JP2022551425A - 心臓弁輪縮小システム - Google Patents

心臓弁輪縮小システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022551425A
JP2022551425A JP2022519015A JP2022519015A JP2022551425A JP 2022551425 A JP2022551425 A JP 2022551425A JP 2022519015 A JP2022519015 A JP 2022519015A JP 2022519015 A JP2022519015 A JP 2022519015A JP 2022551425 A JP2022551425 A JP 2022551425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
knot
anchors
annulus
cord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022519015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021061945A5 (ja
Inventor
デイヴィッド・ノイマルク
ニムロッド・メラー
Original Assignee
カーディアック・インプランツ・エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カーディアック・インプランツ・エルエルシー filed Critical カーディアック・インプランツ・エルエルシー
Publication of JP2022551425A publication Critical patent/JP2022551425A/ja
Publication of JPWO2021061945A5 publication Critical patent/JPWO2021061945A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/24Heart valves ; Vascular valves, e.g. venous valves; Heart implants, e.g. passive devices for improving the function of the native valve or the heart muscle; Transmyocardial revascularisation [TMR] devices; Valves implantable in the body
    • A61F2/2442Annuloplasty rings or inserts for correcting the valve shape; Implants for improving the function of a native heart valve
    • A61F2/2445Annuloplasty rings in direct contact with the valve annulus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2220/00Fixations or connections for prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
    • A61F2220/0008Fixation appliances for connecting prostheses to the body
    • A61F2220/0016Fixation appliances for connecting prostheses to the body with sharp anchoring protrusions, e.g. barbs, pins, spikes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2220/00Fixations or connections for prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
    • A61F2220/0025Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements
    • A61F2220/0075Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements sutured, ligatured or stitched, retained or tied with a rope, string, thread, wire or cable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2220/00Fixations or connections for prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
    • A61F2220/0025Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements
    • A61F2220/0083Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements using hook and loop-type fasteners
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2250/00Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
    • A61F2250/0004Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof adjustable
    • A61F2250/001Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof adjustable for adjusting a diameter

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

拡張した心臓弁輪は、アンカーのセットにより弁輪に対して取り付けられるコードを使用することにより直径を縮小させることが可能である。ノットまたは固定ループが、コードの第1の端部に配設され、コードの本体が、ノットまたは固定ループを通ることにより、(a)ノットまたは固定ループを越えて遠位側に位置決めされたループ部分と、(b)ノットまたは固定ループと第2の端部との間に延在する第2の部分とを形成する。コードの本体は、ノットまたは固定ループに対して摺動し得る。アンカーが植え込まれ、アンカーと弁輪との間の結合が十分な強度になった後に、ノットまたは固定ループを定位置に保持しつつ第2の部分を近位方向に引くことにより、弁輪の周長が縮小される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2019年9月25日に出願された米国仮特許出願第62/905,780号に基づく利益を主張する。
(参照により本明細書に組み込まれる)本出願人の先行出願である特許文献1および特許文献2は、心臓弁の弁輪に対するコードの取付けと、その後の弁輪直径を縮小させるための同コードの使用とを説明している。図1は、コードがアンカー16のセットを使用して心臓弁輪(または隣接する弁尖)に対して取り付けられる先行技術のアプローチを示す。このコードは、拡大された弁輪の形状に最初に形状合致する遠位セクション14Lを備え、このコードの2つの近位セクション14Aおよび14Bが、ループセクション14Lの端部から被験者の脈管を通ってアクセスポートまで延在する。アンカー16が弁輪または弁尖組織中に押し込まれ、十分な強度の結合部がこの組織とアンカーとの間に形成された後に(これは4週~8週を要し得る)、プッシュチューブが、被験者の脈管を通してこれらの2つの近位セクション14Aおよび14B上を前進され、最終的にプッシュチューブの遠位端部が、ループセクション14Lの端部に到達する。この時点において、プッシュチューブを遠位方向に押しつつ、コードの2つの近位セクション14Aおよび14Bを近位方向に引くことにより、弁輪が狭まる。(例えば特許文献3に記載されるように)次いで、2つの近位セクション14Aおよび14Bは、ループセクションの直近位置にて共に固定されて弁輪を新規の狭められた状態に保持し、次いでこの固定具の近位側に位置するセクション14Aおよび14Bの部分が、切離および除去される。
