JP2022554168A - 電子タバコ用カートリッジ - Google Patents
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Abstract
電子タバコ用カートリッジは、気化される液体を含むように配置される液体貯蔵器と、液体貯蔵器に気化チャンバを接続する少なくとも1つの開口部を有する気化チャンバと、開口部内に保持され、液体貯蔵器と気化チャンバとの間に延びる流体移送要素であって、毛管作用により液体貯蔵器と気化チャンバとの間で液体を移送するように配置される流体移送要素と、気化チャンバ内に位置し、流体移送要素によって気化チャンバに移送された液体を加熱するように配置される加熱要素と、を含み、カートリッジは、流体輸送要素の周囲で接続して液体貯蔵器、気化チャンバ、及び少なくとも1つの開口部を形成するように構成される、上部ハウジング部及び下部ハウジング部を含む。流体輸送要素の周囲で接続されて液体貯蔵器と気化チャンバとの間に開口部を設け得る、上部ハウジング部及び下部ハウジング部を有する2部式カートリッジを提供することによって、改善されたシールが、気化チャンバ内への漏出を最小化するために流体輸送要素の周囲に提供され得る。【選択図】図1B
Description
本発明は、電子タバコ用カートリッジに関する。
電子タバコは、従来のタバコの代替品である。燃焼煙を生成する代わりに、電子タバコは、液体を気化させ、それをユーザが吸入することができる。液体は典型的に、蒸気を発生させるグリセリン又はプロピレングリコールなどのエアロゾル形成物質を含んでいる。液体内の他の一般的な物質は、ニコチン及び様々な香料である。
電子タバコは、手持ち式の吸入器システムであり、マウスピース部位と、液体貯蔵器と、電源ユニットとを含む。気化は、加熱コイルの形態の加熱要素と、液体貯蔵器から加熱要素に流体を移送するように配置された芯などの流体移送要素と、を典型的に含む気化器又は加熱器ユニットによって実現される。気化は、液体が蒸気に変わるまで加熱器が流体移送要素内の液体を加熱すると発生する。次いで、蒸気は、マウスピースの吹出口を経て吸入され得る。
電子タバコは、カートリッジ台座を含んでもよく、カートリッジ台座は、カートリッジの形態の使い捨て消耗品を収容するように構成されている。液体貯蔵器及び気化器を含むカートリッジは、多くの場合、「カートマイザ」と呼ばれる。この場合、カートマイザの気化器は、カートリッジ台座に収容されると電源ユニットに接続され、それによりカートマイザの加熱器に電気が供給されて液体が加熱され、蒸気が生成され得る。多くの場合、カートリッジが脱落してデバイスから分離されることがないように、カートリッジをカートリッジ台座に保持するためのいくつかの形態の機械的メカニズムが使用される。
液体を液体貯蔵器から加熱要素に移送するためには、芯が加熱されると、毛管作用によって芯の多孔質構造を通して液体貯蔵器から加熱要素へ液体が輸送されるように、芯が液体貯蔵器と気化チャンバとの間に配置されなければならない。電子タバコに関する共通の問題は、意図したように芯を通る以外の、液体貯蔵器から気化チャンバへの液体の漏出である。これによって、気化チャンバ内に液体貯留が生じ、それが気流経路でマウスピースへ輸送される場合があり、ユーザが不快に感じる吸入蒸気内の大きな液滴となる。同様に、気化チャンバに集まる液体は、加熱要素の電気接点と接触することがあり、且つカートリッジ台座自体の給気口を通して漏出することがあり、それがバッテリ接点の劣化を引き起こし、電子タバコ及びカートリッジを被覆して手で触れるのを不快にさせる可能性がある。
本発明の目的は、上記で識別された先行技術のデバイスのいくつかの問題の解決を進展させる電子タバコを提供することである。
本発明の第1の態様では、気化される液体を含むように配置される液体貯蔵器と、液体貯蔵器に気化チャンバを接続する少なくとも1つの開口部を有する気化チャンバと、開口部内に保持され、液体貯蔵器と気化チャンバとの間に延びる流体移送要素であって、毛管作用により液体貯蔵器と気化チャンバとの間で液体を移送するように配置される流体移送要素と、気化チャンバ内に位置し、流体移送要素によって気化チャンバに移送された液体を加熱するように配置される加熱要素と、が提供され、カートリッジは、流体輸送要素の周囲で接続して液体貯蔵器、気化チャンバ、及び少なくとも1つの開口部を形成するように構成される、上部ハウジング部及び下部ハウジング部を含む。
上部ハウジング部及び下部ハウジング部は共に、好ましくはカートリッジの外側ハウジングを提供する。
