JP2022553874A - 軸方向磁束機械のための改良された回転子アセンブリ - Google Patents

軸方向磁束機械のための改良された回転子アセンブリ Download PDF

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Abstract

軸方向磁束機械のための回転子アセンブリは、少なくとも1つの磁石と、第1および第2の支持構造とを含んでもよい。第1の支持構造は、第1の支持構造に少なくとも1つの磁石を取り付け、少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように構成されてもよい。第2の支持構造は、トルクが第1の支持構造を介して少なくとも1つの磁石と第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために、第1の支持構造に取り付けられるように構成されてもよく、(A)軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成されてもよい。

Description

(背景)
永久磁石軸方向磁束モータおよび発電機が、公知である。そのようなモータまたは発電機(本明細書では、集合的に「機械」と称される)の例は、米国特許第7,109,625号、米国特許第9,673,688号、米国特許第9,800,109号、米国特許第9,673,684号、および米国特許第10,170,953号、ならびに米国特許出願公開第2018-0351441A1号(「第’441号公開」)において説明され、それらの全内容のそれぞれは、参照することによって明細書に援用される。
(概要)
開示される実施形態のうちのいくつかでは、軸方向磁束機械のための回転子アセンブリは、少なくとも1つの磁石と、第1および第2の支持構造とを備える。第1の支持構造は、第1の支持構造に少なくとも1つの磁石を取り付け、少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように構成される。第2の支持構造は、トルクが第1の支持構造を介して少なくとも1つの磁石と第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために、第1の支持構造に取り付けられるように構成され、第2の支持構造は、(A)軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、方法は、軸方向磁束機械のための回転子アセンブリの第1の支持構造が少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように少なくとも1つの磁石を第1の支持構造に取り付けることと、トルクが第1の支持構造を介して少なくとも1つの磁石と第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために第2の支持構造を第1の支持構造に取り付けることとを含み、第1の支持構造は、第1の支持構造に少なくとも1つの磁石を取り付け、第2の支持構造は、(A)軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、軸方向磁束機械のための回転子アセンブリは、少なくとも1つの磁石と、少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するための第1の手段と、第1の手段を介して少なくとも1つの磁石間でトルクを伝達するための、第1の手段に取り付けられるように構成される第2の手段とを備え、第2の手段は、(A)軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される。
(図面の簡単な説明)
図1は、プリント回路基板ステータを伴う例示的軸方向磁束空隙機械の全体構想の断面図を示す。
図2は、軸方向磁束モータ内の空隙の傾向を示し、空隙は、回転子支持体の変形に起因して潰れ、ステータとの干渉を潜在的に生じさせる。
図3Aは、テーパ部が含まれる例示的回転子支持体の断面図を示す。
図3Bは、図3Aに示される例示的回転子支持体の断面図を示し、リング磁石が、それに取り付けられる。
図4は、図3Bに示されるような2つの回転子アセンブリがどのように、回転子の平衡位置が間隙中心線から等距離であるように軸方向磁束機械内に配設され得るかを示す。
図5は、例えば約4センチメートル超の半径を有する回転子アセンブリのために使用され得る例示的磁石片を示す。
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態に従って構成される回転子部分(例えば、回転子の半分)の第1の支持構造(すなわち「回転子地鉄」)の例を示す。
図6Bは、図6Aに示される第1の支持構造を示し、磁石片502の組が、その上に配設されている。
図7は、本開示のいくつかの実施形態に従って構成される第2の支持構造(すなわち「回転子支持体プレート」)の例を示す。
図8Aは、最終トルクをアセンブリねじに適用する前の、図6Bに示されるもの等の第1の支持構造と図7に示されるもの等の第2の支持構造とを含む例示的回転子アセンブリを示し、磁石片が、第1の支持構造の上に配設されている。
図8Bは、トルクを設計するためにねじが緊締されているときの図8Aの回転子アセンブリを示す。
図9は、図8Bに示される同一回転子アセンブリを示し、ただし、テーパ部の程度が、例証目的のために誇張されている。
図10は、図9に示されるもの等の一対の事前反曲回転子アセンブリの側面図を示し、それらが軸方向磁束機械に組み込まれたときに回転子アセンブリがどのように所望の構成に屈曲し得るかを図示する。
図11Aは、プリント回路基板ステータが磁石片の面の間の実質的に均一な間隙内に位置付けられる軸方向磁束機械内に、図8Bに示されるような2つの回転子アセンブリがどのように配設され得るかを示す。
図11Bは、図11Aに示されるアセンブリの断面図を示す。
図12Aは、図8Bに示されるような2つの回転子アセンブリが、無シャフト構成を伴う軸方向磁束機械内にどのように配設され得るかを示す。
図12Bは、図12Aのアセンブリの断面図を示す。
図13は、インおよびアウトランナ構成の例示的軸方向磁束機械の断面図を示し、インおよびアウトランナ構成では、第2の支持構造が、ステータの外側に合致し、ステータは、その内径において筐体に搭載されるように構築される。
図14は、片側回転子を伴う例示的軸方向磁束機械の断面図を示す。
(詳細な説明)
本出願は、参照することによって、あらゆる目的のために、以下の特許出願、すなわち、2020年11月2日に出願された「IMPROVED ROTOR ASSEMBLIES FOR AXIAL FLUX MACHINES」と題する米国仮特許出願第17/086,549号、2019年11月12日に出願された「IMPROVED ROTOR ASSEMBLIES FOR AXIAL FLUX MACHINES」と題する米国仮出願第62/934,059号、2018年5月18日に出願され、米国特許出願公開第2018/0351441号として公開された「PRE-WARPED ROTORS FOR CONTROL OF MANGET-STATOR GAP IN AXIAL FLUX MACHINES」と題する米国特許出願第15/983,985号、2017年6月5日に出願された「PRE-WARPED ROTORS FOR CONTROL OF MAGNET-STATOR GAP IN AXIAL FLUX MACHINES」と題する米国仮特許出願第62/515,251号、および、2017年6月5日に出願された「AIR CIRCULATION IN AXIAL FLUX MACHINES」と題する米国仮特許出願第62/515,256号のそれぞれの全内容を援用する。本出願はまた、参照することによって、あらゆる目的のために、以下の登録された特許、すなわち、米国特許第7,109,625号、米国特許第9,673,688号、米国特許第9,800,109号、米国特許第9,673,684号、および米国特許第10,170,953号のそれぞれの全内容を援用する。
上記に記載される特許文書において説明されるもの等の永久磁石軸方向磁束モータおよび発電機は、永久磁石を伴う2つの回転子部分、または1つもしくはそれより多くの永久磁石を伴う1つの回転子部分と可動または定常磁束帰還ヨークと(交互する北-南極をPCBステータに効果的に提示する)の間に位置付けられる平面プリント回路基板(PCB)ステータアセンブリを特徴とし得る。ステータによって支持される電流と回転子によって確立される磁束密度との相互作用が、モータ動作においてトルクを生成し、または、回転子へのトルクの適用が、発電機動作においてステータ内に電流を誘発することができる。
