JP2022549691A - ランダムアクセス方法、装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

本発明の実施例はランダムアクセス方法、装置及びシステムを提供し、そのうち、前記方法は、端末装置が第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)し、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;及び、前記端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)することを含む。

Description

本発明は、通信の技術分野に関する。
新無線(NR、New Radio)システムでは、端末装置について言えば、ランダムアクセス(RA、Random Access)プロシージャが図1に示すように、媒体アクセス制御サブ層(MAC sub-layer(MACサブ層と略称する))で以下の操作を含み、即ち、
操作101:RAの開始;
操作102:リソースの選択;
操作103:ランダムアクセスプリアンブル(Preamble)の送信;及び
操作104:ランダムアクセスレスポンス(RAR)の受信である。
RARの受信が未成功である場合、操作102に戻り、リソースを選択し、そして、選択したリソース上で再びランダムアクセスプリアンブル(操作103)を送信して後続の操作を行う。
RARの受信が成功であり、かつ今回のランダムアクセスが競合ベースのランダムアクセス(contention-based random access、CBRA)である場合、RARの受信の成功後に操作105に進む。
操作105:競合の解決である。競合の解決が成功である場合、ランダムアクセスプロシージャを完了し;競合の解決が未成功である場合、操作102に戻り、リソースを選択し、そして、選択したリソース上で再びランダムアクセスプリアンブル(操作103)を送信して後続の操作を行う。
RARの受信が成功であり、かつ今回のランダムアクセスが非競合ランダムアクセス(contention-free random access、CFRA)である場合、RARの受信の成功後にランダムアクセスプロシージャを完了する。
操作102では、MACサブ層は、設定される同期信号ブロック(SSB)及び/又はチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)リソースの無線品質、対応する専用リソース及び/又はプリアンブルがあるかなどに基づいて、1つのSSB又はCSI-RSリソースを選択し、あるいは、MACサブ層は、1つのSSBを任意に選択することで、対応するランダムアクセスリソースを選択及び/又は使用して対応するランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
操作103では、ランダムアクセスプリアンブルを送信する度に、MACサブ層が下位層(例えば、物理層)に今回の伝送に使用される目標受信パワーを指示し、これによって、物理層は対応するランダムアクセスプリアンブルの送信パワーを算出する。
ランダムアクセスプリアンブルの再送の場合、パワーランピングメカニズム(power ramping mechanism)により、MACサブ層が下位層に指示する目標受信パワーがゆっくりと増加することができるため、上りリンクの再送(ランダムアクセスプリアンブルの再送)は前回の伝送(ランダムアクセスプリアンブルの前回の伝送)のパワーに等しく又はそれよりも少し高いパワーで送信を行うことができ、これはネットワーク側の成功受信に有利であるのみならず、他の端末に大きい干渉を与えることもない。今のところ、パワーランピング関連カウンターを使用して、現在の伝送が前回の伝送と比較してパワーが増加したかを確定し、パワーランピング関連カウンターは例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTERである。
現在のメカニズムでは、ランダムアクセスプリアンブルの再送について、リソースの選択の角度から言えば、選択されるSSBリソースが変わることがないときにのみ、パワーランピング関連カウンターは1増加し、MACサブ層が下位層に指示する目標受信パワーは増加し、他の場合、該カウンターは変わらない。
また、パワーランピング関連カウンターが1増加するかを決定するときに、MACサブ層はさらにカウンターサスペンド指示(suspending indication)を考慮する必要があり、該指示が存在するときに、パワーランピング関連カウンターは変わらない。該指示は物理層によりMACサブ層に提供される。例えば、図1に示すように、ランダムアクセスプリアンブルの再送を行う前に、端末装置が空間領域送信フィルター(spatial domain transmission filter)を変えた場合、物理層は、上位層(MACサブ層)がパワーランピング関連カウンターをサスペンドするように通知する。
物理層では、図1に示すように、端末装置は“ネットワークにより設定される最大パワーPCMAX,f,c(i)”及び“目標受信パワーとパスロスの和”の両者のうちの比較的小さい値を用いてランダムアクセスプリアンブルを送信し、そのうち、目標受信パワーはMACサブ層により通知され、パスロスは、システム情報により提供される参照信号パワーから上位層のフィルタリング後の参照信号受信パワー(RSRP)値を減算することで得られる。
一方、アンライセンススペクトルにおけるNR無線アクセス操作(NR-U、NR radio access operation in unlicensed spectrum)がサービングセルで行われる。NR-Uのセル(NR-Uセルと略称する)では、伝送を行う前に、ネットワーク装置及び端末装置がLBT(Listen-Before-Talk)メカニズムを使用する可能性があり、即ち、チャネルのアイドル状態が検出されたときにのみ伝送が行われる。また、NR-Uにはデータ伝送の機会(occasion)を増加させるために幾つかの新しいメカニズムが導入されており、これによって、LBTによるデータ伝送への影響を低減することができる。
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
発明者が次のことを発見した。即ち、ランダムアクセスプロシージャにおけるランダムアクセスリソースの選択及びランダムアクセスプリアンブルの伝送では、ともに、下りリンク参照信号(DRS、例えば、SSB、CSI-RS)を参照として使用することで、ランダムアクセスプリアンブルを送信する時間周波数リソース及び送信パワーを確定し、これは、ランダムアクセスリソースの選択及びランダムアクセスプリアンブルの伝送がともに下りリンク参照信号と関連していることを意味する。
一方、LBTの影響を低減するために、NR-Uはより多くのSSB位置をサポートする。3GPP RAN1では、SSB QCL(quasi-colocation、疑似コロケーション)取得の目的で、次のようなQ値、即ち、{1,2,4,8}をサポートするとの合意が達成されている。1つのセル、サービングセル又は隣接セルについて、一旦、端末装置がQの値を知ると、端末装置は、下りリンク参照信号(DRS)伝送又は測定窓内又はクロスDRS伝送又は測定窓内のModulo(A,Q)が同じ値を有する同期信号又はブロードキャストチャネル(SS/PBCH)ブロックの間にQCL関係があると仮定することができ、そのうち、AはPBCH DMRS(物理ブロードキャストチャネル復調参照信号)シーケンスの索引である。
上述の合意(agreement)に基づいて、NR-Uでは、複数のSSBが1つのSSBに対応する可能性があり、即ち、複数のSSBsが疑似コロケーションされる(QCL関係を有する)。例えば、図2に示すように、Q=4であるとする場合、SSB index=0がSSB index=4と疑似コロケーションされ;SSB index=2がSSB index=6と疑似コロケーションされる。
しかしながら、今のところ、ランダムアクセスプロシージャではQCL関係を有する複数のSSBsが考慮されないため、以下のような問題が存在する。
問題1:ランダムアクセスリソースを選択するときに、LBTによりSSB1が伝送されず、また、SSB1とQCL関係を有するSSB2がLBTにより伝送されているとする場合、SSB1は無線品質条件を満足することができず、対応するランダムアクセスリソースが設定されていても、端末装置は該SSB1に対応するランダムアクセスリソースを選択して伝送を行うことができない可能性があり、これは、ネットワークがLBTを克服するためにより多くの伝送機会を提供したとしても、現在のメカニズムによれば、端末装置は追加で提供された伝送機会で伝送を行わない場合があることを意味する。
問題2:ランダムアクセスプリアンブルを伝送するときに、選択されるSSBリソースが変わっている場合、現在のメカニズムによれば、伝送パワーが変わらず、これは、現在選択されるSSBがその前に選択されたSSBとQCL関係を有するSSBであっても、伝送パワーが変わらないことを意味し、これにより、パワーランピングメカニズムが無効になるため、ランダムアクセスの成功率を減少させることができる。
上述の問題のうちの少なくとも1つ又は他の類似した問題を解決するために、本発明の実施例はランダムアクセス方法、装置及びシステムを提供する。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス方法が提供され、そのうち、前記方法は、
端末装置が第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)し、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;及び
前記端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記下りリンク第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)することを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス方法が提供され、そのうち、前記方法は、
端末装置が第一下りリンク参照信号を選択(又は確定)し、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;及び
前記端末装置が連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定し、前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指すことを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス方法が提供され、そのうち、前記方法は、
選択(又は確定)される下りリンク参照信号が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、端末装置が、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせることを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス装置が提供され、それは端末装置に構成され、そのうち、前記装置は、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)する選択ユニットであって、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有する、選択ユニット;及び
前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記下りリンク第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)する確定ユニットを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス装置が提供され、それは端末装置に構成され、そのうち、前記装置は、
第一下りリンク参照信号を選択(又は確定)する選択ユニットであって、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有する、選択ユニット;及び
連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定する確定ユニットであって、前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す、確定ユニットを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ランダムアクセス装置が提供され、それは端末装置に構成され、そのうち、前記装置は、
選択(又は確定)される下りリンク参照信号が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる処理ユニットを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、設定方法が提供され、そのうち、前記設定方法は、
ネットワーク装置が第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を生成し;及び
前記ネットワーク装置が前記第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信することを含み、
そのうち、前記第一設定情報は以下のよう情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものであり、
そのうち、前記第二設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示する、もの;
前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに、前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものであり、
そのうち、前記第三設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
同期信号又はブロードキャストチャネルの索引である。
本発明の実施例の1つの側面によれば、設定装置が提供され、それはネットワーク装置に構成され、そのうち、前記設定装置は、
第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を生成する生成ユニット;及び
前記第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信する送信ユニットを含み、
そのうち、前記第一設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものであり、