カートリッジハウジングは、流体輸送要素を保持する開口部を設けるように適合する2つの部品を含むため、流体輸送要素の周囲に密接に嵌合して流体移送要素の周囲の開口部を通る漏出を減少させるように構成される、正確に寸法決めされ、配置された開口部が提供され得る。さらに、流体輸送要素は、開口部を通して供給される必要はなく、2つのハウジング部品が接続されるときに開口部内に単に封入されるため、組み立てプロセスが簡略化される。液体貯蔵器、気化チャンバ、及び接続開口部をこのようにして形成することによって、必要な部品の数も減少され、それによって、さらに組み立てプロセスが簡略化され、製造コストが低減される。カートリッジハウジングが流体輸送要素の周囲で閉じて開口部を形成するため、流体輸送要素の位置を正確に構成することができ、したがって、カートリッジの性能が、既知のデバイスよりも改善される。既知のデバイスでは、流体輸送要素が最初に気化器内に配置され、次いで気化器がデバイス内に配置され、それによって、多数のコンポーネントが正しく配置されない結果となることがあり、カートリッジ内での漏出につながる。この配置は、特にカートリッジ接点板への加熱ワイヤの接続のために、デバイスの組み立て中に、液体輸送要素が確実に定位置に保持されることも可能にする。
好ましくは、流体輸送要素は毛細管構造であり、例えば、好ましくは多孔質構造及び/又は繊維質構造を含む毛細管芯である。
ハウジング部は、好ましくはカートリッジの外側ハウジングを提供し、好ましくは隔壁の1つ又は複数の内側壁を含む。1つ又は複数の内側壁は、接続されると、液体貯蔵器、気化チャンバ、及び少なくとも1つの開口部を画成する。本発明のいくつかの実施例では、上部ハウジング部は、液体チャンバの上壁及び側壁、並びに気化チャンバの上壁及び側壁を含み、下部ハウジング部は、液体貯蔵器の底面及び気化チャンバの底面を含む。
気化チャンバは、液体貯蔵器が気化チャンバを少なくとも部分的に囲むように、実質的に液体貯蔵器内に位置し得る。
好ましくは、気化チャンバは、気化チャンバを液体貯蔵器に接続する2つの開口部を含み、流体移送要素は細長い。細長い流体移送要素は、気化チャンバにわたって延び、2つの対向する端が開口部内に保持され、且つ液体貯蔵器と連結する。このようにして、液体貯蔵器からの液体が、液体輸送要素の毛管作用によってより効率的に気化チャンバに輸送される。
好ましくは、上部ハウジングは湾曲した上部支持面を含み、下部ハウジング部は対向する湾曲した下部支持面を含む。上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに、上部支持面及び下部支持面は、流体移送要素を保持する少なくとも1つの開口部を共に形成する。このようにして、湾曲した面は、流体輸送要素に接触し、流体輸送要素の側面を押圧して漏出を減少させ得る。好ましくは、支持面の湾曲した形状は、流体輸送要素の断面形状に適合して、流体輸送要素と支持面との間に堅固な接続を提供する。
好ましくは、上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに、少なくとも1つの開口部が円形であるように、上部支持面及び下部支持面は、半円形である。好ましくは、流体輸送要素は、開口部に合致するように略円形の断面を有する。好ましくは、開口部の直径は、芯の直径よりも小さい。
好ましくは、上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに、少なくとも1つの開口部が円形であるように、上部支持面及び下部支持面は、半円形である。好ましくは、流体輸送要素は、開口部に合致するように略円形の断面を有する。好ましくは、開口部の直径は、芯の直径よりも小さい。
本発明の好ましい実施例では、カートリッジは、気化チャンバを液体貯蔵器に接続する1つ又は複数の開口部のそれぞれに取り付けられた環状シールをさらに含み、液体が液体移送要素を通る以外に開口部を通過することを制限されるように、環状シールが流体移送要素の周囲に係合される。このようにして、流体輸送要素の周囲の密封がさらに強化されて、液体輸送要素の周囲の漏出を減少させる。カートリッジは、接続されて開口部を形成する2つのハウジング部品を含むため、環状シールは、密封を最適化するために正確に配置され得る。
いくつかの実施例では、環状シールは、上部ハウジング部に付着される上部シールセグメントと、下部ハウジング部に付着される下部シールセグメントと、を含み、上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに、上部シールセグメント及び下部シールセグメントは共に、流体移送要素の周囲に環状シールを形成する。このようにして、ハウジング部品が接続されると、環状シールが形成される。これによって、組み立て中、事前に芯に環状シールをスリーブ付けし、且つ台座内に環状シールを配置する必要が無くなり、それによって、組み立てプロセスが簡略化される。
他の実施例では、カートリッジは湾曲した上部支持面を含み、下部ハウジング部は対向する湾曲した下部支持面を含む。対応する上部支持面及び下部支持面は、環状シールを収容するように構成される台座を提供する。好ましくは、環状シールは、単一部品で形成された一体型環状シールであり、好ましくは、カートリッジに取り付ける前に流体移送要素上にスリーブ付けされる。このようにして、流体移送要素の周囲により堅固な接続が提供され、ばらばらになった線維などの流体移送要素の一部が流体移送要素から外れてシールを破壊するリスクが低減される。
