JP2022553020A - 連動装置 - Google Patents

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Abstract

当該連動装置は、被覆部材(1)と、扉蓋(2)と、移動部材(3)と、伝動アセンブリとを含み、被覆部材(1)に開口(11)が設けられており、移動部材(3)が被覆部材(1)の外に引き出され被覆部材(1)内に押し込まれることが可能になるように、移動部材と被覆部材(1)はスライド可能に接続され、扉蓋(2)は被覆部材(1)に可動に接続され且つ開口(11)を開放/閉鎖することができ、伝動アセンブリは被覆部材(1)に設けられ且つ移動部材(3)と扉蓋(2)との間に接続され、伝動アセンブリは移動部材(3)が被覆部材(1)の外に引き出されると扉蓋(2)が開口(11)を開放することが可能に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は機械技術分野に属し、具体的には連動装置を提供する。
実際の製品において、被覆部材(ハウジング、棚、筐体など)及び被覆部材に設けられた扉蓋(扉体、蓋体など)を含み、且つ被覆部材内には被覆部材内から取り出すことが可能な移動部材(収容ケース、トレイ、引き出しなど)が収容されており、移動部材を被覆部材内から取り出す時に、常に扉蓋を開ける必要がある製品が多く、例えば、超音波モジュール、引き出し式靴洗浄機、パン棚などが挙げられる。具体的には、超音波モジュールは物品に対して超音波洗浄を行うことができ、いくつかの超音波モジュールはハウジング及びハウジングに設けられた扉体を含み、ハウジング内には液体(例えば、水、水と洗剤との混合液など)を収容し洗浄対象の物品を置くための収容ケースが設けられており、超音波モジュールを用いて物品を洗浄する時に、ユーザは、収容ケースをハウジングから引き出して洗浄対象の物品を収容ケースに入れるために、まずハウジングに設けられた扉体を開ける必要があり、すなわち、ユーザは収容ケースをハウジングから直接引き出すことができない。いくつかの引き出し式靴洗浄機はハウジング及びハウジングに設けられた扉体を含み、ハウジング内には洗浄対象の靴を置くための引き出しが設けられており、一般的に、このような靴洗浄機を使用する時、ユーザは、引き出しをハウジングから引き出して靴を引き出しに入れるために、まずハウジングに設けられた扉体を開ける必要があり、すなわち、ユーザは引き出しをハウジングから直接引き出すことができない。パン棚は一般的にパン屋で使用され、パンを置くために用いられ、いくつかのパン棚は棚本体と棚本体に設けられた扉体を含み、棚本体にはパンを置くためのトレイが配置されており、トレイは、パンをその中に入れたりそれを拭いてクリーニングしたりするために、棚本体から取り出す必要があり、トレイを取る時に、ユーザは、トレイを棚本体から取り出すために、まず扉体を開ける必要があり、すなわち、ユーザはトレイを棚本体から直接取り出すことができない。以上をまとめると、移動部材を被覆部材内から取り出す前にユーザが扉蓋を手動で開けることを必要とし、ユーザが操作しにくい製品が多い。
したがって、当該分野には上記の問題を解決するために連動装置が必要とされている。
本発明は、従来技術における上記の問題を解決するために、すなわち、従来製品における、被覆部材内から移動部材を引き出す前にユーザが扉蓋を手動で開けることを必要とし、ユーザが操作しにくいという問題を解決するために、被覆部材と、扉蓋と、移動部材と、伝動アセンブリとを含み、被覆部材には開口が設けられており、移動部材が被覆部材の外に引き出され被覆部材内に押し込まれることが可能になるように、移動部材と被覆部材はスライド可能に接続され、扉蓋は被覆部材に可動に接続され且つ開口を開放/閉鎖することができ、伝動アセンブリは被覆部材に設けられ且つ移動部材と扉蓋との間に接続され、伝動アセンブリは移動部材が被覆部材の外に引き出されると扉蓋を開口を開放するようにさせることが可能に設けられる、連動装置を提供する。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、第3スライド構造、第4スライド構造及び伝動機構を含み、第1スライド構造及び第3スライド構造はいずれも被覆部材に設けられ、第1スライド構造は第2スライド構造にスライド可能に接続され、第3スライド構造は第4スライド構造にスライド可能に接続され、第2スライド構造は扉蓋に接続され、第4スライド構造は移動部材に接続され、伝動機構は被覆部材に可動に接続され、伝動機構の両端はそれぞれ第2スライド構造及び第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動機構を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋を動かして移動させる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動機構は第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドを含み、第1伝動ロッドの第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伝動ロッドの第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伝動ロッドの第2端と第2伝動ロッドの第2端とは互いにスライド可能に接続され、第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドのうちの一方は被覆部材に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伝動ロッドを第1伝動ロッドと互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッドが第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋を動かして移動させる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動機構は第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材を含み、第1伸縮式伝動部材の第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伸縮式伝動部材の第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伸縮式伝動部材の第2端は第2伸縮式伝動部材の第2端に接続され、第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材のうちの一方は被覆部材に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋を動かして移動させる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動機構は被覆部材に可動に接続された伝動ロッドを含み、伝動ロッドの第1端は第2スライド構造に可動に接続され、伝動ロッドの第2端は第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動ロッドを被覆部材に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋を動かして移動させる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、連動装置は補助復帰アセンブリをさらに含み、補助復帰アセンブリは、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋が開口を閉鎖することを補助できるように設けられる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動機構は被覆部材の外側に設けられ、第1スライド構造は第1スライド貫通溝であり、第2スライド構造は第1スライドベースであり、第3スライド構造は第2スライド貫通溝であり、第4スライド構造は第2スライドベースであり、補助復帰アセンブリは回転軸、係合部材及びねじりばねを含み、第1スライドベースには貫通孔が設けられており、回転軸は扉蓋に設けられ且つ第1スライド貫通溝及び貫通孔を順次通り抜け、係合部材は第1スライドベースに設けられ且つ回転軸の扉蓋から離れる端部に設けられ、回転軸の係合部材に向かう側には第1当接構造が設けられており、係合部材の回転軸に向かう側には第1当接構造と嵌合する第2当接構造が設けられており、ねじりばねは係合部材と第1スライドベースとの間に設けられ、第1スライドベースには第1ストッパ構造が設けられており、係合部材には第2ストッパ構造が設けられており、ねじりばねの第1係止端は第1ストッパ構造に係止され、ねじりばねの第2係止端は第2ストッパ構造に係止され、ねじりばねは弾性復帰作用により扉蓋が開口を閉鎖することが可能に設けられる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、接続紐及び定滑車を含み、第1スライド構造は被覆部材に設けられ、第1スライド構造は第2スライド構造にスライド可能に接続され、第2スライド構造は扉蓋に接続され、接続紐は移動部材と扉蓋との間に接続され、定滑車は被覆部材に設けられ且つ開口から離れる側に位置し、接続紐は定滑車に巻設される。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、連動装置は第1補助復帰機構をさらに含み、第1補助復帰機構は、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋が開口を閉鎖することを補助できるように設けられる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、第1スライド構造は第1スライド貫通溝であり、第2スライド構造は第1スライドベースであり、第1補助復帰機構は回転軸、係合部材及びねじりばねを含み、第1スライドベースには貫通孔が設けられており、回転軸は扉蓋に設けられ且つ第1スライド貫通溝及び貫通孔を順次通り抜け、係合部材は第1スライドベースに設けられ且つ回転軸の扉蓋から離れる端部に設けられ、回転軸の係合部材に向かう側には第1当接構造が設けられており、係合部材の回転軸に向かう側には第1当接構造と嵌合する第2当接構造が設けられており、ねじりばねは係合部材と第1スライドベースとの間に設けられ、第1スライドベースには第1ストッパ構造が設けられており、係合部材には第2ストッパ構造が設けられており、ねじりばねの第1係止端は第1ストッパ構造に係止され、ねじりばねの第2係止端は第2ストッパ構造に係止され、ねじりばねは弾性復帰作用により扉蓋を開口を閉鎖するようにさせることが可能に設けられる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、連動装置は第2補助復帰機構をさらに含み、第2補助復帰機構は、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋全体を被覆部材の開口に近づく側に押すことができるように設けられる。