軸方向磁束機械の幾何学形状を説明する際、用語「軸方向に」、「半径方向に」、および「角度方向に」が、種々の構成要素および/または磁束線の向きを説明するために、一般に使用される。本明細書で使用される場合、用語「軸方向」および「軸方向に」は、機械の回転子の回転軸と平行な方向を指し、用語「半径方向」および「半径方向に」は、機械の回転子の回転軸を横切り、それに直交する方向を指し、用語「角度」および「角度方向に」は、機械の回転軸に直交する平面内の円の曲線に沿った方向を指し、円の中心は、回転軸によって横切られる。
あるサイズより下の回転子に関して、交互する極によって磁化させられている磁性材料の単一ピース(時として「リング磁石」と称される)を使用することは実用的である。そのようなリング磁石が、磁石に対する機械的支持と機械のシャフトへの接続とを提供する回転子支持体(時として「地鉄」と称される)に取り付けられてもよい。
第’441号公開において、「事前反曲」回転子構成要素の方法が、説明され、その方法では、回転子の半分が切り離されているときには回転子の2つの個別の半分の永久磁石のステータ接面が「反曲させられる」が、2つの回転子の半分が機械に組み込まれたときには「扁平」にされるように、回転子支持体は、機械加工され得、それによって、磁力が、回転子の半分を相互に誘引し、構造を歪ませ、したがって、永久磁石の対向表面間の均一間隙を確立する。その文書で開示される例の全てにおいて、一体の支持構造は、磁束帰還路を提供する役割も果たす。
より大きい機械(特に、8センチメートル超の半径を伴うもの)に関して、磁石構造のためのリング磁石の使用は、非実用的であり得る。極毎の個々の、または断片にされた磁石は、一体の磁石より容易かつ経済的に生産され、磁化させられることができる。断片にされた磁石のための回転子支持体は、交互する極のパターンで個々の磁石を配置する陥凹特徴、すなわち、「ポケット」も含み得る。これらのポケットは、磁石を半径方向および軸方向に拘束し得る。ポケットを加工することは、複数の極を伴う一体の磁石のための回転子支持体と比較して余分な機械加工労力を伴い得る。加えて、回転子支持体が、典型的には軟磁性材料(例えば、鋼鉄)を介して磁束帰還路を提供するため、より大きい回転子の重量および慣性は、有意であり得る。磁石は、ポケットの中に精密に設置することが難しくあり得、いったん挿入されると、それらは、除去することが難しくあり得る。これは、故障または損傷した磁石の場合、回転子を修復することを難しくし、また、機械が使用中止になったとき、磁性材料の回収および再使用を潜在的に限定し得る。
回転子設計が、供与され、その回転子設計では、回転子の一部(例えば、回転子の半分)のための回転子支持体は、少なくとも第1の支持構造および第2の支持構造を含む複数の構成要素から作製され得る。いくつかの実装では、断片にされた磁石が、第1の支持構造上に配置されてもよい。第1の支持構造は、例えば、回転子部分のための磁束帰還路を提供する第1の材料(例えば、鋼鉄)から作製されてもよい。この第1の支持構造は、第2の支持構造を介して支持され、軸方向磁束機械のシャフトに接続されてもよい。いくつかの実装では、第2の支持構造は、第1の材料と異なる第2の材料から作製される。第1の材料は、その磁気的性質に関して選択されてもよい。第2の材料は、他方では、その剛性、引張強度、低重量、および/または製造性に関して選択されてもよい。
いくつかの実装では、第1の支持構造が磁石を角度方向および軸方向に配置し得る一方、第2の支持構造は、磁石を半径方向に配置し得る。さらに、いくつかの実装では、第1の支持構造は、第1の支持構造が第2の支持構造から分離させられ得る手法で、第2の支持構造によって支持されてもよい。いくつかのそのような実装では、第1の支持構造が第2の支持構造から分離させられると、個々の磁石片は、半径方向に除去および置換され得る。
本明細書において説明される設計は、断片にされた磁石を使用したより大きい機械(例えば、8センチメートル超の半径を伴うもの)に関して特に有利であり得る。しかしながら、本明細書において説明される原理は、断片にされた磁石またはリング磁石のいずれかを使用したより小さい機械にも適用可能であり得る。設計は、従来のステータ構造(例えば、磁極を形成する銅ワイヤ巻線)だけでなく、上記に記載される特許文書において説明されるもの等のPCBベースのステータ構造を採用する軸方向磁束機械を含む任意のタイプの軸方向磁束機械にも適用されてもよい。
軸方向磁束機械内の回転子の機能は、概して、磁束帰還路を提供する磁石を配置することと、規定された設計幾何学形状に間隙を維持することとを含む。
磁石の場所は、磁石が一連の交互する極を形成するように、磁石を角度方向に拘束することを伴い得、一連の交互する極は、トルクの正味生成をもたらすステータ電流密度と相互作用する。さらに、磁石は、典型的には、それらが有用な機械的出力のためにトルクをシャフトに伝送することができるように、シャフトに機械的に接続される。磁石は、極の幾何学形状を維持するために、半径方向にも拘束され得る。一体のリング磁石が採用されると、半径方向および角度方向の拘束条件は、リングのインテグリティによって達成され得る。しかしながら、これらの拘束は、回転子が断片にされた磁石から成る場合、明確に考慮される必要がある。
回転子の磁束帰還機能は、好ましくは、意図される間隙の外側に有意な量の磁束を「漏出」させることを許容することなく、極間の磁気回路を完成させる。意図される間隙の外側の回転子磁束は、トルク生成/電流発生に寄与せず、抗力を増加させる電流を伝導性材料内に誘導し、かつそれらと相互作用し得る。磁束帰還機能は、概して、鋼鉄等の軟磁性材料を使用して達成される。
磁石の軸方向の場所、すなわち、磁石面間の間隙の維持は、多くの用途において緊要であり得る。シャフト上に組み立てられると、回転子部分(例えば、回転子の半分)間の引力が、ステータが設置される回転子部分間の間隙を潰す傾向にある。この間隙を設計値に維持することは、モータ/発電機性能に重要であり得、間隙サイズの過剰な低減は、回転子部分とステータとの間に機械的干渉をもたらし得る。
魅力的な解決策は、要求される機能性に対して最適化された材料を用いて、構成要素のアセンブリとして回転子部分を構築することである。いくつかの実装では、1つまたはそれより多くの磁石片が、軟磁性材料(例えば、鋼鉄)から作製される第1の支持構造上で角度方向に向けられてもよい。第1の支持構造は、例えば、ディスク形状を有してもよい。いくつかの実装では、第1の支持構造は、原料の単一ピースから機械加工されてもよい。他の実装では、第1の支持構造は、複数の個々に形成される構成要素から組み立てられてもよい。第1の支持構造(すなわち、「地鉄」)は、磁石片のための磁束帰還路またはヨークとしての役割を果たし得る。いくつかの実装では、このピースは、例えば、ウォータージェット、レーザ、またはスタンピングプロセスによって、平坦シート原料から非常に急速かつ正確に作製されることができる。部分的には、比較的少ない特徴が要求され、材料が除去される必要が殆どないため、これが可能である。軟磁性材料の量を最小限にすることは、時間およびエネルギー集約的な機械加工プロセスを回避し得る。軟磁性材料を最小限にすることは、それが機械の慣性モーメントを低減させ得、機械の全体的質量を減少させ得、かつ/または機械の時定数を減少させ得るため、いくつかの状況において重要であり得る。
いくつかの実装では、磁気片を半径方向に配置することと、機械的に磁性構成要素をシャフトに結合することと、間隙を維持することとを行う機能は、第2の支持構造を用いて達成されてもよい。いくつかの実装では、そのような第2の支持構造は、良好な強度/剛性対重量比率を伴う材料(または複数の材料)から加工されてもよい。磁気的性能要件が存在しないため、マグネシウム合金、炭素繊維複合材、およびアルミニウム等のいくつかの比較的強い/剛性のある材料が、この第2の構成要素の候補である。従来の鋼鉄の機械加工と比較して、これらの材料は、多くの場合、形成および機械加工することがより容易である傾向にある。さらに、いくつかの実装では、そのような第2の支持構造は、構成要素を直接統合する等の付加的機能を実施するように構成されてもよく、それらの構成要素は、さもなくば、外部シャフトに搭載される。図12A、図12B、図13および図14に関連して下記にさらに詳細に解説されるように、そのような構成は、種々の負荷またはトルク源とより堅く統合され得る「シャフトなし」機械の設計を促進し得る。
