画像処理方法において、
    前記輪郭線の抽出は、前記画像データに基づく前記輪郭線の作成である画像処理方法。
  13. 請求項12の画像処理方法において、
    前記輪郭線の抽出は、前記画像データに基づく前記輪郭線の真値の作成である画像処理方法。
  14. 請求項11の画像処理方法において、
    前記輪郭線は、前記画像データに含まれる識別に失敗している画像領域に、矩形の枠を重ねて表示することで指定された輪郭線である画像処理方法。
  15. 請求項11の画像処理方法において、
    前記画像処理システムは、前記画像の任意の位置を指定する入力装置を含み、
    前記コンピューターシステムにより、前記入力装置によって指定された画像上の位置情報に基づいて、認識失敗画像データを生成する画像処理方法。
  16. 請求項15の画像処理方法において、
    前記入力装置により、前記識別器での識別に失敗した画像の部分画像に対し、前記輪郭線の真値を付与する画像処理方法。
  17. 請求項16の画像処理方法において、
    前記画像処理システムは、さらに表示装置を有し、
    前記表示装置により、前記識別器での識別の結果と、前記画像を併せて表示する画像処理方法。
  18. 請求項15の画像処理方法において、
    前記入力装置により、任意の画像領域が指定され、
    前記コンピューターシステムにより、前記入力装置によって指定された領域を分析し、当該分析の結果に基づいて、前記学習データを生成する画像処理方法。
  19. 請求項18の画像処理方法において、
    前記コンピューターシステムにより、前記分析に基づいて、前記入力装置を用いた前記輪郭線の真値の付与の要否を判定する画像処理方法。
  20. 請求項11の画像処理方法において、
    前記領域の情報データは、設計データ、シミュレーションが施された設計データ上で所望の測定点、オートフォーカス、オートスティグマおよびアドレッシング点である画像処理方法。
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