JP2022551244A - 液体製品をホット充填するための方法およびデバイス - Google Patents

液体製品をホット充填するための方法およびデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、液体製品を、第1の熱交換器(4、36)および第2の熱交換器(3、35)を備えるフラッシュ殺菌装置(2、34)と、充填ステーション(5)と、充填された容器を冷却材によって冷却するための冷却トンネル(6、27)と、ヒートポンプ(1、33)と、を用いてホット充填するための方法およびデバイスに関する。充填プロセスの前に、製品は、フラッシュ殺菌装置内で目標温度まで加熱される。冷却材は、冷却トンネルから第2の熱交換器へ導通され、冷却材の熱エネルギーを、熱交換器によって製品に伝達することができる。製品は、次いで、第1の熱交換器から第2の熱交換器に導通され、さらなる熱エネルギーを、製品を目標温度まで加熱するために熱伝達媒体を使用してヒートポンプによって第2の熱交換器に伝達することができる。熱伝達媒体は、ヒートポンプと第2の熱交換器との間に配置された加熱器(7)によって追加的に加熱される。【選択図】 図2

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の液体製品をホット充填するための方法、および請求項5の前文に記載の液体製品をホット充填するためのデバイスに関する。
欧州特許第2532247号明細書は、第1の熱交換器と、容器に液体を充填するための充填ステーションと、充填された容器を冷却液によって冷却するための複数の冷却セルからなる冷却トンネルとを備えるフラッシュ殺菌装置を有する、液体、特に汁をホット充填するための方法およびデバイスを開示している。液体は、それら液体を充填ステーション内で容器に充填する前に、冷却プロセス中に加熱された冷却トンネルの冷却液体の熱エネルギーを別個のヒートポンプを用いてフラッシュ殺菌装置に供給することによって、フラッシュ殺菌装置で加熱される。
欧州特許第3057442号明細書は、食品を充填温度まで加熱するための加熱器と、食品を予熱するための、加熱器の上流の予熱器と、食品を容器に充填するための充填器と、ホット充填された容器を冷却材で冷却するための冷却トンネルであって、当該冷却材が、予熱器および冷却トンネルを経由して冷却材回路内で導通される、冷却トンネルと、を有するホット充填プラントであって、予熱器が、容器の冷却中に加熱された冷却トンネルの冷却材の熱エネルギーを、食品に供給し、別個のヒートポンプが、一次側の予熱器から流出する冷却材の残留熱エネルギーを使用して、二次側の熱伝達媒体回路内をヒートポンプによって導通される熱伝達媒体によって、予熱された食品の温度をさらに上昇させる、ホット充填プラントで食品を予熱するための方法を開示している。熱伝達媒体回路は、第1の予熱器の下流かつ加熱器の上流の、食品用の第2の予熱器を経由して案内される。第2の予熱器では、充填温度未満の温度への食品のさらなる予熱が、熱伝達媒体によって、二次側のヒートポンプによって提供される熱エネルギーで遂行される。図1では、この従来技術の開示を反映した、液体製品をホット充填するためのデバイスの概略図が表されている。
本発明の目的は、効果的なヒートポンプおよび経済的な加熱によって液体製品を殺菌法の温度まで加熱できるということを可能にする、液体製品をホット充填するための方法およびデバイスを提供することである。
本発明によれば、この目的は、請求項1に記載の方法、および請求項5に記載のデバイスによって達成される。本発明の好適なさらなる発展は、従属請求項に記載されている。
本発明は、液体製品、例えば汁を、第1の熱交換器および第2の熱交換器を備えるフラッシュ殺菌装置と、製品を容器、例えばボトルに充填するための充填ステーションと、充填された容器を冷却材、例えば水によって冷却するために複数の冷却セルを備える冷却トンネルと、ヒートポンプと、を用いてホット充填するための方法に関する。製品が容器に充填される前に、その製品は、フラッシュ殺菌装置内で目標温度、例えば充填温度まで加熱される。冷却材の少なくとも一部は、冷却トンネルから第1の熱交換器へおよび第1の熱交換器の中を導通され、冷却材の熱エネルギーの少なくとも一部を、第1の熱交換器を用いて最初に製品に伝達することができる。製品は、次いで、第1の熱交換器から第2の熱交換器に導通され、そこでは、熱エネルギーの少なくともさらなる一部は、製品を目標温度までさらに加熱するためにヒートポンプを用いて熱伝達媒体によって第2の熱交換器に伝達可能である。第2の熱交換器およびヒートポンプを通って循環する熱伝達媒体は、循環の方向でヒートポンプと第2の熱交換器との間に配置された加熱器によって追加的に加熱される。