上記連動装置の好ましい技術的解決手段において、扉蓋には移動部材と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、移動部材には扉蓋と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、扉蓋には第1重ね接合部が設けられており、移動部材には第2重ね接合部が設けられており、第1重ね接合部と第2重ね接合部は嵌合する。
当業者であれば理解できるように、本発明の好ましい技術的解決手段において、連動装置は被覆部材と、扉蓋と、移動部材と、伝動アセンブリとを含み、移動部材が被覆部材の外に引き出されると伝動アセンブリは扉蓋が被覆部材の開口を開放することを可能にし、このような設置により、ユーザは移動部材を引き出すだけで扉蓋が開口を開放することを同時に実現することができ、それによりユーザは扉蓋を単独で操作せず開口を開放することができ、ユーザの操作ステップを減少させ、ユーザ体験を向上させる。
さらに、伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、第3スライド構造、第4スライド構造及び伝動機構を含み、第1スライド構造及び第3スライド構造はいずれも被覆部材に設けられ、第1スライド構造は第2スライド構造にスライド可能に接続され、第3スライド構造は第4スライド構造にスライド可能に接続され、第2スライド構造は扉蓋に接続され、第4スライド構造は移動部材に接続され、伝動機構は被覆部材に可動に接続され、伝動機構の両端はそれぞれ第2スライド構造及び第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動機構を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋を動かして移動させ、このような設置により、移動部材を被覆部材から引き出すと、移動部材は第4スライド構造を開口に近づく方向に移動するように動かし、このとき伝動機構は第2スライド構造を開口から離れる方向に移動するように動かし、それにより扉蓋を開口から移し、すなわちユーザは移動部材を引き出すだけで扉蓋が開口を開放することを同時に実現することができ、ユーザの操作ステップを減少させ、ユーザ体験を向上させる。
さらに、伝動機構は第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドを含み、第1伝動ロッドの第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伝動ロッドの第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伝動ロッドの第2端と第2伝動ロッドの第2端とは互いにスライド可能に接続され、第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドのうちの一方は被覆部材に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伝動ロッドを第1伝動ロッドと互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッドが第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋を動かして移動させ、このような設置により、移動部材を被覆部材から引き出すと、移動部材は第4スライド構造を開口に近づく方向に移動するように動かし、第4スライド構造は第2伝動ロッドを第1伝動ロッドと互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッドは第2スライド構造を開口から離れる方向に移動するように動かし、それにより扉蓋を開口から移し、移動部材を被覆部材内に押し込むと、移動部材は第4スライド構造を開口から離れる方向に移動するように動かし、第4スライド構造は第2伝動ロッドを第1伝動ロッドと互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッドが第2スライド構造を動かして開口に近づく方向に移動させるようにし、それにより扉蓋を開口箇所に戻らせ、すなわち移動部材が被覆部材の外に引き出されると扉蓋が開口を開放することを可能にし、また移動部材が被覆部材内に押し込まれると扉蓋が開口箇所に戻ることを可能にし、それによりユーザは移動部材を押し込むだけで扉蓋が開口に戻ることを同時に実現することができ、それによりユーザは扉蓋を単独で操作せず開口箇所に戻らせることができ、ユーザの操作ステップをさらに減少させ、ユーザ体験をさらに向上させる。
さらに、伝動機構は第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材を含み、第1伸縮式伝動部材の第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伸縮式伝動部材の第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伸縮式伝動部材の第2端は第2伸縮式伝動部材の第2端に接続され、第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材のうちの一方は被覆部材に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋を動かして移動させ、このような設置により、移動部材を被覆部材から引き出すと、移動部材は第4スライド構造を開口に近づく方向に移動するように動かし、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材を動かし、第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして開口から離れる方向に移動させるようにし、それにより扉蓋を開口から移し、移動部材を被覆部材内に押し込むと、移動部材は第4スライド構造を開口から離れる方向に移動するように動かし、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材を動かし、第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして開口に近づく方向に移動させるようにし、それにより扉蓋を開口箇所に戻させ、すなわち移動部材が被覆部材の外に引き出されると扉蓋が開口を開放することを可能にし、また移動部材が被覆部材内に押し込まれると扉蓋が開口箇所に戻ることを可能にし、それによりユーザは移動部材を押し込むだけで扉蓋が開口箇所に戻ることを同時に実現することができ、それによりユーザは扉蓋を単独で操作せず開口箇所に戻らせることができ、ユーザの操作ステップをさらに減少させ、ユーザ体験をさらに向上させる。
さらに、伝動機構は被覆部材に可動に接続された伝動ロッドを含み、伝動ロッドの第1端は第2スライド構造に可動に接続され、伝動ロッドの第2端は第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動ロッドを被覆部材に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋を動かして移動させ、このような設置により、移動部材が被覆部材の外に引き出されると扉蓋が開口を開放することを可能にし、また移動部材が被覆部材内に押し込まれると扉蓋が開口箇所に戻ることを可能にし、それによりユーザは移動部材を押し込むだけで扉蓋が開口箇所に戻ることを同時に実現することができ、それによりユーザは扉蓋を単独で操作せず開口箇所に戻らせることができ、ユーザの操作ステップをさらに減少させ、ユーザ体験をさらに向上させる。
さらに、連動装置は補助復帰アセンブリをさらに含み、補助復帰アセンブリは、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋が開口を閉鎖することを補助できるように設けられ、このような設置により、扉蓋は被覆部材の開口を閉鎖することができ、且つ扉蓋は所定位置に閉まることができ、それにより扉蓋が所定位置に閉まらないことによる被覆部材と扉蓋との間の過大な隙間を回避し、さらに扉蓋が閉まっている場合に不純物、液体を遮断する作用を果たすことを確保し、それにより被覆部材における部品が汚染されないことを確保し、さらにユーザ体験を一層向上させる。
さらに、伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、接続紐及び定滑車を含み、このような設置により、接続紐が損傷する時にそれをメンテナンスし又は交換することを容易にし、それによりユーザのメンテナンスコストを低減させる。