国際公開第2013/088327号 国際公開第2014/195786号 米国特許出願公開第2019/0201198号明細書
本出願は、心臓弁の弁輪の直径を縮小するための代替的なアプローチについて説明する。
本発明の一態様は、心臓弁の弁輪をサイズ変更するための第1の装置に関する。この弁輪は、初期周長を有する。この第1の装置は、コードおよび少なくとも4個のアンカーを備える。コードは、第1の端部、第2の端部、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体、およびコードの第1の端部に配設されたノットまたは固定ループを有する。コードの本体は、ノットまたは固定ループを通ることにより、(a)ノットまたは固定ループを越えて遠位側に位置決めされるループ部分、および(b)ノットまたは固定ループと第2の端部との間に延在する第2の部分を形成する。また、ノットまたは固定ループは、コードの本体がノットまたは固定ループに対して摺動可能になるように構成される。少なくとも4個のアンカーは、ループ部分の周囲に分散され、少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、弁輪または隣接する組織の中に植え込まれることにより、植込み直後からループ部分の各部分を弁輪に隣接して保持するように構成される。好ましくは、少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、(a)植込み直後から抜けに抵抗するように、および(b)ノットまたは固定ループを定位置に保持しつつ第2の部分を近位方向に引くことにより弁輪の周長が縮小されるようになるために十分な強度を有する弁輪または隣接する組織との結合を、時間の経過とともに発展させるようにも構成される。
第1の装置のいくつかの実施形態は、ループ部分上に配設された、組織内部成長を許容する材料スリーブをさらに備える。任意選択で、これらの実施形態では、少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、弁輪に対してスリーブの対応する部分を保持することにより、弁輪に隣接するようにループ部分の各部分を保持する。
第1の装置のいくつかの実施形態では、少なくとも8個のアンカーが存在する。第1の装置のいくつかの実施形態では、ノットまたは固定ループは、外科医のループノットにより固定される固定ループを含む。第1の装置のいくつかの実施形態では、ノットまたは固定ループは、ヌースノットを含む。
第1の装置のいくつかの実施形態では、少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、先鋭な前方端部および後方端部、ならびに前後方向に延在するスロットを備える。任意選択で、これらの実施形態では、スロットは直線状スロットである。
第1の装置のいくつかの実施形態は、弁輪の周長の縮小後にノットまたは固定ループに隣接する第2の部分に対して取り付けられるクリップをさらに備える。このクリップは、コードのループ部分が拡張するのを防止するように位置決めされる。
本発明の別の態様は、三尖弁の弁輪をサイズ変更するための第1の方法に関する。この弁輪は、初期周長を有する。この第1の方法は、弁輪の近傍にコードおよび少なくとも6個のアンカーを送達するステップを含む。コードは、第1の端部、第2の端部、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体、およびコードの第1の端部に配設されたノットまたは固定ループを有する。コードの本体は、ノットまたは固定ループを通ることにより、(a)弁輪の輪郭をたどりノットまたは固定ループを越えて遠位側に位置決めされるループ部分、および(b)ノットまたは固定ループと第2の端部との間に延在する第2の部分を形成する。ノットまたは固定ループは、コードの本体がノットまたは固定ループに対して摺動可能になるように構成される。少なくとも6個のアンカーは、ループ部分の周囲に分散される。さらに、この第1の方法は、弁輪または隣接する組織中に少なくとも6個のアンカーを植え込むステップであって、それにより植込み直後から、アンカーのそれぞれが、ループ部分の各部分を弁輪に隣接して保持する、ステップを含む。
さらに、第1の方法のいくつかの例は、少なくとも6個のアンカーと弁輪または隣接する組織との間に結合が発展するのを待つステップを含む。結合の発展後に、弁輪の周長を縮小させるために、ノットまたは固定ループを定位置に保持しつつ第2の部分が近位方向に引かれる。引くステップの後に、弁輪が拡張するのを防ぐためにコードが固定される。
第1の方法のいくつかの例では、三尖弁は、中隔弁尖、前尖、および後尖を有する。少なくとも6個のアンカーは、アンカーの中の最初のアンカーがノットまたは固定ループの最も近くに位置し、アンカーの中の最後のアンカーがノットまたは固定ループから最も遠くに位置するように、ループ部分の周囲に分散される。これらの例では、少なくとも6個のアンカーが植え込まれるときに、(a)アンカーの中の最初のアンカーが、中隔弁尖中にまたは中隔弁尖が付着する弁輪の部分中に植え込まれ、(b)アンカーの中の最後のアンカーが、後尖中にまたは後尖が付着する弁輪の部分中に植え込まれる。
第1の方法のいくつかの例では、少なくとも6個のアンカーは、少なくとも9個のアンカーである。第1の方法のいくつかの例では、ノットまたは固定ループは、外科医のループノットにより固定される固定ループを含む。第1の方法のいくつかの例では、ノットまたは固定ループは、ヌースノットを含む。
第1の方法のいくつかの例では、少なくとも6個のアンカーのそれぞれが、先鋭な前方端部および後方端部、ならびに前後方向に延在するスロットを備える。任意選択で、これらの例においては、スロットは直線状スロットである。
第1の方法のいくつかの例では、固定するステップは、ノットまたは固定ループに隣接する第2の部分に対してクリップを取り付けるステップを含み、クリップは、コードのループ部分が拡張するのを防止するように位置決めされる。
先行技術の弁輪引絞りインプラントを示す図である。 心臓弁の弁輪中に植え込むように構成された弁輪引絞りインプラントの第1の実施形態を示す図である。 弁輪の直径を縮小するために図2のインプラントを使用するための1つのアプローチを示す図である。 弁輪の再拡張を防止するクリップがコードに対して取り付けられた後の図2のインプラントを示す図である。 弁輪引絞りインプラントの第2の実施形態を示す図である。 弁輪引絞りインプラントの第3の実施形態を示す図である。 図2~図6の実施形態が三尖弁輪の直径を縮小するために使用される場合にこれらの実施形態を位置決めおよび配向するための好ましい一方法を示す図である。
以下、添付の図面を参照として、様々な実施形態を詳細に説明する。これらの図面において、同様の参照数字は同様の要素を示す。
図1の実施形態は有効ではあるが、特許文献3に記載される固定具および切断システムは、2つの近位セクション14Aおよび14Bを固定および切断しなければならないため比較的複雑である。対照的に、以降で説明する図2~図6の各実施形態は、1つのみの近位コードセクションを使用して動作する。これにより、複雑さのより低い固定具およびカッターの使用が可能となり、さらに以降において説明するように大幅な追加の利点を得ることが可能となる。
図2は、心臓弁の弁輪(例えば僧帽弁輪または三尖弁輪)中に植え込むように設計された弁輪引絞りインプラント20の一実施形態を示す。インプラント20は、弁輪自体の中に直接的に、または隣接する組織中に(例えば心臓弁の弁尖基部付近においてこれらの弁尖中に)のいずれかに植え込まれ得る。例えば、インプラントが僧帽弁中に設置される場合には、このインプラントは、心房側からカテーテルを経由して僧帽弁輪中に直接的に、または心室側からカテーテルを経由して弁尖中に設置され得る。弁輪または隣接する組織のいずれかに対してインプラントを取り付けるためのこれらの2つの代替アプローチは、(異なる構造を有するインプラントに関連して)特許文献2において説明されている点に留意されたい。