好ましくは、上部支持面及び下部支持面は、上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに円周溝を形成するように成形される。円周溝は、環状シールを収容するように構成される。円周溝は、環状芯を定位置に保持するように確実に取り付ける。好ましくは、円周溝は、V形断面を形成する2つの円周面を含み、環状シールは、面の両方に接触して環状シールとその台座との間に2つの円周方向接点を提供する、丸みを帯びた外形を含む。このようにして、環状シールは、環状シールの軸に沿った2点において台座に接触し、環状シールは2つの封止点を提供し、開口部を通る、流体移送要素の周囲の流体の通過を妨げ、それによって密封性を強化する。
好ましくは、環状シールは、開口部の境界となる面に接触するように放射状に外側へ延びる丸みを帯びた円周突起を有する略円筒体を含む。好ましくは、円筒体の長さは、開口部を通る長さよりも大きい。これは、2つのハウジング部品が接合されるときに流体移送要素からばらばらになった線維を2つのハウジング部品の接触面間に挟まった状態に保つ助けとなり得る。放射状に外側へ延びる突起によって、開口部のシール台座に対して堅固な密封が生じる。
環状シールは、好ましくは、シール内に液体移送要素を押圧するように放射状に内側へ延びる内部円周突起を有する略円筒体を含む。このようにして、環状シールと流体移送要素との間の堅固な密封が提供され、環状シールを通る漏出が最小化される。流体移送要素への突起の伸張距離もまた、毛細管構造を圧縮することによって、芯を通る流体輸送を制限する。この突起の放射状伸張の距離は、芯の周囲の密封と芯を通る流体移送の制限との間のバランスが適切に調整され得るように、芯を押圧する力を適合させるように構成され得る。好ましくは、内側突起の幅は、外側突起の幅よりも小さい。
好ましくは、シールは、弾性変形可能材、例えばシリコーンを含む。このようにして、シールは、漏出をさらに制限するために支持面及び/又は流体移送要素の形状の周囲で変形する。
好ましくは、上部ハウジング部及び下部ハウジング部の接触面が、接続時に液体輸送要素を通って長手方向に延びる平面を画成する。特に、上部ハウジング部と下部ハウジング部との間の接続平面は、液体輸送要素を通って延びる。特に明記しない限り、上部ハウジング部及び下部ハウジング部は、上部ハウジング部及び下部ハウジング部が接続されるときに接触する外側ハウジングの面を含み、接続時にこれらの面によって画成される平面は、液体輸送要素を通って、好ましくは液体輸送要素の中心を通って、好ましくは長軸に沿って延びる。これによって、流体輸送要素の周囲のハウジング部品の組み立て容易性が改善される。
好ましくは、下部ハウジング部が、気化チャンバ内へ空気を入れることを可能にする給気口を含み、給気口は、気化チャンバの下部内側面の隆起部上に設けられる。このようにして、液体が気化チャンバ内に漏出したとしても、給気口が気化チャンバの内側底面より上の隆起面上に設けられるため、液体は底面上に集まり、給気口を通してデバイス内に漏出することはない。さらに、液体は気流に入ることはなく、それによって吸入蒸気中の大きな気化されていない液滴が減少する。いくつかの実施例では、この領域に集まるいかなる液体も収集及び貯蔵して、デバイスの向きが変更された場合に液体が給気口に到達することを妨げるために、液体吸収材が、隆起部の周囲の気化チャンバの下部内側面上に設けられる。
本発明のさらなる態様では、請求項のいずれかに定義されるようなカートリッジと、加熱要素に電力を提供するように配置される電源と、を含む、電子タバコが提供される。
図1A及び図1Bは、本発明による、電子タバコ用カートリッジ100を概略的に示す。カートリッジ100は、気化される液体を含むように配置される液体貯蔵器30と、気化チャンバ40と、を含み、気化チャンバ40は、気化チャンバ40を液体貯蔵器30に接続する少なくとも1つの開口部60を有する。流体輸送要素50は、液体貯蔵器30と気化チャンバ40との間に延び、開口部60内に支持される。流体移送要素50は、液体貯蔵器30と気化チャンバ40との間で毛管作用によって液体を移送するように配置される。加熱要素41は、気化チャンバ40内に配置され、流体移送要素50によって毛管作用により気化チャンバ40に移送される液体を加熱するように配置される。図1Bに最も明確に示されるように、カートリッジは、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20を含み、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20は、流体移送要素50の周囲で接続して、液体貯蔵器30、気化チャンバ40、並びに気化チャンバ40及び液体貯蔵器30を接続する少なくとも1つの開口部60を形成するように構成される。