そのうち、前記第二設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示する、もの;
前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられるもの、であり、
前記第三設定情報は以下のような情報の1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
同期信号又はブロードキャストチャネルの索引である。
本発明の実施例の1つの側面によれば、端末装置が提供され、そのうち、前記端末装置は前述のランダムアクセス装置を含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ネットワーク装置が提供され、そのうち、前記ネットワーク装置は前述の設定装置を含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、通信システムが提供され、そのうち、前記通信システムは前述のネットワーク装置及び前述の端末装置を含む。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、端末装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに前記端末装置で前述のランダムアクセス方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに端末装置で前述のランダムアクセス方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ネットワーク装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに前記ネットワーク装置で前述の設定方法を実行させる。
本発明の実施例の他の側面によれば、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータにネットワーク装置で前述の設定方法を実行させる。
本発明の実施例の有利な効果は少なくとも次のとおりであり、即ち、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
後述の説明及び図面を参照することで、本発明の特定の実施形態を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施形態は、様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
また、1つの実施方式について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施形態に用い、他の実施形態における特徴と組み合わせ、又は、他の実施形態における特徴を置換することもできる。
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
本発明の1つの図面又は1つの実施形態に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施形態に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応する部品を示し、複数の実施形態に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
含まれている図面は、本発明の実施例への更なる理解を提供するために用いられ、これらの図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、文字記載とともに本発明の原理を説明するために用いられる。また、明らかのように、以下に記載される図面は、本発明の幾つかの実施例を示すためのものに過ぎず、当業者は、創造性のある労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
ランダムアクセスプロシージャを示す図である。 NR-UにおけるSSBの伝送を示す図である。 本発明の実施例における通信システムを示す図である。 本発明の実施例におけるランダムアクセス方法を示す図である。 本発明の実施例におけるもう1つのランダムアクセス方法を示す図である。 本発明の実施例におけるまたもう1つのランダムアクセス方法を示す図である。 本発明の実施例における設定方法を示す図である。 ビーム失敗回復設定情報エレメントの一部の内容の一例を示す図である。 ランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメントの一部の内容の一例を示す図である。 本発明の実施例におけるランダムアクセス装置を示す図である。 本発明の実施例におけるもう1つのランダムアクセス装置を示す図である。 本発明の実施例におけるまたもう1つのランダムアクセス装置を示す図である。 本発明の実施例における設定装置を示す図である。 本発明の実施例における端末装置を示す図である。 本発明の実施例におけるネットワーク装置を示す図である。
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴が明らかになる。なお、明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態を開示するが、それは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施形態を示し、理解すべきは、本発明は記載されている実施形態に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(LTE、Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G及び将来の5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、AccessPoint)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供することができる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は、例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は、固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、AccessTerminal)、ステーションなどとも称される。
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、例えば、セルラーフォン(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、キャリー装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオにおいて、ユーザ装置はさらに監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などである。
以下、一例に基づいて本発明の実施例に係るシナリオについて説明するが、本発明はこれに限定されない。
図3は本発明の実施例における通信システムを示す図であり、端末装置及びネットワーク装置を例にした場合を示している。図3に示すように、通信システム300はネットワーク装置301及び端末装置302を含んでも良い。説明の便宜のため、図3では1つのみの端末装置を例にして説明を行う。ネットワーク装置301は例えば、NRシステムにおけるネットワーク装置gNBである。
本発明の実施例では、ネットワーク装置301と端末装3202の間は従来のトラフィック(サービス)又は将来実施し得るサービスを行うことができる。これらのトラフィックは、例えば、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)などを含んでも良いが、これらに限られない。
そのうち、端末装置302は例えば、グラントフリー伝送方式を使用してネットワーク装置301にデータを送信することができる。ネットワーク装置301は1つ又は複数の端末装置302により送信されるデータを受信し、端末装置302にフィードバック情報(例えば、確認ACK/非確認NACK)をフィードバックし、端末装置302は該フィードバック情報に基づいて伝送プロセスの終了を確認し、あるいは、新しいデータの伝送又はデータの再送をさらに行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の様々な実施例について説明を行う。なお、これらの実施方式は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
<第一側面の実施例>
本発明の第一側面の実施例ではランダムアクセス方法が提供され、該方法は端末装置、例えば、図3に示す端末装置302に応用される。
図4は本発明の実施例におけるランダムアクセス方法を示す図であり、図4に示すように、該方法は以下の操作(ステップ)を含む。
操作401:端末装置が第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)し、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;
操作402:前記端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)する。
本発明の実施例において、第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号がQCL関係を有するとは、第一下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値が第二下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値と同じであることを指し、Aは物理ブロードキャストチャネル下りリンク復調参照信号(PBCH DMRS)シーケンスの索引であり、Qはネットワーク装置により設定されるパラメータ又は定値(constant value)である。
本発明の実施例ではランダムアクセスリソースが選択されるときにQCL関係を有する複数の下りリンク参照信号が考慮されているため、ランダムアクセスの成功率を向させることができる。
本発明の実施例では上述の第一下りリンク参照信号及び上述の第二下りリンク参照信号は、例えば、SSB又はCSI-RSであるが、本発明はこれらに限定されない。
本発明の実施例において、図4示すように、該方法はさらに以下の操作(ステップ)を含んでも良い。
操作403:前記端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスプリアンブルを設定(又は確定)する。
本発明では操作402及び操作403の実行順序について限定せず、図4では操作403が操作402の前に実行されることが示されているが、他の実施例において操作403は操作402の後に実行されても良い。
1つの実施例において、上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号はネットワーク装置により送信される下りリンク制御情報(DCI)に含まれ、該DCIがランダムアクセスプリアンブルの索引を指示しており、かつ該ランダムアクセスプリアンブルの索引が0b00000でない場合、操作401では端末装置が上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号を参照として選択する。
この実施例では、上述の下りリンク制御情報における参照信号はQCL関係を有し、上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号は該下りリンク制御情報における参照信号のうちから選択され、かつ上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号は1つ又は複数あっても良い。言い換えれば、上述のDCIに複数の下りリンク参照信号が含まれ、かつこれらの下りリンク参照信号がQCL関係を有する場合、端末装置はそのうちから1つ又は複数を参照として選択することができる。端末装置は任意に選択しても良く、又は、所定規則(ルール)に基づいて選択しても良いが、本発明はこれについて限定しない。
この実施例において、選択される下りリンク参照信号(第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号)が上述のDCIに含まれる場合、操作403では、端末装置はランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、該DCIにおいて指示(又は明示的に提供)される1つの索引に設定しても良く;選択される下りリンク参照信号(第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号)が上述のDCIに含まれない場合、操作403では、端末装置はランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、選択される下りリンク参照信号に対応する(又は関連付けられた)1つの索引に設定しても良い。
もう1つの実施例において、上述の第一下りリンク参照信号及び上述の第二下りリンク参照信号が以下の条件のうちの少なくとも1つを満足する場合、端末装置は第一下りリンク参照信号を参照として選択しても良く、第二下りリンク参照信号を参照として選択しても良く、又は第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号を同時選択して参照としても良い。これらの条件は以下のようなことを含み、即ち、
第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値ようも大きく;
第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は提供)され;
第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御信信(DCI)により指示(又は提供)され;
第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;
第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;
第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
この実施例では、少なくとも1つの例において、選択される下りリンク参照信号がビーム失敗(回復)を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSlist)に含まれても良い。なお、該candidateBeamRSlistについては、後述の実施例において説明する。