第1および第2の支持構造は、統合されたアセンブリを形成するために、いくつかの手法のいずれかにおいてともに締結されてもよい。いくつかの実装では、例えば、第1および第2の支持構造は、ピン、接着剤、および/または締結具を配置することを使用して相互に締結されてもよい。いくつかの実装では、そのような2ピースアセンブリは、磁石片が、磁石片をその個別のポケットの中に整合および降下させるために、ジグまたは他の機構を伴わずに容易に操作され、回転子部分(例えば、回転子の半分)に関して適切に配列されることを可能にし得る。第1の支持構造が磁石片を半径方向に拘束する必要がないため、第1の支持構造が第2の支持構造に組み立てられる前に磁石片を軸方向にポケットの中に挿入することと比較して低い力で磁石片を半径方向から挿入することが可能であり得る。したがって、第1の支持構造は、いくつかの実装では、隙間を整合させること、および隣接する磁石片から維持することだけでなく、回転子の半分が最終アセンブリ上に整合させられるように極のシーケンスをシャフトに送り出すことにおいても、それ自体がジグとしての役割を果たし得る。いったん磁石片が第1の支持構造に対して組み立てられると、第1の支持構造と磁石片とを含むアセンブリは、第2の支持構造に対して組み立てられてもよく、これは、磁石片を半径方向に保ち得る。
いくつかの実装では、本明細書において説明されるような多ピース回転子アセンブリの付加的特徴として、「事前反曲部」が、第2の支持構造に組み入れられてもよく、それは、機械加工することがより容易であり得る。したがって、第1の支持構造は、いくつかのそのような実装では、平坦に機械加工されてもよい。第1の支持構造が第2の支持構造に対して組み立てられると、両方のピースは、歪曲させられてもよい。全体として、第1および第2の支持構造のアセンブリは、半径が増加するにつれて、間隙から遠い方に角度付けられた錐台に近似し得る。2つのそのような回転子部分が、回転子内の間隙を形成するように組み立てられたとき、磁力の力は、間隙が実質的に均一であるように、アセンブリをさらに歪曲させ得る。
上記のアプローチおよび技法のいくつかの実装を用いて実現され得る利点の例は、以下を含む。
1.正しい幾何学形状を生産するために必要とされる動作、材料、および隙間の種類に基づく、多ピース設計に関する機械加工動作における有意なコスト節約。
2.大幅に簡略化された、回転子地鉄に対する磁石の無ジグ組立。
3.軟磁性材料質量の最小限化。
4.磁石片およびリング磁石回転子タイプへの適用可能性。
5.磁性材料のより容易な回収、すなわち、半径方向における取り出し。
図1は、例示的軸方向磁束空隙機械100の全体構想の断面図を示す。示されるように、機械100は、プリント回路基板(PCB)ステータ102と、シャフト108に機械的に結合される一対の回転子部分104a、104bを含む回転子とを含んでもよい。示されるように、回転子部分104a、104bは、回転子支持体112a、112bをそれぞれ含んでもよく、個別のリング磁石110a、110bが、回転子支持体112a、112bに取り付けられる。この場合、回転子部分104a-b(リング磁石110a-bを除く)のそれぞれは、一体の従来の構築物であり、回転子支持体112のために選択された材料が良好な剛性、強度、および磁気的性質を供与することを要求する。
図2は、図1に示される軸方向磁束機械100と類似する軸方向磁束機械200内の空隙106の傾向を示し、これは、回転子支持体112a-bの変形に起因して潰れ、リング磁石110a、110bとステータ102との間に、潜在的に干渉を生じさせる。図示は誇張されているが、意図される平衡幾何学形状に機械加工される任意の回転子支持体112は、なんらかの歪みを被る。
図3Aは、テーパ状表面304が含まれる例示的回転子支持体302の断面図を示す。図3Bは、回転子支持体302と、テーパ状表面304に取り付けられたリング磁石110との両方を含む回転子部分300(例えば、回転子の半分)を示す。いくつかの実装では、回転子支持体302は、図4に示されるように組み立てられたとき、その外縁306が、間隙中心線に対して意図される平衡回転子位置に変形するように構成されてもよい。
図4は、、図3Bに示される回転子部分300等の2つの回転子部分(例えば、回転子の半分)がどのように、回転子の平衡位置が回転子部分間の間隙106の中心線402から等距離であるように軸方向磁束機械400内に配設され得るかを示す。図示されるように、回転子支持体302a、302bの背部404a、404bは、リング磁石110a、110b間の引力に起因して、図3Bと比較して歪曲させられる。さらに、また図示されるように、回転子部分が機械400内に配設されると、リング磁石110a、110bの外縁306a、306bは、間隙106の中心線402に対して意図される平衡回転子位置に変形する。
図5は、例えば約4センチメートル超の半径を有する回転子アセンブリのために使用され得る典型的磁石片502を示す。磁石片502は、断片502を平面内に拘束するポケットを機械加工することを困難にし得るいくつかの半径および寸法公差パラメータを有し得る。示されるように、磁石502は、内縁504および外縁506を有してもよく、内縁504は、外縁506の幅Wより短い幅Wを有する。
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態に従って構成される回転子部分(例えば、回転子の半分)の第1の支持構造602(すなわち「回転子地鉄」)の例を示す。図示されるように、いくつかの実装では、第1の支持構造602は、中心開口部608を伴う環状形状を有してもよく、図5に示される磁石片502等の磁石片を受け取るためにリブ604を配置することを含んでもよい。さらに、いくつかの実装では、第1の支持構造602は、図7に示されるもの等の第2の支持構造702に第1の支持構造602を固着させるために使用され得る1つまたはそれより多くのピンおよび/またはねじ締結具孔606を含んでもよい。いくつかの実装では、第1の支持構造602は、鋼鉄から作製されてもよい。
図6Bは、例えば磁石片502を配置リブ604間で摺動させることによって磁石片502の組が第1の支持構造602に取り付けられているとき(ただし、第1の支持構造602が、下記に説明されるように第2の支持構造702に取り付けられる前)、第1の支持構造602がどのように見え得るかを示す。示されるように、磁石片502の内縁504は、第1の支持構造602の開口部608の中心点610から第1の半径方向距離Rに位置付けられてもよく、磁石片502の外縁506は、第1の支持構造602の開口部608の中心点610から第2の半径方向距離Rに位置付けられてもよい。
図7は、本開示のいくつかの実施形態に従って構成される第2の支持構造702(すなわち「回転子支持体プレート」)の例を示す。示されるように、いくつかの実装では、第2の支持構造702は、(例えば、円形辺縁704を介して)磁石片502を第2の半径方向距離Rに半径方向に拘束するように、かつ/または、回転子部分(例えば、回転子の半分)がアセンブリ上でどのように変形するかを決定するテーパ状表面領域706を特徴とするように、(例えば、図11Aおよび11Bに示されるように)第1の支持構造602をシャフト108に配置するように構成されてもよい。いくつかの実装では、第2の支持構造702は、旋盤および/または圧延タイプオペレーションを使用して作製されてもよい。第2の支持構造702は、いくつかの実装では、マグネシウム合金、炭素繊維複合材、またはアルミニウムから作製されてもよい。
図8Aは、最終トルクをアセンブリねじ802に適用する前の、図6Bに示されるもの等の第1の支持構造602と図7に示されるもの等の第2の支持構造702とを含む例示的回転子アセンブリ800を示し、磁石片が、第1の支持構造602の上に配設されている。いくつかの実装では、図8Aに示される構成は、例えば、最初に磁石片502を第1の支持構造602の配置リブ604間に位置付け、続いて第1の支持602を第2の支持構造702の円形辺縁704内に位置付けることによって達成されてもよい。図8Aが図示するように、ねじ802が緊締される前には、間隙804が、第1の支持構造602と第2の支持構造702との間に存在する。
図8Bは、トルクを設計するためにねじ802が緊締されているときの図8Aの回転子アセンブリ800を示す。示されるように、ねじ802を緊締することは、第1の支持構造602を第2の支持構造702に順応させ得、それによって、テーパ状表面706(図7に示される)に対応するテーパ部808が、第1の支持構造602に伝達され得、結果として、磁石片502の面810に伝達され得る。
図9は、図8Bに示される同一回転子アセンブリ800を示し、ただし、テーパ部808の程度が、例証目的のために誇張されている。図9に図示されるように、磁石片502(または代替として、リング磁石110)は、磁石片502の面810(またはリング磁石110の環状面)がテーパ部808の形状をとるように、第2の支持構造702から遠い方に面する第1の支持構造602の表面に取り付けられてもよい。