さらに、連動装置は第1補助復帰機構をさらに含み、第1補助復帰機構は、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋が開口を閉鎖することを補助できるように設けられ、このような設置により、扉蓋は被覆部材の開口を閉鎖することができ、且つ扉蓋は所定位置に閉まることができ、それにより扉蓋が所定位置に閉まらないことによる被覆部材と扉蓋との間の過大な隙間を回避し、さらに扉蓋が閉まっている場合に不純物、液体を遮断する作用を果たすことを確保し、それにより被覆部材における部品が汚染されないことを確保し、さらにユーザ体験を一層向上させる。
さらに、連動装置は第2補助復帰機構をさらに含み、第2補助復帰機構は、移動部材が被覆部材内に押し込まれると、扉蓋全体を被覆部材の開口に近づく側に押すことができるように設けられ、このような設置により、ユーザは移動部材を押し込むだけで扉蓋全体を被覆部材の開口に近づく側に押すことを実現することができ、ユーザは扉蓋を被覆部材の開口に近づく側に移動させる必要がなく、ユーザの操作を簡略化させ、ユーザ体験をさらに向上させる。
さらに、扉蓋には移動部材と嵌合する重ね接合部が設けられており、このような設置により、ユーザが移動部材を被覆部材の外に引き出すと、移動部材は扉蓋を少し持ち上げることができ、それにより伝動アセンブリは扉蓋が開口を開放することを容易にし、移動部材には扉蓋と嵌合する重ね接合部が設けられており、このような設置により、ユーザが移動部材を被覆部材の外に引き出すと、移動部材は扉蓋を少し持ち上げることができ、それにより伝動アセンブリは扉蓋が開口を開放することを容易にし、扉蓋には第1重ね接合部が設けられており、移動部材には第2重ね接合部が設けられており、第1重ね接合部と第2重ね接合部は嵌合し、このような設置により、ユーザが移動部材を被覆部材の外に引き出すと、移動部材は扉蓋を少し持ち上げることができ、それにより伝動アセンブリは扉蓋が開口を開放することを容易にする。
本発明の連動装置に係る実施例の構造概略図1である。 図1におけるA箇所の部分拡大図である。 図1におけるB箇所の部分拡大図である。 本発明の連動装置に係る実施例の構造概略図である。 本発明の連動装置に係る実施例における第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドの構造概略図である。 本発明の連動装置に係る実施例における扉蓋、回転軸及び係合部材の構造概略図である。 本発明の連動装置に係る実施例における扉蓋及び回転軸の構造概略図である。 本発明の連動装置に係る実施例における係合部材の構造概略図である。 本発明の連動装置に係る実施例における第1スライドベースの構造概略図である。 本発明の連動装置に係る別の実施例の構造概略図である。 本発明の連動装置に係るさらに別の実施例の構造概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明する。当業者であれば、これらの実施形態は本発明の技術原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を制限することを意図しているものではないことを理解すべきである。
なお、本発明の説明において、用語の「上」、「下」、「内」、「外」などが指示する方向や位置関係の用語は図面に基づいて示される方向や位置関係であり、これらは説明を容易にするためのものに過ぎず、記載される装置や素子は必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作されることを指示又は暗示するものではないため、本発明を制限するものとして理解することはできない。また、用語の「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「第5」、「第6」は説明のためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示又は暗示するものとして理解することはできない。
なお、本発明の説明において、特に断りのない限り、用語の「取り付け」、「接続」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定的に接続してもよいし、取り外し可能に接続するか、又は一体的に接続してもよく、機械的に接続してもよいし、電気的に接続してもよく、直接連なってもよいし、中間媒体を介して間接的に連なってもよく、2つの素子の内部が連通してもよい。当業者であれば、具体的な場合に応じて本発明における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
背景技術において指摘された従来製品における、被覆部材内から移動部材を引き出す前にユーザが扉蓋を手動で開けることを必要とし、ユーザが操作しにくいという問題に基づいて、本発明は連動装置を提供し、ユーザが移動部材を引き出すだけで扉蓋が開口を開放することを同時に実現することができ、それによりユーザが扉蓋を単独で操作して開口を開放させる必要がなく、ユーザの操作ステップを減少させ、ユーザ体験を向上させることに目的がある。
なお、当然のことながら、本発明の連動装置は、例えば、パン棚、引き出し式靴洗浄機、超音波モジュールなど、多くの製品に適用され、このような適用対象の調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
具体的には、図1、図4、図10及び図11に示すように、連動装置は、被覆部材1と、扉蓋2と、移動部材3と、伝動アセンブリとを含み、被覆部材1には開口11が設けられており、移動部材3が被覆部材1の外に引き出され被覆部材1内に押し込まれることが可能になるように、移動部材3と被覆部材1はスライド可能に接続され、扉蓋2は被覆部材1に可動に接続され且つ開口11を開放/閉鎖することができ、伝動アセンブリは被覆部材1に設けられ且つ移動部材3と扉蓋2との間に接続され、伝動アセンブリは移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、扉蓋2が開口11を開放することが可能に設けられる。
ここで、被覆部材1はハウジング、棚、筐体などであってもよく、実際に利用する際に、当業者は、被覆部材1の具体的な構造を柔軟に設置することができ、このような被覆部材1の具体的な構造に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
扉蓋2は扉体であってもよく、蓋体であってもよい。
パン棚が当該連動機構を用いる場合には、移動部材3はパン棚におけるパンを置くためのトレイであり、超音波モジュールが連動装置を用いる場合には、移動部材3は超音波モジュールにおける液体(例えば、水、水と洗剤との混合液など)を収容し洗浄対象の物品を置くための収容ケースであり、実際に利用する際に、当業者は、連動装置を用いる製品に応じて移動部材3の具体的な用途を柔軟に設定することができ、このような移動部材3の具体的な用途に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
実際に利用する際に、当業者は、伝動アセンブリの具体的な構造を柔軟に設置することができ、伝動アセンブリにより、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると扉蓋2が開口11を開放することを実現できればよい。
以下、伝動アセンブリの2つの実施例を参照して本発明の伝動アセンブリの技術的解決手段を具体的に説明する。
伝動アセンブリの実施例1:
図1、図4及び図10に示すように、伝動アセンブリは、第1スライド構造、第2スライド構造、第3スライド構造、第4スライド構造及び伝動機構4を含み、第1スライド構造及び第3スライド構造はいずれも被覆部材1に設けられ、第1スライド構造は第2スライド構造にスライド可能に接続され、第3スライド構造は第4スライド構造にスライド可能に接続され、第2スライド構造は扉蓋2に接続され、第4スライド構造は移動部材3に接続され、伝動機構4は被覆部材1に可動に接続され、伝動機構4の両端はそれぞれ第2スライド構造及び第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動機構4を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を動かして移動させる。
ここで、第1スライド構造及び第2スライド構造は、スライドベース及びスライド貫通溝としてもよいし、スライドベース及びスライド凹溝などとしてもよく、実際に利用する際に、当業者は、第1スライド構造及び第2スライド構造の具体的な構造を柔軟に設置することができ、第1スライド構造及び第2スライド構造により、扉蓋2と被覆部材1とのスライド可能な接続を実現できればよい。
第3スライド構造及び第4スライド構造は、スライドベース及びスライド貫通溝としてもよいし、スライドベース及びスライド凹溝などとしてもよく、実際に利用する際に当業者は第3スライド構造及び第4スライド構造の具体的な構造を柔軟に設置することができ、第3スライド構造及び第4スライド構造により、移動部材3と被覆部材1とのスライド可能な接続を実現できればよい。
なお、「移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動機構4を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を動かして移動させる」とは、移動部材3は押すこともでき、引くこともでき、且つ移動部材3を引くと第4スライド構造は伝動機構4を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を徐々に開口11から離れて移動するように動かし、移動部材3を押すと第4スライド構造は伝動機構4を動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を徐々に開口11に近づいて移動するように動かすという意味をしている。
実際に利用する際に、当業者は、伝動機構4の具体的な構造を柔軟に設置することができ、このような伝動機構4の具体的な構造に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
以下、伝動機構4の3つの実施例を参照して本発明の伝動機構4の技術的解決手段を具体的に説明する。