この実施例では、少なくとも1つの例において、選択される下りリンク参照信号がネットワーク装置により提供される下りリンク制御情報(DCI)により指示又は提供されても良い。なお、該DCIについては、後述の実施例において説明する。
この実施例では、少なくとも1つの例において、選択される下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により明示的に提供されても良い。なお、該rach-ConfigDedicatedについては、後述の実施例において説明する。
この実施例では、少なくとも1つの例子において、選択される下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は、選択される下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられる。
この実施例において、操作403では、端末装置は選択される下りリンク参照信号に関連しているランダムアクセスプリアンブルのうちから同じ確率で1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、そして、ランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定しても良い。あるいは、操作403では、端末装置はランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号(即ち、選択される下りリンク参照信号及び/又は選択される下りリンク参照信号とQCL関係を有する下りリンク参照信号)に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定しても良い。
もう1つの実施例において、第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きい場合、端末装置は第一下りリンク参照信号を選択し、第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きい場合、端末装置は第二下りリンク参照信号を選択する。
例えば、第一下りリンク参照信号が以下の条件1のうちの少なくとも1つを満足する場合、端末装置は第一下りリンク参照信号を選択することができ;第二下りリンク参照信号が以下の条件2のうちの少なくとも1つを満足する場合、端末装置は第二下りリンク参照信号を選択することができる。
条件1は以下のようなことを含み、即ち、
第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は提供)され;
第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;及び
第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
条件2は以下のようなことを含み、即ち、
第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は提供)され;
第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;及び
第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
もう1つの実施例において、第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、端末装置は前記第一下りリンク参照信号を選択し;第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、端末装置は前記第二下りリンク参照信号を選択する。
例えば、ランダムアクセスリソースが以下のような条件3のうちの少なくとも1つを満足する場合、端末装置は第一下りリンク参照信号を選択し;ランダムアクセスリソースが以下のような条件4のうちの少なくとも1つを満足する場合、端末装置は前記第二下りリンク参照信号を選択する。
条件3は以下のようなことを含み、即ち、
第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報(SI)によりリクエストされるリソースであるということである。
条件4は以下のようなことを含み、即ち、
第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報(SI)によりリクエストされるリソースであるということである。
この例において、非競合ランダムアクセスリソースはビーム失敗回復のためにリクエストされるリソースであっても良く、また、非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置からRRCシグナリングにより提供されても良い。
あるいは、この例において、非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は通知)されても良い。
あるいは、この例において、ランダムアクセスプロシージャはシステム情報のリクエストのために(システム情報がリクエストするために)開始され、また、システム情報によりリクエストされるリソースは、前記ネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供)される。
もう1つの実施例において、第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号に対応する(又は関連付けられた)ランダムアクセスリソースが設定される場合、操作401では、端末装置は第一下りリンク参照信号を参照として選択しても良く、第二下りリンク参照信号を参照として選択しても良く、又は第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号を同時に選択して参照としても良い。
この実施例では、少なくとも1つの例において、該ランダムアクセスリソースは上述の第一下りリンク参照信号又は上述の第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースである。該ランダムアクセスリソースが第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースである場合、操作401では、端末装置は第一下りリンク参照信号を選択しても良く、第一下りリンク参照信号とQCL関係を有する第二下りリンク参照信号を選択しても良い。同様に、該ランダムアクセスリソースが第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースである場合、操作401では、端末装置は第二下りリンク参照信号を選択しても良く、第二下りリンク参照信号とQCL関係を有する第一下りリンク参照信号を選択しても良い。
この例において、上述の非競合ランダムアクセスリソースはビーム失敗回復のためにリクエストされるリソースであっても良く、また、該非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置からRRCシグナリングにより提供(又は設定)されても良い。但し、本発明はこれに限定されず、上述の非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は通知又は設定)されても良い。
この実施例では、少なくとも1つの例において、該ランダムアクセスリソースはシステム情報(SI)によりリクエストされるリソースである。
この例において、該ランダムアクセスプロシージャがシステム情報のリクエストのために開始され、かつ、該システム情報によりリクエストされるリソースが既にネットワークからRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供又は設定)されている場合、操作401では、端末装置は上述の第一下りリンク参照信号を選択しても良く、該第一下りリンク参照信号とQCL関係を有する上述の第二下りリンク参照信号を選択しても良い。
この実施例において、操作403では、端末装置は選択される下りリンク参照信号(第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号)に基づいてランダムアクセスプリアンブルを選択し、そして、ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定することができる。
例えば、端末装置は、操作401で選択される下りリンク参照信号に関連しているランダムアクセスプリアンブルのうちから同じ確率で1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、そして、ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定することができる。
また、例えば、該ランダムアクセスプロシージャがシステム情報のリクエストのために開始され、かつ、該システム情報によりリクエストされるリソースが既にネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供又は設定)されている場合、端末装置はランダムアクセスプリアンブルの索引に関連したパラメータ(ra-PreambleStartIndex)に基づいて確定されるランダムアクセスプリアンブルのうちから、選択される下りリンク参照信号に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、そして、ランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定することができる。
この実施例において、操作403では、端末装置はランダムアクセスプリアンブルの索引(PREAMBLE_INDEX)を、上述の第一下りリンク参照信号及び/又は上述の第二下りリンク参照信号(即ち、選択される下りリンク参照信号及び/又は選択される下りリンク参照信号とQCL関係を有する下りリンク参照信号)に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定することもできる。
本発明の実施例において、上述の操作401に関する各実施例はそれぞれ実施されても良く、組み合わせて実施されても良く、本発明はこれについて限定しない。例えば、端末装置は第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きいときに、第一下りリンク参照信号を選択することができ(場合1);端末装置は第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きいときに、第一下りリンク参照信号を選択することができ(場合2);端末装置は第一下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号を選択することができ(場合3);端末装置は第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号を選択することができ(場合4);端末装置は、第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく、かつ第一下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択することができ(場合5);端末装置は、第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく、かつ第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択することができ(場合6);端末装置は、第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく、かつ第一下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択することができ(場合7);端末装置は、第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく、かつ第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスリソースが設定されているときに、第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択することができる(場合8)。
具体的な例は以下のような例である可能性がある。
例1:ランダムアクセスプロシージャがビーム失敗回復のために開始され、かつビーム失敗タイマーが設定されず、又はビーム失敗タイマーが動作せず、かつ第一下りリンク参照信号(例えば、1つのSSB)又は第二下りリンク参照信号に関連したビーム失敗回復によりクエストされる非競合ランダムアクセス(CFRA)のリソースがRRCにより明示的に提供されており、かつcandidateBeamRSListにおける第一下りリンク参照信号の中のRSRPが閾値よりも大きい下りリンク参照信号(第一参照信号)が使用可能である場合、第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号を選択し;また、PREAMBLE_INDEXを、ビーム失敗回復によりリクエストされるランダムアクセスプリアンブル集合における第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号に対応する1つのra-PreambleIndexに設定する。ここで、第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する。
例2:DCIにより明示的にra-PreambleIndexが提供されており、かつra-PreambleIndexが0b00000でない場合、PREAMBLE_INDEXを、通知されるra-PreambleIndexに設定し;また、DCIにより通知される第一下りリンク参照信号を選択し、又はDCIにより通知される第一下りリンク参照信号とQCL関係を有する第二下りリンク参照信号を選択する。
本発明の実施例において、操作402では、上述のランダムアクセスリソースはPRACH機会であっても良く、端末装置は連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定(又は選択)することができる。ここで、連続したPRACH機会とは、第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す。
本発明の実施例において、端末装置のMAC実体は該連続したPRACH機会のうちから同じ確率で1つのPRACH機会を次の1つの使用可能なPRACH機会として選択することができる。