図9に図示されるように、第2の支持構造702のテーパ状表面706のテーパ部808の程度は、第1の支持構造602に接触する第2の支持構造702の表面上の2つの点902、904を識別すること、および2つの平面906、908間の距離Dを決定することによって測定されてもよく、ここで、回転子アセンブリ800の回転軸930が、2つの平面906、908に対する法線であり、2つの平面906、908は、第1の点902および第2の点904を個別に横切る。いくつかの実装では、2つの接触点902、904は、(磁石片502の内径Rおよび外径Rと整合させられるか、または別様に整合させられて、)それらに関する距離Dが実質的にゼロを上回ることを見出され得る。この文脈における用語「実質的に」は、許容可能公差内の処理および/または材料欠陥に起因する若干の変動を除外するように意図される。いくつかの実装では、距離Dは、例えば、「0.003」インチを上回るか、または「0.01」インチを上回るか、または「0.02」インチさえも上回ってもよい。加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、2つの接触点902、904は、2つの点の間の距離、および/または対応する磁石片502の内径Rと外径Rとの間の差異に対する距離Dの比率が実質的にゼロを上回るように見出され得る。いくつかの実装では、そのような比率は、例えば、「0.002」を上回るか、または「0.005」を上回るか、または「0.01」さえも上回ってもよい。
また、図9に図示されるように、いくつかの実装では、少なくとも1つの点910が、第1の支持構造602に接触する第2の支持構造702の表面上に見出されることができ、第1の支持構造602に関して、半直線912が、平面と実質的に「90」度未満の角度αを形成し、半直線912は、(半直線912が、磁石の磁化方向と整合させられるように)表面から遠い方に延在し、表面に対する法線であり、回転軸930は、平面に対する法線である。いくつかの実装では、角度αは、例えば、「89.9」度未満、「89.7」度未満、または「89.5」度未満でさえあってもよい。点910は、例えば、磁石片502の内径R、磁石片502の外径R、またはそれらの2つの半径間のなんらかの点と整合させられてもよい。
加えて、または代替として、また、図9に示されるように、第1の支持構造602が第2の支持構造702に取り付けられるときに、磁石片502の面810(またはリング磁石110の面)に伝達されるテーパ部808の程度が、磁石片502(またはリング磁石110)の磁化の方向に直交する磁石片502(またはリング磁石110)の表面(例えば、図9に示される磁石片502の面810)上の2つの点914、916を識別すること、および2つの平面926、928間の距離Dを決定することによって測定されてもよく、回転軸930が、2つの平面926、928に対する法線であり、2つの平面926、928は、第1の点914および第2の点916を個別に横切る。示される例では、第1の支持構造602に接触する磁石片502の反対表面も、磁石片502の磁化方向に直交する。いくつかの実施形態では、2つの磁石表面点914、916は、これらに関して距離Dが実質的にゼロを上回ることを(磁石片502の内径Rおよび外径Rまたは他のところにおいて)見出されることができる。いくつかの実装では、距離Dは、例えば、「0.002」インチを上回るか、または「0.005」インチを上回るか、または「0.01」インチさえも上回ってもよい。加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、2つの磁石表面点914、916は、2つの点の間の距離、および/または磁石片502の内径Rと外径Rとの間の差異に対する距離Dの比率が実質的にゼロを上回るように見出されることができる。いくつかの実装では、そのような比率は、例えば、「0.002」を上回るか、または「0.005」を上回るか、または「0.01」さえも上回ってもよい。
また、図9に図示されるように、いくつかの実装では、磁石片502(またはリング磁石11)の磁化の方向に直交し、第1の支持構造602から遠い方に面する磁石片502の表面(例えば、図9に示される磁石片502の面810)上に、少なくとも1つの点922が見出され得、これに関して、半直線924が、平面と実質的に「90」度未満の角度αを形成し、半直線924は、(半直線924が、磁石片502の磁化方向と整合させられるように)磁石の表面から遠い方に延在し、表面に対する法線であり、回転軸930が、表面に対する法線である。いくつかの実装では、角度αは、例えば、「89.9」度未満、「89.7」度未満、または「89.5」度未満でさえあってもよい。点922は、例えば、磁石片502の内径R、磁石片502の外径R、またはそれらの2つの半径間のなんらかの点に配置されてもよい。さらに、図9に示されるように、第1の支持構造602、第2の支持構造702、および磁石片502は、半直線924(第1の支持構造602から遠い方に面する磁石片502の表面810に対する法線であり、かつそれから遠い方に延在する)が平面926を横切るように構成および配列されてもよい。
図10に図示されるように、2つの回転子アセンブリ800a、800bがシャフト108(図10に示されない)に取り付けられるか、または軸方向磁束機械内に別様に配設されると、磁石片502a、502bの磁束は、磁石片502a、502b間の間隙1002内に引力を発生させてもよく、引力は、回転子アセンブリ800a、800bの端部が相互に向かって移動するように回転子アセンブリ800a、800bを反曲させる。図10における破線は、回転子アセンブリ800a、800bが図11A-B、図12A-B、図13および図14に関連して下記に説明されるもの等のモータまたは発電機内に組み立てられた後に、それらがどのように形作られ得るかを図示する。いくつかの実装では、回転子アセンブリ800a、800bは、組立に先立って事前に反曲させられ得、それによって、相互に面する2つの磁石片502a、502bの表面が、組み立てられたモータまたは発電機に実質的に平行であり、したがって、間隙1002の幅を全体を通して実質的に均一にする。他の実装では、回転子アセンブリ800a、800bは、いったん組み立てられると、半径の関数として増加するテーパ部が取得されるように、若干「過度に反曲」させられてもよい。これは、より大きい半径における間隙を低減させる望ましくない効果を有し得るが、それは、より小さい平均間隙幅Gの使用を可能にし、したがって、平均磁場強度を増加させ、磁石片502a、502bの外径Rにおいて隙間を保ち得る。
図10に図示されるように、回転子アセンブリ800bが組立時に受ける反曲の量は、例えば、磁石片502bの外径Rに配置される点1004を識別し、組立時に回転軸930と一致する方向に点が移動する距離Dを決定することによって測定されてもよい。距離Dは、例えば、点1004を横切る、回転軸930が法線である平面を識別し、平面が別の平面に対して移動するような距離を決定することよって測定されてもよく、別の平面は、回転子要素アセンブリ800bの中心またはその近傍の点1006を横切り、回転軸930は、別の平面に対する法線でもある。いくつかの実装では、距離Dは、「0.001」インチを上回るか、または「0.005」インチを上回るか、または「0.01」インチさえも上回ってもよい。加えて、または代替として、いくつかの実装では、間隙1002の平均幅Gに対する距離Dの比率は、「0.01」を上回るか、または「0.05」を上回るか、または「0.1」さえも上回ってもよい。加えて、または代替として、磁石片502bとステータ102の表面(図10に示されない)との間の平均隙間距離に対する距離Dの比率は、「0.25」を上回るか、「0.5」を上回るか、または「1」さえも上回ってもよい。故に、いくつかの実装では、回転子アセンブリ800bは、平均磁石/ステータ隙間距離よりもはるかに歪んでもよい。
図10と併せて図9を参照すると、いくつかの実施形態では、回転子アセンブリ800a、800bは、回転子アセンブリ800a、800bが、図10に図示されるようにモータまたは発電機内に配設され、歪ませられると、回転子アセンブリ毎に、以下の値、すなわち、(1)平面906と平面908との間の距離D、(2)点902と点904との間の距離、および/もしくは磁石片502の内径Rと外径Rとの間の差異に対する距離Dの比率、(3)平面926と平面928との間の距離D、ならびに(4)点914と点916との間の距離、および/もしくは磁石片502の内径Rと外径Rとの間の差異に対する距離Dの比率のうちの1つまたはそれより多くが50パーセントまたはそれより大幅に減少し得るように構成および配列されることを理解されたい。