本発明によるカートリッジは、組み立ての使用を改善し、流体移送要素40、即ち「芯」40が気化チャンバ40及び液体貯蔵器30を接続する開口部60内に堅固に嵌合するように配置されることを可能にし、それによって、液体貯蔵器から開口部60を通る気化チャンバ40内への漏出が減少する。流体移送要素のこの「締り嵌め」によって、流体移送要素の表面に沿って正常に進みやすい液体の量が減少する。したがって、本配置は、液体を毛管作用により流体移送要素の内部を通って輸送させ、それが、流れがより制御されることにつながる。さらに、加熱要素との接触領域において気化される液体を補填するために液体が毛管作用によって引き出されるため、流体移送要素を通る液体の流れは、本質的に気化の間にのみ起こる。これによって、加熱器41により生成される単なる蒸気ではなく、気化チャンバ40に入り、且つそれに応じてユーザによって吸入される大きな液滴の量を減少させることにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
カートリッジは、2つのハウジングコンポーネント10、20の接続時に流体移送要素の周囲に嵌合して開口部並びに気化チャンバ40及び液体貯蔵器30を画成する2つのハウジングコンポーネント10、20から形成されるため、流体移送要素50は、流体移送要素がハウジング内の開口部にいくつかの方法でねじ接続されることを必要とすることなく、ハウジングコンポーネントがその周囲で閉じられる簡単な方法で配置され得る。本発明は、したがって、製造の容易性が強化された改善されたカートリッジに、芯50が堅固に嵌合されることを可能にする。
図に示される本発明の実施例では、流体移送要素50は、例えば綿繊維などの線維の束、又は加熱要素41による芯の中心からの液体の蒸発によって駆動される、多孔質芯構造を通って毛管作用により液体貯蔵器30から気化チャンバ40へ液体を輸送するように構成される別の多孔質構造体によって形成され得る、毛細管芯50の形態である。流体輸送要素50は、好ましくは、それが半径方向に圧縮可能であるように、弾性材又は圧縮可能材を含む。このようにして、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20は、説明されるように、係合点において芯を圧縮して、開口部を通る液体の通過を制限する。2つのハウジング部10、20は共に、中央気化チャンバ40と、周囲の液体貯蔵器30とを形成する。特に、図1Bに示されるように、上部ハウジング部10は、液体貯蔵器30の外側境界を形成する外側壁11及びいくつかの内側壁12、13を含む。特に、上部ハウジング部10は、気化チャンバ40からカートリッジ100の口側端の吸入口43へつながる、カートリッジの長軸に沿って整列された管状気流通路を画成する管状中心壁12を含む。周囲の液体貯蔵器30の中の吸入通路42を形成する内側壁12は、芯50及び加熱器41の周囲で放射状に外側へ延びて、流体移送要素50の周囲で気化チャンバ40の外側境界を形成する。図1Bに示されるように、マウスピースへの気流通路を形成する内側壁12は、気化チャンバ40の壁13に接続される。内部気化チャンバ壁13は、カートリッジ100が組み立てられるときに気化チャンバ40の上部を画成する側壁及び上部壁の一部を形成する。
下部ハウジング部20は、ハウジング部20の外側境界を画成する外側ハウジング壁21を含む。図2Aに最も明確に示されるように、下部ハウジング部20は、また、上部ハウジング部10の内側壁13と共に気化チャンバ40の容積を画定する内側壁を形成する、いくつかの内側壁23を有する。特に、下部ハウジング部は、図1Aに示される内側下部底壁22と、図2Aに示される2つの内側壁23と、を有する。図1Aに示されるように、上部ハウジング部及び下部ハウジング部の外側壁11及び21によって画成されるカートリッジ100の内容積の中で、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20が接続されて気化チャンバ40の外側境界を画成するときに、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20の内側壁13、23が共に適合する。このようにして、内部気化チャンバ40は、液体貯蔵器30によって部分的に取り囲まれる。特に、内側壁は、カートリッジの内容積の中で気化チャンバ40を中心に設けるように成形されて、その周囲に少なくとも部分的に画成される液体貯蔵器の容積が、気化チャンバ40の少なくとも2つの対向する側において下に延びる。