伝動機構の実施例1:
図10に示すように、伝動機構4は、被覆部材1に可動に接続された伝動ロッド43を含み、伝動ロッド43の第1端は第2スライド構造に可動に接続され、伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造に可動に接続されることで、移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動ロッド43を被覆部材1に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を動かして移動させる。
なお、「移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は伝動ロッド43を被覆部材に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を動かして移動させる」とは、移動部材3は押すこともでき、引くこともでき、且つ移動部材3を引くと第4スライド構造は伝動ロッド43を被覆部材1に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を徐々に開口11から離れて移動するように動かし、移動部材3を押すと第4スライド構造は伝動ロッド43を被覆部材1に対して回転するように動かし、それにより第2スライド構造を移動させ、さらに扉蓋2を徐々に開口11に近づいて移動するように動かすという意味をしている。
以下、伝動機構の実施例1のいくつかの可能なケースを例示的に説明する。
1つの可能なケース(以下は伝動機構の実施例1の第1ケースをいう)では、図10に示すように、伝動機構4は伝動ロッド43を含み、伝動ロッド43の第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され、伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、伝動ロッド43は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される。
ここで、「伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43の第2端と第4スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指し、「伝動ロッド43は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43と被覆部材1とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
図10において、第1スライド構造は第1スライド貫通溝100であり、第2スライド構造は第1スライドベース200であり、第3スライド構造は第2スライド貫通溝300であり、第4スライド構造は第2スライドベース400である。
別の可能なケースでは、伝動機構4は伝動ロッド43を含み、伝動ロッド43の第1端は第2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造にヒンジで接続され、伝動ロッド43は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される。
ここで、「伝動ロッド43の第1端は第2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43の第1端と第2スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指し、「伝動ロッド43は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43と被覆部材1とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
さらに別の可能なケースでは、伝動ロッド43の第1端は第2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、伝動ロッド43は被覆部材1にヒンジで接続される。
ここで、「伝動ロッド43の第1端は2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43の第1端と第2スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指し、「伝動ロッド43の第2端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、伝動ロッド43の第2端と第4スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
伝動機構の実施例2:
伝動機構4は、第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材を含み、第1伸縮式伝動部材の第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伸縮式伝動部材の第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伸縮式伝動部材の第2端は第2伸縮式伝動部材の第2端に接続され、第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材のうちの一方は被覆部材1に可動に接続されることで、移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を動かして移動させる。
ここで、第1伸縮式伝動部材はピストン機構などを用いることができ、実際に利用する際に当業者は第1伸縮式伝動部材の具体的な構造を柔軟に設置することができ、このような第1伸縮式伝動部材の具体的な構造に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
第2伸縮式伝動部材はピストン機構などを用いることができ、実際に利用する際に当業者は第2伸縮式伝動部材の具体的な構造を柔軟に設置することができ、このような第2伸縮式伝動部材の具体的な構造に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
なお、「移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を動かして移動させる」とは、移動部材3は押すこともでき、引くこともでき、且つ移動部材3を引くと第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を徐々に開口11から離れて移動するように動かし、移動部材3を押すと第4スライド構造は第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより第1伸縮式伝動部材が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を徐々に開口11に近づいて移動するように動かすという意味をしている。
以下、伝動機構の実施例2のいくつかの可能なケースを例示的に説明する。
1つの可能なケース(以下は伝動機構の実施例2の第1ケースをいう)では、第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材は、いずれもピストン機構であり、第1伸縮式伝動部材は第1シリンダ、第1ピストン及び第1ピストンロッドを含み、第2伸縮式伝動部材は第2シリンダ、第2ピストン及び第2ピストンロッドを含み、第1ピストンは第1シリンダ内に設けられ、第1ピストンは第1シリンダ内を往復移動することができ、第2ピストンは第2シリンダ内に設けられ、第2ピストンは第2シリンダ内を往復移動することができ、第1シリンダの第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続され、第1ピストンロッドの第1端は第1ピストンに接続され、第1ピストンロッドの第2端は第1シリンダの第2端から伸び出し、第2ピストンロッドの第1端は第2ピストンに接続され、第2ピストンロッドの第2端は第2シリンダの第1端から伸び出し、第1ピストンロッドの第2端は第2ピストンロッドの第2端に固定的に接続され又は互いにスライド可能に接続され、第1ピストンロッド又は第2ピストンロッドは被覆部材1にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続され、第2シリンダの第2端は第4スライド構造にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続される。
前述した「ヒンジでスライド可能に接続する」に対する説明に基づいて、当業者は「ヒンジでスライド可能に接続する」の具体的な意味を理解することができ、ここで重複する説明は省略する。
別の可能なケース(以下は伝動機構の実施例2の第2ケースをいう)では、第1伸縮式伝動部材は第1ロッド部材及び第2ロッド部材を含み、第2伸縮式伝動部材は第3ロッド部材及び第4ロッド部材を含み、第1ロッド部材の第2端は第2ロッド部材の第1端にスライド可能に接続され、第3ロッド部材の第1端は第4ロッド部材の第2端にスライド可能に接続され、第1ロッド部材の第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続され、第2ロッド部材の第2端は第4ロッド部材の第1端に固定的に接続され又は互いにスライド可能に接続され、第3ロッド部材の第2端は第4スライド構造にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続され、第2ロッド部材又は第4ロッド部材は被覆部材1にヒンジで接続され又はヒンジでスライド可能に接続される。
前述した「ヒンジでスライド可能に接続する」に対する説明に基づいて、当業者は「ヒンジでスライド可能に接続する」の具体的な意味を理解することができ、ここで重複する説明は省略する。
伝動機構の実施例3:
図1に示すように、伝動機構4は、第1伝動ロッド41及び第2伝動ロッド42を含み、第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造に可動に接続され、第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造に可動に接続され、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端とは互いにスライド可能に接続され、第1伝動ロッド41及び第2伝動ロッド42のうちの一方は被覆部材1に可動に接続されることで、移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伝動ロッド42を第1伝動ロッド41と互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッド41が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を動かして移動させる。図1に示す第1伝動ロッド41及び第2伝動ロッド42はいずれも被覆部材1の外側に設けられるが、実際には第1伝動ロッド41及び第2伝動ロッド42は被覆部材1の内側に設けられてもよい。
なお、「移動部材3を引いたり押したりすると、第4スライド構造は第2伝動ロッド42を第1伝動ロッド41と互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッド41が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を動かして移動させる」とは、移動部材3は押すこともでき、引くこともでき、且つ移動部材3を引くと第4スライド構造は第2伝動ロッド42を第1伝動ロッド41と互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッド41が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を徐々に開口11から離れて移動するように動かし、移動部材3を押すと第4スライド構造は第2伝動ロッド42を第1伝動ロッド41と互いに相対的にスライドするように動かし、それにより第1伝動ロッド41が第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに扉蓋2を徐々に開口11に近づいて移動するように動かすという意味をしている。
以下、伝動機構の実施例3のいくつかの可能なケースを例示的に説明する。
1つの可能なケース(以下は伝動機構の実施例3の第1ケースをいう)では、図1、図4及び図5に示すように、第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され、第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続され、第2伝動ロッド42は被覆部材1にヒンジで接続される。
ここで、「第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続される」とは、図5に示すように、第1伝動ロッド41には第5スライド構造411が設けられており、第2伝動ロッド42には第6スライド構造421が設けられており、第5スライド構造411と第6スライド構造421はスライド可能に嵌合し、第5スライド構造411及び第6スライド構造421はスライダ及びシュータ、シュータ及びプーリなどであってもよく、実際に利用する際に当業者は第5スライド構造411及び第6スライド構造421の具体的な構造形態を柔軟に設置することができ、第5スライド構造411及び第6スライド構造421により、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端との互いにスライド可能な接続を実現できればよい。なお、「第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、第2伝動ロッド42の第1端と第4スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
別の可能なケースでは、第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続され、第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造にヒンジで接続され、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライドして接続され、第1伝動ロッド41は被覆部材1にヒンジで接続される。
ここで、「第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続される」とは、第1伝動ロッド41には第5スライド構造411が設けられており、第2伝動ロッド42には第6スライド構造421が設けられており、第5スライド構造411と第6スライド構造421はスライド可能に嵌合するとしてもよく、第5スライド構造411及び第6スライド構造421はスライダ及びシュータ、シュータ及びプーリなどであってもよく、実際に利用する際に当業者は第5スライド構造411及び第6スライド構造421の具体的な構造形態を柔軟に設置することができ、第5スライド構造411及び第6スライド構造421により、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端との互いにスライド可能な接続を実現できればよい。
なお、「第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造にヒンジでスライド可能に接続される」とは、第1伝動ロッド41の第1端と第2スライド構造とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
さらに別の可能なケースでは、第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され、第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造にヒンジで接続され、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続され、第1伝動ロッド41の第2端は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される。
ここで、「第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続される」とは、第1伝動ロッド41には第5スライド構造411が設けられており、第2伝動ロッド42には第6スライド構造421が設けられており、第5スライド構造411と第6スライド構造421はスライド可能に嵌合するとしてもよく、第5スライド構造411及び第6スライド構造421はスライダ及びシュータ、シュータ及びプーリなどであってもよく、実際に利用する際に当業者は第5スライド構造411及び第6スライド構造421の具体的な構造形態を柔軟に設置することができ、第5スライド構造411及び第6スライド構造421により、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端との互いにスライド可能な接続を実現できればよい。
なお、「第1伝動ロッド41の第2端は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される」とは、第1伝動ロッド41の第2端と被覆部材1とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
さらに別の可能なケースでは、第1伝動ロッド41の第1端は第2スライド構造にヒンジで接続され、第2伝動ロッド42の第1端は第4スライド構造にヒンジで接続され、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続され、第2伝動ロッド42の第2端は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される。
ここで、「第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端は互いにスライド可能に接続される」とは、第1伝動ロッド41には第5スライド構造411が設けられており、第2伝動ロッド42には第6スライド構造421が設けられており、第5スライド構造411と第6スライド構造421はスライド可能に嵌合するとしてもよく、第5スライド構造411及び第6スライド構造421はスライダ及びシュータ、シュータ及びプーリなどであってもよく、実際に利用する際に当業者は第5スライド構造411及び第6スライド構造421の具体的な構造形態を柔軟に設置することができ、第5スライド構造411及び第6スライド構造421により、第1伝動ロッド41の第2端と第2伝動ロッド42の第2端との互いにスライド可能な接続を実現できればよい。
なお、「伝動ロッド42の第2端は被覆部材1にヒンジでスライド可能に接続される」とは、第2伝動ロッド42の第2端と被覆部材1とはスライドも可能であり、相対的な回転も可能であることを指す。
好ましくは、図3に示すように、連動装置は、補助復帰アセンブリをさらに含み、補助復帰アセンブリは、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、扉蓋2が開口11を閉鎖することを補助できるように設けられる。