図11Aは、図8Bに示される回転子アセンブリ800等の2つの回転子アセンブリが、ステータ102(例えば、PCBベースのステータ)が磁石片502の面の間の実質的に均一な間隙内に位置付けられる軸方向磁束機械1100内にどのように配設され得るかを示す。図11Bは、図11Aに示される軸方向磁束機械1100の断面図を示す。図11Aおよび図11Bに示される「均一間隙」構成は、配設時に、第1の支持構造602が(例えば、図6Aに示されるように)その元々の公称平坦な形状をとるように2つの回転子アセンブリ800の対向磁石片502間の引力が回転子アセンブリ800を歪ませ得るため、生じ得る。したがって、磁石片502の面の間の結果として生じる間隙は、半径の関数として実質的に均一であり得る。
図12Aは、図8Bに示される回転子アセンブリ800等の2つの回転子アセンブリが、無シャフト構成を伴う軸方向磁束機械1200内にどのように配設され得るかを示す。図12Bは、図12Aに示される軸方向磁束機械1200の断面図を示す。図示されるように、いくつかの実装では、軸方向磁束機械1200は、第2の支持構造1202を含んでもよく、第2の支持構造1202は、筐体1206の外部の環境に少なくとも部分的に暴露され、したがって、第2の支持構造1202が機械1200の機械的接続としての役割も果たすことを可能にする。外部構成要素は、例えば、第2の支持構造1202の暴露される部分1204に直接搭載されるか、または別様に機械的に係合されてもよい。いくつかの実装では、軸方向磁束機械1200内の第1の支持構造602の構成は、図11Aおよび11Bに関連して上記に説明される軸方向磁束機械1100内の第1の支持構造602と同一であるか、またはそれに類似してもよい。
図13は、「アウトランナ」構成における「シャフトなし」軸方向磁束機械1300の例を示す。示されるように、そのような構成では、ステータ102は、内径において筐体1306に固定されて継合され、2つの第2の支持構造1302a、1302bは、ステータ102の外側において(例えば、1つまたはそれより多くのコネクタ1304を介して)相互に固定されて継合されてもよく、それぞれ、筐体1306に対して回転可能であってもよい。いくつかの実装では、軸方向磁束機械1300内の第1の支持構造602の構成は、図11Aおよび図11Bに関連して上記に説明される軸方向磁束機械1100内の第1の支持構造602と同一であるか、またはそれに類似してもよい。
図14は、片側回転子を伴う「シャフトなし」軸方向磁束機械1400の例を示す。そのような構成では、2つの回転子の半分のうちの1つは、磁束帰還路を提供する磁性材料1402と置換され、筐体1404に固定されてもよい。図示されるように、ステータ102は、単一回転子アセンブリの固定される磁性材料1402と磁石片502の間に設置されてもよく、その回転子アセンブリは、第1の支持構造602(磁石片502が搭載され得る)と、第2の支持構造1406(磁性要素と機械1400の外部の1つまたはそれより多くの構成要素との間の機械的接続を提供し得る)とを含む。いくつかの実装では、軸方向磁束機械1400内の第1の支持構造602の構成は、図11Aおよび11Bに関連して上記に説明される軸方向磁束機械1100内の第1の支持構造602と同一であるか、またはそれに類似してもよい。
(本発明の概念/特徴/技法の例)
以下の段落は、本明細書に開示される新規概念、特徴、および/または技法の例を説明する。
(A1)軸方向磁束モータまたは発電機のための回転子であって、前記回転子は、少なくとも1の第1の材料から作製される第1の支持構造上に配置される少なくとも1つの磁石を備え、前記第1の支持構造は、前記少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供し、少なくとも1の第2の材料から作製される第2の支持構造を介してシャフトに接続される、回転子。
(A2)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造が、前記磁石片の半径方向整合を提供する、段落(A1)に記載の回転子。
(A3)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造が、半径方向に摺動させることによって前記磁石片が除去されることを可能にするために、前記第2の支持構造から取外可能であるように構成される、段落(A1)または段落(A2)に記載の回転子。
(A4)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造が、前記磁石片の角度整合を提供するリブを含む、段落(A1)-(A3)のいずれか一段落に記載の回転子。
(A5)前記第2の支持構造は、前記第1の支持構造および前記少なくとも1つの磁石を含むアセンブリが前記第2の支持構造に取り付けられたとき、前記アセンブリが事前に反曲させられるように構成される、段落(A1)-(A4)のいずれか一段落に記載の回転子。
(A6)事前反曲特徴が、前記第1の支持構造の中に組み込まれる、段落(A1)-(A5)のいずれか一段落に記載の回転子。
(A7)前記第1の支持構造は、ディスクの形状である、段落(A1)-(A6)のいずれか一段落に記載の回転子。
(A8)前記第1の支持構造は、ディスク形状を形成するために組み立てられる複数の部品を含む、段落(A1)-(A7)のいずれか一段落に記載の回転子。
(A9)前記第2の支持構造は、前記モータまたは前記発電機の出力または入力フランジとして機能するように構成される、段落(A1)-(A8)のいずれか一段落に記載の回転子。
(B1)軸方向磁束モータまたは発電機のための回転子であって、前記回転子は、少なくとも1の第1の材料から作製される第1の支持構造上に配置されるリング磁石を備え、前記第1の支持構造は、前記リング磁石のための磁束帰還路を提供し、少なくとも1の第2の材料から作製される第2の支持構造を介してシャフトに接続される、回転子。
(B2)前記第2の支持構造は、前記第1の支持構造および前記リング磁石を含むアセンブリが前記第2の支持構造に取り付けられたとき、前記アセンブリが事前に反曲させられるように構成される、段落(B1)に記載の回転子。
(B3)事前反曲部が、前記第1の支持構造に組み込まれる、段落(B1)または段落(B2)に記載の回転子。
(B4)前記第1の支持構造は、ディスクの形状である、段落(B1)-(B3)のいずれか一段落に記載の回転子。
(B5)前記第1の支持構造は、ディスク形状を形成するために組み立てられる複数の部品を含む、段落(B1)-(B4)のいずれか一段落に記載の回転子。
(B6)前記第2の支持構造は、前記モータまたは前記発電機の出力または入力フランジとして機能するように構成される、段落(B1)-(B5)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C1)軸方向磁束モータまたは発電機のための回転子であって、前記回転子は、少なくとも1の第1の材料から作製される第1の支持構造上に配置される少なくとも1つの磁石を備え、前記第1の支持構造は、前記少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供し、少なくとも1の第2の材料から作製される第2の支持構造に取り付けられ、前記第2の支持構造は、機械的負荷にトルクを提供するか、または機械的ドライバからトルクを受け取るように構成される、回転子。
(C2)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造は、前記磁石片の半径方向整合を提供する、段落(C1)に記載の回転子。
(C3)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造が、半径方向に摺動させることによって前記磁石片が除去されることを可能にするために、前記第2の支持構造から取外可能であるように構成される、段落(C1)または段落(C2)に記載の回転子。
(C4)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を含み、前記第1の支持構造は、前記磁石片の角度整合を提供するリブを含む、段落(C1)-(C3)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C5)前記第2の支持構造は、前記第1の支持構造および前記少なくとも1つの磁石を含むアセンブリが前記第2の支持構造に取り付けられたとき、前記アセンブリが事前に反曲させられるように構成される、段落(C1)-(C4)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C6)事前反曲特徴が、前記第1の支持構造に組み込まれる、段落(C1)-(C5)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C7)前記第1の支持構造は、ディスクの形状である、段落(C1)-(C6)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C8)前記第1の支持構造は、ディスク形状を形成するために組み立てられる複数の部品を含む、段落(C1)-(C7)のいずれか一段落に記載の回転子。