本発明の実施例において、今回選択される下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号と称し、例えば、前述の第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号である)が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号(第三下りリンク参照信号と呼ぶ)とQCL関係を有する場合、前記端末装置はさらに、パワーランピング関連カウンター(PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)が1増加するようにさせることで、前述の問題2を解決することができる。
少なくとも1つの実施例において、今回選択される下りリンク参照信号がSSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号がSSBである場合、今回選択される下りリンク参照信号SSBと前回選択された下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する。
例えば、今回選択される下りリンク参照信号が第一SSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号が第二SSBであり、第一SSBと第二SSBがQCL関係を有し、この場合、パワーランピング関連カウンター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)は1増加する。あるいは、また、例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERが1よりも大きく、かつ物理層からパワーランピングカウンターをサスペンドする通知を受信せず、かつ今回選択されるSSBが前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択されたSSBとQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)は1増加する。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号がCSI-RSであり、今回選択される下りリンク参照信号がSSBである場合、前回選択された下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、今回選択される下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号がSSBであり、今回選択される下りリンク参照信号がCSI-RSである場合、今回選択される下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する。
上述の実施例における方法により、パワーランピングメカニズムが無効になることを避けることができるため、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
図5は本発明の実施例におけるもう1つのランダムアクセス方法を示す図であり、図5に示すように、該方法は以下の操作(ステップ)を含む。
操作501:端末装置が第一下りリンク参照信号を選択(又は確定)し、前記第一下りリンク参照信号は第二下りリンク参照信号と疑似コロケーション(QCL)関係を有し;
操作502:前記端末装置は連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定する。
本発明の実施例において、連続したPRACH機会とは、第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す。
本発明の実施例において、第一下りリンク参照信号の選択方法について限定せず、図4に示す操作401で実現されても良く、又は、既存の手段で実現されても良いが、ここではその詳しい説明を省略する。本発明の実施例の方法によりランダムアクセスを行うことで、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
少なくとも1つの実施例において、端末装置のMAC実体は上述の連続したPRACH機会のうちから同じ確率で1つのPRACH機会を次の1つの使用可能なPRACH機会として選択することができる。但し、本発明はこれに限定されず、上述のPRACH機会は連続したPRACH機会でなくても良く、端末装置は他の実体又は他の手段により次の1つの使用可能なPRACH機会としてのPRACH機会を選択しても良い。
図6は本発明の実施例におけるまたもう1つのランダムアクセス方法を示す図であり、図6示すように、該方法は以下の操作(ステップ)を含む。
操作601:選択される下りリンク参照信号が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、端末装置は、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる。
本発明の実施例において、選択される下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号)が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号(第三下りリンク参照信号)とQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンター(PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)が1増加するようにさせ、これによって、前述の問題2を解決することができる。
少なくとも1つの実施例において、選択される下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号)がSSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号(第三下りリンク参照信号)がSSBである場合、操作601でQCL関係を有することは、選択される下りリンク参照信号SSBと前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBがQCL関係を有することであっても良い。
例えば、端末装置により選択される下りリンク参照信号が第一SSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号が第二SSBであり、第一SSBと第二SSBがQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)は1増加する。あるいは、また、例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERが1よりも大きく、かつ物理層からパワーランピングカウンターをサスペンドする通知を受信せず、かつ選択されるSSBが前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択されたSSBとQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER)は1増加する。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号(第三下りリンク参照信号)がCSI-RSであり、選択される下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号)がSSBである場合、操作601でQCL関係を有することは、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBが、選択される下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有することであっても良い。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号(第三下りリンク参照信号)がSSBであり、選択される下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号)がCSI-RSである場合、操作601でQCL関係を有することは、選択される下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBが、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有することであっても良い。
なお、上述の幾つかの実施例は例示に過ぎず、本発明はこれらに限られない。本発明の実施例の方法により、パワーランピングメカニズムが無効になることを避けることができるため、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
本発明の実施例の方法によれば、端末装置が下りリンク参照信号(例えばSSB)を選択し、ランダムアクセスリソースを確定し、そして、パワーランピングを行うときに、QCL関係を有する下りリンク参照信号を考慮しているため、ネットワークにより提供されるより多くの伝送機会を効果的に利用し、LBTによる問題を克服することができ、また、パワーランピングメカニズムにより、ランダムアクセスの成功率を保証することもできる。
また、本発明の実施例の方法によれば、端末装置がランダムアクセスリソースの選択を行うときに、QCL関係を有する下りリンク参照信号を考慮しているため、QCL関係を有する下りリンク参照信号のうちの1つの下りリンク参照信号が一部又は全部の条件を満足すれば、選択されるようにさせることができる。QCL関係を有する下りリンク参照信号のうちの1つの下りリンク参照信号が選択されれば、その対応するランダムアクセスリソースがランダムアクセスプリアンブルを伝送するために用いられ得るため、LBTを克服するためにネットワークにより導入されているより多くの伝送機会を効果的に利用することができる。
さらに、本発明の実施例の方法によれば、端末装置がランダムアクセスプリアンブルの伝送を行うときに、QCL関係を有する下りリンク参照信号を考慮しているため、QCL関係を有する下りリンク参照信号が選択されたときに、パワーランピングメカニズムが依然として作動し得るようにさせることができる。これにより、伝送回数が増加するにつれて、ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信パワーが増加し得るため、ランダムアクセスの成功率を保証することができる。
<第二側面の実施例>
本発明の第二側面の実施例では設定方法が提供され、該方法はネットワーク装置に応用され、それは第一側面の実施例の方法に対応するネットワーク側の処理であり、ここでは、第一側面の実施例と同じの内容の重複説明が省略される。
図7は本発明の実施例の設定方法を示す図であり、図7示すように、該方法は以下の操作(ステップ)を含む。
操作701:ネットワーク装置が第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信する。
本発明の実施例において、上述の第一設定情報は次のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものである。
本発明の実施例において、上述の第二設定情報は次のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示している、もの;
前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものである。
本発明の実施例において、上述の第三設定情報は次のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
同期信号又はブロードキャストチャネルの索引である。
本発明の実施例の方法によれば、関連する内容に対して設定を行うことでランダムアクセスの成功率を確保することができる。
本発明の実施例において、第一設定情報が第一下りリンク参照信号を含むときに、第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号は、ビーム失敗回復のための候補ビーム及び関連付けられたランダムアクセスパラメータを標識することができる。
本発明の実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの索引は次のようなものであっても良く、即ち、第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してBFRを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である。
本発明の実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの索引は次のようなものであっても良く、即ち、第一下りリンク参照信号又は第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してCFRAを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である。
本発明の実施例において、非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であっても良く、Q=1であり、又はQが通知されず、又はアンライセンスバンドにある場合、各RACH機会の参照信号の数はssb-perRACH-Occasionである。
本発明の実施例において、非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であっても良く、各RACH機会の参照信号の数はQ*ssb-perRACH-Occasionである。
1つの実施例において、第一設定情報はビーム失敗回復設定情報エレメント(BeamFailureRecoveryConfig information element)である。図8は該ビーム失敗回復設定情報エレメントの一部の内容の一例を示す図である。図8示すように、該ビームビーム失敗回復設定情報エレメントの中でビーム失敗回復設定域(BeamFailureRecoveryConfig field)に関して以下の記述があっても良い。
Figure 2022549691000002
また、図8に示すように、該ビームビーム失敗回復設定情報エレメントの中でビーム失敗回復同期信号ブロックリソース域(BFR-SSB-Resource field)に関して以下の記述があって良い。
Figure 2022549691000003
即ち、本発明の実施例において、候補ビームを指示するSSBがある場合、候補ビームリストに含まれるSSBとQCL関係を有するSSBも候補ビームを確定するために用いられる。また、設定されるランダムアクセスプリアンブルはSSBにより確定される候補ビームに用いることができるだけでなく、該SSBとQCL関係を有するSSBにより確定される候補ビームに用いることもできる。