本発明による方法では、製品、例えば飲料である汁は、充填される前に既にフラッシュ殺菌装置で加熱されている。この目的のために、冷却プロセス中に冷却トンネルの冷却セル内で加熱される冷却材からの熱エネルギーは、ヒートポンプを用いてフラッシュ殺菌装置に供給される。二次回路においてより高い温度レベルに達することができるように、追加の加熱器が、ヒートポンプと第2の熱交換器との間に設けられている。温度レベルのこの上昇のために、熱量が、加熱器によって供給され得、それは、例えば蒸気または加圧熱水を介して提供される。加熱器は、二次回路に設けられているため、蒸気加熱デバイス、蒸気または加圧熱水のフィードラインおよび排出ラインは、加熱器が一次回路に設けられている場合よりも、低いコストで製造することができる。一方、もし加熱器が、製品との直接接触によって一次回路に設けられていたら、明らかにより高い要求が、加熱器に対して、および対応するパイプラインに対してなされたであろう。さらに、加熱媒体蒸気は、この熱交換器に直接当てることができないので、媒体接触熱交換器と加熱媒体蒸気との間にさらなる熱交換器回路を挿入する必要があったであろう。
ヒートポンプによって供給される熱エネルギーは、製品を加熱するために、第2の熱交換器を用いて当該製品に伝達することができる。これにより、例えば水などの熱伝達媒体によってヒートポンプによって供給された熱エネルギーを、第2の熱交換器で加熱される製品に伝達することができる。熱交換の後、第1の熱交換に起因してそこではより冷たい、熱伝達媒体は、再びヒートポンプに戻され得る。
充填プロセスの前に製品を加熱するために、第1の熱交換器は、冷却トンネルからの冷却材が第1の熱交換器に到達し、次いでヒートポンプに到達するように、ヒートポンプと直列に設けられていることができる。それは、充填プロセスの前の製品の加熱に関して、第1の熱交換器が、ヒートポンプと直列に、すなわち一続きに設けられていることができることを意味する。それは、製品の加熱の点で第1の熱交換器をヒートポンプと直列に接続することが、ヒートポンプ内の温度レベルを上昇させてそのようにしてヒートポンプの成績係数を改善することを可能にできるということを意味する。例えば、特に製品に直接伝達することができる冷却トンネルからの熱エネルギーのための、第1の熱交換器を用いた熱伝達と、続いて、ヒートポンプを用いた製品の予熱のために提供される目標温度までのエネルギーレベルの上昇と、の2つのステップが、充填される製品を加熱するために実行される。
代替として、充填プロセスの前に製品を加熱するために、第1の熱交換器は、冷却材の少なくとも一部が冷却トンネルから第1の熱交換器に到達し、かつ冷却材の少なくともさらなる一部が冷却トンネルからヒートポンプに到達するように、ヒートポンプと並列に設けられていることができる。それは、充填プロセスの前の製品の加熱に関して、第1の熱交換器が、ヒートポンプと並列に設けられていることができることを意味する。製品の加熱に関してヒートポンプと第1の熱交換器とを並列に接続することに対応して、例えば、第1の熱交換器を通した直接の熱伝達のための冷却セルの第1のカスケードを使用することができる。冷却材は、例えば、第1の熱交換器での熱交換の後に冷却セルに戻される。冷却セルの第2の、並列のカスケードは、例えば追加的に単純なポンプを用いて、例えばヒートポンプと接続されており、それによって第2のカスケードの熱エネルギーのエネルギーレベルを、上昇させることができるので、このエネルギーレベルを、充填される製品を加熱するために目標温度まで上昇させることができる。
目標温度は、例えば製品に依存し得る、充填温度であり得る。
ここでは、第1の熱交換器に到達する、冷却材の一部は、ヒートポンプに到達し得る、冷却材の一部よりも温かくあり得る。例えば、例えばシーケンシャルに配置された第1の冷却セルの群における温度は、同じくシーケンシャルに配置された第2の冷却セルの群における温度よりも高い。第1のカスケードに対応する第1の熱交換器と第2のカスケードに対応するヒートポンプとを並列に接続することにより、さらにより高いエネルギーレベルを、したがってヒートポンプのより高い成績係数を達成することができる。上記および下記の本発明によるデバイスの制御は、例えば、適切な制御ユニット、例えばコンピュータで遂行することができる。
液体製品、特に汁をホット充填するための方法を実行するためのデバイスは、第1の熱交換器および第2の熱交換器を備えるフラッシュ殺菌装置であって、当該フラッシュ殺菌装置内で、製品が、第1の熱交換器および第2の熱交換器を通って流れる、フラッシュ殺菌装置と、製品を容器、例えばボトルに充填するための充填ステーションと、複数の冷却セルを備える冷却トンネルと、ヒートポンプとを備える。さらに、デバイスは、第2の熱交換器およびヒートポンプを通って循環する熱伝達媒体を加熱するように設計された加熱器を備え、当該加熱器は、循環の方向でヒートポンプと第2の熱交換器との間に配置されている。
液体製品をホット充填するための方法は、上記または下記の方法のうちの1つであるように意図されている。
フラッシュ殺菌装置、充填ステーション、ヒートポンプ、および冷却トンネルは、それぞれ別個に設計することができる。これらの要素の各々は、デバイスの他の要素とは別個に、それぞれ設計することができる。要素の接続は、適切な運搬および/または輸送要素、例えば製品または熱伝達のための補助の液体として機能することができる他の液体を輸送するためのパイプ、ならびにコンベヤベルトまたは容器のための輸送手段によって提供することができる。