(C9)前記第2の支持構造は、前記モータまたは前記発電機の出力または入力フランジとして機能するように構成される、段落(C1)-(C8)のいずれか一段落に記載の回転子。
(D1)軸方向磁束モータまたは発電機のための回転子であって、前記回転子は、少なくとも1の第1の材料から作製される第1の支持構造上に配置されるリング磁石を備え、前記第1の支持構造は、前記リング磁石のための磁束帰還路を提供し、少なくとも1の第2の材料から作製される第2の支持構造に取り付けられ、前記第2の支持構造は、機械的負荷にトルクを提供するか、または機械的ドライバからトルクを受け取るように構成される、回転子。
(D2)前記第2の支持構造は、前記第1の支持構造および前記リング磁石を含むアセンブリが前記第2の支持構造に取り付けられたとき、前記アセンブリが事前に反曲させられるように構成される、段落(D1)に記載の回転子。
(D3)事前反曲部が、前記第1の支持構造に組み込まれる、段落(D1)または段落(D2)に記載の回転子。
(D4)前記第1の支持構造は、ディスクの形状である、段落(D1)-(D3)のいずれか一段落に記載の回転子。
(D5)前記第1の支持構造は、ディスク形状を形成するために組み立てられる複数の部品を含む、段落(D1)-D4)のいずれか一段落に記載の回転子。
(D6)前記第2の支持構造は、前記モータまたは前記発電機の出力もしくは入力フランジとして機能するように構成される、段落(D1)-(D5)のいずれか一段落に記載の回転子。
(E1)軸方向磁束機械のための回転子アセンブリであって、少なくとも1つの磁石と、第1の支持構造であって、前記第1の支持構造に前記少なくとも1つの磁石を取り付け、前記少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように構成される第1の支持構造と、第2の支持構造であって、トルクが前記第1の支持構造を介して前記少なくとも1つの磁石と前記第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために、前記第1の支持構造に取り付けられるように構成される第2の支持構造とを備え、前記第2の支持構造は、(A)前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)前記軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される、回転子アセンブリ。
(E2)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるように構成される、段落(E1)に記載の回転子アセンブリ。
(E3)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の出力または入力フランジとして機能するように構成される、段落(E1)に記載の回転子アセンブリ。
(E4)前記第1の支持構造は、少なくとも1の第1の材料から作製され、前記第2の支持構造は、前記少なくとも1の第1の材料と異なる少なくとも1の第2の材料から作製される、段落(E1)-(E3)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E5)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、前記第2の支持構造は、前記磁石片が前記第1の支持構造に取り付けられ、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記磁石片の半径方向運動を制限するようにさらに構成される、段落(E1)-(E4)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E6)前記第2の支持構造は、前記磁石片の半径方向運動を制限するために、前記磁石片の最外縁に係合するように構成される円形辺縁をさらに備える、段落(E5)に記載の回転子アセンブリ。
(E7)前記第1の支持構造は、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造から取り外されると、前記磁石片が半径方向に摺動することを可能にするようにさらに構成される、段落(E5)または段落(E6)に記載の回転子アセンブリ。
(E8)前記第2の支持構造は、半径方向に摺動させることによって前記磁石片が前記第1の支持構造から除去されることを可能にするために、前記第1の支持構造から取外可能であるようにさらに構成される、段落(E5)-(E7)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E9)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、前記第1の支持構造は、前記磁石片が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記磁石片の角度移動を制限するように構成されるリブをさらに備える、段落(E1)-(E8)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E10)前記第2の支持構造は、少なくとも1つの表面をさらに備え、前記少なくとも1つの表面は、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記第1の支持構造を前記少なくとも1つの表面の形状に順応するように反曲させるために、半径方向にテーパ状である、段落(E1)-(E9)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E11)前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の支持構造に取り付けられるように構成されるリング磁石を備える、段落(E1)-(E4)、(E9)-(E10)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E12)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁機械の回転軸について回転するように適合され、前記少なくとも1つの磁石は、第1の表面を有し、前記第1の表面は、前記少なくとも1つの磁石の磁化方向に直交し、かつ第1の支持構造から遠い方に面し、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、第1の平面と第2の平面との間の距離が実質的にゼロを上回るように構成および配列され、前記第1の平面は、前記第1の表面上の第1の点を横切り、前記回転軸が、前記第1の平面に対する法線であり、前記第2の平面は、前記第1の表面上の第2の点を横切り、前記回転軸が、前記第2の平面に対する法線であり、前記第2の点は、前記回転軸から前記第1の点より大きい半径方向距離にあり、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、半直線が前記第1の平面を横切るようにさらに構成および配列され、前記半直線は、前記第2の点において前記第1の表面から遠い方に延在し、前記第1の表面に対する法線である、段落(E1)-(E11)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(E13)前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の点に配置される内縁を有し、前記少なくとも1つの磁石は、前記第2の点に配置される外縁を有し、前記外縁は、前記内縁の反対側にあり、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離と、前記第1の点と前記第2の点との間の距離との比率が0.002を上回るようにさらに構成および配列される、段落(E12)に記載の回転子アセンブリ。
(E14)前記回転子アセンブリは、軸方向磁束機械内に配設され、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離は、実質的にゼロに等しい、段落(E1)-(E13)のいずれか一段落に記載の回転子アセンブリ。