1つの実施例において、第二設定情報はランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメント(RACH-ConfigDedicated information element)である。図9は該ランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメントの一部の内容の一例を示す図である。図9示すように、該ランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメントにおいて非競合ランダムアクセス域(CFRA)に関して以下の記述があっても良い。
Figure 2022549691000004
また、図9に示すように、該ランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメントの中で非競合ランダムアクセス同期信号ブロックリソース域に関して以下の記述があっても良い。
Figure 2022549691000005
即ち、本発明の実施例において、各RACH occasionのSSB数がQを考慮しており、即ち、各RACH occasionに対応するSSB数はssb-perRACH-Occasion*Qである。また、設定されるランダムアクセスプリアンブルはSSBにより確定される候補ビームに使用することができるだけであり、該SSBとQCL関係を有するSSBにより確定される候補ビームに使用することもできる。また、1つのSSBをリソースの索引として使用し、それは該SSB及び該SSBとQCL関係を有する1つのSSBを含む。
1つの実施例において、第三設定情報は下りリンク制御情報(DCI)である。ネットワーク装置は追加のランダムアクセスプリアンブルの索引を指示することができ、又は、追加のSS/PBCH indexを指示することができる。例えば、DCI format 1_0における予備ビットを使用し、又は新しいDCI formatを使用することができる。さらに、より少ないビットを使用して1組のランダムアクセスプリアンブルの索引又はSS/PBCH indexの前/後のN個のビットを指示しても良く、Nは5以下かつ1よりも大きい整数である。
本発明の実施例の方法によれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
<第三側面の実施例>
本発明の第三側面の実施例ではランダムアクセス装置が提供され、該装置は端末装置に構成され、該装置が問題を解決する原理は第一側面の実施例の方法と類似しており、その具体的な実施については第一側面の実施例を参照することができ、ここでは内容が同じである重複説明が省略される。
図10は本実施例のランダムアクセス装置を示す図であり、図10示すように、該装置1000は第一選択ユニット1001及び確定ユニット1002を含み、第一選択ユニット1001は第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)するために用いられ、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;確定ユニット1002は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)するために用いられる。
本発明の実施例において、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号はQCL関係を有するとは、前記第一下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値が前記第二下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値と同じであることを指し、Aは物理ブロードキャストチャネル下りリンク復調参照信号(PBCH DMRS)シーケンスの索引であり、Qはネットワーク装置により設定されるパラメータ又は定値である。
本発明の実施例において、図10に示すように、前記装置1000はさらに次のようなものを含んでも良い。
設定ユニット1003:前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスプリアンブルを設定(又は確定)する。
少なくとも1つの実施例において、前記第一選択ユニット1001により選択される下りリンク参照信号がネットワーク装置により送信される下りリンク制御情報に含まれる場合、前記設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記下りリンク制御情報において指示される(又は明示的に提供される)1つの索引に設定し;前記第一選択ユニット1001により選択される下りリンク参照信号がネットワーク装置により送信される下りリンク制御情報に含まれない場合、前記設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択される下りリンク参照信号に対応する(又は関連付けられた)1つの索引に設定する。
少なくとも1つの実施例において、前記設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号(選択される下りリンク参照信号及び/又は選択される下りリンク参照信号とQCL関係を有する下りリンク参照信号)に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定する。
少なくとも1つの実施例において、図10に示すように、前記装置1000はさらに以下のものを含む。
第二選択ユニット1004:前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスプリアンブルを選択し、前記設定ユニット1003はランダムアクセスプリアンブルの索引を、第二選択ユニット1004により選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定する。
この実施例において、第二選択ユニット1004は第一選択ユニット1001により選択される下りリンク参照信号に関連したランダムアクセスプリアンブルのうちから同じ確率で1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定することができる。
この実施例において、前記ランダムアクセスプロシージャがシステム情報のリクエストのために開始され、かつ、前記システム情報によりリクエストされるリソースが既にネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供)されている場合、前記第二選択ユニット1004はランダムアクセスプリアンブルの索引に関連したパラメータ(ra-PreambleStartIndex)に基づいて確定されるランダムアクセスプリアンブルのうちから第一選択ユニット1001により選択される下りリンク参照信号に対応する1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択されるランダムアクセスプリアンブルの索引に設定することができる。
少なくとも1つの実施例において、前記設定ユニット1003は前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号(選択される下りリンク参照信号及び/又は選択される下りリンク参照信号とQCL関係を有する下りリンク参照信号)に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定することができる。
少なくとも1つの実施例において、ネットワーク装置が下りリンク制御情報によりランダムアクセスプリアンブルの索引を指示(又は明示的に提供)し、かつ前記ランダムアクセスプリアンブルの索引が0b00000でない場合、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号(第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号)は前記下りリンク制御情報に含まれ、又は、前記下りリンク制御情報により通知される下りリンク参照信号とQCL関係を有する。即ち、第一選択ユニット1001が選択する上述の第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号は上述の下りリンク制御情報により通知され、又は、前記下りリンク制御情報により通知される下りリンク参照信号とQCL関係を有する。例えば、選択されるのは第一下りリンク参照信号であり、該第一下りリンク参照信号は上述のDCIにより通知され、又は、上述の第二下りリンク参照信号は上述のDCIにより通知される。また、例えば、選択されるのは第二下りリンク参照信号であり、第一下りリンク参照信号は上述のDCIにより通知され、又は、該第二下りリンク参照信号は上述のDCIにより通知される。
この実施例において、前記下りリンク制御情報における複数の下りリンク参照信号はQCL関係を有し、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号(第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号)は前記複数の下りリンク参照信号のうちから選択され、かつ前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号は1つ又は複数ある。
少なくとも1つの実施例において、前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号が以下のような条件のうちの1つを満足する場合、前記第一選択ユニット1001は前記第一下りリンク参照信号を選択し、又は、前記第二下りリンク参照信号を選択し、又は第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号を同時に選択する。これらの条件は以下のことを含み、即ち、
前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
少なくとも1つの実施例において、前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きい場合、前記第一選択ユニット1001は前記第一下りリンク参照信号を選択し;第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きい場合、第一選択ユニット1001は前記第二下りリンク参照信号を選択する。
この実施例において、前記第一下りリンク参照信号が以下のような条件1のうちの少なくとも1つを満足する場合、第一選択ユニット1001は第一下りリンク参照信号を選択し;第二下りリンク参照信号が以下のような条件2のうちの少なくとも1つを満足する場合、第一選択ユニット1001は第二下りリンク参照信号を選択する。
条件1は以下のようなことを含み、即ち、
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;及び
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
条件2は以下のようなことを含み、即ち、
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)に含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報(rach-ConfigDedicated)により指示(又は明示的に提供)され;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられることである。
少なくとも1つの実施例において、前記第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、前記第一選択ユニット1001は前記第一下りリンク参照信号を選択し、前記第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、第一選択ユニット1001は前記第二下りリンク参照信号を選択する。
この実施例において、前記ランダムアクセスリソースが以下のような条件3のうちの少なくとも1つを満足する場合、第一選択ユニットは第一下りリンク参照信号を選択し;ランダムアクセスリソースが以下のような条件4のうちの少なくとも1つを満足する場合、第一選択ユニットは第二下りリンク参照信号を選択する。
条件3は以下のようなことを含み、即ち、
第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報によりリクエストされるリソースであるということである。
条件4は以下のようなことを含み、即ち、
第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報によりリクエストされるリソースであるということである。
この実施例では、少なくとも1つの例において、前記非競合ランダムアクセスリソースはビーム失敗回復のためにリクエストされるリソースであり、また、前記非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置からRRCシグナリングにより提供される。
この実施例では、少なくとも1つの例において、前記非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は通知)される。
この例では、少なくとも1つの例において、前記ランダムアクセスプロシージャはシステム情報のリクエストのために開始され、また、前記システム情報によりリクエストされるリソースは前記ネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供)される。
本発明の実施例において、前記ランダムアクセスリソースはPRACH機会であり、前記確定ユニット1002は連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定(又は選択)する。
この例では、連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す。
この実施例において、前記確定ユニット1002は、前記端末装置のMAC実体が前記連続したPRACH機会のうちから同じ確率で選択した1つのPRACH機会を前記次の1つの使用可能なPRACH機会とすることができる。
本発明の実施例において、図10示すように、前記装置1000はさらに以下のものを含む。
処理ユニット1005:第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号(第四下りリンク参照信号であり、即ち、前述第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号である)が第三下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、前記処理ユニット1005はパワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせ、前記第三下りリンク参照信号は前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号である。