インプラント20は、第1の端部および第2の端部を有するコード30を備える。コード30の本体は、第1の端部と第2の端部との間に延在する。本明細書において、「コード」という用語は、モノフィラメントコード、マルチフィラメントコード、編組コード、ワイヤ、および他のコード形状可撓性構造体を含む点に留意されたい。このコードに適した材料としては、ステンレス鋼、ダイニーマ、超高分子重量ポリエチレン、LCP、ナイロン、PET、ダクロン、および他の高強度ポリマーが含まれ、これらはいずれも、生体適合性を有し、弁輪を引き絞るのに十分な強度を有する。いくつかの実施形態では、コード30の直径は、0.2mm~0.4mmの間である。いくつかの実施形態では、コード30の直径は、0.2mm~0.8mmの間である。
固定ループ35Lが、コード30の第1の端部に配設される。本明細書においては、固定ループは、周長が変化しない閉ループを意味する。固定ループ35Lは、関連技術の当業者には明らかな様々なアプローチのいずれかを利用して形成され得る。例えば、固定ループは、コード30の第1の端部に適切なノット(例えば外科医のループノット、パーフェクションノット等)を結んで固定ループを形成することによって形成され得る。また、コード30の第1の端部に固定ループを形成する様々な代替的なノットが使用されてもよい。マルチフィラメントコード30を使用する実施形態では、アイスプライスが、固定ループを形成するために使用され得る。他の実施形態では、別個の金属ループ(図示せず)が、コード30の第1の端部に取り付けられ得る。固定ループ35Lは、コード30の本体が過度の摩擦を生じさせることなく固定ループ35Lを通り摺動し得るのに十分な大きさを有し、固定ループ35Lの真ん中の「目」を通り(図4に関連して以降で説明される)クリップが摺脱するのを防ぐのに十分な小ささを有する。いくつかの実施形態では、固定ループ35Lにより囲まれる面積は、コード30の断面積の3倍未満または2倍未満である。
コード30の本体は、固定ループ35Lを通ることにより、(a)固定ループ35Lを越えて遠位側に位置決めされるループ部分33と、(b)固定ループ35Lと第2の端部との間に延在する第2の部分31と、を形成する。いくつかの実施形態では、インプラント20が弁輪または隣接する組織の中に最初に植え込まれたときに、ループ部分33の周長は、インプラントが装着されることとなる弁輪の周長に一致する。他の実施形態では、インプラント20が弁輪または隣接する組織の中に最初に植え込まれたときに、ループ部分33の周長は、インプラントが装着されることとなる弁輪の周長よりも若干長い。いくつかの実施形態では、インプラント20が弁輪の中に最初に植え込まれたときに、ループ部分33の周長は、125mm~220mmの間である。いくつかの実施形態では、インプラント20が弁輪の中に最初に植え込まれたときに、ループ部分33の周長は、95mm~285mmの間である。
固定ループ35Lは、コード30の本体が固定ループ35Lを通り摺動し得るように構成される。図2を精査すると、コード30が固定ループ35Lを通り近位方向に摺動すると(例えば固定ループ35Lが定位置に保持されつつ、コードの第2の部分31が近位方向に引かれると)、コード30のループ部分33の周長は、より短くなり、一方でコード30の第2の部分31の長さは、同時により長くなることが明らかである。
インプラント20は、コード30のループ部分33の周囲に分散された少なくとも4個のアンカー40を備える。これらの少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、弁輪または隣接する組織の中に植え込まれるように構成され、それによりアンカーは、植込み直後から、ループ部分33の各部分を弁輪に隣接するように保持する。本明細書において示す実施形態では、インプラント20は8個のアンカー40を有する。
アンカー40は、弁輪または隣接する組織に対してインプラント20を装着するために使用される。いくつかの好ましい実施形態では、アンカー40は、米国特許第9,517,130号明細書に記載されるように構成されコード30に対して連結されてもよい。この米国特許は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。またこれは、図2に示すこのアプローチである。各アンカー40が、先鋭な前方端部および後方端部を有し、好ましくは前後方向に延在するスロット45を有する。このスロット45は、コードが弁輪に隣接する位置におかれた後に、アンカーがコード30に対して移動し、弁輪または隣接する組織の中に嵌入することが可能になるように構成される。好ましくは、スロット45は直線状スロットである。
少なくとも4個のアンカー40のそれぞれが、弁輪または隣接する組織の中に植え込まれるように構成され、それによりアンカーは、植込み直後から、ループ部分33の各部分を弁輪に隣接するように保持する。(例えば、米国特許第10,206,776号明細書の図8に示すように、コード30が各アンカー中のスロットを通過する実施形態において)アンカー40とループ部分33との間の相互連結は、直接的なものであってもよい(この米国特許は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)。代替的には、(例えば、米国特許第10,206,776号明細書の図56Bに示すように、コード30がスリーブにより定位置に保持され、アンカーがスリーブに対して装着される実施形態において)アンカー40とループ部分33との間の相互連結は、間接的なものであってもよい。
展開に先立ち、インプラント20は、アンカー40の先鋭な前方端部が組織に対面する状態で、植え込まれることとなる組織に対して対面して位置決めされる。展開の最中に、アンカーローンチャのセットが、(例えばアンカー40ごとに1つのアンカーローンチャを使用して)アンカー40を前方へと駆動する。アンカー40の先鋭な前方端部は、組織中に押し込まれ、かえしが、組織中に埋設された状態になり、これによりインプラント20が組織に対して取り付けられる。アンカー40の植込みは、米国特許第10,206,776号明細書において説明されるアンカーローンチャを含むがそれに限定されない様々なアプローチを利用して実現され得る。
アンカー40を含むインプラント20は、(米国特許出願公開第2018/0071094号明細書として公開された)米国特許出願第15/699,604号において説明される送達システムを使用して弁輪の近傍へと送達されてもよい。この米国特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
弁輪または隣接する組織の中にインプラント20を植え込んだ後に、弁輪へとインプラント20を送達するために使用される送達システムは除去される。この段階で、アンカー40は、弁輪に対してコードのループ部分33を保持し、コード30の第2の部分31は、弁輪から患者の脈管を通り退出箇所(例えば右内頸静脈)まで延在する。
弁輪または隣接する組織の中にアンカー40を植え込んだ直後から、各アンカーは、ループ部分の各部分を弁輪に隣接するように保持することになるが、インプラント20と弁輪または隣接する組織との間の結合は、締付けに耐えるのに十分な強度を有さない場合がある。しかし、時間が経過すると(例えば植込み後1か月~3か月)、アンカー40と弁輪または隣接する組織との間の結合は、締付けに耐えるのに十分なものとなる。理論に縛られるものではないが、時間の経過とともに高まる結合強度は、アンカー40が弁輪または隣接する組織の中に植え込まれるときに出現する創傷箇所に大きく左右されると考えられている。また、アンカー40中にスロット45が存在することが、強力な結合を実現するために重要な寄与因子となり得る。
いくつかの場合において、アンカー40は、インプラントの植込み直後に、引絞りに耐えるのに十分な強度で弁輪または隣接する組織に対して装着される場合があり、この場合には、コード30は、インプラントの植込み直後に引き絞られてもよい。しかし、他の場合では、装着強度は引絞りに耐えるのに十分なものではない場合がある。この後者の場合には(または施術者が装着強度を認識していない場合には)、植込み直後にコード30を引き絞るのは危険となり得る。なぜならば、結合が十分な強度ではない場合に、引絞り動作により弁輪からインプラントが引き離される恐れがあるからである。これらの状況では、アンカー40と弁輪または隣接する組織との間の結合が引締めに耐えるのに(例えば創傷箇所および/または組織内部成長の作用により)十分な強度になるまで待機することが好ましい。