第1の熱交換器は、プレート式熱交換器または管式熱交換器を備えることができる。それは、ヒートポンプによって供給された熱エネルギーを、加熱される製品に伝達するために、一般的な熱交換器のタイプを使用できることを意味する。
ヒートポンプは、圧縮式ヒートポンプ、例えば電気駆動圧縮式ヒートポンプ、アンモニアヒートポンプ、または遷移臨界COプロセスを伴うヒートポンプを備えることができる。それは、一般的なタイプのヒートポンプを使用でき、特にアンモニアまたはCOが冷却材として使用されるヒートポンプも使用できることを意味する。後者は、特にエネルギー効率的なヒートポンプの使用を可能にし、窒素またはハロゲンアルカンなどの冷却材が、同時に省略され得、ここで後者は、充填プラントにおいて望ましくない場合があり、ハロゲンアルカンは、さらに気候に対して有害なガスとしてのその性質に起因して望ましくない場合がある。
ヒートポンプは、冷却トンネルの冷却セルのうちの1つと第1の熱交換器との間に設けられていることができる。それは、マルチセル冷却トンネルと熱交換器との間にヒートポンプを設けることができることを意味する。ここでは、例えば、加熱された冷却材を単純なポンプを用いて冷却トンネルからヒートポンプにポンピングすることができる。熱交換の後、そのときのより冷たい冷却材は、例えば再び追加のポンプで、再び冷却トンネルに戻される。
冷却セルは、冷却材が1つの冷却セルから1つ以上の隣接する冷却セルに、例えばより冷たい冷却セルからより温かい冷却セルに流れることができるように、相互接続されていることができる。充填プロセスの後、充填されて閉鎖された容器は、いくつかの類似のまたは等しい冷却セルを伴う、冷却トンネルを通過する。冷却セルは、典型的には、冷却セルの各々において支配的な温度が、異なる。
冷却セルの各々は、容器に冷却材を散布するための灌注デバイスを備えることができる。それは、例えば、冷却される容器に水が灌注/散布されることを意味する。これにより、冷却材/水と容器に充填された製品との間の熱交換を行うことができる。
冷却液は、例えば冷却セルごとに別個に、回収することができる。一般に、複数の冷却セルのうちの最初のものから最後のものまで温度勾配が生じ得、例えば最初の冷却セルが最も温かいものでありかつ最後の冷却セルが最も冷たい冷却セルである。冷却セルの冷却材のための貯蔵鉢は、例えば、冷却材が1つの冷却セルから隣接する冷却セルに流れてそこでまた任意的に灌注のために再び使用することができるように、相互接続されていることができる。
ヒートポンプは、加熱された冷却材の温度が最も高い冷却セルと、第1の熱交換器との間に設けられていることができる。例えば、これは、冷却トンネルの第1の冷却セルである。
ヒートポンプと複数の冷却セルのうちの最も冷たい冷却セルとの間に、第3の熱交換器を設けることができる。第3の熱交換器は、例えば、一次側の冷却塔にパイプラインを介して接続されていることができ、熱量Qabを放散することによって冷却トンネルで必要とされる冷却材温度まで冷却材を冷却するように設計されていることができる。冷却塔の代わりに、例えばクライアント側の冷蔵プラントまたは冷水タンクなどの、他の寒冷の源を設けることができる。第3の熱交換器から、冷却材は、導管を介して再び冷却トンネルにまたは冷却セルに戻すことができる。
含まれる図は例として、より良い理解のためおよび本発明を例示するための、本発明の態様を表す。
従来技術による、液体製品をホット充填するためのデバイスを示す図である。 ヒートポンプおよびフラッシュ殺菌装置を用いて液体製品をホット充填するためのデバイスの第1の実施形態を示す図であり、ヒートポンプ、およびフラッシュ殺菌装置の第2の熱交換器は、直列に設けられている。 ヒートポンプおよびフラッシュ殺菌装置を用いて液体製品をホット充填するためのデバイスの第2の実施形態を示す図であり、ヒートポンプ、およびフラッシュ殺菌装置の第2の熱交換器は、並列に設けられている。
図1は、従来技術による、液体製品をホット充填するためのデバイスを示す。デバイスは、ヒートポンプ1と、第1の熱交換器4および第2の熱交換器3を予熱器として備える、フラッシュ殺菌装置の予熱ステージ2と、充填ステーション5と、冷却トンネル6と、加熱器7とを備える。ヒートポンプ1および第1の熱交換器4は、直列に設けられている。
製品フィードライン8を介して、液体製品は、第1の熱交換器4に導通される。製品は、第1の熱交換器4を通って流れ、そこでは、冷却トンネル6からの加熱された冷却材、例えば水が、第1の熱交換器4内の製品を目標温度、例えば充填温度よりも依然として低い温度まで対向流で加熱するために使用される。このようにして、予熱を行うことができる。加熱された冷却材は、この目的のために、導管7およびポンプ10を介して冷却トンネル6から外へ、第1の熱交換器4へおよび第1の熱交換器4を通してポンピングされる。そこでは、加熱された冷却材は、例えば第1のステップで製品を加熱するために、すなわち直接伝達され得るエネルギーのために使用される。それは、既に第1の熱交換器4を用いて、フィードライン8を介して供給された製品が加熱されていることを意味する。