(F1)軸方向磁束機械のための回転子アセンブリの第1の支持構造が少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように前記少なくとも1つの磁石を前記第1の支持構造に取り付けることと、前記第1の支持構造を介して、トルクが前記少なくとも1つの磁石と第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることとを含み、前記第1の支持構造は、前記第1の支持構造に少なくとも1つの磁石を取り付け、前記第2の支持構造は、(A)前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)前記軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される、方法。
(F2)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるように構成される、段落(F1)に記載の方法。
(F3)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の出力または入力フランジとして機能するように構成される、段落(F1)に記載の方法。
(F4)前記第1の支持構造は、少なくとも1の第1の材料から作製され、前記第2の支持構造は、前記少なくとも1の第1の材料と異なる少なくとも1の第2の材料から作製される、段落(F1)-(F3)のいずれか一段落に記載の方法。
(F5)前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることは、前記第2の支持構造が前記磁石片の半径方向運動を制限するように、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることをさらに含む、段落(F1)-(F4)のいずれか一段落に記載の方法。
(F6)半径方向に摺動させることによって前記磁石片が前記第1の支持構造から除去されることを可能にするために、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造から取り外すことをさらに含む、段落(F5)に記載の方法。
(F7)前記第2の支持構造は、半径方向にテーパ状である少なくとも1つの表面をさらに備え、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることは、前記第1の支持構造を前記少なくとも1つの表面の形状に順応するように反曲させるために、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることをさらに含む、段落(F1)-(F6)のいずれか一段落に記載の方法。
(F8)前記第2の支持構造は、前記軸方向磁機械の回転軸について回転するように適合され、前記少なくとも1つの磁石は、第1の表面を有し、前記第1の表面は、前記少なくとも1つの磁石の磁化方向に直交し、かつ第1の支持構造から遠い方に面し、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、第1の平面と第2の平面との間の距離が実質的にゼロを上回るように構成および配列され、前記第1の平面は、前記第1の表面上の第1の点を横切り、前記回転軸が、前記第1の平面に対する法線であり、前記第2の平面は、前記第1の表面上の第2の点を横切り、前記回転軸が、前記第2の平面に対する法線であり、前記第2の点は、前記回転軸から前記第1の点より大きい半径方向距離にあり、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、半直線が前記第1の平面を横切るようにさらに構成および配列され、前記半直線は、前記第2の点において前記第1の表面から遠い方に延在し、前記第1の表面に対する法線である、段落(F1)-(F7)のいずれか一段落に記載の方法。
(F9)前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の点に配置される内縁を有し、前記少なくとも1つの磁石は、前記第2の点に配置される外縁を有し、前記外縁は、前記内縁の反対側にあり、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離と、前記第1の点と前記第2の点との間の距離との比率が0.002を上回るようにさらに構成および配列される、段落(F8)に記載の方法。
(F10)前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離が実質的にゼロに等しいように、前記回転子アセンブリを前記軸方向磁束機械内に配設することをさらに含む、段落(F1)-(F9)のいずれか一段落に記載の方法。
これまで、少なくとも一実施形態のいくつかの側面が説明されてきたが、種々の変更、修正、および改良が、当業者にすぐに想起されることを理解されたい。そのような変更、修正、および改良は、本開示の一部であることが意図され、本開示の精神および範囲内に該当することが意図される。故に、前述の説明および図面は、単なる一例である。
本開示の種々の側面は、単独で、組み合わせて、または前述のように説明される実施形態において具体的に議論されなかった種々の配列で使用されてもよく、したがって、本出願において、前述の説明に記載された、または図面に図示された構成要素の詳細および配列に限定されない。例えば、一実施形態において説明される側面が、他の実施形態において説明される側面と任意の様式で組み合わせられてもよい。
また、開示される側面は、方法として具体化されてもよく、その例が、提供されてきた。方法の一部として実施される行為は、任意の好適な手法で順序付けられてもよい。故に、例証的実施形態において順次行為として示されたとしても、行為が図示されるものと異なる順序で実施され、同時にいくつかの行為を実施することを含み得る実施形態が、構築されてもよい。
構成要件(claim element)を修飾するための、請求項における「第1」、「第2」、「第3」等の序数用語の使用は、方法の行為が実施される、別のまたは時間的順序を超える一構成要件の任意の優先度、優先順位、または順序を単独で含意するわけではなく、構成要件を区別するために、単に、ある名称を有するある構成要件を同一の名称(序数用語の使用を除く)を有する別の構成要件から区別するためのラベルとして使用される。
また、本明細書で使用される語法および専門用語は、説明の目的のために使用され、限定と見なされるべきではない。「~を含む」、「~を備える」、または「~を有する」、「~を含有する」、「~を伴う」、および本明細書中のそれらの変形例の使用は、その後に列挙されるアイテムだけでなく、それらの均等物および付加的アイテムも網羅することが意図される。

Claims (20)

  1. 軸方向磁束機械のための回転子アセンブリであって、
    少なくとも1つの磁石と、
    第1の支持構造であって、前記第1の支持構造に前記少なくとも1つの磁石を取り付け、前記少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように構成される第1の支持構造と、
    第2の支持構造であって、トルクが前記第1の支持構造を介して前記少なくとも1つの磁石と前記第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために、前記第1の支持構造に取り付けられるように構成される第2の支持構造と
    を備え、前記第2の支持構造は、(A)前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)前記軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される、回転子アセンブリ。
  2. 前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の回転軸について回転するように適合され、
    前記少なくとも1つの磁石は、第1の表面を有し、前記第1の表面は、前記少なくとも1つの磁石の磁化方向に直交し、かつ前記第1の支持構造から遠い方に面し、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、第1の平面と第2の平面との間の距離が実質的にゼロを上回るように構成および配列され、前記第1の平面は、前記第1の表面上の第1の点を横切り、前記回転軸が、前記第1の平面に対する法線であり、前記第2の平面は、前記第1の表面上の第2の点を横切り、前記回転軸が、前記第2の平面に対する法線であり、