この構造は、2つの一体型ハウジング部、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20が共にカートリッジの外側ハウジング、並びに気化チャンバ40、液体貯蔵器30、及び接続開口部60のそれぞれを形成するという点において、既知のデバイスとは異なる。既知のデバイスは、多くの場合、気化チャンバを設けるために外側ハウジング内に別個のコンポーネントを挿入することを必要とし、したがって、コンポーネントのより一層複雑な組み立て及び整列を必要とし、それが正確に実現されないと漏出につながり得る。
図2A及び図2Bに示されるように、気化チャンバ40を画成する上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20によって設けられる内側壁13、23はそれぞれ、ハウジング部が接続しているときに液体貯蔵器及び加熱チャンバ40を接続する開口部60も共に形成する、湾曲した面61、62を含む。このようにして、気化チャンバ40は、図の実施例では、気化チャンバの側壁の中に2つの開口部60を有するカートリッジ100の内容積の中で中心に設けられ、開口部60によって気化チャンバが周囲の液体貯蔵器30と流体連通される。図2Aに示されるように、開口部60を画成する面62は、毛細管芯50の端51を支持し、それによって、ハウジング部10、20が結合されるときに毛細管芯の端51が、図1A及び図1Bに示されるように面61、62によって形成される開口部60の中に堅固に収容される。
図の実施例では、流体移送要素50は、図2Aに示されるような細長い毛細管芯であり、それは、加熱チャンバ40の内容積にわたって延びて、その対向する端51が気化チャンバ40の内側壁の中の開口部60に収容されている。このようにして、ハウジング部が図1Bに示されるように結合され、且つ液体貯蔵器30の内容積が液体で満たされているときに、毛細管芯は、芯の端51が液体貯蔵器30の内容積の中の液体と連通し、加熱中に液体が毛細管芯50を通って気化チャンバ40内に引き込まれるように、開口部60を満たしている。開口部60が2つの別個のハウジング部10、20の対向する面61、62によって形成されるため、カートリッジ100の構築は簡略化され、芯50の周囲の開口部60のより堅固な接続が実現され得る。
そのようなデバイスにおける既知の問題は、液体が芯の周囲で気化チャンバ内に漏出しないように液体貯蔵器30及び気化チャンバ40を接続する開口部60内において十分な圧力で芯を締め付ける一方で、芯50を通る流体輸送が制限されるように、隙間を通る液体の輸送が芯50の線維によって形成されるように過大な圧力を加えないことである。芯50の周囲で共に適合される2つの構成部品の形態で開口部60を提供することによって、開口部60の直径は、必要な締り嵌めを提供するために正確に設計される一方で、毛細管芯50を通って十分な液体が流れることをやはり可能にする。さらに、芯50を保持する開口部60を形成する上部支持面61及び下部支持面62の形状に、正しい圧力で芯を確実に保持するための特定の形状又は表面特徴が与えられ得る。図の実施例では、支持面は、略円形の開口部60を形成する半円形状である。面は、例えば円周突起と共に形成されてもよく、円周突起は、芯60の周囲の液体の流れを制限するために毛細管芯50を押圧する。
図2Aに最も明確に示されるように、加熱要素は、芯の周囲にコイル状に巻き付けられ、電気接点板70に接触するように芯から外に延びる2つの端42を有する、加熱コイル41である。電気接点板70に、且つその後加熱要素に電力を提供することによって、電流が加熱要素を通して提供されて、電気コイルを加熱し、液体貯蔵器30から液体輸送要素50を通って輸送された液体を気化チャンバ40内で気化し得る。
図2A及び図2Bの実施例では、毛細管芯50は、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20の支持面61、62によって形成される開口部60の中に単に収容される。好ましくは、各開口部60に取り付けられた環状シール80の使用によって、毛細管芯50の周囲の開口部の密封がさらに強化される。図1Aに示されるように、液体が液体移送要素50を通る以外に開口部60を通過することを制限されるように、環状シール80が流体移送要素50の周囲に係合される。環状シール80は、好ましくは、変形可能な弾性材でできており、毛細管芯50が各開口部60の中で環状シール80を通過して液体貯蔵器30と連結するように、開口部60のパラメータの境界を示す。環状シール80は、支持面61、62との堅固な係合をもたらして、開口部60を通る気化チャンバ40内への芯50の周囲の液体の通過を実質的に制限する。