好ましくは、図1、図3、図6から図9に示すように、伝動機構4は、被覆部材1の外側に設けられ、第1スライド構造は第1スライド貫通溝100であり、第2スライド構造は第1スライドベース200であり、第3スライド構造は第2スライド貫通溝300であり、第4スライド構造は第2スライドベース400であり、補助復帰アセンブリは回転軸5、係合部材6及びねじりばね7を含み、第1スライドベース200には貫通孔2001が設けられており、回転軸5は扉蓋2に設けられ且つ第1スライド貫通溝100及び貫通孔2001を順次通り抜け、係合部材6は第1スライドベース200に設けられ且つ回転軸5の扉蓋2から離れる端部に設けられ、回転軸5の係合部材6に向かう側には第1当接構造51が設けられており、係合部材6の回転軸5に向かう側には第1当接構造51と嵌合する第2当接構造61が設けられており、ねじりばね7は係合部材6と第1スライドベース200との間に設けられ、第1スライドベース200には第1ストッパ構造2002が設けられており、係合部材6には第2ストッパ構造62が設けられており、ねじりばね7の第1係止端71は第1ストッパ構造2002に係止され、ねじりばね7の第2係止端72は第2ストッパ構造62に係止され、ねじりばね7は弾性復帰作用により扉蓋2を開口11を閉鎖するようにさせることが可能に設けられる。
ここで、回転軸5と係合部材6は一体に設けられてもよく(例えば溶接、一体鋳造など)、取り外し可能な接続されてもよく(例えば螺着、係着など)、当然のことながら、回転軸5と係合部材6が一体に設けられる場合、第1当接構造51と第2当接構造61を設けなくてもよい。
また、図面に示す第1当接構造51及び第2当接構造61の形状はいずれも半円柱状であるが、実際に利用する際に当業者は第1当接構造51及び第2当接構造61の形状を柔軟に設置することができ(当然のことながら、当業者であれば、第1当接構造51及び第2当接構造61の形状は完全に同じである必要がないことを理解できる)、このような第1当接構造51及び第2当接構造61の形状に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
上記において、扉蓋2が上向きに反転すると、それと同時に、回転部材9は扉蓋2の回転に伴って回転し、且つねじりばね7の第1係止端71が第1ストッパ構造2002に係止され、ねじりばね7の第2係止端72が回転部材9における第2ストッパ構造62に係止されるため、ねじりばね7が圧縮されてねじり、扉蓋2が下向きに反転して被覆部材1の開口11に閉まるプロセスにおいて、ねじりばね7は徐々にねじらない状態に回復すると同時に扉蓋2にトルクを付勢して扉蓋2が被覆部材1の開口11を覆う時に所定位置に閉まることを可能にする。
上記補助復帰アセンブリの代替手段として、補助復帰アセンブリは回転軸5及び発条ばねを含み、第1スライドベース200には貫通孔2001が設けられており、回転軸5は扉蓋2に設けられ且つ第1スライド貫通溝100及び貫通孔2001を順次通り抜け、発条ばねは第1スライドベース200に設けられ、発条ばねの最外端は回転軸5の扉蓋2から離れる端に固定され、扉蓋2が上向きに反転すると、回転軸5は扉蓋2に伴って回転し、回転軸5の回転により発条ばねが締め付けられ、扉蓋2が下向きに反転して被覆部材1の開口11を覆うように閉まるプロセスにおいて、発条ばねは徐々に締め付けられない時の状態に回復すると同時に扉蓋2にトルクを付勢して扉蓋2が被覆部材1の開口11を覆う時に所定位置に閉まるようにする。
実際に利用する際に、当業者は、補助復帰アセンブリの具体的な構造を柔軟に設置することができ、補助復帰アセンブリにより、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると扉蓋2が開口11を閉鎖することを補助することを実現できればよい。
伝動アセンブリの実施例2:
図11に示すように、伝動アセンブリは、第1スライド構造、第2スライド構造、接続紐8及び定滑車9を含み、第1スライド構造は被覆部材1に設けられ、第1スライド構造は第2スライド構造にスライド可能に接続され、第2スライド構造は扉蓋2に接続され、接続紐8は移動部材3と扉蓋2との間に接続され、定滑車9は被覆部材1に設けられ且つ開口11から離れる側に位置し、接続紐8は定滑車9に巻設される。
ここで、第1スライド構造及び第2スライド構造はスライドベース及びスライド貫通溝としてもよいし、スライドベース及びスライド凹溝などとしてもよく、実際に利用する際に当業者は第1スライド構造及び第2スライド構造の具体的な構造を柔軟に設置することができ、第1スライド構造及び第2スライド構造により、扉蓋2と被覆部材1とのスライド可能な接続を実現できればよい。
定滑車9の数は1つとしても、複数としてもよく、実際に利用する際に当業者は定滑車9の数を柔軟に設定することができ、このような定滑車9の数に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
定滑車9の数が複数である場合、当業者は定滑車9の被覆部材1における具体的な位置を合理的に設置することができ、例えば、定滑車9の数が2つであることを例とし、このようなケースでは、被覆部材1が頂壁と後側壁(すなわち開口11に近づく方は「前」とし、開口11から離れる方は「後」とする)を含まれば、そのうちの1つの定滑車9を被覆部材1の頂壁における開口11から離れる一端に設置し、もう1つの定滑車9を被覆部材1の後側壁の下端に設置し、接続紐8の一端を扉蓋2に接続してから、接続紐8を被覆部材1の頂壁及び後側壁に設けられた定滑車9に順次巻設し、続いて接続紐8の他端を移動部材3に接続するとしてもよい。
好ましくは、引き続き図11を参照すると、連動機構は第1補助復帰機構をさらに含み、第1補助復帰機構は、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、扉蓋2が開口11を閉鎖することを補助できるように設けられる。
好ましくは、図3、図6から図9に示す構造において、第1スライド構造は第1スライド貫通溝100であり、第2スライド構造は第1スライドベース200であり、第1補助復帰機構は回転軸5、係合部材6及びねじりばね7を含み、第1スライドベース200には貫通孔2001が設けられており、回転軸5は扉蓋2に設けられ且つ第1スライド貫通溝100及び貫通孔2001を順次通り抜け、係合部材6は第1スライドベース200に設けられ且つ回転軸5の扉蓋2から離れる端部に設けられ、回転軸5の係合部材6に向かう側には第1当接構造51が設けられており、係合部材6の回転軸5に向かう側には第1当接構造51と嵌合する第2当接構造61が設けられており、ねじりばね7は係合部材6と第1スライドベース200との間に設けられ、第1スライドベース200には第1ストッパ構造2002が設けられており、係合部材6には第2ストッパ構造62が設けられており、ねじりばね7の第1係止端71は第1ストッパ構造2002に係止され、ねじりばね7の第2係止端72は第2ストッパ構造62に係止され、ねじりばね7は弾性復帰作用により扉蓋2が開口11を閉鎖することが可能に設けられる。
ここで、回転軸5と係合部材6は一体に設けられてもよく(例えば溶接、一体鋳造など)、取り外し可能な接続されてもよく(例えば螺着、係着など)、当然のことながら、回転軸5と係合部材6が一体に設けられる場合、第1当接構造51と第2当接構造61を設けなくてもよい。
また、図面に示す第1当接構造51及び第2当接構造61の形状はいずれも半円柱状であるが、実際に利用する際に、当業者は、第1当接構造51及び第2当接構造61の形状を柔軟に設置することができ(当然のことながら、当業者であれば、第1当接構造51及び第2当接構造61の形状は完全に同じである必要がないことを理解できる)、このような第1当接構造51及び第2当接構造61の形状に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
上記において、扉蓋2が上向きに反転すると、それと同時に、回転部材9は扉蓋2の回転に伴って回転し、且つねじりばね7の第1係止端71が第1ストッパ構造2002に係止され、ねじりばね7の第2係止端72が回転部材9における第2ストッパ構造62に係止されるため、ねじりばね7が圧縮されてねじり、扉蓋2が下向きに反転して被覆部材1の開口11に閉まるプロセスにおいて、ねじりばね7は徐々にねじらない状態に回復すると同時に扉蓋2にトルクを付勢して扉蓋2が被覆部材1の開口11を覆う時に所定位置に閉まることを可能にする。
上記第1補助復帰機構の代替手段として、第1補助復帰機構は回転軸5及び発条ばねを含み、第1スライドベース200には貫通孔2001が設けられており、回転軸5は扉蓋2に設けられ且つ第1スライド貫通溝100及び貫通孔2001を順次通り抜け、発条ばねは第1スライドベース200に設けられ、発条ばねの最外端は回転軸5の扉蓋2から離れる端に固定され、扉蓋2が上向きに反転すると、回転軸5は扉蓋2に伴って回転し、回転軸5の回転により発条ばねが締め付けられ、扉蓋2が下向きに反転して被覆部材1の開口11を覆うように閉まるプロセスにおいて、発条ばねは徐々に締め付けられない時の状態に回復すると同時に扉蓋2にトルクを付勢して扉蓋2が被覆部材1の開口11を覆う時に所定位置に閉まるようにする。実際に利用する際に当業者は第1補助復帰機構の具体的な構造を柔軟に設置することができ、第1補助復帰機構により、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると扉蓋2が開口11を閉鎖することを補助することを実現できればよい。
好ましくは、図11に示すように、連動装置は、第2補助復帰機構をさらに含み、第2補助復帰機構は、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、扉蓋2全体を被覆部材1の開口11に近づく側に押すことができるように設けられる。
1つの可能なケースでは、引き続き図11を参照すると、第2補助復帰機構はばね10を含み、ばね10の第1端は被覆部材1に固定され、ばね10の第2端は扉蓋2に接続され、ばね10は、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると圧縮され、且つ移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると扉蓋2全体を被覆部材1の開口11に近づく側に押すことができるように設けられる。このケースでは、「ばね10の第2端は扉蓋2に接続される」とは、扉蓋2に凹み構造が形成されており、且つ扉蓋2にクロスバーが設けられており、クロスバーの両端はそれぞれ凹み構造のエッジに接続され、ばね10の第2端におけるばね10を取り付けるための円環がクロスバーに嵌設されるとしてもよいし、「ばね10の第2端は扉蓋2に接続される」とは、扉蓋2に環状部材が設けられており、ばね10の第2端におけるばね10を取り付けるための円環が環状部材に嵌設されるとしてもよく、実際に利用する際に、当業者は、ばね10の第2端と扉蓋2との具体的な接続方式を柔軟に設定することができ、このようなばね10の第2端と扉蓋2との具体的な接続方式に対する調整及び変更は本発明を制限するものではなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。