引締めに耐えるのに十分な強度を有する結合が、インプラント20と弁輪または隣接する組織との間に発展した後に、インプラントは、弁輪直径を縮小するために使用され得る状態になる。
いくつかの好ましい実施形態では、弁輪直径の引絞りは、カテーテルを介して患者の体外から実現され、この場合には、第2の部分31は、患者の脈管を経由して弁輪から患者の体外まで到達するのに十分な長さ(例えば25cm~100cm)を有するべきである。任意選択で、コード30の近位端部(すなわち第2の端部)は、インプラント20と弁輪との間の結合がより強靭なものへと成長していく最中に、巻き上げられて患者の皮膚の直下に植え込まれた小パウチ内に収められてもよい。
図3は、弁輪の直径を縮小するための好ましい1つのアプローチを示す。このアプローチでは、施術者は、プッシュチューブ50の遠位端部がコード30の固定ループ35Lに到達するまで、コード30の第2の部分31上でプッシュチューブ50を摺動させる。第2の部分31が、インプラント20と退出箇所との間で患者の脈管を通り延在することにより、第2の部分31は、ガイドワイヤとしての役割を果たすことができ、プッシュチューブ50は、このガイドワイヤ上で目的地まで案内され得る。プッシュチューブ50がこの位置にあり、遠位方向(矢印Dで示される)に押されると、プッシュチューブ50は、固定ループ35Lを定位置に保持する。次いで、コード30の第2の部分31が近位方向(矢印Pで示される)に引かれる。次いで、コード30が、ループ部分33の周長がさらに短くなされる方向へと、固定ループ35Lを通り摺動される。また、コード30の第2の部分31がアンカー40により弁輪または隣接する組織に対して強力に装着されることにより、ループ部分33の周長が縮小されることによって、弁輪の直径が縮小される。
弁輪の直径が縮小された後には、ループ部分33の周長が拡張できないようにコード30を固定することにより、以降における弁輪直径の再拡張が防止されなければならない。これを実現するための1つのアプローチは、図4に示すように、固定ループ35Lに隣接するコードの第2の部分31に対してクリップ60を取り付けることである。この目的に適したクリップおよびそれらのクリップを取り付けるためのアプローチの例は、(特許文献3として公開された)米国特許出願第16/234,804号において説明されており、この米国特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。(また、この米国特許出願第16/234,804号は、図3に示すプッシュチューブ50および図4に示すクリップ60の機能を組み合わせた方法およびシステムについても説明している。)このアプローチが利用される場合に、クリップは、固定ループ35Lの真ん中の「目」を通りクリップが摺脱することが不可能となるのに十分な大きさを有するべきである。クリップ60が固定ループ35Lに隣接するコードの第2の部分31に対して装着された後に、クリップ60に対して近位に位置するコードの部分を切り捨てることが可能である。また、弁輪の再拡張を防止するために、この「目」を通り摺脱できない大きさを有する他の構造物を固定ループに隣接するコードの第2の部分31に対して装着すること、およびノットを使用して固定ループ35Lに対してコードの第2の部分31を結び付けること等を含むがそれらに限定されない、様々な代替アプローチを利用することができる。
図5の実施形態は、図2の実施形態と同様であるが、追加の構成要素が加えられる。より具体的には、図5の実施形態では、ループ部分33はスリーブ36により囲まれる。このスリーブ36は、組織内部成長を許容する材料から作製されてもよく、例えばPET編組、ナイロン編組、羊毛、絹、または不織ポリマーなどである。結果として、インプラント20が弁輪または隣接する組織の中に植え込まれた後に、インプラント20と接触状態になる組織は、スリーブ36内へとゆっくりと内部成長する。この内部成長により、インプラント20と弁輪または隣接する組織との間の結合が強化され得る。図5に示す実施形態では、スリーブ36は、連続的なチューブ状のものであり、ループ部分33の全長にわたり延在する。代替的な実施形態では(図示せず)、2つ以上の個別のスリーブ片が、1つの連続スリーブの代わりに使用され得る。例えば、N個のアンカー40を有するシステムでは、チューブ状スリーブ片が、個別のN個のアンカー40のそれぞれの間に位置決めされてもよく、この場合には、N-1個の個別のスリーブ片が使用されることになる。代替的な実施形態では、チューブ状スリーブが使用されなくてもよい。
任意選択で、組織内部成長を阻止するライニング(図示せず)が、スリーブ36の内部表面上に設けられてもよい。この内部成長防止ライニングは、最終的に引絞りが実施された場合に、ループ部分33がスリーブ36内において自由に摺動するのを補助し、組織内部成長に起因して周辺組織によりループ部分33が定位置にロックされた状態になるのを防止するのを補助する。スリーブ36の内部表面上の内部成長防止ライニングに適した材料としては、テフロン(登録商標)およびePTFEが挙げられる。
任意選択で、ループ部分33は、組織内部成長を阻止するコーティング(図示せず)で被覆されてもよい。ループ部分33上のこのコーティングは、インプラント内へと成長する組織がループ部分33に対して付着するのを防ぎ、それによりループ部分33は、最終的に引絞りが実施された場合に、スリーブ36内において自由に摺動することが可能となる。またこのコーティングは、内部成長に起因して周辺組織によりループ部分33が定位置にロックされた状態になるのを防止する。このコーティングに適した材料としては、テフロンおよびePTFEが挙げられる。
図5の実施形態における弁輪直径の縮小は、図3に関連して上述したものと同一のアプローチを利用して実現され得る。さらに具体的には、同様のプッシュチューブ50が、固定ループ35Lを定位置に保持するために、コードの第2の部分31上で前進された場合に、コード30の第2の部分31を近位方向に引くことにより、ループ部分33の周長がより短くなされ、これにより弁輪直径が縮小される。
図5の実施形態におけるコード30の固定は、図4に関連して上述したアプローチのいずれかを利用して実現され得る。
図6は、心臓弁の弁輪または隣接する組織中に植え込まれるように設計された弁輪引絞りインプラント20の他の実施形態を示す。この実施形態は、図6の実施形態ではノット35Kが図2の実施形態に関連して上述した固定ループ35Lの代わりに使用されるという点を除いては、あらゆる点において図2の実施形態と同様である。
インプラント20は、第1の端部および第2の端部を有するコード30を備える。コード30の本体は、第1の端部と第2の端部との間に延在する。ノット35Kが、コード30の第1の端部に配設される。このノットは、コード30の本体が過度の摩擦を生じさせることなくノット35Kを通り摺動し得るように構成される。この目的に適したノットの一例は、ヌースノット(図6に示す)であり、関連技術の当業者には理解されるように様々な代替のノットが使用されてもよい。
コード30の本体は、ノット35Kを通ることにより、(a)ノット35Kを越えて遠位側に位置決めされるループ部分33と、(b)ノット35Kと第2の端部との間に延在する第2の部分31と、を形成する。図6を精査すると、コード30がノット35Kを通り近位方向に摺動すると(例えばノット35Kが定位置に保持されつつ、コードの第2の部分31が近位方向に引かれると)、コード30のループ部分33の周長は、より短くなり、一方でコード30の第2の部分31の長さは、同時により長くなることが明らかである。
インプラント20は、コード30のループ部分33の周囲に分散された少なくとも4個のアンカー40を備え、これらの少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、ループ部分33の各部分を弁輪に隣接するように保持するように構成される。アンカー40、アンカー40とループ部分33との間の相互連結、ならびにアンカー40の送達、展開、および植込みは、いずれも図2~図5の実施形態に関連して上述されている。
締付けに耐えるのに十分な強度を有する結合が、インプラントアンカー40と弁輪または隣接する組織との間に発展した後に、インプラント20は、弁輪直径を縮小するために使用され得る状態になり、図3に関連して上述したものと同一のプッシュチューブアプローチは、図6の実施形態を締め付けるために使用され得る。さらに具体的には、施術者は、プッシュチューブの遠位端部がコード30のノット35Kに到達するまで、コード30の第2の部分31上でプッシュチューブを摺動させる。次いで、コード30の第2の部分31が、近位方向に引かれる。次いで、コード30が、ループ部分33の周長がさらに短くなされる方向へと、ノット35Kを通り摺動される。また、コード30のループ部分33がアンカー40により弁輪または隣接する組織に対して強力に装着されることにより、ループ部分33の周長が縮小されることによって、弁輪の直径が縮小される。