1つの実施例において、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号はSSBであり、前記第三下りリンク参照信号はSSBであり、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号SSBと前記第三下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する。
もう1つの実施例において、前記第三下りリンク参照信号がCSI-RSであり、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号がSSBである場合、前記第三下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前記第一選択ユニット1001が選択するSSBとQCL関係を有する。
またもう1つの実施例において、前記第三下りリンク参照信号がSSBであり、前記第一選択ユニット1001が選択する下りリンク参照信号がCSI-RSである場合、前記第一選択ユニット1001が選択するCSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前記第三下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する。
図11は本発明の実施例におけるもう1つのランダムアクセス装置を示す図であり、図11示すように、該装置1100は選択ユニット1101及び確定ユニット1102を含み、選択ユニット1101は第一下りリンク参照信号を選択(又は確定)するために用いられ、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有し;確定ユニット1102は連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定するために用いられる。
本発明の実施例において、前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す。
少なくとも1つの実施例において、前記確定ユニット1102は、前記端末装置のMAC実体が前記連続したPRACH機会のうちから同じ確率で選択した1つのPRACH機会を前記次の1つの使用可能なPRACH機会とすることができる。
図12は本発明の実施例におけるまたもう1つのランダムアクセス装置を示す図であり、図12に示すように、該装置1200は処理ユニット1201を含み、選択される下りリンク参照信号が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、処理ユニット1201は、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる。
少なくとも1つの実施例において、選択される下りリンク参照信号はSSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号はSSBであり、選択される下りリンク参照信号SSBと前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号がCSI-RSであり、選択される下りリンク参照信号がSSBである場合、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、選択される下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する。
少なくとも1つの実施例において、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号がSSBであり、選択される下りリンク参照信号がCSI-RSである場合、選択される下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するのSSBは、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する。
本発明の実施例における装置によれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
<第四側面の実施例>
本発明の第四側面の実施例ではさらに設定装置が提供され、該装置はネットワーク装置に構成され、該装置が問題を解決する原理は第二側面の実施例の方法と類似しており、その具体的な実施については第二側面の実施例を参照することができ、ここでは内容が同じである重複説明が省略される。
図13は本実施例における設定装置1300を示す図であり、図13示すように、該装置1300は以下のものを含む。
送信ユニット1301:第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信する。
本発明の実施例において、前記第一設定情報は以下のような情報の1つ又は複数を含み、即ち、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものである。
本発明の実施例において、前記第二設定情報は以下のような情報の1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示している、もの;
前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものである。
本発明の実施例において、前記第三設定情報は以下のような情報の1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
同期信号又はブロードキャストチャネルの索引である。
少なくとも1つの実施例において、前記第一設定情報はビーム失敗回復設定情報エレメント(BeamFailureRecoveryConfig information element)であり;前記第二設定情報はランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメント(RACH-ConfigDedicated information element)であり;前記第三設定情報は下りリンク制御情報(DCI)である。
少なくとも1つの実施例において、前記第一設定情報が前記第一下りリンク参照信号を含むときに、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はビーム失敗回復のための候補ビーム及び関連付けられたランダムアクセスパラメータを標識するために用いられる。
少なくとも1つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してBFRを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である。
少なくとも1つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してCFRAを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である。
少なくとも1つの実施例において、前記非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であり、Q=1であり、又はQが通知されず、又はアンライセンスバンドにある場合、各RACH機会の参照信号の数はssb-perRACH-Occasionである。
少なくとも1つの実施例において、前記非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であり、各RACH機会の参照信号の数はQ*ssb-perRACH-Occasionである。
本発明の実施例における装置によれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
<第五側面の実施例>
本発明の実施例ではさらに端末装置が提供され、そのうち、該端末装置は第三側面の実施例に記載されたランダムアクセス装置を含む。
図14は本発明の実施例における端末装置を示す図である。図14示すように、該端末装置1400は中央処理器1401及び記憶器1402を含んでも良く、記憶器1402は中央処理器1401に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに他の類型の構造を以って該構造に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現することもできる。
1つの実施方式において、第三側面の実施例に記載された装置の機能は中央処理器1401に統合することができ、中央処理器1401により第三側面の実施例に記載された装置の機能を実現することができる。そのうち、第三側面の実施例に記載された装置の機能はここに合併され、ここではその詳しい説明を省略する。
もう1つの実施方式において、第三側面の実施例に記載された装置は中央処理器1401と別々で配置されても良く、例えば、該第三側面の実施例に記載された装置を、中央処理器1401に接続されるチップとして構成し、中央処理器1401の制御により該第三側面の実施例に記載された装置の機能を実現しても良い。
図14に示すように、該端末装置1400はさらに通信モジュール1403、入力ユニット1404、音声ユニット1405、表示器1406、電源1407などを含んでも良い。なお、端末装置1400は図14に示す全部の部品を含む必要がない。また、端末装置1400はさらに図14に無い部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照することができる。
図14に示すように、中央処理器1401は制御器又は操作コントルールと称される場合があり、マイクロプロセッサや他の処理装置及び/又は論理装置を含んでも良い。該中央処理器1401は入力を受信して端末装置1400の各部品の操作を制御することができる。
そのうち、記憶器1402は例えば、バッファ、フレッシュメモリ、HDD、可移動媒体、揮発性記憶器、不揮発性記憶器又は他の適切な装置のうちの1つ又は複数であっても良く、上述の設定に関する情報を記憶することができ、さらに情報処理用のプログラムを実行することができる。また、中央処理器1401は該記憶器1402に記憶された該プログラムを実行することで情報の記憶や処理などを実現することもできる。なお、他の部品の機能は従来と類似しているため、ここではその詳しい説明を省略する。また、端末装置1400の各部品は専用ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組み合わせにより実現されても良いが、そのすべては本発明の範囲に属する。
本実施例における端末装置によれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
<第六側面の実施例>
本発明の実施例ではさらにネットワーク装置が提供され、そのうち、該ネットワーク装置は第四側面の実施例に記載の設定装置を含む。
図15は本発明の実施例におけるネットワーク装置の1つの実施方式の構成図である。図15に示すように、ネットワーク装置1500は中央処理器(CPU)1501及び記憶器1502を含んでも良く、記憶器1502は中央処理器1501に接続される。そのうち、該記憶器1502は各種のデータを記憶することができ、また、情報処理用のプログラムをさらに記憶することができ、かつ、中央処理器1501の制御下で該プログラムを実行することで、端末装置により送信される各種の情報を受信したり、端末装置に各種の情報を送信したりすることもできる。
1つの実施方式において、第四側面の実施例に記載された装置の機能は中央処理器1501に統合することができ、中央処理器1501により第四側面の実施例に記載された装置の機能を実行することができる。そのうち、第四側面の実施例に記載された装置の機能はここに合併され、ここではその詳しい説明を省略する。
もう1つの実施方式において、第四側面の実施例に記載された装置は中央処理器1501と別々で配置されても良く、例えば、該第四側面の実施例に記載された装置が中央処理器1501に接続されるチップとして構成され、中央処理器1501の制御により該第四側面の実施例に記載された装置の機能を実現しても良い。
また、図15に示すように、ネットワーク装置1500はさらに送受信機1503やアンテナ1504などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似しているから、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置1500は図15に示す全部の部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置1500はさらに図15に無い部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照することができる。
本実施例におけるネットワーク装置によれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
<第七側面の実施例>
本発明の実施例ではさらに通信システムが提供され、該通信システムはネットワーク装置及び端末装置を含み、ネットワーク装置は例えば、第六側面の実施例に記載されたネットワーク装置1500であり、端末装置は例えば、第五側面の実施例に記載された端末装置1400である。
本実施例では、該端末装置は例えば、gNBがサービングするUEであり、それは第三側面の実施例に記載された装置の機能に加えて、第五側面の実施例に示すような端末装置の通常の構成及び機能を含んでも良いが、ここではその詳しい説明を省略する。
本実施例では、該ネットワーク装置は例えば、NRにおけるgNBであっても良く、それは第四側面の実施例に記載された装置の機能に加えて、第六側面の実施例に示すようなネットワーク装置の通常の構成及び機能を含んでも良いが、ここではその詳しい説明を省略する。
本実施例における通信システムによれば、ランダムアクセスの成功率を向上させることができる。
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、端末装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに前記端末装置で第一側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに端末装置で第一側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ネットワーク装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに前記ネットワーク装置で第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータにネットワーク装置で第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