別の可能なケースでは、第2補助復帰機構は、エジェクタであり、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、エジェクタは扉蓋2全体を被覆部材1の開口11に近づく側に押す。実際に利用する際に、当業者は、第2補助復帰機構の具体的な構造を柔軟に設置することができ、第2補助復帰機構により、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると扉蓋2全体を被覆部材1の開口11に近づく側に押すことができることを実現できればよい。
上記のすべての技術的解決手段において、好ましくは、扉蓋2には移動部材3と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、移動部材3には扉蓋2と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、扉蓋2には第1重ね接合部21が設けられており、移動部材3には第2重ね接合部31が設けられており、第1重ね接合部21と第2重ね接合部31は嵌合する。
具体的には、図2は、第1重ね接合部21及び第2重ね接合部31の具体的な設置方式に係る1つの可能なケースを示し、図2において、移動部材3の前部は上向きに延伸して第2重ね接合部31を形成し、扉蓋2(閉状態で)は下向きに第2重ね接合部31まで延伸し、扉蓋2における第2重ね接合部31に対応する位置は第1重ね接合部21である。
扉蓋2の底部に重ね接合部を設けることを例とし、重ね接合部は扉蓋2の底部から延出する部分であってもよく(図2に示す第1重ね接合部21が扉蓋2の底部から延出する部分である)、扉蓋2の底部に取り外し可能に接続される(例えば、接着、係着)部品(例えば重ね接合板、重ね接合ブロックなど)であってもよく、実際に利用する際に、当業者は、重ね接合部の具体的な構造形態を柔軟に設定することができ、重ね接合部により、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3が扉蓋2を少し持ち上げることを実現できればよい。
移動部材3の前部に第2重ね接合部31が設けられており、扉蓋2の底部に第1重ね接合部21が設けられており、第2重ね接合部31と第1重ね接合部21が嵌合することを例とする。
図10に示すように、伝動機構の実施例1の第1ケースでは、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3の第2重ね接合部31は扉蓋2の第1重ね接合部21を押すことにより、扉蓋2を上向きに反転して被覆部材1の開口11から徐々に離れるようにさせることと同時に、第2スライドベース400は第2スライド貫通溝300に沿って移動部材3とともに開口11の方向に移動し、伝動ロッド43は第2スライドベース400に動かされて回転することにより、第1スライドベース200を第1スライド貫通溝100に沿って開口11に近づく方向から開口11から離れる方向へ移動するように動かし、さらに扉蓋2を引いて開口11を開放し、同様に、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、第2スライドベース400は第2スライド貫通溝300に沿って移動部材3とともに開口11から離れる方向に移動し、伝動ロッド43は第2スライドベース400に動かされて回転することにより、第1スライドベース200を第1スライド貫通溝100に沿って開口11から離れる方向から開口11に近づく方向へ移動するように動かし、さらに扉蓋2の全体を被覆部材1に開口11が設けられる一端まで移動するように引く。
伝動機構の実施例1における別のケースの移動過程は上記と同様であり、ここで重複する説明は省略する。
伝動機構の実施例2の第1ケースでは、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3の第2重ね接合部31は扉蓋2の第1重ね接合部21を押すことにより、扉蓋2を上向きに反転して被覆部材1の開口11から徐々に離れるようにさせることと同時に、移動部材3は第4スライド構造を開口11に近づく方向に移動するように動かし、第4スライド構造の移動により、第2伸縮式伝動部材は回転し、且つ第2ピストンロッドは第2シリンダに対して移動し、第2ピストンロッドは第1ピストンロッドを回転するように動かすことにより、第1伸縮式伝動部材は回転し、且つ第1ピストンロッドは第1シリンダに対して移動し、第1伸縮式伝動部材の回転で第2スライド構造は開口11から離れる方向に移動し、さらに扉蓋2を引いて開口11を開放し、同様に、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、移動部材3は第4スライド構造を開口11から離れる方向に移動するように動かし、第4スライド構造の移動により、第2伸縮式伝動部材は回転し、且つ第2ピストンロッドは第2シリンダに対して移動し、第2ピストンロッドは第1ピストンロッドを回転するように動かすことにより、第1伸縮式伝動部材は回転し、且つ第1ピストンロッドは第1シリンダに対して移動し、第1伸縮式伝動部材の回転で第2スライド構造は開口11に近づく方向に移動し、さらに扉蓋2全体を被覆部材1に開口11が設けられる一端まで移動するように引く。
伝動機構の実施例2の第2ケースでは、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3の第2重ね接合部31は扉蓋2の第1重ね接合部21を押すことにより、扉蓋2を上向きに反転して被覆部材1の開口11から徐々に離れるようにさせると同時に、移動部材3は第4スライド構造を開口11に近づく方向に移動するように動かし、第4スライド構造の移動により、第2伸縮式伝動部材は回転し、且つ第3ロッド部材と第4ロッド部材は相対的にスライドし、第4ロッド部材は第2ロッド部材を回転するように動かし、それにより第1伸縮式伝動部材は回転し、且つ第1ロッド部材と第2ロッド部材は相対的にスライドし、第1伸縮式伝動部材の回転で第2スライド構造は開口11から離れる方向に移動し、さらに扉蓋2を引いて開口11を開放し、同様に、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、移動部材3は第4スライド構造を開口11から離れる方向に移動するように動かし、第4スライド構造の移動により、第2伸縮式伝動部材は回転し、且つ第3ロッド部材と第4ロッド部材は相対的にスライドし、第4ロッド部材は第2ロッド部材を回転するように動かし、それにより第1伸縮式伝動部材は回転し、且つ第4ロッド部材は第2ロッド部材を回転するように動かし、第1伸縮式伝動部材の回転で第2スライド構造は開口11に近づく方向に移動し、さらに扉蓋2全体を被覆部材1に開口11が設けられる一端まで移動するように引く。
図1に示すように、伝動機構の実施例3の第1ケースでは、第1スライド貫通溝100は第2スライド貫通溝300の上方に設けられ、被覆部材1の開口11は被覆部材1の前部に設けられ、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3の第2重ね接合部31は扉蓋2の第1重ね接合部21を押すことにより、扉蓋2を上向きに反転して徐々に被覆部材1の開口11から離れるようにさせると同時に、第2スライドベース400は第2スライド貫通溝300に沿って移動部材3とともに開口11の方向に移動し、第2伝動ロッド42は第2スライドベース400に動かされて回転し、第2伝動ロッド42は第6スライド構造421及び第5スライド構造411を介して第1伝動ロッド41も第2伝動ロッド42の回転に伴って回転するように動かすことにより、第1スライドベース200を第1スライド貫通溝100に沿って開口11に近づく方向から開口11から離れる方向へ移動するように動かし、さらに扉蓋2を引いて開口11を開放し、同様に、移動部材3が被覆部材1内に押し込まれると、第2スライドベース400は第2スライド貫通溝300に沿って移動部材3とともに開口11から離れる方向に移動し、第2伝動ロッド42は第6スライド構造421及び第5スライド構造411を介して第1伝動ロッド41も第2伝動ロッド42の回転に伴って回転するように動かすことにより、第1スライドベース200を第1スライド貫通溝に沿って開口11から離れる方向から開口11に近づく方向へ移動するように動かし、さらに扉蓋2も開口11に近づく方向に移動するように動かし、第1スライド貫通溝100が第2スライド貫通溝300の上方に設けられ且つ扉蓋2が第1スライドベース200に回転可能に接続されるため、扉蓋2全体が被覆部材1に開口11が設けられる一端まで移動すると、扉蓋2はその自重の作用で開口11を閉鎖することができる。
伝動機構の実施例3における別のケースの移動過程は上記と同様であり、ここで重複する説明は省略する。
図11に示すように、伝動アセンブリの実施例2において、移動部材3が被覆部材1の外に引き出されると、移動部材3の第2重ね接合部31は扉蓋2の第1重ね接合部21を押すことにより、扉蓋2を上向きに反転して徐々に被覆部材1の開口11から離れるようにさせ、移動部材3は接続紐8を引き、接続紐8は扉蓋2を引いて開口11を開放し、扉蓋2は被覆部材1の頂部まで反転し且つ後方に移動し、さらにばね10を圧縮させ、移動部材3が被覆部材1の外に引き出される力が消失し又は徐々に小さくなると、ばね10は扉蓋2全体を被覆部材1の開口11に近づく側に押すことができる。