第1の熱交換器4での加熱において、加熱された製品は、第2の熱交換器3に送られる。第1の熱交換器4における使用に起因して温度レベルがわずかに冷却低下した冷却材は、第1の熱交換器4からフィードライン11を用いてヒートポンプ1に導通され、そこで第2のヒートポンプ要素13に導通される。
ヒートポンプ1は、熱放出のための第1のヒートポンプ要素12と、熱吸収のための第2のヒートポンプ要素13と、圧縮機14およびスロットル15とを備える。参照番号16および17は、ヒートポンプ1内の流れの方向を示す。冷却材が第2のヒートポンプ要素13に入るときの、当該冷却材の温度TC2は、約30~32℃とすることができる。それが第2のヒートポンプ要素13から出るとき、冷却材の温度TC1は、約16℃とすることができる。
ヒートポンプ1内において、温度Tは約28℃、温度Tは約96℃、温度Tは約28℃、温度Tは約27℃とすることができる。
第2のヒートポンプ要素13を通った後の、既に冷却された冷却材は、導管20を介して第3の熱交換器61に導通される。第3の熱交換器61は、例えば一次側の冷却トンネル62にパイプライン63を介して接続されており、熱量Qabを放散することによって、冷却トンネル62で必要とされる冷却材温度まで冷却材を冷却する。第3の熱交換器61から、冷却材は、導管64を介して再び冷却トンネル6に戻される。冷却トンネル6は、6つの冷却セル6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6からなる。ここでは、例として図2に示すように、冷却材は、冷却トンネル6の例示的な6つのセル6.1~6.6のうちの最も冷たいものに、すなわちセル6.6に導通される。充填された容器21は、適切な輸送媒体(本明細書には図示せず)の助けにより、例えばじかに隣接する冷却セル6.1~6.6を通過する。
冷却セル6.1~6.6は、概略的に表されている灌注デバイス20.1、20.2、20.3、20.4、20.5、20.6をさらに備える。これら灌注デバイス20.1、20.2、20.3、20.4、20.5、20.6は、冷却材で冷却される閉鎖された容器21に灌注してそのようにしてそれら閉鎖された容器21を冷却するために、使用される。冷却材は、冷却材フィードライン21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6を通して灌注デバイス20.1~20.6に送られる。プロセスでは、使用される冷却材は、冷却材鉢22.1、22.2、22.3、22.4、22.5、22.6によって回収することができ、冷却材鉢22.2~22.6から、冷却材の少なくとも一部は、ポンプ23.1、23.2、23.3、23.4、23.5、23.6を用いて、灌注に再びそれぞれ使用することができる。冷却材鉢22.1~22.6は、それぞれ隣接して配置されているので、少なくとも2つの隣接する冷却セル6.1~6.6は、適切な導管24.1、24.2、24.3、24.4、24.5によって接続され得る。
第1の熱交換器4での加熱の後、加熱された製品は、導管9を介して第2の熱交換器3に送られ、かつ、そこでさらに加熱され得る。2つの熱交換器3、4は、例えば直列にフラッシュ殺菌装置2内に設けられている。2つの熱交換器3、4は、導管9を介して直列に接続されている。
第2の熱交換器3での製品のさらなる加熱は、第2の熱交換器3および第1のヒートポンプ要素12を通って循環する熱伝達媒体、例えば水の熱放出によって遂行される。第1のヒートポンプ要素12から、熱伝達媒体は、導管18を介して温度TS1で第2の熱交換器3に戻される。
第2の熱交換器3から出た後、35℃~40℃の温度TS3まで冷却された熱伝達媒体は、再び第1のヒートポンプ要素12に戻される。
第2の熱交換器3を通過した後、製品は、フィードライン58を介して第4の熱交換器56に導通され、かつ、そこで目標温度、例えば充填温度まで加熱されて次いで適切な導管システム25を介して充填ステーション5に導通することができる。充填プロセス、および、加熱された製品が充填された、容器21の閉鎖の後、冷却トンネル6への容器21の輸送は、適切な輸送セクション26を介して遂行することができる。冷却塔6からの加熱された冷却材の使用も、直列に提供される。それは、第1の熱交換器4が、加熱に関してヒートポンプ1に対して直列に設けられていることを意味する。第4の熱交換器56での目標温度への製品の加熱は、第5の熱交換器57の中を導通されてその中で熱を吸収する熱伝達媒体、例えば水の熱放出によって遂行される。この加熱のために、熱量Qzuが、導管60を用いて熱交換器57を通して供給され、当該熱量Qzuは、例えば蒸気または加圧熱水を介して提供される。
フラッシュ殺菌装置の主加熱ステージは、参照番号55で示されている。
図2は、ヒートポンプ1と、第1の熱交換器4および第2の熱交換器3を備えるフラッシュ殺菌装置2と、充填ステーション5と、冷却トンネル6と、加熱器7とを用いて液体製品をホット充填するためのデバイスの第1の実施形態を示す。ヒートポンプ1および第1の熱交換器4は、直列に設けられている。