(付記1)
端末装置に構成されるランダムアクセス装置であって、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号を選択(又は確定)する第一選択ユニットであって、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有する、第一選択ユニット;及び
前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスリソースを確定(又は選択)する確定ユニットを含む、装置。
(付記2)
付記1に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有するとは、前記第一下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値が前記第二下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値と同じであることを指し、Aは物理ブロードキャストチャネル下りリンク復調参照信号(PBCH DMRS)シーケンスの索引であり、Qはネットワーク装置により設定されるパラメータ又は定値である、装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の装置であって、さらに、
前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスプリアンブルを設定(又は確定)する設定ユニットを含む、装置。
(付記3.0)
付記3に記載の装置であって、
前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号がネットワーク装置により送信される下りリンク制御情報に含まれる場合、前記設定ユニットは前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記下りリンク制御情報において指示(又は明示的に提供)される1つの索引に設定し、
前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号がネットワーク装置により送信される下りリンク制御情報に含まれない場合、前記設定ユニットは前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択される下りリンク参照信号に対応する(又は関連付けられた)1つの索引に設定する、装置。
(付記3.1)
付記3に記載の装置であって、
前記設定ユニットは前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号(選択される下りリンク参照信号及び/又は選択される下りリンク参照信号とQCL関係を有する下りリンク参照信号)に対応する(又は関連付けられた)1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定する、装置。
(付記3.2)
付記3に記載の装置であって、さらに、
前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に基づいてランダムアクセスプリアンブルを選択する第二選択ユニットを含み、
前記設定ユニットはランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記第二選択ユニットにより選択される前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に設定する、装置。
(付記3.3)
付記3.2に記載の装置であって、
前記第二選択ユニットは前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号に関連したランダムアクセスプリアンブルにうちから同じ確率で1つのランダムアクセスプリアンブルを選択する、装置。
(付記3.4)
付記3.2に記載の装置であって、
前記ランダムアクセスプロシージャが了システム情報のリクエストのために開始され、かつ、前記システム情報によりリクエストされるリソースが既にネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供)されている場合、前記第二選択ユニットはランダムアクセスプリアンブルの索引に関連したパラメータに基づいて確定されるランダムアクセスプリアンブルのうちから、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号に対応する1つのランダムアクセスプリアンブルを選択し、前記設定ユニットはランダムアクセスプリアンブルの索引を、選択される前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に設定する、装置。
(付記4)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
ネットワーク装置が下りリンク制御情報によりランダムアクセスプリアンブルの索引を指示(又は明示的に提供)しており、かつ前記ランダムアクセスプリアンブルの索引が0b00000でない場合、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号は前記下りリンク制御情報に含まれ、又は、前記下りリンク制御情報通知の下りリンク参照信号とQCL関係を有する、装置。
(付記4.1)
付記4に記載の装置であって、
前記下りリンク制御情報における複数の下りリンク参照信号がQCL関係を有し、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号は前記複数の下りリンク参照信号のうちから選択され、かつ前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号は1つ又は複数ある、装置。
(付記5)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号が以下のような条件のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号を選択し、即ち、
前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられるということ条件である、装置。
(付記6)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号が以下のような条件のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第二下りリンク参照信号を選択し、即ち、
前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられるという条件である、装置。
(付記7)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号が以下のような条件のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号を選択し、即ち、
前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられるという条件である、装置。
(付記8)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きい場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号を選択し;そうでない場合、前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きいときに、前記第一選択ユニットは前記第二下りリンク参照信号を選択する、装置。
(付記8.1)
付記8に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号が以下のような条件1のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号を選択し;そうでない場合、前記第二下りリンク参照信号が以下のような条件2のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第二下りリンク参照信号を選択し、
条件1は、
前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;及び
前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられる
ことを含み、
条件2は、
前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示(又は提供)され;
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示(又は明示的に提供)され;及び
前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられる
ことを含む、装置。
(付記9)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号を選択し;そうでない場合、前記第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが設定される場合、前記第一選択ユニットは前記第二下りリンク参照信号を選択する、装置。
(付記9.1)
付記9に記載の装置であって、
前記ランダムアクセスリソースが以下のような条件3のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第一下りリンク参照信号を選択し;そうでない場合、前記ランダムアクセスリソースが以下のような条件4のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは前記第二下りリンク参照信号を選択し、
条件3は、
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
前記第一下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報(SI)によりリクエストされるリソースである
ことを含み、
条件4は、
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースが非競合ランダムアクセスリソースであり;及び
前記第二下りリンク参照信号と関連付けられたランダムアクセスリソースがシステム情報(SI)によりリクエストされるのリソースである
ことを含む、装置。
(付記9.1.1)
付記9.1に記載の装置であって、
前記非競合ランダムアクセスリソースはビーム失敗回復のためにリクエストされるリソースであり、前記非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置からRRCシグナリングにより提供される、装置。
(付記9.1.2)
付記9.1に記載の装置であって、
前記非競合ランダムアクセスリソースはネットワーク装置から下りリンク制御情報(DCI)により指示(又は通知)される、装置。
(付記9.1.3)
付記9.1に記載の装置であって、
前記ランダムアクセスプロシージャはシステム情報のリクエストのために開始され、前記システム情報によりリクエストされるリソースは前記ネットワーク装置からRRCシグナリングにより指示(又は明示的に提供)される、装置。
(付記10)
付記1ないし3のうちの何れか1項に記載の装置であって、
前記ランダムアクセスリソースはPRACH機会であり、前記確定ユニットは連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定(又は選択)し、
前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す、装置。
(付記10.1)
付記10に記載の装置であって、
前記確定ユニットは、前記端末装置のMAC実体が前記連続したPRACH機会のうちから同じ確率で選択する1つのPRACH機会を前記次の1つの使用可能なPRACH機会とする、装置。
(付記11)
付記1ないし付記3のうちの何れか1項に記載の装置であって、さらに、
前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号が第三下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる処理ユニットを含み、
前記第三下りリンク参照信号は前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号である、装置。
(付記11.1)
付記11に記載の装置であって、
前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号はSSBであり、前記第三下りリンク参照信号はSSBであり、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号SSBと前記第三下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する、装置。
(付記11.2)
付記11に記載の装置であって、
前記第三下りリンク参照信号がCSI-RSであり、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号がSSBである場合、前記第三下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する、装置。
(付記11.3)
付記11に記載の装置であって、
前記第三下りリンク参照信号がSSBであり、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号がCSI-RSである場合、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前記第三下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する、装置。
(付記1A)
端末装置に構成されるランダムアクセス装置であって、
第一下りリンク参照信号を選択(又は確定)する選択ユニットであって、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有する、選択ユニット;及び
連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定する確定ユニットを含み、
前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す、装置。