弁輪の直径が縮小された後には、図2~図5に関連して上述したアプローチのいずれかを利用して、以降における弁輪直径の再拡張が防止される。また、図5に示すオプションのスリーブ36は、図6の実施形態においても使用されてもよい。
図2~図6に示す各実施形態は、8個のアンカー40を有するが、異なる個数のアンカー40を使用してもよい。いくつかの好ましい実施形態では、さらに多数の小型アンカーが使用される。例えば、4mm~8mmの長さを有する20個のアンカーが使用されてもよい。他の代替的な実施形態では、16個以上(例えば16個~24個)のアンカーが使用され、他の代替的な実施形態では、8個以上のアンカーが使用される。後者の場合には、アンカーは、より大きなもの(例えば6mm~12mmの長さ)であってもよい。弁輪上にインプラント20を効果的に取り付けるためには、最小で4個のアンカーが必要とされることが予想される。
図7は、図2~図6に関連して上述した実施形態のいずれかが三尖弁輪の直径を縮小するために使用される場合における、好ましい位置決めおよび配向の(右心房側から見た場合の)平面図を示す。
三尖弁輪が初期周長を有すると仮定する。コードおよび少なくとも6個のアンカー40A~40Iが、弁輪の近傍まで送達される。図2~図6に関連して上述したアンカーと同様のアンカーが使用され得る。例えば、各アンカーが、先鋭な前方端部および後方端部と、前後方向に延在するスロット(例えば直線状スロット)とを備え得る。
コードは、第1の端部、第2の端部、第1の端部と第2の端部との間に延在する本体、およびコードの第1の端部に配設されたノットまたは固定ループ35Lを有する。コードの本体は、ノットまたは固定ループを通ることにより、(a)弁輪の輪郭をたどり、ノットまたは固定ループ35Lを越えて遠位側に位置決めされるループ部分33と、(b)ノットまたは固定ループと第2の端部との間に延在する第2の部分31と、を形成する。ノットまたは固定ループ35Lは、コードの本体がノットまたは固定ループ35Lに対して摺動することが可能になるように構成され、アンカーは、ループ部分33の周囲に分散される。
コード31/33および固定ループ35Lは、図2~図6に関連して上述されるように構成され得る。例えば、固定ループは、外科医のループノットにより固定されることが可能である。代替的な実施形態では、図7に示す固定ループ35Lは、図6に関連して上述したノット35Kのようなノット(例えばヌースノット、図示せず)と置換されてもよい。図2~図6に関連して上述したように、アンカーは、植込み直後から、各アンカーがループ部分の各部分を弁輪に隣接するように保持するように、弁輪または隣接する組織の中に植え込まれる。図7に示す実施形態は9個のアンカー40A~40Iを有するが、異なる個数(例えば6個~24個の間など)のアンカーが使用されてもよい。
アンカーの植込み後に、アンカーと弁輪または隣接する組織との間における結合が発展するのを待つ。これは、例えば4週間~8週間を要し得る。(例えば図3に関連して上述したように)結合が発展した後に、ノットまたは固定ループ35Lが定位置に保持された状態で、コードの第2の部分31が近位方向に引かれ、それにより弁輪の周長が縮小される。(例えば図4に関連して上述したように)この引っ張り後に、コード31/33は、弁輪の拡張を防止するために固定される。この固定は、例えばノットまたは固定ループに隣接する第2の部分に対してクリップを取り付けることなどにより実現されてもよく、この場合にクリップは、コードのループ部分が拡張するのを防止するように位置決めされる。
三尖弁は、中隔弁尖、前尖、および後尖を有する。アンカー40A~40Iは、第1のアンカー40Aがノットまたは固定ループの最も近くに位置し、第9のアンカー40Iがノットまたは固定ループから最も遠くに位置するように、図7に示すようにループ部分の周囲に分散され得る。本明細書において、「最も近い」および「最も遠い」は、コードの長手方向に沿って計測されたものである点に留意されたい。したがって、図7の実施形態では、アンカー40Aは、固定ループ35Lに対して最も近くに位置するアンカーであり、アンカー40Bは、固定ループ35Lに対して2番目に近くに位置するアンカーであり、アンカー40Cは、固定ループ35Lに対して3番目に近くに位置するアンカーであり、等々となる。最終的に、アンカー40Iは、固定ループ35Lに対して9番目に近くに位置するアンカーであり、これは、固定ループ35Lから最も遠くに位置することを意味する。アンカー40A~40Iが植え込まれるときに、第1のアンカー40Aは、中隔弁尖中または中隔弁が付着する弁輪の部分中に植え込まれ、第9のアンカー40Iは、後尖中または後尖が付着する弁輪の部分中に植え込まれる。
コード31/33、固定ループ35L、およびアンカー40A~40Iが、前段落において説明されたように(例えば図7に示すように)構成され、(ノットまたは固定ループ35Lを定位置に保持しながら)コードの第2の部分31が、近位方向に引かれ、それにより弁輪の周長が縮小される場合に、各アンカー40A~40Iに対して印加される力の量は、均一ではなくなる。対照的に、投げ輪のような引き構成が非対称的であることにより、図7の右側のいくつかのアンカー(例えば40E~40H)に対して印加される力は、図7の左上1/4側のアンカー(例えば40Bおよび40C)に対して印加される力よりも大きくなる。
最初はこれが問題を有するように思われるが、解剖学的構造体における局所的な差異により、前尖と後尖との間の境界部のより近くにおいて弁輪中に押し込まれるアンカー(例えばアンカー40E~40H)は、中隔弁尖の上半分の近くにおいて弁輪中に押し込まれるアンカー(例えばアンカー40Bおよび40C)に比べて、弁輪に対してより強固な連結をしばしば実現することが判明している。また、より強固な連結を伴うアンカーがより大きな力を被り、一方でより脆弱な連結を伴うアンカーがより小さな力を被るため、この解剖学的差異が、上述のアンカーのそれぞれが被る力における差異と良好に合致する。
さらに、心臓の右側の拡張は、典型的には一方向的であり、心臓の右側壁は外側に移動するが、隔壁は比較的不変状態にとどまる。したがって、心臓の右側に対してより高い引張力を印加することにより、心臓の右側(図7に示す前尖および後尖に対応する)をその元の位置に向かって移動させて戻すことが有利となる。これは、図7に関連して上述した構成が有利であるさらにもう1つの理由となる。
さらに、先行技術の図1の構成は、弁輪の締付けを実現するためにループ部分から延在するコードの2つのセクションに依拠するが、図2~図7に関連して上述した実施形態はいずれも、弁輪を締め付けるためにループ部分から延在するコードの1つのみのセクションを必要とする。この2セクションから1セクションへの縮小により、コードを直径縮小状態に固定する固定具の設計を単純化することが可能となり、コードの固定後にコードを切断するための機構の設計を単純化することが可能となり、患者内にデバイスを設置するために使用されるカテーテルの直径を縮小することが可能となるため有利である。さらに、図2~図7に関連して上述した実施形態はいずれも、単一のコードが調節箇所から延在する閉ループを有する。この構成により、(コードの近位セクション14Aおよび14Bの一方を強く引くことにより、近位セクションに対して最も近くに位置するアンカー16が引き抜かれる恐れのある、先行技術の図1の構成と比較して)コードの第2の部分を引いた場合に各アンカーを引き抜いてしまうリスクが劇的に軽減される。
心臓弁(例えば僧帽弁または三尖弁)の弁輪上にまたは隣接する組織中にインプラントを設置する状況において図2~図6の実施形態を上述したが、同装置は、(関係する解剖学的構造体により決定されるようなサイズへのスケーリングのための適切な修正を伴いながら)他の解剖学的通路または他の解剖学的環状部を引き絞るために使用されることも可能である点に留意されたい。これらの他の解剖学的状況では、アンカーは、解剖学的通路中にまたは解剖学的通路に隣接する組織中に植え込まれる場合がある。創傷箇所および/または組織治癒によりインプラントと組織との間の結合が強固になるのを待った後に、(例えばプッシュチューブを使用して)固定ループ35Lまたはノット35Kを定位置に保持しつつコード30の第2の部分31を引くことにより、解剖学的通路の直径が縮小される。