図1の従来技術と比較して、第1の実施形態では第1の熱交換器4は依然として予熱器として動作するが、一方、第2の熱交換器3はフラッシュ殺菌装置2の主加熱ステージの機能を取って代わる。
製品フィードライン8を介して、液体製品、すなわち充填プロセス後に再び加熱および冷却される液体、例えば汁飲料は、第1の熱交換器4に導通される。製品は、第1の熱交換器4を通って流れ、そこでは、冷却トンネル6からの加熱された冷却材、例えば水が、第1の熱交換器4内の製品を目標温度、例えば充填温度よりも依然として低い温度まで対向流で加熱するために使用される。このようにして、予熱を行うことができる。加熱された冷却材は、この目的のために、導管7およびポンプ10を介して冷却トンネル6から外へ、第1の熱交換器4へおよび第1の熱交換器4を通してポンピングされる。そこでは、加熱された冷却材は、例えば第1のステップで製品を加熱するために、すなわち直接伝達され得るエネルギーのために使用される。それは、既に第1の熱交換器4を用いて、フィードライン8を介して供給された製品が加熱されていることを意味する。
第1の熱交換器4での加熱において、加熱された製品は、第2の熱交換器3に送られる。第1の熱交換器4における冷却材の使用に起因して温度レベルがわずかに冷却低下した、当該冷却材は、第1の熱交換器4からフィードライン11を用いてヒートポンプ1に導通され、そこで第2のヒートポンプ要素13に導通される。
ヒートポンプ1は、熱放出のための第1のヒートポンプ要素12と、熱吸収のための第2のヒートポンプ要素13と、圧縮機14およびスロットル15とを備える。参照番号16および17は、ヒートポンプ1内の流れの方向を示す。冷却材が第2のヒートポンプ要素13に入るときの、当該冷却材の温度TC2は、約30~32℃とすることができ、他の温度も可能である。冷却材が第2のヒートポンプ要素13から出るとき、当該冷却材の温度TC1は、約16℃とすることができるが、しかしながら、機械設計、機械の長さ、絶縁などに応じて他の温度も可能である。
ヒートポンプ1内において、温度Tは約28℃、温度Tは約96℃、温度Tは約28℃、温度Tは約27℃とすることができる。ここでは、これらの温度指示は、単に例として理解されるべきであり、ヒートポンプ1の設計、その成績係数、供給される電気エネルギー、および機械の設計に対応する他のパラメータに応じて他の温度指示も可能である。
第2のヒートポンプ要素13を通った後の、既に冷却された冷却材は、導管20を介して第3の熱交換器61に導通される。第3の熱交換器61は、例えば一次側の冷却塔62にパイプライン63を介して接続されており、熱量Qabを放散することによって、冷却トンネルで必要とされる冷却材温度まで冷却材を冷却する。しかしながら、冷却塔62の代わりに、例えばクライアント側の冷蔵プラントまたは冷水タンクなどの、他の寒冷の源も可能である。第3の熱交換器61から、冷却材は、導管64を介して再び冷却トンネル6に戻される。冷却トンネル6は、6つの冷却セル6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6からなる。ここでは、例として図2に示すように、冷却材は、冷却トンネル6の例示的な6つのセル6.1~6.6のうちの最も冷たいものに、すなわちセル6.6に導通される。充填された容器21は、適切な輸送媒体(本明細書には図示せず)の助けにより、例えばじかに隣接する冷却セル6.1~6.6を通過する。ここでは、充填された容器21、例えばボトルは、1つから他の冷却セル6.1~6.6に直接導通され得る。
冷却セル6.1~6.6は、概略的に表されている灌注デバイス20.1、20.2、20.3、20.4、20.5、20.6をさらに備える。これら灌注デバイス20.1、20.2、20.3、20.4、20.5、20.6は、冷却材で冷却される閉鎖された容器21に灌注してそのようにしてそれら閉鎖された容器21を冷却するために、使用される。冷却材は、冷却材フィードライン21.1、21.2、21.3、21.4、21.5、21.6を通して灌注デバイス20.1~20.6に送られる。プロセスでは、使用される冷却材は、冷却材鉢22.1、22.2、22.3、22.4、22.5、22.6によって回収することができ、冷却材鉢22.2~22.6から、冷却材の少なくとも一部は、ポンプ23.1、23.2、23.3、23.4、23.5、23.6を用いて、灌注に再びそれぞれ使用することができる。さらに、真新しい、例えばより冷たい、冷却材、例えば水を供給することができる(本明細書では図示せず)。冷却材鉢22.1~22.6は、それぞれ隣接して配置されているので、少なくとも2つの隣接する冷却セル6.1~6.6は、適切な導管24.1、24.2、24.3、24.4、24.5によって接続され得る。
第1の熱交換器4での加熱プロセスの後、加熱された製品は、導管9を介して第2の熱交換器3に送られ、かつ、そこで目標温度、例えば充填温度までさらに加熱され得る。目標温度は、製品について与えられた目標温度に応じて、80~90℃とすることができる。2つの熱交換器3、4は、例えば直列にフラッシュ殺菌装置2内に設けられている。2つの熱交換器3、4は、導管9を介して直列に接続されている。