(付記2A)
付記1Aに記載の装置であって、
前記確定ユニットは、前記端末装置のMAC実体が前記連続したPRACH機会のうちから同じ確率で選択する1つのPRACH機会を前記次の1つの使用可能なPRACH機会とする、装置。
(付記1B)
端末装置に構成されるランダムアクセス装置であって、さらに、
選択される下りリンク参照信号が前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる処理ユニットを含む、装置。
(付記2B)
付記1Bに記載の装置であって、
選択される下りリンク参照信号はSSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号はSSBであり、前記選択される下りリンク参照信号SSBと前記前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する、装置。
(付記3B)
付記1Bに記載の装置であって、
選択される下りリンク参照信号はSSBであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号はCSI-RSであり、前記選択される下りリンク参照信号SSBは、前記前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBとQCL関係を有する、装置。
(付記4B)
付記1Bに記載の装置であって、
選択される下りリンク参照信号はCSI-RSであり、前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号はSSBであり、前記選択される下りリンク参照信号CSI-RSとQCL関係を有するSSBは、前記前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号SSBとQCL関係を有する、装置。
(付記1C)
ネットワーク装置に構成される設定装置であって、
端末装置に第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信する送信ユニットを含み、
前記第一設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものであり、
前記第二設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示している、もの;
前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、ものであり、
前記第三設定情報は以下のような情報のうちの1つ又は複数を含み、即ち、
ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
同期信号又はブロードキャストチャネルの索引である、装置。
(付記1.1C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記第一設定情報はビーム失敗回復設定情報エレメント(BeamFailureRecoveryConfig information element)であり;前記第二設定情報はランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメント(RACH-ConfigDedicated information element)であり;前記第三設定情報は下りリンク制御情報(DCI)である、装置。
(付記2C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記第一設定情報が前記第一下りリンク参照信号を含むときに、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はビーム失敗回復のための候補ビーム及び関連付けられたランダムアクセスパラメータを標識するために用いられる、装置。
(付記3C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してBFRを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である、装置。
(付記4C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してCFRAを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である、装置。
(付記5C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であり、
Q=1であり、又はQが通知されず、又はアンライセンスバンドにある場合、各RACH機会の参照信号の数はssb-perRACH-Occasionである、装置。
(付記6C)
付記1Cに記載の装置であって、
前記非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であり、
各RACH機会の参照信号の数はQ*ssb-perRACH-Occasionである、装置。

Claims (15)

  1. 共有周波数スペクトルの操作を行う端末装置に設けられるランダムアクセス装置であって、
    第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号と関連付けられた値を選択する第一選択ユニットであって、前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号は疑似コロケーション(QCL)関係を有する第一選択ユニット;及び
    前記値に基づいてランダムアクセスリソースを確定する確定ユニットを含む、ランダムアクセス装置。
  2. 請求項1に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一下りリンク参照信号と第二下りリンク参照信号はQCL関係を有するとは、前記第一下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値が前記第二下りリンク参照信号に対応するmodulo(A,Q)の値が同じであることを指し、Aは物理ブロードキャストチャネル下りリンク復調参照信号(PBCH DMRS)シーケンスの索引であり、Qはネットワーク装置により設定されるパラメータ又は定値である、ランダムアクセス装置。
  3. 請求項1に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた前記値に基づいてランダムアクセスプリアンブルを設定する設定ユニットをさらに含む、ランダムアクセス装置。
  4. 請求項3に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記設定ユニットは前記ランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記値に対応する1つのランダムアクセスプリアンブルの索引(ra-PreambleIndex)に設定する、ランダムアクセス装置。
  5. 請求項3に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた前記値に基づいてランダムアクセスプリアンブルを選択する第二選択ユニットをさらに含み、
    前記設定ユニットはランダムアクセスプリアンブルの索引を、前記第二選択ユニットにより選択される前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に設定する、ランダムアクセス装置。
  6. 請求項1に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一下りリンク参照信号及び前記第二下りリンク参照信号が
    前記第一下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
    前記第二下りリンク参照信号のRSRPが閾値よりも大きく;
    前記第一下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
    前記第二下りリンク参照信号がビーム失敗回復を設定するための候補ビーム参照信号リストに含まれ;
    前記第一下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示され;
    前記第二下りリンク参照信号がネットワーク装置から下りリンク制御情報により指示され;
    前記第一下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示され;
    前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースがランダムアクセスチャネル専用設定情報により指示され;
    前記第一下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第一下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられ;及び
    前記第二下りリンク参照信号のために非競合ランダムアクセスリソースが設定されず、又は前記第二下りリンク参照信号が競合ベースのランダムアクセスプリアンブル選択プロシージャに用いられる
    という条件のうちの少なくとも1つを満足する場合、前記第一選択ユニットは第一下りリンク参照信号及び第二下りリンク参照信号と関連付けられた値を選択する、ランダムアクセス装置。
  7. 請求項1に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記ランダムアクセスリソースはPRACH機会であり、
    前記確定ユニットは連続したPRACH機会のうちから次の1つの使用可能なPRACH機会を確定し、
    前記連続したPRACH機会とは、前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との共通集合、又は前記第一下りリンク参照信号に対応するPRACH機会と前記第二下りリンク参照信号に対応するPRACH機会との和集合を指す、ランダムアクセス装置。
  8. 請求項1に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号が第三下りリンク参照信号とQCL関係を有する場合、パワーランピング関連カウンターが1増加するようにさせる処理ユニットをさらに含み、
    前記第三下りリンク参照信号は前回のランダムアクセスプリアンブル伝送時に選択された下りリンク参照信号である、ランダムアクセス装置。
  9. 請求項8に記載のランダムアクセス装置であって、
    前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号はSSBであり、前記第三下りリンク参照信号はSSBであり、前記第一選択ユニットにより選択される下りリンク参照信号SSBと前記第三下りリンク参照信号SSBはQCL関係を有する、ランダムアクセス装置。
  10. ネットワーク装置に設けられる設定装置であって、
    端末装置に第一設定情報及び/又は第二設定情報及び/又は第三設定情報を送信する送信ユニットを含み、
    前記第一設定情報は、
    第一下りリンク参照信号及び/又は第二下りリンク参照信号であって、前記第一下りリンク参照信号と前記第二下りリンク参照信号はQCL関係を有する、もの;及び
    ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、もの
    のうちの1つ又は複数を含み、
    前記第二設定情報は、
    ランダムアクセスチャネル専用設定情報であって、前記ランダムアクセスチャネル専用設定情報は前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号と関連付けられた非競合ランダムアクセスリソースを指示する、もの;
    前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号の標識であって、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はサービングセルにより送信される参照信号であり、また、端末装置が前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号を選択するときに前記第一下りリンク参照信号及び/又は前記第二下りリンク参照信号に対応するランダムアクセスプリアンブルは使用可能である、もの;及び
    ランダムアクセスプリアンブルの索引であって、前記ランダムアクセスプリアンブルの索引に対応するランダムアクセスプリアンブルは候補ビームを確定するために前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号に用いられる、もの
    のうち1つ又は複数を含み、
    前記第三設定情報は、
    ランダムアクセスプリアンブルの索引;及び
    同期信号又はブロードキャストチャネルの索引
    のうちの1つ又は複数を含む、設定装置。
  11. 請求項10に記載の設定装置であって、
    前記第一設定情報はビーム失敗回復設定情報エレメントであり、前記第二設定情報はランダムアクセスチャネル専用設定情報エレメントであり、前記第三設定情報は下りリンク制御情報(DCI)である、設定装置。
  12. 請求項10に記載の設定装置であって、
    前記第一設定情報が前記第一下りリンク参照信号を含むときに、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号はビーム失敗回復のための候補ビーム及び関連付けられたランダムアクセスパラメータを標識するために用いられる、設定装置。
  13. 請求項10に記載の設定装置であって、
    前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してBFRを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である、設定装置。
  14. 請求項10に記載の設定装置であって、
    前記ランダムアクセスプリアンブルの索引は、前記第一下りリンク参照信号又は前記第二下りリンク参照信号により標識される候補ビームを選択してCFRAを実行するときに端末装置が使用するプリアンブル索引である、設定装置。
  15. 請求項10に記載の設定装置であって、
    前記非競合ランダムアクセスリソースはRACH機会であり、
    Q=1であり、又はQが通知されず、又はアンライセンスバンドにある場合、各RACH機会の参照信号の数はssb-perRACH-Occasionである、設定装置。
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