環状シール80は、多くの異なる方法で提供され得る。一実施例では、環状シール80は、2つのコンポーネント、上部ハウジング部10の上部支持面61に付着される上部シールセグメント80aと、下部ハウジング部20の下部支持面62に付着される下部シールセグメント80bと、を含み得る。特に、ハウジング部10、20が芯50の周囲で接続されるときにシールセグメント80a、80bが芯50の周囲で完全な環状シール80を形成して開口部60を密封するように、環状シール80は、弾性変形可能材から形成される湾曲した支持面61、62自体によって形成されてもよい。例えば、図1Aを見ると、環状シール80は、ハウジング部10、20が結合されるときにそれらが毛細管芯50の周囲で完全な環形を形成するように、上部シールセグメント80A及び下部ハウジング部20に付着された下部セグメント80Bによって形成されてもよい。
代替として、上部ハウジング部10の上部支持面61及び下部ハウジング部20の下部支持面62は、図3Aにおいて下部ハウジング部20に収容される液体移送要素50の平面図に示されるように、一体型環状シール80を収容するように構成されるシール台座を提供し得る。図3Aに示されるように、下部支持面は、環状シール80を収容するように構成される溝63を形成するように成形される。対応する溝は、図3B及び図2Bに示されるように、上部支持面61によって設けられる。このようにして、上部支持面61及び下部支持面62は、開口部60内の定位置に一体型環状シール80を保持する台座を形成する。溝63によって設けられた台座に収容されるときのそのような環状シール80の断面が、図3Bに示される。図3Bに示されるように、円周溝63は、V形断面を形成する2つの円周面を含む。
特に、上部支持面61は、角度付き円周面61a及び61bを含み、円周面61a及び61bは、円周溝63のV形断面を共に形成する。同様に、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20が接続されるときに図3Bに示されるように、完全な円周方向V形溝が開口部60の周囲に設けられるように、下部ハウジング部によって設けられる下部支持面は、角度付き支持面62a、62bを含み、支持面62a、62bは、V形断面を共に形成する。このV形溝は、環状シール80が取り除かれることを防止するため、且つ堅固な密封を提供して液体の通過を妨げるために堅固な接続を形成して、環状シール80を定位置に保持するように作用する。環状シール80自体が、開口部60内で環状シール80によってもたらされる密封性をさらに強化するためのいくつかの追加の特徴で構成され得る。
図3Bに示されるように、環状シール80は、この実施例において円筒体81で形成される略管状体81を含む。シール80は、また、図3Aに明確に示されるように、環状シール80の円周の周囲で放射状に外側へ延びる、丸みを帯びた円周突起82を含む。この突起82の丸みを帯びた外形は、V形溝63を形成する2つの面に接触して、強化された密封性をもたらす。特に、突起82の丸みを帯びた外形は、上部ハウジング10の2つの角度付き面61a、61b及び下部ハウジング20の角度付き面62a、62bに接触するため、環状シールは、環状シール80の管軸に沿って2つの封止点をもたらす。特に、これらの角度付き面のそれぞれの上の接触点が、完全な円周接触線をもたらし、それによって、支持面によって設けられた台座及び環状シールが共に、開口部60の周囲の2つの円周接触線をもたらす。2つの円周接触線によって、気化チャンバ40内への環状シール80の周囲の液体の通過が著しく制限される。この実施例の環状シール80は、また、毛細管芯50を押圧するための円筒体81から放射状に内側へ延びる内部円周突起を含む。この内部円周突起83の半径方向延長部の長さを構成することによって、芯50に対するグリップの締め付けが、シール80を最適化して芯50と環状シール80との間の液体の通過を防止する一方で、芯50を通る液体の毛管輸送を可能にするように構成され得る。
上述の通り、シールは、好ましくは、台座63を形成する角度付き面に対する接触力を受けて変形する弾性変形可能材を含み、それによって、台座の表面及び芯50に従って堅固な密封をもたらす。シリコーンは、適当な弾性度をもたらすように適合され、且つ成形によって簡単な方式で製造され得る、特に好ましい材料を提供する。
図2A及び図2Bに示されるように、上部ハウジング部及び下部ハウジング部20は、対応する接触面14、24において外側壁11、21の断面の全周の周りで互いに接触する。特に、下部ハウジング部の外側壁21の上向き接触面24が、上部ハウジング部10の外側壁11の対向する下向き接触面14と接触するように、上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20は、図1Bの矢印方向に近づけられる。これらの接触面は、粘着剤又は超音波溶接などによるいくつかの異なる製造技術によって付着され得る。好ましくは、対向する接触付着面24、14によって画成される、この接続平面は、毛細管芯60の長軸を通って中心に延びる、図1Aに示される接続平面Lを画成する。これは、製造の役に立ち、ハウジング部10、20を付着させるために、接着される支持面及び対向する付着面上に芯が配置されることを可能にする。