第2の熱交換器3での目標温度への製品の加熱は、第2の熱交換器3および第1のヒートポンプ要素12を通って循環する熱伝達媒体、例えば水の熱放出によって遂行される。第1のヒートポンプ要素12から、50℃~60℃の温度TS1の熱伝達媒体は、フィードライン18を介して、加熱器7へおよび加熱器7の中を導通され、ここで、熱伝達媒体は、当該加熱器7で80℃~90℃のより高い温度TS2まで加熱される。この加熱のために、熱量Qzuが、導管60を用いて加熱器7を通して供給され、当該熱量Qzuは、例えば蒸気または加圧熱水を介して提供される。
第2の熱交換器3から出た後、35℃~40℃の温度TS3まで冷却された熱伝達媒体は、再び第1のヒートポンプ要素12に戻される。
冷却トンネル6、フラッシュ殺菌装置2、および充填ステーション5とは別個のヒートポンプ1の使用は加熱器7と一緒に、熱エネルギーの回収をより高い度合いで利用することを可能にし、ヒートポンプ1の使用は同時に、冷却かまたはそうでなければ加熱を非常に低いコストで可能にする。
第2の熱交換器3を通った後、製品は、適切なコンダクションシステム25を介して充填ステーション5に導通される。充填ステーション5は、従来技術で知られているように、容器21、例えばボトルに製品をホット充填するための適切なデバイスを備えることができる。充填ステーション5内において、容器21は、典型的には閉鎖されている。充填プロセス、および、加熱された製品が充填された、容器21の閉鎖の後、冷却トンネル6への容器21の輸送は、適切な輸送セクション26を介して遂行することができる。冷却塔6からの加熱された冷却材の使用も、直列に提供される。それは、第1の熱交換器4が、加熱に関してヒートポンプ1に対して直列に設けられていることを意味する。
図3は、ヒートポンプ33と、第1の熱交換器36および第2の熱交換器35を備えるフラッシュ殺菌装置34と、充填ステーション5と、冷却トンネル27と、加熱器7とを用いて液体製品をホット充填するためのデバイスの第2の実施形態を示す。第1の熱交換器36は、製品の加熱の点で、ヒートポンプ33と並列に設けられている。図2に示す冷却トンネル6に類似する冷却トンネル27が、示されているが、しかし当該冷却トンネル27は、冷却トンネルの冷却セルの群が、その冷却トンネルから取り出された冷却材を、第1の熱交換器36に、またはヒートポンプ33の第2のヒートポンプ要素40に通すことができるという点で異なる。
図1の従来技術と比較して、第2の実施形態では第1の熱交換器36は依然として予熱器として動作するが、一方、第2の熱交換器35はフラッシュ殺菌装置2の主加熱ステージの機能を取って代わる。
冷却トンネル27は、例として示されている6つの冷却セル27.1~27.6を備える。これら冷却セルは、単に概略的に2つのアームで示されている灌注デバイス28.1、28.2、28.3、28.4、28.5、28.6を備える。灌注デバイス28.1~28.6は、フィードライン29.1、29.2、29.3、29.4、29.5、29.6を介して、灌注に使用される冷却材、例えば水を得る。灌注の後に容器21から滴り落ちるかまたは漏れ出る冷却材は、冷却セル27.1~27.6それぞれの、冷却材鉢30.1、30.2、30.3、30.4、30.5、30.6それぞれの中に、回収される。回収された冷却材は、ポンプ31.1、31.2、31.3、31.4、31.5、31.6を介して少なくとも部分的に灌注に再使用することができる。ここでは、本明細書に示されていない他のフィード源からのより冷たい冷却材も使用することができる。さらに、ヒートポンプ33から流れて戻る、より冷たい冷却材を冷却セル27.4、27.5、27.6に供給することができる。
冷却材鉢30.1~30.6は、それぞれ隣接して配置されているので、最初の3つの冷却セル27.1、27.2、27.3は適切な導管32.1、32.2によって接続され得てかつ最後の3つの冷却セル27.4、27.5、27.6は適切な導管32.3.32.4によって接続され得る。製品フィードライン8を介して、製品、すなわち充填プロセス後に再び加熱および冷却される液体、例えば汁飲料は、第2の熱交換器36に導通される。第1の熱交換器36は、導管37を介して第2の熱交換器35に接続されており、熱交換器35、36は、例えば直列にフラッシュ殺菌装置34内に設けられている。第1の熱交換器36では、導管8を通して供給された製品は、目標温度、例えば充填温度よりも低い温度まで加熱される。次いで、加熱された製品は、それを目標温度までさらに加熱するために第2の熱交換器35に供給される。
目標温度までの加熱の後、製品は、導管38を介して充填ステーション5に供給される。充填ステーション5は、図1に関連して既に上述した充填ステーションに対応する。ここでも、参照番号26は、充填されて閉鎖された容器21を冷却トンネル27に送ることができることを、単に概略的に示す。ここでは、充填ステーション5および冷却トンネル27は、互いに空間的に分離して設けることができる。同じことが、2つの熱交換器35、36を伴うフラッシュ殺菌装置34に当てはまる。