    前記第2の点は、前記回転軸から前記第1の点より大きい半径方向距離にあり、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、半直線が前記第1の平面を横切るようにさらに構成および配列され、前記半直線は、前記第2の点において前記第1の表面から遠い方に延在し、前記第1の表面に対する法線である、
    請求項1に記載の回転子アセンブリ。
  3. 前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の点に配置される内縁を有し、
    前記少なくとも1つの磁石は、前記第2の点に配置される外縁を有し、前記外縁は、前記内縁の反対側にあり、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離と、前記第1の点と前記第2の点との間の距離との比率が0.002を上回るようにさらに構成および配列される、
    請求項2に記載の回転子アセンブリ。
  4. 前記回転子アセンブリは、前記軸方向磁束機械内に配設され、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離は、実質的にゼロに等しい、請求項2または請求項3に記載の回転子アセンブリ。
  5. 前記第2の支持構造は、少なくとも1つの表面をさらに備え、前記少なくとも1つの表面は、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記第1の支持構造を前記少なくとも1つの表面の形状に順応するように反曲させるために、半径方向にテーパ状である、請求項1-4のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  6. 前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるように構成される、請求項1-5のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  7. 前記第2の支持構造は、前記軸方向磁束機械の出力または入力フランジとして機能するように構成される、請求項1-5のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  8. 前記第1の支持構造は、少なくとも1の第1の材料から作製され、
    前記第2の支持構造は、前記少なくとも1の第1の材料と異なる少なくとも1の第2の材料から作製される、
    請求項1-7のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  9. 前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、
    前記第2の支持構造は、前記磁石片が前記第1の支持構造に取り付けられ、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記磁石片の半径方向運動を制限するようにさらに構成される、
    請求項の1-8のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  10. 前記第2の支持構造は、前記磁石片の前記半径方向運動を制限するために、前記磁石片の最外縁に係合するように構成される円形辺縁をさらに備える、請求項9に記載の回転子アセンブリ。
  11. 前記第1の支持構造は、前記第2の支持構造が前記第1の支持構造から取り外されると、前記磁石片が半径方向に摺動することを可能にするようにさらに構成される、請求項9または請求項10に記載の回転子アセンブリ。
  12. 前記第2の支持構造は、半径方向に摺動させることによって前記磁石片が前記第1の支持構造から除去されることを可能にするために、前記第1の支持構造から取外可能であるようにさらに構成される、請求項9-11のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  13. 前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、
    前記第1の支持構造は、前記磁石片が前記第1の支持構造に取り付けられたとき、前記磁石片の角度移動を制限するように構成されるリブをさらに備える、
    請求項1-12のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  14. 前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の支持構造に取り付けられるように構成されるリング磁石を備える、請求項1-8のいずれか一項に記載の回転子アセンブリ。
  15. 軸方向磁束機械のための回転子アセンブリの第1の支持構造が少なくとも1つの磁石のための磁束帰還路を提供するように前記少なくとも1つの磁石を前記第1の支持構造に取り付けることと、
    トルクが前記第1の支持構造を介して前記少なくとも1つの磁石と第2の支持構造との間で伝達されることを可能にするために前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることと
    を含み、前記第1の支持構造は、前記第1の支持構造に前記少なくとも1つの磁石を取り付け、前記第2の支持構造は、(A)前記軸方向磁束機械の回転可能シャフトに取り付けられるか、または(B)前記軸方向磁束機械の出力もしくは入力フランジとして機能するようにさらに構成される、方法。
  16. 前記第2の支持構造は、前記軸方向磁機械の回転軸について回転するように適合され、
    前記少なくとも1つの磁石は、第1の表面を有し、前記第1の表面は、前記少なくとも1つの磁石の磁化方向に直交し、かつ前記第1の支持構造から遠い方に面し、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、第1の平面と第2の平面との間の距離が実質的にゼロを上回るように構成および配列され、前記第1の平面は、前記第1の表面上の第1の点を横切り、前記回転軸が、前記第1の平面に対する法線であり、前記第2の平面は、前記第1の表面上の第2の点を横切り、前記回転軸が、前記第2の平面に対する法線であり、
    前記第2の点は、前記回転軸から前記第1の点より大きい半径方向距離にあり、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、半直線が前記第1の平面を横切るようにさらに構成および配列され、前記半直線は、前記第2の点において前記第1の表面から遠い方に延在し、前記第1の表面に対する法線である、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの磁石は、前記第1の点に配置される内縁を有し、
    前記少なくとも1つの磁石は、前記第2の点に配置される外縁を有し、前記外縁は、前記内縁の反対側にあり、
    前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とは、前記第1の支持構造と、前記第2の支持構造と、前記少なくとも1つの磁石とが前記回転軸に対して静止し、かついずれの他の磁性構成要素にも影響されない場合、前記第1の平面と前記第2の平面との間の距離と、前記第1の点と前記第2の点との間の距離との比率が0.002を上回るようにさらに構成および配列される、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の支持構造は、少なくとも1の第1の材料から作製され、
    前記第2の支持構造は、前記少なくとも1の第1の材料と異なる少なくとも1の第2の材料から作製される、
    請求項15-17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの磁石は、磁石片を備え、
    前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることは、前記第2の支持構造が前記磁石片の半径方向運動を制限するように、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造に取り付けることをさらに含む、
    請求項15-18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 半径方向に摺動させることによって前記磁石片が前記第1の支持構造から除去されることを可能にするために、前記第2の支持構造を前記第1の支持構造から取り外すことをさらに含む、請求項19に記載の方法。
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