上述の通り、芯の周囲にコイル状に巻き付けられたコイル状加熱ワイヤ41が、図3Aに最も明確に示されるように、接点板70に接触する。特に、下部ハウジング部20によって設けられた気化チャンバ40の底面22から上向きに延びる2つの接点板70が存在する。各接点板70は、好ましくは、気化チャンバ40の底面22に略垂直に上向きに延びる上向き延長部71と、下部ハウジング部20の底の外側面に沿って平坦に置かれた折り畳み垂直部72と、によって形成される。接点板70は、下部ハウジング部20の開口部を通って延びる上部ワイヤ接触部71を有する垂直配置を形成するように折り畳まれ、下部ハウジング部20の底面25に沿って平らに置かれている第2の底部接点部72を形成するように折り畳まれる。このようにして、カートリッジ100がエアロゾル生成デバイスに収容されるときに、接点板70の底部接点部72は、バッテリに接続されて接点板70を通して加熱ワイヤ41に電流を提供する、対応する接点に接触し得る。
図3Cに示されるように、接点板70の上部71は、気化チャンバ40の下部内側面22の隆起部26を通って延びる。特に、底面は、下部ハウジング部の下部内側面22によって形成され、これは、底面22から上向きに延びる2つの突出プラットフォーム26を有し、接点板のワイヤ係合部71は、図3Aに示されるようにこれらの隆起プラットフォーム26の中の穴から出てくる。
気化チャンバ22の底の隆起プラットフォーム部26の中に接点板70を設けることによって、本発明により提供される改善されたシールを通過して少量の液体が漏出するとしても、この液体は、図3Cに示されるような隆起プラットフォーム26の周囲に集まり、電気端子70とは接触しない。図3Aに示される気化チャンバ43への給気口もまた、これらの隆起プラットフォーム26を通して設けられ、それによって、この場合も、シール80を通過して漏出する液体は気化チャンバ40の底に集まり、したがっていかなる漏出した液体からの液滴も、気化チャンバの底にある給気口43より下にもたらされるため、給気口43を通って蒸気流ストリーム内に入ることができない。このようにして、芯50の周囲の開口部60によってもたらされる改善された密封は、隆起プラットフォーム26と共に、マウスピースを通る気流に到達する液滴の量が著しく減少することを意味する。
例示される実施形態において、接点板70は流体輸送要素50を提供する芯の同じ側に設けられる(即ち、接点板70の両方が、流体輸送要素50の同じ長手方向側に隣接して配置される)が、他の実施形態では、接点板70が、流体輸送要素50の反対側に配置されてもよい。流体輸送要素50の反対側に接点板70を配置することによって(即ち、流体輸送要素50が接点板の間に延びるように接点板70を配置することによって)、接点板は、追加の熱絶縁を加熱ワイヤ41及び芯に与えてもよく、それにより、デバイスの効率性を強化する。
図4に示されるように、カートリッジ100は、エアロゾル生成デバイス200のカートリッジ台座201に収容されるように構成される。下部ハウジング部20の外側底面25上の接点72は、カートリッジ台座201の底面に配置された対応する接点202に接触する。これらの接点202は、ばね付勢されてもよく、それによって、それらが接点の下でカートリッジ台座201の底の中の凹部内へ格納される。付勢によって、エアロゾル生成デバイスの接点202とカートリッジ100の接点72とが十分接触することが保証される。カートリッジがカートリッジ台座201に収容されるとき、バッテリ203によって提供される電流は、接点72に提供され、加熱要素41に提供されて、液体輸送要素50を介して液体チャンバ30から気化チャンバに輸送される液体を気化し得る。電流の提供は、制御回路204によって制御されて、加熱要素41に印加される電流量が制御され得る。
本発明によるカートリッジ100では、気化チャンバ内への漏出に対する抵抗力の上昇が達成されながら、簡略化された製造プロセスが提供される。特に、流体輸送要素50の周囲で接続されて液体貯蔵器30と気化チャンバ40との間に開口部を提供し得る上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20を有する2部式カートリッジを提供することによって、改善された堅固な接続が、流体輸送要素50の周囲にもたらされて気化チャンバ内への漏出を最小化し得る。これは、接続時に開口部60を提供する上部ハウジング部10及び下部ハウジング部20の対向する面によって提供される台座に収容される環状シール80を設けることによって、さらに改善され得る。このようにして、図4に示されるようにカートリッジ100がエアロゾル生成デバイス200に収容されるときに、給気口を通るカートリッジ台座202内への漏出がより少なくなり、それに応じてデバイスの寿命が延長され、デバイスが有効に動作し続けることが保証される。さらに、液体貯蔵器30に貯蔵されたエアロゾル生成液体が気化チャンバ内に入ることがより少なくなり、ユーザによる吸入中に大きな液滴が運ばれることが少なくなるため、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