特定の実施形態を参照として本発明を開示したが、添付の特許請求の範囲に定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、説明された実施形態に対する多数の修正、代替、および変更が可能である。したがって、本発明は、説明した実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の文言により定義される全範囲およびその均等物を含むように意図される。
14A コードの近位セクション
14B コードの近位セクション
14L コードの遠位セクション、ループセクション
16 アンカー
20 弁輪引絞りインプラント
30 コード
31 コードの第2の部分
33 コードのループ部分
35K ノット
35L 固定ループ
36 スリーブ
40 アンカー
40A アンカー
40B アンカー
40C アンカー
40D アンカー
40E アンカー
40F アンカー
40G アンカー
40H アンカー
40I アンカー
45 スロット
50 プッシュチューブ
60 クリップ

Claims (18)

  1. 初期周長を有する心臓弁の弁輪をサイズ変更するための装置であって、
    コードであって、前記コードは、第1の端部、第2の端部、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する本体、および前記コードの前記第1の端部に配設されたノットまたは固定ループを有し、前記コードの前記本体は、前記ノットまたは前記固定ループを通ることにより、(a)前記ノットまたは前記固定ループを越えて遠位側に位置決めされるループ部分、および(b)前記ノットまたは前記固定ループと前記第2の端部との間に延在する第2の部分を形成し、前記ノットまたは前記固定ループは、前記コードの前記本体が前記ノットまたは前記固定ループに対して摺動可能になるように構成される、コードと、
    前記ループ部分の周囲に分散された少なくとも4個のアンカーであって、前記少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、前記弁輪または隣接する組織の中に植え込まれることにより、植込み直後から前記ループ部分の各部分を前記弁輪に隣接して保持するように構成され、また、前記少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、(a)植込み直後から抜けに抵抗するように、および(b)前記ノットまたは前記固定ループを定位置に保持しつつ前記第2の部分を近位方向に引くことにより前記弁輪の周長が縮小されるようになるために十分な強度を有する前記弁輪または前記隣接する組織との結合を、時間の経過とともに発展させるように構成される、少なくとも4個のアンカーと、
    を備える、装置。
  2. 前記ループ部分上に配設された、組織内部成長を許容する材料スリーブをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、前記弁輪に対して前記材料スリーブの対応する部分を保持することにより、前記弁輪に隣接するように前記ループ部分の各部分を保持する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記少なくとも4個のアンカーは、少なくとも8個のアンカーである、請求項1に記載の装置。
  5. 前記ノットまたは前記固定ループは、外科医のループノットにより固定された固定ループを含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記ノットまたは前記固定ループは、ヌースノットを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記少なくとも4個のアンカーのそれぞれが、先鋭な前方端部および後方端部、ならびに前後方向に延在するスロットを備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記スロットは直線状スロットである、請求項7に記載の装置。
  9. 前記弁輪の前記周長の縮小後に前記ノットまたは前記固定ループに隣接する前記第2の部分に対して取り付けられるクリップをさらに備え、前記クリップは、前記コードの前記ループ部分が拡張するのを防止するように位置決めされる、請求項1に記載の装置。
  10. 初期周長を有する三尖弁の弁輪をサイズ変更するための方法であって、
    前記弁輪の近傍にコードおよび少なくとも6個のアンカーを送達するステップであって、前記コードは、第1の端部、第2の端部、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する本体、および前記コードの前記第1の端部に配設されたノットまたは固定ループを有し、前記コードの前記本体は、前記ノットまたは前記固定ループを通ることにより、(a)前記弁輪の輪郭をたどり前記ノットまたは前記固定ループを越えて遠位側に位置決めされるループ部分、および(b)前記ノットまたは前記固定ループと前記第2の端部との間に延在する第2の部分を形成し、前記ノットまたは前記固定ループは、前記コードの前記本体が前記ノットまたは前記固定ループに対して摺動可能になるように構成され、前記少なくとも6個のアンカーは、前記ループ部分の周囲に分散される、ステップと、
    前記弁輪または隣接する組織中に前記少なくとも6個のアンカーを植え込むステップであって、それにより植込み直後から、前記アンカーのそれぞれが、前記ループ部分の各部分を前記弁輪に隣接して保持する、ステップと、
    を含む、方法。
  11. 前記少なくとも6個のアンカーと前記弁輪または前記隣接する組織との間に結合が発展するのを待つステップと、
    前記結合の前記発展後に、前記弁輪の周長を縮小させるために、前記ノットまたは前記固定ループを定位置に保持しつつ前記第2の部分を近位方向に引くステップと、
    前記引くステップの後に、前記弁輪が拡張するのを防ぐために前記コードを固定するステップと、
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記三尖弁は、中隔弁尖、前尖、および後尖を有し、
    前記少なくとも6個のアンカーは、前記アンカーの中の最初のアンカーが前記ノットまたは前記固定ループの最も近くに位置し、前記アンカーの中の最後のアンカーが前記ノットまたは前記固定ループから最も遠くに位置するように、前記ループ部分の周囲に分散され、
    前記少なくとも6個のアンカーが植え込まれるときに、(a)前記アンカーの中の前記最初のアンカーが、前記中隔弁尖中にまたは前記中隔弁尖が付着する前記弁輪の部分中に植え込まれ、(b)前記アンカーの中の前記最後のアンカーが、前記後尖中にまたは前記後尖が付着する前記弁輪の部分中に植え込まれる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記少なくとも6個のアンカーは、少なくとも9個のアンカーを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記ノットまたは前記固定ループは、外科医のループノットにより固定される固定ループを含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記ノットまたは前記固定ループは、ヌースノットを含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記少なくとも6個のアンカーのそれぞれが、先鋭な前方端部および後方端部、ならびに前後方向に延在するスロットを備える、請求項10に記載の方法。
  17. 前記スロットは直線状スロットである、請求項16に記載の方法。
  18. 前記固定するステップは、前記ノットまたは前記固定ループに隣接する前記第2の部分に対してクリップを取り付けるステップを含み、前記クリップは、前記コードの前記ループ部分が拡張するのを防止するように位置決めされる、請求項11に記載の方法。
JP2022519015A 2019-09-25 2020-09-24 心臓弁輪縮小システム Pending JP2022551425A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962905780P 2019-09-25 2019-09-25