図3は、熱放出のための第1のヒートポンプ要素39と、熱吸収のための第2のヒートポンプ要素40とが設けられたヒートポンプ33をさらに示す。第2のヒートポンプ要素40と第1のヒートポンプ要素39との間には、圧縮機41と、反対側にスロットル42とが設けられている。参照番号43および44は、ヒートポンプ33の内部回路内の流れの方向を示す。
第2の熱交換器35での目標温度への製品の加熱は、第2の熱交換器35および第1のヒートポンプ要素39を通って循環する熱伝達媒体、例えば水の熱放出によって遂行される。第1のヒートポンプ要素39から、熱伝達媒体は、フィードライン45を介して、加熱器7へおよび加熱器7の中を導通され、ここで、熱伝達媒体は、当該加熱器7で、より高い温度まで加熱される。この加熱のために、熱量Qzuが、導管60を用いて加熱器7を通して供給され、当該熱量Qzuは、例えば蒸気または加圧熱水を介して提供される。
第2の熱交換器35から出た後、冷却された熱伝達媒体は、ポンプ54およびフィードライン53を介して再び第1のヒートポンプ要素39に戻される。
図3に示すさらなる発展では、例えば3つの冷却セル27.1、27.2、27.3の群を備える、第1のカスケードが第1の熱交換器36に接続されており、任意の他の群化が可能である。それは、典型的には最も温かい冷却材鉢30.1から取り出されるこの群からの加熱された冷却材が、フィードライン46、ポンプ47、およびさらなるフィードライン48を介して第1の熱交換器36に導通されて第1のカスケードから製品にエネルギーを伝達することを意味する。冷却材は、熱伝達が行われた後に戻りライン49を介して3つの冷却セル27.1、27.2、27.3の群に返されて戻る。
図3は、例として3つの冷却セル27.4、27.5、27.6からなるさらなる群を示すが、しかしながらここでは異なる群化が可能である。ここでは、セル27.4、27.5、27.6からなる第2のカスケードのうちの最も温かいものから、すなわちセル27.4およびその冷却材鉢30.4から、冷却材は、フィードライン50およびポンプ51を介して、ヒートポンプ33に、すなわち第2のヒートポンプ要素40に導通される。第2のヒートポンプ要素40の中を導通される冷却材からの、熱の伝達の後、そこではより冷たい冷却材は、フィードライン52を介して第3の熱交換器61に導通される。第3の熱交換器61は、例えば一次側の冷却塔62にパイプライン63を介して接続されており、熱量Qabを放散することによって、冷却トンネルで必要とされる冷却材温度まで冷却材を冷却する。しかしながら、冷却塔62の代わりに、例えばクライアント側の冷蔵プラントまたは冷水タンクなどの、他の寒冷の源も可能である。第3の熱交換器61から、冷却材は、導管64を介して、再び参照番号27.6の冷却セルに戻され、当該参照番号27.6は、第2の群のうちの最も冷たいものを指す。本明細書で提供される第1の熱交換器36およびヒートポンプ33を用いた製品の並列加熱により、効率的な製品予熱を達成することができる。
図2および図3に表されているデバイスについては、製品の加熱および冷却は、本明細書には示されていない適切なコンピュータ制御によって制御することができる。
示されているデバイスは、製品を低い温度に向かって選択的に冷却するためにも同様に使用できることが理解されよう。
上述の例示的な実施形態で言及された特徴は、特に図に示されている組合せに制限されず、任意の他の組合せでも可能であり得ることが理解されよう。

Claims (13)

  1. 液体製品、例えば汁を、第1の熱交換器(4、36)および第2の熱交換器(3、35)を備えるフラッシュ殺菌装置(2、34)と、前記製品を容器(21)、例えばボトルに充填するための充填ステーション(5)と、充填された前記容器(21)を冷却材、例えば水によって冷却するために複数の冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)を備える冷却トンネル(6、27)と、ヒートポンプ(1、33)と、を用いてホット充填するための方法であって、
    前記製品が前記容器(21)に充填される前に、前記製品が、前記フラッシュ殺菌装置(2、34)内で目標温度、例えば充填温度まで加熱され、
    前記冷却材の少なくとも一部が、前記冷却トンネル(6、27)から前記第1の熱交換器(4、36)へおよび前記第1の熱交換器(4、36)の中を導通され、前記冷却材の熱エネルギーの少なくとも一部を、前記第1の熱交換器(4、36)によって前記製品に最初に伝達することができ、
    前記製品が、次いで、前記第1の熱交換器(4、36)から前記第2の熱交換器(3、35)に導通され、前記熱エネルギーの少なくともさらなる一部を、前記製品を前記目標温度までさらに加熱するために前記ヒートポンプ(1、33)を用いて熱伝達媒体によって前記第2の熱交換器(3、35)に伝達することができる、
    方法において、