以上、図面に示す好ましい実施形態を参照しながら本発明の技術的解決手段を説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明の保護範囲は明らかに、これらの具体的な実施形態に限定されない。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は関連する技術的特徴に対して同等の変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術的解決手段はいずれも本発明の保護範囲内に含まれる。
1 被覆部材
11 開口
2 扉蓋
21 第1重ね接合部
3 移動部材
31 第2重ね接合部
4 伝動機構
41 第1伝動ロッド
411 第5スライド構造
42 第2伝動ロッド
421 第6スライド構造
43 伝動ロッド
5 回転軸
51 第1当接構造
6 係合部材
61 第2当接構造
62 第2ストッパ構造
7 ねじりばね
71 第1係止端
72 第2係止端
8 接続紐
9 定滑車
10 ばね
100 第1スライド貫通溝
200 第1スライドベース
2001 貫通孔
2002 第1ストッパ構造
300 第2スライド貫通溝
400 第2スライドベース

Claims (12)

  1. 被覆部材と、扉蓋と、移動部材と、伝動アセンブリとを含み、
    前記被覆部材に開口が設けられており、
    前記移動部材が前記被覆部材の外に引き出されかつ前記被覆部材内に押し込まれることが可能になるように、前記移動部材と前記被覆部材はスライド可能に接続され、
    前記扉蓋は前記被覆部材に可動に接続され且つ前記開口を開放/閉鎖することができ、
    前記伝動アセンブリは前記被覆部材に設けられ且つ前記移動部材と前記扉蓋との間に接続され、
    前記伝動アセンブリは前記移動部材が前記被覆部材の外に引き出されると、前記扉蓋が前記開口を開放することが可能に設けられる、ことを特徴とする連動装置。
  2. 前記伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、第3スライド構造、第4スライド構造及び伝動機構を含み、
    前記第1スライド構造及び前記第3スライド構造はいずれも前記被覆部材に設けられ、前記第1スライド構造は前記第2スライド構造にスライド可能に接続され、前記第3スライド構造は前記第4スライド構造にスライド可能に接続され、前記第2スライド構造は前記扉蓋に接続され、前記第4スライド構造は前記移動部材に接続され、前記伝動機構は前記被覆部材に可動に接続され、前記伝動機構の両端はそれぞれ前記第2スライド構造及び前記第4スライド構造に可動に接続されることで、前記移動部材を引いたり押したりすると、前記第4スライド構造は前記伝動機構を動かし、それにより前記第2スライド構造を移動させ、さらに前記扉蓋を動かして移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の連動装置。
  3. 前記伝動機構は第1伝動ロッド及び第2伝動ロッドを含み、
    前記第1伝動ロッドの第1端は前記第2スライド構造に可動に接続され、前記第2伝動ロッドの第1端は前記第4スライド構造に可動に接続され、前記第1伝動ロッドの第2端と前記第2伝動ロッドの第2端とは互いにスライド可能に接続され、前記第1伝動ロッド及び前記第2伝動ロッドのうちの一方は前記被覆部材に可動に接続されることで、前記移動部材を引いたり押したりすると、前記第4スライド構造は前記第2伝動ロッドを前記第1伝動ロッドと互いに相対的にスライドするように動かし、それにより前記第1伝動ロッドが前記第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに前記扉蓋を動かして移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の連動装置。
  4. 前記伝動機構は第1伸縮式伝動部材及び第2伸縮式伝動部材を含み、
    前記第1伸縮式伝動部材の第1端は前記第2スライド構造に可動に接続され、前記第2伸縮式伝動部材の第1端は前記第4スライド構造に可動に接続され、前記第1伸縮式伝動部材の第2端は前記第2伸縮式伝動部材の第2端に接続され、前記第1伸縮式伝動部材及び前記第2伸縮式伝動部材のうちの一方は前記被覆部材に可動に接続されることで、前記移動部材を引いたり押したりすると、前記第4スライド構造は前記第2伸縮式伝動部材を動かし、それにより前記第1伸縮式伝動部材が前記第2スライド構造を動かして移動させるようにし、さらに前記扉蓋を動かして移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の連動装置。
  5. 前記伝動機構は前記被覆部材に可動に接続された伝動ロッドを含み、
    前記伝動ロッドの第1端は前記第2スライド構造に可動に接続され、前記伝動ロッドの第2端は前記第4スライド構造に可動に接続されることで、前記移動部材を引いたり押したりすると、前記第4スライド構造は前記伝動ロッドを前記被覆部材に対して回転するように動かし、それにより前記第2スライド構造を移動させ、さらに前記扉蓋を動かして移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の連動装置。
  6. 補助復帰アセンブリをさらに含み、
    前記補助復帰アセンブリは、前記移動部材が前記被覆部材内に押し込まれると、前記扉蓋が前記開口を閉鎖することを補助できるように設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の連動装置。
  7. 前記伝動機構は前記被覆部材の外側に設けられ、
    前記第1スライド構造は第1スライド貫通溝であり、
    前記第2スライド構造は第1スライドベースであり、
    前記第3スライド構造は第2スライド貫通溝であり、
    前記第4スライド構造は第2スライドベースであり、
    前記補助復帰アセンブリは回転軸、係合部材及びねじりばねを含み、
    前記第1スライドベースには貫通孔が設けられており、
    前記回転軸は前記扉蓋に設けられ且つ前記第1スライド貫通溝及び前記貫通孔を順次通り抜け、
    前記係合部材は前記第1スライドベースに設けられ且つ前記回転軸の前記扉蓋から離れる端部に設けられ、
    前記回転軸の前記係合部材に向かう側には第1当接構造が設けられており、
    前記係合部材の前記回転軸に向かう側には前記第1当接構造と嵌合する第2当接構造が設けられており、
    前記ねじりばねは前記係合部材と前記第1スライドベースとの間に設けられ、
    前記第1スライドベースには第1ストッパ構造が設けられており、
    前記係合部材には第2ストッパ構造が設けられており、
    前記ねじりばねの第1係止端は前記第1ストッパ構造に係止され、
    前記ねじりばねの第2係止端は前記第2ストッパ構造に係止され、
    前記ねじりばねは弾性復帰作用により前記扉蓋が前記開口を閉鎖することが可能に設けられる、ことを特徴とする請求項6に記載の連動装置。
  8. 前記伝動アセンブリは第1スライド構造、第2スライド構造、接続紐及び定滑車を含み、
    前記第1スライド構造は前記被覆部材に設けられ、
    前記第1スライド構造は前記第2スライド構造にスライド可能に接続され、
    前記第2スライド構造は前記扉蓋に接続され、
    前記接続紐は前記移動部材と前記扉蓋との間に接続され、
    前記定滑車は前記被覆部材に設けられ且つ前記開口から離れる側に位置し、
    前記接続紐は前記定滑車に巻設される、ことを特徴とする請求項1に記載の連動装置。
  9. 第1補助復帰機構をさらに含み、
    前記第1補助復帰機構は、前記移動部材が前記被覆部材内に押し込まれると、前記扉蓋が前記開口を閉鎖することを補助できるように設けられる、ことを特徴とする請求項8に記載の連動装置。
  10. 前記第1スライド構造は第1スライド貫通溝であり、
    前記第2スライド構造は第1スライドベースであり、
    前記第1補助復帰機構は回転軸、係合部材及びねじりばねを含み、
    前記第1スライドベースには貫通孔が設けられており、
    前記回転軸は前記扉蓋に設けられ且つ前記第1スライド貫通溝及び前記貫通孔を順次通り抜け、
    前記係合部材は前記第1スライドベースに設けられ且つ前記回転軸の前記扉蓋から離れる端部に設けられ、
    前記回転軸の前記係合部材に向かう側には第1当接構造が設けられており、
    前記係合部材の前記回転軸に向かう側には前記第1当接構造と嵌合する第2当接構造が設けられており、
    前記ねじりばねは前記係合部材と前記第1スライドベースとの間に設けられ、
    前記第1スライドベースには第1ストッパ構造が設けられており、
    前記係合部材には第2ストッパ構造が設けられており、
    前記ねじりばねの第1係止端は前記第1ストッパ構造に係止され、
    前記ねじりばねの第2係止端は前記第2ストッパ構造に係止され、
    前記ねじりばねは弾性復帰作用により前記扉蓋が前記開口を閉鎖することが可能に設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載の連動装置。
  11. 第2補助復帰機構をさらに含み、
    前記第2補助復帰機構は、前記移動部材が前記被覆部材内に押し込まれると、前記扉蓋全体を前記被覆部材の前記開口に近づく側に押すことができるように設けられる、ことを特徴とする請求項8に記載の連動装置。
  12. 前記扉蓋には前記移動部材と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、
    前記移動部材には前記扉蓋と嵌合する重ね接合部が設けられており、又は、
    前記扉蓋には第1重ね接合部が設けられており、前記移動部材には第2重ね接合部が設けられており、前記第1重ね接合部と前記第2重ね接合部は嵌合する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の連動装置。
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