US62/905,780 2019-09-25
PCT/US2020/052438 WO2021061945A1 (en) 2019-09-25 2020-09-24 Cardiac valve annulus reduction system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022551425A true JP2022551425A (ja) 2022-12-09
JPWO2021061945A5 JPWO2021061945A5 (ja) 2023-10-03

Family

ID=72811981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022519015A Pending JP2022551425A (ja) 2019-09-25 2020-09-24 心臓弁輪縮小システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20210085461A1 (ja)
EP (1) EP4034042A1 (ja)
JP (1) JP2022551425A (ja)
KR (1) KR20220066398A (ja)
CN (1) CN114727863A (ja)
CA (1) CA3155254A1 (ja)
WO (1) WO2021061945A1 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006097931A2 (en) 2005-03-17 2006-09-21 Valtech Cardio, Ltd. Mitral valve treatment techniques
US9974653B2 (en) 2006-12-05 2018-05-22 Valtech Cardio, Ltd. Implantation of repair devices in the heart
US11660190B2 (en) 2007-03-13 2023-05-30 Edwards Lifesciences Corporation Tissue anchors, systems and methods, and devices
US8382829B1 (en) 2008-03-10 2013-02-26 Mitralign, Inc. Method to reduce mitral regurgitation by cinching the commissure of the mitral valve
US10517719B2 (en) 2008-12-22 2019-12-31 Valtech Cardio, Ltd. Implantation of repair devices in the heart
US8715342B2 (en) 2009-05-07 2014-05-06 Valtech Cardio, Ltd. Annuloplasty ring with intra-ring anchoring
US8911494B2 (en) 2009-05-04 2014-12-16 Valtech Cardio, Ltd. Deployment techniques for annuloplasty ring
WO2013069019A2 (en) 2011-11-08 2013-05-16 Valtech Cardio, Ltd. Controlled steering functionality for implant-delivery tool
US10098737B2 (en) 2009-10-29 2018-10-16 Valtech Cardio, Ltd. Tissue anchor for annuloplasty device
US9180007B2 (en) 2009-10-29 2015-11-10 Valtech Cardio, Ltd. Apparatus and method for guide-wire based advancement of an adjustable implant
EP2506777B1 (en) 2009-12-02 2020-11-25 Valtech Cardio, Ltd. Combination of spool assembly coupled to a helical anchor and delivery tool for implantation thereof
US8858623B2 (en) 2011-11-04 2014-10-14 Valtech Cardio, Ltd. Implant having multiple rotational assemblies
WO2013088327A1 (en) 2011-12-12 2013-06-20 David Alon Heart valve repair device
EP2911593B1 (en) 2012-10-23 2020-03-25 Valtech Cardio, Ltd. Percutaneous tissue anchor techniques
EP3730084A1 (en) 2012-10-23 2020-10-28 Valtech Cardio, Ltd. Controlled steering functionality for implant-delivery tool
US9730793B2 (en) 2012-12-06 2017-08-15 Valtech Cardio, Ltd. Techniques for guide-wire based advancement of a tool
US9724084B2 (en) 2013-02-26 2017-08-08 Mitralign, Inc. Devices and methods for percutaneous tricuspid valve repair
US10449333B2 (en) 2013-03-14 2019-10-22 Valtech Cardio, Ltd. Guidewire feeder
WO2014152503A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Mitralign, Inc. Translation catheters, systems, and methods of use thereof
US10070857B2 (en) 2013-08-31 2018-09-11 Mitralign, Inc. Devices and methods for locating and implanting tissue anchors at mitral valve commissure
WO2015059699A2 (en) 2013-10-23 2015-04-30 Valtech Cardio, Ltd. Anchor magazine
US10751182B2 (en) 2015-12-30 2020-08-25 Edwards Lifesciences Corporation System and method for reshaping right heart
EP3397207A4 (en) 2015-12-30 2019-09-11 Mitralign, Inc. SYSTEM AND METHOD FOR REDUCING TRISCUPIDAL FLUTE REGULATION
US10702274B2 (en) 2016-05-26 2020-07-07 Edwards Lifesciences Corporation Method and system for closing left atrial appendage
GB201611910D0 (en) 2016-07-08 2016-08-24 Valtech Cardio Ltd Adjustable annuloplasty device with alternating peaks and troughs
US11045627B2 (en) 2017-04-18 2021-06-29 Edwards Lifesciences Corporation Catheter system with linear actuation control mechanism
US10835221B2 (en) 2017-11-02 2020-11-17 Valtech Cardio, Ltd. Implant-cinching devices and systems