    前記第2の熱交換器(3、35)および前記ヒートポンプ(1、33)を通って循環する前記熱伝達媒体が、前記循環の方向で前記ヒートポンプ(1、33)と前記第2の熱交換器(3、35)との間に配置された加熱器(7)によって追加的に加熱されることを特徴とする、方法。
  2. 充填プロセスの前に前記製品を加熱するために、前記冷却材が前記冷却トンネル(6)から前記第1の熱交換器(4)に到達し、次いで前記ヒートポンプ(1)に到達するように、前記第1の熱交換器(4)が前記ヒートポンプ(1)と直列に設けられている、請求項1に記載の方法。
  3. 充填プロセスの前に前記製品を加熱するために、前記冷却材の少なくとも一部が前記冷却トンネル(27)から前記第1の熱交換器(36)に到達し、かつ前記冷却材の少なくともさらなる一部が前記冷却トンネル(27)から前記ヒートポンプ(33)に到達するように、前記第1の熱交換器(36)が前記ヒートポンプ(33)と並列に設けられている、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の熱交換器(36)に到達する前記冷却材の前記一部が、前記ヒートポンプ(33)に到達する前記冷却材の前記一部よりも温かい、請求項3に記載の方法。
  5. 液体製品、特に汁をホット充填するための方法を実行するためのデバイスであって、第1の熱交換器(4、36)および第2の熱交換器(3、35)を備えるフラッシュ殺菌装置(2、34)であって、前記フラッシュ殺菌装置(2、34)内で、前記製品が、前記第1の熱交換器(4、36)および前記第2の熱交換器(3、35)を通って流れる、フラッシュ殺菌装置(2、34)と、前記製品を容器(21)、例えばボトルに充填するための充填ステーション(5)と、複数の冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)を備える冷却トンネル(6、27)と、ヒートポンプ(1、33)と、を備える、
    デバイスにおいて、
    前記第1の熱交換器および前記ヒートポンプを通って循環する熱伝達媒体を加熱するように設計された加熱器(7)であって、前記加熱器(7)が、前記循環の方向で前記ヒートポンプ(1、33)と前記第2の熱交換器(3、35)との間に配置されている、加熱器(7)によって特徴付けられ、
    前記デバイスが、請求項1~4のいずれか一項に記載の液体製品をホット充填するための方法を実行するように設計されている、デバイス。
  6. 前記フラッシュ殺菌装置(2、34)、前記充填ステーション(5)、前記ヒートポンプ(1、33)、および前記冷却トンネル(6、27)が、それぞれ別個に設計されている、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記第2の熱交換器(3、35)が、プレート式熱交換器または管式熱交換器を備える、請求項5または6に記載のデバイス。
  8. 前記ヒートポンプ(1、33)が、圧縮式ヒートポンプ、例えば電気駆動圧縮式ヒートポンプ、アンモニアヒートポンプ、または遷移臨界COプロセスを伴うヒートポンプを備える、請求項5~7のいずれか一項に記載のデバイス。
  9. 前記ヒートポンプ(1、33)が、前記冷却トンネル(6、27)の前記冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)のうちの1つと、前記第2の熱交換器(3、35)と、の間に設けられている、請求項5~8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記ヒートポンプ(1、33)が、加熱された前記冷却材の温度が最も高い前記冷却セルと、前記第2の熱交換器(3、35)と、の間に設けられている、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)が、前記冷却材を1つの冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)から1つ以上の隣接する冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)に、例えばより冷たい冷却セルからより温かい冷却セルにポンピングすることができるように、相互接続されている、請求項5~10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記容器(21)に前記冷却材を散布するために、前記冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)の各々が灌注プラント(20.1~20.6、28.1~28.6)を備える、請求項5~11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 第3の熱交換器(61)が、前記ヒートポンプ(1、33)と、前記複数の冷却セル(6.1~6.6、27.1~27.6)のうちの1つの最も冷たい冷却セル(6.6、27.6)と、の間に設けられている、請求項5~12のいずれか一項に記載のデバイス。
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