Claims (15)
- 電子タバコ用カートリッジであって、
気化される液体を含むように配置される液体貯蔵器と、
前記液体貯蔵器に気化チャンバを接続する少なくとも1つの開口部を有する前記気化チャンバと、
前記開口部内に保持され、前記液体貯蔵器と前記気化チャンバとの間で毛管作用により液体を移送するように配置される、流体移送要素と、
前記気化チャンバ内に位置し、前記流体移送要素によって前記気化チャンバに移送された液体を加熱するように配置される、加熱要素と、
を含み、
前記カートリッジが、前記カートリッジの外側ハウジングを提供し、前記流体輸送要素の周囲で接続して前記液体貯蔵器及び前記気化チャンバを形成するように構成される、上部ハウジング部及び下部ハウジング部を含む、カートリッジ。 - 前記上部ハウジングが湾曲した上部支持面を含み、前記下部ハウジング部が対向する湾曲した下部支持面を含み、
前記上部ハウジング部及び前記下部ハウジング部が接続されるときに、前記上部支持面及び前記下部支持面が、前記流体移送要素を保持する前記少なくとも1つの開口部を共に形成する、請求項1に記載のカートリッジ。 - 前記気化チャンバが、前記気化チャンバを前記液体貯蔵器に接続する2つの開口部を含み、前記流体移送要素が、2つの対向する端を有して細長く、
細長い前記流体移送要素が、前記気化チャンバにわたって延び、前記2つの対向する端のそれぞれが、開口部において前記液体貯蔵器と流体連通して保持される、請求項1又は2に記載のカートリッジ。 - 前記気化チャンバを前記液体貯蔵器に接続する前記1つ又は複数の開口部のそれぞれに取り付けられた環状シールをさらに含み、液体が前記液体移送要素を通る以外に前記開口部を通過することを制限されるように、前記環状シールが前記流体移送要素の周囲に係合される、請求項2又は3に記載のカートリッジ。
- 前記湾曲した上部支持面が上部シールセグメントを含み、前記湾曲した下部支持面が下部シールセグメントを含み、前記上部ハウジング部及び前記下部ハウジング部が接続されるときに、前記上部シールセグメント及び前記下部シールセグメントが、前記流体移送要素の周囲に係合される前記環状シールを共に形成する、請求項4に記載のカートリッジ。
- 前記環状シールが、一体型環状体を含み、前記流体移送要素に対してスリーブを付けられ、前記上部支持面及び前記下部支持面が、前記環状シールを収容するように構成される台座を提供する、請求項4に記載のカートリッジ。
- 前記上部支持面及び前記下部支持面が、前記上部ハウジング部及び前記下部ハウジング部が接続されるときに円周溝を形成するように成形され、前記円周溝が、前記環状シールを収容するように構成される、請求項6に記載のカートリッジ。
- 前記円周溝が、V形断面を形成する2つの円周面を含み、前記環状シールが、前記面の両方に接触して前記環状シールと前記台座との間に2つの円周方向接点を提供する、丸みを帯びた外形を含む、請求項7に記載のカートリッジ。
- 前記環状シールが、前記開口部の境界となる面に接触するように放射状に外側へ延びる丸みを帯びた円周突起を有する略円筒体を含む、請求項4~8のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記環状シールが、前記シール内に前記液体移送要素を押圧するように放射状に内側へ延びる内部円周突起を有する略円筒体を含む、請求項4~9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記シールが、弾性変形可能材を含む、請求項4~10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記上部ハウジング部及び前記下部ハウジング部の前記接触面が、接続時に前記液体輸送要素を通って長手方向に延びる平面を画成する、請求項1~11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記下部ハウジング部が、前記気化チャンバ内へ空気を入れることを可能にする給気口を含み、前記給気口が、前記気化チャンバの下部内側面の隆起部上に設けられる、請求項1~12のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記隆起部の周囲の前記気化チャンバの前記下部内側面上に設けられる液体吸収材をさらに含む、請求項13に記載のカートリッジ。
- 請求項1~14のいずれか一項に記載のカートリッジと、前記加熱要素に電力を提供するように配置される電源と、を含む、電子タバコ。
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