CN111655200B (zh) 2018-01-24 2023-07-14 爱德华兹生命科学创新(以色列)有限公司 瓣环成形术结构的收缩
WO2019145941A1 (en) 2018-01-26 2019-08-01 Valtech Cardio, Ltd. Techniques for facilitating heart valve tethering and chord replacement
ES2974082T3 (es) 2018-07-12 2024-06-25 Edwards Lifesciences Innovation Israel Ltd Sistemas de anuloplastia y herramientas de bloqueo para los mismos
WO2021084407A1 (en) 2019-10-29 2021-05-06 Valtech Cardio, Ltd. Annuloplasty and tissue anchor technologies
WO2021236634A2 (en) 2020-05-20 2021-11-25 Cardiac Implants, Llc Reducing the diameter of a cardiac valve annulus with independent control over each of the anchors that are launched into the annulus
US11173028B1 (en) 2020-09-09 2021-11-16 Cardiac Implants Llc Positioning a medical device in the right atrium or right ventricle using a non-flexible catheter
EP4236873A1 (en) * 2020-10-27 2023-09-06 Edwards Lifesciences Innovation (Israel) Ltd. Devices and methods for area reduction and closure of cardiac openings or cavities

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1689329A2 (en) * 2003-11-12 2006-08-16 Medtronic Vascular, Inc. Cardiac valve annulus reduction system
US20070060895A1 (en) * 2005-08-24 2007-03-15 Sibbitt Wilmer L Jr Vascular closure methods and apparatuses
US20120245602A1 (en) * 2011-03-23 2012-09-27 Jonathan Glick Welded Looped Suture
WO2013088327A1 (en) 2011-12-12 2013-06-20 David Alon Heart valve repair device
US10398555B2 (en) * 2011-12-12 2019-09-03 Cardiac Implants Llc Magnetically coupled cinching of a loop installed in a valve annulus
EP3597151B1 (en) 2013-06-06 2024-08-07 David Alon Heart valve repair and replacement
WO2014200764A1 (en) * 2013-06-12 2014-12-18 The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health & Human Services Encircling implant delivery systems and methods
US9517130B1 (en) * 2016-05-24 2016-12-13 Cardiac Implants Llc Implanting a cinching cord into a cardiac valve annulus
EP3512465B1 (en) 2016-09-15 2021-09-01 Cardiac Implants LLC An apparatus for delivering a cardiac annulus ring
CA3087062A1 (en) 2018-01-03 2019-07-11 Cardiac Implants Llc Fastener for holding a constricting cord in a reduced-diameter state around a cardiac valve annulus, and installation of the fastener
US11399970B2 (en) * 2018-09-24 2022-08-02 Boston Scientific Scimed, Inc. Repositionable and removable stents

Also Published As

Publication number Publication date
EP4034042A1 (en) 2022-08-03
KR20220066398A (ko) 2022-05-24
US20210085461A1 (en) 2021-03-25
CA3155254A1 (en) 2021-04-01
CN114727863A (zh) 2022-07-08
WO2021061945A1 (en) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022551425A (ja) 心臓弁輪縮小システム
US11337723B2 (en) Apparatus and methods for maintaining a force upon tissue using a loop member
US10433962B2 (en) Annuloplasty procedures, related devices and methods
US10517727B2 (en) Systems for implanting annuloplasty rings with microanchors
CN108289736B (zh) 用于心脏瓣膜修复的医疗设备和方法
US10271940B2 (en) Fixation of intraluminal device
US6723116B2 (en) Exclusion of ascending/descending aorta and/or aortic arch aneurysm
JP6560466B2 (ja) 心臓弁輪への引締めコードの埋込み
JP2019162545A (ja) 人工心臓弁及び人工心臓弁を送達するシステム及び方法
EP4454611A2 (en) System for anchoring an artificial chordae tendineae to a papillary muscle or heart wall
JPH10513383A (ja) 動脈瘤治療用の拡張可能なトランスルミナルグラフト人工器官とその植設方法
US11090159B2 (en) Heart implant
US12082802B2 (en) Connected anchor delivery systems and methods for valve repair
US11504110B2 (en) Locking suture construct
JP2023096004A (ja) インプラント可能なメディカルデバイスの展開システム
KR101176154B1 (ko) 관강내 수술용 전달 시스템
JP7315708B2 (ja) 弁輪を再形成するためのシステム、装置及び方法
US20240366381A1 (en) Transcatheter annuloplasty locking systems, devices and methods

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240603